ここだけウタがpart3,5

  • 1落としてしまった本当にすまぬ23/01/21(土) 10:38:04
  • 2落としてしまった本当にすまぬ23/01/21(土) 10:38:54
  • 3落としてしまった本当にすまぬ23/01/21(土) 10:40:33

    初代スレ主≠今のスレ主

    神SS師の更新を気長にゆっくり待つスレになります
    神SSしはマイペースに更新してね…いつまでも待てるよ…

  • 4落としてしまった本当にすまぬ23/01/21(土) 10:41:45

    前回はゴードンさんの回想が始まった所だったね…キャラ解釈に深みが出て最高だったよ…

  • 5二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 10:42:49

    立て乙
    少しずつでも更新してくれるのマジ感謝

  • 6二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 10:43:26

    立て乙ー!
    落ちててビビったわ
    また気長に保守る

  • 7二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 10:43:40

    ss書いてる人です
    まーじでいつもゆっくりでごめんね…

  • 8二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 10:44:02

    神が見つけてくれる事を祈ろう…此方だよ~

  • 9二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 10:44:36

    即落ち回避!続き楽しみ

  • 10スレ主(二代目)23/01/21(土) 10:46:10

    >>7

    わー!!良かった!!見つけてくれてありがとう!!ええんやで、ゆっくりでいい…

    読ませて貰ってるだけで感謝しかないんだ此方は…貴方のペースで更新してくれ…今度はちゃんと落とさんようにするから…

  • 11スレ主(二代目)23/01/21(土) 10:49:08

    ゆっくり待ちましょう…読ませてくれる神に感謝を忘れずに…

  • 12二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 11:53:09

    あ、よかったスレ復活してSS主も見つけてくれてる
    時間ギリギリで保守しようとしたら軽く二度寝して落としてしまってすまぬ……

  • 13二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 21:23:46

    保守

  • 14二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 01:52:25

    保守するぞい

  • 15二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 12:05:35

    ほーしゅっ!!

  • 16二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 20:31:33

    ほしゅしゅ

  • 17二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 07:11:17

    保守する

  • 18二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 12:34:20

    丁寧な描写ほんとありがたいわ

  • 19二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 22:48:11

    保守~

  • 20二次元好きの匿名さん23/01/24(火) 07:03:50

    ほしゅ

  • 21二次元好きの匿名さん23/01/24(火) 17:34:49

    ほしゆ

  • 22二次元好きの匿名さん23/01/24(火) 22:59:46

    ビンクスの酒を~届けに行くよ~
    (ウタちゃんに安寧が訪れますように)

  • 23二次元好きの匿名さん23/01/25(水) 07:15:04

    ほしゅしゅ

  • 24二次元好きの匿名さん23/01/25(水) 17:39:41

    ほしゆ

  • 25二次元好きの匿名さん23/01/25(水) 23:29:00

    ホントくそ楽譜がよぉ…

  • 26二次元好きの匿名さん23/01/26(木) 07:03:17

    ほし

  • 27二次元好きの匿名さん23/01/26(木) 16:52:22

    ほしゅ

  • 28前回からの続きです23/01/26(木) 18:10:32

    「そうか、わかったよ。ウタ。謝ることはない、君が望んだことだ尊重しよう」
     私は膝を付き彼女の手を取った。その瞳には提案を断ることを心苦しく思っているのがありありと見て取れた。
    「君の歌は音楽の神に愛されている。もしよかったらコンサートホールで今夜は我々に君の音楽を目一杯聴かせてくれないだろうか。」
    「ほんとに!? ありがとう!! シャンクスたち呼んでくるね! ねぇゴードさん、シャンクスたちは最前列でもいい!?」
    「あぁいいとも。すぐに用意するよ」
     そう言うと興奮気味にウタは私のもとから走り去っていった。
     そんな姿を見て王としての私がふとアイデアを思いつく。
    「あぁ、そうだ。エレジア中に彼女の音楽を届けよう。彼女の音楽は今後のエレジアへの発展になる」

    この決断こそ、私の人生において最大の罪であった。

     私が目を覚ました時にはすべてが終わっていた。
    「エレジアが・・・」
     当たりを見回すと火、火、火。炎がエレジアを滅ぼしていく。人も建物も文化もそして音楽も。何もかもが燃え落ちていく。
    「そんな・・・」
     一体誰がなんの目的で・・・。いや目的ではなくこのようなことをして利益を得るのは誰か? それは海賊だ。ならどの海賊が? 私がそう思案すると1つの答えにたどり着く。
     赤髪海賊団だ。彼らしかいない。彼ら以外誰もエレジアには部外者はいない。
    「ゴードン、何をした」
     声の方を振り返ると海賊がいた。私はこの男を知っている。赤髪海賊団のクルーだ。

