【安価SS】五条「傑ちょっと痩せた？」夏油「リベンジ！」

五条「傑ちょっと痩せた？大丈夫か？」

夏油「ただの夏バテさ 大丈夫」

五条「ソーメン食いすぎた？」

……

五条「……って傑は言ってたけど、なーんか引っかかるんだよなあ 本当にただの夏バテ？」

五条「てか最近忙しすぎて一緒に遊ぶ時間なくてつまんねえ」

五条「……よし、ここは親友として一肌脱いでやっか！名付けて傑を元気付ける大作戦！まずは>>5してやろっと」

……

五条「キスよりえっちなこと禁止！微妙なのはその都度審議！」

夏油「この導入、どこかで見たような？」

五条「ここのスレ主が初めて立てたスレの導入だな 今日でちょうど一ヶ月だから記念に同じテーマでリベンジするんだと」

夏油「開幕早々私が死んだアレか…」

安価スレ立て

五条「安価スレ立てしよっと」

五条「そんじゃ早速パソコン起動！」ﾋﾟｺﾝ

五条「あにまん掲示板で検索っと お、出てきた出てきた」

五条「ここの連中は物知りで質問したら色んなことを教えてくれるってこないだ実家の奴が言ってたからな 傑を元気付ける方法も教えてくれるはず！」

五条「え〜ここが安価カテゴリか…」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

五条「親友が元気ないです なんとかする方法 >>10 よしスレ立て完了！！」

私に体を寄越す

五条家やメロンパンもあにまん掲示板見てんのか…

五条「あ、レス付いたぞ！どれどれ…」

五条「……私に身体を寄越す？」

五条「どういう意味ですか、っと」ｶｷｺﾐー

>>10『親友の身体を私に渡してほしいんだ 私に任せてくれたら元気な状態で君の元へ返してあげるよ』

五条「…傑に会いたいってことか？出会い系？ヤバい奴じゃん！」

五条「インターネットで出会った知らない人と会っちゃいけませんって親友が言ってました」ｶｷｺﾐー

>>10『でも今のままじゃ親友はずっと元気のないままなんじゃないの？それは嫌じゃない？』

五条「…それはそうだけどさ」

>>10『じゃあすぐに親友を連れてこいとは言わない 君だけでも私と会ってみないか？』

>>10『>>15で待ってるよ 来るか来ないかは君の自由だ』

上野駅のトイレ

〜上の駅のトイレ〜

五条「…気になって来ちゃったけど」

五条「何で指定場所が駅のトイレなんだよ！？もっと他にあんだろ他に！」

五条「しかも誰も居ねえし！」

五条「もしかして俺あそこの連中に遊ばれた？最悪、あんなクソ掲示板もう二度と行かねえ」

？「やあ」

五条「！？」

？「安価スレ立ててた子だよね？来てくれて嬉しいよ」

五条「い、いつの間に背後に…」ｿﾞﾜｯ

五条「ええと、アンタがレスくれた…二次元好きの匿名さん？」

？「アレは全員そういう名前になるんだよ 匿名掲示板だからね」

？「そうだな、私のことは>>20と呼んでくれ 昔そのコテハンでスレ立てしたことがあるんだ」

あにおじ

お、お前だったのか…
あにおじ……

ろくな安価がねぇ…

あにおじ「あにおじと呼んでくれ」

五条「あにおじ？変な名前」

あにおじ「匿名掲示板に入り浸ってるような人間はみなどこかしら変なものさ」

あにおじ「それじゃあ行こうか 君の親友についてじっくり話を聞かせておくれ」

五条「行くってどこにだよ」

あにおじ「こんなところで立ち話もなんだろう？>>30に移動するんだ」

五条「じゃあ最初から集合場所そこにしろよ…」

国会議事堂

総理…

〜国会議事堂〜

あにおじ「古い知り合いの伝手でね、一部屋借りて住ませてもらってるんだ」

議員1「おかえりなさいませ！」

議員2「今日もお綺麗ですね！」

議員3「お風呂とご飯どっちにしますか？」

あにおじ「どっちもいらないや お客さん来てるから呼び出されても相手出来ないって総理に言っといて」

議員1「はっ！」

あにおじ「それじゃあ私の部屋に行こうか」ﾆｯｺﾘ

五条「……」

五条(いや何者だよコイツ！？)

