12話後、保護され若干回復するもフラッシュバックして寝れないグエル

  • 1二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 21:44:50

    目をつぶるとやっぱり父さんのことを考えて苦しい。正気を失ってたとき、かなりラウダに迷惑をかけてしまったし、第一ラウダから父さんを奪った俺がこれ以上時間を奪って手間を煩わせたくない。体力の減少=精神の衰弱に等しい、と医者も行っていたし、寝れない日が続くのも良くないな。なぜか処方された睡眠薬は効かないし、どうやって眠ろうか?


    dice1d2=2 (2)


    1 目をひたすらに瞑って耐えるしかない

    2 外に出て走ったら体力がなくなって寝れるかも

  • 2二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 21:56:06

    お医者様(精神科)かカウンセラーはいらっしゃいませんかー!?

  • 3二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 21:56:39
  • 4二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 22:19:05

    体拭いたり、ご飯食べる以外ほぼ横になって本読むかぼーっとしてるだけの生活してたら寝られるものも寝られないよな、何もしてないんだから。体を動かそう。
    クローゼットの下に置かれた外靴を取り出して、着替えはなかったから寝間着のまま廊下に飛び出す。人気を全く感じなかった。そういえば「ここの階は貸し切ってるよ。けど、何かあったら人はすぐ来るようになってるから困ったことがあったら連絡してね」とラウダが言っていた気がする。

    あまり覚えていなくて申し訳ないが、正気を失っていたときの俺は弟であるラウダすら怖がって、人が近づくとそれはそれはワンワン泣いたらしい。それでの仕方なくの対処として、コレか。

  • 5二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 22:23:52

    閃光のグエルだけは勘弁な!

  • 6二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 22:24:13

    >>3

    その人はアカン

  • 7二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 22:25:47

    すでにやばい雰囲気が漂ってる気がする

  • 8二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 22:29:12

    >>5

    閃ハサやっているのでマフティーと化すグエルなのかもしれない

  • 9二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 22:35:50

    筋肉がだいぶ落ちてそうだねグエルくん…お労しいね…

  • 10二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 22:59:45

    このレスは削除されています

  • 11二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 23:00:26

    フラッと自殺する躁鬱の躁じゃん!

  • 12二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 23:02:06

    手間をかけさせて申し訳ないな。さて、階段を降りてロビーから外に出るか、非常口から出るか。それともこのフロアを散歩するか。うーん、ここは電気が最小限で薄暗いし、dice1d2=2 (2)


    1ロビーまで階段を下るよ

    2非常口から出るよ

  • 13二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 23:45:52

    このレスは削除されています

  • 14二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 23:46:39

    ロビーは人がいるだろうし、軽く外出るぐらいなら非常階段彷徨くぐらいで事足りるだろう、体力も落ちているだろうから階段の昇り降りでも疲れるはずだし。


    緑色ライトが光る方向に足を進める、非常口には鍵が、dice1d2=2 (2)


    1かかっていなかった

    2かかっていた

  • 15二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 23:50:01

    あららー

  • 16二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 23:55:22

    設定めちゃくちゃ好きです

  • 17二次元好きの匿名さん23/01/30(月) 00:14:40

    非常口に鍵がかかってるって、安全的にどうなんだ? なんどかガチャガチャとドアノブを回していると、いきなり扉が開いて体が非常階段に放り出される。慌てて柵をぎゅっと掴んだ、が、高さ的には2階ぐらいだった、なんだ、そんなに高くなかったのか。 安全装置があったのか?あのレベルで開くならなくてもいいような鍵な気がするが。

    久しぶりに出た外は、なんだかひんやりしているような気がした。部屋は適温より少し暖かいぐらいで設定されていたのが原因だと思う。

    歩いただけでも、カンカン、と音が響く階段を下って、アスファルトを踏みしめる。たったそれだけなのに、なんだかどっと疲れた気分だ。

  • 18二次元好きの匿名さん23/01/30(月) 08:48:26

    雰囲気好き

  • 19二次元好きの匿名さん23/01/30(月) 12:26:29

    トイレに行くときにスリッパを履くぐらいだったから、靴で足が締め付けられる感覚も久しぶりだな。空を見るのも、なんなら階段を降りることすら。久しぶりばかりだ。 足に力が入る。意識がある時間が長いと頭が自罰でいっぱいいっぱいになる。あまりよくないことだとは理解しているが、考えないことは難しい。地面を蹴った。風が吹く、先と変わらない少しひんやりした風が俺を包む。妙な心地よさがあった。久しぶりに動かされた体は悲鳴を上げて、全身が痛かった。すぐに息が切れて苦しいのに、苦しさに頭が支配されるのがとても楽に感じて、咳をしながら我武者羅に体を動かした。 ヒュ、ヒュ、と体の中で鳴る音が鬱陶しい。

  • 20二次元好きの匿名さん23/01/30(月) 17:31:22

    保守

  • 21二次元好きの匿名さん23/01/30(月) 19:45:28

    このレスは削除されています

  • 22二次元好きの匿名さん23/01/30(月) 19:46:01

    ヒュ、ヒュー、となる音がやかましくて、それを振り払うように体に力を入れると、当然ながら音はでかくなるばかりだった。

    子供の頃、父さんに殴られて痛すぎて涙が止まらなかったときもこんな感じの音がなっていた気がする。泣いている自分の声が他人のもののように聞こえて、この、呼吸音だけが嫌に目立っていたのを覚えている。足が止まる、はっ、として注目していなかった景色に目をずらすと、そのまま視点が落ちた。

    足が動かない、そりゃそうだ。俺は何もしてなかったんだもの。急に動いたらそうなる。火を見るよりも明らかだ。

    どうしようか、このまま戻れなかったらラウダに迷惑がかかる。というか、もうかかっているかもしれない。 幸いなことに、体の痛みは感じなくて、呼吸が苦しいのはそうだったけど、ひんやりした地面と風が本当に心地良くて、寝る前の平衡感覚がなくなって体が浮いているような久しい感覚を得た。

    暫くそのまま微睡んでいるとローファーが床を蹴る音が聞こえて、次の瞬間に息を呑む音がしたと思ったら、背中を擦られた。


    「兄さん!dice1d3=1 (1) 」


    1 大丈夫?苦しくない?苦しいよね、動ける?

    2 良かった、生きてる、良かった

    3 どこに行かないって言ってたよね、怖いよ、兄さん。

  • 23二次元好きの匿名さん23/01/30(月) 19:48:18

    なんか一発で上手くダイスふれなくて消したりしてるよ~見づらくてごめんね~ 文章長くなっちゃうから短くするように気をつけるよ~ 次の文ぐらいから多分頻繁にダイスふるよ~

  • 24二次元好きの匿名さん23/01/30(月) 19:51:04

    このままだとちょっとマシなハサウェイルート入りそうだな……

  • 25二次元好きの匿名さん23/01/30(月) 19:58:25

    精神状態ボロボロな筈なのに思考が冷静なのが不安で良い
    だもの、って言うのも好きです

  • 26二次元好きの匿名さん23/01/30(月) 23:48:18

    保守

  • 27二次元好きの匿名さん23/01/30(月) 23:54:23

    >>24

    テロはハサウェイよりやる可能性はすくなさそうだから

  • 28二次元好きの匿名さん23/01/31(火) 00:09:03

    「いや、大丈夫だ。寝れなくて、外に出て疲れたら寝れるかと思って」


    よくよく考えてみれば体力を著しく低下させたあとの睡眠は気絶と同じだな。気絶でも寝られるならいいのか? わからない。


    「心配したんだよ。部屋にいないし、非常口鍵空いてるし、遠慮しないで呼んでよ。」


    「あー、すまん、ほんとに、ちょっと外に出たかっただけなんだ。」


    dice1d2=1 (1)

    1ラウダはなんで俺がいないことにすぐ気づいたんだ?

