ここだけこの5人がお色気同人誌を出すpart2

  • 1二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 20:46:01

    前スレ

    ここだけこの5人が同人誌を出す|あにまん掲示板やりたいことリストに「同人誌を出したい」があるスレッタが開催される大きな即売会に憧れと勢いで申し込んでしまった100に近いほど画力があるスレッタ dice1d100=@5 (5)@ミオリネ dice1…bbs.animanch.com

    あらすじ

    やりたいことリストのひとつに「同人誌を出す」があった世界のスレッタの話。

    ノリと勢いで大規模同人誌即売会「コズミティア」に申し込んでしまったスレッタ。紆余曲折を経ながらも「泣けるお色気ラブコメ漫画」を仲間達と発行することになり、日々原稿に勤しむのだった。


    「努力と友情たまにお色気、ツンデレチベスナ幼馴染過激派その他諸々!

    私たち、同人野郎Mチーム!……き、きまった…!きまりましたよミオリネさん!」

    「あんたいい加減寝なさい」

  • 2二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 20:47:32

    スレ立て乙
    待ってました!

  • 3二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 20:56:16

    スレッタが作画と総合的なリーダー、ミオリネが作画の手伝い、グエルがアドバイスと添削(自分からは描かない?)
    後の2人はなんて言えばいいんだろう?

  • 4二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 21:22:35

    あるサークルブース
    「あ、あの…!作品いつも楽しく読んでます…!これ、つまらないものですが…!」

    別のサークルブース
    「し、新刊一冊お願い申す…じゃなくて、お願いしますっ!」

    また別のサークルブース
    「先日アップされていた漫画、とっても素敵でした…!へ!?そ、そうです、あの、私…『水の星のたぬたぬ』です…ハイ…」

    「〜〜♪(ルンルンエアリアル)」
    「リストにあったサークル、これで全部回れたね」
    「はい!お二人とも、付き合っていただいてありがとうございました!」
    「…驚いたな。お前、リスト全部のサークルに手紙を書いていたのか?」
    「もちろんです。どの方の作品にも本当に元気をもらってるから…直接会ってお礼と感想を伝える──やりたいことリストの36番だったんですよ!」
    「…そうか。よかったね、またリスト埋まって」
    「(…また?以前から思っていたがこいつやたらとスレッタのことに詳しい…いやいやいやいやいや、別に気にならんぞ、たんにエランが他人とここまで関わるのが珍しいと思っただけで、あんなポンポコ女のことなぞ…)」

  • 5二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 21:24:27

    「…それに、ですね。自分で本を作り始めてからは前よりもっとすごいなあって思うようになって…み、みなさんお仕事とか勉強がある中で、あんなに大変な作業までこなして…そ、それも別に、お給料が出るわけでもないのに、ですよ?
    それでも届けたい気持ちが、伝えたいお話が皆さんの中にはあるんだって思うと…やっぱりちゃんと声にして、ありがとうって…届きました、って言いたいんです」

    買った本たちが入った鞄をスレッタはそっと撫でる。

    「……」
    「………」
    「…あの、お二人とも…どうしました?や、やっぱり私ちょっと気持ち悪かったですか!?」
    「…気持ち悪いというか、まあやっぱり鬱陶しくはあるね」
    「…!おい、エラン…!」
    「…だけど。その鬱陶しさに救われるものが…その鬱陶しさでしか救われない誰かが、きっとたくさんいる。僕はそう思うよ」
    「…んへへ。エランさんの意地悪にも、最近はちょっと慣れてきました」
    「〜〜〜あー、おい!エラン!お前はどこか回りたいところはないのか」

  • 6二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 21:25:21

    イチャイチャしてるな

  • 7二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 21:27:49

    初心者 4号
    オタクスレッタ
    超極烈オタクグエル

    完璧トリオじゃないか!!

  • 8二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 21:41:05

    ルンルンマーキュリーといいグイットマーキュリーといいポンポコといい可愛すぎる

  • 9二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 21:48:35

    水星女→くしゃくしゃ頭の田舎もん→ポンポコ女 New

  • 10二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 22:24:13

    「……僕?いや、特には…」

    「それじゃ来た意味がねえだろ。表紙やポスターが気になった、でも構わんから何か見つけてみろ。まずは自分の嗜好を把握しないと、いい作品は作れん…」

    (スレッタの方をチラッ)

    「…と、昔読んだ漫画に書いてあった」

    「うーん、含蓄のある言葉です!グエルさんの言うとおりですエランさん、私も手伝いますから、一緒にエランさんの好きの元を探してみましょう!」

    「…物好きだね、君たちも」


    さまざまなブースを見て回ること20分…


    (…漫画、画集、文芸作品、ハンドクラフト、ゲーム、写真集…)

    (物好きというならここにいる全員物好きだ)

    (何が彼らをここまで駆り立てるというのだろう)

    (…衣食住に困っていないから、創作意欲が湧くのか?)

    (いや、口に糊することさえ厳しい状況にあっても創作活動をしていた芸術家のエピソードはいくらもある)

    (僕にはそんなものなかったけれど)

    (好きなもの…か。考えたこともない)

    (与えられた役を演じるだけの人形に、そんなものは邪魔でしかななった)

    (だけど、今は…少しだけ)

    エランさん、と笑う彼女が脳裏をよぎる。

    (…知りたいと、思うんだ)


    と、エランの目はあるサークルブースに吸い寄せられた。自然と足が止まる。


    「────」

    「エランさん?」


    エランが足を止めたのは、

    1.各地の大きな橋をおさめた写真集を扱うサークル

    2.自作の詩集を扱うサークル

    dice1d2=1 (1)

  • 11二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 22:50:13

    予想よりちょっとマニアックな分野だね!

  • 12二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 22:52:42

    迫力あるだろうね

  • 13二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 22:56:33

    自分が好きな物を知っておくのは本当に大切だと思う

  • 14二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 23:23:54

    サークル『somewhere!』

    (うーむ)
    (そりゃあまあ、ニッチなジャンルだとは思ってたけども)
    (まさか一冊も売れないとはね!?)
    (こいつは面白くなってきたぜ…なーんて強がりもそろそろしんどくなってきた)
    (…隣のサークルさんは完売かァ)

    (いやいや俺、わかってたろ俺。宣伝とかもほとんど反応されてなかったし)
    (落ち込むな落ち込むな。これの良さは俺だけがわかってればいいじゃんか)
    (こうやって形にできただけでも嬉しいし!記念品、的な?)
    (…………ただ、ここに至るまでのいろんな努力とか、友達の協力とか…)
    (好きって気持ち、とか)
    (ムダにしちゃったなー、とか、全部意味ないことだったんかなー、なんてちょっと寂しく思っちまうだけで)

    「────これ、少し読んでみていいかな」
    「へ?」

  • 15二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 23:24:22

    (ついにヒューマノイドが実用化したのかと思ったけど違った)
    (ものすごい美少年だけど、ちゃんと人間だ)
    (いや、それより、今なんつった?)

    「あのー、橋の写真集、ですけども…」
    「表紙を見ればわかるよ」
    「あ、ハイ…どうぞ…」
    「…じゃあ、失礼する」

    (…冷やかしか?)
    (SNSにあげられちまうのか?今の若いやつは怖いかんな、橋の写真集とか草〜みたいな…)

    ペラ…ペラ…ペラ…

    (…やばい。めちゃくちゃ真剣に見てるぞ)
    (というかこの美少年もだが、ちょっと離れたところでこの美少年をソワソワ見守ってる男子と女子も気になる…授業参観かよ)
    (あー、その写真、撮るの大変だったんだよなぁ…絶対夜の方が映えるから、冬設定のクソ寒いフロントなのに野外で何時間も粘ったっけ…)
    (お?その橋気になっちゃう感じ?いいねえ!見る目あるぞ!)
    (…っていやいやいや、違うから。こんな若い美少年が橋に興味とか、ないから。笑い話のタネになって終わりだよ)

  • 16二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 23:34:56

    ただの学生のように何かに没頭するエランっていいね…
    本編ではこんなこと全然できない不幸な環境だったから…

  • 17二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 23:50:32

    このレスは削除されています

  • 18二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 00:05:07

    パタム…

    「……や、やー、あはは、びっくりしたでしょ?橋の写真集とか!どんだけマニアックだよっていう…もうぜんっぜん売れなくて!」

    (…反応を知るのが怖くて、自分で予防線張りに行くカッコ悪い俺だ)

    「自分でも後悔し始めてたんですよね〜、こんなん自信満々で何十冊も刷っちゃって…橋とかね…え、無機物?しかもなんで橋?みたいな…不思議ですよね〜、人間って…」

    (で、自分が傷つきたくないんで、先回りして自分の好きな物を自分から下げる)
    (…あーあ、かっこわる)

    「……不思議と言うならこっちも不思議だよ。この本を見る限り、あなたは橋というものが心底好きなんだろう。なのにどうして、自分の心を騙るような真似をしているんだ?」
    「──────」
    「…確かに、大衆受けという観点からすればこの本の評価は下がるだろう。売れ行きも芳しくないように見える。だけど…この本には、『真実』があるように見える。これが好き、という気持ちだ」
    美しい目鼻の乗った白皙のおもてを、しかし少年は少しばかり忌々しそうに右手で撫ぜてみせた。
    「…世の中、本当のことなんて数えるぐらいしかない。偽り、というなら僕だって人のことを言えた身分ではないけど。だからこそ、自分の心くらいは偽りたくない。最近はそう思うよ。だからあなたの本が目に止まったんだろう」
    「……っ」

  • 19二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 00:05:36

    「…根本的な問いかけになるけれど、あなたはどうして橋が好きなの」
    「そ、それは…ロマンだからですよ…!」
    「…ロマン?」
    「そう!こんなでっかいものが、たくさんの人間の手で作り上げられたっていう事実!何度見ても新鮮に興奮するんです。うおー、人間ってすげえなあ!って…!
    何より橋っていうものの在り方が好きなんです。あっちからこっちに渡りたい、こことここが結ばれていたらどんなに便利だろうっていうみんなの気持ちに答えるヒーローみたいな…!不便さを人間の知恵が乗り越える瞬間っつーか!かっこいいんですよ!」

    (引かれるかも、なんてのも忘れて喋りまくった)
    (たぶんこの美少年は、橋のことなんかひとつも詳しくないんだろうけど)
    (それでもまっすぐに俺の話をきいてくれた。全然売れなくても、誰に見てもらえなくても)
    (この瞬間があっただけで、俺の好きは間違ってなかったんだって思えたんだ)


    「ああ、なるほど……橋は、君にとっての祈りなのか」
    「────!そう、そうなんです、こういうものがあるってだけで、世の中捨てたもんじゃないよな、みたいな…!」
    「……そう。ならやはり、これを一冊もらうよ」
    「………あ」
    「君の風変わりな祈りのおかげで少しだけ、自分の好きが見えてきた気がする。──ありがとう」

    (笑わないで聞いて欲しいんだけど)
    (この歳になって人前で泣くとか、思わなかった)

  • 20二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 00:06:27

    ええ話や…

  • 21二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 00:08:01

    橋オタク エラン?

  • 22二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 00:08:39

    一旦スレッタ、グエル、エランパート一旦終了
    次回はもう一組のほうを書きます
    反応などありがとうございます

    だいぶ言うのが遅れましたが、日常系きらら系のゆるゆるしたノリで見ていただけたらと思います
    あとラブコメ要素も多少あります

  • 23二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 00:10:38

    >>21

    橋オタクエラン、なんだかとっても似合いすぎる…!

    4号は写真うまそうです。手を振っているスレッタも可愛いです


    ※スレ主

  • 24二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 00:18:18

    >>22


    こういう暖かい話大好き。

    待ってるから!!!

