- 1二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 21:20:47
- 2二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 21:21:28
うつけ!
- 3二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 21:21:36
たわけ…… お前、なに土壇場で日和ってんだ……
- 4二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 21:21:44
日頃の行いがね···
- 5二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 21:21:58
たわけは君では?
- 6二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 21:22:01
もしかして「恋愛映画を見て渡したくなった」は間違ってないけどそれを馬鹿正直に伝えたせいでややこしくなってるタイプ?
- 7二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 21:22:02
バッカモーン!
- 8二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 21:22:23
抱けーっ!抱けーっ!
- 9二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 21:22:27
たわけたわけ言ってて自分がたわけていることに気づかないのかこのへっぽこ女帝!!
- 10二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 21:22:29
このエアグルーヴはたわけ
- 11二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 21:22:42
そういや、今は卒業式の季節であり出会いの季節でもありますね
- 12二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 21:22:49
噛み合わねーな…
たわけはお酒の力借りるしかないか - 13二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 21:25:52
- 14二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 21:27:31
くそぼけッッッッ!!!!!
- 15二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 21:29:03
タワケェ!!
- 16二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 21:29:44
- 17二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 21:32:30
ここを逃したらお前一生後悔するぞたわけ!!!
- 18二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 22:04:02
クソボケグルーヴかぁ……
- 19二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 01:06:42
ダイナカールママがなんとかしてくれるはず…!
- 20二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 08:24:28
ヘタレたわけとクソボケエアグルーヴ概念?
暴言まみれだぁ… - 21二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 08:41:33
誰かはよ援護射撃してやれ
タワ×グルがすれ違ってこわれちゃう - 22二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 09:27:53
引っ越し先ブッキングして女帝が転がり込んでこないかなぁ…
- 23二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 09:33:17
- 24二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 09:34:18
マヤわかっちゃった!こういうのって「割れ鍋に綴じ蓋」って言うんだって!
- 25二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 09:37:52
負け確BGMはやめてもらって
- 26二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 09:39:20
クソボケがぁ!
- 27二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 09:44:59
こんなとこにいるはずもないのに…
- 28二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 09:45:13
多分この後トレセン学園で教鞭振うことになって延々クソボケするエアグルーヴが見られるんだ?
- 29二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 09:46:26
というかさらっと「今日は喉に優しいものにするか」って言ってるからほぼ同棲みたいなことしてますよね?
- 30二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 11:50:44
ダイナカールママが「クソ、じれってえな」みたいな顔してる
- 31二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 11:52:55
今更指輪を贈る仲でもないだろうっていうもうすでに実質夫婦ですよ的な意味であってくれ
- 32二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 11:53:26
- 33二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 12:14:17
- 34二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 12:16:03
「たわけは結構偏食家だが、○〇はすりおろし、××はミキサーで砕いてから鍋や汁物に入れるとちゃんと食べるから試してみるといい。あとたわけはハウスダストの気があるから定期的に掃除が行き届いているか確認しに行くぞ?」とお嫁さんに姑のようなアドバイスをしてるエアグルーヴが見れる?
- 35二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 12:48:52
ホントに最後の最後・・・ってなった瞬間に後ろ手にうずうずしてた女帝から抱きついてボロ泣きされて、「たわけ、行かないでたわけ」と呟かれながら抱き着いた手に指を重ねると薬指に覚えのある金属の感触が
- 36二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 13:39:52
- 37二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 13:46:52
スレ主ーーー!!早く救ってやってくれーーー!!!
- 38二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 19:05:49
ん?たわけ、どうし
- 39二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 19:06:39
♡しばらくお待ちください♡
- 40二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 19:07:03
- 41123/03/02(木) 21:59:30
- 42二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 22:43:22
- 43二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 22:53:21
- 44二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 22:53:40
- 45二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 22:55:23
- 46二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 23:13:13
まずたわけさん、あんたからだ
あんたなんでもプロポーズの時に声が掠れてお相手に伝わらなかったそうじゃないか?
ちょっと緊張させてみようか?それ!!!
メスは危ない?そうかもしれんが、
そらあんたの声掠れているよ
そのまま声を出してみなさい
フム……こいつは過緊張性の発生障害なら専門外だと思ったが、掠れ方がどうも違う…痙攣性発声障害のようですな。
たわけさん、身近でよくあんたの声を聞いていた人を呼びなさい。
なんだと!プロポーズに失敗した彼女は呼びにくい?