    2今にも泣きそうな表情しているのに、冷たい視線に少し恐怖を感じた

  • 29二次元好きの匿名さん23/01/31(火) 00:09:04

    体力なくなっちゃった兄さんかわいい

  • 30二次元好きの匿名さん23/01/31(火) 08:49:23

    兄さんの状態考えるとGPSつけてても妥当

  • 31二次元好きの匿名さん23/01/31(火) 11:02:38

    保守

  • 32二次元好きの匿名さん23/01/31(火) 17:38:52

    ほしゅ

  • 33二次元好きの匿名さん23/01/31(火) 21:18:33

    ほしゅ!

  • 34二次元好きの匿名さん23/01/31(火) 23:14:51

    「兄さんがいる部屋のドアノブには温感センサーがついてて、人肌が握って動かすとわかるようになってるんだ。こんな時間に誰か来るわけないし、兄さんが外に一人で行っちゃったのかもしれないと思って、…心配で、案の定兄さんはいないし、非常口は空いてるし、…ねえ、本当に心配したんだよ、無事で良かった」


    俺が外に出たせいで、余計な心配かけ夜中に走らされているラウダが不憫で、可哀想でしようがなかった。俺に縛られてる。ごめんな、俺のせいだ。


    「ねえ、外に出たかったなら日中にしよう? 人がいないようにするし、あ、それとも夜が良かった? この時間は少し厳しいけど、もう少し前の時間なら出られるよ。一緒に歩こう? そうだよね、ずっとあんな部屋にいたら気が参るよね、ごめんね。ごめんなさい、兄さん。」


    ラウダは最近、こんな感じになる。前、俺が平常だったときもたまにあったけど。あのときは早く言葉を返すことができたからたまたまならなかっただけかもしれない。

    俺は、これがあまり嫌いじゃなかった。質問を投げかけられて、俺の遅くて愚鈍な言葉が出るより前に、ラウダが埋める。

    なんだか思考の一部を奪われているような気がして、恐ろしくもあったけど、嫌いじゃなかった。 


    「帰ろう? あ、立てないよね。肩に体重かけていいからね、無理しないで」


    「…わるい、」


    「ううん、兄さんが外に出たいと思ってくれたこと、嬉しいから」


    dice1d2=2 (2)


    1はにかんでいるような声の弟の顔は何も見えなかった。


    2弟の優しい言葉に、また申し訳なくなって視線を落とした

  • 35二次元好きの匿名さん23/01/31(火) 23:17:57

    待ってました!めちゃくちゃ好きです( ; ; )

  • 36二次元好きの匿名さん23/01/31(火) 23:43:13

    保守とかお褒めの言葉とかめちゃくちゃ嬉しいです~ 掲示板中毒なので別のスレで書いてたりして比較的進行がゆっくりになりますが気長に見ていただければと思います~

  • 37二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 00:21:39

    「ふふ、兄さんが暖かくて変。懐かしいね、笑っちゃってごめんね、ふ、ごめんなさい、」

    「また、体一緒に動かそうね。筋トレ…は早いか。リハビリとか補助するよ。したいから、させてね」

    カンカン音の階段はマジマジと見るとすごく薄っぺらくて二人で乗っかっていいのかと不安になった。大丈夫に決まっていることぐらいわかっている。

    「心配したけど、なんかめちゃくちゃ楽しいや。兄さんが外に出たいと思ってくれたことたことが嬉しい。良かった、兄さん」

    「…すまん」

    「謝らないでよ。大丈夫だから。一人でどこかに行かないでね。」

    ラウダの肩に乗せた手が握り直される、引っ張り上げられて、階段を登る。カン、カン、ゆっくり、ゆっくりと、

    「本、読み終わった? 内容はいってくるようになった?」

    「最近は読めるようになってきた」

    「そうなの?良かったね、主人公、兄さんに似てる」

    「俺はライバルが好きだな」

    「珍しいね、いつも主人公が好きなのに」

    「はは、俺も変わるよ。」

    強張った体が、柔らかい言葉で溶けていく。なんというか、最高。そう、最高だ。
    久しぶりにドクンドクンとうるさい心臓の音がちらつかなくて、本を読まなくても苦しい思考に頭を取られなくて、最高。今ならなんだってできるかも、本気でそう思える。

  • 38二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 03:40:10

    保守

  • 39二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 04:16:09

    めっちゃ描写細かくて繊細で好き

  • 40二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 08:57:07

    文体がすごく好きです

  • 41二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 12:46:11

    ほしゅ

  • 42二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 19:38:51

    ほしゅ スレ主他にどんなの書いてるんだろう、気になるな

  • 43二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 19:57:17

    「髪、伸びたね。切る? なんか、前髪分けてるの新鮮、邪魔じゃない?」


    「鬱陶しそうに見えるか? 走ってるときは邪魔だったな」


    「ちょっとね、兄さん元々髪は長かったけど、顔周りに髪の毛なかったし、縛ろうか?」


    「…自分でやる」


    登りきって、硬い床からカーペットに地面が移り変わり、踏みしめたとき足が沈む。ラウダの肩に乗せた腕をおろして、一人で歩く。さっきまでなかったはずの体の疲れは、正常に俺の体を痛めつけていた。


    「大丈夫?」


    「これぐらい歩ける。ありがとう」


    dice1d2=1 (1)

    1振り向いてラウダの方を見て微笑む

    2重たい足を動かして部屋まで戻る。

  • 44二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 20:03:28

    良かったねラウダ

  • 45二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 20:33:17

    ジェターク兄弟愛しい…

  • 46二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 20:41:50

    「当たり前だよ」

    細められた目が合う、奥にあるブラウンの瞳がじっと、じーっと見ている。似ている、と思う。視線が揺れて、瞳が閉じられる。再度開かれた赤銅に影が入っているのを見て、あ、俺のせいだ、これは。覚えていないから、わからないけど。きっと。直感的にそう思った。


    「…dice1d2=2 (2)

    1 ごめんね

    2 どうかした?

  • 47二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 20:47:28

    >>42

    別のスレ読んでるときにこいつこんな文章書いてこんなこと考えてんのか…と思われるのが恥ずかしいのでアレだけど、原作ぐらいかそれ以上のブラコンラウダを信仰しているので、別のスレではそこそこに変なブラコンラウダの話を書いてます。 このスレはそこまでブラコンじゃないかも

  • 48二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 21:32:49

    「…どうかした?」

    「なんでもない」

    「いこう、疲れたでしょ」

    背中を押されるような形で、部屋に戻る。
    本と、布団。机の上に置かれた桶に、クローゼットに…、いつもと変わらない。俺の体を拘束されるために使われていたであろうベルトを見ると、胸がざわざわする苦しさがあった。この部屋は嫌いだ。

    「今日はもう帰るね。ゆっくり休んで」

    「おやすみ、ありがとな」

    ラウダがドアを静かにしめて、部屋に静寂が訪れる。時計を壊してしまったから時間がわからない。さっきまで上がっていた体温が急に下がって、鳩尾がギューッと痛くなる。不安だ、不安。

    嫌ってほしい、と思う。嫌ってくれたら悲しいけど、ラウダにとってそっちのほうが生きやすいはずだ。きっと、俺は怖がっている。お前に嫌われることも、軽蔑されることも。嫌われるべきことも、軽蔑されるべきこともしてしまったから、きっと。
    傲慢だ、横柄だ、不遜だ。嫌いにならないから、甘えている。苦しい、バカ。バカだ。

  • 49二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 22:24:03

    異常なブラコンラウダも本編程度のブラコンラウダも両方大好きです

  • 50二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 22:25:14

    全然ダイス触れなくてごめんね~、あと今読み直したら誤字してたね。思ってくれたこと、です

    >>37

  • 51二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 22:32:58

    >>48

    グエル( ; ; )

  • 52二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 23:13:23

    怖いことに気づいたんだけどよ…このラウダまだ一人称出てない

  • 53二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 23:15:01

    >>52

    つまり通常運転…ってコト⁉︎

  • 54二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 23:16:43

    >>52

    一人称出さないでかく作者さん凄い

  • 55二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 23:25:53

    そもろん本編のラウダのブラコン率がイカれてるんだけど

  • 56二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 23:32:49

    スレ主の書いた他スレ知りてえー変なブラコンのラウダならあにまんにたくさんいるんだよお

  • 57二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 23:51:37

    >>56

    違ったらスレ主さんにも貴方にも申し訳ないんですけど死への思想が強いラウダと倫理観しっかりしてるミオリネが出てくるスレの人な気がする

  • 58二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 00:04:53

    目を閉じて、数字を数える。無為でぬるま湯のような生活は、考えたり悩むことが少ないから、それのシワ寄せでこんなふうに俺は悩むんだろうか。否、悩むべきというか、俺はわがままを言っているだけだ。 暇な罪人の戯言だ。死んだほうがいい。

    34…、41…

  • 59二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 00:05:47

    >>57

    執筆者に関わらず普通にそのスレ気になるから教えてほしい

  • 60二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 00:11:44

    >>57

    なんでわかったんですか?その紹介の仕方めちゃくちゃおもろくてウケる、乙女ゲーム作ってるやつです。恥ずかしいのでリンクは貼りません。なんでバレたの?

