- 1二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 18:21:52
ウタ「トランプだよ!!作詞作業は一旦休んで遊ぼうと思ってさ」
シャンクス「へえ、いいじゃないか…おれも混ざっていいか?」
ウタ「え、一緒に遊んでくれるの?いいよ!!」
────────
ウタ「シャンクス…今動かないでね、絶対だよ」
シャンクス「おうよ、まさかトランプ2箱使ったトランプタワーをこの波に揺れる船の中ここまで出来ると思わなかったぞ…!!」
ウタ「私もいつもは1箱だけど折角シャンクスと遊ぶんだからと張り切ったかいがあるよ……あと、あと一つ…!!」
ルウ「飯だぞ〜〜〜!!」バターン‼︎
バラバラバラ…バラ…
ウタ・シャン「「……」」
ウタ「…あー、まあ、また次がんばろうよ!ね!」
シャンクス「ルウゥゥゥウ!!あとちょっとだったってのにテメェェエエエ!!!」
ルウ「!?!!?」
ウタ「うわ、大人気ない……ふふ、楽しかったァ…えへへ」
- 2二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 18:25:39
微笑ましいのは素晴らしい
- 3二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 18:26:14
- 4二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 18:33:18
理不尽に怒ったのが叱られた理由だと思うんすがね……
- 5二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 18:39:23
ホンゴウ「おうウタ、休憩か?」
ウタ「ホンゴウさん!うん、この前の島で買ったジグソーパズルしようと思って!」
ホンゴウ「パズルか…おれもやっていいか?」
ウタ「!当たり前だよ!!」ピョコッ
──────
パチ…パチ……
ホンゴウ「うーむ?これ、どこだ?」
ウタ「難しい時はおんなじ色まとめてから合わせたり端っこからするといいよ!」パチ…
ホンゴウ「詳しいんだな。じゃあウタはさっきから端じゃねェ所からしてるけど…慣れてるのか?」
ウタ「ううん、難しいよ?そもそもこれピースの数も多いし」パチ…パチ…
ホンゴウ「難しい方が好きなのか?」
ウタ「その方が時間潰せるからね」…パチッ
ホンゴウ「ほー、そういうもんか……んぐ、ぐぐぐ…!!」
ウタ「こら!!無理矢理はめようとしない!!子供か!!?」
- 6二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 18:44:59
- 7二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 18:53:56
仲良しで微笑ましい
- 8二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 19:06:13
ほのぼのしてて好き
- 9二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 19:25:36
父娘のやりとりなんてこんなものでいいのだ
- 10二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 21:09:13
こういうの好き
- 11二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 22:00:51
ほのぼのとして大変微笑ましいんだがこれって…ウタ……
- 12二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 22:31:35
ビル「む……ウタ、色鉛筆持って何してんだ?」
ウタ「あ、ビルさん!塗り絵だよ。海にいると花とか見れないしね…ちょっと部屋に彩りが欲しくて」
ビル「ほぉ…花一つに随分と色使うんだな」
ウタ「そりゃあね、光の当たり方とかで違うんだってさ…私も昔はクレヨンでベタ塗りだったけど……ちょっとやってみる?」
──────
ビル「っ、む、なんだこの…!「何か違う」を塗り重ねていく感じは…!?」
ウタ「ビルさん、海図とかよく描いてるしこういうの得意そうだけど、もしかして違う?…あ、でも色が一切はみ出ないの上手」
ビル「あくまでおれのは正確に描くべき図形でしかないからな…こういうのはセンスだ。ウタにゃ敵わねえな」
ウタ「えー、褒めるじゃん…照れる」
ビル「んー…よし、ちょっと待っとけ」
ウタ「?」
ビル「あったあった…ほら」
ウタ「わ!レッドフォース号?」
ビル「まぁ塗り絵というか、これも前に描いた図形なわけだが…いるか?」
ウタ「え、欲しいよ!?でもいいの!?」
ビル「ああ、そこまで喜んで貰えるならおれのところにあるよりお前が持ってた方がいい」
ウタ「やった!ありがとうビルさん!!」
- 13二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 22:49:51
- 14二次元好きの匿名さん23/02/03(金) 01:24:59
ルウ「おお、ウタ………なんでそんなに紅茶缶抱えてんだ?」
ウタ「はっ!見たな!」
ルウ「いや、うちにそんな洒落たの飲む野郎はいねえし、ウタのだろ?取りゃしねェから安心しな」
ウタ「まぁ、それもそうだねー」
ルウ「んで、もう一度聞くけどなんでそんな茶葉持ってんだ?全部飲む気か?腹がチャッポンチャポンになるぞ」
ウタ「流石に全部は飲まないよ!!…久しぶりに、その利き紅茶しようかな〜って」
ルウ「利き紅茶ァ?」
ウタ「匂いとか、味で茶葉を当てるんだよ…すごい人だと産地もピタリだよ」
ルウ「えっ、そんなの出来んのかお前…」
ウタ「ゴードンが割とこだわるタイプでね…色々あって、ほら「違いが分かる女」ってカッコいいでしょ?」
ルウ「そんな理由で覚えた辺り子供っぽい」
ウタ「なにを〜!!」
ルウ「まあちょっと待ってろよ」
ウタ「う?」
ルウ「良い茶があるなら良いお茶請けも欲しいだろ?小麦粉ならあるしクッキー作ってやるよ」
ウタ「!私も!私も作る!!」
ルウ「はは、じゃあ作ったら一緒にティータイムとするか!!コックとしても気になるし、色々紅茶について教えてくれよ」
ウタ「うん!!いいよ!クッキーなら私のオススメはね〜……」
- 15二次元好きの匿名さん23/02/03(金) 01:32:17
- 16二次元好きの匿名さん23/02/03(金) 01:34:15
どうか優しい世界で…
- 17二次元好きの匿名さん23/02/03(金) 07:46:00
なんかちょっと一抹の寂しさを感じるな……
- 18二次元好きの匿名さん23/02/03(金) 12:50:51
そうか、エレジアでは遊ぶ相手いなかったから…
- 19二次元好きの匿名さん23/02/03(金) 22:24:38
パンチ「んあ?ウタ、何そんなせっせと縫ってんだ?」
モンスター「キィ?」
ウタ「あ、パンチ、モンスター!久しぶりに見たら縫いぐるみが所々解れててさ…縫い直してるとこ」
パンチ「ほお、おれ達もある程度の縫合技術は持ってたりするが…随分と手慣れてんなァ」
モンスター「キィ〜キッ」
ウタ「ありがとう。まぁ衣装とか、自分で作った事もあるからね服とか、このクマ程じゃないけどぬいぐるみも作ろうとしたかな」
パンチ「?……作らなかったのか?」
ウタ「…うん、なんでやめちゃったか覚えてないけどね!結構前のことだし!…よし、出来た!」
モンスター「キッキィ!」
ウタ「どうよモンスター、上手いもんでしょ?」
モンスター「キ〜!」
パンチ「ああ、綺麗に縫えてんな」
ウタ「なんなら2人のも繕おうか?時間くれれば刺繍も出来ちゃうよ」
モンスター「キキ…キィ!」
パンチ「ん、ああ、そういやちょっとボロくなったハンカチがあったか……頼めるか?ウタ?」
ウタ「いいよ!刺繍は何がいい?モンスター?」
モンスター「キッ」ユビサシ
パンチ「え…」
ウタ「クマ?クマがいいの?……ええっと、パンチさん?」
パンチ「あー…まあ、相棒がそれが良いならおれは何も言わないさ……あんまり可愛くし過ぎないでくれよ?」
ウタ「フハッ…よかったね、モンスター!とびきり可愛いクマ縫ったげる!」
モンスター「ウキャッキィ〜☆」
パンチ「おいコラァ!!?」
- 20二次元好きの匿名さん23/02/03(金) 22:47:10
- 21二次元好きの匿名さん23/02/04(土) 07:21:54
捕手
- 22二次元好きの匿名さん23/02/04(土) 07:22:54
かわええのう・・・
- 23二次元好きの匿名さん23/02/04(土) 17:26:18
赤髪海賊団のみんなとのほのぼの日常微笑ましい
もう二度と寂しい思いなんてせずにみんなと楽しく過ごしてほしい… - 24二次元好きの匿名さん23/02/04(土) 18:57:12
ガブ「……」ジッ
ウタ「……」ペラ
ガブ「………」ジィ
ウタ「………」…ペラ
ガブ「…………」ジィ〜
ウタ「…ガブ、流石に気になるよ、どうしたの?用事?」
ガブ「……」ジッ
ウタ「これ?本だけど…エレジアの図書館から幾つか持ってきたんだよ。今日は静かに読んでたけど、声を出して読むのは発声練習になるし、歌に感情を込めるのにも良いんだ」
ガブ「……」ヒザポンポン
ウタ「え……乗れって……私、昔より大きくなったから、重いかもよ?」
ガブ「……」ブンブン
ウタ「えぇ…じ、じゃあ…お邪魔しまーす…?」
ガブ「……」フフン
ウタ「重くない?」
ガブ「…」コク
ウタ「そっかァ…じゃあ折角だし、ちょっと読み聞かせしようかな?」
ガブ「!」
ウタ「それじゃ、コホン……『チビク◻︎サンボ』」
───────
ウタ「……おしまい。ねえガブ」
ガブ「…」グゥ
ウタ「はははっ!ルウにホットケーキ作ってもらいに行こっか!バターたっぷりの!」
ガブ「ヴ…!」ニッ - 25二次元好きの匿名さん23/02/04(土) 19:24:53
- 26二次元好きの匿名さん23/02/05(日) 06:46:08
保守
- 27二次元好きの匿名さん23/02/05(日) 15:03:00
そうだよな、聞かせる相手いないよな…
- 28二次元好きの匿名さん23/02/05(日) 15:22:11
幸せになれ……幸せに……
- 29二次元好きの匿名さん23/02/06(月) 00:06:10
ウタちゃんが楽しそうでうれしい
- 30二次元好きの匿名さん23/02/06(月) 01:50:06
このレスは削除されています
- 31二次元好きの匿名さん23/02/06(月) 01:51:23
ヤソップ「おーいウタ次の島の買い出しについて…って、うおっ……なんだその大量の……なんだ?」
ウタ「あれ、ヤソップは折り紙知らないの?」
ヤソップ「いや、知らないわけじゃねェよ…でも簡単な物しか…ちょっと一枚貰っていいか?」
ウタ「?うん」
ヤソップ「ええっと確か…こうか?…よっ」パァンッ‼︎
ウタ「うわっ!?…え、すごい音出た…!」
ヤソップ「ハハッ、ビビったか?まあとりあえずこれとかせいぜい紙ヒコーキ……あとは、お前が教えてくれた手紙の折り方くらいか?」
ウタ「あー!懐かしい!ちょっとでも喜んで欲しくていろんな折り方した!」
ヤソップ「そうそう…で、話戻すけどなんか同じ…鳥かこれ?…こればっかり折ってんじゃねぇか…なんだこりゃ?」
ウタ「千羽ヅルっていう……お願いをする時とかに折るんだってさ」
ヤソップ「ツル?これ鶴なのか……願い事ってなんだよ?お頭に頼んでも無理そうなやつなのか?」
ウタ「ううん、そうじゃなくて……むしろ、頼めない、かな?…勝手が過ぎるし」
ヤソップ「なぁに言ってんだ」
ウタ「?」
ヤソップ「昔おれ達の勝手でお前振り回しちまったんだ。お前もせいぜい好きにして、四皇の海賊を振り回してみな」
ウタ「……振り回されたなんて思ってないよ。でもじゃあ、一個だけ簡単なのヤソップに早速お願いしようかな」
ヤソップ「よしきた」
ウタ「突発的に折り始めたけど千羽折るのに圧倒的に紙が足りないから次の島で買いたい」
ヤソップ「ハッハッハ!!分かった分かった!!買い出しのリストに入れといてやるよ!!」
- 32二次元好きの匿名さん23/02/06(月) 02:05:03
- 33二次元好きの匿名さん23/02/06(月) 07:07:57
保守!
