- 1GM@イザルナタ◆uPjPcgD1TZK323/02/27(月) 21:39:47
- 2甘味狩り◆UwIgwzgB6.23/02/27(月) 21:58:55
立て乙です!おのれ衝合!
- 3重鎧剛蛇◆IRjp04k5N.23/02/27(月) 21:59:26
立て乙です!
今日は衝合祭りな…? - 4GM@イザルナタ◆uPjPcgD1TZK323/02/27(月) 21:59:49
※もう衝合いやっ!いやあああっ!!
――――――――――――――――――――――――――――
――――――――――――
────
【荒れ狂う海原、吹き荒ぶ狂風】
【光なき漆黒の水平の彼方に泰山の如き海魔が、その触手をくねらせているのが見える】
【津波と地震はこの時止んでいたが、それは海魔もまた決戦の気運を感じ取ったからなのかもしれない】
【浜に船首をずらり並べたイザルナタ伝統の戦闘用高速戦、八隻】
【美術品のようなそれらには闇夜にあっても輝く白い帆がはためき、緑と青の紋章が踊る】
若頭「夜明けの前と冬の終わりがもっとも暗く冷たい!」
「だが、その先には金色の朝日と緑の春が待っている!必ずだ!」
「我らの行く末はあの怪物ではない!!忘れるな!!我らはその先へ生きる!!」
「イザルナタのために!!」
【清き疾風が山を駆け降りて背後から吹き抜ける】
【それを一杯に受け止めた魔法の帆は紋章を一層輝かせ、冒険者たちをそれぞれに乗せて砲弾の如き勢いで出航した】
【戦闘開始】 - 5賞金稼ぎ23/02/27(月) 21:59:55
立て乙です
落ちる前に10まで伸ばしておきましょう - 6白髪少年◆LXse3il6fw23/02/27(月) 22:00:10
立て乙です!
マジで外界神降臨? - 7ごちゃ混ぜ少女23/02/27(月) 22:00:13
立て乙です!
これが外界神の端末Power…… - 8重鎧剛蛇◆IRjp04k5N.23/02/27(月) 22:00:22
イベント専用レア保守です!
- 9転換◆u6dVBsXy1E23/02/27(月) 22:00:37
うおおお保守!ちなみに船の大きさはどれくらいで!?
- 10ノコギリ青年◆uk6skpr2fM23/02/27(月) 22:01:08
本スレ出禁の外界神の力……これは許されない
保守です - 11土の剣士23/02/27(月) 22:01:44
立て乙です!
これが外界神の力だというのか…… - 12報恩の両手剣使い23/02/27(月) 22:02:14
たて乙です
おのれ衝合 - 13護闘剣の騎士23/02/27(月) 22:02:41
たて乙です
とりあえず様子見 - 14GM@イザルナタ◆uPjPcgD1TZK323/02/27(月) 22:02:54
- 15重鎧剛蛇◆IRjp04k5N.23/02/27(月) 22:03:20
- 16内気な極東以下略改め〈自在剣〉23/02/27(月) 22:03:20
立て乙です。衝合怖いよぉ
【カシャンッ】
【武器を換えた。出した武器は…魔道具職人作の斧。『舞流』】
「疾く…征きましょう。『舞風壁』」
【防御バフと速度バフを帯びた風の壁が更に船たちを押し、船やそれに乗る者たちを守る】
- 17GM@イザルナタ◆uPjPcgD1TZK323/02/27(月) 22:03:45
- 18海竜の巫女23/02/27(月) 22:05:26
「……みんな征ったわねぇ、後は武運を祈るのみかしらぁ……!」
【色々あって『気』の制御も安定して来た巫女、大僧正様の背中を擦りながら出征組を案じている】
【物見の天狗の報告に集中しながら、戦況を伺う】
- 19〈神獣狩り〉23/02/27(月) 22:05:47
立て乙です!
衝合多い……多くない? - 20地図狂◆N4rysfkBiA23/02/27(月) 22:06:28
立て乙です。流石外界神、衝合もお手の物ですか。
※濡れ衣
前スレ>>168
死霊王「では僕はもう一つ船を増やしますね。数が多いほうが相手の狙いも分散するでしょう」
【杖で地面を鳴らす。すると滲み出るように半透明の帆船が湧いて出てきた】
『お呼びかいキャプテnなんじゃありゃー!?』
死霊王「外界神の端末ですよ。これからあれに吶喊いたしますのでお願いいたします」
『また無茶振りっすね……』
死霊王「いつものことでしょう?頼りにしていますよムクロブネ」
『そう言われたら断れませんよ……野郎共!今回の敵は外界神だ!気合入れろよ!』
【帆船の上に並ぶアンデッド達が鬨の声をあげた】
死霊王「僕達も負けていられませんよ!ムクロブネ、そしてレギオン、霊子砲撃開始です!」
【巨大な魂の集合体、レギオンを喚び出す。2体の上級アンデッドが外界神の端末に砲撃する】
- 21報恩の両手剣使い23/02/27(月) 22:07:10
- 22ノコギリ青年◆uk6skpr2fM23/02/27(月) 22:07:47
- 23地図狂◆N4rysfkBiA23/02/27(月) 22:07:47
- 24重鎧剛蛇◆IRjp04k5N.23/02/27(月) 22:08:49
- 25怠惰な龍23/02/27(月) 22:09:28
- 26『屍鬼の宴』◆N4rysfkBiA23/02/27(月) 22:09:37
- 27内気な極東以下略改め〈自在剣〉23/02/27(月) 22:10:32
- 28甘味狩り◆UwIgwzgB6.23/02/27(月) 22:10:54
「さぁ……力を貸してくれ…エミッタ、サルサ、そして……私の想い人……ソルト!!!」「出でよ……《イデア・ソード》ッ!!!」
【虚空に伸ばした手の先に出現したのは、百科事典に柄と刃が生えたような形状の巨大な剣】
"BIOLOGY→BIO...!!!"
"IDEA READY???"
"GEOMETRY...!!!"
"HUMAN, THE ORIGIN!!!"
【次の瞬間、懐と胸の紋章からひとりでにカートリッジが飛び出し、剣の分厚い本を模した部分に次々と刺さった】
"BIO...B-BIO...EVOLUTED!!!"
"TRUTH-JUSTICE-BEAUTIFUL... IDEA-IDEA-IDEA!!!"
"CONCEPT UP, HU-HU-HU-HUMAN!!!"
"STUDY COMPLETED...GEOMETRY!!!"
【祈るように目を閉じ、剣に触れると4本のカートリッジが一斉に起動】
【眩い四色の光が甘味狩りの全身を卒業証書を入れる筒のような形状に包み込み】【一瞬の後、砕け散る】
"CONGRATULATIONS!!! NOW YOU GRADUATED!!!!!!"