  • 61二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 00:26:58

    体が強張るように痛くて、不思議だった。何かしてしまったんだっけ、また俺は正気を失って暴れたのだろうか。意識が起きても、体ついてこないのはいつもと同じで、異常なことなのに安心感を覚える。焦らず、開けられそうになったらあけよう。そしたら外傷を確認して、ラウダがいるようだったら謝ろう。 なんだか今日は元気かもしれない。気分が良い、体は痛いが。

    目を開ける、傾けられているベットのおかげで少し広い視界にはラウダが映っていた。
    「兄さん、おはよう。調子はどう?」

    「なんか全身が痛いんだが、俺はなにかしてしまったか? すまん」

    「いや、大丈夫。何もしてないよ。いつもと変わらない。」

    体、拭くね、と手に持ったタオルを机の上にある桶につけて、ギューッと絞るのを見て、服を脱ぐ。 痣などの外傷はなくて、不気味だった。暴れたならきっとあるはずなのに。

  • 62二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 00:42:12

    >>60

    文章に句読点しっかり入れる事と浮上の時間が近かった事とラウダの話書いてるっておっしゃってたのでそうかと思いました!スレ主さんの文大好きです!展開が不穏で怖くなってきました……( ; ; )

  • 63二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 00:57:57

    >>60

    乙女ゲーのスレの方だったんだ…

    内容の雰囲気違うけどでも凄い納得です。両方とも好きで追っかけてます。

  • 64二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 07:45:57

    不穏な展開で好き

  • 65二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 09:54:32

    誤字脱字が多くてごめんなさい、てをにはがと、ら辺がよく抜けます。拙い文章ですが褒めてもらえて嬉しいです。あんまりスレ主が顔を出すとうざいと思うので多分このあとはしばらく出しません。誤字脱字は心の目で補足して頂けたら幸いです。

  • 66二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 16:05:50

    保守

  • 67二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 20:17:58

    乙女ゲースレ死ぬほど好きなんですけどここのスレ主様だったんですか!?!?素敵な作品本当にありがとうございます😭

  • 68二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 22:28:25

    「というか、体痛いの? 大丈夫?」

    「いや、大丈夫だ。」

    「兄さんはすぐそうやって無理するよね」

    温かいタオルと同じぐらい温かい手で体をすーっと撫でられる。爪まできれいだな、几帳面だからこういう手入れも長続きするんだろうか。きれいな手先が腕を伝って随分落ちた筋肉を縁取られて、意識がそっちに向かう。

    「湿布でも貼る? 医者を呼ぶのは嫌だよね?」

    「大丈夫な気はするんだが、また正気を失って、お前に酷いことを言うかもしれない」

    「別にいいけど、兄さんが嫌ならやめておくよ。湿布、とってくるね。」

    記憶がない、正気を失うと記憶がなくなる。夜が嫌いだ。何もおこさず眠りたい。だれにも会いたくない。

    「なあ、ほんとに何もしてなかったのか?」

    「…なにもなかったよ? どうしたの、今日」

    心配と恐怖が混ざったような瞳がこちらを見る、これ、間違えてしまったんだろうか。

  • 69二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 22:36:29

    このスレのラウダはブラコンじゃないと思った?

  • 70二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 22:39:10

    グエルさんもしかして夜の記憶とぶの?それともあの爆走は正気失ってたの?それともラウダさんグエルさんに嘘ついてるの?それはもう「枷」じゃん

  • 71二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 22:46:03

    >>47

    そこまでブラコンじゃないかも(ブラコンじゃないとは言ってない)

  • 72二次元好きの匿名さん23/02/03(金) 00:08:00

    「ぁ、…いや、お前のことを傷つけてないか、心配で」


    「兄さんが思ってることを言って何が悪いの? 大丈夫だよ、なんとも思ってないから。兄さんは今病人なんだから、さ」


    ラウダの含みのある言い方は頭を嫌な方向に、嫌な方向にへと進めていく。悪気がないのはわかっているが、正直なところやめてほしかった。強請る権利なんてないから、これも甘えだ。閉廷。 自分が何を口走ったのか、は、一度だけラウダが教えてくれた。記憶が混濁しているせいで被害妄想も入ってめちゃくちゃになっているかもしれないけど、確かに一度は教えてくれた、はずだ。一度教えてくれたので、それっきり。俺が気が狂ってラウダに浴びせた言葉は、毎回それなのか、それとも違うのか、それすらもわからない。


    「ねえ、本当に大丈夫だからね。湿布と、ご飯持ってくる。待ってて」


    「ああ、すまん」



    dice1d2=1 (1) 

    1記憶がなくなって妄想と現実の区別もつかないのはまずい、日記でも書いてみようか

    2ラウダとちゃんと話をしよう

  • 73二次元好きの匿名さん23/02/03(金) 05:45:44

    どんなこと言っちゃったんだろう

  • 74二次元好きの匿名さん23/02/03(金) 14:12:05

    保守

  • 75二次元好きの匿名さん23/02/03(金) 18:52:17

    乙女ゲーの方も見てるけど、スレ主の文体すごく好きだな

  • 76二次元好きの匿名さん23/02/03(金) 22:27:30

    どんな日記になるのか…

  • 77二次元好きの匿名さん23/02/04(土) 01:28:21

    ほしゅ

  • 78二次元好きの匿名さん23/02/04(土) 09:27:45

    続き楽しみにしております!!

  • 79二次元好きの匿名さん23/02/04(土) 17:42:18

    ほしゅ

  • 80二次元好きの匿名さん23/02/04(土) 19:03:02

    ほしゅ

  • 81二次元好きの匿名さん23/02/04(土) 21:23:18

    事実と妄想が混濁してるのはまずくないか? そのうちラウダとの会話で齟齬が生まれてしまうかも、正気を失っているときの俺が何を考えているのかはっきりさせるためにも日記を書いてみるか。ペンを握れる状態かはわからないが。いや、それすらはっきりしていない状態なのはまずいだろう。しっかりしろ。

    「兄さん?湿布、持ってきたよ。朝食はここに置くね。」

    「あ、ああ、ありがとう。なあラウダ、紙とペンが欲しいんだが、」

    「いいけど、どうしたの?何に使うの?」

    「日記を、書こうと思って。」

    ラウダが困ったような、心配そうな顔で見てくる。もしかしてこれも何か昔失敗したんだろうか。どこから、いつから飛んでいるのか分からない記憶を手繰り寄せるのは怖い。だから、未来に残そうと思ったんだが。確かに昨日も起きて、ラウダと会話して、本を読んだ。ラウダにおすすめの本を貸してもらって、あと少しで終わりそうだ、という会話をしたはずだ。本当にそれが昨日なのか。

    「兄さん、今考え過ぎちゃうでしょ。記憶を整理したいって気持ちは十分わかるんだけど、余計な負担になっちゃう気がして…。ごめん、杞憂なのはわかってるけど。」

  • 82二次元好きの匿名さん23/02/04(土) 22:31:23

    ラウダの言ってることはまともなはずなんだけどなんかずっとうっすら不穏なんだよな…!

