- 1二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 20:53:17
- 2二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 20:54:03
父親がそれぞれミルリーフとディープの代用だっけ?
- 3二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 20:55:49
- 4二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 20:56:30
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- 5二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 20:56:56
昔フランスにリュティエという中距離を得意とした種牡馬がいた
彼の子は日本にも多く輸入されその中のダンディルートはトウショウ牧場でトウショウボーイと共に二枚看板としてルドルフの同期ビゼンニシキなど多くの活躍馬を出した
(ちなみにウマ娘ではダイタクヘリオスやスイープトウショウとかはこのダンディルートの血が入ってる)
そんな頃同じようにリュティエの子として日本に輸入されたシャレーという馬がいた
父親は同じながらダンディルートはマイルから中距離を得意としていたのとは対照的に、本人が中距離が得意ではなかった事でその価値はかなり低く見られていた
種牡馬としても結果的に最後まで活躍した直系を出すことは出来なかった…… - 6二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 21:00:16
昔コロナという牝馬がいた
彼女は多くの産駒を残したがその中でもスターロツチという牝馬から繋がる牝系がバクシンオーの父サクラユタカオーやサクラシンゲキ、サクラスターオー、その他にもウイニングチケットやマチカネタンホイザにオースミロッチにロイヤルタッチなど今でもこの牝系を継ぐ馬がいるほどの名牝系を築いている
https://db.sp.netkeiba.com/horse/1957100345/
そんなコロナの娘でスターロツチの妹にカミヤマトという牝馬がいた
トウショウ牧場で働いていた原口氏が独立して牧場を立ち上げた後、その縁でカミヤマトの娘のハイフレームという馬を譲られた
このハイフレームに是非ともかつて働いていたトウショウ牧場のエースダンディルートをつけようと考えていたが、貧乏牧場で資金はなく、その前にダンディルートが急逝してしまった為ダンディルートに血統の似ていたシャレーをつけることにした
こうして生まれたのがミホノブルボンの母カツミエコーである
- 7二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 21:03:01
その頃日本で流行した血統は、主に社台が連れてきたノーザンテーストを軸にしたノーザンダンサー系、それに追い抜かれたものの未だに強さを保つテスコボーイ系、そしてイギリスで最も偉大な馬のうちの一頭ミルリーフの子ども達が出始めていた
その中でもミルジョージは怪我もあってすぐに日本に輸入され早くから活躍馬を出した
そのパワーは芝ダート問わず通用し、シンボリルドルフも追い込むロッキータイガーや、ミスターシクレノンやイナリワンついでにサトミアマゾンなど一時はリーディングサイアーをノーザンテーストから奪ったほどだった
そんなわけでミルリーフ系はどんどん日本に買われ、その中には未勝利のまま連れてこられたマグニテュードもいた - 8二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 21:06:21
マグニテュードの血統を見てみると、実はここに載ってる牡馬のほとんどが地元のダービーを勝っている
ダービーを勝っていない馬もキングジョージなど中長距離のG1を勝っているほどの超良血だった
にも関わらず、日本に輸入されたマグニテュードの産駒は勝つレースはマイル以下ばかりで全然だった
原口牧場は相変わらずの零細牧場でミルジョージをカツミエコーにつける金は無く、2,30万程度の一番安いランクのミルリーフ産駒であるマグニテュードを相手に選んだ
代用種牡馬に代用種牡馬を重ねてこうして生まれたのがミホノブルボン
しかしその血統は直接的には短距離馬に見えても実際には充分なスタミナとスピードを兼ね備えた血統の裏側に存在していたのは確かなんである - 9二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 21:10:09
面白いです
続きが気になる - 10二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 21:10:39
その後のミホノブルボンは戸山厩舎に預けられ父系譲りの頑丈な体格と母父シャレー譲りの人の言うことをちゃんと聞く温厚な性格でスパルタ教育に耐えガチムチ筋肉を手に入れ、二冠馬になった
そのままでは確かにダービーも走れなかったかもしれないが、スタミナはトレーニングによってのみ鍛えられるという戸山厩舎の方針にピッタリ合った馬だったのは間違いない
原口氏はその後も馬産を続け、2010年代になってからも代用種牡馬にこだわりディープの一歳年下の弟オンファイアから重賞を3勝もしたウキヨノカゼを育てた
https://db.sp.netkeiba.com/horse/2010100975/
さらに、ミホノブルボンは後継種牡馬を出せなかったが(息子のミヤシロブルボンはスペが勝ったダービーも走ってた)、母親のカツミエコーが残した唯一の牝馬ダンシングエコーから牝系は繋がっていった
そしてついにその子孫アベニンプラナスがこれまたオンファイアと配合され、産まれたアベニンドリームが去年2020年の門別で北海ダービーを優勝した
