ゴルシSSです

  • 1二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 19:04:59

    ターフに吹く風は秋の色をしている。ジッとしていれば身震いするような、少し寂しい空気。遠く響くウマ娘たちの掛け声の中、ゴールドシップと、なぜかメイショウドトウがターフのど真ん中でボーリング調査をしていた。

    「いいのか? 勝手に穴開けたりして」
    「いいわけねーだろ、開発許可は取ってるっつーの。知ってっかぁ? 遺跡の発掘に掛かる費用って開発業者持ちなんだぜ」
    「ひぃっ、す、すみませぇん……! マスコットが必要だって、ぅう……」

    涙目のメイショウドトウが何度も頭を下げてくるが、こっちの方が申し訳なくなる。当然ゴールドシップは知らん顔、というより穴掘りに熱中している。

    「おいおいドトウちゃんよー、レースに必要なもんはなんだ? アタシらが踏みつけてんのはなんだって話よ」
    「えぅ、え、えっと……芝、でしょうかぁ?」
    「バッカちげーよ!」
    「すみませぇん!」
    「芝が無いと走れねーだろ? そこの芝が剥げてるから二人で修繕しようってわけ。ドトウちゃんもわかってんじゃねーか」
    「ひぇえ……」

    メイショウドトウの目がいつもよりぐるぐる回っている。彼女には後でお詫びの菓子でも買ってあげよう。
    黙ってコントを見ている間に、穴は随分広がっていく。人の足ならすっぽり入ってしまいそうだ。
    危ないな、と思うのも束の間、ゴールドシップが懐から取り出したのは……虹色の宝石だろうか。

    「これな、ジュエルの種」
    「美味いのか?」
    「知らね」

    放り込まれた宝石はあっという間に土を被せられていく。ものの数秒でよくぞここまで埋められるもので、呆れより感心が先に立つ。

    「おーし、じゃあ河童探しに行くか! 道頓堀行くぞ!」
    「ひょぇえ~……救いは、救いは~……」

    涙目のメイショウドトウに押し付けるのは心が痛む。二人に手を振って、俺は高級菓子を買いに行くことにした。
    芝は次の日にすっかり生え揃っていたので、問題ないのだろう。

  • 2二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 19:05:53

    これもうゴルシトレの日記だろ

  • 3二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 19:06:27

    パプリカか何か?

  • 4二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 19:10:02
  • 5二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 19:12:10

    頭お菓子なるで

  • 6二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 19:12:41

    >>4

    俺達には早すぎる......

  • 7二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 19:20:39

    ゴルシらしくて好き

  • 8二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 19:37:54

    スレ主は変な薬でもやっているのか?

  • 9二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 19:43:56

    読めるのに理解できない……モットヨコセ

  • 10二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 19:44:32

    俺ビュティの凄さが分かってきたよ

  • 11二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 19:46:17

    これぞ怪文書

オススメ

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています