ここだけ5人がわくわくおばけ屋敷

  • 1二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 20:10:08

    アス高修学旅行の一環でどこかの小惑星に作られた遊園施設に訪れた面々

    (諸々の事情で2年生と3年生が合同)


    おばけ屋敷に入ることになった5人

    一度に入れるのは3人までとのことで二手に分かれることになりました(2:3にならない場合再度振り直し)


    スレッタ dice1d2=2 (2)

    ミオリネ dice1d2=2 (2)

    グエル dice1d2=2 (2)

    エラン dice1d2=2 (2)

    シャディク dice1d2=1 (1)

  • 2二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 20:10:54

    振り直し


    スレッタ dice1d2=2 (2)

    ミオリネ dice1d2=1 (1)

    グエル dice1d2=2 (2)

    エラン dice1d2=2 (2)

    シャディク dice1d2=1 (1)

  • 3二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 20:11:44

    とても良い分かれ方をしたね…?

  • 4二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 20:11:47

    良い組分けじゃん……

  • 5二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 20:11:58

    ダイス神…!!

  • 6二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 20:12:22

    ダイス神気ぶってない?

  • 7二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 20:12:27

    久しぶりにわかりやすいダイス神

  • 8二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 20:12:47

    エランはどのエランでしょうか

    ①4号 ②5号 ③エラン様


    dice1d3=2 (2)

  • 9二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 20:12:59

    最初のダイスはシャデイクに酷で笑った

  • 10二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 20:13:20

    >>8

    アカン(アカン)

  • 11二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 20:13:23

    シャディクが一人ぼっちになりそうで「しょうがないわねぇ…」と隣に立ってあげるミオリネ!ミオリネじゃないか!!

  • 12二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 20:13:34

    好きな子と一緒になってキャッキャしてる男子と「ミオリネさん大丈夫でしょうか」「スレッタはどーせオドオドしてんのよ。あいつらに任せらんないわ」みたいな事ばっか言ってる女子2人

  • 13二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 20:13:47

    ダイス神はラブコメを御所望でらっしゃると

  • 14二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 20:13:48

    ヒェッ!

  • 15二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 20:13:48

    グエルがいれば5号もおいた出来ないだろう

  • 16二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 20:13:55

    >>8

    一気にやばくなってんじゃねーか!

  • 17二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 20:15:19

    おばけ諸々怖い物への耐性値

    100に近い程怖い物に対して強いぞ


    スレッタ dice1d100=24 (24)

    ミオリネ dice1d100=56 (56)

    グエル dice1d100=80 (80)

    エラン5号 dice1d100=31 (31)

    シャディク dice1d100=41 (41)

  • 18二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 20:16:39

    >>17

    グエル先輩頑張れ!

  • 19二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 20:18:20

    >>17

    グエグエ強ない?

  • 20二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 20:19:27

    >>17

    このエラン、身の安全優先してグエルの後ろにつくんじゃないか

  • 21二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 20:20:01

    くしゃくしゃ頭な好きな子と、ぱっと見美少女な男の子に抱きつかれる両手に花なグエルくんですって??

  • 22二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 20:20:51

    ミオミオよりちょっぴりだけ怖がりのシャーディ…抜ける!

  • 23二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 20:22:06

    意外とビビリな5号か……"アリ"だな

  • 24二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 20:24:19

    天使の笑顔でビビりの5号か
    グエルはまず5号に対してどんな反応するんだろうな…

  • 25二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 20:25:43

    ✊と🖐で公平に組み分けた結果

    ○スレッタ、グエル、エラン5号

    ●ミオリネ、シャディク

    で分かれました


    まずはスレッタ達から先に入り、その後にミオリネ達が入ることになります


    ス「わ、私おばけ屋敷初めてで…!きっ緊張します…」

    グ「しっ仕方ねえな…俺が先を歩くから、お前らついて来いよ」

    5「スレッタ・マーキュリー、手を繋いで行こうよ。そっちの方が怖くないよ」

    ス「えっと…」


    1 はい、お願いします!

    2 3人で繋いでいきましょう!


    dice1d2=1 (1)

  • 26二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 20:27:06

    手繋いでお化け屋敷って可愛いよね()

  • 27二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 20:27:13

    グエル脳破壊
    怖くないからいいよね?

  • 28二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 20:28:04

    この5号優しく口説いてるように見えてガチでビビってるんだろうな…

  • 29二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 20:28:11

    これ他のメンバーは5号を5号と認識してるのか?
    それとも4号だと思ってる?

  • 30二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 20:33:39

    涼しい顔してちゃっかり手を繋ぐことに成功したこの5号くん、実は怖い物があまり得意ではありません

    先頭を頼もしく歩くグエルの後ろを、ぴったりとくっつくようにしてスレッタと5号たちはおばけ屋敷の中へと入っていきました

  • 31二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 20:42:13

    脅かし役のスタッフがいるタイプのお化け屋敷だったらスレッタちゃんにやめなさいっ!されないか心配

  • 32二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 20:44:01

    驚いたとき後ろでグエルの上着ぎゅって握りしめる2人想像したらかわいい

  • 33二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 20:45:50

    5号の癖に可愛いな

  • 34二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 20:47:34

    お化けに驚いたスレッタが5号に抱きついてそれにビビった5号がグエルに抱きつくか抱きつく場所間違って首締めるかしたら笑う

  • 35二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 20:48:07

    5号は元から可愛いのでは?
    見ろよ天使の笑顔

  • 36二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 20:49:32

    >>35

    可愛い

    孫にしたい

  • 37二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 20:49:55

    良質なラブコメの予感がしますよ

  • 38二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 20:50:34

    スレッタに抱きつかれてる5号見てクッソイライラしてるグエルですか
    ラブコメですね

  • 39二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 20:55:44

    グエルはお兄ちゃん気質高いから2人ともガチでビビってるのに気付いたらめっちゃ頼もしく前に出てくれそう

  • 40二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 20:57:27

    グエルのエランに対する印象、特に変わってないだろうから
    スレッタ→エラン→グエルの抱きつき連鎖が発生した場合
    キレるのかエランがビビった事に戸惑うのか
    自分の方がエランより頼りになりそうだと自尊心回復するのか...

  • 41二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 20:57:38

    >>29

    影武者設定に気がついていないので4号だと思っている設定です(ちなみに本当は行くはずだった4号くんは熱が出てしまいベルメリアさんの所でお休み中)


    おばけ屋敷の中は地球圏にある廃病院をモデルに造られたようで、薄暗い廊下にはほんのりと冷たい消毒液の香りが満ちています

    漂う不気味な雰囲気もものともせず先頭をずんずんと歩くグエルの服の裾を引っ張る手があり、ちょっとだけ嬉しさを感じつつも鬱陶しげにグエルは後ろを振り返りました


    グ「おい水星女、あんまり引っ付くんじゃねえ。服が皺になるだろうが」

    ス「す、すすすみません!でもっ、私握ってない、です…」

    グ「は?」

    5「…」

    グ「…」

    ス「…」

    5「はぐれたら大変だからね。僕が君をきちんと捕まえておくから、安心して進んでいいよ」

  • 42二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 20:59:09

    全員可愛い

  • 43二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 21:08:10

    グエルの裾引っ張ってるのスレッタじゃなかったし後ろ振り返ったらスレッタとエランが手繋いでるの
    グエルの脳破壊ダブルコンボじゃん…

  • 44二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 21:08:53

    大丈夫?
    4号代理が5号って知ったらベッドから這い出て来ない?

