【CP&現パロ注意!!】ルフィ『ウタ〜!来たぞー!開けてくれー!』

  • 1123/01/15(日) 12:54:59

    ウタの家の前で景気よく挨拶をかますこの少年はルフィ。年齢らウタより2歳歳下の7歳であり、年相応の天真爛漫な性格と図太さ、そして十度の寂しがり屋と言ったとても可愛らしい少年だ。

    ウタ『もう!まだ7時なんだけど!アンタもうちょっと常識ってもの身につけなさいよ!』

    そして家のドアを景気よく開け、若干なりの呆れ顔と共に登場したこの少女はウタ。少しばかり世間知らずな所がある彼女だが、その実は他人思いかつ家族思いな子でありとても優しい性格の持ち主だ。因みに歌う事が大好きであり、実際彼女の歌声は9歳とは思えない程成熟しきっている。

    さて、自己紹介はこのぐらいにして、そろそろ本編の方に移るとしましょう。

    ルフィ『んだよ!昨日ちゃんと、朝にウタの家行くっておれ言っただろ!』

    ウタ『だからってこんな早い時間に来る!?普通!?アンタは本当に・・・』

    シャンクス『ん?そんな事言ってるが、ウタ?お前だって今日は5時くらいからずっとソワソワしてただろ?』

    ルフィとウタの会話に横から入り込み、要らぬ事を口走る。世の父親や母親と言うものはこう言うものであり、それはウタの父であるシャンクスも等しく例外ではなかった。

    ルフィ『へぇ〜!シシシ!なんだウタ!やっぱお前も楽しみにしてたんじゃねえか!』

    ウタ『う、うるさい!!てかなに余計な事言ってるのシャンクス!!もう!!・・・・・はぁ・・・まぁいいや・・・ほら!早く上がりなよルフィ!』

    普段は温厚かつ人当たりの良い彼女も、特定の人物の前では素の顔を曝け出す事ができる。無意識のうちに彼女はそのカテゴリーの中に、ルフィと言う少年1人の事も加えていた。

  • 2二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 12:56:52

    🍲🐉

  • 3二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 13:03:03

    期待

  • 4123/01/15(日) 13:18:05

    ルフィ『お邪魔しまーす!』

    玄関からリビングへ行くと、中々に広く綺麗に清掃されている部屋が広がっており、ダイニングテーブルが一つ、チェアが4つ、そして大きめのテレビが置いてあり、その他にも本やら小物やらがちらほらと飾られていた。

    ウタ『もう!忙しないんだから・・・ふふ♪じゃあルフィ!最初は早食いで勝負しよ!アンタどうせ朝ご飯食べてきてないんでしょ?』

    ルフィ『あっ!?そう言やそうだった!はら減ったなぁ〜・・・』

    ルフィの行動に対し、若干の呆れ顔を返すウタだが、彼女にとってはそんなルフィとのやり取りそのものが最愛の日々とも言える大切な一時なのだ。

    因みに朝ご飯はトーストである。前まではキッチンに立った事すらなかったウタだが、最近は軽くベーコンやら目玉焼きやらを焼く事ぐらいはできる様になってきた為、朝ご飯はものの数分で出てきた。

    ウタ『ふっふ〜ん!じゃあ行くよ!』

    ルフィ『おう!』

    ルフィ・ウタ『よ〜い!3.2.1!!!』

    ルフィとウタが同時にトーストを食べ進めるも、少しばかりルフィの方が優勢である。このまま行けばウタは負けてしまう。が、しかし彼女はそこまで甘くなど無い。

    ウタ『ジュースあげる!』

    ルフィ『わ!ありがとう!』

    罠である。ジュースを片手で貰い飲み進めるルフィ。その間も急ぎトーストを口へと収めるウタ。当然対してスピード差がなかった状態で片方が脱線すれば、自ずと勝者がきまってくる。

  • 5二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 13:25:29

    朝の5時からそわそわしてるのあまりに可愛いがすぎんか???

  • 6二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 13:28:08

    1レス目から神作の予感しかしねェ

  • 7二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 13:34:06

    子どもの二人が仲よしなのほんと好き
    やっぱりチキンレースはするのか

  • 8123/01/15(日) 13:36:58

    ウタ『はい!私の勝ち〜!』

    ルフィ『あっ!?卑怯だぞ!ウタ!』

    ウタ『出た!負け惜しみ〜!』

    ルフィ『おれは負けてねえ!』

    勝負のあと、ルフィに対していつものお決まりを仕掛けるウタ。常に乱発している事で対した意味合いが無いようにも見えるこの行為だが、コレは彼女なりに自分への負け惜しみを表しており、実際この言葉はルフィ意外の誰にも使った事が無いのだ。