  • 29前回からの続きです23/01/26(木) 18:11:51

    「ウタに何をした!?」
     ウタ? なぜ彼女の名前が? 湧き出る疑問を無視し、私は一目散に逃げる。
     殺されると確信するほどに男の殺意はみなぎっていた。
     だが私が海賊から逃れるほどの力も道理もなく、あっさりと捉えられてしまった。
    「ウタに何をしたのかって聞いてんだよ!!」
     そう言って私の顔を掴みながら男は無理やりくねらせる。その視線の先にはゲラゲラと笑いながら暴れ狂う化け物『魔王』がいた。
     私はそれを見た瞬間、頭にある一節が思い浮かんだ。
    「人の恐れ、人の迷い。トットムジカの名のもとに。怯えよ、逃げよ。」
     そして全てを理解する。なぜこのエレジアが滅んだのか。誰がエレジアを焼き払ったのかを。
    「馬鹿な・・・! あれはおとぎ話にしか存在しないはずの・・・!?」
     姿は知っていた。だが私はいな、私達は伝承を無視していた。
     理由は簡単だ。そんな化け物はエレジア始まって以来一度だって姿を表したことがなかったからだ。
     だからこそ徐々にそう、徐々に伝承は薄れ警戒心は緩まりただの子供を脅かす寝物語程度になっていた。
     エレジアを滅ぼしたのは彼らではない。ましてや彼らは被害者だ。
    「彼女が・・・彼女がああなったのは私達の責任だ。あれはトットムジカ。古に封印された楽譜だ。・・・そして伝承によると『ウタウタ』の能力者によって呼び起こされると・・・」
    「じゃあ何か? その封印されてる楽譜をウタが解き放ったっていいたいのか?」
     男の殺意が跳ね上がる。忘れていた。彼らは海賊だ。この荒れ狂った海を踏破してきた猛者たちだ。
     殺される・・・! 私が「ヒィッ」と悲鳴を上げたことも気にせず、彼らは私の首根っこを掴みかかり叫ぶ。

  • 30前回からの続きです23/01/26(木) 18:12:29

    「やるわけ無いだろ! ウタが・・・おれたちの娘がよ!!!」

     私の首根っこを掴みながら泣き叫んでいた。
     気づいた。彼らは海賊だ。だがそれ以上にどうしようもなく彼らはウタの親だったのだ。
    「我慢するんだ・・・。あの子はおれたちが戦いで怪我するといつも泣くのを我慢するんだ! おれたちに心配かけたくないからって! おれが怪我した時には心配して後ろからついてくるんだ」
    「そんな子なんだぞ・・・。そんな優しい子が殺すわけないだろ。おれみたいな奴でも愛してくれるあの子がそんな事するわけ無いだろ!!!!」
    「お前以外にあの子を操ったやろうなんてどこにいる!!!」
     男はナイフを振り上げる。感情的に、激烈に。
     その時、私は思った。あぁこれは罰なんだと。
     伝統を軽んじ、トットムジカの伝承もただのおとぎ話だと思い込んでしまった私への愛ある罰なのだと。