【中から現れたのは、白・緑・蒼・紅に金色が混じった豪華なローブと軽鎧を纏った少女】
「我が名は■ア…(パリンッ!!!)…レア・ミディアム!!!この衝合世界に転生し、『甘味狩り』と呼ばれし者!!!」
「そして、セントラリアギルドの冒険者であり、今宵テメェに一矢報いようとする者!!!」
【蠢く外界神の眷属を"澄んだ金色の"瞳でしっかりと見据え、極彩色のローブをバサリと翻しつつ】
【何かが割れる音と共に、少女は高らかに名乗りを上げると】
「イデアァァァァ………スラァァァッッッシュ!!!」
【異形の大剣、イデアソードに白色の光を宿し、横薙ぎに思いっきり振り抜いた!】
【軌跡はそのまま輝く刃となり、津波の一部を横に切断せんと迫る!】
【巨大な飛ぶ斬撃だ!】
- 29〈神獣狩り〉23/02/27(月) 22:11:15
- 30白髪少年◆LXse3il6fw23/02/27(月) 22:12:20
- 31GM@イザルナタ◆uPjPcgD1TZK323/02/27(月) 22:12:29
- 32転換◆u6dVBsXy1E23/02/27(月) 22:13:10
- 33護闘剣の騎士23/02/27(月) 22:14:44
- 34白髪少年◆LXse3il6fw23/02/27(月) 22:14:59
- 35土の剣士23/02/27(月) 22:15:09
地母神僧「行きます!『支援領域展開』!!」
【船の帆先から跳躍した地母神僧はその身の神気を解き放ち、『羽毛持つ蛇』の本性を表す】
【そしてその周囲に、『領域』が広がっていく】
「『虹霓の彼方より』!『明星の導きあれ』!」
【船団を囲い込んだ領域の中に虹色に輝く雨が降り注ぎ、金色の星光が戦士達の身を包む】
※オートリジェネ+ステータスアップ
「こっちも行くぜ!『聖剣限定解除/第七段階』!」
【天を衝くように掲げた聖剣から、ドス黒い瘴気が迸る。それは、濃密な死の気配を辺りに漂わせる。周囲の者達からは、ゆらゆらと周囲の空間が歪んでいくように感じられた】
「──『不死斬り』!!」
【振り抜かれた聖剣から放たれたのは、文字通りに"死"を齎す巨大な斬撃。それは音もなく海原を割り、大気を切斬しながら大津波に迫る】
- 36ごちゃ混ぜキマイラ23/02/27(月) 22:17:00
【少女が変身する】
【可愛い少女の上半身があって強い竜の身体があってその角に優しい花が生えてて尾の先にデカい鯨の身体があってついでに可愛い猫の身体があるキメラの子の、姿へと】
【そして、飛び立つ】
【音を置き去りにし、荒れ狂う海魔を眼下に収めて。ごちゃ混ぜキマイラは遥か天空に座す】
【それは導きの星の如く、暗き夜に差し込む一筋の光であった】
【星灯の如き怪物が吼え上げた】
【天が震え上がり、星羅を閉ざす雲を消し飛ばす。海の怪物に対抗する、空の怪物が此処にいる】
【竜の顎門が大きく開き、その胸を膨らませて。超々遠距離攻撃が放たれた】
ドラグ・フライシャッツ
【『 竜 の 射 手 』】
【火炎の狙撃弾が大津波を穿ち、道を切り開く!】
- 37海竜の巫女23/02/27(月) 22:19:27
「これは……凄いわね、軍団戦ならではの技術?風の力で飛び道具の力を増幅してるのかしら?」
「飛んでる矢は回転しているとは聞いたけれど、更に追加で回転を与える事でこんな威力にもなるのね……」
【超長距離射撃を間近で見つつ、感心しきりの巫女。弓術はまだ形を齧った事があるだけだ】
「風魔法ならウチにも適性はあるから、ここで見たものがいつか役に立つかも知れないわねぇ……!!」
【この光景を目に焼き付けて置く。いつの日か、自身も島の一族を率いて戦陣に立つ日が来ないとも限らないから】
- 38〈神獣狩り〉23/02/27(月) 22:21:39
『む………素晴らしいな』
【戦場が別であった為に、直接目撃するのは初めてであったが超遠距離射撃に対して素直な称賛を贈る。一人が突出しているという訳ではなく、全体が極めて高い能力を保有する精強な集団だ】
- 39GM@イザルナタ◆uPjPcgD1TZK323/02/27(月) 22:23:57
- 40GM@イザルナタ◆uPjPcgD1TZK323/02/27(月) 22:24:10
- 41賞金稼ぎ23/02/27(月) 22:25:05
「頼りになるな」
【味方を、イザルナタの射撃を見ながら、賞金稼ぎは動かない。】
(適材適所だ。敵を撃ち抜くのは得意だが、土木工事や治水は銃の仕事ではない。私の仕事はその後だ)
【ただ、その時を待つ】 - 42『屍鬼の宴』◆N4rysfkBiA23/02/27(月) 22:25:13
- 43賞金稼ぎ23/02/27(月) 22:27:27
急に規制が来るし
その間にイベント進んでたし軽く羞恥で端末をひねり潰せそうな気分だ(きぶんだけ) - 44甘味狩り◆UwIgwzgB6.23/02/27(月) 22:28:11
- 45内気な極東以下略改め〈自在剣〉23/02/27(月) 22:28:29
- 46〈神獣狩り〉23/02/27(月) 22:29:11
【その言葉を聞いて性質を炸裂から爆破に変化させた魔力矢を生成しながら《月弦》に装填する。いつでも攻撃が出来るように準備を整える】
『………』
【忙しなく視線をキョロキョロと動かしながら耳を澄ませて、何処から攻撃が来るのかを先読み出来ないかと試す】
- 47報恩の両手剣使い23/02/27(月) 22:29:29
「津波をなんとか防げたと思えば…!気を抜く暇が無いな!一層気を引き締めねば!」
- 48賞金稼ぎ23/02/27(月) 22:29:34
- 49海竜の巫女23/02/27(月) 22:29:49
「ここから見ると小さい様にも見えるけれど、船はもっと小さいから……あの触手、サイズは――!?」
【『気』を送り続けながら、船団の戦いを見守る。触手が船のすぐ隣で水柱を立てた時は、思わず目を瞑りそうになった】
【《人化の術》を解いて格闘戦を挑んで居たらどうなるだろう?と少し考え、平面ドラゴンを想像し、顔を青くした巫女】
「みんなー!?気を付けて……!?」
【スクロールに打ち込むが、前線組は読んでいる暇もないだろう】
- 50土の剣士23/02/27(月) 22:29:51
- 51護闘剣の騎士23/02/27(月) 22:29:54
「よし 一方前進だな」
【サーフィンしてそのまま戻ってきた】 - 52白髪少年◆LXse3il6fw23/02/27(月) 22:30:29
- 53重鎧剛蛇◆IRjp04k5N.23/02/27(月) 22:30:58
「ここまでの巨体と正面からやりあうのは初めてかもですね…」【W金棒を構える】
- 54ノコギリ青年◆uk6skpr2fM23/02/27(月) 22:32:04
「応!決着はここで……未来を手にするのは、俺たちだ!」
【神機を再度構え、より強くより飢えた神力を高めていく】
「さあ、来い「旧き海魔」よ!俺たちを止められるもんなら止めてみやがれ!」
【神機覚醒】
【青年の右目が黒く染まり、瞳孔が赤く輝く】
【その重圧だけで揺れ動く荒波を相殺し、触手たちに『捕喰者』が放つ絶対の恐怖を与える】
- 55転換◆u6dVBsXy1E23/02/27(月) 22:32:32
- 56GM@イザルナタ◆uPjPcgD1TZK323/02/27(月) 22:34:48
大海魔「████████████████!!!」
【狂気の化身が悍ましい叫びを上げる】
【咆哮は現実空間と聞くものの精神にヒビを入れるが、呪印で護られた冒険者と船には焼けつく痛みを与えるのみで効果は無い】
【牽制の津波を破られ、接近を許した怒りに震える触手】
【一つ一つが地形を容易く変えてしまうほどの巨大なそれが8本、岩とフジツボに覆われている】
【大海魔は触手をさながら槍の如く構えた】
【刺突と呼ぶにはあまりに巨大過ぎる】
【最初の攻撃はそれぞれかろうじて船乗りの直感で回避できたが、まだ断続的に触手の暴風は吹き荒れる】
【このままではいずれ直撃してしまう】
【触手を無効化しなくては】 - 57海竜の巫女23/02/27(月) 22:38:02