    シャンクス『おいルフィ?お前まだパン残ってるぞ?』

    ルフィ『え?あっ!?ホントだ!』

    シャンクスからの指摘でルフィはトーストへとまたかじりついた。それを横目にウタはつい気になった事を口走ってしまう。

    ウタ『ね、ねえルフィ?どう?美味しく・・・できてるかな?それ・・・』

    ルフィ『ん?おう!めちゃくちゃ美味えぞ!コレ!』

    ウタ『ッ〜〜〜・・・・そ、そっか!ならいいや!てか早く食べちゃってよね!次の勝負があるんだから!』

    ルフィからの笑顔、そして本人の口から直接もらえた美味いと言うこの言葉。幼いながらも頑張って挑戦したウタにとってはこれ以上ない程の褒め方であり、無意識のうちに彼女の後ろ髪がバタバタと上下を行き来してしまう。

  • 9二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 13:41:59

    負け惜しみをルフィ以外に使ってないとこを強調 +184CP

  • 10二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 13:48:41

    やっぱピコ耳は動くんだな

  • 11123/01/15(日) 15:55:43

    その後もルフィとウタは様々な勝負を行っていった。それは腕相撲であったり、的当てであったり、お昼にはチキンレースなどなど。もはや、その勝負昨日一昨日やらなかった?と言いたくなる程見慣れた光景ではあるが、彼ら2人が心の底から楽しいと思えているのならそれに越した事はない。

    そして時は過ぎ・・・夜・・・

    ウタ『ふわぁ〜・・・う〜ん・・・』

    ルフィ『なんだ!ウタ!もう眠いのか?』

    ウタ『え?そんな訳ないでしょ!!舐めないでよね!』

    ルフィ『シシシ!そうこなくっちゃな!』

    もうすっかり日は沈み、外には月夜の光が灯されている時間帯。翌日が休みな事もあり、どうやらルフィは今日ウタの家に泊まって行く様だ。

    ウタ『ん・・・・・う〜ん・・・』

    夕飯を済ませ、風呂上がりな事もあり若干体が熱っており、そんな中ウタは急な睡魔に襲われていた。当然と言えば当然である。先程シャンクスが述べた様に、今日のウタは朝方5時台から起きっぱなし。いつもキッチリ6時30分頃に目を覚ます彼女にとっては流石に堪えるのだろう。

    ルフィ『ん?ウタ?』

    ウタは結局、ルフィとのテレビゲーム中に寝落ちしてしまい、その身をルフィの肩に預ける形で眠りについた。ルフィはそんなウタに対し、鼻先をツンツンと突き確かめ、彼女の髪からほのかに香る匂いに対し、いい匂いだなぁ〜などと言う事をやんわりと考えていた。

  • 12123/01/15(日) 16:54:06

    シャンクス『ルフィ、悪いなウタの事はおれが部屋まで運んでおこう』

    遠目からルフィとウタの勝負を見ていたシャンクスが駆け寄ってきたのち、ルフィにもたれかかるウタを預かり、部屋まで運んでいく。そして何故かそれにルフィも付いていく。

    シャンクス『・・・・・おい』

    ルフィ『ん?なんだ?シャンクス?』

    シャンクス『ああ・・・いや・・・なんでもねえ!それじゃあ!ウタを宜しく頼む!』

    ルフィ『おう!』

    もうお気づきかも知れないが、この少年ルフィ、当然かの如くウタと同じベッド、そして同じ布団に入り眠りにつこうと・・・・・いや、時すでに遅し。ルフィは既に眠りに付いていた。眠っている2人はとても可愛らしい寝顔をしており、双方幸せな夢でも見ているのだろう。

    がしかし!!2人の幸せな時間はここまで・・・ここからこの純真無垢な2人には盛大にすれ違って貰います・・・

    次の日・・・朝・・・

    ウタ『ん・・・う〜ん・・・』

    朝方先に目を覚ましたのはウタ。いつもならば体をすぐに起こし、軽く目を擦りながら欠伸をするのだが、今日は何故だか起き上がる事が出来ない。そう、それもその筈。

    ウタ『あれ・・・るふぃ?』

    ウタは横で寝ているルフィとまさに抱き合った体制で寝ているからである。当然こんないかにも展開が起きればウタが奇声を上げすぐさま2人は言い合いに!!!

    ウタ『ふふふ♪もうちょっと寝よ・・・』

    はならず、普通に7時までグッスリと睡眠を取った。

  • 13二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 17:13:02

    すごく平和...!

  • 14二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 17:16:56

    すれ違う…?だが不思議と嫌な予感はしない

  • 15123/01/15(日) 17:21:07

    その後も幾度となくすれ違うチャンスがあったのだが、意外にも2人は通常運転のままお昼を食べ終え、時刻は1時30。そろそろルフィが家に帰る時間であり、もはやこの2人のすれ違いは望めないのか、誰もがそう思ったその瞬間!あの男が動いた・・・

