【CP注意】……この匂い……お嬢さん、さっきまで

  • 1二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 22:42:11

    ウタ「うわああああぁぁぁぁん!!」ギュウゥゥ!

    ルフィ「どうどう、大丈夫だから、な?ウタ」サスリサスリ

    ウタ「ウウウゥゥ…………ルフィ…………!」

    シャンクス「……ウタ、俺達がずっと側に居る。だから寂しい事なんて何一つ無いんだ。だから、安心して泣いていいんだぞ、な?」ギュ

    ウタ「ウウウゥゥ……………シャンクスゥ……………!」

    ウタ「うわあああああぁぁぁぁぁん!!ああああああぁぁぁぁぁん!!」ギュウウゥゥ!!

    ーーーーー

    モモンガ「……彼女は……本当に助かるのでしょうか……」

    藤虎「……あの二人を信じやしょう。今あっしらに出来るのはそれぐらいのもんです」

    モモンガ「しかし、やはり海賊に任せておくというのは……」

    藤虎「……それでも、あのお嬢さんにとっちゃぁ大切な者だというのに変わりはねぇ。なら、部外者がこれ以上あれこれ口を挟むのは野暮ってもんでさぁ……」

    モモンガ「そうは言っても………」

    藤虎「……きっと、良い目に転んで行きやすよ」

  • 2二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 22:43:12

    ………何が起きた?

  • 3二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 22:43:33

    続けて

  • 4二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 22:44:18

    藤虎は
    あんたみたいな
    人だと思う

  • 5二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 22:45:55

    自分のしでかした事の大きさに気がついて後悔するウタとそれを宥めるルフィか?

  • 6二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 22:47:28

    モモンガが心配しているってあのもしかしてその…

  • 7二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 23:00:04

    ・・・少し前
    ウタ「うわああああぁぁぁぁん!!」ギュウゥ!

    藤虎「………」

    モモンガ「………」

    ルフィ「サスリサスリ………えっと…………トバクのおっさん?」

    藤虎「なんでございやしょうか」

    ルフィ「……悪ぃんだけど……もっかい、言ってくんねぇか。ウタが食べたっていう………キノコの名前」

    モモンガ「私からも、お願い出来ますか。……聞き馴染みが無さすぎて、情けない事に少々困惑していまして……」

    藤虎「ではもう一度言いやしょう。……あっしの鼻に狂いが無ければ……お嬢さんが食べたキノコ、恐らくは………ネキノコだと思われやす」

    ルフィ「………ネ……ネキ……ノコ?………」

    モモンガ「………こう言うのも無礼ですが……何ですか、その一瞬で思いつきそうな単純な名前のキノコは………」

  • 8二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 23:27:09

    藤虎「……ネキノコは、ネズキノコの変異種であり、本元のネズキノコよりやや薄い色の傘を持ってるのが特徴でございやす。長年の専門の方でもねぇと、見分けるのは困難と言われており……」

    ウタ「うわああああぁぁぁぁん!!」ギュウウ!

    ルフィ「……そんで、ウタがこんなになってるのもそのキノコのせいなんだな?」サスリサスリ

    藤虎「ええ。これまで報告された症例によると、ネキノコを食べた者はみな感情の制御が出来なくなり、悲しみと寂しさの感情を増大させる傾向にある……そう、本に載っていやした」

    ウタ「うわああああぁぁぁぁん!!」ギュウウゥ!

    モモンガ「……あの……もう一つ聞きたいのですが………そのキノコを食べて死んでしまう、といった事などは……」

    藤虎「ありやせん」

    モモンガ「ほ……」

    藤虎「……いや……すいやせん。今のには語弊がありやした。食べてもすぐに死んでしまう、といった事は無いんですが……このまま何もしなければ、お嬢さんは死に向かって行く事になっちまいます」

    ルフィ「え!?」

    モモンガ「な!?」

  • 9二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 23:28:47

    何そのウタ絶対○すキノコこっわ…

  • 10二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 23:33:15

    名前が単純だし、効果もずっと泣き続けて体中の水分失うからっていうシンプルだけど放置したらヤバイやつかな?

  • 11二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 23:34:55

    そうだよね。ウタの元々の寂しさを増大したら「もういっか○のう」スンッって唐突になりそう

  • 12二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 23:46:24

    藤虎「ネキノコには人をしに至らしめる毒の成分は無い……が、代わりにネズキノコに含まれている不眠の毒の成分がより強力になっている、とか」

    モモンガ「不眠……つまり、今の彼女は眠れなくなっているのですか」

    ルフィ「おっさん!!で、どんぐらいまでウタは寝れなくなっちまってんだよ!!」

    藤虎「……おおよそ、約一ヶ月だとか」

    ルフィ「い!?」

    モモンガ「一ヶ月!?あんな小さなキノコ一つ食べただけで、そこまでの効果があるのですか!?」

    藤虎「あっしも、あくまで本で読みかじっただけですが……実際に眠れなくなり、亡くなった方もいらっしゃったようで」

    ルフィ「じゃあこのままだと、ウタも眠れないまま死んじまうんじゃねぇのか!?」

    モモンガ「何か治療法は!?このままでは彼女だけでなく、眠り続ける市民まで共に死んでしまう事になりかねない!!」

  • 13二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 00:29:01

    藤虎「今すぐ眠らせたいのであれば、睡眠薬を投与すればそれで解決しやす。ネキノコの毒成分はネズキノコと違い、キノコを食べた人間が眠り、身体を回復さえ出来れば簡単に消えると本には在りやした……ただ」

    モモンガ「ただ?」

    藤虎「……厄介な事に、並の量ではなく大量の睡眠薬を投与しなければ、毒成分が阻害し眠らせる事は出来ないとか……それも、人体に影響が及ぶ可能性が有る程の量でないと効果が無い、とも」

    ルフィ「!?……んなの駄目に決まってんだろ!!それで眠れるようになっても、ウタになんかあったりすんのはぜってぇに嫌だからな!!

    モモンガ「だがこのままでは、今も眠り続ける市民達が衰弱していき、大勢が死んでしまうのだぞ!!……そんな事になるのなら………彼女一人の犠牲で済ませるのが最善なんだ……!!分かったのなら今すぐ彼女を」

    ウタ「うわああああぁぁぁぁ!!ルフィィィィ!!」ギュウウウゥ

    モモンガ「………我々に………」

    ルフィ「大丈夫だウタ、お前はぜってぇにおれが守ってやる。……泣いてるお前を、見捨てたりなんかしねぇ」ギュウ セナカポンポン

    ウタ「グス………アアァァ………ルフィ……」

    モモンガ「………わた………くっ…………イッショウさん…………!!」

    藤虎「………ええ、わざわざ言わなくとも、あっしも同じ気持ちでさぁ」

    モモンガ「………海兵としてあるまじき事だが………私には!!………………泣きじゃくり、男に縋り付く女性を引き剥がす事など…………出来ない…………!!」

  • 14二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 02:06:47

    医者ー!起きろー!

  • 15二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 02:17:35

    チョッパーとローを起こせ
    パンクハザードで覚醒剤を投与された子供達に対処した実績がある

  • 16二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 02:26:53

    医者を醒ませ

  • 17二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 09:05:04

    ルフィ「……ウタは絶対に渡さねぇ。こいつは、おれの友達だ。……やっと会えた、幼馴染みなんだ。それを、奪いたいって言うんなら………!!」ドントットット

    モモンガ「グッ!!」チャキ

    藤虎「御二方、そう殺気立つのはやめておくんなせぇ。今すぐ治療するのであればこれしか方法はねぇですが……なにも、治療法はそれだけとあっしは言ってはおりやせん。」

    ルフィ「え!?………じゃあ、あんのか!!毒を無くせる方法が、他にも!!」

    藤虎「ええ。……ただ」

    モモンガ「ただ?………その方法に、何か問題が?」

    藤虎「これには、失敗する可能性が有るもんで……博打を打つようなもんですが、それでも、睡眠薬を使うよりは確実に人体に影響を及ばすようなもんではねぇです」

    ルフィ「ウタが何にもなく治るんだったらそれでいい!!どうすりゃいいんだおっさん、教えてくれ!!」

    藤虎「……至極単純な事ですが……悲しみと寂しさを上回る程の、安心感と幸福感を与える。……そうすれば毒が消えると、本には記録されていやした」

  • 18二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 09:09:32

    藤虎本は部下に読んでもらったのかな

  • 19二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 10:17:54

    モモンガ「……安心感と、幸福感………もしや、先程から彼女が麦わらに縋り付き続けているのは……」

    藤虎「……恐らく、自分にそれを与えてくれる相手だというのを無意識に理解しているから、だと思われやす」

    ウタ「ああああぁぁぁ………あああああぁぁぁぁ………!!」ギュウウゥゥ

    ルフィ「……じゃあ、ウタがおれの側でずっとこうしてたら、その内勝手に治るんだな?」

    藤虎「………だと、いいんですが」

    ルフィ「まだ何か駄目なのか!?」

    藤虎「いえ、駄目という訳じゃねぇんですが……これまた厄介な事に、ネキノコから齎される毒成分は、食べた人間の元の感情に比例して悲しさと寂しさを増大させてしまうらしいです。……そのお嬢さんの状態から察するに、どうも相当なもんを内に仕舞い込んでたようで……」

    ウタ「グッス………ヒッグ………!!………ああああぁぁぁぁ!!」

    ルフィ「……それでも、おれがいないよりはよっぽどマシだろ」

    藤虎「少なくとも、見ず知らずでしかもお嬢さんを捕まえに来た赤の他人じゃあまず不可能なことでさぁ。……麦わらのルフィ、あんたにしか、このお嬢さんをどうにかしてやる事は出来ねぇ。……頼めますか」

    ルフィ「……当たり前だろ……!」

  • 20二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 10:39:45

    モモンガ「……ヌグゥ………やむを得んか……」

    藤虎「誰も犠牲にならないなら、これが最善の手でしょう。部外者は静かに引っ込んどきやしょうや。…………ところで………」

    モモンガ「どうかされましたか?」

    藤虎「………いや………先程からずっと気になる事があって……もしかしたら、無粋な事かもしれやせんが……モモンガ中将、周囲とあのお二人を見て何か違和感を感じやせんか」

    モモンガ「違和感?……いえ、観客達が眠っているだけで、他におかしな所は……………!?」

    藤虎「……気付きやしたか」

    モモンガ「………そうだ……何故もっと早く気付かなかったのだ!?言われずとも、これがおかしい状況だったというのに!!」

    ルフィ「?おっさん達、何が変なんだ?」

    藤虎「……あんたですよ」

    ルフィ「おれぇ?いや、おれは今日も元気だぞ?肉だってたらふく食えたし、身体に変なとこなんて」

    モモンガ「それがおかしい事なんだ!!……肉が食えた事がじゃないぞ。……麦わら!!貴様、何故お前だけ起きているのだ!!」

  • 21二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 11:44:26

    ルフィ「あ、おれが起きてる理由か?ちょっと頑張ってきた。そんだけの事だ!」

    藤虎「……具体的に、どう頑張りゃ目覚める事が出来たんですかい」

    ルフィ「えっと……前にな、ワノ国でカイドウとビッグマムと闘った時によ、トラ男の能力が効かなかったって、ウタの夢の中で思い出してな。それでよ、もしかしたら覇王色を目一杯だせば夢の中から出られるんじゃないかって思って、で、試しにやってみたら起きれたんだ、おれ!」

    藤虎「なるほど……経験が活きたってわけですかい」

    モモンガ「…………恐ろしい男になったものだ………いや待て。麦わら、貴様はいつそこが彼女の世界の中だと気づいた?誰か、協力者でもいたのか?」

    ルフィ「ウタがな、教えてくれたんだ。滅茶苦茶泣きながら」

    モモンガ「彼女が?」

    ルフィ「おう。あん時に……………」

    ーーーーー

  • 22二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 12:01:40

    「…………ねぇ…………るふぃ…………」

    「ん?」

    「…………かい、ぞく……………やめ………て………」

    「……え、おいどしたウタ。なんか変だぞ、お前」

    「…………グスン…………」

    「……ウタ?聞いてんのか……なんで急に泣いて……なんか嫌な事でも思い出したのか「うわああああああぁぁぁぁぁん!!!!」

    「「「「「!!??」」」」」

  • 23二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 12:35:14

    ーーーーー

    ルフィ「その時にウタが、おれ達みんな夢の中に閉じ込めたって言ってきてな。で、覇王色を出して起きた後、おっさん達が来るまでずっとこうやってたんだ。」

    藤虎「……その頃になって、ネキノコの症状が出始めたようですね」

    ルフィ「でもよ、ウタを慰めてる間によーく思い出してたらさ、その前からなんか変だなーてとこがあったんだ、ウタには。おれと久しぶりに会ってハグした時とか、その後に他の海賊が上がって来た時とか、そういや泣きべそかきそうになってたなーって」

    ウタ「かいてないいいぃぃ……!!泣きべそなんかかいてないもんん……!!」ギュウゥ!

    ルフィ「悪ぃ悪ぃ、泣きべそはかいてなかったもんな。ちゃんと堪えてたの見てたからなー偉かったぞーウター」ナデナデ

    モモンガ「……その世界の中にいる、彼女は……今、無事なのか?」

    ルフィ「おれの仲間が近くにいるんだ。絶対に大丈夫な筈だ!」

    藤虎「……そこは心配要らねぇと思いやすが……他の観客の皆さんは、どうなんでしょうか」

    ルフィ「うーん……全力でやったからなぁ……まあ、絶対無事じゃねぇだろうな!」

    モモンガ「堂々と言うんじゃない貴様ぁ!!」

    藤虎「まぁ………気を失ってるぐらいのもんでしょうし、ここは抑えてくだせぇ、モモンガ中将」

  • 24二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 12:59:05

    ・・・ウタワールド内にて

    ウタチャンドウシタンダロ…… オイ、ツレガタオレチマッタンダガドウスリャイイ!? ツマガオキナインダ、ナントカシテクレナイカ!? オレノニョウボウモオキネェンダ、ダレカオコシテクレヨ!! ムギワラノヤツナニシタンダ!?

