- 1二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 23:22:23
- 2二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 23:26:11
足をマッサージされて「ん…っ♡」「ふぅ…っ♡」ってくぐもった吐息を漏らすのはアルダンが似合いそう。
でも俺はアルダンを持ってないので失礼する。 - 3二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 23:33:01
書けぬ...
- 4二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 23:37:37
フジトレにマッサージをして貰うと毎回下着の換えが必要になるフジのとか言う下品な概念しか産まれなかったよ、ごめんな
- 5二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 23:39:35
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- 6二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 23:42:38
フクが「あぱぱぱぱぱぱ」とかいう場面だけ思い浮かんだ
- 7二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 23:48:25
どうしてそんなこと言うの……?
- 8二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 23:49:30
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- 9二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 23:51:19
えっ、たわけがリンパマッサージするよと笑顔で言って邪なことを考えるエアグルーヴさんだって?
なおリンパマッサージはガチのリンパマッサージな模様 - 10二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 23:53:37
デジタルがタキオンに足ツボマッサージを行い
両者悶絶するSSなら見たことがある - 11二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 23:54:02
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- 12二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 23:55:09
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- 13二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 23:55:27
ギムレットが最初に触られた時に「ひゃっ」って言っちゃって、その後ずっと黙りこくって終わった後に「…忘れてくれ」って言うのはアリっすか
- 14二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 00:00:03
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- 15二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 00:05:16
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- 16二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 00:38:33
前にマルゼンスキーのやつは見た
- 17二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 01:05:08
拙者、退廃的概念好き侍。義によって助太刀致す。例により辻SSのため、合わねば介錯のほど。
「トレーナーさん、ちょっくら脚のもみもみさん、お願いしてもいいかねぇ」
トレーニング後、担当ウマ娘のワンダーアキュートからの突然の提案を受け、答えに窮する。いつもやってる感じに言われても、初耳だ。
「いやぁ、いつもはお風呂のときに、自分でやっとるんだけども。今日のお昼にその話をしたら、ジョーダンちゃんも、ナカヤマちゃんも、トレーナーさんにお願いしたことがあるって、言ってたの」
ことの経緯を話しながら、ソファに腰を下ろすと、脚を前に伸ばした。その視線は、既に靴を脱いだ、自身の足先に向いていて。
「それならあたしも、一回くらい、お願いしてもいいかなって、思ったのよ」
迷惑かしら。もう受ける気満々の体勢になりながら、そう小首を傾げられては、もはや断る余地はなさそうだ。
いつにない周到さに苦笑しながら、『脚のもみもみさん』を引き受けることにした。
とりあえず、彼女の足元にしゃがむようにする。
体操服のハーフパンツから覗く、しなやかな脚の、間近。
「……そうだ、靴下ちゃん、脱いどいたからね」
