- 1二次元好きの匿名さん23/02/08(水) 22:37:32
- 2二次元好きの匿名さん23/02/08(水) 22:40:30
ラウダ「こほん。分岐によっては唐突カプ展開がキたり、拷問が始まったり、死亡ルートになったりするかもしれない。もちろん全員生還できるルートも用意しているから頑張ってね。あと戦闘イベントがいくつかあって……その時人数が多いと難易度が温くなりすぎてしまうかもしれない、あとはNPCの都合もあって兄さんはKPとしての参加だ。じゃあってノリでSKPはラウダ・ニールが務める」
グエル「説明ありがとう!……あ、今回のシナリオではSANcもダイスを振る場面も極力少なくしているぞ。かわりにRPや行動が重視されている。選択を誤ったら即詰んでBADENDも覚悟しておけ。それじゃあキャラシートを作ってきてくれ。推奨は戦闘技能と交渉技能、以上だ」
〈キャラシート制作ルール〉
あにまん用簡易版として、「STR&SIZ(HP)」「POW(MPとSAN値)」「職業」のみを決定します。キャラはその職業でとれる技能をすべて「70」取得しているとします。それとは別に全員なんらかの戦闘技能を「70」取得しているとします。指定されている以外の技能は基本使えません。
スレッタ
STR:dice3d6=4 2 4 (10) SIZ:dice2d6=6 3 (9) +6 POW:dice3d6=4 2 1 (7) 職業:dice1d10=3 (3)
+「こぶし」「組み付き」
ミオリネ
STR:dice3d6=5 2 2 (9) SIZ:dice2d6=2 3 (5) +6 POW:dice3d6=4 1 3 (8) 職業:dice1d10=9 (9)
+「回避」
エラン
STR:dice3d6=6 4 2 (12) SIZ:dice2d6=4 6 (10) +6 POW:dice3d6=5 4 3 (12) 職業:dice1d10=4 (4)
+「ライフル」
シャディク
STR:dice3d6=4 1 2 (7) SIZ:dice2d6=3 5 (8) +6 POW:dice3d6=5 3 2 (10) 職業:dice1d10=8 (8)
+「マーシャルアーツ」「キック」
- 3二次元好きの匿名さん23/02/08(水) 22:42:48
期待
狂イ言者スレッタに笑っちゃった - 4二次元好きの匿名さん23/02/08(水) 22:48:29
警察官と暴力団組員がパーティー組んでる…
ロウとカオスの混合パーティーみたいだな - 5二次元好きの匿名さん23/02/08(水) 22:59:42
(まってかんちがいをしていた。上のSTRはCONということにしてくれ。数値に違いはない)
グエル「キャラシートはできたようだな。ではHO1__スレッタ・マーキュリーから順に自己紹介してくれ」
スレッタ「はい!スレッタ・マーキュリーです。普通にアルバイトをしていますよ。ミオリネさんの婚約者なので、家事手伝い、なのかも……?あっ狂儲やってます。ちなみに信仰対象はdice1d3=2 (2) (1:HOdice1d3=2 (2) +1 2:NPCdice1d2=2 (2) (こちらでナンバーが割り振られています) 3:エアリアル 4:何らかの別の宗教)です」
シャディク「……え?」
ミオリネ「そうね。あと身長が高い。若干精神不安定なところがあるけれど、スレッタのことは信頼しているわ」
ミオリネ「ミオリネ・レンブラン。普通の教師よ。経済学なんかを教えている。生徒にはあまり慕われていないけれど」
スレッタ「ミオリネさんはいいひとです!」
四号「君も人のこと言えない程度には精神が弱いと思うけれど……」
四号「エラン・ケレス。警察官。都合上四号と呼んでほしい。兄と弟がいる」
ミオリネ「ようやくまともにクトゥルフっぽいキャラが出てきたわね。ライフルが不穏だけど」
シャディク「エランが一番身長も体力もあるのか。肉体派だね」
シャディク「シャディク・ゼネリだ。指定組織『フォルド』の用心棒をやっているよ。ちょっと虚弱体質だけれど実力は折り紙付き」
四号「この卓まともじゃない職業のPCが過半数を占めているの??」
スレッタ「しゃでぃくさん、なかま、です!よろしくおねがいします!!」
- 6二次元好きの匿名さん23/02/08(水) 23:02:45
ラウダ「忘れていた。舞台はアスティカ市。森と海とに囲まれた、田舎と都会の中間くらいの街。お察しの通りオープンのシティシナリオだよ」
グエル「……なので、これを見ている人は「こういうことしてほしい」「ここが気になる」ということがあれば積極的に投下してほしい。こちらは裏話含め全部知っている、どうしても不自然になるかもしれないからな」
スレッタ「なんのはなしです?」
グエル「なんでもない。シナリオ名は『アスティカシアの夜明け』。はじめていこう」
スレッタ「いえす、まむ~!」
ミオリネ「サーよスレッタ。イエス・サー」
四号「dice1d3=1 (1) 」
シャディク「イエ、……エランどうして今ダイス振ったの?」
せっかくなのでハンドアウトを一つ公開するよ
dice1d4=2 (2)
1:HO1(スレッタ)
2:HO2(ミオリネ)
3:HO3(四号)
4:HO4(シャディク)
- 7二次元好きの匿名さん23/02/08(水) 23:05:30
ミオリネ・レンブラン
HO2
教師とは実は仮の姿!あなたは実は、『ベネリットグループ』の社長令嬢である。事実上家を出たようなものだが、未だに警察とは大きな繋がりを持っている。その中で聞いた話によると、なんでも最近『プロスペラ』という警官が不審な動きをしているらしい。……婚約者の母なんだから、ちょっと調べるくらい、当然でしょう? あなたの目的はNPC『プロスペラ』の目的を突き止めることだ。
備考:HO1とあなたは「婚約者」である。HO3とあなたは「協力関係」である。HO4とあなたは「幼馴染」である。
備考2:あなたは自身の名を明かせば、警察あるいは警官の職業を持つPCを自由に操ることができる。また、あらゆる信用は自動成功になる。ただしこれを行うためには、この秘密をすべてのPCに開示しなければならない - 8二次元好きの匿名さん23/02/08(水) 23:13:51
__アスティカ市の昼下がり。
皆はそれぞれ、自由にひとときの休息を謳歌しているだろう。
ミオリネ「はい、みんな、お昼休みよ。さあ、給食にしましょうか」
四号「はあ、仕事、つかれた……ごはんは、……五号、お弁当作ってくれたんだ。忙しいはずなのに……」
スレッタ「おかあさんおかあさんおかあさんおかあさんおかあさん」
シャディク「んん?取り立ての期限はすぎてるんだけど?はやくでてきてくれないかなあ、こちらとしても穏便に事をすませたいんだけどなあ……?」
グエル「もうやだこの卓」
ラウダ「気をしっかりもって兄さん」
そんなこんなでそれぞれが有意義な時間を過ごしているときに、突然、連絡を受け取る。送り主は、全員の共通の友人、『ラウダ・ニール』であった。
「久しぶり。最近会ってなかったよね、みんなで一緒にご飯でも食べに行かない? 相談にのってほしいことがあるんだ」 - 9二次元好きの匿名さん23/02/08(水) 23:23:23
COC?の詳細知らないから参加は出来んが
面白そうだから期待 - 10二次元好きの匿名さん23/02/08(水) 23:27:06
ミオリネ「……狂儲と教師と警官と暴力団の共通の友人って何者なの?」
スレッタ「さあ……?」
シャディク「友好的であることは確かだろう。シャディクは行くよ、他の皆はどうする?」
エラン「……久しぶり、とあったけれど。具体的にラウダとはどれぐらいあっていない?わかる範囲で教えてほしい」
グエル「『ラウダ・ニール』。冷静で理性的な性格で、年齢が近いから学校が同じだったということにでもしておけ。職業はディレッタント(御曹司)。お前たちとはそこそこ仲がよかったが、最後に会ったのは半年以上前だし、二か月前ほどからは完全に音信不通になっている」
シャディク「……それはシャディクも?」
グエル「ああ、シャディクはもしかしたらたまにあっていたかもしれないな。だがここ二か月はお前から連絡しても全く連絡が取れていない」
スレッタ「うーん……ちょっとあやしい、ですね?」
ミオリネ「あんたとシャディクの方がずっと怪しいと思うけど」
エラン「……会うべき、だろうか。いや、会わなければならないことは確かだけれど」
dice1d4=2 (2)
1:スレッタ「あ!なら、私が『変装』使ってみましょうか!?」スレッタ変装:dice1d100=67 (67) (70)
2:ミオリネ「……そうね。じゃあ技能を持っているシャディクは隠れていて」シャディク隠れる:dice1d100=23 (23) (70)
3:エラン「とにかく会うしかない。ライフルの所持を申請する」エラン持ち物「ライフル」追加
4:シャディク「まあ大丈夫だよ、なんとかなるって」(そのまま凸)
- 11二次元好きの匿名さん23/02/08(水) 23:34:52
ミオリネ「警戒するに越したことはないわ。技能を持ってるシャディクは隠れておいて」
シャディク「……KP、この場合どうすればいい?」
グエル「まあミオリネの指示に従っておけばいいんじゃないか」
シャディク「わかった。じゃあシャディクは隠れておく。……成功、他のメンバーでラウダと接触してくれ」
やってきたのはよくあるファミリーレストランだ。扉の前にラウダが立っている。疲れているのだろうか、目の下には色濃い隈があった。彼はこちらを見ると、ふっと笑顔を向ける。作り笑顔の裏に、何か、別の感情がある、ような気がする。
「久しぶり」
「ラウダさん、なんだか、元気がない……です。どうしたんですか?」
「その、相談内容?に、関わることなの?」
「……」
「ああ、まあね。……とりあえず、立ち話もなんだ、中で話そう」
そうして、ラウダたちは店に入った。しばらくの時間をおいて、シャディクも気づかれないように入店し、着かず離れずの距離の席をとることに成功するだろう。 - 12二次元好きの匿名さん23/02/08(水) 23:47:52
席についた三人は、明らかにラウダの様子がおかしいことが気にかかるだろう。視線はあちこち彷徨っているし、苛立ったように何度も髪に触れている。
「……それで、本題に入ってもいいかな」
「はい、そうだん、でしたよね……?」
ラウダは出された水を少しくちにふくみ、それから慎重にひとつ、呼吸を置いた。
「三か月前、兄が行方不明になったんだ。探すのを、手伝ってほしい。頼れそうなところは全部回った。だけど無理だったんだ、それに……」
「それに?」
エランの追求に、ラウダは微かに視線を伏せた。なんでもない、と付け加えて、続ける。
「どうか、力を貸してほしい。おねがい」
「なあんだ、そんなこと」
ミオリネはふっと微笑んで、わざとらしく腕を組んでみせた。……この機会をうまく使えば、周りから見て何の違和感もなく、警察と接触できるかもしれない。
「ちょうど長期休暇も近い時期よ。任せてちょうだい」
「わ、私も手伝います!その、へ、へへへ、変装は、おてのもの、です!」
「……僕も少し、頑張ってみる」
「本当に?……ありがとう、ありがとう!とっても、うれしいよ!」
ラウダはようやく、安心したように笑った。そこまで話し込んだところで、ふと、シャディク含む四人は、疑問に思うだろう。
__ラウダ・ニールに兄などいただろうか? - 13二次元好きの匿名さん23/02/08(水) 23:59:37
スレッタ「……?どういうことですか?」
ラウダ「言葉の通りだ。あなたたちとラウダは学生時代からの友達だけれど、彼の兄とは一度もあったことがない。それどころか、兄がいることすら初めて知った」
ミオリネ「ふうん。わざわざその情報が出されたということは、」
エラン「現段階では判断できない。とにかく、なんとかして情報を引き出さないと」
シャディク「そうかな?案外今までラウダが喋らなかっただけかもしれないよ」
スレッタ「そ、そうなんですか……!?」
ミオリネ「さすがにそんなわけないでしょ。これクトゥルフだし」
エラン「……導入段階だから、シャディクの言うことにも一理ある」
dice1d3=2 (2)
1:スレッタ「え、えっと、ラウダさんのお兄さんって、どんな人なんですか……?」
2:ミオリネ「容姿を確認したいわ。最近撮った写真や動画はないの?」
3:エラン「……一応聞くけれど、警察に相談はしたの?」
- 14二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 00:10:21
いつも巻き込まれてる側のイメージだからグエルKPなの珍しい気がする、続き楽しみにしてます
- 15二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 00:15:59
「ああ、そうだね。持っているよ。これ」
ラウダはそう言って、持ってきていた鞄から写真を取り出す。そうして、机の上に置くだろう。
「へえ、これが、……」
どの程度の背格好か。年齢はいくつか。あるいは、その目鼻立ちがラウダに似ているか。そういった情報から、ある程度推測できるものはある。
はず、だった。
__ラウダ・ニールがもってきた写真には、誰もうつっていない。
「これが兄、グエルだよ。ああ、もう、この時、寝ぐせたってる……これが最後になるかもしれないのなら、きちんと整えてから撮ればよかった。ううん、そんなことない、ちがう、兄さんはかえってくる、かえってくるんだ……ああ、三か月以上前に撮ったものだから、今は多少変わっているかもしれない。こういってはおかしいかもしれないけれど、きれいなひとでしょう? 探しやすいと思うな」
そういってはにかむ笑顔には、……なんの技能を使うまでもなく、わかる。嘘のない、真っ直ぐな思いが見て取れるだろう。 - 16二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 00:25:24
このラウダ本編じゃないよな?シナリオだよな?
- 17二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 00:28:20
シャディク「(絶句)」
スレッタ「つ、つつつ、つまり、ラウダさんは、何もうつってない写真を指さして、グエルさんがいるって言ってる……ということですか!?」
ミオリネ「発狂してる。これ絶対発狂してるじゃないの!見えちゃいけないもの見えてるじゃないの!!」
エラン「……いや、おかしいのがラウダだと決まったわけではない。僕たちが異常をきたしている可能性もある。KP、写真の様子をもう少し詳しく描写して」
グエル「ああ。スマートフォンで撮られた写真だ。言い忘れていたが、これはラウダのスマートフォンに表示されているぞ。でかでかと写されているのは無人のベッドだ。その隣に、ちらりと本棚や机などの家具が置かれているのがわかる」
ミオリネ「蔵書は?」
グエル「はっきりとはわからない。ただ、大きさや形からして、辞書の類が多いのではないかと感じるだろうな」
スレッタ「うーん……仮に本当にグエルさんが存在していたとして、わざわざ写真を撮るものでしょうか……?やっぱり、ラウダさんは発狂しているような気がします……」
dice1d4=1 (1)
1:スレッタ「正直に何も見えないって言ってみましょう」
2:ミオリネ「精神分析よ。ラウダの状態を診断するわ」ミオリネ精神分析:dice1d100=57 (57) (70)
3:エラン「KP」グエル「わかった」エラン??:dice1d100=48 (48) (??)
4:シャディク「とりあえずここは話を合わせてみたら?」
- 18二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 00:29:31
- 19二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 00:41:05
ちょくちょく挟まるエランの無言ダイス(今回は振らなかったけど)、怖
- 20二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 00:46:18
「え、えっと……その写真には、だれも、いない、……です。ラウダさん、ほんとうに、グエルさんというひとは、いるんですか……?」
ラウダは先程、頼れそうなところは回った、と言っていた。それでだめということは、つまるところ、その「頼れそうなところ」の人物も写真の中に何も見えなかったということなのだろう。そんな推測をもとにスレッタがそう発言すると、突然ラウダは笑い始めた。
「あ、はは、あははは、アハ、アハハ……あなたたちも、そう、言うのか」
ラウダの雰囲気が目に見えて変わる。遠くの席にいたシャディクが一瞬、たちあがろうとして、止まる。
「なんで。なんでなの!あったこと、あるでしょう。はなしたことも、いっしょにあそんだことも、あったはずだろう!なんで忘れているんだよ!!」
静かに激昂したラウダは、ここがファミリーレストランであることを思いだし、しばらく閉口する。それから震える手で財布からいくらか現金を取り出して、机に投げる。
「やっぱり、だめだった。……もう帰るよ、ばいばい」
シャディク「えどうするのこれ」
ミオリネ「どうするって言われても……」
スレッタ「ご、ごめんなさ、ごめんなさいい……」
エラン「君は悪くない。収穫はあった。……とはいっても、現状ここから進めなさそうなことも事実だ。KP、ちなみにラウダを追いかけることは?」
グエル「追跡持ってたら考えてやったがないなら無理だな。おとなしく帰って寝ろ」
スレッタ「は、はいい……」
ミオリネ「ま、わかったわ。……さて、どうやって警察と接触しましょうかしらね……?」
エラン「……」
シャディク「う、うーん、うーーーん……よし。ねえラウダ、……」
ラウダ「え?……わかった。そういうことなら、……」
シャディク「……なるほど。ありがとう」 - 21二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 00:50:19
このシナリオ…知ってるかもしれない……
めっちゃ難しいやつじゃ…… - 22二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 01:00:32
気になるとこ投下してとあったから書くね
スレッタの返事がイエスマム、なのはなんとなく察しがつくけど1のラウダもイエスマムに触れてるのはこの2人どちらも同じ人物の儲ってこと?
投下して、があくまでキャラに向けたセリフだとしたらこのレス消去お願いします - 23二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 01:00:57
(そこそこ改編してかなり難易度は下げているよ!たぶん たぶん 無理なく クリア できる範囲 だとは 思う…… まあ選択次第で即死であることには変わりないけどね!)
……翌朝。
四人はそれぞれの部屋で目覚めるだろう。今日も新しい一日が始まる。爽やかな朝だ。
ミオリネ「今日もいい天気……ふふ、珈琲でもいれようかしら」
エラン「あさごはん、つくらないと……五号、起きて」
スレッタ「おかあさんおかあさんおかあさんおかあさんおかあさんおかあさんおかあさんおかあさん」
シャディク「ふふ、『一仕事』終えたあとのトマトは格別だね……♪」
グエル「もうやだこの卓」
ラウダ「気をしっかりもって兄さん」
そんなこんなで日常を始めようとするそれぞれの元に、突然、警察官が訪れる。エランは知っているだろう、同期のセセリア・ドートとロウジ・チャンテだ。おはようございます、朝早くにすいませんね?
「少し、ききたいことがあるんです。昨日、ラウダ・ニールと接触していましたよね」
「ラウダ?そうだけど」
「はい。彼は__ラウダ・ニールは、指名手配犯です」
「……は?」
「彼には、彼の父、ヴィム・ジェタークを殺した容疑がかけられているんですよ」
- 24二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 01:10:01
- 25二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 07:21:34
スレッタ「……?………????」
シャディク「KP!」
ラウダ「だからシャディクはそれを知らないんだってば」
エラン「全員の家に来ているの?」
グエル「ああ、全員だ。シャディクを含めて」
ミオリネ「ふうん。きな臭くなってきたじゃない」
ミオリネ(……ここまでの情報を整理しましょう)
ミオリネ(他の皆のハンドアウトの内容は……少なくともシャディクのがラウダ関連であることはほぼ確定かしら。プロスペラ狂儲のスレッタ……いえ、そうでなくてもプロスペラ関連の秘密が渡されていそうなスレッタが私と対立する可能性があると考えると……エランのはラウダ関連?だとすると、私・エランvsスレッタ・シャディク、もしくは私・シャディクvsスレッタ・エランの対立軸が用意されているかもしれない。もちろん協力型の可能性もあるけれど)
ミオリネ(……気になるのが私のハンドアウトの最後の一文なのよね。信用自動成功と警察の代償が秘密の開示って、誰かがベネリットグループの社長令嬢をどうこうみたいな目的を持っているのかしら)
ミオリネ(……今それを考えても仕方ないか)
dice1d4=4 (4)
1:スレッタ「え、えっと、その、『どういうこと』、ですか……?」
2:ミオリネ「ヴィム・ジェターク殺害事件の詳細について教えなさい」
3:エラン「……セセリア、ロウジ、協力する。一緒にラウダ・ニールを捜査しよう」
4:シャディク「ラウダが容疑者?そんなわけないじゃないか」
- 26二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 07:42:51
ミオリネ「KP、四人分RPするのは大変でしょう。質疑応答は代表で一人とやったらどう?」
グエル「そうだな。……あ、じゃあラウダ、お前も頼む。もう一人分枠を用意した方がいい」
ラウダ「わかった。じゃあ誰と誰がやる?」
ミオリネ「シャディク、お願いできる?」(……ここは一旦、シャディクを泳がせてみましょう)
シャディク「ああ、もちろんだ」
ミオリネ「もう一人は……」
dice1d3=1 (1)
1:スレッタ「お、おかあさんが、警察だから、わた、わ、私、やり……ます!」
2:ミオリネ「私がやるわ」
3:エラン「僕自身が警察官だから、やりやすいと思う。任せて」
「……ラウダが容疑者?父親を殺した?はは、そんなわけがない」
シャディクは腕を組んで、感情の読めない笑みをくちびるの端にのせる。
「そもそもなんで俺のところに事情聴取に来るんだ。どうやって俺とラウダが友人であることを知った?」
「ラウダ・ニールの件は情報を伏せて進めるように、と。担当の『プロスペラ・マーキュリー』さんが」
「質問に答えてくれ、そもそも俺は昨夜彼と会っていない。どうやって『シャディク・ゼネリ』と『ラウダ・ニール』が関係者であるとしったのかな」
シャディクが詰問すると、セセリアは困ったように眉を下げる。
「……わかりません」
「うん?」
「わかんないんですよ。私たちは、プロスペラさんに言われて、指定の質問をするように言われただけで……何も、知らされていないので」
- 27二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 08:06:53
「あの、『どういうこと』ですか?」
「どういうこと、とは?」
スレッタはエアリアルのおにんぎょうを抱きしめながら、一瞬、視線を下ろす。それから顔をあげて、きっと睨むような視線を向けた。
「私のお母さんは警察官です。だけど、ラウダさんが指名手配犯だなんて、言ってなかった」
「情報が伏せられているんです。プロス」
「私に事情を聴きに来た、ということは、たぶん、昨日の件……ですよね。顔はわかっているんですね。それならどうして指名手配犯であるはずのラウダさんが人の多いファミリーレストランで待ち合わせできるんです?どうして『目撃情報』をもってきた人間はその場でラウダさんと接触しなかったんですか?そもそも」
……ラウダさんって、本当に殺人犯なんですか?