おまえさんは今トレーナー業すら廃業するかもしれない瀬戸際なんだぞ! - 47二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 23:37:41
エアグルーヴ「失礼します…?こんなところに呼び出しとは一体どう言うこと…!?たわっ!トレっ……トレーナーが何故ここに?あなたが…トレーナーのメールに載っていたお医者様ですか?」
B.J「えぇ、まぁそんなところでさぁ。それはさておきお呼びした理由としてお嬢さんあんたにやってもらいたいことがありましてね。この男は簡単に言えば発声障害で声が上手く出ない状況になってる、トレーナー業に置いて声というのは大事なもんでしょう?そこで甲状軟骨を開いて元の声に戻そうとする外科手術が必要だ。お嬢さんあんたにはこの男の元の声を探ってもらう。」
エアグルーヴ「それは…構いませんが…?何故私が?」
B.J「お嬢さんならこの男を声をよく知ってると思ってね。なんでも3年間も一緒にいたようじゃないか。」
エアグルーヴ「それはそうですが…今の私にそんな事出来るのでしょうか…。」 - 48SS投げつけ野良侍23/03/02(木) 23:55:24
「まったく、たわけの奴と来たら」
抱えたダンボールを自室において一息つく。学生生活の間を過ごしたこの部屋ももうじき引き払う。
トレーナー室の荷物と私物を整理して梱包する作業に取り掛かろうとすると、何故か昔の蹄鉄が入っていることに気がつく。
「あっ、それって」
ひょっこりと肩越しに覗き込んできたファインが目を輝かせて蹄鉄を手に取る。彼女の私物だったのだろうか?それならば何故トレーナー室にという疑問が生まれるが、それはすぐに溶けた。
「グルーヴさんが飾ってたやつ、持ってちゃうんだ?」
「……なんのことだ、ファイン?」
「幸運の蹄鉄でしょ? 花嫁のウマ娘が入り口に飾って、結婚する旦那さんが釘で打ち付けるの、アイルランドの伝統だよ?」
いつかの日にそんなことをファインから聞いた気もするが、よく見るとこれはたわけが部屋の入口に飾っていたやつのようだ。
ある時急に私の蹄鉄を飾り始めたのだ、幸運を呼ぶと聞いたからと……
「全く、指輪といいすぐになにかに影響されるのだな」
唯一合う指に付けづらいため、ネックレスにしている指輪を手に乗せて苦笑する
「え? グルーヴさんの指輪トレーナーさんからもらったの?」
「ああ、その通りだ。恋愛映画に影響されたのか突然な。よりにもよって私の薬指に合うサイズに間違えたようだ」
この蹄鉄といい、しっかりと細かいところまで気を配らなければ意味がないだろうにと苦笑していると、胡乱気な目になったファインが正面から覗き込んでくる - 49SS投げつけ野良侍23/03/02(木) 23:55:43
「グルーヴさん……トレーナーさんとは、お付き合いしてるんだよね?」
「いや、違うぞ」
「でも、月の半分以上はご飯作りに行ってるよね?」
「担当とトレーナーだからな」
「サイズの違う指輪、身につける程嬉しかったんだよね?」
「ああ……勿論だ」
たわけのうわずった声と真っ赤になった顔で渡されたこれは、彼との確かな繋がりだ。
発作のようなもので渡されたとしても、私の心の柔らかい場所はたしかに歓喜に震えた。
少し盛り上がった自分が恥ずかしくなてしまうほどには
そうして甘い思い出に浸っているとファインは珍しく頭痛でも覚えたのか額を抑えている。
彼女はまだ現役のトゥインクルシリーズのウマ娘だ、体調管理は大切だというのに。
「えーと、お礼を改めて言ってきたら?」
「何? 礼なら十分伝えたが……」
「卒業後も時間を見つけてご飯作りに行くんでしょ、グルーヴさん」
「そうでもしないと、あいつは生活がまともにできないからな」 - 50SS投げつけ野良侍23/03/02(木) 23:55:59
勿論今のようにはいかないだろうが、忙しくなるので精々週に3.4回になるだろうが。
