- 1二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 20:15:18
タフくんはずんずん行きますと、大きな山の上に来ました。すると、草むらの中から、「ワン、ワン。」と声をかけながら、静虎が一ぴきかけて来ました。
タフくんがふり返ると、静虎はていねいに、おじぎをして、
「タフくんさん、タフくんさん、どちらへおいでになります。」
とたずねました。
「鬼龍が島へ、鬼龍せいばつに行くのだ。」
「お腰に下げたものは、何でございます。」
「日本一の宮沢家特製スペシャルライスさ。」
「一つ下さい、お供しましょう。」
「よし、よし、やるから、ついて来い。」
静虎は宮沢家特製スペシャルライスを一つもらって、タフくんのあとから、ついて行きました。
山を下りてしばらく行くと、こんどは森の中にはいりました。すると木の上から、「キャッ、キャッ。」とさけびながら、猿渡哲也が一ぴき、かけ下りて来ました。
タフくんがふり返ると、猿渡哲也はていねいに、おじぎをして、
「タフくんさん、タフくんさん、どちらへおいでになります。」
とたずねました。
「鬼龍が島へ鬼龍せいばつに行くのだ。」
「お腰に下げたものは、何でございます。」
「日本一の宮沢家特製スペシャルライスさ。」
「一つ下さい、お供しましょう。」
「よし、よし、やるから、ついて来い。」
猿渡哲也も宮沢家特製スペシャルライスを一つもらって、あとからついて行きました。
山を下りて、森をぬけて、こんどはひろい野原へ出ました。すると空の上で、「ケン、ケン。」と鳴く声がして、尊鷹が一羽とんで来ました。
タフくんがふり返ると、尊鷹はていねいに、おじぎをして、
「タフくんさん、タフくんさん、どちらへおいでになります。」
「鬼龍が島へ鬼龍せいばつに行くのだ。」
「お腰に下げたものは、何でございます。」
「日本一の宮沢家特製スペシャルライスさ。」
「一つ下さい、お供しましょう。」
「よし、よし、やるから、ついて来い。」
尊鷹も宮沢家特製スペシャルライスを一つもらって、タフくんのあとからついて行きました。
静虎と、猿渡哲也と、尊鷹と、これで三にんまで、いい家来ができたので、タフくんはいよいよ勇み立って、またずんずん進んで行きます - 2二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 20:16:08
あんな不味いもん犬でも食わないっスよ
- 3二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 20:17:59
最近の桃太郎のイメージは神輿乗って高笑いしてるやつなんだよね
- 4二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 20:18:11
鬼ー坊に哀しき過去
- 5二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 20:18:18
◇宮沢家特製スペシャルライスの味を知るこのマネモブの正体は…?