    コビー「……う……ぐっ!……はぁ……はぁ……」

    ヘルメッポ「……ぐぅ……!無事か、コビー………!」

    コビー「こっちは何とか……ふぅ……ルフィさん……やっぱり、恐ろしく強くなってるな……」

    ヘルメッポ「感心してる場合か!……はぁ……急に覇王色なんか出しやがって、何が目的なんだ……」

    コビー「……解らないけど……ルフィさんの事だから、必ずウタさんの為になる事だと思うよ……」

    ヘルメッポ「だと、いいんだけどよ………はぁ……」

  • 25二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 14:32:38

    バルトロメオ「………ルフィセンパイハ…………ヤッパリ…………モノスゲェ……オカタダベ……………ガクッ」

    チャルロス「……下々民達が急に無様に倒れたえ……よく分からないけど、喧しい奴らが黙ってせいせいしたえ!さあ今がチャンスだえ、あの歌姫を買いに行くから、さっさと起きるんだえお前達!」ゲシゲシ

    「「「「」」」」ブクブクブクブク

    チャルロス「ええい使えん奴らだえ!もういいえ、だったらわちし一人で行ってくるえ!お前らは後で全員銃殺にしてや」

    ガチャ ガシィ
    チャルロス「ぐげぇ!?い、一体なん」
    ポイッ スッ バタン

    ブルーノ「……今は静かにしていてもらおうか」

  • 26二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 15:08:44

    ウタ「うああああぁぁぁぉ……アム……ああああぁぁぁぁ!!…………ハム………」

    サンジ「……どうかな?お口には合うかい、ウタちゃん」

    ウタ「んんんんんん………!!」コクコク

    サンジ「なら良かった。……出来れば、笑顔になってくれると俺ももっと嬉しいんだけどな」

    ロー「今の歌姫にそいつは無理な相談だ」

    サンジ「トラ男……」

    ロー「麦わら屋の奴め……急に覇王色なんか出しやがったせいで、カタギの奴らが偉く騒いでやがる」

    ベポ「」ブクブク

    ロー「ベポまでこの有様だ。全く……」

    ロビン「でも、貴方が来てくれて助かったわ。今の私達じゃ彼女を診ることは出来なかったから、お陰で気休めぐらいの事が彼女にしてあげられる。ありがとうね、ロー」

    ロー「ふん……貸しなら、握り飯で勘弁しといてやる」

    チョッパー「……ん、んん……あれ、おれは……あ、ロビン……」

    ロビン「あら、ようやくお目覚めねチョッパー」

    チョッパー「えっとぉ……あ、トラ男だ。……何で気絶してたんだおれ?」

  • 27二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 15:45:10

    ゾロ「これで全員起きたな」

    ウソップ「だな……あーびっくりしたー……ルフィの奴め、心臓に悪い事しやがって……」

    ナミ「あんたと私と、で、チョッパー。……もっと肝を強くしなきゃ駄目ね」

    ブルック「……チョッパーさん……羨ましいなー……私も抱っこしてもらいたい……」

    フランキー「おめぇはせいぜい頭しか持ってもらえねぇだろ。……いや、それでもいいのか」

    ジンベエ「ううむしかし……こうして慰める事しか出来んとわ……なんとももどかしいわい」

    ウソップ「ゾロ、お前も今すぐ出て行ってルフィを手伝ってこいよ。覇王色、使えるようになったんだろ?」

    ゾロ「俺が行ったところで何が出来るってんだ。それにルフィが俺達に、この世界のあいつを任せるっつってただろ。……ならルフィがあいつを助けるまで、俺達はここに居なきゃならねぇ。それが今俺達に出来る最善の手だろうが」

    ナミ「……中々どうして、信頼されすぎてる気がするんだけどね、私達も」

    ゾロ「だが悪い気はしねぇ。お前達もそうだろ?」

    ナミ「まあね♪」

    ウソップ「だな………ふー、ようし任せとけルフィ!このゴッドウソップ、何がなんでもプリンセスウタに寂しい思いなんかさせてやらねぇからなぁ!!」

  • 28二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 16:13:36

    ウタ「………ご馳走様でした………」

    サンジ「お、もう食べたのか。お代わりを用意してあるけど、もっと食べるかい?」

    ウタ「………うん………!!」ポロポロ

    サンジ「よしきた、またホイップマシマシにするからちょっと待っててね!」

    ロー「やはり、現実世界で幸福感を与えないと駄目……俺達じゃ、そもそもが役不足だったか」

    ロビン「ロー、思ったのだけれど……貴方も覇気を扱えるのだから、現実世界に出る事は出来るんじゃないのかしら。そうすれば貴方の能力で、毒を除去するぐらい簡単に……」

    ロー「いや、ベポの奴を置いては行けねぇ。それに、麦わら屋が現実世界に居るんだったら心配はいらねぇ筈だ。お前達もそこは理解してるだろ」

    ロビン「まぁ……そうなんだけれど……」

    ロー「……最悪の場合、すぐにでもそうするが……どうも、俺の出番はもう有りそうにねぇな」

    ロビン「え?」

  • 29二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 20:20:15

    ロー「気付いてるか、ロロノア屋」

    ゾロ「……ああ」

    ウソップ「よーしよーく見てろよプリンセスウタ、今から10秒以内にあの積んだ瓶を全部撃ってみせ………プリンセスウタ?どしたんだ?」

    ウタ「……ぁ………あ………来てくれた……!………やっと………会えた………!!」

    ウソップ「……来たって……誰が来たんだ?」

    ロー「長鼻屋、見聞色で現実に居る麦わら屋を探ってみろ、そうすればすぐに分かる。見聞色を使える他の奴らも、一度確かめてみろ」

    ウソップ「わ、分かった。………んぅ………えぇぇ!?」

    サンジ「…………な!?」

    ジンベエ「………ま、まさか………そんな、方法で……」

    ナミ「え、何よ!?あんた達だけで盛り上がってないで、私達にも教えてよ!!」

    ゾロ「……とんでもねぇ大物が来た。そう言えば分かるか」

    フランキー「大物?………てっおい!!そいつは……!!」

    ブルック「もしかしなくとも……あの方、ですか」

    ロー「……これなら、心配はもう無用だろうな」

  • 30二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 20:46:16

    ・・・現実世界

    藤虎「……………!」

    モモンガ「イッショウさん?どうかなされましたか?」

    ウタ「ウッグ………!!………ヒック………!!」ギュウゥ

    ルフィ「どうどう、どうどう、お前は一人じゃねぇからな、おれが必ず側にいるぞ」ギュ

    藤虎「……では、あっしらもそろそろ引くとしやすか、モモンガ中将。邪魔者が抱き合う男と女の側に、いつまでもいちゃあいけねぇ」

    モモンガ「……かも、しれませんが……麦わらを本当に信用していいのか分からない以上、我々が側で監視しておかなければ……」

    ルフィ「変な事なんかしねぇよ!!」

    藤虎「と、おっしゃっていらっしゃいやすが」

    モモンガ「いや貴方は海兵で、しかも海軍大将でしょう!?流石に奴を買い被りすぎなのでは……」

    藤虎「仕方ないでしょうが。あっし、あのお人を個人的に気に入ってるもんなので」

    モモンガ「堂々と問題発言をしないでもらえますか!?」

    藤虎「……あ、いけねぇ。今の、聞かなかった事にしてもらえやすか」

    モモンガ「今更出来ませんよ!?」

  • 31二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 21:22:44

    藤虎「まぁ冗談はここらにしておいて……どうも、あっしらが長居するのは許されねぇみたいですよ」

    モモンガ「………え?………どういう事ですか、それは」

    藤虎「……今に分かりやす」

    「ぷるぷるぷるぷる ぷるぷるぷるぷる」

    モモンガ「!?っこちらモモンガ、どうした!!」

    「がちゃ」
    「モ、モモンガ中将!!…………か、海岸から…………海岸から、何かがそちらに向かってもの凄い勢いで飛んで向かっています!!!」

    モモンガ「な……何が飛んで来てるんだ!!分からないのか!?」

    「わ、分かるのは……も、もうライブステージ上に着きそうです!!?」

    モモンガ「っ!?」バッ!!

    ドオオォン!!!

    モモンガ「ヌオッ!?」

  • 32二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 21:31:22

    シュウウウウゥゥ バリィ!! 

    モモンガ「ウグ!?……………覇王色か!?」

    「………俺の娘を………」バリバリバリ!!

    ルフィ「グッ!?」

    「………泣かせたのは!!」バリバリバリバリィ!!

    ウタ「ヒッ!?」

    バリバリバリバリバリィ!!!

    「」バタ 「」バタ 「」バタ 「」バタ 「」バタ 「がちゃ」

    藤虎「………電伝虫の先の相手まで気絶させるとは………とんでもねぇ覇王色をお持ちのようで……」

    シャンクス「………どいつだ………!!!」

    モモンガ「………グッ……!!………赤髪の…………シャンクス…………!?」

  • 33二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 21:57:03

    泣かせたのは一人にした赤髪海賊団ってやつです

  • 34二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 22:09:02

    とてつもない誤解で草

  • 35二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 22:12:11

    しいて言うんなら泣かせたのはお前だよシャンクス

  • 36二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 22:12:42

    お前やぞ定期

  • 37二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 22:14:14

    ライブに遅れた赤髪海〇団です!

  • 38二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 22:32:27

    ウタ「………ぁ…………シャンクス…………シャンクスぅ!!…………っ………ぁぁぁぁぁぁ…………!!あああああああ……………!!」

    ルフィ「シャンクス!!……しし、やっぱり来てくれたんだな!!」

    シャンクス「………本当に、久しぶりだな………ウタ。………ルフィも………ウタを守ってくれていてありがとうな。ずっとお前の活躍を新聞で見てたぞ、凄い男になったもんだ」

    ルフィ「にしし、まだ立派な海賊にはなったわけじゃねぇけどな」

    シャンクス「いや、四皇になったんだったらもう十分立派な海賊だろ。まぁ、俺もまだお前と会う気は無かったんだが……事が事だったからな、急いでここまで来たって訳だ」

    ルフィ「ああ、それで良かったんだ!ウタだって、シャンクスに会いたかったと思うし、な、ウタ!」

    ウタ「………グス………うあああぁぁぁ………!!」

    ルフィ「ほら、腕貸しといてやるから、シャンクスのとこまで行くぞ、ウタ!」

    ウタ「あああぁぁ…………うん………」コクコク

  • 39二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 23:02:13

    シャンクス「……随分と、美人になったな。でも笑った顔の方がもっと美人だと思うぞ?………立派な歌手になって良かった。本当に、お前は自慢の娘だ、ウタ」

    ウタ「……ウェッグ…………あああああぁぁぁぁ!!シャンクス……………!!」ギュウウウゥゥ!!

    シャンクス「……12年も放っておいて済まなかった、ウタ。………本当に、悪かった」ギュウウゥゥ

    ウタ「あああああぁぁぁぁぁ…………ああああああぁぁぁぁぁぁ……………!!!」

    ルフィ「………良かったな、ウタ」

    藤虎「えぇ……出来る事なら、この目で見届けてぇところでした」

    ルフィ「今度トラ男に、新しい目入れて貰える言ってみようか?」

    藤虎「いえ、お気遣い無く。お気持ちだけ頂戴しときやす」

    ルフィ「そっかぁー。おっさんも、大変なんだな」

    藤虎「えぇ全く……どうも上手くはいかねぇ世の中なもんで」

    ルフィ「……気楽にやれたらいいんだけどなー……」

    藤虎「そうすりゃ海軍なんてもういらねぇですよ。……あっしも職が無くなって、食うに困る事になっちまいますし」

    ルフィ「うわ、そんなのぜってぇに嫌だな!!」

    藤虎「そうでしょう?もっと単純に回る世なら、どれだけ良かったやら……」

    モモンガ「………あの…………イッショウさん?……流石に、公私混同が過ぎすぎてますよ………」

  • 40二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 23:32:43

    藤虎「……あ、こりゃいけねぇ。しかしですねモモンガ中将、あの二人の間に割って入るというのは……どうも気が引けるんですが……そこん所はどうしやしょうか」

    モモンガ「……それでも、こちらとしても聞きたい事が有るので引くわけには……」

    藤虎「………はぁ………しょうがねぇ………モモンガ中将がそこまでおっしゃるなら………あっしは嫌なんですが……仕方ねぇか………」カツ カツ

    モモンガ(……私が……間違っているのか……?)

    藤虎「そこの御二方……再会を喜んでいる所、野暮なのは承知ですが……」

    シャンクス「!!」バリィ!!

    モモンガ「ガッ!!………ク!!」

    シャンクス「……海軍大将が、何の用だ」

    藤虎「そこのお嬢さんと、海賊のあんた……一体、どういうご関係で?」

    シャンクス「……こいつは……ウタは……俺の娘だ。だから来た、それだけの事だ」

  • 41二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 23:59:54

    藤虎「成程……とすると、あんた一人でここまで来たんですか」

    ウタ「ああああぁぁぁ………恐いよシャンクス…………」ギュウゥ

    シャンクス「急に悪かったなウタ。………厳密に言うと違う、本当なら赤髪海賊団総出でエレジアまで向かう……予定だったが」

    藤虎「……何か、問題が?」

    シャンクス「あるツテ(五老星)から、ウタの様子がおかしいって緊急の連絡が来てな。それで俺だけでも先にエレジアに着こうと、急いで来たってわけだ。……分かったんなら、今すぐ引っ込んでいろ」

    モモンガ「……ク……いや、待て。……海岸に船が接近してきたのなら、真っ先に私達に連絡が来る筈だ。だがそんな連絡はこれまで無かった。……貴様は、どうやってエレジアまで来たのだ」

    シャンクス「簡単な事だ。俺の所に連絡が来た時点で、既にエレジアに向かって俺達は船を出航させていた。だから」

    藤虎「だから?」

    シャンクス「海に飛び込んだ」

    モモンガ「飛び込んだ!?」

    シャンクス「それで泳いでここまで来た」

    モモンガ「正気か貴様!!?」

    藤虎「……どうも潮臭いと思っていたんですが……あんたが臭いの元だったってわけですか。納得がいきやした」

    モモンガ「納得している場合じゃないでしょう!!?」

  • 42二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 02:43:36

    流石四皇だぜ

  • 43二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 02:48:53

    片手で泳いできたの!?

  • 44二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 11:32:28

    シャンクス「……冥王シルバーズ・レイリー仕込みの泳ぎを舐めるな」

    藤虎「これまたとんでもねぇ大物の名が出やしたが……いや、今はそれより……話を聴いていた限りだと、どうもそのお嬢さんがそんなになっちまった原因はあんたらに有りそうですが、そこん所はどうなんですかい」

    シャンクス「部外者が口を挟むな……と言ってやりたい所だが………お前の推測通りだ。俺達が、こいつを追い詰めちまった。だから罪滅ぼしに来た。今更だが、親としての責任を果たす為に」

    ウタ「違うもん………!!シャンクス達は悪くないもんんん…………!!」

    シャンクス「………ウタ」

    藤虎「……あい分かりやした。そういう事情があるんなら……我々も、ここらで首を突っ込むのはやめときやすか。引き上げましょう、モモンガ中将」

    モモンガ「イッショウさん!?何を言って」

    藤虎「四皇を二人も相手取るとなれば、あっしらも手加減出来る程の余裕は無いでしょう。……が、周りには今も眠り続ける市民の皆様がいらっしゃる。本気で闘るとなりゃ、確実に被害は抑え切れねぇ。……なら、穏便に事を済ませりゃ、誰も傷付く必要はねぇでしょう」

    モモンガ「………ぐ………」

  • 45二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 11:58:22

    シャンクス「話が分かるようで助かるよ」

    藤虎「此方としても、無駄な犠牲を出したくはねぇだけです。お嬢さんに関する詳しい話なら、麦わらのお人にお伺い下さいな。……では行きますか、モモンガ中将」

    モモンガ「っ………はい………」

    藤虎「遠くからで申し訳ねぇが、お二人の健闘を祈っておきやす」

    ルフィ「おう、任せとけ!!」

    藤虎「……それでは、また何処かで……………」カツ カツ

    モモンガ「納得はせんが……やむを得ないか………」スタスタ

    藤虎「…………………………………………」カツ カ ピタッ

    藤虎「………………………………………?」クルッ

    ルフィ「?おっさーーーーん!!!どうかしたのかーーーー!!?」

    藤虎「いえ、何でもございやせん!!!失礼しやした!!!」

    ルフィ「そっかーーーー!!!そんじゃあ、またなーーーー!!!」

  • 46二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 13:09:10

    本編に来た大将が藤虎だけなら市民への攻撃命令しないしもっとスマートに解決したかもな

  • 47二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 13:16:26

    モモンガ「……イッショウさん、急に立ち止まっていましたが、まだ何か気になる事でも?」

    藤虎「……ふぅむ……それなんですが………」

    モモンガ「………」

    藤虎「……何が言いたかったのか、忘れちまいました」

    モモンガ「ええ……?」

    藤虎「……さほど重要な事では無かった……筈だと、思いやすので、まぁ心配はねぇでしょう。大事な事だったら忘れる筈もねぇので」

    モモンガ「……ま、まぁ……そう仰るなら、きっと大丈夫なのでしょう……あの、所で……」

    藤虎「他にまだ何か?」

    モモンガ「気を悪くされるかもしれませんが………ネキノコに関する本を読んだ、と仰っておりましたが、それは……まだ目が見えていた頃に、お読みになったのですか?」

    藤虎「………ええ。昔に、少々。………あれがなきゃ、あっしもこうやってお天道様の下には居れなかった」

    モモンガ「………そう……ですか…………」

    ザー ザザァー ザザァー バシャァーー

    藤虎「……まぁ、今はお天道様は隠れちまっていやすが」

    モモンガ「……戻りましょう、身体を冷やしてしまいます。温かいコーヒーでも入れますので」

    藤虎「緑茶、ねぇんですかね」

  • 48二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 14:06:18

    シャンクス「……行ってくれたみたいだな……ルフィ、あの海軍大将と随分親しげだったみたいだが、何処で知り合ったんだ?」

    ルフィ「前にミンゴをブッ飛ばしに、ドレスローザに行った時にだ!海軍だから一応敵だけど、おれはあのおっさん嫌いじゃねぇ!」

    シャンクス「お前の交友関係はどうなってんだ。全く……いや、今はそれよりも」

    ウタ「シャンクス…………!!シャンクスゥ……………!!」ギュウウゥゥ!