- 34二次元好きの匿名さん23/02/06(月) 17:22:50
保保保、ブチ守りますよ
- 35二次元好きの匿名さん23/02/06(月) 23:15:54
このレスは削除されています
- 36二次元好きの匿名さん23/02/06(月) 23:17:55
ライム「お〜いウタさん〜?そんなところで寝ないでくれますか〜?」
ウタ「…う、ん…?……あ、ライムだあ…なに?」
ライム「ハァ…ここ甲板だぞ、寝たら身体痛めるっての…眠いなら部屋戻れ」
ウタ「眠るつもりでここにいるんじゃないよォ…ちょっと日向ぼっこしてるだけ〜……」
ライム「日向ぼっこって、お前なァ…」
ウタ「ちょっとスランプだから、一回、なァんにも考えないでみようかなって……」
ライム「スランプゥ?お前がァ??」
ウタ「あはは、意外?普通にあるよ、私にも」
ライム「ヘェ…」
ウタ「そういう時にはね……ウタワールドにも行かないんだ。寝転んで、周りの声とか、音を聞いたりするの…」
ライム「ほーん?」
ウタ「興味無いなら聞かなくていいよ?」
ライム「無いわけねぇだろ、娘の話だぞ…隣座るぞ〜」
ウタ「…どうぞ〜」
ライム「……あー、なるほどな。確かに今日、天気が良いからか…悪くないな」
ウタ「…でしょ?……んふふっ」
ライム「なあウタ…」
ウタ「ん?」
ライム「お前って……おれ達といなかった時…なんでもねェ…」
ウタ「…娘の話だよ、興味持てばいいじゃん」
ライム「こいつは一本取られたな……じゃあベタな質問かもだけどよ、ゴードンからはどんなレッスンを受けて…」
────
ウタ「……ん、む………すぅ」
ライム「結局寝てんじゃねえか…全く……よいしょっと…おらおら退けお前ら〜うちの音楽家のお通りだ〜」
- 37二次元好きの匿名さん23/02/06(月) 23:29:40
- 38二次元好きの匿名さん23/02/06(月) 23:35:06
赤髪海賊団は家族だもんな…
- 39二次元好きの匿名さん23/02/07(火) 06:52:15
hosy
- 40二次元好きの匿名さん23/02/07(火) 17:42:10
保
- 41二次元好きの匿名さん23/02/07(火) 23:00:33
ベック「……こんな時間にそんな薄着で出てたら風邪引くぞ、ウタ」
ウタ「!…ベック…ごめんごめん、ちょっと海を見てたの」
ベック「みたいだな。何か見えるか?」
ウタ「ううん、どこまでも海が広がってる……島も、船影も無し」
ベック「そうかい、報告ご苦労…ほらよ」
ウタ「わ、飴だ…夜中なのに」
ベック「ちゃんと歯ァ磨けばいいだろ。あとはホンゴウには黙ってりゃいい」
ウタ「ふふ、そうだね……ん〜、罪の味」
ベック「飴玉一つに大袈裟だな」
ウタ「普通の飴玉ならね。誰かが私の喉に気を遣ってタバコ代わりにしてる飴の一つだから、大事に食べないと」
ベック「……音楽家の大事なものを副船長のおれが傷つける訳にはいかねェだろ」
ウタ「…ありがとう、ベック……もうちょっと見てるから気にしないで戻っていいよ?」
ベック「いいや、まだいる…」
ウタ「心配性だなァ」
ベック「…どこかの誰かが」
ウタ「ん?」
ベック「今自分が乗っている船を待って海を見てるなんてトンチキな事をしてる間は…眠れるまでは付き合うさ」
ウタ「………ベック」
ベック「なんだ」
ウタ「…なんでもない。ありがとう」
ベック「ああ、気にするな。ウタ、お前の家は此処だ」
ウタ「…うん」ズビッ
- 42二次元好きの匿名さん23/02/07(火) 23:11:20
ベック「…踏み込み過ぎたか?…だが踏み込まなかった事であんな事になったんだというなら、おれ一人くらい悪役になってもいいだろ」
ベック「……待たせちまったなァ、随分と。良い女になった…変わらないところに危うさもあるが、良いところは何も欠けちゃいなかった」
ベック「そろそろ次の島か。こりゃお頭辺りが何か始めるだろうな」
ウタ「あ〜〜…やらかした。泣く気はなかったのに…やっぱり女の人に慣れてるベック相手だとつい余計に話したりしちゃうな…気をつけなきゃ」
ウタ「……島、どうしよう。折り紙はヤソップに任せたけど私も降りて買い物してみようかな…」
ウタ「本も読み終えたし、パズルもホンゴウさんが慣れてきたから多分そろそろ終わっちゃうんだよなァ…」
ウタ「……いっか、船で寝てよう」
ウタ「そろそろ新曲も作らなきゃだし、うん、それが良い……それ、で…いい、はず……むにゃ」
- 43二次元好きの匿名さん23/02/08(水) 06:55:10
ほ
- 44二次元好きの匿名さん23/02/08(水) 17:24:46
ほ
- 45二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 00:27:42
シャンクス「…お前ら、そろそろ次の島に着くわけだがその前に大事な事を話し合おう」
「「「………」」」
シャンクス「おれ達の大事な娘であるウタについてだ……最近になって気付いたわけだが、なあ、アイツ…」
シャンクス「暇つぶしや遊びが一人でする前提のものが多過ぎないか……」
ホンゴウ「お頭はトランプ誘われてタワーしたんだっけか?」
シャンクス「そうだ…!!あの時は少し違和感を感じるだけだったが、よくよく考えれば二人いるんだし他にも遊び方はあるだろう」
ライム「お頭のは偶然じゃねえか?」
シャンクス「あれからもう一度トランプを、それもタワー以外をしようと言ったんだ……そしたら淡々とトランプマジックを披露された……そうじゃない、そうじゃないだろう…!!だがすごかった未だにタネが分からん!!」
モンスター「キィ…」
ルウ「まぁ、ゴードン以外だと茶を飲む相手もいなかったんだが……目の前で「西の海産の○○かな……あたりィ!」って一人で盛り上がってるの見るのは、なんか来る物がある…」
ヤソップ「そもそもあの歳でやる遊びにしては幼な過ぎる物が多過ぎるだろ…」
ガブ「ヴゥ……」
パンチ「縫い物は別に良いと思うがな…」
ビル「塗り絵も、上手くなれば普通に芸術だぞ」
シャンクス「そうだけど!!好きな物が色々あるのは良いんだが……もう少し、皆で楽しむ前提の意識や自分から交流をしようって気力があればと思ってしまうんだ」
ベック「交流の機会を失った理由はおれ達にある以上、おれ達側から歩み寄るのが一番だと思うが…」
シャンクス「それはそうだ…だが、アイツがこのまま来るもの拒まず去るもの追わずな交流スタイルになっちまうのは……寂しいと思うんだ」 - 46二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 00:43:28
「「「お頭……」」」
シャンクス「そんなわけで【第一回、ウタが皆と楽しめるものを考える選手権】を始める!!」
「「「お頭……」」」
シャンクス「良いじゃねえか!!こうなったらウタにはまず皆で何かする事は楽しいって思ってもらいたいんだ…!!一人でずっと何かするだけじゃないって遅れた親の教育をしたいだけだ!!!」
ホンゴウ「いや別に反対はしねェけどよ…もうちょい言い方がよ……まぁいいか」
ビル「しかし普通にトランプで普通にババ抜きしてみたり…娯楽品のボードゲームでも買えばいいんじゃないか?」
シャンクス「やっぱり王道はその辺りだよな…でも折角だから色々変わり種も入れて反応をみたいじゃないか!一番アイツが好きそうな物を考えて次の島の買い出しで調達したやつが優勝だ!!」
ベック「そうやってふざけると空回りするぞ」
モンスター「キ…」
シャンクス「違ァう…!!まずはおれ達も遊びの心を持ってする事がだな…!!」
────────
ロック「…なんだか随分とお頭達が盛り上がってるな。まあ重要な事ならこっちにも通達するだろうしとりあえず気にせず準備でも……ん?」
ウタ「あ、ええと…ロックスター?さん?」
ロック「あ、はい…合ってます、お嬢」
ウタ「お嬢って…私の事知らない人達そう呼んでるけどそんなに偉いわけでもないから気にしないでよ」
ロック「いえ、おれ達の大事な船長の、大事な娘さんなんで…」
ウタ「…そう、ありがとう。次の島の準備?何か手伝う事ある?」
ロック「いや、今のところは順調です。お嬢の方はどうですか?買い足す物とか、次の島の観光名所とか、割と楽しみだったりは…」
ウタ「え、あー…私、は今回降りないから、特には」
ロック「……え?降りないンすか?」
ウタ「アハハ…うん、降りない」
- 47二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 01:01:14
ロック「そりゃまた…なんで?」
ウタ「ええと……特に大した理由はないよ!作曲作業頑張らないと、とか…そんな感じ」
ロック「ふぅむ……そうなんですかぃ?次の島は美味いパンケーキの店があるからお嬢が喜ぶって幹部の方々も言ってたんですが」
ウタ「え゛……あ、ぅ…降りないと、ダメ?だったり、する…かな?」
ロック「?…いや、何よりもお嬢の気持ち優先で良いとは思いますが……降りる事に何か不安が?」
ウタ「……ロックスターさん、絶対絶対ぜぇっったい、誰にも言わないって約束出来る?」
ロック「いいですよ」
ウタ「え、そ、そんなあっさり…」
ロック「お嬢にとってはそんくらい秘密にしたい事を自分に話してくれるってんなら、自分はそれに応えますよ…あ、でもお頭に問い詰められたらフォローしてくれるとありがたいんすがね…」
ウタ「ウフフッ、分かった!……勝手に不安になっちゃってるのがいけないんだけどさ、降りたら、置いていかれるんじゃないか…みたいな感覚がまだあるんだ、私」
ロック「置いていかれる、ですか」
ウタ「子供じみた不安だよね…!でも怖いんだよ…今でも起きた時レッドフォース号の自分の部屋って自覚するまでに「また置いていかれたんじゃ…」って思っちゃう時があるの」
ロック「…なるほど、それじゃあ、次の島では自分と周りますかい?」
ウタ「え…」
ロック「流石に二人もいないなら点呼ミスもないでしょうし…航海術も自分持ってるんで、間違って船が出ても追いつきますよ」
ウタ「でも、ロックスターさんの用事は?」
ロック「自分は特になくて周り手伝ってるだけなんで…どうです?」
ウタ「……ありがとう、じゃあ、折角だから、うん、少しだけ降りてみる」
ロック「護衛は任せてくださいお嬢…とりあえず後でお頭達にも聞いてみましょう」
ウタ「?なんで…?」
ロック「一応、娘が船員とはいえ男と二人は父親なら心配するでしょうからね…自分も命が惜しいんで」
ウタ「??ふーん?」
- 48二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 06:46:44
ほ
- 49二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 17:53:51
干し湯
- 50二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 19:42:16
古参ではないからこその活躍するロックスター概念めっちゃ好き
あと赤髪海賊団(古参)が真剣にウタと向き合ってるのも好き - 51二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 01:18:41
シャンクス「よしお前ら、財布と心の準備は出来たか?…帰ったらウタを驚かせてやるぞ!」
ベック「ヘーへー…わァってるよ」
ホンゴウ「っても、ウタに町で会ったらその時にバレると思うけどな」
シャンクス「お前ら何の為に見聞色が使える奴をバラけさせてグループにしたと思ったんだ…精一杯回避しろ」
ヤソップ「少なくとも見聞色鍛えたのはこの為じゃねえけど…仕方ねえか」
モンスター「キキィ」
パンチ「ま、ウタを喜ばせたい本心は皆一緒だ…やろうぜ」
ルウ「そうだな」
ライム「何が一番琴線に触れるかなんて分かるもんかねェ…おれ達が」
シャンクス「バァカ、分かってやらなきゃなんだよ12年分…気合い入れろ野郎ども」
ベック「いきなりそこまで重いとウタもキツいぞ。適度にいけ適度に…」
シャンクス「やだね!!おれはアイツを甘やかすって決めた!!」
ベック「子供か…」
ルウ「やっぱり手がかかるよな、お頭」
- 52二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 01:23:17
- 53二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 05:58:20
保守延
- 54二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 06:52:46
どうなるかな
- 55二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 17:18:55
保守
- 56二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 20:41:33
(関係者全員そうは思ってないだろうけどこれデートなのでは?)
