- 1二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 21:31:59
ウマ娘は、ウマ娘の歴史の中にウマ娘の未来の秘密がよこたわっているということを本質的に知る
本スレは「自分がウマ娘だったら」を妄想するスレです。
スレを開いたあなたも自分のウマ娘になった姿を想像してみましょう。
※入部希望者へ※
際限なくウマ娘が増えてしまうことを避けるため、原則一人一ウマ娘まででお願いします!(自SS内に登場させるだけなら二人以上も可です!)
前スレ
あにまんウマ娘になりたい部Part176|あにまん掲示板さようなら、いままで指導をありがとう本スレは「自分がウマ娘だったら」を妄想するスレです。スレを開いたあなたも自分のウマ娘になった姿を想像してみましょう。※入部希望者へ※際限なくウマ娘が増えてしまうこと…bbs.animanch.comアーカイブ
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いいー?
- 2二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 21:32:26
お絵描き難しいけどウマ娘の容姿を錬成したい!そんな方の為のリンク↓
https://bbs.animanch.com/board/1290765/?res=2
ウマ娘の血統もガッツリ練りたい!そんな貴方にはこちらのリンク↓
https://bbs.animanch.com/board/1290765/?res=4
https://bbs.animanch.com/board/1290765/?res=5
SSでレース描写したいけどレース展開の基礎教えて!そんな方の為のリンク↓
https://bbs.animanch.com/board/1290765/?res=6
トレーニング描写したいけど競走馬育成の参考欲しい!そんな方の為のリンク↓
https://bbs.animanch.com/board/1290765/?res=13
ウマ娘は人間に近いのでヒトミミアスリート由来の知識もどうぞ↓
https://bbs.animanch.com/board/1290765/?res=7
あと蹄鉄
- 3二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 21:36:44
たておつ
- 4フライングフレアの人23/02/19(日) 21:37:37
立て乙です
- 5二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 21:42:59
寮の浴場サイズだと入浴剤一体どれだけの量が必要になるのか悩みました(唐突)
誰かこれ買ってくれ(乞食)
[薬用]BARTH中性重炭酸入浴剤 製品情報|BARTH(バース)公式ブランドサイトBARTH(バース)入浴剤は独自の製造技術によって重炭酸イオンがしっかりとお湯に溶け込むことで、温浴効果を促します。ビタミンCやクエン酸を配合し、うるおいのあるお肌へ。[医薬部外品]無着色・無香料。barth.jp - 6メジロエスキーの人23/02/19(日) 21:44:45
あらら、新スレ立ってる
- 7二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 21:45:35
今日だけで結構埋まってたからね
- 8メメントヴィータのひと23/02/19(日) 21:47:16
たておつです
- 9二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 21:47:59
立て乙⚡️
- 10二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 21:48:41
- 11二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 21:51:27
ウマ娘の賞金の暴力ください
- 12メジロエスキーの人23/02/19(日) 21:51:49
誰か今までスレで出てきた美容やスポーツ用品まとめてくれんかな()
- 13二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 21:52:16
地味に多いんだよなぁ。。。
- 14メジロプログレス23/02/19(日) 23:06:12
はい…プロちゃんSS投げます…
- 15メジロプログレス23/02/19(日) 23:06:35
夕方のトレセン学園、私はトレーニングを終え疲れたであろう生徒に向けて労いと終了の言葉を告げる。
生徒は疲れを感じさせない元気な言葉で私に答える。
彼女が自分の部屋に戻っていく背中を見届け、私もトレーナー室に向かい今日の結果を纏める。
…そういえば先日あったあの子と交わした会話…何かトレーニングに使えそうなアイデアがある気がする。
自分の机の上のPCと向き合いトレーニングについて考えていたらすっかり外は暗かった。
「ふぅー…疲れましたぁ〜…」
窓を見ると街灯の灯りがわかりやすい時間帯であった。
まさかこの私がこんな時間帯まで作業をしているとは、トレーナーさんももこういう事をしていたのだろうかと考える。
椅子に座りのんびりとトレーナーさん、友人たち、負けたレース、勝ったレース…
過去について考えているとある事を思い出した。
甘くて、酸っぱくて、苦い終わりだった私の1番大切な思い出。
最近はトレーナーになり担当ウマ娘の面倒を見ていて思い出すことは少なかった。
それは私がその事についてある程度折り合いがついたということなのだろうか。
私は机の上のPCの横に置かれた自分の携帯に手を伸ばす。
写真を保存するアプリを開きかつての想い人の写真を見る。
この人の顔を見ると私は今でも愛おしい気持ちになるようだ。
この愛おしい気持ちはもう叶わないものなのか親愛なるものなのかは気にしてはいなかった。
どちらであっても変わらないから。
「私はあの時より素敵な女性になれましたか?」
あの時の苦い思い出が蘇る。
「____さん」 - 16メジロプログレス23/02/19(日) 23:07:07
最後のセリフは君の好きな人の名前を入れよう!
- 17二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 23:44:30
- 18二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 23:56:50
- 19メジロエスキーの人23/02/20(月) 06:27:36
誰の名前入れるかでその思い出も変わってくるのエモい……エスキーだったら……これネタバレになるからやめとこっか
- 20二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 07:38:45
マルゼンより古い時代じゃないですか
- 21二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 07:47:34
ヤンクミトレーナーか…
- 22二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 12:27:18
なんとなくオンワードの配当近いなーって思って調べてたらあの会社無敗の2冠牝馬保有しててびびった
このくらい太い財力と才能が欲しい - 23メジロエスキーの人23/02/20(月) 20:31:02
ではでは、今日も続きの方投げていきます
対戦よろしくお願いします - 24メジロエスキーの人23/02/20(月) 20:31:33
─────
「ここがかの有名な清水寺ですか……」
坂を登り、それぞれお土産を購入し、再び坂を登った先に見えてきたのは朱塗りの門と三重塔。エスキーちゃんはその2つをひとまず1枚写真に収めると、ツーショット写真を撮ろうと私に提案してきた。
「自撮り棒は持ってきてないので普通に手持ちで撮りますねっ」
「はーい」
顔を寄せ合い、背景が写るように角度を調節。そしてお互い笑顔ではいチーズ。念のため何枚かパシャパシャと撮ってどれがいいか見比べる。
「プログレス姉さまはどれがいいと思いますか?」
「そうですね……どれもエスキーちゃんがかわいいから全部いいと思います!」
「むぅ……じゃあもう全部送っちゃいますねっ!」
わずかに頬を膨らませたかと思うとすぐに萎ませ、携帯の画面をささっと指で動かして操作する。そして携帯をカバンの中に戻したところでLANEの通知が私の携帯から鳴り響いた。
「わぁ……ありがとうございます、エスキーちゃん! 先程のだけじゃなくて他の場所の写真まで!」
「いえいえ。今日の思い出は全部共有したいですから」
そう言われると私の方も今日撮った写真を全部エスキーちゃんに送信する。もちろん「京都デート」という名前のフォルダを作って。
「これで全部送信っと……それでは行きましょうか」
「ですね。最後まで楽しみましょうっ!」 - 25メジロエスキーの人23/02/20(月) 20:32:10
─────
「今日は平日ですし、胎内巡りはそれほど混んでいないみたいですね。行ってみましょうか」
「胎内巡り、ですか。真っ暗な中を歩いていくとか聞いたような……怖く、ないですよね?」
メインの本堂に向かう前に見えてきたお堂、随求堂の前を通るといつもは混雑している胎内巡りの列がなく、すぐにでも入ることができるとの案内がされていた。真っ暗ということに若干怖がっている彼女を宥めながら連れて行き2人分の代金を支払うと、靴を脱いで渡されたビニール袋に入れる。2人とも初めてということもあり、入口で拝観方法の説明を受けてから階段をゆっくりと下りていく。先は暗く、徐々に何も見えなくなっていく。数珠状の手すりを頼りに、後ろにいるエスキーちゃんの気配を確認しつつ、一歩一歩慎重に歩を進める。
「プログレス姉さま、そこにいますよね?」
「大丈夫ですよ、エスキーちゃん。私は貴方の前にいます」
暗闇が苦手だったのかもしれない。だったら無理に連れてくることもなかったかもしれないと真っ暗な空間の中後悔していると、そんな私の気配を察知してか、後ろからエスキーちゃんが小さな声で話しかけてきた。
「プログレス姉さま、確かに真っ暗闇なのはちょっぴり怖いですけど、姉さまがすぐ側にいてくれているのでわたし大丈夫ですよ」
「エスキーちゃん……」
年齢は私の方が上のはずなのに、こういうとき彼女の方が先輩に、年上に思えてしまう。それが優しい声色からくるものなのか、その堂々とした精神からくるものなのかは分からないけれど、お手本として私も見習わないとと強く思う。
- 26メジロエスキーの人23/02/20(月) 20:32:44
そしてゆっくりと歩いていった先に大きな石が見えてくる。光がわずかに差し込む中でその石に書かれていたのは、古来から現代まで仏教を通じて日本を含めた東アジアに広まった一文字の梵字。そして入口で受けた説明の通り、石に触れながら願い事を1つ強く願う。今私が一番望んでいることを心にこめて。
(どうかエスキーちゃんと……)
隣で私と同じように祈る貴方が何を願っているかは分からないけれど、私はただただ祈るだけ。少しの間だけでもいいから結ばれますようにと。
─────
「ふぅ〜、地上に帰ってきましたっ!」
「とても生き生きしていますね、エスキーちゃん」
願い事を済ませ、今度は逆に階段を上がり地上へと戻ってきた私たち2人。地下ではときおり震えた声を出していた彼女も地上に上がればこのように元通りになる。
「さて、そろそろ時間も時間ですし、本堂の方へ行きましょうか」
「本堂といえば……もしかして有名な、アレですか?」
「そうです、アレです」
八つ刻も終わりが見えてきた頃、私たちはいよいよ本堂、通称清水の舞台へと足を踏み入れる。2人分の拝観料を払い、向かった先に広がっていたのは京都の街を一望できる素晴らしい桧舞台だった。
「ここが清水の舞台……」
「凄いですよね。とても広くて眺めも良くて。今日は見ることはできませんけど、夜になるとライトアップされてもっと綺麗な景色を見ることができるんですよ」
少しずつ傾き始めた太陽を背景に、視界全体に広がる歴史と文化の街を2人横に並んで眺める。紅葉はまだそこまで色づいてはいないけれど、季節の移ろいを見ることができているのは純粋に嬉しい。ここでも京の都をバックにツーショットを撮ったり、それぞれをパシャパシャと撮りあったり、思うがままに今のこの瞬間を切り取った。決して忘れることがないように何枚も何枚も。
- 27メジロエスキーの人23/02/20(月) 20:33:44
「エスキーちゃん、今日楽しかったですか?」
写真を撮るのが一段落し、再び静かに舞台の側で、徐々に夕焼けに染まっていく古都を寄り添いながら見つめる。そんな中発した私の問いかけに彼女は笑顔で頷いた。
「もちろんですっ! 最高に楽しかったですっ!」
「それなら頑張った甲斐がありました。こちらこそ一緒に街を巡ることができて楽しかったです。ありがとうございます、エスキーちゃん」
元はと言えば私のわがままが発端のこのデート。それなのに彼女は屈託のない笑顔で喜びを私に伝えてくれる。太陽よりも眩しく、星より美しいその瞳の中に私の姿が映っていることが今なにより幸せだ。
(今伝えなきゃ、ですよね……)
一つ深呼吸。目を閉じ息を整え、もう一度彼女の瞳を真正面から見つめる。喉に貼りついた言葉を剥がして今、
「「あのっ!」」
声が重なり、言葉が再び喉の奥へと沈み込んでいく。彼女の方も想定外だったのかおっかなびっくりした表情を浮かべていたものの、瞬発力の差で先に次の言葉を言われてしまった。
「プログレス姉さまの方からどうぞっ! わたしはあとででいいので」
「私こそあとででいいですから。エスキーちゃんの方からお願いします」
「いやいや」
「いやいや」
そんな問答が幾度か繰り返され数分、エスキーちゃんの方が先に折れ、ぼそぼそといった感じで話し始めた。
- 28メジロエスキーの人23/02/20(月) 20:34:32
「あの、ですね。わたし次は有馬記念に出走する予定なんです。もちろんファン投票で選ばれたら、ですけど」
「絶対選ばれますから大丈夫ですよ。それで?」
同年の無敗のクラシック3冠ウマ娘がファン投票で選ばれないことなんてまずありえない。杞憂と言い切ってしまってもいいほどに。ただその部分は彼女も分かっているはずだろうから、おそらく問題はその先。選出されたあとの話となると……
「もしそこで勝つことができたらですね……」
「勝つことができたら……?」
一旦言葉を切り、目を閉じる。そして一度、二度と大きく深呼吸をして息を整えると、今度は彼女が私の瞳を見つめ、告げた。