    シャンクス「……状況から見るに、その籠に入ってるキノコのせいでウタはこうなったみたいだが……説明してくれるか」ナデナデ

    ルフィ「え?あぁ!ガシ ポイ バシャァ!えーとなカクカクシカジカっでウタがおかしくなったんだ!」

    シャンクス「そうか。……どうやら急いで来て正解だったみたいだな」

    ウタ「うああああぁぁぁぁ…………!!シャンクスゥゥ…………!!」

    シャンクス「……ずっと、寂しかったのか、ウタ」

    ウタ「…………う"ん"…………!!」

    シャンクス「……お前が望む限り、側に居続けるからな。だからもう大丈夫だ、今度は絶対、お前を手放したりはしない」ギュウゥ

    ウタ「………うあああああぁぁぁぁぁ……………!!!」ギュウウウゥゥ!!

  • 49二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 14:30:38

    ルフィ「………なぁ、シャンクス……気になってたんだけどさ」

    シャンクス「どうした?」

    ルフィ「二人共、もしかして12年間ずっと会ってこなかったのか?……だとしたらなんでだ?二人共、仲良かった筈だろ」

    シャンクス「……それなんだが、ルフィ。話そうにも中々、面倒な事情があってな」

    ルフィ「事情……て、どんなだよ」

    シャンクス「……それを話せば、ウタを傷付ける事になる。だから詳しく言う訳にも」

    ウタ「………私のせいでしょ…………!!」

    ルフィ「ウタ?……何で、お前のせいになるんだ?」

    ウタ「………私が………トットムジカを呼び出したせいで…………エレジアの人達も………シャンクスも………ゴードンも…………!!」

    シャンクス「……知ってたのか、ウタ」

    ルフィ「とっと………今なんて言ったんだ?」

  • 50二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 15:03:02

    シャンクス「トットムジカ。……12年前、楽譜に封印されていたそいつがウタの前に現れて、その楽譜を歌ったウタが誤って呼び出した、魔王の事だ。……当時の俺達の力じゃ、エレジアの国王のゴードン一人守るだけで精一杯だった」

    ルフィ「……じゃあ……そいつのせいで、シャンクスはウタを置いて行ったのか」

    シャンクス「もしかしたら、他にもっと良い選択があったかもしれねぇがな……ゴードンから、それを聞いたんだな」

    ウタ「……………」フルフル

    シャンクス「……?じゃあ、いつ何処で知ったんだ。ゆっくりでいいから、言ってみてくれないか」

    ウタ「……ヒック!………1年前に…………記録されてた電伝虫を拾って…………それを見て…………わ……私が…………私が皆、殺したって…………」

    シャンクス「……そう、だったのか」

    ルフィ「……ウタは悪くねぇだろ。全部そいつのせいで、ウタもシャンクスも、苦しむ羽目になったんじゃねぇか!!」

    ウタ「………ンッグ!!…………わああああぁぁぁぁん!!」

    ルフィ「それで、その楽譜はどうしたんだ?ちゃんと捨てたのか?」

    シャンクス「…………確か最後、ゴードンが拾ってたと思うが………ゴードンがどうしたか、知ってるかウタ」

    ウタ「…………い、今…………お城の…………私のの…………部屋の中に…………有る…………」

    シャンクス「…………何だと」

  • 51二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 15:23:08

    ウタ「………今日のライブで…………邪魔する人達が現れたら…………それで…………み、みんな…………倒す、つもりで…………保管されてたのを………………わ……私………なんて事……しようと…………!!!」

    シャンクス「……今、お前の部屋の中に有る。それは確かなんだな?」

    ウタ「………う…………うん………お………怒ってる?…………いや…………そんなの………怒って当然…………だよね…………」

    シャンクス「ナデナデ怒るなんて何も無いさ。ただ、少しばかし用が出来ちまったがな。……ルフィ!……ウタを見ててもらえるか!!」

    ルフィ「おう、勿論だ!!」

    シャンクス「ウタ、少しの間ルフィの側に居るんだ。すぐ戻ってくるからな」

    ウタ「…………うん…………!」バッ

    シャンクス「よし、良い子だ。……それじゃ行ってくる」

    ドヒュウウウウン!!!

    ウタ「キャアッ!??………と………飛んでっちゃった……………シャンクス……………」

    ルフィ「すぐ戻ってくんだろ、もうシャンクスはウタに寂しい思いなんかさせたりしねぇ。大丈夫だ」ギュ

    ウタ「……………グス!!…………うん…………!!」ギュウウ!

  • 52二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 15:40:26

    ドオオォン!!!

    ウタ「キャ!?」ギュ

    ルフィ「うおおおぉぉぉ!!?……も、戻って来るの早すぎだろシャンクス!!!」

    シャンクス「はは、こんな程度でビビってちゃお前もまだまだガキだなルフィ」

    ルフィ「べ、別にビビった訳じゃねぇよ!!ただほんのちょっと驚いただけで………て、シャンクス。その持ってる紙………もしかしてそれが………」

    シャンクス「ああ、トットムジカの楽譜だ。……そうだな、ウタ」

    ウタ「…………」チラ コクコク

    シャンクス「やっぱりなグシャグシャグシャ ポイ ポチャン廃棄しなかった理由は後でゴードンに聞くとして……それより今大切なのは」

    ウタ「……………シャンクス……………!!」

    シャンクス「……お前を助けないとだな、ウタ」

    ルフィ「ウタ、ほらシャンクスも来たんだし、向こう行ってこいよ」

    ウタ「…………やだ……………!!」

    ルフィ「やだってお前……ずっとシャンクスに会いたかったんだろ?いいのか?」

    ウタ「………ルフィとも離れたくない…………!!シャンクスが………来て………!!」ギュウウゥゥ

    ルフィ「……あ、そういう事か」

  • 53二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 20:25:37

    シャンクス「……こんな状況ではあるが……昔を思い出すな」ギュウ

    ルフィ「昔って?」ギュ

    シャンクス「昔ウタが小さかった頃、恐い夢を見たって夜中に泣き出した事があってな。それで俺が宥めても恐がるもんだから、眠ってたベックを叩き起こして二人でウタを抱きながら眠ったんだが……次の日、今度からベックと寝るってウタが言い出してな。それで喧嘩したんだ、ベックと」

    ルフィ「何でベックと喧嘩してんだ……」

    シャンクス「ウタを取られたく無かったからだな。まぁ、俺もあの時は若かったからまだまだ大人げなかったんだよ」

    ルフィ「今も大人げないだろ」

    シャンクス「るっせぇ!お前だってまだまだガキのまんまで、全然変わってねぇだろ!」

    ルフィ「何ぃ!?おれだってもう立派な大人だ!シャンクスと同じ、四皇にだってなったんだからな!!」

    シャンクス「大人になるのと四皇になるのは関係ねぇだろ!そういうとこがまだまだガキなんだよお前は!」

    ルフィ「何をー!?じゃあもう、あの頃のおれじゃないって今ここで試してやろうか!?」

    シャンクス「望む所だ、やってやろうじゃねぇか!!」

    ウタ「喧嘩しちゃやだああああぁぁぁぁ!!!」

    シャンクス「あ……すまん!!喧嘩なんかしてないからなー今だって仲良しのままだからな。な?ルフィ」

    ルフィ「お、おうそうだぞ!!おれだってシャンクスもウタも大好きのままだからなー!!」

    ウタ「うあああああぁぁぁぁぁ!!」

  • 54二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 20:42:45

    ウタ「あああああぁぁぁぁ……………!!」

    シャンクス「……さて、仕切り直すとしておいて……安心感と幸福感を与えれば治ると言っても……このままでも、あまり効果は期待出来そうにないな……」

    ルフィ「そーなんだよなぁ……これ以外で、他に良い方法とかなんかあれば………………あ!」

    シャンクス「何か思いついたか?」

    ルフィ「ウタ!お前今、腹減ってないか!?肉ぐらいならおれ焼いてやれるぞ!!」

    ウタ「っ!!……………」コクコク

    ルフィ「ぃよーし待ってろ!すぐに美味いの用意して……」

    シャンクス「待てルフィ」

    ルフィ「ん?なんだ、シャンクスも腹減ってんのか?」

    シャンクス「いやそうじゃない。……今のこの空を見てみろ」

    ルフィ「空?……あ!?」

    ザザァー ザザァー ザザァー ザザァー ザザァー

    シャンクス「調理器具は外に用意したんだろ?なら今のこの天気じゃ無理だろう」

    ルフィ「ああーそうだったぁ!……ちきしょーどうすりゃいいかな……」

  • 55二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 21:43:41

    ルフィ「うーーーん……どっか別で肉焼ける所………トバクのおっさんに頼んで軍艦で………は流石に駄目だよな……うーーーーーん………!」

    シャンクス「………ルフィ、俺達は何だ?」

    ルフィ「え?……急になんだよ、シャンクス」

    シャンクス「俺達は、何だ?言ってみろ、ルフィ」

    ルフィ「えっと……おれは、シャンクスの友達で……ウタはシャンクスの娘で……シャンクスはウタの父ちゃんで……」

    シャンクス「ああ、それに間違いは無いな。……が、今聞きたい答えはそれじゃあねぇな」

    ルフィ「んだよさっきから訳分かんねぇ事ばっか言って!勿体ぶらずにさっさと言えよな!」

    シャンクス「悪い悪い、まぁ簡単な事だよ。ルフィ……俺達は、海賊だ。欲しい物が有るんなら力ずくでも貰い受ける。そうだろ?」

    ルフィ「いや……そうかもしれねぇけど、おれはやだからなそんなの。それに、いくら何でも雨を止ますのなんておれとシャンクスでも無理だし……」

    シャンクス「……ルフィ。出来るだろう、俺とお前の力なら。こんな空を消すぐらい」

    ルフィ「へ?……………あ!?」

  • 56二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 22:45:18

    シャンクス「ウタ、済まないがまた離れたいんだが……いいか?」

    ウタ「……ルフィと…………喧嘩しない…………?」

    シャンクス「ああ、勿論しない」

    ウタ「…………じゃあ…………我慢する…………!!」バッ

    シャンクス「よし、すぐ終わらせるように頑張るからな、待ってろ。……ルフィ」

    ルフィ「ああ!……ウタ、悪ぃんだけど………おれもちょっと離れるけどだいじょぶか?」

    ウタ「…………うん……………!!」バッ

    ルフィ「いよーしそれじゃ……いつでもいいぞ、シャンクス!!」

    シャンクス「気合いは充分有るみたいだな。どれだけお前が成長したのか………見せてもらうぞ」チャキィ

    ルフィ「ああ!!思いっきり来い!!!」バリィ

    シャンクス「………はあああぁぁぁ!!!」バリバリィ!!

    ルフィ「………うおおおおおぉぉぉ!!!」バリバリィ!!

  • 57二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 22:58:10

    ーーーーー

    ロー「……………ニコ屋」

    ロビン「どうしたのロー、そんなに顔を…………殺人現場を見た、第一発見者みたいに顰めて」

    ロー「………さっき、俺の出番はもう無さそうだと、俺自身が言ったな」

    ロビン「ええ、そう言ってたわね。……それがどうしたの?」

    ロー「……さっさと俺も出りゃ良かったんじゃないかと…………後悔してきた…………」

    ロビン「?」

  • 58二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 22:59:48

    ロビンってローのことトラ男くんって呼んでなかったっけ
    自分の勘違いだったらすまん

  • 59二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 23:04:28

    >>58

    多分ローで合ってる、と思われます

    自分もどっちかと言うとニワカなので間違ってるかもしれませんがby主

  • 605823/01/15(日) 23:06:36

    >>59

    自分もちょっと曖昧だから勘違いだったかも

    邪魔してすまん

  • 61二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 23:17:47

    ドォン!!

    モモンガ「ウオッ!?………あ…………あれは…………空が…………!??」

    藤虎「この覇王色の感じからするに……片方は赤髪、もう片方は、麦わらのお人ですか」

    モモンガ「お……恐らくそうとしか………奴ら………突然何故あんな事を……」

    藤虎「にしても……凄ぇもんだ。肌が震えて仕様がねぇ。しばらく見ない間に、随分高い所に行っちまったもんだ」

    モモンガ「やはり、海賊に任せるのは危険だったか……!今すぐにでもこちらで保護を」

    ドォン!!

    藤虎「……………?」

    モモンガ「……………え?」

    藤虎「………あの、モモンガ中将………もしかして、また………」

    モモンガ「………は、はい………空が、割れています。………奴ら………い……一体………何がしたいんだ……?」

  • 62二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 23:32:30

    藤虎「……まぁ………あのお嬢さんに害が及ぶ様な真似を、あの二人がする訳はねぇでしょう。心配するだけきっと無駄だ、さっさと行きやしょうや」

    モモンガ「し、しかし……一度確認に向かうぐらいの事はしておいた方が」

    ドォン!!

    モモンガ「………あ」

    藤虎「………………また……………割れてるんですかい」

    モモンガ「…………は………はい…………」

    ドォン!!

    藤虎「…………モモンガ中将?」

    モモンガ「………な、何でしょうか」

    藤虎「確か、茶請けをこっそり持ってきてたと思うんで、今すぐ一息着きに戻りやしょう」

    モモンガ「あ……は、はい」

    藤虎「これ以上、深く考えるのはやめとくのが良さそうだ」

    モモンガ「……ですね……」

    ドォン!!

  • 63二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 23:59:39

    ドォン!!


    ドォン!!


    ドォン!!


    ドォン!!


    ドォン!!


    ドォン!!


    ドォン!!


    ・・・・・数分後

  • 64二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 00:29:59

    突然の自分語り申し訳ありません
    平日は18時ぐらいからしか書けませんので、お暇がある方は保守だけでもしていただけたら幸いですby主

  • 65二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 05:42:26

    保守、

  • 66二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 06:38:06

    >>64

    まかされよ

  • 67二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 14:22:49

    念のため保守

  • 68二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 19:52:26

    ルフィ「…………はぁ…………はぁ………はぁ………や……やっと……明るくなったぁ……!!」

    シャンクス「…………はぁ…………ふぅ………ここまで強くなってたとはな………見違えたもんだ」スッ

    ルフィ「は、はは………どーだ………見たかシャンクス………………う……腕が………痺れた……!」

    シャンクス「俺も剣が持たなくなるかと思ったぞ……だがルフィ、休むのはもう少し待て。……俺達にはまだやらなきゃならねぇ仕事が残ってる、そうだろ?」

    ルフィ「……ああ……だな……!……よーし、待ってろウタ!すぐに肉焼いてきて……………ウタ?」

    ウタ「………ウグ……………!!……………ううううぅぅぅ…………!!」

    シャンクス「……恐がらせちまったか」

  • 69二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 21:00:49

    ルフィ「よっ………と……ごめんなウタ。すぐに美味い肉用意するからそれで許してくれよ、な?」

    ウタ「………わ…………私…………私…………!!」

    ルフィ「え?ウタ、もしかして腹減ってなかったのか?」

    ウタ「フルフル……………話してない事が…………まだ…………あるの…………」

    ルフィ「え!?な、何だよそれ、何言ってなかったんだ!?」

    シャンクス「話してみてくれるか。ゆっくりでいい、頼む」

    ウタ「コクン…………お…………お城の…………方に…………」

    シャンクス「城に?何があるんだ?」

    ウタ「…………キ…………キッチンが………………有るの…………ゴードンが………いつも…………ご飯を………作ってくれる…………」

    ルフィ「……そっか、ウタが気にしてたのはそれ…………………え?」

    シャンクス「………………あ」

    ウタ「………先に話せば………二人が疲れる必要………無かったのに!!………わ……私…………!!」

    シャンクス「………そういえば有ったなそんなの。昔ゴードンに城を案内された時に、見せられたような」

    ルフィ「シャンクスゥ!!?」

    シャンクス「いや済まん!お前の力がどれぐらいの物か見たいって、気持ちが先走ったばっかりにすっかり忘れてた!ほんとに済まん!!」

  • 70二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 21:22:45

    ルフィ「シャンクスの馬鹿野郎!!!」

    ウタ「うわあああああぁぁぁぁぁぁん!!!」

    ルフィ「うわぁ!?ご、ごめんなウタ、デカイ声出してびっくりさせたよな!……えぇっと……も、もう怒ってないからな、大丈夫だぞー!」

    ウタ「うわあああああぁぁぁぁぁん!!あああああぁぁぁぁん!!」

    シャンクス「と、取り敢えずルフィ!とにかくお前はすぐに肉を焼いてこい!俺はウタを慰めとくから、出来るだけ早く終わらせろ!!」

    ルフィ「無茶言うなよ!?焼いては来るけど時間は掛かるから、ちゃんと慰めとけよ馬鹿シャンクス!」バヒュウウン!!