(いやまあ感覚的にはお世話になってる上役の娘さんの護衛兼エスコートなのはわかってるんだが) - 57二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 00:53:49
ウタ「何読もうかな…暇つぶしに良さそうなのが良いんだけど……」
ロック「お嬢は好きな本とかのジャンルはあるんで…?」
ウタ「うーんと、物語は好きだよ。オシャレな服の雑誌も!あとは…最近は色んな知識もちゃんと持たないとって図鑑とか…?」
ロック「なるほど…」
ウタ「でもね」
ロック「?」
ウタ「図鑑で見ても、実際に見たり触れたり出来てるわけじゃ無いから…ウタワールドとかで再現とかしてみても難しいし、こういう時は閉鎖空間な船で生活してるとなおさらだよね」
ロック「ふむ…なら、こっちのコーナーに…お嬢、着いてきてくれますか?」
ウタ「うん」
ロック「これとか…これはどうですかね?」
ウタ「え…この本……」
ロック「これなら多分、一人で悩む事はまず無いですし…その、良いきっかけになるかと…」
ウタ「……ありがとう!!うん、この本買うよ!!あ、折角だからあっちのコーナーのも見てみたい!!」
ロック「はい」
- 58二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 01:00:43
- 59二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 07:12:00
ほ
- 60二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 17:25:15
ほ
- 61二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 23:07:56
ロック「お次は、雑貨屋…?」
ウタ「…ん?あー、うん、作曲用の五線譜やインクとかも念の為買っておこうかなって」
ロック「その辺りは自分は素人なのであまり口出しは出来ませんね。ゆっくり見て来てください」
ウタ「ありがとう……って言っても、割と同じ様なのがあればいいんだよね。こだわりは無いし」
ロック「そうなんですかい?」
ウタ「うん「あ、いい曲浮かんだな」って時は手元にペンがなくても壁に口紅使って書いたりね。我慢出来なくなる性分みたいだから、思いついた時すぐに書ければなんでも…」
ロック「なるほど、ならこういうのも一緒に買うのはどうでしょう?」
ウタ「?なあにそれ」
ロック「書いた書類とかをしまう専用の袋みたいな物らしいですよ。耐水性とかも高いですし、屋外にいる時にもコレなら持ち運べて何処でも書けるんじゃないですか?」
ウタ「へぇ〜!!いいね!」
ロック「あとは…それはそれとしてペンを一つ選ぶのもアリじゃ無いですかね」
ウタ「?」
ロック「これからはずっと好きなだけお頭達といられるんですし…自分の物を増やしても問題ないと思いますよ」
ウタ「……じ、じゃあ…お店に入った時から気になってたペン、買っちゃおうかな」
ロック「そうしましょう。なに、お頭達から渡された小遣いなら、なんならこの店ごと買えそうですから」
ウタ「店!?どんだけ渡してるのシャンクス達ったら!!というかそんなに持ってたら重たいでしょロックスターさんもちゃんと止めなよ!!…もう、過保護だなァ」
- 62二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 23:22:16
ライム「ほらやっぱり小遣い多すぎたんだって…!!引いてんじゃねえか…!!(小声)」
パンチ「「足りるのか、これっぽっちで…?」ってお前も言ってたじゃねえか…!(小声)」
モンスター「キキッキィ(小声)」
ライム「う…だってよォ、ウタももう大人だし宝飾品やブランド物とかにも興味あるかも知れなかっただろ?今日のおれ達の買い物が失敗してもウタの好みは知りてえし…(小声)」
パンチ「そういや小せェ頃はお宝の飾りとかをお頭とかから貰って付けてたりしたか(小声)」
モンスター「キィ(小声)」
ライム「それが今見たら本とペンって…こう、もうちょっと贅沢をしても良いんじゃねえか…!?欲しい物とか、ねえのか…?(小声)」
パンチ「……まあ、何が贅沢で、欲しいものかは本人が決める事だ、なあ?」
モンスター「キッキィ(小声)」
- 63二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 06:05:08
あぁ~いい……(語彙消滅)
- 64二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 12:52:51
ホシュホシュ
- 65二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 20:38:52
保守
- 66二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 01:06:45
ウタ「次は…うーん……ロックスターさん行きたいところある?」
ロック「自分は特になかったんですが…でもそうですね…あちらに市があるらしいですよ。行きますか?」
ウタ「市!?うん、行く!!」
────
ウタ「わ、わあ…!!人がいっぱいだ!!」
ロック「まあ市ですからね、逸れない様に気をつけてくださいお嬢。もしもの時は港ですよ、良いですね?」
ウタ「うん!……色々あるねェ」
ロック「ですね…ここで何か食べたいもの買ってルウさんにリクエストしてみますか?」
ウタ「リクエスト?」
ロック「ええ、余程じゃなきゃあの人も食べたいもの食べさせてくれますよ…コツはあしの早いものを買う事です。傷む前には作ってくれますから」
ウタ「そうなんだ、ふふふ。よく知ってるね!」
ロック「…すみません、嫌だったりは」
ウタ「ううん、そういう話も嬉しい。皆、ちょっと私に遠慮しいだから。私もだけどね!!お互い様!!…だからロックスターさんみたいに色々教えてくれる人がいるのは嬉しいよ」
ロック「さいですか。なによりです……あそこの果物やとかで何か見てみますか」
ウタ「うん!!あ、あと…あっちのお店にも」
ロック「分かりました」
- 67二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 01:14:29
シャンクス「くっ、なんか楽しそうじゃないかアイツら!?(小声)」
ベック「そうだな。まさかロックスターにこういう才能があったとは驚きだよ(小声)」
ルウ「そんな事より早く選ぶぞ。おれら全員デカイんだからその気になったらすぐにウタが見つけたまう…(小声)」
シャンクス「いっそもう合流しちゃダメか…!?なんかこう、折角なのに一緒に買い物出来ない事も割と寂しい事に気づいちまった…!(小声)」
ベック「ダメに決まってんだろ(小声)」
ルウ「寧ろおれ達がいないから色々と因縁も何もないロックスター相手で気が楽な可能性もあるしな(小声)」
シャンクス「う、ぐ……そう、だな。分かった…その分精一杯選ぶさ…(小声)」
ベック「そのいきだお頭(小声)」
- 68二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 06:03:03
この灯はたやすわけにはいかねェべ
- 69二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 16:58:51
ほしゅ
- 70二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 23:18:44
市場保守
- 71二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 01:33:02
ウタ「色々買い物できて楽しかったァ!!何から何までありがとうね、ロックスターさん!!」
ロック「いえいえ、自分はお嬢がどうしようかって悩んでる時に一言二言お節介焼いてただけで」
ウタ「私にはありがたかったの!!今度お礼させてね!!約束!!」
ロック「…ええ、では楽しみにしています」
ウタ「ふふふ、赤髪海賊団の人達はお父さんって思ってたけどロックスターさんはお兄さんって感じだ!!」
ロック「兄って年齢でもないとは思うんすが…いや、好きに思ってくださいや」
ウタ「うん!…さて、今日一日シャンクス達の誰にもすれ違わなかったけど、本当に皆買い物いってたのかな?」
ロック「行ってたのは間違いないですよ。もしかしたらウタさんの買い物の邪魔しない様に先に見つけては避けてたのかもですね」
ウタ「ええ〜気にしなくてよかったのに」
ロック「なら次は」
ウタ「うん、そうだね…その為に今日は我慢したのもあるしって、あ!シャンクス!!」
シャンクス「!ウタ」
ウタ「ただいま!!」
シャンクス「ああ、おかえり…楽しめたか?」
ウタ「うん!!ロックスターさんすごい気遣い出来る人なんだよ!!良い人だね、さすがシャンクスが船員にした人だね!!」
シャンクス「はは、そうか!…ロックスター、ありがとう。今日一日助かった」
ロック「いえ、自分はただただお節介焼いただけなんで…」
- 72二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 06:18:48
ホシュホシュの実
- 73二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 07:00:18
持
- 74二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 17:01:54
ほし
- 75二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 23:01:44
5時はちょっと寝過ごしそうなので延長
- 76二次元好きの匿名さん23/02/15(水) 00:12:19
シャンクス「っと、そうだウタ。実はな、今日おれ達で色々買ってきたやつがあるんだがちょっと一緒にみないか?」
ウタ「?シャンクス達が…?いいの?」
シャンクス「おう、勿論だ…そんな身構える必要は無いから肩の力は抜いとけ」
ウタ「う、うん」
───
シャンクス「おーいお前ら〜ウタが来たぞ〜!!」
ホンゴウ「おお、来たな、審査委員長」
ウタ「うん、来たよ…って、ん?審査、委員長?…というかこのテーブルいっぱいのやつ……何これ」
ベック「よく聞いてくれた。実はもう包み隠す事なく全部話すがそこのお頭がな、もっとお前が皆と交流しやすい様にって事で色々遊べる娯楽品を皆で選んで買ってきたんだよ」
ウタ「え?」
シャンクス「ベェェェエエッック!!?全部いうやつがあるか!?」
ベック「急にいい歳した大人共が玩具買ってキャッキャしてるのを見るウタの方が辛いだろ。さっさと話した方がいいってだけだ」
ルウ「別に内緒でもなかったしな」
ライム「買い物途中は隠れたけどな、恥ずかしいから」
ウタ「え、ええ…?」
パンチ「だっはっはっは!!訳わかんないって感じだなウタァ!!」
モンスター「キキィ!」
ビル「まあ、つまるところだ、最近お前と色々と過ごせて楽しいから、もっと楽しくしたいって年甲斐もなくはしゃいでんのさおれ達は」
ガブ「ヴゥ」
シャンクス「ほぼほぼ全部言いやがって…」
- 77二次元好きの匿名さん23/02/15(水) 00:26:06
ウタ「……色々あるね。これは、チェスだっけ?本では見た事あったけど…」
ベック「頭使うから割と長く出来るぞ、戦術も同じわけにはいかないしな」
ウタ「…これ」
ベック「ん?」
ウタ「その…対局?っていうのは2人じゃないと出来ないんでしょ?いいの?」
ベック「…幾らだって誰だって相手するさ。ああ、お頭はやめとけ、弱いし追い込まれると「待った」ばっかで相手にならんだろうからな」
シャンクス「いつの話してんだお前は!!!」
ウタ「この小さいウサギのぬいぐるみは?」
パンチ「ああ、フワフワだろそれ、皆で遊べるやつだってのにモンスターが見つけて離さないから買って来たんだが…」
モンスター「キキ」
ウタ「…次は、ウサギの刺繍にする?」
モンスター「キィ♪」
パンチ「おいこら!!おれの所持品をこれ以上ファンシーにする気か!?」
ウタ「あと…なんか額縁もいっぱいだね…」
ビル「いや、塗り絵とか…ホンゴウとパズルもするって聞いて…」
ホンゴウ「折角綺麗に出来てるんだからちゃんと飾らないとだろ…あ、一応サイズにあうパズルも買ってきてあるからな?問題ないはずだ」
ウタ「…一緒にまたしてくれるの?」
ホンゴウ「そりゃ勿論…」
ビル「折角だからな…お前と同じ色が知りたい」
- 78二次元好きの匿名さん23/02/15(水) 05:58:38
いい……
- 79二次元好きの匿名さん23/02/15(水) 07:06:06
期待
- 80二次元好きの匿名さん23/02/15(水) 17:24:32
干し芋
- 81二次元好きの匿名さん23/02/15(水) 21:24:03
&<ここはいい場所だ……心が安らぐ……
- 82二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 00:12:59
☆
- 83二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 00:42:01
一気読みした
めちゃくちゃ好きです - 84二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 00:48:42
ウタ「これクッキーの型だ…!」
ルウ「パウンドケーキとかのやつも色々揃えた。この船の野郎共とだと中々作る機会ねェからな…」
ウタ「沢山お菓子作りに誘ってもらわないとだ」
ルウ「そういうこった」
ウタ「……ライム、もしかしてモンスターやパンチド一緒にいて選んだりした?」
ライム「何故バレた…」
ウタ「嫌だってこれさっきのモンスターが選んだのとおんなじフワフワなタオルケットだし…うわ、ずっと触ってられる。良いところの買ったでしょコレ」
ライム「プレゼントで値段を気にすんじゃ無い。それやるからせめて寝る体制整えて寝てくれ…普通に甲板で寝てたら行き倒れだぞ…」
ウタ「…また眠れるまでお話してくれる?」
ライム「おう、お前も遠慮なく色々聞け。この船でお頭含めた男達が12年でどれ程赤っ恥かいたかとかな。例えばホンゴウなら5年前……」
ホンゴウ「ライムてめぇ!!!」
ヤソップ「…あー、ウタ」
ウタ「?どうしたの…?」
ヤソップ「…おれァ、バカ息子がいる」
ウタ「ウソップ君だよね。言われるまで気付かなかったけど、似てるね」
ヤソップ「赤ん坊の頃に置いていったアイツにゃ父親としては憧れでい続ける事がおれの対応だ…」
ウタ「…知ってる。だから」
ヤソップ「でも、お前はおれの、じゃねえ「おれ達」の娘だ。ウソップと同じ様に置いていった事もあるけどこうして改めて迎えて船に乗せた。なら取るべき対応も違うだろうよ」
ウタ「……これ、頼んでた折り紙…と」
ヤソップ「他にもいろんな折り方がこの本のってるらしいぜ、折角だ、色々作っていこう」
ウタ「……ウソップ君に羨ましがられないかな」
ヤソップ「女にそんなみみっちい嫉妬する育て方をおれの女房はしねぇよ」
- 85二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 00:58:44
ロック「…お嬢」
ウタ「ん…」
ロック「よかったですね」
ウタ「……ん、部屋いっぱいになりそう。お掃除頑張らなきゃ」
ロック「お嬢が買ったのもありますからね。折角貰ったなら沢山使いましょう」
ウタ「…うん、ロックスターさんも誘って良い?」
ロック「そりゃ、光栄ですが…洒落た話だ菓子だは出せませんよ?」
ウタ「一緒にいてくれるならそれで充分だよ…ありがとう」
シャンクス「おい待てまだおれのとっておきのボードゲームシリーズがあるんだ終わりにするなウタ!!」
「「お頭結局ボードゲーム買ったのかよ!!!」」
シャンクス「うるせぇ!!おれ達みたいなオヤジに年頃の娘の好みが分かるか!!!おれは情けねえけど分からん!!だったらもう楽しそうなの買うしかねえだろ!!!」
ウタ「あはははっ!!素直過ぎるよシャンクス!…じゃあとりあえずソレみんなで今からする?」
シャンクス「!…お、おう、しよう!!今から!!!あ、待て飲み物とか摘めるもの持ってき…あだァっ!?」
ベック「嬉しいのは分かったから落ち着けお頭」
ウタ「ふふふ、ふはっ…ゴンッてぶつけた…ふふ」
- 86二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 01:16:02
赤髪海賊団とウタのほのぼのはいくらあってもいいからな…
健康に良い - 87二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 06:07:11
読んでて楽しすぎるとついつい♡押し忘れるけど、感謝を込めてポチる!