議会があにおじハーレムになってる

そういえばあにおじ総理だったな…

あにおじって確か受けだから議員みんな穴兄弟なのかな

〜あにおじの部屋〜

あにおじ「それで、親友が元気ないと言う話だけど」

あにおじ「もっも具体的に教えてくれないか？親友ってどんな子？元気ないってどんな感じ？」

五条「俺とすぐ…親友は、同級生でいつも一緒につるんでたんだけど、最近忙しくてあんま顔見れてなくて」

五条「顔合わせる時もフツーに振る舞ってるんだけど…何か違和感あるって言うか 上手く言えねえけど」

五条「大丈夫？って聞いても大丈夫って言われるけど、やっぱ大丈夫じゃない気がする 何かおかしいんだって！」

あにおじ「…さっきからふんわりしたことしか言ってないけれど、君の勘違いという可能性は？」

五条「俺もそう思ってた でもこないだ見ちまったんだ」

五条「アイツが一人で>>41してるところを！」

砂嵐になってるテレビ画面を見つめてる

完全にヤバい奴じゃんコワ〜...

鬱ですね

そりゃ心配するわ

五条「砂嵐になってるテレビ画面を一人で見つめてるところを！」

あにおじ「ほう、詳しく聞かせてくれ」

五条「地方任…実習で居なかった時のプリント見せてもらおうと、午前2時くらいかな？にアイツの部屋に行ったんだよ」

あにおじ「だいぶ夜中だね 非常識じゃない？」

五条「次の日も朝から実習入ってたんだよ！とにかくアイツの部屋に行ったら鍵掛かってなくて 寝てるかもって思ったからゆっくりドア開けたら」

五条「アイツ…真っ暗な部屋の中で砂嵐になってるテレビ画面を見つめてたんだ」

五条「何も映らないテレビ画面を真っ黒な目でじーっと見てるんだ いつまでも、ずっと」

五条「それ見てると何でか俺も全く動けなくなっちゃって、ずっと扉の隙間からアイツを眺めてたんだけど」

五条「アイツ、突然笑いながらテレビの画面にリモコン投げつけ始めて…」

五条「…それ以上見てられなくて逃げ出しちまったんだ」

五条「俺、アイツのあんなところ見たことない どうしちゃったんだよ傑……」

今すぐ休ませてカウンセリングいかせろ

めちゃくちゃ怖いやつじゃん

すげえ深刻じゃねえか

あにおじ「そうか…それは怖かったね」

五条「怖い…？」

五条「…そうか、俺怖いんだ」

五条「傑が全然知らない人になっちゃったみたいで、俺の知ってる傑が居なくなっちゃいそうで、怖い」

五条「なのに昼間会う傑はいつもと変わらない俺の知ってる傑で」

五条「どっちが本当の傑なんだ？」

五条「なあ、あにおじ 俺もう分かんねえよ どうしたらいい？どうしたら傑は元気になってくれる？」

あにおじ「そうだね……」

あにおじ「>>55してみたらいいんじゃないかな」

なでなで

あにおじ「なでなでしてみたらいいんじゃないかな？」

五条「なでなで？」

あにおじ「優しく頭を撫でてあげるんだよ ほらこんな風に」ｽｯ

五条「オマエに触られんのなんかヤダ」無下限ﾊﾞﾘｱ！

あにおじ「つれないなあ…まあ私達初対面だしね」

あにおじ「でも親しい友人がやれば必ず効果はあるはずだ 帰って試してみなさい」

五条「本当かあ…？」

あにおじ「駄目だったらまたおいで 相談に乗ってあげるから」

あにおじ「ああそれと」

あにおじ「──親友の身体を私に任せてみたくなったら、いつでも連れてくるといい 待ってるよ」

このあにおじ額に縫い目ない？

〜高専〜

五条「傑〜！」

夏油「どうしたんだい悟、私に何か用かな？」

五条(…任せろ傑、絶対オマエを元気にしてやるからな！)