    シャンクス「しっかりやっといてやるさ勿論……誰が馬鹿だ誰が!!おいこら聞いてんのかルフィ!?おい!!?」

    ウタ「二人共喧嘩しないでぇぇぇぇぇ!!!」

    シャンクス「ああいや全然喧嘩なんかしてないからな!?ちょっと怒ってただけだ、大丈夫だぞー!!」ギュウゥ!!

    ウタ「…………ヒック!…………ほんとに?」ギュウ

    シャンクス「ああそうだ……ふぅ………落ち着け俺………ウタを悲しませるような事してどうすんだ……俺達だけがウタを助けてやれるんだ………しっかりしろ………」



    数分後

  • 71二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 21:28:57

    これあれだ。
    お母さんに育児お休みデーを作って父親と兄で赤ちゃんの世話をしてるけど、
    赤ちゃん抱きながらあれやこれや悪戦苦闘してる図だ。

  • 7223/01/16(月) 21:40:57

    >>71

    父(39歳)

    兄(19歳)

    赤ちゃん(21歳)

    なんだこれ……

  • 73二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 22:09:11

    バヒュウウン!!
    ルフィ「出来たぞー!二人共ー!」

    シャンクス「お、待ってたぞルフィ!それじゃあ早速……待て」

    ルフィ「ん?どしたんだ?」

    シャンクス「どうしたも何も………お前、そのデカイ肉をそのままウタに食べさせる気か?」

    ルフィ「え、そうだけど……駄目だったか?」

    シャンクス「お前じゃあるまいし駄目に決まってるだろ。そんなはしたない真似ウタにさせられるか……仕方ない、ルフィ、しばらくウタの側に居てやってくれるか」

    ルフィ「シャンクスは?また何しに行くんだよ」

    シャンクス「そいつを切り分けてくる。ま、すぐに終わらせてくるさ。という訳だから貸してみろ、ほれ」

    ルフィ「ほい。こっそり食ったりすんなよ、ウタのなんだからな」

    シャンクス「誰が食べるか!!たく……お前じゃあるまいし……」

    ルフィ「二回も言うなよ!?」

    シャンクス「食べ物に関する事だけならお前は全く信用ならねぇんだよ!!いつかちゃんと、マキノさんに宝払い済ませろよなーー!!」ドヒュウウン!

    ルフィ「言われなくても覚えてるぞーー!!……ちぇ、やっぱり大人げないな。シャンクスめ………」

  • 74二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 00:09:36

    ウタちゃん9割泣いてるだけなのにかわいい
    悲しい思いをしてほしいわけではないんだけど、泣き顔似合うよね

  • 75二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 00:12:27

    ナミ起こしたらもう少しスマートに行けたんじゃないかな…

  • 76二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 00:19:40

    取り敢えず今日はここまでで
    明日また再開する予定です

  • 77二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 06:24:57

    保 守

  • 78二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 12:45:36

    ありえないとは思うが、
    二人がアタフタしている様子を寝たふりしながら観察してたりして。

  • 79二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 20:01:15

    ルフィ「……………あれ?………ていうかシャンクスの奴……片手だけでやれんのか?おれがもう一回行ってきた方が良かったんじゃ……」

    ウタ「…………ルフィ…………!!」ギュウウ

    ルフィ「ま、シャンクスならだいじょぶだなきっと!もう少しだけ待ってような、ウタ!」ギュ

    ウタ「…………グス………!!」コクコク

    ーーーーー
    シャンクス「………しまった。右腕だけじゃどうにもやれねぇぞこりゃ。ルフィの奴にまた任せれば良かったか……いや、多分ガサツにやりそうだしやめとくか。しょうがねぇ、頑張るか………えーとまな板は………」
    ーーーーー

    ウタ「…………ルフィ…………!」

    ルフィ「ん?どしたんだ?」

    ウタ「……シャンクスの事と…………ルフィの事で………気になる事があって………」

    ルフィ「おれ達の事で?なんだ、遠慮せずに言ってみろよ!」

    ウタ「コク………あのね…………シャンクスのね………」

    ルフィ「うんうん」

    ウタ「…………左腕は…………何で………無くなっちゃったの……………?」

    ルフィ「何だ!そんなこ………………え"」

  • 80二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 21:28:28

    ルフィ「…………え………えと……………それは………だな………あ!お、おれの事で気になる事ってなんだ!?それも言ってくれよ!!」

    ウタ「コク…………ルフィの………目の………下の………」

    ルフィ「おう…………え"」

    ウタ「……………傷は………何処で…………付いたの…………?」

    ルフィ「………えええっとぉ………………ど……………どうしても……………話さないと、駄目か?」

    ウタ「……話すの…………嫌な"の"…………?」

    ルフィ「いいいいや!?全っ然そんな事ねぇからな!?ただいつだったかちょっと思い出してて………………えーと…………あのな……………ウタ…………」

    ウタ「…………うん…………」

    ルフィ「……………ええぇっとぉ……………まず、シャンクスの……腕の事なんだけどよ…………………まだフーシャ村に居た時に、馬鹿でかい魚に食われたんだ!!おれを庇ってな………それで…………」チラ

    ウタ「………ヒック………」ウルウルウルウル

    ルフィ「…………おれの目の傷はな!ガキの時に、シャンクスの船に乗せてもらおうと思って、度胸試しで自分でナイフで刺したんだ!!ほんっと、何やってんだおれ!!ガキの頃から馬鹿だよな!!アッハハハハハハハ!!!ハハハハハハ……ハ………ハ…………」チラ

  • 81二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 21:42:20

    何でウタちゃん今聞いちゃったの…?

  • 82二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 21:47:47

    >>81

    しょうがねえだろ気になったんだから

  • 83二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 21:54:11

    ウタ「………………ルフィ?」

    ルフィ「…………な……………何だ……………?」

    ウタ「…………………ふ」

    ルフィ「………ふ?」

    ウタ「二人共無茶しないでよおおおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!」

    ルフィ「うおおおおぉぉぉぉ!!??」

    ウタ「わああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

    ルフィ「シャンクスーーーー!!!馬鹿とか大人げないとか言ってごめえぇーーーーーん!!!おれが悪かったから早く戻ってきてくれーーーーーー!!!頼むぅぅぅーーーーーーー!!!」

    ーーーーー

    シャンクス「………やっぱりお前に行かせるべきだったか。ほら、あーん」

    ウタ「………ヒック…………あむ…………」

    ルフィ「…………ごめんな。ウタも、シャンクスも」

    シャンクス「まぁ、何だ……世の中、そう上手くは行かないって事だ。また一つ賢くなれただろ?ルフィ。あーん」

    ウタ「………はむ………」

    ルフィ「……無理にフォローしなくていいぞ。……なんか、余計辛くなってきた」

  • 84二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 23:51:16

    シャンクス「……落ち込んでる所悪いが、ちゃんと皿は持っててくれよ?あーんだ」

    ウタ「…………ぱく………」

    ルフィ「……おれ、頭も強くなれるように頑張るよ」

    シャンクス「……ああ、それが良いだろうな。……三日坊主で終わるだろうが。ほれ、あーん」

    ウタ「…………もぐ…………」

    ルフィ「…………コソていうか、治ってる気配が無いよな。むしろ……さっきので、悪化させちまったか?」

    シャンクス「………コソかもしれん」

    ルフィ「………コソどうすりゃいいかな」

    シャンクス「………コソ食べさせ終わったら、またゆっくり考えよう。必ず方法は有る筈だからな、弱気になるな」

    ルフィ「………おう」

    ウタ「…………シャンクス?……………次は…………」

    シャンクス「あぁ済まん!ちょっと待てよ……ほら、あーん!」

    ルフィ「………おれ達だけで、ほんとにやれるかな………」

    ウタ「…………もぐ…………はむ…………ぱく…………」

    ーーーーー

  • 85二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 00:11:07

    ・・・エレジアから離れた、海にて

    モモンガ「……彼女は……本当に助かるのでしょうか……」ズズー

    藤虎「……あの二人を信じやしょう。今あっしらに出来るのはそれぐらいのもんです」ガササ スッ ボリィ

    モモンガ「しかし、やはり海賊に任せておくというのは……」ガサガサ スッ ボリィ

    藤虎「……それでも、あのお嬢さんにとっちゃあ大切な者だというのに変わりはねぇ。なら、部外者がこれ以上あれこれ口を挟むのは野暮ってもんでさぁ……」ボリボリ ズズー

    モモンガ「そうは言っても………」ズズー

    藤虎「……きっと、良い目に転んで行きやすよ」ズズズー

    モモンガ「コトンふー、しかし……元帥には、どう報告すればいいのやら……まさか海賊を見逃して、のこのこと凱旋する事になるとは……」

    藤虎「ズーまぁ、四皇が二人も現れたとなりゃ大目に見てくれるとは思いやすよ……おや」

    「ぷるぷるぷるぷる ぷるぷるぷるぷる」

    モモンガ「……伝電虫が鳴っていますが……」

    藤虎「………」ボリボリ ズズー コトン

    「ぷるぷるぷるぷる ぷるぷがちゃ」
    「……こちらサカズがちゃ」

    モモンガ「あ」

    藤虎「………」

  • 86二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 00:21:47

    モモンガ「………あの………イッショウさん………今のは………」

    藤虎「ボリボリおかき、まだ余ってますがお上りになりますか」

    モモンガ「……………」

    「ぷるぷるぷるぷる ぷるぷるぷるぷる」

    モモンガ「……頂きます」

    藤虎「えぇどうぞ。お説教なら本部の方で受けやしょうや」

    モモンガ「……恐れ知らずなのですか、貴方は」

    藤虎「出なけりゃぁ海軍大将を努める事など出来やせんよ」

    モモンガ「……恐ろしい人だ」

    藤虎「恐れ入りやす」

    モモンガ「褒めてませんよ!?」

    「ぷるぷるぷるぷる ぷるぷるぷるぷる ぷるぷるぷるぷる ぷるぷるぷるぷる」

  • 87二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 00:25:38

    今日はここまでになります
    後今更になるんですが、まともに書けるのは19時より後からになります
    遅くてすいません

  • 88二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 00:46:49

    サカズキさんには胃薬やらないとやな…

  • 89二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 00:55:41

    良いやつだな藤虎

  • 90二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 07:06:12

    保守

  • 91二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 08:34:09

    ウタ「うわあああああぁぁぁぁぁん!!あああああぁぁぁぁぁん!!」ギュウウゥゥ!!

    シャンクス「よーしよーし大丈夫だぞー、そのままでいいからなー」ギュウ

    ルフィ「思いっきり泣けー、なんなら泣き疲れて眠っちまえー」ギュウ

    ウタ「……………ウック…………ううううぅぅぅ…………!!」

    ルフィ「……コソ参った、腹一杯になったと思うのに全然良くなってねぇよな、ウタ」

    シャンクス「……コソお前じゃあるまいし、それぐらいで治るもんじゃねぇんだろ」

    ルフィ「今ので三回言ったな!?………うーん………他に良い手は………」

    シャンクス「……情けないな、自分の娘の涙一つも止められねぇとは。……結局俺は、ウタの為になるような事は何も出来なかったのか」

    ルフィ「シャンクス………いや、そんな事ねぇだろ!!今だってシャンクスは、ウタの事大事に思ってんだろ!!なら、それだけでもう充分じゃねぇか!!」

    シャンクス「……ルフィ」

    ルフィ「絶対にウタは治る!シャンクスも、またウタと笑える時が必ず来るんだ!!だから諦めたりすんな!!」

    シャンクス「………だがな」

    「ルフィの言う通りだ、お頭」

  • 92二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 08:35:35

    個人的な理由が出来たので、申し訳程度ですが書けました
    今度はまた19時頃までお待ち下さい

  • 93二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 11:01:57

    楽しみに待ってるよー

  • 94二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 20:11:14

    シャンクス「!!……お前達……」

    ルフィ「ベック!!それに………皆も!!」

    ベック「ようルフィ。随分とその帽子が様になる男になったもんだな」

    ルウ「ずうーっと再開するのを楽しみにしてたぜ!こんな時でもなきゃ、飯でもご馳走したかったとこなんだが……」

    ホンゴウ「……どうも、そんな呑気にやれそうにはなさそうだな」

    シャンクス「……やっと来たか。遅かったじゃねぇか」

    ベック「やっと来たかじゃねぇだろ。むしろ何で俺達より先に着けたんだあんたは」

    シャンクス「泳いだ方が早かった。ただそれだけの事だ」

    ベック「正気じゃねぇな」

    ライムジュース「イカれてんな」

    ガブ「まぁそれでこそ俺達のお頭だな」

    シャンクス「お前ら俺を何だと思ってんだ」

    ヤソップ「親馬鹿」

    シャンクス「…ぐぅの音も出ねぇ」

  • 95二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 20:29:40

    保守

  • 96二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 21:12:09

    ベック「まぁそれはそうとお頭、少し小耳に挟んだだけだが……その体たらくはなんだ。あんたは俺達の頭で、ウタの父親で」

    ウタ「………グスン…………ぁ……………ベック………皆…………来てくれたんだ…………!」

    ベック「そいつの憧れになった男だろうが。その自覚が足りないんじゃねえのか」

    シャンクス「……手厳しいな」

    ベック「これぐらい言わなきゃ分からねぇだろ?」

    ルフィ「そーだそーだ!もっと言ってやれベック、そんな弱気なシャンクスおれは見たくねぇ!」

    シャンクス「……ルフィ…………ふぅ………だな………俺が悪かった。俺は赤髪のシャンクス……お前達の大頭であり、ウタの父親で、ルフィの友達だ。なら……もう迷わねぇ、やりたい様にやってやるだけだ」

    ベック「らしくなったじゃねぇか。それでこそお頭だ」

    ルフィ「だな!ニシシ!」

    シャンクス「要らんお節介を掻かせて悪かったな。よし………野郎ども!さっさと俺達の娘を助けるぞ!気合い入れろ!!」

    「「「「「「「おう!!!!」」」」」」」

  • 97二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 21:39:48

    ホンゴウ「…………で…………水差して悪いんだが………お頭、ウタに何があったのか説明してくれ」

    シャンクス「……あ、済まん。それなんだがカクカクシカジカという訳だホンゴウ、解毒剤は作れるか?」

    ホンゴウ「くそ、そうかネキノコを……不味いな」

    シャンクス「どういう事だ?」

    ホンゴウ「ネキノコの毒性は元のネズキノコから変異して、より複雑になって強力になってるんだ。そのせいで毒を完全に消せる薬は今まで誰も作れた事がねぇ。せいぜい症状を緩和させる物ぐらいしか、俺でも作る事が出来ねぇんだが……」

    シャンクス「治せる可能性が高くなるならそれでいい。今すぐ作ってきてくれるか」

    ホンゴウ「言われずとも行ってくるぜ。いいか、その間お頭達もウタを治せるかどうか頑張っといてくれよ!」ダァッ!