- 58内気な極東以下略改め〈自在剣〉23/02/27(月) 22:40:12
- 59怠惰な龍23/02/27(月) 22:40:45
- 60魔弾術士23/02/27(月) 22:41:18
- 61白髪少年◆LXse3il6fw23/02/27(月) 22:43:24
- 62護闘剣の騎士23/02/27(月) 22:43:54
- 63賞金稼ぎ23/02/27(月) 22:45:01
- 64〈神獣狩り〉23/02/27(月) 22:45:04
- 65甘味狩り◆UwIgwzgB6.23/02/27(月) 22:45:14
- 66報恩の両手剣使い23/02/27(月) 22:46:37
- 67転換◆u6dVBsXy1E23/02/27(月) 22:46:38
『喧しいッ!!』
【海竜は迎撃など考えず、震えも痛みもなく、真っ向から突き立つ触手へと食らいつく】
【当然、破城槌すら生温く思われる海魔の大槍が、竜の顎と喉を吹き飛ば―――】
『ハズレ』
【―――無数の小魚となってはじけ、空しく空を切る】
【無数の魚が集い象られた海竜、そこに不定形の流体としての経験を合わせれば、ただ向かってくるだけの刺撃など無傷で凌ぐは実に容易い。カウンターもまた然り】
【無数の魚が意思を持ったように―――事実、《転換》はこのバラバラの群体へと変じ、数匹単位で精確に動かしているが―――触手へと纏わりつき、再び竜の上顎と下顎を形成する】
『微生物じゃ食い出がない、一本貰うぞ』
【ガチンッ!!と海竜の大顎が閉じられ、万力の如く極太の触手を嚙み千切る―――!!】
- 68ノコギリ青年◆uk6skpr2fM23/02/27(月) 22:47:08
- 69重鎧剛蛇◆IRjp04k5N.23/02/27(月) 22:47:24
- 70通信23/02/27(月) 22:47:37
- 71『屍鬼の宴』◆N4rysfkBiA23/02/27(月) 22:48:39
死霊王「来ましたね。ソウルゴーレム・ギガント!がしゃどくろ!あの蛸足引き千切って鍋で茹であげてしまいなさい!」
【霊子結晶の巨人と巨躯の骸骨を喚び出す死霊王。2体のアンデッドは触手を迎撃せんと外界神を睨む】
変身青年「俺達も負けられねぇな」
鬼神娘「せやな。こっからが本番や!」
【変身青年は鎧を纏う竜人に、鬼神娘は筋肉隆々の大鬼へと変貌する。全力の戦闘形態へとなったのだ】
死霊王「あー、あー、あー、んん……喧しい!!!!」
【一喝】
【ムクロブネに迫る狂気の絶叫を同じく絶叫で無力化する死霊王。この程度では彼らは止まらない】
【そこに飛来するのは山の如き触手。当たればムクロブネはいとも容易く弾き飛ばされるだろう】
変身青年「させるかよ!」
死霊王「ハァァァァ!」
【しかしそうはならない】
【触手に向けて竜人と大鬼が飛び出す。砲弾のように触手に激突し、そのまま力任せに軌道を無理矢理変え、ムクロブネから反らした】
- 72土の剣士23/02/27(月) 22:49:27
- 73GM@イザルナタ◆uPjPcgD1TZK323/02/27(月) 22:49:41
【冒険者の攻撃を幾重にも喰らえばいかに頑強と云えど耐えられない】
【触手が1,2本と消耗して海原へ大波を立てながら落下した】
【だがしかし、大僧正の言葉通り触手はそう時間をおかず再生してしまう】
【重化の呪いもこの巨体と膂力の前にはほんの誤差にしかならない】
【一本でも船団を相手取るのに十分な触手が八本もあるのだ、数本切られたなら残り数本で再生するまで応戦してしまえばいい】
【既に大海魔の頭は見えている、だがこの不安定な足場と大海魔の猛攻を前にしては転生坊の神速「八岐断ち」でも十分な溜めを作れない!】
- 74白髪少年◆LXse3il6fw23/02/27(月) 22:49:43
- 75ごちゃ混ぜキマイラ23/02/27(月) 22:50:20
キメラティック・バースト
【『複竜の咆哮』】
【鯨の潮吹きの要領で放たれる焔の雨。流星群の如く、無数の大火炎が海に降り注ぐ。それら一つ一つが、生命の記録を宿したモノ。後世に自らがいた証を残す、確かな証拠であり】
ドラゴン・ロア
【『竜姫の唱歌』】
【星灯の一つが咆哮を放ち、轟音が大海原に叩きつけられた。それは竜が唱える真言であり、生命の記録に魂を呼び戻すモノ。星の■■者の大権能が、今ここに行使された】
ドラゴンブレス=キマイラメイデン
【『 絶 響 竜 咆 ・ 混 沌 乙 女 』】
【降り注ぐ焔がカタチを変えていく。あるモノは大きな樹木へ、あるモノは大きな鳥へ、あるモノは機侵のワイバーンへ。焔のそれぞれが無数の生命のカタチへと、『再誕』を果たす──!】
『大きな敵』『打ち倒せ』
「████████████!!!」
【再度、星灯の如き怪物が吼えた】
【それは『竜姫の唱歌』。己が再誕させた生命の数々に命令を下すもの。二言程度しか命令はできないが、この怪物を討伐する為にはそれで十分である】
【生命の数々が駆ける】
【数十メートルの巨体を誇る大猪“野良ベヒモス”の群れが氷の大地 >>52 を足場にして触手へと突貫する】
【ロック鳥などと称される大きな大きな鳥が、空より鉤爪を振るう。韋駄天と称される機侵ワイバーンが超音速飛行で空を駆け、精密誘導弾二発を発射する】
【数えきれない程の命が海魔によって潰えながらも、確実にその身体を削っていく!】
- 76土の剣士23/02/27(月) 22:53:01
- 77内気な極東以下略改め〈自在剣〉23/02/27(月) 22:54:51
「…成る程。巻藁代わりにはちょうど良い…などと言ってる場合ではありませんね」
(溜には…まだ足りませんか)
「ならば…斬り刻み続けるまで…『砕断』…『糸織』」
【浸透し、内側から斬り砕く斬撃で斬り刻みつつ…更にその斬撃を設置する。下手に動けば?いいや、図体が巨大な分、動けば確実に神力を無視し、万物を断ち、神への特効を帯びるその斬撃に斬られ、染み込まれ、内側から斬り砕かれ爆ぜるだろう。それを周囲に張り巡らせていく。…更なる大技の伏線、もしくは味方の行動の基点とすべく】
- 78海竜の巫女23/02/27(月) 22:55:20
- 79護闘剣の騎士23/02/27(月) 22:55:43
「んー、足場……悪いよな…………おれ、神さまじゃないから海は割れないし……それに割れたとして、あの猛攻じゃ難しいよな」
【とにかく、一桁ランカーが来れば好転するだろうと触手にとどめを差し続ける(させてない)】 - 80地図狂◆N4rysfkBiA23/02/27(月) 22:56:39
「おー誰が来るんだろ?銀河君かな?不滅君かな?割り人君は…多分違うかな?」
【巨大な触手の上、少女が虫眼鏡を片手に触手を見ながら通信を聴いていた。荒れ狂う触手の上にも関わらず彼女は微動だにせず検分を続けている】
- 81賞金稼ぎ23/02/27(月) 22:59:24
「再生する?ある意味では好都合か。溶融の魔弾はお前そのものに蓄積する……倒れるまで無限に火に弱くなれるということだしな」
【連射続行しつつ戦局の動きを見守る】 - 82???23/02/27(月) 22:59:39
- 83GM@イザルナタ◆uPjPcgD1TZK323/02/27(月) 23:00:12
大海魔「████████████████!!!???」
「████████████████████████████!!!!!!!!!!」
【追撃に大海魔が吼える】
【叫びは時空を揺るがし現実を圧倒する、腐っても彼の魔王の眷属ということだろうか】
【発生した衝撃波は総本山にまで届き、しかし大僧正が扇の一閃にて迎撃する】
大僧正「クッ………!」
京姫「大僧正!?傷が!!」
大僧正「この背には……まだ春を知らぬ生命が居るのだ!老木が盾とならずしてどうする!!」
【寺院の奥で助けを待つ逃げ遅れた母と抱かれる稚児】
【もし大僧正が受け流さなければどうなっていたことだろう】
僧正「弓手!いつでも撃てます!」
大僧正「撃て!!指揮はここから其方に預ける!!」
大僧正(父上…かつてのあなたのようにできるか……!)