  • 45二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 21:11:37

    脳破壊よりもグエルの裾掴んでスレッタの手繋いでる5号の状況にお前マジかって気持ちになりそう
    スレッタの方が耐性低かったはずなのにおかしいな…

  • 46二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 21:18:18

    >>45

    エランに手を繋いでもらってるから少しは安心してるんだろう

    グエルくんかわいそう

  • 47二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 21:19:28

    >>45

    いうて24と31やから誤差なんやろ…

  • 48二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 21:20:04

    三人が出発したあとシャディミオが二人で待ってるだけですでにかわいい 
    実はミオリネより怖がりなシャディク…

  • 49二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 21:21:36

    困ったな グエルの裾掴んで後ろで手繋いでるエランとスレッタの映像が脳内で勝手に幼児になる

  • 50二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 21:22:07

    本格的にヤバいコーナーに入ったらスレッタは悲鳴上げて5号に抱きつくし、5号は悲鳴はなんとか堪える代わりにグエルに強く抱きつくんやろうなぁ

  • 51二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 21:22:18

    恐いけど好きな子の前だからやせ我慢するシャディクが見れるんですね
    なお、ミオリネにはバレバレな模様

  • 52二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 21:22:25

    なんともいえない空気の中薄暗い廊下を少し進むと突き当たりに面しました。よくよく見ると、左右に道が続いておりどちらかに進めるようです。

    どちらを選んでもゴールにはたどり着ける仕様とのことでした。右のお部屋はやや明るく、何かしらの物音が聞こえます。左のお部屋は廊下よりもさらに暗く静かです。

    どっちに進む?


    1 右 2 左

    dice1d2=1 (1)

  • 53二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 21:23:04

    これは明るい方が実は怖いヤツなんだろ?知らんけど

  • 54二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 21:23:05

    一見良さげに見えるけど実はやばそうなの引いたぞ

  • 55二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 21:24:07

    一瞬「は?」と腹たってもすぐに袖を掴む手が震えているの見てお兄ちゃん心発揮するタイプ

  • 56二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 21:32:10

    廃病院か…明るくて物音…手術してそう…

  • 57二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 21:35:50

    患者を模した人形に、メスをザクザク刺してそう

  • 58二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 21:36:20

    ス「はっ…右の方が明るいです!み、右に行きませんかっ」
    5「そうだね。左の部屋は暗くて静かで、なんとなく嫌な予感がするよ」
    グ「まあどっちを選んでも出口に着くって言っていたからな、右に行くぞ」

    明るさに安心感を持ったスレッタの提案に2人は特に異論なく、右のお部屋へ進むことにしました。

  • 59二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 21:39:27

    怖がる5号を助けてやれば、自動的にスレッタの好感度も上がりそうだな

  • 60二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 21:40:09

    出る頃には死ぬほど5号に懐かれてるグエルがいそう

  • 61二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 21:41:39

    >>60

    4号に(スレッタとの)お化け屋敷どうだった?と聞かれてグエルの話ばかりする5号

    恋かな?

  • 62二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 21:44:21

    めっちゃ懐いてくる5号に兄心を擽られて満更でもなかったのに、後日戻ってきた4号にチベスナ塩対応されてしょんもりするグエル…

  • 63二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 21:51:25

    扉を開き中へと入っていきます。

    部屋に入った瞬間、3人は明るさと物音の正体を嫌でも理解しました。

    部屋の明るさの正体は、中央に鎮する大きな大きな照明からくる物でした。

    その照明の下にはーー大きな手術台と、緑のシーツにやけに毒々しく映える赤、横たわる何かを工具のような物を用い大きな音を立てて暴く人型のナニかがいました。


    部屋に入ってきた3人に気づいたのか、ナニかがゆっくりと入り口に視線を向けます。


    1 一目散に部屋奥の扉まで逃げる

    2 一回部屋を出る

    3 立ちすくむ


    dice1d3=3 (3)

  • 64二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 21:53:31

    この部屋を出たら一度ミオミオとシャディク視点に移る予定です!

  • 65二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 21:58:05

    やっぱりヤバいやつだった!!

  • 66二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 22:10:53

    日頃モビルスーツを駆って闘っていても、未知が齎らすこの恐怖はそれとはまた別物です。怖い物があまり得意ではないスレッタと5号は、目の前の光景に思わず息を止めて目を見張りました。


    グ「おい!奥にドアがある!ついて来い!」

    5「うわ、わ」

    ス「ち、血が、あの人っ、血がっ」


    奥に入り口を見つけたグエルですが、5号とスレッタはナニかに完全に気を取られておりグエルの言葉は耳に入っていないようでした。


    もたもたとしている間にナニかは手元の工具を持ったままこちらに身体を向け、なんと近づいてきました。


    1 グエルが2人を抱えてドアまで走る

    2 恐怖が極まったスレッタor5号が2人の手を掴みドアまで走る

    3 スレッタor5号が怖くて動けず座り込んでしまう


    dice1d3=2 (2)

  • 67二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 22:12:32

    1スレッタ 2 5号


    dice1d2=2 (2)

  • 68二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 22:17:00

    5号お前

  • 69二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 22:22:19

    >>67

    一人で逃げるかと思ったから頑張ったと思う

  • 70二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 22:29:24

    君は頑張った
    とても頑張った

  • 71二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 22:31:15

    気持ちだけパーメットスコア4になってそう

  • 72二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 22:35:55

    一人で逃げないでちゃんと2人のお手手つかんで逃げるの可愛い

  • 73二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 22:53:08

    迫り来る工具の大きな音と、全身を血に染めたナニかに頭が真っ白になった5号。
    こちらに何か話しかけているグエルの腕と今にも座り込みそうなスレッタの手を握り直し、突然駆け出しました。

    3人の足音は動きを止めたナニかの横を駆け抜け、勢いよく開いた扉の外へ。
    扉が閉まり、先ほどまで聞こえていた耳障りな音と明かりは廊下の暗闇に溶けたように収まりました。

    グ「おいエラン、危ねえだろうが!突然走るんじゃ……おい、平気か?」
    5「…………ああ、うん。大丈夫だよ。…スレッタ・マーキュリー、怪我はない?」
    ス「わ、私は大丈夫、です…!エランさん、その…引っ張ってくれてありがとうございました…!」
    5「気にしないで。さあ、先に進もうか」
    ス「…はい!早く出て、ミオリネさん達を待ちましょう!」