    「いつも言っているだろ、カタギには手を出すなって」
     だがその刃物は私には届かず、赤髪の男、シャンクスの手のひらへと収まっていた。

  • 31二次元好きの匿名さん23/01/27(金) 01:12:50

    嗚呼…確かにありそうだなこんなやり取り…
    SS主すごいわやっぱ

  • 32二次元好きの匿名さん23/01/27(金) 06:57:11

    ほしゅ

  • 33二次元好きの匿名さん23/01/27(金) 18:35:28

    保守

  • 34二次元好きの匿名さん23/01/28(土) 03:17:00

    ほし

  • 35二次元好きの匿名さん23/01/28(土) 05:59:49

    どうなっちゃうのかドキドキしながら待機

  • 36スレ主(2代目)23/01/28(土) 06:23:29

    全く問題ないとは思うんだが23時まで出先で書き込めなくなるから、引き続き保守お願いします

  • 37二次元好きの匿名さん23/01/28(土) 14:13:25

  • 38二次元好きの匿名さん23/01/28(土) 21:51:57

    保守~

  • 39二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 06:44:26

  • 40二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 16:13:45

  • 41二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 22:20:57

    保守

  • 42二次元好きの匿名さん23/01/30(月) 06:47:09

    ほぴ

  • 43保守感謝です23/01/30(月) 18:02:32

    「シャンクス・・・!」
     赤髪海賊団の船長にしてウタの父親。そして彼の後ろにいるのは赤髪海賊団の幹部たち。
    「すまない、ゴードン。おれたちはあの化け物を止めることができなかったばかりか身内の恥を見せてしまったな。こいつへのケジメはおれがやっておくからこの場は収めてくれないか?」
     そういってシャンクスはただ静かに私に頭を深く下げる。彼らの頭であるシャンクスが私に謝罪した以上、私を殺そうとした男は手を引くしか道はなく、男は渋面になりながらも私の服から手を離した。
    「なぜだ・・・。シャンクス。彼の言う通り私があの子を利用したようにしか見えないぞ。それにトットムジカは!?」
    「あの化け物・・・トットムジカは自然消滅した。恐らくウタの体力に限界が来たからだろうと思っているが、合っているか?」
     私は気がついた。シャンクスの左腕にウタがしっかりと抱きかかえられていた。
    「トットムジカがいなくなったということはそういうことなのだろうだが・・・」
     私が言葉を続けようとした時、シャンクスは顔を横に振りはっきりといった。
    「ウタが能力者であることを知らせていなかったおれたちの失敗だ。あんたのせいじゃない。重ね重ねすまないことをした」
     再度シャンクスは頭を深く私に下げる。
     そんなこと、わかるわけがない。そもそもトットムジカは私ですら存在を知らなかった。
    「私は・・・!」
     私が言葉を紡ごうとした時、甲高い警報音と共に水平線から一台の軍艦が姿を表した。
    「海軍だ」
     この破壊と炎を別の島の者たちがみたのだろう。まっすぐに海軍の船がこちらに近づいてくる。
    「お頭、海軍が」
    「わかってる。言われなくてもわかってる」
     シャンクスは自らに言い聞かせるように語りながら、ウタを力強く抱き締めていた。

  • 44二次元好きの匿名さん23/01/31(火) 00:37:57

    つらい

  • 45二次元好きの匿名さん23/01/31(火) 07:10:51

    ほしゅ

  • 46二次元好きの匿名さん23/01/31(火) 18:09:15

    ほしゅ

  • 47二次元好きの匿名さん23/01/31(火) 23:17:03

    補完マジでたすかるわ
    ありがとうね

  • 48二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 06:49:03

    保~

  • 49二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 14:18:47

    あげ

  • 50二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 21:38:24

    保守するよ〜

  • 51二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 06:49:07

    保守する

  • 52二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 17:43:18

    ほし

  • 53二次元好きの匿名さん23/02/03(金) 01:04:32

    ほし

  • 54二次元好きの匿名さん23/02/03(金) 06:52:48

  • 55二次元好きの匿名さん23/02/03(金) 18:43:26

  • 56二次元好きの匿名さん23/02/04(土) 03:20:08

  • 57二次元好きの匿名さん23/02/04(土) 09:40:41

    ほし

  • 58二次元好きの匿名さん23/02/04(土) 19:39:04

    保守

  • 59二次元好きの匿名さん23/02/05(日) 01:54:34

  • 60二次元好きの匿名さん23/02/05(日) 07:28:02

    辛いなぁ…

  • 61二次元好きの匿名さん23/02/05(日) 17:39:51

    保守

  • 62二次元好きの匿名さん23/02/05(日) 21:34:25

    保守します

  • 63二次元好きの匿名さん23/02/06(月) 06:57:56

  • 64二次元好きの匿名さん23/02/06(月) 17:57:40

     彼の顔は見るからに苦悶に満ちていた。
     私は彼のことは多くは知らないがそれでも私にもわかることがある。
     ウタが犯罪者になることだ。
     まず間違いなくこの一件が露見すればウタは世界政府にとってもう一人の「悪魔の子」になることは間違いないないだろう。
     シャンクスは「海賊に育てられたら将来のウタにとっておれたちはいずれ邪魔になる」と言っていた。
     シャンクスは若くとも海賊たちの船長だ。だが同時にシャンクスはウタの親なのだ。
     シャンクスは私に謝罪していたが本当に謝るべきなのは私の方だ。
     トットムジカはエレジアの王たちが封印すべきだった化け物だった。
     彼らがどう言い訳をしようとも王であった私が祖先たちの忠告を胸に刻みこみ徹底した防音を施すべきだった。
     それを怠ったのは間違いなく我々の失敗だ。
     そう思えばこそ私はふとこんな提案を口に出した。
    「私が罪をかぶろう。エレジアが滅びたのは私のせいにするんだ。そして君たちはウタを連れていきなさい」