(否、やってみせよう…祖霊よ、精霊よ、御照覧あれ……!!)
- 84甘味狩り◆UwIgwzgB6.23/02/27(月) 23:01:15
- 85白髪少年◆LXse3il6fw23/02/27(月) 23:01:40
「……!!!」
【いまだ削りきれていない触手が目に入り、白髪の少年は歯噛みする。
数秒考え、まだ船にいるサポーターの少女と〈妖精才女〉に『お願い』を申し出た。】
「リリーシャさんは早く出せる魔法の準備!!
リタ、《水乙女の護布 -ウンディーネ・クロス- 》を!!」
「言われなくてもやってやります!!」
「矢で飛ばします、受け取ってください!!」
【〈妖精才女〉は詠唱に入り、サポーターの少女は身の丈を優に上回るバックパックから《水乙女の護布》を取り出し、矢に括り付けて《リトル・バリスタ改》に装填し……発射!!】
「【聖樹よ、弓となりて我が手に来たれ
矢を番えよ、其は一条の光
狙い定めよ、汝は妖精の射手
解き放て───必中の矢】!!
……【アルクス・ルミナ】ァ!!!」
「ぜぇああああ!!!!!」
【追尾性能を持つ光の魔砲《アルクス・ルミナ》と、それに追従する白髪の少年。
光の魔砲は触手を目指し、《水乙女の護布》を受け取った少年は素早くそれを身に纏い『転生坊』に向かって叫ぶ。】
「足場が足りなければ僕を踏み台にしてください!! 僕は水に落ちても大丈夫です!!」
- 86〈神獣狩り〉23/02/27(月) 23:02:21
- 87重鎧剛蛇◆IRjp04k5N.23/02/27(月) 23:04:07
- 88ノコギリ青年◆U0RnVWU1iU23/02/27(月) 23:04:46
- 89報恩の両手剣使い23/02/27(月) 23:05:50
「再生持ちか…!面倒だな…!」
- 90海竜の巫女23/02/27(月) 23:06:03
「……あっちのドラゴンさんも大暴れね、あれどんな術式使ってるのかしら、ド派手よねぇ……」
【星と龍の気配は感じつつも、その仕組みは分からない。遠目には灯篭流しにも思えるその光景を見て】
【思わず団扇を振って応援した……後、慌てて『気』の吹込みに戻った】
「ウワッ!?……マジで!?アレだけ攻撃受けながら本陣狙って来たの!?あわわ……」
「大僧正様、決して無理せず油断もしないで敵を見張ってウチらを助けてかしらぁ……!?」
【再び右手にペンデュラムを垂らし、龍気の汲み上げを開始する。ここには先程助けてくれた仲間達は居ない】
【一人で制御をやり遂げねば――と一層集中し、大僧正様の治療に打ち込む。頭でクッキーの樹海が揺れた】
- 91『屍鬼の宴』◆N4rysfkBiA23/02/27(月) 23:07:30
- 92転換◆u6dVBsXy1E23/02/27(月) 23:07:36
- 93GM@イザルナタ◆uPjPcgD1TZK323/02/27(月) 23:23:46
- 94GM@イザルナタ◆uPjPcgD1TZK323/02/27(月) 23:24:50
【戦火瞬く水平の彼方を見つめる総本山】
【膝をついていた大いなるエルフは、しかしよろめきながらも立ち上がる】
大僧正「巫女よ、礼がまだだったな」
僧正「…!?大僧正なにを!?」
京姫「大僧正……!」
大僧正「………あとは頼んだ」
【断崖から迫り出す舞台より大僧正は飛び降りた。】
【そのあとに風雷が続き、雨雲が渦を成して付き従う。】
【――――――――――――――天狗。】
【古代の人々は天を征く流星に多くを見出した。】
【矢、涙、竜、様々。天駆ける狗もまたその一つ。吉兆と凶兆の境界を征く者。】
【実体はただの塵芥と言うものもいる。それは事実かもしれない。】
【しかし、それでも。】
【ただの塵芥が数え切れぬ願いを背負って彼方を征くこともできるのだ。】
- 95『レゴリス』23/02/27(月) 23:28:43
魔弾術士「あれは……」
土の剣士「……大僧正サマ、まさか……」 - 96内気な極東以下略改め〈自在剣〉23/02/27(月) 23:29:09
何だよもーまたかよー!(衝合)
【FrontierWalkerで海上を、空中を駆け回って触手を斬り砕きつつ、斬撃を設置していく】
(『糸織』…設置する斬撃が術式陣の補強、基点に利用出来るのは実証済み…)
「このまま斬り砕き、刻み続けるのも良いですが…利用出来そうな方はどうか使ってくださいね?」
「────。」
【「それ」を感じ取り。より強く刀を振るう。『宵星の顕「黄昏」』がより強く瞬いた】
- 97匿名の導き手23/02/27(月) 23:29:58
- 98重鎧剛蛇◆IRjp04k5N.23/02/27(月) 23:33:44
「大僧正様……?」
- 99護闘剣の騎士23/02/27(月) 23:33:46
- 100海竜の巫女23/02/27(月) 23:34:00
「……征ってらっしゃいませ」
【手を止め、一礼して大僧正を見送る。かの呪いを破れぬ以上、治療も時間稼ぎに過ぎない事は分かっていた】
【大僧正は残された時間を使い、イザナルタを襲う悪鬼へ最後の一撃を入れて逝くのだろう】
【島の護り手の務めとして】
「……さて、ウチも手が空いたわけだけれど――さっきの攻撃の例もあるからねぇ」
「春見ずして枯れる草木――なんてのはお断りよ。殴りに行くよりは守りを固めておくべきかしらぁ……?」
【幸いにして龍脈から汲み上げた龍気は唸る程ある。それを今度は、自身の龍の炉心へと取り込み、出力を上げる】
【そのまま寺院と外界神の眷属を結ぶ直線状へ仁王立ちになり、構えを取る】
「備えあれば憂いなし、ってねぇ?」
- 101報恩の両手剣使い23/02/27(月) 23:35:13
「あれは…大僧正殿か…?一体何を…」
- 102ごちゃ混ぜキマイラ23/02/27(月) 23:36:05
【再誕した生命は、大海魔の触手によって呆気なく潰えていく。冒険者達が乗る八つの船にも匹敵する巨大な獣の数々が叩き潰され、鋼の身体を持つ飛竜をも『刺突』により打ち砕かれた】
【だが───】
ドラゴンブレス=キマイラメイデン
【『 絶 響 竜 咆 ・ 混 沌 乙 女 』】
【その技の、二発目。火の雨が降り注ぎ、生命が再誕する。飛翔する甲虫が、火炎の巨人が、天をも穿つ巨体な樹木が、兎と蜂の融合体が、大海魔へと突貫する!】
【雷電を纏う巨大な甲虫“ケラウノスオオカブト”が触手を避けながら空を舞い、兎と蜂の融合獣“ラビー”がそれを足場に跳躍した】
【甲虫から雷電を受け取り、羽と足を調律させて超速飛翔。荒れ狂う海魔に雷電の毒針を喰らわせる】
【天を摩する大樹木。大海原の中に立った其れは、狂気の大海魔の暴力的なまでの津波に晒されて今にも折れそうな程に揺らされ動く】
【──だが、その振動により樹木から現れ出でる黄金の粉塵。それらは特殊な魔力を帯びた花粉であり、樹木の守護者】
ゴールデンダストエレメンタル
【 『殺塵花粉大精霊』 】
【と、呼ばれるモノ。黄金の煙巨人が、大海の上に立ち上がる。繰り出されるのは巨体の拳撃。内より身体を破壊する粉塵が、大海魔に降りかかる】
「……ン…、…イケ…!」
【天空の怪物として、少女はただ見送った】
