- 1二次元好きの匿名さん21/08/23(月) 21:56:14
情熱大陸の撮影を終えて次はどうするか迷っているかの時系列じゃん。スカイは今度こそ覆すと珍しく息巻いてるしスペちゃんは歯を食いしばりながら今日もトラックを走ってるじゃん。グラスとエルは同じ先行同士火花を散らしてるじゃん
初代王者もたゆまぬトレーニングで今日のしのぎを削る日々じゃん。夕方からあの母親の姿をグラウンドの来賓席で見かけた気がするんだけど、それが目の錯覚なのかどうかキングにはわからないじゃん
青春の残光が今日も消えていくなか、すっかり径を広げたキングコールの輪が食堂にあるじゃん
自負心の塊であるにも関わらず周囲のことを慮れる心優しき心の持ち主であるキングは、ふと取り巻きの片割れがそわそわしていることに気付くじゃん
「あら? あなた声が小さいわよ? 具合でも悪いのかしら?」キングがそれとなく尋ねるじゃん。優しいなぁ。疲れてるはずなのに他人に気を回せるなんて本当に一流だなぁ
取り巻きちゃんは頬に朱に差し脚しながらぼそっと打ち明けるじゃん。場が騒然とするじゃん。いくらウマ娘っていう謎生命体であっても情緒は年ごとの女の子で、トレセンの過半数は女なんだ
ただキングは自分が取り巻き達にとって頼れる存在でなくてはならないことも理解しているじゃん。だから平然を装って「そそそそそそそそうなの。まあいいことじゃない。ええ、そうね。うん」と豪胆に振る舞うわけじゃん。お冷零して制服にかかるじゃん - 2二次元好きの匿名さん21/08/23(月) 21:56:19
翌日、トレーナー室じゃん。「ひとまず走りながらより複雑な思考を巡らすべく少し距離のあるレースへ出走し、対応できる範囲を広げる」とか言ってんじゃん
キングは前髪いじったりとかカールの向きが逆とか制服のシミが微妙に残ってるとか注意が散漫じゃん
それに気づかない一流じゃないじゃん。どうしたのかとトレーナーは尋ねるじゃん
キングが「わからないわけないじゃない!? キングを見くびるのも大概になさい! わかるわけないじゃない!」とか何故か飛び上がるじゃん。トレーナーくん/ちゃんは話が飲み込めないじゃん
そこで唐突にカワカミプリンセスが突入してくるじゃん。尊崇とほんの少しの悪戯心の混じったハイテンションが、昨日の一幕を赤裸々にするじゃん
「あっ、ああああやめなさい叩くわよ!?」
キングがわなわなと震えながらカールの毛先を翻らせて立ち上がったところで、闖入者は乗り込んできたカワカミトレーナーに掴まれて退散していくじゃん
勢いよく扉が閉められるじゃん。室内の支配者は沈黙に移り変わるじゃん
「担当とうまぴょいは、さすがにいけないのではないか」彼/彼女は一流なので、あくまで毅然とした態度で場を戻そうとするじゃん
震えながら伸ばした手がスポーツドリンクに当たってズボンが濡れたんだ - 3二次元好きの匿名さん21/08/23(月) 21:58:55
あいつ
- 4二次元好きの匿名さん21/08/23(月) 21:59:10
ほう、それで続きは?
- 5二次元好きの匿名さん21/08/23(月) 21:59:32
出たな、セイじゃんキング怪文書作家
- 6二次元好きの匿名さん21/08/23(月) 21:59:56
- 7二次元好きの匿名さん21/08/23(月) 22:00:23
こいつずっとキングの話してんな
- 8二次元好きの匿名さん21/08/23(月) 22:02:09
妙に解像度高いよな…
- 9二次元好きの匿名さん21/08/23(月) 22:05:07
素晴らしい…至高の出来栄えですな
- 10二次元好きの匿名さん21/08/23(月) 22:05:46
また怪文書カンクロウ湧いたな…
- 11二次元好きの匿名さん21/08/23(月) 22:06:09
- 12二次元好きの匿名さん21/08/23(月) 22:24:31
怪文書使いは割と文体で「あの時のあいつだな……」ってなることがある
カンクロウもその一人なんだ - 13二次元好きの匿名さん21/08/23(月) 22:53:18
悪いことは言わないからセイウンスカイのイチャラブも書け