目線を落とせば、普段見ることのない足が、顕になっていて。……なにもやましいことは無いはずなのだが、何故か、頬を少し紅くしてしまう。
急いで終わらせよう。そう決意し、学生時代の講義の記憶を引っ張り出す。 - 18二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 01:05:46
よほど疲れが溜まっていたか、こちらが少し指圧するだけで、アキュートは声を漏らす。
足の指をひとつひとつ、ほぐすたび。
「ぅ、ん、〜〜っ」
うろ覚えの足のツボを、ぐりぐりと指圧するたび。
「ん、あ、〜〜っ、それ、っ……」
張ったふくらはぎを解すように揉み込むたび。
「はぁ……っ、とれーなー、さんの、て、つよ、きもち……っ」
普段のおっとりとした、柔らかい話し方からは離れた、吐息混じりの……悩ましげな声。
……そこに、『マッサージのときの声』以外のものを考える前に、どうにか両足分を終え、おしまいと切り上げる。
「…いつのまにか、ぜーんぜん、声、我慢できてなかったねぇ、恥ずかし……」
言いながら、余韻に浸るように、くたりと身体をソファに預けて、荒い息をつく。
その姿は、ひどく、妖しく見えた。
了 - 19二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 01:16:03
- 20二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 01:16:43
◇◇◇
──スズカの足に疲労が蓄積している
その報は、スズカの同部屋のウマ娘からもたらされた。
スズカとともに過ごす彼女は、スズカの走りに憧れていた。そして、レースを控えたある日、マッサージまでしてくれたという。
その際、『スズカさんの足、パンパンでしたよ!?』とその状態に非常に驚き、担当トレーナーである俺の元まで報告にきてくれたのだ。
正直、ショックだった。
スズカの走りはすさまじい。
レースの初めから大逃げし、最後にさらにスパートをかける様はまさに異次元。
「逃げて差す」とまで言われたその走りが足に負荷をかけるのは当然といえる。
もちろん俺も、事あるごとに「痛みはないか」「違和感はないか」と聞いてはいたが、彼女はいつも「大丈夫です」と応えるだけだった。
──何がショックって、担当ウマ娘の足の状態管理を、質問だけで終わらせてた自分の適当さだよ……
スズカはそういうところがある。
走ることが好きで、それ以外のことは二の次の彼女は、「走るのに支障がない」のであれば大丈夫と返すに決まっているのだ。
そんな彼女に確認するなら、「足が張ったりしていないか?」「足を上げる時、いつもより負荷がかかる感じはしないか?」等の具体的な質問をするべきだったのだ。
とはいえ、過去のことを後悔したところで何もならない。
問題があるなら反省して改善すればいいのだ。
だから俺は、
「スズカ、足の状態を確認したい。今日のメニューが終わったら、トレーナー室へ来てくれ」
スズカの足のケアを手ずから確認することにしたのだ。 - 21二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 01:16:54
◇◇◇
スズカの足の状態は想像以上だった。
彼女は走ることが好きなため、トレーニング以外でも気が向いたら走りに行ってしまう。
こちらが必要な休養期間を計算しても、彼女にとっては「休養=走ること」であるため、計算の前提条件が間違っていたのだ。
その証拠に、彼女の足は確かにパンパンだ。
「かなり疲労が溜まってるね。メニューを少し減らした方がよさそうだ」
「そうなんですか?」
「すまない。スズカが『走ることが好き』ってのを、完全に失念していた俺の責任だ。休日も走ってるって聞いたけど、それを踏まえて練習メニューを見直す必要がある。どのくらい走ってるか教えてくれないか?」
「えっと…この前のお休みは、昼過ぎに出かけて帰ってきたのは門限近くでした…」
「……」いくらなんでも走り過ぎである。無言で頭を抱えてしまう。
「トレーナーさん?大丈夫ですか?」
『大丈夫じゃないのはスズカの方!』と叫んでしまいたくなるのをぐっとこらえる。
一息ついて、気合を入れ直す。少なくとも練習メニューを見直さなきゃならない。
「スズカ。しばらく走るのは禁止だ。練習メニューも足に負荷がかからないプールトレーニング中心にする」
「えぇっ!?」
「それでいったん徹底的に足をケアして疲労を抜く。1~2週間は我慢してくれ。そしたら…「また走れますか…!?」…食い気味だな」
「すみません…」
「もちろん、走れるようになる。幸いしばらくレースがないしね。問題が本格的になる前に気付けて良かったよ」
「良かった…」
「しばらくはさっき言ったメニューね。あと、トレーニング後のマッサージもメニューに加えておこう」
「よろしくお願いします」
「あと、これはケアが終わった後の話なんだけど、休み明けに休日どのくらい走ったかをできるだけ詳しく教えてくれ」
「いいんですか?」
「せっかくの気分転換なんだろ?『全面的に禁止!』とかはしたくない」
「ありがとうございます…!」
そうして、ケアのためのマッサージが、練習後の日課として加わったのだった。 - 22二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 01:17:32
◇◇◇
──集中!スズカの足の疲労を取ることに集中!!
