- 1二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 08:12:22
これまでの話はこちらから!
VIP・ざ・ろっく!|あにまん掲示板登場人物主人公:入速出 やる夫 今作の主人公。クラスメートのひとりに一目惚れしたのを機にロックへの道を進んでゆく。 美筆 やらない夫 やる夫の親友。博覧強記であり、大抵のことなら何でも答えてくれる。ス…bbs.animanch.comVIP・ざ・ろっく!第二話|あにまん掲示板前回の話はこちらから!https://bbs.animanch.com/board/1504276/bbs.animanch.comVIP・ざ・ろっく!第三話|あにまん掲示板一話と二話はこちらから!https://bbs.animanch.com/board/1504276/https://bbs.animanch.com/board/1519481/bbs.animanch.comVIP・ざ・ろっく!第4話|あにまん掲示板これまでの話はこちらから!https://bbs.animanch.com/board/1504276/https://bbs.animanch.com/board/1519481/https://b…bbs.animanch.com - 2二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 08:16:35
―それから二週間後
やらない夫「よう、やる夫。ギターの練習の調子はどうだ?」
やる夫「思ったより上手くできるようになってきたお。2週間前まではコードとかさっぱりだったけれど、今ではちゃ
んと覚えることができたお!今はカントリーロードを練習しているお!」
やらない夫「そうか。いつか俺にも聴かせてくれよ。」
やる夫「当たり前だお!」
虹夏「おーい、やる夫君とやらない夫くーん!」
やらない夫「虹夏さんだろ。」
やる夫「えらい大量の食材やエナドリを抱えているお。手伝いますお。」
やらない夫「お疲れ様ですだろ。俺も代わりに持つだろ。」
虹夏「ありがとー!いやー、重くてちょっと疲れていたんだ。」
やる夫「いえいえ、頼みたいことがあれば何でも頼んでくださいお。」
やらない夫「それにこういう力仕事は俺たちの役目ですだろ、JK。」
山田「あ、虹夏。男二人侍らせてどうしたの。ヒューヒュー。」
虹夏「違うってば、リョウ!もー...。」
やるやら「「あはは...。」」
―Starry
虹夏「たっだいまー!!」
山田「風呂、飯、布団!!」
喜多「先輩方、おかえりなさ~い。」
ぼっち「あ・・おかえりなさい。まだ晩御飯には早いと思います・・・。」
やる夫「やらない夫、そういや今日は何をするんだお?」
やらない夫「そういや言われてないだろ。店長、今日ライブの予定とかありましたっけ?」
星歌「あ~、今日は何もねえぞ。練習でもしてこい。あと虹夏...」
虹夏「何―?」
星歌「明日、誕生日だったろ?すまん、行かなきゃならん用事ができた。」
虹夏「えっ..。けどお姉ちゃん、明日は用事ないって..。」
星歌「できたんだよ。だから無理になったって・・」
虹夏「けど・・」
星歌「あぁもう、お前ももう子供じゃないんだからわかってくれよ。だから行けなくなったって何度言えば・・・」 - 3二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 08:20:08
(グスッ)
虹夏「お姉ちゃんのバカ!もう知らない!洗濯物も干してやらないし、朝起こしてもやらないからー!」(ガタガタガタ、バン!!)←ドアが閉まる音
星歌「あっ・・ちょっ・・!」
やる夫「虹夏さんがいきなり出ていったお・・。」
やらない夫「店長って意外とずぼらだったんだな...。って違うだろ」
ぼ喜多「「あばばばば」」
やる夫「二人とも顔面崩壊してるお」
やらない夫「そりゃそうだろ、修羅場的に考えて...。」
山田「取り敢えず練習するよ。」
喜多「えっ。伊地知先輩は構わないんで・・・。」
山田「安心して。六時には多分帰ってくる。」
やらない夫(そうかな...そう?)