  • 65二次元好きの匿名さん23/02/07(火) 04:23:02

  • 66二次元好きの匿名さん23/02/07(火) 06:47:08

    保守

  • 67二次元好きの匿名さん23/02/07(火) 15:59:08

     彼は驚き、そして希望を見つけた子供のような表情をしていた。
     だがそれも一瞬のことで彼の表情は歪み、そして私から顔を背けてしまった。
    「いいや、おれたちだ。赤髪のシャンクスとその一味、赤髪海賊団がやった。ウタにはそう伝えてくれ」
     そう言って再び私達が顔を合わせたときにはすでに『ウタの親』ではなく、赤髪海賊団の『船長』としての姿がそこにあった。
    「あの子を置いていくつもりか?」
    「あいつの歌は最高なんだ。海軍に追われるおれたちが、その才能ごと囲っちまう訳にはいかない。あんたの手で最高の歌い手として育ててくれ」
    「なぜ私に託そうとする? 私と君たちはまだあって1日も経っていないというのに・・・!」
    「だからこそだ。たった1日にしか会っていないウタやおれたちのために罪をかぶろうと犠牲になろうとしてくれた。それだけで充分に信頼できる。・・・おれたちは海賊だからな」
     自嘲とも取れる言葉を聞き、私は理解した。彼のことは深くは知らないがそれでも彼の一端を理解した。
     理解したからこそ私は彼らの覚悟を尊重し、提案を受け入れたくなった。
     私は立ち上がり音楽の国の王として彼らに誓った。
    「承知した! エレジアの王ゴードンは音楽を愛していたすべての国民に誓おう。必ずウタを世界中を幸せにする最高の歌い手に育て上げる!」
     私の宣誓を聞き届けたシャンクスは少し笑っていた。
    「野郎ども! おれたちはウタとここで別れることにした!!」
     赤髪海賊団の船長、シャンクスがそういうと誰もが否とは言わなかった。
     シャンクスが船に向かって歩きだすと、クルーたちもそれに従って歩みはじめた。
     私は彼らが見えなくなるまで、シャンクスたちの背中を目で追っていた。

  • 68二次元好きの匿名さん23/02/07(火) 22:15:52

    待ってたぜ乙!!
    つ ら い

  • 69二次元好きの匿名さん23/02/08(水) 06:55:37

    しゅしゅ

  • 70二次元好きの匿名さん23/02/08(水) 17:29:50

    ホシュ

  • 71二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 02:12:53

  • 72二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 06:39:34

    辛いな

  • 73二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 17:04:37

    つら

  • 74二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 00:36:51

    保守

  • 75二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 06:47:16

    保保

  • 76二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 18:01:16

     私はシャンクスと会話してわかったことがある。それは彼らがウタの親であるということ。ウタを心の底から愛していること。
     そしてそれ以上に彼らはどうしようもなく海賊だった。
     彼らはシャンクスを選んだ。シャンクスは海賊でしか生きる道を知らなかったのだ。
     だから私はこう思ってしまった。もったいない、と。
     シャンクスの言う通りだ。ウタの歌声には罪がない。けれどもこのままでは世界政府と世間の無理解によって彼女の歌声は誰にも響かなくなるだろう。
     そう思えばこそ私は音楽を愛するものとして、ウタを育てることに決めたのだ。
     
    「それこそ私の思い上がりの始まりだった」
     私は混ぜた生地を熱したフライパンの上に丁寧に流し込んでいく。

  • 77二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 18:01:41

     告白しよう。私にとって12年間のウタとの生活は本当に楽しかったのだ。
     彼女といると私は王ではなく一人の音楽を愛する人間でいられた。
     一人の音楽家として彼女に音楽を教えることができた。
     それだけではなくウタが織りなす音楽は私の常識を覆し、一人の観客として私は彼女の才能に魅了され続けてきた。
     今までやったことのない炊事や洗濯も牧畜たちの世話、そういった雑事も彼女の音楽を思えば苦とも思えなかった。
     むしろ私にとっては常に新鮮で驚きと発見に満ち溢れていた。
     王としての仕事ははっきり言って義務であり責務だった。何千何万という国民のために奉仕することだった。
     それはとても尊い仕事なのだろう。とても偉大な仕事なのだろう。だが、私は常に息苦しかった。
     エレジアに生まれたことは誇らしいし、滅びた今でもエレジアを愛している。だが同時に王家の人間として生まれたことは私にとって鳥かごに生まれたことと同然だった。
     恨みはない。だが、常に息苦しさに満ちたあの玉座は私にとっても辛かった。
     反面、ウタとの生活は自由で快適ですらあった。好きなときに音楽に触れられ好きなときに音楽を作れ、ウタと話せば新たな知見が呼び起こされる。
     それにこのまま彼女が成長すればエレジアは復活できる。それどころか昔のエレジアを超えた新たなエレジアを作り出すことができる!