スレッタが矢継ぎ早にそういうと、ロウジは一瞬ひるんだように言葉を止める。それからしばらく考えるように視線を彷徨わせた後、スレッタに情報端末を渡す。
見た限り普通のスマートフォンだが、連絡先はふたつしか登録されていない。
「これは、あなたたちに渡すように指示されているものです。この事件の関係者に配られています。基本的には関わらないようにしていただきたいですが、もしラウダ・ニールと接触してしまったら、その内容はこの番号に伝えてください」
ミオリネ「その端末は私たちももらえるの?」
ラウダ「うん。全員もらえる」
スレッタ「じょ、情報って共有されているんですよね?おかあさんなんだか怪しそうじゃないですか!?私おかあさんの狂儲なんですけど~!?!?」
シャディク「たはは……(遠い目)」
エラン「ふうん。連絡先がどこににつながっているか、警察関係ならわからないだろうか」
グエル「片方はアスティカ市警察署窓口の番号だな。もう片方はわからない」 - 28二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 12:47:01
続きが楽しみ〜
- 29二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 17:34:03
- 30二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 19:06:35
ミオリネ「プロスペラ・マーキュリーは確実に重要人物ね。多分二個目は個人の電話番号でしょう?スレッタならわからない?」
グエル「あ、あ、あー……そうだな。スレッタは二個目の番号がプロスペラのものであるとわかってもいい」
スレッタ「うーん……それじゃあ、とりあえず今できることとしては、『おかあさんに接触する』『ラウダさんに接触する』の二択でしょうか?」
エラン「『事件について調べる』という選択肢もある。気になるところが多い」
ミオリネ「そうね。KP、私たちはラウダの居場所はわかる?」
ラウダ「ラウダの家の場所なら知っているよ」
シャディク「あとは、まあ……シナリオ開始時にわざわざ言われた『森』と『海』も気になると言えば気になる。ただここはまだ何があるかわからない……かな?」
スレッタ「私としてはお母さんに接触したいです。事件について聞きたいし、PCの行動としてそちらの方が違和感がありません」
シャディク「俺は一旦ラウダに会いに行くべきだと思う。水星ちゃんが言っていたように、本当に彼が殺人犯かどうか、本人に確かめたいしね」
エラン「……僕はどちらでも構わないけれど」
ミオリネ(私も目的達成のためにプロスペラに接触したいけれど……プロスペラ狂儲のスレッタについていくのも、なんだかラウダと繋がっていそうなシャディクについていくのも、誰かに単独行動をさせるのも怖い。エランをつけるにしても、エランがどう動くかこそ一番予想できないし……どうしましょうか……)
dice1d3=2 (2)
1:ミオリネ「……全員で固まって行動しましょう」
2:ミオリネ「私はスレッタについていくわ。エランはシャディクについていってくれる?」
3:ミオリネ「私はシャディクについていくわ。エランはスレッタについていってくれる?」
- 31二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 19:18:26
ミオリネ(……ここは目的達成を優先しましょう。最悪エランは動かせるんだし、協力関係みたいだから、とりえあず信頼するべきね)
ミオリネ「それなら二手に分かれましょう。私はスレッタについていく。エランはシャディクについていって」
シャディク「ミオリネはこっちに来ないのか?」
エラン「……ああ、僕がライフルを持っていないから、数に入れないとして。敵を無力化する技能をもった二人を分散させたい、といったところ?」
ミオリネ「まあそんな感じ。というわけでスレッタ、いくわよ」
スレッタ「はい、がんばりましょう、ミオリネさん!るんるん~……♪」
グエル「方針は決まったようだな。じゃあスレッタ・ミオリネの描写は俺がやる。エラン・シャディクの描写は向こうの部屋でラウダがやる。頼めるな?ラウダ」
ラウダ「もちろんだよ兄さん。じゃあ二人ともついてきて。……あ、皆、持ち物は何をもっていく?」
ミオリネ「朝貰った情報端末。それとスマートフォンとか、財布とか。あとはメモとか筆記用具とか、基本的なもちものを。警察署で持ち物検査があったらたまらないしね」
スレッタ「私もミオリネさんと同じです!……あっ、エアリアルのおにんぎょうはもっていきますよ~!」
エラン「警戒するに越したことはないけれど、ライフルは流石に持ち歩けない。となると……ライターかな。そうだね、煙草を吸うから、ということで」
シャディク「ふふ、クトゥルフの持ち物あるある(偏見)だ。じゃあ追加で度数の高い酒でも持っていた方がいいかもしれないね?……ああ、俺は一応仕込みブーツみたいな、キックの威力をあげられるものがあったら装備しておくよ。用心棒なら持っていても不思議じゃないだろう?」
グエル「ああ。全員、許可しよう」 - 32二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 19:57:13
グエル「……ラウダたちは行ったな。それじゃあ、お前らはプロスペラに接触するんだよな。どうする?」
スレッタ「お母さんに会いに行きます!警察署にいけばあえるでしょう?」
ミオリネ「電話番号があるなら電話するという手もあるけれど」
スレッタ「スレッタはプロスペラの狂儲ですよ?ミオリネさんも、私の婚約者ということは、お母さんと面会する理由があるはずです。何より電話で対応すると、何か渡したい!というようなことになったら二度手間ですから」
ミオリネ「でも実際に会うのも、……」
スレッタ「ミオリネさん?」
ミオリネ「……いいえ、やっぱり実際に会いましょう。隠れていたはずのシャディクがラウダと関わっていると露呈したことを考えると、向こうはこちらを監視している可能性がある。もちろんあのあとにシャディクがラウダと接触した可能性もあるけど」
スレッタ「おお……お母さんはそんなことしないと思いますけど……」
ミオリネ「とりあえず警戒だけはしておきましょう。ただでさえ気になることが多いんだから」
グエル「方針は決まったな?警察署に向かう、ということでいいか。特に何も宣言がないなら、このまま警察署まで時間を飛ばすが」
dice1d4=1 (1)
1:スレッタ「はい、それでおねがいします!」
2:スレッタ「あ、待ってください。道中『ヴィム・ジェターク殺害事件』について調べます」ミオリネ図書館:dice1d100=56 (56) (70)
3:ミオリネ(KP、スレッタの精神状態について、気づかれないように調べられる?)グエル(あ~、精神分析1/2だ)ミオリネ精神分析:dice1d100=74 (74) (35)
4:ミオリネ「そういえばあんたエアリアルの持ち込み宣言してたわよね、あれ何?」
- 33二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 20:00:34
ミオリネ目線だとエラン協力者だけど
謎ダイスや朝の独り言のせいで逆に露骨に怪しいんだが - 34二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 21:32:10
「あ、あのう……」
警察署。
受付をしていた女は、おずおずとやってきたその少女二人を見て、ぱちくりと瞬きをした。
「あら、プロスペラさんの娘さんと、その婚約者さんじゃない。どうしたの?」
「お、お母さんにあいたくて……」
「今プロスペラさんはお忙しくて。また日を変えて__」
「すいません」
そこでずっと閉口していたミオリネがつと口を開く。それから鞄の中に手をいれると、中に入っていた端末を取り出す。セセリアとロウジから受け取ったものだ。
「『この件』です」
受付の女は目を見開いた。それから無言で小さく頷き、簡単に確認をする。彼女は三階の会議室にいらっしゃいます。ミオリネはぱちりと瞬きをして、スレッタの手を引き、そちらに向かう。
会議室には大きな机と、壁一面の大きな窓がある。入口から最も遠い席に、麗しい女性__プロスペラ・マーキュリーが座っていた。
「やっぱり来たのね、スレッタ。それとミオリネさん」
「御無沙汰しています、プロスペラさん」
「うん!あのね、今日はお母さんに、聞きたいことがあってきたの。あのね、本当にラウダさんは殺人犯として追われているの?」
プロスペラは微笑みを崩さない。ただ、「どうしてそんなことをきくの?」と感情の読めない声で言った。
「……ひとつ、確認を。私たちはラウダと旧知の仲です。連絡先を渡して、部下にはあれこれ指示して……そもそも、ここに来ることがわかっていたような顔をして。共犯だとは疑わないのですか?」
「あなたたちが共犯だとは思えないわ。娘と、その婚約者よ?」
「お母さんはそんな公私混同をする人じゃない。もう一度聞くね。……ラウダさんは、本当に『殺人犯』なの?」
プロスペラはくちびるに笑みをのせる。
それから、「さすがね」と言って、ぱちぱちと手を叩いた。 - 35二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 21:45:40
「確かに私はいくつか嘘をついている。だけど全部じゃないわ。ラウダ・ニールには逮捕状が出ている」
プロスペラはすっと書類を取り出した。殺人容疑以外にも、いくつか容疑がかけられている旨が記されている。ミオリネはそれを手に取って、よく見た。かくしてはいるが、警察の関係者であるミオリネならば、これは偽造などではない、本物の書類であることがわかるだろう。
「……これは?」
「裁判官に『言いくるめ』で1クリティカルを出してきたわ」
「何言ってるんですか??」
「すごいね!さすがおかあさん!!」
「何言ってるのスレッタ!?!?」
そこで、いったん会話が切れる。プロスペラは書類を机の上に置いた。しばらくの沈黙ののち、先に口火を切ったのは、ミオリネだ。
「ならばなおさら、何故あなたはラウダ・ニールを逮捕しようとしているんです?」
「……ラウダ・ニールは、とある重大な事件に関係している。最優先で解決しなければならない、ね」
「ラウダさんはその事件、の、犯人なの?」
「主犯は別にいる。だけど事件自体は終わっていない。彼は主犯と、……どちらかといえば被害者寄りだけれど、事件を扱う上での重要参考人と深い関わりがあるの」
「主犯と重要参考人は、もう特定できているんですか?」
「ええ。だけど、後者を保護しようとした後に勘付かれて、拠点をかえられてしまったみたいで……この町にいることは確かだと思うのだけれど、詳しい場所まではわからないわ」
プロスペラはくちびるを閉じる。それから静かに、呟いた。
「話せるのはここまでよ。ここから先は、私たちの戦い」
dice1d2=2 (2)
1:スレッタ(え、えっと、お母さんに心理学です!ここまでに嘘はないですか……?)スレッタ心理学:dice1d100=95 (95) (70)
2:ミオリネ(プロスペラに精神分析。……彼女が発狂しているかどうか、知りたい)ミオリネ精神分析:dice1d100=76 (76) (70)
- 36二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 21:48:13
どうあがいても失敗で草
- 37二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 22:02:07
ミオリネはすっと目を細める。職業柄、そこそこ多くの人と接してきたつもりだが、彼女は、……なんというか、読めない。発狂しているか、正気なのか、言葉の些細な違和感すらも。
とはいっても、それは割といつものことである。はあと大きく息をついて、ミオリネは「それでは、」とわざとらしく話を変える。
「私たちは帰ります。……そういえば」
「なあに」
「あなたはグエルという名前を知っていますか?」
プロスペラは微笑んだ。
「……いいえ、知らないわ」
ミオリネ「多分プロスペラに聞き出せるのはここまでね」
スレッタ「お母さん、グエルさんのことを知らないんですか?」
ミオリネ「十中八九知っている。というか多分『主犯』か『重要参考人』のどっちははグエルでしょ。NPCとしてラウダ・ニールとプロスペラ・マーキュリーがいてグエル・ジェタークがいないというのも考えづらい」
スレッタ「おおう……すごくすごくメタ読みです……」
ミオリネ「その程度するわよ。……さて問題は」
スレッタ「その、ラウダさんのこと、ですよね」
ミオリネ「ええ。合流できる?」
グエル「ああ、そうだな、向こうは__」 - 38二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 00:05:25
ラウダ「さて、じゃあこちらで処理するよ。ラウダと接触する……と言っていたけれど、具体的にはどうする」
シャディク「その前に」
エラン「そうだね。やることがある」
ラウダ「うん?」
シャディク「ラウダぁ、俺は暴力団の組員だよ?信頼できるMAキック持ちの仲間がいてもいいよねえ……?具体的には五人ぐらい」
ラウダ「えっ?」
エラン「エランはシャディクからライフルと弾薬を押し付けられるだろうね。僕は警官だから固辞しようとするけれど、シャディクの押しには負けるだろう」
ラウダ「あの」
シャディク「いいよね?ラウダ。ね?」
エラン「それとも何か反論でも?」
ラウダ「……ああ、えっと、その……なんでも、ないです……サビーナ、レネ、イリーシャ、メイジー、エナオの五人がつくし、エランはライフルを所持していいよ……ただその、どこにどう配置するかとか……」
シャディク「その前にとりあえずどうやってラウダと接触するか考えるべきだね。俺としては直接接触した方がいいと思うけど」
エラン「ラウダがどの立場の人間なのかわからない以上、彼に連絡を取らずラウダの家を探す、いったん事件について調べて情報を探る、ということもできる」
シャディク「ああ、そうだね……うーん……」
dice1d3=1 (1)
1:シャディク「いったんラウダに連絡をとってみよう」
2:エラン「ラウダや事件に関する情報について調べてみようよ」シャディク図書館:dice1d100=35 (35) (70)
3:エラン・シャディク「「家探しいくか」」
- 39二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 00:06:37
電話をかけるのは
dice1d2=1 (1)
1:エラン
2:シャディク
- 40二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 00:17:03
エランはしばらく考えた末に、端末を手に取って、ラウダの番号を探す。迷いなく数字を入力して、耳にあてる。
「……誰?」
「エラン・ケレス。四号だ」
「あなたか。……何の用?」
「突然だけど、君に会いたい。君に興味がある」
「……??????」
「だめかな……」
「え、えっと、突然、何を言っているのか、わからないけれど……兄さんのことを否定したやつに合わせる顔などない。それとは別に、今は誰にも会えない」
「そう。……」
エランはしばらく考えるように視線を巡らせる。シャディクはエランの様子を横目で伺いながらも、何やら『信頼のおけるお仲間さん』に指示を出しているらしく、会話の内容までは聞き取れないだろう。
dice1d3=3 (3)
1:「君が殺人犯として追われているという話は本当?」
2:「シャディクが、探し物があると。君の家にあるらしい。探しても?」エラン説得:dice1d100=42 (42) (70)
3:「……ラウダ、」エラン??:dice1d100=16 (16) (??)
- 41二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 00:21:49
男連中の荒事への手慣れ感よ
- 42二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 00:33:09
「ラウダ、僕にも兄がいるんだけど、……」
エランが慎重に声を潜めて『それ』を告げると、電話口から、はっと息をのんだ音が聞こえる。
__これは、半ば賭けだった。
それは、完全にではなくとも、部分的には機能したらしい。ラウダは呻るような声をしばらくあげたあと、「……そういうことなら、」と呟く。
「そういうことなら、あなたと、あってもいい。ただし今はだめ。確証がないし、なにより……やることが、あるから」
「そう。……でも、君の家を探すくらいはさせてほしい」
「それくらいならお安い御用だよ。ただ、ここ最近は家に帰っていないし、……なんか父さん死んじゃったみたいだから、掃除はされていないし、鍵がかかっていると思う」
「大丈夫、ありがとう。それじゃ」
「エラン」
「なに」
「どうか、……兄さんを、助けて……」
ラウダはその言葉に、何も返さずに電話を切った。
「ラウダは何と?」
シャディクが話しかけてくる。エランはしばらく考えた末に、無表情のまま言った。
「ラウダの家で手がかりを探すことができる。行こうか」 - 43二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 00:52:23
シャディク「……?どうやって説得したの?」
エラン「なんでもないよ」
シャディク「そっか?まあいいや、じゃあ向かおうか。水星ちゃんとミオリネとは合流する?」
エラン「いや、時間が惜しい。先に向かおう」
シャディク「そっか。じゃあ一応、ミオリネには先にラウダの家に向かっていると連絡しておこう。……エラン」
エラン「なに」
シャディク「さっき、何の技能を振った?ハンドアウトに、なにか追加技能でも書かれていたのか?」
エラン「……それは……」
ラウダ「シャディク、秘匿ハンドアウトの内容を詮索するのはあまり褒められた行動じゃないよ。いや、これはただの一般論だから、止めはしないけれど」
シャディク「もちろんわかっているよ。シノビガミでもないんだし、ただの興味だ。それに、……ふふ」
エラン「なに」
シャディク「なんでもないよ。さあ、ラウダの家に向かおう。エランの言う通り時間が惜しい。こんな事件、さっさと解決してあげないと」
(スレッタ・ミオリネは、エラン・シャディクが『なんらかの行為判定を二回行った後』に合流するとします) - 44二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 09:03:12
シャディクとラウダの家に向かう道すがら、エランは少し目を伏せて、考えてみる。
ラウダの兄__グエルが、本当に存在するという確証はない。名前を忘れているだけならまだしも、存在すら記憶にないのだ。どうやら殺人容疑をかけられている状況でなおも、危険を顧みずこちらに、特に警官であるエランに接触してきたあたり、相当仲が良かったことは伺える。それならば一度は話題にあがっていてもおかしくはない。ラウダが狂っているのか、ラウダ以外が狂っているのか。
……わからないが、エランがやることは一つだ。吸いもしない煙草を避けて、ポケットの中のライターを握りしめる。
ラウダの家はそこそこきれいな一軒家だ。ただし手入れがされていないからか、庭の草木が氾濫を起こしている。外から中を伺うことはできそうにない。
……二人はかなり背が高く、どちらかといえば目立つ容姿をしている。あまり長居をするのは得策ではないだろう。
「シャディク」
「ガスメーターは回っていない。中には誰もいないとみて間違いないね」
「そう。……プロだね?」
「はは、俺を誰だと思っているの?」
エランはくちびるを開きかけた後、隠し持たされたライフルに触れる。なにも、答えなかった。
dice1d3=3 (3)
1:エラン「鍵らしきものがないか探すよ」エラン目星:dice1d100=62 (62) (70)
2:シャディク「隠すの応用で『何かが隠されていそうな場所』が見つけられないかな」シャディク隠す:dice1d100=33 (33) (70)
3:エラン「シャディク、僕は後ろを向いておく」シャディク「了解」シャディクMA:dice1d100=23 (23) (70)、シャディクキック:dice1d100=45 (45) (70)
- 45二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 09:14:58
エラン「シャディク、僕は後ろを向いておく」
ラウダ「え?」
シャディク「ありがとう。じゃあKP、俺は扉にマーシャルアーツとキックを振るよ。ああそうだね、蝶番を狙おうかな」
ラウダ「え???」
エラン「今日は空がきれいだ。鳥の鳴く声がする。きっと何の音がしても気づかないだろう」
ラウダ「止めろよ警察!止めろよ警察!!」
シャディク「はい、成功。一応、ダメージはdice2d6=5 4 (9) だよ」
ラウダ「え、え、ええっと~……じゃあ厭な音がして扉が壊れる。中に入れそうだ」
エラン「「わあ、なんてこううんなんだー、らうだのいえにはいれるじゃないかー」」
シャディク「「これはとてもうんがいいね。はやくなかにはいろう」」
ラウダ「その棒読みやめて!!っすうー--……はい、もう、描写に行きましょうか……」
二人が家の中に入ると、まず気づくのは豪奢な内装、に降り積もる埃である。明らかに人が住んでいる気配はない。だが、もの自体は整頓されていることがわかるだろう。
一階はダイニングやリビングなどの共用スペース、二階は私室であるようだ。どの部屋も鍵はかかっていない。
エラン探索場所:dice1d4=1 (1)
シャディク探索場所:dice1d4=1 (1)
1:リビング
2:キッチン
3:ラウダの部屋
4:ヴィムの部屋
- 46二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 10:13:23
シナリオ本編よりハンドアウトの内容の方が怖いぞ
- 47二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 10:16:47
エランとシャディクコンビに振り回されるラウダおもろすぎる
- 48二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 12:20:25
「じゃあ僕はラウダの部屋を、」
「エラン」
歩き出したところで、ふとシャディクが呼び止める。振り返る。彼は感情の読めない笑みをして、しかし視線だけはじっとエランに据えられている。
「周りはサビーナたちが固めているけれど、念のためだ。一緒に行動しよう」
「二手に分かれた方が効率的だと思うけれど」
「警官の君が、許可なく民家を捜索してもいいのかな。今なら『シャディク・ゼネリに脅されて、仕方なくやった』と言い訳も通る」
エランは表情を変えないまま、シャディクを見つめ返す。
瞬きする一瞬すら惜しいほどの、しかし刹那の、攻防。折れたのはエランだった。すっと緑のひとみを床に向け、かくん、と頷く。
「ふふ、ありがとう。聡明な人は嫌いじゃない」
「そう。……シャディク」
「なあに?」
「僕を一人にするのは、君にとって不都合なのか」
「……さあね? ただ、戦闘面でも探索面でも有能な君は、手元に置いておきたいだけだよ」
リビングは広い。ソファや机、マガジンラック、テレビ、その他インテリアなど家具類は、豪奢だが趣味がよく、必要以上の派手さや下品さは感じないだろう。ただ、今はどれも埃を被ってしまっている。
dice1d2=2 (2)
1:エラン「何か使えそうなものはない?」エラン目星:dice1d100=7 (7) (70)
2:シャディク「マガジンラックを見てみよう」シャディク図書館:dice1d100=30 (30) (70)
- 49二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 16:09:42
そうか、一般の家想像してたけどジェターク家か
邸宅とか豪邸って感じの家なんだろうな - 50二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 18:13:28
サラッと流してたけど父親が死んだことに無関心すぎるだろ
- 51二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 18:48:54
シャディクはマガジンラックを見る。どうやら新聞がおかれているようだ。日付はおよそ一か月で止まっている。おそらくそれまでは、ラウダの父__ヴィムがここに住んでいたのだろう。だがヴィムが殺害された。
そういえば確かに、一か月ほど前、ヴィム・ジェタークが殺害されたという事件が載っていたのを見た覚えがある。そこそこ有名な資産家だから、新聞でも取り上げられていた。犯人捜しが行われている様子がなかったのが少し不自然だったが。
__そこでふと、何かがひっかかる。
ラウダと完全に連絡が取れなくなったのは二か月前だ。仮にその理由が「指名手配されたから」だとすると、……時系列が、会わない。一か月ずれている。ラウダではない別の誰かが、ヴィム・ジェタークを殺した? 一体だれが、何の目的で?