やる夫「やる夫も練習するかお・・・。今日でカントリーロードを間違えずに弾けるようになるお!」
―練習部屋
ぼっち「…」
喜多「…」
山田「…」
ドラム(シーン)
やる夫「~♪ ジャン!よし!間違えずに弾けた・・・お・・。」
やらない夫「良かった・・な、おめでと・・う。」
喜多「もう6時まわって7時になりましたね...。」
ぼっち「そろそろもう・・探しに行かないと・・・まずいんじゃ。」
山田「ここまで帰らないとは思わなかった。ロインの返信も来ない。いるとしたら・・。」
やる夫「もう居ても立ってもいられないお!やる夫だけでも探しに行くお!」(ガチャ!ドン!)
やらない夫「あ!待て!!…」 - 4二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 08:21:02
やる夫(四人揃ってこその結束バンドなんだお!やる夫は人と離れ離れになるのは嫌なんだお!)
PAさん「ちょっと待ってくださーい。」(スッ)
やる夫「あ、PAさん..。今から虹夏さんを探しに行くんですお。ン?これは・・、分かりましたお。」
PAさん「気をつけてくださいね―。」
やる夫「ありがとうございますお。それでは・・。」
星歌「・・・(グイッ)。ヒクッ。」
PAさん「店長、あのことは言わないでいいんですか?」
星歌「まーたやっちまったよ。母さんにもいわれていたのに・・・。」
PAさん「そう普段は強がってはすぐ泣きますね。そういうところ、虹夏さんに似ていますよ。」
星歌「あーもう、わかってんだよ...。(虹夏・・・)」 - 5二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 08:22:18
―公園
やる夫「ここがPAさんが地図で教えてくれた公園かお。虹夏さんは・・。あ・・。」
虹夏「あ、やる夫君・・・。」
ピー、ガチャン、ゴトン。
やる夫「缶コーヒーですお。」
虹夏「ありがとう(ズズー)。あの・・、みんなはどんな感じ?」
やる夫「普通に練習していましたお。ただ、皆なんか物憂げな感じでしたお。」
虹夏「そっか・・。ねぇ、やる夫君。」
やる夫「はい?」
虹夏「Starryのバイト、楽しい?」
やる夫「楽しいですお!いい人ばかりで、しかもいろんなバンドのライブを仕事がてらに聞けますし、何より一度は諦めてたギターも弾けるようになったんですお!今日だってカントリーロードを楽譜通りに・・・。」
虹夏「カントリーロード?」
やる夫「どうかしましたかお?」
虹夏「・・・私、その曲あまり好きじゃないの。なんか悲しくて…。」
やる夫「分かりますお。確かに物悲しい曲ですお。」
虹夏「それに時々聴いてると不安になるんだ。皆無理してないかなって。」
やる夫「無理?」
虹夏「本当は別のことをしたいんじゃないか、本当はバンドが嫌なんじゃないか、無理に私の夢に付き合わせているんじゃないかって。」
やる夫「夢、ですかお。」
虹夏「言っていいかな?私のお姉ちゃんね、昔バンドをやってて、それに憧れてバンドをやりたいと思ったの。」
やる夫「店長もバンドやってたんですかお。」
虹夏「そんな私をお姉ちゃんは見ててね、バンドを辞めてまで、このStarryを建ててくれたんだと思うんだ。だから、私の夢はね―」
…
やる夫「いい夢じゃないですかお。皆わかってくれますお。」
虹夏「けどお姉ちゃんと我儘な喧嘩して勝手に出ていったし、皆やっぱり呆れて怒るんじゃ・・・。」
やる夫「話せば分かってくれますお!あ、もしもしやらない夫―?」 - 6二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 08:23:40
―Starry
虹夏「皆、本当にごめんなさい!勝手に喧嘩して出ていってしまって迷惑かけて...」
リョウ「大丈夫。虹夏が無事で良かった。」
喜多「はあぁ~。良かった無事で。怖かったんですよ!ドラムの音が聞こえないの!」
ぼっち「あ、虹夏ちゃん。無事で・・安心しました。」
やらない夫「無事で良かっただろ。この3時間位冷や汗が止まらなかっただろ。」
星歌「虹夏・・」
虹夏「あ・・お姉ちゃん。さっきは無理言ってごめんなさい。その、怒ってるよね?」
星歌「ああ、怒ってるよ。勝手に喧嘩して出ていくわメンバーをほっぽいておくわ...」
虹夏「ごめんなさい…。」
星歌「まぁ、いいんだ。私もきつく言い過ぎた。あと、急に予定が変わって明日の誕生日は行けるようになったよ。」
虹夏「え、ホント!やった―!」
喜多「よかった―。丸く収まって。」
やる夫「ほんと良かったですお。あぁ、安心した...。」
ぼっち「やる夫くん・・。お疲れ様です。」