五条「傑！俺に向かって頭を垂れろ！」

夏油「喧嘩売ってんのか？」

五条「売ってねえよ！いいから屈め！」ｸﾞｲｯ

夏油「うわっ、強引だな──」

五条「そのまま動くなよ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

夏油「！」

夏油「悟、これ何…？」

五条「いいから大人しく撫でられとけ！」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ…ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ…

〜夜 夏油の部屋の前〜

五条「ふっ、昼間は時間が許す限り傑の頭を撫でてやったぜ！」

五条「アイツも満更でもなさそうだったし、これでちょっとは元気になったかな？」

五条「よし、ちょっと様子見てみるか もう砂嵐眺めたりしてねえだろ」

ｶﾞﾁｬｯ

五条「どれどれ…」ｿｰｯ

五条「！」

夏油の様子

>>65

死んだ

死んだーっ！？

また死んでるよ！！！

呪術師すぐ死ぬ

まーた夏油様がお亡くなりになられておるぞ

夜更かしし続けるのは健康に悪いしね

夏油「……」

五条「寝てんのか？でもなんでベッドじゃなくて床に寝転んで…」　

五条「…いや、倒れてる！？」

五条「おい傑！大丈夫か！？」

夏油「」

五条「……は」

五条「死んでる！？」

五条「な、なんで…傑……」

五条「…俺のせいか？」

五条「オマエの様子がおかしいの、俺がもっと早く気づけてたら…あの夜逃げないで話聞いてたら……」

五条「クソっ、クソっ、クソっ！！」ﾀﾞﾝ!

