- 1二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 16:04:48
ある日のチームスピカ。
チームスピカは輝かしい成績を残し、その功績を認められて理事長から褒美としてどこでも旅行券を渡される。
そこでスピカメンバーは大分県の温泉旅館へ旅行しに行ったのだが、旅館の不手際で2人分の部屋がダブルベッド仕様になってしまっていた。
結局、ジャンケンで負けたウオッカとスカーレットがダブルベッドの部屋に行くことになった。
自分達の部屋に向かう道中、ウオッカとスカーレットはぶつくさと小言を言った。
「はぁ~あ…なんでスカーレットとおんなじベッドで寝なきゃいけねーんだよ……」
「それはこっちのセリフよ!もう…よりにもよってアンタと同じ部屋だなんて…」
ウオッカもスカーレットも同じことを思っていたようでお互いに愚痴を言いながら部屋の扉を開けるとやはりダブルベッドが置かれていた。
ウオッカとスカーレットはお互いの顔を見て溜息をつくと仕方ないといった感じで2人は寝床につく。 - 2二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 16:05:27
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- 3二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 16:05:39
ウオッカとスカーレットはお互い背中合わせになりながら眠りについた。
しばらく経った後、ウオッカが目を覚ます。
「……?」
ふと自分の体に違和感を感じたウオッカは自分の体を起こそうとするが動かない。
そしてすぐに異変に気付いた。
「なっ!?」
ウオッカは自分の体がいつの間にか向かい合わせになったスカーレットによって抱きしめられていることに気付く。
スカーレットの吐息が自分の耳元に当たりウオッカは思わずゾクッとした。
「んぅ~…」
ウオッカはどうにかして抜け出そうとゆっくり起き上がろうとするが、それを許さないというようにスカーレットは強くウオッカを抱き寄せる。
(おいおい…俺は抱き枕じゃねぇぞ……)
そう思いながらも無理矢理引き剥がすわけにもいかず、ウオッカは仕方なく再び眠ようとするが眠れる訳もなくウオッカはじっとしているしかなかった。 - 4二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 16:05:54
2は消しておく
間に合ったようでよかった - 5二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 16:06:44
「……」
一方、スカーレットの方はまだ眠っている様子で静かに寝息を立てている。
(よくこんな状況でよく眠ってられるなぁ……)
そう思いながらウオッカはスカーレットの顔を眺める。
すると、スカーレットの目から一滴の涙が流れた。
「ママ………」
か細い声できゅっと自分を抱きしめてくるスカーレット。
その瞬間、ウオッカは悟った。
ああ、コイツ……俺のこと母親と勘違いしてるのか……。
スカーレットの両親は仕事が忙しくて家に帰ってこれないことが幼いころからほとんどだと前に聞いたことがある。
あのときは強がって平然を装っていたが本当は寂しかったに違いない。
いつも強気なスカーレットでも独りぼっちには耐えられなかったのだろう。 - 6二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 16:07:19
ウオッカはそっとスカーレットの頭を優しく撫でる。弟や妹にやってたように優しく。
すると安心したのかスカーレットの顔が少しだけ穏やかになる。
「ったく…これじゃあまるで俺がかーちゃんみてぇじゃん……」
ウオッカは呆れつつも優しい表情を浮かべ、スカーレットの肩を優しくポンポンと叩く。
(…まぁ、たまにはこういうのもいいかもな……)
そう思うウオッカであった。 - 7二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 16:08:27
って感じのssがあると聞いてすっ飛んできたが何処にありますか?
- 8二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 16:09:12
そこにありますね
- 9二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 16:09:36
大分県の旅館にあるなら別府市を探せばいいんじゃないでしょうか?
- 10二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 16:11:01
とりあえずあにまん民の友人とは距離置いた方が良いですね
- 11二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 16:15:51
- 12二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 16:21:53
「……んぅ」
時計は見えないが、時間はおそらく夜中だろう。
まるで夜泣きのようにウオッカにすがるスカーレットを、引き離すことはできなかった。
小さく息を吐いて、スカーレットが覚醒する。
「ウオッカ……?」
「うえっ、あっ、スカーレット!?」
意識のなかったスカーレットからすれば、ウオッカが抱きかかえているような構図だ。
ウオッカからしても、こんなところを本人に認識されたくはなかっただろう。
慌てて取り繕うとするが、言葉が出てこない。
「いや、悪い、俺っ」
そうしてすぐに距離を取ろうとすると、ぎゅっとパジャマの裾を掴んだのはスカーレットだった。
「待って」
「え」
「……もう少しだけ、このままでいて」
普段の勝気な声とは違う、か細く弱い声。
呆気に取られて、ウオッカはしばらく反応できなかった。
ゆっくりと、スカーレットが語る。
「ねえ、アタシ……何か言ってた?」
「あー……いや、何も」
「そう」
泣き言は、聞かないフリをして。
ウオッカはまた、一定のリズムでぽんぽんと肩を叩く。
「ありがと」
そうして二人の意識は、また沈んでゆく。
まるで親子のような、静かで暖かな空気のまま。 - 13二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 16:22:22
オーダー入ったから在庫探してきたけどもうそこにあるじゃないですか。ぷんぷん
- 14二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 16:26:44