  • 83二次元好きの匿名さん23/02/05(日) 01:54:59

    「兄さんは自分が正気を失っているときの心配ばかりするけど、本当に気にしないでね。無理を言って申し訳ないけど、」

    そう言って笑った弟はなんとも可哀想というか。弱い生き物を見ている気持ちになる。不憫だ。愛すべき父親を失い、気が狂った兄を抱きかかえざるを得ない状況は。憐れだ。

    「湿布、貼るね。どこら辺が特に痛いかな?」

    「足…のちょうどそこら辺だ」 

    「うん、わかった。もう片方も?」

    「ああ…すまん、」

    「ううん、大丈夫。他には?」

    「腕が少し痛いが、貼るほどじゃない。」

    「そっか、じゃあもうそろそろ行くね。兄さん、痛みがなくなったら二人で散歩に行こうよ。できる?できなくても全然大丈夫だからね、ずっと外に出てないから、心配になっちゃっただけだから。」

    視線を逸して、ドアノブに手をかけた状態でラウダは言う。外に出て何か起こしてしまうんじゃないかという恐怖は拭えないが、確かに久しぶりに外に出たいという気持ちはある。常にカーテンがあるこの部屋じゃ、昼夜の判断はラウダの発言で決まるから、久しぶりに明るさを感じたい。
    「行こう。連れて行ってくれ、気を使わせてごめんな。楽しみにしてる。」

    「…うん!」

    嬉しそうな顔をして部屋から出ていたラウダを尻目に疑問が生まれる。
    人を見ただけで大暴れするような人間を外につれていけるだろうか。ラウダにすら泣きわめいたりしているらしいのに。 昨日だってきっと大暴れしたはずだ。じゃなきゃラウダもあんな反応をしないはず。だって一昨日もしたはずなんだから。一昨日が本当に一昨日かはわからないけど。

    …これは、ラウダの信用だ、信頼だ。消して裏切れない。絶対に変な行動はできない。心からそう思い、まだ痛む足を撫でた。

  • 84二次元好きの匿名さん23/02/05(日) 02:02:40

    『ずっと外に出てないから』ね。言葉の綾かしら?

  • 85二次元好きの匿名さん23/02/05(日) 07:05:52

    めっちゃ面白い…続きが気になる

  • 86二次元好きの匿名さん23/02/05(日) 11:11:58

    調子の良かった脳も夕方にはドンドン落ち込んでいって、父さんのことでいっぱいになる。あのとき助けられたんじゃないか、ちゃんと相手を確認して殺さないような立ち回りをするべきだった。
    ……落ち着け。本を読もう。平静さを欠いてはならない。 ラウダが俺に生きていてほしいと言ってくれている以上、それを裏切ることはできないし、いつまでもウジウジ悩んでるわけにはいかない。許しや、あの行為に対する正当性はいらない。 考えるな。前だけ、前だけ見なきゃ。

  • 87二次元好きの匿名さん23/02/05(日) 11:20:23

    このレスは削除されています

  • 88二次元好きの匿名さん23/02/05(日) 19:24:41

    まだ足は痛いけど、気分転換に外に連れて行ってもらっておうか。いや、行くなら比較的精神がまともな日中の方がいいのか? 


    dice1d2=2 (2)

    1聞くだけ聞いて判断はあっちに委ねよう

    2余計な迷惑をかけられるか。明日の朝に頼もう。


    悪い空気がギューッとつまっているこの部屋が嫌いだ。窮屈で、薄暗くて、父さんに叱られて部屋に閉じ込められたときを思い出す。あのときは自分の部屋だったが…、そういえば、カーテン開けたことないな。裸足のまま、床に降りておもむろに窓辺に進む。


    dice1d2=1 (1)

    1カーテンを開けるとガラス越しに今にも沈みそうな夕日が見えた 

    2ガラスと鉄格子越しに、薄暗い中庭の様子が見えた。


    (文章キモかったので直しました。)

  • 89二次元好きの匿名さん23/02/05(日) 20:44:00

    結構ガッツリ遮光されるカーテンだったんだな。開けて驚いたことは、窓の大きさと、この部屋がある階だ。もっと小さいと思っていたし、もっと高いと思っていた。


    「っ、兄さん!?」

    ラウダの喚声が聞こえて、振り向くと食事を持って、青ざめたラウダの顔がそこにあった。

  • 90二次元好きの匿名さん23/02/05(日) 21:29:32

    あっあっなんか、不穏さが隠れきれなくなってきてる

  • 91二次元好きの匿名さん23/02/05(日) 21:58:53

    「動かないで、ちょっと待って、話をしよう?」

    そう言いながら食事を机に音を立てて置き、早足でこちらに駆け寄ってきた。

    「ラ、ラウダ。勘違いしてるぞ、多分。」

    「何が勘違いなの!? 兄さん、1回飛び降りかけ…、いや、ごめん。違うよね、勘違いだ。」

    その一言が重くのしかかり、言葉に詰まる。どういうことだ?ラウダの顔を見ようとするも、逸らされてしまい、感情が読めない。今の言葉がどういうことか、考えなくてもわかる。正気を失った俺が飛び降りようとした、それだけだ。現実を直視できなくて、ラウダに言葉丁寧に説明させようとしただけ。 

    「…そうだったんだな。」
    事実を咀嚼するために吐いたその言葉は自分でもびっくりするぐらい薄っぺらくて、頼りがいのない、弱々しい音だった。

    「ごめんね、もう兄さんはそんなことしないってわかってるんだけど。ごめんね、景色ぐらい見たいよね。こんな部屋だもん」

    「いや、すまん。迷惑をかけて。」

    「ごめん、兄さんがいなくなるのが怖くて」

    顔の見えないラウダの声は、突き放すような冷たさを持っていて言ったことのチグハグさが気持ち悪かった。沈黙が訪れ、何か切り出さなければ、と思うけれど、言葉はちっとも出てこなくて、オレンジ色に照らされていたラウダの姿は、もう少し暗くなってしまっていた。

  • 92二次元好きの匿名さん23/02/05(日) 22:18:31

    ラウダの性格的に1回飛び降り未遂してんなら窓のある部屋(しかも鉄格子なし)に入れると思えないんだよな これはダウト

  • 93二次元好きの匿名さん23/02/05(日) 22:19:05

    なんでまだ一人称出てねえんだ(歓喜)

  • 94二次元好きの匿名さん23/02/05(日) 23:58:54

    >>92

    窓の外を完全に見てほしくないならそれこそ対策しそうだから見た時間帯が問題なのかな

  • 95二次元好きの匿名さん23/02/06(月) 00:07:02

    丁寧な描写と隠し切れない不穏さでドキドキするな…素敵な文章を書かれる…

  • 96二次元好きの匿名さん23/02/06(月) 07:56:54

    保守

  • 97二次元好きの匿名さん23/02/06(月) 15:44:02

    一体どうなっちゃうんだ…

  • 98二次元好きの匿名さん23/02/06(月) 16:57:45

    「ごめん、兄さんのこと全然考えられてなかった。外にだって出たいし、自分の失った記憶は知りたいよね。隠したり、遠ざけたりするのは余計にその欲を煽るし。不安になるよね。」

    「でも、負担をかけすぎるのは悪化にも繋がるから1日1個にしよう。兄さんが正気を失っていたときのこと、話すよ。」

    前髪を触ろうとしてハッとしたような顔をしてやめて、行き場に迷ったラウダの手がこちらに伸びる。肩に乗せられ、ラウダがまっすぐ見つめるも、すぐに視線がずれて。でも、必死に合わせようとしていることはわかった。

    「兄さんに甘えていた。ちゃんと話ができる兄さんがいるのが嬉しくて。甘えていた。ごめんなさい。」

  • 99二次元好きの匿名さん23/02/06(月) 18:08:33

    不穏じゃなくない?みんなラウダと設定で身構えすぎ

  • 100二次元好きの匿名さん23/02/06(月) 19:44:20

    保守

  • 101二次元好きの匿名さん23/02/06(月) 19:51:36

    >>99

    視線だの声だのが冷たいとか描写ちょいちょい入るのが読めなくて怖いんよ

  • 102二次元好きの匿名さん23/02/06(月) 19:55:42

    「ラウダで身構える」ていうミームでちょっと笑っちゃった
    出てきただけで身構えさせる異母弟の強さ…

  • 103二次元好きの匿名さん23/02/06(月) 21:06:18

    >>93

    一人称がないから何を考えているのかわかりづらくて余計に文章に怪しさが出てる(最高と言っています)

  • 104スレ主23/02/06(月) 22:31:54

    ラウダ視点いい感じに煮えてきたのでやりたいんですけど人によっては閲覧注意になるかもな~という感じなので迷っています。今からでも入れる閲覧注意ってある?