五条「クソ…親友死ぬの止められなくて何が最強だよ……」

>>75「大丈夫か？」

まさみち

夜蛾「大丈夫か？」

五条「夜蛾…先生」

夏油「」

夜蛾「！！」

五条「傑が…傑が……」

夜蛾「落ち着け悟！」

夜蛾「…気持ちは分かる、痛いほどにな」

夜蛾「とりあえず傑の身体を調べさせてくれ 場合によっては蘇生が間に合うかもしれない」

夜蛾「ふむ…死因は>>80か」

不眠

まあ夜中ずっと砂嵐眺めて暴れてたら寝てないよね

夜蛾「死因は不眠か」

夜蛾「どうもしばらく眠れていなかったようだな 悟、心当たりはあるか？」

五条「…ある」

五条「アイツ、毎晩ずっと……」

夜蛾「落ち込むな悟 死因が不眠ならば蘇生が可能かもしれない」

五条「！」

夜蛾「今の傑の肉体は厳密には死ではなく、深い深い眠りについている状態だ これまで眠れなかった分のな」

夜蛾「そして肉体が完全な眠りにつく前に起こしてやれば、傑の命は助かる」

五条「本当か！？」

夜蛾「ああ このことについては俺より>>90の方が詳しい 行け悟、オマエが傑を救うのだ！！」

パンダ

ナイススナイパー‼︎

そっかこの時代の虎杖って悠二じゃなくて虎杖嫁の可能性の方が高いのか
ナイススナイパー

夜蛾「俺よりパンダの方が詳しい」

五条「アイツまだ子供じゃねえか こんな時まで親バカしなくていいから」

夜蛾「いいや親の贔屓目抜きにしてもアイツはこの手のことにはめちゃくちゃ詳しいぞ！！なんてったってウチの子は天才だからな！！」

五条「本当かあ…？」

夜蛾「本当だって！！流石にこんな時に嘘なんぞつかん！！」

夜蛾「パンダは今>>97に居る 傑は俺が見ておくからオマエはアイツあら話を聞いてこい」

台北

〜台北〜

パンダ「さとる〜こっちだぞ〜！」

五条「オマエ何で海外進出してんの！？来んの大変だったんだぞ！」

パンダ「りゅうがく！ ほんばのパンダのいきざまを学んできなさいってまさみちがおくりだしてくれた」

五条「あのオッサン後でシメる…」

パンダ「それよりすぐるのことだ まさみちから話はきいてるぞ」

五条「…おう、どうやったら傑を起こせるんだ」

パンダ「まかせろ、オマエにも分かるようせつめいしてやる」

パンダ「ふか〜いふか〜いねむりにつくとな、外からのしげきには全くはんのうしなくなるんだ」

五条「！」

パンダ「おこす方法はただひとつ」

パンダ「すぐるのゆめの中に入って、一番奥にいるすぐるを見つけ出すこと！」

五条「夢の中！？」

五条「そんなところどうやって入るんだよ」

パンダ「寝ているすぐるに>>103するんだ」

ゲンコツ

理由が一応ある暴力が夏油を襲う！

これは取り込んだ呪霊を掻き分けて進むのか
それとも心理をうぉっちしながら進むのかはてさて

パンダ「ゲンコツするんだ」

五条「外からの刺激には全く反応しないんじゃなかったっけ！？」

パンダ「すぐるはな」

パンダ「ゲンコツはな、オマエをすぐるのゆめのなかにおくりこむためにひつようなことなんだ」

パンダ「ねむってるあいてと身体をつよくふれあわせることでたましいがきょーめーして、さとるのいしきがすぐるのゆめのせかいとせつぞくされるんだ」

五条「？よくわかんねえな」

パンダ「だいじょうぶ、ぶっちゃけおれもよくわかってない！」

五条「オイオイ…」

五条「まあそういうことならさっさと日本に戻って傑にゲンコツ食らわすか」

パンダ「おれもついてくぞ！ひさしぶりにまさみちにあいたいし！」

パンダの国際移動か・・・ワシントン条約とか大丈夫なんだろうか

〜夏油の部屋〜

夏油「」

五条「…やっぱり死んでるな」

夜蛾「悟、行くんだな」

五条「ああ、傑は俺が助ける」

パンダ「気をつけろよさとる」

パンダ「あんまり長い時間ゆめのせかいにいると、さとるまで帰ってこれなくなっちゃうんだ」

五条「は、心配すんなよ」

五条「俺と傑、絶対ふたりで戻ってくる！！」

五条「そんじゃ行くぞ傑！悟パンチ！！」ﾊﾞｷﾎﾞｷｨｯ！！

夜蛾「打撃音エグッ！！」

五条「──っ」ﾊﾞﾀｯ

夜蛾「悟！？ゲンコツした途端倒れてしまったぞ！」

パンダ「さとるのいしきが肉体からはなれてすぐるのゆめのせかいに飛んでいるんだ こっから先、おれたちは何にもできない」

夜蛾「──悟、傑、必ず帰ってこいよ」

〜？？？〜

五条「うっ、ここは……」

五条「ここが傑の夢の世界か？」

五条「少なくとも俺の視界の範囲内に傑は居ないみてえだけど」

五条「…この世界、何というか」

夏油の夢の世界の様子

>>118

猿の死体が転がってる

>>115

もう末期だろこれ

あとひと押しで離反のとこまできた感

五条「死体の山じゃねえかよ……」

五条「至る所に人の死体が転がってやがる どうなってんだ傑の夢の中、治安悪すぎじゃねえか 」

五条「気分悪いけど、ちょっと見てみるか──」ｽﾀｽﾀ

五条「！」

五条「……人じゃない」

五条「身体は人間だけど」

五条「良く見ると、顔だけ猿だ」

五条「そんな猿の死体があちらこちらに転がって…」

五条「…傑」

五条「オマエはずっと、何を考えていて」

五条「何が見えていたんだ──？」

がんばれ悟
色々考えててお前えらいよ

呪霊を取り込むのにノーリスクで美味しいとこだけとはいかんよね
取り込んだ呪霊分の負の感情を積みます位はあるんじゃないかな

シリアスなとこ申し訳ないが今の内に家入呼んで夏油治しとかないと
戻ってきたとき夏油の死因五条パンチになりかねんぞ

五条「歩いても歩いても死体、死体、死体！」

五条「畜生、どこに居るんだよ傑…」

五条「…見つけたとしても、それは俺の知ってる傑なのか？」

五条「こんな世界にひとりぼっちの傑に、俺は何て声を掛けて連れ戻せば──」

五条「…ええいしっかりしろ俺！」頬ﾊﾞﾁﾝ！

五条「助けるったら助けるんだよ！余計なことは考えるな！とにかく探せ！足動かせ！」

……

五条「！」

五条「あれは…>>130か？」

羂索

……これもう手遅れでは?