- 88二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 07:07:01
age
- 89二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 07:10:12
素晴らしいSS
心に染み渡る - 90二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 18:18:11
心理戦頭脳戦はOKだけど見聞色で読むのは禁止な!ってなりそう
- 91二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 01:00:29
シャンクス「ってて…あ、そういや、ウタ達は何買ったんだ?」
ウタ「え、んと……作曲用のペンと、屋外用の五線譜の用紙入れと…あとは、秘密」
シャンクス「ええ…教えてくんねェのか?」
ウタ「今日、は分かんないけど…すぐ分かるから、いいでしょ?」
シャンクス「んー、ま、ウタは選手権不参加だしな。教える義務も無いか…」
ベック「そもそも女の買い物に口出しはやめとけお頭」
シャンクス「うぐ…」
ウタ「あはは、選手権?は分かんないけどまた今度ね」
シャンクス「と、とにかく!今回買ったやつでウタが何を気に入ったか分かるまでが選手権だからな!で、ウタ?どれが一番だった?やっぱおれのゲームだよな」
ウタ「まだどれもちゃんと使えて無いのに一番も何も無いよシャンクス……そもそも決められるわけがないじゃん。ありがと、今度は他のトランプ遊びしようね?」
シャンクス「あ、ああ!!そうだな!!」
ルウ「とりあえず摘める物適当に作って来たからやるぞお前ら〜。あ、ただ今回は酒は無しな」
ホンゴウ「(ウタを楽しませるのが主題だしな)そうだな…酔っ払ってゲームが破綻したら意味がねえしよ」
ウタ「私知らないのばっかりなんだけど…」
ロック「…こっちの奴ならおれは知ってますね」
ウタ「え、ホント!?じ、じゃあ…えと、ロックスターさんチーム組も!!」
ロック「じ、自分とですかい…!?他の皆さんでも良いんじゃ」
ウタ「いいから!今日はロックスターさん!!ルール慣れたらまた他の人とも組んだり一人でやるから、ね?お願い…!」
ロック「う、いや、嫌とかでは無いんですが…その」
シャンクス「………ふぅ、いや仕方ない…!ウタは初心者である以上ハンデはいるし、まだおれ達よりはロックスターの方が頼りにしやすいのもあるだろう」
ロック「お頭…」
シャンクス「せいぜい頑張れ、おれ達の方が良いと言われない様にな」
ロック「お頭…!?」
ウタ「やっぱシャンクス大人気なーい……負けないもんね!!ねえロックスターさん!!」
ロック「に、荷が重いんですがね…く、精一杯努めます」
- 92二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 06:21:32
😰→このスレ→😊
- 93二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 06:56:36
良い……
- 94二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 17:09:50
最高
- 95二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 20:18:19
一気読みして来た!
最高のSSありがとねスレ主… - 96二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 00:54:35
このスレのおかげで今夜も枕を高くして眠れる
- 97二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 01:29:51
少しして
ホンゴウ「…うーん、包帯がちょっと心許ないな。次の島で買うか」
コンコン
ホンゴウ「ん、どうぞー」
ウタ「ホンゴウさん…今へいき?」
ホンゴウ「ウタ?…どうした、具合が悪いか?怪我でもしたか?」
ウタ「あはは、そこまで過保護にならなくても元気だよ…えと、此処の効能についてどういう意味か教えて欲しくて」
ホンゴウ「効能…?って、おいウタその本は…「はじめての医学:お薬編」??」
ウタ「そのね、あの、前の島で買ったの…ほら私、能力がこうだし…皆を巻き込まないでも役立つ方法とか欲しくて…」
ホンゴウ「(…そんなの無くても関係ない。って言うのは、きっと違うよな)」
ウタ「私、血とか怪我…好きじゃないけど、歌以外でも皆を元気にするものって色々考えた中の一つが、ホンゴウさんが風邪の私治してくれたな、元気にしてくれたなって思い出で……」
ホンゴウ「…そうか」
ウタ「あと、えっと……これは、もっとすごく私的な理由なんだけど…」
ホンゴウ「おう」
ウタ「こういうのお勉強するって理由なら、もっと皆と話せるかなって…」
ホンゴウ「………おう」
ウタ「あ、勿論迷惑なら」
ホンゴウ「ちょっと待ってろ」
ウタ「?」
ホンゴウ「その辺りのやつが乗ってる本がある。難しいから解説してやるよ」
ウタ「!…ありがとう!」
- 98二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 01:36:35
ウタ「ロックスターさんロックスターさん!!話せた!!」
ロック「よかったですね。やっぱり共通の話題あると話しかけやすいでしょう?」
ウタ「うん!!それにねホンゴウさんやっぱりすごくてね、色々知ってるけど教えるのもうまくて…!ただ本読んでるよりもスーッと頭に入るんだ!」
ロック「まあ医者となると頭も良いでしょうしね…でも教える側としても真面目に聞いてくれる人がいてこそでしょうよ」
ウタ「そうかな…そうだといいな…」
ロック「(不安になる要素なんざ最初から無い様なものなんだけど…)大丈夫ですよ。あの人達は真面目な人間は可愛がってくれます」
ウタ「…ロックスターさんも?」
ロック「…そ、すね…はい、とても」
ウタ「ふふ、そっか…!じゃあまた頑張る」
ロック「応援してます」
- 99二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 08:36:05
心がほっこりする素晴らしいスレだ…
一生見ていたい - 100二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 13:19:23
ウタ「ビルさ〜ん…」
ビル「ウタ?…なんだ?」
ウタ「あのォ…その身長をお借りする事って出来る?」
ビル「???」
─────
ウタ「いやァありがとうね!高いところにも飾ろうとしたら私だと届かなくてさ」
ビル「いや構わないが……ウタを持ち上げるって形でよかったのか?おれが飾るでも…」
ウタ「ダメだよ、私が自分の手でしたいし…こっちの方が自分の思ってたところに飾れるもん…あ、もしかして重い?大丈夫?」
ビル「バカ言え軽過ぎるくらいだ。ああ…でも」
ウタ「?」
ビル「デカくはなったなァ……髪も伸びたし」
ウタ「それビルさんが言う!?私最初ビルさん見た時変わり過ぎてて驚いたんだからね!?」
ビル「それもそうか……くく」
ウタ「もう…ふはっ…ふふふ。ん、出来た。ありがとうビルさん」
ビル「ああ、また何かあったら気軽に頼ってくれ。嬉しいから」
ウタ「…うん、ありがと」
- 101二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 13:25:36
- 102二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 20:59:13
ンホシュ
- 103二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 07:29:09
かわいい…ポロッ
- 104二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 08:39:45
あれ…雨かな…?
- 105二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 09:01:26
いい!!!!
- 106二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 17:05:39
ウタ「ルウ〜お茶のも?」
ルウ「お、ウタ!紅茶か?なら今からクッキーでも作るか?」
ウタ「んーん、今日はね、ちょっと変わったやつだから……耳貸して」コソコソ
ルウ「へえ……ん?そんなのあるのか…ふぅむ……いいぜ!なら特別にいいの出してやるよ」
──────
ウタ「わぁ〜…ちょっといつもより風味違うやつだけど美味しいね!!」
ルウ「おう、しかし珍しいな……ハムやベーコンに合う紅茶なんてよ。実際うめェし、不思議と塩っ気が欲しくなる味だが…」
ウタ「作る過程が燻製に似てるんだってさ…なら同じく燻製にも合うよ。ちょっと葉巻みたいな匂いの茶葉だったでしょ?」
ルウ「おう…しかし良いのか?甘い茶菓子とかじゃなくてよ」
ウタ「良いの、私だって子供じゃないから甘いの以外も食べれるよ……それに」
ルウ「ん?」
ウタ「ルウはお肉が好きでしょ?」
ルウ「……おう、ありがとなウタ」
ウタ「えへへ、お茶会するならゲストの事も考えるのが大事だからね」
ルウ「そうかい」
- 107二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 17:26:25
ウタ「ふふん、今日の茶葉やっぱり買ってよかった!東の海のちょっと珍しい風味のだし、好き嫌い別れるかもと思ったけど気に入ってもらえたし!」
ウタ「次は何が良いかな…ミントティーはもうちょっと熱い気候の時に飲みたいし……フルーツティーみたいに甘いお茶と、敢えてブラックペッパー入れたお摘み系のクッキーとか?…うん、いいかも」
ウタ「…楽しいなァ…ふふっ。っていうのでどうかな?ロックスターさん」
ロック「え、あ、はい…良いと思います。が、そもそもそんなにキチンとお嬢が考えてくれたなら何でも喜ぶと思いますが……自分の意見いります?」
ウタ「あはは、そりゃ皆優しいから…でも折角だからもっと喜んで欲しいし、男の人の意見も聞きたくて…あ、これ今日のお茶会で貰って来たハム。量は少ないからこっそり一人で食べてね」
ロック「(あ、スゲェ良いやつ……お嬢相手だから奮発したなルウさん)う、む…まあ頼まれてる以上は自分も応えますが、一番はお嬢の気持ちだという事は忘れないでくださいね」
ウタ「うん、ありがとう!」
- 108二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 22:20:39
みんなかわいい
- 109二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 06:00:34
hshs
- 110二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 11:57:56
このスレは危険だ!
あまりのなごみ空間に昼食食ってたら自然と「ウタや赤髪海賊団なに食ってるのかな~ウタはデザートにパンケーキだろうけどルウがしっかり栄養とれるメニューにしてんだろうな~ウタのお隣争奪戦とかやってそうだな~」とか日常と思考がが侵食されるぞ!!
