- 1二次元好きの匿名さん21/11/13(土) 22:08:25
口から心臓が飛び出すのではないかと思った。冗談抜きで。
今日は朝から天気がよくて、授業中も窓から差し込む光が恋しくて、お昼休みになったらふらふらと、誘われるように中庭の芝生へと倒れこんだところまでは覚えているんだけど。
それがどうして。いま私の目の前には、小さく息を立てて眠る見慣れた顔が一つ。
身じろぎ一つで鼻先が触れてしまいそうな程に近く、その睫の一本一本まで数えられてしまいそう。
「すぅ……ふぅ……」
唇にしっとりした寝息が吹きかけられる。
鼻腔をつく花の香りと合わさって、何だか変に気持ちが高揚しちゃう。やばい。
よくも驚きで悲鳴をあげなかったもんだね、と自分を褒めながら音を立てないようにゆっくりと距離を離す。
頭一つ分ぐらいは離れたところで、スマホを取り出し時間を確認する。
お昼休み終了まで残り五分。これはまずい。早く戻らないと怒られるのは私だけじゃない。
「ぅん……スカイしゃ……」
揺り起こそうと伸ばした手を掴まれた。
まるでぬいぐるみを抱える子供のように私の手を胸元へと抱き寄せると、またすやすやと小さな寝息をたて始める。
……まあ、いいか。後で二人して怒られたら。
私は再び暖かな芝生のベッドへと身を沈め、まどろみの中へ意識を手放した。 - 2二次元好きの匿名さん21/11/13(土) 22:08:54
- 3二次元好きの匿名さん21/11/13(土) 22:10:40
( ˘ω˘)(良いね)
- 4二次元好きの匿名さん21/11/13(土) 22:12:57
ごめん寝顔がなんか饅頭に見えた
- 5二次元好きの匿名さん21/11/13(土) 22:14:43
- 6二次元好きの匿名さん21/11/13(土) 22:24:19
いい…
- 7二次元好きの匿名さん21/11/13(土) 22:24:55
- 8二次元好きの匿名さん21/11/13(土) 22:37:54
- 9二次元好きの匿名さん21/11/13(土) 22:40:10
しゅき
- 10二次元好きの匿名さん21/11/13(土) 23:20:41
それはガチ恋だからさ