  • 25二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 00:27:12

    >>22

    ラブコメならエラスレグエ/シャディミオに割れたのはダイスシンの意志が感じられる

  • 26二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 00:27:49

    こいつらは今すぐ同人会社作れ
    ガンダムなんて作らなくていい

  • 27二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 01:15:27

    (最後に二人で歩いたの、いつだったろう)
    (相変わらずあいつはでかい。小さい頃…会ったばかりの時はそんなに変わんなかったはずなんだけど)
    (…というか、二人で何かをするのも久しぶり。また話すようになったのも同人誌を作り始めてから、つまりここ最近のこと)
    (なのにわりと普通に話せてるのは不思議な感じ)
    (…じゃあ聞きたいこと聞けるの、と言われるとそれはまた別)

    「…あのー、こちら800円でーす」
    「………あ、ご、ごめんなさい。お支払いしますね。ありがとうございます」

    「買えた?」
    「うん。あんたは?」
    「気になってた小説が買えた。(あと純愛幼馴染本も二冊ぐらい)結構よさそうなミステリーだから、面白かったらミオリネにも貸すよ……へーえ、君はまた漫画のノウハウ本か」
    「っ…!勝手に見るなっつーの!」
    「…水星ちゃん、頑張ってるもんな」
    「…頑張りすぎなくらいよ。夜も遅くまで絵描いて、暇さえあれば資料用の写真見ながらスケッチしてる。この間なんか温室で尻餅ついたとこスケッチされたんだから」
    「はは、らしい話だな。で、君は水星ちゃん一人に負担を背負わせたくなくて漫画の勉強に励んでると」
    「そのわかったような喋り方ほんとむかつく。…まあ、合ってるけど。仕方ないでしょ、あんなに一生懸命なとこ見せられたら…私だってなんとかしてやりたいって思うわよ。花嫁、なんだから」
    「…前にも言ったかもだけど。変わったな、ミオリネは」
    「まあね。あんたは体ばっかり大きくなって他はなーんにも変わってないみたいだけど」
    「……そうだな。変わんないよ、俺は。──変わった方が楽になるものもあるって、わかってるんだけどな」
    「………あー、お腹すいてきた。ね、食べ物売ってるブースがあるんでしょ。メロンパン買ってきて!いますぐ!五分以内!遅れたら一分ごとに乳首一回ずつ抓る!」
    「ああ〜その突拍子もなく人をこき使うの、懐かしいな。ここからフードトラックまでだいぶ距離あるのわかってるか?」
    「もちろん、わかってるから言ってんの(ドヤリネッ)」
    「うーん、それでこそミオリネ!」

    (………懐かしい、ねえ)
    (昔のことみたいに言うんだ、なんて思った自分が少し嫌だった)

  • 28二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 01:25:06

    このレスは削除されています

  • 29二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 01:38:28

    幼馴染の絡みというものはいつの世も健康にいいものだ…

  • 30二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 01:43:58

    (5分はとっくに超過したわけだけど、まあ仕方ない。メロンパンのほかにコロッケパンも買ったから、これで機嫌を取ろう)
    (別にミオリネに乳首つねられた〜いとかじゃなくてね?そういうのはちゃんと付き合いを深めてからだ)
    (…それにしてもまたイベントに来る日がこようとは)
    (ま、それを言うならグエルなんかもっと…か)
    (思い返すとなんだってあんなに燃えてたんだろうなあ、あの頃は)
    (…なんて、本当はわかってるんだけどな。ただの代償行為だ)
    (笑える)


    (ああ、あのサークルからいい感じの幼馴染本の匂いがするんだけど…隣のサークルたぶん俺のこと知ってるんだよな)
    (最後の頃はサビーナたちに売り子を任せてたけど、顔を覚えられてると面倒だ。リスクは最小限で行きたい。サークル名を控えてあとで通販だな)
    (うんうん、今通り過ぎたサークル、いっけん運命の出会いから始まる王道ボーイミーツガールものだが…主ヒロを見守るお兄さんお姉さんポジの二人、あれは間違いなく幼馴染だ。おそらく本編中に匂わせもある。俺でなきゃ見逃しちゃうな。いいよなメインの横でもどかしく進展するサブの幼馴染。実に趣味がいい)

    飲食スペース
    「お待たせ」
    「よし、乳首出せ」
    「公然猥褻で捕まりたくないなあ。(俺の制服のことは今は忘れてね)いやー、メロンパンのついでにコロッケパンも買ってきたんだけど、これの列が結構長くてさ…でも甘いのがあるならしょっぱいのも欲しいだろ?」
    「…………(チラァ)今回は特例で許す」
    「寛大な処置感謝いたします」
    「うむ。同席も許す」
    「ありがたき幸せ」

  • 31二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 01:46:33

    「あんたは何も食べないの?」

    「ん?朝結構食べてきたから、まだそれほどなんだよな」

    「飴ならあるけど」

    「…薄荷のやつ?」

    「…薄荷のやつよ(ニマニマ)」

    「じゃあいい」

    「〜〜〜!うっそでしょ、あんたまだ薄荷ムリなの?やだ、ほんと子供!」

    「…いやいや。いやいやいや。苦手なもののひとつやふたつ君にもあるだろ。子供とか関係ない」

    「あ、今ムッとした」

    「してないよ」

    「しーまーしーたー。あんたのことなんかよくわかるわよ、付き合い長いんだから」

    「ここ何年かは付き合いってものもなかったろ」

    「………」

    「……すまない」

    「…別に。ほんとのことだし」


    (あーもう誰、普通に話せてるとか言ったの)

    (私だ)

    (腹立ってきた。やっぱり乳首つねってやろうかな)


    「……ねえ、あんたはさ…」


    1.「私と本作るの楽しい?」

    2.「…なんでもない」


    dice1d2=2 (2)

  • 32二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 01:49:00

    お前らはホントに2人して…

  • 33二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 01:49:37

    くそっ…じれってーな 俺ちょっとやらしい雰囲気にしてきます!!

  • 34二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 06:56:50

    ミオミオったらシャディクのこと言えないじゃん…
    って言うかダイス神!

  • 35二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 07:17:24

    ああ~もどかしすぎる幼馴染でニヤニヤしちゃう~

  • 36二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 07:37:11

    シャディクの本の趣味分かりやすっ

  • 37二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 08:52:29

    幼馴染はもどかしいもの、古事記にもそう書いてある

  • 38二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 11:41:15

    「……ううん。なんでもない」
    「…そう?」
    「うん。………あー、この手のコロッケパンって最後の方にはコロッケが消えてただのパンになるのよね」
    「わかる。食う配分が難しい」
    「うん。……難しい、本当に」

    (あいつは私を変わったと言うんだけど)
    (私『たち』はほとんど変わってない)
    (そのくせ変わってほしくないところばっかり変化してるのがムカつく)
    (…昔どこかで、私たちは致命的に間違ってしまった気がする)
    (手遅れ。全部いまさら。考えたってもう遅い。だから、考えるのやめなきゃ)
    (スレッタ。あんたならこんな時どうするんだろう)

    ふたたびサークルブース
    「……はあ、結構歩いたのにまだ一周できてないとか!それにしてもまあよくここまで人がいるもんよね。これより規模の大きいイベントがあるとか、信じられない」
    「怖気付いた?」
    「冗談。花婿が進んでるのに花嫁が立ち止まるわけないでしょ……ん?」
    「どうした?」
    「あのキャラ、見たことある」
    「ああ、そりゃ、あっちは二次創作のスペースだからな。見たことあるキャラもいると思うよ」
    「二次創作って、確か…」
    「おっと、さては知らないな?(メガネソウビッ)二次創作。ファンフィクション、あるいは単にパロディとも呼ばれる様式だ」
    「ふん、あんまりバカにするなってのよ。(メガネソウビッ)スレッタからちゃーんと聞いて知ってるんだから。要するに既存の作品の派生ものをファンが自分で作るんでしょ。
    スレッタは、えっと…なんかやたらとがくぱろ?ってやつが好きなのよね。原作で怖かったキャラにも親近感が持てます〜とか言って(わりと可愛いのよね、そういうとこ)」
    「俺たちがやるのはオリジナル…一次創作だから参考になるかはわからないけど、覗いてみるか?」
    「もちろん。取り込めるものはなんでも取り込んでやるわ」

  • 39二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 11:41:54

    (なるほど、これはこれで一大マーケットなんだ。あのキャラも知ってる、あれは…わかんないけど流行りのゲームのキャラかな)

    (絵柄も色々ね、元の作品に似せてるのもあれば、完全に違う雰囲気…自分の画風で描いてるものもある)

    (小説もある。うわ、分厚い…ちょっとしたレンガじゃん)

    (あ、『がくぱろ』。スレッタが好きそうなやつ…一冊買っていってあげるかな。ふふん、花婿の好みをわかっている私よ)


    「おお、結構買ってる…はまった?」

    「べっつにー。……あ。ねえ、最後にあそこのサークル見てもいい?」

    「ん?ああ、あれか。ミオリネ昔あのアニメ好きだったよな」


    ミオリネが見たい二次創作サークルは…

    1.シリアスな雰囲気の男女が表紙の新刊が並ぶサークル

    2.コメディっぽい雰囲気の男女が表紙の新刊が並ぶサークル

    dice1d2=2 (2)

  • 40二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 13:05:53

    すみません、この本見てもいいですか?」
    「あ、どうぞー(とんでもない美少女…)」

    ペラ パラリ
    (このアニメって、確かもっと殺伐とした空気だったはずだけど…なんだか楽しそうな雰囲気)
    (……このキャラ二人は知ってるけど…え、なに、恋人関係なの?原作だと憎み合ってた敵同士のはずだったよね?あ、でも確か女の子の方がこっちの男の子に多少気持ちがあった、ような。でも結局うまくいかなくて、最後には離れ離れになって…)
    (あはは、原作だったらありえないわねこの展開。でも幸せそう)
    (…こういう物語の解釈もありってことか。原作でうまくいかなかったからこそ…的な。私がお硬くなったらよくないわね。うん、なかなか奥深い世界なのかも)
    (……うまくいかなかったからこそ、うまくいった世界を想像する。そうあってほしいって思って、形にする)
    (その気持ち、今は少しだけわかる)

    「──すみません、これ一冊いただけますか?」

    「お待たせ…ってあんた今何隠したの。見せなさい」
    「え?いや?別に大したものじゃないよ(シュバットゼネリッ)」
    「ふーーーーーーん?…ドリャ!」
    「あっ!………いやー、あはは、好きなゲームの同人誌があるとつい…」
    「あらかわいい。黒髪ロングに露出多めの格闘家キャラ?あんたこういうのが好きなんだ。ふーん。ずいぶんご立派な胸をお持ちよね。誰かとはなにもかも大違い。ふーん。ふーーーーーん?」
    「あはははは……はは……」
    「やっぱ乳首出せ!!」

  • 41二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 13:07:11

    エランとミオリネに同人誌を知ってもらうパートでした。ありがとうございました。
    お買い物を終え、次回からまた元気に作業が始まる
    はずです

  • 42二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 15:15:58

    「……!この本、可愛い…!(ポンポコ!)あの、一冊いただけますか?」

    「ど、ドラゴンと妖精さんの恋物語…!こ、これはキュンとくるお話の予感です(ポンポコ!)あ、あの、こちらを一冊…!いえ、既刊も含めて全部!」

    「ほう……男装美少女が男女問わずにモテまくるバトルありラブコメありの冒険もの…大したものですね…(ポンポコォ…)一冊ください!」

    ホクホク シュクフク…
    「ああ〜〜〜…幸せな重み……」
    「……おいおい。ずいぶん大盤振る舞いだが、帰りの交通費は大丈夫なのか」
    「へ?だ、大丈夫です………たぶん…」
    「…ふ。あきれたやつだ。本当に漫画が好きらしいな、お前は」
    「グ、グエルさんの大好きぶりには及ばないと思います。…あのっ」
    「ん?」
    「い、いまさらになりますけど、ありがとうございました。その、私たちの本づくりに協力してくれて…グエルさんが入ってくれたおかげで、私たちの漫画、もっと良くなった気がします。お話も、絵も…ひ、独りよがりじゃなくなってるっていうか…」
    「……」

    (…言えたら何か変わるのか)
    (お前の懸命さが報われてほしいだけなんだ、と)
    (俺はもうその場所に立てないから、そんな綺麗な瞳をできないから、せめてお前だけでも、と)
    (…言えたら、俺は…)

    「顔見知りが何人か参加してるようなところで、中途半端な漫画を出してほしくなかっただけだ。その、あー、漫画を愛するものとしてな!」
    「…私、さいきん気づいちゃったんですけども。グエルさんは『ツンデレさん』ですよね」
    「ぬな!?」
    「…そんなこといって、ほんとうは…」
    「お、おおおお俺は……そんなんじゃ……」
    「お友達のエランさんとシャディクさんを助けてあげたかったんですよね!(ポンポコーーッ)」
    「────んん?」
    「あ、いえいえ、みなまでいわずとも良いのです。シャディク先生から『あえて語らないのも表現技法、余韻で読者に印象を残す』とちゃんと講義を受けてますから!
    えへへへ、男の子同士の友情、いいですよね」

  • 43二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 15:31:55

    (…ま、こいつらしいといえばらしい)
    (それでいい、スレッタ・マーキュリー)
    (つまらんことなぞ気にせず、お前はお前の描きたいものを描け)

    「あの、そういえば疑問、だったんですけど…」
    「どうした?」
    「……あの、グエルさんは、自分では漫画、描かないんですか…?」
    「────────」
    「ふ、不思議だったんです。あ、あんなに漫画に詳しくて、愛も深いのに…自分で描こう、って思ったこと、一回も、ないのかなって」
    「……以前も説明しただろう。俺は、漫画は描けない」
    「あ、あの、ひょっとして絵に自信がないんでしょうか?でも大丈夫です、私も特訓して今のレベルになったんです、基礎ができてて目が肥えてるグエルさんなら、きっとすぐに────」
    「やめろ!」
    「────!」
    「っ、すまん……とにかく、描けないんだ。力になれなくて悪いな。他の面ではいくらでも協力してやれるんだが……。ミオリネはなかなか筋がいいから、絵ならあいつを頼ったほうがいい。俺はあくまで…読者としての位置でしか物が言えない」
    「……ごめんなさい。私、たぶんすごく、無神経なこと言っちゃいましたよ、ね…?」
    「いや…いいんだ」

  • 44二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 15:33:39

    「待たせたかな、おかげで廃墟写真集というものが買えた……二人とも、なにかあった?」
    「………」
    「………あ。いえ、大丈夫ですよエランさん!写真集買えてよかったですね!」
    「スレッター!」
    「あ、ミオリネさん、シャディクさん!」

    (ミオリネさんもたくさん本を買っていてびっくりしちゃいました)
    (即売会で自分の好きを探す楽しさ、みんなが本を作って持ち寄ることのすごさ、エランさんやミオリネさんにも伝わっていたらいいな)
    (鞄の中の本は重かったけど、これがぜーんぶ私の好きな重みだって思うと嬉しくて、幸せで!)
    (ここにあるみなさんの好きを、早く噛み締めたい!)
    (それに今や私も一人の同人作家。楽しむだけではなく勉強にもなってしまうのです)
    (きっと、私たちの漫画はもっといいものになるはずです)


    (────この時は、本気でそう思っていました)

  • 45二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 15:35:00

    あれ?なんか不穏…?