  • 78二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 23:56:52

    いいゴードンさんの解釈を見せて貰ってるわ
    神過ぎるでSS師よ

  • 79二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 11:21:56

    保守

  • 80二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 15:23:01

    ほし

  • 81二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 22:01:06

    保守

  • 82二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 08:54:43

    そうだよな
    自分のせいにしていいって言われたら一瞬揺らぐよ。あまりにも事が大きすぎた

  • 83二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 20:04:19

    保守

  • 84二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 07:15:33

  • 85二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 19:08:21

    保守

  • 86二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 07:01:18

    hosyu

  • 87二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 18:55:29

    保守

  • 88二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 18:58:57

    oh...

  • 89二次元好きの匿名さん23/02/15(水) 06:47:32

  • 90二次元好きの匿名さん23/02/15(水) 17:19:06

    保守

  • 91二次元好きの匿名さん23/02/15(水) 22:39:49

    ままならねえ
    ホントクソ楽譜のせいなんだよ全てはよう

  • 92二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 06:54:52

    しゅしゅ

  • 93二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 16:43:33

    ほほほ

  • 94二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 02:41:38

    保守

  • 95二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 07:00:41

    ほほほ

  • 96二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 17:50:41

    「私もウタにとっては鳥かごだったのだろう」
     私はフライパンからパンケーキを取り出し皿に何枚も重ねていく。

     だからある日、ウタが電伝虫を使って配信をしている姿を覗いて見て驚いた。
    「みんなー! ウタだよ!! 今日はリクエストに答えてカリーナさんの歌を歌うよ!!」
     ウタは笑っていた。満面と行かないまでも少し気の緩んだ笑顔をみせていた。
     振り返るとウタがあんな笑顔を見せたことは私達の共同生活の中で一度たりとてなかった。
     思い出す。ウタは私が音楽をやろうといえば笑顔で音楽を奏で、私がどんな料理を振る舞っても笑顔で食べ、私がウタを外にだすのを戸惑えば彼女は私の判断を笑顔で肯定した。
     思い出すたびに彼女の笑顔は常に私を気遣ったものばかりで、常に私のために笑ってくれていた笑顔だった。
     元々あれがウタにとっての処世術でもあったのだろう。シャンクスたちの船に乗るためには彼らの邪魔をしてはならない。
     ウタは無意識にそれを私にも実行したのだろう。思えばウタは私にとって心地の良い距離感を常に保ち続けていた。私が名前で読んでほしいと思った頃には名前で呼ぶようになり、私が知りたいと思った音楽のことには嫌な顔ひとつせず笑顔で応えていた。
     ある意味当たり前といえば当たり前の話だ。自分の身を守るためには相手の言うことを聞く。単純だが効果は絶大だ。
     現に私は彼女のお陰で好きな音楽に没頭し、王としての責務をー彼女を育てるという名目でーすっかりと忘れこの心地の良い生活に浸りきっていた。

  • 97二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 17:50:51

     その証拠にいまだ、エレジアはあの時のままでウタは世界一の歌手には程遠かった。本当にウタを歌手にするのを目指すならもっと建物を建て直すべきだった。だが私の青春を取り戻すことに集中したくてその事を後回しにした。ウタを世界一の歌手にするならコンサートを開くべきだった。だが私はウタも私と同様に音楽の技術を磨き上げれば満足をすると勝手に思いこんでいた。トットムジカの封印の方法を探るべきだった。だが私はその楽譜の素晴らしさとトットムジカへの恐怖から触らぬように机の中にしまい込んでいた。
     結局私も先代たちと何一つ変わっていなかったのだ。ウタという一人の人間を自分のためにその土地に縛り付ける一人の王だったのだ。
    「いいや、王と自分を呼ぶのも烏滸がましいのだろうな」
     私は凡人だ。何もかも中途半端なくせに全てこなせると思いこんでいた。ウタの歌を聞けばウタの心がわかると思いこんでいた。エレジアもいずれは復興させようと思っていただけだった。

  • 98二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 18:24:34

     そして凡人な私はウタの配信を見てやはり逃げた。彼女に何を言われるのかわからなくて、彼女が私に何を思っているのかわからなくて、ただズルズルと時間だけを引き伸ばしてしまった。