ぱた、ぱた、ぱた
そこでふと、遠くから足音が聞こえてきた。
エランに目線だけで合図する。エランは頷いて、ライフルを握り直す。シャディクも扉のすぐ横に隠れて、いつでも蹴りを繰り出せるように構えた。
足音は近づいてくる。ぱた、ぱた、ぱた。ぱた、ぱた、ぱた。ぱた、ぱた、ぱた……
ぱた。
足音が止まる。埃をかぶった室内に、現れたのは__
「なんで扉が壊れてるのよ」
「よくあることですよう」
「……ミオリネ?」
「スレッタ・マーキュリー」
つい先ほど分かれた二人組であった。 - 52二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 19:14:43
スレッタ「ごうりゅう、です~!えっと情報共有ですよね、かくかくしかじかで、ラウダさんはやっぱり殺人犯じゃないかもしれないんです」
エラン「なるほど。こっちでも似たような情報が入ってきた。ラウダが殺人犯ではないことは、たぶん確かだろうね」
シャディク「だけどヴィム・ジェタークが殺されたことは確かなんだろう?一体だれが殺したんだ」
ミオリネ「……ところでなんで扉に9ダメージはいってたの?」
エラン「なんでもないよ。偶然」
シャディク「周囲はサビーナたちが見てるから誰か来たら教えてくれるよ」
ミオリネ「そう。ならいいけど、……一応、探索は手早く行うべきね」
ミオリネ(と、いっても、他の皆の目的が不透明だから、目を離すのも……特にシャディク。あいつ絶対ラウダと繋がってる……あまり考えたくはないけれど、情報を改竄でもされたら目をあてられない)
ミオリネ(……エランが出した情報だし、こっちの視点から見てもラウダは殺人犯ではないことはほとんど確定。ここは、そうね……)
dice1d2=2 (2)
1:ミオリネ「全員で固まって探索しましょう」
2:ミオリネ「私とdice1d3=3 (3) (1:スレッタ 2:エラン 3:シャディク)、残り二人、でペアになって、手分けして探索しましょう」
- 53二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 19:23:52
ミオリネ「シャディクは私と、スレッタはエランとペアになって、手分けして探索しましょう」
ラウダ「その心は?」
ミオリネ「信じがたいことにこの卓目星持ってるのがエランだけなのよね。私は図書館、シャディクは隠すあたりで口プロできるけど、スレッタはそういうことに使えそうな技能すらない。ならエランにつけた方がいい」
ミオリネ(……それに、ここがラウダの家である以上、一番警戒すべきはシャディクよ)
グエル「お。じゃあさっきと同じように部屋を分けて、あとで情報共有する、という感じでいいか?」
シャディク「俺はそれでいいよ。水星ちゃんとエランは?」
エラン「……、いい。異論はない」
スレッタ「なら私も大丈夫です!ふふ、エランさんとたんさく、エランさんとたんさく~……♪」
ミオリネ「まあこの部屋にはもう情報はなさそうね。本命はたぶんラウダの部屋だろうけれど」
シャディク「だろうね。じゃあどのペアがどこを探索しようか?」
スレッタ「私はどこでもいいです!ミオリネさんに任せます~!」
エラン「……僕は……僕も、君たちに合わせる」
ミオリネ「そうね……」
スレッタ・エラン探索場所:dice1d3=1 (1)
ミオリネ・シャディク探索場所:dice1d3=3 (3)
(被りの場合ミオリネ・シャディク側が一つ大きな数字にずれます)
1:キッチン
2:ヴィムの部屋
3:ラウダの部屋
- 54二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 20:17:43
ラウダ「じゃあ、そうだね。あなたたちがキッチンを探索するのでいいね?」
エラン「……僕、目星持ってるから、ラウダの部屋がよかった……」
スレッタ「まあまあ、きっとキッチンにも何かありますよ!えっと、どんな感じです?」
ラウダ「ごく一般的なキッチンだ。水道、冷蔵庫、食器棚や家電がいくつか」
エラン「水道?……水道と電気、ガスは通っているの?」
ラウダ「ああ、通っている。ただし最近使われた形跡はない」
スレッタ「……つまり、誰かがお金を出している、んですか?それともまだ滞納期限になってないから、止まっていないだけ……?」
エラン「さあ、……わからないけれど、これも大きな情報だ。仮に一か月周期なら、新聞の情報……ヴィム・ジェタークが死んだ、というより、一か月前までここで生きていた、ということが事実であるということの証明になる」
スレッタ「なるほど……とにかく、何かないか探してみましょう。エランさん、目星をお願いできますか?」
エラン「もちろん。その間、君はどうしている?」
スレッタ「ううん……」
エラン目星:dice1d100=22 (22) (70)
dice1d3=3 (3)
1:スレッタ「エアリアルと戯れています」
2:スレッタ「お母さんのことをかんがえています」
3:スレッタ「エランさんをおうえんしています!」
- 55二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 20:38:05
エランはざっとあちらこちらに目を向ける。フライパンやなべ、賞味期限がきれた食べ物、……切れ味のいい刃物。
武器として使えそうだ、なんて思っていると、ふと、気づく。
(……これは、弾痕?)
注意してみないとよくわからないが、確かにそれらしきものがある。手袋をはめていることをもう一度確認したあと、注意深くそれに触れてみた。やはり、弾痕だ。間違いない。ということは、ヴィム・ジェタークはこの家で殺されたのか? そのうえ、相手は実弾と銃を持っている……?
かち、と音が鳴って、ようやく自分が無意識に、奥歯を噛みしめていることに気づいた。とにかく、それならば、丸腰でいるのも危険だ。スレッタにこのナイフでも持たせておこうか、等と考え、顔をあげる。
__何やら珍妙なステップを踏むスレッタと目が合った。
「何をしているの」
「エランさんを応援、しています!しょうりのまい、です!」
スレッタはふらふらとダンス? を踊ったあと、ビシリと決めポーズらしきものをきめてみせた。エランの顔から、ふっと強張りがとれる。
「……君ってたまに鬱陶しいよね」
「えっ!?私、鬱陶しいですか!?」
「うん」
言いながらも、エランの声に棘はない。
ライフルを、握り直す。スレッタに武器は持たせない。スレッタが手を汚す必要はない。スレッタを、日常から遠ざけるわけにはいかない。
それは__エランの役目だ。 - 56二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 20:50:06
ラウダ「キッチンでわかる情報は以上だよ」
エラン「……やっぱりはずれか」
スレッタ「あ!じゃあ、ミオリネさんたちがラウダさんの部屋を探索している間、ヴィムさんの部屋を探索しましょう!ぶんたんさぎょー、です!」
エラン「そうだね。できる?」
ラウダ「ああ、もちろん。ヴィムの部屋はきれいに整えられている。私室は基本的に、テーブルなどがある書斎と、ベッドなどがある寝室に分けられているみたいだね」
スレッタ「じゃあ、ラウダさんの部屋もそう……ということですね?おそらく……」
エラン「だろうね。目星を振っても?」
ラウダ「……ああ、えっと、端折るために言うけど、この部屋に目星をふっても情報はないよ」
スレッタ「……この部屋『に』?」
ラウダ「あなたたちが何も見つからなかった落胆とともにヴィムの部屋を出ると、ふと、気づく。『ラウダ』のプレートがかけられた部屋ははす向かいにあるが、向かい側に、不自然にひとつだけ、プレートのかかっていない部屋がある」
スレッタ「あ!……こ、ここ、もしかして、グエルさんの部屋、ですか……!?」
エラン「入る。中に何がある?」
ラウダ「わからない」
エラン「……?なら目星を振って」
ラウダ「振れない」
スレッタ「……え、」
ラウダ「プレートのかかっていない部屋。そこには、一切の家具が置かれていなかった」 - 57二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 21:26:29
ほっこりパートからの落差よ
- 58二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 21:32:47
エランくんのPCもしかして前にも探索者だったりしたことある…?
- 59二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 21:40:23
シャディクとの絡みとか歴戦の探索者感ある
- 60二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 21:51:02
スレッタはなんか、毒入りスープの下僕の女の子とか連れて帰れるNPCをそのまま探索者にした感がある…
- 61二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 22:44:53
ラウダの部屋。
どうやら一続きの部屋らしく、奥に一つ、扉が見える。こちら側にはベッドやパソコン、本棚、クローゼットといったものがあった。
ミオリネは簡単に蔵書やベッドや壁紙の確認をした。間違いない。ラウダが見せてくれた写真に写っていたのは、この部屋だ。それからふっと窓から外を見る。……やはり、凄まじい勢いで植物が生えている。あまり考えたくはないが、ここから落ちても音がしないどころか、さして痛みすらないだろう。
「うーん……」
「シャディク?」
どうやら彼はパソコンを確認しているらしい。ぱっと顔をあげると、少し困ったような表情をした。
「記録が残っていない。バックアップすら」
「……消されたの?」
「だろうね。こっちはパスワードかかっていなかったみたいだし」
ふうん、とミオリネは低く呟く。消したのが「誰」なのかは、わからない。だが、それがシャディク・ゼネリではないことだけを祈っていよう。
奥の扉を開けると、どこか殺風景な部屋が広がっていた。こちらにも、デザインと実用性を両立したきれいな机、椅子、それからベッドがある。だが、他にインテリアもなく、それだけがぽつんと置かれているのは、なんだか浮いているようにも感じた。
dice1d3=1 (1)
1:シャディク「何かを隠していそうな場所はないか、隠すの応用でわからない?」シャディク隠す:dice1d100=61 (61) (70)
2:ミオリネ「何か違和感がないか、精神分析で探りたいわ」dice1d100=2 (2) (70)
3:ミオリネ「大丈夫よ、TRPGとは口プロ。RPで掴み取る。机の上や天板の裏、引き出しなんかを探るわ」シャディク「じゃあ俺はベッドの下でも漁ってみようかな」
- 62二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 23:01:23
(せっかくクリティカルが出てるからミオリネの方も情報あげちゃうよ!)
「あ」
シャディクが机の引き出しを開けると、小さな拳銃と、スマートフォンがひとつ、出てきた。
ラウダのものと機種は同じだが、色が違う。二台持っているのだろうか?電源を押してみると、……つかない。しばらく放置されていたようだ。
「ミオリネ、モバイルバッテリー持ってる?」
「ああ、えっと……(ミオリネ「持ってることにしていい?」グエル「いいぞ」)持ってるわよ」
「ありがとう。さすがミオリネだ、頼りになるね」
シャディクは微笑んで、端末を充電する。しばらくののちに、ぱちり、と電源がついた。ロック画面は初期設定のものだが、四桁のパスワードがかかっている。
「うーん、開かない。ラウダに聞けばわかるかな?」
「そうね、……」
__ふと、ミオリネは疑問に思う。
何故、ベッドが二つもあるのだろう? 仮にここがラウダの部屋ならば、机や椅子はともかく、寝所はひとつで十分のはずだ。こちらの部屋の出入り口はラウダの部屋から続いていた一つ分だけである。やはり、何かが、……おかしい。
「ラウダ本人に聞くのは、少し危険かもしれない」
「どうして?ラウダは信頼できる人だ」
「シャディクにとってはそうでも、私にとっては違うのよ」
ミオリネの言葉に、シャディクは一瞬表情を消す。それから、そっか、と言って、感情の読めない笑みを見せた。
dice1d3=2 (2)
1:「……とりあえず、スレッタたちと合流しましょう」
2:「意外と、いけないかしら……?」ミオリネ幸運:dice1d100=52 (52) (40)
3:ミオリネ「ねえKP、(グエルの誕生日四桁)、(ラウダの誕生日四桁)、あとは0064、0032、0031あたりのどれかで開いたりしない?」
- 63二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 23:11:24
このレスは削除されています
- 64二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 23:17:05
「……無理か……」
ミオリネの手の中には、「端末はロックされています」の文字がある。三十秒後に解除されるらしいが、この調子だと日が暮れてしまう。シャディクは目に見えて肩を落とすミオリネを見て、弾けるように笑って見せた。
「やっぱりラウダに直接聞くべきじゃない?」
「いえ、こう、うまく言えないけれど……嫌な感じがする。ラウダの兄……グエル? がどうとかいう問題以前に、ラウダは精神的におかしくなってる可能性がある」
「そんなことないと思うけどな。それにだからと言ってなんだというんだ。現状それ以外に手がかりはある?」
「……それは……」
「ミオリネさん~!」
そこに飛び込んできたのはスレッタだ。どうやらエランはまだ向こうの部屋にいるらしい。彼女はふんすふんすと微笑んで、ぶんぶん腕を振り回す。
「えっとねえっとね、キッチンにガスと電気は通っていました。それと、向こうの部屋、家具、なかったです!見つけた手がかりとしてはそんな感じです」
「そっか。お手柄だね、水星ちゃん」
「えへへ……ミオリネさんもほめてください」
「ああ、そうね、ありがとう、スレッタ」
「ミオリネさんの方はどんな感じですか?」
「え?それは……えっと、そうね。手がかりになりそうなスマートフォンを見つけたんだけど……」
dice1d3=1 (1)
1:シャディク「それで、ラウダに聞いてみようと思うんだ」
2:スレッタ「それなら、おかあさんに聞いてみますか?」
3:ミオリネ「……ところで、エランは何をやっているの?」
エラン??:dice1d100=23 (23) (??)
- 65二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 23:35:30
「……?そのスマートフォンは」
「ラウダのもの。ラウダの兄のグエルのもの。あるいは、ラウダのものだけれど、ラウダ自身はグエルのものだと思い込んでいるもの。選択肢としてはざっとこんなところかしら」
「どれにしても、パスワードはラウダに聞けばわかりそうだよ。直接あわなくても、電話をかければ出てくれるだろう」
シャディクの言葉に、スレッタは大きく目を見開いた。それからなるほど、と頷いて見せる。
「それに手がかりがあると確証があるんですか?」
「奥まった部屋の、それも引き出しの中に保管されていたんだ。何かあると考えるのも道理じゃないか」
「私がいいたいのはそこよ、シャディク。この部屋、明らかに何かがおかしい。なにより、ラウダが敵か味方かわからない以上、あまりこちらの情報を寄越すのも危険」
「うーん……私も、ラウダさんに聞けばいいんじゃないかな、と、思いますけど……」
そこでスレッタは、はっとしたような顔をして、ぽんと手を叩いた。
「そうだ!お母さんの前でラウダさんに電話してみましょう!」
「……一応ラウダは指名手配犯なんだけど」
「水星ちゃん、俺もそれはないと思うな……」
dice1d2=2 (2)
1:「で、でも、お母さんはすごいです!お母さんならなんとかしてくれます!ね、お母さんのところ、いきましょう……?」
2:ミオリネ「……はあ、癪だけれど、それ以外に方法もない、か」シャディク「だろう?」
- 66二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 00:33:18
ミオリネ「……ッハー……癪だけど、シャディクが言う方法しか残されていないのも事実ね」
シャディク「ふふ、だろう?」
スレッタ「うーん、それにしても場所を移した方がいい、と思います。いまこの家扉壊れてるんですよね?防犯以前に普通に通報されそうです」
ラウダ「ただいま」
エラン「遅くなった」
ミオリネ「エラン?何してたの」
エラン「少し」
スレッタ「えっと、エランさん!今は鍵のかかったスマートフォンを見つけたので、ラウダさんに連絡してパスワードを教えてもらおう、とうところです!」
エラン「ふうん……なるほど、わかった」
シャディク「別に、この周りはサビーナたちが安全確認してくれているから、このままでいいと思うけど……?」
ミオリネ「あんたそんな大人数で移動してきたなら車か何かあるんじゃないの?知らないけど。少なくともここよりはましよ」
スレッタ「ところでラウダさんは今どこにいるんです?家にはいないということですよね?」
エラン「……考えることが多すぎる。僕はどこでもいいけど……」
dice1d2=2 (2)
1:シャディク「……粘る理由もない。車にいこっか」
2:ミオリネ「……サビーナが固めてるなら、ここでもいいわ」
電話するのはdice1d4=1 (1)
1:スレッタ
2:ミオリネ
3:エラン
4:シャディク
ミオリネ「……ねえ、ちょっと秘匿で行動を取りたいんだけど」
ラウダ「なに」
ミオリネ「さっきエランが何をしていたか気になる。部屋の中に変わった場所がないか教えて」
ラウダ「目星、初期値」
ミオリネ「了解」
ミオリネ目星:dice1d100=92 (92) (25)
- 67二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 09:23:20
「も、もしもし、ラウダさん?」
「……スレッタ・マーキュリー」
端末から聞こえる声は低い。当然だ、そもそもラウダの写真を見て、誰もいない、と言い切ったのは、他でもないスレッタ・マーキュリーなのだから。
ラウダは不機嫌さを隠そうともしない様子で、なに、と言い放つ。スレッタはそれを気にもせず、しかししばらく視線を彷徨わせた。それから、鞄から顔を出しているエアリアルにちらりと視線をやって、「ラウダさんが指名手配犯として追われている、と聞きました」と切り出す。
「……ああ、そうだよ。そうだといったら? あなたは警察の娘だったね、捕まえて、あなたの母さんにでも突き出すのかな」
「いいえ。私は、いえ、私たちは、あなたにかけられた容疑が嘘であると知っています」
「え、……」
「協力、してくれませんか? 私たちは、ある重大な事件を追っているんです。私の言葉が信用できないなら、ミオリネさんやエランさんや……あ、そうだ、シャディクさんにかわります」
ラウダはしばらく、考えるように沈黙した。
それからたっぷり十秒は経ったあと、それなら、と震える声が聞こえてきた。
「それなら、兄さんはいる、きちんと無事だ、って、言ってほしい。どうか、……おねがい」
「ラウダさん」
何かしら交渉材料さえ提示できれば、上手くいきそうだ。スレッタはしばらく考えを巡らせ、ミオリネ、エラン、シャディクの顔を順繰りに見回す。ゆっくりと、まわりに聞こえる声で、言った。
dice1d3=1 (1)
1:「グエル・ジェタークが存在するという証拠は見つけました」
2:「大丈夫です。グエルさんは、だいじょうぶ、のはずですよ」
3:「……えっと、……グエルさん、の、写真、もう一度みせてほしいな、なんて……」
- 68二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 09:38:19
「……、それは」
「え、えっと、あなたの部屋から、スマートフォンが見つかりました。これは、多分、その……『グエル』さんのもの、ですよね」
「うん、そうだけれど」
「これは、グエルさんが存在している、という、物証……ですね?もしかしたら、中身を見れば、確信にかわるかもしれない」
「そ、うだね。……うん、パスワードは、__だよ」
「話が早くて助かります!えっと、」
ミオリネは何やら探し物をしているらしい。……現状、何も見つかっていないようだが。シャディクはそんなミオリネの方を見ている。スレッタはエランに目で合図する。エランはこくりと頷いて、パスワードを入力する。開いた。
これで、また話が進むだろう。「じゃああまり長話するのも危険かもしれないですしこのあたりで、」と切り上げようとしたところで、スレッタはふと、そうだ、と告げる。
「あの、これはただの興味なんですけど」
「なに」
「ラウダさんの部屋のおとなりに、家具のない部屋がありましたよね。あれってなんですか?空き部屋ですか?」
え? と。ラウダは電話でもわかるほど、きょとんと間の抜けた声をあげた。それからしばらくして、納得したようにああ、と呟いて、至極当然、なんてことないようにつづける。
「今は空き部屋だけれど、前は兄さんが使っていた部屋だよ」 - 69二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 09:48:03
そこちゃんと空き部屋だったんだ
グエルの部屋の家具もラウダにだけ見える(もしくはPC達にだけ見えない)のではないかと思ってた
ラウダの反応がまだちょっと不安だけど - 70二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 14:44:08
グエルの家具がラウダの奥の部屋に移ったってこと?