「もうすぐ卒業なんだから、改めてこれからもお願いしますって、指輪を薬指につけてお礼を言うべきだよ!」
「む……そういうものなのか?」
「そういうものなの! 大人のマナーだよ!」
いつもよりも強い口調でまくし立てるファイン。今まで散々振り回されたがこういった方面での礼節に関しては頼ったこともある。身分に応じた知識もある彼女が言うのならそうなのだろう。
「ほら、日本では思い立ったが吉日っていうんでしょ! 外は……外出申請はやっておくから、早く!」
「全く……わかった」
背中を押すように部屋から出して、扉をしめるファイン。まるで締め出されたようだ。なにやらどこかに電話をしているようだし、ちょうど忙しかったのかもしれない。
「まぁたわけの部屋にある着替えも一度回収しなければならないか」
いくつか学園指定の靴下もおいてあったはずだ。
ファインの言う通り指輪を薬指につけ直しながら歩けば、さほど距離もないのですぐに付く。
目をつむってとまでは言わないが、考えることもなく来ることができる。
それほどあのたわけには自活能力がない証左だろう。
「邪魔するぞ」 - 51SS投げつけ野良侍23/03/02(木) 23:56:13
キーケースの実家の鍵の横にある渡されていた合鍵を使い入るとそこには神妙な顔をしたたわけが佇んでいた。
最近時々何処か宙を見てはそのような顔をしているので、特に気にすることなく、靴を整えて近づいていく
「貴様またぼーっとしてるのか?」
「エ、エアグルーヴ!!」
「声が大きい……まぁいい。貴様に礼を言いに来た、この指輪のことだ」
何度見たかもわからない少し腑抜けた顔をした眼の前の男を見つめて、ファインのアドバイス通り簡潔に伝えることにする。誠意を伝えるときは胸元にそっと手を当てて話すのだったな。
「ありがとう、改めてこれからも、よろしく頼む。だが甘やかしはしないからな。貴様がしっかりと過ごせるようになるまで一緒にいてやるぞ」
そう口にすれば彼は背筋をビクりとさせて、驚いたようにこちらの胸元……ああ、手に目線を向けている彼の姿。
全く、貴様からもらったものを身につけているだけなのに信じられない物を見た様子で。
そのまま固まってしまった彼が流石に心配になり一歩近づいて手を伸ばすと、まるで動物の狩りの如く素早い動きで手を取られる。 - 52SS投げつけ野良侍23/03/02(木) 23:56:26
「ありがとう、こちらこそ……エアグルーヴ。必ず君を幸せにする!」
「あ、ああ……それは嬉しいが」
感極まって、まくし立てるように後半を言っている彼は見たことないほど……いや、私がオークスと勝った時程に喜びを顕にしている。
つかんでいた手を離してしまった彼は背後から何かを持ってきてこちらへ向き直る。
それは12本の薔薇の花束で……
「だから改めて、俺と結婚してください!!!」
膝をついて、傅くような姿勢で渡されたそれと、指輪
もろもろの状況……そして最近の彼の様子……
ことここに至って思い当たった私は
「────っ!!! この大たわけが!!」
そう思わず誰に向かって口にしてしまうのだった - 53二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 23:57:05
B.J「何手術は私が行うから問題ありませんぜ。なんせ3千万円もいただいてますんでね。」
エアグルーヴ「なっ!三千万円…!?たっ、たわけっ!いくら手術費用と言っても限度があるだろうが!来い!たわけ!もっと良い病院を紹介してやるッ!
……何、契約はもう結んである…?」
B.J「えぇ、そこの男の言う通り誓約書はほらここに。」
エアグルーヴ「………!この男風貌すら怪しいものだったが、中身まで腐っていたとはな…!」(画像イメージ)
エアグルーヴ「たわけ!私がそばに着いていながら気づけなかった私の落ち度だ…!手術費は私も負担する!
