- 1これ需要ある?ないよ◆LX/0j.p6BU23/02/20(月) 00:39:18
今日は不安になるほど平和な日だった。
万魔殿のひたすらにしょうもない嫌がらせもなかった。美食研究会も何ひとつとして問題を起こさなかった。温泉開発部のテロ行為も今日はなかった。取り急ぎで片付けなければならない書類も一つとしてなかった。これはもう、『奇跡』と呼んで差し支えないだろう。
───やることもない私は、先生に連絡をして、シャーレに向かうことにした。ただ何となく、先生に会いたいと思ったからだ。「先生、会いに行ってもいい?」
意外にも、モモトークの返信はすぐに帰ってきた。『もちろん!』『あ、でも』───でも、先生は仕事で忙しく、どこかにお出かけしたりすることはできない、とのことだった。『それでもいい?』これだけは………まあ、結構悲しかった。仕方なく私は、今日という一日を、先生の横顔を見ることに使うことにした。「わかった」「大丈夫」「今から行く」。
シャーレの窓の外に広がる空に、無数の星が輝き出したころ。
「や、やっと終わった〜!ヒナっ、今何時!?」エンターキーを短く押して、先生はそう訊いてきた。
私が時計を見て「7時8分だよ。」と返すと、先生は嬉しそうな顔をして、
「よかった!まだお店空いてるよね!じゃあヒナ、プレゼントを買いに行こう!本当はサプライズってことにしたかったんだけど、ヒナが何で喜ぶかわからなくて………欲しいもの、ある?」
驚いた。まさか、先生と買い物に行けるだなんて思ってもいなかったから。
───欲しいもの。
そう訊かれても、パッと出てくるものは無い。
だって、私が一番欲しいものは今ここにあるのだから。これに勝るものなんて、この世にきっと二つもない。
だから───私はこう答えた。
「今日だけは、少し、甘えさせて欲しい。」
先生は笑って、
「今日だけでいいの?」と言った。
本当に、意地悪な人。意地悪で、変態で、不思議で、ちょっと困った人。
でも。でも、私は、そんな貴方が。
───いや、これは、また今度でいいや。 - 2二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 00:41:06
需要あるよ
- 3二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 00:46:23
一
日
遅
い
! - 4二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 00:49:12
ハートいっぱいあげたい
- 5二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 00:50:35
あるに決まってるよなぁ!?
- 6二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 01:11:14
もっと甘えろ!!
- 7二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 01:17:21
こんな場末の掲示板に貼られるのが勿体ないくらいの代物じゃないか
- 8二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 02:00:52
もっとサンプルがないとさ
需要の見極めなんて出来ないんだから
まだ隠してるブツ出して? - 9二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 02:08:23
すごくあたたかい...