- 103『屍鬼の宴』◆N4rysfkBiA23/02/27(月) 23:36:21
- 104ノコギリ青年◆U0RnVWU1iU23/02/27(月) 23:36:45
「……!」
【雷鳴が、天を往く雨が、冒険者たちに清き風を告げる】
「爺ちゃん……!塵芥なんて言わせるかよ……!」
「更に飢えろ、俺が今“アレ”に勝るものは……飢餓感だけだ!」
【応える、人の思いを宿して神を超える】
「喰らえ……もっと疾く、もっと高く……!」
【赤き眼の耀きは熱き人の血を滾らせ、神の領域を侵食していく】
【死と隣り合わせに身を削るが、その感覚はより人に近い者へと昇華していく】
【そして神機より解き放たれた斬撃は、『世界を拓く剣』となって光指す活路を、イザルナタの天風を届かせる風穴を開けた】
- 105甘味狩り◆UwIgwzgB6.23/02/27(月) 23:37:02
- 106匿名の導き手23/02/27(月) 23:37:28
「また衝合の波動が…そちらの方も少々心配ではありますが」
「見据えるべきは眼前の敵、でしょうか」
「………」
【再び目を閉じる。視るのは彼の纏う流れ。その強き意志が成就するよう因果の傾きに働きかける】
- 107転換◆u6dVBsXy1E23/02/27(月) 23:39:48
『ッああ面倒くさい!!』
【海魔の肉を食い荒らし、体内に食い込んでなお止まらぬ再生】
【ならばと小魚すべてに命令を送る。呪詛変質、肥大、そして爆破】
『吹き飛べ』
【傷口を食い荒らし、得た魔力すべてを呪いへと転化して、目一杯に膨らみ、無数の魚群が内側より爆ぜる】
【血肉が爆ぜ飛ぶ音と共に、魚の歯形でズタズタの肉へと熱が襲い掛かり、呪詛が一層深く染み込む】
【疼痛、熱傷、鈍痛、並みの生物であれば発狂死するような激痛で以て海魔を縛る】 - 108GM@イザルナタ◆uPjPcgD1TZK323/02/27(月) 23:40:00
大僧正(――――――――どれほど磨き続けたろう)
【扇の裏に魔法で隠した太刀を抜く。】
【ただ大きいだけの太刀だ、何ら特別なものを持って生まれたわけではない。】
【自分と同じだと大僧正は刃に写る己を観る。】
大僧正(きっと、あの子らの半分の才覚も儂にはないのだろう)
【綺羅星のように苦難へ挑む冒険者と、二人の我が子を思う】
【ただ長く生きて、生き延びてしまっただけだ】
【自分にできることなど磨き続けること、護り続けることだけ】
【これからを征くのはあの子たちなのだ】
大僧正「………いくぞ、我らが磨き続けた生涯を叩きつけに!!」
【数里はあろう距離を一陣の疾風は瞬時に駆け抜け、戦場の上空に現れた!】
【大海魔は冒険者らに気を取られて、この大敵の接近に刹那遅れる!】
【擦り切れるほどに磨かれたなまくらの刃が純白に瞬く!】 - 109匿名の導き手23/02/27(月) 23:40:14
※欲しいバフがあれば何でもどうぞ
導き手の能力によってその御意志を支え、効果を倍増させます※ - 110賞金稼ぎ23/02/27(月) 23:41:00
「そういえばそちらの仕事だったか」
【ちらとそちらを見て呟く】 - 111ごちゃ混ぜキマイラ23/02/27(月) 23:42:14
- 112内気な極東以下略改め〈自在剣〉23/02/27(月) 23:43:17
- 113地図狂◆N4rysfkBiA23/02/27(月) 23:43:59
- 114匿名の導き手23/02/27(月) 23:45:55
- 115賞金稼ぎ23/02/27(月) 23:47:16
おのれ衝合って想ったら鯖落ち減るバフとかつかないかな…
- 116護闘剣の騎士23/02/27(月) 23:47:31
「そんな」
【一瞬下を向く】
「……わかった やるしかないな」
【すぐ切り替える】 - 117GM@イザルナタ◆uPjPcgD1TZK323/02/27(月) 23:49:20
大僧正「―――――――――――――『八岐断ち』!!!!」
【本家本元、古の災厄を討ち払うために編み出された奥義。】
【其の同時に放たれる八の太刀筋は再生を許さぬため。】
【其の神速をも超える速度は巨大な体躯を裂き切るため。】
【真上から撃ち込まれた正八角形の斬撃は大海魔の触手を一度に切り離した。】
【かつてのなまくらは砕け散り、白波と消える。】
【痛みを感じる間も無い、だが海魔はかつて己を封じた剣士の姿を大僧正に重ね、絶叫する。】
【外界神の眷属たる力すべてを投じた全方位への衝撃波により、触手の再生まで時間稼ぎをするつもりだ!海魔を取り囲む船ごと冒険者たちを――――――――――――】
仙帝「八岐断ち」 - 118『レゴリス』23/02/27(月) 23:50:32
羽毛持つ蛇「………『灰よ、今一時の羽撃きを』」
【羽毛の入り混じった灰風が、大僧正の周りに吹き抜けていく】
【灰となりても甦り、征くべきところへ羽撃いて征けるように。そんな願いが込められた、一時の不倒の力を与える風の加護】
- 119白髪少年◆LXse3il6fw23/02/27(月) 23:50:34
「──────ッッッ!!!???」
- 120『レゴリス』23/02/27(月) 23:51:36
土の剣士「───────マジか」
- 121『屍鬼の宴』◆N4rysfkBiA23/02/27(月) 23:51:56
クライマックスで良いところですが、明日も早いので落ちます。お休みなさい。
- 122重鎧剛蛇◆IRjp04k5N.23/02/27(月) 23:52:11
- 123匿名の導き手23/02/27(月) 23:52:17
- 124護闘剣の騎士23/02/27(月) 23:53:11
「なに?」
- 125ノコギリ青年◆uk6skpr2fM23/02/27(月) 23:53:13
「アンタも風の声に導かれて……帰って来たんだな、この地に……」
- 126報恩の両手剣使い23/02/27(月) 23:53:14
「…!マジかよオイ!?」
- 127GM@イザルナタ◆uPjPcgD1TZK323/02/27(月) 23:53:47
- 128匿名の導き手23/02/27(月) 23:57:20
- 129海竜の巫女23/02/27(月) 23:58:03
【寺院の前で只管、気を高めて行く。《人化の術》も解き、珊瑚色の鱗と毛並みを持つ一匹の海竜と化して立ちはだかる】
【最後の最後まで油断はならぬ、彼が、彼らが護り抜いたものを、勝利を目前にしてかっさらわれては堪らないから】
「家を守るとか、銃後の守りだとか、ウチには縁の無いものだとばかり思ってたけれど――」
「やっぱり、失うのは怖いからね……保険はかけさせてもらおうかしらぁ!!」
【水の操作で地下水脈を地上へと引き上げる。それを氷のブレスで凍らせて龍気を帯びた氷壁を作り上げる】
【それを幾重にも重ねた上で、虹色の泡を吐いて結界を纏わせていく。銀幕にて築かれたる大要塞――!!】
「ま、こんなもの使う必要も無く片付くのが一番ではあるけれど……!!」
「……ッ!?この『気』、まさか『仙帝』ッ!?でもあの人は既に斃れたはず――!?」
【忘れもしない、数刻前に打ち合った恐るべき強敵の『気』を、微かに感じて動揺する巫女】
