- 1二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 21:31:44
「というわけでKPのボブで～す、あとはエランのエンド描写とシナリオ解説だけだな」
「SKPのトムで～す、返事はハイかイエス・マムだPL共ォ！」
「全員生還の大団円エンドでしたね！」
「にしては色々ツッコミどころが多すぎるのよ」
「……さて、僕は少しやることが残っているからね。やるか」
「エランのハンドアウト、何があるの、ほんとに……？」
卓の様子
【ルートにより閲注】CoCシナリオ「アスティカシアの夜明け」をやるぞ｜あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/img/1515484/1「というわけでKPのボブで～す、よろしくおねがいしま～～す」https://bbs.animanch.com/img/140…bbs.animanch.com【ルートにより閲注】CoCシナリオ「アスティカシアの夜明け」をやるぞ part2｜あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/img/1515484/1「というわけでＫＰのボブで～す！さあ休憩はすんだな、張り切っていこう」https://bbs.animanch.com/im…bbs.animanch.com - 2二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 21:44:31
エランとボブは、しばらく歩いて。周りに誰もいないところまでやってきた。
ぱち、ぱち。建物が燃えているのが見える。エランはそちらを一瞥したあと、ほんの少しだけ、声を低くして。ほとんどひとりごちるように言った。
「ボブはこれから、どうするの」
「俺は、……帰る。元の世界に」
ボブの手のひらから、ダリルバルデがおちる。かわりに両手で魔導書を抱きしめて、瞼を伏せる。いつか、救援が来るはずだから。いつかはわからない。でもきっと、絶対、来るはずだ。そうして、宇宙を復興する。そこまで言い切ったところで、ぱっと目を開け、意識して笑顔をつくった。
「エラン、本当にありがとう。ここまでこれたのはお前のおかげ、」
だ。
ずい、と。目の前にエランの顔が近づいていて、ボブはどきりと心臓を跳ねさせる。後ろは壁だ。そしてエランは、片手をそこについている。所謂壁ドン。どういう状況だ。どういう状況だ？
「お別れなんて、悲しいな」
「……そ、そうはいっても」
「ねえボブ」
「なんだ」
「僕、お願いがあるんだ」
「なに、」
「あのね」
dice1d100=22 (22) (??)
「エラン、遅いわね……？」
ミオリネは首を傾げる。スレッタは頬を膨らませて、ミオリネの腕を引っ張った。
「え、エランさんのことなんて、気にしないで、ください！私のことだけ、見ててください……」
「そうだよミオリネ。でも水星ちゃんじゃなくて俺を見てよ」
「あんたらはいい加減にして」
あきれたような顔をすれば、二人はそろってしょんぼりしたような顔をした。どうしてそんなところは似ているんだか。そこで、ラウダが咳払いをして切り出す。
「ミオリネとシャディクは、撃たれたところを病院できちんと見てもらった方がいい。エナオたちに言って車を出してもらおう」
「ラウダはどうするの？」
「……さして深い怪我もないし、とりあえず家に帰ろうかな」
そこでちらりと背に負ったグエルの方を見た。すやすやと寝息を立てている『彼女』を見て、ラウダは微笑む。
「いいよね、姉さん」
- 3二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 21:53:23
おっとぉ？
- 4二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 21:58:11
エランライフル：dice1d100=22 (22) 成功
「は、……」
ボブの腹には、いつの間にかエランに拾われていたらしいダリルバルデが刺さっている。痛みは、ない。そういうように作ったからだ。だが、しかし。これで。『ボブ』の存在は。
エランはゆっくりとそれを引き抜くと、地面に投げ捨て、踏みつけた。そのままボブの手＿＿精神交換装置の指輪が嵌められている方の手を、ライフルで撃ち抜く。鋭い痛み。弾け飛ぶ。絶叫。完全に装置が壊れたのを確認した後、エランはそのままもう片方の手を、両足を、順に撃ち抜く。ボブが地面に倒れ伏したところで、どこからか赤く光る鉱石を取り出した。
エランはボブを無表情に見下ろして、それを握りしめる。ぽう、と。宝石が赤く光る。と同時に、ボブの傷が、ふさがっていく。それからボブの手の魔導書にライターで火をつけて、燃え滓になるのを確認した後、気絶したままひゅうひゅうとおかしな呼吸をするボブを抱き上げて、エランは他の五人のところに戻った。
「ごめん、遅くなった」
「エラン！……あれ、そっちは？」
ミオリネは目を丸くして、彼が抱えているそれを見る。なんだかグエルによく似ているが、どうやら背の高い男であるようだ。エランは表情を変えないまま、「そこで倒れていた」と言う。
「教団の生き残りかもしれない。うちで保護するから」
「協力しようか？俺のところに置いておくくらいならできるけど」
「ううん。大丈夫」
「そうですか、じゃあ、エランさん、おねがいします！」
シャディクとスレッタは、首を傾げながらも、とりあえず納得することにした。そんな話をしているうちに、エナオたちの迎えが来る。六人と一人は車に乗って、燃え盛る教団跡地をあとにするのだった。
- 5二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 22:00:56
ああ…六人と一人になっちゃった…
- 6二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 22:01:58
ボ…ボブの存在が消えた…
- 7二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 22:02:40
兄さんのボディがボブごと持ってかれとる
- 8二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 22:03:52
どういうこと
空の器が欲しかったのか？ - 9二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 22:04:19
まあ…本家の動画の方だとボブ枠のイス人の味方は最後殺されたからマシかもしれない…
- 10二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 22:04:20
エランご乱心
- 11二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 22:05:08
キャラの内面にほぼ踏み込んでないから何が起こってるの状態
- 12二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 22:05:11
イス人って自由自在に顔変えれたっけ？
変えれるならお兄さんにできるね - 13二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 22:13:27
ボブの意識が、覚醒する。
はっと身を起こそうとして、からだが動かせないことに気づいた。どうやらベッドに寝かされて、両手と両足をそれぞれの支柱に拘束されているらしい。脳裏に過るのは、突然エランに撃たれた記憶。そして、ダリルバルデを刺されたこと。何故か傷口はない。あれからどうなった？ 教団は？ アザトース召喚は止められたのか？
「気が付いた？」
不意に、声がかけられる。そちらを向くと、エランによく似た男が、シチューの入ったマグカップと木のスプーンをもって微笑んでいた。彼は手慣れた様子でボブの顎を押してくちびるを開かせ、ゆっくりとそれを流し込む。毒が入っているかもしれない。だが、飲み込むしかない。……おいしい。
ひとしきり飲んだあとで、ようやく状況を思い出して、きっと男を睨む。彼は一瞬面食らったあと、けらけらと笑った。
