- 1二次元好きの匿名さん21/11/07(日) 02:28:10
※今週のヤングジャンプ掲載の『かぐや様は告らせたい』のネタバレを含みます。アニメ派・単行本派の方はブラウザバックしてください。
※種にする文章の都合、カップリングネタ(主に白銀と早坂)を多分に含むことになると思います。苦手な方はブラウザバックしてください。
・今週のかぐや様の内容の一部を小説にして、小説AI「AIのべりすと」に続きを書かせたらどうなるか試してみました。
複雑な設定の作品をAIがどれくらい上手く解釈出来るのかを確かめたいと思います(建前)
会長と早坂がずっとイチャつく様を見るのが目的です(本音)
・AIに読ませる最初の500文字ほどはスレ主が書いています。今週のかぐや様の冒頭に地の文を足したものです。
・また、基本的なキャラ設定とストーリーも事前にキャラクターブックにざっくりと入力しています。
・「AIのべりすと」の仕様上、基本的に終わりがないですが、スレ主がそれなりにキリが良いと思ったところで切り上げます。
- 2121/11/07(日) 02:29:00
- 3121/11/07(日) 02:31:08
「はい。簡単なものなら私でも作れると思いますので」
愛の言葉に御行は驚いた。普段の彼女はかぐやの身辺警護が主任務であり、料理などしたことが無いと思っていたからだ。
「意外だな。そういうこともするんだ」
「そりゃしますよ。これでも一応メイドですからね。ただ、あまり凝ったものは無理ですよ。期待しないでくださいね」
「分かった。それじゃ……カレーライスが良いかな。できれば肉多めで」
「了解しました」
愛はエプロンを身につけると台所に立った。
その手際はなかなかのもので、あっという間に材料を切り終えて調理を始めた。
トントンと包丁の音が響き、フライパンの上で油が跳ねる。
鼻歌交じりに料理をするその姿は、とても楽しげであった。
(なんかこういうの新婚さんみたいで良いな)
などと御行は思ったが、口に出したらまた愛の機嫌を損ねるかもしれないと思い黙っていた。
しばらくして出来上がったのは野菜たっぷりのチキンカレーとサラダ、そして付け合わせのポテトと人参のグラッセ。
どれも美味しそうな香りを放っており、御行のお腹が鳴った。
「いただきます」
御行と愛は向かい合ってテーブルにつくと、早速スプーンを手に取った。
まずは一口、とばかりに御行がチキンカレーを口に運ぶ。
「…………うまい」
思わず御行が呟いた。 - 4121/11/07(日) 02:32:11
辛すぎず甘過ぎない絶妙な味付け。スパイシーな風味の中に隠し味で入れられたリンゴと蜂蜜の甘味が程よいアクセントになっている。
「どうですか?」
「うん。すごくおいしいよ。お前、こんな特技があったんだな」
「いえ、大したものじゃないんですけど。このくらいのことは出来て当然なので」
「謙遜すんなって。普通は出来ないぞ、こんなの」
御行が褒めても、愛は素直に喜ばなかった。
「まぁ、仕事でやっていることですから。それに、今でこそこうしていますが、昔はかぐや様の食事を作るのも私の役目だったので、自炊は慣れたものです」
「え?そうなの?」
「はい。まぁ、私は早坂家の人間でしたから。早坂家では使用人の教育も厳しく行われていました。家事もその一環だったんですよ」
「へぇー」
早坂家と四宮家がどういう関係だったのか、御行は詳しくは知らない。しかし、早坂という名前から察するに、おそらくかぐやの生家である四宮家に仕える使用人の家系なのだろう。
「早坂は四宮の分家筋だったりするのか?」 - 5121/11/07(日) 02:33:11
「いいえ。早坂は四宮本家の分家でしたが、特に何か特別な役職があるわけではありません。早坂家はただの使用人の家系です。早坂の家に生まれた者は、四宮家に奉公して仕える。それだけの存在でした。私もその例に漏れません。かぐや様にお会いするまでは」
「四宮に?」
「はい。かぐや様は幼い時分からとても聡明な方で、同年代の子供よりも遥かに大人びていらっしゃいました。そんなかぐや様はいつも私に優しく接してくれました。まるで本当の姉妹のように」
愛は懐かしむように目を細めた。
「だから、私がかぐや様をお守りしたいと思ったのです。かぐや様にとって、一番信頼できる存在になりたかった。そのために、私はかぐや様の侍女として、かぐや様の身の回りの世話をするようになりました。もちろん、かぐや様も喜んでくださいました。『ありがとう』と言ってくださるだけで、私は嬉しかった」
「そうか」
「でも、ある日を境に、かぐや様は変わってしまった。いつの間にか、かぐや様は笑わなくなってしまった。かぐや様は誰とも会おうとしなくなり、部屋に閉じこもるようになりました。でも、それは仕方ないことなのかもしれません。だって……」