拳銃があるのが不穏すぎる - 71二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 17:52:23
ラウダ「電話が切れるよ」
スレッタ「?????? え、えっとつまり、ラウダさんはグエルさんの部屋の家具を自分の部屋の、それもわざわざ奥側に移したということ、ですか?いったいいつの段階で……」
エラン「床に不自然な埃のあとは?何かをひきずったようなものは」
グエル「そこまで指定するならロールなしで、他と同じくらいであるとわかるだろうな」
ミオリネ「KP、一応確認させてほしいんだけどラウダの部屋と奥の部屋の間の扉は鍵がかかる構造?それと、奥の部屋に窓はある?」
グエル「かからない。ただの内扉だ。それと窓はあるぞ」
シャディク「……えっと、今俺達は奥側の部屋にいるよね。こちら側から向こうの部屋を見て、何か気づくことはある?」
グエル「動線上に遮蔽物がないから、力さえあれば家具を運び込むことはできるだろう。あとはそうだな、シャディクは隠れるを振ってくれ」
シャディク「わ、わかった……」シャディク隠れる:dice1d100=26 (26) (70)
エラン「……ラウダは家具が動かされたと知っていた。となると、家具が動かされたかもしれないと考えられるタイミングは大きく分けて三つになる」
ミオリネ「『グエルが行方不明になる前』『グエルが行方不明になった後、ラウダが音信不通になる前』『ヴィム殺害後』かしら」
シャディク「最後はないと思う。わざわざ他と同じだと描写があったから。……それと、家具があるのなら、グエルが『存在していた』ことは確定でいいかな?」
- 72二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 18:10:30
グエル「成功か。ならばシャディクは、家具の配置からして、内扉を開けたなら、奥の部屋にある机、椅子、ベッドのすべてが手前の部屋から見えることがわかる。隠れられそうな場所がひとつもない」
シャディク「(絶句)」
スレッタ「……家具が、全部見える。外に出るためには、必ずラウダさんのいる部屋を通らなければならない。グエルさんが存在する前提で話すならば、行方不明になるまでのグエルさんは、何らかの理由でラウダさんに監視されていた?」
ミオリネ「最終手段として『窓から飛び降りる』があるけれど。……これが、戦闘するためにつくられたからこその構造なのか、それともラウダが発狂していることの示唆なのか……」
エラン「……拳銃は。弾は入っている?」
グエル「リボルバー式だ。六発込められるうち全部のシリンダーに充填されている。使われた形跡はない」
エラン「成程。一応持っていく」
シャディク「ね、ねえ、ラウダ、……」
ラウダ「いや、そんなことはない。PCとしての『シャディク』なら当たり前のことでしょう?目的に変更はないよ」
シャディク「……そっかあ……」
スレッタ「そ、そうだ、とにかく、グエルさんのスマホ!みましょう!!」
ミオリネ「……そうね。今はとにかく情報がほしい」
グエル「では、スマホには初期から入っているアプリしかない。連絡用としてだけ利用されていたことがわかるだろう。あるのは通話した履歴と、メモ帳機能だけだ」
エラン「番号は?」
グエル「いくつかはラウダのものだ。ある番号の人間と頻繁に連絡を取っていたことがわかる。携帯電話の番号なので住所を割り出すのは難しい」
スレッタ「メモ帳機能は、どうです?」
グエル「……そうだな。ほとんどは不自然な空白だ。だが、いくつかの単語と、文の一部を切り取ったであろう何かがある」
ミオリネ「空白?それは、全角の空白?選択で指定はできる?」
グエル「できるぞ。……読むか?」
シャディク「……読む。皆で読もうか。ミオリネもそれでいい?」
ミオリネ「ええ、もちろんよ」 - 73二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 20:03:54
PCシャディクの目的なんなんだろう
- 74二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 20:42:09
「 幸福
俺は進むのだろう。 それ以外の選択肢が
不思議な本
ア 教団
逃げることはできない。
わからない
ラウダ 教団
おかしいのは俺
最重要部分の解読
やっと解放される
失敗
召喚されれば
ラウダのベッドに突然押し倒
儀式は ソフィ・プロネとノレア・デュノク、あいつらは何を
『聖域』__シュバルゼッテ
早く、 を召喚しないと。
立地は限られる。
ようやくこの苦しみから、呪いから、解放されるんだ。」 - 75二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 20:50:08
日記はここで終わっている。
ミオリネは腕を組む。全角の空白をわざわざ打ちこむはずがない。明らかに、なんらかの文字が書いてある。ということは、あの写真と同じように、ラウダになら読めるのかもしれない。慎重に、周囲の反応を伺う。スレッタはきょとんとした顔をしている。エランは顔を顰めている。シャディクは、読めない微笑みを浮かべている。
……教団。
それがおそらく、プロスペラが追っているものであるとみて間違いないだろう。ならばこれを手土産にすれば、彼女の目的がわかるかもしれない。どうするべきか。そもそもなんだ、不思議な本、聖域とは? わからない。ミオリネはそっと、視線を伏せた。
ミオリネ「『ア 教団』ねえ……該当するやつはPL的にはいくつか心当たりがあるけど」
シャディク「あ、あはは、どうしよう……教団とか聖域とか気になることはたくさんあるはずなのに『ラウダのベッドに突然押し倒』が気になって何も頭に入ってこないよ……」
エラン「ラウダは組み付き持ちかもしれない。戦闘になったときに使えるかも。勧誘しておいて損はない」
スレッタ「そ、そもそも、ラウダさんが味方だという確証はあるんです……?ラウダさんが教団の関係者であるという可能性は?」
ミオリネ「……とりあえず、この日記はPCには読めない。今出ている重要そうなNPCは大きく分けて二人。『ラウダ』なら読めるかもしれない。『プロスペラ』は教団と敵対しているから、味方になってくれるかもしれない」
シャディク「俺としては、ラウダのところに行くべきだと思うけどな……?」
スレッタ「私は、お母さんに会いに行くのも一つの手段、だと思います!」
エラン「……二手に分かれるという手段もある。戦力が分散されるから、慎重になるべきだけど」
ミオリネ「そうね……」
dice1d2=1 (1)
1:全員でdice1d2=1 (1) (1:ラウダ 2:プロスペラ)の方に行きましょう
2:私とdice1d3=2 (2) (1:スレッタ 2:エラン 3:シャディク)、残り二人、で二手に分かれましょう
- 76二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 20:57:59
あにまん民みたいなこと言ってるシャディク草
- 77二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 22:01:14
ミオリネ「……あまり気は進まないけれど、全員でラウダのところに行きましょう。グエルが教団関係である以上、目を離したらラウダは消されるかもしれない。出せるうちに情報は吐かせておかないと」
シャディク「そうだね。とりあえず俺の『仲間』をつけておきたい。それに、ミオリネの精神分析で、正気に戻せるかもしれないしね」
スレッタ「ええ……私、お母さんのほうがいいとおもいますけど……」
エラン「じゃあ、ラウダのところに行ったあと、プロスペラのところに向かおうか。……逃げることはできない、と書かれているし、メタ読みだけれど推奨技能に戦闘技能があったことから、教団が武力を所持しているのは間違いないと思う」
グエル「方針は決まったか」
ミオリネ「ええ。じゃあそうね……、シャディクが電話して、ラウダを誘き寄せて」
シャディク「俺でいいの?」
ミオリネ「私やスレッタじゃうまくいかない可能性の方が高い。どうせあんたのハンドアウトラウダ関連でしょ?」
シャディク「……、まあね」
スレッタ「おお……じゃ、じゃあ、えっと、どこで合流しますか?」
エラン「どこであっても、僕はサビーナたちと周囲の警戒をしておく。ライフルを持っているから、戦力になると思う」
ミオリネ「そうね……
dice1d5=1 (1)
1:森の中にしましょう。周りの目が誤魔化せるわ」
2:海の近くにしましょう。最悪その場で沈められるわ」
3:警察署の傍に。効率的だし、敵も手出しはし辛いはず」
4:ここでいいでしょ」
5:最初のファミレスに行きましょ。伏線回収ってやつよ」
- 78二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 22:38:12
「ラウダ」
「……シャディク?」
ラウダの声がする。シャディクは小さく息をついて、慎重に周囲を伺った。
「グエルの日記が見つかったんだけど、よくわからないことが多いんだ。教えてほしくて。どこかで集合できない?」
「ああ、あれ?別に電話でもよくない?」
シャディクはいや、と否定する。……まだ、スレッタあたりが横流しした可能性はある。だけど、こちらもあり得るのだ。
「電話は傍受されている可能性がある。昨日お前に電話したあと、何故か俺のところに警察が来てね。これからは直接やり取りした方がいい」
「ふうん……そういうことなら、わかった。でもそれならこの通信も危ないのでは?」
「ああ、だから」
そこで一瞬、ゆっくりと息をついた。すうっと目を伏せて、思い出す。かつて笑いあった記憶を。珈琲の香り。野菜の焼ける音。スープの味。そうして、……諦めることにした、ことを。
「あの日、一緒にキャンプした場所で待ってる」
「……わかった」
電話が、切れる。
それを確認したあと、シャディクは極力きれいな作り笑いをしてみせた。
「集合場所は森だよ。行こうか」
ミオリネは少しだけ、瞼を下ろした。
ラウダはすぐにやってきた。くちびるには、本当に嬉しそうな笑みがのっている。
「……本当にありがとう。こんなに熱心になってくれるのは、シャディクたちが初めてだ」
周囲はサビーナたちが固めている。木々もまばらに生えているから、民間人に見つかる心配はない。エランはライフルを持ち、立ち上がる。すれ違いざま、ふとエランは尋ねた。
「ねえラウダ」
「なに」
「君組み付き持ってる?」
「本当に突然何?」
「戦闘要員として扱えるかどうかが決まる」
「……えっと、一応組み付きと斧は60ずつもらってるけど……?」
「そっか。ありがとう」
エランは無表情のまま言い放つと、慣れた手つきでライフルを構え、木々に隠れてサビーナたちの元に向かった。 - 79二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 22:50:46
斧60はさすがに草
- 80二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 23:41:41
「えっと、兄さんの日記で、わからないところがある……だったよね」
ラウダはこほんと咳払いをして、スレッタを、ミオリネを、シャディクを順に見やる。シャディクは微笑んで、グエルのスマートフォンを渡した。
「なんだか、聖域? がどうとか、教団がどうとか。正直、よくわからなくて」
「……教団。あいつらのせいで、兄さんは……忌々しい」
「知っているの?」
「それらしき組織は。兄さんは失踪する前日、家に帰ってきた。一緒にご飯を食べようと思ったんだけど、『お前は俺を覚えているのか?』なんて、変なことをいって……呆然としていたら、『もう二度と会えない。じゃあな』って。兄さんを変えたやつらを、もう叩き斬ってやりたいと思って、追いかけた。そしたら、海の近くの倉庫群に差し掛かったあたりで、なにか、フードを被った二十人くらいの集団が、何かを守るように立っていて」
「それが、教団?」
「……わからない、けれど。多分そうだと思う。結局そのまま兄さんは行方不明になってしまった。でも、あの集団がかかわっていることは間違いない」
ミオリネは黙ってそれを聞いていた。何故それだけで、ラウダがグエルと『集団』の関わりを特定できるのか、それがわからない。まだラウダは、何か、隠しているのだろうか。
dice1d3=1 (1)
1:スレッタ「えと、本題に入りましょう。この日記の内容、教えてくれませんか?」
2:ミオリネ「……とりあえず、ラウダを落ち着かせましょうか」ミオリネ精神分析:dice1d100=64 (64) (70)
3:シャディク「その集団について、何か他に知っていることはある?」
- 81二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 23:48:23
「ああ、そうだったね。最後に見たのは二か月以上前だから、細かいところは忘れてしまっているかもしれない。いったん、読み上げるよ」
ラウダはシャディクからスマートフォンを受け取ると、ゆっくりとスクロールしはじめた。
「倫理観と幸福をリーブラにのせたとき、どちらをとるべきだろうか。全部が、終わるまで。思想も精神もすべてが狂気と混沌の闇にとけるまで、あらゆる不幸が、犠牲が、俺にあるならば__
……それでも、俺は進むのだろう。最初からそれ以外の選択肢がとれるほどの器用さはなかったのかもしれない。
ある日、古本屋で不思議な本を手に入れた。何とはなしに気になって、辞書を片手に読み解いてみた。不可解な内容で、全てに理解が及んだわけではないし、読むと明らかに疲労感が蓄積される。だけど退屈ではない。……『夜明け』。アザトース教団、といったか。俺が声をかけられたのは、そこからだった。俺を、この本を、どうやって見つけたのだろうか? もし何らかの技術と理由があってのことならば、俺が逃げることはできない。
完全に、誘拐だった。気づいたら囲まれていた。彼等の拠点ですぐに、無数の構成員に歓迎された。皆、目が笑っていなかった。幸運にも危害は加えられなかったが、ほぼ毎日、この建物で、例の古書の解読を知ろ、と命じられた。逆らえばどうなるかは想像に容易い。というか何故彼等は俺に解読をさせるんだ? 本だけ奪って口封じに俺を殺せばいいのではないか? わからない
(およそ半年前の日付)、ラウダの様子がおかしい。教団から帰ってきたら、いつの間にか俺の部屋の家具がラウダの部屋に移動されていた。何故かと聞くと、おかしいのは俺だという。……そう、なのかもしれない。教団に通い詰める生活に、慣れつつある。人は異常な集団に属するとき、その以上が日常になり、やがて正常になる。怖い。ラウダから見て、俺はまだ正常か? あの教団の連中と同じになりたくない。
(およそ五か月前の日付)、本の最重要部分の解読に成功した。明日儀式を行うらしい。楽しみだ。やっとすべてが終わる。やっと解放される。
失敗した。やり方は間違っていなかったはずなのに。どうして。無為に終わるわけにはいかないんだ。二度目の儀式を行うことにする。もう、……誰か俺を助けてほしい。だけど誰にそんなことが言える? 本を解読すれば、アザトースが召喚されれば、俺は救われるのか? - 82二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 23:49:27
(続き)
(およそ四か月前の日付)、部屋に戻ろうとしたらラウダのベッドに突然押し倒された。痛みはさしてなかったが、何故か写真を撮られた。いや何故だ? わけがわからない。いや、もしこれが、俺の感覚が、おかしいのだとすれば? ……儀式は、何度も行ったが、成功しない。魔導書はすべて読まなければならないようだ。ソフィ・プロネとノレア・デュノク、あいつらは何をしているんだ。彼女たちなら俺がやるより早く全文を理解できるはずなのに。
(およそ三か月前の日付)、写真は毎日一回、必ず撮られている。解決策を見つけた。抵抗するくらいなら自分を殺してほしいと頼まれた。『聖域』__あるいは、シュバルゼッテと俺は呼称している__をつくる。拳銃を渡された。魔力の流れを効率化する。怖い。考えたのも計画したのも俺だけだ。怖い。誰にも関わりたくない。怖い。怖い。こわい。解放されたい。日常に帰りたい。カメラが怖い。こんなところにいたくない。ラウダも元に戻ってほしい。早く、アザトースを召喚しないと。
『聖域』を設置するには、50m×30mの巨大な平面が必要だ。上空に何もあってはならない。電線一本でもだ。人気がなく、大勢で行動しても怪しまれない場所。必要な人数を計算すると、二十人。四時間はかかる。その間誰にも侵入されてはいけない。立地は限られる。だが、あそこならきっと大丈夫だ。必要なものさえ用意すれば六時間以内に起動できる。これでいこう。これは俺の戦いだ。俺が、俺だけでやるんだ。あとは、時間の問題だ。
ようやく、解放されるんだ。もうあれから何か月経ったんだろう。選択権は常に運命が握っていた。俺は進むことしかできなかった。だけどもこれで、何かを得ることができるなら。それこそきっと、神の祝福だ。魔王は宇宙の中心にて、神々の住まう世界を統べる。かのものが目覚めるとき、ようやく俺は、……。
明日、儀式を行う。そうすれば、ようやくこの苦しみから、呪いから、解放されるんだ。」 - 83二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 00:08:11
もはや正気度蒸発してるなこりゃ…
- 84二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 00:17:21
「……と、いう感じ。ああ、いつ見てもおぞましい!『夜明け』__アザトース教団というやつが……、よくも、兄さんを……」
ラウダの声が震えている。
ミオリネはゆっくりと、息をついた。アザトース? ……他にもいろいろとつっこみたいところはあるけれど、今、一番の問題はそこだ。聖域。魔力。気でも狂っているのか、オカルトがすぎる、と笑い飛ばせれば、どれだけよかっただろう。だが、それができないだけの何かが、迫真さが、そこにはあった。
「……ラウダ、
dice1d3=3 (3)
1:あんたの兄を捜索するのに協力する。だから私たちに協力してほしい」
2:これあんたもグエルも発狂してるわよね。ちょっと深呼吸しなさい」ミオリネ精神分析:dice1d100=44 (44) (70)
3:えっと、この、写真をどうとか、のくだり、何……?」
ラウダ「ミオリネ」
ミオリネ「何」
ラウダ「あなたのハンドアウトが若干変更される」
ミオリネ「……ふうん? ああ、誘導ってこと。わかった」
『HО2:なんだかよくわからないが、このアザトースとかいうやつが召喚されたらまずいことは間違いない。止めるためには……。あなたの目的は、プロスペラの目的を突き止め、協力を取り付けることだ』
- 85二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 00:43:11
「……?何かおかしなことが?」
ラウダはきょとんとした顔をする。シャディクは腕を組み、少し目を伏せた。あまりにも真っ直ぐな反応でミオリネが言葉に詰まっていると、スレッタが続ける。
「え、えっと、なんで、写真、とった……ですか?そ、そそそ、それに、家具をうごかした、とか……」
「兄さんの行動を、少しでも抑制したくて。結局効果はなかったけど。写真に関しては……そうしないと、不安で。全部残っているよ、見る?」
ミオリネは頷いて、ラウダのスマートフォンを覗き込んだ。相変わらず誰も映っていない。こうしてみると、最初に見せてもらったようなきれいなものは少数派で、寝具や本棚の中身がめちゃくちゃになるなど明らかに抵抗したであろう痕跡があるものや、何かを押さえつけるようにラウダの手がうつっているもの、ぶれてまともに解析できないものもある。強迫観念か、と適当にあたりをつけた。
だとすると、グエル失踪以降の二か月、ラウダはそれを行っていないことになる。この結果、狂気が多少は改善されているのか、それとも悪化しているのかまでは、わからないけれど。ラウダは相変わらず至極まとも__そうに見える__顔をしている。
「そんなことはどうでもいい。それで、これからどうするの」
「プロスペラさんに協力を仰ぐ」
「おかあさん!わ、私もそれに賛成です!」
「……本気か?警察は信用ならない」
「いえ、……あの人は、何かを、知っているはず」
半ば勘だ。だけどそれに賭けるしかない。
ラウダは無表情のまま、じっとこちらを見据えている。ミオリネの横顔をちらりと見たあと、シャディクは腕を組み、低く呟いた。
dice1d2=1 (1)
1:「そういうことなら、プロスペラさんとの交渉の場に、ラウダも連れて行こう」
2:「……ラウダとプロスペラさんを引き合わせるのは危険だ。周りを戦闘要員で固めた場所で、保護しておこう」
- 86二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 01:11:08
「……へえ?」
ミオリネはくちびるの端を持ち上げて、「どうして?」と尋ねる。シャディクは微笑みを浮かべたまま、ちらりとスレッタの方を見て、ラウダに視線を向けて、最後に再びミオリネをとらえる。
「ラウダの身柄は交渉材料になりうる」
「シャディク、父さんを殺したのは……」
「ラウダじゃない。知っているよ。でも、お前が追われていることは確かだ。その理由はおそらく、逮捕するためじゃない」
「……、そうね。あんたの推測は正しい。プロスペラさんはラウダのことを、逮捕しようとしているわけじゃない。正確にはそうすることは手段のひとつだろうけれど」
「じ、じけんの、重要参考人とか、主犯がどうとか、言ってましたよね!あ、じゃあ、もしかして、重要参考人ってグエルさんのことです?なら、グエルさんはお母さんに保護されているんでしょうか……?」
スレッタの発言に、ぴくり、とラウダの眉が動いた。シャディクはすかさず無線機を使って、エランに現状をかいつまんで説明する。エランはしばらく考えた末に、低く返した。
「……一介の警察官にできることは限られているけれど、少なくとも僕は協力するよ」
「とのことだ。いいかな? ミオリネ、ラウダ」
ラウダはしばらく考えたあと、「シャディクの言葉なら」と頷いた。ミオリネも、スレッタをちらりと見た後、首を縦に振る。
__だが、何故だろうか。
粘ついた嫌な予感が、背筋から離れない。 - 87二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 01:31:44
ミオリネ「大盤振る舞いね」
スレッタ「あ、あざ、アザトース……!ってなんです……?」
エラン「クトゥルフ神話では最も強く、理不尽で……最悪の魔王だ。召喚されたら滅亡エンドは確定だろうね」
スレッタ「なるほど!説明ありがとうございます」
シャディク「ラウダ」
ラウダ「あなたの目的に変更はないよ」
ミオリネ「はあ、……『聖域』がないとアザトースは召喚できない。ならそれを潰すのも手段のひとつ、だけど」
スレッタ「……たとえ一度潰しても、時間稼ぎにしかならない、です?というか、おそらくは聖域を起動して、三か月近くたっているんですよね?なんでアザトースは召喚されていないんですか?」
エラン「たぶん、『グエル』が消えたことと関係している。日記を見る限り、そのあたりはグエルが一人でやっていたみたいだから。……つまり、向こうも聖域の存在は知らない」
シャディク「……仮に、そうだとしたら。グエルを知っていそうな反応を示していたプロスペラが、教団と敵対していることは、やはり間違いない」
ミオリネ「とにかく、まさかこのままラウダを連れていくわけにはいかないわ。スレッタとシャディクは変装持ってたでしょ?ラウダを不審者に見えない範囲で変装させてあげてよ」
スレッタ変装:dice1d100=4 (4) (70)
シャディク変装:dice1d100=57 (57) (70)
※上記二つはどちらかが成功すれば成功とする。ちなみに変装の内容はdice1d3=3 (3)
1:ラウダに一任してみる
2:怪しまれない程度に顔を隠す
3:女装(ノリと勢い)
- 88二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 02:05:07
ノリと勢いでクリってて草
- 89二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 02:08:29
ラウダの体格、ダイス振ってないなら原作通りの身長?