    『ありがとうね。ゴードン。……やっぱりシャンクスは許せない。……『復讐』、したいな……』

     だがそれも終わらせるべき時が来た。最初彼女のこの言葉を聞いた時私は心底恐怖を感じた。それほどまでに彼女の目はあの日の夜を連想させるほどの漆黒に染まっていた。

    『はーい! じゃぁパパッと食べて…ごちそうさまでした。 …ありがとうね、ゴードン』

     そして次に感じたのは後悔だった。また、彼女に愛想笑いをさせてしまったという後悔。

    「いつまでもあの子に頼ってばかりではいられない。まずは私が変わらなければ・・・」

     だからまずはあの子の好きなパンケーキを振る舞おう。

     もしかしたらただ単に私を気遣って好きだと言ってくれただけかもしれない。

     もしかしたら私のようにウタは私のことを内心怖がっていたのかもしれない。

     もしかしたら彼女は音楽がそこまで好きではなかったのかもしれない。

     それでも真実には向きわなければならない。

     仮にどれだけ罵詈雑言を言われてもどれだけ殴られようともウタと向き合おう。

     何事も手遅れだったということはないのだから。

     そう思い、私はパンケーキの皿を片手で持ちながらウタの部屋のドアを叩く。

    「ウタ、少し話があるんだがいいかな? ・・・ウタ?」

     耳を澄ますと中からなにやら音が聞こえた。誰かが怒鳴っているような声が・・・

    「大丈夫か!? ウタ!!」

     暴漢が入ったのかと思い咄嗟に扉をこじ開けた。


     そこにはピエロの化粧をした化け物がウタを取り込みゲラゲラゲラと笑い声を上げる姿がそこにあった。

     そして化け物は私に向かってこう言い放った。

                  『ありがとう』

     化け物ートットムジカは城の天井を突き破ったのだ。

  • 99二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 18:25:15

    「その衝撃と崩壊によって私は気を失った。これが私の知る事の顛末のすべてだ。助けてもらった身の上だが…頼む! あの子があまりにも不憫だ! ……ウタを救ってやってくれ! トットムジカから開放してやってくれ!!!」

     ゴードンは半狂乱になりながら涙を流しながら麦わら帽子の男に訴える。ゴードンは相手が誰かは気がついていない。怪我の後遺症で未だに目は見えていない。ただウタの安否のみを気にし助けてもらった誰かにすがっているだけだった

    「当たり前だろ」

     間を置かずに応えた男の名は『麦わらのルフィ』。彼もまた海賊であった。

  • 100二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 18:40:46

    更新来た〜!!