「ボブ、だったよね。四号が言ってた通りだ！ じゃ、僕はにーさまのところにもシチュー持ってかなきゃいけないから、またあとでね」
「あとでって、どういうことだ」
「なにって」
ここは僕たちの家なんだから、僕がいるのも当然でしょ？
入れ違うように、エランが＿＿四号が入ってくる。ボブは拘束を解こうと力を込めるが、どうにもできそうにない。四号はあいているベッドのスペースに腰かけると、無表情にボブを見下ろした。
「君のことは殺すつもりだった」
「何故」
「神話生物を生かしておく理由なんてない」
「違う」
「僕の兄は君たちみたいなののせいでおかしくなった。僕自身も、五号も、巻き込まれてる。恨まない方が不自然だろう」
「そこじゃない。何故、俺を殺さない？」
エランは一瞬、言葉に詰まったように閉口する。それからボブの頬を撫でた。
「墓地洞窟の精神移動装置は壊してきた。ラウダを唆してグエルを監禁させたから、もう君が元の世界に戻る方法はない」
「……、」
「君の技術には利用価値がある。協力してくれるね？イス人」
ボブはくちびるを閉じる。
薄暗い部屋の中に、シチューの香りが漂っていた。 - 14二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 22:18:14
エラン「ありがとう、以上だよ」
グエル「これでシナリオ終了でいいな？」
エラン「うん」
グエル「じゃあ、シナリオ終了だ。ノーマルエンドだな、お疲れ様でした」
ラウダ「お疲れ様でした」
ミオリネ「？？？？？？？」
スレッタ「ど、どういうこと、です……？」
シャディク「なに？なにがおきていたの？？主にスレッタとエラン」
グエル「ああ、そうだな、ここからはシナリオ中に書き溜めていたあれこれ公開のターンだぞ」
ラウダ「その前に。このシナリオはTタリオン様制作の『異界の笛』を元に色々改変して用意したシナリオだよ。URLを添付しておくから是非見てね」
グエル「まずは、そうだな……よし、それぞれのハンドアウトの公開から行おうか」
https://youtube.com/playlist?list=PLwNHt89ghn9Q7HjGurw-1tIKreTl5Vemv
- 15二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 22:20:55
スレッタ：HO1「昔、一緒に遊んだ少女がいた。あなたを姉と慕ってくれた少女だ。その子がいなくなってから、あなたはＮＰＣ『プロスペラ』に全幅の信頼をおくようになった。だいじょうぶ。だいじょうぶだ、お母さんがくれたエアリアルは、いつだってあなたを守ってくれる。あなたの目的は日常に帰ることだ。お母さんが待っている「日常」に。
備考：ＨＯ２とあなたは「婚約者」である。ＨＯ３とあなたは「友達」である。ＨＯ４とあなたは「友達」である。
備考２：あなたは『ＡＦ：エアリアル』を所持している。使用を宣言するとこれは破壊され、かわりに「あなたが救うと宣言したひとり」と「あなた」以外の場にいるすべての存在を「気絶」「永久的発狂」のいずれかの状態にする。代償として、あなたは即座に不定の狂気「フェティズム：（救うと宣言した対象）への執着」を発症する。」
目的変更条件
・「プロスペラ」の死を知る→最早あなたの母はいない。……あなたの母は、いないのだ。あなたに残されたのはただひとつだけ。あなたの目的はエアリアルを破壊しないことだ。
・発狂していない状態でソフィを見る→み、つけた。見つけた！あれは、ああ、あれは、あなたと、幼い頃、遊んだ……！あなたの目的はソフィを元に戻し、彼女と共に生還することである。
・エアリアルを破壊する→もういない。なにもない。ああ、ああ、あああ……どうしよう。あなたには何もない。誕生日を祝ってくれるひともいない。だけど。だけどただひとり。あなたが命を救ったあの子なら、従ってくれるかもしれない。あなたの目的は（救うと宣言した対象）の傍にいることだ。
※目的が「エアリアルを破壊しない」に変更されていない場合、（救うと宣言した対象）はプロスペラで固定である。左記に該当していない状態で誰かとほのぼの会話をするたびにダイスロールして、エアリアル破壊段階で最も値が低かったキャラクターを（救うと宣言した対象）として選択する。
スレッタ「私のエアリアル、かなりえげつないAFにされてました……呪文でいうなら『破壊』に近いんでしょうか？」
ミオリネ「あ、エアリアル使用後の謎ダイスは気絶か永久的発狂か決めてたってこと？本気で怖かった」
エラン「正直PvPでロストしたと思った」
シャディク「他は……あ、ソフィの生死の分岐に関わってたんだね。エアリアルの衝撃が大きすぎて霞んでるけど」 - 16二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 22:23:38
ミオリネ：HO2「あなたは実は『ベネリットグループ』の社長令嬢であり、警察とも大きな繋がりを持っている。その中で聞いた話によると、なんでも最近『プロスペラ』という警官が不審な動きをしているらしい。あなたの目的はNPC『プロスペラ』の目的を突き止めることだ。
備考：ＨＯ１とあなたは「婚約者」である。ＨＯ３とあなたは「知り合い」である。ＨＯ４とあなたは「幼馴染」である。
備考２：あなたは自身の名を明かせば、警察を自由に操ることができる。それだけでなく、あらゆる信用は自動成功になる。ただしこれを行うためには、この秘密をすべてのＰＣに開示しなければならない」
目的変更条件
・アザトース関連のあれこれについて知る→よくわからないが、とにかくそうなったらまずいことは間違いない。ならば、ノブレス・オブリージュだ、今まで守ってもらったぶん、今度は＿＿私が、この町を守る。あなたの目的はアスティカ市の平和をたもつことである。
・何らかの狂気に陥る→あなたは気付いてしまう。アザトースの、深淵の、＿＿素晴らしさに。そうだ、アスティカ市を守るための一番素晴らしい手段は、かの神を召喚することなのではないか。あなたの目的はアザトースを召喚することである。
備考：あなたの狂気は即座に「不定の狂気：強迫観念（アザトース召喚）」に変更される。
ミオリネ「待って何この下の分岐 私これ知らない やったらまずいことの本命って『ベネリットの社長令嬢だと明かす』じゃなくて『目的の開示』なの？？」
スレッタ「あ、あぶなかった、です！？発狂してたら、敵対確定、でした」
シャディク「俺はたぶん味方してたけど……それでも対立軸が本格的にうまれるのは間違いないね」
エラン「よかった。ほんとうによかった」 - 17二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 22:26:40
四号：HO3「あなたの兄である『エラン』は、何度も神話的事件に巻き込まれた結果永久的狂気に陥った。今は弟の『五号』がつきっきりで介護していないとまともに生きていられない状態だ。また、あなた自身も、『五号』と共に何度か『そういった』事件にかかわっているので、今回のことにも神話的な何かがかかわっているのではないかと考えている。……そうならば、敵を討たないと。あなたの目的はこのシナリオに出てくる神話的な人物あるいは物体を可能な限りすべて破壊することだ。
備考：ＨＯ１とあなたは「知り合い」である。ＨＯ２とあなたは「知り合い」である。ＨＯ４とあなたは「知り合い」である。
備考２：あなたはクトゥルフ神話技能を１０取得している。また、以下のどれかの呪文を習得することができる。
１：治癒 ２：ヨグ＝ソトースのこぶし ３：地の精霊への相談」
目的変更条件
ボブとほのぼの会話をするたびダイスロール。達成値（それまで使ったＣｏＣ神話技能の回数+それまでボブに対して使った技能の数）×１０）→こいつも、神話的事象であるはず。それなら破壊しなければならない。……なのにこの感情はなんだ？ 君のことが、もっと知りたい。違う。君には利用価値がある。だから。あなたの目的はボブを生還させることである。
上の状態でボブのＨＰが１以下になる→どうして。なんだろう、これは。……あのからだは、グエルだ。だからまもらなくてはならない。そうだ、そうに決まっている。……そのはずだ。あなたの目的はボブを生還させることである。
エラン「結局クトゥルフ神話技能、一回も成功しなかった……」
ミオリネ「？？？？？？ 何このハンドアウト……」
スレッタ「場合によってはニャル様が降臨されるパターンがあったかもしれないんですか……」