「年明け早々、日本を発ちます。しばらく帰ってきません」
私から世界の音を、色を、全てを奪い去る言葉を。
「え……」
嘘ですよね、という6音が喉から出てこない。まだ言葉を話せない赤ん坊のように、「あ」や「え」といった母音以外の言葉が口から漏れてこない。
「こんな時にごめんなさい。でもプログレス姉さまにはどうしても言っておかないとと思って」
太陽はまだ地上を照らしているはずなのに、星が空を照らす刻はまだ先なのに、どうして目の前の世界は暗く閉じているのだろう。彼女の声しか聞こえることがない、彼女の姿しか見えない、一つの理想の世界のはずなのに、どうして。
「ちなみにこのことはまだドーベル姉さまとプログレス姉さまにしか伝えてませんから、他の人には絶対内緒にしてくださいね。有馬記念で負けたら海外挑戦自体白紙になりますから。国内を制していないのに海外に打って出るなんてこと、わたしのプライドが許しませんからねっ」
- 29メジロエスキーの人23/02/20(月) 20:35:08
ああ、駄目だ。そのようなことを言われると、心の醜い部分が頭をもたげてくる。『負けてしまえば、彼女は来年も私の隣にいる』、『彼女が負ければ願いが叶う確率が上がる』。
負ければ負ければ負ければ負ければ負ければ負ければ負ければ負ければ負ければ負ければ負ければ負ければ負ければ負ければ負ければ負ければ負ければ負ければ負ければ負ければ負ければ負ければ負ければ
(違う! そんなこと考えちゃいけない! 願うのは彼女の勝利、ただそれだけ、それだけのはずなのに……)
涙が零れそうになる。彼女の夢が叶えば私の夢は遠のく。彼女の夢が叶わなかったら私の夢は少し近くなる。2人の夢が同時に叶うことはおそらく、ない。その事実が強く、強く胸を叩く。痛い、苦しい、辛い、悲しい……どうして……どうして……
「姉、さま……? どこか具合が悪いんですか……?」
優しい彼女は私の想いに気づくことなく、ただ甲斐甲斐しく世話を焼いてくれる。泣きそうな私の体調を慮って向けるその心配そうな瞳にはただ慈しみの感情だけが満ちていた。
「だ、大丈夫です。少し驚いてしまっただけで。エスキーちゃんの海外挑戦、楽しみですね。応援してます」
本心ではないその言葉は彼女にどう伝わったのか。私はその答えを確かめるのが怖くて彼女の顔から目を逸らす。無理やり顔に貼りつけた笑顔を涙で剥がしてしまうわけにはいかないから。
「ありがとうございます、プログレス姉さま。それで姉さまがわたしに伝えたかったことってなんですか?」
そういえばそんな話をしようとしていた気がする。だけどこんな顔で、こんな気持ちで伝えちゃいけない。伝えては彼女に失礼だ。だから私はごまかした。
「えーっと……忘れてしまいました、えへへ」
決して彼女に気づかれないようにバカのふりをして、頬に力を込めて笑顔を作り出して押し隠す。見えないように心の奥底にしまいこんで鍵をかける。そしてその鍵を遠い未来へと放り投げた。自分で拾い上げるのか、誰かが見つけてくれるのか分からないけれど、今は固く閉じ込めていたい。
──そうしないと今ここで叫び出してしまいそうだから。
- 30メジロエスキーの人23/02/20(月) 20:35:44
─────
あのあと音羽の滝や、行きに通らなかった道のお店を横目に見ながら坂を下っていった。相変わらず彼女は私の左腕をしっかりと抱え込み、時にはぴょんぴょんと跳ね、楽しいという感情を全身で表現しながら私へエスコートしてくれた感謝を伝えてくれた。
「これで帰りの新幹線には間に合いそうですか?」
「バスがすごく遅れることがなければ大丈夫ですね。ある程度余裕を見て切符を買いましたから」
坂を下り、しばらく歩いた先のバス停から京都駅行きのバスに乗車する。私たちと同じぐらいの年代の学生服を着た生徒や、ぐんと年上の大学生らしき人、京都に住んでいると思われるおじいさんやおばあさんたちも乗せたバスは時間通りに京都駅に到着し、乗客を駅の側へと吐き出した。
「時間は……大丈夫ですね。せっかくですから預けた荷物を回収したら、駅弁を買って新幹線の中で食べちゃいましょうか」
「駅弁……っ! はいっ! 食べたいですっ!」
『駅弁っ、駅弁っ』と私の腕を引くエスキーちゃんに連れられ、ガラス張りのターミナルへと向かう。辛い想いも引き連れて旅は終わりへとひた走る。
大好きな貴方へ伝えるはずの想いの行き先は分からない。ただ季節のみが移ろいゆく。
──冬はもうすぐそこまで近づいていた。
- 31メジロエスキーの人23/02/20(月) 20:36:26
- 32二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 20:51:34
まず才能でもって馬を当てて財源を確保するじゃん? 確保した財源で安定した・十分な収入を作るじゃん?
それでもって伸びる馬を買う! (字で書くだけなら)簡単だな! ヨシ!
ところでウマ娘たちは庶民も金持ちもそれなりに居るけどトレセンの学費とかってどうなってるんだろうね
興行でそれなりに儲けてるんだろうから単純な学校とは比較できないけど(いくらかの施設は理事長のポケットマネーで作られてるかもしれないし)
- 33二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 20:55:45
暗いところ苦手でナチュラルにプログレスを頼るエスキーあざとカワイイなおいって思ったら、国外プランについて「国内を制していないのに海外に打って出るなんてこと、わたしのプライドが許しませんから」とか言い出して世紀末覇王地味た覚悟キメてて芝映える
それに対してプログレスは恋慕からくる葛藤のドロっとした感情がまだ幼くてそれでいて美しいなって思いました、はい
このドロっとした感情の遣り場のなさがどんな時も残酷なまでに流れ続ける時間・季節と対比してるの天才 - 34メジロエスキーの人23/02/20(月) 22:09:07
時間や季節との対比……はえーすっごい
- 35二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 23:25:19
Oh!ボバさん!清水寺の舞台からjump!!
カワイイカワイイネ - 36メジロエスキーの人23/02/21(火) 06:26:49
清水の舞台から飛び降りる(物理)じゃないんだよ……
- 37二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 06:55:28
清水の舞台から飛び降りたときの死亡率は意外と低いのでウマ娘ならギャグで済むかもしれません
- 38二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 09:08:03
待てよ よくある記念撮影でジャンプしてるだけかもしれないんだぜ
- 39二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 09:37:58
清水寺では記念撮影で飛び降りが常習化!?
- 40メジロエスキーの人23/02/21(火) 11:09:49
風評被害甚だしすぎる……
- 41二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 11:40:05
風評被害通り越して社会問題なんだよなあ
- 42二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 11:59:42
- 43ラプラスの中身23/02/21(火) 12:05:14
よーし、秋天の勝利の祈りを込めて清水の舞台から飛び降りるぞ!やーっ!
【速報】アドマイヤラプラス、骨折のため天皇賞秋回避 - 44二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 12:06:01
(飛び込んだ先から吹き上げる爆炎)
- 45二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 12:09:49
爆発オチなんてサイテー!
- 46二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 12:19:55
チームカオス出禁っ!
- 47二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 12:46:57
おばか!
- 48メジロエスキーの人23/02/21(火) 13:06:04
清水寺住職「思い切りの良さはレースの際に発揮してもらいたい」
- 49二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 13:22:41
(出典:月刊トゥインクル 2023年3月号)
- 50メジロエスキーの人23/02/21(火) 20:40:40
推しCPの開祖からの供給で静かにパニックになってますが、今日も続きを投下していきますね。
それでは対戦お願いします。 - 51メジロエスキーの人23/02/21(火) 20:41:24
─────
光陰矢の如しとはよく言ったもので、そこから1ヶ月は瞬く間に過ぎ去っていった。もしかしたら秋の京都での一件に意識を持っていかれて気もそぞろだったせいもあるかもしれないけれど、あまりにも一瞬の出来事だったように思う。
「──さまっ! プログレス姉さまっ! わたしの話聞いてましたか?」
「……ごめんなさい、聞いてませんでした」
今だってエスキーちゃんの話を右から左に聞き流してしまう始末。想いそのものは心の奥底に押し込めたものの、あのときに何を言われたのかは記憶にはっきりと残っているわけで。気を取られるのも無理はない、と言い訳をさせてほしい。
「もうっ! もう一度言いますからねっ! 姉さまとのクリスマスデート、どっちが気に入っていただけると思いますか?」
「えーっと……それは私ではなくドーベルさんに聞いた方がいいのでは?」
「それだったらサプライズにならないじゃないですかーっ!」
なるほど。おそらく、というより確実にこの子は私の想いに気づいていない。なぜならもし知っていればそのような相手にこんな残酷な話を振るはずがないのだから。彼女が気づいていてなお聞いてくるような鬼畜かつ残酷極まりない性格をしているとは思わないし、思いたくはない。とりあえず今は彼女の質問に真摯に答えるとしよう……真摯に……真摯に……
(無理ですね! 好きな人が好きな人と行くデート先のことを一緒に悩んであげるなんて私にはできません!) - 52メジロエスキーの人23/02/21(火) 20:42:10
ただ突き放すなんてことをできるはずがない。突き放すわけでもなく、かといって私の心が傷つかない方法……
(そうです、そうです! これなら納得してくれるかもしれません!)
その答えを聞いて彼女がどう思いどう動くかなんて考えないまま、私は口を開いた。
「両方のプランとも一度やってみたらどうでしょうか? それでエスキーちゃんが満足した方を選べば、ドーベルさんもきっと喜んでくれると思いますよ!」
「なるほど、確かにそれはそうですね……」
そうだ、これでいい。もうこれで私の手からこの話は離れるはず。そのはずだった。
「でしたらプログレス姉さまに付き添ってほしいです。1人と2人では歩く速さや遊ぶ時間も変わってきますし、なにより自分だけだとどうしてもバイアスがかかってしまいますから、他の方の率直な意見が欲しいです」
「私、ですか?」
「はい、もちろんですっ!」
想像していた話の流れと全く違う。このまま私は席を外し、トレーニングに向かう予定だったはず。それなのにどうして仮想デートに私が付き添う話になっているのか。
「私以外にもご友人だったり他のチームの方もいらっしゃいますよね? 私でなくてもいいのでは?」
ひと月前の一件がなければ快諾していた、というよりむしろ私の方からお誘いしていた話。ただ今は可能なら他の方に譲りたいという想いの方が強い。なぜならまた辛い想いをしてしまうから。また思い出してしまうから。それなのに目の前の貴方は私を求める。
「姉さま関係の相談に乗っていただいているのはプログレス姉さまだけなんですっ。こんなこと頼めるの、プログレス姉さまだけなんですっ!」
たった一度の偶然が私の恋心を発露させたとも知らずに、貴方は私を信頼してくれる。恋心の矢印が自身に向いていることも知らずに私を頼ってくれる。
- 53メジロエスキーの人23/02/21(火) 20:42:45
「……分かりました。いつにしますか?」
そんな彼女の気持ちを無下にするほど冷たくもないし、覚悟が決まっているわけでもない。万が一、億が一運が良ければなんて希望も抱いてしまったりして。鍵をかけたはずなのに建付けが悪いのだろうか。かすかに、ほんのわずか、心の底から滲み出てくる。私の秘めた想いが、押し隠したはずの気持ちがじんわりと心を侵食し始める。
「そうですね。有馬記念がちょうどクリスマスイブですから、その2週間前と1週間前ではどうでしょう?」
「その日は……大丈夫です。時間はまたプラン通りの時間でいいですか?」
「はいっ! それでお願いしますっ!」
もとより予定は入れていなかった。携帯で確認したのもただのふり。
もしかしたら彼女と出かけることもあるかもなんて淡い期待をかすかに抱いて、予定を埋めずに空けたままにしていた。もし当日まで何もなければ、そのまま休日トレーニングに充ててしまえばいいと思っていた。
それが今、『エスキーちゃんとデート』という予定に塗りつぶされ、心もほんのりと熱を帯び始める。
1回目の仮想クリスマスデートまで残り半月ほど。私はその日を指折り数えて待っていることとしよう。牛歩のような時の流れに身を任せて一歩ずつ。
- 54メジロエスキーの人23/02/21(火) 20:43:25
─────
ただそんな待ち望んだ1回目のデートは最初からついていくので精一杯だった。
「おはようございます、プログレス姉さまっ! 早く行きますよっ!」
「えっ、今来たばかりなんですけど……しかもまだ6時回ったところですよ……?」
「この時間から出ないと開園に間に合いませんからっ! ほらっ!」
と、朝6時に寮の前に集合するだけでも大変だったのに、そこから県境を1つ跨いだ先の夢の国に開園から連れて行かれ、夕暮れどきまで遊び回った(それ自体はとても楽しかった)と思えば、
「エスキーちゃん、ここは……?」
「ヘリポートですけど?」
2つ隣の駅に向かうとそのままタクシーへ乗り込み、対岸に先程まで遊んでいたテーマパークを臨むヘリポートへとやってきた。
「それでは乗り込みましょうか」
「えっ、あっ、本当に乗るんですね……」
目の前でローターを回したヘリに2人して乗り込み、シートベルトを締める。それを確認したパイロットがドアを閉め安全確認を済ませると、ローターの回転速度をさらに上げ、3人を乗せた鉄の塊がふわりと大空へと飛び立った。