    自分より怖がりな女の子のスレッタの手前平然と振る舞う5号でしたが、心臓は激しく音を立て、背中には冷たい汗が流れていました。あわよくばグエルを出し抜いてスレッタの気をひければと思っていましたが、それどころではありません。
    なんとか気を持ち直し、出た後のことに思いを馳せるスレッタのふわふわの頭を5号が見つめていると「おい」とグエルが声を顰めて話しかけてきました。

    グ「…顔青いぞ。はぐれたら困るからな、裾くらい好きに握っていろ」
    5「………どうも」

    己の動揺を悟られて面白くない気持ち半分、悪意のない優しさに不思議な気持ち半分。怖いのは事実なのでお言葉に甘えた5号はグエルの裾を握り直しました。
    先頭をグエル、後ろにグエルの服の裾を握った5号と手を繋ぐスレッタの3人は、暗く続く廊下を進み出しました。

  • 74二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 22:55:32

    休憩!
    誰も進めなかった場合係員さん回収ルートもありましたが5号くん、がんばりました
    次はミオミオとシャディクのターンです

  • 75二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 23:00:20

    5号可愛いじゃん…兄弟妹みたいでなごんじゃうな

  • 76二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 23:06:52

    なんだよこれもう長男グエル次男5号末っ子スレッタの三兄弟じゃん可愛いね

  • 77二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 23:07:12

    今まで見た中でもトップレベルで可愛い5号

  • 78二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 00:13:07

    ●ミオリネとシャディクのターン


    一方入り口で待機していたミオリネとシャディクは、スレッタ達が入った5分ほど後にスタートしていました。


    ミ「あいつら、大丈夫かしら。よりによってグエルとエランなんて」

    シ「水星ちゃんが心配?」

    ミ「べっつに…」


    文句を言いながらミオリネが廊下に足を踏み入れると、おばけ屋敷特有の暗く冷たい独特の雰囲気が広がっており思わず足を止めます。

    極端な怖がりではないものの、ミオリネ自体そこまで怖いものが得意なわけではありません。そしてミオリネの昔の記憶が定かであれば、シャディクも怖いものがあまり得意ではありませんでした。


    1ミオリネからシャディクの手を取る

    2 シャディクがミオリネの手を取る

    3 そのまま進む


    dice1d3=2 (2)

  • 79二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 00:16:43

    お、踏みだせた

  • 80二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 00:17:10

    シャディミオかわいいいーー

  • 81二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 00:17:50

    踏み出せたじゃねぇか

  • 82二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 00:18:56

    おお、踏み出した!

  • 83二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 00:22:48

    廊下に入った所で足を止めたミオリネを見て、シャディクは少し迷った後手を差し伸べました。

    ミ「…なに、この手」
    シ「ここは暗くて狭いからね。転んだら大変だ」
    ミ「……まあ、そういうことにしておくわ。ありがと」
    シ「はは、こちらこそ。じゃあ行こうか」

    自分から差し出しておいて、まさか取ってくれるとは思っていなかったシャディクでしたが、思ったより素直に手を預けたミオリネに目を丸くした後、小さく笑いました。重ねられた手は自分が成長したからか昔より小さく、繊細に感じました。

  • 84二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 00:31:05

    これは王道幼馴染ラブコメですわ…

  • 85二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 00:36:33

    暗い廊下は変わらず不気味でしたが、繋いだ手から伝わる体温が落ち着くような落ち着かないような不思議な気持ちが怖さに勝り、二人の足取りはスムーズでした。


    暫く歩いていると、左右に道が分かれた例の分岐点へと到着しました。右のお部屋はやや明るく、何らかの物音がします。左のお部屋は廊下より更に暗く、静かです。


    ミ「行き止まり…?」

    シ「いや、奥に部屋が続いている。どちらかに進まないといけないようだが…さて」


    1 右 2 左

    dice1d2=1 (1)

  • 86二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 00:45:05

    さっきと同じルートか

  • 87二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 00:48:23

    ミ「さっきからここ暗すぎるのよ。明るいし、あっちに行くわよ」

    シ「ああ、構わないよ」


    ミオリネは迷わず右の部屋を選びました。暗いところにいると、明るいところへと惹かれるのは皆同じなのでしょうか。

    部屋の前に辿り着き、


    1 ミオリネが扉を開きました

    2 シャディクが扉を開きました

    dice1d2=1 (1)

  • 88二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 00:48:50

    男前なミオミオ

  • 89二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 00:54:42

    部屋に近づくにつれ、やけに耳障りな物音は段々と大きくなります。扉の先には確実に何かがあることでしょう。
    握った手にほんの少し力が込められたのを感じたミオリネは、シャディクが扉を開こうと伸ばした手より速くドアノブを掴み、勢いよく開き中へと入りました。

  • 90二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 01:09:59

    部屋の中へ入った二人の目に飛び込んだのは、先程スレッタ達が見た光景と同じくーー大きな手術台と、緑のシーツにやけに毒々しく映える赤、横たわる何かを工具のような物を用い大きな音を立てて暴く人型のナニかでした。


    ミ「ひっ…!」

    シ「…!」


    ミオリネの声に反応したナニかはゆっくりと二人の方へ振り返り、ギュルギュルと音を立てる工具を持ったまま近づいてきます。

    作り物だと理解していても、恐怖を煽る状況に一瞬思考停止した2人でしたが、先に冷静になったミオリネが奥に扉があることに気がつきます。


    ミ「奥!扉がある!」

    シ「!」


    1 シャディクがミオリネの手を引いてドアへ走る

    2 ミオリネがシャディクの手を引いてドアへ走る

    3 扉へ向かおうとしたが…

    dice1d3=3 (3)

  • 91二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 01:23:13

    ミオミオとシャディクパート いい感じにダイスが仕事してくれて書くのが楽しい 眠いので続きは明日書きます

  • 92二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 01:29:22

    お疲れ様でした
    続き楽しみにお待ちしています

  • 93二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 08:57:59

    お待たせしました 再開していきます!



