- 1二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 21:12:52
- 2二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 21:14:07
クリーク
やれ - 3二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 21:14:38
- 4二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 21:15:48
そらもう朝までしっぽりドライブよ
- 5二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 21:16:53
ゴルシちゃんとかターボに無言でただ抱きしめられてぽんぽんって背中を優しく叩かれたい
- 6二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 21:17:34
いつもよりちょっとスローで、何も言わずに静かな海岸沿いの道を流してくれるんだ…
- 7二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 21:22:29
有馬で奇跡の復活した後に色々と張り詰めてた糸が切れて泣くだけになったトレーナーを介抱する義務がテイオーにはあると思う
- 8二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 21:28:56
バクシンオーのトレーナーがずっと嘘を吐き続けることに耐えられなくてバクシンオーにもたれかかる話
しっとりしてそう - 9二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 21:30:58
アプリ描写内で多忙と思われるマートレ、ハスカップ、たわけ
- 10二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 21:32:11
この後また脚やるんだよね…
- 11二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 21:33:23
- 12二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 21:34:46
取り乱さずまるで知っていたかのように受け止めてくれるのも良いと思うんですよ
- 13二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 21:36:10
アタシの背中、きっと暖かいよ
- 14二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 21:36:39
湿度系は無言で抱き締めてくれるけど
それに変な快感覚えちゃいそう - 15二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 21:37:08
高笑いも演技も無しにそっと手を握って寄り添ってくれるオペラオーは”実在する”!
- 16二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 21:38:21
- 17二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 21:39:55
手を握って優しく背中を撫でてくれるアキュートさん
- 18二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 21:41:13
- 19二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 21:43:45
パマちんは抱き締めるとかじゃなくて背中同士をくっつけてトレーナーと会ってから二人で経験した出来事について話してくれそう
- 20二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 21:50:19
タイシンが頑張って背伸びしてタイトレの頭を無理矢理抱きしめてくれて、タイトレが「タイシン、ありがと、でも、この体勢腰が痛いよ」って泣き笑いして、「うっさい……」って言いながら顔真っ赤にしてるタイシンのSSがあるって話は本当ですか?
- 21二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 21:53:05
いつも導く立場のかっこいい大人が弱みを見せたくない相手の前で泣く姿からしか得られない栄養素があったら人類は滅びてる
- 22二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 21:55:13
このレスは削除されています
- 23二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 21:56:27
ハルウララ!あのトレーナーさんにいいこいいこしてあげるんだ!
- 24二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 21:57:37
こう頭ではわかってるし抑えようとしてるけど涙は止まらないんだよね
- 25二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 21:59:21
ターボはどうにか笑顔にしようとして、でもどうしようもできなくて笑って、笑ってよぉ…って言いながらわんわん泣く。
- 26二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 22:01:15
- 27二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 22:33:12
外は豪雨…って程じゃないけどしっかり打ち付ける音がする雨で、おやつの時間前なのにすっかり暗くなった部屋の電気をつけることすら面倒になってしまったらしいトレーナーの顔は陰になって見えない。天気予報じゃ明日の朝までこの調子。
二人分のお湯が沸いたことを知らせる電子音のきらきらぼしがあまりに雰囲気にそぐわなくて、悲しかった。
「…じゃ、とってくるね」
「……。」
床に座り込んだ姿が小さくて痛々しくて、それでもすこし頭を動かして頷いてくれたことに少し安堵して。マグカップをティースプーンでかき混ぜる手は少し震えてしまっていたけれど、私は何とか自分を落ちつけながら湯気を立てる杯をふたつ、彼のところまで運ぶことができた。
「お湯で溶かすマサラチャイなんで初めて見た、興味だけで選んじゃったけど大丈夫?」
明るくいつも通り、君にとってのメジロパーマーであろうとして出た言葉がこれなあたり、ああ結構私動揺してるんだ、なんて気づかされた。
「……うまいんだ、無印〇品のこれ。すぐ飲めて。……あったかくて」
「そっか、よかった」
「……ありがとう……」
何度も聞いたはずの彼のありがとうが、痛い。
横に座って肩をくっつけて、それから少しだけもたれかかると、少し──少しだけ、体重を預け返してきた感覚がした。
「大丈夫だよ。トレーナー」
「……ああ、」
「雨あがるまで、一緒だから」
「パーマー……」
無責任な言葉だっていう自覚はある。けれどもそれ以外にかけるべき言葉の持ち合わせも、できることの選択肢もない今の私にはそれしか言えない。大丈夫と言ってほしいのはきっと、私だ。
雨に冷え込む部屋、マグカップの白いぬくもりが吐息に合わせて"だ・い・じょ・う・ぶ"と揺れた。
- 28二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 22:35:18
- 29二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 22:43:48
俺が…俺が悪いんだよ…
君の才能は他の娘たちに見劣りなんてしないんだ
それを引き出すトレーニングができない俺が悪いんだよ…
もう嫌だ…チーズ蒸しパンになりたい… - 30二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 22:49:07
- 31二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 22:51:22
- 32二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 23:00:34
- 33二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 23:01:47
- 34二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 23:02:37
タキオンならそこでAR作るし…
- 35二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 23:20:54
……!やるか!