「それでここからどうするんですか?」
「40分ぐらい東京や横浜の街を見て回ります。その途中にクリスマスプレゼントをお渡しできればと考えてますっ」
「な、なるほど……壮大なプランですね……」
もはやクリスマスデート云々を飛び越えてプロポーズの域に達しているのではないだろうか。いくらメジロ家でもまだ中等部の学生、流石にいきなりこれは嬉しいというより重くて怖い。空の上から見るレインボーブリッジや東京タワー、横浜のランドマークタワーはとても綺麗だけれど、もうそれだけでお腹いっぱいだ。
- 55メジロエスキーの人23/02/21(火) 20:44:10
「あっ、見てください、プログレス姉さまっ! あれ中華街じゃないですかっ?」
「あ、本当ですね。上から見ても意外と分かるものなんですね」
ただそれでも彼女と過ごす2人きりの空の旅はとても楽しかった。遠くに東京タワーが見えて指を差してはしゃいだり、あの夏の日に横に並んで見たレインボーブリッジのイルミネーションの色が変わっていることに気づいてびっくりしたり。
2人で笑いながら過ごす40分は、秋に凍りついた想いを溶かしていくほどには熱く濃密なひとときだった。飛び立つ前はスケールの大きさに若干引いてしまっていたところがあったけれど、今はこうしてヘリから降り立つのが少しだけ名残惜しく感じてしまうほど、ワクワクドキドキが止まらない。
「エスキーちゃん、ありがとうございました。最初は驚いてしまいましたけど、乗ってみると想像以上にはしゃいでしまいました」
「それならよかったですっ! あっ、そうですそうです、忘れるところでした」
エスキーちゃんはそう言って顔の前で手をパンと鳴らし、スタッフに何かを持ってくるように伝える。そのまましばらく待っていると、スタッフの方が彼女に花束を手渡した。そしてその花束を彼女は私に笑顔で差し出す。
「本番ではないですから機上ではプレゼントを渡せなかったので。今日はこちらをどうぞっ!」
「もらって、いいん、ですか?」
私はただ彼女のデートプランに付き添っただけ。しかもこれで終わりではなく、また来週もう1回残っている。それなのにプレゼントまでもらってしまっていいのだろうか。
「もらってください。今日付き添っていただいたお礼ですから、もらってくれないとわたし拗ねちゃいますよ?」
目が泳ぎ言葉が途切れる私を見て、彼女は両手で抱えた花束をぐいっと私の胸元へと押しつける。私は目の前の彼女の意志の強さに観念、いや土俵の外まで押し出され、両手でブーケを受け取った。
- 56メジロエスキーの人23/02/21(火) 20:44:42
「分かり、ました。お礼なら受け取るしかありませんね。ありがとうございます」
「こちらこそありがとうございますっ! それではプランAはここまでなので、帰り道は今日の感想を教えてくださいっ!」
「えーっとですね、まずは朝は──」
駅までのタクシーの中や帰りの電車の中で今日の反省会、という名のダメ出しの会を行った。『流石に朝早すぎる』だったり、『夢の国で遊ぶのはいいけどそのあとにヘリコプターでの遊覧を持ってくるのはかなりヘビー』だったり、『その上で機内でプレゼントを渡すのは情報量が多すぎて処理しきれない』だったり。私の一つ一つの指摘に都度うっと胸を押さえる彼女だったけれど、それでもヘコむことなく目標を達成するためにメモをまとめる姿はとても健気でかわいかった。
(その矢印、私にも向かないでしょうか……って何考えているんでしょう……)
羨ましい。彼女の好意を一身に受けるドーベルさんが羨ましくて、妬ましい。私だってこの子の側にいたいのにどうしてどうしてどうして……
「夕食はどうしますか? 駅の近くのファミレス行っちゃいます?」
「いいですね! 私あまりファミレスに行く機会が多くないので楽しみです!」
ああ、駄目だ。奥へ奥へと押し込めたはずなのに。鍵はしっかりかけたはずなのに、どうして飛び出そうとするのだろう。鍵はまだ誰にも見つかっていないはずなのに。封をしたはずの想いがわずかに、しかし確実に隙間から扉の外へと滲み出てくる。
──この想いの行く果て、来週になれば分かるのだろうか。
─────
ちなみに帰ってから今日の夢の国&ヘリコプターデートの総額を検索して計算してみたら、想像以上にすごい金額が弾き出されて声を失ってしまった。
(これ、いくらメジロ家の一員といえども、学生が仮想デートとしてぽんと払える金額ではないような……ねえエスキーちゃん、一体そのお金はどこから……?)
- 57メジロエスキーの人23/02/21(火) 20:45:26
- 58二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 21:32:55
- 59メジロエスキーの人23/02/21(火) 21:58:19
感想助かる……いやー早く最後まで読んでほしいね、ほんとにね
- 60二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 22:38:22
>(無理ですね! 好きな人が好きな人と行くデート先のことを一緒に悩んであげるなんて私にはできません!)
鈍感って時に人を傷つけるんだなって思いましたはい
かと思ったらこんなこと頼めるのプログレスだけとか言い出してエスキー鬼畜か?(言いがかりを超えた言いがかり)
しかもデートプランでぶっこむ額がやばすぎるだろ
やはりチームカオスの器だったようだな…。
- 61メジロエスキーの人23/02/22(水) 08:00:44
- 62二次元好きの匿名さん23/02/22(水) 09:10:49
どっかしら頭のネジ飛ばしてるからね
仕方ないね - 63ライトニングホラーの中身23/02/22(水) 12:19:20
「1 to 3 people 3 to 5 people」
ここがトレセン学園、スゴいウマ娘たちがここに集まる場所、ホーラもそんな子達と肩を並べられるように頑張るぞー!
ライトニング⚡️なことが沢山あるんだろうな、ワクワクが止まらないよ
そんなことを考えながら歩いちゃってたから誰かにぶつかっちゃった
「ご、ごめん、ぶつかっちゃって.....怪我はない?」
ぶつかったウマ娘を見る。すごく身長が高い、多分170以上ある 男の人と並んでも彼女の方が大きく見えそうだ。それにスタイルもすごくいい、モデルさんみたい。けど、一番目を引いたのは髪の色だ、赤黒色の綺麗な髪だ腰まである、鋭い目つきで少し怖いかも?
返事が返ってこない怒らせたのかな......そんなこと思ってたら
「.......気にしてねぇ」
そう一言、行ってしまった。追いかけようと思ったけど、今は学校切り替えないていかないと。それにここの生徒だしまた会えるもんね
そう切り替えて向かおうと思った瞬間
「ねえねえねえねえ‼︎」
そう大きな声で後ろか聞こえた。振り返ると左右非対称のツインテで右目の下にハートのタトゥーシールを貼っている黒髪ウマ娘が笑顔で
「新しくウチの学校転校してきたウマ娘ちゃんしょー?ヨロヨロね!アタシちゃんキッシングラバーズ」そう笑顔で言ってきた。
とっても楽しそうな子だ!ギャルてこうゆうこなのかな?
「こんにちは!ライトニングホラーだよ!ホーラの愛称で呼んでね⚡️」
そしたらすごく驚いた顔して
「ええ!?ホーラなん?愛称。アタシちゃん名前聞いた瞬間に愛称思いついたんに.....ありゃー、ざんねん」
ホーラて呼ばれたいけど他の呼び名も気になる、むしろそれで呼んでもらえるなら
「そうなの!?⚡️聞かせて聞かせて」
そしたらすごく嬉しそうな顔で彼女は言った
「ライトニングホラーだから、ホララ!どー?どー?良いと、思うしょ?」
誰かに愛称を言われたのは初めてだ、すごくすごく
「ライトニング⚡️だ──‼︎」
「んん??ライトニング?良い?てこと?よかったー.....ラバーさ
迷惑かと思ったんね」
なんでそんな事を思うんだろう、すごくいい愛称なのに
「そんなことないよ!ラバーちゃんよろしくね⚡️」
「よろよろーホララ!」 - 64ライトニングホラーの中身23/02/22(水) 12:21:25
2人で喋っているとあたりから薔薇が舞い始める キレイ!
「トレセン学園はライトニング⚡️な場所だね、薔薇が飛んでくるなんて」
「いやいや、薔薇とか飛ばねえてどんな奇怪な現象なんだってぇの」
薔薇の舞い散る場所に目を向ける、1人のウマ娘が木に寄りかかってる口には薔薇を咥えている。容姿は左目が髪で隠れて、右耳に薔薇の飾りを付けている茶髪ホーラより小さい、中等部でも通じてしまいそうだと思ってしまった。ホーラたちの存在に気づき、口から薔薇を離して
「私はローゼグランツ、キミたちとは良い友人になれると確信したよ」
そう言って彼女はポーズを決める その姿がとても綺麗だったから
「オー⚡️ライトニング⚡️だね」思わずそう言った
「ふふ、キミたちと出会えた運命に感謝を」そう言って薔薇を持った手を空に掲げる彼女をやや困惑した顔で見つめるラバーズずと目を輝かせながら拍手をするホーラ 絵になるねえローゼちゃん
そう思ってると隣のラバーちゃんが口を開く
「てかさ、道の真ん中で花散らすの怒られくっね?」
「許可いるの?え──っと、ローゼちゃん?許可とか取ってる?」
そんな疑問を彼女にかけるが彼女は気にすることもなく
「バンブーさんは分かってくれると思うけれど、やはりしなければならないかい?」
ローゼちゃんは悪びれもせずそう言った 次の瞬間
「うへぇ!?バンメモちゃんに言ってねぇん!?ヤベビ」
ラバーちゃんは真っ青になり落ち着かない素振りを見せる、これにはホーラも疑問を浮かべた
どうしてか聞こうとした瞬間「コラーーー、また花びらを散らしたっス‼︎」
竹刀を持ったウマ娘がこちらに向かって来た、この子がバンメモ?メモリーちゃん?らしい
「ヤベべ、来たし!ホララ!ローゼン!逃げるよ!説教とかまじ無理め!」 - 65ライトニングホラーの中身23/02/22(水) 12:22:48
「え?わ、分かった!」
逃げようとするホーラとラバーちゃんを尻目にローゼちゃんは全く気にする素振りを見せずそれどころか
「おや、バンブーさん今日も生が出てるね。やはり風紀のために走り続ける貴方は美しい....私も見習わなくては」
そんな事を言って逃げる仕草が見られない 怒られちゃうよ、怒られたいのかな?
「なーにやってんの!怒られてぇん?ああ、もう!世話かかる」
「逃げた方が良さそうだよ⚡️ローゼちゃん行こう!」
そう言ってローゼちゃんの腕をラバーちゃんが掴みながら3人で逃げた
気づいた時には学園の外出てて河川敷が見える ここまで走って来ちゃった
3人で顔を見る なんだか面白くって3人一緒に笑っちゃった
「ライトニング⚡️だけど大丈夫かな?」
「あー、後怖ー。まじやらかしたわ」
そう言って脱力したラバーちゃんを尻目に、余裕ある表情のローゼちゃん
「ふふ、なぁに大丈夫さ。ドラプルちゃんに頼んでバンブーさんを説得して貰えば「いや、無理だってーの何後輩ちゃんに頼もうとしてんの」
「ドラプルちゃん?ローゼちゃんの後輩なの?」
「私の後輩クアドラプルグロウ、可憐で美しい子さ。けれど私たちより先にトゥインクル・シリーズに出てるからレースという点では先輩かな」
へぇー、ローゼちゃんの後輩か どんな子なんだろ もしかしてローゼちゃんに似てたり? いつか会えるといいな
「だと、しても後輩に頼んのはどーなん?
「ダメかい?」そう言って薔薇をラバーちゃんに向ける
「キメ顔してもダメだし」あ、払われた
「やっぱりこれ怒られちゃう?転校初日に怒られるのはとってもライトニング⚡️だけど、これは予測してなかった どうしようね」
「どうしようたって.....えーっと」
「ふむ」
少しだけ3人で考えるけど何も思い浮かばない 重い空気になりかけた瞬間
「考えててもしゃーなし!よし、まだ時間的に遊べるホララ、ローゼン、今から遊ぶことだけ考えよーぜ!」
「ふむ、確かにそれは良い考えた。私たちの友情を深める絶好機会だ」
「学校初日友達が出来て、遊べるなんてこんなライトニング⚡️は初めてだよ!どこに行くの!どこに何があるの!?⚡️」
3人でどこに行こうか、考えて ゲーセンで遊んだり 服を見たり 小物を見たり ライトニング⚡️な時間だった。本当にここに来て良かった.....この2人とライバルだといいなぁ - 66ライトニングホラーの中身23/02/22(水) 12:23:16
本当に楽しい時間はあっという間だなぁ けど
「また、遊べる時はあるよ!それにコレからは2人とライバルだもん」
「ふふ、確かに君たちとコレから色々な体験をできる、それにレースかける情熱も共に共有していける。コレほど美しいことはない」
2人の大切な友人ができた、この先レースで共に勝利を分かち合えるんだ きっとそうだ そうじゃなければこの出会いは何になるの? ふと、赤黒髪のウマ娘のことを思い出した。
あの子とも戦えるといいな......4人で出来たらな そんな事を考えてしまった
時間もそろそろ遅くなってラバーちゃん、ローゼちゃんとは寮が違うからバイバイした。ちょっと残念
(とっても楽しかったなー⚡️もうこんな時間かー少しテンション下げよう...........ふぅ。コレくらいにしときましょう)
いつものテンションもホーラですけどずーっとコレだと少し疲れるというか、いや、別にいや言うわけではライトニング⚡️な感じにならないし
そんなことを思いながら寮に向かっていると
「うわぁ!」「ひゃ!」朝にぶつかってまた人にぶつかった、もしかしてホーラ前方不注意なんじゃ?そんなことを思ってしまった
「す、すみません大丈夫ですか!?怪我は、もし何かあったら
あれ?めちゃくちゃ焦ってる?慌て過ぎですよ 大人なのに
「大丈夫です。あの、もしかしてトレーナーの方ですか?」 - 67ライトニングホラーの中身23/02/22(水) 12:23:46
そしたらまた慌てて
「私が?い、いえ!まだ見習いというか.......見習いと言っても、そんなに偉そうに言えてないというか まだまだ、習うことはあって全然で耳が痛い話というか」
「そんな謙遜しなくても.....」
下に散らばった資料を見る彼の熱意が伝わる、それにしてもコレだけの情報一体どれだけホーラたちのことを見て、調べたんだろう。
「そうだ⚡️ここで会ったのも何かの縁です。貴方がトレーナーになった時に担当の子を探していたらスカウトしに来てください⚡️」
「え!?い、いや、でも......自分なんかが.....いや」(この子の思いを無碍にするのも、それに仮なってこの子と歩めるなら。全く知らないけどこの子なら)
キリッとした顔でホーラを見つめる。さっきまでの頼りない顔じゃない覚悟を決めた男の人の顔でこんなのかな
「分かりました、もし私がトレーナーになった時にもしトレーナーを探してたら絶対に君をスカウトする。だから、待っててください」
ライトニング⚡️だ......