    ルフィ『じゃあおれそろそろ帰るよ!ウタ!また明日学校でな!』

    ウタ『うん!ルフィ!またいつでも遊びに来てね!』

    ルフィ『ああ!シシシ!』

    シャンクス『お!待てルフィ!帰る前に幾つか聞きたい事があってな!』

    ルフィ『え?おれにか?』

    シャンクス『いや、ウタにも一緒に答えて欲しい!』

    ウタ『私も?うん!わかった!それで聞きたい事って?』

    シャンクス『よし!じゃあまずは、お前ら行くなら山と海どっちに行きたい?』

    シャンクスがこの様な事を聞いているのには理由があった。それは単純に、近々仕事に休みが入るから何処か遊びにでも行こうと思い至ったのが始まり。そしてどうせ行くのなら自分だけではなくルフィも居た方がウタは楽しめるだろう、シャンクスはそう考えた。以前夏にプールへ行った時はルフィから一緒に行きたいと駄々をごねられ、渋々連れて行ったのだが、終始ウタが笑顔を絶やす事はなかったのである。あれ程楽しそうな娘の姿は久方ぶりだった為、出来れば今回もルフィには付いてきて欲しい。なんなら行く場所も2人で決めて欲しい。そう思い、2人には秘密で始まったのがこの質問会である。

    ルフィ『おれは海!!』

    ウタ『私も!!』

    2人は同じ海を選んだ。

  • 16二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 17:26:19

    ここのルウタはきっとすれ違わないように手繋いでる

  • 17123/01/15(日) 17:44:24

    シャンクス『そうかそうか!海か!よし!じゃあ次は〜・・・米とパン、好きなのはどっちだ?せーので答えろ!因みに両方はダメだぞ!はい!せーの!』

    ルフィ『米!』

    ウタ『パン!』

    ルフィとウタの意見が割れた。

    シャンクス『お!意見が割れたなぁ〜!じゃあ次だ!イカ焼きとたこ焼き好きなのはどっちだ!はい!せーの!』

    ルフィ『たこ焼き!』

    ウタ『イカ焼き!』

    ルフィとウタの意見が割れた。

    シャンクス『お!また割れたなぁ〜!じゃあ次はたけのこおキノコ!どっちが好きだ!はいせーの!』

    ルフィ『たけのこ!』

    ウタ『キノコ!』

    ルフィとウタの意見が割れた。

    誰しもが戦争を生むこの話題ですら、この2人からすると大差ない事の様だ・・・しかし、目の前に居る自称大人は既に調子に乗っていた。

    シャンクス『そうかそうか!じゃあ次で最後だ!お前ら2人のうちどっちの方がおれのことをより一層大好きだと思う?はい!せーの!』

  • 18123/01/15(日) 17:54:05

    本来ならば3時のオヤツどちらがいいのかを聞けばそれで終わりの筈が、あまりにも真剣に答える2人を見て、いまこう言えば2人に大好きって言ってもらえるんじゃないか?などとくだらない事を考えてしまったのが、この赤髪おじさんである。

    ルフィ『おれ!』

    ウタ『私!』

    ルフィ・ウタ『は?』

    ルフィとウタの意見が割れ、ここで初めて2人は衝突した。

    シャンクス『そうか!そうか!まぁお前ら2人ともおれの事がだい・・・』

    ウタ『なに言ってんの!ルフィ!私のお父さんなんだから!私の方が大好きなの!当たり前でしょ!』

    ルフィ『いや!でも血なんか繋がってなくてもおれシャンクスの事は大好きだぞ!』

    シャンクス『お〜!そうか!そう・・・』

    ウタ『は!?それでもアンタより私の方が大好きだもん!』

    ルフィ『いや!おれだ!』

    シャンクス『ふっ・・・まぁお前たち・・・おれの為に争うのはその辺で・・・』

    ルフィ・ウタ『うるさい!!シャンクスは黙ってろ(黙ってて)!!!』

    シャンクス『あ・・・はい・・・じゃあ・・・程々にな?』

    こうして玄関で言い争う2人を尻目に、シャンクスは優越感と幸福感に満たされながら、リビングでビール缶を開けるのだった。

  • 19二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 18:23:55

    シャンクスお前....
    まあわからんでもない

  • 20二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 19:00:49

    急に大喧嘩始まったな
    優越感に浸ってないで止めるんだシャンクス!

  • 21123/01/15(日) 20:01:18

    数時間後・・・

    シャンクス『そろそろ晩飯の用意を・・・ん?』

    玄関先からまだ物音がする為、もしやと思い顔覗かせるとそこにはまだ言い争っているルフィとウタの姿があった。流石にそろそろルフィの家の人も心配するだろうと思い
    止めに入ろうとしたその瞬間。

    ウタ『~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!・・・・あっ・・・ち、ちがっ・・・るふぃ・・・い、今のは・・・』

    ルフィ『ッ・・・そうだよな・・・・・・・・・・・てかおれもう帰るよ・・・んじゃ・・・』

    シャンクスはキッチンに居た為ウタとルフィの会話が聞こえていない。だがしかし、ウタが発したその言葉は、あまりよろしくなどない言葉だったのかも知れない。そんな事を考えていると・・・

    バタン!!!

    と言う音と共にルフィは涙を流しながら家を後にした・・・

    ウタ『あ・・・・・・・・・・・・』

    明らかに子供には重すぎるその空気感を肌で感じとり、シャンクスはウタに声を掛けるも・・・

    シャンクス『う、ウタ・・・その、なんかあっ・・・』

    ウタ『ッ・・・!!!!!』ギロッ!!