【しかし、ここからでは何もできない――征った者達が何とかしてくれることを信じ、彼方を見つめ続ける】
- 130報恩の両手剣使い23/02/28(火) 00:00:22
- 131地図狂◆N4rysfkBiA23/02/28(火) 00:00:50
- 132護闘剣の騎士23/02/28(火) 00:02:55
- 133怠惰な龍23/02/28(火) 00:04:50
「ハァ………何故我がこんな面倒な事を…」
【上空の龍は深く溜息を吐く】
【そもそも戦いなど嫌いな上に自らの意思ではなく兄弟の使いっぱしりで来たのだ、しかもこの場にいる冒険者達を見る限り自身などいなくともあの海魔はなんとかできるだろうともなればますますモチベーションは落ちる】
【もういっそこのまま帰ってしまおうか、そう思った時だった】
「そもそも気に入らない事があるのなら自分が出れば良いのだ…我はもう帰…!?!?」
【危険を感じ咄嗟に身を翻す】
【その刹那】
【遥か空の彼方からそれは降り注ぐ】
【先程まで怠惰の居た場所を射抜き更にその射線の先にいる大海魔へと】
「…………ハァァァ!!!?!?あの大馬鹿者が!危うく我が喰らう所だったではないか!」
【その射線上にいたあらゆる生命をあらゆる物質を消し炭に変え大海魔へと迫る】
【その光の前では全てが等しく消え行く、その光の主…彼の龍にとっては自身を除くこの世の遍く全てが全て等しく下等なのだ】
【彼の龍にとってはこの世界の全てが己の庭、本来なら庭にいる虫一匹をわざわざ気に掛ける程神経質という訳では無いがあの竜人と大海魔は些か目立ち過ぎた】
【しかし彼の龍は寛大、故に己の庭を荒らす者もただ一度の死を以てその罪を赦すだろう】
【天を地を生命を、世界を光で塗り潰し、遠き遠き頂きの山から極東の島へと】
【傲慢な光が大海魔に降り注ぐ】
- 134賞金稼ぎ23/02/28(火) 00:07:53
- 135『レゴリス』23/02/28(火) 00:08:36
土の剣士「なんだか、分かるような分かんねえような、って状況だけどよ……」
【土の剣士は土鉱剣の柄を握る手に、ゆっくりと力を込めていく】
土の剣士「…………沸いて来たぜ!!」
魔弾術士「うん。私は来たばっかりだけど、良いものを見せてもらってることは分かるよ」
「それじゃ、やろうか。最後の一撃、くれてやろう」
土の剣士「『聖剣』……『限定解除』/『第"八"段階』………!!」
【掲げられた土の聖剣から滲み出る混濁の瘴気が、ビキビキと音を立ててその形を変えていく】
【それはまるで、空間に罅が入っていくかのようだった】
魔弾術士「『白羊』、『金牛』、『双児』……『巨蟹』、『獅子』『処女』、『天秤』、『天蝎』、『人馬』……」
【魔弾術士の杖から天に昇る数多の星光が、夜空に次々と星座を描いていく】
魔弾術士「……『魔羯』、『宝瓶』、『双魚』」
【それらが織りなすのは、十二宮。神代の時代、ソラに記された神々の領域】
土の剣士「──『不死斬り・神界断』───!!!!」
【聖剣使いが放ったのは、神をも滅ぼす不死断ちの斬撃】
【……いや、それは『崩壊』という『現象』だった】
【通り道にある全てが、音もなく崩落していく】
魔弾術士「……『黄道十二宮』」
【魔術士は夜空に浮んだ神代の領域を、大海魔目掛けて"墜とす"】
【領域一つを弾とする、魔弾魔術の深奥】
- 136内気な極東以下略改め〈自在剣〉23/02/28(火) 00:09:24
「…見事。両名御見事。」
「おや…まぁ」
(今、『混竜絆刀「珱」』を出して無くて良かったかもしれませんね…?)
「─────ッ!」
【大地代わりに、水を踏み締める。一歩。空気を、踏み砕く。二歩。最大限加速し、力を込め…】
【カシャンッ】
【片手の武器を、舞流から『″神斬無視″赤熊の大刀』へと切り換えながら振るった。万物を切断し、神力を無視し、神を祓い弑す斬撃が。『宵星の顕「黄昏」』の斬撃と絡み合い、黄昏の橙と宵星の煌めきに染まる】
「『神解き』」
【大海魔が纏う神力ごと、その肉が解けるようにして斬り刻まれ、霧散する】
「『身削ぎ』」
【更に、その身が削がれ禊がれ、斬撃により祓い浄められる】
「『砕断』」
【抉れた肉に、更に内側から斬り砕き、刻み、爆ぜさせる斬撃が抉り込まれる。そして】
「『斬鎖結界』」
【最後に特大の斬撃を放ち、それと先程張り巡らされた設置する斬撃『糸織』を基点として、斬撃で形作られ斬撃で満たされた結界が、彼の支配領域剣術の雛形、彼という世界の欠片が展開された。その斬撃結界によって大海魔は宵星を抱く黄昏に呑み込まれていく】
- 137ごちゃ混ぜキマイラ23/02/28(火) 00:09:51
- 138ごちゃ混ぜキマイラ23/02/28(火) 00:10:01
- 139白髪少年◆LXse3il6fw23/02/28(火) 00:10:22
【白髪の少年は背負った紅色の長剣型《魔剣》を抜き、構える。
更にチャージスキル《英雄の一撃》を発動───思い浮かべる《憧憬 -えいゆう- 》は、八岐の首を持つ蛇にして竜を討ち取った《スサノオノミコト》。
限界を越え、全身を白い光が包み込む。
やがて、少年自身から一体に響き渡るほどの《大鐘楼 -グランド・ベル- 》の音が放たれる。
《限界蓄積 -フルチャージ- 》……『大僧正』が『転生坊』が『仙帝』が、そして数多の冒険者が作り出した千載一遇を突き進む。】
「《煬華 -おうか- 》ァ───────!!!!!」
【赤髪の女鍛冶師より託された魔剣《煬華》を振り抜くいた。
太陽を思い起こさせるほどの莫大な炎が【大海魔】へ爆進する!!!】
- 140『神をも喰らう者』◆U0RnVWU1iU23/02/28(火) 00:11:32
【重なる影、集いし継承、神々の閃光】
【大僧正と仙帝の意思、それら全てと共に大技を放つ】
「……楔を束ね、万を率い、我がここに宿すは『神をも喰らう者』」
「今ここに示そう、天降る蛇よ」
【友と父、そして自身が最も紡ぎ新たなる形を生み出した、剣技『穿顎・蛟』】
【その最奥にして、終極の一撃をここに刻む】
「喰らえ─────『神喰顎・天叢雲龍』!!!」
【消耗により血反吐を吐き、神と同一となった己が身の躍動は既に限界を超えていた】
【しかし、その剣は震える咆哮を、凍える狂気を、邪悪なる嵐を、それらを含めた周囲に存在する全てを『喰らい』ながら、神をも超える疾さで迫る】
【剣より同時に顕現した黒き龍、頭一つで全てを喰らうような神が八柱、斬撃となって大海魔を奪い尽くす】
- 141重鎧剛蛇◆IRjp04k5N.23/02/28(火) 00:12:17
「お二方の八岐断ちで綺麗にあのタコは防御不能に陥りました!ならば…!」【W金棒を構え鬼化し反重力跳躍】
「まだ!まだ高さが足りません…!!」【更に足裏に発現させた推進機を自爆させ自身を更に上空へと吹き飛ばす】
【しかし姿勢制御には失敗し大きく体勢を崩すも】
「ムルフさん!お願いします!」
【ムルフの金砕棒が光を放ち逞しいオーガの豪腕のみが空中に召喚され重鎧を受け止めて掴む】
「それでは…思いっきり…お願いします!!」
【オーガのの豪腕が唸りを上げ、迸る魔力のスパークとともにパンプアップし更に太く、強くなり】