「はい。待ってますよ、貴方が来てくれるその日を......」
そうして彼の資料を全て一緒に集め終わった、結構数多いなぁ、あ!
「そろそろ門限が!ご、御免なさい!ホーラそろそろ行きます!では!!」
「さようなら!.......共に歩むか。よし!頑張らないと、あの子と絶対レースの世界に行かなければ」
(そ、そう言えば名前を聞いていなかった!やってしまった.....たしかホーラて言ってたけどそれがあの子の名前かしっかり覚えておこう)
こうしてライトニングホラーのトレセン学園での歩みが始まった⚡️ - 68ライトニングホラーの中身23/02/22(水) 12:24:34
久しぶりにSSの投稿 何も言わずは良くなかったかもなのだ 反省
短くしようとしてたら3000字超えてたのだ - 69メジロエスキーの人23/02/22(水) 18:18:06
キャラが……キャラが濃い……!
- 70二次元好きの匿名さん23/02/22(水) 19:06:03
- 71メジロエスキーの人23/02/22(水) 19:47:09
とりあえず鯖落ちる前にSSの続き投げときますね
- 72メジロエスキーの人23/02/22(水) 19:47:53
─────
迎えた翌週の日曜日、エスキーちゃんとの2回目の仮想デートの日がやってきた。今度は朝5時に起きないといけない、ということはなく、朝9時に寮の前で待ち合わせをして出発する極めて常識的なスケジュールとなっている。
「エスキーちゃんおはようございます。待ってくれていたんですね」
「おはようございます、プログレス姉さまっ。付き添っていただくからには当然ですっ!」
集合時間の数分前に待ち合わせ場所に向かうと、もう既にエスキーちゃんが静かに待ってくれていた。この寒い季節ならではのケーブルニットとチェック柄のサイドプリーツスカートの上に、さらりとチェスターコートを一枚羽織るファッション。しかも首元にはモコモコのマフラーを巻いていて、それが彼女自身のキュートさを倍増させていた。靴は歩きやすそうなフラットシューズだから、今日も先週ほどではないけど歩き回るのだろうか。
「あっ、今日はあっち行ったりこっち行ったりはないので大丈夫ですっ! 先週の反省から原案よりちょっぴり修正しましたのでっ!」
私の思考回路を読んだのか、もしかして顔に薄っすらと感情が出ていたのか、憂慮していたことをバッサリと斬り捨ててくれた。流石に先週はやりすぎたと考え直してくれたらしい。
「それなら良かったです……朝早くから動き回るの、結構骨が折れましたから……」
いくらステイヤーな私でも、早朝からいくつか電車を乗り継いだ先で夕方までアトラクションを多数乗ったり歩き回ったりするのは足が棒になるぐらい大変だった。そのあとの空からの絶景は見事だったけれど、それ以上に疲弊した思い出の方が強いぐらいだから。 - 73メジロエスキーの人23/02/22(水) 19:48:37
「ちなみに今日はどこまで行くんですか?」
「今日はショッピングモール&ホテルディナープランですっ!」
先週とうってかわって今回は定番といってもいいデートプランだ。これならそこまで構えなくてもいいかな。
「あっ、そうですそうです。1つお願いしたいことがあるんですけどいいですか?」
「どうしました、エスキーちゃん?」
お願いって……なんだろう?
「今日はより本番に雰囲気を近づけたいので、いつもの呼び方じゃなくて『姉さま』って呼んでもいいですか?」
「なるほど。それぐらいなら全然構いませんよ。あっ、それだったら私もエスキーちゃんのこと『エスキー』って呼んだ方がいいですか?」
より本番を想定するなら片方だけではなく双方の呼称を合わせるべきだろう。可能であれば私も敬語を外してドーベルさんのものを真似できればいいのだけれど、長年使ってきた敬語口調を変えるのはなかなか骨だと思ったのでそこは勘弁してもらおう。
「そうですねっ! でしたら仮想デート中はその呼び方でお願いします、『姉さま』っ!」
「こちらこそお願いしますね、『エスキー』」
普段とは異なる呼び方にいささか面映ゆくなり互いに照れてしまう。ただここで照れていては話が前に進まないから、どうにか堪えて手を繋いで寮の外へと踏み出していった。
- 74メジロエスキーの人23/02/22(水) 19:49:18
─────
「そういえばエスキーち……エスキー」
「どうされました、プロ……姉さま?」
府中の駅から電車に乗り、何度か乗り継いだ先にあるショッピングモールへ、駅からの遊歩道を歩いている時になっても、呼び方はまだ互いにぎこちない。なんだか付き合いたての年の差カップルみたいだなと自分で考えて少し恥ずかしくなる。
「今日の洋服も素敵ですね。先週もとってもかわいかったですけれど、マフラーのモコモコ具合がとってもキュートです」
「えへへ……せっかくの姉さまとのデートですから頑張っちゃいましたっ! これでもトレーニングや勉強の合間を縫ってファッションの勉強もしてるんですよっ!」
先週は先週で秋の京都の時に被っていたベレー帽にこれまたオーバーサイズのかわいいスウェット、下はふんわりとした花柄のロングスカートと、かわいさ満点の着こなしをしていた。これも『姉さま』に好きになってもらうため、なんだろう。
「本当にかわいいですね……私ならこんなかわいい女の子に『好きですっ』って告白されたら、間髪入れずに『こちらこそ』って言うんですけど……」
「えーっと……姉さま? それって……」
これはいけない。ついペラペラと本音混じりに告白まがいなことをしてしまった。嘘ではないにしても今言うのは何か違う。
──言うならそう、もっとタイミングを見計らって。
- 75メジロエスキーの人23/02/22(水) 19:50:01
「ごめんなさい、エスキー。私はただ服が素敵ですって言いたかっただけなんです。さあ立ち止まっていないで早く行かないと。このままだも予定崩れてしまいませんか?」
「そうですそうですっ! ちょっと早歩きで行きますよっ!」
なんとかごまかすことができたみたいで内心ほっと胸を撫で下ろす。おそらく彼女の予定でも最後に告白のシーンを作っているはずだから、到着したばかりのタイミングで告白したりされたりするのは想定外なのだろう。
(でしたらそのあと私も……)
あのときは言えなかった言葉、今日なら伝えられるだろうか。まだ心の鍵はかけたままだけれど、帰り道に鍵が落ちていることを願っている。
─────
「感動してしまいましたね。特に最後のシーンなんて私泣いてしまいました」
「人気先行型だと思いましたけど話もしっかりしてましたし、役者さんの演技も良かったですねっ!」
お昼過ぎ、モール内のカフェで昼食を取りながら、先程まで観ていた映画について2人で語り合う。
「主人公のウマ娘が最後の最後でレースに勝って、大好きなトレーナーさんと幸せを分かち合う……ベタかもしれないですけれどいいお話でした」
「そしてラストシーンで主人公が告白して、トレーナーさんはそれをキスで受け入れて……やっぱりぐっときちゃいますねっ!」
「そして流れる主題歌……あー、もう一回観たいです!」
大まかな話の流れとしてはこうだ。
田舎からトレセン学園に通うために上京してきたウマ娘が、初めての東京でオロオロと迷っていたところを一人の爽やかな大人の男性に助けられる。名前も聞けず、お礼を言う暇もなく去っていった相手に一目惚れしてしまう女の子。ただそのあとすぐに男の人と再会することができた……トレセン学園の中で。運良く憧れの人と専属契約を結ぶことができたものの、相手は当然自分を担当ウマ娘としか見てくれない。そこからどうにか自分のことを好きになってもらおうと、レースを、恋を、勉強をと奮闘し、最後には私が言った通り彼女の想いが伝わって大団円、ハッピーエンドで幕を下ろす。
- 76メジロエスキーの人23/02/22(水) 19:50:43
「周りのお客さんもハンカチで目元押さえてましたもんね。確かにこれは売れるのも納得ですね……」
「なんだかエスキーって考え方が一段上ですよね……」
「そうですか? あんまり意識したことなかったですけど」
「少なくとも中等部の子の見方ではないと思いますよ?」
時折エスキーちゃんが見せる同年代の子から一歩引いたような姿勢や振る舞い。普段がわりとかわいい感じの行動をしている分、余計にそのギャップが大きく見える。
「あまり自分では気にしたことありませんでしたけど……」
若干考え込む仕草を見せるも、すぐにまあいいかと言わんばかりに目の前のレモンティーを飲んでいエスキーちゃん。全て食べ終わっている私はその間にお手洗いへお化粧を軽く直しに向かった。彼女を待たせないようにぱぱっと終わらせて席に戻ると、とっくに席を立ち、コートを羽織ってマフラーを巻いた彼女が
「では、行きましょうか」
と、私の手を握ってお店の外へと歩き出した。
「エスキー? もしかして……」
「お会計は済ませましたよ? もっと姉さまと回りたいところありますから」
携帯でスケジュールを確認する彼女を横目に小さな溜め息をつく。
- 77メジロエスキーの人23/02/22(水) 19:51:34
(こういうところですよ、エスキーちゃん……貴方のそういうところが私は……)
先程は口にしなかったけれど、こういった紳士でスマートな振る舞いもこの年代の学生ができるものではない。ただ私はそんな彼女がかっこいいなと思ってしまう。つい心を傾かせてしまう。
(1ヶ月近く前までは何事にも上の空、彼女への想いもマリアナ海溝へと沈めていたはずなのに……私ってすっごく単純ですね……)
諦め、もはや凪いでいた心の波が先週と今のこの彼女とのひとときだけで荒だってしまう。穏やかでいられなくなる。
(やはり言わないと……伝えないと……)
このまま終われば悔やむこともできなくなるから。
(今日、仮想デートが終わったときに伝えます。貴方のことが好きですと。"like"などではなく"love"なんですよと)
撮り終わった映画のように、もはやエンディングは確定していたとしても。私は伝えたい。
──貴方のことが大好きです、と。
- 78メジロエスキーの人23/02/22(水) 19:51:58
- 79メジロエスキーの人23/02/22(水) 20:22:23
- 80二次元好きの匿名さん23/02/22(水) 20:31:45
呼び方変えて互いにテレテレしたかと思ったら呼び方不慣れ感出てるのKAWAIIフィールド展開されてて好き
あと口説き文句暴発プログレスドジかわいい、いや本人的にはよくないけども…。
そしてエスキーの違和感に若干気づいたプログレス…君のような勘のいい(ry
「駄目だよ引いちゃ。略奪愛なら応援する」ってどっかのエロゲのヒロインも言ってたから頑張れプログレス…!
※当の本人が略奪愛はしないとか言ってはいけない - 81二次元好きの匿名さん23/02/22(水) 22:28:44
- 82メジロエスキーの人23/02/22(水) 22:40:54
カジっちゃん先輩のお父さんが正式に実装されたと聞いて(ジャンポケ)
- 83二次元好きの匿名さん23/02/22(水) 23:05:52
そのうち絡むのが見られそうだけど……カジっちゃん振り回されそうなくらい濃そうなんですが…。
- 84シュウマツノカジツの人23/02/23(木) 00:34:46
ウワーッ!親父殿!アタシは娘なんスけど!
- 85二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 00:38:19
- 86メジロエスキーの人23/02/23(木) 08:11:54
- 87二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 08:46:39
タガメサイダーもロイビも飲んでみたいですね
はっ タガメサイダーのロイビ割……!? - 88二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 09:07:49
祝日だということを忘れて早起きしてしまったことを滅茶苦茶後悔してる
いや、流石に飲む分には多分ノーカン…えっ違う?