  • 46二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 15:35:24

    半角カタカナ謎擬音語すこすこ

  • 47二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 15:46:50

    グエルが過去に何あったのか気になるーー!!!余裕あったら過去編見たいです………

  • 48二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 18:04:32

    締め切りまであと一ヶ月半
    進捗 概ね順調

    カリカリカリ…
    『わあ!?リ、リーシャ!ま、また寝ぼけてるな…!?俺はぬいぐるみじゃないよ…!起き、ひっ!?』
    『むう……はむ、はむ…♡』
    『っ、まずい、リーシャ離れて…!』
    『んぅ…なんだろう?ゾウさんのぬいぐるみ、かな…?よしよし…♡』

    カリカリカリ…
    『決めたぞ、俺たちは起業する!まずは資金集めだ!生徒たちやあの露出魔も巻き込むぞ!』
    『オリノ、急すぎないかそれは…!?』
    『イチ兄が困ってんだろ、このクソスペオレ様野郎が!』
    『うるさい!やるといったらやる!あのクソどもの鼻をあかしてやろうじゃないか』

    カリカリカリ…
    『い、いちかがつくってくれた…ひゃうん♡マッサージの機械が……ふあっ♡へんなとこ、はいっちゃ…たすけ、たすけてっ♡』
    『リーシャ !?どんな使い方をすればそんなことに…おまけにコードが絡みついて…!?しまった、手が滑ってスイッチが最大に…!?』
    『ふゃああああああん♡♡♡(ビクビク)』

    カリカリカリ…
    『よう、イチカお兄ちゃん。まさかこんなところで先生ごっこしてたとはなあ!ぎゃはは!』
    『…今更一般人に戻れるつもりでいるのか、イチカ。僕たちにはやることがあるはずなのに』
    『……やめてくれ。【父さん】にも、俺はもうそこには戻らないと伝えるんだ』

    カリカリカリ…
    『イチカ、約束して。イチカはぜったい幸せになるって…』
    『リーシャ 、何言って…』
    『わたしのこと、なるべく早く忘れてくれるといいな。…大好き…』

  • 49二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 18:04:53

    【45分経過した。私がそう判断した】
    【45分経過した。私がそう判断した】
    【45分経過した。私がそう判断した】
    (アラームクソオヤジッ)

    「うっさい!今休憩するわよ!…………っふ〜〜エラン、このアラームどうにかなんないの」
    「僕は気に入っている」
    「よし、休憩だな」
    「っあ〜〜〜さすがに肩が凝るな(ゴギャ)」
    「うわすごい音したわよアンタ」
    「み、みなさんお疲れ様です!いただいたおやつ食べましょうおやつ!」
    「ダイエットはどうしたのよ(お腹フニフニ)」
    「はう!あ、明日からまた調整するので…」

  • 50二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 18:06:04

    なんだそのアラーム

  • 51二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 18:16:06

    アラームクソオヤジの破壊力よ

  • 52二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 18:19:34

    スレ主の擬音のセンス好きよ
    SSの内容ももちろん

  • 53二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 19:06:16

    デリングなんでこんな商品許可したの…?

  • 54二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 20:16:43

    (相変わらず私たちはばりばり、じゃんじゃん、ごりごりと描いています)
    (漫画を描くのは本当に大変です)
    (なんとなく流れが変だな?と思ったらグエルさんの容赦ない指摘が入って修正を余儀なくされて)
    (ならばと展開を変えるとページが余ってしまったり…)
    (どうすれば良くなるか五人で延々と話し合ってちっとも作業が進まないこともあったり)
    (でも私たちには締め切りというものがあります。あまり悩んでいては作画に使う時間が減って、クオリティが落ちてしまう…)
    (たいへんな作業です)
    (──でも、楽しい)

    「これ、ニカさんからアイスキャンディーの差し入れです!」
    「この季節は嬉しいわね。スレッタ、私いちごね」
    「はい、じゃあ私はミルクで!みなさんもどうぞ」
    「……スレッタ・マーキュリー。少しいいかな」
    「あ、エランさんは何味に…ひゃあ!?」

    (て、て、手が!エランさんの手が私の額に!?)

    「…気のせいか。少し顔色が悪いように見えたから、熱発をしているのかと思ったんだけど…最近、睡眠は取れている?」
    「あ、大丈夫、です…ご、ごはんもちゃんと食べてます、し…さ、最近暑いから、早めの夏バテだと思いますっ(近い近い近い、エランさんが近い!…あ、このシーン漫画に使えないかな…)」
    「…そうか。くれぐれも無理はしないで(例のBGM)」

  • 55二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 20:17:57

    「〜〜〜〜!スレッタ、こっち向いて!冷えピタ貼ってやるから!」
    「へっ、ミオリネさ(ヒエピタァ!)つめたぁ!?」
    「あとこのアイスキャンディー!やっぱりあんたが舐めて!」(アイスキャンディーをスレッタの口に突っ込む)
    「ふぐっ!?ひゃ、あむ……あ、甘……んっ、でもおっきくて、おいひい…♡」
    「……い、いい顔するじゃない…?ほら、もっとちゃんと舐めて…」
    「んっ…ひ、ひろいでひゅ、みおりねしゃん…わらひだって、やられっぱなひじゃなひんです…えいっ!」(アイスキャンディーをミオリネの口に突っ込む!)
    「んうっ!?ちょ、あっ、ふぁっ…」
    「ふふ…みおりねひゃんこそ、ちゃんと舐めないと、垂れひゃいまふよ…?♡」
    「っ……ん、濃い…♡」

    スッ……カシャリ…カシャリ…

    「おそらくスレッタ・マーキュリーはこの画像を資料用に欲しがる。記録しておくよ」
    「エラン。俺にも『資料用』として画像を送ってくれないか?(ミカエリスッ)」
    「……お、俺にも、頼む(ダリルバルデッ)」
    「了解した(ファラクトッ)」

  • 56二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 20:22:21

    男子共ぉ…

  • 57二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 20:24:15

    アラームクソ親父欲しいな…

  • 58二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 20:27:16

    ミカエリスッ
    ダリルバルデッ
    ファラクトッ

  • 59二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 20:28:48

    何時の時代もイチャイチャする女の子同士を見てドキドキしてしまう男の子は良いものだ 健康に良い 万病に効く

  • 60二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 20:32:39

    本当に資料用ですか?

  • 61二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 20:47:36

    【20分、経ちそうね】【ええ】
    【20分、経ちそうね】【ええ】
    【20分、経ちそうね】【ええ】
    「提案なんだがこのアラームはやめないか?」
    「私は好きですけど…」
    「ほーらそこ、作業再開よ!」
    カリカリカリカリカリカリ カタカタカタカタ…
    「えっと…ここでリーシャが記憶を取り戻して…イチカが抱きしめる…でも、イチカは自分の手が汚れてるのを気に病んでるし…抱きしめるのってアリかな…むしろここは二人の思い出の機械が壊れちゃったコマを入れて…情緒的に…(ブツブツ)」
    「…スレッタ。また全部口に出てるわよあんた」
    「ほわ!?す、すみません!?相変わらず独り言多くて…!」
    「もはや名物だな。まあ、気持ちは分からんでもない。集中してるとそうなるんだよな。それだけ本気ってことなんだろ」
    「はい!本気も本気、ずっと本気ですっ!」
    「………相変わらず眩しいな、お前は」
    「はい?」
    「なんでもねえ。おい、このページおかしいぞ。このコマとここ。この生徒が瞬間移動したことになっちまう。いつから異能力漫画になったんだ?」
    「はあうっ!?ほ、ほんとだ…」
    「……」
    「…ちっ。なんだ、ミオリネ。言いたいことがあるのか」
    「別に。なんでもない」

  • 62二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 20:48:05

    「そういえば、明後日は作業休みだけど…水星ちゃんはどう過ごすんだい?」
    「私ですか?実はこのあいだイベントで買ったご本をまだ一冊も読めてなくて…どうせなら明日一気に読んじゃおうかと!えへへへ、お菓子とかお茶もいいやつを用意して、もうどっぷりです!
    でもただ楽しむだけじゃなくて、テクニックもばしばし盗んじゃうつもりです(フンス!)」
    「………そっか。なかなか有意義な過ごし方だね!エランは?」
    「…資料用の写真をグエルと撮影に行く。自然保護区域を回るから、彼のキャンプテクニックが役立つだろうと思ってね。せっかくカメラも購入したし、使い心地を測るには最適だ」
    「みんな真面目だなー。俺なんか自分の部屋にこもって寝るぞー!ぐらいだったのに」
    「……ふーん?」

    作業終了──
    本日の進捗:順調

    「………」
    「…シャディク?あんたどうしたの、さっきから黙ってるけど…ねえ、あんたこそ体調悪い?まったく、あんな格好してるから…」
    「…ん、ああ。いや。なんでもないよ」

    (俺の考え過ぎだろうか)
    (────杞憂だといいんだが)

  • 63二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 20:48:59

    この世界アラーム化流行ってんのか?

  • 64二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 21:18:27

    不穏な気配…
    の中でもスレ主の擬音芸とカメラ趣味に目覚めたエランに癒される

  • 65二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 21:34:53

    デリング、4BBAと来たから次はヴィムかサリウスのアラームか…

  • 66二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 21:39:27

    好きが見つかりそうな4号君。

  • 67二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 21:41:08

    休日──
    グラスレー寮 シャディクの自室

    カタカタカタカタ…カタカタカタカタ…
    (……さすがにこうも期間が空くとだいぶなまってるな)
    (文章のアウトプットに時間がかかる)
    (描写ももっと緻密に書けたんだけどな、前は)
    (読書は続けてたから語彙そのものはさほど減ってないのが救いだな)

    と、手元の端末が震え、ドアの外に来客がいることを告げた。

    「(カタカタカタカタ)サビーナか?開いてるから入ってくれ」
    「………」
    「(カタカタカタ)…ああ、来週の資料ならいつものフォルダに入れてある。それからレネとメイジーに先日の模擬戦のレポートを………サビーナ?」
    「………(ミオリネッ)」
    「あ」
    「…なーにが『自分の部屋にこもって寝るぞー!』よ。バリバリ作業してるじゃないの」

  • 68二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 22:04:10

    「…びっ…くりしたな。君がここに来るなんて」
    「このあと誰か来る予定なら帰るけどー?」
    「いやいや、まさか。誰も来ないよ。自分の部屋だと思ってくつろいで」
    「はあ?無理でしょ普通に。気持ち悪いこと言わないで。……はい、これ」
    「ん…?サンドイッチに…パンと…カップ麺、ホットスナック…シュークリームにドリンク?」
    「あんたの補佐の子から聞いた。朝から食べてないんでしょ。で、今もう13時。倒れるよ、いい加減」
    「…はははは!いやいや、だからってこれは買い過ぎだろ。俺ってそんなにお腹空かせてるように見える?」
    「うっさいわね!あんた無駄に体でかいし!男の子だし!そのくらい食べるかと思ったの!
    …と、用件はそんなことじゃないわ。あんたに色々聞きたいことあってきたの。
    まずはそれ!シナリオじゃなくて小説でしょ。このあいだの作業の時からコソコソ何か書いてるなーって気になってたの」
    「…ばれてたか。まあ、どうせ後で話すつもりだったんだが…とりあえず昼飯にしながら話そうか。ミオリネもここで食べてくだろ」
    「うん(ヌードルゥ)(デカモリィ)」
    「…相変わらず不健康そうな…」

  • 69二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 22:24:17

    「で?その小説はなんなの?(ズルズル)」
    「…プロットの段階で削ったエピソードとか、本編には特に登場しないけどキャラの行動を考えるために決めた設定とかたくさんあったろ?
    その中で使えそうなものをピックアップして、小説にしてるんだ。簡単な装丁でいいから別冊として刷って、より本編の理解が深まる副読本とかスピンオフ小説…みたいな扱いで漫画と一緒に売る。せっかくあれだけ練った設定があるんだし、読者はサブキャラや世界観の理解が深まる体験が好きだからな。
    …そうだな、このあたりなんかは前日譚としてイベント前にアップすれば宣伝にもなりそうだ」
    「…へえ。これあんたが書いたんだ。…小説、うまいじゃん。やっぱりあんた、前はなんか書いてた人だったんだね」
    「…まあ、昔少しだけ、趣味程度に。イチカの元同僚でレジタンスの少年二人とか、オリノとか、魅力的なサブキャラも多いからその辺りのボツ設定を拾ってきて短編も書こうと思ってる。オリノは特に金髪褐色の献身的な幼馴染と相思相愛という設定にすると人気がドカンと上がる予感がするね」
    「そういうものなの?わかんないけど。
    ……それより、あのさ」
    「ん?」
    「…私、あんたのこと色々ちょっと誤解してたみたいだから。謝っとく。あんたもさ、あの子のために色々考えてくれてるんだね。スレッタが…やりたいことを叶えられるようにって」
    「…あんなに頑張ってる子を見たら、こっちだって本気にもなるよ」
    「…ありがと。花嫁として…ううん、スレッタを大事に想ってる人間として、お礼、言っとく」

  • 70二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 22:29:45

    >>53

    通常のカスタム録音目覚まし時計かもしれません

  • 71二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 22:33:45

    私情で幼馴染生やそうとしてる奴おるぞ

  • 72二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 23:05:31

    (──そんな顔初めて見た)

    (君にとって、水星ちゃんは本当に大切な存在なんだな)

    (…俺なんかにたいそうな手土産を持って礼を言いにくるくらいだ)

    (よかったな、ミオリネ。君は…一緒に歩きたい相手を見つけられたのか)

    (…君の誠意に俺は何が返せるだろう)


    1.俺が頑張ってるのは水星ちゃんだけが理由じゃないよ

    2.水星ちゃんのためにこっちの方もいい本にしてみせるよ

    dice1d2=1 (1)

  • 73二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 23:12:07

    踏み出すのかシャディク!!!

