- 1二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 23:29:57
世界の破壊者ディケイド─門矢士─幾つもの世界を巡り、その瞳は何を見る…
今日もまた、彼は旅を続ける。光写真館の背景ロールに映るのは『天高く聳える白い高層ビル』だった…
『機械の夜明け』
この世界における士の役割は『是雄インテリジェンスの清掃員』らしい。
ゼロワンの世界、それは自身の体を機械化した人間達─ヒューマギア─が平穏に暮らす世界。
かつて、人間達の手によって作り出された人の形を模した人の為の機械が自身の自我を持ち始め、生みの親である人間に反乱を起こした事があった。『聖戦』と呼ばれたそれを収めたのは『是雄コレノスケ』という一人の社長だった。彼の尽力によって機械と人間が手を取り合い支え合う理想郷が実現し、それから長い長い時が経つにつれ人と機械はお互いを区別しなくなり、人間は自分達の体を機械化するようになったのであった。
現代、ヒューマギアにとってより良い生活を送る為の総合的な事業を扱う企業『是雄インテリジェンス』の敏腕女社長にして英雄コレノスケの末裔である「是雄一子(ぜゆういず)」の元にテロの予告文が届く。それは近年になって台頭するようになったヒューマギアとなることを拒み、機械との『共生』を望まず機械の『支配』を望むテロリスト集団『滅亡.net』からの物だった。
既に数々のテロ行為で甚大な被害を出してきたテロリスト達が遂に大企業の社長の命まで狙おうとしているのだ。
怯える一子。だがそうはさせまいとコレノスケの代から是雄の社長を守ってきたヒューマギアの親衛隊である『迅雷』が一子を守る。
そして一子の社長である今となっては数少ない純正な機械の存在である秘書型ロボット『アルト』もまたいつ如何なる時でも彼女の傍から離れない事を固く誓うのであった。 - 2二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 23:30:09
来たる日。全国各地で起きる爆破事件。ダークウェブ上で機械の支配という過激思想を掲げる不特定多数の存在の集合体であるテロ組織滅亡.netによるテロ行為は留まる事を知らない。多数の場所で同時にテロを起こすことによって警察等の組織を混乱、分散させる作戦なのだろう。
そして遂に是雄インテリジェンス本社にテロ組織の用心棒ロボである『仮面ライダー滅』『仮面ライダー亡』が乗り込んできた。
親衛隊のボスである『迅』、『雷』は仮面ライダーに変身しテロリストを迎撃する。
この世界における『仮面ライダー』…それはかつての聖戦において用いられた強化用戦闘兵器。終戦の際に8割が廃棄処分されたのだが残り2割の内一割は是雄が保持し、一割は裏社会に横流しにされていた。
再び始まった仮面ライダーと仮面ライダーの聖戦、そこに士もまた社長を守る仮面ライダーとして参戦する。
混沌としていく戦況、是雄インテリジェンスの地下シェルター内にて震えながら身を隠す一子に安心の言葉をかけるアルト。だが、その内心では『彼女を守る為に、自分も戦えれば─』という一つの自我が芽生えつつあった… - 3二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 00:15:45
『ワタシが秘書で仮面ライダー』
激化するテロリストVS是雄インテリジェンスのライダーの戦い。迅雷の側が優勢かに思えたその瞬間、滅亡.netのライダーは恐るべき力を見せた。
『ヒューマギアのハッキング』──機械の支配を掲げる彼等はヒューマギアの脳内コンピュータを特殊なウィルスで浸食し意のままに操る術を得ていたのだ。
迅雷は滅亡.netの手に堕ちてしまった。滅、亡、迅、雷が社長を亡き者にせんと迫る。
そして遂に一子の目の前に彼等は立ちふさがった。
「社長には指一本触れさせない」
アルトは必死に主を庇おうとするが仮面ライダーの力の前には到底手も足も出ず完膚なきまでに叩きのめされてしまうのであった。
もうダメか、そう思われた時に仮面ライダーディケイドが駆け付ける。龍騎にカメンライドしたディケイドはストライクベントの爆炎に紛れボロボロのアルトと一子を連れ撤退するのであった。
廃工場へと逃げ込んだ士たち。だが是雄インテリジェンスは完全に乗っ取られ、滅亡.net軍は高らかに勝利宣言を掲げていた。
ただ守られていてばかりで何も出来ない一子は悔しさを吐露する。この世界の人間は生誕して間もなく手術を受け、機械の体を手に入れる─ヒューマギアになる─のだが、彼女は出産時の事故によって身体の機械化に失敗しまいヒューマギアではなくただの人間として生まれ育ってきていたのだ。父は産まれる前に既にこの世にはおらず母もその事故の際に亡くなってしまった。
そんな彼女の親代わりとなっていたのが代々是雄家に仕えていた秘書型ロボットのアルトだったのだ。
そんなアルトもまた、彼女を守る事が出来ずただ強大な力に打ちのめされるだけだった自分を責める。
感情の無い機械であった筈のアルトは大切な存在を守りたいという強い『愛』の感情に目覚めていたのだ。
瞬く間に各地でテロ行為は拡大していく。このままでは本当にこの世界は恐るべきテロリスト集団によって支配されてしまうだろう。