シャディク「最初のダイスは呪文の選択だったんだ。今回選ばれたのは『治癒』だったんだね」 - 18二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 22:29:34
HO4「あなたはHO2に恋をしている。ほんの幼い頃、通っていた病院で友達になって、それから。＿＿それからＨＯ２が実は社長令嬢だと隠していた、と知り。君にとっては雲の上の存在だと気づいて、疎遠にはなっていた。でも、信頼しているNPCで、御曹司の『ラウダ』にならHO2を託していいと思っている。あなたの目的は、HO2とNPC『ラウダ』の両方が生存した状態でシナリオを終えることだ。＿＿それ以外のＰＣが、どうなったとしても。
備考：ＨＯ１とあなたは「 」である。ＨＯ２とあなたは「幼馴染」である。ＨＯ３とあなたは「 」である。
備考２：あなたはＨＯ２のためならなんでもできる。行動の最初に『ＨＯ２のため』という旨のことを『RPで』宣言すれば判定に+30の補正がつく。また、君はＨＯ２が実は社長令嬢であると知っているが、それをＨＯ２は全員に対して秘匿している。」
目的分岐条件
グエルと接触する→うっすらと、思い出す。完全にではない。だけどもつまり、かつてのシャディクが、大切に思っていたのは。そうだ、ほんとうは、シャディクが託したのは、ラウダではなく。あなたの目的は、HO2が生存しておりなおかつ『グエル』と『ボブ』の精神を元の状態に戻した状態でシナリオを終えることだ。＿＿それ以外のＰＣが、どうなったとしても。
目的が上記に変更された後、ミオリネとほのぼの会話をするたびダイスロール。達成値５０固定→あ、ああ。どうしてだろう。どうして、渡せるんだろう？こんなに、こんなに愛しい人を。……初恋を。無理だ。諦めるなんて、できない。俺は。……俺だ。ミオリネの隣に立つのは、俺だ！あなたの目的は、HO2が生存している状態で生還することだ。＿＿それ以外のＰＣが、どうなったとしても。
シャディク「なんか俺のハンドアウトだけやけに色ボケしてない？？」
エラン「ラウダの職業が御曹司なのってちゃんと意味あったんだ」
ミオリネ「いやでもあんた……あんだけ思わせぶりな言動とっておいて……それって……」
スレッタ「あ、最初の段階で、やけにラウダさんを庇う動きをしていたのは、それが理由だった、んですね……？」
ラウダ「ラウダの話が出たから、次はＮＰＣのメモでも開示する？」
グエル「そうだな。んしょ、っと……」 - 19二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 22:31:16
NPC『ラウダ・ニール』
通称「デストラップ」。彼の視覚と聴覚はソフィ＝教団に直通で流れる(しかも本人に自覚はなし)。当時はシャディクの目的がまだ「ラウダ・ミオリネ両生存」だったので保護したが、そうじゃなかったらあの場で別れる→ラウダ誘拐→滅亡エンドになっていた。部屋が一続きになっていることや写真の所持は本家通りだが、その裏に「発狂している」という設定を付け加え、ラウダを疑う材料にしたかった。
ああなるとは予想してなかった。
NPC『プロスペラ・マーキュリー』
イス人。……というのはわかり切っていると思うので、イス人になる前の話をすると、うっかり魔術に傾倒して発狂していた。ＡＦ『エアリアル』は彼女の謹製。エアリアル、娘とその大切な人を守って頂戴ね＿＿
NPC『ボブ』
イス人。ヒロイン。電撃銃をくれたりダリルバルデを扱ったりする。アザトース召喚を止めるためなら割と何でも協力してくれる。本人を固めに＆電撃銃使えなくても戦えるようにMA槍を持たせてみた。エランとフラグを立てないとラストシーンで必ずエランに殺される儚い存在。シャディクの目的がボブ・グエル生存の場合ワンチャン「俺をめぐって争わないで！」的展開になるかもしれない儚い存在。
NPC『グエル』
賑やかし担当。せっかくボブとグエルがいるんだから増やしたろ！（笑）美少女になる・幼児になる・そのままの選択だったけどラウダが美少女になったので一緒に美少女になった。
NPC『ソフィ』『ノレア』
教祖。イス人なのはソフィだけ。魔術で実質HPが30近くあったので、そうそう死なんやろなと思っていたはずが ノレアは一瞬で溶けたしソフィはエアリアルで処された
ちなみに エアリアル発動＝一足先に目覚めたエランが速攻で撃ちに来る＝ソフィ・ノレア死亡ルート確定。
グエル「こんな感じだな。全員生存ルートのためには、『1.プロスペラが人外だと早めに見抜く』『2.ラウダと極力関わらないか、全力で保護する』『3.スレッタとミオリネが発狂しない』『4.エラン以外が精神を殺す魔術を入手する』が必要条件だったぞ」
ラウダ「上手く出せそうならエラン兄弟やフェルシーペトラ、地球寮の子も出す予定だったけど……今回はシャディクガールズしか出せなかったね」 - 20～回想～23/02/18(土) 22:38:52
裏処理の様子
・導入後（パート１ >>２０）
シャディク「ごめんねラウダ、今日はいけなくて」ラウダ「いいんだ。仕事、忙しいんでしょう？」シャディク「そんなところ。それで、何の用だった？」ラウダ「ああ、えっと……兄を、探すのに、協力してほしくて」シャディク「……うん、わかった。よくわからないけれど、俺にとって君は大切な友達だ。協力すると約束するよ」ラウダ「……！本当！？ありがとう、……ありがとう、シャディク……！」シャディク→ラウダは信用が自動成功になる
・エラン→ラウダ電話（パート１ ＞＞４２）
エラン「ラウダ、僕にも兄がいるんだけど、よくわからない＿＿神話的な事件に巻き込まれて、廃人になった。たぶんだけど、君の兄のことも似たようなことがかかわっているのだと思う。そうだとすれば、僕は……そういったことに関する、「知識」がある。もしかしたら協力できるかもしれない」いいところにはいっていたので、エラン→ラウダは説得がそのままの値で振れる
・エラン→ラウダの部屋に目星（パート１ ＞＞６４）
ラウダ「じゃあこの部屋に魔導書らしきものはないよ。ただ、ラテン語なんかの辞書はいくつか置いてあるだろうね」エラン「燃やす。煤は、しっかり火が消えたことを確認して、窓の外に捨てる」ラウダ「躊躇いがない」
・スレッタ→ラウダ電話後（パート１ ＞＞７２）
シャディク「ねえラウダ、明らかに『ラウダ・ニール』はおかしいけれど、本当に信頼していいの？というか疑念を抱かないの？」ラウダ「いや、そんなことはない。PCとしての『シャディク』なら当たり前のことでしょ」
・プロスペラ死亡→スレッタ発狂（パート１ ＞＞１０６）
ラウダ「健忘症。……健忘症か」スレッタ「どうなるんです？」ラウダ「ええと、目的はこちらの……『エアリアルを破壊しない』の方に移動する。それからそうだね、元のハンドアウトに書いてあったことは思い出せなくなるよ。特にプロスペラ関連や、『かつて遊んだ少女』関連」スレッタ「はい、了解です！」
- 21～回想～23/02/18(土) 22:44:44
・ミオリネ→スレッタ精神分析失敗後（パート１ ＞＞１２８）
グエル「一応親身になってくれたらしいミオリネに多少の執着を抱くだろう。現時点でエアリアルで選択するのはミオリネにしておけ。……今後、好感度が上がりそうなイベントがあるたびに相手に対して1d100を振り、これがミオリネの２１を下回ったらそちらに変更だ」スレッタ「……わかりました、了解です」
・ボブと夢の中でお話しした後（パート１ ＞＞１３１）
スレッタ「クリティカルヒットじゃないですか」グエル「完全に惚れたな」スレッタ「えっと、エアリアルを使用する相手はイス人さんに変更ですか？」グエル「いや、あれはNPCだからな。一応ミオリネとの選択になる」スレッタ「へえ……」
・墓地洞窟での戦闘開始（パート１ ＞＞１６３）
スレッタ「二度目のクリティカルヒットじゃないですか」グエル「完全に惚れたな」スレッタ「私チョロ過ぎません？」グエル「……えっと、今の状態だと誰かが１クリを出さない限り指定ミオリネから変更はない」スレッタ「わあ……ところでもう片方の秘匿ダイスってなんです？」グエル「あと一歩踏み出せないヘタレ野郎だ。気にするな」
・二日目ホテル（パート２ ＞＞６７）
エラン「グエルを押し倒すよ。不意打ちだから自動成功だよね」グエル「本当にどういうことだ？？？」エラン「教団と決着をつけたあと、ボブに精神交換を促すか決めたい。ここでグエルが非力なら、そちらの身体に精神を移した方が殺しやすいと推論するだろう。抵抗が成功したらダイスで決める」グエル「……そういうことなら、許可しよう」