そこで愛は言葉を詰まらせた。
「かぐや様は御行くんと出会ってしまったから」
「俺と?」 - 6121/11/07(日) 02:34:29
「はい。御行くんと出会って、御行くんと恋をして、御行くんと結ばれるために、かぐや様は今までの努力を全て捨ててしまった。そして、その代償として、今の孤独を選んでしまいました。全てを捨ててまで手に入れたかったものが、御行くんとの恋なら……私にはもう何も言う資格は無いと思っています」
「…………」
「かぐや様が幸せになるのは良いことのはずなのに、なぜか胸の奥がチクチクするんです。かぐや様が御行くんと一緒にいるところを見ると、なんだかもやもやするんです。どうしてなんでしょうね。あの人があんな風に笑うなんて、想像したこともなかったのに」
愛はどこか寂しげな表情を浮かべた。
「……愛」
「すいません。変なこと言いましたね。忘れてください」
「いや、別に構わないさ。ただ、これだけは言えると思う」
「何ですか?」
「お前は十分頑張ってるよ。四宮のことだけじゃなくて、自分のこともちゃんと見てやれよ」
「え?」
「お前は充分に努力しているよ。かぐやのために色々やってるだろ?料理とか掃除とか、そういうのって、なかなか出来るもんじゃないぞ。お前は凄いよ」
「あ、ありがとうございます。御行くんがそう言ってくれると、嬉しいです」
愛の頬が少し赤くなった。
「御行くんは優しいですね。かぐや様が羨ましいです」
「え?そ、そうかな」 - 7121/11/07(日) 02:35:45
「はい。御行くんみたいな彼氏がいて、かぐや様は本当に幸せなんだと思います」
「…………」
「どうかしましたか?」
「え?ああ、何でもない」
御行は慌てて首を振った。
(あれ?なんか、顔が熱いような……。気のせいだよな?)
御行は気を取り直して、愛の作ったカレーライスを食べ続けた。
「ごちそうさまでした」
「お粗末様でした」
「いや、マジで美味かったよ。また食べたいくらいだ」
「本当ですか!?」
愛は目を輝かせた。
「じゃあ、今度作ってあげます。約束ですよ!」
「ああ、分かった。楽しみにしてる」
「ふふっ♪」
愛は上機嫌に微笑んでいた。
「それでは、片付けを済ませてきますので、御行くんは先にお風呂に入っていてください」
「え?いや、洗い物は俺がやるからいいよ」
「いえ、今日は私が作りましたから、私の仕事です」 - 8121/11/07(日) 02:36:58
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- 21121/11/07(日) 02:54:49
キリが良さそうなので一旦ここまで切ります(書き溜めてあった分がここまで)。需要があれば続きも作らせます
事前に情報を与えておけばAIは思ったよりもちゃんと人間関係やストーリーを把握してくれるみたいです。
(たまに変な方向に行ったときにアンドゥして書き直させてるのもありますが)
ただ、妙にエロ展開に持っていこうとする傾向があるみたいで、風呂場のシーンはメチャクチャやり直しました。コンテンツフィルターあった方が良いかも - 22二次元好きの匿名さん21/11/07(日) 07:21:38
おつ
実際は恋の影響でアホ化してるから引きこもったとかに違和感あるけど結構読めるな
このハーサカ滅茶苦茶積極的だな…… - 23二次元好きの匿名さん21/11/07(日) 10:32:30
ちなみにキャラクターブックには圭ちゃんと親父も入れてあったのですが、基本的に帰宅しませんでした
(ちゃんとなぞらせたいなら脚注に大まかな流れを入れた方が良いかも
あと、かぐやと圭ちゃんと早坂をたまに混同してしまうので、そういう場合もアンドゥが必要でした
文章と設定から「会長とかぐやで恋愛関係がある」「圭は会長の身内である」「早坂は会長に好意を持っている」って情報を読み取った際に人物を取り違えてしまうのかも。この辺はAIの学習深度がまだ足りないのかな
まだ思ったよりも人の制御が必要だけど、思ってたよりもAIが書いたっぽくないって印象ですね
早坂の身の上話のあたりのくだりは与えた情報からほぼ正解を引いているのでAIって侮れないと思いました - 24二次元好きの匿名さん21/11/07(日) 10:45:40
すごいというかちょっと怖いなコレ。
コレは会長と早坂がそうなるのは解釈違いだから違和感あるけど、作品や話によっては1話丸々コレに書かせても気づかないんじゃないか?
なろうとかの投稿サイトだと丸々コレに書かせたの既に100個くらいありそう。 - 25二次元好きの匿名さん21/11/07(日) 15:57:09
もしハーサカがこれくらい積極的だったら遠からず神っちゃうだろな