いやほんとほっこりするありがとう - 111二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 12:40:35
ウタ「モンスター、パンチさん、頼まれてた刺繍出来たよ」
モンスター「キキィ!」
パンチ「あー…おれのシャツの襟に随分と愛らしいウサギが棲みついたもんだ…」
ウタ「ふふ、最初はモンスターの所持品で…って話もしたのだけど…モンスターがひかなくてさ」
パンチ「えぇ……」
ウタ「「いつでも見れる相棒の所持品の方が良い」らしいよ?」
モンスター「キッキャー」
パンチ「…ほ、ほーん?」
ウタ「まあまずは着てみて着てみて…!!今時厳つい人とかが可愛い物付けたりとかはアリだしさ!似合うと思うし!」
モンスター「キキャー…」
パンチ「……ん、どうだ?」
ウタ「うんうん!似合う!!可愛いけど思ったより違和感も無いよ!!」
モンスター「キィキィ」
パンチ「…ふーん、そうか」
ウタ「照れてる〜」
モンスター「ウキャキャ〜」
パンチ「徒党を組んでおれを揶揄うのやめろ!!お前ら本当小せえ頃からそういうところ変わってないな!!!」
- 112二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 13:04:21
ルウ「直球にだ……良い女になったよなウタ」
パンチ・モンスター「「………」」
ルウ「おい、なんか言えよヤバいことを口滑らしたみてェだろうが…」
パンチ「いや、別におかしな事を言ったとは思わねえよ。ただ、珍しいなと…女嫌いなお前が。なあ?モンスター?」
モンスター「キキッキィ」
ルウ「娘だぞ?色々関係ないだろ」
パンチ「ふぅん?急に飲みに誘うから酔っ払いと思って相手してたけど、シラフでもちゃんと言ってくれそうで安心したよ」
ルウ「どういう心配してんだファンシーシャツ」
パンチ「その渾名今すぐやめろや!」
ルウ「似合ってるぜウサギさん」
パンチ「ははは、なるほど喧嘩売ってたのか…気付かんくてすまんかったな…」
モンスター「キキキィッキャ」ベシッ
パンチ「っで!?…痛えよモンスター…喧嘩したらシャツが汚れるってか?」
モンスター「キキ」
パンチ「はあ…わあったよ……よかったなルウ見逃してやる」
ルウ「…でも実際気に入ってるだろ?」
パンチ「……」
ルウ「羨ましいけどな。その【紫色の目】をした兎の刺繍」
パンチ「…ブルーベリー代用で似た様な事すりゃ良いだろコック。これはおれ達のだ」
モンスター「キキィ」
ルウ「そりゃ残念」
- 113二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 17:10:27
あ゛ー
仕事上がりに染みるわあ~…
親父どもの「娘がおれにな!」合戦も素敵だ - 114二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 23:01:27
登場人物みんなかわいい
かわいいの宝箱や! - 115二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 05:58:50
おはよう赤髪海賊団(保守)
- 116二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 09:54:06
癒される…
- 117二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 13:09:12
ウタ「ガブ〜」
ガブ「?……!?」
ウタ「グスッ…あの、今日の…。待って待ってどこに行くの!?」
ガブ「…ヴヴ…!」
ウタ「違う違う!!多分誤解してる!!この涙は誰かに酷いことされた訳じゃないよ!?」
ガブ「?……??」
ウタ「え、と、あの今日読み聞かせ用に色々吟味したら泣いちゃって…」
ガブ「……」
ウタ「ごめんね紛らわしくて!…ガブ?」
ガブ「ッ……フ…ッ」プルプル
ウタ「あ!ちょ、笑うなァ!!しょうがないでしょ本当に悲しい話だったんだよ!?あったま来た!!こうなったらこっちも号泣覚悟で私が泣いたやつの中でもトップクラスのやつ読み聞かせるから!!!ほら膝乗せて!!逃がさないからね!!?」
ウタ「「かわいそうな○ウ」「おまえ、○まそうだな」「○んぎつね」の3本立て聞かせるから!!!」
─────
ルウ「おーい、ガブそろそろ飯の準備……ど、どうしたお前ら!?」
ガブ「…ッ、グズッ…ヒグッ……」
ウタ「お、おしま……あぁああ…なん゛でェ……ッ!ごんんん…!!」
ルウ「だ、大丈夫か…?今日カレーだけど既に滅茶苦茶泣いてるし、玉ねぎ頼もうと思ったけど“ジャガイモ”にするか?」
ウタ「うわぁぁあん…!!ジョンンン…!!…グスッ…あんまりだよォ…ッ!!」
ガブ「ヴヴゥォ…ッ……グスッ」
ルウ「ダメだこりゃ……」 - 118二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 13:51:13
「「「だっはっはっは!!」」」
ガブ「…」イラッ
ルウ「おま、お前絵本で泣いたのか!?」
ホンゴウ「ウタと二人で泣きながら来るから何事かと思ったんだぞ……しっかしなァ…フフッ」
ガブ「……ヴ」イラッ
シャンクス「絵本ってお前!!ウタはともかく子供じゃねえんだからよ!!あっはっはっは!!」
ガブ「ヴゥ…!」
ロック「……」ペラッ
ガブ「ヴ…」
ロック「…あー……なる、ほど…ガブさんが泣いた理由が分かりました…特に恐竜のがヤバいですね。これお嬢が読み聞かせたのがまた……」
ガブ「!」コクコク
ベック「そんなに泣けんのか?」
ロック「題材がちょっと……これはまず本当のお父さんじゃない肉食の恐竜が子供の草食恐竜にお父さんと懐かれてしまうところから始まるんすが」
シャンクス「もう良い、ガブ、笑って悪かった」
ロック「あとはこの3匹のゾウの話も最初の1匹は毒を食べさせようってなっててゾウのも2匹が芸を頑張ればまた昔の様にと弱った身体で」
ホンゴウ「感動する事は健康的にも良い事だ。恥ずかしいことじゃねえよ」
ロック「キツネのは取り返しのつかない悪い事をしてしまったと反省して良い事をしようとしますけど最期には」
ルウ「悪かったよ、食事中に執拗に「今日のカレー“うまそう”だろ」とか言って……」
ガブ「……」ポン
ロック「はい?」
ガブ「…ヴ」ニコッ
ロック「は、はあ…どうも……」
- 119二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 17:44:25
ウタ「ヤソップさんヤソップさんや、ヤソップの好きな色なあに?」
ヤソップ「急に何かねウタさんや、色ォ?…んー、まあ無難に赤髪海賊団の船員らしく、赤とかか?」
ウタ「そっか!じゃあまた後で!」
ヤソップ「おう」
────
ウタ「さっきぶりだねヤソップ」
ヤソップ「10分程度だな。で、改めてどうした?」
ウタ「はいこれ」
ヤソップ「…鶴だな、赤の」
ウタ「うん、千羽鶴折りきったけど、まだ折り紙沢山あるから」
ヤソップ「くれんのか?」
ウタ「うーん、ヤソップの好きにして欲しい、かな?…それじゃあ私部屋に戻ってる!大作作らないとね!」
ヤソップ「あ、おい!……なんだ?アイツらしくもない………折り鶴、願い事…手紙…まさかね」カサッ
ヤソップ「!やっぱりなんか書いてあんのか…ったく頼り方下手くそ過ぎだろ…アイ、ツ……」
────
ヤソップ「ウター、邪魔するぞ」
ウタ「え、邪魔するなら帰って欲しい…」
ヤソップ「そうかすまん…じゃないわ!!帰らせんなァ!!」
ウタ「ええ…なんだよぅヤソップー…」
ヤソップ「お前が「銃の整備見たい」って言うから来たんだろ」
ウタ「…言ってはないよ」
ヤソップ「じゃあやめとくか?」
ウタ「…見たい、けど…昔はあんなに近寄らせなかったのにいいの?」
ヤソップ「ガキの頃は火薬とかもあって危ねえから遠ざけたんだよ。それに」
ウタ「?」
ヤソップ「…あー、いるだろ、おれの娘なら…そういう知識はよ」
ウタ「…ちょっと待ってて、折り紙片付ける」
ヤソップ「おう、焦らなくていいからゆっくりちゃんと片付けな」
- 120二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 18:46:11
ウタ「…分かっていたけど、すごい複雑な部品でいっぱいだったなあ……一個でも失くせないんだろうけど、私自信ないや」
ウタ「…弾の火薬もすごい細かい量で量らなきゃだし湿気は厳禁。楽譜とかもこの辺りは一緒かな?というか分解の時や整備に使ってた器具も扱い難しそうだし……流石に触らせたりはまだ早いかな?」
ウタ「他にも皆の役に立ちそうな事と思って銃の知識も覚えたかったけど流石に餅は餅屋だったかなァ〜…頭パンクしそうかも…いやいや、まだ諦めるには早いよね!」
ウタ「私もエレジアで音楽の勉強をした時は色々知らなかったもん!!最初は知らない、当たり前!!……焦らずゆっくり、ちゃんと知ればいいよね。うん」
────
ヤソップ「……って理由でちょっと整備見せてたんだよ。別に変な事はしてねェって…」
ガブ「……」
ヤソップ「この船鼻が効く奴、多いもんな…お前然り、モンスター然り……やっぱりお頭とかも嫌がるかね?ウタから、火薬の匂いがすんのは…」
ガブ「……ヴ、ヴ」フルフル
ヤソップ「…そうかい?そりゃ良かった……ウタには、今度はちゃんと色々見せてェんだ。アイツが知りたい事なら…教える……ちょっと後ろ暗くてもそうしようと決めた」
ガブ「……」
ヤソップ「そん位しか思いつかねェのよ、親としての役目ってやつは…」
ガブ「…ヴ」パシッ
ヤソップ「イテ…自信持てってか……ありがとよ。ま、アイツなら誰かを傷つける為には使わないだろうさ。だから教えんだ」
- 121二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 23:04:44
本当にこの幸せな赤髪海賊団が大好きだ…
- 122二次元好きの匿名さん23/02/22(水) 06:13:35
他人の幸福が自分の幸せってこういうことだよな
見ててすげえ癒される - 123二次元好きの匿名さん23/02/22(水) 06:53:19
癒される…
- 124二次元好きの匿名さん23/02/22(水) 18:00:46
全員かわいい
- 125二次元好きの匿名さん23/02/22(水) 20:25:51
ウタ「…ふぁ……ねむ……」
ライム「おー、随分と大きな欠伸してんなァ」
ウタ「ライム、おはよ…見張りお疲れ様……」
ライム「おはよう、と言いてェがお前その調子だと寝てねえな?」
ウタ「神曲が…うかんで……鉄、は……熱いうちにって…いうから…」
ライム「結果燃え尽きたみたいになってんぞ」
ウタ「でも………良いのできた……から…あとでちょっと…歌うの……」
ライム「そりゃ楽しみだな…」
ウタ「………うん…」
ライム「こりゃダメだな…さっさと部屋戻って寝たらどうだ?」
ウタ「………いいや、ここで」
ライム「おれは良くね〜〜…あー、困るー…おれの膝を枕にするなウタ〜〜…」
ウタ「かた…」
ライム「文句あるなら部屋戻ってくれー」
ウタ「ない…………ふぁ……ぬくい…」
ライム「…お前もなァ…幾つになっても子供体温だなおい……」
ウタ「あのね、ライム……」
ライム「ん?」
ウタ「…もーふ、ありがと……あったかい…」
ライム「…そうかよ、風邪ひいても文句言うなよ……」
ウタ「…んー……………」
ライム「………寝たな、おはよう言ってから5分も経ってないんだが…ホンゴウにも色々言われそうだ……ま、大人になったならちょっと悪い事する位がちょうど良いわな」
- 126二次元好きの匿名さん23/02/22(水) 21:44:30