「はっ…ぁぁっ…♡」
太もも、膝、ふくらはぎ、足首、足の裏に指まで、念入りにチェックしながらマッサージを施術する。
「そこっ…きもちいい…♡」
硬くなっている部分が見つかったら念入りにもみほぐす。
「んんっ…♡」
「すまない、痛かったか?」
「大丈夫、です…♡…続けてください…♡」
「わかった」
力が入り過ぎないように、最新の注意を払う。
もちろん、彼女が痛がらないか、反応を見逃すわけにはいかないので、身体の反応や声の調子にも意識を向ける。
「はぁぁぁ…♡」
そうして一通りの施術を終えると、彼女に声をかける。
「スズカ、終わったよ」
「はい…♡」
彼女は、上気した頬を赤らめて、悩まし気に潤んだ瞳で、こちらを見上げていた。
──あああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! - 23二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 01:18:08
叫び出したい気持ちを抑え、スズカに背を向けると、一つ大きく深呼吸をする。
「足の調子はどう?」
「すごい…。なんだか軽くなった気がします」
「気がするだけだから、今日は走っちゃダメだよ?寮に帰ったらお風呂に入って、温かくして寝ること」
「わかりました」
「じゃ、今日はこれでおしまい。俺はまだやってくことあるから、気を付けて帰ってな」
「はい。ありがとうございました。…また明日もお願いします」
「あぁ。お疲れ様」
「お疲れさまでした」
そう言ってスズカが退室する。
俺は、行き場のない熱に翻弄されて姿勢を保っていられず、執務机に突っ伏した。
~おしまい~ - 24二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 01:20:09
- 25ゼファーです23/02/02(木) 01:44:17
『トレーナーがね? ボクの脚をマッサージしてくれて……それで走り抜くことができたんだー!』
ある日、テイオーさんが話してくださった、彼女の旋風の秘訣。
それを話す彼女の表情はどこか誇らしげで、自慢げで、強い好風を感じさせるものでした。
私も、入学したばかりの頃は足元に不安があり、マッサージを受けたことがあります。
その時は、あまり恵風を感じることができませんでした。
ですが、私に帆風を送り、浚いの風になってくださった、トレーナーさんならどうなのでしょう。
好奇心は次第に強風なっていき、ついには嵐となってしまいました。
迷惑だとは思いつつも、私はトレーナーさんに、お願いをしてみました。
「うん、いいよ。ゼファーが良いなら、今からやろうか?」
「……いいのですか?」
拍子抜けするほどに、爽籟なお返事。
私からの望んだはずなのに、思わず聞き返してしまうほどでした。
「出来れば専門の人に施術してもらいたいけど、俺も基礎的な内容は学んでるからね」
「あら、そうなのですか。それでテイオーさんのトレーナーさんも」
「あー、あの人は別格、彼女のために勉強しまくって、いまやプロ顔負けだとか聞いたよ」
「ふふっ、テイオーさんのために懸命に追風を送ってくれた人なんですね」
目の前の誰かさんにそっくりです、と私は心の中で呟きました。
ともあれ、今は良き時つ風が吹いているようです。
「では、早速便風を送っていただいてもよろしいでしょうか?」
私がそう問いかけると、トレーナーさんは笑顔で頷いてくれました。 - 26ゼファーです23/02/02(木) 01:44:33
私が椅子に腰かけると、トレーナーさんは私の前で跪きました。
……その光景に少しだけ背徳的な風が吹きますが、きっと気のせいでしょう。
彼は高級品にでも触るかの如く軟風の力加減で、私の右の足先を揉み上げていきます。
少しだけくすぐったくて。背中にぞわぞわとそよ風が吹いてきました。
「んっ……あっ……」
「力加減はこのくらいで大丈夫かな?」