  • 105二次元好きの匿名さん23/02/06(月) 22:34:36

    わりと不穏な感じは今までから察せられるので、ここから閲覧注意!みたいなの書いて、スペースあけときゃ大丈夫な気もしますけどね

  • 106二次元好きの匿名さん23/02/06(月) 22:36:52

    このレス以降閲覧注意!ってあればいいと思います

    閲覧注意なラウダ視点めちゃくちゃ見たいです…!!

  • 107スレ主23/02/06(月) 22:38:37

    そうなんですね!ありがとうございます!じゃあここから閲覧注意にします。気をつけてください。

  • 108二次元好きの匿名さん23/02/06(月) 22:39:55

    楽しみ…!

  • 109スレ主23/02/06(月) 22:40:07

    思ってたよりも改行ができていなかった。


























    ヨシ!

  • 110二次元好きの匿名さん23/02/06(月) 22:43:21

    昔、兄さんと父さんに連れられて虫や花が自然に生成されているコロニーに行ったことがあって、ふわふわと花に群がる蝶がとてもきれいだったことを覚えている。無邪気にそれを捕まえて、籠に閉じ込めたら、空調の変化に耐えられなくて数刻もたたぬうちにその蝶は死んでしまった。 当然だ。ただ、それでも悲しくて恨むように抜け殻となってしまった蝶を恋しがって見ていると、見兼ねた兄さんが心配して古本を取り出して、こういうのがあって…と標本の作り方を教えてくれた。 

    兄さんが教えてくれたことが嬉しくて、本に書いてある通りに作業を行った。乾燥させるために蝶の翅の形を整えて、パラフィン紙と針で展翅板に押さえつける。手先が器用なのも幸いして、本に載っていた見本と何ら遜色のない標本が出来上がった。

    なんというか、その行為はとても残酷なようなものに見えて、幼さゆえの残虐さを兄さんも持っていたんだなと、この蝶を見たときに思い出す。そんなところも魅力的に見えるんだから、心底盲目だと思う。
    そして、蝶の標本は好きじゃなかった。こんなふうに評価してしまうと殺された蝶が不憫でならないが、あくまでも花に誘われてふわふわ飛ぶ蝶が好きだった。綺麗な青と黒が交わることなく、鱗粉を散らすように輝いて飛んでいる姿が、好きだった。 そんなの籠に閉じ込めた時点で見られないのは当たり前だけど、これに気づいたのは標本を作ったあとだったのだから、仕方あるまい。

  • 111二次元好きの匿名さん23/02/06(月) 22:59:22

    行方不明だった兄さんが、死体になった父さんと一緒に帰ってきた。

    父さんを殺してしまった。俺はお前から色んなものを奪ってしまった。最低だ。合わせる顔がない。そう告げる兄さんは嫌に冷静で、恐怖を覚えた。無言で立ち去っていってしまった兄さんが初めてくれた別れの言葉だったからだ。 いかないで、罪なんて償わなくていいから一緒にいて。そんな飛び方しないで。


    「ラウダに迷惑しかかけられていないな。すまない。」


    そんなこと言わないで。そう思っても言葉は出ない。兄さんを止められたことなんて一度もない。ずっと本気で止めようとしなかったから本当に止めたいときまで止められなくなってしまった。口がそこまで達者ではない兄さんを納得させる言葉なんてたくさんあるはずなのに、兄さんが兄さんであるが故に、まともな言葉が全然出てこない。


    「最後に、一晩だけ一緒にいて。」


    dice1d2=1 (1)

    1しぶしぶながらも許可してくれた

    2頭を抱えてうずくまってしまった

  • 112二次元好きの匿名さん23/02/06(月) 23:06:19

    兄さんが兄さんであるが故にって文めちゃくちゃ良いな

  • 113二次元好きの匿名さん23/02/06(月) 23:24:19

    >>109

    可愛い

  • 114二次元好きの匿名さん23/02/06(月) 23:45:32

    >>110

    コロニーじゃなくてフロントかも!?どっちが正しい言葉になるのかわからないので深く考えないでほしいです!

    この訂正が終わったのでスレ主はまたしばらく出てきません!教えてくれたり褒めてくれたり嬉しいです!感謝!!!

  • 115二次元好きの匿名さん23/02/07(火) 00:22:01

    >>114

    スレ主顔出さないって言ったんですけど、行動に怪しさとか疑問感じてもらえるのめちゃくちゃ嬉しいです!伝え忘れたので!すみません!!ありがとうございます!しばらくは出ません!

    失礼しました!

  • 116二次元好きの匿名さん23/02/07(火) 07:33:34

    保守

  • 117二次元好きの匿名さん23/02/07(火) 08:09:07

    ラウダ視点、答え合わせみたいでワクワクするな…
    不穏さや怪しい行動の解答でるの怖すぎるが?

  • 118二次元好きの匿名さん23/02/07(火) 17:49:49

    めっちゃ不穏でゾクゾクしてきた
    応援してます!

  • 119二次元好きの匿名さん23/02/07(火) 21:17:52

    めっちゃ面白いです!!!

  • 120二次元好きの匿名さん23/02/08(水) 00:02:43

    兄さんとの最後の会話になるかもしれないのにそれにふさわしい話題が見つからずじまいだった。結局、大して込み入った話もせず、…そろそろ寝ようか、疲れてるよね?と切り出したことで最後の一日は終わった。

    小さな頃みたいに同じベットに横になると、タイムスリップしたみたいな気分になって悲しくなった。戻りたい。帰りたい。
    一生会えないなんて嫌だ。飛んでいかないで。言わずもがな一睡もできなくて、兄さんといられる時間を取りこぼさぬよう、必死で泣きそうだった。寝返りを打った兄さんの体が手に当たったことで異変に気づく。 恐ろしいほど冷たかった。兄さんは体温が高い。筋トレを頑張っていたのもあると思うけど、昔から兄さんの体温は高かった。まるで、死体みたいな冷たさ、そう思ったところで、医者を呼ばなきゃ、と立ち上がる。ぼんやりしていた意識ははっきりと輪郭を持ち始めた。

  • 121二次元好きの匿名さん23/02/08(水) 00:42:27

    こ…怖い…

  • 122二次元好きの匿名さん23/02/08(水) 00:44:47

    兄さんの前では理性的で冷静な弟になれちゃうんだよね………………

  • 123二次元好きの匿名さん23/02/08(水) 00:45:43

    兄さんが自殺ぬにしてもラウダの近くではやらないだろうから不穏すぎる

  • 124二次元好きの匿名さん23/02/08(水) 08:35:53

    内心めちゃめちゃでも兄さんの前では冷静で理性的な弟演じられるの一周回って怖いじゃん…

  • 125二次元好きの匿名さん23/02/08(水) 17:04:41

    保守

  • 126二次元好きの匿名さん23/02/08(水) 19:57:02

    >>110

    最初単調なシンプルな文にしようとしてたのかわかんないけどだんだんスレ主の文章が出てきてここでドカンと出る感じ大好き

  • 127二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 00:17:30

    保守 さあどうなる…

  • 128二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 00:37:58

    結論から言うと、兄さんはストレス性の記憶障害を起こす可能性があることと、命に別状はないことがわかった。
    極度の緊張状態から、一気にリラックスし、張っていた気が緩んだ事でそれまでの疲れが脳になだれ込んできてショート。精神の衰弱により免疫力も低下しているようだったから体温の低下はそれもあるんじゃないか?と言われたが、それに関しては真偽不明だ。
    兄さんと離れ離れにならないですんだ!もう少し一緒にいられるんだとすぐに考えてしまって、最悪だった。でも、兄さんが父さんを殺したことを忘れちゃってたらいいな。水星女が来る前の所まで。そしたら父さんが死んで悲しんでる兄さんを慰められるのに。兄さんは可哀想。生きても死んでも一生父さんに縛り付けられる、トロフィー女の言うとおりだ。悔しいことに。
    父さんが羨ましい。父さんなら、止められたんだろうか。1日とは言わず、ずっと。