ほんとどこにでもいるなお前！

アレだな、一回死んだからそこを好機と見て入り込みやがったな

羂索「や、悟」

五条「大人の傑！？」

五条「…いいや違う」

五条「オマエは傑じゃない！」

羂索「キッショ 何で分かるんだよ」

羂索「でもこの肉体はいずれ私のものになる だから私が夏油傑ってことでも良いんじゃないかな？」

五条「良い訳ねえだろ！つーか肉体って何の話だよ！」

五条「俺は傑を起こしに来たんだ どこのどいつか知らねえけど退けよニセモノ」

羂索「起こしに？ははっ」

五条「…何がおかしい」

羂索「夏油傑が目覚めることを望んでいるとでも？」

五条「…っ、それはっ！」

羂索「その様子だと心当たりがあるようだね」

羂索「とにかく君を夏油傑の元に行かせる訳にはいかない >>140で足止めだ」

すぐにゃん

すぐにゃんがいるのか夏油の夢
若干の癒し要素？

羂索「すぐにゃんで足止めだ」

すぐにゃん「ﾆｬｵﾝ！」

五条「猫！？」

羂索「さっき拾ったんだよね 猿の死体しかない世界だと思っていたけれどこんなカワイイ子も居るとはね ますますこの身体が欲しくなってきたよ」

五条「だから身体って何の話──」

羂索「さあ行っておいですぐにゃん！」

すぐにゃん「ﾅｰｵ！！」ﾈｺﾊﾟﾝﾁ！

五条「うわっ！」

すぐにゃん「ﾆｬｵﾆｬｵ〜！！」ﾍﾟｼﾍﾟｼ

五条「ちょ、やめろって！」

羂索「ふふ、和むなあ」

羂索「君はそこですぐにゃんと戯れていればいい 私は夏油傑に引導を渡しに行くから」

すぐにゃん「……」

うん?・・・こういった心証世界での........明らかに異質なアイコンは

すぐにゃん「ﾅｰｵ、ﾅｰｵ！」ﾍﾟﾛﾍﾟﾛ

五条「ちょ、顔舐めんなってば！」

五条「オマエのせいでアイツ行っちゃったじゃんか！どうしてくれんだよ馬鹿！」

すぐにゃん「ﾐｬｵﾝ…」ｼｮﾎﾞﾝ

五条「そ、そんな落ち込むなって…デカい声出して悪かったよ…」

すぐにゃん「ﾅｰｵ！」ｽﾘｽﾘ

五条「はは、オマエ俺のことめっちゃ好きじゃん」

すぐにゃん「ﾆｬﾝ！ﾆｬﾝﾆｬﾝ！」ｺｸｺｸ

すぐにゃん「ﾆｬ〜」ﾄﾃﾄﾃ

五条「ん、どっか行くのか？」

すぐにゃん「ﾆｬｯ！ﾆｬｰｵ！」ｼﾞｰｯ

五条「…着いてこいってこと？」

すぐにゃん「ﾅｰｵ！」

行き先

>>150

夏油家

〜夏油家〜

すぐにゃん「ﾐｬｵ！」

五条「ここは…一軒家？」

五条「『夏油』って表札掛かってる つまりここは傑ん家ってことか？」

五条「すぐにゃん、もしかしてここに傑が居るのか？」

すぐにゃん「……」

五条「自分で確かめろ、ってことか」

五条「…入るぞ」ｶﾞﾁｬｯ

中の様子

>>155

うずまき

呪霊が渦巻いてる中心に両親と夏油がいるんだ、俺は詳しいんだ

ｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞ……　

五条「な、なんだこの凄まじい呪力は…！？」

五条「呪霊？いや違う」

五条「うずまき…傑の極の番だ」

五条「この家中に傑の呪力、調伏した呪霊達が渦巻いていて…きっと中心には傑が居る」

すぐにゃん「ﾆｬ」

五条「すぐにゃん、連れてきてくれてありがとな こっからは俺一人で大丈夫」

すぐにゃん「ﾆｬｵﾝ」ｽﾞｲｯ

五条「どした頭下げて…撫でてほしいのか？」

すぐにゃん「ﾆｬﾝ！」

五条「そっか…オマエ…」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