    シャンクス「ああ、出来るだけ急いでくれよ!……さて、それじゃどうしたもんか」

    ロックスター「お初にお目に掛かりやすお嬢。自分はロックスターというもんで」

    ウタ「…………知らない人がいる…………!!誰ぇ……………!!」

    シャンクス「済まん、引っ込めロックスター」

  • 98二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 21:53:07

    ホンゴウ「フゥ………フゥ………待ってろよウタ、すぐに薬を持ってきてや………………ん?……………」ダッダッダッダッ

    ホンゴウ「……………………………!!??」ザザァ!! クルゥ

    ホンゴウ「……そういやお頭……海軍大将からネキノコの事を聞いたって言ってたが………あれを知ってる上でやってんのか………?」

    ホンゴウ「………いや…………大丈夫だな!……ルフィとなら悪くはないし、お頭は……親子の触れ合いの範疇で終わればそれで問題はねぇし」

    ホンゴウ「まぁ、ちゃんとその辺りも説明されてる筈だ!要らん心配するよりも、さっさと薬を作りに行くか!」ダッ!

  • 99二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 22:05:10

    おっとォ…?

  • 100二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 22:10:43

    父親として接してるしそういうことにはなるのか?
    どうなるか待ってます

  • 101二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 22:12:54

    そういえば今更ですけどこれルウタ?シャンウタ?それとも両方?

  • 102二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 00:08:01

    モンスター「キィー」ナデナデ

    ルフィ「皆来てくれたんだ、もう大丈夫だぞウタ」ナデナデ

    シャンクス「俺とルフィじゃいい加減限界だった所だ。お前ら、何かこうウタを安心させる様な、幸せだって思わせられる様な………とにかく何でもいい。思いつく限り言ってみてくれ」

    ルウ「うーん……パンケーキを食べさせるとか?」

    シャンクス「さっき肉を食べさせたばかりだから無理だ」

    ライムジュース「んーー……酒盛りとか?」

    シャンクス「それはお前がやりたい事だろ」

    ベック「……ボソピーーーい盛り」

    シャンクス「聞こえてるしふざけんじゃねぇぞベック」

    ベック「済まん、何でもいいと言うもんでつい」

    シャンクス「お前さっきの真剣な顔は何処にやった……もういい、次は?」

    パンチ「……歌とか?」

    シャンクス「そんなんで上手くいく訳……いや、それだ」

    モンスター「キー!」

    パンチ「やったぜモンスター!」

  • 103二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 00:25:44

    シャンクス「お前ら、歌うぞ」

    ベック「……成程、その手があったか」

    ロックスター「え?あのお頭、急に何を………」

    ルウ「お前が知らないのも無理ねぇよ。昔ウタが赤ん坊の頃にな、赤髪海賊団の古参のメンバーで歌ってウタをあやしたことがあってな」

    ヤソップ「あの時のウタの笑顔、俺は忘れてねぇぞ。…………いやしかし、懐かしいなぁ。あんな小っちゃかったのに、今じゃ世界の歌姫とはな……」グス

    シャンクス「まぁそういう事だ。……ロックスター、お前今一瞬俺にふざけてるのかって思ったろ?」

    ロックスター「え!?いや滅相もねぇ!そんな事… ……………すいやせん、思いました。ご無礼でしたね」

    シャンクス「はは、素直な奴め。お前は後で甲板の掃除だ」

    ロックスター「へぇ、ありがとうござ…………え?」

  • 104二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 00:26:34

    今日はここまでで
    遅筆で申し訳ない……

  • 105二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 07:03:40

  • 106二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 07:07:04

    >>101←これは聞かないで待ってたほうがいいやつですか?

    できれば教えて欲しいです

  • 107二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 07:39:56

    >>106

    最後の結末までお待ち下さいな

  • 108二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 18:45:12

    保守

  • 109二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 18:49:24

    このレスは削除されています

  • 110二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 18:54:11

    ルフィ「……でもよシャンクス、ウタもデカくなったんだし、流石に赤ん坊の時にやった方法じゃ無理なんじゃねぇか?」

    シャンクス「かもしれん。が、もしかしたらって事もあるかもしれねぇだろ。それに今はなりふり構ってる暇はねぇ、使えそうな手は何だって使ってやるぐらいの気概じゃねぇとウタは助けられねぇぞ、ルフィ」

    ルフィ「……うぅーん………それもそうだな!よし、じゃおれも歌」

    シャンクス「いや、お前はウタの側にいてやってくれ。お前も歌うと余計悪化させるだろうしな」

    ルフィ「はっきり言うなよ!?……いやでも…………だな……分かった………シャンクス達に任せる!」

    シャンクス「よし、そうと決まれば……お前ら!今すぐ準備を」

    スネイク「言われなくとも」

    ヤソップ「もうやってるぜ!」

    モンスター「キー!」

    シャンクス「お前らいつの間に囲んで……モンスターまで肩組んでやがる……腕が辛いだろ………」

  • 111二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 20:24:10

    モンスター「ウキー!」

    パンチ「ウタの苦しみに比べりゃこんなもん安いもんだ、だってよお頭」

    シャンクス「………そうか………ありがとうな、お前達」

    ルウ「礼なら後でいいなお頭!」

    ベック「早くあんたも来い。いい年した野郎どもが泣きじゃくる女を囲むなんざ、キツすぎるぞ」

    シャンクス「よし、それじゃ……ガシッウタ、お前のよりは遥かに劣るだろうが……聞いてくれるか?俺達の歌を」

    ウタ「………うん………グス……聞かせて…………皆の歌を………私に………」

    ルフィ「ちゃんと歌えよー皆ー!」

    シャンクス「任せておけ。悲しみだとか寂しさだとか、そんなもんすぐに忘れるとっておきのやつを聞かせてやる」

    ベック(……悲しみも寂しさも味わわせたのは俺達だろ、だとか突っ込むのは野暮か)

  • 112二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 20:55:02

    ベック「……頭、音頭は任せたぞ」

    シャンクス「よし、それじゃあ……お前ら、あれを歌うぞ」

    ヤソップ「あれだな、了解だお頭。……というか俺達全員あれしか歌えねぇだろ」

    ガブ「流行りのやつなんてウタのぐらいしか知らないしな」

    シャンクス「細かい事は言いっこ無しだ。いいか、始めるぞ!」

    パンチ「よおし行くぜ!聞いてろよウタ!」

    モンスター「ウキー!」

    シャンクス「俺達の娘に贈る」

    「ビンクスの酒!」

    ♪〜〜〜〜〜〜〜〜

    ーーーーー

  • 113二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 21:39:23

    ーーーーー

    ♪〜〜〜ヨホホホ ヨホホホ ヨホホホ ヨホホホ

    シャンクス「…………ふぅ…………どうだったウタ?俺達も中々のもんだろ?」

    ウタ「……………」

    ルフィ「ウタ?…………シャンクス、ウタが泣き止んだぞ!」

    シャンクス「見れば分かるさ。……ウタ?……聞いてくれていたか?」

    ウタ「………ちゃんと…………聞いてたよ…………皆の歌………………なんだか……………懐かしい感じがした…………」

    シャンクス「懐かしい感じ?」

    ウタ「私が、何かあって泣いてた時……皆がふざけて、私を笑わそうとしてくれた……それで、辛かった事なんかすぐ忘れて……笑い転げて………そしたら皆も、笑顔になってた」

    シャンクス「……当然さ。娘が笑顔でいてくれるのが俺達の幸せだったんだ。それは、昔も今も変わっていない。……皆、お前が幸せになっていてほしかったんだ。その為なら俺達は、どんな痛みだって耐えられた。ウタがずっと笑えるなら、構わなかったんだ」

    ウタ「………うん」

    シャンクス「皆お前を大切に思ってる。その想いは、これから先も変わらない。……だから笑ってくれ、ウタ。お前と、俺達の幸せの為にも、毒なんかに負けるな」ナデナデ

    ウタ「……シャンクス……」

    ベック「……どうやらホンゴウの出番は無さそうだな」

    ルフィ「みたいだな!あー良かったぁ…」

  • 114二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 21:56:25

    ベック「偉い迷惑を掛けたな、ルフィ」

    ルフィ「迷惑なんかじゃなかったぞ。ウタにもシャンクス達にも久しぶりに会えたんだ。なら俺も幸せだ!」

    ベック「……ふ、そうか。強くなったもんだな」

    ルフィ「しし!」

    ウタ「……皆……私が幸せになってほしかったんだね……」

    シャンクス「……ああ」

    ウタ「……やっぱり私……皆が大好きだよ……シャンクスも……ルフィも……赤髪海賊団の皆も……」

    シャンクス「……そうか」

    ウタ「……皆……こんな私なんかに……ずっと優しくしてくれて……助けようとしてくれて……」

    ウタ「…………なのに私、酷い事ばっかり思ってた」

    シャンクス「……だな………………………え」

    ベック「……………おい待て、こいつは」

    ルフィ「…………えと…………ウタ…………?」

  • 115二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 23:42:36

    ウタ「………皆、私を大切に思ってくれてた……なのに……」

    シャンクス「……おい……ウタ?」

    ウタ「………シャンクス達は…………私をずっと庇ってくれた………のに…………ずっと…………私は………恨んで………」

    ベック「いや、お前は悪くない。俺達が勝手にやった事で」

    ウタ「…………ネズキノコで………死のうと………して…………ルフィも………友達も…………ファンの皆も……………私の世界に閉じ込めようとして…………」

    ルフィ「いやそんな事おれは気にしてねぇからな!?だからウタ、一旦落ち着」

    ウタ「皆……………私の自分勝手な思いで…………!巻き込んで………皆……………優しくしてくれたのに……………!!なのに…………私は…………!!」

    シャンクス「…………ウタ?」

    ウタ「………………うわああああああああぁぁぁぁぁぁぁん!!!あああああああぁぁぁぁぁぁぁん!!!!ああああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」

    ルフィ「うわぁぁぁやっぱりだぁぁぁ!!?大丈夫だからなウタ!!な!?どうどうどうどうどう!!」サスリサスリナデナデナデ

    ウタ「……ウック…………あああああぁぁぁぁぁ!!」

  • 116二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 23:59:43

    シャンクス「…………振り出しに…………戻っちまった」

    ベック「………どうするお頭………何か他に良さそうな手は思いつくか?」

    シャンクス「…………子守唄とか?」

    ベック「もう意味ねぇだろ」

    シャンクス「だよな……………はぁ………だぁーーっクソ!!お前ら!!何か出せ!!頼むから!!」

    ガブ「えっと……綿飴を食べさせる?」

    シャンクス「さっきルウに言ったのと同じ理由で却下!!」

    スネイク「……新しい服をやる?」

    シャンクス「効果が期待出来なさそうだから却下!!次!!」

    パンチ「海王類ごっことか……」

    シャンクス「もうウタはそんなので喜ぶ歳頃じゃねぇ!!ていうかお前らが話してんのは俺が昔ウタにしてた事じゃねぇか!!何処で聞いたんだよ!!」

  • 117二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 00:15:29

    ベック「落ち着け頭!まずは自棄になるんじゃねぇ!!」

    シャンクス「………ベック………済まん、少し取り乱しすぎたな」

    ベック「落ち着いたな、よし……頭、まず俺達はとんだ誤算をしてた。ウタの、12年間溜まり続けた薄暗い負の感情を甘く見過ぎてたんだ。それはちょっとやそっとじゃ消せるもんじゃねぇ、相当の根気がいるもんだった。舐めてかかりすぎたんだ、俺達は。……だから」

    シャンクス「慎重に向き合わなきゃならなかったんだろ?……最後まで言わなくても分かる。全く、何やってんだ俺は……」

    ベック「……頭」

    シャンクス「また面倒を掛けさせて悪かったな。今度こそ、冷静にやってみるさ。……が、情けないが今はまたお前らに頼る事になるが……いいか?」

    ベック「ああ、勿論。その為に俺達がいるんだからな」

    シャンクス「よし、それじゃあ……遠慮なく頼らせてもらうぞ、お前達」

  • 118二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 00:27:00

    シャンクス「取り敢えず、まだ意見を聞いてない奴ら。何か思いつくか?」

    ロックスター「すいやせんお頭……俺はお嬢の事といや、配信で見た事ぐらいしか分からないもんで……」

    シャンクス「まぁ、お前は無理もないよな」

    モンスター「キー!」

    シャンクス「……うーん……良い線は行ってると思うが……それじゃ駄目だな」

    モンスター「キー……」

    シャンクス「後言ってないのは……ヤソップ、何かあるか?」

    ヤソップ「………んー………済まねぇお頭。俺もこれといって良いのが………」

    シャンクス「そうか………仕方ない、少しウタを慰めてくるから、何か思いついたら言ってくれ」

    ヤソップ「ああ、分かった。……………んーー…………良い手…………安心感と幸福感を与えられる…………んーーー…………ん?」

    ヤソップ「………………んん?………………………………あ」

  • 119二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 00:29:59

    今日はここまで
    次回、ヤソップが輪切りにされるかもしれませんが楽しみにされる方がいたらお待ち下さい

  • 120二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 00:31:15

    輪切りのヤソップ、季節の野菜を添えて~

  • 121二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 00:55:33

    “ネ”キノコねぇ…

  • 122二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 07:11:13

    待機

  • 123二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 16:12:02

    悪いものではない爆弾がありそうな雰囲気

  • 124二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 20:14:07

    シャンクス「スタスピタッ………ん……?………ヤソップ?」

    ヤソップ「……いや流石に駄目だろ……あれは俺とあいつだから問題無かった訳でここにいる奴らじゃ……んーー……けど、もうなりふり構ってる暇は……だが……んんんーー………言うべきなのか……?いや、でもやめとくべきか……いやでも……」

    シャンクス「おいヤソップ。……さっきから、何をブツブツ言ってる?」

    ヤソップ「…………え?うおおお頭!!?い、いいや!?別に何でもねぇよ!!?」

    シャンクス「いや何かあるとしか思えん態度だったろ。……もしかして、何か思いついたか?」

    ヤソップ「いや、あの…………まあ………ああ……思いついちまった。……もしかしたら、効果はあるかもしれねぇ。……が、勧めたくはねぇがな」

  • 125二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 21:19:19

    シャンクス「言ってみろ。さっきも言ったが、使えそうな手はなんだって使わねぇとウタは助けられないんだ。ヤソップ、もしかするとお前の思いつきで助けられるかもしれないんだぞ?」

    ヤソップ「………そう………かもだが…………………ぐぅ……………はぁ、分かった。……ただ、お頭。一つ約束してくれるか」

    シャンクス「急にかしこまったな……なんだ?」

    ヤソップ「……俺はこの提案を真剣に考えて出した。そこに一切のおふざけはねぇ。……それを、頭の中に忘れずに置いたまま聞いてくれるか」

    シャンクス「こんな状況で巫山戯るような奴はウチのクルーには居ない。俺はそう信じている。……ベックはまぁ……うん………安心しろ、お前の事だって俺は信じている。約束は守ってやるさ」

    ヤソップ「……お頭がそこまで言うんだ。なら俺も言わなきゃ海賊の名が腐っちまうな。……よし!それじゃ……言うぞ、お頭」

    シャンクス「ああ」

    ヤソップ「俺が思いついた事………それなんだが………」

    シャンクス「……ああ」

    ヤソップ「……えっとな………この中の誰かがな………その………」

    シャンクス「…………ああ」

    ヤソップ「………ウタに………」

  • 126二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 21:29:44

    ヤソップ「…………ウタに………キスしてみるのはどうだ」

    シャンクス「…………………………」

    ヤソップ「…………………………」

    シャンクス「…………………………」

    ヤソップ「…………………………?」

    シャンクス「…………………………ヤソップ、ちょっとあそこまで行こうか」

    ヤソップ「あ?あ、あぁ……………?」スタスタ

    シャンクス「…………………………」スタスタ

    ヤソップ「…………ウタ達から大分離れたが………どうしたんだお頭?」

    シャンクス「いや何でもないぞさぁ今のをもっと詳しく聞かせてもらおうかヤソップ」チャキィ

    ヤソップ「待て待て待て待て待て待て待て待て待てぇ!!??」

  • 127二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 21:49:33

    シャンクス「何だどうしたんだ、デカイ声なんか出しやがって」

    ヤソップ「いや待てお頭!?あんたさっき、俺と約束したよな!?俺が一切巫山戯てないって信じるって!!何で剣向けやがるんだよ!?」

    シャンクス「いや済まん、つい反射的にやってる事だ気にするな」

    ヤソップ「いや気にするわ!!?」

    シャンクス「そんな事いいから早く話せよ。まぁそれがお前の遺言になるかもしれねぇがなハッハッハッ」

    ヤソップ「全然笑えねぇ!!?」

    シャンクス「ほらさっさと言え。ウタを助けられるかもしれないんだろ?それを試した後はお前に輪切りか千切り、どちらが良いか選ばせてやる」

    ヤソップ「どっちも嫌に決まってんだろ!!?」

    シャンクス「そうかそうか、良し。お前は後で輪切りに」

    ベック「いい加減にしろお頭」ガァン!!