  • 74二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 00:01:14

    がんばれシャディク男を見せろ

  • 75二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 00:06:44

    踏み出すんだな!?今、ここで!

  • 76二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 02:32:22

    「グエルやエランに対する義理立てね」であしらわれないようにだけは気をつけろ

  • 77二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 10:01:36

    「俺が頑張ってるのは水星ちゃんのためだけじゃないよ」
    「んー?どういう意味?(ズルズル)」
    「そのままの意味」
    「…あー、そういうこと。グエルとエランだっているからね。あんた、そういうとこわりと面倒見いいよね。そこも少し見直した(ズルルー)」
    「…というだけでもない」
    「まだなんかあるの?(ズルズルルー)」
    「一番重要なところが抜けてる。ミオリネ、君だ。誰より君の力になりたいから、俺もここまでやってるんだ」
    「────(ズ………)」
    「…………(にこ)」
    「────(ゴク)そ……う、なの?それは、まあ、なんていうか………ありがとう」
    「ああ。覚えておいてくれると嬉しい」
    「…なに、明日って天候操作ユニットが壊れたりでもすんの……?」

    (──君が誠意を見せた以上)
    (俺もいい加減ちょっとは本音を話すべきだと思った)
    (…もう今更で、話したところで報われないってわかってても)
    (いや、報われないからこそ話そうと思った)

    「……でも、そうね。あのコンペの時だって、あんたは私の無茶な話に最後まで付き合ってくれたっけ」
    「────」
    「思い返せば黙って一人で仕事背負い込むとかとか、あの時と全部一緒で……何その目」
    「……事業コンペ。忘れたとか言ってたじゃないか」
    「────っ!さ、最近思い出したの!それまではもうぜんっぜん記憶の外だったから!企画ファイル定期的に見返してたとかそういうのないから!あー、あー、そう!もう一個話があるの!というかこれが本題!スレッタのことよ!」
    「…水星ちゃん?ちょうどよかった、俺も気になってた」
    「あんたこのあいだ、スレッタをガン見しながら何か黙って考えてたでしょ。どうしたの?」

  • 78二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 10:30:02

    踏み出せたじゃねえか

  • 79二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 11:05:34

    「まず聞きたいんだが、今日水星ちゃんはどうしてる?」
    「スレッタ?あんたも聞いたでしょ、このあいだのイベントで買った本を読むって。ゆうべからすごかったんだから、本の表紙に頬擦りするわ謎のダンスはするわ妙な笑い声はたてるわ、しまいには寝てる途中に私を本と間違えて頬擦りしてきてさあ…(あれは悪くなかったけど)」
    「(一緒に寝てるのかい…?)そうか、じゃあ今日は朝から…」
    「エアリアルにこもってどっぷりずっぷりよ。お菓子ばっかりじゃなくてご飯もちゃんと食べなさいよねって声かけておいたから大丈夫だと思うけど」
    「……少し、心配なんだよな」
    「?なにが?」
    「…タイミングの話だよ」

  • 80二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 11:07:50

    時間は遡って──
    朝 地球寮

    「ご、ご本よーし!(ユビサシマーキュリー!)」
    「グエルさんおすすめのクッションよーし、エランさんがくれたおいしいクッキーよーし、シャディクさんがわけてくれたおいしいお紅茶よーし、ミオリネさんとお揃いで買ったカップよーし」
    「エアリアルもよーし!(シュクフク!)
    さあ、買ったご本、読んじゃうぞ…!エアリアル、いれていれて」

    「よいしょ、ふう……ふふ、すごいでしよ?これみんな、このあいだのイベントで買ったんだよ」
    「楽しかったなあ…今度はあの机の向こう側に、みんなで行けるんだね」
    「どのご本も面白そう(表紙ナデナデ)」
    「ど、れ、に、し、よ、う、か、な……うん、最初はこれ!」

    ペラ……

    (この本は表紙が綺麗で一目惚れしちゃったんだよね)
    (わ、すごい描き込み…!どうやって描いてるんだろう?素材を使ってる、とか…?ううん、違う!これ…全部手描きだ!)
    (どのページも見惚れちゃうくらい綺麗、世界観にぴったり)
    (繊細で夢みたいで…私がこのレベルまで行くのにはどのくらいかかるんだろうなあ…)
    (……え!?この背景も手描き!?嘘………もう、根本的な画力から違うんだなあ…)

  • 81二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 11:08:36

    パタム
    (えっと、次は…この本。血湧き肉躍るバトルもの!)
    ペラ…
    (おお、すごい躍動感…!主人公くん頑張れ…!あれ、でも、ライバルの人にもそんな理由が…どうしよう、ライバル君にも負けてほしくない…)
    (わ、え?この構図すごい!こんなの思いつくなんて)
    (構図の派手さに頼るばっかりじゃない、一人一人のキャラの戦う理由がちゃんと描写されてる…みんな応援したくなる)
    (すごいな…私にはこんなの描けないかも…)
    (……)
    パタム
    (……あ、次はっと)
    (私の大好きな作家さんのれ、れ、恋愛もの!)
    (転校してきたヒロインが突然婚約者を名乗ってきた美少年と、ツンデレさんの御曹司と、お人形のようなクールな男の子からこ、こ、告白されてしまうという女の子なら胸キュンパーメットスコア上昇必須の一冊!
    …ちょっと現実離れした設定だけどそこがいいのです。あとでリリッケさんにも貸して布教するんだ)
    ペラ…
    (でへへへへ…やっぱりいいなあ。一ページごとにときめきがいっぱいです)
    (……それにこの、とっても繊細な心理描写。胸が締まるような切ない気持ち、好きな人のことを考える時のあたたかい気持ち…読んでるこっちまでキャラと同じ気持ちになる)
    (それだけじゃない、セリフで全部を説明するんじゃなくて…たとえばここ。)
    (どうしてこんなふうに描けるんだろう。こんな描写が、こんな気持ちが、こんな表情が描けるんだろう)
    (私には……)
    パタム

  • 82二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 11:09:25

    パタム
    ペラ…
    (え、この設定…どういうこと?……ああ!つまりこの伏線が…最初のページから…!)
    (私にはこんなの考えつかない…)
    パタム ペラ…
    (すごいストーリー…なんでこんなの考えつくの…?)
    (こんなにたくさんキャラがいるのに、すごく綺麗にお話がまとまってる)
    (私には思いつかない…)
    パタム ペラ…
    (台詞回しや構図もおしゃれ…)
    (私には…)

    (…………あれ?)
    (どうしたんだろう)
    (あんなに楽しみにしてたのに、こんなに素敵な本ばっかりなのに)

    (────なんだか、楽しくない)

  • 83二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 11:10:42

    踏み出せた、踏み出せたけどなんか、不穏……?

  • 84二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 11:12:34

    あー…。
    自分で創作してる時に他の人が作った良いもの見ると、嫉妬とか焦りとか出ちゃうよね…。自分の技量や経験に自信がない時とかスランプ中は特に

  • 85二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 11:17:45

    >>81

    その設定どこかのたぬきさんの現状と似てますね…

  • 86二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 11:30:02

    比べ始めると辛いんだよな…

  • 87二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 11:34:43

    わ、分かる…
    前に同人誌書いてた時に人の創作物見ると自分の至らなさを突きつけられてるような気持ちになって、脱稿するまで何も見れなくなったことある……
    修羅場中で焦ってたのもあるけど……

  • 88二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 11:38:33

    スレッタの場合本格的に描き始めてまだ日が浅いから余計焦るよね

  • 89二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 11:41:37

    スレッタのこの壁はかなり創作者あるあるなんだけど
    もしかしてグエルが曇ってるのはこの逆パターンなのかな…?

  • 90二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 11:43:49

    しかも色んな人に手伝って貰ってる負い目もある。資料作成や構図アドバイスなんかをしてもらってる手前、その労力に見合うくらい良いものを絶対作らなきゃ!的な感じになるんだよなあ。

    逆…?全体的にハイスペックだから逆に上達や改善の仕方が分からないとか?

  • 91二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 11:48:14

    凄すぎる創作を見て筆を折っちゃう人って少なからずいるからね

  • 92二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 11:49:55

    自分が何か描いてる間は他の人の物見ない読まないくらい徹底してる人もいるらしいしね
    画力5から60まで上げたのもすごいぞスレッタ

  • 93二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 11:50:07

    逆ならつまり無自覚に誰かの筆を折っちゃったというやつ…?

  • 94二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 12:30:04

    (私には……)
    (私、には……)
    (こんなの、描けない)
    (世の中には上手い描き手さんがたくさんいる。面白い作品を描ける人がたくさんいる)
    (そんなの知ってたのに。いままでそれは嬉しいことだって、素晴らしいことだって思ってたのに)
    (どうしてその事実が、今こんなに辛く感じるんだろう)
    (綺麗な絵を見るほど、繊細に組み上がったストーリーを見るほど…面白い本であればあるほど)
    (幸せなはずなのに楽しくない)
    (ページをめくるたび、私のちっぽけさを思い知らされてるみたいで)
    (私、本当にいまのままのレベルで本なんか出していいの?)
    (こんなにすごい人がたくさんいる中で、面白い本がたくさんある中で、発行するの?)
    (出したとしても、みんな手に取ってくれる?満足してくれるの?)
    (つまんない話って、下手な絵だって、すぐに忘れられちゃうんじゃないの?)
    (私一人だけならまだいい、でも、もう…)

  • 95二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 12:30:36

    ────ほらスレッタ。リーシャのドレスはこんな感じのデザインでいいよね?は?なに、そんな大袈裟に…ほ、褒めないでよ、別にこのくらい…花嫁なんだから花婿の意図を汲み取れるのは当然でしょ。あとついでにここの背景も何パターンか考えといてあげたから…もう、何なのニヤニヤして!とにかく私が手伝ってる以上最高の本にするんだからね。


    ────…なるほどな、ここのセリフをあえて省き、黙って花冠を被せてやることでイチカの気持ちを表現したのか。この方が読者にもより印象深くなる。リーシャのこの…ら、裸体もうまく描けている。そういう…ハプニングのシーンもバリエーションが豊かになったしな。…まあ、なんだ。上達は認めてやるぞ。


    ────そろそろ少し休憩しよう。…お茶、飲む?…うん。熱いから気をつけて。

    …最近、お茶の淹れ方も少し学んでいるんだ。漫画制作において僕はこの程度の助力しかできないから。…少しでも作業に貢献できていたらいいんだけど……そう?……ありがとう。君の力になれたなら、幸いだよ。…いい本になるといいね。


    ────うん、いいね。イチカのむき出しのエゴもリーシャのまっすぐな愛情も胸に響…水星ちゃん!?なんか涙ぐんでない!?…なるほど、描いてるうちに泣けてきたと。…ううん、まさか。それでいいんだ。自分の物語にちっとも心を揺らされない人間が、でも他人の心は揺らそうなんて傲慢な話だろう?そういう気持ちを大切にしてね、水星ちゃん。


    (あ──あ、あ、ああ────…)

    (私はもう、いろんな人を巻き込んでしまった)

    (私が下手なせいで、及ばないせいで、みんなの努力が無駄になっちゃったら)

    (…そもそも絵ならミオリネさんの方が上手。お話作りはシャディクさんがいる。グエルさんみたいに的確ですごいアドバイスもできない、エランさんみたいにみんなのスケジュールを管理しながら資料をまとめるなんてマルチタスクも私には無理)

    (…私が巻き込んだのに、私が一番足を引っ張ってる)

    (……私)

    (………私、このままじゃ………)


    ?????

    dice1d10=8 (8)

  • 96二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 12:33:02

    休日パートがもう少し続きます。続きはまた夜にでも。
    保守やコメント本当にありがとうございます。

  • 97二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 12:33:23

    なんのダイスなんだ

  • 98二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 12:35:20

    隠しダイスが不穏だ…

  • 99二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 13:07:32

    スレッタ〜!がんばれ…誰もがぶち当たる壁よな…

  • 100二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 17:09:49

    某フロント 自然保護区域 
    グエキャン△!

    (エランのやつはどこまで写真を撮りに行ったんだ)
    (危険なとこまで行ってなきゃいいが)
    (…よし、カレーはうまくできた)
    (コーヒーもいい感じだ)
    (……それにしても。人工的に作られた景観とはいえなかなかのものだな。さっきウサギも見かけたし……タヌキもいたりするんだろうか……(ポンポコ!グエルサン!)
    はっ!何考えてるんだ俺は!)