すぐにゃん「ﾅｰｵ！」ｽﾘｽﾘ

五条「──待ってろよ傑 絶対迎えに行くからな！」

中心にたどり着くまでに五条が受けたダメージ割合

dice1d100=83 (83)

>>160

dice1d100=6 (6)

さすが最強

>>162

ほぼ無傷のままうずまきを突破してきた五条に力の差を感じてまた曇りそう

五条「…ここが中心みてえだな」

五条「ここに来るまでの間クソほど襲われたけどあんな攻撃痛くも痒くもねえわ」

「流石最強 私の奥の手なんて軽くいなしてしまえるという訳か」

五条「！？」

五条「傑──！！」

夏油「君は本当に、遠くに行ってしまったな」

夏油「私の手の届かないところに」

五条「…訳分かんねえこと言ってないで帰んぞ」

五条「こんなクソみたいな世界、いつまでも長居してたら頭おかしくなるぞ！」

夏油「クソみたいな世界？頭がおかしくなる？」

五条「そうだよ！こんな猿の死体だらけの──」

夏油「現実と何も変わらないじゃないか」

五条「……傑？」

夏油「あのね悟、私の頭はとっくの昔にイカれてるんだ」

夏油「私は帰らない 君一人でどこへなりとも行ってしまえ」

五条「…意味、分かんねえ」

五条「意味分かんないことして、意味分かんないとこ行って、意味分かんないこと言う！」

五条「何で？」

五条「俺もう、オマエのこと分かんない…」

夏油「…私にだって分からないよ」

夏油「何が正しいのか、何を信じれば、何を守ればいいのか もう何も分からない」

夏油「このままだと私は、取り返しのつかない恐ろしいことをしでかしてしまう気がする 」

夏油「どうせ外もここも変わらないんだ ならこの世界で一人眠っていたい もう疲れた」

夏油「…悟、君は帰るんだ 君を巻き込むのは本意じゃない」　

五条「傑…」

五条「>>170」

ふざけんな

五条「ふざけんな」

夏油「悟？」

五条「帰れ？俺を巻き込みたくない？ハア？」

五条「俺は！自分の意思で！ここまで来たんだよ！！」

五条「傑！オマエの為に！！」

夏油「！」

五条「なのにオマエと来たら一人で抱えこんで一人で完結しようとする！何で！？言えよ馬鹿！！」

五条「何がただの夏バテだよ、ただの夏バテで夜中にテレビの砂嵐にリモコン投げつける馬鹿がどこに居るんだよ！？」

夏油「…待って…悟あれ見てたのか？…嘘だろ…？」

五条「見たわ！クッソビビったわ！でも次の日普通に対応してくるオマエが一番怖かったわ！！二重人格か！？ジキルとハイドか！？」

五条「ほんとふざけんなよオマエ！」

五条「一人でなんて帰ってやるか！俺と傑、二人じゃなきゃ意味ねえんだよ！！」



五条「だって俺達、ふたりで最強の親友だろ！！」

夏油「悟…君は……」

羂索「わあ青春だねえ 私感動しちゃったよ」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

五条「オマエは！？」

夏油「え、誰アイツ…」

羂索「仲良しなところ悪いけれど、夏油傑が元の世界に帰っちゃうと困るんだよね」

羂索「という訳で、>>178するね！」

勝負

おっ割と正々堂々

羂索「勝負するね！」

羂索「君たちにチュドーンされ続けることはや一ヶ月…」

羂索「試しに私が出てこない回数えたら4回しか無かったらしいよ、ヤバくない？」

羂索「という訳で、こちらもそろそろリベンジしたいんだよね！」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ…