    シャンクス「あでぇ!?」

  • 128二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 22:23:27

    ベック「イカれ過ぎだ馬鹿野郎」

    シャンクス「ってて……聞いてたのかベック……銃でぶつなよな………あたた………悪かったヤソップ、ちょっとばかし動揺しすぎた。許せ」

    ベック「まぁ、気持ちだけなら分かる。傍から聞いてりゃ巫山戯てるとしか思えんしな。だがちゃんとした理由ならあるんだろう?ヤソップ」

    ヤソップ「あ、ああ……ありがとなベック。理由か、それなんだがな……昔、バンキーナと暮らしてた時の事を思い出してな」

    ベック「お前の女との?」

    ヤソップ「ああ。で、あいつと暮らしてた時にその……な」

    シャンクス「……はっきり言えよ。何でちょっと顔赤くしてんだ、気持ち悪い」

    ヤソップ「……あいつと、その……仲良くしてた時にな…………キスしたらな、不思議と幸せな気持ちになったなって……それを思い出してな……で、もしかしたらこれが使えるんじゃないかってさっき思ってな………」

    ベック「………ふぅむ……………おいヤソップ、その仲良くしてたっていうのはまさか夜の」

    シャンクス「黙れベック」

  • 129二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 22:58:18

    ヤソップ「………言っといてなんだがよ………流石に使えねぇよな?これは。そもそもウタとするような奴なんて、この中にいるわけもねぇし……」

    ベック「そうだな。少なくとも、俺達みたいな親父があんな若い女にするのは完全にアウトだ……お頭、あんた絶対やるんじゃねぇぞ」

    シャンクス「流石に分かってるぞそれぐらい……というか、お前ら口でやる前提で話してるだろ。他のとこにするならギリギリ俺は許すが?」

    ベック「相手ぐらいウタに選ばせろ、何であんたの許可がいるんだ。それに、仮に頼まれたとして誰もやるわけはねぇぞ。恐らく一人は除いてな」

    シャンクス「まぁそういう奴らだよなお前らは………………おい待てベック」

    ベック「何だ」

    シャンクス「……さっきからお前の口ぶりを聞くに……俺達は除外してるが、一人特別扱いしてる奴がいないか?………まさかお前」

    ベック「ようやく気付いたか。……さっきからそこにいるだろ?ウタを助けるためなら、キスぐらい簡単にやってやりそうな奴が」

    シャンクス「……………あいつか?」

  • 130二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 00:41:01

    ルフィ「べろべろばぁーー!!……駄目だ、見向きもされねぇ。おーいウター、しっかりしろー」サスリサスリ

    ウタ「ううううぅぅぅ……………うえ"え"え"え"ぇぇぇぇ…………」ギュウゥ

    ベック「可能性があるとすれば、ルフィだけだろ」

    シャンクス「………あいつが………か」

    ベック「不服か?」

    シャンクス「いや、そういうわけじゃねぇ。むしろルフィにならウタを任せられる………でもなぁ……」

    ベック「別に口以外にするなら問題は無い筈だ。お頭、あんたの我儘のせいでこのまま娘が泣き続けて眠れないままになってもいいのか?」

    シャンクス「いいわけないだろ。ただ少し不安があっただけだ、ルフィの奴が女性とキスするって事がどういう事なのか……その重みを、ちゃんと分かってるのかってな」

    ベック「今はまだ分からなくてもいいだろ。もっと経験を積んで、男は一人前になっていくもんだ」

    シャンクス「……しかしだな…………むぅ………」

    ベック「………お頭、正直に答えろ。……あんた、単にウタが男とキスする現実を受け入れる覚悟がまだ出来てねぇんだろ」

    シャンクス「……お見通しってわけか」

    ベック「直感で言ってみただけだ。そんなこったろうとは思ってたがな」

  • 131二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 08:41:17

    保守保守

  • 132二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 10:10:33

    ベック「ウタがルフィでいいって言うなら文句はねぇだろ?」

    シャンクス「まぁ、そうだが………けど………なぁ……」

    ベック「……使えそうな手はなんだって使う」

    シャンクス「うぐっ」

    ベック「さっきあんた自身が言った言葉だ。まさか、もう忘れたんじゃねぇだろうな?」

    シャンクス「うぐぐ……!」

    ベック「口以外にするぐらい許してやれ。一度試して、駄目だったらその時はその時。もしも成功したら、それはそれで万々歳だ、そうだろ?」

    シャンクス「………うぐぅ………」

    ベック「何とか言え、お頭。唸ってばかりじゃ何が言いたいか分からねぇぞ」

    シャンクス「………ぐっ…………あぁ………はぁ………分かった。試すだけ試してみるか………行くぞ、二人とも」

    ベック「了解」

    ヤソップ「了解だ………なんか悪かったな、ベック。要らねぇお節介掻かせたみたいで……」

    ベック「そんなもん気にするな。これが俺の役目だからな……お頭にも困ったもんだ、全く」

    ヤソップ「……さっきは生きた心地がしなかったぜ……あぁー恐かったぁ………」

  • 133二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 10:30:17

    シャンクス「………ポンポンルフィ、ちょっといいか?」

    ルフィ「んぁ?あ、戻ってきたのかシャンクス。向こうでベック達と何話してたんだ?」

    シャンクス「色々込み入った話があってな………それでな、ルフィ。……ウタを治せるかもしれん方法が、見つかったんだが………」

    ルフィ「え、ほんとか!?それで、今度は何するんだ!?」

    シャンクス「いやルフィ、今度は俺達がやるんじゃない。これは……お前にしかやれない事だ」

    ルフィ「……え?……おれにしかやれない……て、何だよそれ?」

    シャンクス「……これをするのには相当な覚悟が要るんだが………ルフィ、お前にその覚悟はあるか?」

    ルフィ「ウタを治せるかもしれないんだろ!?だったら、何だって受けて立ってやるぞおれは!!それが何なのか言ってくれよシャンクス、今すぐやってやる!!」

    シャンクス「……そうか……やっぱり、お前にならウタを任せられるな。お前が友達で俺は良かった……………いや、感慨に耽るのは後だ。……ルフィ、それでだな、その……ウタを治せるかもしれない方法なんだが…………それは……」

    ルフィ「おう!!何だ!!」

    シャンクス「……それは……詳しい事はベック達に聞いてくれるか?」

  • 134二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 10:46:42

    ベック「おい」

    ヤソップ「え?」

    シャンクス「その方法はちょっと特殊でな、俺よりもベック達の方が詳しく教えられるんだ。あいつらの話をちゃんと聞いて、それからウタにやってくれるか?」

    ベック「……言ってる事に間違いはねぇが………お頭の奴、俺達に丸投げしやがった」

    ヤソップ「……後で覚えてろよ、お頭め」

    ルフィ「ああ分かった!それじゃベック達のとこに行ってくるから、シャンクスはウタの側にいてやっててくれ!それじゃ待ってろよウタ、すぐに治してやるからな!」

    ウタ「…………ぐす……………るふぃ…………!!」パッ

    シャンクス「……後は任せたぞ、お前達」ギュ

    ベック「カッコつけた面でこっちを見るんじゃねぇ」

    ヤソップ「射撃の練習の的にしてやるか……」

    ベック「俺にもやらせろよ」

    ヤソップ「勿論だ」

  • 135二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 11:04:31

    ルフィ「………それで、ベック、ヤソップ。おれ何すればいいんだ?」

    ヤソップ「……それなんだがな、ルフィ。……心して聞いてくれるか」

    ルフィ「?おう」

    ベック「まぁやる事は簡単だ。……ルフィ……お前がな」

    ルフィ「うん」

    ベック「……ウタに、キスしてやってくれるか」

    ルフィ「……………」

    ヤソップ「やっぱり急にこんな事言われても困るよな。だがなルフィ、これは間違いなくお前にしか出来ない事なんだ。……けど無理強いはしない、お前が嫌だって言うなら俺達だってすぐに別の方法を考える。どうするかは、お前の判断で」

    ルフィ「……?いや、おれは全然いいぞ?」

    ヤソップ「やっぱそうだよな………………え」

    ベック「……何となくだが……ルフィなら、そう言うとは思ってたぞ俺は……直感だが」

    ヤソップ「お前の直感凄ぇな……いやそれよりも!ルフィ!?」

    ルフィ「どした?」

    ヤソップ「どしたじゃねぇ!!お前は良いのか!?キスする事に、こう、何かもっと……色々思う事はねぇのか!?」

  • 136二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 12:03:59

    ルフィはお前みたいな覚悟キメたやつだよ

  • 137二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 12:34:53

    ルフィ「いや、別に口と口くっつけるだけだろ?それになんか問題でもあるのか?」

    ヤソップ「……あー……そういうことか……」

    ベック「お頭の不安が的中したか。……聞け、ルフィ」

    ルフィ「え……何だ?」

    ベック「いいか、ルフィ。キスっていうのはな、互いに好意を持つ者同士がする事だ。そこは流石に分かってるな?」

    ルフィ「おう。だからおれとウタがしても問題ないだろ?」

    ベック「お前らの仲に疑う余地はねぇ、それは確かだ。……だがな、ルフィ。お前はそう思ってても、それをやったらウタがどう思うか、お前に分かるか?」

    ルフィ「ウタが……?」

    ベック「キスするって事はな、簡単にやっていいような事じゃねぇ。てめぇがした相手の気持ちも、受け止める覚悟がねぇような奴がやるのは許されねぇ行為だ……ルフィ。
    お前には、その覚悟があるか?」

    ルフィ「…………覚悟」

    ベック「……どうするんだ?生半可な覚悟しかない奴には、俺達の娘は任せられねぇが……」

    ヤソップ「……ベック、さっきから中々きついぞお前」

    ベック「こうでも言わなきゃこいつは真剣に向き合わねぇだろうが」

    ヤソップ「かもしれねぇけどよ……」

    ルフィ「……………ベック」

  • 138二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 13:19:13

    ベック「……何だ」

    ルフィ「……おれ、ウタには笑って生きててほしい」

    ベック「……俺達もそう思ってるが」

    ルフィ「その為なら、どんな事だってやってやりてぇ。歌だって歌うし、キスだってやってやる。……でも、おれにはベックの言う覚悟っていうのがまだあんまよく分からねぇ……だから」

    ベック「だから?」

    ルフィ「……難しい事は分かんねぇからさ、後で考えてみるよ、おれ!ウタにキスして、それでまた滅茶苦茶泣いたりされたら、その時はおれが責任もって慰める!どんな風に思われても受け入れるから、ウタの為になる事がおれにできるなら、おれがやってやりてぇ!」

    ベック「………」

    ルフィ「ウタがまた笑えるようになるんなら、嫌われたっていいぞおれ!」

    ヤソップ「………ルフィ」

    ルフィ「だからやらせてくれベック!俺にしかやれないんだったら、今すぐにでもやってやるぞ!」

    ベック「……………」

    ルフィ「ベック?」

    ベック「……はは、そうか。……心配は要らなかったんじゃねぇか」

  • 139二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 18:51:11

    ニヤニヤしながら見てます
    保守

  • 140二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 19:38:58

    ベック「だろ?ヤソップ」

    ヤソップ「……へへ、みたいだな……よしルフィ!それじゃ今すぐ行ってこい!」

    ルフィ「ほんとか!よぉし分かった、待ってろよウタ!思いっきりやってや」ダッ!

    ベック「待てルフィ!」

    ルフィ「っとお!?キィッ!!……今度は何だよ!?」

    ベック「急に引き止めて悪いな。もう一つだけ、お前に教えておかなきゃならねぇ事があったのを今思い出してな。すぐ終わるもんだから、それさえ済めばすぐにでも行かせてやる」

    ルフィ「それって何だ!」

    ベック「ただキスするだけじゃ雰囲気も在ったもんじゃねぇんだ。お前がウタをどう思っているか、これから先ウタにどう在っていてほしいのか、それを先に伝えろ。難しく考えるな、お前が思うありのままを全部ぶちまけて、それからキスするんだ、いいな?」

    ルフィ「分かった!じゃあ、今度こそ行ってくる!!」ダァッ!

    ベック「頑張れよ!!………まだまだ若いな、あいつも」

    ヤソップ「これから先、更にとんでもねぇ奴になるぞありゃあ……へ、楽しみだな」

    ベック「ふ。……俺達も、まだしぶとく生きていねぇとな」

    ヤソップ「だな!」

  • 141二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 20:56:13

    ヤソップ「…………ところでよ………ベック、お前キスに関する事にやたら詳しかったが……あれは………」

    ベック「ん?ああ、大体の女はああすると堕ちるぞ」

    ヤソップ「……聞かなきゃよかった……そういやお前、若い頃顔に赤い跡付けてた時があったな。……今も遊んでんのか?」

    ベック「人聞きの悪い事言うんじゃねぇ。あれはお互いに夢を見せあった末の結果だ……今は見せるだけになったが」

    ヤソップ「やかましい女の敵め。こんな奴からアドバイスされたルフィが不憫だぜ全く……………あれ……………?ベック?」

    ベック「まだ何か文句か?」

    ヤソップ「いや違ぇ。………ベック………何か忘れてねぇか…………俺達…………?」

    ベック「?……………いや、必要な事はルフィには全部伝えた筈だ。他にはもう無かった………筈だが………?」

    ヤソップ「………?………んんん?………まぁ、良いか!ルフィなら間違いなんざ起こさないだろうしな!」

    ベック「………何か引っ掛かりはするが…………まぁ………大丈夫だな、ルフィなら。よし、俺達も見守りに行くぞ」





    「いや、別に口と口くっつけるだけだろ?それになんか問題でもあるのか?」

  • 142二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 23:53:35

    ウタ「……………ああああぁぁぁぁ……………」

    シャンクス「もうすぐだウタ。あいつなら……お前をどうにかしてやれるかもしれない。だから、もう少しだけ待ってるんだ」サスリサスリ

    ウタ「…………ひっく…………あいつ………?……………あいつって…………」

    シャンクス「……お前も、よく知ってる奴だ。あいつはお前の事を、ずっと思い続けてる。お前を助ける為なら、どんな事でも必ず成し遂げる。あいつは………ルフィは、そういう男だからな」

    ウタ「……………ルフィ…………」

    シャンクス「…………………噂をすれば、やっと来たな」

    ルフィ「………っと!ザザァ待たせて悪かった二人共!ちょっとベック達との話が長くなって………シャンクス?何で笑ってんだ?」

    シャンクス「……ふ、気にするな。タイミングの良い奴め……ルフィ、いいんだな?」

    ルフィ「ああ、任せとけ!思いっきりやってやるから、待ってろシャンクス!」

    シャンクス「思いっきりやったら叩き斬るからな」

    ルフィ「え、あ………ごめん」

  • 143二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 08:12:00

    保守

  • 144二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 09:59:14

    シャンクス「いいか、優しくしてやるんだぞ。最悪それだけは守れ。いいな」

    ルフィ「お、おう……いや最悪ってなんだよ」

    シャンクス「まだ心配なんだよ、お前もウタも……まぁいい。とにかく、任せたからなルフィ。俺達は遠くからだがお前達を見守っててやるからな」

    ルフィ「え、何でだ?シャンクス達も近くに居てやらないのか?」

    シャンクス「もしウタがお前のキスで治って、俺達に見られてた事を思い出してみろ。……確実に悶えるぞ」

    ルフィ「んー?……そういうもんなのか」

    シャンクス「そういうもんなんだよ。それじゃあお前ら、さっさと離れるぞ」

    スネイク「了解だ。おら、行くぞてめぇら」

    ルウ「あいよ。ちょっと見たかった気もするんだけどな」スタスタ

    ライムジュース「ま、後でルフィとウタに感想聞いてみるか」スタスタ

    シャンクス「いいから無駄口聞かずに行きやがれ。……たく、それじゃあ……ちゃんとやれよ、ルフィ」

    ルフィ「ああ!バッチリやってやるからな!」

    シャンクス「期待して待ってるからな!」スタスタスタ

  • 145二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 10:15:27

    ルフィ「………皆離れたな。よーしそんじゃあ……ウタ?」

    ウタ「…………ルフィィ………!!」ギュ

    ルフィ「っと。皆行っちまったから寂しくなったか?よーしよし、おれがいるからな。もう寂しくないぞー」ギュ

    ウタ「………離れちゃやだ…………此処に居て…………お願いだからぁ…………!!」ギュウウゥ!