    どちらからともなく扉へ向かおうとしたところ、ミオリネの身体がガクンと揺れました。あわや転びそうになったミオリネでしたが、咄嗟にシャディクが支えたので転倒は免れました。どうやらミオリネが履いていた靴のヒールが折れてしまったようです。


    これでは走るのは難しいでしょう。耳障りな工具の音が段々と近づいてきます。青褪めたミオリネに、シャディクは咄嗟にミオリネをーー


    1 お姫様抱っこしました

    2 肩に担ぎました

    3 背を向けておんぶの体勢をとりました

    dice1d3=3 (3)

  • 94二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 09:20:42

    シ「ミオリネ、俺に乗れ!」

    シャディクの咄嗟の行動にミオリネは我に返ります。ナニかはもうすぐそこまで迫っていました。
    ミオリネが背に乗ったことを確認すると、シャディクはあまりナニかを目に入れないようにして扉へと走りました。

    意外にもナニかは後を追って来ず、二人は無事部屋を出ることができました。

  • 95二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 09:29:07

    ちゃんと許可とるの偉いね

  • 96二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 10:02:43

    ミ「びっ……くりした!初っ端からあんな血みどろのやつ出さなくたっていいじゃない!」
    シ「…」
    ミ「シャディク?」
    シ「…ああ、ミオリネ。ヒールが折れてしまったようだけど、足は平気?」

    とりあえずミオリネの足は怪我なく無事でしたが、ヒールは根本からパッキリと折れてしまっていました。接着剤があれば何とかなりそうですが、おばけ屋敷を出ないとそれも難しそうです。
    このまま進むこともできそうですが、安全を考えれば係員を探し一度外へ出た方がいいかもしれません。そうシャディクが考えた時、背中のミオリネがぎゅうとシャディクの首に回した手に力を入れる気配がしました。

    「ほら、先に行くわよ。こんな所はやく出てやるんだから」
    「…はは、そうだな。じゃあ、落ちないようにしっかり捕まっていてくれよ」
    「あんたも転ばないでよね」

    係員を探して外に出よう。そう言おうとしたはずの言葉は結局しまい込み、シャディクは背中のミオリネをしっかりと背負い直しました。
    シャディクは怖いものがあまり得意ではありませんでしたが、ミオリネが側にいれば不思議と勇気がわいてきます。
    子どもの頃のようだと思いながら、二人は暗い廊下を進みました。

  • 97二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 10:23:30

    次はスレッタ、グエル、エラン5号パートへ戻ります

    余談ですが以下他エランズの恐怖耐性値

    100に近いほど怖いものに対して強いぞ


    4号 dice1d100=45 (45)

    エラン様 dice1d100=21 (21)

  • 98二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 10:39:29

    エラン様最弱で草

  • 99二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 10:42:00

    イケメンが台無しのきったねぇ顔で叫んでるエラン様が容易に想像できるな…

  • 100二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 11:05:26

    このレスは削除されています

  • 101二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 11:06:23

    ○ スレッタ、グエル、エラン5号のターン


    あれから少しして、またもや突き当たりに差し掛かりました。今度も左右に道が分かれており、その先に部屋が続いているようです。


    右の部屋の入り口付近には、ところどころ千切れていますが紙で作られたと思われる、かわいらしい動物の工作が飾られています。中は暗いですが、小さな音楽のようなものが聴こえてきました。

    左の部屋の入り口は一見変哲のない扉に見えますが、扉に付けられた窓には格子が張られていました。部屋の中は暗く、静かです。


    さて、どちらにいきましょうか


    1 右 2左

    dice1d2=1 (1)

  • 102二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 11:20:53

    ス「右…の方が、怖くない気がします!」
    5「左の部屋は何もなさすぎてなんだか不気味だよね。僕も右がいいと思う」
    グ「どちらでもいいが…まあいい、いくぞ」

    先程と似たようなやり取りに既視感を覚えたグエルですが、気にせず後ろに二人を連れずんずんと右の道へ進みます。

    部屋の扉の前に辿り着くと、音の正体はオルゴールの音色のようでした。所々で途切れたり、不協和音を奏でたりとなんだか不気味です。

  • 103二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 11:32:14

    グエルを先頭にして、三人は部屋に入ります。

    部屋は先程よりも少し狭く、保育器のようなものとベッドがいくつか並んでいました。

    ベッドには半分ほどカーテンが掛かっておりあまりよく見えませんでしたが、手前の一つだけシーツが少し膨らんでいます。

    まるで、誰かがそこに寝ているかのようでした。


    1 ベッドに近寄る

    2 気が付かずにそのまま素通りする

    3 怖いので一度部屋を出る

    dice1d3=1 (1)

  • 104二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 11:35:55

    誰が?


    1 グエル 2 5号 3 スレッタ

    dice1d3=3 (3)

  • 105二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 11:37:25

    スレッタ怖がりなのに度胸あるな

  • 106二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 11:45:30

    ス「あ、あそこ…誰か寝てます。具合が悪い人、でしょうか。助けないと…!」

    水星では幼い頃からエアリアルと人命救助を行っていたスレッタです。ここはおばけ屋敷なので、誰かがベッドで寝ていたとしてもそれは具合の悪い人ではなくおばけの可能性の方が高いのですが、彼女は前者を連想したようでした。
    怖さよりも使命感が勝ったのでしょう、繋いでいた5号の手をパッと離して一人でベッドに向かって行ってしまいました。

  • 107二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 12:07:07

    5「えっ」


    驚いたような5号の声にグエルが振り向けば、なんとスレッタがスタコラとベッドに向かっているではありませんか。

    ベッドはやや膨らんでおり、いかにも何かありそうです。

    何も気づいてなさそうなスレッタが、カーテンを今にもカーテンを開けようと手を伸ばしました。


    グ「おい、そっちは…!」


    グエルがスレッタを止めようと

    1 カーテンを開けようとした手を掴む

    2 間に合わずカーテンを開けてしまう

    dice1d2=1 (1)

  • 108二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 12:24:04

    ファインプレーグエル

  • 109二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 12:25:03

    なんとかカーテンを開ける前にスレッタの手を捕まえたグエルは、そのまま急いでベッドから離れました。

    ス「わっわわわ…えっ、あの、あそこに具合の悪い人が…」
    グ「あれは具合の悪い人間じゃなくておばけだ。あのまま開けたら襲われていたぞ」
    ス「ふお!?お、おばけだったんですかっ」

    グエルの言葉にスレッタはようやっと、ここがおばけ屋敷だったことを思い出しました。
    そのままグエルに手を引かれ、意外にもあっさりと三人は部屋を出ることができました。

  • 110二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 12:25:55

    腕だけどスレッタと手を繋いでいますね。そのつもりはないんだろうけど

  • 111二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 12:26:08

    しれっと手を引いてやがる

  • 112二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 12:27:50

    5号はずっとグエルの裾掴んでるんだろうか

  • 113二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 12:48:42

    ス「あ、あの…グエルさん。ありがとう、ございました。おかげで、怖い思い、しなくて…よかったです」

    グ「!……いや…お前に何かあったらミオリネがうるさいからな」

    ス「それでも、ありがとう、ございました…!」


    スレッタの素直な感謝の言葉に、グエルはなんだか胸の辺りがむず痒いような、ぽかぽかするような不思議な気持ちになりました。

    なんだかんだと今までは、彼女に怖がられることの多かったグエルです。本人はあまり自覚していませんが、とても嬉しかったことでしょう。


    なんだか良い雰囲気です。大人しく様子を見守っていた5号ですが、なんだかおもしろくありません。二人を眺め、さてどうしようかと考えます。


    1 スレッタの手を握る

    2 グエルの手を握る

    dice1d2=1 (1)