五条「いや知らねえよそんなの…」

夏油「だが中々に強そうな相手ではある どうする悟？」

五条「決まってんだろ！俺たち二人でぶっ倒す！」

羂索「ふふ…初っ端から必殺技は打たせないよ…！」

羂索「レッツダイスロール！！」

どちらが優勢か

>>185

dice1d2=1 (1)

1五条&夏油

2羂索

dice1d2=1 (1)

ここまで2が続いた後の勝利は熱すぎる

安価スレ民羂索大好きなんだな…

安価なのにシリアス成立してる……

五条「オラっ！」ﾊﾞｷｯ！

夏油「ハアッ！」ｹﾞｼｯ！

羂索「嘘だろダイスの女神…」ﾖﾛｯ

夏油「大分削れたな…よし悟、君がトドメを刺してくれ」

五条「は？ヤダ」

夏油「は？」

五条「俺と、オマエで倒すんだよ じゃないとヤダ」

夏油「悟…まったく君は、本当に仕方ないな！」

五条「はっ、オマエだって俺が居ないと困るだろ！」

五条「つー訳で傑、俺たち二人で>>195してアイツを倒すぞ！！」

2人で最強⭐️ビーム

五条「2人で最強⭐️ビームしてアイツを倒すぞ！」

羂索「技名が安直！」

夏油「失礼だな、シンプルイズベストだよ」

五条「行くぞ傑！俺たちは…」

夏油「任せろ悟！私達は…」

羂索「あ～あ…結局こうなるんだね…」



「「最強なんだ！！！！」」チュドーン！！！！

すぐにゃん「ﾆｬﾝ！」

五条「あ、すぐにゃん！」

夏油「この世界、猫なんか居たんだな」

すぐにゃん「ﾆｬｵﾝ！ﾆｬﾝ！」ﾄﾃﾄﾃ

五条「また着いてこいってか？」

夏油「帰り道を教えてくれるのかな？」

すぐにゃん「ﾆｬﾝ！」ｺｸｺｸ

夏油「それじゃあ帰ろうか、一緒に」

五条「おう…あのさ」

五条「手、繋いでいい？オマエ放っとくとどっか行っちゃいそうで怖い」

夏油「…行かないさ、どこにも」　　

夏油「だから、離さないでね」

五条「…勿論！」


ｷﾞｭｯ

〜夏油の部屋〜

パンダ「お、起きたか〜？」

夏油「うう、ここは…」

五条「戻ってこれたのか…？」

夜蛾「ああ 悟、よくやった 傑も戻ってきてくれて何よりだ おかえり」

夏油「先生、迷惑かけてすみません」

夜蛾「それはこちらの台詞だ 傑、無理してるのを気づいてやれなくてすまなかった」

夜蛾「しばらく休学するか？上には俺から掛け合おう」

夏油(──こうして戻ってきても世界は変わらない きっと私は今後も悩んで、迷って、苦しむのだろう)

夏油(だけど)

夏油「…大丈夫です」

五条「マジで？また無理してない？本当に平気？？」

夏油「はは、大丈夫だよ悟」

夏油「私には、君という親友が居るのだから」


おしまい♡

かわいい
幸せにおなり

一般猿です
すぐにゃんは荒みまくった夏油に残ってる良心とか純粋な五条への好意とかの実体化のイメージで書いてました
あと深夜にテレビの砂嵐見てる夏油傑と深層世界で猿の死体が転がってる夏油傑めちゃくちゃ性癖に刺さったので安価当てた方にノーベル賞を送りたいです
お付き合いいただきありがとうございました

昔って、AVを見てる際とっさにビデオを消すと砂嵐が映るからそのことかと思ってしまった自分の穢を感じました…
幸せなエンドで良かった!おつかれ様ですー!

お疲れさまでしたー

>>202

俺もそっちのギャグ路線パターンあるかもとは正直思ってたw