・全員で教団侵入→グエルだけが有刺鉄線に引っかかった時（パート２ ＞＞１１０）
エラン「なんかかっこいいこと言ってたうえに一番成功率が高いはずのボブだけ見事にひっかかった」グエル「……エラン、非常に言いづらいが目的変更だ」エラン「え？……なにこれ？ボブを生還させる？今までとはマ反対じゃないか」グエル「なんかこう……『ああこいつも、神話生物ではあるんだけど、今の肉体は人間のそれなんだ』みたいな……そんな感じで……利用価値があるのは確かだし……」エラン「だいぶ無理矢理だね。従うけど」
- 22二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 22:47:41
グエル「ここからは質問タイムだ。書き溜め分は投下するが、他にもあったら是非書いてくれ」
スレッタ「はい！えっと、ソフィさんが私のこと『おねえちゃん』って呼んでましたよね？あれってやっぱり、ハンドアウトのかつて遊んだ少女だったんです？」
グエル「ああ、そうだな。精神交換される前の『ソフィ・プロネ』は『スレッタ・マーキュリー』の旧友だ。「プロスペラが死んだ」あるいは「精神交換前のプロスペラが魔術に傾倒していたと発覚した」段階でスレッタが発狂しなかった場合、自動的に「昔遊んだ少女＝ソフィ」であることが開示されていたぞ」
ラウダ「だからプロスペラ死亡ルート（今回）の場合、スレッタの情報がおちるか否かはスレッタのＳＡＮ値にかかってたよ。まあ 奇妙な性的嗜好とか引いたら 面白いし 目的変更はなくとも ちょっと情報出すくらいは 考えてやるか…… と思ってたら ピンポイントで健忘症ひいて正直頭抱えたよね」
グエル「あとは『？？？』からつながる資料室的なところに精神ソフィがあった。ソフィ生存ルートは、この精神ソフィを回収→精神を殺す魔術で肉体ソフィの中のイス人だけを殺す→ボブの精神交換装置を利用し肉体ソフィに精神ソフィを戻す という流れを想定していた。あとは細かい分岐だが、ここでエランが呪文を取得していた場合、ボブの殺し方が撃ち殺す→精神だけを殺すに変更されていたぞ」
ラウダ「完全に裏話だけど、ノレアも不定の狂気『健忘症』を発症していた。ほとんど記憶喪失だけど、それでもソフィが大切なことを覚えている。それでソフィ＝教祖に従いながら、ソフィに関する情報を探していた。スレッタがソフィのことを思いだしていて、かつソフィ生存ルートの場合、ノレアも自動的に生存ルートに入っていたよ」 - 23二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 22:50:19
ミオリネ「あ。プロスペラ生存ルートの分岐ってどこだったの？」
グエル「……ラウダと関わる＝滅亡に近づくわけだから、仲間にすべきなのはどちらかというとプロスペラだ。だからプロスペラ生存ルートはかなり濃くした、つもりだった。職業が堅気のＰＣとミオリネは、警察を疑わない。だからラウダが実は殺人犯じゃないと暴かれることはない。実際にはＰＣの半数がまともじゃなかったし、警察の事情聴取を受けたのがピンポイントでその二人だったわけだが」
ラウダ「正直その時点でほとんどプロスペラ死亡ルートに入ってたんだけどね。ちなみに作戦会議や情報開示中の謎ダイスは大抵襲撃タイミングをＰＣの中で一番高いエランの幸運ではかってたんだけど、シャンタク鳥の襲撃までにエランが応対する＝プロスペラが人外だと暴くと、その時点でクロロホルム的なアレで眠らされて墓地洞窟に連行されていたよ」
グエル「そんなこんなでプロスペラが死ぬ前に逮捕されるなりなんなりでボブとエンカウントすると、プロスペラ生存ルートに入るぞ。この場合『ショットガン』が使える味方ＮＰＣが増えていた。……そもそもの話、PCの味方として戦闘することを想定してたＮＰＣはボブとプロスペラだけだ。ラウダの戦闘技能は自衛用、グエルは本当にただの賑やしのつもりだった」 - 24二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 22:56:00
エラン「……そういえば、宣言無しのダイスは何？」
グエル「エランのタイミングで特に何の宣言もなく振っていたのは、ボブの生死にかかわるルートだ。詳しくはエランのＨＯの条件分岐に書いてあるが……ようするに、エランの元の目的が『神話的なものの全破壊』だから、そのままだとどうあがいてもボブは何らかの形で殺されるわけだ。イス人だからな」
ラウダ「そこの救済措置だね。今回は有刺鉄線にひっかかったタイミングで変更だったけど、もし変更されてないまま最後までいってたら最後の呼び出しのシーンで問答無用で撃ち殺してたでしょ？」
エラン「まあ……」
グエル「タイミングとしては好感度があがりそうなＲＰをしたシーンの中で、同様に。スレッタの謎ダイスは『エアリアルを使用する場合、誰に対して使用するか』、シャディクの謎ダイスは『ミオリネをグエルに任せるか、自分が隣に立つか』を判定していた。この辺もハンドアウト参照だな……スレッタはボブがクリティカルを出して「スレッタ→ボブルートかァ～！」って流れになった直後にミオリネがさらにそれをいくクリティカルを出して上書きして、見ていてかなり面白かったぞ」
ラウダ「ようするにカプ分岐（割と便宜上の呼称）だね。ちなみに今回は「エラン・ボブ」ルートの途中まで行ったのと、「スレッタ・ミオリネ」ルートと「ミオリネ・シャディク」ルートが選ばれた。すごいね。三角関係だね」
ミオリネ「嬉しくない」 - 25二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 22:57:39
細かく設定があって面白いなぁ。もう一度読み返したくなったよ。
- 26二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 23:00:13
シャディク「ラウダが感覚共有者だから、ことあるごとにラウダが話を聞いてるかのロールを挟んだのか。それをにおわせる情報はあったの？」
グエル「ラウダにＲＰや説得ロールなんかで話を聞いておくと、うっすら感覚共有してるんじゃないかな～みたいな情報が出てくる。予定だった」
ラウダ「少しメタ的な話をすると、一番大きい難易度低下ポイントがここだね。シャディクは初期ハンドアウト的にラウダを庇う動きをせざるを得ない。それは同時に＿＿今回もそうだったみたいに＿＿ラウダがグエルの日記を読んでしまう可能性があがる、ということでもあるけど。それ以上に、シャディクがラウダを手元に置いて護衛する可能性があがる、ということだ。もちろんサビーナたちだけで警護するよ、ぐらいだったら普通に突破されて即滅亡エンドだった」
グエル「ちなみにラウダに戦闘能力があることを強調したのも難易度低下ポイントだな。デストラップ発動→ラウダ放置状態でも、レスみっつぶんくらいなら持つぞ」
スレッタ「あれ、ということはもしかして、ラウダさんを仲間に引き入れて動いた時点での最適解って『グエルさんを傍に置いて気を逸らす』なんです？」
ラウダ「……そうなるね」
ミオリネ「よかったじゃないただの賑やかしＮＰＣが重要な役目を担うことができて」
エラン「むしろこのシナリオのＭＶＰはグエルと言えるかもしれないね」
シャディク「ＧＬ（ＮＬ（ＢＬ））展開は完全にファインプレーだったんだ」
グエル「あまりに屈辱」 - 27二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 23:00:42
シャディクの他PCとの関係で空白があるのは特に何でもないということ？
エランは全部「知り合い」なのに…
というかエランがサラッとラウダを唆したとか言っててこわい - 28二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 23:01:55
エランのベテランプレイヤー感、マジで継続探索者枠だったのか
- 29二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 23:04:14
エランが多重人格かと思ったけどそんな事は全然なかったぜ！
- 30二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 23:04:36