「もう少し、あからしまに触れていただいても、大丈夫です」
「オーケー、じゃあちょっと強めにするね」
そう言うとトレーナーさんは触れる力を強くしていきました。
くすぐったさはなくなり、心地良さが足から全身にしなととなって行き届いていきます。
ぎゅっ、ぎゅっ、と指が押し込まれるごとに、肩から力が抜けて、ひかたを浴びてるようでした。
「このくらいで、どうかな」
「はい……ひより、ひよりです」
「それは良かった。痛かったりしたらすぐ言ってね」
トレーナーさんの春風のような手の温かさ。
そして、その手に籠もる力強さは、まるで私への追風を直に感じるようでした。
テイオーさんのあの表情の理由が、今ならわかります。
自分がとっても大事にされているということが、勁風のように伝わってくるから。
「ふふっ」
思わず漏らしてしまった笑み。
トレーナーさんはそれを不思議そうな表情で見上げていました。 - 27ゼファーです23/02/02(木) 01:44:46
風向きが怪しくなったのはその数分後でした。
マッサージは徐々に足の上部へと移行し、ふくらはぎを越えて、太腿に差し掛かった時。
トレーナーさんの手が右の太腿に力を込めると、くすぐったさとは違う、甘い刺激が吹き荒れます。
「ひゃうっ!?」
まるで自分の物とは思えないくらい、情けない声が、風に乗ってしまいました。
トレーナーさんは慌てて手を離し、焦りを隠さない顔で、声をかけます。
「ごめん! 痛かったか!?」
痛みはありませんでした。
ですが、異風を感じたのは確かです。
本来であれば、ここで中断するのが正風といえるのでしょう。
なのに私は、あの時に感じは花風のような甘い刺激が、どうしても気になって仕方ありません。
「――――至って、凪です。続きをお願いします」
「えっ? あっ、うん、ゼファーが大丈夫っていうなら信じるけど」
「それと、東風と感じすぎて、声が漏れるかもしれませんが、少々の隙間風は流してください」
「……えっと、ホントに痛かったら言ってね」
怪訝そうに首を傾げるトレーナーさんに、心の中で謝罪します。
しかし、私自身が先ほどの刺激を風待ちする思いを、抑えられそうにありませんでした。
彼は再度、私の太腿に手を添えて、力を加えていきます。
「んっ、あっ、やっ……!」
トレーナーさんが指を押し込むごとに、びくんと身体が跳ねてしまいます。
声も小さく漏れていましたが、彼の顔は真剣そのもので、耳に入っていないのかもしれません。
そのことを、私は何故か陰風と感じながらも、ふと気づきました。 - 28ゼファーです23/02/02(木) 01:45:11
今の私は制服姿、すなわちスカートを履いています。
そしてマッサージによって力が抜け、両手でトレーナーさんがマッサージをくださっていることもあり、少しだらしなく両足を開いていました。
勿論、普段通りスパッツも着用しており、この状態で木に登ることも常風の行いです。
だというのに、今はトレーナーさんにそれを晒すのがとっても恥ずかしくて、私はスカートを両手で押さえました。
それが、思わぬ暴風を呼び起こしました。
「ふあっ!? あっ! そこは! んんんっ!!」
花風のようだった刺激が、まるで春一番と化したように、強く感じます。
今までは悶えるように身体を動かして刺激をある程度逃がすことができました。
ですが、スカートを押さえるという動作に縛られることにより、直に風を受けるようになったのです。
これが、テイオーさんの感じていた、陣風。
こんな色風めいた風を、彼女は浴びていたんですね。
すごく、すごいです……。
「……ゼファー、本当に大丈夫?」
「はぁはぁ……大丈夫です、とっても心地良いので、続きをお願いします……」
「そっ、そっか。ちょっと、際どいところになるから、嫌なちゃんと言うんだよ?」
「際どい……ひあっ!?」
そして、トレーナーさんの手は私の足の付け根へと伸びていきました。
触れただけでも身体が煽風を放ち、嬌風が流れてしまうような位置。
