- 1蹄鉄屋23/01/14(土) 19:19:11
- 2二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 19:21:08
装蹄方で接着剤使うやり方があるって聞いたんですけどあれって耐久性とかどうなんですか?
- 3二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 19:22:19
装蹄ってウマ娘達が各々やってるイメージなんだけど専門職なん?
- 4二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 19:22:52
装蹄師ってどうやったらなれるの?
誰かの弟子について修行するの? - 5二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 19:24:03
シンザン鉄っていうのを聞いたことあるんですけど、あれ付けてるウマ娘今もいるんですかね?
- 6二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 19:24:37
1的にどの素材の蹄鉄が作りやすいの?
- 7蹄鉄屋23/01/14(土) 19:31:39
- 8蹄鉄屋23/01/14(土) 19:34:58
- 9二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 19:37:45
ヨーロッパでは国家資格って聞いたんですけど日本でもそうなんですか?
- 10蹄鉄屋23/01/14(土) 19:40:19
- 11二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 19:40:40
距離適性ごとに蹄鉄の違いってあります?
- 12蹄鉄屋23/01/14(土) 19:42:56
あります。一概には言えませんが、
短距離路線の娘の蹄鉄は地面を掴みやすいように厚みをもたせることが多く、
逆に長距離路線の娘の蹄鉄は疲労が足の疲労を少なくなるよう薄くして重さを減らすといった
調整がされます。
- 13二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 19:43:01
この前ファン感謝イベントでサイレンススズカさんが蹄鉄プレゼントしてて思ったんですけど、
蹄鉄ってどのくらいの頻度で交換になるんですか?1レース使ったら交換することになるんでしょうか? - 14二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 19:43:10
蹄鉄を作る時はスプリングハンマー派ですか弟子の人がハンマー派ですか?
- 15蹄鉄屋23/01/14(土) 19:46:32
レース用の蹄鉄の場合、重賞などのビッグレースだと1レースごとに交換します。
レースの馬場状態や、その娘の仕上がりを見て微調整するので、
まさに1レースごとのオンリーワン仕様となるためです。
オープン戦以下のレースだと、使いまわすことも多いですが、
それでも3レースもすれば打ち直しですね。
練習用の蹄鉄の場合は、普通の娘だとおよそ1週間ほどで
摩耗したり変形したりするので、それくらいで交換します。
- 16蹄鉄屋23/01/14(土) 19:50:48
スプリングハンマーを使うことはないですね。おそらくそれはメーカーの大量生産品の話でしょう。
また、基本的に蹄鉄1本を作る際は、素材となる棒から完成まで、すべて1人でやってます。
正直、装蹄師はそれぞれ打ち方の癖が蹄鉄にでるので、他人が途中まで打った蹄鉄をどうこうするのは、
先生が弟子に教えるときを除いてやりません。
- 17二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 20:14:03
蹄鉄ってブランドとかあるんですか?
- 18二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 20:20:37
蹄鉄の調整中に足を踏まれて装蹄師として再起不能になるのはよくあることなんですか?
- 19蹄鉄屋23/01/14(土) 20:20:49
大量生産品であれば、いくつかのメーカーのものがあるので、それを指して○○製の蹄鉄と
呼ぶことはあります。ただこれだとブランドと言うには微妙ですかね……
高級なブランドというイメージでは、○○先生の作った品、というのがよりしっくりくるでしょうか。
著名な先生の作ったオーダーメイド品は、それこそ1式あたり数十万単位でのオーダーとなる高級品です。
- 20蹄鉄屋23/01/14(土) 20:23:45
え、一般の方はそんな事故があるイメージ持ってらっしゃるんですか?
少なからず、私が聞き及ぶ範囲では、そんな事故が起こった話は聞いたことが無いです。
蹄鉄の調整中に足を踏まれるってどんなシチュエーションですかね……
- 21二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 20:44:31
ぶっちゃけ稼げる仕事なん?
- 22二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 20:47:48
世の中には「骨折と腱断裂以外の故障なら装蹄でなんとかなる」って理論もあるそうですがどう思ってますか?
- 23蹄鉄屋23/01/14(土) 20:49:27
稼ぎに関しては、正直ピンからキリまでなので、何とも言えません。
それこそG1馬の蹄鉄を数多く手掛ける先生は年収がウン千万になるとも。
逆にまだ弟子扱いの身であれば、正直バイトのほうが稼げるレベルの給料しか
出ません。その分、住居や食事が福利厚生として支給されますが。
- 24蹄鉄屋23/01/14(土) 20:51:47
あ~、あの大先生のおっしゃってた理論ですか……
正直、私のような一端の装蹄師にとっては机上の空論レベルの話かと。
一応、原理を聞けば理解自体はできるんですが……
それを蹄鉄1本で形にするとなると、もはや異次元の技量としか思えません。
- 25二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 21:09:51
普段の仕事ってどんくらい大変?
