「ちょっとケータ！！！」【SS】

[1 二次元好きの匿名さん 23/01/19(木) 00:00:34]

「ど、どうしたのふぶき姫？」

「どうしたもこうしたもないわ！」

いつもニコニコしているふぶき姫が珍しく
怒った顔で部屋に入ってきた、レアだなぁ……

なんて考えてる場合じゃない！！

「ケータ？私、あんなにキビしく言ったわよね！！
『妖怪はキケンな存在だ』って！！！」

ふぶき姫の顔がグイッと近くに来る
吐息で前髪が凍った……相当怒ってるみたいだ

どうしよう、ジバニャンやウィスパーに助けを求めたいけど
こういう時に限ってふたりは出かけてるんだよね……

「えっと……ご、ごめんなさ……」

とにかく、こういう時はとりあえず謝って

「ケータ、『また』ともだちができたそうじゃない」

ピシリ

部屋の気温が2℃くらい下がった気がする

[2 二次元好きの匿名さん 23/01/19(木) 00:01:03]

ま、まだだ！妖怪大辞典さえ見つからなければ証拠は

「イサマシとポカポカと、へぇ……ウスラカゲまで」

誰だ！あんな見やすい場所に堂々と辞典を広げてるやつは！！

[3 二次元好きの匿名さん 23/01/19(木) 00:01:46]

確かにキケンが迫ってるな

[4 二次元好きの匿名さん 23/01/19(木) 00:02:19]

ひょっとしてこれ熱い系妖怪にハブられてそこからケータにもハブられてたことに気づいたんじゃ？

[5 二次元好きの匿名さん 23/01/19(木) 00:12:19]

「…………ケータ、私はただケータが心配なだけなの」

ふぶき姫が悲しそうに目を伏せる

「私だって、ケータにひとりぼっちでいて欲しいわけじゃない。ともだちだって必要なのはわかってるわ」


「ふぶき姫………」

「ただね、ともだちなら……」

「ともだちなら？」


「『私ひとりで充分でしょ？』って言ってるだけなの」


パキパキパキパキパキ


「メダルごと辞典を凍らせようとしてる！！やめてよ！！？」

[6 二次元好きの匿名さん 23/01/19(木) 00:23:26]

「もう、なんで分かってくれないの！！」

ふぶき姫は地団駄を踏んでぷりぷり怒っている

なんとか辞典を取り戻せたけど…やっぱりふぶき姫の言うことはよくわからない

たしかに今まで、色んな妖怪と出会ってきた

その中には、とびきり悪くて強いやつもいた

イカカモネ議長、ウバウネ、ユメミガチーノ、ぬらりひょん、ホゲホエール……

みんな強くて、とっても危険だった

けど、オレにはそんな妖怪達とだって一緒に戦ってくれる、ふぶき姫みたいなともだちがいる

この先どんなに怖い妖怪が出てきても、みんながいてくれるから、オレは怖くないんだ

[7 二次元好きの匿名さん 23/01/19(木) 00:24:08]

「……………」

ふぶき姫は黙って話を聞いてくれている
……けど、顔を見るにまだ納得はしてくれてないみたいだ

「…………やっぱり、ケータは何もわかってない」

「え？」

[8 二次元好きの匿名さん 23/01/19(木) 00:29:49]

「あんなイカやお婆さんの話なんてしてないわ」


「私が言ってるのは、ケータが頼りにしてるその『ともだち』よ」


「私たちは妖怪なのよ？常識も、道徳も、人間とは同じじゃない」


「『ともだち』という協力関係は、妖怪(私たち)の良心や理性によって保たれているだけ」

[9 二次元好きの匿名さん 23/01/19(木) 00:29:50]

なに？ バーのママさんみたいに人間のふりして小学校通ってた幼馴染み系ふぶき姫のSS？

[10 >>9なにそれ超読みてー！！ 23/01/19(木) 00:42:16]

ふぶき姫が部屋に入ってきた時に感じたものとは比べ物にならないくらい

身体の芯から凍てつくような、寒気がする

「ほら……ダメじゃないケータ」

気がつくと、ふぶき姫に背後から抱きつかれていた

………あれ、身動きがとれない？

「キケンだって何度も言ってるのに……ホントに無防備なんだから」

まぁそんなところもいいんだけれど、とふぶき姫がクスクス笑っているけどオレはそれどころじゃない

必死に腕の中から逃げようと頑張ってみる

……ピクリともしない、嘘でしょ！？どこにこんなちからがあったの！？

[11 二次元好きの匿名さん 23/01/19(木) 00:57:31]