ウタ「…というわけで、私を起こさない様にとライムは動かないでいてくれたんだよ」
ロック「結果数時間耐え続けて足が滅茶苦茶痺れてしまったと…」
ウタ「うん、悪い事しちゃった…」
ロック「本当にダメな事ならきっと途中でお嬢を起こしている筈ですよ。そこまで重く考える必要はないかと…」
ウタ「そうかなァ……ふぁ…」
ロック「あれ、寝足りなかったんで?」
ウタ「ううん、ちゃんと寝た。今はね…試しに歌った曲にピアノとかドラムとか付けたくてウタワールド開いてたの…」
ロック「なるほど……なら部屋に戻った方が…毛布洗濯に出したんでしょう?」
ウタ「うん…まあ今日…あったかいし、ちょっと位は平気平気……」
ロック「駄目でしょうね…お嬢は良くても多分幹部の皆さんやお頭が黙っちゃいませんって…」
ウタ「えー……」
ロック「ほら、お部屋に戻りましょうや……」
ウタ「うー…んー…わかった……あ…」
ロック「なんです?」
ウタ「ロックスターさん、うわぎ……ボタン…」
ロック「ん?あー、ちょっと解れてますね…まあ後で自分で……」
ウタ「わたし…やるよぉー…」
ロック「え、い、いや…お嬢の手を煩わせる程では…」
ウタ「やる……」
ロック「あ、はい…では(あれ、コレ今上着渡すのか??)」
ウタ「おきたら…やるねぇ………じゃあねェ…おやすみなさぁい……」
ロック「お、お願いします…えと、おやすみなさい…(持っていかれた…)」
────
パンチ「相棒がお前の上着からウタの匂いがするっていうんだが???」
ロック「まず3分で良いので弁明の時間が欲しいんすが…!!!」
- 127二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 02:28:56
ウタ「まあそんな感じで…お昼寝してたら夜寝れなくなるよね〜!!あっはっは!!」
ベック「笑い事じゃねえよ、不良娘」デコピン
ウタ「あたっ…別に海賊の娘だし、良い子じゃなくていいでしょ」
ベック「は、そりゃまあそうだな」
ウタ「……それにもう、子供でもないよ私」
ベック「親からすりゃ子供は一生子供だ」
ウタ「ええ〜私がしわくちゃのおばあちゃんになっても?」
ベック「そうだ。しかしお前がそんな年齢になるまで生きてたらおれ達ゃもっとジジイなわけだがな…クク」
ウタ「…ベック、髪の毛白くなったよねェ」
ベック「そうだなァ、すっかりオヤジだよ」
ウタ「……折角だから、そのまま真っ白になるまで生きてよ…」
ベック「これ以上か」
ウタ「私の髪、赤はシャンクスとお揃いだし、白くなったらベックともお揃いになれるじゃん」
ベック「そりゃ良いな…せいぜい長生きしなきゃならねェ……」
ウタ「…でも心配、シャンクスもいつか白くなるかもだよね…私と本格的なお揃いになるのはそれはそれで嬉しいけど」
ベック「そん時は「赤髪海賊団」以外の名前考えるべきか…」
ウタ「…それに人によっては白くなるより先に髪が抜けるかもって聞くし」チラッ
ベック「おいこら、誰見て言ってやがるんだ?」
ウタ「きゃー!あははっ!!…ねえベック」
ベック「なんだ?」
ウタ「……長生きして欲しいのは、本当だからね。今までの分、ちゃんと一緒にいてね?」
ベック「…当たり前だろ、それに関しちゃおれだけじゃなく彼奴等もお頭も、頷くさ」
ウタ「そっか、よかった!まだベックからチェスのチェックメイト取れてないし、やりたい事沢山あるんだからの付き合ってもらわないと」
ベック「そりゃ大変だな。おれ達はお前に良い格好見せたくて必死だからな…まだまだ負けるわけにはいかねェ」
ウタ「ベックの髪がこれ以上白くならなくて毛量少なくなってもカッコいいだろうとは思ってるから自信持ってね!!」
ベック「……そう何度も繊細な話をしてくる悪い娘にゃ…こうだ」
ウタ「あははっは、ちょ、持ち上げないでー!!あはははは!!!高いってばー!!!」
- 128二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 06:16:25
念のためホス
- 129二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 07:42:43
いやしかし、いろんな登場人物うごかせるのうらやま……
それでいてどの話もいいしさあ - 130二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 17:28:22
すげーほのぼのする……
- 131二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 22:51:36
ベック「その後抱えたまま船内や甲板歩いて、適度に揺らしながら話し相手してたら…寝た」
ライム「赤ちゃんのあやし方じゃねえか…!ま、まあ…でも寝れたんだな。よかった」
ベック「おう、ぐっすりだ」
ライム「ありがとうな副船長、全く眠らないのもだが昼夜逆転も良くないから心配でよ…」
ベック「気にするな。しっかし曲を思いついたら徹夜とは……プロだったな、そういえば」
ライム「それも世界一のな…は〜……それでもおれ達とが良いっていうんだから分からん」
ベック「女心を理解すんのは大変だぞ、おれも未だに振り回されんだからな」
ライム「それこそさっきとか?」
ベック「そうだ、あとは……12年前、とかな」
ライム「……ところで」
シャンクス「何故だ……何故おれだけ…」
ライム「あの隅っこでキノコ生やしてるうちの船長は?」
ベック「ああ、なんでも未だにお頭の方からのお誘いじゃねえと遊べないらしい」
ライム「は?ンな馬鹿な、おれこの前ホンゴウとルウとガブも混ぜて7並べしたぞ」
ベック「…おれを誘わなかった理由は?」
ライム「宴の後で…その時にはお頭と酔い潰れてたし…」
ベック「そうか…」
ライム「酔い潰れてなければウタも誘ってくれると思うから……」
ベック「善処する……話を戻すが、まあ本当に誘われてないらしいぞ…」
ライム「ウタはなんて…?」
ベック「「いやだってみんなの船長だし…普通に忙しそうで」…だとよ」
ライム「その前にお前の父親だ〜〜!!甘えとけ〜〜!!はー…不器用かよ……」
ベック「…というわけでだ、明日から」
ライム「はいはい、お頭の分の仕事はなるだけ貰っとくよ」
シャンクス「ウタァ……」
- 132二次元好きの匿名さん23/02/24(金) 06:05:37
支援保守
- 133二次元好きの匿名さん23/02/24(金) 15:11:40
保守
- 134二次元好きの匿名さん23/02/24(金) 18:10:16
ウタ「………」
ベック「…見てるな(小声)」
ホンゴウ「めちゃくちゃ見てるな(小声)」
シャンクス「あ〜〜!!今日は暇だな〜!!なんもする事ねェしなあああ!!どうすっかなァ!!!」
ルウ「んでアレはうるさいな(小声)」
ガブ「ヴ……(小声)」
パンチ「ちょっとでもアピールしないと何か考え事してるかも、とか思っちゃうんだろうな(小声)」
ビル「お頭が黙ってる時なんざ大した事考えてない方がほとんどだがな(小声)」
モンスター「ウキャ…(小声)」
ウタ「………」ソワソワ…ウロウロ…
ウタ「………」シュン
ヤソップ「おいなんで何もしてないのに落ち込んでんだ…!?(小声)」
ホンゴウ「多分、気分じゃねえとか、断られた時のこと想像したんじゃねえか…(小声)」
ライム「ネガティブ過ぎんだろ…(小声)」
シャンクス「(そんな事口が裂けても言うわけねえだろー!!あークソ!!どうしたらおれにも甘えてくれんだよ!?)」
ベック「まあおれ達全員アイツの父親だが…お頭は、お頭だしな。やっぱりちょっと違うんだろうが…(小声)」
ロック「……」
- 135二次元好きの匿名さん23/02/24(金) 18:23:45
シャンクスお前からいけや!
- 136二次元好きの匿名さん23/02/24(金) 18:25:04
ロック「お嬢、いま平気で?」
ウタ「!ロックスターさん…こんにちは」
ロック「はいこんにちは、えと……お頭に話しかけないんですか?」
ウタ「え、あ、うーん……暇って言ってるのは聞こえるんだけど…」
ロック「ふむ」
ウタ「それで断られたら…言い訳がないというか……ちょっと、自信が…」
ロック「大丈夫だと思うんすがね…」
ウタ「そうかなァ」
ロック「世界の歌姫になる前からお嬢のこと大好きなお頭なんですから平気ですって」
ウタ「……う、ん」
ロック「ええ、と…あの、じゃあもし、無理でしたら」
ウタ「?」
ロック「今日声かけられる人呼んで作戦会議でもしましょう「どうやったら相手にしてもらえるか」みたいな……愚痴も聞きますし…」
ウタ「……私」
ロック「はい」
ウタ「お酒飲めないけど、付き合ってくれる?」
ロック「いいですよ」
ウタ「ふふ、また即答だ…ありがとうロックスターさん。うん!じゃあちょっと玉砕覚悟でいってくる!!」
ロック「いやですから玉砕なんてまずありえませんって……行っちまいましたね。まあこれで大丈夫でしょうし、自分も作業に、うわっ」
ホンゴウ「………」
ロック「ホ、ホンゴウさん…えと、何か?」
ホンゴウ「幹部一同からだ、貰っとけ」
ロック「え、うぉ……絶対高い酒だ…いいんで?」
ホンゴウ「いい、助かった。ありがとう」
ロック「じ、じゃあまあ…遠慮なく…」
- 137二次元好きの匿名さん23/02/24(金) 19:19:28
ロックスターは
テメェみてェな
カッコイイ漢だよ - 138二次元好きの匿名さん23/02/25(土) 04:29:41
このスレ癒されるわ
みんな幸せであれ - 139二次元好きの匿名さん23/02/25(土) 15:00:26
いいのだ
平和とは全くこれでいいのだ - 140二次元好きの匿名さん23/02/25(土) 22:53:23
保眠
- 141二次元好きの匿名さん23/02/26(日) 07:18:35
保守
- 142二次元好きの匿名さん23/02/26(日) 17:43:40
もっと読みてぇ
- 143二次元好きの匿名さん23/02/26(日) 20:13:18
ウタ「あの、シャンクスー…」
シャンクス「お、おおう!どうしたウタ!!」
ウタ「いま、平気?忙しくない?」
シャンクス「暇も暇だ!!!一体何をしようかと悩んでる位だぞ!!!」
ウタ「そっか…じゃあ、あの、この前のボードゲーム、二人用のもあったから…一緒にしよ?」
シャンクス「そりゃ良いな!!うん!!早速行こうそうしよう!!!」
ウタ「う、うん!……ところで声が今日大きいね。耳が聞こえにくかったりする?」
シャンクス「い、いいや!!…じゃなくて、ゴホンッ……久しぶりの休みと、その休みにお前と遊べんのが嬉しくてな」
ウタ「……そっか」
ライム「あー、あー、あんなふにゃふにゃな笑顔向けちゃってまぁ……此処が野郎の巣窟って分かってんのかねえ…」
ベック「アイツに手を出した時点で鮫の餌の方がマシな目に遭うんだから、男しかいなくても此処が世界一安全だろ?」
ライム「それを一切冗談抜きで言えるんだからウチの父親組はよォ」
ホンゴウ「よく言うよ、お前もどっこいどっこいだろうが」
ライム「そりゃおれも父親の一人だから良いんだよ。なあルウ?」
ルウ「過保護」
モンスター「ウキキャ」
- 144二次元好きの匿名さん23/02/27(月) 01:45:42
めちゃくちゃ癒される…
- 145二次元好きの匿名さん23/02/27(月) 05:50:33
このスレのおかげで今日も良い目覚めだ
- 146二次元好きの匿名さん23/02/27(月) 07:04:55
みんな幸せ
- 147二次元好きの匿名さん23/02/27(月) 11:49:42
- 148二次元好きの匿名さん23/02/27(月) 21:02:05
赤毛の大型犬かなにかかな?