4号神話生物的な物嫌いなのに4号と知り合いの女の子2人とも、1人は母親が魔術的なことしててアーティファクト持ちだし、もう1人は発狂すればアザトース呼び出すかもしれねぇ女なの面白すぎるな
- 31二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 23:05:55
普通に勘違いしちゃったぜ！恥ずかしいぜ！
- 32二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 23:07:08
グエル「そうだな。エランはいちおう『みんな知り合い』程度には思っているけれど、シャディクは本当に虚無だぞ。あるいはそれだけ、ミオリネを特別に思っていることの証左だ」
シャディク「受け取ったときはなんだこれって思ったけどね。正直に言ってよグエル。悪乗りしたよね？」
ラウダ「唆した、に関しては……ちらっと話に出ていたけれど、ラストの段階でグエルはエアリアルの効果で永久的発狂（＝SAN0）状態だった。自分の兄も同じ状態だからエランはすぐにそれに気づいたんだろうね。『うちでは弟が世話しているよ。ラウダもお姉さん大事ならそうしたら？』という感じで説得した、という感じ」
エラン「でも別に嘘はひとつもついていないよ？ちょっとアドバイスしただけで……ついでにちょっとダリルバルデで存在を消しただけで……結果的にボブが帰る場所がなくなったけど……」
- 33二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 23:16:10
グエル「あとはエンド条件か。これは簡単だな、『ＮＰＣ全員生存』でハッピーエンド、『ＮＰＣが一人以上死亡』でノーマルエンド、『ソフィ（イス人）を殺していないor魔導書を回収していない』で滅亡エンドだ」
ラウダ「明確にカプ分岐を踏んでいないと生存フラグが立たないのは『ボブ』と『ソフィ』だね。プロスペラとラウダは行動次第で生きたり死んだりする。グエルは癒し枠だから墓地洞窟においておけば死なない」
グエル「エンド後については……そうだな。スレッタとミオリネの婚約は、プロスペラの死によって解消されるだろう。ただし、スレッタはミオリネの隣に居続けるだろうし、シャディクもミオリネと結婚するために全力を尽くすから三角関係がはじまる」
ラウダ「四号はボブを部屋で飼って色々アーティファクトを作らせるだろうね。信頼度が上がったらチャランのお世話をするようになったり、五号と一緒にシチュー作ったり、また四号と事件にまきこまれたり、ということもあるかもしれない。ラウダとグエルは……まあなんとかなるんじゃないかな……」
（……書き溜めたぶんは以上になります。ここまでお付き合いいただきありがとうございました！レスや応援、考察など、とても励みになりました！！次回作があるかはわかりませんが、もし存在したらその時はまたよろしくおねがいします。最後にもう一度、ありがとうございました！） - 34二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 23:26:14
おっつおっつ
どこもなかなか倒錯的なカップリングだなあ
一名完全発狂一名監禁神話的生物のエラン家が平和に見えてくる - 35二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 23:26:19
- 36二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 23:27:16
更新お疲れ様でした。
楽しかったー - 37二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 23:28:46
お疲れ様でした
ここ数日ずっと楽しかったです！ - 38二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 23:31:41
ハラハラ楽しかったです
ありがとうございました - 39二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 23:31:51
エラン家に飼われながらまた違う事件に巻き込まれる4号とボブの話見てみたいな
- 40二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 23:32:00
ボブ、有刺鉄線失敗してなかったら死んでたの間運命のいたずら感あって良い。
- 41二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 23:32:14
お疲れです
すごく面白かった - 42二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 23:34:20
解説チャラン様の走馬灯でもいいから思い出せって言うの全部わかってからだと切なさ増すな。
- 43二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 23:35:45
ベテラン探索者とズッコケ神話生物のコンビ面白いなー
- 44二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 23:38:06
2スレ目の最初でシャディクが一応誰も死なせたくないって言ってたのはハンドアウトがあまりにも一点特化だったからか…
設定頭に入れて最初から読み直すのも面白そうだね - 45二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 23:38:11
4号くんドジっ子萌えだっのか？
- 46二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 23:41:08
お疲れ様でしたー！この数日すごい楽しかったよ、本当にありがとう！
- 47二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 23:46:56
お疲れ様です！こちらこそありがとうございましたー！！
trpgよく知らなかったんですけど、スレ主さんの文章力の良さですごく楽しめるスレでした！ - 48二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 01:27:09
今回はあっさり死んじゃったけどプロスペラさんが死なずに正体が分かっちゃっていたら
最終的にエランはプロスペラも殺そうとしないか？
目的がボブの生還に変わってれば大丈夫だったのかな - 49二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 02:26:25
ラウダと美少女グエルとのその後の生活が実に気になる
- 50二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 02:30:30
2スレ目冒頭のキャラデータでラウダの技能にさらっと「写真術」があることに今更気づいて笑ってる
- 51二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 06:00:11
スレッタ「そ、その、場合。私が全力でお母さんを守るので、私vsエランさんのPvPになっていました！」
エラン「僕が精神を殺す魔術を回収できていたら、イス人だけ殺すから、みたいなことを言って説得していたかもしれないね」
スレッタ「お母さんは『お母さん』じゃなくなってしまっていたので、その場合はエランさんに差し出していたかもしれません。そっちのルートの場合はエラン・ボブのルートを完遂している（ボブが戦闘で死にかけている）場合のみプロスペラ生存ルートですよ！今回のルートだと撃ったあとにボブさんだけ治癒の魔術をかけられてお母さんは放置でした。なんですこの台本？ひどいです……」
ラウダ「父さんが死んで、姉さん（兄さん）はSAN0で、本人も発狂中。整理するとやばいね、本編かな？エランに指示されて姉さん外に出られないようにしてるし、そうでなくてもこの姉さんダリルバルデ刺されてて多分戸籍ないから、病院に行くことも家を出て一人でいきることも難しい」