そんな逆境を打破する方法が一つだけある、と一子は言う。それは是雄家に代々伝わる『伝説のドライバー』だった。 - 4二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 00:38:33
それはかつて人間と機械の泥沼と化した争いを止める為にコレノスケが開発しそれを自らが使う事で聖戦を終わらせたというまさしく伝説と言うべきシロモノ。終戦に伴いソレは製作者自らの手によって破壊された…と伝えられているが実はそれは今もなお是雄インテリジェンスの地下深くに眠っているのだと言う。
その事を知れるのは是雄インテリジェンスの当主とその秘書のみであり、テロリスト達はその事を知らない筈。
この最悪の状況を打破出来るのはそれしかないとした一子は一か八かで是雄インテリジェンスに侵入しようとする。
無茶だ、と止めるアルト。だが士は状況を打破出来る方法がそれしかないのであればやるしかないだろう、とあくまでも彼女の考えに乗る。
悩む末、秘書として傍に居ないわけにはいかないとアルトも渋々それに乗るのであった。
完全にテロリスト達に乗っ取られた是雄インテリジェンス本社。
そこには滅、亡、迅、雷がいる。
強力な力を持った4人のライダーに正攻法では勝ち目がないだろう。
ならば「正攻法が通じないなら正攻法で攻めなければいい」と士はニヒルに笑うのであった。
『カメンライド オーズ』
突如占拠された是雄インテリジェンス本社にライダーの大軍が押し寄せる。赤、黄、緑のトリコロールカラーの仮面ライダーの大軍だ。
仮面ライダーオーズの『ガタキリバコンボ』の力を使い多量の分身を作り出したディケイドはテロリスト軍団をあの手この手で撹乱する。
空をオートバジンやパーカーゴーストが舞い、地をスイカアームズやアクセルフォームが駆ける。
無茶苦茶な事をする奴だ、と呆気に取られながらもアルトは士がテロリストの気を引いている内に秘書と社長だけの知る地下へのエレベーターへと乗るのであった。
秘密の地下室、そこに眠っていたのは伝説のドライバーと代々伝えられてきた…『飛蝗の如く飛躍し雷の如く轟く、無から壱を作り出す秘伝のドライバー』の意を込めて『飛電ゼロワンドライバー』と名付けられたドライバーだった。 - 5二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 00:59:33
勝利への切符をついに一子が手にしたその時、紫電の弓矢が一子の頬を掠めた。
仮面ライダー滅だ。ディケイドの滅茶苦茶とも言える猛攻の中彼は裏で動く一子とアルトの存在に気づき一人後を追っていたのだ。
矢の衝撃で飛電ゼロワンドライバーを地に落としてしまった一子。咄嗟に拾おうとするもそれは滅に奪われ、腹に蹴りを入れられその身を壁に叩きつけられる。
「貴様ァ!!」
怒りのままにアルトは飛びかかる。が、結果は同じ。またしてもアルトは軽くあしらわれてしまう。
「また、自分は社長を守れないのか」
無力感に苛まれるアルトにアタッシュアローが狙いを定める。鬱陶しい蠅を駆除しようとばかりにその矢は放たれた。
もうダメだ。その時だった。
アルトの目の前に一子が飛び出したのだ。両腕を広げ、アルトを庇う。咄嗟の行動、しかし一子の目に迷いはなかった。矢が当たる。一子はぐっと覚悟するように目を瞑った。
瞬間、アルトの目の前が閃光に包まれた。凄まじい爆発。自分が守るべき存在である一子が、自分を庇って、死んだ。理解出来なかった事がジワジワと理解出来るようになって、激しい後悔の念に押しつぶされそうになった時だった。
爆炎の中から、気絶した彼女を抱き抱えてマゼンタの戦士が現れた。その瞳は慈悲深い、深い緑色だった。 - 6二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 01:19:35
ディケイドは抱き抱えた一子を地に降ろす。すぐさまアルトは彼女の傍に駆け寄り、彼女が無事であったことに心の底から安堵するのであった。
「人間が機械を庇う…理解出来んな。人間は機械を使い、機械は人間に使われる。それこそが機械と人間の始まりであり本質…人間が機械の為に動くなど本末転倒だろう」
「人間と機械…コイツらは使う者と使われる者の関係なんかじゃない。互いに切磋琢磨し高め合い、そして共に共通の理想へと飛躍する…共に生きていく存在なんだ。スタート地点から進もうともしないお前達には分からないだろうがな!」
ディケイドはそう啖呵を切る。そしてアルトの手に飛電ゼロワンドライバーを握らせた。
「さぁ、今度はお前が大切な存在を守る番だ。お前は冷たい機械なんかじゃない。誰かを慈しみ守ろうとする…一人の人間だ!」
力強い言葉に押され、アルトはドライバーを腰に装着した。キーのボタンを押し、起動させる。
『jump!!』
キーをドライバーに認証させる。その瞬間何処からともなく巨大なバッタ型のロボットが飛来した。
『Authorize!!』
地を力強く跳ね回るバッタ型ロボ。それに守られながらアルトはおもむろにキーを構えた。そしてキーのカバーを展開し、腹の底から力強く叫んだ!!
