- 1二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 13:07:56
所用でトレーナーと二人で外食する機会があって、トレーナーはシチーに内緒だぞ。って言って白のスパークリングワインをボトルで開け始めて生ハムをお供にちびちび飲み始める。それを見ながらシチーは出て来たステーキを食べてるんだけど、突然何かを思い出したかのように携帯を触り始める。トレーナーが、行儀が悪いぞと咎めようとしたら、徐に視線を上げて「そう言えばトレーナーってこの前、お酒を飲んだ時に歌を歌ってたよね。勿論、歌以外にも私のことも・・・」その言葉を聞いてトレーナーははっと酔いが覚める。この前、トレーナだけで飲みに行った時、下ネタの替え歌を歌い、シチーについてどうのこうの言ってたから。でも、その時に周囲にシチーは居なかったから、多分ブラフだろうと思ってるとシチーの携帯から、賑やかな笑い声や話し声が流れ始める。それを聞いてトレーナーは酔いが覚め、何も言わずにシチーを見つめる。そして、シチーは勝ち誇った顔で「私のことを世界で一番愛してる・・・って言ってたよね・・・？ソレ、本当。なら、ソレに相応しい言葉を聞きたいんだけど」と言った。トレーナーは何も言えずに唯、シチーの顔だけを見つめている。その横で、携帯から言質はあるぞと自分が叫んだ愛の言葉が再生されていた。って言うのはどうですかね。
- 2二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 13:15:52
めちゃくちゃいいので続けてください
- 3二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 13:16:20
好きっす
- 4二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 13:17:56
さあ、書いてみせてくれ
- 5二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 13:21:20
あ、しゅき
- 6二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 13:25:04
スレ主ですが、今から用事で書けそうに無いのでまた後でと言うことで・・・すいません
- 7二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 13:47:59
保守
- 8二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 14:20:02
昔、撮影で乗った高級車と同じようなふかふかで座り心地の良いシート。多分、牛皮の本革で出来たシートを少しだけ倒し、グラスに入ったシャンパンを軽く左右に振って呷る。そして、視線を隣りに移すと開けてある仕切りの向こうにトレーナーが手にしているタブレットと睨めっこをしていた。
多分、スポーツ新聞の電子版を読んでいるのか女性の口説き方を調べているのか、何方にせよ其の姿はとても愛くるしかった。そうしていると、ウェイトレスが夕飯のメニューを持って来た。和洋折衷色々なコースメニューが合ったが、私は普通の洋食コースにした。トレーナーも同じようだ。まるで高級ホテルに居るかのような気分だが、実際にはココはホテルではない。何故なら、飛行機のエンジン音が常に一定の音量で聞こえてくる。ココは、金持ちや特権階級専用の長距離国際旅客機の機内。私はサブトレとして、これから凱旋門賞で走る子とトレーナーの手伝いに行く。
本来なら、この便のチケットは私たち庶民には到底手に届かない超高級チケットなのだが、理事長が『狭いエコノミーですし詰めで行くよりは、ゆったり快適に行ける方が良いだろう』とわざわざ、チケットを3人分用意してくれた。
フランスのコースと芝に慣れるため、本番の２ヶ月前から現地入りをして凱旋門賞に備える。マスコミからは、大袈裟では無いか？わざわざ、そこまでする必要は無いのでは？と言う声も多かったが、個人的には、フランスは日本とは全く違う環境なのだから、それでも足りるかどうか分からない…と言った所だろうか。
私もトレーナーと同じように凱旋門賞の過去記事を読んでいたらウェイトレス…では無くCAさんが、食事を運んで来てくれた。時計を見ると、もう30分経っていた。時間の経過の速さに驚くと共にCAさんにお礼を言いながら、これから始まる夕飯に胸を躍らせた。 - 9二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 14:20:44
少しだけ時間があったので、とりあえず冒頭だけ。続きを書く頃までにこのスレ生きてるかな？
- 10二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 14:22:29
誰かが保守するから平気
- 11二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 14:23:11