    医者に見せて、いろいろな検査をしている間、一度も目を覚まさなかった兄さんと再び会話することになったのはほぼ丸一日後のことだった。

    「兄さん?」

    「……俺は、帰ってきたのか?」

    「うん、そうだよ。」

    点滴が繋がれた自分の腕を不思議そうに見つめる兄さんに続けざまに回答して、僅かな期待を込めて質問を続けた。

    「もしかして、記憶がない? 医者が記憶障害が起こってる可能性があるって言ってたから…」

  • 129二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 05:35:41

    このレスは削除されています

  • 130二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 08:13:16

    そういうことかー

  • 131二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 16:40:11

    保守

  • 132二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 20:11:37

    保守

  • 133二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 00:09:39

  • 134二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 00:16:42

    「…そうか、すまん。記憶がないかもしれない。」

    「そっか、どこまでなら覚えてる?…長い間寝てたから、ちょっと混濁している可能性があるかもしれないから、訂正出来る所は訂正するね?」

    「ああ…、えと、帰ってきたところまでは覚えている。お前に話しかけて…なあ、その時、俺はなんと言っていた?」

    そう聞く兄さんの瞳は不安げに揺れていて、引っかかった。さっき、目を覚したときの様子はずっと外で働いていた兄さんから考えれば自然なものだろう。記憶を失っていないとしても。そのことを踏まえれば、寝起きの兄さんの反応は妥当。

    だとすれば、この不安げな、縋るような瞳はなんだろう。まさか、吐いたつばを飲もうとしているんだろうか。あの兄さんともあろうお人が。

    「ごめん、あの時の兄さんはずっと泣いていて。……人が怖くなるようなことがあったの?、あ、喋りづらいよね、ごめん。」

    「あ、あ…あ、ラウダ、俺は…父さんを」

    やっぱり、やっぱり、覚えていたか。ねえ、最悪だよ。兄さん。最悪を取ってまででも一瞬選んでくれたの?人間臭い、神様は蝶でも神でもなく人間だった。大好き。
    兄さんだけじゃないよ、離れたくないのは。死にたくないのは。置いて行かれたくないのは。大丈夫。良かった、良かった!兄さんと一緒だ。良かった!

    「ごめん、大丈夫。嫌なものを見たんだね。大丈夫だよ。」

    笑みがこぼれてしまいそうで、顔隠すために兄さんを抱きしめた。兄さんの体は記憶にあるよりもずっと、薄くて、冷たくて、でも、兄さんで。

  • 135二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 00:31:34

    「兄さん、人を怖がっていたから、ここのフロアは貸し切ってあるよ。あと、明日、ちょっと検査があるんだけど、発作を起こしたら大変だから薬を使ってもいいかな?」


    「発作って?」


    「発作、って言い方は良くなかったかも、ごめんね。なにか、思い出したように怖がりはじめるんだ。」


    「…そうか、すまん。今日は一人にしてくれないか。薬は使ってくれて構わないから。」


    「うん、ごめんね。こっちこそ。」


    嘘をついた、離れてほしくなかったから。兄さんと同じだ。ふふ、同じ、酩酊するような嬉しさが全身を包んで、心臓が早く脈打つ。兄さんが最低で良かった。最低を選んでくれてよかった。




    次の日、兄さんの部屋へ向かうと深く眠りについた様子の兄さんの姿がそこにあった。安心した、夜のうちに消えていたら、はたまた死んでいたらどうしようなんて考えていたから。

    点滴に睡眠薬を足して、一定間隔で落ちる水滴を見つめる。これがなくなったら医師が来て脳波から、ホルモンの分泌量などをチェックする。


    dice1d2=1 (1)

    1 脳波に問題があったよ

    2 ホルモンの分泌量が変だよ

  • 136二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 00:36:05

    もしかしなくてもタイトルめちゃくちゃ偏向報道?

  • 137二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 00:44:06

    「記憶障害の可能性があるって、ご説明いたしましたよね?」

    「はい、昨日話した時点では特に記憶に問題はなさそうでしたけど」

    「いや、昨日の夜頃…から記憶が飛んでいる可能性が高い、というか、確実に飛んでいます。どんなお話をされましたか?過度なストレスがかかっているように見受けられたのですが。」

    検査結果を指でなぞりながら説明をされて、困惑する。もしかして、嘘をついたことによる罪悪感でストレスが?父さんのことを隠しているから? どちらにしろ都合が良かった。

    「どこぐらいから記憶が?」

    「昨日の記憶はあります。記憶が飛んでいる、より飛ぶに近いでしょうか。何か大きなショックを近いうちに何回か受けたのか、新たな情報を拒絶している状態に近いですね。夜から明け方にかけての記憶がなくなるんじゃないでしょうか。昼間はわからないですが、更にストレスが加わるなら、症状は悪化の一途を辿るでしょうね。」

    病状を進行させたくなければわかっているな?と言いたげに、医者はこちらを見る。

    「わかりました。記憶は戻ることはあるんですか?」

    「ストレスが軽減されれば、記憶障害は治ります。その間にあった記憶が戻るかは、個人差があるのでなんとも言えません。申し訳ございません。」

  • 138二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 00:58:58

    兄さんが最低で良かった。最低を選んでくれて良かった。の所選んでくれての方の最低=ラウダな気がする、(一人称)を選んでくれて良かった。でもしっくりくるから 一人称避けの仕方が美しい

  • 139二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 06:38:23

    保守

  • 140二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 12:29:00

    保守

  • 141二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 20:19:46

    医者の説明が終わり、コンピュータに送られてきた検査結果と、さらに詳しい病状の説明に目を通す。見れば見るほど、嘘をつくのに都合の良い状況だった。端的に言えば、兄さんの罪悪感を煽って記憶飛ばしたんだ。でも兄さんも一人になるのは嫌だったんだから。これっぽちも罪悪感が沸かなくて自分に興醒めする。とことん兄さんには似てないな。

    兄さんは優しい人だ。強くて、気高くて。
    なんだかそれをすべて台無しにしてしまったような、喪失感が恐ろしかった。優しいのが好きだ。強くて気高いのが好きだ。
    兄さんは蝶じゃなかった。嘘をつこう。標本の蝶が美しく見えた。価値観がグラつく。薬がキマったらこんな感覚になるんだろうか、浮かぶ考え全部最高に見える。いろんな言葉と記憶が、頭に浮かんで喋らないと消えて忘れてしまいそうなぐらい如何でもいいような事なのだけど、それすらも愛おしくて慈しむように抱きしめるように、それを一心に享受した。
    嘘をつこう、兄さんを守るために。兄さんにわがままを聞いてもらうために。

  • 142二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 00:59:08

    おつらい…

  • 143二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 10:27:54

    保守

  • 144二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 10:32:02

    「兄さん、大丈夫? その、説明しづらいんだけど、できる限り噛み砕いて説明するから聞いてね」

    「…?、ああ、わかった、ありがとう」

    兄さんは寝付きが良かった。本来であれば深夜から明け方の記憶がなくなるなんて、大した問題はないはずだ。じゃあなんでこの時間帯なのか、よく気持ちがわかる。重大な問題を抱えているとき、人は悩む。ごくごく自然なことだ。であれば、自分で考えすぎて脳がショートしたと考えるのが自然。兄さんは悩んでも翌日にはそれが少しは改善されてる、記憶がなくなるから。いつか、治ってしまう。これが。