  • 101二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 21:36:23

    うぉおおお神SS師乙!!
    ありがとう待ってた!!
    なるほど保護されたのはそういう…ほへぇ

  • 102二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 07:20:04

    ほぴ

  • 103二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 18:16:46

    保守

  • 104二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 00:13:41

    つらみ…思い出せたのは良かったのかな
    事態が進展するなら良かったと言うべきか

  • 105二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 11:52:46

    保守

  • 106二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 22:06:54

    保守

  • 107二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 06:30:06

  • 108二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 15:11:36

  • 109二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 23:12:18

    保守

  • 110二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 08:15:40

    保守

  • 111二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 13:32:44

    ゴドーンさん視点の回想あんまし見ないから解像度の高さにビビり散らかした いつもあり

  • 112二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 13:32:57

    >>111

    がとうございます、が抜けました

  • 113二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 22:59:10

    保守

  • 114二次元好きの匿名さん23/02/22(水) 07:00:15

    ほぴ

  • 115二次元好きの匿名さん23/02/22(水) 18:16:18

    保守

  • 116二次元好きの匿名さん23/02/22(水) 23:26:18

    思い出せたけど、これからどうなるんだろうか

  • 117二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 07:17:20

    hosyu

  • 118二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 18:07:18

    ほひ

  • 119二次元好きの匿名さん23/02/24(金) 00:27:37

    ほしゅ

  • 120二次元好きの匿名さん23/02/24(金) 07:13:03

    hos

  • 121二次元好きの匿名さん23/02/24(金) 18:45:21

    保守

  • 122二次元好きの匿名さん23/02/25(土) 02:50:03

    保守

  • 123二次元好きの匿名さん23/02/25(土) 14:11:02

    保守

  • 124二次元好きの匿名さん23/02/25(土) 20:42:10

    保守

  • 125二次元好きの匿名さん23/02/26(日) 08:20:43

    保守

  • 126二次元好きの匿名さん23/02/26(日) 19:55:56

    保守

  • 127二次元好きの匿名さん23/02/27(月) 06:51:44

    しゅ

  • 128二次元好きの匿名さん23/02/27(月) 18:11:31

    保守

  • 129二次元好きの匿名さん23/02/27(月) 23:54:48

    保守保守

  • 130二次元好きの匿名さん23/02/28(火) 06:52:58

    ほしゅほしゅ

  • 131二次元好きの匿名さん23/02/28(火) 17:58:35

    保守

  • 132二次元好きの匿名さん23/02/28(火) 23:42:32

    ゴードンさん掘り下げはホント助かる
    ウタちゃんが救われますように

  • 133二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 07:06:02

    保守

  • 134二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 18:37:25

    保守

  • 135二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 23:19:58

    保守

  • 136二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 07:02:39

    ほっしゅ

  • 137二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 18:31:28

    保守

  • 138二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 00:41:25

    このウタちゃんの辿る顛末が気になって夜も眠れん
    幸せになって……

  • 139二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 07:06:47

    保守保守

  • 140二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 18:21:08

    保守

  • 141二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 18:32:08

    すいません現在仕事忙しいのと展開煮詰まっています申し訳ございません

  • 142二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 02:40:46

    保守

  • 143二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 09:09:39

    維持

  • 144二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 10:10:45

    気にせんでいいぞ神SS師
    いつまでも待てるから

  • 145二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 20:19:25

    待つよ

  • 146二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 07:37:28

    ほし

  • 147二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 19:17:34

    保守

  • 148二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 00:01:08

    ここでトットムジカ解放しちゃったから海軍に追われてるのねウタちゃん

  • 149二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 06:48:56

    守守

  • 150二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 18:05:43

    待つ

  • 151二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 05:22:59

    待ち

  • 152二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 06:44:51

  • 153二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 10:04:18

    頑張ってSS師

  • 154二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 20:32:42

    保守

  • 155二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 23:16:47

    ゆっくりでええんやで

  • 156二次元好きの匿名さん23/03/08(水) 06:55:40

    待ち

  • 157二次元好きの匿名さん23/03/08(水) 18:28:34

    保守

  • 158二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 05:26:41

    保守         

  • 159二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 14:21:20

    待つ

  • 160二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 23:30:52

    待ちます

  • 161二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 07:04:50

    しゅしゅ

  • 162二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 18:08:18

    待ってるよ

  • 163二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 01:01:31

  • 164二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 11:47:11

    待つ

  • 165二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 21:33:19

  • 166二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 03:39:24

    またーり待機

  • 167二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 11:16:43

    マダー?

  • 168二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 19:23:09

    急かしたらアカン…読ませて貰ってる立場だから…

  • 169二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 06:27:11

    待つ

  • 170二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 12:58:39

  • 171二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 22:56:32

    待ち

  • 172二次元好きの匿名さん23/03/14(火) 06:49:04

  • 173二次元好きの匿名さん23/03/14(火) 18:13:43

    待つ

  • 174二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 00:49:28

    保守

  • 175二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 06:04:40

      潮風が吹き、私の頬を撫でる。
    「・・・ん。ここは・・・?」
     私は目を覚ましあたりを見渡すとどうやら私は船の上にいることに気がついた。私のよく知っている船だ。
     船の名前はレッドフォース号。私が最も知っている船。
    「あれ・・・なんで・・・?」
     目をこすり頭が冴えわたるように大きく息を吸う。風は潮の味がした。
    「たしか、シャンクスたちに歌を披露してそれで・・・」
     私はさっきまでルフィたちの船に乗っていたはずだ。なにより12年前シャンクスたちは私を守るために置いていったはずだ。
     ・・・12年前?
     私は自分の服を確認する。この服はベックがおしゃれのためにと買ってくれた新作のワンピースだ。ヘッドホンを確認する。このヘッドホンはシャンクスとパンクが去年私にお誕生日にとくれたものだ。隣を確認するとそこには大きなテディベアがあった。
     私がお店のテディベアを欲しがってたら、シャンクスはそれを見るなり嫌そうな顔をしていた。私はそこで諦めたんだけど、その次の日には真顔のシャンクスがお店のより大きなテディベアを片手で抱えながら帰ってきてくれた。その光景がなんだかおかしくて私もみんなも大笑いしてた。
     よく覚えている。だってこの事が起こったのはつい先日のことだ。
    「てことは・・・夢?」
     勢いよく私はテディベアの体に大の字で身を沈める。
    「あーーーー!! 夢かーーーーー!! びっくりした!!」
     それにしてもなんて馬鹿な夢を見たんだろう。
    「あり得るわけないよね。シャンクスが私を置いていくなんて私はちゃんとシャンクスに一緒にいたいって言ったし」
     そしたらシャンクスも「勿論だ」って答えてくれた。シャンクスはこういうことで嘘をついたりしない。それに嘘ついてたらベックは絶対怒るし、ルウはメシ抜きっていうだろうし、ヤソップは狙撃してくれるし、ライムとホンゴウさんはボコボコにしてくれるだろう。
    「大体私は赤髪海賊団の音楽家だしね。仲間は見捨てないってガブも言ってたし」
     私は転がりながら鼻歌を奏でる。さっきの夢を題材に新しい音楽を作ろうかな。でもちょっと暗いなー。
    「スネイクは宴用の音楽が好きだしねー。あっそうだパンチとモンスターに相談しよう! けってー!」
     そう言って私は立ち上がり甲板から出ようと出入り口に向かおうとした。するとちょうどシャンクスが出入り口から入ってきた。