    …ふと、椅子の上に伏せておいたタブレットに目が止まる。少しばかり躊躇してから、手に取り、久しぶりにペイントソフトを起動した。

    (…スケッチ、くらいなら…)
    ペンを手にし、画面に近づける…すると途端に手が震えはじめた。
    耳の奥で、またあの言葉がリフレインする────

    ────ふざけるな、漫画を描いているだと!?そんなくだらない娯楽にかまけている時間がお前にあると思うのか!…ちっ、口を挟むなラウダ!お前は黙っていろ!どいつもこいつも父親の言うことを…

    ────……何?ほう、そんなにグエルの描くものは有名なのか。なかなかの売り上げだな…商業で出版しないかという声も……ふむ。

    ────いいだろう。あくまで趣味の範囲、勉学や他のことに支障が出ないと約束するなら描き続けてもいい。
    だが世にいくらもあるような、つまらん低俗な漫画は描くな。自分が注目されていることをよく承知した上で描け。理解して欲しいのならある程度の結果を出すのは当然だ、そうだろう?世の中はそう甘くないんだ。

    ────…はい、父さん。ありがとうございます。父さんの優しさを裏切らないよう…努力します。

  • 101二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 17:11:15

    (もっと高尚なテーマ性を)
    (社会性のあるストーリーを)
    (芸術性の高い絵を)

    ────ボブ先生の新作はさすがだなあ、なんか、他の漫画とはやっぱり違うな
    ────なんていうか、重厚だよね
    ────漫画っていうかゲージュツって感じ


    (売れちまうもんなのか、あれが)
    (…ただの最適解の寄せ集めなのに、芸術か)
    (…次のプロットにとりかかろう。今の社会状況ならあのテーマと…歴史上の事件を組み合わせて…)
    (…おかしいな)
    (描き続けてもいいと言われた。読者もついてる。みんなが俺を認めてくれているのに)

    (────なんだか、楽しくない)

    …吐き気がする。

  • 102二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 17:12:02

    「……っ…クソ…!」
    「大丈夫?」
    「どわ!?え、エラン…戻ってたなら声くらいかけろ…ったく、頭に葉っぱついてんぞ」
    「どうも。…本当だったんだね」
    「あん?」
    「今は描かないって。描けない、と言った方が正確だろうけど。」
    「……」
    「君の描いた同人誌を入手していくつか読んだが…素人目にも高水準、本職の専業作家と比較してもまるで劣らない出来栄えだった。…もちろん、スレッタやミオリネ・レンブランに君の過去は口外していないから、安心して」
    「……聞かないのか?俺が描くのをやめた理由」
    「興味ないよ(ファラクトッ)」
    「ぐ……ああそうだ、お前はそういう奴だったよ」
    「大切なのは君がスレッタに協力する意思があること。そして君の経験や批評が彼女の本づくりに役立っていることだよ」

    (……こいつ、スレッタだけはフルネームで呼ばなくなった)

    「…わかりづらいようでシンプルだよな、お前。
    …あいつには…スレッタには、失ってほしくねえんだ。俺が手放したものを。漫画を描く楽しさや、好きを追い求める気持ちを…」
    「カレー、なかなかおいしい(モグ)」
    「聞いてたか!?」

  • 103二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 17:16:13

    ヴィムのこの同人誌は認めないが商業レベルまでいくと認める(極少量)感じすげーいる親って感じだわ…

  • 104二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 17:24:02

    才能があるばっかりに描きたいと思ったものでなくても評価されてしまうという方向だったか〜
    才能がない人間には羨ましいとしか思われないぶん孤独さがつのるね…

  • 105二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 17:26:44

    翌日

    ………カリカリカリ…
    『イチカ先生が…元スパイ?犯罪者ってこと?』
    『ウソだろ、イチ兄…?冗談だよな?』
    『……』
    【メモ:イチカの表情は見えない方がいいかもしれない──グエル】
    【メモ:修正します──スレッタ】

    「…………」

    ……カリカリカリ
    『リーシャ、俺に…触っちゃダメだ。君が汚れちゃうから』
    『イチカ……?なんでそんなこと言うの…?』
    【メモ:4コマ目の背景に使えそうな写真をフォルダに追加しておいた──エラン】
    【メモ:背景直した。あと、少し手直しも──ミオリネ】

    「………」

  • 106二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 17:27:36

    …カリカリカリ
    『馬鹿野郎!逃げてる場合か!』
    『オリノ。俺は逃げてないよ。だからこうして過去と向き合って…』
    『もっと大事なものから逃げてるだろうが!お前、昔俺に言っただろ…!』
    【メモ:5コマ目のオリノのセリフ、12P1コマ目「寮にいた頃〜」と矛盾してしまうので要確認。また、この場合の『役不足』は誤用にあたる。別の言い回しで──シャディク】

    「……」

    ……カリカリカリ
    『…イチカ、お風呂入ろう。イチカが直してくれたお風呂』
    『リーシャ…?俺は…』
    『入るの!イチカは…自分のこと汚れてるって言ったけど…汚れてたらお風呂に入ればいいんだよ。私も入るから』
    『わ、わかった!わかったからここで脱がないで…!』

    「………」

  • 107二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 17:28:11

    (原稿は順調です)
    (順調だから怖いです。このままでいいんでしょうか?)
    (なんだか私の絵だけ浮いています。私の考えた話だけが幼稚な気がします。私のせいで、みなさんの良さが色褪せて見えてしまいます)
    (どうしたらいいでしょう)
    (どうしたらいいでしょう?)
    (こんなものが手にとってもらえるとは思えません)
    (私のせい)
    (私の…)
    (なんとかしなくちゃ。私が先頭に立ってよくしなくちゃ。それが責任というものです)
    (そうだよね?)

    「────あの」
    『………?』

    「あの……この漫画って、本当に面白い、ですか……?」

  • 108二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 17:29:49

    あっ……ああ……言っちゃった……

  • 109二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 17:33:02

    スレッタ達が今書いてるお色気漫画ってヴィムから見ればまさしく「低俗漫画」になりそう

  • 110二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 17:57:34

    「…はあ?何言ってんのあんた」
    「どうした急に」
    「…どういう意味?」
    「……」

    「あ、あの、だってその…これ、やっぱりなんか、物足りない、気がして…」
    「物足りないって、どこが」
    「…全体的によくまとまっていると思うが…」
    「ぜ、ぜんぶです…!だってこれ、本当に面白いですか…!?絵だって私の描いたところはミオリネさんが描いてくれたところから浮いちゃってる、し…!な、なんか落書きみたい、で…あとここも!お話が急にうまくいきすぎるというか…」
    「この場面で時間をかけるのは良くないでしょ」
    「でもほら、もっと…あ!イチカ先生の葛藤をもっと長くするのはどうですか?む、むしろこの元同僚のレジスタンスの子のどちらかをあ、殺めてしまうとか…!そうしたらもっとよくなります!」
    「はあ!?何言ってんの、話が重くなりすぎるじゃない!」
    「だけど…あっじゃあやっぱりリーシャは最後は消えることにして、イチカは行方不明に」
    「…話のテーマがぶれてしまうな、それは。その変更を加えるならかなりの改変が要る」
    「あっあっあっ…あの…じゃあもう、後半の展開は全部書き直し…」
    「おい、いい加減にしろ。そんな時間はないだろうが」
    「あ、うう…でも、だってこれじゃあの本より全然、絵だって構図だってあっちの本が、これじゃ誰にも──あ、だったら!私一人で、全部書き直して………!」
    「……スレッタ」
    「────!あ、エラン、さん…?」
    「…実を言うと今日昼食を食べ損ねてしまったんだ。堪えていたがそろそろ限界が近い。よかったらカフェテリアでの食事に付き合ってくれないか」
    「あ……あ、う……」

    (やってしまいました)
    (皆さんの顔を見ればわかります)
    (私、提案もろくにできません)
    (新しい展開のプレゼンもちゃんとできません)
    (このままじゃダメなのに)

  • 111二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 18:29:52

    エランが動いたか……!

  • 112二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 18:33:13

    スレッタ……😭

  • 113二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 18:37:59

    重い展開にしたらなんかよくなるんじゃないかって思うのあるあるなのよ

  • 114二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 18:46:44

    >>102

    この凸凹コンビしゅき

  • 115二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 18:52:06

    >>114

    グエルラウダとは別の兄弟感あるよね

    シャディクスレッタの親戚のお兄ちゃんと女の子な雰囲気もよい

  • 116二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 19:19:21

    本編じゃ見られなかったいろんなキャラの交流が見れて楽しい

  • 117二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 19:36:20

    カフェテリア

    「…そこが空いてるね。座ろうか」
    「…は、はい」

    (エランさんと二人きりでお食事)
    (いつもだったら嬉しいけど)
    (………)

    (カシャリ)

    「…エランさん?何を…」
    「食事の写真を撮っている。毎食記録するようにしてるんだ。…最近始めた習慣だけど」
    「…へえ…」
    「……以前は、自分が何を摂取したかなんて興味もなかったけど。見返すと頼んだものに無意識の偏りが出ていたりして…自分はこれが好きなのかもしれないと…ときどき考えるようになった」
    「……好き…」
    (私、何が好きだったかな)

  • 118二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 19:36:34

    「…食欲、ない?」

    「…え?」

    「進んでないよ」

    「あっ、あ…い、いえ……(パク)」

    「……(ジッ)」

    (──味、あんまりしない)

    「焦ってるみたいだけど」

    「……え?」

    「何かあったの」

    「…………」


    (…気を遣われている)

    (エランさんだって忙しいのに)

    (私が巻き込んだのに…)


    1.…エランさんに今の気持ちを話してみよう。

    2.…ダメ。これ以上迷惑はかけられない。

    dice1d2=2 (2)

  • 119二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 19:51:16

    遠慮しちゃったー

  • 120二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 20:13:05

    (エランさんなら、何か…)
    (……ダメ!何考えてるんだわたし。これ以上エランさんに迷惑かけるなんて、ダメ)
    (…エランさんは優しいから。そして私は弱いから。…つい、甘えたくなっちゃう)
    (でも、それじゃいけないんです)
    (皆さんを巻き込んでしまった責任がある以上)
    (もうこれ以上ないくらい助けてもらってる以上)
    (これは私がどうにかしないといけないんです)
    (…うん、そうだ)
    (なら、やることはひとつ)

    「……(パク!)だ、大丈夫です!心配かけてごめんなさい。どうしたらよくなるかな〜って、色々考え込んでただけですから!
    今日も漠然としたことしか言えませんでしたし…あの、みっともないところ見せてしまってすみませんでした!反省反省、です!」
    「いや…それは、構わないんだけど。スレッタ──」
    「(パク!パク!)はい!大丈夫です!わたし──頑張りますから。きっとなんとかしてみせますから!」
    「……本当に平気なの?」
    「はい!(モグ!)」
    「…………」
    「ふぅ……ごちそうさまでした!エランさん、戻って作業の続き、しましょう!皆さんにも謝らないとです、えへへ」
    「……そう、だね」

    (────なんだろう)
    (君の笑顔が好きなのに)
    (なんでこんなに、嫌な予感がするんだ)

  • 121二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 20:16:22

    (そうだよ、誰かに助けてもらおうなんて…逃げだ)
    (進まなきゃ)
    (足りないなら進んで二つ得ればいい)
    (私がもっともっと頑張ればいいだけの話)
    (下手くそなんだから絵も、お話も、普通の人の倍練習しなきゃ)
    (今のままじゃダメ)
    (もっともっと。もっともっともっともっともっと────)
    (頑張るんだ。全部頑張るんだ)
    (大丈夫ですよ、皆さん!スレッタ・マーキュリーはもっと成長できます!)

  • 122二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 20:23:27

    嫌な方向に進んでるぅ!

  • 123二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 21:15:47

    締め切りまであと一ヶ月
    進捗──可もなく不可もなく

    真夜中 地球寮
    (変な時間に目が覚めちまったなー…トイレトイレ、っと)
    (うん…?共有部屋に灯り…)

    「うお!?スレッタ、お前、こんな時間に何してんだ」
    「わ!オ、オジェロさん!ご、ごめんなさい、私なにかうるさかったですか!?」
    「いや、俺はたまたまトイレで起きたんだけど…またお前絵描いてんのか?」
    「あ、はい…」
    「熱心だよなー。こないだもティルに絵のコツ聞きに行ってたし…なんかイベント出るんだろ?」
    「はい!同人誌の大きいイベントで本を出すんです!」
    「同人って当たるとすげー儲かるらしいなァ…うんうん、熱心になるのもわかるぜ。…でも、あんまり無理すんなよな」
    「大丈夫です!わたし、体力には自信あるので!」
    「いやそれは知ってるけどよ。…っと、やべ、漏れる漏れる(カワヤァ!)」

    (…大丈夫)
    (……最初のあの時だってたくさん頑張って特訓して、結果が出たんだもん)
    (進めば二つ…)
    (大丈夫…)

  • 124二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 21:15:49

    進めば二つは体力や時間が許す範疇でしか出来ないよ。皆も同じように限られた時間の中で頑張ってる中、自分だけは「二つ」得て周りに追いつくだけの努力が出来るつもり?
    …というのをやんわり言える奴いねえかな〜〜〜

  • 125二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 21:17:10

    「……あのさスレッタ、あんた少し痩せた?」
    「へっ?」
    「…また結構遅くまで絵の練習してるでしょ。見ればわかるわよ。もう締め切りまで一ヶ月近いから、焦るのはわかるけど…あんまり無理、しないでよ」
    「ミオリネさん…心配ご無用です!わたしの体力お化けぶりは、ミオリネさんだってよく知ってるじゃないですか。痩せたのは…えへへ、ダイエットの成果です!」
    「………そう。あんたがそう言うなら、信じるけど…わたし、花嫁、だから…(キュ…)」

    (ご飯を食べる時間がもったいないんだよね)
    (そんな暇があるなら絵の練習や、映画を見てお話の勉強をしたいし)
    (えっと、このポーズ集を今日中に五ページ進めて、あと背景の模写もしたいから…)
    (あ、そうだ。問題点と指摘と改善点の提案のためにプレゼンの勉強もしよう)
    (頑張らなくちゃ!)
    (頑張らなくちゃ!)
    (頑張らなくちゃ!)
    (頑張らなくちゃ!)
    (頑張らなくちゃ!)
    (頑張らなくちゃ!)

  • 126二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 21:17:49

    (………なにか、だいじなこと、忘れちゃった気がする)
    (なんだっけ?)
    (ううん、今はそんなことより走らなきゃ)
    (走って、走って、走って)
    (────あれ)

    「………手、うごかない」
    「……待った。水星ちゃん?大丈夫?顔色が──」
    「あれ?あの……わたし…」
    「────!?──!」
    「──、──。──」
    「──!」

    目が霞む。今まで描いていた絵がよく見えない。ミオリネさんが何か話しかけてくれているのによくきこえない。きーん、とみみがなって、あたまがいたい。しんぞうがどきどきする。わたしのからだなのにわたしのからだじゃないみたい。なんだろう。どうしちゃったんだろう。こまる。これじゃえがかけない。まんががかけない。がんばれない。みなさんにめいわくをかける。
    どうしよう。
    こわい。

    ばたり。

    (目の前が真っ暗になりました)
    (お先も真っ暗になりました)

    締め切りまであと25日
    進捗──暗雲

  • 127二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 21:18:43

    オーバーワークッ!