そんなところに力を込められたら、どうなってしまうのでしょうか。
今まで感じたことのないような向かい風、大風を前にして私は――――光風と感じてしまいました。
もっとこの風を浴びていたい。
もっと強く吹き荒れて欲しい。
もっと――――あの人に触れてほしい。
彼の指が、私の足の付け根に、きゅっと押し込まれて、私はこの日一番の大嵐を感じました。
「~~~~~~~~っ!!?」 - 29ゼファーです23/02/02(木) 01:45:29
「えっと、今日はここまでにしておこうか」
困ったような声色で、トレーナーさんはおずおずと言葉を口にします。
マッサージを終えた後の私の姿を見てしまえば、それも当然でしょう。
姿勢は大きく乱れ、呼吸は狂風のように荒くなっています。
顔は熱風を受けたかのように熱く、きっと彼の目には赤くなった私の顔が映っているのでしょう。
ここで凪いでおくことが、自然の流れ。
風の赴くままに、その流れに乗り、今日は家風を辿るのが本来の風。
――――気づけば、私は左脚をトレーナーさんに差し出すように前へ進めていました。
無意識でした。
まるで落ち葉が木枯らしに吹かれるように、するりと足は前に動いていました。
とすれば、この気ままな風に身を任せることこそ、自然の流れだといえるのでしょう。
私はそうやって自分に言い聞かせて、トレーナーさんに小風を送ります。
「こちらにもおぼせをくれませんか……ダメ、ですか?」
新たな台風の接近に、私は心が躍るのを抑えられそうにありませんでした。
後日、マッサージの感想をテイオーさんにお話したら、とんでもない顔をされてしまいました。
……何か問題があったのでしょうか。 - 30ゼファーです23/02/02(木) 01:45:41
おわりです
- 31二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 09:15:03
朝から良いものを見せて頂きました
- 32二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 17:04:11
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- 33二次元好きの匿名さん23/02/03(金) 00:34:57
ほ
- 34二次元好きの匿名さん23/02/03(金) 10:28:49
レースの期間が少し空いた時期。いつも通りにトレーニングをしていたのですが…
「——。何か足が…重いような。」
普段より足への負担が掛かっているからでしょうか?
それにしては痛みがない。今日は早めにトレーニングを切り上げた方が良さそうです。
トレーナーさんの所へと向かいます。
「どうしたんだ?…足の状態がよくないのか?」
「トレーナーさん。足の触診をお願いしたいです…。痛む程ではないのですが、少し重いというか。」
「分かった、じゃあ移動しよう。あそこにベンチがある。そこで確かめさせてもらうよ。」
ベンチに腰掛け、ジャージの裾を捲り上げる。初めて出会ってからここに至るまで、私の足は随分と鍛え上げられた。それでも不安がないわけではない。いつひびが入り、割れ始めるか分からない。それでもトレーナーさんと一緒なら…栄光を掴める。この方なら…
「じゃあ触るよ?痛かったら言って欲しい。」
「はい。お願いします。———んっ。」
彼の指が私の足を優しく撫でていく。熱を持ち滑らかな感触が伝わる。揉む力も強くなく柔らかく沈み込むようで…
「…んっ、ふふ。ふあっ……はっ。ああ…」
こそばゆい感覚と純粋にマッサージを受けている気持ちよさで声が漏れます。…余り大きな声でははしたないと思われてしまうと感じて抑えていますが、どうしてもくぐもった感じで声が出てしまいます。
「………ん〜。少し浮腫が出ているかな。アイシングやマッサージは怠ってなかったと思うけど、ここの所練習量は増やしてきているからね。足を休めてもいいと思う。日程は余裕があるし、三週間程走らずにマッサージをやろうか。後は足に負担を掛けないトレーニングを組もう。」
