俺じゃなかったらシービーは無敗の三冠になれてた……

  • 1二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 00:26:28

    …………どうしたの? 続けなよ。好きなだけ吐き出したらいいじゃない。

    あ、待って待って。次に出る言葉は「シービーにはこんな俺に相応しくない」あたりかな?
    あ、図星? それで「だからもっといいトレーナーを」みたいなこと言うんでしょ。わかるよ。
    じゃあ、早くもっと良いトレーナーを探しなよ。"キミ"は""ミスターシービー"に相応しくないんでしょ?

    くすっ、まるで鳩が豆鉄砲をなんとやらって顔してるね。ミスタートレーナー?
    ……言って欲しかったんでしょ、「そんなことない」って。「キミ以外にミスターシービーのトレーナーは務まらない」って。
    キミが望むのならアタシは受け入れるよ。いつまでも担当に「そんなことない」を求めてるトレーナーなんて要らないからね。

    ……ふふっ、随分と泣きそうな顔をしてるね。アタシとしてはもうどうでもいいんだけど、キミが本当に望んでいる言葉を出すなら、考えてもいいんだけどな


    それで……キミはなんて言うのかな?

  • 2二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 00:27:45

    背中の味だね

  • 3二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 00:28:14

    と言う感じの自己評価低いトレーナーに対して言葉責めするミスターシービーがいたらいいなぁと
    ちなみにここで本当に担当降りたとしてもお気に入りの服がもう着れなくなったから捨てたくらいの感覚でいて欲しい

  • 4二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 00:33:45

    ありがとう 新しい扉開けた悲しむシービーもありだがこれはこれでいいな...

  • 5二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 00:33:49

    一回踏み込んでおいて他のトレーナーに、なんてそんな都合の良い話が通るかねぇ……
    腹くくらないとねぇ……

  • 6二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 00:36:12

    そんな簡単に切り捨てるような相手選ぶかなあ…

  • 7二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 00:37:36

    >>6

    向こうが簡単に切り捨てようとしてるのになんで逆側はありえないってなるの?

  • 8二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 00:38:18

    その後に担当した子と自分の時にはしなかった楽しそうな顔を見てちょっとだけモヤってして欲しいですねぇ

  • 9二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 00:42:33

    いいや、絶対離れないであろうトレーナーに意地悪して倒錯的な欲求満たしてたCBがマジで別れ切り出されて、支配者なはずなのに全然余裕無い顔でトレーナーを理解らせると決まっている

  • 10二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 00:43:37

    内心を見透かされてオロオロしてるのを見て興奮するシービーもいいし、俺を捨てないでと言わせたがるシービーもいい

  • 11辻支援ですわ突貫工事ですわ23/01/12(木) 00:53:25

     ──本心半分、からかい半分であった。などと言葉を並べた所で後の祭りというものだ。もっともミスターシービーは別に後悔などしていないのだが。

    「ま、仕方ないか」

     シービーとトレーナーの契約解消は、トレセン内外で多少のざわめきを起こしはしたものの……特にこれといったイベントが起きるわけでもなく。手続きに則ってミスターシービーはフリーになり、トレーナーは別のウマ娘と契約をした。

    「……あ、『元』トレーナーみっけ」

     ぼんやりと窓の外を眺めていたシービーは、数日前に縁を絶ったトレーナーの姿を見つけた。なにやら楽しそうな笑顔で、新しい担当ウマ娘と談笑している。
     憑き物が落ちた、としか言いようがない変貌ぶりだった。重荷から解放された自然な笑顔。取り繕う仮面ではなく、自然体の微笑み。

    「楽しそー。……アタシの前であんな顔、したことあったっけ?」

     彼の自然な笑顔をいつ見たのかさえ思い出せない。
     それでもミスターシービーは、この結果を後悔していない。
     そう、思っている。

  • 12二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 01:05:14

    >>11

    あ〜...好きだ...

  • 13二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 01:05:45

    >>11

    いいね。こう本心で辛そうな顔が見てられなかったからこその優しさが見える感じとかちくりとした痛みとか


    あとこれはほんとに個人的な感想だけどこのシービーは使わなくなった小物を誰かにあげたら思いの外気に入ってよく使ってくれて「あー、勿体なかったかなぁ」という隣の芝になれば青く見える的な感じでいて欲しい

  • 14二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 01:09:04

    元の発言は見てる限りだと本心だったみたいね

  • 15二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 01:18:32

    定期的に吉永T湧くな…

  • 16二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 08:47:07

    共依存ルートはないのか?

  • 17二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 08:48:27

    保守するくらいならお前が続きを書け

  • 18二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 09:00:02

    >>17

    文才ないんでむりですねぇ...