【そのまま渾身の力と重鎧のほぼすべての魔力を込めたムルフの大豪腕は召喚された実態の霧散と引き換えに重鎧を超速度、超威力、超回転で大海魔へと投げ飛ばした】
「はぁぁぁぁぁぁぁぁッッッッ!!!」
【重鎧は高速回転しながら鬼化を続けW金棒を構え】
「思いっきり!!」
【両腕を伸ばし更に遠心力を稼ぎ】
「叩き潰します!!!!」
【そのまま全ての力を込めた二振りの金棒による渾身の振り降ろしが大海魔の頭部を叩き潰す!】
【直後】
「あっぶなぁぁぁぁっっ!!?」
【トケヌシバリで海面を打ち据え氷の足場を作り残り僅かな魔力で推進機をフル稼働させ最大速度で大海魔から離れた】
- 142賞金稼ぎ23/02/28(火) 00:13:57
※相手が無法に固くていくら撃っても死ななかったために多重にかけられすぎた溶融の魔弾による炎強化が天元突破してる感じです
一発ごとに炎ダメージ増えるのを数百〜撃ち込んだわけで…
キマイラさんのブレスとかすんごいことになってそう - 143『レゴリス』23/02/28(火) 00:14:53
- 144『屍鬼の宴』◆N4rysfkBiA23/02/28(火) 00:15:07
死霊王「見事です。貴方の勇姿、僕は忘れることは無いでしょう」
死霊王「彼も死して尚使命を忘れませんでしたか!ならば僕達も答えましょう!鬼神娘さん、変身青年君、全力でぶちかましなさい!」
鬼神娘「はいな!」
変身青年「了解だ!」
【死霊王は己の眷属四体を一つに融合させていく。形作るは星すら穿ち貫く輝ける大砲】
【鬼神娘は金棒と大剣を数珠で一つにまとめ上げる。模倣するは世界を灼き尽くす巨人の剣】
【変身青年は両腕に風を纏う。二人には及ばずとも、それでも自分にできる最大の武力を示すために】
死霊王「世の理を逆しに行い、摂理の流れを覆す!其は太一にして、物事の始まりなり!太一破れれば、実相もまた破れり……彼岸の命脈を絶ち、此岸の現世を侵蝕せよ!〈アストラル・バスター〉!」
鬼神娘「こいつで終いや!〈レーヴァテイン〉!」
変身青年「オオオオオオ!ダァァァァァ!」
【霊子の極光、破滅の焔、破壊の暴風が外界神に突き刺さる!】
今度こそ寝ます。お休みなさい。
- 145転換◆u6dVBsXy1E23/02/28(火) 00:15:19
- 146GM@イザルナタ◆uPjPcgD1TZK323/02/28(火) 00:16:37
- 147匿名の導き手23/02/28(火) 00:20:22
「さて………『『鬼相』』」
【再び目を見開くと、その瞳は赤く染まり、紋様が現れる】
【空間から一つの…黒い短刀が顕現する】
「正直な感想を言わせていただくと」
「『此処を見ている敵』の御仁…その程度では、【世界を敵に回す】など幻想ですらありませんよ。貴方は…己の殻に籠もっているのか、まるで世界の広さを知らない」
「もっとも私の眼前にいる海魔は…眷属だからこそ、その程度の事実は理解しているようですが」
【視えるのであれば、そこに強き想いは必ず届く。流れは変えられる】
【あの程度の海魔など比にならない脅威にすら抗する者達を、彼は知っている】
【そう、何も…恐れる必要さえ無いのだ】
「さて、終焉を迎えましょう」
【短刀が黒い気を纏った】
『『『無量重・仏掌閃』』』
【在るのは、無数の斬撃という結果だけ】
- 148二次元好きの匿名さん23/02/28(火) 00:21:35
こいつの主人は古き焔がぶっ倒したから見てるやついないかもしれない……
- 149GM@イザルナタ◆uPjPcgD1TZK323/02/28(火) 00:25:14
【大海原を消し飛ばすほどのエネルギーが大海魔の頭部へと叩きこまれる!】
【余波のみで大地が震え、天空が避け、しかし彼方にて精霊たちはこの刹那を悠久に謳うだろう!】
【泰山をも超える体躯が底へと押し戻され、何重もの水層がかき分けられて、遂には地面が見えるほどに!】
【奇跡が如き滝に囲まれた地底の舞台へと、転生坊が跳躍した!】
【父から兄へ】
【兄から友へ】
【そして友から託された一撃―――――――――――!!】
若頭「『八岐断ち』ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっっっっっ!!!!!!!!!!!」
【一刀のみ、不完全、しかして神速。】
【海と森と空に見守られ、七支刀は、大海魔の頭を貫いた。】
- 150二次元好きの匿名さん23/02/28(火) 00:26:39
竜人の方かも
- 151白髪少年◆LXse3il6fw23/02/28(火) 00:28:52
- 152内気な極東以下略改め〈自在剣〉23/02/28(火) 00:30:31
- 153海竜の巫女23/02/28(火) 00:31:25
「流石にこれだけの攻撃を浴びれば、外界神の眷属と言えども――ひとたまりも無いわねぇ?」
「あのふざけた白竜人さんもこれに懲りて大人しくなってくれれば良いんだけれど……」
【氷壁から頭だけを覗かせて、決着の瞬間を観ている海竜。ほっと一つ、息をついて】
【どうせならあの黒幕も倒せていれば良かったのにと、思っていた】
- 154白髪少年◆LXse3il6fw23/02/28(火) 00:31:59
- 155報恩の両手剣使い23/02/28(火) 00:32:20
- 156護闘剣の騎士23/02/28(火) 00:32:57
「ッッッしゃああああああああああああああああああーーーーッッッッ!!!!!!!!!」
【雄叫びが大気を震わせた】
「タコ焼き確定ェェェェェェェェェェェェェェェェェェイイイイイイイイイイイイイイ」
- 157重鎧剛蛇◆IRjp04k5N.23/02/28(火) 00:33:57
- 158ごちゃ混ぜキマイラ23/02/28(火) 00:34:12
- 159GM@イザルナタ◆uPjPcgD1TZK323/02/28(火) 00:35:16
大海魔「――――――――――――――――――――。」
【七支刀はしっかりとその蕩けた頭を貫いて、突き刺さっている。】
【数秒、しかし世界が静止してしまったかに思えた。】
【海に穿たれた大穴が崩れるように閉じて、滝が轟々と押し寄せてくる光景すらスローモーションだ。】
【海魔がひび割れた。】
【不快にぬめりてかっていた巨躯は硬直して色彩を失い、先端から中心へと光の粒となって崩壊していく。同時にイザルナタ周辺を覆っていた狂気の靄が晴れていくのを感じた。】
若頭「これで……おわっ……た………」
【崩壊していく水の大穴。】
【その底にて転生坊は空を見上げて、間もなく意識を失った。】 - 160『レゴリス』23/02/28(火) 00:35:23
土の剣士「転生坊サン……やったな!」
【疲れから船の上で膝をつきながらも、ガッツポーズを取る】
月杯「そのようだな。あのエルフの御仁、見事にやってのけた」
妹(笑)「それにしても疾いな。いや、疾いというよりは、『点と点での移動』ですらある」
【そっくりな容姿をした二人の吸血鬼が、船の上に降り立ってきた】
魔弾術士「随分と重役出勤だね、ふたりとも」
- 161ノコギリ青年◆uk6skpr2fM23/02/28(火) 00:35:40