やらない夫「ほんとお疲れだったろ、やる夫。ほれお礼のコーラだ。」
山田「やる夫、よくやった。褒めてつかわす。」
やる夫「へへーっ、有難きお褒めの言葉恐悦至極...。ってなにやらすんですかお。」
虹夏「みんな本当に迷惑かけてごめんね。あのー、無理だったらいいんだけど、明日の誕生日会お詫びも兼ねてなんだけど、来てくれるかな?やっぱ虫が良すぎるかな..?」
ぼっち「あ・・。私はいけます。」
山田「飯が食えるならいいよ。」
喜多「モチのロンですよ、伊地知先輩!」
やらない夫「当たり前だろ。仲間的に考えて。」
やる夫「やる夫もモチのロンですお!これまで練習してきたカントリーロードを披露しますお!」
虹夏「皆、ありがとー!じゃ、今日はもう遅いからまた明日ね!」
やる夫「また明日ですお!」バイバーイ - 7二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 08:24:27
- 8二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 08:26:02
- 9二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 08:35:05
個人的には、虹夏ちゃんの誕生日は初夏だと思っております。と思って書いたあとに調べてみたら、初夏の5月29日でしたね。図らずとも予想が当たりました。初夏の季節は、暑さがしつこくなくて基本的に涼やかなのが最高です。
- 10二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 08:42:34
あと書いてて困ったのが、喧嘩の動機づけでした。最初は、冷蔵庫のアイスを間違って食われたのつもりでした。ですがそれで脱走するほどの喧嘩をするのはありえない話です。子供ならまだしももう高校生です。なので、あの下北沢の大天使が脱走するほどの出来事とはなにか?あるとしたら、家族関係ではないかと思いました。
- 11二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 09:08:53
あと虹夏ちゃんの夢を直に聞いて知っているのは、今のところはやる夫と星歌さんくらいです。最終的にはぼっちちゃんも知ることになるわけですが…。山田は何となく察しています。そういや喜多ちゃんは知っているんだろうか…?
- 12二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 09:22:56
後、歳を取るとどうしても色んな事に涙もろくなります。人が死ぬのも辛いし、ニュースを見ても辛いし、廃墟を見るのも辛くなる。5巻を読んだのですが、過去編を読んで思わずグッと来るところがありました。やっぱ嫌だよ…、あまり話せないまま家族と今生の別れになるのは。
- 13二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 09:27:02
忘れがちなんですけど、もうすぐ虹夏ちゃんと山田は高校を卒業するんですよね。これから結束バンドはどうなるんでしょう…。以上、おしまい。
- 14二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 11:20:00
- 15二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 11:20:29
- 16二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 12:17:17
質問とか感想がありましたらどしどし書き込んでください。励みになります。
- 17二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 12:18:20
ぼざろ以外の版権キャラとかokなの?
- 18二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 12:28:48
- 19二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 12:31:54
- 20二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 12:57:25
- 21二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 13:17:37
シェルターとか狐板でやればいいのに