- 26蹄鉄屋23/01/14(土) 21:14:34
- 27二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 21:31:09
最近は靴の応急処置的な感じで皮革とかレジン使ってるって聞きましたけど、そういうのあるんですか?
- 28二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 21:36:28
このレスは削除されています
- 29蹄鉄屋23/01/14(土) 21:38:03
- 30二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 21:55:54
G1に出るウマ娘の蹄鉄って作ったことある?
そういう蹄鉄作るのって普段の蹄鉄より大変なの? - 31蹄鉄屋23/01/14(土) 22:00:06
ぶっちゃけると、あります。
蹄鉄に関しては、勝負服の靴の形に合わせる必要があるので、やはり
普段のシューズと比べて勝手は違いますね。
なにより、G1という晴れ舞台に向かうウマ娘に万が一のことがない様、
いつも以上に神経をとがらせて作業しますので、普段以上に心労が大きいです。
- 32二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 22:02:14
今までで最高の出来の蹄鉄はどんなの?
- 33二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 22:06:51
ハーメルンで読んだウマ娘の装蹄師の小説は好きだったなあ
- 34二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 22:08:40
このレスは削除されています
- 35蹄鉄屋23/01/14(土) 22:15:35
とある重賞にでたウマ娘のために拵えた蹄鉄ですかね。
その蹄鉄を付けて歩いてもらった際、普段とは明らかに音が違いました。
その蹄鉄をつけた娘はそのレース、無事に1着を取ってくれました。
そういう意味でも思い出深い一品です。
- 36二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 22:41:24
装蹄師になるのって難しい?
- 37蹄鉄屋23/01/14(土) 22:49:41
なるだけだったら、高校生レベルの学力と一般常識があれば誰でもなれますよ。
装蹄師の養成学校に1年間通って、無事卒業出来たら晴れて装蹄師の仲間入りです。
ただはっきり言って、その後装蹄師として食っていくには、常に努力と精進をしていく心構えが必要です。
たかが蹄鉄といっても、その技術は日進月歩で進化していくものなので、新しい技術を学んでいかないと
あっという間に置いて行かれます。そうなると装蹄の依頼も来なくなるので、商売あがったりです。
かくいう私も、2年に1度、数か月ほど国内、海外の現場にお邪魔して技術を学んできたりします。
そんな感じで、日々新しい技術を学び、現状の技術を磨く心構えを、定年まで持ち続けないと、
この仕事は続けられません。そこはご注意を。
- 38二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 01:31:14
装蹄師って一人につき何人の子担当してるの?
- 39二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 01:36:24
初歩的な質問で申し訳ないのですがなぜウマ娘は靴に蹄鉄を付けるのですか?
人間のランニングシューズ等にはこういったものを付けるという話はほとんど聞きませんが… - 40蹄鉄屋23/01/15(日) 01:42:39
- 41蹄鉄屋23/01/15(日) 01:51:34
まず前提として、ウマ娘は人間以上の力を持っていて、走る際の脚力も同様であること。
そして人やウマ娘が走る際、蹴る力と同様に、地面との摩擦力が重要であること、この2点を念頭においてください。
人間の場合、いくら脚力が強くてもたかが知れているので、地面との摩擦力が脚力に対して圧倒的に不足する、ということはありません。
それがウマ娘の場合、その強すぎる力が影響して、素足や底が平らな普通のシューズで地面を蹴った場合、摩擦力が蹴る力に対して圧倒的に足りず、滑ってしまいます。
蹄鉄はこの滑りを解消する、もっと言うなら、蹄鉄自体を地面にめり込ませることでしっかりと地面を掴み、より早くしっかりと走るために考案されたものです。いわばスパイクの代わりですね。
またウマ娘の場合、脚力もさることながら、走ることが大好きな彼女たちのことですから、素足の場合は足を痛めてしまいますし、普通の靴の場合は靴底があっという間にすり減ってしまいます。
このすり減る部分を、取り換え可能な蹄鉄に置き換えることで、蹄鉄だけ交換すれば靴本体は繰り返し使える、という観点からも、蹄鉄は使われ続けています。これは靴の節約のための工夫になります。蹄鉄が鉄製なのも、摩耗に強いからという理由からです。
以上2点から、ウマ娘は現代にいたるまで、蹄鉄を使い続けているのです。