すまないプリンセス、もう君についていけない

1二次元好きの匿名さん21/11/14(日) 23:40:13

プリンセス、落ち着いて聞いてくれ。さっきの爆発で僕は足を瓦礫に挟まれてしまった。いくらウマ娘の力でもこれを取り除くのは時間がかかるし、その間にまた爆発が起こって崩れてしまうかもしれない。だから君は一足早く外に出て助けを呼びに行ってくれ。ここもいつ崩れるかわからない、止まって振り返ったりしないで、前だけを見て走るんだよ。

と言うトレーナーの言葉を信じて崩壊するトレセン学園から脱出するために走り出すプリンセス。助けが来ればきっとトレーナーも助かるはず、そう自分に言い聞かせて、流れる涙も意に介さず約束通り前だけを見て走り続ける。
そして何とか外に出て「お願いします…！私のトレーナーさんがまだ中にいるんです！助けを呼んで欲しいって1人で待っているんです！」と救助隊に懇願するプリンセス。その後一際大きい爆発音が背後から聞こえ、燃え上がるトレセン学園。

救助隊が消化活動と瓦礫の撤去を進めながら少しずつ進むと、プリンセスがトレーナーと別れた場所には、体を丸くしてうずくまっている焼死体が一つあった。見てみると両手と体で守るようにスマートフォンを持っており、ロックが解除されていた。それには１つの録音メッセージが残されており───『嘘をついてすまないプリンセス、もう君についていけない……だけど星になり、君の活躍を見ているから、もし悲しくなった時は空を見上げてくれ』

と聞いた時のプリンセスの感情を答えよ（10点）