    「兄さんにとって、人が大きなストレスの原因になってるらしくて…それでね、人を見たら、癇癪起こしたみたいに暴れだしちゃって」

    病状の説明書は見せずに、ホルモンと脳波の検査結果を兄さんに見せる。ポカンとした顔の綺麗な青い瞳に白い光が入った。

    「そ、そうなのか、すまん。迷惑を」

    「ううん、今は大丈夫なの?良かった」

    「わからない、今が大丈夫なのか。大丈夫じゃなかったときのこと、覚えてないんだ。」

  • 145二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 11:56:25

    ラウダこわい子…

  • 146二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 12:37:16

    「兄さんは怖い思いをしたんだからしょうがないよ。大丈夫、きっと今は大丈夫だよ。」


    「それで、ね、怖いと思うんだけど、何か困ったことがあったらこの、ボタンを押してね。いつでもいくから。」


    言い淀むようにそういえば兄さんは傷ついたような顔する。自分が弟を傷つけてしまったことに気づいたからだろうか、それとも全く記憶がない間にイカれた自分がいることに恐怖したのか。どっちかわからないけど、前者だったほうが嬉しいな。

    兄さんに愛されているようで嬉しい、こんな奴のこと愛さなくていいよ、真実に気づいたら父さんと同じようにしてね。


    「…わかった、すまん。俺は、お前に対して酷いことを言ったか?」


    「兄さんが悪いわけじゃないよ、正気じゃなかったんだから」


    青い瞳が潤んで、頬に涙が伝う様子が見えた。スローモーションみたいだった。兄さんの綺麗な瞳が薄暗い部屋の少ない光を集めたように輝いていて、幼少期が追憶される。いつだってきっと、心を揺らすのはこの人だけだ。


    (安価やってみたい!協力して!)

    >>148

  • 147二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 12:42:29

    兄さんが手料理を作りたいと言い出す

  • 148二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 12:42:45

    一緒にお風呂

  • 149二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 21:16:55

    保守

  • 150二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 01:04:04

    「な、泣かないで兄さん、ごめんね。もう怖いものはどこにもないよ」

    止まらない兄さんの涙をタオルで拭って、慰めているうちに随分が日が傾いていた。


    「もう大丈夫だ。ごめん、ありがとう。」

    「兄さん、お風呂に入ろう。涙拭いたけど顔もカピカピするし、ついでに。」

    「一人で入れる、大丈夫だ。」

    「ごめん、嫌かもしれないけど心配だから。」

    今、恐れることは兄さんが死ぬことだ。自死を仄めかすような発言をしたときの兄さんの反応を見て安心したかった。

    「…そうか、わかった。」

    「ごめんね」

  • 151二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 01:07:41

    あ~ん♡な雰囲気になるかなあ、このラウダとグエルで

  • 152二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 10:48:53

    保守

  • 153二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 15:57:21

    保守

  • 154二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 20:58:11

    服を脱いで、兄さんが浴槽に使ったところで浴室に入る。

    「髪、とかしてもいい?触るよ」

    「おう、」

    記憶と全然違うゴワゴワした手触りの髪をブラシでとかすとブチブチと音を立てて抜けていく音がして怖かった。ここ、絡まってるな。

    「傷んじゃったね」

    「ああ」

    「野宿だったししょうがないか」

    「…」

    絡まりを解くように梳かしていくと、なんとか手触りがマシになってきた。良かった。

    「お湯かけるね?」

    「……ああ」

    手のひらにお湯をあてて、適温なのを確認したら兄さんの髪に当てる。ピンクと茶色が濃くなっていくのが見えて、この色が混ざってるつむじを見るのが好きだったことを思い出す。グシャグシャに髪を混ぜて、シャンプーを泡立ててつけて、揉みこむように洗う。
    この匂いを好きだと言っていたからずっと使っているけど、そろそろ別の種類に変えてもいいかもしれない。

    「流したらトリートメントつけるよ」

    「……?ああ」

    もう一度シャワーをつけ直して、温度の確認をしたら流し残しがないように丁寧に丁寧に流していく、癖っ気の髪が水の重さで真っ直ぐになる。多分、身内以外見たことない姿だったはず、今はどうかわからないけど。

  • 155二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 21:22:26

    トリートメントをつけて、粗めのコームで梳かしたら、髪の手触りにツヤツヤが戻ってきた。
    「流すね」

    毛先だけに少しぬるいお湯をあてて、トリートメントを落としたらお湯を止めて、ヘアパックに取り掛かろうとしたところで、兄さんの声が聞こえた。

    「ラウダ…きもちわるい…」

    顔を真っ赤にした兄さんが口元を押えてそう言う。

    「わ、ごめん兄さん!のぼせちゃったよね、立てる?いや、待って立たないで」

    「……いや、大丈夫だ。あがるな。」

    制止の言葉も聞かずに立ち上がってしまった兄さんは案の定冷たいタイルの床に踞る。

    「ごめんね、兄さん、水を持ってくるね」

    「横になってもいいか」

    「ここで、?それ、は……まって、運ぶ。ベットまで。」

    兄さんの肩を持って引きずるような形でベットまで運び込む、案外重くなくて、余裕で運ぶことが出来た。1度は布団に座ったもののそのまま倒れ込むように横になって具合が悪そうに目を回している。ごめんね、完全に調子に乗った。

  • 156二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 21:42:18

    このレスは削除されています

  • 157二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 21:46:12

    兄さんのつむじ見るのが好きなら兄さんの赤面にもなんか反応を示してくれよ 余計変態みたいだそ

  • 158二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 21:52:02

    昔はよく一緒にお風呂入って頭洗いあいっことかしたのかなぁ

  • 159二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 23:06:17

    会社が大変前提でも金はありそうだし今度髪洗うときだけ兄がのぼせないように髪のケアをするため美容室にあるやつを買ってもこのラウダならおかしくないな

  • 160二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 23:07:28

    お風呂でのぼせやすいのは体力もないし自律神経もうまく調整できない状態なんだろうなグエルは

  • 161二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 06:04:12

    続き気になる!保守

  • 162二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 14:08:20

    >>158

    頭やってるなら背中洗いあっこはしてそう

  • 163二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 22:54:19

    保守

  • 164二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 23:57:37

    「兄さんごめんね、水持ってきたよ」


    「…ぁ?ああ、」


    バスタオルを引いた布団の上につっ伏するようにして横になっていた兄さんが顔をこちらに向ける、血が顔全体に広がって真っ赤になっていた。


    「兄さん、鼻血出てる!ごめん!」


    あんかしたい

    >>168

  • 165二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 00:17:03

    冷やしたタオルを急いで用意した

  • 166二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 00:18:21

    窒息しないように体制を変えさせる

  • 167二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 00:21:40

    血を見たグエルがちょっとパニックになった

  • 168二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 00:23:18

    >>167

    血を見て父親を殺したこと汚れた自分を再認識してラウダから離れようとした

  • 169二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 07:20:49

    保守

  • 170二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 08:41:42

    丁寧に曇らされていくグエルくん…

  • 171二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 10:16:24

    hosyu

  • 172二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 15:53:14

    不思議そうに自分の顔を手で拭った兄さんが、手のひらを見つめて固まる。

    「ッ父さ、ぁ、ごめ、ら、ラウダ、おれは、おれは、」

    「ごめん、ごめんね兄さん」

    血が、トラウマになっちゃったんだね。兄さんからの別れの言葉は2度も聞きたくなくて濡れたタオルで血を拭くふりをして軽く口を覆った。半ば馬乗りになるようになってしまったせいで、白いTシャツが血と水で色が変わる。この体制だと逆流しちゃうから横を向いてもらわなきゃ、タオルを1度離すと、軽く抑えただけでも苦しかったのか少し兄さんの呼吸は荒くなっていた。兄さんが横になっている近くに座り直して、清潔な冷たいタオルに変えて兄さんの顔を見ると、たらりと血がまだ垂れている。汗と血で濡れた頬に髪の毛が張り付いている。せっかく綺麗にしたのに、これ、髪の毛の方も血が垂れてるな。