それで女装クリティカル? - 90二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 02:10:18
スレッタちゃんの服貸してんのかな?
- 91二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 02:17:45
そういう意図ないのかもしれんけど、ミオリネとシャディクがちらりとスレッタ見るのが気になる…
- 92二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 07:12:23
クリティカルならプロスペラにも気づかれなさそうだから、ラウダの存在開示をタイミング見てできそう
- 93二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 08:10:24
シャディク「えと」
スレッタ「おしごとかんりょー、です……」
ミオリネ「スレッタ!スレッタ!どこでクリティカル出してるのよ!!」
エラン「……」
グエル「ふ、ふっ……まだ笑うな、じゃあラウダは完璧で幸福な女装ができた。本来ならNPCと会うたび気づかれるかどうか心理学が必要だが、今回は省くとしよう」
ラウダ「えこれこのまま進めるの?」
シャディク「えっとラウダ、……すまない」
スレッタ「かわいい妹系美少女になったラウダさん……」
ラウダ「えこれこのまま進めるの!?」
グエル「は、はは、あはははははは!!」
エラン「ラウダ、さすがに声を出したら気づかれてしまう可能性がある。いいっていうまで喋らないで」
ミオリネ「……、まあいいわ。気づかれないならそれはそれでよしとする。やりなさい、スレッタ」
グエル「ひーっ、ひい、あ、ふふ、ふふふふふ、それでは、」
ラウダ「兄さん」
グエル「なんだ」
ラウダ「例のシーン、ほんとはダイスで決める予定だったけど、確定ね」
グエル「いやそれは公平性を欠」
ラウダ「いいね?」
グエル「……わ、わかった……」
戦闘に参加させる予定はなかったので決めてませんでした!ここで決めます。『ラウダ』は
dice1d3=3 (3)
1:スレッタと同じくらい(諸説ありますが男女でSIZの目安値が違うルールを参照し、SIZ10、CON12程度とします。165cmくらいですね)
2:本編(実はこの卓だと身長はエラン>シャディクなのでもう色々終わりなのですが、何もかもに目をつぶって「180~190cm程度」とされるSIZ17、CON11程度とします)
3:SIZdice2d6=5 5 (10) +6、CONdice3d6=1 6 5 (12) とします
- 94二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 08:47:29
わぁ頑強
…方向性はバスケの選手とかかも!(ポジティブ) - 95二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 10:26:54
モデルみたいになりそう
- 96二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 10:46:54
警察署にて。
受付をしていた初老の男__エルゴ・ペルダは、やってきた五人組を見て「お」と思わず低い声を出した。愛らしい少女二人組は、スレッタとミオリネだ。彼の上司であるプロスペラの娘と、その婚約者である。その隣で死んだ顔をしているのは、エラン・ケレス。ここに務める警察官だ。金髪褐色の男は、彼ら彼女らがたまに話している、シャディク・ゼネリという青年だろう。
しかし何より目を引くのは、背の高い紺色髪の女性である。すっきりとしたクールな美貌を持つ彼女は、その怜悧な容貌を何やら不安げに歪め、シャディクを見て、エランを見ている。エルゴは頬杖をつき、彼等を見やった。
「スレッタ、久しぶりだな。プロスペラのところか?」
「エルゴさん!うん、今、大丈夫かな」
「ああ。ところで、そいつは?」
視線だけで知らない女を据えると、彼女はびくりと肩を跳ねさせた。ミオリネは表情を変えず、淡々と続ける。
「友人です。彼女もプロスペラさんに用があって」
「ふうん。あ、あててやる。エランかシャディクの彼女ってとこだろう!いやあ、高身長美男美女同士、お似合いだ。あ、シャディク、男は身長じゃないぞ。気にしない方がいい」
シャディクと女性は何故か愕然とした顔をしている。エランはいつも通りの無表情だが、心なしかいつもより三割増しで表情がない。スレッタは頬に手をあてて「は、はわわ……」と何やらもごもごと言っており、ミオリネは肯定も否定もしなかった。
「大丈夫ですか?」
「ああ、プロスペラさんなら三階の会議室だ」
「ありがとうございます」
ミオリネはさっさと歩き出す。スレッタもその後をついていく。他の三人は、一瞬面食らったように立ち止まった後、すぐにそのあとを追いかけた。
エルゴは妻のメリッサが見ていたドラマを思い出して、目を細める。これはあれだ。流行りの三角関係というやつだ。
「……若いっていいねえ……」
視線の先で、紺色の髪の人物__指名手配犯ラウダ・ニールは、死んだ目でくちびるを半開きにさせていた。 - 97二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 11:00:38
「あらスレッタ、と……そちらは?」
会議室に入ると、プロスペラは微笑んで首を傾げる。知らない紺色の髪をした女が立っているのだ。ミオリネは矢面に立つように、一歩前に歩み出る。
「プロスペラさん。ラウダ・ニールに関する情報がほしいとは思いませんか?」
「是非欲しいわ」
「じゃあ、約束です。情報は渡します。だから私たちに協力していただきたい」
「……もちろんよ。でも、何に関する情報なの?もう知っていることならば、条件は飲めないわ」
「ラウダ・ニール本人の身柄を」
プロスペラは、すっと目を細めた。紅を塗ったくちびるが、感情の読めない弧を描く。
「取引に応じましょう」
ミオリネはふっと息をついた。とりあえず、これで第一関門は突破だ。だがこれはスタートラインに立ったにすぎない。何から切り出すべきだろうか。顎にてをあてて、ミオリネはしばらく思案する。
dice1d4=4 (4)
1:ミオリネ「……まず、アザトース教団__『夜明け』とはなんですか?」
2:シャディク「ひとつ質問があります。プロスペラさんはグエル・ジェタークの居場所を知っているんですか?」
3:エラン「……」エラン??:dice1d100=46 (46) (??)
4:スレッタ「あっお母さん、このひとがラウダさんだよ」
????:dice1d100=18 (18) (??)
- 98二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 11:38:32
「はっ、」
「スレッタ!何言ってんの!?」
ミオリネは誤魔化すように言ったが、プロスペラはじっとラウダの方を見ている。先程少しだけ漏れ出た声は、明らかに女性のそれではない。バレた。スレッタはきょとんとしたような顔をして、続ける。
「ラウダさん、きれいでしょ!私がやったんだよ」
「ええと……なんで女の子の格好をさせたのかはわからないけれど……逮捕しようかしら?今すぐにでも捕まえないといけないもの」
「待ってください」
シャディクがすかさず割り込む。ラウダを庇うように前に立つ。
「まだプロスペラ・マーキュリーの目的がわかったわけではない。こちらに協力すると誓ったわけでもない。ラウダに何故殺人容疑をかけたのかもわからない。そんな状況で、信用できるとでも?まずはそちらから手の内を見せるのが筋ってものじゃないのかな」
「……まあ怖い。ふふ、そうね。口約束じゃ怖い輪よね?それであなたたちは、何が聞きたいのかしら」
エランはかすかに視線を伏せる。ミオリネはその仕草がやけに気になって、目で追った。だがすぐにその向こう側、割と真面目に慌てて怯えているラウダを見て、きっとプロスペラの方に向き直った。
dice1d4=1 (1)
1:ミオリネ「そうね、じゃあ……あなたの目的を」
2:シャディク「教団、アザトース、とやらについて、教えてもらおうか」
3:エラン「……」エラン??:dice1d100=26 (26) (??)
4:スレッタ「え、えっと、お母さんから、何か、しょうこ!になるもの、ないかな……?私たちに協力する、っていう……」
????:dice1d100=72 (72) (??)
- 99二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 14:04:39
エランダイスめちゃくちゃ気になるけど狂儲スレッタ展開が強火すぎて笑ってまう
- 100二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 15:25:48
4号はダイスだけじゃなくて兄(たぶんオリジナル)が生存してるのかどうかが気になる…
たぶん弟の5号の話は弁当だったり朝起こしたりで存在出てきてるけど、兄の話がラウダ説得の時にしか出てきてない……
あとスレッタはたまにラウダより怖い時あって草
ラウダは精神追い詰められて狂ってる感あるけどスレッタは正気で狂ってそうなんだよな…… - 101二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 15:36:46
このラウダエランと同じくらいか
肉弾戦一番強そうで笑っちゃうんだよね - 102二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 16:32:11
自分はそもそもエラン5号は本当に別人として存在してるのかから疑ってますね
- 103二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 16:33:57
プロスペラは微笑んだまま、静かに呟く。
「私たちはね、宇宙の破滅を止めたいの」
何も言えないまま、五人は呆然とくちびるを半開きにさせる。
プロスペラは指を組んで、ポケットに手をいれた。なにか、貝殻を大きくしたような、不思議な形の機械を取り出して、机の上に置く。かたん。軽い音に、ミオリネはようやくはっと我に返った。
「宇宙の……破滅?それは、その、教団、とやらがかかわっているんですか?」
「アザトースという神は凶悪で、それが目覚めた時、宇宙は破滅してしまう。私たちはそれを止めたいの」
「にわかには信じがたいことですが」
「ふふ、そうかしら?そうかもしれないわね。ねえ、エランさん?」
「……」
「お、かあさんがいうことなら。わたし、信じるよ!えっと、それで……それは?」
スレッタは貝殻のようなものを手に取る。プロスペラが微笑んだ、
「シェルユニット。通信機のようなものだと思ってちょうだい。これで、」
その時だった。
どこからか、摺り硝子をひっかくような音が、聞こえた、気がする。はっと顔をあげて窓の外を見ると、いつの間にか、そこには、__巨大な翼を羽ばたかせた、蝙蝠のような生物がいた。気配もなく、いつの間に。その頭部は馬のようで、その表皮は霜にも硝石にも鱗にも見える。悪寒を感じさせる不愉快な見た目のそれは、勢いをつけて、真っ直ぐにこちらめがけて飛んできた。
そうして、そのあまりに悍ましい姿に、呆気にとられ、
「__おかあさんっ!」
窓硝子が吹き飛ぶ。轟音と衝撃を搔い潜る。なんとか次に目を開けた時、探索者が目にしたのは、化け物に押しつぶされたプロスペラの姿だった。
SANc(シャンタク鳥の目撃+プロスペラの死)
スレッタ:dice1d100=52 (52) (35) dice1d6=3 (3) /2+dice1d10=10 (10)
ミオリネ:dice1d100=95 (95) (40) dice1d3=3 (3) /dice1d10=1 (1)
シャディク:dice1d100=8 (8) (50) dice1d3=3 (3) /dice1d10=3 (3)
エラン:dice1d100=19 (19) (60) dice1d3=1 (1) /dice1d10=7 (7)
- 104二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 16:35:10
スレッタINT:dice3d6=3 1 3 (7)
スレッタアイデア:dice1d100=30 (30) (INT*5)
- 105二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 16:36:32
ワンチャンロスト
…ん?ワンチャンどころではなくロスト? - 106二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 16:44:09
おぞましい、鳥。
スレッタの指先が、つめたく、震える。スレッタはあまり頭がいい方ではない。だけどわかる。本能で、理解してしまう。今この頬にかかったものは。今シェルユニットを握りしめている、この手にかかった赤いものは、あ、ああ、あ、
「あああああッ!!」
スレッタSAN値 35→23
一時的狂気:dice1d10=8 (8)
不定の狂気:dice1d10=1 (1)
ミオリネSAN値 40→39
シャディクSAN値 50→47
エランSAN値 60→59
スレッタ「うっわあおかあさん死んだ!おかあさんしんじゃいましたけど!?」
ミオリネ「シャンタク鳥じゃないの!あいつ確かに回攻撃持ってたわよね!?」
シャディク「……逃げよう。とにかく逃げよう!」
エラン「戦闘する、という選択肢もある。……ところでラウダはどんな感じ?」
グエル「考えてなかったが、まあ多少は動揺しているんじゃないか?」
エラン「……スレッタ・マーキュリーの発狂次第では。ここは警察署だから、応援が来るかもしれない。何よりここで戦闘が始まることでルートが分岐する可能性がある」
シャディク「いや、逃げようよ!これで死んだらどうするの!?」
ミオリネ「うーん……どうしましょうか……」
ラウダ「あ、スレッタ・マーキュリー、あなたは、……」
スレッタ「え?……はい、了解です!」
- 107二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 16:58:56
「あ、あ、あああ……」
スレッタが膝から崩れ落ちる。ぬかるんだ血の海に頽れるように。ミオリネは思わず、彼女を抱きとめる。「スレッタ、」心配したように声をかけ、頭を撫でようとすると、スレッタはきょとんとしたような、どこか無垢にも見える表情で、ミオリネのあたまに手を伸ばし、「すれった?」と返した。
「……あ、なたは、だれ、ですか?」
こわい。
スレッタはシェルユニットと、今まで自分がもっていた鞄を、いっしょにぎゅっと、抱きしめる。「スレッタ……」愕然として、ミオリネが呟くと。スレッタは、「すれった」と子供のように鸚鵡返しをした。
ミオリネ「反響動作と健忘症か。まだましね」
スレッタ「さ、殺人癖とか、気絶とか、引かなくて、よかった……」
エラン「……戦闘するにしても、逃走するにしても、そこまで支障はなさそうだ」
シャディク「そういえばKP、シャンタク鳥はどんな感じ?こちらに襲ってくる?」
グエル「ああ。化け物は最早プロスペラには興味をなくして、その標的をお前たちに変えたようだ。具体的にはラウダだな」
シャディク「うわ。……逃げるよ。たしかに警察署だから応援は望めるかもしれない。だけどそれ以上に、この現場を見られたらまずい」
エラン「僕は戦うべきだと思うけれど……」
スレッタ「す、すれったは……そうですね、ミオリネさんに抱きかかえられたまま、呆然としています!ミオリネさんに従います」
ミオリネ「……そう、ね。ここは」
dice1d2=2 (2)
1:戦う
2:逃げる
ラウダ「ミオリネ、あなたのハンドアウトが変更される」
ミオリネ「まあプロスペラさんの目的はわかったものね……了解」
『HO2:あの化け物をみて、あなたは気付く。仮に、こんなものが、世界に放たれてしまったら?それだけでない、アザトースという神が目覚めたら、もっとひどいことになるのは間違いない。ならば、ノブレス・オブリージュだ、私がこの町を__スレッタを、守る。あなたの目的は、アザトースの召喚を止めて、アスティカ市の平和をたもつことである』
- 108二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 16:59:05
こ、こんなあっさり死ぬと思わなかった…
- 109二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 16:59:10
INTは2d6+6では?どっちにしろ発狂だけど
- 110二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 17:07:10
(あっそうだ!素で間違えました ふたつ出てる3を6に変えて INT10 ということでお願いします 結局結果には変わりないので振り直しはなしです)
- 111二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 17:39:12
ミオリネ「今はスレッタが発狂してる。とりあえず逃げるしかない」
シャディク「だよね。絶対その方がいいよ」
エラン「だとしても、逃げ切れるの?ラウダが狙われてるなら、囮にする?」
シャディク「いやだめでしょ」
スレッタ「わ、私は、ミオリネさんが逃げるなら、それを反響して逃げます!」
グエル「……全員で逃げる、でいいな?」
ミオリネ「ええ。ラウダも連れていくわよ」
グエル「わかった。では、描写に入ろう」
エランは咄嗟にライフルをリロードして、数発撃ちこむ。シャンタク鳥は迷うことなくラウダを狙う。ラウダはおびえたように硬直していた。シャディクはそんなラウダの腕を掴んで、走り出す。
「ミオリネ!君はスレッタ・マーキュリーを連れてきて!」
「……、了解!」
「なにしてるの、エランも!」
「わかった」
いまだに青白い煙が立ち上る銃を引きずり、五人は会議室を飛び出した。大きさからして、シャンタク鳥は扉をくぐれない。だけどもあの巨体が体当たりしたら、時間の問題だろう。周りにいた警察官たちが、ぎょっとしたような顔をする。
「皆さん、早く逃げてください!よくわからない、ばけものが!」
「ばけものが~」
訝しむような顔をしていた者たちも、扉が蹴破られると同時に状況に気づいて、慌てて走り出すだろう。何人かは拳銃等で応戦しようとするかもしれない。それには目もくれず、ただまっすぐにこちらを狙ってくる。
……しかし。
しばらく走って、外に出る頃。探索者たちはようやく、あの鳥がもう追いかけてはこないことに気づくだろう。警察官たちに討ち取られたのか、それとも引いたのか。未だ荒い呼吸の中では、それを考えることもできない。ただひとつ、ぽつりと、「たすかった、の……?」と。誰ともしれず呟いた声が、静かに空気に溶けた。 - 112二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 17:56:26
どうやらあの化け物は、状況が不利であると悟ったからか、逃げていったらしい。方向までは追えなかったらしいが。と、いうようなことを、簡単な事情徴収(ラウダは自分の正体がばれないか終始怯えていた。結局ばれなかったしなんなら男警官にデートに誘われたらしい。目が死んでいた)のときに聞いた。状況的に警察は化け物のことを信用するしかないし、プロスペラの死因が押しつぶされたことによる出血多量だということもすぐわかったから、五人はすぐに解放された。
「……えありある……」
スレッタはぼんやりと、鞄の中に入っていた人形を抱きしめている。ミオリネはその頭をゆっくりと撫でた。
外はすっかり夜になっている。家に警察がきて、ラウダの家にいって、プロスペラが。これが全部、一日の出来事なのだ。なんだか長い一日だった。エランは目を伏せて、静かに呟く。
「あれは、……どうして」
「さあ。ひとつ確かなことは、教団とやらに俺達の情報は筒抜けだということだ」
「なぜ?」
「仮に電話が傍受されていたとして、俺は『昔キャンプしていた場所』としか言っていないから、そこから森につながるはずも、警察署につながるはずもない。尾行か何かをされていると考えた方が自然だ。もしかしたら今も。今日はセキュリティがしっかりしたホテルに泊まろう」
「……わかった」
エランは頷く。ミオリネも、ちらりと目を伏せて了承するだろう。ラウダは腕を組んで、ふと呟いた。
「そういえば、スレッタ・マーキュリー。あなたはプロスペラさんから何かを受け取っていたよね。それは?」
「あう」
スレッタはぼんやりとした表情で、シェルユニットを弄る。しばらくぺたぺた触っていると、ふと__青い、ラインが浮かび上がる。そうしてどこからか、音声が流れだしはじめた。耳で受け取る音じゃない。直接脳に語り掛けてくる声だ。
『__もう、通話しても大丈夫なのか?』
(いまのうちに)
ホテルの部屋はdice1d2=2 (2)
1:全員一人部屋
2:二人部屋と三人部屋で分ける
- 113二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 18:03:10
ワンチャンラスボスも有り得た人が早死する怖さよ
- 114二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 18:07:09
ラウダが目を見開く。ミオリネも、なんだか、聞いたことがある、ような気がした。スレッタは相変わらずぼんやりとしているが。
『通信は範囲内の登録された特定の生命体となら行える。お前たちは今登録した。そちらからも、強めに言いたいことを念じてくれ』
「こう?」
真っ先にうまくいったのはエランだ。ミオリネとシャディクもすぐに続く。声は鷹揚に『ああ』と言った。……どういう技術なの、これ。とは、聞かないことにしておいた。
『さて。これは聴覚ではなくて、脳で会話をしている。誰にも聞かれる心配はない。さっきプロスペラが死んだか。02はまだこの次元に残っているようだが』
「何の話よ、それ」
『人間なら知らなくても当然か。俺たちは他の生命体に意識を宿らせることで、時代を越えて活動することができる。俺たちは未来からここに来た』
「……宇宙が滅亡するだとかなんとか言っていたけれど、君は何かを知っているんだね。教えてよ、協力する」
『もちろん話す。明日、直接俺に会いに来い。そこで教団の子と含めて、色々話がある。それでは』
通信を切ろうとしているのだろう。しかしその前に、ラウダが「待って!」と叫んだ。
「あなたは、兄さん……なのか」
一瞬、沈黙がおちる。
『ああ。俺の肉体は、グエル・ジェタークのものだ』
(ホテルの部屋割)
二人部屋:dice2d5=1 2 (3) (被った場合、番号が一つ大きい人にずれます)
三人部屋:残り三人
1:スレッタ 2:ミオリネ 3:エラン 4:シャディク 5:ラウダ
- 115二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 18:15:56
男女で分かれたのはいいけど、SAN低いスレッタと戦闘技能なしミオリネってちょい不安だ
- 116二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 18:17:16
通信が、切れる。
ラウダは呆然としていた。グエルの__グエルの肉体を持った何かが言わんとしたことを、正確に理解したのだろう。ミオリネはゆっくりとため息をついて、シャディクの方を見やった。