みんなもお湯で溶かせるマサラチャイでしっとりした午後を過ごそう
素材を生かした インスタント マサラチャイ | 無印良品ミルクを合わせた紅茶に、シナモン、クローブ、カルダモンなど5種のスパイスを効かせて本格的な味わいに仕上げました。www.muji.com - 36二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 00:03:10
安心沢にうっかり弱味を見せてみたい
- 37二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 00:04:51
エンディングまで到達した子達なら皆なんだかんだ近いことしそう
- 38二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 11:07:23
なんなら仕事では何も問題なく順風満帆とかでもいいな
単にプライベートでやたらと不幸が重なってしまっただけとかそういう - 39二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 21:04:14
願望10割だけどシリウスはそっと抱擁して無言で背中をさすってほしい
すみませんここに来れば - 40二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 22:09:28
- 41二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 10:04:24
エンディング後に自分の失態でまた少し炎上しかけちゃって憔悴した子分がもたれ掛かってきて静かに泣きながら謝り始めて、ウインディちゃんは最初「ウインディちゃんを見習うのだ!だからそんなことでメソメソするなー!」と噛みつきながら発破をかけるんだけど効果は無くて
子分の酷く落ち込んだ様子に自分も若干泣きそうになりながらも子分がどれだけ凄いのかとか、だからきっと同じ過ちは繰り返さないってことを「お母さんが昔やってくれたから」とハグして頭を撫でながら耳元で言ってくれるんだ - 42二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 10:27:02
黙って抱きしめて
「いつもお疲れ様、トレーナーは頑張り屋さんだな」
と言ってくれるオグリは居る
ytb@WNtt5E5v5Ro
- 43二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 12:45:33
- 44二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 17:46:15
そこにありますね
- 45二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 18:43:50
- 46二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 18:52:51
カレンチャンはお兄ちゃんが急にもたれかかってきたら
顔を赤らめて尻尾―がピーンってなるんだけど
お兄ちゃんが静かに泣き始めたのを聞くとやさいしく抱擁してくれて
ママみあふれる感じでよしよししながらお兄ちゃんは頑張ってるよ、カレンが保証するから。って全肯定してくれそう - 47二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 20:59:41
トレーナーという道を選んだことに後悔は無い。
他人の人生、それも一番大事な時期を預かるというプレッシャーが無いと言えば嘘になるが、
重圧を背負っても、潰されないように全力を尽くすという意気込みを持ってトレセンで勤務をしている。
始めたばかりの頃は才能あるウマ娘をなかなか勝たせてあげる事が出来なくて苦しむことがあった。
だけど、自分も辛いけどレースに挑むウマ娘はもっと辛い筈だと自分自身に活を入れ、必死にトレーニングメニューを考えた。
先人達の成功例、そして失敗例から学び、担当バの体調や精神面にも気を使い、食事の改善やメンタルケアを心掛けていった。
実際にトレーニングを行う担当バの努力に比べたらこうした努力はほんの微々たるものだけど、少しでも担当の力になりたいと私は願っていた。
ジュニア期を過ぎ、本格化が本格的に始まった担当バは徐々に成績を伸ばし、クラシック半ばでついにG1での勝利を飾った。
満面の笑みを浮かべて喜ぶ担当の姿と、子供のように泣いている私のツーショットが新聞の一面を飾ったのは正直恥ずかしいけれど……。
大舞台で担当バを勝たせることができたという事実から、トレーナーとしての成長を感じる事が出来てとても嬉しかったのを覚えている。 - 48二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 20:59:52
このレスは削除されています
- 49二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 21:01:57