化学系廃棄物(試薬・薬品・廃液) の処理 - 株式会社ハチオウ試薬・薬品は国内で工業的に流通しているだけでも数万種あると言われています。ひとつひとつの量こそ少ないですが、その濃度は極めて高く、有害性や危険性も多様です。ハチオウでは試薬・薬品・廃液の内容成分や化学的特性に応じた個別処 […]www.8080.co.jp - 89二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 12:08:39
ナックル宅の壁です。
SSの3話と4話を追加しました。
そして今回は、なりたい部の「誰か」に登場していただきました……!
よろしくお願いします!
【SS】DAY to Raise KNUCKLE - uma-musumeになりたい部 @ ウィキ【1/28更新】1997年12月。 当時6歳だった『今井ユリ』は、父とともに中山レース場で有馬記念を観ていた。 ユリは、その有馬記念で勝利したウマ娘『デイ』とそのトレーナー『太田拳高』に憧れ、トレーナーを志す。 月日...w.atwiki.jp - 90メジロエスキーの人23/02/23(木) 15:30:26
- 91二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 18:46:47
ロイビドリンク飲みましたが苦味があんま無くて面白くないです
自作のロイビは苦いけど普通に飲めます
僕もイブさんの暗黒闘気が飲みたいですけどコストが酷いので自分では作りたくない
ブレイブロードさん……僕に毎日ロイヤルビタージュースを作ってください(?) - 92二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 19:15:02
ろいびはみそしるかなにかで?(こんわく)
- 93二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 20:54:25
失うものを数えてばかりだとあんなのは飲めないんだ正気を失え
まあ対価として得るものがあるかと言われれば回答に困るんだけど
作るなら1回目のレシピを推奨するぞい
ちなみに2回目で作ったヤツは野菜の分量ミスってヘドロ状になってよく噛んで飲まなくいけなくなった(あと思ってたより体がトラウマとして覚えていて1回目よりダメージが大きくなってた)からあんまりおすすめしない
>僕に毎日ロイヤルビタージュースを作ってください
おかえりなさい♡
トレウマにする?
ラブコメにする?
それとも…… ロ イ ビ ?
よく言えたねバラカ♡ クソ饅頭がよ!
うるせえっ今更止められねぇよミキサースイッチONだ!
あっ私が作る前に勝手に逃げ出しやがってふざけんなお前○すぞ
無駄だよ誰も助けにこねぇよオラッ!!往生際が悪いぞ
だめだこりゃ飲みたがってるな 頼むから○んでくれ
料理に対する愛情をもってしっかり笑顔でな!何ビビってんだ!○ね!飲むときも笑顔だ!
食道ゴンゴンされる気分はどうだ?感想を述べよ!
栄養が全部頭以外にいってるんじゃねえかこの白饅頭はよぉ
本当はドMなんじゃないの?正体みたり!って感じだな
とんでもないモラルハザードだよ
- 94二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 20:56:15
うわでた
あれがなりたい部どころかあにまんの業そのものですわよ - 95二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 20:58:28
ウマカテの狂人で毎回名前出るのターフ走るわ
- 96二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 21:03:40
モラルハザードはお前だろうがよ えーっ
- 97メジロエスキーの人23/02/23(木) 21:11:47
うわ出た……SSで浄化しなきゃ……
というわけで続き投げていきます - 98メジロエスキーの人23/02/23(木) 21:12:24
─────
そのあともTHE 王道なデートは続いた。2人で仲良くウィンドウショッピングをしたり、ゲームセンターでUFOキャッチャーをしたり、カラオケで横にぴったりくっつきながらデュエットしたり。先週が「ともに夢を見る」ものだとすれば、今日は「これから夢を見るための」デートだったように思う。それこそ前者は結婚のプロポーズで使うなら相手も喜んでくれるかもしれないけれど、カップルになるための告白に使うのはやはり嬉しいというより驚きの感情が強く出てしまう。
「エスキー、このあとにディナーに向かうんですよね?」
「そうですよ、姉さま。しばらく夕焼けを2人で眺めてからホテルにゴーですっ!」
ショッピングモールを後にして、夕日が照らす海辺の公園の遊歩道を手を繋いでゆっくりと歩く。暑い夏が訪れる前、彼女が私を連れてきてくれたときのように。彼女への想いはあのときとは違うけれど、夕焼けに染まる街並みは変わることなく美しい。
「ねえ、エスキー。1つ聞きたいことがあるんですけど、いいですか?」
「どうぞどうぞっ! 答えられる範囲でお答えしますよっ!」
想いを伝えるのは全てが終わってからというのは決めている。ただどうしても先に聞いておきたいことがあった。
「ドーベルさんのどういったところが好きなんですか?」
私とドーベルさんと何が違うのか。何が彼女を惹きつけるのか、その理由を。 - 99メジロエスキーの人23/02/23(木) 21:13:02
「……長くなりますよ?」
「予約に間に合うように手短にお願いしますね?」
ディナーもコースを予約しているから、当然遅れてしまえばお店に迷惑をかけることになる。だから先に一言だけ釘を差した。
「まずはお顔、と言いたいところなんですけど、それは甘いです、甘々です。わたしはドーベル姉さまのその心に惚れました。姉さまも知っていると思うんですが、ドーベル姉さまは幼い頃にいろいろあって男の人が苦手でした。その影響もあってあまり外向的な性格ではなくなってしまいました。ただそれでもトゥインクル・シリーズで活躍したい、自分を変えたいという想いで努力を重ねていきます。時には心が折れかけることもありました。ただそれでも起き上がって前に進む、その強さと美しさ、わたしはそこに惚れました」
一度そこでひと息ついて話を続ける。
「次はやはり美しいその容姿ですね。自分ではあまり自身を持たれてないですけど、贔屓目に見なくてもこれぞクールビューティーな女性ですよね。目がキリッとしていて、もちろんそれ以外の顔のパーツも整っていて。それでいてスタイルもいい。このまま成長していけば万人をも魅了する天下無双の女性になること間違いないです。他に挙げるとするなら、やはりあの長くて綺麗な髪ですよね。何度か触らせてもらったことがあるんですけど、さらさらで光り輝いていて……わたしもあんな風になれたらなって憧れちゃいます。短いですけどこんな感じでしょうか?」
「な、なるほど……ありがとうございます」
これで短いのかという驚愕の思いと、私が持ち合わせていないものばかりで立ち向かえないなという落胆の思いが交差する。掴んだ栄光の数も違えば、ともに過ごした時間も違う。好きになったのがあまりにも遅すぎた……いや早くても追いつけなかっただろう。今の彼女のうっとりとした表情を見れば分かる。そういう次元の話ではないのだと。
- 100メジロエスキーの人23/02/23(木) 21:13:45
(初めから負け戦、ですか……)
ある程度は理解していたつもりだった。分が悪い勝負だと。とてつもない追い込みでも決めない限り、到底追いつける背中ではないということを頭の片隅では分かっていたはずなのにどうしても、どうしても諦めたくなかった。なぜなら……
(初恋が、誰かを心から好きになることがこれが初めてでした。その想いをやすやすと放り投げて諦めてしまうなんて、そんなの私のプライドが許したくないんです)
だから想いは伝える。結末がどうなろうと、彼女がどう受け止めてくれるかは分からないけれど、今の貴方への想いは本物だから。
─────
「とっても美味しかったですねっ! 窓から見る景色も綺麗でしたしっ!」
「夜景、光り輝いていましたね。お料理もどれも良かったです」
著名なホテルの中にある、ミシュランの一つ星を何年も続けて獲得しているレストランを後にして私たちは帰路につく。海鮮や野菜を中心としたコースと、食後のチョコレートケーキはまさに絶品の一言だった。2人向かい合って美味しいですねと微笑むひとときは何物にも代えがたく、こんな幸せな時間が永遠に続けばいいのにと思ってしまった。
「これで終わり、ですか?」
「もちろん帰るまでがデートですけどそうですね。プレゼントはディナーの最後に渡すつもりですから、あとは2人仲良く寮まで戻るだけですっ!」
隣で微笑む貴方と私の間に冷たい木枯らしが吹き抜ける。寒風はやがて道端の枯れ葉をすくい上げ、天へとまき散らす。その葉の行き先を目で追っていると、三日月がもの寂しく闇夜を照らしているのを視界に捉えた。無数の星と同じ空に浮かんでいるのに実際の距離は気が遠くなるほどかけ離れている。私にはそれが自分と彼女との関係のように思えた。
- 101メジロエスキーの人23/02/23(木) 21:14:50
「姉さま? 急に立ち止まられてどうされました?」
「あっ、ごめんなさい。月と星が綺麗でつい見とれてしまいました」
自分でも気づかない間にピタッと足を止め、虚ろな目で空を見上げていたようだ。彼女は私が急に止まるものだからつい私と手を離してしまったみたい。
「もう姉さまったら、えへへ」
彼女には今の私はどう見えているのだろうか。信頼できる先輩? 仲のいい友人? それとも……
「ねえ、エスキーちゃん」
「えっと……どうされました、プログレス姉さま?」
私の呼びかけに瞬時に仮想デートが終わったのだと理解し、呼び方を元通りに切り替えるエスキーちゃん。その辺りの反応速度も素晴らしい。
「今から貴方に伝えたいことがあります」
ただ私は自分の想いを伝えることに精いっぱいで、あとから振り返ったときに気づいただけ。今はただただ感情を言葉に、声に出すことに必死だった。
「……はい」
貴方は私のいつもとは違う、それこそレースのときとも異なる雰囲気を瞬時に察知して真剣な表情で私の顔を、瞳をまっすぐに見つめてくれている。
- 102メジロエスキーの人23/02/23(木) 21:15:44
「私は──」
どうか届け、私の想い。受け取って、私の言葉を。
「エスキーちゃんのことが好きです。貴方に恋をしています」
貴方のかわいい顔が好き。貴方のニカッと笑う顔が好き。レースのときの真面目な顔が好き。勉強を教えてくれるときの優しい声が好き。ふと見せる凛々しい表情が好き。不意に見せるかっこいい振る舞いが好き。たまに照れて真っ赤になるそんなところも好き。貴方の全てが、好き。だから。
「私とお付き合いしていただけませんか?」
鍵はとっくに開いていた。想いはただ溢れ、体の中を奔流する。頭の先から足の先まで満ちた想いは貴方への恋心。私は今それを言葉にした。もう、引き返せない。
「えっと……考える時間をください」
もしかしたらどこか予想していたのかもしれない。親愛以上の念を抱かれているのではないかと、心のどこかで。ただそれが今だとは考えもしなかっただろう。来週にはいろんな意味での大一番が控えているのだから、私の想いにまで気を回す余裕はなかったように思える。少なくとも私が今彼女の様子を見る限りでは。
1分、2分、3分。寒空の下彼女の逡巡は続く。混乱しているようには見えないものの、気持ちをどのように言語化すればいいかに苦慮しているようなそんな印象を受ける。受けて入れてくれればそれが私にとっての一番のハッピーエンドになるけれど、たぶん、きっと……
- 103メジロエスキーの人23/02/23(木) 21:16:52
「ありがとうございます。プログレス姉さまのお気持ち、びっくりしましたけど嬉しいです。こんな風に誰かに告白される経験なかったですから」
返事がまとまったのかようやくエスキーちゃんは口を開く。ただその表情は固く、重い。
「少し考えてみました。ドーベル姉さまのことは一旦置いといて、プログレス姉さまの気持ちを受け入れた場合のことを、貴方と過ごす日々のことを」
先程の時間はそのための時間だったのか。そこまで考えてくれていたとは思いもしなかった。
「春にはお花見、夏はプール、秋は紅葉狩り、冬はスケートに楽しく2人で。想像するだけでワクワクしました。どんな素敵な毎日なんだろうって。絶対絶対楽しいだろうなって」
途中一瞬見せた笑顔がすぐに曇る。だから答えは、たぶん。
「わたしもプログレス姉さまのことが好きです、大好きです。嘘じゃありません。だけど」
天を見上げ、敗北を悟る。これがそうか。
「ごめんなさい。わたしにとってドーベル姉さまが一番ですから」
失恋か。
──分かっていた。勝ち目なんてないって。レースで例えたら、私はまだスタートしたばかりなのに、ドーベルさんはもう最後のコーナーを回っている。そんな絶望的な差は覆しようがなかった。分かっていた、はずなのに。
「です、よね……あはは……ドーベルさんに敵うわけないですよね……」
どうして涙がこぼれてくるのだろう。
「プログレス姉さま……」
貴方は優しくカバンから取り出したハンカチで私の涙を拭いてくれる。告白を断ったはずなのにその相手の涙を拭いとってくれる。
- 104メジロエスキーの人23/02/23(木) 21:17:53
- 105メジロエスキーの人23/02/23(木) 21:18:22
「んっ……目、開けていいですよ」
おそるおそる目を開けると、そこには頬が若干朱色に染まったエスキーちゃんの姿が見えた。私との距離は先程より離れていて、彼女もかなり恥ずかしかったように思う。
(しちゃった……してしまいました……)
まあそれ以上に私の方が熱暴走しそうなんだけれど。
「ごめんなさいエスキーちゃん、変なお願いした上に聞いてもらって……」
「……いいんです。2回目はないですからね?」
「……はい」
「ならよしです。それでは帰りましょうか」
そう言って普段と変わりなく手を繋ごうと右手を差し伸べてくれる彼女。私は少々躊躇いつつもその手を取り、ぎゅっと握る。
ただ、彼女の手はなんだか先程より温かく感じた。私の方が熱くなっているはずなのに。ということは、つまり。
(やっぱりかわいいですね、エスキーちゃんって)
フラレたはずなのにどうしてだろう。告白前より彼女のことをより愛おしく感じるようになった。
──想いは形を変える。"love "から"like"へと元の形に変化して。ただ、前よりその形は深く、固い。
(大好きですエスキーちゃん。これまでも、そしてこれからも)
- 106メジロエスキーの人23/02/23(木) 21:18:41
- 107二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 21:41:19
ドーベルについて語り出すエスキー見て久しぶりに限界ライス思い出した───
玉砕する女の子の涙からしか得られない必須アミノ酸がある
そしてフラれた後のプログレスのメンタルと関係性に成長を感じていてとても綺麗な恋だったなと外野ながら思いましたはい
誰か語彙力ください - 108二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 22:28:33
明日でアプリ二周年だからライジョウドウにイナゴの佃煮食べさせたりとかできないかな
- 109カラレスミラージュの人23/02/23(木) 22:42:09
- 110ポストレターの人23/02/24(金) 00:20:29
心が沈む。青空が暗く見える。ゴールが遠く見える。
脚は動いているのに、前に進めなくて。
後ろから闇が迫ってくる、数多の足音が近づいてくる。
(いやだ、いやだ、こないで)
その一心で脚を動かし空気を取り込む。
眼は固定されたまま。
後ろを見れるほどの勇気は自分には無い。
走るといつもこうだ、なにか、闇に追われるような気持ちになって。
さっきまで笑い合っていた子達がおぞましい闇に見えてしまって、怖くて、恐ろしくて。
逃げる、逃げる、逃げる………ペースなんか考えない、一心不乱の大逃げ。
以前、注意されたことがあった。
貴女の走りは無茶にも程がある、と。
でも、でも…やめれるはずがない。
……死が後ろから迫っているのに、止まる?
