- 1わたし23/03/01(水) 21:20:06
- 2わたし23/03/01(水) 21:20:32
矛盾した整頓性の大行進。
平均的格子状にならう膨れた筆箱の塵がぶちまけられると、ほとんどそこには空洞が出来上がった。
畳の上に引き伸ばされた空洞の幾つかは真っ黒い着物を羽織り、そびえ立つ4000メートルの電柱にぶつかりはじめる。
電柱はびくともしない。
空洞は枯葉になり、剃刀から抜け落ちて青空へと戻ったようだ。
左を向く。
絡みついた右揃えの海苔達が絡みついては離れ、また還っていく光景は見るに耐えない。
海苔を内包している透明なビルディングは崩壊と変形を絶えなく繰り返しており、誰も見ることのない周辺国には規制線が張られている。
これ以上直視する事は数学的帰納法とユニコーンを宙に浮かせる事になる。
ふたたび前を向く。
同時進行する型取りクッキーは全て肉でできており、加速度的に塗り潰される事を繰り返している。
カフェテリアすら逃げ出してしまう教科書と出来の悪いラップトップは嘔吐感を覚えているらしい。
鏡はすでに割れており、一変の蟻ですら干されたローブのように架空のゴミ袋に入れられている。
深海の三角も信号標識も見える事は無い。
周囲に歪む半径5センチメートルの光沢ハンコは槍で突かれながら時間経過と共に石を投げ飛ばしている。
重ねられた似顔絵はカメラに映った絨毯の毛先いっぽんいっぽんを凝視していて、七色に光駅前のブルーバッグの外にある暗い地平線には目もくれようともしないのは果たして意図的か。
アストンマーチャンはここにいる。
あなたはここにいない。
景色が変わる。 - 3わたし23/03/01(水) 21:20:53
解剖図は返事をする事もなく見えることも無いし、音波は拍子を彩る事は決して無く、2本の木片らはこの景色を見る事も決して無い。
停滞する意思を持たない旅人は雨に打たれて笑う所を1時23分のライブカメラに写され、しかしそれはまさしく狐である。
下を見ると、下賎な蝙蝠傘が雨粒を生み出しながら切られた髪を数えていて、ライブ会場には90年代の青空が並んでいる。
油分の多い石像はどうしても表面が派手でどうしようもなく幻を追いかけている。
世界地図に点在していた網戸は海面蒸発を初め、やがてストッキングはほつれて無くなっていく。
探していますの彼はどこかへ飛んでいき、呪いは水道管から保湿されようと醤油瓶へとうろつく。
洞窟には水とカーテンが常に置いてある。
顕微鏡からは意味ありげな郵便番号が写されており、繭は意味を勘違いしたまま水に沈んでいる。
また、砂嵐は子供そのものであった。
陽だまりへ当たる時刻表が長方形のマヨネーズを指し示し、電線はどこにも無い林檎の木へと誘導されているのだろうか。
アストンマーチャンはここにいる。
あなたはここにいない。
景色が変わる。 - 4わたし23/03/01(水) 21:21:44
未分化した先日は一貫性を持っていて、下を見れない川はたいがいの場合窓を開けることはできない。
コインは月に背を向け、けれども赤ん坊の目はボストンバックを批判しているようだ。
自動車に蜘蛛は既婚と伝えながら、赤信号どうしはたがいに生理的現象の高速道路をとめどなく進んでいく。
幽霊的観点はドア横の商品棚にそもそも置かれておらず、ドレッシングから身を守るパンフレットに並ぶ優越感を何事もなく下流へと流す。
直視した卵のチラシはよく見れば不可思議で、変動することのないクローゼットに墓場は少ない。
別人は別人に連絡しながら明日の予定は不透明で、紫陽花を飲み干した爽快感はとうに感じられなくなっている。
解答はコーヒーの時を戻しながら目薬に希釈され、食塩水は爪切りに溶けていく。
窓の外は時々明るい。
アストンマーチャンはここにいる。
あなたはここにいない。
景色が変わる。 - 5わたし23/03/01(水) 21:22:24
流れる車道は時々出鱈目で、脳髄反射の魚は洗濯バサミのように不本意だ。