「ホテルをとるというのは賛成。明日まで、『絶対、誰が来ても、通すな』と念押ししておけば大丈夫でしょう」
「そうだね。全員一人部屋でいいかな?」
「今のスレッタを放置するのは少し怖い。……あとラウダも。私がスレッタを見ているから、あんたとエランでラウダを見てて」
「わかった」
セキュリティ性に優れたホテル『ミカエリス』に到着した探索者たちは、簡単に受付を済ませて、寝るところまでやってくる。さてここで、
__誰がシェルユニットを持っていますか?
dice1d5=2 (2)
1:スレッタ 2:ミオリネ 3:エラン 4:シャディク 5:ラウダ
ミオリネ「……そういえば、いい?ラウダ」
ラウダ「何」
ミオリネ「エランの兄と弟について知りたい。あいつ弟の五号のことは言及するけど、兄のことは全く出していないじゃない。友達なら、多少は知っているでしょう?」
ラウダ「ああ、兄はエランオリジナル。弟は五号。エランは四号だけれど、いちいち四号って書くとめんどくさいから便宜上「エラン」にしている。普段あまり話に出さないから詳しいことは知らない」
ミオリネ「単刀直入に聞くわ。生きてる?」
ラウダ「少なくとも、兄が死んだとエランが口に出したことはないよ。葬式なんかがあったわけじゃないから、当然生きているはずだ、とミオリネは思っているだろうね」
ミオリネ「……ふうん」
- 117二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 18:18:11
大体人間の味方になってくれるイス人さん
- 118二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 18:24:09
ラウダ「さて先にあなたたちから処理するよ」
シャディク「あはは。端的にこの部屋むさくるしいね。なに?SIZ14と16と16の男が詰め込まれた三人部屋って」
エラン「僕はライフルの点検をしておく。……本当は、シェルユニットを回収しておきたかったけれど……」
シャディク「まあそっちはミオリネに任せようよ……ラウダの様子はどんな感じ?」
ラウダ「ふさぎこんでいる。発狂していないのが奇跡みたいな状態だ。あるいはもう発狂しているのかもしれない」
エラン「……ミオリネ・レンブランがいたら精神分析してもらっていたけれど、いないなら仕方ない。精神分析(物理)にしても、僕が持ってるのはライフルでシャディクのはMAキックだから死にかねないし」
シャディク「うーん、そうだね……」
dice1d3=3 (3)
1:エラン「特に何もせず寝て、明日に備えよう」
2:シャディク「技能はなくてもRPでなんとかなる。慰めておこう」
3:シャディク「……あ、ラウダの女装ってどうなってるの?」エラン「そういえば」
- 119二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 18:33:26
ラウダ「??????????」
シャディク「指名手配されているのから逃れるための変装なんだから、当然解いていないよね?」
エラン「面白い。乗った」
ラウダ「何の話?まさかラウダこのままシナリオ終了までずっと女装させられてるの!?」
シャディク「あはは!それでいこう!」
ラウダ「それでいこう!?!?」
エラン「つまり今この状態は傍から見れば、ふさぎ込んでいるクールビューティーな美少女と、そんな彼女を心配しているけれど何もできない金髪褐色の美青年と、銃を点検している警官が同室にいるということ?事案だね」
シャディク「エラン、お前だけ逃げるつもりか?エランは一見儚げだけど実はかなりフィジカルが強い色素薄めな美青年担当だよ。強そうだけど実は病弱なシャディクとバランスが取れているね」
ラウダ「何の話?ねえ本当に何の話??」
エラン「……とりあえず、ラウダの処遇だけは決めておいたら?」
シャディク「そうだね……」
dice1d2=2 (2)
1:まあ明日は女装じゃなくていいよ。慈悲深い俺たちに感謝してほしいよね
2:シナリオ終了まで女装だよ。当然だよね
- 120二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 18:34:55
こいつらwww
- 121二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 18:36:38
ダイス神はラウダの女装がお好きか…
- 122二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 18:36:57
脅迫されたり破壊活動されたり女装させられたり踏んだり蹴ったりだなラウダw
そしてほとんど男子コンビのせいというw - 123二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 18:38:09
SKPを焚きつけようとするPCども
- 124二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 18:39:08
死にそうなNPCにKPが思いもよらないぶっ飛んだ行動をさせておけばギャクになって死ににくくなる説!生きてたんかワレ!
- 125二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 18:40:21
わざわざ本編と同じくらいの体格だよってお出ししておいて女装させるとこにこだわりを感じる
- 126二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 19:01:03
キャラとしてのラウダの話してるのはわかるんだけど一人称がラウダみたいになってて草
- 127二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 20:10:59
グエル「何故か向こうからラウダの悲鳴が聞こえた気がするが、気の姓だろう。お前たちの処理だ」
スレッタ「あの私SAN値が酷いことになってるのでできれば精神分析をお願いしたいかな……って……」
ミオリネ「もちろんよ。問題は、どうRPするかだけど……まあこんな感じでいいか」
ベッドの上で、スレッタは膝を抱えてうずくまっている。エアリアルの人形を抱きしめて、震えている。その姿はあまりに痛々しい。……当然か。慕っていた母親が、あんな……。
ミオリネはそうっとスレッタの隣に座り、その背を撫でる。スレッタはぼんやりとミオリネの方を見やった。やはり、「誰です?」と不思議そうな顔をしている。健忘症だ。ミオリネの指先が、スレッタの髪を梳る。
「……大丈夫よ、私が、傍にいてあげるから」
「……いったい、どうして、そこまで……?」
「私があなたのこと、大切に思っているから。それじゃだめかしら」
「……あなたは……」
「私は、ミオリネ・レンブラン。思い出さなくてもいいから、覚えてちょうだい」
あなたの、花嫁よ。
ミオリネ精神分析:dice1d100=92 (92) (70)
- 128二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 20:14:18
ミオリネ「?????????」
スレッタ「えっ、え、えー……じゃあスレッタは「なんです突然!?なんです突然花嫁って!?わ、わたし、おんな、ですよう……!?!?」と驚いていますね……えっとなんて出目出してるんです……?」
ミオリネ「?????????????」
グエル「……おい水星女、一回ダイス振れ」
スレッタ「え?……えっと、dice1d100=21 (21) ……これでいいです?」
グエル「わかった。それなら……」
スレッタ「……わかりました、了解です」
ミオリネ「そ、……そうね。明日起きたらまた挑戦することにしましょう。とりあえず今日は寝るわよ」
スレッタ「そうですね、えっと……明日は、成功してくださいね……?」
ミオリネ「…………」
グエル「……えっと、じゃあ、お前らが寝るところまで時間を進めるぞ」
- 129二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 20:24:21
深夜。スレッタとミオリネは、突然目を覚ます。そこはホテルの部屋ではなく、薄暗くて何もない、広大な空間だ。いや、違う。誰かが立っている。それは桃色と茶色の髪をした、背の高いきれいな青年だ。
「さっきぶりだな。勝手に呼んで、すまない」
青年は二人に向かって微笑む。スレッタはおびえるようにミオリネの後ろに隠れた。ミオリネは直感的に、目の前に立っている青年が、グエル__正確には、グエルの姿をした何か、であることを理解する。
「シェルユニットは意識がなくとも、脳の形が残っているならば、いつでも通信することができる。それで、これを持っていたお前たちに、実際に体験してもらいたいことがあるんだ」
「体験?」
「邪神。教団。アザトース。……どれも、今までただの日常を生きてきた人間が理解するには、酷なことだと思う。そのための下準備、のようなものだな」
「な、なな、なにを、するんです……?」
「怖いことは何もしない。ただ少し、……そうだな、お話をしよう。楽しいお話だ。もちろん、嫌ならここで通信を切ってくれても構わない。どうする?」
グエルの笑顔には裏がない。そもそも脳で通信している以上、嘘がつけないこともわかるだろう。ミオリネはスレッタを庇うように立って、しばらく考えを巡らせた。
スレッタ:dice1d2=1 (1) ミオリネ:dice1d2=1 (1)
1:グエルとお話する 2:グエルとお話しない
- 130二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 20:35:00
ミオリネええええっ!
いやこの肝心なときにこれなの解釈一致ではあるけどおぉ! - 131二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 21:06:58
「……スレッタは、私と一緒ならいいわよ」
「み、ミオリネさんといっしょ、なら、いいです!」
「そうか」
グエルは頷いて、静かに語り始める。
「俺たちは『イス人』という種族だ。時間や空間を超越したり、精神を交換したりできる。このシェルユニットも、俺たちの技術でつくった装置のひとつだ。人間の活動にあてはめるのであれば、夢の中にいるようなものだと思え」
「ゆめのなか」
スレッタはぱちぱちと目を瞬かせる。それからおもむろに手をぎゅっと握ると、その腕の中にエアリアルの人形が現れた。おおお、と歓喜の声をあげて、彼女はエアリアルと戯れる。なるほどここは精神の世界だから、望んだことが具現化するのか。
……それにしても、不思議な感覚だ。体も頭も寝ているはずなのに、精神的な活動ができる。色々、考えたいことはある。教団のこと。アザトースのこと。……スレッタの母、プロスペラが、……。
「ミオリネ・レンブラン」
鬱々とした思いが顔に出ていたのか、グエルがそうっと肩を叩いてくれた。励ますように微笑まれると、なんだかこっちまで笑顔になってしまう。やがてスレッタが退屈したのか、エアリアルを消して二人に近寄ってきた。
「ねえ、えっと、イス人さん?おはなし、きかせてください」
「ああ、何の話がいい?歴史の話、空間の話、数学の話……大抵のことになら答えられるぞ」
「いえ、あなたの話が聞きたいです!」
「……俺の?」
「はい。あなたは、何が好きですか?」
スレッタの無邪気な笑顔に、グエルとミオリネの表情が緩んだ。グエルはそうだな、と前置きして、他愛もない話をしはじめるだろう。
最初はすぐ終わると思った会話も、なんやかんやと続いていき、話題が尽きることはない。彼も気を使って、刺激の強いことは避けるか、遠回しに言ったがために、和やかで、穏やかで。時間すら忘れるような、楽しい時間を過ごすことができた。
スレッタ:クトゥルフ神話技能+4
ミオリネ:クトゥルフ神話技能+4
dice1d100=3 (3)
- 132二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 21:15:46
グエル「さて。なんでラウダは憔悴しきっているんだ?」
ラウダ「……」
シャディク「なーんにもなかったよね、エラン?」
エラン「そうだね。そちらでは何かあった?」
ミオリネ「ええ、かくかくしかじかで、グエルがイス人と入れ替わっていることが判明した。まあ予想通りだけれど」
グエル「ついでに今日の集合場所も聞いていたことにしよう。森の中にある『墓地洞窟』という場所だ。そこに来るよう指示された」
シャディク「なるほど。じゃあラウダはもちろん女装してくるよね?どうする昨日とは系統かえる?クールビューティじゃなくてふわふわロリータにしてもいいんだけど」
エラン「目立つ格好はやめた方がいい。目立たない程度にきちんとレディースの服を着せよう」
ラウダ「ねえ二人ともSKPのこと好きにいじってもいい玩具だと思ってない?」
ミオリネ「……あ、そうだ。スレッタに精神分析を振るわよ。SAN値23はいくらなんでもまずい」
スレッタ「ありがとうございます!じゃあスレッタはエアリアルをぎゅってして、「イス人さん、いいひとだったなあ……♪」と鼻歌を歌っていますね」
ミオリネ「「……あなたの花嫁は、私なんだけど?」といって、スレッタの頬を優しくつまむ」
ミオリネ精神分析:dice1d100=76 (76)
dice1d100=74 (74)
- 133二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 21:20:35
出目…
- 134二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 21:24:40
ミオリネ「…………………」
シャディク「え、えっとミオリネ、どんまい?」
スレッタ「じゃ、じゃあ、スレッタは、「……?……???」と怯えたような顔をしていますね。なんなら「たすけてエアリアル……たすけてイス人さん……」くらい言ってるんじゃないでしょうか」
エラン「女神はミオリネのことを嫌っているのだろうか」
グエル「とりあえず出発する、でいいか?」
ミオリネ「……そうね……」
森を進むことしばらく、駐車場もない小さな墓地が見つかった。ここにこんな場所があったのか、墓石も数個で土地も狭い。その奥には小さな洞窟があり、中から背の高い男が出てくる。その姿はスレッタとミオリネが昨夜見たのと同じ。グエル・ジェタークだ。
「直接会うのは初めましてか。イス人だ」
「にいさ、……」
ラウダが駆けだそうとして立ち止まる。今目の前にいるのは、ラウダの兄と同じ姿をしても、ラウダの兄とは異なる存在である、ということを思いだしたのだろう。それにすぐに気づいたらしい、ああ、と彼は腕を組み、首を傾げる。
「俺のことはボブとでも呼んでくれ。グエルが二人もいたら紛らわしいだろう」
「……ふたり?」
「ああ、ふたり」
イス人__ボブは、視線だけで洞窟の奥を見た。探索者たちもすぐにそちらに目をやるだろう。そこには、どこかぼんやりとした表情で、湯気の立ったまぐカップを握り、ゆらゆらと揺れる焚火を眺める、ボブと……グエルと、同じ顔をした__
__麗しい少女が、座っていた。 - 135二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 21:40:11
「……ぼ、ボブさん、グエルさんが、ふたり……!?」
頬に手をあてて叫んだのはスレッタだった。ボブはこくりと頷き、「ここで話すのもなんだ、中に入れ」と空洞の中に案内する。シャディクはそこに入る前に、サビーナたちに連絡をして、入口を固めさせた。そうして、暗い洞窟の中を七人でしばらく歩いたあと、大きな岩でふさがれた行き止まりにぶつかる。ボブがそこに小さな指輪をかざすと、岩がすうっと消え、通れるようになった。
岩を通り抜けた先は空洞になっている。薄暗く巨大な空間だ。質素ではあるが、椅子と机が用意されている。ボブ(ノーマル)とグエル(美少女)は慣れた様子でそこに座りこんだ。
「さて、……どこから話そうか」
「と、とりあえず、えっと、それは……本物のグエルさん、でいいんですか?」
「ああ」
答えたのはグエル(美少女)である。どこか焦点の定まっていない瞳で、ゆっくりと珈琲の入ったカップを見つめている。それきり黙りこくった。彼__彼女? のかわりに、ボブは続ける。
「教団にいたグエル・ジェタークに接触したはいいが、その時は恐怖症だとか偏執症だとかでまともに逃げられる状態じゃなくてね。潜入用に小柄な体になっていたから、まさか担いで逃げることもできなくて。精神を交換して、俺がグエルを引っ張って逃げた。それでこちらの身体の方が、万が一見つかった場合にうまく切り抜けられそうだから、暫く借りることにしたが……迷惑料として、元の小柄な体の方は彼と同じ顔にしたんだ」
スレッタ「ぐ、グエルさんが、おんなのこに……!?」
ミオリネ「という建前なのね」
ラウダ「死なばもろともだよ。元のままか幼児になるかこれかの選択だったけどまあ当然だよね。あ、シャディクはここで目的が変更ね」
シャディク「え?うん……え……ええ……そっち……?」
グエル「…………」
エラン「目が死んでる」 - 136二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 21:42:40
グエルもラウダも美少女だよ!
- 137二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 21:42:47
TS兄と女装弟とかマズイですよ!
- 138二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 21:44:08
ラウダの記憶が混乱か何かで本当はグエル♀なのに、姉さんを兄さんだと思い込んでるのか、
兄さんが姉さんになったのか、
本当は兄さんだが、ミオリネ達の視点からだと幻覚か何かで性別が反転して見えるのか、
とにかく姉さんな兄さんと、女装弟か、滾るな! - 139二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 21:44:25
兄弟の性癖が一気にやべー事に!