ムリ、無理、むり、いやだ、死にたくない、しにたくない!
おわって、おわって、速く……!
『ポストレター!今10馬身差をつけて、ゴール!
他を寄せ付けない、圧倒的な走りです!』
あ、
視界が開け、青空が戻ってくる。
闇の迫る音しか入ってこなかった耳に観客の声が入る。
………終わった…?
後ろを振り返る、遠くにはウマ娘達の姿、闇なんか欠片もなくて。
「あ…お、れ…?にげ、れ、た…?」
スピードを落とし…というか落ち、そのまま地面にへたり込む。
…選抜レースで勝てた、ということより。
『生き残れた』事に、安堵した。 - 111ポストレターの人23/02/24(金) 00:21:08
- 112メジロエスキーの人23/02/24(金) 06:34:00
- 113カラレスミラージュの人23/02/24(金) 06:37:35
いらっしゃいませ新入部員さん……! ポストレターさんですね、よろしくお願いします!
私はカラレスミラージュと申す者です、仲良くしていただけたら嬉しいです!
まずは>>110、こちらをお出しして飛び込んで来て下さった、その勇気と素晴らしい情景に感謝を……!
たぶんスレの中では久々な大逃げの方なんですけど、「走る」という行為の中に潜む恐怖を克明に映し出して、そこから「生き残る」ために脚質を選んだのがとても伝わってきました……!
>……死が後ろから迫っているのに、止まる?
本能に刻み込まれた恐怖、ただの注意だけで止まれるわけないですよねっていうポストレターさんの焦燥が感じられる……
10馬身もの差をつけてなお、自身の強さや勝利への喜びよりも先に安堵が押し寄せてくるの、本当に怖かったんだろうな……
どうかポストレターさんの今後に幸あらんことを、そしてなりたい部(チームカオス)で楽しんでいただけることを祈って!
改めてよろしくお願いします!
- 114メメントヴィータのひと23/02/24(金) 07:01:34
いらっしゃいませ!よろしくお願いします、ポストレターさん
私はメメントヴィータです。これからよろしくお願いしますね - 115クアドラプルグロウ23/02/24(金) 07:04:19
いらっしゃいませー!
大逃げ仲間!!!
クアドラプルグロウですよろしくおねがいします - 116二次元好きの匿名さん23/02/24(金) 07:30:11
ポストレターさん、はじめまして。
ナックルさん宅の壁でございます。ナックルさん本人はスプリンターです。
自己紹介のwiki
ナックル - uma-musumeになりたい部 @ ウィキ【11/2更新】(YSDメーカー様にて作成) 「誰より速く、かっ飛ばします! 『奇蹄グループ』、上空旋回中!」 プロフィール 名前----- ナックル(Knuckle) 誕生日----- 5月13日 身長----- ...w.atwiki.jpSS
【SS】DAY to Raise KNUCKLE - uma-musumeになりたい部 @ ウィキ【1/28更新】1997年12月。 当時6歳だった『今井ユリ』は、父とともに中山レース場で有馬記念を観ていた。 ユリは、その有馬記念で勝利したウマ娘『デイ』とそのトレーナー『太田拳高』に憧れ、トレーナーを志す。 月日...w.atwiki.jp仲良くしていただけたら嬉しいです。
これからよろしくお願いいたします!
- 117ラプラスの中身23/02/24(金) 07:31:44
最近新入部員来ないな…ってタイミングで希望者が出てきて嬉しいアドラーです
大逃げを生死に重ね合わせる…そう来たかって感じですね - 118ラピッドホライゾンの人23/02/24(金) 07:37:35
- 119フライングフレアの人23/02/24(金) 08:06:37
フライングフレアです ビビりです
…これもしかしてフレアより怖がりな人来た?違ったらごめんなさい
ともあれよろしくお願いします - 120メジロエスキーの人23/02/24(金) 08:49:28
- 121二次元好きの匿名さん23/02/24(金) 09:18:46
死の恐怖から大逃げとはまた凄いキャラですね素敵♡
チームカオスでそこそこ変なやつことバラカドボナール(の中の人)ですよろしく
お絵かきとかたまに……稀に……してます - 122ポストレターの人23/02/24(金) 10:03:40
皆さんありがとうございます、改めましてポストレターです、よろしくおねがいします。
- 123二次元好きの匿名さん23/02/24(金) 10:07:16
- 124ポストレターの人23/02/24(金) 12:18:07
なんで俺、ここに来たんだろうと今更ながら思う。
死が見え、闇に追われ、生死の狭間で追いかけっこ…
別に、スリルが好きだとかいうわけでも無いし走るのは…好きだけど、こんな体験してでも走りたい訳じゃない。
…あーもう、なんでこんな…と思えど浮かび上がるのは姉の姿で。
『僕はね、レター。これで良かったなって思うんだ』
そう、病室で笑った姉には後悔は無くて。
「…」
周りを見る、悔しそうに顔を歪ませるウマ娘達が去っていく。
次こそはと決意を固める娘もいれば中には泣いてる娘だっている。
そのウマ娘達にはもう、闇はこびりついて無かった。
「…死ななきゃ安い、だっけ。全く持って、その通りだ」
姉みたいに、誰かの為に犠牲になりたくなんてない。
…なのに、ここに来てしまった。
「俺らしく、ないなぁ」
呟き、尾の毛をすくう。姉似の葦毛は、ただ揺れるだけだった。
- 125メジロエスキーの人23/02/24(金) 15:32:59
もう続き……お早い……
- 126二次元好きの匿名さん23/02/24(金) 18:35:55
スレが寝静まる夜半から通勤通学のある平日の朝にかけて新人が現れるとはこの李白の目を以てしても
- 127新人さんだやった〜!23/02/24(金) 18:37:45
私はメジロプログレスと言ってここの部員なんだ
◇後はwiki見てもろて…
メジロプログレス - uma-musumeになりたい部 @ ウィキ【10/9更新】メジロプログレス プロフィール 自己紹介 メジロプログレスですわ!マックイーンさんのようなウマ娘を目指しています!…ゴホン、目指していますわ。よろしくお願いします、トレーナーさん! 学年 中等部 所属...w.atwiki.jpその初手SS誉高い
- 128二次元好きの匿名さん23/02/24(金) 19:22:34
過去が垣間見える……どんな子なのか気になりますね
- 129ポストレターの人23/02/24(金) 19:28:59
私は初期スキルで大逃げを所持しているウマ娘。
しかしレース目標がことごとく一位を取るタイプのウマ娘。 - 130ポストレターの人23/02/24(金) 20:05:02
ポストレター
数多のウマ娘の先頭に立ち、レースを己が動きのままにコントロールする【独奏者】
圧倒的な実力から恐れられ、周囲からも孤立している一匹狼。
しかし本番中の彼女は何かを恐れているようで…?
ポストレター(史実)
7戦6勝のG1馬、様々な名馬を相手に大逃げで勝利を飾ってきた怪物であり無尽蔵とも呼べるスタミナを誇る。
しかし有馬記念で初めて抜かされ2着、ゴール後に転倒、その後に後続の馬に踏まれ死亡した。
因果か呪いか、兄と同じ結末となった。 - 131メメントヴィータのひと23/02/24(金) 20:26:08
く そ 重 ッ ! !
【独奏者】の二つ名も独走者とかけられて大変ハイセンスなもので…!
ポストレターさんの物語がどんな結末を迎えるのか、個人的にものすごく楽しみにしていますね - 132ポストレターの人23/02/24(金) 21:48:51
とりあえずwikiに追加しました、間違ってたりおかしなところがありましたら何卒…
- 133ポストレターの人23/02/24(金) 21:49:29
ありがとうございます、頑張って完走します
- 134フライングフレアの人23/02/24(金) 22:07:59
- 135ポストレターの人23/02/24(金) 22:39:03
- 136二次元好きの匿名さん23/02/24(金) 23:52:54
ファファファ いずれあにまんに書き込んでいる自分の精神もウマ娘としての精神に侵食されていくんです
- 137二次元好きの匿名さん23/02/24(金) 23:57:57
- 138メジロエスキーの人23/02/25(土) 00:17:15
なんかSSの続き投げられそうなので投げます。たぶん今回含めて2回ぐらいです
- 139メジロエスキーの人23/02/25(土) 00:17:47
─────
『──さあ第4コーナーを迎えますが、おーっと、ここで外からスーッとメジロエスキーが上がっていったぁ! 最後の直線310m! もうメジロエスキーが先頭に並んで……一気に交わした! リードを1バ身、2バ身と広げていく! 後続も追いすがるがこれは届きそうにない! シニアの壁、なんだそれは、関係ない! メジロエスキー圧勝でゴールイン! 大外枠、そして無敗3冠のジンクス、まとめて吹き飛ばしました! その瞳の先にはもう、遠くパリロンシャンの舞台が映っているのか!』
デート、そして私の告白から1週間後、中山レース場で行われた有馬記念でエスキーちゃんは後続をちぎり捨てて勝利を飾った。枠順抽選会で大外16番枠を引いた瞬間は会場やSNSから悲鳴が上がったのに対し、『ピンク色ってかわいいですよねっ!』と言ってのけた自信は紛れもなく本物だった。
「おめでとうございます、エスキーちゃん。そして頑張ってきてください」
私は早くに確保したゴール前最前列の位置から彼女へ祝福の言葉と拍手を贈る。GⅠ5勝目を飾った王者の走りは冬の寒空の下で一際輝いて見えた。
「あっ、プログレス姉さまっ! 応援、来ていただいてたんですねっ! ありがとうございますっ!」
ウイニングランの最中、ゴール前の私の存在に気がついたのか、エスキーちゃんが外ラチをくぐって私のところへ駆け寄ってくる。周囲は若干騒然としているが、彼女はそれに気をかけることなく私に満面の笑顔でエールへの感謝を伝えにきてくれた。 - 140メジロエスキーの人23/02/25(土) 00:19:28
「おめでとうございます、エスキーちゃん。絶対勝つって信じていましたよ」
「本当ですかっ!? その期待に応えられて嬉しいですっ!」
自分が勝ったことより己の走りを信じてくれたことにより喜びを感じる彼女は、やはり他のウマ娘とは一線を画している。これならば世界のどこに行っても大丈夫だろう。
「……これから頑張ってくださいね。応援、してますから」
「……っ! はいっ、頑張りますっ! それではまたあとでっ!」
彼女は気づいてくれただろうか、いや気づいてくれたに違いない。先程の言葉にただこれから先も応援し続ける意味だけ込めたわけではないことを。
(ドーベルさんとの関係、そして来年からの海外遠征。どうか良い結果が生まれることを)
彼女の幸せをただただ願う。恋が実るように、夢が叶いますように。
─────
「改めてお疲れさまでした。ドーベルさんもお疲れさまです」
「ありがとうございますっ、プログレス姉さまっ!」
「プログレスの方こそなんかいろいろこの子がお世話になったみたいでありがとね」
ウイニングランののち、ウイニングライブまでの休憩時間の間にひっそりと控え室を訪れる。流した汗を拭き取って髪や化粧を整えた彼女は、レースのときとまた醸し出す雰囲気が違っていて可憐で美しい姿をしていた。私はそんな彼女と彼女を横で支えたドーベルさんへ、手元に準備していたかわいい紙袋を2人それぞれに差し出す。
- 141メジロエスキーの人23/02/25(土) 00:20:27
「いえいえ、私の方こそ楽しかったですからお互い様です。あとこれ、お二人へのクリスマスプレゼントです。できれば明日の夜お二人だけのときに中身を見ていただけると嬉しいです」
「明日……あっ」
「よく分からないけど……分かった。プログレスの言う通りに開けるね。ありがと、プログレス」
なにやら勘づいたエスキーちゃんに対し、ドーベルさんの方は首を傾げながらプレゼントをカバンに入れる。私はその光景をニコニコして見つめてから、ウイニングライブの席へ向かうためにという理由ですぐに控え室を後にした。
(明日のデート、どうか上手くいきますように。クリスマスプレゼント、喜んでくれるといいな……)
私が2人に渡したのはお揃いの耳飾り。それが意味することはつまり……
(成功を祈ってますよ、エスキーちゃん)
彼女の幸せを願って足取り軽やかにウイニングライブの観客席へと向かう。嫉みや僻みの心はもうあの日に置いてきた。今の私は彼女たちにエールを送る1人のサポーター。
結末はまだ分からないけれど、その先に幸あらんことを。
─────
翌日夜、デートが終わったであろうタイミングを見計らって彼女にLANEを送ってみた。
「上手くいきましたか、っと。あっ、もう既読つきました」
返ってきた返事は……
「『v』ですか。おめでとうございます、エスキーちゃん」
細かいことはまた今度会った際に聞き出すとして、今はただ祝福の言葉を贈ろう。
「おめでとうございます、っと。これからも私は応援し続けますよ」
彼女の勇気にエールを。そして彼女たちの新しい未来へエールを。
- 142メジロエスキーの人23/02/25(土) 00:21:22
今日はここまで。次回はエピローグじみた何かを投げてフィニッシュです
- 143二次元好きの匿名さん23/02/25(土) 07:08:48
- 144フラワリングピンク23/02/25(土) 09:36:10
>ピンク色って可愛いですよね
わかるますわ
- 145二次元好きの匿名さん23/02/25(土) 12:40:53
誰かがこっそりタガメソーダを飲ませたライジョウドウ「ゲギャギャギャギャギャ人類滅べギャギャギャギャ」などと叫びながらエヴァ初号機みたいな動きで全ての水場に超給水ポリマーで埋めようとする
そんな暴走ライジョウドウを学内プールへ誘導し、被害を最小限に抑えたヒシミラクル氏クリスエス氏に首根っこ掴まれて連行される
ライジョウドウは三時間後屋上で火炎放射器で蛾を焼こうとしていたところを捕獲された - 146ポストレターの人23/02/25(土) 13:29:21
そういえばチームカオスに入るときってなんかイベントとかあるんですかね…?