  • 114二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 12:50:30

    両手に武士と王子

  • 115二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 13:08:19

    頼れる兄貴風を吹かせていたグエルになんだかんだ安心感を覚えていた5号ですが、スレッタと良い雰囲気になっているこの状況を黙って見過ごす男ではありませんでした。
    ずっと掴んでいたグエルの服の裾を離し、5号はスレッタに近づきます。

    「スレッタ・マーキュリー。さっきは急に手を離すからびっくりしたよ」
    「ほ?!あ、す、すみませんでした…!」

    突如ちゃっかりと所謂恋人繋ぎをしてきた5号に、スレッタは茹ったように顔を赤くしました。今日はなんだかいつものエランとは少し違うような気がしましたが、気のせいでしょうか。

    左に5号、真ん中にスレッタ、右にグエルの順で手を繋いだ三人は、再び暗い廊下を進みだしました。
    ゴールまであと少しの予感です。

  • 116二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 13:12:14

    今回はグエルくんが活躍してくれました スレッタちゃんにありがとう言ってもらえてよかったね、グエルくん
    次はミオミオとシャディクパートへ移ります!

  • 117二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 13:19:20

    乙です!少女漫画の味がする

  • 118二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 13:22:15

    あぁ〜〜甘酸っぱい青春の音〜〜〜

  • 119二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 13:44:39

    三兄弟が急に少女漫画になったくそ可愛い

  • 120二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 15:34:43

    ●ミオリネ、シャディクパート


    一方ミオリネとシャディクは暗い廊下を進み、スレッタ達と同じく突き当たりから左右へと分かれた分岐点へと辿り着いていました。


    右の部屋の入り口付近には、ところどころ千切れていますが紙で作られたと思われる、かわいらしい動物の工作が飾られています。中は暗いですが、小さな音楽のようなものが聴こえてきました。

    左の部屋の入り口は一見変哲のない扉に見えますが、扉に付けられた窓には格子が張られていました。部屋の中は暗く、静かです。


    さて、どちらにいきましょうか


    1 右 2左

    dice1d2=2 (2)

  • 121二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 15:49:34

    ミ「また分かれ道?」
    シ「左は静かだが、右の部屋の方は何かの音がするね」
    ミ「音?うるさいのはもううんざり…左に行くわよ」
    シ「ああ、そうしよう」

    ミオリネの言う通り先程の部屋の騒音は相当心臓に悪かったので、シャディクは異論なく左の部屋へ足を進めました。

    部屋の前に着くと、格子の間から中の様子が少し覗けるようでした。ミオリネも横から顔を出し、二人で中をそっと覗き込みます。

  • 122二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 18:26:40

    普通に怖そうな別ルートだ

  • 123二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 19:20:57

    格子の隙間から目を凝らしましたが、やはり中は暗く細かい部分までは見えませんでした。それでもなんとなく、そこまでの広さはないこと、あまり物がなさそうな部屋であることは分かりました。

    ミ「暗くてよく見えないわね…」
    シ「…」
    ミ「…?あんた、やたらと心音速いけど大丈夫?怖いの?」
    シ「いや、大丈夫だよ。ありがとう」
    ミ「そう。じゃあ、中入るわよ」
    シ「ああ」

    怖くないといえば嘘ですが、どちらかというと急に顔を近づけてきたミオリネにシャディクは思いがけず緊張してしまったようです。
    怪訝そうなミオリネに何でもない顔をして、シャディクは扉をゆっくりと開き、中に入りました。

  • 124二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 20:06:30

    このレスは削除されています

  • 125二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 20:12:51

    このレスは削除されています

  • 126二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 20:17:38

    ※時系列混ざってしまったので一度消しました


    部屋の中は思った通りそこまで広くなく、特筆すべき事といえば、床にマットのようなものが一枚敷いてあるのと、部屋の隅に簡易的な便器が設置されているくらいでした。

    入り口から正面の壁には扉がありますが、よく見ると取手がついていません。


    ミ「なにこれ。出られないじゃない」

    シ「いや、何か仕掛けがあるみたいだ」


    シャディクは扉の横の壁にあった、これみよがしに貼られた紙とタッチパネルを見つけました。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    【 問題】以下の絵が示す食べ物の名を答えろ

    🕊(1) 🧸(2) ⏰(1)

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


    問題を読み終えた時、突然背後でドンドンドン!と大きな音が3回しました。

    二人が咄嗟に振り返るとーー入り口の扉の格子窓からこちらを覗いているナニかが、そこにいました。


    ナニかは黒く、目だけがギョロギョロと血走りこちらを凝視しています。先程の音は、こいつが部屋に入ろうと扉を叩いた音なのでしょう。


    このままでは部屋に入られてしまうのも時間の問題です。恐らくこの謎解きに正解すれば、部屋の扉が開く仕組みなのでしょう。

    所詮遊園地のおばけ屋敷の謎解きです。大丈夫、落ち着いて考えれば解けるはず。


    ダイスを振り50以上で謎解き成功

    ミオリネ dice1d100=42 (42)

    シャディク dice1d100=61 (61)

  • 127二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 20:19:35

    ミオリネじゃなくてシャディクが解くってのがいいね

  • 128二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 20:38:00

    扉を叩く音は激しさを増していき、取手をガチャガチャと捻る音も聞こえだしました。


    ミ「鳥…とクマ、と何…時間…?食べ物と何にも関係ないじゃない…」

    シ「鳥…クマ……、!」


    何か思い付いたのでしょうか、シャディクがはっと顔を上げたその時です。

    今までで一番大きな音を立て、入り口の扉が開かれました。


    ミ「ひっ」


    大きな音と共に勢いよくなだれ込んできたナニかを直視したミオリネは、思わずシャディクの肩に強くしがみつきました。

    ピンチに見えるこの状況ですが、先程シャディクは答えに気がついた様子。後は答えを入力するだけです。


    1 答えを入力し脱出成功

    2 手が震えてしまい入力を間違える

    dice1d2=2 (2)

  • 129二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 20:50:00

    焦りと抑えきれなかった恐怖が手元を狂わせ、入力を間違えたパネルには”FALSE"の文字が表示されます。

    土壇場でのまさかの失敗に一瞬、頭が真っ白になったシャディクでしたがーー


    1 背中のミオリネがシャディクを叱咤

    2 なんとか気を持ち堪え再度入力する

    dice1d2=1 (1)

  • 130二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 21:02:51

    ミ「シャディク!」
    シ「!」

    怯えを含んだ、しかし力強く励ますようなミオリネの呼びかけにシャディクはハッと我に返ります。不思議と恐怖が落ち着き、シャディクは今度こそ間違いなくパネルへと答えを入力しました。

    パネルに“SUCCESS”の文字が表示されたその直後、ピッと小さな電子音が鳴り、ドアが横に開きます。
    急いで部屋を出れば部屋の扉はすぐに閉まり、見慣れた暗い廊下に静けさが戻りました。