模範的日本人
- 12二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 14:40:04
保守
- 13二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 14:49:50
（誰かが）生かしておきます
- 14二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 19:34:42
保守
- 15二次元好きの匿名さん21/11/09(火) 00:26:41
友人から機内食は味気なく、地上で食べる方が美味しいと言っていたけどそんな事は無く、寧ろホテルやレストランで出る食事よりも美味しかった。金持ちは毎日こんな物を食べているのかと反対側の通路に座っていた老父婦が残した夕飯を見ながら、皿を周って来たCAさんに皿を返した。
食後のドリンクは如何致しますか？と聞かれたのでトレーナー普段、飲んでいる白のスパークリングワインを頼もうとしたが、流石に移動中とは言え仕事中なのでアルコールはマズイと思い最初と同じシャンパンにした。食事の感想をトレーナーと共有しようと思い横を向いたら、なんとトレーナーは私が飲むのを辞めた白のスパークリングワインを生ハムと一緒に飲んでいた。
「トレーナー？今、勤務中だよ。お酒はマズイと思うけど」
「そうだなぁ・・・でも頼んじゃったし・・・理事長には内緒ね。」
と言うとトレーナーは自分のグラスにワインを注ぎ飲み始めた。全く普段は真面目でお堅いトレーナーとして周囲から評価されてるのに、時々そう言った事をする。こうなったら何を言ってもテコでも動かないので、どうにもならない。もうしょうがないから、何か映画でも見ようかな。
ん・・・そう言えば、この前トレーナーだけの飲み会があった時にトレーナーの友人曰くその日の彼はいつも以上にピッチが早く一人でボトルを5本開けたと・・・その結果、いつも以上に酔いが回り二次会のカラオケで昔のアニソンの卑猥な替え歌を四六時中歌った挙句、私への愛を叫んでいたと。そして、その時の様子をこっそり録画していてその動画をこっそり渡してくれていた。
そして、彼の同僚は『この動画を使ってアイツを揺すってみたらどうだ？多分、アイツは好きな人が居ても絶対に自分から動かないだろうから。』と言っていた。確かにそうだ、彼は人間関係では常に受け身だ。自分から話しかける事はあっても会話の主導権は基本的に相手に握らせている。
他人に興味がないわけでは無いだろうけど、彼は自分からはあまり話さない。でも、それならば・・・私からこの話しを切り出しても良いよね？ - 16二次元好きの匿名さん21/11/09(火) 00:53:20
「トレーナー・・・今日は歌を歌わないんだね。」
「歌・・・何の話？僕は今のところシチーの前で、悪酔いして大騒ぎをした事はない気がするんだけど・・・」
と素っ気ない顔で手にしていたグラスを呷った。
「それならこれはどうなの？」
携帯に人用のイヤホンを繋いで、トレーナーに渡す。これで、彼がどんな顔をするか楽しみだ。さて、どうなるかな？
「なんだい？コレ。・・・分かったよ見るよ。ところでどんな動画？」
「見れば分かると思うよ。とても面白いから。」
トレーナーは渋々、携帯を手に取りイヤホンを耳に挿した。きっと最近、流行りの動画配信者の動画かなんかだと思っているのだろう。実際、私にとってはそれ以上に面白いものなのだけど。動画が再生された直後、彼の顔色が少し変わった。
どうやら、心当たりがある様だ。ベロベロに酔っていても記憶が残っているあたり流石だと思うけど、これは流石に忘れたかったと思う。
だって、数年来付き合ってきた相棒に見せたことどころか、匂わせた事すらない自分の恥部を見せてしまったのだから・・・。けど、私は別にそう言ったところも気にしない。彼が、私の外見だけじゃ無く内面も受け入れた上で私と走ってくれたのだから・・・。
当の本人は私のことを何も言わずに見つめている。彼の顔には『どこでこの動画手に入れた？』や『なんて説明すれば良いのかな』と書いてあった。私が知りたいのはただ一つ。今、私はその王手をかける。
「その動画のことを覚えているならその後に私のことを世界で一番愛してる・・・って言ってたのも覚えてるよね・・・。ソレ、本当？なら、私はソレに相応しい言葉を聞きたいんだけど」
彼は一瞬だけ、目を瞑り少しだけ俯いたがそれからゆっくりと顔を上げ、私の手を取った。 - 17二次元好きの匿名さん21/11/09(火) 00:54:27
これで終わりです。殴り書きなので、少し荒い点がありますが、こんな感じでしょうか・・・。
- 18二次元好きの匿名さん21/11/09(火) 03:37:58
乙
- 19二次元好きの匿名さん21/11/09(火) 03:42:25
タイトル見て酒瓶で尻穴を掘る話？って一瞬思った
疲れてるや - 20二次元好きの匿名さん21/11/09(火) 05:43:19
このレスは削除されています
- 21二次元好きの匿名さん21/11/09(火) 16:35:25
ニヤニヤした