勧誘されたのかチラシを見て入ったのかで違いそうな気もしますけど。 - 147二次元好きの匿名さん23/02/25(土) 13:33:23
はい!簀巻きで担がれてきたでも全然いいですよ!
- 148二次元好きの匿名さん23/02/25(土) 13:36:45
- 149二次元好きの匿名さん23/02/25(土) 13:39:08
- 150二次元好きの匿名さん23/02/25(土) 13:43:14
- 151ポストレターの人23/02/25(土) 14:06:29
「………なんでぶり大根?」
某日、玄関口にて。
偶然見つけたポスターに写っていたのはぶり大根。
そう、よりによって何故かぶり大根だったのだ。
「料理部かなにかの宣伝…?」
色々と突っ込みどころがあるが…ここで一つ、考えが浮かぶ。
「…料理部、俺も女の子らしくなれる、かな」
ほわほわと脳裏に浮かぶは女の子達に混ざり笑顔で料理を作る自分の姿。
彼女の妄想ではThe・女の子の青春の一コマが映し出されていた。
それに友達もできるかも…そう、淡い期待をいだきつつ。
身長191センチ、耳を隠せば男と間違われる程の強面ぼっちウマ娘、ポストレターはゆるふわガールズ青春ライフを求め、チームカオスの部室へと向かうのだった。
- 152二次元好きの匿名さん23/02/25(土) 14:34:13
見て!ポストレターが入部したそうに見ているよ
かわいいね
みんなが変なポスターで部員募集するので、ポストレターは釣られて入部してしまいました
変人共のせいです
あ〜あ
大体こうなる - 153二次元好きの匿名さん23/02/25(土) 14:43:07
女性人気の高そうなウマ娘が増える増える。。。
- 154フライングフレアの人23/02/25(土) 15:53:57
フレアです
用意したSSをぶん投げます
2レスほど失礼します - 155フライングフレアの人23/02/25(土) 15:55:23
この学園のウマ娘は、皆なにか長所を持っている。ずば抜けたスピードがあるとか、優れたスタミナを持っているだとか、鋭い末脚があるとか。そういったものがなくとも、人を惹きつける魅力を持つとか。何もなくても逆に平均して優れてるとか、たまに居るけれどどこをとっても完璧なんじゃないかってくらい何でもできてしまうとか。本当にいろいろ、それぞれが武器を持っている。
では、僕はどうか。先に言ってしまうと、僕には間違いなく一つの長所がある。それは…
「はい、テスト。しかしまたお前クラストップだなぁ…」
「ありがとうございます。」
「いつ勉強してんだ?最近はトレーニング漬けだろ。」
「やってないです」
「なんでできんだか…」
そう、勉強だ。どういうわけだかこれはやけにできる。もちろん先生にも困惑されるのは心外だが。お陰様でトレーニングの時間は取れるが、赤点でなければ結局変わらないのが辛いところだ。たしかに正確には勉強時間分僕のほうが多く時間を使えるが、正直上手く時間を使えば僕以外の人であっても勉強時間はほんの少しで済む。つまり時間的有利はほとんど取れない。なんともこの学園と相性の悪い能力である。
また、これの問題はもう一つある。
「ねぇねぇフレア〜!この問題教えて〜!」
「っ…いや、先生に聞いてください」
そう。何故かこうして絡まれるのだ。なお今僕に話しかけているのはクラスが同じだけで何一つ関わりのない相手である。いわゆるカースト上位とでも言うべき類の明るい性格をしている人だ。ただそれだけで不干渉を決め込むことができたならいいのだが、勉強が苦手なのだろう、こうしてよく絡んでくる。怖い。勢いがすごい。というかなぜ生徒に聞く。先生に聞け。それが先生の仕事なんだぞ。それとも僕は教職を持っていることになっているのだろうか。そんなわけ無いだろ何なんだ。 - 156フライングフレアの人23/02/25(土) 15:55:34
…というかそもそも僕は一部の問題は感覚半分で、なんなら全部を感覚的に解くので、説明のしようがなかったりする。国語や英語はその傾向が強い。数学は理屈でしか成り立っていないぶんまだ教えようがあるが、他は本当にどうしようもないところがある。なんで僕に聞こうとするのか。うん?理社?前に頑張って教えようとして説明をできるだけ省いたらすべて「覚えてください」になったのでわかりやすい説明は無理だと思う。しかし国語の先生は凄い。なんであんな問題の解き方を明確に言葉にできるんだろう。もちろん他の先生方もすごいけれど。
さて、少し横道に逸れてしまったので話を戻そう。この長所を生かすことはできるのだろうか。結論から言ってしまえば、今より良くすることは不可能だと判断した。僕の考えが及ぶ限りでレースに勉学を生かすすべはない。可能なのはテストを攻略することだが、先程の会話でわかる通りそんなものとっくに済んでいる。なんならテストの点を勝手に見たクラスの知り合いに謎の文句を言われる。本当に意味がわからない。言いたくなるのは分からなくもないけれど。…とにかく、改善できないので残念だがこれは諦める他ない。仕方ないのでやれる範囲のことをする。
「でもさ〜。先生の説明ダルいんだよ。もっと簡単に、っていうかさぁ~。」
「なら教科書でも読んでください」
…まだ話が続いていたようだ。やんややんやと言っているが無視。この時間も居心地が悪くて辛いものだ。さっさと諦めて自分で勉強するか先生に頼っていただくことにする。あと先生の説明はかなり丁寧でわかりやすいと思うよ。前提の部分から説明してる分確かに長いけど。でも君多分その前提も覚えていない方の人でしょ…
まあいい。とにかく、僕が思うに僕の長所は勉強能力の高さだ。
天は二物を与えない。僕に与えられた一物は、あまりに使いにくかった。 - 157フライングフレアの人23/02/25(土) 15:56:21
はい
以上です
次はまた来週の予定です - 158メジロエスキーの人23/02/25(土) 18:31:44
なんか節々に怨恨じみたものが籠もってるんですがそれは……
では自分もSSの続き、というか最終回投下しますね。エピローグみたいなものになりますが、最後まで楽しんでいただけると幸いです - 159メジロエスキーの人23/02/25(土) 18:33:09
─────
「──、あなたはメジロドーベルを妻とし、病めるときも健やかなるときもその愛で互いに支え、尽くすことを誓いますか?」
「はい、誓います」
「新婦メジロドーベル、あなたは──」
あれから数年、私は今目の前で執り行われている結婚式へ招かれ、2人の幸せを祝福していた。元チームのメンバーやメジロ家の方々、その上学園の関係者の方々が大集合したチャペルはそれはもう豪華絢爛、美麗荘厳、言葉にするのが野暮なくらい立派な舞台だった。
(おめでとうございます、ドーベルさん、元ドーベルさんのトレーナーさん、いえ、エスキーちゃん)
『えっ、エスキーちゃんって……えっ……?』
『信じられないかもしれないけど、本当なの。ただ絶対他言しちゃダメだからね』
『それはもちろん守りますけど……本当にそんなことが……?』
彼女は私への宣言通り1年ほど海外遠征へ旅立ち、数多くの栄冠を手にして再び日本へと帰ってきた。そして迎えたラストラン、2度目の有馬記念でも勝利を掴むとその場で引退を発表。今後はレースから離れ、海外でウマ娘の研究に携わるとの発言に最初は彼女ならやりかねないと考えていた私だった。海外へ再び見送る時は泣いてしまったけれど、いつかまたどこかで会えるだろうと信じていた。
ただしばらくしてお屋敷に呼び出され、ドーベルさんとおばあさまから彼女の身に起きた真実について話を聞かされた。最初は何を言っているのかまるで理解できなかったけれど、ドーベルさんの話と記憶とを擦り合わせていくと腑に落ちる部分が多々あり、納得せざるを得なかった。また元の姿に戻ったドーベルさんのトレーナーさんとも話がバッチリと噛み合ったことからも、確かに彼は彼女だったのだなと信じるしかなかった。 - 160メジロエスキーの人23/02/25(土) 18:33:53
(ただエスキーちゃんは初めて見たときからドーベルさんに好き好きアピールをしていましたよね……感情表現の方法が変われど方向性については姿が変わったとて大きくは揺らがないでしょうから、もしかしてエスキーちゃんになる前から……)
あくまでただの仮説で誰にも確かめてはいない。ただ目の前の幸せそうな2人を見ていると、自分の考えは正しいのではと思ってしまう。そもそもドーベルさんがエスキーちゃんの告白を受け入れたのも、おそらくそういうことなのだろう。
(羨ましいですね。まさにベストカップルですね。お二人ともおめでとうございます)
新郎新婦が腕を組んでチャペルから退場するのを他のゲストとともに盛大な拍手で見送る。その2人の後ろ姿に一瞬エスキーちゃんが映り込んだ気がして私は目を擦った。
(あれ? 気のせい、ですよね? 今そこにエスキーちゃんがいたような……)
ドーベルさんとエスキーちゃんは背格好が若干似ていたから、きっとそれで錯覚してしまっただけ。たぶん、きっと。
- 161二次元好きの匿名さん23/02/25(土) 18:37:21
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- 162メジロエスキーの人23/02/25(土) 18:38:15
─────
挙式が終わり、新郎新婦とゲスト全員が青空の下広場へと集う。新郎新婦が何か準備をしている中、ふと後ろの方を振り返ってみると、元チームメンバーがガトリングタイプのバブルマシーンを複数台セットして、辺り一面をシャボン玉まみれにしていた。もう少し抑えてください。せっかくの綺麗な衣装がベタベタになるじゃないですか。
そう注意しようと歩いていこうとしたとき、
「それ!」
というドーベルさんのかけ声が聞こえ、反射的に2人の方を見る。すると、綺麗な放物線を描いたブーケが私に目がけて飛んできて、
「えっ?」
すぽりと胸元に納まった。
「プログレス! 次はあなたの番だからね!」
ドーベルさんの大きな声とともに周囲からエールが投げかけられる。頑張ってねと、結婚式呼んでねと。まだお相手も決まっていないのに。
「が、頑張ります……」
若干たじたじになりながらも決意表明を果たす。そのときどこからか、
『わたしも応援してますからっ!』
と聞こえ、周囲をぐるりと見渡す。彼女の姿は、ない。だけど私は彼女の言葉に心の中で答える。
(応援、してくださいね)
見上げると広がる雲ひとつない綺麗な青い空。いつか空の上で笑いあえたらいいな。そんなことを願いながら、私はブーケを優しくぎゅっと抱き締めた。
〜Fin.〜
- 163ポストレターの人23/02/25(土) 18:55:59
まさか物語の終わりを見届けることができるとは。
おめでとうございます、彼女らに、そして彼女に幸がありますように。 - 164フライングフレアの人23/02/25(土) 19:06:45
怨恨じみたものと言われましても
こっちの成績わかった上で向こうから聞いてきて冗談とはいえ文句言われるわけですから
しかも僕はそれを防ぐための隠す努力もしているのに聞いてくるし
あとテストの問題の解き方とか塾なり学校なりの先生に頼って然るべきだし
そのくらいの実際にあったことをちょっと誇張しただけなんですがね - 165ポストレターの人23/02/25(土) 19:50:10
- 166ラプラスの中身23/02/25(土) 20:03:08
ちょいと進化スキルの名前考えてみました
レースプランナー
→予想通り!