    シャンクス『えっ!?』

    シャンクスは生まれて始めて、娘から本気で睨まれ、今まで一度も向けられた事のないその眼光に、思わず驚きの声を挙げてしまう。ウタはそんなシャンクスを見て何も言わずに自室へと戻って行き、結局その日は一度も部屋から出てくる事はなかった。

  • 22二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 20:14:08

    シャンクスもつらいな

  • 23123/01/15(日) 21:02:59

    次の日・・・
    ウタ『じゃあ・・・学校行ってくる・・・』

    シャンクス『お、おう・・・気をつけてな!』

    朝から少し思い空気の中ウタは家を後にする。彼女の目元は赤く腫れ上がっており、昨晩は眠りに付くまで泣きじゃくっていた事がわかる。

    ウタ『・・・・・・・・・・ルフィ・・・』

    ウタは思った。なぜ昨日は途中で止まれなかったのかと。別だんシャンクスに対しての好意をわからせたかった訳でもないし、ルフィの事を傷つけたかった訳でもない。

    ウタ『来てくれるかな・・・・・・・・』

    ウタは今神社の前におり、いつもならばルフィが元気よく挨拶をかますと共に2人で学校まで競争していくのが日課だ。しかし、今の彼女にはルフィが来ないかも知れない。そう思ってしまう程の理由があった。

    『お父さんが居ないルフィに何がわかるってのよ!!!!』

    ウタ『ッ・・・・・うぅ・・・』

    思い出しただけで顔が引き攣り、涙を流してしまう。あんな言葉本当は言いたくなかったのに。ウタがそう思っても、頭に浮かんだ言葉をそのまま口に出してしまうのが子供と言う生き物。その上感情が昂っていた昨日のウタに、言葉を選ぶ手段などなかった。

    ウタ『う・・・うぅ・・・るふぃ・・・』

    ルフィ『なんだよ・・・』

    ウタ『えっ・・・ッ!?る、るふぃ・・・あの!昨日は・・・』

    ルフィ『もういいよ・・・さっさと行こうぜ・・・』

    ウタ『あ・・・・・ッ・・・・・うん・・・』

  • 24二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 21:30:56

    言葉はなくても仲直りできるのいいな

  • 25123/01/15(日) 21:42:44

    いつもとは違い歩きながらの登校して行く2人。側から見ればなんて事のない光景だが、それもルフィとウタの2人にとっては耐え難いくらいの苦痛なのである。

    ルフィ『・・・・・ッ・・・・・』

    ルフィは思った。なぜ昨日は途中で止まれなかったのかと。ねぜ、さっきウタの言葉を遮ってしまったのかと。普段ならば本能的に動く彼も、今だけその思いをうちに秘める。

    ルフィ・ウタ『・・・・・・・・・・・』

    2人は気づいていなかった。子供と言う生き物は、一度火が付いてしまえば己1人では止める事が出来ないのだと。そして何より、お互いがお互いに昨日の事を謝ろうと思っている事を。

    ルフィ『・・・・・・・』

    実際ルフィは父親がいない事を幾度となく指摘されてきたが、今まで一度たりとも間に受けた事などなかったのだ。なのに、それなのにどうしてウタに言われた時は無性に悲しさが込み上げて来たのだろう。

    静寂が立ち込めり、もはや事態の沈静化を待つしかないのかと思ったその瞬間・・・ウタは声を震わせながらルフィに語りかけた。

    ウタ『る、るふぃ・・・あの・・・』

    ルフィ『なんだよ・・・・・』

    言葉こそ刺々しいが、しっかりと歩みを止めウタの顔を見つめるルフィ。子供ながらに、彼も何かを感じ取ったのだろう。

  • 26二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 21:47:51

    >>24

    できてねえじゃねーか

  • 27二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 21:56:14

    >>26

    すまぬ

  • 28123/01/15(日) 22:12:00

    ウタ『あっ・・・あの・・・えっと・・・ッ・・・』

    ウタは言葉が出なかった。ルフィに嫌われていたら怖いと、
    心の中で思ってしまったからだ。

    ルフィ『なんだよ・・・早く言えよ・・・』

    ルフィはキツイ言葉を浴びせた。寂しがり屋の彼にとって、生まれて初めて出来た友達のウタを失うと言う事は、想像するだけでも苦しかったから。だから現実逃避をしたのだ。

    ウタ『ッ・・・え、えっと・・・あの・・・う、うぅ・・・』

    ウタは泣いてしまった。いち早く謝らなければならないのに言葉を出す事の出来ない自分の無力差と、ルフィによってかけられた圧力により、涙を流した。

    ルフィ『ッ・・・・・なんなんだよお前・・・おれ泣き虫は好きじゃねえよ・・・』

    ルフィはまたしてもキツイ言葉を浴びせてしまう。心にも無い言葉。本当はウタがどれだけ泣きじゃくろうが何をしようが、彼女を嫌いになどならない。しかし、7歳と言う寂しがり屋の少年にそれを伝える術などなかった。

    お互いがお互いにやりたい事言いたい事とは正反対の動きをし続け精神をすり減らし続けた事により・・・等々"'それは""生まれてしまった。

    ウタ『ッ・・・う、うぅ・・・な、なによ・・・う、うざいのよ一々・・・グスッ・・・一々・・・グスッ・・・アンタだって・・・グスッ・・・泣き虫の癖に・・・』

    ルフィ『ッ・・・・・は、は?ふざけんなよ・・・今も泣きまくってるお前程じゃねえだろ・・・』

    そう・・・偽装の仮面が・・・・・

  • 29二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 22:16:48

    なんか見た事あるなこの光景

  • 30二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 22:19:15

    会話文のカッコとコテハンでもしやと思ったが合ってそうだな…

  • 31二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 22:24:57

    3作に渡る長編ですね間違いない...