(ベッドに押し倒したとか記述あったなそういや…) - 140二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 21:46:12
このレスは削除されています
- 141二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 21:47:39
イス人さんが元々潜入用に小柄な女の子になっていて
兄さんを連れて逃げるために精神を交換して
今は兄さんが元のイス人さんの体に入ってて顔は兄さん
ややこしい - 142二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 21:49:57
ミオリネ「つまり、今目の前にいるのは『肉体グエルの精神イス人』のボブ、『肉体美少女(元はイス人が使っていた。施術によってグエルの姿になった)の精神グエル』のグエル、ってことでいいのかしら。ややこしいわね」
グエル「ボブとグエルはそっくりな顔で珈琲を飲んでいるぞ」
スレッタ「SANcいります??」
シャディク「……まあ、ハッピーエンドにする条件で、グエルとボブの両生存、ないし精神を元に戻す、というのは関わってきそうだ」
エラン「どうかな。プロスペラがイベントで殺された以上、他のNPCがそうならないとも限らない」
ミオリネ「……そういえば、ラウダはどうなってるの?」
ラウダ「え?……ああ、考えてなかったけれど、多分突然別人になった兄と美少女になった兄に動揺しているんじゃないかな」
スレッタ「酷い字面ですね」
シャディク「別人になった兄と美少女になった兄……」
ミオリネ「それなら、少し頼みたいことがあるんだけど」
ラウダ「何?今ならRPなしで受け付けてもいいよ」
dice1d3=3 (3)
1:ミオリネ「ボブを写真にとってみてほしい」
2:ミオリネ「グエルと戯れていてほしい」
3:ミオリネ「薔薇で作った百合の造花ってやつやってよ(笑)」
- 143二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 21:51:52
シャディクの目的がなんかふわっと分かったような…分からないような…
それはそうとCP名とか主が出さない限り出さないでくれ(小声) - 144二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 21:54:46
ん、えーと、
【本来のグエル】
男、イス人と接触した際には恐怖症だとか偏執症だとか色々発狂・発症
逃げる際にイス人と精神交換した(された)為、現在肉体上は女性になっている。顔はグエルに似てるが体自体は別物。
【イス人】
グエルと精神交換したため、グエルの肉体に精神がある。
地球にいる際、女性の体でいたため、交換したグエルの精神は女性の体の中にいる。
ってことで、あってる…? - 145二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 21:58:06
ラウダ「???????????」
スレッタ「ば……?ゆ……??」
ミオリネ「RP無しでなんでも受け付けるんでしょ?ほらさっさとやりなさいよ」
シャディク「は、はっははは、はは、ひ、ははははは!はっは、は、」
エラン「笑いすぎて過呼吸になってる」
グエル「あはははは!……うん?待て、これもしかして俺も巻き込まれているのか?」
ラウダ「ミオリネ・レンブラン!あなたもか!!」
スレッタ「は、はわ、はわわ……!?」
ミオリネ「……真面目に説明すると。昨日警察署にシャンタク鳥が来たことを考えると、尾行、あるいは内通者がいる……と考えた方がいい。となったときに、それがあんたたちのうちの誰かなら勝手にすればいいし、私に手出しできる範囲じゃない。でもラウダだった場合は、できる限り作戦会議の内容は聞かせない方がいい。あとついでに私もKPで遊びたい」
エラン「面白い。乗った」
スレッタ「おお、ミオリネさん、あたまいいです!じゃあグエルさん、ラウダさん、おねがいします!」
シャディク「ふっふふふ、そうだね、そうだねそれが最善策だね!」
グエル「なまじっかきちんと理由があるから拒否できねえ!」
ラウダ「絶対それ後者が主だった理由だよね。絶対それ後者が主だった理由だよね!?」 - 146二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 22:03:15
ダイス神わりとはっちゃけてるな
- 147二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 22:05:10
なー。ミオリネに厳しいとおもったらこれだしなー。
- 148二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 22:18:23
(>>144 これです!わかりづらくてごめんね)
「……にいさ……」
ラウダの視線が美少女になったグエルをとらえる。グエルは珈琲を飲み干したあと、視線だけでちらりとラウダをとらえた。それからようやく首を傾げて、「何故女の格好をしている?」と尋ねる。ラウダはそれには答えず、ほっとしたように言った。
「にいさん、……よかった、生きていたんだ」
「うん?ああ、生きていたぞ……?」
「よかった、よかった、よかった」
「えなにし、」
ラウダの身体が覆いかぶさる。具体的には不意打ちで組付きが自動成功する。その右の手のひらが、スマートフォンを握りしめているのに気づいた瞬間__グエルの記憶が、弾ける。恐怖症。カメラ。日記。こわい。これは。グエルがひいっと引き攣った悲鳴をあげるのと、その一部始終を見ていたシャディクがそっと目を逸らしたのはほぼ同時だった。
「……それで、ええと。何から聞こうか」
「なんでもいいぞ。協力してくれるのであれば、こちらから出せることはすべて出す」
「ボブさん……!ありがとうございます!!」
「そうね。……あんたのことは、とりあえず信頼する」
「……、」
dice1d4=2 (2)
1:スレッタ「えっと、とりあえずどうしてここに呼びだしたのか、教えてくれませんか?」
2:ミオリネ「プロスペラ・マーキュリーについて聞きたいわ。彼女もイス人だったの?」
3:シャディク「何故『グエル・ジェターク』は消滅したんだ?」
4:エラン「……宇宙の滅亡、とは?」
????:dice1d100=2 (2) (??)
- 149二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 23:19:17
ダメですよミオリネさん!自分の出目が腐ってるからって!!
- 150二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 23:34:27
プロスペラについては確かに気になる
シェルユニット持って交信してたんだから接触してるのは確かだけど - 151二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 00:01:10
148見るまでミオリネが言ってることよくわかんなかったけど、読んだらナルホドヒツヨウナコトデスネーってなったわw
シャディクエランの相手をしてたラウダもそうだけどPCが上手だと大変だなw - 152二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 00:45:34
じゃあスレッタの母親のホントのプロスペラはもう居ないってこと…?
いつの間にか知ってる人が知らない人になってるのに気づかないスレッタ…本編ですね - 153二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 00:57:23
まあまだ確定ではないから…
人間だけどただ協力者として連携してた可能性もあるしそれはそれでおつらいが - 154二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 01:04:34
出目だけじゃなくて性癖も腐ってないかミオリネ
- 155二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 06:50:44
ボブはひとつ頷いて、ゆっくりと語り始める。
「……そもそも俺たちはこの次元にはなんの興味もなかった。だがアザトースが召喚され、イス人としても重要な拠点が破壊され……生き残った三人で、命からがら逃げてきた。賭けたんだよ、地球をたった三人で警備できる可能性に」
三人? と、ミオリネは指折り数える。数が、あわない。ひとりがボブ、ひとりがプロスペラとして、もうひとりは__
「シャンタク鳥だ」
こちらの思考を読んだように、ボブが先んじてそう言う。それから腕を組んで、考えるように目を伏せた。
「基本的に、はっきりと日常にいる人間とは精神交換しないことにしていた。何がアザトース召喚を引き起こすかわからないからだ。だから向こうの小柄な体も、元になった精神は壊れていたものを選んだ。シャンタク鳥は元から日常になかったものだから、ありがたく戦力として、あるいは諜報、斥候として使っていたが……昨日の、朝。何故か、連絡が取れなくなった」
「脳の形が残っていたら通信はできるのよね。つまり……」
「精神が乗っ取られた可能性がある。実際プロスペラ・マーキュリーは襲われた」
「待ってください!」
スレッタが叫ぶ。胸にぎゅっと、エアリアルを抱きしめながら。
「お、お母さん、は……日常、に、いたはずです。お母さんは、本当のお母さんは、どこにいるんですか……?」
ボブは一瞬、気遣わしげな顔をした。それからぽんとスレッタの背を叩いて、静かに言う。
「あれは魔術に傾倒していた」
「ま、……」
「俺たちイス人はあまり好まないものだが……そういうわけであいつは彼女を肉体として選び、警察の力を使って捜索や調査なんかをしていた。本物の、精神は……精神交換をした直後、今まで狂気に汚染されたこと、顔が突然変わったことなんかが重なって、自ら命を絶った。……この辺が、グエルの顔を元の顔に近づけた理由でもあるんだが」
スレッタは椅子にうずくまり、ぐすぐすとすすり泣きはじめた。ボブはその背を、優しく、労るように撫でていた。
向こうから聞こえる連写モードの音とグエルの悲鳴さえなければ普通にいい雰囲気なのになあ、とミオリネは率直に思った。
dice1d3=1 (1)
1:スレッタ「それで、どうしてここに呼びだしたんです?」
2:シャディク「何故『グエル・ジェターク』は消滅したんだ?」
3:エラン「……宇宙の滅亡、とは?」
- 156二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 07:28:28
「う、ぐず、ずびばぜん、ボブさん……」
「いいんだ。突然のことで動揺して当然だろう。……俺たちの責任だ」
「ボブさん……えっと、それで、どうしてボブさんは私たちを呼び出したんです?」
スレッタが尋ねると、ボブはゆっくりと頷いた。もう大丈夫か、と訊き、スレッタが頷いたことを確認したあと、彼女の背にあった手をゆっくりと持ち上げて、指を二本立てる。
「理由は、大きくわけて二つ。ひとつは、お前たちも予想の通りだろう。お前たちは教団にマークされている。特に向こうのラウダ・ニールだな。俺の知る限り一番安全な場所がここだ。仮に特定されてもあの岩や立地で多少の足止めはできる」
そしてもうひとつは、と言いながら、ボブはごとごと、黒い何かを並べた。それは変わった形の銃にも、歪な玩具にも見える。
「これを渡したくて」
「それは?」
エランは注意深くそれを見る。触れようとはしない。
「電撃銃だ。初心者用に設計してある。具体的には『ノーマルモード/70%で2d10のダメージ』と『ブーストモード/50%で3d10のダメージ』の二種類が扱える。ただ材料不足でかなり雑にしかつくれなかったから、『使用した次のターンの最初に50%のリロードで失敗すると故障してそのターンは使えなくなる』」
「……強いね」
「お前はそっちの方が手になじんでいるかもしれないがな」
エランはぱちぱちと瞬きをして、すっと視線を逸らした。スレッタはおお、と言って、指先でそれを弄ぶ。それからゆっくりとため息をついた。
「……その強い武器を用意しなければならないくらい、敵は強い、ということですか?」
ボブは何も答えなかった。
ただ、スレッタの頭をがしがしと撫でた。
dice1d2=2 (2)
1:シャディク「何故『グエル・ジェターク』は消滅したんだ?」
2:エラン「……宇宙の滅亡、とは?」
????:dice1d100=39 (39)
- 157二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 13:14:55
「……先程も少し言ったが。正確にはこの宇宙は一度滅んだ」
沈黙が落ちる。
ボブは静かに目を伏せ、そもそも、と続けた。
「俺たちは時間を理解し、歴史すら操る種族だ。いつどこで何が起こるのか、わかる……はず、だった。だがどういうわけか、アザトースは召喚された。今この次元は、数ヶ月前__俺たちが介入して以降、変化した世界だ。そこから紆余曲折あって教団の存在に辿り着き、グエルと精神交換して、逃げた。……逃げるしかなかった、資源も仲間もろくにない、その時の状況ではこちらが倒されかねなかった」
エランの緑色のひとみが、静かに閉じられる。何かを考えているようにも、何かに祈っているようにも見えた。
ミオリネはそこで、首を傾げる。仮に彼の言葉を全て信じ込むなら、どうにもおかしなところがある。
「……時間を理解しているのであれば、アザトースが召喚されることもわかったんじゃないの?」
「そこが俺たちにもわからないんだ。あんなたいそれたこと、入念な準備や技術が必要なこと、勘づくことが出来ない方がおかしい」
「相手にも」
エランが不意に、切り込んだ。
「相手にも、君と同じ種がいるとすれば?」
ボブは閉口する。指先を組み合わせ、そうっと視線を落とす。微かに見えるくちびるの端は、きゅうと引き結ばれていた。
「……それが一番、可能性としては高い。だが、信じたくない。先にも言ったが俺たちは魔術には詳しくないし、全てを破壊する魔王など信仰しないし、なにより、同胞を疑うなんて……」
声はかすかに震えている。エランは感情の読めないひとみで、それを見下ろしていた。
一瞬、気まずい雰囲気になる。暗くなった空気を破壊するように、シャディクが「あ、あー!」と無闇に明るい声を上げた。
「そ、それでさ!誰が、どうして、グエルが消されたのか、何故それをラウダだけ覚えていたのか、そこだけ教えてほしいな……?」
dice1d100=81 (81)
????:dice1d100=68 (68)
- 158二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 17:15:14
「……日記を読んだお前らなら知っているだろうが、聖域__シュバルゼッテは、グエルが一人で作っていた。実際ようやく入れ替わることができた日には、もう完成していた。だから俺たちは彼を」
ボブがぱちりと指を鳴らすと、どこからか真っ赤な槍が降ってくる。彼がぎゅっと握ると、それは緑に輝く刃を生み出した。見ているとぞっとする、不思議な光の刃__
「消す必要があった」
『ダリルバルデ』。そう、ボブは説明した。その刃を受けたが最後、その存在は消え、刺されたものがそれまでに残したあらゆる記録、文字、音声、記憶はなくなってしまう。グエルは準備や研究のほぼ全てを担っていたため、アザトースの召喚は阻止され、教団は混乱に陥った。その間に体勢を立て直し、徹底的に教団を潰す。そのつもりで。……しかし、例外もあった。
「それが、彼。ラウダ・ニールだ」
ダリルバルデの影響を受けない存在がふたつある。ひとつは消える瞬間を目撃したもの。だからイス人たちはグエルを認識できる。そしてもう一つは、「対象を『最愛の人』として選び、記憶の大部分を対象のものとしている」もの。ラウダは後者だ。……つまるところ彼は、グエルが残したアザトース召喚に関する記録を、解読することができる。もし、彼が、教団につかまったら。その時は、また召喚が行われてしまう。だからプロスペラは『逮捕』という形でラウダを保護しようとした。と、まあ、そうして、今に続く。
「……まさかここに本人が来るとは思わなかったが。ラウダというか、グエルを認識できる人間は、教団に狙われている。それを示すのが、ヴィム・ジェタークの殺害事件だ」
「教団は、ヴィムがそうなのではないかと思って接触した。だけど違ったから、口封じに消された?」
「察しがいいな、エラン・ケレス。まあそんなところだろう」
光の刃が消える。さて、と一息ついて、他に何か質問は、とボブが切り出そうとした瞬間__
「……まずい」
シャディクが無線機を下ろして、ふっと顔を上げた。
「サビーナたちから通信だ。ここは、襲撃されている」 - 159二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 17:27:13
ダリルバルデの名前とかけたにくい設定ですね
さすがの強火担なラウダくん
それはともかくやっぱり情報が漏れてますね… - 160二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 17:41:21
1の反応的にシャディクが最初から知ってたのはこのグエルラウダ周りのことな気がするのでまだダイスの意図がわからんエラン怪しいよね
後からダイスで決まった狂儲の側面ばかりが目立つスレッタも他の情報がなさ過ぎて少し怖いけど - 161二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 17:45:28
シャディク「やっとか」
ミオリネ「そっちでカランコロンダイス振ってたもんね」
スレッタ「というかボブさんと会話しはじめたあたりからずっと振ってましたよね……?」
エラン「敵影はいくつ?」
グエル「お前らもうちょっと驚けよ。もうちょっと驚けよ!……五人だ。拳銃持ちが二人、肉弾戦担当が二人、スタンガン持ちが一人。ボブは電撃銃を持って出撃するぞ」
シャディク「ふうん。まあ、俺も出るよ」
エラン「僕もだ。スレッタとミオリネはどうする?」
スレッタ「え、えっと、どうしましょう……一応戦えるけど、SAN値が不穏です……」
ミオリネ「私も、電撃銃を使えば戦えないことはないだろうけれど……というか、『グエル』『ボブ』『ラウダ』はそれぞれステータスはどんな感じなの?」
グエル「面倒だから細かい数値は決めていないが、『グエル』はHPが8、『ボブ』はHPが16になるように調整されていると思え。『グエル』は何も戦闘技能を持っていない。『ボブ』は技能としてMAと槍を持っているが、現状槍として扱えそうな武器はない。ちなみにダリルバルデで刺してもダメージは出ないぞ」
ラウダ「『ラウダ』はさっきも決めたけれど、HPが14、戦闘技能として組み付きと斧を持っている。斧に関してはボブと同じで武器を持っていないから扱えな」
シャディク「待て。昨日から今日まで時間はあっただろう?ラウダに斧を支給していたことにできないか」
ラウダ「……シャディクの幸運で成功したらいいよ」
シャディク「ありがとう。dice1d100=74 (74) (50)」
ミオリネ「そうね、ステータスからして、『グエル』は戦闘に出すなって言われてるようなものか……それじゃあ他の三人に関しては、」
スレッタ:dice1d2=2 (2) ミオリネ:dice1d2=1 (1) ラウダ:dice1d2=2 (2)
1:戦闘に参加する 2:お留守番している
- 162二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 17:48:30
戦闘向きの二人がお留守番で非戦闘型のミオリネさんだけ参加してるの草
- 163二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 17:58:46
「私も行くわ。電撃銃はこうやって扱えばいいのよね」
「ああ。筋がいい」
ミオリネは立ち上がる。シャディクは「いいのか?」と言って少しだけ眉根を下げた。ミオリネはぎゅっと、怯えるように電撃銃を握りしめる。
「怖いわよ。怖いに決まってるじゃない。でも、やらなきゃ殺される。そして世界が、滅亡してしまう。……アスティカ市の平和は、壊されてしまう。なら私はやらなければいけない」
その横顔は、毅然としている。エランは一瞬そちらに目をやったあと、「大丈夫だ。全員撃てばいい」となんてことない様子で言い放った。ボブもうなずく。唯一スレッタは、ふらふらと立ち上がろうとした。
「スレッタはお留守番していて」
「……?」
「あんたは、私が守る。……私の花婿だもの」
「……みおりね、さ……」
スレッタの指先が、迷うようにミオリネにのばされた。ミオリネはそれを手に取ろうとして、……やめる。そんなことをしては、未練がうまれてしまう。
「ラウダは武器持ってないでしょ。一緒に残って……万が一、私たちが全滅して、突破されたら。あんたがスレッタを守って」
「させないよ。ミオリネは俺が守る」
「……ありがとう、シャディク」
すっと息を吸って、吐く。ミオリネはシャディクの手を取る。それはまるで、神聖な儀式のようでも、おぞましい誓約のようでもあった。
覚悟は、できた。
ミオリネは今から、人を殺す。
A:dice1d100=2 (2)
B:dice1d100=85 (85)
ミオリネ「そして始まる~水星女が見てる~」
シャディク「~イス人様が見てる~」
エラン「薔薇で作った百合の造花(笑)続行なの?」
スレッタ「面白いですね。乗ります」
グエル「シリアスを返せ」
ラウダ「……えっと、戦闘開始だよ」
- 164二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 19:45:13
グエル「……戦闘開始だ。参加するのは行動する順番に『ボブ』『1:肉弾A』『エラン』『2:肉弾B』『ミオリネ』『3:拳銃A』『4:スタンガン』『シャディク』『5:拳銃B』だ。サビーナたちが参加するとさすがに温くなりすぎるから、そこは『サビーナたちの支援』として、敵側の攻撃の判定にー10の補正をかける……が、この戦い、決して楽ではないと思え」
ミオリネ「もちろん。勝つわよ」
エラン「……頼もしいね。僕も、やる」
シャディク「任せてよ。皆は、俺が守るから」
〈戦闘ルール〉
あにまん用簡易版として、CONの値をDEXとして扱います。また、「最初に一括で攻撃判定を行い、その後順次RPで回避&ダメージ判定を行う」とします。見ていればわかると思います!大変な処理をやるのはKPだからね がんばるね
『ボブ』
攻撃対象:dice1d5=4 (4) 攻撃方法:電撃銃ノーマルモードdice1d100=79 (79) (70)
『肉弾A』
攻撃対象:dice1d4=4 (4) 攻撃方法:組み付きdice1d100=100 (100) (40)
『エラン』
攻撃対象:dice1d5=5 (5) 攻撃方法:愛銃ファラクト(データはドラグノフ狙撃銃のもの)dice1d100=30 (30) (70)
『肉弾B』
攻撃対象:dice1d4=2 (2) 攻撃方法:キックdice1d100=68 (68) (40)
『ミオリネ』
攻撃対象:dice1d5=4 (4) 攻撃方法:電気銃ノーマルモードdice1d100=75 (75) (70)
『拳銃A』
攻撃対象:dice1d4=1 (1) 攻撃方法:拳銃(データはリベレーターのもの)dice1d100=74 (74) (40)
『スタンガン』
攻撃対象:dice1d4=4 (4) 攻撃方法:スタンガンdice1d100=4 (4) (40)
『シャディク』
攻撃対象:dice1d5=3 (3) 攻撃方法:電気銃ノーマルモードdice1d100=57 (57) (70)
『拳銃B』
攻撃対象:dice1d4=1 (1) 攻撃方法:拳銃(データはリベレーターのもの)dice1d100=81 (81) (40)
- 165二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 19:59:04
「残念だが、お前たちの好きにはさせない!」
そう叫び、真っ直ぐに前を見据えたボブの電撃銃の銃口から、青白い電撃が放たれる。それは、拳銃持ちのうちのひとりを狙い……きれいに外した。
「ハハハッ、バカめ!貴様等はあのお方の夢の礎になるのぎゃふん」
言いながら、呆然としているボブに組み付こうとした屈強な男が、木の根っこにひっかかってきれいにすっころんだ。
「……何をやっているんだ」
エランが呆れたようにそちらをちらりと睨む。しかしそれも一瞬のことだ。真っ直ぐに狙うのは、スタンガン持ち。気絶させられたらまずい。とにかくまっすぐに、躊躇なく。引き金を引く!
