- 1二次元好きの匿名さん23/02/27(月) 21:28:55
気分を晴らすために窓から飛び降りてみようと思うような奴なんだ。
あたしは思いっきり奴の頬を殴ってやった。
馬鹿野郎。馬鹿野郎。お前は自分で何をしようとしたか分かってるのか。
けれどもシービーは丸い目をして言うんだ。
「何って、青空に身を任せたら気持ちいいだろう?」
あたしは奴の気を晴らす方法を考えた。
あたしだったら、どんな時に救われたと感じるだろう。
そして同期ではちゃめちゃな宴会をやった。
シービーは宴会の終わりぎわに涙をぽたぽたとこぼした。
終わりぎわにやっと奴は心を開いたんだ。
あたしは奴を抱きしめた。
奴も弱々しくあたしを抱き締め返した。
自由ってのは辛いはずさ。
あたしはその時シービーの心をようやく掴んだと思った。 - 2二次元好きの匿名さん23/02/27(月) 21:29:13
けれども5日後奴は窓から飛び降りた。
奴は根っから自由に生まれついていたのさ。
そしてあたしもまた、それを悲しむように根っから生まれついていたんだ。 - 3二次元好きの匿名さん23/02/27(月) 21:41:59
俺は好きだよ
俺はね - 4二次元好きの匿名さん23/02/27(月) 21:59:53
嫌いじゃない