  • 32二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 22:49:14

    やっぱりこれアレか!!

  • 33二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 22:55:58

    やばいぞシャンクスなんとかしろ!お前が始めた物語だろ!

  • 34二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 22:57:30

    こいつら下手すりゃ小学生の頃からギスってたのかもしれんの?めんどくさ過ぎない?

  • 35123/01/15(日) 23:05:59

    はい!まぁ〜・・・と言う訳で本編スタートです!

    ルフィ『なんで付いてくんだよ・・・泣き虫は好きじゃねえたっただろ・・・』

    ウタ『は?グスッ・・・意味・・・グスッ・・・わかんない・・・私は学校に向かってるの・・・グスッ・・・別にアンタなんかに付いてってない・・・』

    ルフィ『だったら別の所から行けよ・・・一緒だと泣き虫がうつるんだよ・・・』

    ウタ『は?自分のお爺ちゃんを見ただけで・・・グスッ・・・泣きまくってるアンタの方が・・・グスッ・・・泣き虫でしょ?』

    ルフィ・ウタ『・・・ッ・・・・・・・・・・・・・・・・・・』

    2人は睨み合い同じ様な会話しているうちに、気づけば学校へと辿り着いていた。

    マキノ『あ!おはよう!2人とも!今日も仲良しさんね!』

    ルフィ・ウタ『仲良しじゃねえよ・・・(ないよ・・・)』

    マキノ『えっ?』

    ウタ『言っとくけど・・・アンタ学校では話しかけて来ないでよ・・・一々ウザイから・・・』

    ルフィ『お前みたいな泣き虫話しかける訳ねえだろ・・・』

    その会話を後にルフィとウタはそれぞれの教室へと向かった。

    マキノ『えっと〜・・・喧嘩・・・しちゃったのかしら?』

  • 36二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 23:09:44

    これで推定10年ギスッてるのめんどくさ過ぎるよ!

  • 37二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 23:10:07

    何でこいつらは昔から素直に謝れんのや…

  • 38二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 23:12:31

    これ前スレあるの? 読みてー

  • 39二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 23:14:14

    ルフィこれ17歳の落ち着きだな

  • 40二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 23:19:58

    >>38

    前スレっていうかおそらく同時進行スレかな

    スレ主が明言してないから断言とかリンク貼れないけど現行のルウタスレ漁れば見つかるよ、頑張れ

  • 41二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 23:21:02

    とりあえずシャンクス腹切れ

  • 42123/01/15(日) 23:24:37

    その後も2人のすれ違いは続いて行った。

    それは例えば体育の授業だったり。

    ウタ『あ・・・ッ・・・あ、私と同じチームに入らないでよ・・・足手纏いなの・・・アンタ・・・』

    ルフィ『ッ・・・・・・・意味わかんねえ・・・お前の方が足手纏いだろ・・・』

    ルフィ・ウタ『・・・ッ・・・・・・・・・・・・・・』

    給食の配膳の時だったり。

    ウタ『・・・あ・・・ッ・・・ちょっと・・・変なよそいかたしないでよ・・・』

    ルフィ『ッ・・・だったら自分でよそえばいいだろ・・・』

    ルフィ・ウタ『ッ・・・・・・・・・・・・・・』

    合唱コンクールの時だったり。

    ウタ『る・・・・・・あ・・・ッ・・・・・・アンタさっきこら音外しすぎなんだけど・・・真面目にやってんの?』

    ルフィ『ッ・・・・・・・お前が合わせる気ないだけだろ・・・』

    ルフィ・ウタ『・・・・・・・・・・・・・・・・ッ・・・』

    様々な場所で素直になれず思いをうちに秘めてしまう2人。そんな2人にも仮面を付けずに居られる場所が2つだけあった。

  • 43二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 23:27:26

    まあ小学生だしなこの子ら…

  • 44二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 23:32:59

    でも、高校になっても家には来るし飯は食うし風呂も一緒に入ってるんでしょ?悪態つきながら一緒にいるんでしょ?なんかおかしいな?