スタンガン回避:dice1d100=66 (66) (16)
回避失敗の場合ダメージ:dice2d8=2 8 (10) +4
「甘いッ!」
すぐさま次弾を発射するために撃鉄を起こそうとしたエランに、横から凄まじい勢いの蹴りが襲い掛かる。エランは咄嗟に、一歩足を引いた。なんとかかわすことができた。だは、このまま攻撃に移行するのは難しいだろう。いったん距離をとるようにそのまま後ろに引く。
「……は、は、は、……」
ミオリネの指先が震える。
今拳銃を持っているあれはすっころんでいる。やろうと思えば簡単に撃つことができるだろう。しかし、できない。……ミオリネには、できない。指先が、震える。見開いた瞼の横に、冷や汗が垂れてくるのがわかった。__違う。これは、汗じゃない。
弾丸だ。
「クソッ、外したか!」
ミオリネめがけて、今、弾丸が放たれたのだ。遅れて理解した実感が、ミオリネを低く穿った。
- 166二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 20:07:33
エランの弾丸はスタンガンを持っていた男の眉間を正確に撃ち抜く。それは何やら、ぱりん、と白い音を弾き__どさり。倒れる。「(スタンガン)?(スタンガン)ー-----!!」と叫ぶ声が聞こえたが、エランは無感情にライフルを構え直すだけだった。さっき派手にすっころんだ輩だ。「クソッ、(スタンガン)の仇ィ!」と立ち上がろうとするが、その前にシャディクが電撃銃を構えた。
「おっと。戦場で気を抜くとはいただけないね」
安心して。すぐに仲間のところに送ってやるよ。
(ファンブルのため回避不可)
ダメージ:dice2d10=5 3 (8)
リロード判定:dice1d100=77 (77) (50)
「あ、あ、ああ、ああ、ああああ……」
ミオリネは震える。弾丸がその頬を、腕を、かすめる。間一髪であたってはいない。だが、時間の問題、なのではないか?今ミオリネが立っているのは、正真正銘の戦場なのだ。もう、日常には帰れないのだ。何故シャディクもエランも平然としているの?
……怖い。
握りしめた電気銃が、じわりと発光していた。
- 167二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 20:09:10
(肉弾Aショックロール:dice1d100=41 (41) (70))
- 168二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 20:13:33
ミオリネ「一人やったか」
シャディク「想定より簡単そうだね?」
グエル「おかしい。おかしい、こんなはずでは……」
エラン「KP今回一回も攻撃成功してないね」
ミオリネ「この調子なら意外となんとかなりそうね?じゃ、次のターン行きましょう」
グエル「お前もっとしおらしくしろよ『ミオリネ』みたいに」
『ボブ』
攻撃対象:dice1d4=3 (3) 攻撃方法:電撃銃ノーマルモードdice1d100=71 (71) (70)
『肉弾A』
攻撃対象:dice1d4=3 (3) 攻撃方法:組み付きdice1d100=39 (39) (40)
『エラン』
攻撃対象:dice1d4=4 (4) 攻撃方法:愛銃ファラクトdice1d100=58 (58) (70)
『肉弾B』
攻撃対象:dice1d4=2 (2) 攻撃方法:キックdice1d100=52 (52) (40)
『ミオリネ』
攻撃対象:dice1d4=1 (1) 攻撃方法:電気銃ノーマルモードdice1d100=79 (79) (70)
『拳銃A』
攻撃対象:dice1d4=1 (1) 攻撃方法:拳銃dice1d100=57 (57) (40)
『シャディク』
攻撃対象:dice1d4=2 (2) 攻撃方法:マーシャルアーツ&キックdice2d100=38 38 (76) (共に70)
『拳銃B』
攻撃対象:dice1d4=3 (3) 攻撃方法:拳銃dice1d100=63 (63) (40)
- 169二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 20:22:40
「ふ、ふふ、こんどこそ……今度こそ、あてる!」
ボブはそう言って、電撃銃を構える。白く、青白く輝く電撃銃は、先程シャディクが狙った男をしっかりと狙い__
ぽんっ
「……弾切れかよおおおお!?!?」
「はっ、ぜえ、ハ……は、ははは!どうやら幸運の女神は俺の味方みたいだなあ!?」
男はそう言って、お返しだとばかりにシャディクにしがみつこうとうする。「は、はな、せ……!」シャディクはリロードに手間取っていたせいか、反応が、一瞬、遅れた。
シャディク回避:dice1d100=9 (9) (14)
「……まずひとつ。次は」
エランは続いて、己に執拗に蹴りを仕掛けてこようとする男をきっと睨みつける。未だ紫煙がくゆる銃口を、迷うことなく男に向ける。
「君だよ」
冷たい銃声が、響いた。
肉弾B回避:dice1d100=63 (63) (24)
回避失敗の場合ダメージ:dice2d8=7 7 (14) +4
- 170二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 20:30:39
エランに襲い掛かろうとしていた男の身体が、ゆっくりと頽れる。
確認するまでもない。至近距離で急所に鉛玉を喰らったのだ。エランはちらりと一瞥だけして、ライフルを握り直す。それから、怯えて、手が震えて、明後日の方向を撃っているミオリネを見る。当然だろう。今まで教師として平和に暮らしてきた彼女が、突然銃器を扱えるはずがない。
……リロードせずに放てる残弾は、あと三発。それで十分だ。
「く、クソッ、クソオオオッ!」
拳銃持ちが咆哮する。あわあわとしているミオリネを狙おうとするが、仲間が立て続けに二人も倒れたせいか、手がぶれてまともに狙えていない。
そんな彼に__つい今しがた、仲間に組み付かれて動きを封じられたはずの、男。シャディク・ゼネリが、しゅるりと。まるで蛇のように、静かに近寄ってきていた。
「今、ミオリネを撃とうとしたよね?」
鋭い蹴りが、男に襲い掛かった。
拳銃A回避:dice1d100=85 (85) (16)
回避失敗の場合ダメージ:dice2d6=5 2 (7)
- 171二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 20:37:48
ミオリネ「エランが優秀すぎる」
シャディク「2ターンで2キルって……」
エラン「……シャディクの蹴り、7ダメージでショックロールが入らなかった、ということは。HPが14以上か、それとも魔術的な装甲でももっている?」
ミオリネ「そういえば最初にそんな感じの描写あったわね」
シャディク「まあそんなこと関係ないっぽいけど」
エラン「やっぱりライフル。ライフルはすべてを解決する」
グエル「おかしい、おかしい、こんなはずでは……」
ミオリネ「ようやくあてた組み付きを回避されるKP可哀想」
シャディク「おかげでかっこいい感じのRPできたから感謝してるよ」
エラン「とても面白いと思う」
『ボブ』
攻撃対象:dice1d3=2 (2) 攻撃方法:電撃銃ノーマルモードdice1d100=41 (41) (70)
『肉弾A』
攻撃対象:dice1d4=3 (3) 攻撃方法:組み付きdice1d100=35 (35) (40)
『エラン』
攻撃対象:dice1d3=1 (1) 攻撃方法:愛銃ファラクトdice1d100=16 (16) (70)
『ミオリネ』
攻撃対象:dice1d3=2 (2) 攻撃方法:電気銃ノーマルモードdice1d100=87 (87) (70)
『拳銃A』
攻撃対象:dice1d4=1 (1) 攻撃方法:拳銃dice1d100=2 (2)
『シャディク』
攻撃対象:dice1d3=3 (3) 攻撃方法:電撃銃ノーマルモードdice1d100=7 (7)
『拳銃B』
攻撃対象:dice1d4=4 (4) 攻撃方法:拳銃dice1d100=13 (13) (40)
- 172二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 20:48:04
「……俺たちはアレを召喚させるわけにはいかない。そんなことが起きたら世界が終わってしまうからだ!何故わからない、人間よ!」
ボブは叫びながら、拳銃持ちに対峙する。拳銃持ちは銃口を突き付けられた状態でさえ、何やら不気味に、笑って見せた。
「何故?……お前こそ何故わからない。アザトース様によって一度崩壊することでこそ、新たなる美しい秩序がうまれるのだ」
「ッ、黙れ!」
ボブが男を撃ち抜く。青白い電撃が、二人の間を__まるで交渉の決裂を示すように、大きく亀裂を描いて走った。
拳銃B回避:dice1d100=95 (95) (10)
回避失敗の場合ダメージ:dice2d10=1 10 (11)
「はあっ、は、あ、あいつの、仇……!」
「……しつこい」
男はなおもシャディクにすがりつこうとする。それは技術でもなんでもない、最早ただの怨念だ。だが人間の執念こそが一番恐ろしいのだと__シャディクは、知っている。今まで『裏』の世界で生きていて、痛いというほど、思い知ったからだ。
シャディク回避:dice1d100=49 (49) (14)
「あの女は非力だ!あいつから狙え!」
拳銃を持った男が指示する。エランはそれを聞いて、すっと狙いを変えた。
「……非力だからこそ。守らなければならない」
エランは、守らなければならないのだ。
電撃銃を持って震えて、撃ち損じてしまうような。それだけ優しくて柔らかだった、彼女たちの日常を。
「さよなら」
拳銃A回避:dice1d100=67 (67) (16)
回避失敗の場合ダメージ:dice2d8=7 3 (10) +4
- 173二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 20:55:08
(忘れてた!一応ボブリロード:dice1d100=67 (67) (50))
ボブと対峙していた男が、ゆっくりと倒れる。まだギリギリ息はあるようだが、しばらく起き上がることはないだろう。ちなみにエランが撃ちぬいた男に関しては割と原型を留めていない。確実にオーバーキルである。
シャディクはゆっくりと目を細めた。脳裏にめくるめく、走馬灯のような記憶。その大部分を占める笑顔に、シャディクは確かに救われてきた。
シャディクは自身を羽交い絞めにしてくる男の後頭部に、後ろ手を器用に動かすことで、電気銃を押し当てた。さっき蹴りを見せたから油断したのかな。なら、冥途の土産に教えてやるよ。
「武器を持っている相手と戦うなら、まずは武器を押さえないと」
「__は、」
半ば自分に向けるようにして、銃を放った。
男が盾になったから、シャディクに傷はない。……そう、男は__至近距離から放たれた雷撃を、避けることができないだろう。
(組み付き中なので回避不可)
ダメージ:dice2d10=2 5 (7)
一応電気銃リロード判定:dice1d100=22 (22) (50)
- 174二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 21:06:34
ミオリネは、立ち尽くす。硝煙と血のにおいがする。……なにも、できなかった。なにも。うずくまって、涙を流す。そんなミオリネの肩に、そうっと、シャディクが手をのせた。
「……正当防衛だ。気にしない方がいい」
「シャディク……」
「仮に、何があっても。悪いのは俺だ。ミオリネは悪くない」
「シャディク」
「泣かないで、ミオリネ」
「……シャディク」
ミオリネはシャディクの腕に縋りついた。それから、わああああっ、と涙交じりの声で叫んだ。
dice1d100=15 (15)
「エラン、ありがとう。勝てたのはお前のおかげだ」
「別に」
ボブはふわりと微笑みながら、エランの肩を叩く。エランは微かに睫毛を伏せるだけで、それに返した。ライフルはさっさとしまって、くるりと踵を返す。そうして洞窟の中ほどまで来たところで、ボブもついてきていることに気づいた。
「……何」
「イス人は知的好奇心が強い種族なんだ。俺も例には漏れない」
「話せと?」
「いや?お前が言いたくないなら聞かない。ただ、お前のことがもっと知りたい。お前自身のことが」
「……何それ」
エランは閉口した。……何故か、嫌な気はしなかった。
dice1d100=94 (94)
SANc(敵と交戦し、殺人を犯したorその現場を見た)
ミオリネ:dice1d100=62 (62) (39) 1/dice1d10=4 (4)
エラン:dice1d100=90 (90) (59) 0/dice1d4=1 (1)
シャディク:dice1d100=68 (68) (47) 0/dice1d4=1 (1)
- 175二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 21:12:01
ミオリネSAN値:39→35
エランSAN値:59→58
シャディクSAN値:47→46
グエル「……えー……刺客四人がHPマイナス、一人が自動気絶なので……戦闘終了です、お疲れ様でした……」
ミオリネ「お疲れ様~」
エラン「3キル」
シャディク「終わってみればあっけなかったね」
グエル「あっけなくしたのは誰だ!クソッこいつらぽんぽんあてるわぽんぽんよけるわ、こっちの身にもなれよ!……あ、シャディクはここで目的変更だ」
シャディク「うん?殺人がトリガーだったのかな……うん……?あれ……??」
ミオリネ「で最後の一人はどうする?自動気絶だけど」
エラン「僕は二人に従う」
シャディク「え、あ、えっと、……うーん、そうだね……」
dice1d3=2 (2)
1:シャディク「とどめさしておこっか」
2:シャディク「尋問でもしてみる?」
3:シャディク「GPSつけて帰してみよう。教団の拠点がわかるかも」
- 176二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 21:15:26
エランさん能力値も優秀だけどダイスも強くてかっけーっすね…
それはそうとハンドアウトめちゃくちゃ気になるなあ - 177二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 21:19:38
某バイオ世界でも生きてけそうな警察官おるやん…
- 178二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 21:20:25
ミオリネ攻撃全部失敗したの解釈一致
- 179二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 21:20:40
ラウダ「……?なんだか向こうから兄さんの悲鳴が聞こえた気がする」
スレッタ「き、きのせい……だと、思います。数で負けているんですから、どちらかというと悲鳴をあげるのはこちら側……のはず、です!」
ラウダ「そうだね。さて、向こうで戦闘処理が終わるまで、しばらく暇なわけだけれど。ココアでも飲む?」
スレッタ「わあい、ここあ、ここあ……♪こほん。えっと、そうですね、私は精神分析を使えないし……うーん……あれ?そういえば今の状態って、『ラウダ』さんは『グエル』さんの傍にいるんです?」
ラウダ「え?……ああ、特に指示もないし、そうだと思う。それ以外は眼中にないし、余程大声で言わないと耳にも入っていかないだろう」
スレッタ「なるほど。えっとちなみに私が聞いたのは『傍にいるかどうか』なんですけど、その後半の描写は必要なんです?」
ラウダ「必要だ」
スレッタ「そ、そうですか……う~ん、それじゃあ、そうですね……」
dice1d3=3 (3)
1:スレッタ「dice1d2=1 (1) (1:グエル 2:ラウダ)さんに話しかけますよ~!」
2:スレッタ「心理学です。ラウダさんがこちらに嘘をついて内通者をやっていそうかどうか、探ります」スレッタ心理学:dice1d100=63 (63) (70)
3:スレッタ「……え、えっと、私は何も見ていない、エアリアルと戯れているので、ご自由にどうぞ……?」
- 180二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 21:23:14
ダイス神はそんなに薔薇で作った百合の造花を観賞したいんです?
- 181二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 21:26:49
KPの出目が腐って大した損害無かったの笑ってしまう
- 182二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 21:36:27
「ふふ、えありある、えありある……♪」
スレッタはゆっくりと人形をてのひらで弄ぶ。それから手近な石を手に取って、ぱっと花が咲いたように笑った。
「こっちはミオリネさん、こっちはボブさん、こっちはエランさん、こっちはシャディクさん、こっちは……」
ことばが、そこで止まる。後ろから何やらくぐもった悲鳴やすすり泣く声や謎の笑い声が聞こえる気がするが、無視である。気にしてはいけない。というか振り返ったらSANチェックが発生しかねない。振り返れない。
「ボブさんはやさしい。私にやさしくしてくれました。エランさんとシャディクさんはかしこい。いつもむずかしそうな話をしています」
石を一つひとつ指さして、スレッタはふにゃふにゃ微笑む。まるで幼児のように。それは無邪気にも、狂気にも見える。ボただひとつ確かなことは、……
「……ミオリネさんは、かっこいい。私の、はなよめさん?」
スレッタは首を傾げる。
鮮明に焼き付いているのは、スレッタをここにおいて、守るように。進んでいった姿。はわわわ、と頬に手をあてる。どくどく、心臓がうるさい。はなよめさん、が何なのかはわからない。だけど。
「……ミオリネさん、と。いっしょにいたいなあ、まだかなあ、早く、帰ってこないかなあ……♪」
そう、できるだけ速やかに。
後ろから聞こえる声が何やらまた変化した気がする。お、なんです、あれですか、ラスサビ転調ってやつですか? だれにもおいつけないすっぴ~どで~♪ スレッタが現実逃避のようにそう思った、次の瞬間。
「戻ったよ」
そう言って、何やら人間をひきずった、シャディク__と、その後ろに。怯えるように身を震わせたミオリネが、帰ってきた。 - 183二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 21:42:39
グエル「……」
ミオリネ「あーらKP、どうして憔悴しきっているのかしら?」
エラン「わからない。戦闘が足りないのかもしれない」
シャディク「いいじゃないか、少なくとも『ボブ』は多少活躍したよ?」
グエル「クソックソ、こんなつもりじゃ!……まて、留守番組は何をしていたんだ?なんだその状況?」
スレッタ「エアリアルとあそんでいました。PC的にも違和感がないですね」
グエル「もうやだこの卓」
ラウダ「……気をしっかり持って兄さん、とも言えないな……」
グエル「……はあ。きりがいいし、いったんここで休憩を挟もう。いわゆる『次スレ』ってやつだな」
スレッタ「おお……まだつづくんです……?」
ミオリネ「まだわからないことだらけでしょ。内通者(推定)のことや、教団の本拠地のこと……」
エラン「特に前者は深刻だ。墓地洞窟という、明らかに潜伏用の場所まで割れている」
シャディク「とにかく、次はいつ集合する?」
ラウダ「明日の午後で。それまでに色々処理をしておきたいことがある」
スレッタ「わかりました!では、また~……♪」 - 184二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 22:05:52
エランが最強すぎて草
お前警察は警察でもS.W.A.T.とかその辺りの人間だろ絶対 - 185二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 22:22:44
お疲れ様でした〜!次スレも楽しみです
ところで百合の造花勢は何してたんだ怖いんですけど…!?? - 186二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 22:25:08
エラン3キルしてSAN値1しか減らないのはもはやそっち側の人間なんよ 流石氷の君だわ
- 187二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 23:29:54
クトゥルフのKPあるある
こんなはずじゃなかったのに…… - 188二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 23:39:10
撮影会してたのは確実みたいだが謎の笑い声とか…なんなんだろうな…
- 189二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 07:00:14
プロスペラ(イス人になる前)が魔術に傾倒していたってところがちょっと気になる
スレッタは知らなかったっぽいけど - 190二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 08:26:02
エランの兄弟が今の所何の情報も出てこないのが怖いなあ
ただの思わせぶりのネタの可能性もあるけど、1番の戦力だから早く味方確定してもらいたい - 191二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 10:39:21
スレッタもエランもシャディクもなんか厄ありそうなHOだから、最初に公開されたHOがミオリネで良かったかもしれん
- 192二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 17:15:55
身分を明かしたらどうなるのかわからないのが怖いな
ミオリネ自身が厄ネタだったりするんだろうか - 193二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 19:54:09
- 194二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 20:13:22
スレ立ておつ!うめうめ
- 195二次元好きの匿名さん23/02/15(水) 06:02:04
おつ うめ
- 196二次元好きの匿名さん23/02/15(水) 07:25:24
うめ