- 1二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 14:58:53
「そういう気遣いみたいなのほんと要らないので、ちゃんとお願いしますー。ん」
こちらの言葉に困ったような表情を返して、躊躇いがちに彼の手が私の肌へ触れる。
大きくて温かい、私を救うための手。その指がゆっくりと沈み込んでいく。
「っ……ふっ、ぅあ゛……」
思わず声が漏れ出てしまった。
カエルを轢き潰したみたいな、弱くて情けない声。
恥ずかしいなと思うより先に、頭の中がふわふわと踊る。
ぎゅっと力が込められるのを感じると、目の前がフラッシュを焚いたようにパシパシと光る。
光って、暗くなる。ステージの幕が降りたみたいに。
気持ちいいな。
これがずっと続けばいいと思う。
ずっと続けて欲しい。ずっと。
ずっとつづけて、きもちいいまま、そのままもっと、そのま―――――――――――――――――
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―――――――――――――――――――――――――――あ
「―――ぁっ……ぅ、げほっ!! げほっ! う゛っ……!」
意識を手放しきる寸前、喉を締め上げていた手の力が唐突に緩められ、堰き止められていた血液がまるで逆流する滝のように脳へと昇る。
視界が黒い砂嵐で包まれて五月蠅い。耳がキーンと鳴って前が見えない。
ああ、それでも生きてる。生きてた。まだ。
ぜんぜん、生きてる。こんなやつが。
「――まだ……もっと……」
離れかけたワイシャツの袖を掴んで再び首元へと誘う。
大きくて温かい、私を救うための手。
でも、掬い上げてもらう事なんて望んでない。
私の居場所は
暗くて冷たい、奈落の底がいい。 - 2二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 14:59:51
やめろ
やめてくれ
幸せになるんだ - 3二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 15:11:13
自傷癖ある子は首絞めプレイにハマりがち
- 4二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 16:19:17
死にかける寸前が一番生きてる実感を得られるからね
- 5二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 17:32:09
わかる。シャニPに首絞められたいよね。
- 6二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 18:35:35
にちかの頼みを断れないシャニPは抜ける