- 1補修院葵21/11/07(日) 22:33:24
- 2補修院葵21/11/07(日) 22:34:08
……ところで、このアイシング
一体何をしているのでしょうか? - 3補修院葵21/11/07(日) 22:36:13
アイシングの目的はこちら。
1.血管を収縮させ内出血を軽減する
2.冷感によって痛みを軽減する
3.損傷した細胞の代謝を下げる
主にこの3つです! - 4補修院葵21/11/07(日) 22:38:26
まず1つめ。
冷やしたものは大抵縮みます。
外から冷気を当てることで皮膚近くの血管を収縮させて血が冷えないようにするんですね。
これを利用して血管を細くし、内出血を少なくします。
過剰な内出血が他の細胞を内側から圧迫したり、他の血管を押し潰して血が行き渡らなくなるリスクを避けるためです。 - 5二次元好きの匿名さん21/11/07(日) 22:39:11
たのしいたのしい補習の時間だ!
- 6補修院葵21/11/07(日) 22:41:15
2つめは痛みの軽減。なんとなく経験はありますよね。
神経はその太さに比例する伝達速度によって幾つか分類されていまして。
その内で脳に送られる外部刺激を抜粋すると、速い順に
触られる・圧される>冷感>鋭い痛み≧熱さ>鈍い痛み
となっています。
- 7補修院葵21/11/07(日) 22:43:44
また、脳は同時に同じ箇所から刺激が来ると「速い方が優先されて遅い方は無視される」という性質があります。
生物としてより危険なものに気づくためですね。
(痛い!より何かに捕まえられた!の方が野生動物の視点では危険ですよね。)
この為、「痛い」箇所に「冷たい」「触る・圧される」を追加すると痛みは脳には届きにくくなるのです。
本能的に痛む場所を手で押さえるのもこれによるものですね。 - 8二次元好きの匿名さん21/11/07(日) 22:44:19
野球やるときに毎回やるわ
- 9補修院葵21/11/07(日) 22:47:36
3つめ。
これは傷を負った身体はその箇所を修復しようと栄養を含んだ血液をたくさん送り込もうとします。
しかし損傷した血管に血を送っても目的の細胞には届かず内出血が広がるばかりです。
まず血管の修復が終わる受傷後1〜2日は傷を治そうという細胞の機能自体を抑える必要があるんですね。
寒くなってくると細胞は現状維持に努めてあまり血液を要求しなくなります。
こうして内出血を助長する働きを抑えて血管を修復する時間稼ぎをしようという考えです。
水道管が破裂して管の先が水不足になったら、まず水の流れを抑えて水道管の補修を優先!
ということです。 - 10補修院葵21/11/07(日) 22:50:26
- 11二次元好きの匿名さん21/11/07(日) 22:51:48
あざっした!
アイシングって保冷剤にはタオル巻かないほうがいいんかな - 12補修院葵21/11/07(日) 22:55:41
- 13二次元好きの匿名さん21/11/07(日) 22:56:29
質問回答ありがとうございます!
- 14二次元好きの匿名さん21/11/07(日) 22:58:35
お疲れ様でした。
次回は「疲労骨折」を予定しています。 - 15二次元好きの匿名さん21/11/07(日) 23:00:53
なるほどなあ
- 16二次元好きの匿名さん21/11/07(日) 23:01:15
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アイシングっていつまでやる必要あるんですか?痛みがなくなっても冷やし続けた方がいいんですか?
- 18補修院葵21/11/07(日) 23:07:00
長くても20分で一度終わりにして、20〜30分後に痛みが強い様子ならまた15分程冷やします。
いつまでも冷やしていると凍傷や治ろうとする体内の活動を阻害してしまうので、アイシング期間は長くてもたいてい1〜2日です。
それでも痛みが強い場合は骨折などの重傷を疑って医科に相談ですね。