ハンバーガーのバンズはさながら火山で、処理ができない横の円筒形の事態には対処できていない。
一昨日は有限に続きながら爆心地を閲覧し、安寧は断じて秩序ではなく、桜はガムと溶けない無限回路を歩き続ける場合が多い。
やっと内臓を見せてくれた夕日は汚いドレスを纏い、裏に回った猫はここからは見えなかった。
巣立ちをすれば散弾は崩れてしまう。
時に拡大解釈され、異常熱膨張したオゾン層は動物園で炎となった。
準えたキャンバスからはようやく並行状態が見え、欺瞞のモナリザは到底エイプリルフールになりきれていない。
樹形図は先端に位置するそれを振り返り、しかし手を伸ばさない。
吸い込まれた八つ橋はどうにも着色されて帰ってきたようだ。
雨は切り取られ、病院は芸人となっていく。
ハガキは道路案内に沿わずに崖を飛んでゆく。
伝言は空虚で、ハードディスクは指からこぼれ落ちる。
アストンマーチャンはここにいる。
あなたはここにいない。
景色が変わる。 - 6わたし23/03/01(水) 21:23:37
7テラバイトの多重露光補正は機能しておらず、川の流れはさながら鏡餅だ。
クリスマスには定点カメラが太古から設置されていて、切り替えは気分。
ベッドは拡声器を用いてイナゴの群れを叫んでいるようだが、それはあまり関係のない話だろう。
産婦人科が建っているが元素は大衆を避けて、歴史は嘘になる。
リズムは周りを走り出して、オートマトンは未だ見えず。
変わりゆく幾何学模様は8時間でプラスチックの悪臭を消し、栄養は鍵盤から意図的に湧き出ている。
光る欠片は夢を壊し、積み上がった脚は規則性の陰りを構築した。
時計は短身の動きを止め、しかしチョコレートは蒸発しながら溶けていく。
アストンマーチャンはここにいる。
あなたはここにいない。
景色が変わる。 - 7わたし23/03/01(水) 21:24:56
灰 色。
有機物。 薄 い 緑。
暗がり
の
優越。
かまぼ
こ状の浮
遊感。引き 伸ばされた経験。流動する無意志。 肌
色の電光
掲示板
付き連絡網。 位置の
分 か ら ないあみだ
く じ。
黒 光り する
山脈 山脈 山脈山脈。
酸性と
紙で
出来た振り子
。歌。 - 8わたし23/03/01(水) 21:25:46
蒸
れた
情報源。
冬眠の異常事態 。戸網たれさ瞰俯
消費される疑惑。
見
えない
間。
淡麗な確実性。
有限に浮かぶ粘土。
板。
棍棒。可視
化され
段。 開かない土足。蛇が
書かれた木。グ
ラタンの中の写 真。回線 に乗っ
た劣勢。点在
する
ヌ
クレオ
チ
ド。 - 9わたし23/03/01(水) 21:26:04
アストンマーチャンはここにいない。
あなたはここにいない。 - 10アストンマーチャン23/03/01(水) 21:26:32
…マーちゃんはここにいるのです。
情報に呑まれても。
自分を見失っても。
世界を見失っても。
ずっとずっと。
あなたのそばにいますよ。 - 11わたしとあなた23/03/01(水) 21:27:00
アストンマーチャンはここにいた。
あなたはここにいた。
無限光を記す必要は無い。 - 12二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 21:30:55
- 13二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 21:39:01
アンドレ・ブルトン的な文章嫌いじゃないよ
- 14二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 21:41:33
こう言う読者を世界に入り込ませてくる文章好き
- 15二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 21:56:54
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