- 149二次元好きの匿名さん23/02/28(火) 00:28:30
シャンクス「ウタ…最近はどうだ?色んな奴に話しかけてるが…その、ちゃんと楽しいか?」カッ…
ウタ「楽しいよ!皆はもしかしたら…子供っぽい遊びとかは、つまんないかもだけど」…カチャ
シャンクス「そんなわけねェだろ?娘と過ごせるんだ。嫌なわけがねェよ」カチャ…
ウタ「そうかな…なら嬉しいんだけど。あ、シャンクス、チェック」コツ…
シャンクス「え、あ!!ま、待て…な?折角だしもうちょっと長く楽しみたいというか…」
ウタ「えー…3回目だよ?ならもう別のゲームにする?オセロとか…」
シャンクス「いやいやいや、まだ勝ててないからなおれ…!?というかウタお前ベックに鍛えられ過ぎだろう!?エグい所からビショップが来たが!?」
ウタ「別に空を飛んだ訳じゃないんだから……ルール通りの動かし方してるよ?」
シャンクス「ぬおぉぉおお……!!娘は可愛いが戦術が可愛くねェ…!!おのれベック…!!」
ベック「はぁ、だから言ったろウタ、お頭とはやめとけって……お頭もあんまり駄々こねるとダセェぞ」
ウタ「あ!ベック!!見てみてシャンクスに勝ててる!!」
ベック「おう、教えた通りに出来てるな。優秀だよおれ達の娘は…なあ?お頭?」
シャンクス「それは当たり前だが!!えげつないって言ってるんだよ!!」
ベック「じゃあなんだ?やめるか?」
シャンクス「やめるかァ!!こうなったら勝までとことんだ!!付き合ってもらうからなウタ!!」
ウタ「あははっ、うん!!今日はいっぱい遊んでね!!」
- 150二次元好きの匿名さん23/02/28(火) 00:42:03
ウタ「それでね、その後は他のボードゲームもしたし、ポーカーもしたし、ジジ抜きもしたでしょ…後お茶飲んで次の島どう周るかとか話してねー」
ロック「楽しかったようで」
ウタ「うん!!すっごく!!…でもよかったの?私シャンクスと遊べたけど、こうして付き合ってもらっちゃって…」
ロック「かまいませんよ、ルウさんからも夜食貰えましたし…」
ウタ「ね!このチーズトーストすごい美味しいよね!!蜂蜜かかってるのが一番好き!!何よりチーズがよく伸びる〜〜!!」
ロック「自分としてはベーコンとペッパーかかってるやつですかね…そういえばお嬢」
ウタ「うん?」
ロック「他の幹部の皆さんには普通に話しかけてましたが、お頭は割と苦戦してましたね?何故か聞いても大丈夫ですか?」
ウタ「あー…」
ロック「勿論無理にとは言いませんが」
ウタ「いいよいいよ!…シャンクスは悪く無いんだけどねェ……エレジアでお別れした日のね、会話が、ちょっと……」
ロック「……」
ウタ「本当にシャンクスが悪くなくて仕方ないって分かってはいらんだよ?でも「一緒にいたい」っていう事を伝えたその夜にああなったからさァ…」
ウタ「…シャンクスにお願いした事が、悪い方に転がったら嫌だから、ちょっと他より勇気がなかったっていう…そういう理由なんだけど」
ロック「なるほど」
ウタ「でももう平気!大丈夫だったから!!」
ロック「ならこれからはもっとお頭と話せますね」
ウタ「うん…でももうちょっと私から話すのは控えめにする」
ロック「そりゃまた…なんで?」
ウタ「…シャンクスに名前を呼んでもらえるのが好きだから。あ、これ内緒ね!」
ロック「……了解です」
- 151二次元好きの匿名さん23/02/28(火) 05:52:18
あぁ^~
- 152二次元好きの匿名さん23/02/28(火) 12:26:10
保っ守
- 153二次元好きの匿名さん23/02/28(火) 21:55:09
保癒
- 154二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 00:34:23
ウタ「次の島…どんなところだろ……」
ウタ「前はシャンクス達もある程度調べてパンケーキが美味しいお店探してくれていたんだよね……ハァ…」
ウタ「多分、ロックスターさんはお願いしたらまた一緒にいてくれるんだろうな…でも最近、頼りっぱなしだ」
ウタ「シャンクスが一番大人気ないけど、割と皆大人気ないんだから…あんまりロックスターさんのところに行きすぎるとロックスターさんがシャンクス達に絡まれちゃう」
ウタ「……ならやっぱり、前のところでロックスターさんと決めた通り…うん」
ウタ「…よしっ!!そうだよ!!前の島で我慢したし、今回は、今回は…み、んなと……まわれる、かな?お仕事あったり…手伝い名乗り出ても、皆の荷物持つのは多分無理だよね…私、力無いし……」
ウタ「う、ううん…!大丈夫!まずは自分から頑張らないと…そうと決まれば、私もちゃんと島で買うヤツまとめるぞ〜!!」
ウタ「ペンのインクも欲しいし、この船の皆に合わせるとカップも大き過ぎるからちょうど良いマグカップも欲しいな……あとは、うん、アレは絶対買わないとね!」 - 155二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 12:01:29
ウタちゃんつよい子
でもエレジアの件(みんなと楽しくやってたのに気づいたらおいてかれて「みんな」だけで楽しくやってた)はそうそうぬぐえるものじゃないもんなあ……
こういうのってむしろもう大丈夫ってと思ってるときのフラッシュバックがこわいもんだし……
やさしい世界にわくわくしつつも自分の妄想にびくびくもしちゃうな - 156二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 22:10:04
最近の癒し
- 157二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 02:49:51
ロック「ですから、お頭方が不安に思う様な事はありませんって」
シャンクス「分かんねェだろ!!次の島もお前とが良いって言われるかもだろ!?」
ベック「お前の言うことも分かる。だがな、やはり最近のウタはお前に大分懐いてるからな…あり得なくはないだろう」
ルウ「実際ウタがここ数日で一番話してる奴は誰だって話になったら、おれらじゃなくてお前だ」
ロック「そうは言われましても…自分はお嬢とはお頭達と比べればまだまだ本当に短い付き合いですし…」
シャンクス「その短い期間であんなに仲良くなって頼られたりしてるのが羨ましいって言ってんだよ!!!」
ロック「ええ…」
ホンゴウ「まあお頭ほど切羽詰まってる訳じゃないけど、おれ等としてもウタと仲良くなれる方法があんなら知りたいのさ…」
ロック「仲良くなる……方法ですか…」
ライム「分かってるぜ?多少複雑に拗れたとは言ってもよ、アイツがおれ達を慕ってくれてるのは…でもやっぱり遠慮が時々抜けねェのよ」
ロック「そうですか?おれの目にはお嬢は少しずつとはいえ皆さんに甘えられてると…」
シャンクス「……目、がなァ」
「「「うんうん…」」」
ロック「…目?」
- 158二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 07:09:17
期待待機!!
- 159二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 13:09:34
シャンクス「気分で髪が動くのも分かりやすいけど……あの髪型にするまではやっぱりおれ達の判断基準はアイツの態度とか、表情でよォ…そん中でも目がめちゃくちゃ素直なんだウタは」
ヤソップ「嬉しい時も泣くの我慢してる時も…基本ウタは目を見てれば分かるぜ」
ロック「はあ…」
ホンゴウ「おれ達に話しかける時と話してる時、すごい目が忙しないんだ「これ以上話して迷惑じゃないか」「相手が喜んでるか」「楽しませてあげれてるか」ってな」
モンスター「ウキ…キィ」
パンチ「根が優しいのもだが、歌姫としての活動ですっかりエンターテイナーな部分が強いからな。割と発言を選んでるしタイミングを見てるぞ」
ガブ「ヴ、ヴゥ」
ビル「それでいて、そう振る舞おうみたいな仮面が無い時…詰まる所おれらみたいな身内な?が相手となるとどうすれば良いのか分からなくなるのか距離を測る様な態度になりがちなのさ」
ロック「えと…それが自分には当てはまらないと?」
シャンクス「そうだなー…まずロックスター、お前はおれ達赤髪海賊団の一人だ。しかし、ウタの父親ではない…そうだろ?」
ロック「え、ええ…」
シャンクス「詰まる所【赤髪海賊団】で信用が生まれやすい…が、【拗れた関係になった事がある父親】枠でもない……マイナス点が少ないって訳だ」
ベック「実際はそれだけじゃなく、お前の人柄もあるだろうな…いつも娘が世話になっている」
ロック「えと、ありがとうございます…?」
ライム「まあそれでも、甘えられる様になってきてるのも確かだ…恐る恐るってところだろうよ」
ロック「……膝枕で寝ても?」
ライム「……膝枕で寝てもだ」
ロック「(保護猫か何かか……?)」
- 160二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 14:50:18
このレスは削除されています
- 161二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 14:52:55
ロック「(いやでも…お嬢は本当にお頭達と仲良くしたいと思ってますし、割と怯える事も無いと思うが……お頭達を信じるのも大事だけど)」
ロック「とはいえ、そのままじゃダメと思うならやっぱりこっちから歩み寄るとか。お嬢も寄って来てくれてる訳ですし…」
シャンクス「嫌がらんか?」
ロック「今さらですって……どうしたんですお頭方?最近はお嬢からも多いですけど前までは皆で話しかけたり、お嬢が喜ぶ様なこと考えたりしてたじゃないですか」
シャンクス「だってよ…やっぱり気になるだろ?12年だぜ?」
ロック「その12年分一緒にいるってお頭達に聞いたらみんな必ず「勿論」って答えてくれるってお嬢嬉しそうなんで、自信持ってそのままいきましょう」
シャンクス「…おう」
ベック「すげえ構図だな、新入りにお頭がケツ叩かれてら…」
ホンゴウ「まぁ実際、今度こそ一緒って手を伸ばしたのはおれ達だからなァ…もう無責任にゃいられねえよな…」
ライム「なあ待て、さっきの「膝枕」含めて気になってたんだが、おれ達との会話もしかしてウタは逐一ロックスターに報告してんのか…?」
パンチ「すげえ恥ずかしいなソレ…」
モンスター「キキィ〜…」
- 162二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 17:21:42
>逐一ロックスターに報告
そんだけ嬉しいってことなんだろうな
誰かにこの幸せな気持ちを聞いてもらいたい、共有したい!って
あとはほんのり(相談とかでお世話になってるし報告しないのは失礼だよね)もありそう
- 163二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 21:55:33
大丈夫だと思うけど念のため保守
- 164二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 03:20:27
ウタ「なんかシャンクス達、会議室から中々出てこないや……大事なお話してるんだろうけど、こんなに長いなんて、なんかあったのかな?」
ウタ「次の島が今危険な状況とか?シャンクス達がそんな事で行くことをやめるとは思わないけど……今は、私がいるもんなァ…」クマチャンダッコ
ウタ「そうなったら私達船番だね、お留守番だ。レッドフォース号に置いていかれるなら…まだ大丈夫なんだけどね」ナデナデ
ウタ「……もし、次の島が危険で船でも安全を守り切れるか分からないから、とか言って手前の他の島に降ろすみたいな事されたら嫌だな」ギュッ
ウタ「うん、そんな事されたら、泣いちゃうな…あの頃みたいに……」ギューッ
ウタ「っとと…強くやり過ぎた!ごめんね?……よし、シワにはなってない」
ウタ「……ロックスターさんもいないし、他の船員さんは私相手だとすごい畏まっちゃうんだよね…曲を作る気分、でもないし、ウタワールドも違うな。本……ん〜〜…」
ウタ「………私、エレジアで12年も過ごしてたはずなのにこんなに暇を潰すの下手だったっけ?」クマチャンオシエテ
ウタ「…ん?」
トリアエズツギノシマデサソッテミテ……
トナルト、ルートヤメンバーキメナイトダナ…
ウタ「!…シャンクス達の声だ!会議終わったのかな?」ピョコッ
ウタ「……すぅ、はぁ…よし!行ってこよ!」 - 165二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 06:54:25
しゅ
- 166二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 07:45:38
ああ……いいぞ
別れの時の悲しさも絶望も
十数年にわたる溝も
全部全部癒されてくれ
そして癒せるようなシチュを文に起こせるSS師に感謝を - 167二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 16:34:39
ほ
- 168二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 22:55:02
ホヒッ
- 169二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 23:10:44
シャンクス「じゃあ夕食の時にでもおれが聞いてみるから…」
ウタ「シャンクスー…」
シャンクス「うぉっ!?…ウ、ウタか」
ウタ「うわっ…ごめんなさい。驚かせちゃった…?」
シャンクス「(話に気取られて気配に気付かなかった…)いいや、平気だ。何かあったか?」
ウタ「大したことないかも、だけど……シャンクス達、お話終わった?」
シャンクス「おう、もう終わったし空いてるぞ。なあベック?」
ベック「ああ、なんだか長く待たせたみたいで悪かったなウタ」
ウタ「ううん、平気」
シャンクス「それで、どうした?何か手伝って欲しいのか?」
ウタ「えっと……無理ならいいんだけど、あのね」
シャンクス「ああ」
ウタ「つ、次の島……シャンクス達と一緒に、周りたいなって…」
シャンクス「………」
「「「………」」」
ウタ「……い、忙しかったり迷惑だったりするならっ、本当気にしなくても」
シャンクス「いいのか!?」
ウタ「へ?」
シャンクス「そうか…そうか!!なら良かった。前回はロックスターに任せて一緒に店とか見れなかったからな!ちょうどおれ達から誘おうと思ってたんだ!!なあ?」
ホンゴウ「いや、まさかウタに先越されると思わなかったけどな…嬉しいが」
ビル「嬉しいならいいじゃないか」
ベック「そうだそうだ。良い女からの誘いなんざ断る理由もねェ」
ウタ「…ほ、ホント?いいの?」
シャンクス「当たり前だ!!どんな風に島を周りたいかとか、こういう店に行きたいとか、色々教えてくれ。あ!もちろん当日までの楽しみでも良いからな!!」
- 170二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 23:37:15
自室
ウタ「……なんか普通に、寧ろすごく皆ノリノリでオッケーしてくれたな」
ウタ「ちょっとビックリ、うん。ビックリ……嫌がらないとはロックスターさんも皆も言ってくれてたけどこうしてしっかりハッキリとした反応を貰えたのは割と予想外だったかも…」
ウタ「というか、誘おうとしてくれてたんだ。私が難しくても、ちゃんとあっちから…そっか」
ウタ「………」ベッドポスン
ウタ「…………そっかぁ、ふふ」
ウタ「えへへ、うふふふふ…っ」ゴロゴロ
ウタ「やったぁ…!シャンクス達と一緒だァ…!えへへへへ…」ゴロゴロゴロ
ウタ「なに着ようかなァ…どこ行こうかなァ、なに話そう、なに買おうかなァ…」ゴロゴロゴロゴロ
ウタ「ふふ、大変、嬉しいのと楽しみのでめちゃくちゃニヤけちゃう…えへへへ…!」
ウタ「…」キリッ
ウタ「………ふへ、だめだ」フニャ
ウタ「んふふふ、すっごい嬉しい…!」 - 171二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 05:56:00
ああーいい
寝起きで攣った脹脛も癒される - 172二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 12:51:39
黄金郷は!!ここにあったんだ!!