  • 19二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 09:02:22
  • 20二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 09:55:20

    >>14

    強い馬に乗る騎手ほど負けた時ライナーになるのだ

  • 21二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 09:56:33

    新海誠作品を見た気分だ

  • 22二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 10:16:25

    個人的にはシービーにだけは弱いところ見せないでほしいって願望がある、で同期とかの飲みの時とかにこういうふうに愚痴っててほしい

  • 23二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 12:13:28

    >>11

    時間が経って小さかったモヤモヤが段々大きくなってそう

  • 24二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 12:57:28

    いつか爆弾がドカンと爆発しそうな関係、嫌いだけど好き

  • 25二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 13:58:01

    >>22

    わかるわ

    このスレの概念とは似たように見えて大きな差がありそう

  • 26二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 14:02:40

    >>19

    出来ないんだよお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛

  • 27二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 14:05:09
  • 28二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 18:28:40

    私はこの概念を素晴らしいSSにする構想を思いついたが、ここに書くには文字数が足りない。

  • 29二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 18:30:57

    >>28

    なんだろうすごく色々語れる話だと思うが上手く形にできない私も居るがそんなことはどうでもいい書くのだ

  • 30二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 20:45:38

    言ってしまった。ふと口から本心をこぼしてしまい、青ざめるほどの後悔がおし寄せて思わず顔を伏せる。長い時間を共に過ごした彼女に対して、絶対に言ってはならないことだった。二人で試行錯誤を繰り返してトレーニングに明け暮れ、築き上げてきたお互いの信頼を自ら踏みにじるような発言だ。きっとこんなことを言うトレーナーに失望しただろう。あまりの不甲斐なさに憐れんでいるかもしれない。それとも怒りに震えているだろうか。とにかく謝らなければ、と思い顔を上げると、シービーはキョトンとした顔でこちらを見ていた。
    「うん?それがどうしたの?」
    彼女は真っ直ぐとこちらを見たまま首を傾げる。
    「確かにキミより指導力があるトレーナーだったらもっとレースで勝ててたかもしれないけど、それが何?」
    何も返事ができなかったが、すぐに彼女は続けた。
    「ああ、分かった。アタシがもっと勝ててれば、歴史に偉業が残るウマ娘になってたとか思ってるんだ。……なるほどね。」

  • 31二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 20:46:22

    「ミスタートレーナー。キミは何の意味のない懺悔をしているようだからはっきり言うけど、アタシは偉業のために走ってるわけじゃない。」
    「たくさんレースに勝って名声を得るためでもお金を稼ぐためでも闘争心を満たすためでもない。ただ自由に走りたいから走ってるんだよ。」
    そんなことも忘れちゃったのかな、と彼女は悪戯っぽく微笑んでピン、と額を指で弾いてきた。
    ……ああ、どこまで自分は愚かなんだろう。胸の奥から熱が込み上げ、唇が震えるのを堪えるので精一杯だった。
    「キミ以外のトレーナーについた方が自由に走れるようになるって言うなら、他でもないキミの助言だし考えるけどね。そうじゃないなら却下するよ。」
    「ミスター。ミスタートレーナー。それじゃそろそろ聞いてもいいかな?アタシのトレーナーは誰?」
    答えは決まりきっていた。

  • 32二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 21:02:06

    うわーお、飄々してるようで頑固さが取り繕えてないシービーの性格がすごく綺麗に描写されてる……

  • 33二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 21:32:03

    スレを覗いたら込み上げてくるものがあって書いてしまった、感想もらえて嬉しい
    よく分かんないとこ多いシービーだからどんなキャラか色々な解釈を見たい

  • 34二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 03:51:35

    CBは史実からしても他人から感情のベクトルを向けられることにこだわってそうなので唯一「俺のせいで...」という負のデカ感情を向けてくれるトレーナーの存在が愛おしくてしょうがない概念は私性合

    むしろ罪悪感を抱えたトレーナーの姿にゾクゾクしていて欲しい

  • 35二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 13:10:44

    何事にもとらわれない飄々とした自由人で、本人も周りもその通りだと思っているのが、実はお気に入りの人や物にだけは強い執着心を持つ気性だった、という隠れた本性がでてきて、ようやくその自覚が芽生える時には、もう既にトレーナーが自分から離れていった後であった、とかね。
    無自覚な隠れた自分の本性に気付くためには、大切な何かが失われるという切っ掛けがないと気付けないからね。
    そして自分自身でその事を自覚できるまでは、毎日毎日いつも言葉に出来ない漠然とした喪失感でうにゃうにゃとした気持ちで過ごすしか出来ないんだよね。