それで手術はいつからだ!」
B.J「今からですよ!さっ、ピノ子このお嬢さんを着替えさせてやってくれ!」
ピノ子「はーーい!先生!…まっっっっ!あっちょん ぷりけ!びじんなおねえしゃんやないの!」 - 54SS投げつけ野良侍23/03/02(木) 23:58:21
流れを切ってしまい失礼、拙者グルーヴとたわけのすれ違いラブコメ大好き侍と申す者
あまりにも良い概念を見つけた故、書かせていただいた。
宵越せばあまりの駄文に消してしまうであろう故、寝る前に投げつけさせていただいた
では失礼 - 55二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 23:58:28
ブラックジャック先生に勢いが乗っ取られてて草
- 56二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 23:59:50
- 57二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 00:14:01
これがギリギリマンボウチャンス……
- 58二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 00:15:05
B.J「術式の前に一応説明しておく。今回痙攣して声が出ていない原因となっている甲状軟骨を正中縦切開する。そして、喉を拡げる度この男には声を出してもらう、良いかそこからはお嬢さんあんたにかかっている。いつもこの男の出す声がどんな声だったか思い出しながら、その声だと思った時に私に合図を送るんだ。わかったな」
エアグルーヴ「くっ、分かっている…!何故こんなヤブ医者を…」
では手術━━開始 - 59二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 00:28:17
B.J「今軟骨断端を両側に拡げている。トレーナーさん声を出してみなさい。」
たわけ「エ……ァグブ。」
B.J「もう一度だ。」
たわけ「エア…グルーヴゥ。」
エアグルーヴ「こんなにくぐもった声ではない(何故私の名前を…?ダメだ酷い隈が出来るほど寝れていない、思考が纏まらない…だいたい何故私が?たわけお前が私を振ったのに何故私を呼んだ?」
たわけ「エアグルーヴ。」
エアグルーヴ「っ!」
3年間よく聞いた私の名前をいつも優しく隣で呼んでくれた声が聞こえた - 60二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 00:42:42
この声だ…優しく名前を呼ぶこの声が
最近は掠れたような声で、私の前でやけに緊張していると言うことに私は少し落ち込んでいた。
たわけが緊張してしまうほどの圧を日頃からかけてしまっているということだ…。
私のこの態度をどうにか出来ないかと思いつつもダメ元で喉にいい食べ物がないか街を散策しているところに、たわけと女性がブランドのブライダルジェリー店から出てきたところを目撃してしまった。
背筋から白い何かが脳まで這いずってくる感覚に襲われた。視界が歪む。
あぁ、やはり所詮は指導者とトレーナーそうだったか…。
浮かれていたのは私の方だ…
その後はあまり覚えていない。
クリスマスに指輪を出してきて私の指に嵌めようとするも肝心の言葉は出てこなかった。
いやもしかしたら聞いていなかったかもしれない…
このまま私はたわけと離れ、たわけはたわけの幸せを応援するべきだとそう思っていたから… - 61二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 00:51:58
エアグルーヴ…、ごめん。俺の病気でこんなことになってさ。あの日もしかしたら見てたんだよ…な
ちゃんと喋れる様になったらちゃんと全部伝えるよ。
でもこれだけは伝えさせてくれ、
俺と…結婚してください
エアグルーヴ、君を愛している。
ピノ子「はい!これ!かんじゃちゃん今麻酔でうごけない箱だけわたすのよ!」
エアグルーヴ「これは…、クリスマスの日の」
そういって彼に目を向けているエアグルーヴをみたB.Jは
B.J「よし!ここの間隔をチタンブリッジで固定する!
これで固定することで痙攣が起きても問題ないだろう
縫合に入る!」 - 62二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 01:14:46
B.J「これで1ヶ月ほど声は出せませませんし、リハビリが必要になるが、まぁあなた方なら大丈夫だろう。」
エアグルーヴ「その先生、術後にこんな話をするのは非常識だというのは分かっているのだが、三千万円という額をすぐに用意するには少し時間が…」
B.J「ははっ!たしかに私は3千万円といいましたがそれはまぁ諸々積み上がってかかる費用のことですぜ?実際あなたたちが払う金額は30万円だとお伝えしているんですがね…。契約書もよく見ずに書くなんてトレーナーとして心配ですなぁ、ククッ」
エアグルーヴ「何!……手術、入院、リハビリ代で30万円…!?これは安すぎるのではないか!?」
B.J「何30万円なんてものは結婚式を開けばぽーーーーーんと手に入るでしょう。それで払ってくれれば構いませんよ。」
エアグルーヴ「っ!……先生最初にあなたを罵ったことを深くお詫びします。そして、私たちのためにありがとうございます。」 - 63二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 01:27:29