「変身ッッ!!」 - 7二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 01:41:49
キーをドライバーに装填した瞬間、バッタ型ロボットはアルトと共に一体化し、眩い光に包まれた。
『Progrise!!』
『飛び上がライズ!!ライジングホッパー!!』
眩い光が解けた時そこに立っていたのは黒いボディに蛍光カラーのビビッドな黄色のアーマー、赤い眼をしたバッタによく似た姿の戦士…
これこそがかつての聖戦を諫めた伝説の戦士、『仮面ライダーゼロワン』なのだ。
「お前達を止められるのはただ一人…このワタシだ!」
「二人…だろ?」
ゼロワンとディケイド、二人の仮面ライダーが滅に向かって突っ込んで行く。
二人の怒濤の攻撃に次第に押されていく滅は強烈なアッパーカットを食らい地下から地面をブチ抜いて地上へと打ち上げられた。すぐさまあの巨大なバッタ型ロボを召喚し、それに乗って自分達も地上へと出るディケイドとゼロワン。
地上では滅、亡、迅、雷が二人の戦士を待ち構えていた。
「数は向こうが多い…ワタシ達が不利だ」
「…とも限らないぜ?」
ディケイドはライドブッカーからカードを取り出し、それをディケイドライバーに装填した。
「アタックライド イリュージョン」
するとディケイドがもう二人増えてきたではないか。突然の増殖に思わず驚く素振りを見せるゼロワン。これで4VS4、条件は互角となった。
「行くぞ、アルト!」
徹底抗戦が始まった。矢が、剣激が、火花が飛び交う。だが愛というこれ以上無く強いシンギュラリティに目覚めた伝説の戦士ゼロワンと伊達に幾つもの世界を巡っていないディケイドの力に滅亡迅雷は押され始めた。
このままでは負ける、と悟ったか滅亡迅雷ライダーズは一斉に必殺の構えを取った。
こちらも身構えるゼロワンとディケイド。その時、ライドブッカーから3枚のカードが飛び出した。モノクロだったカードに鮮やかな色が点っていく。
すかさずディケイドはその中の一枚をディケイドドライバーに装填した。
『ファイナルカメンライド ゼゼゼゼロワン!!』
「ちょっと擽ったいぞ」
「えっ、ちょっ、何を…あっ…」 - 8二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 02:07:54
ゼロワンの背に立ったディケイドはその背中を左右にガッと開く。するとたちまちゼロワンはみるみると変形していき、やがてバッタの模様があしらわれた黄色と黒の大剣となった。
『ゼロワンホッパーブレード』
4mはあろうそれをディケイドは片手で軽々と持ち上げ、空いた片方の手でライドブッカーからカードをディケイドライバーに装填する。
『ファイナルアタックライド ゼゼゼゼロワン!!』
ゼロワンホッパーブレードが眩く輝き、エネルギーをチャージし始めた。迸るその光に滅亡迅雷達は一瞬たじろく。
『Finish Rize!!』
滅亡迅雷達も自分のドライバーのレバーを稼動させ、必殺技を放とうとする。4つの力を一点に集中させディケイド達を消し飛ばすつもりだ。
『Sting Dystopia!!』
『Zetumetu Dystopia!!』
『Flying Dystopia!!』
『Zetumetu Dystopia!!』
滅亡迅雷が一斉に空高く飛び強力なエネルギーを纏った跳び蹴りを放つ。
それに向けてディケイドも強烈な斬撃波を放つ!!