  • 36二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 23:20:49

    トレーナーに執着していてもいいし、していなくてもいいし
    していないように見せかけて実はしているでもいいし
    失って初めて執着していたと気づいてもいいし
    無敵じゃないかシービーは

  • 37二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 03:30:41

    ここはやはり、シービーとトレーナーの関係性が重要なんだよ。
    つまりどういう事かというと、タキオンとモルモットの関係のように、才能はあるのに性格が自由すぎて指導する担当がつかないシービーと、才能ある走りの美しさに魅了されて脳を焼かれた新人トレーナー、そんな二人が出会って担当契約を結ぶんだが、本来なら指導者で大人の立場のトレーナーが担当をリードしていくはずなのに、シービーの性格から立場が逆転、担当のシービーが主導権を握ってトレーナーを自由気ままな行動に巻き込んでいって、リードしていく。
    その関係にしたって、最初のうちはいくら担当トレーナーといっても、あくまで自分の走りのファンみたいなものだし、あれこれ言わずに自由にやらせてくれるから、という理由で名目だけのトレーナー兼ファン扱いをしてくるシービーは、事あるごとにイケメンムーブで翻弄して情緒を乱してくる。
    そうしたゆるい関係でも才能があるから三冠に王手をかけるものの、そこで初めての敗北を喫してしまう。
    トレーナーは、自分が大人としてもトレーナーとしても頼りなくてちゃんとした指導やトレーニングができなかったせいだ、と思い詰めてライナー状態。
    シービーの方は、無敗とか三冠とかより、これまで通りに楽しく自由にやれて面白く走れる方が大事なのに、と思うものの、トレーナーが自責の念に苦しんでいるのを見ると、自分の我が儘な自由さに付き合わせたせいで、その結果こんなに苦しませてしまったのだと気づき、もうお互いが傷つかないようにするには担当契約を解除して自由になった方が救われるのかも、と思い始める。

  • 38二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 03:30:58

    そんなうまくいかない状況が続く中で何とか関係を取り繕う事で一年が経過して、そしてシンボリルドルフが三冠達成、このニュースを聞いたトレーナーがふと口を滑らせてシービーに「俺じゃなかったらシービーは無敗の三冠になれてた……」なんて事を言ってしまう。

    一度口から出た言葉はグチャグチャの感情とともに止める事が出来ずに吐き出されて、「時代や環境のせいじゃなくて…俺が悪いんだよ…シービーに三冠を勝たせてやれなかったのは…俺のせいだ…もう…嫌なんだ…自分が…俺を…殺してくれ…もう…消えたい…」とライナーになってしまったトレーナー。

    その姿を見たシービーは、もうこれ以上、今までの様な自由気ままな関係を維持し続ける事が不可能なのだと悟ってしまう。

    その姿を見て、トレーナーを傷つけないように、もうトレセン学園からもレースの世界からも引退してしまおうか、などといった考えが頭をよぎった時、シービーは自分の中で自由に走る事や楽しく走る事よりもトレーナーの事を傷つけないようにしたいという願いが大きくなっていた事を自覚する。


    #ウマ娘プリティーダービー 「テイオー」が「ライナー」に見える病 - どノレま💲のイラスト - pixiv三冠逃すとだいたいこうなるwww.pixiv.net
  • 39二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 03:31:18

    その時、今までは自分の気分だとか、自由さ、楽しさの為にレースを走っていた事、そしてそうした自分の我が儘にいつもトレーナーは付き合ってくれていた思い出が脳裏をよぎる。

    そうだ、せめて最期くらいは、自分の為じゃなくてこの人のために勝利を贈ろう、そしてそれで終わりにしよう、レースも、この関係も。

    それが自分に出来る最初で最期のプレゼント。


    「ねぇ、トレーナー…、今さら私は三冠バにはなれないけれど…けど…、それでもね、あなたが最高のトレーナーで、その指導は何も間違ってなくって、そして何より、『あなたの愛バ』はどんな三冠バより強くて、速くて、最高のウマ娘だって事は、証明してあげられるよ…だからね、一緒に勝とうよ、有馬記念。そこでルドルフを倒そう。クリスマスプレゼントには最高の勝利を約束するよ。だから、消えたいだなんてそんな悲しい事言わないでよ…私は…君と勝ちたいんだ…だから…せめてそれまでは…私の我が儘に付き合ってくれないかな…」


    ……育成目標が更新されました。


    「1984年第29回有馬記念で一着」


    JRAホームページ|データファイル|競走成績データwww.jra.go.jp
  • 40二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 14:34:31

    むしろ担当トレーナーとシービーとの関係が、いったんは破局していってからの曇らせ展開と、そこからまた関係を構築しなおしてやり直し始めるまでの展開が、なんかこう、いい感じになったりはしないだろうか?

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