  • 45123/01/15(日) 23:57:39

    まず一つ目は学校の使われていないトイレである。先程2つなどとは言ったが、自分1人の時に本性をさらけ出せるのは、事実上ここだけと言える。

    ウタ『グスッ・・・や、やだ・・・やだ!!るふぃ・・・グスッ・・・るふぃ・・・う、うぅ・・・』

    ウタは使われていない女子トイレを・・・

    ルフィ『うっ・・・う、うぅ・・・なんで・・・なんで・・・グスッ・・・あんなごど・・・グスッ・・・うぅ・・・う、ウタ・・・』

    ルフィは使われていない男子トイレを・・・

    同じタイミングで使っている場合もあると言うのに、自分の中の感情を吐き出している際はお互いに他の音など耳には入ってこない。その為、双方陰で泣いて居る事に気付くことが出来ていないのだ。

    ウタ『グスッ・・・は、早く行かないと・・・もう休み時間終わっちゃう・・・グスッ・・・そ、それに・・・泣き虫も・・・ヒグッ・・・なおざな"い"ど・・・る、るふぃに・・・ぎら"わ"れ"ぢゃ"う"・・・うぅ・・・』

    ルフィ『や、ヤベェ・・・もう行かねえと・・・う、うぅ・・・う、ウタの奴を・・・グスッ・・・こ、今度は・・・ヒグッ・・・な"か"せ"ね"よ"う"に"し"ね"え"と"・・・グスッ・・・』

    幼いながらも相手の事を考え、それを隠し通す2人。そんな2人に許された偽装の仮面を剥ぎ取れる場所が使われていないトイレ。だがしかし、それも学校に居る時のみの限定的場所であり、当然限界もある。さて、そんな2人に許されたもう一つの素の自分で居られる場所とはどこか・・・

  • 46二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 06:30:45

    可哀想に
    わかるよその気持ち

  • 47二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 08:47:44

    ひとつの喧嘩でここまで拗れるとは...

  • 48二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 10:25:13

    >>44

    口ではなんやかんや言いつつ心はお互いを求める関係、お嫌い?

  • 49二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 11:13:14

    だから雷でビビってるとこをルフィに見られて大泣きしたのな。泣き虫だとルフィに嫌われると思ってるから

  • 50123/01/16(月) 12:14:27

    シャンクス『もうすぐで着くぞ!』

    ウタ『楽しみだね!ルフィ!』

    ルフィ『おう!』

    それはシャンクスの前である。

    どう言った会話の流れから始まったのかは、双方覚えてなどいない。それでもただ一つ言える事は、シャンクスに変な気を使わせたくないと言う事。自分たちの仲が悪くなったのは元を辿れば・・・と言うか全ての元凶はこの前向きおじさんのせいなのである。その為、仲が悪くなったと気づかれた時に、シャンクスが思い詰めてしまわない様、2人は幼いながら、偽りの自分を演じようと決めたのだった。

    ウタ『ルフィ!はい!ポッキー食べる?』

    ルフィ『わ!ありがとう!』

    本来ならば、何かを演じ続け日常を過ごして行くと言う事は拷問にも近い苦行なのだが、この2人にとっては、寧ろ今の時間こそが最も幸せな一時なのだ。

    ウタ『あ!ちょっと!なに私の分まで食ってんのよ!』

    ウタは思った。この時間が永遠に続けばいいと。また笑った彼の姿を見れているんだと。

    ルフィ『シシシ!だって美味かったんだもん!』

    ルフィは思った。この時間が永遠に続けばいいと。目の前に居る彼女の笑った姿など、何日振りに見たのだろうと。

    シャンクス『ふっ・・・』

    そしてシャンクスは思った。あれ?全然仲悪くねえな?まぁ、子供なんてこんなもんか!だっはっはっは!!と。

  • 51二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 12:25:45

    そんな気を遣えるくらいならお互いにも素直になれ貴様らァ!!!

  • 52二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 12:28:19

    小学生の思考回路か?コレが...

