- 1◆ZnBI2EKkq.21/11/14(日) 12:01:02
カフェはいつも通り部屋でコーヒーを淹れてくれた。自分に合うように淹れてくれた程よい量のミルクと砂糖が入ったコーヒーはおいしかった。おいしいというと彼女はにこりと微笑んでまた注いでくれる。
トレーナー「...いつもありがとうな...」
カフェ「いえ...おいしそうに飲んでくれてありがとうございます...。」
おいしそうに飲む、か。自分の作ったものをおいしそうに飲んだり食べてくれたりするのは見ていてうれしいものなのか。...そうだな、俺も...彼女の嬉しそうに飲む顔が見たいな...
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俺はスーパーのコーヒー店で豆を見ていた。何なら彼女は喜ぶだろう、何を選べば彼女の笑顔を見れるのだろうか...とりあえず少し高めのコーヒー豆を買ってみることにした。
家に帰り、コーヒーを淹れる練習をした。カフェが普段使ってるドリッパー、サーバー、コーヒーケトルを買い、適当なペーパ―フィルタ―をセットする。豆を砕き、フィルターをドリッパーにセットし、その中に砕いた豆を入れる。熱湯の入ったケトルを使って粉全体にお湯がしみこむ程度に中央から外側に渦を巻くように丁寧に注いでゆく。
泡と共に香ばしい香りが匂ってきた。
次は、また熱湯を豆にたっぷりと中心から外側にかけての泡が平等に注いだ。
最後に中央がくぼみ、表面の泡が崩れないように少しのお湯を注いだ。カフェの見様見真似だが、なかなか上出来に見えた。ミルクと砂糖を入れて一口飲むと、カフェには劣るがなかなか香ばしいよいものができた。 - 2◆ZnBI2EKkq.21/11/14(日) 12:01:09
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翌日、いつもより早い時間にいつもの部屋に音連れた。カフェが来る前に持参した豆を砕き、昨日の工程を思い出しながらコーヒーを淹れる。熱いコーヒーがカップに注がれたとき、ふいに扉が開いた。
カフェ「...おや...この匂いは...」
軽い足取りで彼女がそばに来た。彼女は少し驚いたような表情をみせ、微笑んだ。
カフェ「...トレーナーさんもコーヒーを淹れはじめたんですね...」
彼女は嬉しそうに聞いてくる。カップを持ってソファーに座った。カフェの評価が始まる。彼女は一口飲むとにっこりと笑った。ああ、こんなにも笑顔がうれしいと思ったのは初めてだ。
カフェ「とてもおいしです、トレーナーさん...」
彼女はおいしそうにコーヒーを飲んだ。
カフェ「...でも、やはりまだ未熟なところはありますね...」
カフェはコーヒーを飲み干すとそばに来た。
カフェ「だから...しっかりと教えてあげます...ごちそうさまでした...」
彼女は手をとり、うきうきした足取りで奥のキッチンへトレーナーと共に消えていった、 - 3二次元好きの匿名さん21/11/14(日) 12:04:29
細かい描写が多くていいな…
- 4二次元好きの匿名さん21/11/14(日) 12:05:59
どうした?何故続きを書かない
- 5◆ZnBI2EKkq.21/11/14(日) 12:06:32
- 6二次元好きの匿名さん21/11/14(日) 12:11:22
良き良き
カフェに手取り足取り教わりながらコーヒー淹れるの上達していくトレーナーは良い - 7二次元好きの匿名さん21/11/14(日) 12:13:19
良い……
- 8二次元好きの匿名さん21/11/14(日) 12:14:09
- 9二次元好きの匿名さん21/11/14(日) 12:14:43
最高だ…
- 10二次元好きの匿名さん21/11/14(日) 12:15:37
>>8(妄想するのです…トレーナーの手を握り、隣で夫婦のように密着してお湯を注ぐカフェを…)
- 11二次元好きの匿名さん21/11/14(日) 15:16:03
お互い大好きなのは良いぞ...