    ルフィ「………ああ、安心しろウタ。もうお前に、寂しい思いなんかさせてやらねぇからな。……おれが全部終わらせてやる」

    ウタ「…………ヒック……………うううぅぅ………!!」

    ルフィ「ウタ、ちょっとおれに顔向けてくれるか?」

    ウタ「…………ぅぇ…………?」チラ

    ルフィ「よーし向いたな。目ぇつむってろよ」ゴシゴシ

    ウタ「…………ん…………」

  • 146二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 13:18:15

    ルフィ「………っとゴシゴシ…………これでゴシゴシ…………良し!目、開けていいぞ」

    ウタ「………ん………」パチ

    ルフィ「しし、手がびちゃびちゃになっちまった。フキフキおれと離れるの、そんなに嫌だったか?」

    ウタ「………………迷惑…………だった………?」

    ルフィ「いーや全然!ウタが嫌じゃなかったら、いつだっておれが側にいるからな。……でもウタが泣き虫のまんまじゃ、ウタもおれも一緒にいても楽しくねぇだろ?だからな」グイッ

    ウタ「………何で………私の顔………持つの………?」

    ルフィ「………今から、おれが何とかやってみる。だからよ、これから色々話すけど、ウタは少しだけでいいから黙って聞いててくれるか?」

    ウタ「……………コク分かった……………ルフィの事………信じてる………………お願い…………」

    ルフィ「ああ!………えっと………そんじゃまずは………確か………おれがウタに思ってる事から言うんだったっけか………?……んーと……じゃ、まずは……………あ、そうだ!」

    ウタ「……………?」

  • 147二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 13:46:44

    ルフィ「……………」ニコニコ ジー

    ウタ「……………ルフィ………?何で………私の顔見てるの………」

    ルフィ「ずーーっと思ってたんだ、ウタの目ってきれーだなーって!」

    ウタ「……………そう………なの…………?」

    ルフィ「ああ!いっつもキラキラしてて、見てて全然飽きねぇ!今は泣いてたからちょっと眩しいぐらいな感じだけど、それでも綺麗なまんまだ!」

    ウタ「………そう………なんだ………」

    ルフィ「でもな、ウタの目も好きなんだけどな、ウタが歌ってる時の方がおれはもっと好きだ!」

    ウタ「………歌ってる時…………?」

    ルフィ「ウタが夢の中でライブやってた時の、あの歌ったり踊ったりしてた時のウタがおれは一番綺麗だったと思う!あの時のウタが、目よりもキラキラしてて楽しそうだったからな!」

    ウタ「……………」

    ルフィ「それにな、ガキの時からずっと、おれウタが歌ってる姿が好きだったんだ!だからまた、ウタが歌うのを見てみたい!ウタが楽しそうにやってる姿なら、おれはいくらでも見に行ってやるからな!」

    ウタ「…………ルフィ」

  • 148二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 14:11:20

    行け!太陽神!

  • 149二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 14:40:54

    ウタ「………ルフィはさ………」

    ルフィ「ん?」

    ウタ「…………どうして…………こんな私なんかに………優しくしてくれるの………」

    ルフィ「逆に聞くけどよ、何でそんな事不思議に思うんだ?」

    ウタ「………だって………!………私は…………………庇ってくれてたシャンクス達を恨んで………………ルフィ達を…………私の世界に閉じ込めて……………エレジアの人達を殺した…………トットムジカを………また呼び出そうとして…………」

    ルフィ「……確かに、色々おかしかったとこはあったな」

    ウタ「…………皆………私のせいで………私がいたから………なのに…………」

    ルフィ「……………」

    ウタ「……………皆を……………不幸にするだけの私なんか………いなくなった方がいいのに…………何で………何で…………!!…………優しくするの………!!!」

    ルフィ「…………………ウタ」

    ウタ「…………グス…………!!

    ルフィ「ウタ、こっち向け」

    ウタ「……ぇ?」

    ルフィ「ほい」ムニィー

    ウタ「ひゃう!!?」

  • 150二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 15:18:38

    ルフィ「ひゃひゃひゃひゃ!やわらけぇなーウタのほっぺた。お前なーおれが黙ってろって言ったのもう忘れたのかこんにゃろー!」ムニムニ

    ウタ「………え……ちょ……何してんの………やめ」

    ルフィ「いいかウタ。お前がいなくなりたいとか思ってても、おれはそんなもん聞きたくねぇ。ウタが生きていないとおれは嫌だ」ムニィー

    ウタ「…………………」

    ルフィ「おれも、おれの仲間達も、シャンクス達も、それに………ごーどん?て誰かは知らねぇけど……とにかく!後お前のウタが好きな皆も!!ウタに死んでほしいなんてこれっぽっちも思ってねぇ!じゃねぇとこうやって、ウタは今おれの前にいねぇんだからな!」

    ウタ「………かも………だけど………」

    ルフィ「あ、そうだ。それとなウタ、お前が今言ってたおれがウタに優しくする訳だけどな」

    ウタ「………あ………うん………それ………何なの?」

    ルフィ「んなもん言われなくても自分で考えろ!すぐに分かるからな!」ムニィーー!

    ウタ「……いや分からないから聞いてるんだけど!!?」

    ルフィ「えー言わなきゃわかんねぇのか?」ムニィムニィ

    ウタ「そうだよ!?…………だから教えてよ…………早く………後………いい加減触るのやめてよ……」

    ルフィ「パッあ、悪ぃ。触り心地良くて癖になってた。じゃ、ウタ。おれがお前に優しくする訳なんだけどな」

    ウタ「………うん」

    ルフィ「……おれ、お前の事が好きだからな!これからも笑って生きててほしいって、そんだけの事だ!!な、すぐに分かっただろ!」

  • 151二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 15:22:27

    良く言った!!!!

  • 152二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 15:58:19

    ウタ「………私が………好き」

    ルフィ「お前がまた笑える様になるんなら、何やってもおれは辛くねぇからな!!だからな、いなくなりたいとか言ってもいいけど、ほんとにいなくならないでくれよ!!辛い事があったら皆に言え!思いっきり頼られてやるから、な!しし!」

    ウタ「……私………私も………もっと生きてたい」

    ルフィ「お、ほんとか!?嘘じゃねぇよな!!」

    ウタ「……ほんとだよ……私も………まだ生きていたいよ…………でも………このままだったら………私………また……皆傷付けちゃう………私が………死んじゃうから………」

    ルフィ「……いや……絶対におれが死なせねぇ」

    ウタ「……でも……もう、他に方法は」

    ルフィ「方法ならまだ有る」ガッ

    ウタ「………え………ルフィ………なんでまた……顔持っ」

    ルフィ「ウタ。……今から、おれがお前にキスするぞ」

    ウタ「…………え?」

    ルフィ「おれはお前が好きだ。だからキスするのは嫌じゃねぇし、お前にどう思われたって構わねぇ。……でもやっぱり、嫌がるお前に無理矢理したくはねぇ。だから、先に聞いとくけど………おれがしてもいいか?」

    ウタ「待って!?……え……どういう事!?私を助ける為にキスするってどういう事………!?」

  • 153二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 17:55:28

    いきなりキスするって言われたらそりゃ困惑する
    流れでキスするかと思ってたらルフィが凄い紳士だった

  • 154二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 17:59:02

    真正面からぶつかる姿勢が現れてて良き

  • 155二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 20:11:55

    ルフィ「どういう事って……決まってんだろ!そんなの」

    ウタ「……そんなの?」

    ルフィ「……………あり?そういや何でだ?ベック達、キスしろって言ってたけど……その訳までは言ってなかったような……ま、いいか!」

    ウタ「いや良くないって!?………ベック達、何教えてるの"よ"………ヒック………!」

    ルフィ「わー泣くな泣くな!!ごめん何かおれが悪かった!えっと……多分あれだ!おれがキスすればウタが、えと……こうふくであんしんできるから……だと、思う!うん!!…………あのな……ウタ。それでな」

    ウタ「………う"ん"」

    ルフィ「ウタは………嫌か?………おれと、キスするのは。……ウタが嫌なんだったらおれは絶対にやらねぇし、ベック達をぶっ飛ばした後、もっと良い方法がないか考えてくるからさ、それだけでも今教えてくれねぇか。あ、でも無理にキスしようとか思うなよ!そういうのは、本気で好きな奴とするのに置いとくべきって確か前にレイリーが言って……ウタ?」

    ウタ「…………ふふ………!」ギュウ

    ルフィ「………え……?ウタ?今お前笑って」

    ウタ「………嫌じゃないよ………」

    ルフィ「………ほんとか?………本当に、そう思ってるのか?」

    ウタ「……うん……私は大丈夫。……ルフィじゃなきゃ、私は嫌だ。ルフィ以外に、あげたりしない。………だから……お願い。……………やって?………ルフィ」

  • 156二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 20:25:00

    ルフィ「………よし…………分かった。それじゃ……」

    ウタ「……ん」

    ルフィ「……ほんとにやっちまうぞ」

    ウタ「……」コク

    ルフィ「やってる途中で、やっぱり嫌になったら引っ叩いていいからな」

    ウタ「………もう………そんな事思ったりしないから……早く………お願い………」

    ルフィ「……おう……そんじゃ………行くぞ、ウタ」

    ウタ「……うん」

    ルフィ「………ん………」クイッ

    ウタ「っ………ん………」

    ルフィ「………」グイー

    ウタ「……………!」

    ルフィ「……ん!」

    ウタ「……んん!……っ!」

  • 157二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 20:44:52

    ルフィ「……ん……んぅ………ぷはっ………!……ふぅーー………!……こんな息苦しくなるもんなんだな、キスって!苦しくなかったかウタ?………ウタ?」

    ウタ「……………」プルプル

    ルフィ「え、おいウタ!?しっかりしろ!……聞こえてんのかウタ!?おい!!?」

    ウタ「…………………………」プルプルプルプル

    ルフィ「やっぱりおれとすんのが嫌だったのかウタ!!?聞こえてるか!!?おい!!?……シャンクス!!皆!!ウタの様子が何かおかし」

    ウタ「!!!」ガシグイィィ!!

    ルフィ「え、ウタどうしうんむ!!??」

    ウタ「はむ……ちゅ……!!……あむ、ぺろ……ふんむ…んんん………!!………ふぁ………ちうう………!!」

    ルフィ「………んん……!!………んんんん………!!?はっ………うんん……!!?……ぶはぁ!!はぁっはあっ…………ウタ、ほんとにどうしんんんんん!??」

    ウタ「………ん………!!………ちゅ………はぁ…………あむ………!!…………んん……!」

  • 158二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 21:03:10

    エッッッ

  • 159二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 21:04:48

    ヤソップ「……んー………………………………………あ」

    ベック「……上手くやれよ、ルフィ」

    シャンクス「必要な事は全部教えたんだろうな、ベック?」

    ベック「あいつだってもうガキじゃねぇんだ。いちいち俺達が手取り足取り教えてやらなきゃ、何も出来ない程柔な奴にはなっちゃいねぇだろ」

    シャンクス「そうなんだろうがな………いや、今更止めた所でもう遅いか。悪かったベック、静かに待ってるよ」

    ベック「ああ、そうしておけ」

    ルウ「……それにしてもあの二人がか……ルフィの奴、深い方までやっちまうのかな?」

    シャンクス「今すぐ三枚下ろしにしてやろうかルウ」

    ルウ「恐ぇ……」

    シャンクス「お前ら、絶対に振り向くんじゃねぇぞ。あの二人を少しでも見ようとする奴は、俺がこの手で微塵切りにしてやるからな」

    ライムジュース「お頭にミンチにされたい奴なんざこの中にいねぇだろ……」

    ガブ「……まだ死にたくないしな」

    シャンクス「第一にベックの奴が教え込んだんだ。ルフィがそれに逆らって、口にするわけねぇだろうが全く………そうだ、おいヤソップ。お前も見聞色で探ろうなんざ馬鹿な真似はよせよ…………ヤソップ?聞いてんのか?」

  • 160二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 22:08:02

    ヤソップ「…………ベック…………」

    ベック「あ?どうしたヤソップ、お頭の脅しにびびったのか?」

    ヤソップ「それもあるが……………ベック。………今思い出したんだが………俺達がルフィに伝え忘れてた事」

    シャンクス「………伝え忘れてた事?おい、どういう事だベック。ルフィには教えられる事は全て教えたんだろ?」

    ベック「ああそうだが。ヤソップ、お前の思い違いじゃ」

    ヤソップ「口にキス」

    ベック「あ」ポロッ

    シャンクス「…………ベック…………?…………煙草を落としたが…………どうした…………必要な事は全部ルフィに教えたんだろ……………………そうなんだろ?ベック」

    ベック「…………済まんお頭…………つい、忘れてた」

    シャンクス「何を!!???」

    ベック「………口以外にキスしろと…………言って………なかった」

    ヤソップ「………やっぱりまずかったか?」

    ベック「前向きに考えると、あいつらがダチ以上の関係に進むかもしれねぇぞ」

    シャンクス「二人共ちょっと黙れ!!!」

  • 161二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 22:36:47

    ルウ「……横から聞いてたんだが……お前らの話からするによ、ルフィの認識はキスは口にするもんってまんまなのか?……て事は今あいつら!!?」グルッ!

    シャンクス「ルフィ!!今すぐやめ」グルッ!

    ルフィ「……ん!」

    ウタ「……んん!……っ!」

    シャンクス「!!!??」グルッガシグリィ!!

    ルウ「ゴキッ!!うぎゃぁぁぁぁぁ!!?」

    シャンクス「…………ルウ…………見たか?」

    ルウ「っっっ!!っっっ!!っっっ!!」ブンブンブンブンブンブン!!!

    シャンクス「……ならいい」

    ライムジュース「お、お頭!!もう頭から手を離してやれ!!いま絶対に鳴っちゃいけない音が、首から、首からぁ!!!」

    シャンクス「パッ安いもんだ………ルウの首ぐらい。……ウタが辱めを受けるのに比べればな………」

    ベック「今すぐ撃ち殺されてぇかクソ大頭ぁ!!」ジャキィ!!