  • 128二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 21:39:01

    ※スレ主より


    >>95の隠しダイスはちょっとしたシナリオ分岐でした。

    1〜5の場合スレッタは倒れないものの無理やり新展開をねじ込もうとして反対されて主にグエルと対立…という流れ

    6〜10 で焦って猛練習の末倒れてしまう…という展開です。今回はこっち。


    ラブコメ要素も少し、ということでカップリング要素もいろんな組み合わせを少しずつ盛り込んでいます。とっちらかっててすみません。


    保守、感想、本当にありがとうございます。励みになっています。

    後半が見えてきました。引き続きよろしくお願いします。

  • 129二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 22:05:08

    お疲れ様ですー
    スレッタもスレ主も体に気をつけて描いて(書いて)くれー

  • 130二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 08:24:42

    ……
    ………
    (頑張ることはいいことです)
    (努力するのは大切です)
    (頑張らなければ、努力しなければ、認められません。そこにいていいよ、と言ってもらえません)
    (水星にいた時からそうでした)
    ……
    ………
    (映画が好きです。ドラマもアニメも好き。漫画は、大好き)
    (ほとんどものを知らない私に、友達のいる世界を教えてくれました。恋の輝きに満ちた世界を教えてくれました。外の世界への希望を教えてくれました。…夢を見せてくれました)
    (だから憧れました)
    (寂しい誰かの心が元気になるような誰かになれたら)
    (受け手じゃなくて届ける人になれたらなって)
    (大好きな漫画を友達と描けたらなって………どこで間違っちゃったんだろう)
    ……

    「──────あ、れ……」
    「あ、起きましたねー」

  • 131二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 08:26:02

    ベッドに寝かされている。反射的に起きあがろうとして、体に力が入らないことに気づいた。知らない女の人がスレッタの身じろぎに気づいて振り向き、にっこりとした。パステルブルーのスクラブ。看護師だ。ぼんやりと視線を右上に上げてみると、点滴パックがぶらさがっている。

    「体はどう?」
    「だるい、です…あの、わたし…。…!ミオリネさん達は?」
    「うん、今先生が来てくれるからね」

    (すぐにお医者さんが来て話をしてくれました)
    (私は倒れてしまったそうです。…主に栄養不足と睡眠不足、その他いろいろが積み重なった結果)
    (学校の医務室ではなく病院にいるのは、一緒にいたエランさんが病院の方がいいと判断したからみたいで)
    (私が倒れたあとすぐに知り合いの人に連絡をして、病院の手配をしてくれたのもエランさんのようです)
    (またみなさんに迷惑をかけました)
    (…いなくなっちゃいたい)

    「…そういうわけだから、今日と明日は検査も兼ねて入院してもらうね。何もないとは思うけど、退院してからも、そうだなあ、十日間は安静にしててもらうよ」
    「!?と、十日!?あの、それは…」
    (困る。だって締め切りまでもうそんなに時間ないのに!)
    (…私の困惑をにこやかに受け流して、お医者さんは行ってしまいました)
    (どうしよう…みんなになんて謝ればいいの…)
    (お母さん…エアリアル…こわいよぅ…もう何にも考えたくないよ…)

  • 132二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 08:29:50

    (みんな、怒ってるよね。呆れてるよね。巻き込んだ張本人がこんなことになって)
    (ごめんなさい…ごめんなさい…)

    ……
    ………
    (…あ、また寝ちゃった…点滴、まだ終わってない、かな…)
    (あれ、そばに誰かいる…髪、撫でてくれてる…気持ちいいな…)

    「……(パチ)」
    「……」
    「……ミオリネ、さん…」

  • 133二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 08:49:31

    せつないのうスレッタちゃん…
    いなくなっちゃいたいって思うのわかる…

  • 134二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 17:10:07

    スレタイから想像できないシリアスな展開

  • 135二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 17:11:18

    (目が覚めた私を見たミオリネさんは…いつも強気なミオリネさんからは考えられないくらい悲しそうな、泣きそうな顔をしました)
    (どうしたんですか、ミオリネさん)
    (そんな悲しい顔をしないでください)
    (私が力になれることはありますか)
    (私はミオリネさんの笑った顔が好きです。ぷんぷん怒りながらも投げ出さずに前を向く顔が好きです)
    (そんなミオリネさんに、泣きそうな顔をさせているのは誰ですか?ひどい人もいます。お母さんから教わらなかったんでしょうか。大事な人にこんな顔をさせてはいけないって)
    (……うん、わかってる)
    (私だ)

    「………」
    「………あの」
    「………(ギリ)」
    「(あ、だめかも)」
    「……こんの…ヒロイックボケたぬきーっ!(↓↘︎→↓↘︎+HS!)」
    「もぎゃーーっ!?!?」

  • 136二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 17:12:17

    (自業自得とはいえ病人にこの仕打ち)
    (ミオリネさんです。とってもミオリネさんです)

    「ひ、ひどい…」
    「どっちがよ!勝手に暴走して!倒れて!」
    「う……そ、そうですよ、わかってます、私がぜんぶぜんぶ悪いですっ…」
    「……」
    「へ、下手くそなくせにみ、みなさんを巻き込んで…迷惑かけて…」
    「そうね。全くもってそう」
    「うっ……」
    「よくもまあ──中途半端に巻き込んでくれたわね!」
    「ちゅ、ちゅうとはん、ぱ…?」
    「巻き込んだ!?迷惑!?そうよ、その通り!あのね──そんなの全部承知でこっちだって巻き込まれてやったの!
    なのに何、肝心なところで黙り込んじゃって、相談もなしで、思ってることも言わないで、一人で全部背負いこんで、私たちの反応勝手に妄想して!あんた私たちとやりたいって言ってくれたでしょ、なのに一人で何でもかんでも抱え込んで嘘だったの…!?
    あーもうなんなのよあんたもあいつも、そういうの流行ってんの!?
    巻き込むなら…徹底的に巻き込めってのよ…!あんたと一緒にやりたいって思った私の気持ち、大事にしてよ…!」
    「み、おりね、さん…」

  • 137二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 17:13:25

    「…ちゃんと全部巻き込んで。言いたいことあるならぶつかってきて。私は、とっくにそうするつもりなんだから」

    「………」

    「…なんなのよ。なんのために人がは、裸まで見せてやったと思ってんのよ…(前スレ)」

    「あわわわ……はい、その節は…」


    通りすがった看護師「…裸?今裸って言った…?最近の子は進んでるな…(キキミミィ…)」


    「ミオリネさん、あの…」

    「……(…なによ、しょんぼりしちゃって。どうしてくれようかしら、こいつ。そうね──)」


    1スレッタを抱きしめる

    2スレッタの手を握る

    dice1d2=1 (1)

  • 138二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 17:31:22

    (──あたたかくてやさしい匂いのものがわたしにぎゅっと抱きついてきました)
    (ミオリネさんです)
    (私の背中に一生懸命腕を回して抱きしめてくれます)
    (…私はこんなにちいさくてやわらかな人を悲しませてしまったのです)
    (漫画が下手くそなことよりも、こっちのほうがずっとつらいことにやっと気がつきました)

    「(ぎゅう)ミオリネ、さん…あの…ごめん、なさい…」
    「……反省してる?」
    「すごく、すごく反省してます…」

    (まだあまり力は入りませんが)
    (それでも反省の気持ちをしめすために頑張ってミオリネさんを抱きしめ返します)
    (ごめんなさい、そして、ありがとう)
    (……ありがとう……)

  • 139二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 17:33:53

    「…これからはちゃんと相談する?」
    「は、はい…あの、ひ、ひとりで抱え込んだりとか、しません…!不安なことあったら、まずミオリネさん達にちゃんと相談します」
    「私に変な心配かけない?」
    「が、頑張ります!」
    「……ちゃんと、最後まで…」
    「……はい。かならず、みなさんを…最後まで徹底的に巻き込みます!め、迷惑もかけます!」
    「……よし」
    「……うっ……ひぐっ……ごめんなさ、ミオリネさ、わたし、ちゃんとしないとって…思って…ずっと不安で、たのしかったから、そのぶんこわくて、うぅ、うっ…うう〜〜…!」
    「はあ。倒れたと思ったら拗ねて、最後には泣くわけ?ほんっと、世話が焼けるわね!」

    (そんなことを言いながら、ミオリネさんはわたしが泣きやむまで背中をさすってくれました)
    (厳しくて、優しくて)
    (とってもミオリネさんです)

    「……ってちょっと!なに鼻水つけてんの!」
    「ごべんなざい〜〜〜〜!(ベショォ)」
    「ほんとにこいつは〜!(丸くフェードアウト)」

  • 140二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 17:50:08

    病院 時間外待合

    最低限の照明だけがともった待合ロビー。
    しんと静まり返ったそこを、ヒールの音を響かせてミオリネが歩いている。

    (……あいつの前ではなんとかこらえられたけど…)
    (やばい。本気で泣きそう。処置室出た時から、ちょっとまずかった)
    (ここまでくれば大丈夫だと思ったけど、甘かった。気を張ってないと溢れ出しそう)
    (泣くのとか大嫌いなのに!)
    (仕方ないでしょ、あんなの誰だって動揺する)
    (あいつが倒れたりするから。私に心配かけるから。…あんな寂しい顔、するから)

    「……(キョロキョロ)」

    (誰もいないわよね)
    (男どもには私が処置室に入る前に帰れって言っておいたし)
    (少しぐらいなら、泣いたって……)

    「………っ、ふ………うっ…ひっく…」

    「お疲れミオリネ、水星ちゃんとは話せた?ちょうど飲み物買ってきたけ、ど────」
    「…………(ギロリ)(ポロポロ)」

  • 141二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 17:52:18

    いけー!すすめーー!!

  • 142二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 17:55:10

    (睨んだところで現行犯なのよね私)

    (言い逃れのしようがない)

    (こうなったら居直り強盗ならぬ居直り泣きよ)

    (最悪)


    「………っく……」

    「……出直そうか?」


    (何なのその声は)

    (何なのその目は)

    (泣く時は一人きりの時だけがいい。だってその方がかっこいい。誰かに甘えたりなんかしないで、花婿に喝を入れて颯爽と帰る、できる花嫁のままでいたかったのに)

    (こいつのこういうところ、本当に──)


    1.…いい。そこにいて。

    2.…あっち向いてて。

    dice1d2=1 (1)

  • 143二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 17:56:21

    お、ミオリネが踏み出した!?

  • 144二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 18:57:08

    「……いい」
    「ミオリネ?」
    「…出直さなくていい、って言ってんの。…そこにいて」
    「……ああ。わかった」
    「……ん(手を述べる)」
    「どっちがいい?」
    「オレンジジュース」

    待合のソファに並んで座って飲み物を飲む。ミオリネは時折目元に指をあてて涙をぬぐった。我慢していたぶん涙はなかなか止まってくれず、しつこかった。

    「他の二人は?」
    「帰ったよ。水星ちゃんの抜けた穴をどうするか二人で話し合うってさ。俺は君を一人で帰すのが心配だったから残ってた」
    「そ、ご苦労様。……(グスッ)」
    「…大丈夫か?」
    「…あいつの前ではさ、我慢したのよ」
    「そうか」
    「だって泣いたらかっこ悪いもん。…わたし、かっこいい花嫁でいたいの」
    「わかるよ。…大事な人にはいいところだけ、見せたいよな」
    「うん。まああんたは別に…構わない。みっともないとこ見られたって」
    「ははは。喜んでいいのか悲しんでいいのか感じだな」

  • 145二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 19:01:15

    (…そう。別に構わない)
    (どうしてか知らないけど)
    (こいつにだけならいいと思える)

    「………なんかもう、どっと疲れた」
    「無理するな、君まで倒れるのはまずい」
    「わかってる。……はあ(コテン)」
    「──────」

    (…豆知識。無駄にでっかい男にもたせかかる時には二の腕あたりに頭をあずけると疲れない)

    「…ちょっと、今ビクッとした?逃げようとするんじゃないわよ、そこにいてって言ったでしょうが」
    「…いやもちろん…言う通りにするけど」
    「……私また、いまからみっともなく泣くけど。あと場合によってはあんたの袖で鼻水とか涙とか拭うけど…逃げずにそこにいなさいよね」
    「もちろん。…逃げたりしないさ」


    通りがかったモブ当直医「(お、おおお…なんかもう…『若い』ッ…!)(デバガメェ…)

  • 146二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 19:49:34

    オレモデバガメェ…

  • 147二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 20:04:45

    締め切りまであと22日
    進捗──暗雲去らず

    「水星ちゃんは無事退院した。うん、とても喜ばしい!…とはいえもちろん油断はできない。しばらくは自室で安静にしてないとだ。そしてこんな状況でも締め切りは待ってくれない。エラン、お前の考えは?」
    「… グエル・ジェタークとも話し合ったが、スレッタの復帰を待ってから作業を再開した場合、イベントに間に合わない可能性がかなり高い。下書きもまだ三割は残っている」
    「……」
    「ちょっと待って、えーっと…下書きの次はペン入れってのをして、あと仕上げも……うわ…」
    「既刊があれば新刊落ちました!既刊はありまーす!で多少誤魔化しが聞くんだけどね。…さて、俺からの提案はこうだ。ミオリネをメインに据えてどんどん作業を進める。まずは下書きを終わらせよう。ミオリネの画力なら水星ちゃんの絵柄にある程度寄せることも可能なはずだ」
    「っ、ちょっと待ちなさいよシャディク。これはあくまであの子の本なのよ。私が勝手にあれこれ進めるのは…」
    「…その女に同意するのは癪だが、俺も同意見だ。最終的にどういった絵作りをするか裁量するのはスレッタであるべきだ」
    「お前ならわかるだろ?今の状況はそう悠長に構えていられるものじゃない。…水星ちゃんには気の毒だが、本を落とすよりはいい。そして今作画を担当できるのがミオリネ一人しかいない以上、俺はこの案がベストだと思ってる。…それとも、グエル。お前が作画として入るのか?」
    「……っ」

  • 148二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 20:24:24

    「…俺だって歯痒いよ。せめてもう少し絵が描けたらと思うさ。ひょっとしたらなんかうまい具合に俺もレベル上がってないかな?と思って昨日描いてみたけど、まあ、こんな感じだし(ヘタエリスッ…)」
    「あん?なんだそれは、キュビズムか?」
    「いや、シュルレアリスムの要素の方が強いよ。プロレス技をかけあう農夫とインテリ階層ふうの老人。なかなか、暗喩的だね」
    「いちおうイチカとリーシャを描いたんだけどね…(※画力16)」
    「……」

    (…これはあの子の、スレッタの本)
    (くだらないこと考えて、悩んで、ぶっ倒れてまで完成させたいと願ってる本)
    (…だけど、このままじゃ…)
    (スレッタ。あんたは…どうしたい?)