- 162内気な極東以下略改め〈自在剣〉23/02/28(火) 00:38:37
- 163白髪少年◆LXse3il6fw23/02/28(火) 00:38:47
- 164護闘剣の騎士23/02/28(火) 00:38:48
- 165報恩の両手剣使い23/02/28(火) 00:39:21
- 166賞金稼ぎ23/02/28(火) 00:39:58
「仕事が速いな」
【次々に水の穴に飛び込む冒険者を見つつ】 - 167GM@イザルナタ◆uPjPcgD1TZK323/02/28(火) 00:40:26
- 168海竜の巫女23/02/28(火) 00:40:34
- 169白髪少年◆LXse3il6fw23/02/28(火) 00:41:51
- 170怠惰な龍23/02/28(火) 00:42:08
- 171『レゴリス』23/02/28(火) 00:42:15
土の剣士「………………」
【完全に休憩モードで座り込んでいたので出遅れた顔】 - 172重鎧剛蛇◆IRjp04k5N.23/02/28(火) 00:42:26
「助けに迎えず申し訳ありません…」
- 173ノコギリ青年◆uk6skpr2fM23/02/28(火) 00:42:51
- 174護闘剣の騎士23/02/28(火) 00:44:18
- 175ごちゃ混ぜキマイラ23/02/28(火) 00:44:36
- 176報恩の両手剣使い23/02/28(火) 00:44:48
「これにて一件落着だな、皆怪我は無いか?」
- 177重鎧剛蛇◆IRjp04k5N.23/02/28(火) 00:47:10
「こちらは…特に目立った大怪我は負いませんでした…!ちょっと燃えましたが…」
- 178『レゴリス』23/02/28(火) 00:47:13
- 179ノコギリ青年◆uk6skpr2fM23/02/28(火) 00:48:15
「俺も大丈夫だ、強いて言えば腹減ってるくらいだぜ!」
- 180護闘剣の騎士23/02/28(火) 00:48:22
- 181転換◆u6dVBsXy1E23/02/28(火) 00:48:28
- 182怠惰な龍23/02/28(火) 00:48:49
- 183GM@イザルナタ◆uPjPcgD1TZK323/02/28(火) 00:49:03
竜血「そうだな…腹が減ったわ」
「…………観ろ。」
【東の方、暗雲に覆われていた空が白み始めていた。】
【狂風は穏やかなそよ風となり、荒波は生存者を優しく撫でるさざ波となり。】
【遠く霞む浜辺から冒険者たちを呼ぶ声がした。】
【傍らには幾重にも津波を受けて尚立ち続ける松が一本見える。】
大僧正「何から何まで、救われてしまったな。」
「もう余所者とは口が裂けても言えん。ありがとう。心から。ありがとう……。」
【安らかに死した仙帝、頼朝の身体を抱く大僧正が船上に降りる。】
【なぜ彼が此処に来たのか、それはわからない。】
【だが、それは死して尚も護りたいという思いが成した奇跡には違いない。】
【冒険者を乗せる船は、ゆっくりとイザルナタへ向かった。】
- 184海竜の巫女23/02/28(火) 00:49:44
「……お餅を噛んで煎餅を額に……!?」
【寺院周辺の氷を解氷しながら、妙な事を呟く巫女。天狗のショックに当てられたのだろうか】 - 185重鎧剛蛇◆IRjp04k5N.23/02/28(火) 00:49:57
「えっと…ありがとうございます!」【そういう浄化方法もあるんだなぁと思いながら言われた通りの動きをする】
- 186匿名の導き手23/02/28(火) 00:50:50
【誰かと通話している】
「えぇ、任務は完了いたしました。少々到着が遅れてしまったのが悔やまれますが…」
「いえいえ。拙僧などがいなくとも彼らなら勝利していましたよ」
「…ふむ、体感は…[3弱]でしょうか。地上での長時間顕現を免れたのは喜ぶべきかと」
「こちらこそ感謝します。……では」
【通話を終えると、その場から煙のように消えた】 - 187二次元好きの匿名さん23/02/28(火) 00:52:11
- 188『レゴリス』23/02/28(火) 00:53:01
- 189海竜の巫女23/02/28(火) 00:54:09
- 190ごちゃ混ぜキマイラ23/02/28(火) 00:56:12
- 191ノコギリ青年◆uk6skpr2fM23/02/28(火) 00:56:20
「おっ、晴れたな~!それにいい風だ……」
【朝の霞が風と共に頬を包む、涼やかな風は穏やかな朝の訪れを感じさせる】
「やっと終わったな~!」
【朝日が冒険者たちを照らしている、永き狂気はここでようやく夜明けを迎えたのだ】
- 192怠惰な龍23/02/28(火) 00:56:49
- 193内気な極東以下略改め〈自在剣〉23/02/28(火) 00:57:12
「…極秘の何かで無いのなら、この場にいる者にも伝えて、次遭遇した者が伝える。とかもアリでは…?」
- 194白髪少年◆LXse3il6fw23/02/28(火) 00:59:03
- 195二次元好きの匿名さん23/02/28(火) 00:59:50
- 196護闘剣の騎士23/02/28(火) 01:00:24
【船の上で手を振る】
【そしてガッツポ】 - 197重鎧剛蛇◆IRjp04k5N.23/02/28(火) 01:01:49
「勝ちましたー!勝ちましたよー!」【大きく手を振ってアピールしている】
- 198転換◆u6dVBsXy1E23/02/28(火) 01:01:50
「いい酒といい飯を用意しな、戦のあとにはそれが必要だ、何を失ってもな」
【ぐい、とどこから調達したのか、瓢箪から酒を呷っている少女体】
「……あと効果はあるからな?ちょっとだけ夢見がよくなったりするからな?やめろ離せ俺は正気」
【どこからか現れた天狗に連れていかれた】
【ちなみに本当に効果はある、額に当てるのはお遊びだが】
- 199GM@イザルナタ◆uPjPcgD1TZK323/02/28(火) 01:02:08
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【冒険者たちがイザルナタを去るとき、寺院の庭には桜が咲いていた。】
【この地の桜は最初に満開となり、そこから少しずつ散っていく。】
【そよ風に舞い踊る桃色の花弁は勇者を讃える紙吹雪の代わりだ。】
【祭囃子の奏でが精霊の詩に寄り添って、初春を迎える森と海を慶ぶ。】
若頭「すまないな、あれだけの働きに対して遅れるのが金品とイザルナタにおけるあらゆる権利程度とは」
「いつか、この大恩には必ず報いる。その時まで待っていてくれ。」
竜血「俺が代表面で言うことではないが…まあ、精々期待しよう。」
【意地悪く揶揄う竜血、それを鼻で笑う転生坊、そして二人は握手を交わした。】
【大僧正はそれを見て微笑んで頷く。】 - 200二次元好きの匿名さん23/02/28(火) 01:02:30
※横からですが、別に外界神による盛りなんてしてない様に見えたのですけれど、参考までに何処の事を指しているのか教えて頂いてもよろしいでしょうか?