  • 53123/01/16(月) 14:24:03

    幼いながらも完璧な演技力(ただの本心)を兼ね備えている2人にとっては、シャンクス1人を騙くらかす事など造作もない該当だった。

    それは例えば海の上だったり。

    ウタ『・・・・・・ちょっと・・・少し離れてよ・・・近い・・・』

    ルフィ『は?浮き輪これしかねえんだからしょうがねえだろ・・・』

    シャンクス『お〜い!焼きそば食べに行くぞ〜!』

    パラソルの中だったり。

    ルフィ『おい・・・もうちょっとそっち寄れよ・・・狭い・・・』

    ウタ『は?意味わかんない・・・調子乗んないで・・・』

    シャンクス『お〜い!飲み物買って来たぞ〜!』

    旅館の中だったり。

    ウタ『・・・ちょっと・・・早く部屋戻ってくんない・・・ウザイから・・・』

    ルフィ『ッ・・・・・・わかってるよ・・・そんくらい・・・』

    シャンクス『お〜い!お前ら!枕投げでもするか!』

    この様に完璧な演技力を駆使し、ルフィとウタはシャンクスの前でのみ、仲のいい2人を演じ続ける事が出来たのであった。

  • 54二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 16:23:37

    前向きおじさんは草

  • 55二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 16:36:18

    何相手にキツい事言ったの泣くほど後悔する癖に素直に謝れないんだよこのクソボケコンビは

  • 56123/01/16(月) 17:30:30



    それからと言うもの、2人はお互いがお互いに本心を隠し通したまま歳を重ねてしまった。

    ルフィが図工の授業で書いた麦わら帽子の絵も、ウタが卒業式の後に聞かせてあげようと思っていた歌も、どれも当人に届く事はなく、年月のみが過ぎて行った。

    だがしかし、そんな2人の仲もルフィが中学に上がった事で少しばかり進展する事となる。

    ルフィ『・・・・・・・・・え・・・』

    それは学校の帰り道。家の方角が同じ為ウタとルフィは肩を並べて帰る事に。当然この2人が一緒にいて、いつもの言い合いが始まらない訳はなく、その日もなんて事のない言葉を浴びせ合っていた。だがしかし、歳を重ね言葉を覚えたウタが今までよりも1段階上の煽り文句を使った事で、事態は急変してしまう。

    ウタ『ッ・・・う・・・ッ・・・スッ・・・ッ・・・』

    ウタはルフィに対し、自分の事を本気で殴ることすら出来ないヘタレだと言った。するとどうだろう、ウタの言葉を否定するかの様にして、ルフィは彼女の両腕手首を押さえつけ、鋭い眼光を浴びせた。

    力でねじ伏せられ動かさない手首。今まで一度も向けられた事のない鋭い眼光。そしてそれら二つを、決して自分には手を出さないと思っていた幼馴染から行われていると言う事実。

    当然そんな状況にウタが耐えられる訳はなく、瞳には涙が募っていき、体はガクガクと震え初めてしまった。

    もうダメだ・・・終わった・・・ルフィに情け無い姿を見られる・・・嫌われる・・・・・・・・・ウタが心の中でそう叫ぶと、ゆっくりとその身をルフィに抱き寄せられた。

  • 57123/01/16(月) 17:55:54

    ウタ『ッ・・・・・・なに・・・すんの・・・離してよ・・・こ、この・・・ヘタレ・・・』

    ルフィ『ヘタレヘタレってうるせえよ・・・次はぶっ飛ばすぞ・・・』

    ルフィのその行動により、ウタの体は震えを止めていた。抱き寄せられ、逃げる事も出来ない。そんな中低い声で放たれたぶっ飛ばすぞと言う言葉。怯えきっているウタにとっては更に恐怖心を与えるだけの行動の数々。余計に事態が拗れるかの様に思えたその時、ウタは安堵していた。そして何より、ルフィと言う1人の男の認識を改めた。

    ウタ『ッ・・・・・・・・・・・・』

    その理由は単純明快だ。自分を包むルフィの腕も、手も、足も、体も、その全てが震えきっていたからだ。彼の顔を直接目にした訳ではないが、ウタは確信していた。ルフィと言う男は、私の事を殴らないのではない。殴れないのだと。きっと、この震えは私の事を傷つけてしまったと、心の中で葛藤しているからなのだと。自意識過剰の様に思えるこの考えも、ルフィに対してのウタからの信頼度を考えれば、なんら不思議な事ではなかった。その為、ルフィを傷つけてしまったと思ったウタは一つの提案をする。

    ウタ『ルフィ・・・アンタ今日家来なさいよ・・・』

    ルフィ『は?ふざけんな・・・なんでおれが・・・』

    ウタ『夕飯作ってあげる・・・今日・・・シャンクス居ないから私が・・・・・・ッ・・・まぁ来ないなら来ないでもいいけど・・・』

    ルフィ『・・・・・・・・・・・・行く・・・・・・』

    ウタ『え?う、うん・・・じゃあそろそろ離してよ・・・ウザイ・・・』

    この時、ルフィもウタと同じ様にして認識を改めていた。コイツは自分の事を本気では嫌って居ないのかも知れない。そして何よりも、自分に家に来て欲しいのかも知らないと。これもまた自意識過剰の様に思える考えだが、ルフィにはそれらを決定づけるだけの訳があった。それは単に、彼女の発した言葉の中で、『来ないなら来ないでもいいけど』この部分だけが明らかにか細く、そして震えきった声だったからである。

  • 58二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 17:58:38

    ここまでわかりきってんのに、良くもまあ高校まで続いたなオイ

  • 59二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 18:12:42

    何でそこまで分かってるのに素直に謝るという選択肢が出ないのだ貴様らァ!!!

  • 60123/01/16(月) 18:41:46


    久方ぶりのウタの自宅。少々緊張していたルフィだったが、昔と変わらない内装を見て、すぐさま冷静差を取り戻した。

    ウタ『じゃあ私夕飯作っちゃうから・・・テレビでも見てて・・・』

    ルフィ『おう・・・』


    ウタはその日カレーを作り、2人は向き合いながら夕飯を食べていた。

    ルフィ『・・・ッ!!!美味え・・・』

    ウタ『ッ・・・・・・!!!あっそ・・・それは・・・よかった・・・』

    ルフィのその言葉と純真無垢な笑顔を目の当たりにして、ばたつく後ろ髪と共にウタの中で何かが動いた。



    夕飯を食べた後は風呂に入った。そう。わかっている。当然中学生にもなった男女2人が同じ浴槽に浸かるのはあり得ない事なのだが、双方対して性欲がない事と、昔から一緒に入って居たと言う距離感のバグにより、特になんの問題もなく同じ浴槽に浸かっていた。