- 64二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 01:27:52
このレスは削除されています
- 65二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 01:29:47
申し訳ありません。完全に乗っ取りでした。
不快でしたら全て通報して消してください…
読んでくださった方私のわがままに付き合わせてしまい大変失礼しました。ありがとうございました - 66二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 01:36:40
タイミングをミスった事以外、ワイは好きやで。どっちのSSも
- 67二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 07:47:53
なんかすごいことに
- 68二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 07:52:10
最近医療漫画が無料公開されたからな
まあ、こうもなろう - 69二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 12:05:22
ひどい合体事故を見た
- 70二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 18:28:56
これはある一人の女帝と、その女帝を泣かせた悪い悪い男の話だ。
桜が咲くにはまだ少し早い頃。来月には桜花賞のゲートが開かれる頃だと、己の名にかぶせられたティアラに思いをはせる。
あの男と契約してから約3年が立っていた。トゥインクルシリーズは終わり、契約は終了することもできる状態だ。他のトレーナーは皆、次の担当を探し始めていた。
あの男は、つかみきれない部分のあるやつだった。私のことを理想の女帝だと言い切り、ある時は宇宙規模のトレーナーになるといい、前途多難だと言えば前途があって何よりだと言ってみせて。そして私に3つのティアラをかぶせ、URAファイナルズを勝ち上がらせセンターで躍らせてみせた、この世に二つとない理想の杖だった。
指輪を渡してきたのは、まだシリーズに臨んでいる頃の話だった。それは普段のやつの言動からは信じられないほどシンプルな、けれど小さく美しい装飾の施された指輪だった。
胸が高鳴るのを感じる。えぇい笑うな、私は理想の女帝だ。指輪一つで心を昂らせるな。まったく、いったいどういう意図でこの指輪を?まぁ、お前が相手ならまんざらでもない。そんなことを思いながら期待に膨らんだ胸は。
『恋愛映画見たら渡したくなって。』
……あぁ、ただの思い付きだったのかと、風邪でも引いたのか妙に上擦った声で告げたその声でしぼんでしまった。
せめて普段使いにでもしてやろうかと思ったが、そうしようとしてもサイズが合わない。左の薬指にだけサイズが合うのが忌々しい。そういう意図の指輪ではないだろうに。結局、指輪はつけなかった。
それからもトレーニングに私達は励んでいた。ことあるごとに、やつは私の指を見ては、寂しそうな顔をしていた。つけるわけにはいかなかった。噂になってしまえば面倒なことになる。
それに唯一サイズの合う指につければ、私一人が舞い上がっているようで滑稽じゃないか。
学園を去る時期になり、トレーナー室から私の荷物を運んでいく。最後の段ボールを私の代わりに運ぶたわけは、いつもより寂しそうな顔をしていた。私がいなくなり、部屋を自分で掃除しないといけないのが億劫なのだろうと思った。
学園に通う最後の日の帰り、夜桜を見ないかと誘われた。開花には早いが、断るのも勿体なく感じた。 - 71二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 18:29:28
春といえどもまだ3月に入ったばかりで、少し冷えていた。夜の街は人の往来もあり、別れを告げたクラスメイトが彼女のトレーナーと腕を組んで歩いているのも見た。副会長の私であれば叱責もしたが、卒業した私にはもう関係のないことだった。それよりも、羨ましかった。
さて、このたわけが見に行こうと誘った桜は一輪も咲いていない。開花はもう少し先だたわけと言えば、心底おかしそうに、それで少し寂しそうに笑っていた。
もうそのたわけも聞けなくなるのかな、なんて寂しそうに言うものだから、気を紛らわせるため早く次の担当でも見つけたらどうだと促した。たわけは微笑を浮かべながら返事もせずに小さく頷くと。
『指輪、つけてくれなかったな。』などと宣った。
当然だ。サイズも左薬指にしか合わなかったし、そこには付けたくなかったと伝えれば、ひどく悲しそうな顔でこちらを見ていた。ただ思い付きで渡したものだ、付けられないのは申し訳ないが、思い付きで渡した指輪でそこまで傷つくだろうか?その時は不思議だった。
俺じゃ、駄目か。と諦めたように笑っていた。
指輪を渡したのは本気だったなどと言い始めた。おそろいの指輪だったなどと言い始めた。たわけが指輪をつけていなかったのは、私がつけたら受け取ってもらえたと考えて、それから付けたかったなどと言い始めた。
言葉が出なかった。この男は、なんて紛らわしいことを言って渡してくれたのだ。それなら、舞い上がっていたのは私だけではなく。
整理が追い付かない私を置いて、たわけは合点したようにうなずいた。