グエル「スレが落ちない限り、あとネタが思いついて時間がある限り、後日談的なのはかきたい……みたいなことを言っていたから、もしかしたら何かでてくるかもしれないな」
- 52～回想～23/02/19(日) 07:44:39
グエル「……よし、戦闘員のNPCと武器のデータはこれで完成だ」
ラウダ「エランのファラクト、かなり強くない？電撃銃も……こんなの配って大丈夫なの？」
グエル「シャンタク鳥はHP35で装甲3。ソフィノレアは実質HPが30以上。そして、今回出した武器は期待値がだいたい11-13の間になるようにしている」
ラウダ「……装甲分をあわせて、1ターン分はPC達の全員の攻撃を耐え切れる計算になる、ということか。鈍足だから2ターン目は動けないかもしれないけど、攻撃力のこと考えたらそれぐらいの方がいいかもしれないね」
グエル「ああ！モブのHPは装甲込みでおよそ14程度になるようにして、運が良ければ一発で自動気絶させられる、という感じにしよう」
ラウダ「あとは回避込みでそこそこ生存率をあげればいいかな。まさか戦闘でクリティカル回避不可出しまくるわけがない」
グエル「ああ。七割だからそこそこ外すだろうし、ダメージ最大値なんてぽんぽん出るわけがない。……ちなみにラウダ、兄さんちょ～っと聞きたいんだがな？なぜ技能『斧』にチェックを入れてるんだ？シナリオ上いれておく必要があるのは組み付きと写真術だけだぞ？」
ラウダ「もし戦う機会があったらおっきい斧振り回したいよね。かっこいい」
グエル「ラウダ！？！？」 - 53二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 08:34:16
フェルペトとかも登場する可能性があつたみたいだけど、他のキャラも含めてもし登場してたらどういう設定だったんだろう
- 54二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 10:17:47
お疲れ様でしたー
TRPGのシステム理解してない人間の感想で申し訳ないが、それぞれのキャラらしさ全開の話術でストーリーを引っ張っていく展開がめちゃくちゃ面白かったし、HOが公開されていたのがミオリネだったのがいい塩梅で、謎のダイスにドキドキしっぱなしで楽しかった
しかしまさか散々笑ったミオリネ→スレッタの精神分析全敗が、昔の女を忘れさせたままベタ惚れさせる過激派🎲だったとは…… - 55二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 14:26:22
スレッタ「フェルシーさんやペトラさんはラウダさん誘拐ルートの場合一緒に戦っている、あるいは誘拐後に連絡を取ってくる、みたいにできたかもしれないですね。それと、地球寮のひとたちは、ミオリネさんの家で雇ってる、って決めてたみたいです。何かの都合で行くことになった場合、ニカさんにエアリアルを見せると、アーティファクトだって教えてくれました！」
エラン「……もしそれがわかったら、僕はエアリアルを奪う、もしくは破壊するために、スレッタに積極的に接触していただろう。今回はボブとミオリネ以外ふっていなかったけれど、もしかしたら僕も好感度ロールの対象になっていたかもしれない」
スレッタ「まあどっちにしてもミオリネさんが２クリを出してるんですけどね。ミオリネさんは私のです」
シャディク「俺のだ」
ミオリネ「どっちでもないわよ」
グエル「公開ハンドアウトがスレッタかエランだったらどうしようとびくびくしながら振ってた。シャディク来てくれと祈ってたらミオリネが来た」
ラウダ「しかもミオリネ結構SAN値が低かったからね、頼むから発狂しないでくれミオリネ・レンブラン！ってずっと思ってた
- 56～毒入りスープ崩壊RTA～23/02/19(日) 14:52:17
元の世界に帰りたい、だが反抗したら撃たれる。痛いのは嫌だ。……と、思い続けて、どれほど経ったか。この生活にも慣れてきたボブは、その夜、五号にシチューのレシピを教えてもらっていた。四号にもお墨付きをもらったし、死んだように眠っていたエランは、少しだけ、ふにゃりと微笑んでいる。そうしていつも通り＿＿最早慣れたものだ＿＿拘束されてベッドに転がされて、眠りについた。はずだった。
突然、目を覚ます。気が付いたらそこは、壁も床もコンクリートでできた正方形の部屋だった。衣服は白いぼろきれになっていて、他には何もない。あたりを見渡すと、四号も似たような状態で転がされていることに気づく。
「おい起きろ、なんだここは」
「……？ああ、またか……」
古い木製の名が机といす。器に入った赤いスープ。四方にはそれぞれ扉がある。エランはそれらを無表情に見渡した上で、こくりと頷いた。そうして、至極真面目な顔でボブの手を取る。
「さ、元凶を殺しに行くよ」
「？？？？」
「武器は……あ、幸運クリティカル。ファラクトと電撃銃とついでに槍を手に入れた」
「？？？？？？？？」
「じゃあ開けるよ。やろう」
「お、おい、エラン！」
「それとも」
エランはリロードをしなおして、南の部屋、重厚な鉄扉に手をかけながら、こてりと首を傾げる。
「怖いの？」
「……そんなわけないだろう。俺は誇り高きイス人だ！」
「じゃあ開けるよ」
エランは迷うことなく扉を開ける。
蝙蝠のような翼をもった、蛇のような芋虫のような、おぞましい生物が襲い掛かってきた。
「勝った」
「う、うう……ころんでしまった……あれ、これは……メモか？」
「……ふうん、真ん中の部屋の電球の中の調味料をスープにいれて飲めば帰れるみたい」
「お前よくその意味不明な文章からそれだけの情報量が読み取れるな」
「慣れてるからね。早く帰ろう」
二人が毒入りスープを飲み干すと、視界が真っ白に染まる。
そして吠えるような声で、『勇敢なる者よ！もう還れ！！』と聞こえてくるだろう。
目が覚めると、そこはいつもの部屋だった。ボブは身を起こそうとして、自分が拘束されていたことを思いだす。そこは元の世界に返すくらいやれよ気が利かない、と思いながら、しかし、笑う。
「四号、起きろ。朝ごはんは何にする？」
絆されているな、と思いながら、しかし悪い気はしなかった。 - 57二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 14:58:03
ボブはやらかしがお約束になってしまったのか…？
毒入りスープさらっと飲んでなんともないの流石
っていうかなんで調味料電球に入れるの？？？ - 58二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 14:59:45
「毒入りスープ」ってシナリオがあるんだぜ
- 59二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 15:01:54
絶対神話生物殺すマン…
- 60二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 15:36:49
毒入りスープ崩壊RTAで大草原
- 61～劇的ビフォーアフター～23/02/19(日) 15:43:37
なんとか状況が落ち着いた。
ラウダにかけられていた殺人容疑は誤解であったことが判明したし、もともと一部にしか情報が出回っていたからそこまで痛手ではない。ディレッタント的なアレで不労所得がかなりあるから、グエルを養いながらでも生活できるだろう。あとついでに何故か破壊されていた玄関扉は修理しておいた。
だがグエルの存在が消えたままであることには違いない。とりあえず同居人ということで親戚一同に説明を済ませてきて、ようやく家に帰ってきた。
そこで、突然。どこからか音楽が流れてくる。ような気がした。
1.ラウダの斧を借ります。
2.ラウダの部屋の内扉と壁をぶち抜きます。
3.ラウダの斧を返します。
～なんということでしょう～
匠の華麗な技によって、ひとつづきとはいえ一応「二部屋」としての体裁を保っていたラウダの部屋は、開放的な一部屋と化しているではありませんか。ラウダは膝から崩れ落ちた。グエルはそんなラウダに近づいて、柔らかくはにかんだ。
「え、なに……なんなの？この状況」
「またラウダが危ない組織に狙われたらいけないから、見ておいてやらないといけない、とおもって。あ、本棚の中身が一部なくなっていたから、向こうに動かしてこっちにベッドを寄せておいたぞ。……少しつかれてしまった。ねむい」