    ヤソップ「落ち着けベック!!少なくとも俺達がお頭にキレるのは許されねぇ!!」ガシィ!!

    ベック「うぐっ………!!」

  • 162二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 23:12:49

    シャンクス「………済まなかったなルウ。俺も一瞬で頭に血が上りすぎた………生きてるよな?」

    ルウ「………ぎ………ぎりぎりな…………あぐっ」

    ベック「もう喋るな、横になってろ。………俺達からも、済まなかったルウ。お前がそんなザマになった原因は、元を辿ると俺達だ」

    ヤソップ「本当に悪かった……暫く皿洗い手伝ってやるから、それで勘弁してくれ」

    シャンクス「……ついでに俺も手伝うぞ」

    ベック「お頭……いや、あんた片腕だけじゃ無理だろ」

    シャンクス「洗った後拭くぐらい出来るさ。……あの時ウタはな、ルフィからされるのを黙って受け入れてた様に、俺には見えたんだ」

    ベック「……そうなのか?」

    シャンクス「ウタは……ルフィを受け入れて、ルフィも、ウタを受け入れてくれたんだ。なら俺が口出しして何になる?……娘を受け入れてくれる相手がいた事を、まずは喜ぶのが親ってもんだろ……だよな?ベック」

    ベック「……ああ、間違っちゃいない。それが恐らく親って奴なんだろ。………よく堪えたな、お頭。………それと、今更だが詫びがまだだったな。済まなかった」

    シャンクス「もういいさ。過ぎた事なんだからな」

    ヤソップ「……俺にもよく分からねぇが……何故かウソップに会いたくなってきたな……あいつにも、そんな奴がいたらいいな……」

  • 163二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 23:39:23

    シャンクス「ウタが治った後、会いに行けばいいだろ?」

    ヤソップ「いや、しかし……まずどんな風に話せば……」

    シャンクス「素直に息子が成長した事を喜んでやればいいだろ。その後ハグでもしてやれば」

    ルフィ「……えてるか!!?おい!!?……シャンクス!!皆!!ウタの様子が何かおかし」

    シャンクス「!!??ルフィ、どうし」

    ウタ「!!!」ガシグイィィ!!

    ルフィ「え、ウタどうしうんむ!!??」

    シャンクス「グルゥ!!……………お前ら、見てねぇよな?」

    スネイク「………勿論」

    パンチ「見てねぇからそんな顔で睨むなよな!?」

    モンスター「ウキーー!!」

    ロックスター「お頭に誓って振り向きもしてやせん!!」

    シャンクス「……だよな、お前らはそういう奴らだ。疑って悪かったな……」

    ヤソップ(……うわぁ……あんな積極的に……マジか、ウタの奴初めてじゃねぇだろありゃあ……凄ぇ、ルフィが滅茶苦茶になってやがる……あんなにやるか普通)ケンブンショクハツドウチュウ

    シャンクス(お前は後で輪切りだヤソップ!!!)ケンブンショクハツドウ

  • 164二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 23:45:46

    タガが外れたか

  • 165二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 23:59:24

    シャンクス「…………………静かに………なったな」

    ベック「………どうやら終わったようだな。どうするお頭、振り向いてみるか?」

    シャンクス「それでまたキスしてる現場を見たら……どうする?お互い気まずくなるぞ」

    ベック「あんたは海賊で、それも四皇なんだろ。その程度の事で怖気付いてんじゃねぇ」

    シャンクス「そうは言ってもだな………それとこれとは話が」

    ルフィ「………ウタ!ウタ!!おいウタ!!!シャンクス、皆!!来てくれ、ウタが!!!」

    シャンクス「!!??ルフィどうした、今行く!!お前ら、急げ!!」

    ロックスター「あの、お頭……そこで横になってるお二人はどうしておけば……」

    シャンクス「スネイク、ガブ、ルウに肩を貸してやれ!!ヤソップは置いていけ!!行くぞお前ら!!」

    ヤソップ「」ピクピク ピクピク

    ベック「……同情はしてやらねぇぞ」

  • 166二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 00:25:57

    眠いので今日はこの辺で
    平日からは19時辺りからしか書けませんので、保守だけでもされる方がいたらよろしくお願いします


    ついでに、多分というか確実に結末までレスが持たないと思いますので次スレも立たせますので、もしも感想とかあったら遠慮なくなさって大丈夫ですからね(無駄に強欲)

  • 167二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 00:51:14

    ルフィが紳士的に、ウタに全力で配慮してやってるのに、ウタは本能のまま、ルフィとキスしたいっていう欲望のままに、無理やりディープキスしてるのがすごいエッッッだし、見たいものが滲みでてる。
    それはそれとして部屋の外に出るぐらいはしろよ親バカ海賊団

  • 168二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 07:12:26

    ほーしゅ

  • 169二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 10:39:11

    >>165

    ウタ満足して寝たか...?

  • 170二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 10:45:08

    12年分の幸せを埋めるならこうもなるわな
    いいのだ…もっと摂取していいのだ…

  • 171二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 11:01:27

    過去に書いたやつとかあったら教えて欲しいです

  • 172二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 16:36:01

  • 17323/01/23(月) 19:33:44

    >>167

    あ、一応言うと全員エレジアのライブステージ場にいます

    元々の流れが


    ウタ、ライブ前にネズキノコと間違えてネキノコを食べ、ウタワールド内にてルフィ達の前で号泣

    ルフィ、覇王色でウタワールドから脱出 現実世界でウタを発見し介抱

    しばらくして海軍がエレジアに到着 藤虎とモモンガが二人を発見

    といった感じですね

  • 17423/01/23(月) 20:11:29
  • 175二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 20:39:53

    シャンクス「ルフィ!!ウタがどうしたんだ!!」

    ルフィ「シャンクス!!ウタが……………あれ、何でヤソップは向こうでズタボロになってんだ?」タラァ

    シャンクス「んな事どうでもいいから涎拭いてさっさと話しやがれ!!!!」

    ルフィ「な、何そんな怒ってんだ!!?グシグシえっとシャンクス、ウタが……」

    シャンクス「ああ、何があったんだ?」

    ルフィ「おれ、ついさっきまでウタにキスされてたんだけどな……」

    ーーーーー

    ウタ「………ん……!……ふぅ………はむ………ちゅ……ぴちゅ…………れぇ………」ギュウウウゥ!!

    ルフィ「ん"ん"ん"ん"!!」

    ウタ「はぁ………!くちゅ………ちゅう…………ぺろ……ああん…………あむ………んちゅ………ちううう………」ギュウウウゥ!!

    ルフィ「ん"ん"ん"ん"ん"ん"ん"!!!」

    ウタ「……んん……はぁむ………ん……ん………ん!……ぷはぁ!……はぁ………はぁ………はぁ………」

    ルフィ「はぁ…………!はぁ…………!はぁ…………!ウタ……い……いきなり………はぁ………何す……!?」

    ウタ「……はぁ……はぁ……ふふ……えへへ………」タラァーー

    ルフィ「……っ!!!」

  • 176二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 21:24:07

    ウタ「……ルフィ」

    ルフィ「………な………何だ………」

    ウタ「……私今、すっごく幸せだよ」

    ルフィ「……そ………そっか……なら…………良かった」

    ウタ「………ありがとうね、ルフィ。……私を………好きで…………いて……………くれ………て………………」

    ルフィ「……ウタ?」
    パタン

    ルフィ「!!?どうしたウタ!ウタ!!おいウタ!!!シャンクス、皆!!来てくれ、ウタが!!!」

    ーーーーー

    ルフィ「……それで、ウタが急に倒れたんだ」

    シャンクス「……………そ…………そうか……………それは………………二人共、頑張ったな」

    ルウ「その答え方はおかしいだろアテテテ……」

    ベック「混乱してんだろ、お頭」

    シャンクス「じゃあどう反応しろってんだよ………」

    ルフィ「???」

  • 177二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 21:26:55

    解毒出来たな!?
    ヨシッ!

  • 178二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 21:42:19

    シャンクス「………と、取り敢えず……お前達、ウタの様子を確認して」

    「…………しらぁぁぁーーー!!お頭ぁぁぁーーー!!」

    シャンクス「…………この声は…………ホンゴウ!!」

    ホンゴウ「ザァッ!!……………はぁ…………はぁ…………ぜぇ………ま…………待たせて悪かった………つ………作ってきたぜ……く……薬だ……受け取ってくれ……これを、早く……ウタに……」

    シャンクス「ちょうど良かった。急いで来てくれた所悪いんだが……ウタを診てやってくれないか」

    ホンゴウ「……はぁ……え……?……ウタ!?お頭、ちょっと待っててくれ………!」

    シャンクス「…………………どうなんだ、ホンゴウ?」

    ホンゴウ「………!!………こ………こいつは………!」

    ルフィ「え、何なんだよ!?」

    ホンゴウ「……ウタが…………ウタが………!」

    ウタ「スゥー……スゥー……スゥー……」

    ホンゴウ「…………眠ってる…………!!」

    ベック「……勿体ぶった言い方すんじゃねぇ!!」

    ホンゴウ「いや、済まん……俺も驚いたもんだからつい」

  • 179二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 21:56:26

    >>173

    なんかエレジアのキッチンに移動した気になってた。親バカ海賊団とかいってゴメン娘バカ海賊団

  • 180二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 23:46:10

    ルフィ「…………ウタが寝た………て事は………シャンクス!!」

    シャンクス「……ああ……ウタも、お前の仲間達も………全員が助かった……!!」

    ルフィ「ぃぃよっしゃああああぁぁぁ!!!やったぞ皆ぁぁぁ!!!」ギュウゥゥ!!

    ルウ「おう!!やったなルフィギュウウうぎゃあああ!!」

    ルフィ「あ……ごめん」

    シャンクス「無駄足を働かせて悪かったな、ホンゴウ」

    ホンゴウ「そんなもん気にするな。ウタが助かったんだ、なら文句なんか一つも無いぜ…………ところでよ………お頭?」

    シャンクス「何だ?」

    ホンゴウ「どうやってウタを眠らせたんだ?あの時のウタの状態から見るに、並大抵の方法じゃネキノコの毒に掻き消されて、幸福感と安心感は感じられなかった筈だが……一体何をやったんだ?」

    シャンクス「………それなんだが………ホンゴウ………実はな……………ルフィが………やりやがったんだ」

    ホンゴウ「ルフィが?何をやったんだ?」

    シャンクス「……ウタに………キスしやがったんだ」

    ホンゴウ「……そうか、それでウタは眠って………………は?」

    シャンクス「まぁ、当然の反応だな」

    ホンゴウ「いやお頭!!あんた………良かったのか!?」

  • 181二次元好きの匿名さん23/01/24(火) 00:17:33

    “キスしやがった”
    ちょっと恨み籠ってそうな言い方で笑う

  • 182二次元好きの匿名さん23/01/24(火) 00:22:13

    シャンクス「?……良かった……?………あぁ、成程な」

    ホンゴウ「……お頭、あんた……ルフィに任せて良かったのか……?全部納得した上で、ルフィに任せたのか?」

    シャンクス「………全部というわけではないが……ルフィになら、ウタを託せると思ったからな。お陰で散々な物は見せられたが、その甲斐もあってウタは眠れたんだ」

    ホンゴウ「……そうか……」

    シャンクス「それにな、ウタはルフィを受け入れた上でされたんだ。ならもういいじゃないか。ウタが納得したのなら、俺達が言う事はもう何も無いだろ?せいぜい出来る事といえば、これからもあいつらを見守っててやるだけだ、だろ?ホンゴウ」

    ホンゴウ「……………だな!お頭がもういいって言うんなら、俺から言う事はもう無いぜ。いつの間にか、あんたも立派な親になってたみたいで安心したぞ」

    シャンクス「これぐらい当然の事だろ?」

    ホンゴウ「かもしれねぇがな、こんな事そうそう他の奴には任せられねぇんだぞ!よくルフィを信じたな、お頭!」

    シャンクス「まぁルフィだからな。お前だって問題無いとは思うだろ?」

    ホンゴウ「それでもだ!とにかくこれで厄介事は一応去った事だし、次はあいつらに気を付けないとだからな!気抜くんじゃねぇぞ!」

    シャンクス「あ?あぁ……そりゃ見守っててやるが……なぁホンゴウ。さっきから気になってたんだが……お前、ちょっと大袈裟に言い過ぎやしてないか……?」

  • 183二次元好きの匿名さん23/01/24(火) 00:23:30

    今日はこの辺りで
    なんか思ってたより書けなかった……
    スプラやるんじゃなかった……

  • 184二次元好きの匿名さん23/01/24(火) 00:26:23

    >>174

    全部自分が大好きなやつですわ


    ホンマにありがとう

  • 185二次元好きの匿名さん23/01/24(火) 07:13:38

    なんだかさらにラブコメドタバタ展開がありそうな予感。期待。

  • 186二次元好きの匿名さん23/01/24(火) 17:35:33

  • 187二次元好きの匿名さん23/01/24(火) 20:42:56

    ホンゴウ「?………そうか?むしろ、お頭が冷静すぎるのに俺は違和感があるんだが………?」

    シャンクス「だから納得したからって言っただろ?お前、俺を何だと思ってんだ……」

    ホンゴウ「親馬鹿」

    シャンクス「お前もヤソップと同じ目に会いたいようだな」バリバリィ!

    ホンゴウ「え、ヤソップ?…………ヤソップ!!?おいどうした、誰にやられたんだ!!?」ダァッ!!

    シャンクス「あ……行きやがったか。………どいつもこいつも、ちったぁお頭に敬意を払えってんだ………全く……いや、今はそんな事より……ルフィ!」

    ルフィ「やったな皆ぁぁーー!!……って、シャンクス?どしたんだ?」

    シャンクス「お前の仲間達を運ぶぞ、ここで起きると騒ぎになりかねねぇからな。取り敢えず………城の方まで運ぼう。エレジアの国王のゴードンも居たから、許してくれる筈だ」

    ルフィ「分かった!!それじゃあ皆、悪りぃけど手伝ってくれ!」

    ベック「当たり前だ、行くぞお前ら」

    ルウ「よーし張り切ってアイタタ……」

    スネイク「お前はもう無理するな」

    ロックスター「ご無理なさらないでくだせぇ……」

    ヤソップ「」

    ホンゴウ「…………お前………一体…………何があったんだ……?」

  • 188二次元好きの匿名さん23/01/24(火) 20:53:12

    シャンクス「…………ふぅ…………さて、と」

    ウタ「スゥー……スゥー……スゥー……」

    シャンクス「ウタ」

    ウタ「スゥー……スゥー……スゥー……」

    シャンクス「………………お前が助かって、本当に良かった」ナデ

    ウタ「スゥー………ん」

    シャンクス「……………本当に……」ポロッ

    ウタ「………スゥー……スゥー………」

    シャンクス「……………グシ……………よし……俺も行ってくる。……良い子で眠ってるんだぞ」

    ウタ「スゥー……スゥー……スゥー……」

    シャンクス「……俺の愛娘」



    ーーーーーーーーーー

  • 189二次元好きの匿名さん23/01/24(火) 20:54:30

    突然ですが、キリもいいので続きは次レスに上げようと思います
    暫くお待ちください

  • 190二次元好きの匿名さん23/01/24(火) 21:05:39
  • 191二次元好きの匿名さん23/01/24(火) 21:17:52

    残りは書く事も無いので埋めちゃってくださって構いません
    それではまた 次スレでも読んでくださる方がいるならそちらでお世話になります

  • 192二次元好きの匿名さん23/01/25(水) 01:21:27

    そいやっさ

  • 193二次元好きの匿名さん23/01/25(水) 01:21:39

    ほいやっさ

  • 194二次元好きの匿名さん23/01/25(水) 10:04:51

    えいやっさ

  • 195二次元好きの匿名さん23/01/25(水) 10:11:47

    埋め

オススメ

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