「ゴーケツやイサマシくらいのちからを持ってるならいざ知らず。
私だってごくフツーの小学生を抑えるくらいなら、簡単にできちゃうのよ？」

そう言いながら、ふぶき姫が、さらに強く抱き締めてきた

苦しくはない、けど、ふぶき姫の体はどんどん冷たくなっている


だんだんと頭がぼーっとして、オレの体の感覚が無くなっていく


これ以上は、さすがに……もう………

[12 二次元好きの匿名さん 23/01/19(木) 01:16:49]

ヤンデレふぶき姫！？

[13 二次元好きの匿名さん 23/01/19(木) 01:34:48]

原作準拠ですか大したものですね

[14 二次元好きの匿名さん 23/01/19(木) 01:35:20]

まあ雪女なんてこんなもんだよな

[15 二次元好きの匿名さん 23/01/19(木) 13:17:37]

続く

[16 二次元好きの匿名さん 23/01/19(木) 14:39:22]

「​───────なんて事になってからじゃ遅いじゃない？
まだケータが無事でいる内に、警戒心とか危機感とか。そーゆーのをもった方がいいと思うの」


「そ、そうだね……」


……熱演も相まってかなり怖かったなぁ……

お話の中のオレはいったいどうなったんだろう

[17 二次元好きの匿名さん 23/01/19(木) 14:43:00]

ふぶき姫の話は、さすがに大げさだと思う

だけど言われてみれば、オレってフツーの小学生なんだよね

妖怪が見えるようになってから、おかしい事も日常になってた

……たしかに、ちょっとぶようじんだったかもしれない


「……ふふっ！やっとわかってくれたみたいね！」


ふぶき姫がパッと明るく笑う

とりあえず、機嫌は良くなったみたいだ

[18 二次元好きの匿名さん 23/01/19(木) 15:30:25]

「それじゃあ、次は反省会ね！」


「えっまだ終わりじゃないの？！」


「当たり前よ、今までを振り返ってしっかり対策を練らないと」


「対策って……気をつけるからいいじゃんか〜……」


「ケータだけ気をつけててもダメなの！！！」

[19 二次元好きの匿名さん 23/01/19(木) 15:38:17]

「さて、それじゃまずは >>22 との件……詳しく聞かせて貰おうかしら」

「別におかしなことはしてないんだけど……？」

>>22 には妖怪の名前をお願いします

申し遅れましたが

このスレはふぶケーではなく妖ケーです

色々な妖怪とケータが見たいので、ご了承ください

[20 二次元好きの匿名さん 23/01/19(木) 15:40:52]

ぶようじん坊

[21 二次元好きの匿名さん 23/01/19(木) 15:42:19]

じんめん犬

[22 二次元好きの匿名さん 23/01/19(木) 15:42:40]

百鬼姫

[23 二次元好きの匿名さん 23/01/19(木) 15:42:44]

ミーフー

[24 二次元好きの匿名さん 23/01/19(木) 16:33:57]

「ふーん……でも、百鬼姫と >>28 してたらしいじゃない」

「だからヘンな事はしてないってば！！？」

何をしてたか >>28

エロやグロ、クロスネタはなしでお願いします

閲覧注意つけ忘れてたからね

[25 二次元好きの匿名さん 23/01/19(木) 16:46:29]

ksk

[26 二次元好きの匿名さん 23/01/19(木) 16:48:01]

加速

[27 二次元好きの匿名さん 23/01/19(木) 16:49:47]

それぞれの新しい服選び

[28 二次元好きの匿名さん 23/01/19(木) 16:49:59]

里帰り&両親に挨拶

[29 二次元好きの匿名さん 23/01/19(木) 16:51:08]

進みスギィ！

[30 二次元好きの匿名さん 23/01/19(木) 17:06:25]

してたけどさぁ！！鬼みたいな親父さんにご挨拶してたけどさぁ！！！

[31 二次元好きの匿名さん 23/01/19(木) 18:27:19]

友達の離れた実家に遊びに行って家族とも交流しただけ…子どもにとっては珍しいことじゃないなヨシ！