    可哀想。きっとこの人は一生父さんに縛られていくんだろうな、と思う。生まれ変わったら兄さんの父さんになってみたい。兄さんの一番の唯一になれたら、今より最高かも。欠片みたいな骨しか残らなかったくせに、生者に絡みついてこようとするな。

    「……アイス後で食べようよ、あ、食べられないかな? ここに来てから点滴以外で栄養取れてないし、なにか一緒に食べて欲しいな。」

  • 173二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 16:48:55

    兄さん、お労しいね…

  • 174二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 23:35:54

    保守

  • 175二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 23:45:07

    兄さん苦しそう

  • 176二次元好きの匿名さん23/02/15(水) 07:36:26

    保守

  • 177二次元好きの匿名さん23/02/15(水) 17:34:46

    保守〜

  • 178二次元好きの匿名さん23/02/15(水) 17:36:20

    なんとなくジェタークはキャンディーよりはアイスクリームたべてそう

  • 179二次元好きの匿名さん23/02/15(水) 20:22:28

    「……お前は、なんでも許してくれそうだな」
    「ふふ、」

    そうだと言っても信じてくれないくせに。ずるい、卑怯だよ兄さん。心臓が高鳴る、嬉しいのに、素直に喜べない。
    心臓が苦しい、端的な言葉で表すならこれはきっと愛憎なんだろうけど、一言で表されたくないほどの重い感情がここにはあった。
    「そう、そうだよ。兄さんだって、そうでしょ」
    兄さんの手をぎゅっと握ると、さっきまであんなに暖かかったのに冷たくなっていた。

    「ああ、そうかもな」
    そう言って笑った兄さんの顔はすごく穏やかで、それでいて、やっぱりどこか悲しそうな表情だった。
    「アイス食べられる?持ってくるよ」
    「食べられる。」
    「わかった、じゃあ取ってきてから食べる?」
    「ああ、ありがとう」
    「うん、ちょっと待ってて」
    兄さんを置いて部屋を出て、自室に戻る。冷凍庫を開けるとカップに入ったバニラアイスがあった。全部、は無理だろうな。半分こしよう。スプーンを2本持って、兄さんの部屋に向かう。
    「お待たせ、はい、」
    「ん、」
    「美味しいね」
    「ああ、うまい」
    「良かった」
    兄さんが少しずつ、でも確実にアイスを口に入れていくのを見て、安堵する。よかった、ちゃんと食べてる。
    「兄さん、大丈夫?頭痛とかしない?気分悪くなってたり……」
    「…大丈夫だ、心配ばかりかけてすまない」
    「ううん、こっちこそごめんね」

    沈黙、手の体温がアイスに奪われて、中のアイスがどんどん形を保てなくなっている。

  • 180二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 00:34:25

    「髪の毛、汚れちゃったね」

    「せっかく洗ってくれたのにすまない」

    「ううん、またのぼせるといけないから今日はそのまま寝よう。明日の朝綺麗にするね」

    まだ兄さんの体には所々に血が付いていて、よく見るとシーツにも飛んでいた。変えなきゃ、兄さんは血が嫌いになっちゃったから、あんまり見ると可哀想。
    ほとんど液体になってしまったアイスを机に置いて、兄さんに声をかけて濡れたタオルで体を拭かせてもらう、こんなに血が出ていたのに貧血にならなくてよかった。

    予め用意していた着替えを兄さんに渡す。

    「シーツ変えるからその間着替え貰ってもいい?」

    「ああ、すまん。」

    兄さんがどうやって父さんを殺したのかは知らない。故意だったのかもしれないし、事故だったかもしれない。それはどうでもよかった。 兄さんが父さんをナイフで滅多刺しにしてようが、流れ弾が父さんにあたっただけだろうが、兄さんは同じように罪悪感を抱えるから。
    父親殺しの兄を持っちゃったよ、可哀想でしょ。だから責任取ってそばにいてね。

    汚れたシーツとバスタオルをカゴに入れて、真っ白なシーツをシワがないように敷く。シュ、ス、と布が擦れる音だけが部屋に木霊する。

  • 181二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 07:14:58

    ほし

  • 182二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 16:02:28

    「父親殺しの兄を持っちゃったよ、可哀想でしょ。だから責任取ってそばにいてね」
    すごく良い…

  • 183二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 16:04:55

    保守

  • 184二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 17:00:03

    >>182

    父親に対してはあんまり大切そうな感情が見えないところが良い。可哀相でしょだからそばにいてが兄へと湿度マシマシで好き、鼻血出してパニックになった兄から別れの言葉を聞きたくないと行動しているし本当に離れたくないんだな

  • 185二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 22:43:50

    振り向くと、僕が用意した服に包まれた体が呼吸に合わせて上下している。その懐かしい気持ちになる、トレーニングあともこんな感じだった。

    「兄さん、終わったよ」


    「ありがとう」


    のそのそと歩いて、ベットに腰掛けながら、兄さんは口を開いた。

    「血の味を甘いものでかき消すのはなんだか昔を思い出すな」

    ああ、昔父さんに殴られた時。口の中にある血の味を嫌がった兄さんのためにチョコを持っていったんだっけ。成長するにつれて血の味にすら慣れていった兄さんにはもう忘れられていると思ってた。

    「覚えててくれてたんだ」


    (安価おもろいね 付き合って)

    >>187

  • 186二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 23:37:21

    兄さんと一緒に賛美歌を歌う

  • 187二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 23:37:43

    オペラかミュージカルを聞く

  • 188二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 00:15:38

    >>187

    スレ主サロメ以外のオペラ知らないんだけどなにかオススメありますか? 流石にこのグエルにサロメ見せるラウダはイカれてるかも…と思う

  • 189二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 00:23:59

    >>188

    スレッタの首にグエルがキスをしたのを見て殺してしまうラウダ概念です…?

  • 190二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 07:34:27

    >>187

    ニーベルングの指環のジークフリートやワルキューレとか?喜劇ならと思ったが恋愛関係のものが多すぎて地雷を微妙に踏みそう

    ミュージカルになるけどオズの魔法使いが平和かも ラウダのあっ失敗したという微妙な雰囲気を楽しむなら育て親殺しノートルダムの鐘

    失恋ソングが重すぎて重なることがあるかもしれないレ・ミゼラブル

  • 191二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 07:59:47

    ミュージカルで真っ先に思い出したのがライオンキングだった
    なんか小さい頃とかにも見てそうなんだけどこの状態の兄に見せたら確実にド地雷だなこれ…

  • 192二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 08:12:39

    >>191

    子供の過失で死ぬ父親アウトオブアウト

    劇団四季の中で探せば地雷できるだけ踏まないのもあるか?

  • 193二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 09:06:43

    グエルと一緒にを指定されてないからラウダ一人でみるならジェタークが支援しているオペラトゥーランドットかミュージカルレ・ミゼラブルを関係者席で見るラウダもありかなこの設定だと前半しか見なさそう

  • 194二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 09:07:06

    >>193

    もしくは後半だけ見るか

  • 195二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 09:12:11

    せっかくだからどのオペラかミュージカルにするのかも安価で決めたいと思ってるんですけど大丈夫ですか?

  • 196二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 09:14:43

    スレ主の思い通りにするのが一番だと思う

  • 197二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 09:15:46

    もし安価するなら安価する前にこれはやめてほしいというジャンルの傾向や作品があったら教えてほしい

  • 198二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 09:24:12

    特にないです!スレ主知識ないからその作品の内容を理解するのに時間かかるかもだけど

  • 199二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 09:25:24

    これは次スレです、よろしければお付き合いください


    https://bbs.animanch.com/board/1608262/?res=2

  • 200二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 21:25:19

    次スレありがとうございます!

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