確かに釣り合わないなど、もっと素敵な人がいるなど、勝手なことを言い始める。その中に混ざる私との思い出が、私への感謝が、私の好きだったところとやらが、私の心を締め付ける。無理やりにでも笑おうとしているその表情はひどく苦しそうで、
『君の好きな人と使ってほしい。きっと幸せになってくれ。』
なんて言いながら、私に二つ目の指輪を渡した。お揃いの、私が受け取った指輪の片割れ。
そうして、目にいっぱいの涙を浮かべながら、笑っているつもりなのだろう悲痛な顔で、私を置いて、帰ろうとした。
「……た、わけ。」 - 72二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 18:33:41
「たわけ、たわけっ!たわけたわけたわけ!」
──泣くな。私は、女帝だ。いついかなる時でも、理想の姿を示さなければならない。
「貴様は、貴様はいつもそうだった!思ったことがあればすぐに行動して!どんなことでも簡単に胸を張って言い切りおって!貴様は自分がどれくらいの時間私の傍に立っていたか分かっているのか!貴様のその行動力に、貴様の言葉に!私が、私が何度助けられたと思っているんだ!」
私の理性が、私の口をふさごうとする。言えば、吐けば、女帝としての体裁を保てなくなると。けれど、止められなかった。空に瞬く星の数ほどの思い出を、感謝を、貴様の好きなところを、涙とまとめて吐き出してしまった。
「それでいながら、今更お前のいない場所で私に幸せになれだと!?ふざけるな!……ふざ、けるなぁ……!」
一頻り思いを叫んだが、最後に振り絞った気持ちは、嗚咽交じりのものになってしまった。
周囲の視線が集まっているのは分かっていた。私に抱いていた憧れが砕けた者だって何人もいただろう。分かっていた。分かっていたが、泣きやむことはできなかった。
離れないでほしくて、トレーナーに抱き着いた。あいつも泣きながら、けれどどこか嬉しそうに、私を強く抱きしめた。
夕食を作りながらそんな昔話を聞かせてやっていると、ガチャッというドアが開かれる音がした。
聞かせてやっていた相手は玄関へ出迎えに走り、そのままキャロットマンパンチを浴びせた。なんでも昔に私を泣かせたワルモノへのお仕置きだと言う。
担当への指導を終え少し疲れて帰ってきたワルモノの大袈裟な反応もおかしくてつい笑ってしまった。口元に持っていった、左手の薬指につけられた指輪が自然と目に入る。
貰った時と輝きの変わらない、大切な指輪だ。
そういえば、来月には桜花賞のゲートが開かれるころだったか。その時には、今年もまた夜桜でも見に行こうか。小さなキャロットマンを抱き上げるその姿とお揃いの指輪をつけたその手を見て、そんなことを思いついた。
これはある一人の女帝と、その女帝を泣かせた悪い悪い男の話だ。 - 73二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 18:34:33
泣いた
名作だ - 74二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 18:36:38
- 75二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 18:37:55
良い概念は辻ss侍たちを召喚する
みんな知ってるね? - 76二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 18:43:06
医者、侍、百姓の3人がこのスレを支える
ある意味最強だ
いいっすね - 77二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 18:51:03
- 78123/03/03(金) 19:49:19
- 7970~の百姓23/03/03(金) 20:46:03
あんれま皆ありがてぇこと言ってくれるなぁ。
>>78 スレ主さもおめさの畑の近くで好き勝手したのに、そんな嬉しいこと言ってくれてあんがとなぁ
そんじゃついでにお医者様とお侍様についても触れさせてくんろ! オラは他の人の畑でとれたSS読んだら感想言わねと死んじまう体質なんだ!
お医者様のオペは見事なもんだなぁ 上擦った声を病気として解釈すんのはちっとも思いつかなかったべ
あんまりにも見事なもんだから、オラ思わずお医者様の昔のオペを試し読みしちまったべ いつか全部みてぇもんだなぁ
こっちのお侍様の剣筋もそりゃあ見事なもんだ たわけとクソボケエアグルーヴさの明るいラブコメって感じで、読んでて楽しかったなぁ
ここまでクソボケって言いたくなるのも珍しいもんだ、外国の陛下さんとおんなじ反応しちまっただよ
また長くなっちまってもいけねぇからこんなもんだと思ったけど、十分長くなっちまったな!こりゃどうも失礼さん!
- 80二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 22:53:35
士農工商的にあとは商人の辻SSが来るはずだな
- 81二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 10:29:44
保守
- 82二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 10:35:35
良い畑には良い作物がなるんだなあ
- 83二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 20:02:55
保守