  • 149二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 20:35:16

    どうなるんだー

  • 150二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 20:40:30

    エランとグエルがバカ真面目にシャディクの絵を考察するのすき

  • 151二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 21:00:41

    このレスは削除されています

  • 152二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 21:29:17

    地球寮 スレッタの部屋

    (…みんな、大丈夫かな…)
    (一応、ミオリネさんがその日の作業のことはこまめに報告してくれるって言ってたけど)
    (心配だな…)
    (…ううん、ダメダメ。しっかりご飯を食べて、しっかり休む。これが今私にできる一番の仕事)
    (ミオリネさんにあんな心配かけさせるのはもう嫌)
    (ちゃんとみんなを信じる私になるんだ)
    (寝るぞ、寝るぞ…)
    ……
    ………
    ………

    「…ん…むにゃ…お母さん…定期小為替ってなんなの…?この絵は…お父さんなの……?お父さんってこんなに肩幅が滑走路みたいだったの………あれ?は、夢かぁ…」
    「入るよ。スレッタ、調子はどうだい?」
    「あっ、アリヤさん。ありがとうございます!すっかり元気…とはさすがにまだ行きませんけど。食欲もちょっとずつ戻ってきました!あの、山羊乳のヨーグルトおいしかったです!」
    「それはよかった。少し癖のある味わいだが、滋養はたっぷりだからね。…っと、君にお客様が来ているよ」
    「えっ?」
    (例のBGM)
    「……お邪魔します」
    「!エ、エ、エランさん!」

  • 153二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 22:24:37

    「あ、あ、あのあのあの…」
    「……よかった」
    「へっ」
    「顔色、だいぶ良くなったから」
    「〜〜〜〜〜!(布団にもぐる)」
    「スレッタ?…やっぱり具合悪い?」
    「ち、ちがいます、あのそうじゃなくて、す、少し…あの…クールダウンをしますので…お待ちください…!」

    (エランさんが私の部屋にいる)
    (だというのに私は髪もボサボサ、おまけにパジャマ)
    (何の罰ゲームなの?)

    「(ゴソ…)あの、失礼しました…こんにちは、エランさん。き、来てくれて嬉しいです!(居住まいを正す)(前髪ちょいちょい)」
    「…ん。君が楽な姿勢でいいよ。ここ、座るね(椅子を持ってきて座る)」
    …食欲は少しずつ戻ってるって聞いたけど、他はどう?睡眠は?倦怠感や頭痛で睡眠が浅い、といったことはない?痛むところは?」
    「ないです。夜になるとだるかったり、微熱が出たりはしますけど…眠れないってことはありません。お薬もよく効いてます。ただやっぱり絵を描くとかはまだ無理みたいで…」

  • 154二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 22:25:23

    「ちょっと待って。その状態で絵を描こうとしたの?」
    「あっ、い、いえ…あの、ものは試しに…ちょっとだけ…」
    「…スレッタ」
    「う、ごめんなさい…」
    「ダメだよ。今回は看過できない(ズイ)」
    「わ、わ、わわわわわ(近い。近い近い近い!)」
    「……(無言でスレッタの頬をぐにぐにする)」
    「ひょ、ひょみひゅひ…」
    「………何?とりあえずしばらくこうさせてて」

    「…とりあえず回復に向かっているのならよかった。体がうまく動かないのは、辛いからね。僕もよく…体調を崩すから。気持ちはわかる」
    「そうだったんですか…」

  • 155二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 22:26:50

    (エランさん、体あんまり強くないのかな)

    (普段は健康体の私でも今回は結構辛いのに)

    (これがしょっちゅうだったら、大変だよね…)

    (…もし、今後エランさんが体調を崩したりしたら)

    (私がそばにいてあげたいな)


    「あ、あの。今更ですけど、お見舞いに来てくれてありがとうございます!エランさんだって忙しいのに」

    「…見舞いもあるけれど…一番は謝罪にきた」

    「…?」

    「…あの日。君とカフェテリアに行った時、もっと君の話をよく聞いてやるべきだった。追求するべきだった。…何かおかしいとは思っていたのに。一人で抱え込ませてしまって、ごめん」

    「!!そ、んな…だってあれは、私が勝手に黙っちゃって…あ、頭あげてください…!

    私の方こそ反省してるんです。皆さんのことちゃんと巻き込む覚悟が足りてなかったんです。

    気持ちを言うのが怖かったんです。…でも…今度は間違えません。ちゃんと自分の気持ちを言葉にできると思います」

    「……そうか。じゃあ、待ってるよ。君が…また、あそこに帰ってくるのを。君の言葉も、君の声も、僕も今度は、ちゃんと聞き逃さないようにしたい」

    「……はい!」


    「…そうだ、見舞いに手ぶらというのは失礼だと思ったから、これを持参したんだけど…」

    「えっ、ありがとうございます!わあ、なんだろう…」


    エランの見舞い品は?(安価)

    >>159

  • 156二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 22:33:41

    篭盛りの果物

  • 157二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 22:39:26

    面白そうな本

  • 158二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 22:40:52

    エランの好きな本

  • 159二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 22:46:38

    ゼリー詰め合わせ

  • 160二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 22:55:44

    >>159

    体調悪い時は嬉しいやつ!さす4

  • 161二次元好きの匿名さん23/01/24(火) 02:36:34

    >>159

    俺もこの前インフルでダウンした時は世話になった

  • 162二次元好きの匿名さん23/01/24(火) 08:21:00

    「…これ。よかったら」
    「わあ…!ありがとうございます!」

    (エランさんからのお見舞いはとってもおいしそうな、宝石みたいなゼリー!)
    (これなら熱が出たり食欲がないときもちゃんと栄養がとれそう)
    (さすがエランさんだなあ)
    (…と。そこまで考えて、少しさみしく思った)
    (エランさんも体調を崩すことがよくあると言っていたから)
    (そういう経験からこのお見舞いの品物が来てるんだって思うと)

    「どれもおいしそう…白桃に、ピンクグレープフルーツに、キウイにパイナップル…あ!こ、この赤いのひょっとしてトマトのゼリーでしょうか?へへ、あとでミオリネさんに教えてあげよう…あ、さっそく一個いただいてもいいですか」
    「どうぞ」
    「それじゃ…うん、キウイのいただきますね!あ、あの、よかったらエランさんもおひとつ」
    「自分で持ってきた見舞い品を自分で食べるの?」
    「そ、それは…」
    「…まあ、いいか。君がそう言うならお言葉に甘えるよ。じゃあ僕は…トマトので」

  • 163二次元好きの匿名さん23/01/24(火) 08:24:36

    「(パク!ウマイ!)」
    「……(カシャリ)」
    「あ、また食べ物のお写真撮るんですね」
    「…うん。あとで見返したいから」
    「いつもエランさんには資料用のお写真とかたくさん用意してもらってて…本当に助かってます。あの、あの!よかったらいままで撮ったお写真とか、見せてもらえますか」
    「…?構わないけど。はい」
    「失礼します」

    (食べたものを全部記録しているのは本当みたいです)
    (…エランさんが肉肉スタミナ定食食べてるとこ見たかったな…)
    (ほかにも学校の廊下、プラットホーム、なぜか道に落っこちているジュースの容器、たぶんペイル寮の屋上に続く階段)
    (作画が進まなくて眉間に皺を寄せているミオリネさん)
    (休憩中にお茶を飲んでいるみんなの写真)
    (グエルさんとシャディクさんが多分展開について話し合ってる時の写真)
    (作画がやっぱり進まなくて私に八つ当たりで技をかけるミオリネさん)
    (シュークリームが上手に食べられてないグエルさん)
    (幼馴染について講義中のシャディクさん)
    (…タブレットと向かい合う私)
    (私たちの作業中の写真が多い…)
    (…私、こんなに真剣な顔してたんだ)
    (……でも、楽しそう)
    (自分で言うのもなんだけど、きらきらしている)

    「…早く…帰りたいな…」

  • 164二次元好きの匿名さん23/01/24(火) 08:35:37

    作業中のみんなの写真見たい

  • 165二次元好きの匿名さん23/01/24(火) 18:16:30

    同人誌は楽しく作るのが一番だよな

  • 166二次元好きの匿名さん23/01/24(火) 18:53:18

    「…本のこと、心配だよね」
    「あ…こ、声に出ちゃってました、ね。あの、今回のことは私の自業自得、ですし…皆さんにもいっぱい心配かけて、それでこんなこと言うのは勝手だってわかってるんですけど…」
    (やっぱり、それでも)
    「…この本を、出したい、です。私の手で」
    「…そうか。君の気持ちはわかったよ、スレッタ。………?(部屋の入り口を振り返る)」
    「エランさん?」
    「…いや、なんでも。とにかく、僕も君の本気に応えたい。協力は惜しまないよ。…この間、即売会に行ったときに…君は僕の好きを探す手伝いをすると言ってくれた。おかげで最近、少しわかってきた気がするんだ。
    僕はたぶん…人が何かを作る、そういう営みを見るのが好きだ。漫画を描く君を見ていて確信した」

  • 167二次元好きの匿名さん23/01/24(火) 18:55:30

    「なにかを、作る…」
    「そう。こうだったらいい、という希望。こうありたい、という願い。そういう形のない祈りが、人の手を経て、祝され、形になる瞬間を見るのが…僕はたぶん、好きなんだと思う。

    (…いつか君は、名前のない、空っぽの、嘘だらけの誰かを祝いたいと言ってくれた…)
    (それと同じように)

    「…スレッタ。無理は決してしないでほしい。だけど、あの漫画は…君の夢だ。あの夢が形をなす時、一番に祝福を与えるのは…やはり君でなくてはならないと、僕は思う」
    「……はい。私も、そうしたいです」
    「…うん。だから待ってる。…僕も…あの時間に意義深いものを感じているから」

  • 168二次元好きの匿名さん23/01/24(火) 19:11:13

    (エランさんが帰ったあと少しして、ニカさんがとてもおいしいスープを持って様子を見にきてくれました)
    (私はてっきりニカさんが用意してくれたものだと思ったのですが…)

    「実はそのスープ預かったものなんだ。スレッタへのお見舞いにって、パックのやつをたくさん持ってきてくれて。これ結構高いお店のだよね…ボルシチなんかもあったよ」
    「預かったもの…?」
    「ほら、あの人。ジェターク寮の…」
    「あ…」
    「ちょうどエランさんがきてた時に尋ねてきたんだよ。スレッタの部屋の前でなんだか悩んでたから、よかったら入ってくださいって言ったんだけど…渡しに来ただけだから、って」
    「そう、ですか…あの人が…」

    (…うん)
    (早く良くなろう!)