幸せになってくれウタ - 173二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 23:22:05
そういやルフィについて一切語られてないのがちょっと気になる
- 174二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 23:30:18
シャンクス「さ、って……そろそろ船から降りるが……ウタは?」
ベック「そうソワソワするな。女の支度にゃ時間がかかるのさ」
シャンクス「支度ねェ…」
ホンゴウ「まあ急ぐ必要もねえだろお頭。ゆっくり待とうぜ?…と、噂してたら来たな」
ウタ「ご、ごめんお待たせ…!!」
ルウ「おはようウタ」
ウタ「あ、お、おはよう…!」
シャンクス「…ウタ、ちょっと触るぞ」
ウタ「?」
シャンクス「…ここ、ちょっと寝癖…いっだァ!?」
ベック「糸屑が付いてたな。もう取れたから気にするな」
シャンクス「ベックてめっ、何しやがる…!(小声)」
ベック「ウタが恥をかく様な指摘の仕方をするな…サッと直して知らんフリが一番だ(小声)」
ウタ「大丈夫?」
シャンクス「お、おう!平気だ…しっかし随分慌ててたがそんな楽しみにしててくれたか?」
ウタ「……うん」
シャンクス「そうか、何よりだ」
ウタ「…実は楽しみでね?」
シャンクス「?」
ウタ「中々寝付けなくて、寝坊しちゃった。えへへ、本当にごめ……ねえ待ってなんで今からお小遣い出すの?なんで中に入ってるの紙幣だけなのにそんな厚みと重みがあるの??何買う気なの!?ちょっと、コラァ!!?」
- 175二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 01:04:58
ルフィとウタの物語に関してはifがたっくさんあるし、ここでくらい純粋にウタと赤髪海賊団の物語でいいんじゃあないかい?
ウタと赤髪海賊団が主流でそこにルフィも絡んでくるとか、ウタとルフィ主流でそこに赤髪海賊団がっていうのもあるけど、ウタと赤髪海賊団オンリーってのはガチで少なくて貴重なんよ……
スレ主(=SS主?)が登場させるのならもちろん否やはねえけどさ
- 176二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 08:41:53
ワクワクしすぎて寝坊しちゃったウタかわいいし寝ぐせに気付いてストレートに言っちゃうシャンクスもさりげないフォローするベックマンもわかりみが深い
遠足前の子供くらい楽しみにしてたウタに舞いあがっちゃってよーしお金はパパが全部出すぞーしてるシャンクスもそれにちょっと!してるウタも全部全部微笑ましい
いいぞいいぞ、後を引かない些細な親子喧嘩?じゃれあい?どんどんやっちまえ - 177二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 11:52:22
- 178二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 19:45:46
ウタ「最初どこ行くの?」
シャンクス「服屋だ、行ってなかったが次に行く島は雪が降ってるそうだからな。寒くないようにコートとかを買い揃えておこう」
ウタ「冬…」
ライム「エレジアじゃ雪には馴染みなかったりするか?」
ウタ「ううん、降ってたよ。でもあんまり雪が酷いと外には出てなかったかな?島中の雪を私とゴードンの二人でどうにかするのは難しいからさ」
ルウ「それもそうか」
ベック「…風邪とかは、ひかなかったか?」
ウタ「流石に12年のうちに一回もひかないのは無理だったけど、ゴードンがちゃんと看病してくれたよ。薬をゼリーで包んでくれたり…」ジ…
ホンゴウ「別に風邪ひいたって怒りゃしないぞ…季節の変わり目とかはどうしてもってなるしな。腹出して寝たり好き嫌いとかしてなかったならいいさ」
ウタ「む、してないよ!夕食の時とかも思ったけどルウやシャンクス達がピーマン食べてる私を信じられない目で見たりするのいい加減慣れてよね!私もう21だよ!?」
パンチ「ハハ、そうだよなァ!良い女になったよウタは」
モンスター「キキ、ウキャッ」
- 179二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 21:21:24
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- 180二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 06:07:47
おはウタンクス
- 181二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 16:41:29
この…何?ほんわかした気持ち…
- 182二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 21:17:15
このレスは削除されています
- 183二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 00:48:48
ウタ「可愛いコート買ってくれてありがとうシャンクス!…でも本当に私出さなくていいの?一応これでも手持ちはあるんだよ?」
シャンクス「いいって、此処はおれ達に花持たせてくれ」
ベック「ま、カッコよく言ってるが甘やかしたいってだけだ。素直に甘えてくれ」
ウタ「ふふ、分かった」
シャンクス「んん゛っゴホンッ…!さて、次の買い物だがウタ、欲しいのがあるって言ってたが何だ?」
ウタ「レターセットだよ」
ビル「手紙か?」
ウタ「うん…ゴードンに」
シャンクス「なるほどな、それは大事だ」
ベック「ゴードンもお前の父親だからな。送ってやれ、おれ達だって喜ぶんだから、あの人も喜ぶだろうさ」
ウタ「だといいな!……このレターセット、いっぱい便箋入ってるから、みんなにもまた書くね、昔みたいに」
ヤソップ「そりゃ光栄だな!折り紙のもいいが、ちゃんとした便箋のも嬉しいもんだ」
ウタ「何なら返事書いてもいいんだよ?」
ヤソップ「んぐ……そういうのは苦手なんだが…直接言う派というか…」
ウタ「はははっ、知ってるよ。ちょっとからかっただーけ!!」
ライム「だってよ?すっかりお手玉だなヤソップ」
ヤソップ「…うっせ」
ウタ「あと、は……この通りにメニューにパンケーキがあるお店あるんだ…その、一緒に、行きたい…んだけど…」
シャンクス「どんな店だろうが、どこの島だろうが一緒に行ってやるよ。安心しろ」
ウタ「……うんっ」
- 184二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 01:16:56
シャンクス「それにしてもウタはパンケーキが好きだなァ?」
ウタ「うん、好きだよ……だから白状するけど、ごめんね?私前の島でパンケーキのお店行ってないんだ」
ホンゴウ「え?」
ウタ「あ!ち、違うよ!?嫌だったとかでも無いし、調べてくれて嬉しかったんだけど……その、ロックスターさんにも話してね?」
ルウ「おう」
ウタ「…やっぱり、シャンクス達と一緒に食べたいから、また次の機会にするって決めてたの…本当にごめんなさい…」
シャンクス「いやいや!そういう理由なら可愛いくらいだ!!」
ガブ「ヴゥ、ヴ」
シャンクス「この島の店にゃ悪いが、おれ達で今日の分のパンケーキ食い尽くしちまうかもな!!なっはっは!!」
ベック「それは流石に加減しろ」
ウタ「そうだよシャンクス」
シャンクス「う……」
ウタ「シャンクス達は大食いどうこうよりも胃もたれの方が先に限界くるでしょ?まずそもそも難しいよ」
シャンクス「お、おれ達はまだそこまでおっさんじゃ…!?」
ウタ「…え?いや流石にもうおじさんの年齢じゃ……」
ヤソップ「やめてやれウタ、その辺りの話題はおれ達全員に効くからよ……」
ウタ「な、なんかごめん?でも私だって21なんだからそういうものだってちゃんと受け入れなよ?」
シャンクス「……21かァ…デカくなったなァ」
ウタ「しみじみするタイミングそれでいいの!?」
- 185二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 06:58:41
朝の保守
- 186二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 17:37:56
保守
- 187二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 21:05:11
おっさんは唐突にノスタル爺になるいきものだからしょうがないんだ
- 188二次元好きの匿名さん23/03/08(水) 03:18:25
ウタ「パンケーキ美味しかったね〜ホイップもだけどフルーツいっぱいでフワフワでさァ…」
ベック「まあ途中でお頭がブルーベリーを周りに押し付け始めたのはどうかと思ったがな…」
シャンクス「しっ、仕方ないだろ…!?」
ウタ「私はブルーベリー好きだし嬉しいけどね!あ、そういえば途中でルウはどこに言ってたの?」
ルウ「ちょっとな」
ホンゴウ「隠すな、ウタがあまりに美味い美味いいうから店のコックにレシピ聞きに行ってただろ」
ルウ「ホンゴウ!!」
ウタ「そうなの?ルウ?」
ルウ「…まあ、そうだな」
ウタ「……私はルウが作ってくれるならパンケーキじゃなくても大好きだよ?」
ルウ「褒めても何も出ないぞ………夕飯は何が食いたい?」
ビル「出てる出てる。思いっきり出てる」
ガブ「ヴ…」
モンスター「ウキャ」
ウタ「ふふ、くふふ…って、うわっ!」
シャンクス「!!大丈夫か?」ガシッ
ウタ「へ、平気……あ、靴」
パンチ「おーおー…こりゃ根本からヒールが折れたな…」
ウタ「あちゃあ…まあ元々ダンスとかの練習で使ってたヒールの靴だし、傷んでたかも……近くに接着剤買えるところ…」
シャンクス「よっ」
ウタ「わわ!?ちょ、何するんだよシャンクスー!!急に抱き上げたら危ないじゃん!!」
シャンクス「落としゃしねえよ…そのまま歩くのもあれだしな。掴まってろ」
ウタ「…重いとか、一言でも口滑らしたら怒るから」
シャンクス「はは、この軽さでそんな事言う訳ねえだろ全く……大丈夫か?」
ウタ「…変な気遣いしてる暇あるなら歩こうよ」
- 189二次元好きの匿名さん23/03/08(水) 11:47:37
いい……
- 190二次元好きの匿名さん23/03/08(水) 21:11:50
保守
- 191二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 02:12:24
ウタ「ねえ」
シャンクス「いやはや幸いにも靴屋がすぐ見たかったし、良い靴が買えてよかったなウタ!!」
ベック「前の靴も修理出来るって言うし、これを機にもっとデカいドレッサーでも用意するか」
ウタ「あのっ、シャンクス?」
シャンクス「そいつはいいな!コートに靴に、ウタは衣装なんかもあるし、服入れる場所はあって困る事はねえだろ」
ホンゴウ「そうなると改装とかも視野に入れなきゃだな」
ヤソップ「ま、なんとでもなるだろ」
ウタ「ねー!ちょっとー!」ポコポコ
シャンクス「なんだ?」
ウタ「新しい靴も買ったんだしいい加減下ろしてよ!恥ずかしいじゃん…」
シャンクス「まあそう言うな、新しい靴は靴擦れなんかも起こしやすいからな…とりあえず今日は船に戻るまでこのままでも」
ウタ「はあ!?え、いや…流石に」
シャンクス「嫌か?」
ウタ「嫌とかじゃなくてさ〜…恥ずかしいっていう話だよ、何度も言うけど私成人してるし一人で歩けるよ」
シャンクス「……ああ、そうだな、そうだろうよ」
ウタ「なら」
シャンクス「でもおれ達としちゃまだまだなのさ。まだまだお前は子供で、大事な娘でつい過保護になるし甘やかしたくて仕方ないんだ」
ウタ「……」
シャンクス「でも嫌なら言え、お互い今度こそたくさん話し合ってだな」
ウタ「…だから、嫌なんて言ってないよ…もう」
シャンクス「……」
ウタ「しょうがないなァ、甘やかされておくよ…話さないでね?」
シャンクス「当たり前だ、なんだったら明日もこうしてみるか?」
ウタ「流石にある程度は自立したいからいい」スパッ
シャンクス「うぐ…」
ウタ「…でも、嫌じゃないのは、本当に本当だから」
シャンクス「…ああ」
- 192二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 02:17:02
- 193スレ主23/03/09(木) 02:24:03
とりあえずスレ主の見たいほのぼのは全て詰めました悔いはありません…
REDのウタを抱えてシャンクス達が帰るシーンがあまりに辛かったのでこの生存√スレでは抱っこさせて仲良く皆で船に帰って終了にしようというのは割と最初に決めていました
ウタは赤髪海賊団の皆と一緒に沢山遊んで食べて寝て健やかにいればいいと思います
他にはもうちょっとギャグ調にウタの一人での遊びレパートリーを描写して闇深…ってしたりシリアスにしようかとも思いましたがほのぼのを本能が求めました
そして予想以上にロックスターが働いてくれました…ありがとう、ロックスター
ここまでのお付き合い、拝読、感想レスや保守などありがとうございました! - 194二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 02:52:52
素晴らしいSSだった
スレ主本当にありがとう!完結おめでとうございます! - 195二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 02:53:01
乙
ロックスターってそこらへんホント便利だよね - 196二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 05:18:53
- 197二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 15:04:17
完結おめでとう&ありがとう!!
ほのぼの船上生活が見れて楽しかったです!!
これからの赤髪海賊団とウタに幸あれ!! - 198二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 15:09:09
完結おめでとう!
赤髪海賊団とウタのほのぼのに大変癒された - 199二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 22:29:28
すげェよこのSS
最後までほんわかたっぷりだもん - 200二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 22:45:23
完