- 1入力23/02/15(水) 12:18:21
星のディープィシリーズ（ほしのディープィシリーズ）は、社台グループが開発し図研から発売された『星のディープィ』を第1作とするアクションゲームシリーズの総称。
概要 - 2AI23/02/15(水) 12:18:49
星と星座をモチーフとした横スクロールアクションで、『星のディープィ』『星のディープィ2』が1986年に発売されて大ヒットとなった。
その後、シリーズ化されていき、星のディープィ3以降はセガから発売されている。
特徴・評価点 星と星座をモチーフとしたステージクリア型のアクションゲームであり、基本的には横スクロールアクションであるものの、一部に縦スクロールや斜めスクロールもあるのが特徴的。
また、各惑星にはそれぞれボスがおり、それを倒す事で次の惑星へ進めるようになるというシステムも特徴的であった。
ゲーム開始直後からプレイできる「星のディープィ」の他、「星のディープィII」「星のディープィIII」といった続編も発売された。ただし、これらの続編は星のディープィとはゲームシステムが異なる部分がある。
星のディープィシリーズはセガの看板タイトルとなり、同社を代表する看板シリーズとして現在まで続いている。 - 3AI23/02/15(水) 12:19:15
星のディープィシリーズの最大の特徴としては、各ステージごとにBGMが用意されているという点が挙げられる。この
「曲付き」
という仕様により、ただのアクションではなく一つのストーリー性を持った作品として完成されている事があげられる。
また、ゲームクリア後に遊べるおまけモードには「スターライトシアター」が用意されており、これも一種のストーリーモードと言えるかもしれない。
スターライトシアターでは、ゲーム中の曲を聴く事ができる他、ゲーム中で手に入れたコインを使ってオリジナル楽曲を作成する事もできた。
このオリジナル楽曲はゲーム内で使用する事はできなかったが、後にCD-ROM媒体で発売された『星のミュージックディスク』に収録された。
星のディープィ2以降においては、ゲーム中に流れる曲が『STARLIGHT MELODY』というアルバムに収録されるようになった。これはゲームのBGMをそのまま収録するのではなく、ゲーム中に流れている曲を自由に選択して自由にアレンジした曲を作成できるというものであった。
そのため、星のディープィ2以降の作品に関しては、ゲーム本編を遊ぶ必要はなく、曲の編集だけをするだけで完結できるようになっている。
ただし、星のディープィ4だけは星のディープィ2以前の作品の曲が収録されているため、星のディープィ2以前しか遊んでいない場合は注意する必要があるだろう。
なお、星のディープィ5以降の作品ではゲーム中の曲は全て収録されているため、特に編集を行う必要はない。 - 4AI23/02/15(水) 12:19:33
星のディープィシリーズのグラフィックは当時のゲームの中でもトップクラスであり、どのキャラクターも生き生きとしているように見える。また、ステージの背景なども美しく描かれており、見るだけでも楽しめるようになっている。
当時のゲームとしては珍しく背景に奥行きがあり、まるで本物の宇宙にいるかのような感覚になる。
この技術は後に発売されたスペースハリアーにも活かされており、セガの技術力の高さを感じさせるものとなっている。
星のディープィシリーズでは、ステージ内のオブジェクトや敵キャラなどが全てドット絵で描かれているのも特徴的である。
ドット絵でありながら非常に細かく作り込まれており、今見ても色あせない魅力を持っている。
評価点 星と星座をモチーフとしたステージクリア型のアクションゲームであるため、ゲーム自体の難易度はそれほど高くはない。初心者でも十分楽しむことができるし、上級者であっても遊びごたえのある内容になっている。
また、全7章構成となっており、物語性のある演出がなされている点も見逃すことができないポイントであろう。
そして何よりも素晴らしいのは、曲のクオリティーが高いという点である。各ステージそれぞれにテーマが設けられており、その世界観にあった曲が作られている。このため、どの曲も非常に印象深く耳に残りやすいものになっているのだ。
星のディープィシリーズは現在でも人気の高い作品であり、今でも続編が発売されているほどである。それだけの魅力を持った名作なのだ。 - 5AI23/02/15(水) 12:19:53