  • 169二次元好きの匿名さん23/01/24(火) 19:15:14

    甘酸っぺえよ…エランとスレッタも、入らないでお見舞い品だけニカに渡すグエルも青春してるなぁ…

  • 170二次元好きの匿名さん23/01/24(火) 19:34:10

    グエル……

  • 171二次元好きの匿名さん23/01/24(火) 19:40:34

    締め切りまであと21日
    進捗──それでもと言い続ける

    「さてと。じゃあ新体制での作業に入ろうか。ミオリネ、早速だけどこのページを…」
    「…ねえシャディク、私やっぱり…!」
    「──二人とも、待ってくれ」
    「…グエル?」
    「…あんた…」
    「…(じっ)」
    「…作業に入る前に、俺から話がある。やはりこの体制には賛成できない」
    「…お前も水星ちゃんが絡むと頑固だな、グエル。一度結論の出た話し合いをまた引っ張り出してきたからには、今以上を約束できる代案が用意してあるんだな?」
    「…ああ、もちろんだ。…ミオリネ。あいつに連絡を取れるか?」
    「スレッタに?いいけど、今?」
    「頼む」


    地球寮 スレッタの部屋
    「…むにゃ…お母さん…この首の太い人がお父さんなのはわかったけど…これってミオリネさんのお父さんだよね…?どうして二人とも裸なの……?ろーしょんずもう…ってなに…?」
    (コール音)
    「むにゃ…うん…そうだね…エアリアルは誘い受け……はっ!?ミオリネさん!?ご、5コール以内に出なきゃ怒られちゃう!はい!スレッタです!」

  • 172二次元好きの匿名さん23/01/24(火) 19:58:54

    スレッタさんなんちゅう夢を…

  • 173二次元好きの匿名さん23/01/24(火) 20:20:01

    『………スレッタか?俺だ、グエルだ』
    「…え?なんでグエルさんが…?」
    『体調はどうだ』
    「あ、大丈夫、です。そうだ、あの、スープありがとうございました。とっても美味しくて…」
    『…そうか。……まず謝っておく。今から俺は、お前を不安にさせることを言うぞ』
    「へ…?」

    「…!ちょっとあんた、何言って…!」
    「ミオリネ・レンブラン。…最後まで聞こう」
    「…本の進捗は…正直まずい。お前が一番わかっているとは思うが、下書きがまだだいぶ残っていし、こちらの人員やこれからの作業工程を考えると、お前の復帰を待つのは難しい」
    『………』
    「…だが。それでも俺は、お前がこの物語の舵を取っていくべきだと思う。…自分の手で、と言ってるのを聞いちまったからな」
    『……!』

  • 174二次元好きの匿名さん23/01/24(火) 20:20:59

    「だからこうする。お前のいない間は下書きには一切進めない。ペン入れに関しても背景や一部の生徒、通行人や群衆…そういったものだけだ。メインはもちろんサブキャラも描かない。代わりに作画にはミオリネと…俺が、入る。お前が復帰した後も、俺が作画班の一員としてお前のアシストをする」
    「────!」
    『……!?え、それってグエルさんが…漫画を描くってこと、ですよね…?あの…でも確か…』
    「…もうひとつ謝っておく。漫画は──描ける。いや、描けた、と言うべきか。正直…以前のようにやれるかはわからん。だが、スレッタ」

    (…語尾が情けなく震えてはいないかが心配だ)
    (今から伝えようとしている言葉の重みがわからないほど愚かにはなっていない)
    (それでも)

    「約束する。この本は落とさせない。お前の世界は…お前が見た夢は…俺たちが必ず守る」

    (…やれやれ、とでもいいたげにシャディクがため息をついたのが聞こえる)
    (そのくせ嬉しそうにニヤニヤしていやがるので)
    (とりあえず睨んでおいた)

  • 175二次元好きの匿名さん23/01/24(火) 20:27:02

    うおお…グエルが進んだ

  • 176二次元好きの匿名さん23/01/24(火) 20:33:47

    ぐぇ……😭

  • 177二次元好きの匿名さん23/01/24(火) 20:56:50

    もうすぐ終わりそうです。

    このスレで終わるかなと思っていたんですが、ひょっとしたらギリギリ収まりきらず3になってしまうかもしれません、すみません。


    〜ちょっとした分岐の話〜

    >>118のカフェテリア選択肢で「エランに話す」が出た場合、スレッタが倒れるのは変わらないのですが今回のルートよりは軽症で済む(復帰が少し早まる)のと、病院で目覚めた時にそばにいるのがエランになる予定でした。エランが立ち去った後にミオリネとのイベント(共通)が始まる予定でした

  • 178二次元好きの匿名さん23/01/24(火) 22:24:06

    >>177

    エランのそばにいる姿が見たいですね…


    そして3になってしまったら私はもっと嬉しいです!!! 思う存分書いてください

  • 179二次元好きの匿名さん23/01/24(火) 23:32:03

    グエル〜〜〜!!!
    溜めて溜めて、ついに来たな!

  • 180二次元好きの匿名さん23/01/24(火) 23:34:09

    シナリオがすごく練られてるのが分かる…感動…

  • 181二次元好きの匿名さん23/01/24(火) 23:35:24

    この精一杯なグエルくんが五臓六腑に効くってもんよ

  • 182二次元好きの匿名さん23/01/25(水) 08:34:57

    このレスは削除されています

  • 183二次元好きの匿名さん23/01/25(水) 08:37:19

    このレスは削除されています

  • 184二次元好きの匿名さん23/01/25(水) 08:39:06

    削除
    通話終了後……
    「────で?」
    「…聞いた通りだ。これなら、お前も文句ないだろう」
    「…お前の絵がまた見られるのは嬉しいが…さすがのグエルでもこの状況は厳しいんじゃないか?
    …緻密なスケジューリング、才能にあぐらをかかない日々の鍛錬。俺の知ってるグエル・ジェタークという描き手はそういうものに支えられてあのクオリティの同人誌を安定して出すことができていた。だが今は違う。期限はここまで迫っている。お前にはブランクもある。──それでも、まだやれると言い切るか?」
    「ああ。──やれる。やってみせる」
    「……」

    (…やっぱり、君はすごいよ、水星ちゃん)

    「──そうか。…よーし、なら方針は決まった。アーレアヤクタエスト、提案を承認する!…サポートは任せてくれ。こういう無茶な状況を上手く行かせるの、わりと燃えてくるたちなんだ」
    「はっ、知ってるよ」

    (…ペンを持つ。原稿に向き合う)
    (たったそれだけのことなのにめまいがした)
    (手が震えそうになる)
    (父さんの声が聞こえる。叱られないために、認められるためにとなんの情熱も持たずに描いてはすぐに忘れ去ってきたたくさんの作品のことを思い出す)
    (…だが、今は…)
    (父さんに許してもらうためじゃない。誰かに立派だと褒めてもらうためじゃない。…そもそもこれは、俺の漫画じゃない。スレッタの漫画だ。でも……)
    (──俺が今、いちばん描きたいものなんだ)

    締め切りまであと21日
    進捗──嵐の前の静けさ

  • 185二次元好きの匿名さん23/01/25(水) 13:20:44

    ……

    「…タブレット、よし。皆さんへのお礼の品物よし、視界よし、体調よし、食欲よし、やる気よし…」

    締め切りまであと11日
    進捗──嵐

    「…うん。大丈夫。……みなさん、お疲れ様です!スレッタ・マーキュリー、ただいま戻りました!」

    「………!お疲れ、スレッタ。ふふん、たっぷり寝て食べてずいぶんいい顔になったじゃない?」
    「はい!ミオリネさんがたくさん看病してくれたおかげです…!」
    「あのね、私、花嫁よ?花婿を助けるとか当然だから(ドヤリネッ)」
    「……今日あたり、来るんじゃないかと思ってた。おかえり、スレッタ。…君を待ってた」
    「エランさん…!あ、作業の時のお写真いっぱい送ってくれてありがとうございます!」
    「ちょっと、それ初耳なんだけど!あんた変なの送ってないでしょうね」
    「変、とは?」
    「えへへへ…ミオリネさん、シャディクさんと結構仲良くなったんですね…(オトメタヌキ…)」
    「!?あ、あんた何送ったマネキン王子!言え!!」

  • 186二次元好きの匿名さん23/01/25(水) 13:21:38

    (ガーッ)
    「お待たせ、トミノピザのお届けだよー…っと、水星ちゃん!?」
    「スレッタ…!」
    「シャディクさん、グエルさん!お疲れ様です!今日から私も復帰しますので!」
    「体はもう大丈夫?辛いところはないかな?」
    「はい!もうすっかり元気です。…ご心配かけて、すみませんでした」
    「いいんだよ。…うん、本当に良さそうだ。体だけじゃなく、いろんなものがさっぱりした感じで…ほーらグエル、お前も何かあるだろう?」
    「……別に何も。こいつがちゃんと帰ってくることなんかわかっていた」
    「はあ。これが幼馴染キャラのセリフだったら微笑ましく聞けるんだけど、こんな図体のでかい男じゃなあ。水星ちゃん、なんか言ってやってよ。こいつ毎日三回は水星ちゃんの…」
    「余計なこと言うな!…あー、スレッタ……その、おかえり…」
    「…!はい、ただいまです!」

  • 187二次元好きの匿名さん23/01/25(水) 18:18:16

    ドヤリネもツンデレなグエルもかわいいな

  • 188二次元好きの匿名さん23/01/25(水) 18:37:31

    「…スレッタ。作業に戻る前に、私と約束したこと言ってみて」
    「はい。
    ・体調が悪くなったらすぐ報告する
    ・不安なことがあってもすぐ相談する
    です!」
    「うん、それがわかってればいい。もういま、すごいから。すんごい大変な状況だから。テンペストよテンペスト。──でも乗り越えるわよ。私とあんたで。…あとそこの男どもも、ついでに」
    「お、お、お任せください!」

    (…私の漫画。私の夢見た世界)
    (待たせてごめんね)
    (帰ってきたよ)
    (きっと、届けるからね)

    「────うん。さあ、みなさん始めましょう!ひ、ひかえめにいってテンペスト、だいぶ地獄みたいな状況ですが…スレッタ・マーキュリー…いつでもやれます!(メガネッ)」
    「へえ、その毅然とした感じ悪くないじゃない。私の教育の成果が出てきた?(メガネッ)」
    「懐かしいな、この追い詰められる感じ。漫画作業ってのは…こういうもんだったよなァ!(メガネッ)」
    「…状況を開始する(メガネッ)」
    「あはは、なんかこの状況が漫画みたいだな。嫌いじゃないけどね、こういうのも(メガネッ)」

    (こうして私たちは、修羅場という嵐に飛び込んだのです!)

  • 189二次元好きの匿名さん23/01/25(水) 18:38:27

    締め切りまであと8日

    進捗──大荒れ


    今日の一言

    『終わる!間に合う!エアリアル!──スレッタ』

    カリカリカリ…カリカリカリ…カリカリカリ…

    『イチカ先生、あのお庭には伝説があるんだよ』

    『神様がいるんだって!もしあの庭が復活したら──この学校も取り壊されずに済むのに…』

    『…よし。先生に任せて。すごいメカであの庭を復活させてみせるから!』

    カリカリカリカリカリカリ…

    『…き、きみは…いったい…?』

    『…ふわあ……ん…?あなた、だれ…?(むく)』

    『わあああああ!?ま、まず何か、服を…!』


    「………………」

    「…………」


    (…みなさんが真剣にやってくれているのはとても嬉しいけど)

    (すごく、みんな、めが、こわい)

    (こ、ここは兼ねてからネタ帳に書き溜めていた爆笑水星ギャグを披露してみんなを和ませるべきかな…!?)

    (ううん、あれはもっと場があったまってる時に使いたいし…!だ、誰かに話しかけてみようかな…?)


    1ミオリネに話しかける

    2グエルに話しかける

    3エランに話しかける

    4シャディクに話しかける

    5安価(四人の中から選んでください)

    >>192

    dice1d5=1 (1)

  • 190二次元好きの匿名さん23/01/25(水) 18:43:53

    「ミオリネさん、ミオリネさん…(チョイチョイ)」

    「………んあ?何?太もも?太もものスケッチがしたいの?それともこのページの…尻を突き出したポーズの確認?いいよ…脱ごっか…?(ジーッ)」

    「あわわわわ違いますしっかりしてください!あの、あのですね、>>193についてなんですけど…」



    スレッタがミオリネに話したいこととは?

    (ダイスや安価少なめ展開が続いたので少し入れ込んでみました※スレ主)

  • 191二次元好きの匿名さん23/01/25(水) 18:50:44

    お腹空いてないかどうか

  • 192二次元好きの匿名さん23/01/25(水) 18:55:44

    シャディクさんの服装

  • 193二次元好きの匿名さん23/01/25(水) 18:56:40

    エランさんのメガネ姿

  • 194二次元好きの匿名さん23/01/25(水) 19:54:02

    トミノピザって店主がすごい独特な話し方しそうだな

  • 195二次元好きの匿名さん23/01/25(水) 22:36:08

    全員メガネッかわいい
    修羅場が始まったな〜

  • 196二次元好きの匿名さん23/01/26(木) 00:41:41

    「あの、ですね、エランさんの…め、め、め、メメメメガネ姿についてなのですが!」
    「…ああ、あれ。妙にサマになってて腹立つわよね」
    「は、はい!『花より江東区』のナツキくんにそっくりで…!性格も似てるんです、口数は少ないけど本当はとてもやさしくて、いつも本を読んでて…」
    「あんたとリリッケが夢中になってた漫画か。あんな揚げドーナツをシロップに漬けて更に蜂蜜かけました!みたいな甘ったるくて胃にもたれそうな漫画よく読めるよね」
    「み、ミオリネさんもよかったら読んでみましょうよ!ミオリネさんが好きになれるキャラがいるかもですよ」
    「…んー、好きなタイプ…人が良さそうで嘘がつけなくておどおどしてるけど決めるときは決めるたぬきっぽい奴はいる?」
    「た、たぬき?です?う、うーん、いたかなあ……(ポンポコ…ポンポコ…)」
    「いないならいいや」
    「あ、あ!でも優しい幼馴染の男の子ならいますよ!主人公のことをいつもさりげなく助けてくれて…本当はずっと主人公のことが好きなんですけどなかなか次の一歩が…」
    「…ちなみにその主人公ってどんな子?」
    「え?とっても素直な優しい女の子ですよ!髪がふわふわしてて可愛いんです」
    「…じゃあやっぱ読まない」
    「えー!読みましょうよ!」

    「いま幼馴染って言った?(シュバエリスッ…)」
    「シャディク。君は校正に集中して」


    ※今スレでの投稿はここまでとなります、ありがとうございました。続きは次スレで。
    もう少しお付き合いいただければと思います。

  • 197二次元好きの匿名さん23/01/26(木) 01:07:51

    乙!続き楽しみ

  • 198二次元好きの匿名さん23/01/26(木) 03:56:46
  • 199二次元好きの匿名さん23/01/26(木) 07:07:25

    乙でしたー完結まで追いかけるぜ

  • 200二次元好きの匿名さん23/01/26(木) 07:08:32

    200なら無事出版

オススメ

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