レース中盤で前の方にいると持久力を回復し、速度がわずかに上がる
光芒円刃
→機動最適化
コーナーで速度がすごく上がる
あとこの覚醒の組み合わせはロブロイと被ってるらしいです - 167二次元好きの匿名さん23/02/25(土) 20:15:00
- 168ポストレターの人23/02/25(土) 20:40:50
- 169二次元好きの匿名さん23/02/25(土) 21:06:27
変態と変人と狂人と愉快犯と災害の中に咲いたお清楚
- 170二次元好きの匿名さん23/02/25(土) 21:08:53
泥中の蓮
- 171メジロエスキーの人23/02/25(土) 21:10:36
- 172二次元好きの匿名さん23/02/25(土) 21:14:47
>>171くらいしかまともに答える人いないのホント柴
- 173ポストレターの人23/02/25(土) 21:50:16
なるほど、ありがとうございます
- 174ポストレターの人23/02/25(土) 22:00:35
一体どうしてこうなったのだろう。
自身の手元には押し付けられた入部届、目の前にはサバの味噌煮、部員同士の口喧嘩に構うことなくマイペースに行動しているウマ娘に寝てるウマ娘まで…
いつの間にか部室の扉は閉まってるしこっそりと逃げれそうにもない。
それになにより、文句を言えるほどの勇気は自分になかった。
「えっと…」
とりあえず口を開く、目線がこちらに向く、怖い。
「…部長は、どこですか?」
顔を輝かせる娘、逆に青ざめさせる娘、無反応な娘、反応は様々。
「………」
複数の部員から話を聞きつつ、部長の情報を得る…まともに答えてくれたのは清楚そうな人だけだったけども。
くるりと踵を返し、扉を開け部長の元へと向かう。
…まあ、悪い人たちでは…なさそうだし。
………友達に、なれるかな。
淡い期待をいだき、書類を提出するために部長を探しに向かった。 - 175プッロロプログレス23/02/25(土) 22:12:18
エスキーお嬢様の書いたプロエスSS、大変美味しゅうございましたわ
discordの方でも言ったんですけど想像の倍ぐらい文章量がございましたし読み終わりさぁ次の更新まで待つぞとなった時は餌が上から降ってきた鯉のように心がビチビチ致しました、恋だけにですわね(抱腹絶倒ギャグ)
エピローグについてですけれど私はドベ子お嬢様からプログレスお嬢様(私)にブーケが投げ渡されるのが大変良いですわ。同じ人を好いた恋のライバルからの次の恋の応援、いとおかしですわね
それとポストレターお嬢様の新入りドキドキ入部編SSですけれど目の前にサバの味噌煮、さらっと勃発する部員の口喧嘩は大変お草がお生えになりますわ
これをお書きになられるポストレターお嬢様ならきっとヤミナベス女王杯やロイビ祭りに遭遇しても逞しく生き残るのでしょうね - 176カラレスミラージュの人23/02/25(土) 22:48:55
(出遅れ)部長さん、オウカムーンさんはとても素晴らしい方ですので……!
まあそれはそれとしてチームカオスが名前通り混沌としている事実はどうしようもないんですが
スキル名妄想いいですよね……とりあえず名前だけ考えましたが効果周りを詰め切れてないのでアレ、まあ折角なので便乗ということで
・奇術師→屈折する光彩(速度か加速度スキルに変更させたい)
・迫る影→色褪せた残影
@メジロエスキーの人さん、ポストレターの人さん、フライングフレアの人さん(多数につきアンカー略)
@あと145さん
素晴らしいSS群の感想と、あと145さんは最後の文章を頑張って読んでくださいえすす(139-141,159-162)有馬記念勝利、この描写をあっさり読み飛ばしそうになる程度にはメジロエスキー=無敗凱旋門賞のイメージが定着してるんだろうな
ただよくよく考えると16枠で勝つとかいうとんでもない偉業果たしているあたりこのヒストリーブレイカーはさぁ……
果たしてターフ側で巡り合うメジロ2人、祝福と離別を同時に備えた甘美と少々の悲嘆
>「……これから頑張ってくださいね。応援、してますから」
>「……っ! はいっ、頑張りますっ! それではまたあとでっ!」
これから、の一言に込められた余りにも重く、確かに身を案じる情念……
2人に贈るクリスマスプレゼント、本当にいい子で泣ける……
お揃いの耳飾り、ウマ娘ならではのプレゼントなのが本当に……
>「『v』ですか。おめでとうございます、エスキーちゃん」
(せーのっ)ビクトリーのvなのか、ハートのvなのかは不明ながら確かな成功宣言
そして迎えた結婚式、なんだかんだで未来後日談を書いてる数がめちゃくちゃ多いんですよね
「メジロエスキー」の真実が判明した数少ない相手、まあ同じ目白ならという話なのかな……解釈次第ではトレーナーが改めてメジロになるわけだし
>…telegra.ph - 177シュウマツノカジツの人23/02/25(土) 22:52:38
わざわざスレで、かつこの流れの中言うことではない気がしますがご報告
アヤベさん(誇張された二次創作)に触発され布団乾燥機を買ってからそろそろ1週間?経つのですが、よく考えたら中の人は有馬記念現地に半袖+上着でいた程度には暑がりなので、今のところ毎夜「あっつ」しか感想がありません。多分カジっちゃんもそう。
子どもの頃から湯たんぽ扱いされてた人間に布団を温める機能は不要なんじゃねえかなと気付きました。バカなんかな(自問) - 178二次元好きの匿名さん23/02/25(土) 22:55:20
筋肉量多い人はまあうん…というかトレセンウマ娘はアスリートだし確実に熱いんだけど
フワフワになるかどうかの感想無いんか…? - 179フライングフレアの人23/02/25(土) 22:56:19
- 180メジロエスキーの人23/02/26(日) 06:59:22
- 181二次元好きの匿名さん23/02/26(日) 11:48:18
- 182ポストレターの人23/02/26(日) 11:49:49
選抜レース、それはウマ娘にとってもトレーナーにとっても大切な一大イベント。
ウマ娘はこのレースで実力を見せてトレーナーに目を付けてもらい、トレーナーは目を付けたウマ娘をスカウトする。
新米トレーナーである自分も勿論、その輪からは外れない。
今後のトレーナー人生のためにも、失敗はできない。
…はずだったのだが。
『………寝坊した!』
選抜レースへの緊張からか全く寝付けず寝坊してしまった。
もうレースはほとんど終わってしまっただろうか。
とはいえこのまま二度寝する訳にもいかない、とにかく急がなくては…
-----⏰
急いで走ってきたが当然選抜レースは既に終わっていた。
『…終わってるよね』
周囲には既に契約を結んでいるウマ娘や今まさにスカウトを受けているウマ娘がちらほら。
『…模擬レースでどうにか見つけるしかないか』
そう思い直し気合を入れ直そうと身体を伸ばすと…
『…痛!?』
無我夢中で走っていて気が付かなかったが身体のあちこちが痛む、道中転んだ記憶があるが、どうやら身体中擦りむいたり強く打ってしまったらしい。
『…保健室に行こう』
そう決めて、足を保健室方面に向けようとするが…
………保健室って、どこだ? - 183ポストレターの人23/02/26(日) 11:59:27
学園案内は受けたことはあるのだが数回程度、しかも学園は広く順路もうろ覚えだ。
誰かに道を聞こうか?しかし周りは今後の目標だったりスカウトだったりでとても割り込める空気ではない。
『とにかく歩き回って探そう』
止まっていても仕方ない、歩いて歩いて探すしかない、しかし…
『うわっ!?』
ぐにゃり、と足が歪む、急いで来たから疲労が溜まっていたのか身体中の痛みの影響なのか足がもつれてしまい…
『う、いたた…』
足をくじいてしまった。
しかし周りに心配をさせるわけにもいかない、今は重要な時期だ、自分程度の負傷で手を煩わせたくも無い。
適当なベンチに目をつけそこに座る。
…しかしこのまま放置しても良くはならないだろう、どうしたものかと頭を悩ませていると。
「…大丈夫、ですか」
自分は影に包まれた。
- 184ポストレターの人23/02/26(日) 12:11:23
「………」
目の前にいたのは大柄な人だった、身長は190辺りだろうか、その大きさから見下されると威圧感を感じるというか、顔が怖いというか。
とはいえ自分の事を心配してくれているのだろう、今の自分の状態を伝える。
「…そうですか、え、と」
自分の眼の前でくるり、と背を向け屈む
「…迷惑で、なければ…おぶって保健室に、連れていきます、よ」
『い、いいんですか?』
「…困ったときは、助け合い、です、から」
見た目に反しとても心優しい人のようだ、こうまでされると遠慮するのは逆に失礼だろう。
『そ、それじゃあお言葉に甘えて』
そうして自分はおぶられ…そして
「…ちょっと急ぎます、気をつけてください」
ぐん、と速くなる。
『(ひ、人を担いでこのパワーとスピード…!?)』
とてつもない力だ、一体どんな鍛え方をしたら…と思ったときふと目に入ったのは…ウマ娘の耳だった。
見えていなかったが、どうやらウマ娘だったようだ、それにしたって常軌を逸した力なのだが…。
と、思っている間に…
「つき、ました」
あっという間に保健室についてしまった。
- 185ポストレターの人23/02/26(日) 12:13:09
今はこの程度かな…スレ建てれないので加減。
- 186カラレスミラージュの人23/02/26(日) 12:46:36
凄い勢いで物語が進んでいく……まあ191cmあれば成人男性のトレーナーであろうと容易く超えてしまいますよね
少し無理しがちに見えるトレーナー、優しいながら少し口下手に見えるレターさん、お二人はこれからどう進んで行くんでしょう……!
「『まだバグの原因が確定していない』代物を嬉々として使わせようとするな」
「トレーナーさん!? めっちゃ無惨極まりない顔してますけど!?」
「『とっても面白いことが起きたんです!』じゃねえんだよ金持ちの道楽がよ……」
(ああ、医療事故のインシデントとか。皺寄せって、そうなるか……大変だなトレーナー)
ウマ娘が、とは違いますけど多分先にトレーナーがブチ切れて(もちろん衆人環視の場ではなく私的に)、ウマ娘側が宥める形になりそうなんですよね
原因不明のトンチキ挙動起こしたAIとかシャレになりませんし……
それはそれとしてミラージュはタークさんと相性が良さそうな印象だったり、トレーニングにストイックな所とか
逆にバルブさんは相性こそ最高なんでしょうけどミークの挙動見るに内心探られるのを全力で恐れそうなんですよねー……
- 187二次元好きの匿名さん23/02/26(日) 14:50:09
グラライもそうだけど、このコンビ直近のシナリオに適してないのでは?
- 188二次元好きの匿名さん23/02/26(日) 14:54:27
>「『まだバグの原因が確定していない』代物を嬉々として使わせようとするな」
いやもうほんとおっしゃるとおりです……。
- 189二次元好きの匿名さん23/02/26(日) 14:57:43
- 190二次元好きの匿名さん23/02/26(日) 15:00:20
盾乙
- 191二次元好きの匿名さん23/02/26(日) 15:01:34
おつうめ
- 192二次元好きの匿名さん23/02/26(日) 15:05:10
ウメムスビ
こんばんは🌙<a href="https://twitter.com/hashtag/馬site" target="_blank">#馬site</a>🐎です!
<a href="https://twitter.com/hashtag/ウメムスビ" target="_blank">#ウメムスビ</a> を擬人化してみました!🐴✨
梅むすびを沢山食べて元気いっぱいです!💪🍙💥
<a href="https://twitter.com/hashtag/ウメ娘" target="_blank">#ウメ娘</a>
<a href="https://twitter.com/hashtag/紀州ほそ川" target="_blank">#紀州ほそ川</a> — 馬site(ウマサイト) (Umasite2022) 2023年01月17日 - 193二次元好きの匿名さん23/02/26(日) 15:06:05
梅酒
- 194メメントヴィータのひと23/02/26(日) 15:06:06
おつ梅
- 195メジロエスキーの人23/02/26(日) 15:06:55
- 196二次元好きの匿名さん23/02/26(日) 15:07:50
次スレはマーガレット・ニアール(アークナイツ)=マーガレットステークス=ウメムスビ
繋がったな - 197メジロエスキーの人23/02/26(日) 15:08:50
- 198二次元好きの匿名さん23/02/26(日) 15:08:54
梅田駅
- 199二次元好きの匿名さん23/02/26(日) 15:09:23
梅干し
- 200二次元好きの匿名さん23/02/26(日) 15:10:18