  • 176二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 06:06:23

    「あっ! シャンクス!! ねぇ聞いてよシャンクス、私さっき変な夢見たんだ! 変な夢だったんだけど歌に使えそうじゃないかなって思っててねシャンクスはどう思う?」
     シャンクスは私の問いに答えずただ出入り口の前を陣取るようにただ立っているだけだった。
    「あれ、シャンクス? どうしたの?」
     いつも吹いている潮風が止んだような気がした。
    「ウタ、お前はあれからどれだけ人を殺したんだ?」
    「シャンクス・・・?」
     シャンクスの表情は帽子に隠れて見えない。
    「すまなかった。おれはあそこでお前を置いていくべきじゃなかった」
    「な、何言ってるの?」
     私はつい後ずさる。今のシャンクスは怖い。
    「おれはあそこでお前を殺しておくべきだったんだ」
    「・・・・・・え? きゃっ!?」
     気がつくと船はなくあたりは闇一面に覆われていた。
     それだけじゃない。地面から大量の手が湧き出て私を引きずり込もうとする。
     私は自分の服を確認する。病人が切るような白衣だ。ヘッドホンを確認する。これは自分で作ったものだ。
     夢じゃない。あれは現実だ。そして今この瞬間こそが私の夢。そしてこれから現実に戻されようとしている。
     もう一つの現実、ウタワールドに。
     シャンクスは既に私に背を向け歩き始めている。
     結局私はどこまでいっても中途半端だった。海賊になるには私は海賊のことを理解していなかった。カタギになるには海賊であることにこだわりすぎた。感情を殺そうとしてもダメ。ちょっと優しくされると心が開いてしまう。
     その中途半端がこのザマだ。私の感情が動いたせいでトットムジカが動き出し始めた。次はもう止めることができるのかわからない。
    「ねぇ、シャンクス。ごめんね」

  • 177二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 16:53:39

    続きありがとうございます

  • 178二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 23:26:35

    続きだ!!ありがとうSS主…本当にありがとう!

  • 179二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 06:42:18

  • 180二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 17:10:03

    うわぁ…お辛い

  • 181二次元好きの匿名さん23/03/17(金) 00:18:37

    夜の保守

  • 182二次元好きの匿名さん23/03/17(金) 06:56:39

    保保

  • 183二次元好きの匿名さん23/03/17(金) 08:07:34

    またもやトットムジカが…頑張れルフィ!一味の皆!

  • 184二次元好きの匿名さん23/03/17(金) 19:09:45

    夢の中でもせめられてるのお辛い
    解放されてほしい

  • 185二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 05:57:57

    一味に話すことで少しでも和らげば

  • 186二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 12:19:53

    保守させてもらいやす

  • 187スレ主23/03/18(土) 19:32:57

    明日位に次スレ立てますわ
    ゆっくりでも更新してくれる神SS師に感謝

  • 188二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 00:37:52

    保守

  • 189スレ主23/03/19(日) 08:27:07
  • 190二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 08:27:46

    という訳で此方は埋めます
    うめ

  • 191二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 08:30:01

    うめめ

  • 192二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 08:30:46

    そろそろ起承転結の転に入ったのかな?
    楽しみ
    無理はしないでね神SS師

  • 193二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 08:33:52

    遂に全てを思い出したウタ
    そして動き出した心と連動して
    トットムジカも再び目覚める…

  • 194二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 08:34:02

    たておつ

  • 195二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 08:35:34

    ルフィ達はトットムジカに対抗出来るのか
    果たして彼女の心は救われるのか
    シャンクスや赤髪海賊団とは会えるのか

  • 196二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 08:36:11

    胸が痛い…ウタちゃん救われてくれ

  • 197二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 08:36:51

    ウタちゃんや回りの皆がどうか幸せを掴めます様に

  • 198二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 08:37:44

    また笑顔で歌えますように

  • 199二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 08:38:33

    wktkまたーり待ってる

  • 200二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 08:39:22

オススメ

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