- 1二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 01:43:33
気がつけば時刻は0時を過ぎていた。窓の外は気持ちがいい程に真っ暗だ…もう深夜だ%書類作業も一段落付いたら帰ろうか……と思っていた正にその時だ。
「トレーナーさん?今お時間よろしいでしょうか?」
「うおっ!カフェか!」
後ろを振り向くと、いつもみたいに長い黒い髪に珈琲の香りを纏わせたカフェが立っていたのだ。いつから居たんだ?ドアが空いた気配は無いが。つかこんな時間になんだ?
「一緒にしましょう。ほら付いてきてください」
「え?何をするんだよ」
「早くしましょう」
少し様子が可笑しいカフェは手を差し出してきた。突然の事に頭が混乱していると…突如俺の机の上の電話が鳴り出した。
(こんな時間に誰だよ…)
カフェに少し待つように言うと俺は机にもう一度座り直すと受話器を取った。気だるげにもしもしと言おうとしたが、それは相手の切羽詰まった声でかき消された。
「トレーナーさん!!今すぐにその場から離れてください!!そこにいる人はマンハッタンカフェではありません!!離れるのが無理なら机に顔を伏せて絶対反応しないでください!今そちらに向かいます!」
らしくもなく声を張り上げたマンハッタンカフェだった。ほぼ反射的に俺は机に顔を伏せた……。
「ほら早く一緒にしにましょう?しにましょう…しにましょう…無視しないでください…しにましょう…しにましょう…」
本物のカフェが来るまで謎の怪異は俺の耳元で呟き続けた。カフェと似つかない酷くしゃがれた声でずっと…。 - 2二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 01:47:09
あ…俺なら騙されて死んでた
- 3二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 01:48:35
でもカフェトレならしゃがれた声にもどうせ慣れて声が聞こえるのを良いことに駄弁ってそうだよね
- 4二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 01:48:54
この前LINE送ってきたSSの人かな?
- 5二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 01:51:00
- 6二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 01:54:19