- 1二次元好きの匿名さん21/11/14(日) 07:43:08
重たい瞼の向こうから朝の光を感じる。
いつもの癖で目覚まし時計を止めようと手を伸ばす。
そこでようやくまだ目覚ましが鳴っていないことに気づいた。
随分と早起きしたものだ、と我ながら感心してしまう。
伸ばした手を引っ込めて胸元の柔らかな塊を抱きしめる。
…………抱きしめる?
恐る恐る目を開くと。
頬を真っ赤に染めたユキノがこちらを見つめていた。
「ゆ、ユキノ!?どうなってんのこれ!?」
眠気なんてどこかにすっ飛んでしまっていた。
ユキノ曰く同室のバンブー先輩に私が遅刻しないよう頼まれたらしい。
ただ、起こそうとしたらアタシが寝ぼけてユキノを引きずり込んだようで……。
自分の行動に頭を抱えたくなる。
「そのう……ずっと抱きしめられてっと恥ずかしいはンで……」
「あっ、ごめん!」
ユキノから手を放す。
一瞬身体が動かなかったのは起きたばかりだからだと、自分に言い聞かせた。
「……こンな事されたら困ってしまいます」
ユキノのぽつりとつぶやいた言葉にアタシは少なからずショックを受けた。
「えと、その……ごめん……」
「いや違えンです!シチーさんに抱きしめられたのが嫌だったとかじゃなくて」
ユキノはもじもじと恥ずかしそうにうつむいている。
かわいい。
「……むしろ、嫌じゃねえから困ってるンです」
どきりと胸が高鳴る。
目覚ましに急かされるまでアタシたちはベッドの上から動くことができなかった。 - 2二次元好きの匿名さん21/11/14(日) 07:43:51
おはようございます
寮が違うのになんでバンブーはユキノに起こすのを頼んだんでしょうね(すっとぼけ)
お目汚し失礼しました - 3二次元好きの匿名さん21/11/14(日) 07:45:29
もう今日はそのまま一日中ベッドの上にいたらいいんじゃないですかね??
- 4二次元好きの匿名さん21/11/14(日) 07:46:51
おかしいな…俺百合とかそんなに好きじゃないのにな…
キュンキュンしてしまった… - 5二次元好きの匿名さん21/11/14(日) 07:49:13
ええやん
- 6二次元好きの匿名さん21/11/14(日) 07:52:33
- 7二次元好きの匿名さん21/11/14(日) 07:55:08
これで今日み安心して熟睡できる……
- 8二次元好きの匿名さん21/11/14(日) 07:55:20
尊い…
- 9二次元好きの匿名さん21/11/14(日) 07:57:01
- 10二次元好きの匿名さん21/11/14(日) 07:58:28
ミ゜