トレーナー室でマンハッタンカフェとミーティングをしていたある日──

1二次元好きの匿名さん21/11/14(日) 00:19:11

「⋯⋯まずい、ですね。」

マンハッタンカフェが何かに気づいたらしい。こういう時は恐らく──

『“よくないもの”が来ている？』

「はい⋯⋯。ただ、“アレ”は⋯⋯トレーナーさんに興味はない⋯⋯と思います⋯⋯。」

「⋯⋯私に、興味を持っています。⋯⋯しかも、かなり⋯⋯危ない。」

“アレ”はマンハッタンカフェに興味があるらしい。この事を、トレーナーとして、否、1人の人間として見過ごす訳には行かない。

『俺に、できることはないか？』

「⋯⋯トレーナーさんに、ですか⋯⋯？」

日々の恩返しも込めて、力になりたいという旨を伝えた。

「⋯⋯ありがとうございます⋯⋯。
⋯⋯それなら、夜まで⋯⋯“アレ”が来るまで、一緒に⋯⋯居て、欲しいです。⋯⋯そちらの方が⋯⋯あちらに、連れていかれづらくなるので⋯⋯。」

2二次元好きの匿名さん21/11/14(日) 00:21:16

『もちろん！』

⋯⋯夜を迎え、マンハッタンカフェがいる中、仕事をしていると──

ガリッ⋯⋯ガリッ⋯⋯

『(⋯⋯！)』

「⋯⋯来ました。」

「⋯⋯あの、トレーナーさん──手を貸して⋯⋯頂いても⋯⋯。」

マンハッタンカフェと手を繋ぐ。こちら側に打たれた杭に、俺がなれるように必死に。

ガリッ⋯⋯ガリッ⋯⋯ガリッ⋯ガリッガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリッ！

3二次元好きの匿名さん21/11/14(日) 00:24:25

『どうした！？』

「“アレ”は⋯⋯本当に、性質が悪い⋯⋯です⋯⋯。恐らく⋯⋯強い⋯⋯異性に対する⋯⋯未練で、こちら側に⋯⋯こびりついています。」

4二次元好きの匿名さん21/11/14(日) 00:24:56

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5二次元好きの匿名さん21/11/14(日) 00:29:48

「⋯⋯ッ！！？あっ⋯⋯やめっ⋯⋯そこは⋯⋯」

ガリGaリガリガリガリGaリッ！

『やめろ！』

どうにかして、引きはがそうとしたが──

(バ　ン　！)

とても強い力で突き飛ばされてしまった。

6二次元好きの匿名さん21/11/14(日) 00:32:13

朦朧とする意識の中、見たものは──

「やめっ⋯⋯あっ⋯⋯」

ガリッ！ガリッ！Gアリ！Gaリ！Gali！

Galileo,galileo,
Galileo galileo
Galileo figaro-magnifico-
But Im just a poor boy and nobody loves me-
Hes just a poor boy from a poor family-
Spare him his life from this monstrosity-
Easy come easy go-,will you let me go-
Bismillah! no-,we will not let you go-let him go-
Bismillah! we will not let you go-let him go
Bismillah! we will not let you go-let me go
Will not let you go-let me go
Will not let you go let me go
No,no,no,no,no,no,no-
Mama mia,mama mia,mama mia let me go-
Beelzebub has a devil put aside for me,for me,for me-
So you think you can stone me and spit in my eye-
So you think you can love me and leave me to die-
Oh baby-cant do this to me baby-
Just gotta get out-just gotta get right outta here-
Nothing really matters,
Anyone can see,
Nothing really matters-,nothing really matters to me,
Any way the wind blows….