「———。はい。ありがとうございました。」
ふふっ。少し反応が欲しかったのですが、やっぱり私をちゃんと見てくれる時に動揺はしないですね。
でも、とっても気持ちよかった。この三週間はいい気分で過ごせそうです。
やれやれ。俺もまだまだだな。…声にドキマギするなんて。あの娘は担当ウマ娘なんだ、こんな感情は持っちゃいけないんだ。
………君は綺麗だよ、アルダン。 - 35二次元好きの匿名さん23/02/03(金) 16:52:59
書いてみたけど導入クソ長くて
本編(マッサージ)どこ……?ってなってるわ
脈絡なくマッサージするとこからで良いかな? - 36二次元好きの匿名さん23/02/03(金) 17:42:54
スレ主じゃないけどよくわかるわ。
- 37辻アルダンSSに御座る23/02/04(土) 04:35:16
「マッサージ……ですか?」
「うん、足の状態の確認も兼ねてね。場合によっては今後のトレーニング内容にも関わってくるし、それに最近トレーニング内容を強めに調整したばかりだろう?その疲労を抜く、って意図もあるかな」
『後で、トレーナー室に来て欲しい』
トレーニングを早めに切り上げたアルダンにトレーナー室へ来るよう伝えた理由。
それは、彼女の脚をマッサージするためだった。
「とりあえず、これを見てくれるかな」
「………!これは…」
アルダンの前にノートを広げ、そこに書かれた内容──マッサージの意図、どの部位に対してどのようなマッサージを行うかなど、施術内容を簡単に説明していく。
「できれば、これは定期的に行いたいかな。対処療法じゃなくて、体質改善を目的にしたマッサージにしたいって考えてる。
勿論、無理にとは言わない。トレーナーとはいえ異性に身体を触らせる訳だから、嫌だったら拒否してくれた方が俺としても助かる」
「……いいえ、私はトレーナーさんを信じます。信じると…決めていますもの。
だってこれは、私の為にトレーナーさんが考えてくれたものでしょう?」
「……かなり際どい所も触るかもよ」
覚悟を試すかのように、アルダンに問う。
「それはっ……少し考えさせて下さい」
「ああ、それでいい」
「それでは……お願いしますね♪」
かくして、静かな午後のトレーナー室にて、メジロアルダンの為のマッサージが始まったのだった。 - 38辻アルダンSSに御座る23/02/04(土) 04:37:04
「それでは…よろしくお願いしますね♪」
そう言って、ソファに座るメジロアルダンはこちらに裸足を差し出してくる。
「痛かったら、ちゃんと言ってね」
主人に傅く従者の如く、自分はアルダンの正面に跪くと、その貴足を手に取り、少し力を入れて、足裏のとある箇所を押さえた。
「───いたっ!」
「そこは、痛い、です。トレーナーさん」
「わかった」
リフレクソロジー。
足の裏には反射区と呼ばれる、臓器の不調や身体の疲労を反映する部位があるとされ、そこに適切な刺激を加えることで、逆にその改善を促す事が出来る……という考え方に基づく代替療法だと学んだ。
今、軽く押さえただけでもアルダンは痛みを訴えた。つまりそれは、何かしらの不調を抱えた状態、ということなのかもしれない。
「これくらいなら、どうかな?」
押さえる力を弱めアルダンの反応を窺う。
痛がらせるのが目的ではない。
痛む場所は、程々の刺激に留めてゆっくり改善していけば良いのだ。
「少しだけ。でも、さっきに比べれば…」
「じゃあ、このままの刺激で続けるよ」
「んっ…」「くふうっ……!」
「~~~っ!」
時折、アルダンがなにやら悩ましげな声を漏らすが、痛がる様子は無い。このままマッサージを継続する。
…なんだかイケナイ事をしている気分。
……この時までは、まだ知らなかった。
試されていたのは、自分の方だと。 - 39辻アルダンSSに御座る23/02/04(土) 04:37:46
「はい、これで足の裏は終わりだよ。よく頑張ったね、アルダン」