「本当に何！？」
「大丈夫だ」
ここでグエルがラウダに組み付く。押し倒す。抵抗すれば余裕で振り払えるだろうが、ラウダにはそれはできなかった。グエルが両手を、高揚で火照った頬にあてる。恍惚、陶酔したようにかすかに開いたくちびるが、歪んだ妖艶な微笑みにかわる。
「ラウダは……あぁ……♡俺が、守ってやる……」
なあ、ラウダ。
ひゅうと、息を、生唾をのむ。耳の裏が、じんじん、どくどく、熱い。指先が微かに痙攣する。背筋がぞくりとするのに、汗で服が張り付いてくるのを、やけに鮮明に感じた。
＿＿この後グエルは自身のＣＯＮが５でフィジカル的にはよわよわであることをようやく思い出し、ならと家事や料理の腕前をめきめきと上げ。
「ラウダが彼女を連れてきたぞ！」と親戚一同を騒然とさせるのだが、それはまた、別のお話＿＿。
※恍惚のヤンデレポーズ（グエル版）は脳内補完してね 完璧つよつよピンク髪発狂ヒロイン 八割はあってるね - 62二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 16:25:43
タイトルとBGMで草
ヤンデレ同士でお似合いですね… - 63二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 16:40:29
エラン家は有名どころなシナリオ大体やらされてそうだな
絶対雪山や孤島には近寄らなくなってる一家の姿が想像できる
なお開幕夢拉致 - 64二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 19:09:10
エラン様は死んでて5号が夜の街で働きながら家事してるって予想だったけど、まさか探索者一家でエラン様が発狂してて5号が介護してるとは思わなかった
- 65二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 19:11:49
- 66二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 19:19:14
数々のシナリオを崩壊RTAしていく4号とボブペアの話見てぇ…
- 67二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 19:31:36
- 68二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 19:32:31
ついでにシナリオ中の思い出シリーズ
- 69～大岡裁き編～23/02/19(日) 20:32:29
「もしもしエラン？久しぶり」
「ミオリネ」
「最近あんたの出張先で事件があったじゃない？心配で」
ミオリネは新聞を片手に通話を始める。見出しの記事は「ストラフトン山で火事、犯人と思われる男の遺体が発見された」と記されている。エランはこの山に近い村＿＿ジェニングに出張していたのである。彼は「ああ」となんてことない様子で言ってのけた。
「たいしたことはない」
「ならよかった。そうだ、またご飯行きましょ」
「いいね。……友人も、誘っていい？」
「もちろん。じゃあ」
通話が切れる。そこでミオリネは息を吐いて、「あのね」と低く呟いた。
「いい加減離れて」
「ミオリネさん、誰と電話してたんです？」
「ごはんなら俺と行こうよ」
右からはスレッタ。左からはシャディク。
体格のいい二人にぎゅうぎゅうに抱きしめられると、ミオリネは身動きがとれない。というか若干怖い。
＿＿スレッタとミオリネの婚約は白紙になった。
元がプロスペラ経由での婚約だったのだ。話が流れた、という方が正しいかもしれない。しかしスレッタは何故かまだミオリネの傍にいて、なんならミオリネの部屋にいついている。それどころか改めて結婚を申し込まれている。
それだけならまだしもシャディクまで狂った。否、ミオリネに結婚を申し込んできた。わけがわからない。彼に関しては無駄に用意周到で、既に外堀を埋めにかかっている。あとはデリングの許可さえ出れば割とストレートに婚約までいってしまいそうな勢いである。ちょっと怖い。
「ラウダも誘おうかな」
「俺以外の男の名前出さないで」
「グエルも」
「私以外の女の名前出さないでください」
「……トマトでも切ってあげるから落ち着いて。私の教え子より子どもっぽい」
「あーんで食べさせてくださいね」
「ずるい、俺も」
「ダメージがない！」
叫びながらも、ミオリネはようやく解放される。
……疲れるけれど。でも、こうして平和な日々を暮らせることは、とても幸せなことだ。
ミオリネはゆっくりと息を吐いたあと、新聞を机の上に置いて、キッチンに向かうために立ち上がった。 - 70～弟談義～23/02/19(日) 22:26:50
ケレス家にて。
案の定ボブと四号はまた何かしらの厄介事に巻き込まれているらしく、連絡が取れない。普段であれば静かな時間が流れているはずが、今日は紅茶のにおいと、和やかな談笑の声が聞こえてくる。エランは眠っている。話しているのは五号と、ラウダだ。
「なるほど、なるべく噛まなくても食べられるもの……」
「うちでは基本シチューだね。あとはとにかく、原因となった出来事を忘れさせるようにつとめること。にーさまは多すぎて難しいけど、記憶を曇らせるは若干効果あったし」
「……？よくわからないけど、ありがとう。助かるよ」
「構わないよ。ラウダとは一度話してみたいとおもっていたんだ」
五号は頬杖をついて彼を見やる。
＿＿覚めない夢に囚われてしまった大切なひとを、支えたいと思う仲間。
四号はどちらかというと元凶を壊すとか犯人を殺すとかそういう方面に進みがちだが、五号としてはできるだけ面白おかしく解決したい。だってそっちの方が楽しいし。ちなみに『にーさまの介護』は五号的には『面白いこと』に分類されている。
と、いうわけで、永久的狂気に陥った相手を世話する方法についてアドバイスしていた、というわけだ。ラウダが持ってきたメモがいっぱいになったところで、五号はお茶請けのクッキーを齧りながら「じゃあ」と話を変える。
「ここからが大切なところだよ」
「何？まって、書けそうなものを用意する」
「違うよ。コイバナだよ」
「こいばな」
「ラウダは好きな人いる？教えてよ誰にも言わないからさ」
「姉さん以外に興味無い……」
「あっそっかあ……」
紅茶を一口飲む。ノリでボブが作ってくれた自白剤混ぜてみたんだけどなあこれ、と思いながら、ため息をついた。つまんないの。もっと面白いことがよかったのにな。
せっかくなので『よくわかる！ディープキスの方法』、ついでに『魅了』と『支配』の呪文をさらさらとメモしてラウダに渡そうとしたところで、ふとラウダが顔を上げた。そうして、首を傾げる。
「……そういえば四号は警察官だけど、五号は何の仕事してるの？」
「さあね」
(もしかしたら使うかもしれないので。ラウダは最後のメモを)
dice1d3=2 (2)
１：受け取ったよ
２：突き返したよ
３：受け取ったしついでに探索者たちにも共有してみたよ
- 71二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 22:32:35
えらい
- 72二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 22:37:55
ことごとくコイバナに失敗するの草
あやしい呪文が軽率に共有されなくてよかったね…
5号にとってにーさまの介護は楽しいみたいでよかった - 73二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 22:39:55
どことなく倫理観あやしいのが貫禄の継続探索者だな5号
何かしら不定引き当ててそう4号もだけども - 74二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 00:35:35
6版基準なら永久的発狂でも奇跡的にSAN回復できる……解釈の余地もギリギリあるからな
5号やラウダの介護も報われるかもしれない
まあPCには戻れないけど - 75二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 01:35:12
シャディクとスレッタに絡みつかれて二人を引きずり気味に歩くミオリネ良いな。良い。