「アルト、これが俺とお前の、人間と機械の力だ!!」
デ
ィ
ケ
イ
ドストラッシュ
強烈な衝撃と衝撃のぶつかり合い、その果てに遂に、ディケイドとゼロワンは滅亡迅雷を撃破するのであった。 - 9二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 02:26:16
それからというもの、組織の中で大きな役割を果たしていた滅と亡が破れた事で形勢は一気に逆転、滅亡.netの者達は大半のものが警察によって連行され、運良く逃れられた者達も一人残らず指名手配となった。組織の先細りは免れられないだろう。
元々是雄のヒューマギアだった迅と雷もゼロワンとディケイドの活躍でハッキングが解け、一度社内でのメンテナンスを受けた後に再び親衛隊として復帰する予定だ。
テロによって生まれた被害な甚大なものだったが復興作業には一子率いる是雄インテリジェンスを筆頭に各企業が全力を尽くしている。まだ全ての人々に希望の光が射しきった訳では無いが、彼女らの働きがあればそう遠い未来ではないだろう。
人と機械との間に結ばれた強い信頼関係は簡単には崩れない。彼はこれからも共に二人三脚で理想へ向かって飛躍していくはずだ。
この世界での士の役割は終わった。喩えこれから人間と機械の融和を阻む者達が何度現れようとも、彼、いや彼等ならきっと大丈夫だろう。
最後に一つ、士は復興作業にあたる一子とアルトの姿を遠巻きにカメラで撮影した。そこには夕陽に照らされる是雄インテリジェンスを希望に満ちた眼差しで見つめる二人の姿が映っていた。
ソレを見て満足した士はその場を立ち去る。遠くから二人の感謝の言葉が聞こえた。
士は前を見ながら二人に手を振り、マシンディケイダーに乗って次の世界へと駆けて行った。
世界の破壊者ディケイド。全ての世界を巡り、その瞳は何を見る────────
おわり - 10二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 04:55:41
このレスは削除されています
- 11二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 08:04:38
これ、初めての女性に対してのファイナルフォームライドかな…
- 12二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 09:56:37
(伝わなくてごめんアルトは一人称ワタシの男性型秘書ロボットとして書いたつもりなんだ…でも女性型という解釈でもありかも)
- 13二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 10:38:05
原典のソレオみたいでアルトはカッコ良いね
まさかだけどツカサが間に合ってなかったらイズを失ったアルトがエスみたいなアークに堕ちてたりしてました? - 14二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 11:48:27
少なくとも負のシンギュラリティに目覚め悲劇を起こしていた事は確かでしょうね…
- 15二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 11:57:02
- 16二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 12:06:06
そういえばショットライザー系が出てないな
- 17二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 12:42:44
- 18二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 13:05:47
スーツの改造・新造が許されるなら洗脳前の迅・雷をスラッシュライザー仕様にする事で代用できるかも
- 19二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 13:11:33
リマジ天津はネガ世界とかじゃない
- 20二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 13:17:41
やはり人間と機械が共存してるのを見ると良いですね
ゼインやアークはここではどうなるのだろう?
主はなんか過去に建てたスレはあるか?
あるなら見せて欲しいな - 21二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 13:19:30
面白かった、文も読みやすいし設定もわかりやすい!
ゼロワンの演出を上手く文字で表現してるのも良かった。
平成二期ライダーとか令和ライダーの短編また書いてくれたら嬉しい…… - 22二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 16:21:39
- 23二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 22:51:13
やはりリ・イマジネーションは素晴らしい
- 24二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 02:26:56
×…そして一子の社長である今となっては数少ない純正な機械の存在である秘書型ロボット『アルト』もまたいつ如何なる時でも彼女の傍から離れない事を固く誓うのであった。
◯…そして一子の社長″秘書″である今となっては数少ない純正な機械の存在である秘書型ロボット『アルト』もまたいつ如何なる時でも彼女の傍から離れない事を固く誓うのであった。
大事な部分脱字してた… - 25二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 02:40:11
危うくアナザーゼロワンが生まれる所だった!?
- 26二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 09:47:54
是雄コレノスケは原典のアルトやソレオみたいに頑張ったんだろうな
尊敬するぜ - 27二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 21:20:23
あげ
- 28二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 21:59:27
保守