「あ…ありがとぅ、ございました…」
足裏マッサージから解放されたアルダンは、なぜだか少し息が荒く……
「次は太ももからふくらはぎまでマッサージするけれど……どうする?」
ノートを見せながらアルダンに確認をとる。
どこまで触らせるか、どこを触らせないか、アルダンには全部知った上で決めて欲しい。
「………少しも抵抗が無いと言えば、嘘になってしまうでしょうね」
「うん、そうだろうね」
「でも、私は……貴方にこの身体を委ねても良いと思います。いえ、共に歩む貴方だからこそ、私の全てを委ねたいのです」
「……………」
「ですから……私の脚を、どうかよろしくお願いしますね?トレーナーさん♪」
「全部、良いんだね?」
「はい♪」
「それじゃあ、ベッドに横になって」
「こう、ですか?」
「うつ伏せの方が良いかな」 - 40辻アルダンSSに御座る23/02/04(土) 04:38:58
「もう一度、よろしくお願いします、トレーナーさん。いえ、先生♪」
「……先生はやめてくれ」
トレーナー室の仮眠用ベッドの上に、うつ伏せになって寝そべるアルダン。
白く、美しい引き締まった脚を惜しげもなく放り出して、無防備に。
最初は、ふくらはぎから。
足裏の時のピンポイントな刺激ではなく、今度は大きく、広く緩やかに、揉み込むような刺激を加えていく。
手に軽く温めておいたマッサージオイルを垂らすと、アルダンのふくらはぎに触れた。
「んっ♡」
「痛くはない?」
「良い、力加減です……まるで、メジロの指圧師の施術とそう変わらなくて……トレーナーさんは、すごいですね♪」
「……………(ギクッ)」
「はふぅ……♪」
気持ち良さそうに、ため息を漏らすアルダン。リラックスできているようで何より。
逆に、こっちは緊張しているのだが。
ふくらはぎのマッサージもつつがなく終えて。マッサージは、次の段階に移行する。
「……本当に良いんだね?」
再三の確認。
「はい♪たくさん、私を気持ち良くしてくださいね……♡」
「誤解を招きそうな言い方だなぁ」
魔性の性質は、妹にもしっかり受け継がれているのかもしれない。 - 41辻アルダンSSに御座る23/02/04(土) 04:44:41
「では、始めます」
トレーニングの後に、定期的なマッサージを行う。体質改善を目的としたマッサージを。
トレーナーさんの急な提案でした。
提案と共に見せて戴いたノートには、どの場所にどのようなマッサージをするか、何を目的としたマッサージか、人体図を用いて細かに説明されていて。これが彼の、覚悟だと。
それを見て、断る理由はありませんでした。
トロリ…と粘性のある温かい液体が太ももに触れる感覚。マッサージオイルでしょう。
それがトレーナーさんの手で広げられる、私の太ももに触れて……その刹那。
「ひううっ……!」
それは、不意うちでした。
トレーナーさんの温かく大きな手が、無遠慮に私の太ももの内側に触れた時──
全身に、電撃のような、それでいて甘い痺れがゾワリと走って……
(これは……想像以上っ………!)
太ももを揉みほぐされる、心地よい痛みとは別の、全く知らない、甘い刺激。
「ひゃっ、やあっ……んんぅ♡」
抑えようと意識していても、恥ずかしい声が出てしまうのを止められない。
でも、触られていると安心して……
「ふうぅっ……あっ、はあぁっ…♡」
やめて。と、そう言えばきっとトレーナーさんは止めてくれる。頭でそう理解している筈。なのに、声が、出せない。
嫌。とめて欲しい。とめないで。もっと。
もう、自分がわからない!
トレーナーさんの手は、悪魔の手です。
快楽を教え込み、獲物を貪る狡知の手。
もう私は逃げられない──…… - 42二次元好きの匿名さん23/02/04(土) 12:28:49
age
- 43二次元好きの匿名さん23/02/05(日) 00:11:42
リンパがですね…
- 44二次元好きの匿名さん23/02/05(日) 12:03:09
マルゼンさんで書きたい