次の目標はあの怪物かい？マスター

1二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 00:39:08

うん、なかなかの無茶ぶりだと正直に言っておこう。いくら私が海賊とはいえ人使いが中々に…何？既に似た台詞を奴から聞いた？……よし仕切り直そうマスター
うむ。仕切り直したところで別に何も変わりはしない。……ということは、私があの大蜘蛛に挑む未来は変わらないということだ、やれやれ上手くいかないものだ
ああすまないマスター、君にそんな顔をさせるつもりはなかった
ご存じの通り私は紳士でね、相手を泣かせることは好まない、さあ顔を上げて、そしてもう少し髪を……おっとさすがにこの流れでメカクレを堪能しようとするのは空気が読めてなかったか！ハハハ！だがうん！君はそれでいい！
いいかいマスター、こんな時こそ笑顔を忘れてはいけない。もちろん無理にとは言わないがね、しかし暗い表情のまま困難に食らい付こうとしてもそれでは次第に負けてしまうものだ。何せ相手はあの怪物だからね
そしてその上で、君には短いお説教だ。笑顔で居るべきとは言ったが、そんな苦しそうな笑顔ではいけない。我々海賊を送り出すなら尚更さ、特に私は君の自然な笑顔が好きだからね、メカクレならなおよしだとも。ハハ、そうとも私は海賊バーソロミュー、いつでも私は欲に忠実だとも

おっと、これ以上話してる時間はなさそうだね、名残惜しいが仕方ない、私も向かうとしよう。……いや、ここはそうだね、こう言うべきか
私はあの怪物に終わりを、そして君達に勝利を届けに行く任務を果たしに行く。その任務の報酬はもちろんお分かりだね？……むぅ、君はこんな状況でも釣れないな、だがいいとも！戻ってきた時に改めて頼み込んでやるとも！海賊の汚さを舐めてはいけないよマスター！ハハハハ！！

さあ撃鉄を上げよう。砲門を開け。包囲に気付かない怪物よ、ここに沈んでいくことをオススメしよう。──『高貴なる海賊準男爵の咆吼』！！！