  • 131二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 21:20:22

    ミ「…出られた、わね」

    シ「…ああ。ミオリネ、ありがとう。さっきは助かったよ」

    ミ「?なによ、急に…」


    1 シ「君の声で勇気が出たんだ」

    2 シ「…いや、なんでもないよ」

    dice1d2=2 (2)

  • 132二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 21:22:52

    シャディクはこういうこと言う

  • 133二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 21:27:24

    シャディミオありがとう……ありがとう……

  • 134二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 21:28:31

    シ「…いや、なんでもないよ」

    ミ「………あっそ」


    1 ミ「じゃあ、私もさっきはありがと」

    2 何も言わずにシャディクの髪をぐしゃぐしゃにする

    dice1d2=2 (2)

  • 135二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 21:28:32

    幼馴染の独特な距離感いいよね…シャディミオありがとうございます

  • 136二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 21:30:11

    スレッタ組もミオミオ組もかわいい
    これは良ラブコメ時空スレ

  • 137二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 21:30:58

    なぞなぞ苦手なワイ、未だに答えが分からない

  • 138二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 21:33:49

    >>137

    ヒント:鳥の1文字目は?

  • 139二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 21:40:09

    シ「あっ、こらミオリネ」
    ミ「うっさい。ほら、とっとと行くわよ」
    シ「はは、仰せの通りに」

    髪をぐしゃぐしゃにされても、ゲシゲシと足をぶつけられても、シャディクはただ背中にいる女の子を大切に思う、幸せな気持ちが増すばかりでした。

    ミ「ところで、さっきの謎掛けの答え。何だったの?」
    シ「ああ…」

    君の大好きな食べ物だよ。
    他愛ない話をしながら歩みをすすめ、二人の影はゆっくりと暗い廊下に溶けていきました。
    ゴールまでもう少しの予感です。

  • 140二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 21:44:00

    長くなってきましたがお付き合いありがとうございます!なぞなぞの答えは、ミオミオの大好きな例のあれでした🍅

    次はスレッタ、グエル、エラン5号のパートに移ります

  • 141二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 22:28:55

    ○スレッタ、グエル、エラン5号パート

    一方、仲良く手を繋いだスレッタとグエルと5号の三人。
    あれから階段を登ったり降りたり、おばけに追いかけられては逃げたりと、楽しく(諸説あり)賑やか(諸説あり)に進んでいました。

    どれくらい歩いた頃でしょう。三人は、大きな赤錆びた鉄製の扉の前へと辿り着きました。
    扉の横には所々朽ちてはいますが”焼却炉“と、扉と同じく赤錆びた文字の札がかかっています。
    辺りを見渡しますが、今までと異なりどうやら他の道はないようでした。

  • 142二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 22:33:35

    焼 却 炉 はアカン

  • 143二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 22:46:32

    5「なんだかここは入りたくない気がするよ」

    グ「他に道はねえし、入るしか選択肢はなさそうだな」

    ス「えっ……や、やっぱり、入らなきゃだめ…です、よね」


    そうこぼしたのは、三人の中で一番怖がりのスレッタです。

    下を向く彼女の様子がいつもと違うので、グエルと5号の二人がスレッタの顔を覗き込みます。大きな水色の目には、たくさんの涙が今にも溢れそうに溜まっていました。

    ここまでなんとか頑張っては来ましたが、そろそろ限界のようです。


    1 グエル 2 5号 が

    dice1d2=2 (2)


    1 楽しい話題で気を逸らす

    2 叱咤する

    3 抱きしめる

    dice1d3=3 (3)

  • 144二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 23:02:10

    これは本気で恐怖に共感してることからくる心からの抱擁か、それともちゃっかりなのか

  • 145二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 23:11:56

    生まれてこの方やったこともない、泣きそうな女の子の慰め方なんてグエルには分かりませんでした。

    どう接したものかと、グエルが考えあぐねている間のこと。反対にいる5号が繋いだ手を離し、そっとスレッタを腕の中に閉じ込めました。


    ス「!?え、ええええっえら、エランさん」

    5「スレッタ・マーキュリー」


    1 「僕だけを見ていて」

    2 「実は僕も怖いんだ」

    dice1d2=1 (1)

  • 146二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 23:12:57

    グエルくん脳破壊待ったナシ

  • 147二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 23:13:18

    グエルの脳がっ

  • 148二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 23:22:55

    5「僕だけを見ていて。そうすれば、僕以外見えないでしょう?何も怖いものはないよ」

    ス「ほあっ?!え、え、エランさん、だけ…っ」


    スレッタの怯えだけ浮かんでいた顔に、ぽっと赤みが差しました。あと一押しでいけそうです。

    この好奇を見逃す5号ではありません。小首を傾げながら、彼女だけに効く特別な魔法の言葉を口にしました。


    5「…嫌?」

    ス「はっ……!」


    1「嫌じゃない、です…!」

    2「それとこれとは、違うような…」

    dice1d2=1 (1)

  • 149二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 23:25:09

    これは良いラブコメ……🙏

  • 150二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 23:27:07

    これはいい5スレ
    グエルくんは……がんばれ

  • 151二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 23:33:16

    5号に甘いダイス神来たな

  • 152二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 23:38:28

    🎲神の推し5号説

  • 153二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 23:39:54

    間近でこれ見せられるグエルくんのこと考えてやれよ5号!!

  • 154二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 23:40:07

    魔法の効果は覿面でした。
    4号がこの言葉を使った時、彼女はノーと言ったことがないのを5号は知っていたのです。

    5「本当?……嬉しいな」
    ス「ひえっ?!」
    グ「おい!いつまでやってんだ!」

    どさくさに紛れてスレッタに顔を近づかせる5号をみてギョッとしたグエルは、真っ赤な顔で怒鳴りました。
    涼しい顔で離れる5号と、ぽーっと惚けたままのスレッタに、グエルは何か見てはいけないようなものを見てしまったような気がしてなりませんでした。

  • 155二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 23:42:05

    グエル脳最後まで持つの?

  • 156二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 23:43:32

    手掴んでる距離で顔近づける5スレ見せつけられたグエル 楽しくなってきたな!頑張れどっちも!