    がしかし・・・
    ウタ『♪〜♪♪〜〜♪♪♪』
    ルフィ『・・・・・・・・・ッ・・・』

    ウタ『ん?どうしたの?』
    ルフィ『え・・・い、いや・・・なんでもねえよ・・・ッ・・・///』

    豊満に育ちきったウタの体と、鼻歌とは言え久方ぶりに聞いた彼女の歌声を目の当たりにして、バクンバクンと鳴り響く心音と共に、ルフィの中で何かが動いた。

    そう・・・まだ和解すら出来て居ないと言うのに・・・ここに来て2人は生まれて初めての恋心を発症させてしまったのである。ハッキリ言おう!!ルフィとウタはめんどくさいです。

  • 61二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 18:44:53

    面倒くさい?知ってた!!!

  • 62二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 18:49:40

    面倒くさくて草

  • 63二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 18:54:56

    コレが後の高校生編と初夜迎えられない編でしょ?
    どうなってんだコイツら

  • 64123/01/16(月) 19:24:20

    その後なんだかんだあって2人は風呂から上がり、髪を乾かしたのちに、ルフィは自分の家へと帰る事に。

    ルフィ『んじゃ・・・おれもう行くぞ・・・』

    心中お察しじゃないルフィがこれでもかとクール振り、家を後にする。がしかし、それをウタの声により止められてしまう。

    ウタ『待って・・・ルフィ・・・』

    ルフィ『なんだよ・・・』

    ウタ『また・・・シャンクスが居ない日は家に来てよ・・・』

    ルフィ『は?なんでだよ・・・意味わかんねえ・・・』

    などとクール振ってウタの提案を無碍にしようとしているがこの男、内心では猛烈にOKコールをしていた。

    ウタ『ッ・・・・・・あっそ・・・じゃあいいよ・・・それじゃ・・・』

    軽く受け答えをし、平気な様子でリビングへ戻ろうとしているがこの女、内心では泣きまくっていた。

    このまま拗れて終わるのかと思ったその時、ルフィが去り際に一言述べた。
    ルフィ『シャンクスが居ねえ日は帰りに教えろよ・・・・・』

    クール振って言ってはいるが、彼の心臓は破裂寸前である。

    ウタ『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

    そして玄関の扉が閉まった瞬間、彼女の髪は暴走寸前である。

    こうして、2人は和解をしないまま、度々夕飯を共にしたり、共にお風呂に入ったり、ゲーム、映画、しまいには同じ布団で寝る様な関係へと発展して行ったのであった。

  • 65123/01/16(月) 19:39:46


    そうして時は流れ高校の夏。子供の頃には様々なすれ違いがあった2人だが、今ではすっかり仲良し・・・などではなく、今だに偽装の仮面を剥がせずに居た。


    めんどくせえなコイツら・・・


    その日ルフィは異常な暑さにやられ喉が渇いていた。しかし学校にある自販機は一階の売店の前のみ。行くか行かないかを葛藤していたが、傍でりんごジュースを自慢げに飲んで居るゾロを見て腹が立ち、重い腰を上げ売店へと向かった。



    ルフィ『悪りい!ちょっと通してくれ!』


    お昼休みの売店ラッシュに巻き込まれぬ様、巧みに人を躱して行くルフィ。その異常な人口密度のせいか、少々教室よりも蒸す為いち早く自販機を目指す。


    ルフィ『よっと!ふぅ〜・・・やっと着いた!それにしてもあちぃなぁ〜!此処!』


    ルフィは傾れる人混みを抜け、とうとう念願の自販機の前へと辿り着いた。


    ルフィ『まっ、いいや!それより何にすっかな・・・・・・ん?』


    がしかし、意気揚々と飲み物を選ぼうとするルフィの前には1人の女子生徒の姿が・・・・・


    【CP注意・現パロ注意】ルフィ『おい邪魔だ・・・そこどけよウタ・・・』|あにまん掲示板ウタ『は?意味わかんない・・・なんで私がアンタの言う事を聞かないといけないわけ?てか昼休み中に話しかけて来ないでくんない?ウザイから・・・』ルフィ『あ?おれはお前じゃなくて、その自販機に用があんだよ・…bbs.animanch.com
  • 66二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 19:41:34

    繋がったな……この二人面倒くさっ!!!

  • 67二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 21:00:58

    地の文にまでめんどくせえとか言われてて草

  • 68二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 00:36:29

    このレスは削除されています

  • 69二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 00:43:18

    この面倒臭さがたまんねぇなァ!

  • 70二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 07:11:39

    お互いめんどくさいな

  • 71二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 17:16:56

    かァーー!!めんどくさいばい!!!

  • 72二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 23:27:41

    このレスは削除されています

  • 73二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 23:29:39

    ん…?あれ終わった?

  • 74二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 23:31:10

    >>73

    このスレはあくまで前日譚だし>>65で完結したと思われ

  • 75二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 23:34:07

    >>74

    そういう事か

    理解した

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