- 1二次元好きの匿名さん21/11/07(日) 00:08:27
- 2二次元好きの匿名さん21/11/07(日) 00:09:51
- 3二次元好きの匿名さん21/11/07(日) 00:10:59
- 4二次元好きの匿名さん21/11/07(日) 00:12:11
俺は書きたいものは決めてから書いてるからそういうのないし基本的にエタる宣言最初にしてるから気楽
- 5二次元好きの匿名さん21/11/07(日) 00:17:07
- 6二次元好きの匿名さん21/11/07(日) 00:20:25
一度間を置いてモチベが戻らないならその程度の素材だったんだから気兼ねなく捨て置け
- 7二次元好きの匿名さん21/11/07(日) 00:27:14
- 8二次元好きの匿名さん21/11/07(日) 00:31:50
よこだけど、捨てろと言われて捨てられるネタなら捨てたらいいと思うよ
結局それが気になって先に進めなくなるならなんらかの取捨選択は必要だと思う - 9二次元好きの匿名さん21/11/07(日) 00:34:41
書いた文章を二週間くらい放置して、推敲してみたら?
- 10二次元好きの匿名さん21/11/07(日) 00:37:08
- 11二次元好きの匿名さん21/11/07(日) 00:43:41
俺は詰まったら一旦紙に出力してどこかにしまって放置、データも消す
時間を置いて読み直して考える
存在を忘れてたらそれはそれでいいやって割り切る - 12二次元好きの匿名さん21/11/07(日) 07:30:02
- 13二次元好きの匿名さん21/11/07(日) 07:33:03
みんなの意見比べると、俺は真面目に書きすぎてるのか...?
長期放置と紙に情報整理する、もっと捨てる選択肢を持つ、は意識してみる。
ありがとう。 - 14二次元好きの匿名さん21/11/07(日) 18:03:08
スレ立てたものです。
とりあえずSS書いたので、
これから放置して、夜に推敲したやつ上げてみます。
時間もっと置いた方がいいんじゃね?って意見は今回だけスルーで - 15二次元好きの匿名さん21/11/07(日) 18:09:35
執筆途中で湧いてくるよさげな新展開の七割は堅実な執筆作業からの逃げだ
と、昔の友人に言われた - 16二次元好きの匿名さん21/11/07(日) 18:13:34
身に染みる言葉だ.....
- 17二次元好きの匿名さん21/11/07(日) 18:14:32
クオリティ高い時があると思っちゃってるのがね
- 18二次元好きの匿名さん21/11/07(日) 18:15:54
そうならないように大まかに作って行ってちょっとずつ細部を詰めていくってやり方が普通だと思うんだけど
プロットとか下書きとか作ってもダメなん? - 19二次元好きの匿名さん21/11/07(日) 18:55:34
- 20二次元好きの匿名さん21/11/07(日) 21:14:39
スレ立てした者です。書いたやつ上げます。
今回はテーマの統制を意識しました。
文も極力削ぎ落とすことを意識したので、そこいらへんご指摘頂けると幸いです。
俺のメンタルなんか気にせず、突っ込んでくれ!!! - 21二次元好きの匿名さん21/11/07(日) 21:15:16
『タイムストップ』
筆を動かす。しばらくして、止まる。
反芻する行為は、男の神経をすり減らす。
紙に文字を並べ続ける行為に、果たして意味はあるのか。その答えに辿り着かないよう、机から目を逸らした。
時間を見る。
以前目にした数字から、一時間が過ぎていた。
早い。この時間で自分が残せた成果を確認する。即座に、誰かが嗤った。
圧迫した精神を癒すべく、電源を落としていたスマホに手を伸ばす。
時間が足りない。
またこの電子板に触れれば、時間なんてあっという間に過ぎるのだ。
時間が溶けていく。後に残ったものを振り返ったとき、何も無ければ溶けたというべきだろう。
現実は無情だ。
残したいのに、時間という対価を払ってもその保証は一切ない。
なんて、悪辣。
いっそのこと、時間なんて無くなってしまえばいい。
男は苛立ちながら手を戻した。指先はしっかりとスマホを掴んでいる。
また、怠惰な時間を貪るのか。
暗い画面に映る自分に叱咤された気がしたが、集中力の限界が近かった。
電源を入れ、まとめサイトを闊歩する。
- 22二次元好きの匿名さん21/11/07(日) 21:15:52
幾つ記事を巡ったか分からない。理性が創作に戻るべきだと告げた頃だった。
男は時間を確認した。罪悪感などはなく自然な流れで、自分が何分無駄にしたのか把握する。
表示時刻は、変わっていない。
ここで思い出す。サイトのコメント欄が増えていなかった。スマホの故障だと、男は思う。
なら代わりにテレビで時間を確認しよう。
電源を入れる。現れるのは、静止している液晶画面。テレビも故障か。と男は思い込みたかった。
だが、画面の隅に表示されている時刻は、スマホが示している時刻と同じ数字だった。
悪寒を覚えた男は、仕事用のカバンから別のスマホを取り出す。同じ数字。他に時計はなかったか。無い。
男は慌ててカーテンを引き、外を眺めた。清々しい晴天。その隅に、空中で何かが止まっている。下を見れば、喧しい近所の婆さんが直立したまま――
――数分前、自分が願ったものは何だったか。
まさか、叶えられた?
ワープを使えるようになりたいと、くだらない願いを何百と吐露してきたが、ここで成就するのか。
一体、なぜ。
男はなるべく現状をポジティブに受け止めようとした。
突然身に降りかかった非日常。
それに意味を込めるなら、
神様が、時間が足りずに何も残せない自分へ、奇跡を与えてくれたのだ。
筆を持ち、紙の前に座る。
このチャンスを逃す訳にはいかない。
男は筆を走らせる。走らせて、止まる。止まり、手を置く。筆を持つ。けれど、動かない。
思い付いた構想だけメモをする。時間を有意義に使うべく、男の持てる力を駆使する。はずなのに、書けない。
大丈夫。時は、動いていない。
動いていないからこそ、この奇跡を生かせない罪悪感が男をじわじわと侵食していく。
- 23二次元好きの匿名さん21/11/07(日) 21:16:22
卓上には、白い紙。
何十年かけて理解できた己の才能を見つめる。
それは、空虚だった。
今までの時間を、的確に表現していた。
あぁ、そうか。
神はこの為に時間を止めたのだ。
十年もしがみついている自分を哀れに思い、時の価値を奪ったのだ。
あまりにも滑稽。素晴らしいお節介。
瞬間、内臓が軋んだ。内側が燃えるように熱い。
熱が心臓に早鐘を打たせる。
悔しい。
悔しくて、たまらない。
男に生まれた感情は、それだけだった。
男はその一心で止まった時の中、筆を手に取る。筆を走らせる。
書く。書く。書く。
書いては駄作と投げ、
要らないと捨て、
同じ行為を永遠に繰り返す。
まるで、時が止まっているようだった。
- 24二次元好きの匿名さん21/11/07(日) 21:16:33
終わり
- 25二次元好きの匿名さん21/11/07(日) 23:21:58
次は、プロットいつもより細かく立ててみるか