  • 157二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 23:44:40

    幼馴染のおいしい出汁が取れてるシャディクミオリネパート助かる

  • 158二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 00:00:58

    薄らとピンクになった気がしなくもない空気のまま、三人は先へ進むことにしました。

    重い扉を開けると、室内から押し出されるようにこもった熱気が吹き込んできます。
    出口へとのびる中央の通路の両脇には焼却炉が並んでおり、いくつかは轟々と音を立てながら何かを燃やし、いくつかは黒焦げた人型の何かが扉に挟まるようにしてはみ出ていました。

    見るからに凄惨な光景ですが、ひとつだけ救いがありました。出口は明るく、どうやら屋外へと繋がっているようなのです。
    恐らくここがおばけ屋敷のゴールなのでしょう。

  • 159二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 00:09:48

    ホラーにラブコメは必須なのでね…

  • 160二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 00:22:42

    5「あそこ、ゴールみたいだね」
    ス「でっ、出口ですか…?はっ、エランさんだけ見る、エランさんだけ見る…」
    5「ふふ、上手だよ。スレッタ・マーキュリー」
    グ「おい、さっさと出るぞ」

    三人並んで真ん中の通路を進んでいきます。出口までは十五メートル程でしょうか、やや距離がありました。
    グエルは先程から露骨にいちゃつきだした二人に、鬱陶しさのような苛々した気持ちを抱きつつありました。
    5号の言葉を馬鹿正直に守り、5号だけを見るスレッタの表情はグエルからは見えませんが、少なくとも泣きそうな顔ではないはずです。
    先程扉の前で見たような悲しい顔をされるくらいなら、今の方で十分。ただ、彼女をその顔にできたのがグエルではなく、5号だっただけなのです。

    ならグエルにできることは、少しでもスレッタが怖い思いをしなくて済むようにすることです。
    グエルは少しだけ前に出るようにして歩きました。

  • 161二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 00:23:18

    漢グエル

  • 162二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 00:24:03

    青春してるなぁ

  • 163二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 00:24:35

    これ寝込んでる4号は後で5号からの報告をどんな顔で聞くんだろうな…

  • 164二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 00:38:11

    しかし、このまま何もない筈もなく。

    出口まであと半分程といった所で、少し前に通り過ぎた焼却炉からはみ出ていた焦げた人型のナニかが、突如動きだしたのです。

    それも一体だけではなく、他の焼却炉にも入っていた十体近いナニかが、三人を目掛けて追いかけてきました。


    背後から迫る異様な気配にいち早く気がついたのは


    1 スレッタ

    2 グエル

    3 5号

    dice1d3=2 (2)

  • 165二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 00:39:32

    さすグエ

  • 166二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 00:40:26

    主人公すぎる…

  • 167二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 00:55:09

    背後の異様な気配にいち早く気がついたのは、グエルでした。

    5号とスレッタはまだ気がついていない様子ですが、このままでは気がついてしまうでしょう。

    スレッタの泣き顔はもう見たくありません。グエルは落ち着いて、二人へ声をかけます。


    グ「エラン、スレッタ・マーキュリー」

    5「?」

    グ「走るぞ。後ろは見るな」

    ス「えっ…」


    言うが早いか、出口へ向かって駆け出します。

    グエルの言葉に5号は何となく察し、スレッタは何が起こっているのか分からないまま、三人は後ろは見ずに一気に出口へ


    1 無事到着しました

    2 誰かがこけてしまいました

    3 スレッタが何かを落としてしまいました

    dice1d3=3 (3)

  • 168二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 00:58:16

    グエルさすが…スレッタぁ!?

  • 169二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 00:58:23

    ウワーッ!!スレッタ落としった!!

  • 170二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 01:06:05

    キーホルダーかな?

  • 171二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 01:07:04

    出口は目と鼻の先という所で、スレッタの鞄からポロリと何かが落ちました。

    オレンジ色の体に、つぶらな瞳となぜか顔にめり込んだ口元。ミオリネとお揃いで買ったキーホルダー、ホッツさんです。


    ス「あっ…!」


    ホッツさんは床を滑り、出口とは反対に転がっていきます。そして足を止めてホッツさんの行方を追ったスレッタの目には、迫り来る黒焦げのナニかがばっちり入ってしまいました。


    ス「あ、あ…」


    1 スレッタがキーホルダーを拾いに行く

    2 グエルがキーホルダーを拾いに行く

    3 5号がキーホルダーを拾いに行く

    4 咄嗟の出来事に、みんな立ち尽くす

    dice1d4=2 (2)

  • 172二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 01:09:03

    やだ…グエグエかっこいい…

  • 173二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 01:11:24

    やっぱりこういうところはかっこいいな

  • 174二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 01:19:17

    グ「エラン、こいつを連れて外に行け!」

    スレッタを5号に任せ、グエルは出口とは反対方向へと走ります。
    ホッツさんは黒焦げのナニかの近くに落ちていました。グエルはおばけ屋敷のおばけなんてちっとも怖くありませんので、迷いなく近づきホッツさんを拾い上げてさっさと出口へと向かいました。

    グエルがホッツさんを拾っている間、不思議と黒焦げのナニか達はじっとして動くことはありませんでした。しかしグエルが背を向けた後ぼそぼそと「やだ…」「いい子…」と、小さな声が聞こえたような聞こえなかったとか。

  • 175二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 01:21:07

    いい子

  • 176二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 01:22:08

    黒焦げのナニかさんたちの脳まで焼きよった…

  • 177二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 01:22:13

    お化け役の人俺らじゃん…

  • 178二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 01:51:21

    グ「…おい、これ」
    ス「グエルさん…!あっ、ありがとう、ございますっ…!」

    出口の先には5号とスレッタが先に出て、グエルを待っていました。
    泣きそうな顔をしていたスレッタでしたが、グエルが差し出したホッツさんを見て、ぱあっと明るくさせました。
    それは、グエルが今日見た中で一番のスレッタの笑顔でした。

    ス「これ、ミオリネさんとお揃いで…とっても大事、なんです」
    グ「…そうか。もう落とさないようにしろよ」
    ス「はい!ありがとう、ございます!」

    グエルが両手にホッツさんを乗せ微笑むスレッタを眩しい気持ちで見つめていると、黙って二人のやり取りを見ていた5号がポン、とグエルの肩に手をおいた。

    5「初心なお坊ちゃんかと思ったけど、意外とやるじゃないか。グエル・ジェターク」
    グ「あ?…というかお前、さっきから思っていたがなんかいつもと違…」
    5「なんのことかな。さ、スレッタ・マーキュリー。あっちで一緒にミオリネ達を待とう」
    ス「ほあ!?あっ、ま、待ってください…!」
    グ「こいつ…!おい、待て!」

    悪戯にスレッタの手を取った5号と、慌ててついていくスレッタ、その後ろに続くグエル。
    真っ暗で怖かったおばけ屋敷のことなんてすっかり忘れ、遊園地の華やかな喧騒の中、三人は賑やかに歩きだしました。
    初めての修学旅行、初めて友だちと行く遊園地。まだまだ楽しみなことはいっぱいあるのですから。

    🌟スレッタ、グエル、エラン5号パート 完

  • 179二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 01:57:16

    スレッタ、グエル、5号パート完結しました!遅くまでお付き合い頂きありがとうございます
    続きのミオミオ、シャディクパートですが、200までに終わらなければ次スレに続きを書く予定ですので、気にせずコメントしてもらって大丈夫です