https://db.sp.netkeiba.com/horse/2017100544/
まだまだ代用種牡馬は有効であるという事を示すような出来事であった
- 11二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 21:14:15
競馬って大河ドラマだなぁ
- 12二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 21:15:38
競馬は正にブラッドスポーツってこったなあ
- 13二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 21:15:58
- 14二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 21:19:06
種牡馬オンファイアはディープと似た性質を伝えまさに中小牧場の代用種牡馬といったところだがブラックタイドはディープとは全くタイプが違った
ディープはよく母父や牝系の性質を引き出す馬とよく言われるがブラックタイドはその逆で母父単体はあまり影響せず父のサンデーサイレンスから受け継いだ形質がより強く出る傾向にあるように評価される
代表産駒キタサンブラックの母シュガーハートの血統表を見てみると一番目につくのはやっぱりバクシン
ただこのバクシンの性質を受け継がないとすればその短距離専門の性質が出ず奥のジャッチアンジェルーチなど母系で主張する種牡馬でバランスが取れていたのかもしれない
(この辺りは結果論で話しているので持続的なスピードを得意としたユタカオー〜バクシンオーのラインの性質が働いているのかもしれない)
またシュガーハートにもリファールの血が入っていて、リファールのクロスのあるなしでディープ産駒は適正距離が大きく変わるというので、同じ事がキタサンブラックのスタミナにも起こったのではと思われる - 15二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 21:24:06
ディープが亡くなった今もブラックタイドは種牡馬を続けていて、特にオーナーだった金子氏本人がディープの代わりに色んな馬につけまくっている
アパパネはジナンボーやアカイトリノムスメのようにディープしかつけていなかったが、今度はブラックタイドばかりつけているので、最もブラックタイドを代用種牡馬として見ているのはやはり金子氏だろうと思われる
種牡馬キタサンブラックがデビューしてもなお300万の種付け料なのでまだ小さめの牧場では高めの金額だがまだまだ人気
オンファイアの方は種付け料20万だが脚元の不安がある産駒も多く、サンデー牝馬もかなり多いことも相まって近年は10頭以下の種付け数で推移している
キタサンブラック産駒もまた今のところキタサンブラック本人にタイプの似た馬が多いようなのでこれからブラックタイドの後継種牡馬として次世代へと繋がってくれる事を願う
イクイノックスは次の東スポ杯本命にしてます - 16二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 21:25:00
書き溜め終わりです
間違いあったら指摘ください - 17二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 21:31:29
なんで母父バクシンオーであんな長距離走れたんだろうな
バクシンオー自体が気性で中距離ダメって話はあったけど - 18二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 23:45:44
サクラハゴロモがアンバーシャダイの全妹だからステイヤー遺伝子持ってそうなんだよな
- 19二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 23:53:11
代用と言われると悪いもののように聞こえるが色々事情があるのよね、血自体は本物だし強い馬も出るんだから良いんだけど
- 20二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 23:56:56
- 21二次元好きの匿名さん21/11/08(月) 23:58:26
カテゴリ間違ってんぞ立て直せ
- 22二次元好きの匿名さん21/11/09(火) 00:02:31
- 23二次元好きの匿名さん21/11/09(火) 00:06:48
代用種牡馬といえばブライアンズタイムもそうだったな
- 24二次元好きの匿名さん21/11/09(火) 00:13:57
フジキセキは早期引退したことで人気爆発した親父の代用やってたって言うのはマジなの?
- 25二次元好きの匿名さん21/11/09(火) 00:42:15
実際そうなんだけど日本ではメインの王道路線では親父が幅効かせてたせいでどこまでも親父の代用扱いされてしまったのはある
その血が南アフリカに行ったらそこでドバイシーマクラシック勝つ馬出てくるからただの短距離血統ではないっての証明出来たと思うわ
- 26二次元好きの匿名さん21/11/09(火) 07:11:58
競走馬を引退した本馬はジュドモントファームに繋養されていた名種牡馬オアシスドリームと交配されて受胎した後に豪州に戻った。翌2010年4月の豪州イングリス・イースター繁殖牝馬セールに出品され、同セールにおける最高値となる200万豪ドル(186万6770米ドル)でパティナックファームに購入された。しかしパティナックファームの所有者ネイサン・ティンクラー氏が石炭事業の不振により本馬を含む所有馬全てを売却する事を2013年に表明。セリに出される予定だった本馬産駒が上場取り消しとなるなど、その後の行く末は不透明となり、続報も現在のところない。
ドバイシーマクラシック勝ってもこうなるのか……
恐ろしいな