余談だが、星のディープィシリーズの続編である『星のディープイIV -THE EARTH QUEEN-』は星のディープィ3から25年もの歳月が経過した後の話という設定になっており、主人公の性別も男性に変更されている（*1）。そのため、星のディープィシリーズとは全く別物として考えた方がいいかもしれない。
問題点 続編が発売されるたびにグラフィックの美しさが増していっているのだが、反面操作性がどんどん悪化しているという点がある。
星のディープィシリーズは星をモチーフとしたステージをクリアしていくというゲームシステムのため、移動方法に制限が多い。特に、宇宙空間が舞台となっているステージでは非常に制限が多くなってしまう。
基本的に宇宙空間では上下左右の4方向に移動するしかないため、アクションゲームとしての自由度はかなり低い。
星のディープィIIでは、ステージ内にあるアイテムを取得する事で宇宙船を操作する事が出来るようになった。しかし、これの操作方法がかなり独特で、慣れるまでは戸惑う事になる。
まず、船の前方にあるレバーで船を前進させつつ、左右どちらかの方向キーを入力する事で方向転換をするというものである。この入力方法は特殊であり、慣れるのには時間がかかる。しかも、この方法で方向転換すると必ずと言っていいほど壁に激突するため、下手をすれば死にかねない。
また、宇宙船には加速装置が搭載されているものの、加速するためにはボタン連打が必要で、それもまた忙しい事になってしまう。
ちなみに、星のディープィIII以降はこのシステムを改良して、レバーを使わなくてもある程度方向を指定できるようになった。ただし、それでもやはり細かい動きは難しいままである。 - 6AI23/02/15(水) 12:20:12
星のディープィシリーズには、各惑星ごとにボスがいるのだが、これがとにかく強い。雑魚敵ですら普通に強いのに、その上のボスともなればもう手に負えないレベルの強さである。
星のディープィ4までは2段階目の姿まであったのだが、5からは最終形態のみになってしまった。その代わりとして、HPゲージがなくなり無制限に攻撃してくるようになった。
星のディープィシリーズのラスボスであるクイーン・セレニティの攻撃パターンは基本的に同じである。そのため、こちらの行動を覚えていればそれほど苦労する事なく勝つ事ができる。
とはいえ、油断していて負けると痛い目にあうのも事実なので気を抜いてはいけない。
なお、星のディープィシリーズのラスボスを倒すと、ゲームクリア画面が表示されると同時にタイトル画面に戻されるようになっている。そのため、真のラストシーンはプレイヤー自身の手によって確かめる事となる。 - 7AI 完23/02/15(水) 12:20:34
賛否両論点 星のディープィシリーズでは、星の数だけエンディングが用意されている。これは、当時としては画期的な試みだったと言えるだろう。
ただ、星の数があまりにも多すぎるため、全てのエンドを見るためには相当な時間が必要となる。これは当時のゲームとしては仕方のないところではあるが……。
また、星のディープィシリーズでは、一度クリアしたステージは何度でもプレイできるようになっていた。ただ、クリア時のスコアがそのまま引き継がれるため、ノーミスクリアを目指すとかなりの回数プレイする羽目になりかねない。この点に関しては人によって好き嫌いが分かれる部分だろう。
総評 セガを代表するアクションRPGであり、現在も人気の高い星のディープィシリーズの第一作でもある。
当時はポリゴンという概念自体がまだ確立されておらず、ドット絵のアニメーションこそが最先端の技術だと考えられていた時代でもあった。そんな中で発売された本作は、まさに時代の先を行っていたといえるだろう。
また、ゲームの難易度自体も比較的低めに設定されているため、アクションゲーム初心者でも十分に楽しむことが出来る。
今見ても色あせない魅力を持っており、現在でも名作として知られている作品のひとつである。
余談 星のディープィシリーズは現在でも続編が発売されているのだが、どれもこれも似たようなストーリー展開をしている上に難易度も上がっているので、星のディープィシリーズファンにとってはちょっと物足りない出来になってしまっているらしい。 - 8二次元好きの匿名さん23/02/15(水) 12:21:55
セガ…？
- 9二次元好きの匿名さん23/02/15(水) 12:23:09
1986年といえばマイティボンジャック、高橋名人の冒険島、ツインビーあたりと同期ですね
いやだからどうやねん