- 76～CoCシナリオ色々～23/02/20(月) 07:21:31
クトゥルフ神話TRPGには様々なシナリオがある。
密室からの脱出を目指すクローズドシナリオ、街を自由に飛びまわるシティシナリオ、いくつかのシナリオを同じ探索者で継続して行うキャンペーンシナリオ。ネタに全振りした茶番シナリオや癒しを求めたSAN値回復シナリオなんてものまで。賛否両論わかれるが、死亡やSAN0になった探索者を復活させるロスト救済シナリオもある。卓によっては閉ざされた無人島などを舞台にしたシナリオを半クローズドと呼ぶこともあるそうだ。ちなみに今まで経験した中で、一番派手に笑ったのは＿＿
と、いうようなことを五号に聞いたラウダは、呼んだらSAN値が減りそうだという切実な嫌な予感からしめやかに貰ったメモを燃やしたあと、いつも通り眠りにつく。……ちなみに部屋はやっぱり『一部屋』になったままである。最初は落ち着かなかったのに、人間慣れるものだ。目が覚めたらSAN値回復シナリオかロスト救済シナリオにでも放り込まれていないかなあ、なんて思いながら、
＿＿ふと、目を覚ます。
ラウダは気づいたら、真っ白いローブを着て、見覚えのない部屋で眠っていたようだ。そっとSANチェックをしながらあたりを見渡す。机に椅子、スープで満たされた木製の器、四方に扉、そして今しがた眠っていたベッド。あと姉さん。
これは所謂「巻き込まれた」というやつなのでは？ ゆっくりと息を吸って、吐く。密室ということはクローズド。希望的観測をすればSAN値回復かロスト救済。であれば、上手くやればグエルを正気に戻してあげられるかもしれない。意を決して立ち上がり、彼女の方に近づいた。
ちなみにではあるが。
このシナリオはクローズドシナリオ『毒入りスープ』ではなく＿＿
ミオリネ「というわけでエロシナリオ『媚薬入りスープ』やるわよ。大丈夫よくあるダイス目次第では何も起こらないタイプのやつだから」
シャディク「正直この程度だったら全然いらないんだけど面白そうなのでSKPはグラスレー寮寮長シャディク・ゼネリが務める」
スレッタ「たのしそうなので見学に来ました」
エラン「僕も。PLより野次馬の方が多いね」
ラウダ「？？？？？」
グエル「？？？？？？？？？？」 - 77～安全圏はない～23/02/20(月) 07:48:47
左手側にスレッタ。右手側にシャディク。
真ん中で潰れているのがミオリネである。どちらかがこっちの席に移動すればいいのに、とエランは言わなかった。代わりに自分の隣に座っている男を指でさししめす。
「彼がその友人。ボブだよ」
「は……ハジメマシテ……」
彼は冷や汗を流しながらそういう。私と同じで人見知りなんですね、とスレッタは勝手に納得しながら、運ばれてきた料理をナイフで切り分ける。それからふと思い出したようにそれをフォークで刺し、ミオリネの方を見た。
「はいミオリネさん、あーんです」
「抜け駆け禁止だよ水星ちゃん！俺も」
シャディクまでも同じことをしはじめる。ミオリネは暫く悩んだ末に「じゃんけんで勝った方から順番ね」と言った。こちとら教師である。話を聞かない子供の相手は慣れっこだ。
「……平和でいいね？」
エランは首を傾げながらそう言う。ボブは忙しなく視線を動かしていたが＿＿やがて何かを見つけたように目を見開くと、エランの腕を引いて立ち上がる。客が、いないのだ。それどころか店員も。三人が気づかず続行しているのを横目に、声を潜めて言った。
「『また』だ」
「やれるやつ？」
「ファミレスに似た空間作ってそこに閉じこめるなどという神は、俺の知る限り一柱しかいない」
「……そうだね。じゃあどうせ殺せないか……とにかく、さっさと片付けるよ」
忘れがちだがエランは一応警察官なので、銃刀法的にライフルを携帯することはできない。
鞄を開ける。中にはどこか玩具じみた、歪な＿＿電撃銃が入っている。
「今回はドジしないでね」
「するかよ」
最初から出力は全開で。銃口が赤熱する。今後は五号と兄様に、外食も控えるように言わないといけないな、と思った。 - 78二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 07:51:40
ラウダとグエルの混乱がすごそう
次のシナリオも楽しみです - 79二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 07:52:47
慣れてきてるボブ
- 80～アンケート～23/02/20(月) 08:35:16
グエル「みなさんこんにちは。今回の被害者ことグエル・ジェタークです。KPなら安全圏だと思ってたのにどうしてこうなった？
今回で要領はつかんだので、また何か回したいな！と思っています。その時は俺がPLでな。一応完全オリジナルシナリオ(といってもかなり今まで中の人が通過したシナリオの影響は受けるだろうが)を予定していますが、誰をKP＝NPCにしてHOをつくろうかなやんでいます。一応今は、スレッタ・マーキュリーかミオリネ・レンブランのつもりでいるが……。
HOは四枚を予定しています。これが一番作りやすいからな。……あ、正直俺だけをPCにしてラウダをNPCにするとかなり扱いが難しいというか思いつかないので、アイツはPLとして登場するかそもも出ないかの二択だと思う。
よろしければ誰がKP＆SKPのコンビで見てみたいか教えて下さると助かります。以上、ありがとうございました！」 - 81二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 10:01:45
今回この6人でわちゃわちゃするのが個人的にすごく良かったから、ラウダも一緒にPLになって欲しさはありますね
エランがKPかSKPになるのも面白いかも？スレッタとミオリネどっちとも相性いいそうだし
次回作本気で待ちます… - 82二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 10:10:34
こういう形式だと各キャラ隠し事ある方がどうなるか分かんない不安感あって楽しいね
とりあえず難易度が無茶苦茶になって楽しそうっていうニャル様目線でエラン家希望 - 83二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 10:25:37
小話も楽しいな
- 84二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 10:34:42
スレッタNPCはやばい感じがするし難易度馬鹿高そうだけど見てみたい…
ミオリネはちゃんとしたKPしつつもPLの悪ノリに付き合ってくれそうで良い… - 85二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 10:38:33
ミオスレKP&SKP希望！
今度はこっちがKPの胃を爆散させてやろうぜ - 86二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 13:05:12
御三家+ラウダになると(また女装しない限り)華がなくなるから寂しい気持ちもあるけど、
電卓片手に頭を抱えるKPミオリネとその一因になってるSKPスレッタも見たい〜 - 87二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 15:39:42
遅くなったけどお疲れ様でした！
またやるときは別PC？ - 88～アンケート～23/02/20(月) 18:48:14
スレッタ「ご、ごきょうりょく、ありがとう、です～！みなさんの意見を見ていた感じ、私とミオリネさん、が、おおい、みたい、なので。私たちがやります！シナリオつくるのはじめてなので、どれくらいかかるかも、うまくできるかも、分かりませんが。がんばります！」
ミオリネ「あとはそうね、PLは御三家＋ラウダで、エラン家もなんらかの形で出せるようにしようかしら？一応構想だと物理的に花を添えるつもりだけど、せっかくだから性別をダイスで決めさせようかな」
グエル「なんだろうこの嫌な予感」
エラン「今度はまともなハンドアウトがほしいな」
シャディク「水星ちゃんとミオリネがNPC……ねえ……」
ラウダ「……今回のキャラシは継続して使わないよ。ハンドアウト配る上でノイズになるし、そもそもグエルはSAN0美少女と化したしラウダも地味に発狂してるからね。ごめんね」