  • 180二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 02:10:37

    はい

  • 181二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 02:13:48

    やだ、グエグエカッコいい…

  • 182二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 04:40:27

    ●ミオリネ、シャディクパート

    スレッタ達が無事おばけ屋敷を脱出した頃。
    ミオリネとシャディクの二人は階段を降りたり登ったり、角を曲がっては進みーー背中のミオリネを気遣い、ややゆっくりではありますが順調におばけ屋敷の中を進んでいました。

    どれくらい歩いた頃でしょう。
    二人は”ER“と書かれた、朽ちかけのプラスチックの札がかかっている扉の前にたどり着きました。
    辺りを見渡しますが、今までのように左右で道が分かれている様子はありません。どうやらこの部屋に入らないとならないようです。

    ミ「だいぶ歩いたけど、ここで最後かしら」
    シ「救急外来か。だとすると、この先が外に繋がっている可能性はあるね」

  • 183二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 04:55:58

    これでおばけ屋敷もお終いと思うと、ホッとするような、なんだか寂しいような不思議な気持ちにシャディクはなりました。

    どうしてだか、ここを出てしまえばもう二度とこうして二人で過ごすことは永遠になくなってしまう、そんな気がしたのです。


    ミオリネと二人の今、何か伝えるべきことがあるのではないかーー


    1 シ「ミオリネ」

    2 ミ「ねえ、シャディク」

    3 お互い同じタイミングで話しかけてしまう

    4 何も言わずに扉を開ける

    dice1d4=4 (4)

  • 184二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 05:28:23

    伝えた所で、何になるのでしょうか。口に出しかけた言葉をついに出すことはなく、シャディクは飲みこんでしまいます。

    ミ「シャディク?」

    扉に手をかけたまま動かないシャディクに、ミオリネが不思議そうに声をかけます。

    シ「なんだい、ミオリネ」
    ミ「急に静かになるから心配したの。あとちょっとなんだから、頑張りなさいよ」

    怖がっていると思ったのでしょうか。ミオリネは励ますように、シャディクの頭をぽんぽんと軽く触れました。

    シ「バレてたか。ミオリネはなんでもお見通しだな」
    ミ「何言ってんだか。何年腐れ縁やってると思ってるのよ」
    シ「はは、それはご尤も。…さて、行こうか。水星ちゃん達が待ちくたびれてしまう」

    扉を開き、シャディクは部屋の中に足を踏み入れます。
    この先の未来。もし二人が離れることがあっても、シャディクのミオリネを大切におもう気持ちは、ずっと変わらないことだけは確かでした。

  • 185二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 05:35:02

    お互い踏み出せなかったよ…

  • 186二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 05:55:24

    このレスは削除されています

  • 187二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 06:05:39

    扉の先には10m程度の廊下が続いていました。

    廊下の片側には所々破れ埃の積もった長椅子が並び、反対側には“診察中”の札がかかった診察室が三つほど並んでいます。


    そして入り口の正面には一つの扉がありました。

    扉は半分開いており、隙間からは遠く聴こえる華やかな喧騒と、柔らかい自然光が差し込んでいます。出口でした。


    ミ「よかった、出れそうね」

    シ「ああ」


    診察室の札だけやや不穏でしたが、今の所何の気配もありません。外来の雰囲気も古びてはいるものの外からの光が射す廊下は仄明るく、今までの部屋と比べてもそこまでの異常性は感じられませんでした。


    光の射す扉に向かいゆっくり進み、あともう少しで出口という所です


    1 突然後ろから大きな音がしました

    2 ミオリネが何かを落としてしまったようです

    3 ミ「ねえ、シャディク」

    dice1d3=3 (3)

  • 188二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 06:14:00

    ミ「ねえ、シャディク」


    ミオリネがシャディクへ話しかけます。シャディクは無言で言葉の先を促しました。

    出口はもう目前でした。


    1 「また、ここに来ない?」

    2「降ろしてほしいんだけど…」

    3「…なんでもない」

    dice1d3=1 (1)

  • 189二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 06:18:01

    エンダアアアアアア

  • 190二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 06:53:02

    ミ「また、ここに来ない?」

    出口の扉に手をかけた時、ミオリネがはっきりとそう口にしました。

    シ「ここに…?」
    ミ「遊園地にってことよ。もちろんスレッタとか、ニカとか…色んな人を連れて、また来るのも悪くないでしょ。……何、嫌なの?」

    シャディクは、自分が夢をみているのではと一瞬現実を疑いました。
    しかし、背中に感じる温かさと重みは間違いなく現実のものです。
    自分からではなくミオリネが、他でもない彼女が未来の約束をしてくれたのです。こんなに嬉しいことはありませんでした。

  • 191二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 06:53:51

    シ「…そんなことない。君となら、いつでも喜んで」
    ミ「…そう?よかった。…ほら、さっさと出るわよ。靴もどうにかしなくちゃいけないし、次のアトラクションの時間があるんだから」
    シ「急がなくてもアトラクションは逃げないよ、ミオリネ。…あっこら、髪を引っ張るのはやめなさい」

    扉を開け、吹き込んだ風が明るい太陽の光にきらめく金と銀の髪を揺らします。
    遠くから、赤毛の少女が駆けてくるのが見えました。一緒だった他の二人は少女の少し後ろから着いてきているようです。
    ミオリネは大きく手を振り、親しい少女の名前を大きな声で呼ぶのでした。

    遊園地で過ごす一日はまだ始まったばかりです。今日も、もちろん明日も明後日もその先も、楽しい思い出がたくさんできますように。

    🌟ミオリネ、シャディクパート 完

  • 192二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 06:57:33

    余談ですがシャディミオパート最後のお部屋のおばけさん達は、ミオミオの「ねえ」あたりから空気を読んで引っこんでいました
    恐らく「アオハル…」「あまずっぱ…」と呟いていたことでしょう

    両パート完結です。ここまでお付き合い下さりありがとうございました!

  • 193二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 07:01:12

    スレ主のキャラ造形の深さと描写、ダイスの良いところ引き当てていく感もうにやにやしながら読んでた!面白かったありがとう!

  • 194二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 09:39:40

    お疲れ様です!
    すごくいいもの読ませてもらいました……ありがとうございます!

  • 195二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 10:00:51

    お疲れ様でした
    素敵な作品をありがとうございます!
    心が浄化される

  • 196二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 10:16:41

    お化け屋敷なのに青春の風が吹き荒れてる…!
    ダイスが選ぶ選択肢がどれもいい感じで楽しかったです!次がもしあればあれば楽しみに待ってます…

  • 197二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 11:38:08

    最高のラブコメ時空だった、ありがとう
    アニメ化してほしいぜ

  • 198二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 18:07:34

    どのキャラの組み合わせでも萌えどころがしっかりあってクオリティ高くて楽しかったです!
    みんな青春してて癒された~!

  • 199二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 20:01:19

    >>192

    ありがとうおばけさんたち むしろおばけさんたちは我々だった…!?

    甘酸っぱくて、大変すてきな物語をありがとうございました!!

  • 200二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 22:23:06

    200ならまた5人の青春ストーリーが読めますように

オススメ

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