- 1二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 16:39:50
- 2二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 16:40:38
ボルコン来たな
- 3二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 16:41:08
スレ乱ポートやめろ
- 4二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 16:41:46
(ここで鉢合わせるのはまずいねぇ、大人しく逃げるとするかい)
しかしコンポートは頭にクソでかいパフェを乗せている。そんな奴がどんなに大人しくしていようと目立たないわけがないのである。
「おォ~········。待ちなぁ、シャーロット・リンリンの長女、コンポート。」
「!!」
気付かれた!逃げようにもここは一本道、後ろは壁だ。こうなったら戦うしかないか?だがこんなところで戦えば間違いなくこの店ごと吹っ飛ぶだろう。そうなれば店主や他の客まで巻き添えになる。それは避けたい。 - 5二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 16:42:42
ワンピース界のロミジュリで爆笑
厚かましすぎるだろ - 6二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 16:43:20
スレタイがやかましいんだよ
- 7二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 16:43:41
んでも海軍大将が万国に殴り込み放題なのかは一切が謎のままだねぇ
- 8二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 16:45:09
「お前さん·····光の速さのわっしから逃げられると思ってんのかい~?」
無論思っていない。しかし捕まるわけにもいかない。そう、詰んでいるのだ。
「安心しなぁ、今日はオフだからねぇ~~~·······。」
海兵がオフだからと言って海賊を見逃しても良いのだろうか、油断させたところを捕まえる作戦かもしれない。
「藤虎はあんなんだし、緑牛もちょお~っと性格に難があるからねえ~、二年前よりわっしが動くことも多くなったからサカズキが気を利かせてくれたんだ。」 - 9二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 16:52:07
>藤虎はあんなん
ご無体な言い草じゃありやせんか
- 10二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 16:53:16
わっしとしては信頼されてるってことだから苦じゃないんだけどねぇ~、なんて目の前の男は呑気に話しかけてくる。間延びた話し方が余計にコンポートをイライラさせた。
「さて、話は終わりだよぉ~。」
「っ!」
どうする、戦うのか。それともこの場から離れるのか。
「これから一緒に飯でもどうだい~······?」
···········!? - 11二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 16:56:01
「んまっ!なに言ってんだい!?」
「このままあんたを捕らえたらなんで休んどらんのじゃってサカズキに逆に怒られちまうよォ~·····」
「んでも、あんたが怒られようとわたしはどうでもいいねぇ」
「だからぁ、一緒に昼メシ食べながら世間話でもしましょうやァ~·····」
「ふざけんじゃないよ!誰があんたなんかと·····!」
「あ、ちなみに拒否権は無いよォ~·····。お前さんがわっしに勝てるわけなかろうに~」
「なッ·····!!」
もう何を言っても無駄だと悟ったコンポートは渋々承諾した。 - 12二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 16:56:44
ワンピース界のロミジュリってなんだよ
- 13二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 16:58:57
コンポートがツンデレヒロインみたいになっててきっついねェ~
- 14二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 16:59:47
「おォ~、よかったよかった。断られなくて良かったねェ~·····」
「ふん、白々しいねぇ。それで、どこに行くつもりなんだい」
「そりゃもちろん、レストランさぁ~·····」
「ほれ、着いたぞォ~」
「ここかい·····」
そこは町の外れにあるこじんまりとした料理店だった。
「おォ~、ここのオムライスは絶品でねぇ~·····」
「ふーん、まぁいいけどさ」
「そろそろ入ろうやァ」 - 15二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 17:00:58
相変わらずスレタイうるさすぎて草
- 16二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 17:01:24
店内に入るとそこには若い夫婦が経営しているようで、とてもアットホームな雰囲気だ。
「あらあら、黄猿大将様と·····そちらのお派手なご婦人は?」
「んまぁ人にはあんまし言えない関係だねェ~」
この男はなんでこう誤解されるような言い方をするのだろうか
「おォ~~そうだ、わっしがこいつと一緒にいたことは秘密で頼むよォ」
さすがにそこの線引きはしっかりしてるようだ。 - 17二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 17:03:12
これは覇権カプ不可避
- 18二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 17:04:26
意外と良くて困る
- 19二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 17:05:18
AIの進歩ってすごいなぁ…()
- 20二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 17:06:19
おすすめのオムライスが来るまでの間、普通だったら会話を楽しむところなのだが、この男は自分から誘ったくせになにも話しやしない。
「海賊から海軍になった男がいてねェ~····、寝返りのジャンゴってんだよ。」
「·····ないだい、急に」
急に口を開いたと思ったら、また訳の分からないことを言い始めた。
「あんたなに言って、」
「お待たせしました!」
タイミングがいいのか悪いのか、注文したメニューが運ばれてきた。 - 21二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 17:09:40
「おォ~!!今日も旨そうだねェ」
先程の妙な雰囲気とは打ってかわって、明るい表情を浮かべるボルサリーノ。どうにも続きを言うことが出来ず、流されるように自分もオムライスを口に運ぶ。
「んまっ!なぁんて美味しいんだろう~~~!!!」
ふわふわとろとろした柔らかい食感が口いっぱいに広がる。コンポートは思わず笑顔になる。 - 22二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 17:10:26
(········んン?)
ボルサリーノはそれを愛おしいものを見つめるように見ていた。敵である海賊に向けるものとは到底思えないほど優しいし眼差しである。
「な、なんだい。」
「さっきの続きなんだけどねェ······、海賊から海兵になる事例もあるんだよォ~·····。」
「それがなんだい、」
「アンタ、海賊以外になりたいって思ったことはあるかい?」
「わたしはシャーロット・リンリンの娘だからねぇ、生まれたときから海賊以外の道は与えられてないのさ」 - 23二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 17:13:47
海賊以外の道、生まれてから49年間考えたこともなかったことだ。
「並大抵の海兵なら到底無理だけどねェ、わっしならお前さんを救えるよォ~~····」
「·········」
先程の意味のわからない発言も、コンポートを自分のもとへ導くための発言だったのだろう。
「お断りだねぇ。」
「···········。」
腹が立つ。奪う、ではなく救うと言ったことも。自分に向けるあの眼差しも。
「お断りさ。··········今はねぇ。」
「···!」
少しだけ揺らいだ自分自身にも。 - 24二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 17:14:14
わりと読める文章で尊い…ポロッ
- 25二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 17:17:13
「どうしてもわたしが欲しいんだったらもっと強引にいくことだねぇ。わたしは海賊だからね、気の強い方が好きなのさ」
「おォ~っとっとォ、手厳しいねェ」
そう言いながらもボルサリーノの目は強気に光っていた。
コンポートはこれからのアプローチに密かに胸を高鳴らせた。 - 26二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 17:18:06
これで終わりだよォ~~~
- 27二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 17:37:00
普通に面白いのなんなん
- 28二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 19:39:39
神作定期