だけど、それからが辛かった。
大舞台に出た担当が浴びる注目はそれまでとは段違いに大きくて、その中には心無い言葉も少なからずあった。
大型掲示板サイトでは担当バを批判する言葉も多く、その中には私の指導力を疑問視する言葉もかなりあった。
担当トレーナーである私の素性も履歴書を書けるくらいにはすっぱ抜かれていて、経験や学歴からG1ウマ娘としてのトレーナーを任せることを不安がられていた。
“スピカ”や“リギル”のような優秀なトレーナーに任せた方がいい、そうでなくても高卒の新人に任せるべきではない。
そういった書き込みを見たのは10や20ではない。
担当へのファンレターにも、誹謗中傷の入った手紙や刃物や針が入ったものが送られることが増えている。
局部の写真を同封したり、文章が血文字だったり、得体のしれない液体が入っていたりと、ドン引きするようなものが入っていたこともそれなりにある。
勿論担当バにはそういったものは一切見せないように、先輩方やたづなさんの指導の元、事前にファンからのプレゼントは全てチェックしている。
だけど、そういう作業を行う以上、どうしてもいやなものや言葉を目にしてしまい、辛くなってしまう。
私がもっと頼れるトレーナーだったら、こんな思いはしなくて済んだだろうし、こんな手紙を送られることも無かっただろう。
俯き、涙を流す私の手元には、『お前は優秀なウマ娘の担当に相応しくない、これ以上トレーナー続けるようなら殺す』と書かれた文面が握られている。
最近はこういった文章が何度も何度も送られてきている。
贈り物が検閲されているのを感じているのか、それをチェックする私へ向けた文章が近頃どんどん増えてきているのだ。
学園を経由して警察へ被害届は出しているが、この手の手紙が減ることは一行に無い。
昨日は仕事用に使っているメールアドレスにも、怪文書や殺害予告メールが送られてきていた。
私は、私はどうしたら良いのだろう……。 - 50二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 21:06:30
こんな感じに追い詰められていく、クリーク担当の♀トレ(超小柄)を下さい。
- 51二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 21:09:07
お客様が持ち込んでいらっしゃいますね
- 52二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 21:10:06
読み手への焦らしプレイ…ってコト!?
- 53二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 21:11:14
クリーク以外でも割と作りやすそうだね
自分は書けないけど - 54二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 21:49:38
自分で書くだけでは……満たされないんですっ
他の人が描いた尊いものを見ることで、心のデジタンが満たされるんですっ! - 55二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 21:51:38
いいと思うが担当バじゃなくて担当ウマ娘が公式だからそこだけ直して欲しい
- 56二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 21:53:10
素晴らしいのだ…のだ…
- 57二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 21:59:18
ひょ、ヒョええ!?と、トトトトレーナーさんどうしたんですか、急に!?
え?辛い……そうですか、やっぱりデジたんみたいなウマ娘が担当だと
ダートも芝も情報を集めたり調整したりで、大変ですよね……
違う? デジたんのせいじゃなくて、ちょっと疲れただけ?
……そうですか、私も他のウマ娘ちゃんの胸で泣きたくなる
大それた身に余る願いを持つことがないわけではないので、気持ちはわかっちゃうかもです
こんな平凡で……すこし貧相かもしれないウマ娘でよければ、いつでもそばにいますよ
私はどこにでもいるウマ娘ですからね、貴方がしてくれたみたいに背中を支えてくれるだけで
嬉しくなるのを知ってますから
みたいな大外からママ味がぶち抜いてくるデジたん概念の参考文献を探しているので、私に下さい - 58二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 22:05:50
- 59二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 22:13:45
カフェ「おや…貴方はタキオンさんのトレーナー…どうしたのですか、屋上で泣いているなんて…」
タキトレ「………いやあ、みっともない所を見られてしまったね。どうか気にしないでくれ、大したことじゃないんだ」グスッ
カフェ「………」
カフェ(良い歳した大の男が屋上で独り泣いている。大したこと無いなんて嘘でしょう…)
カフェ「私で良ければ話を聞きます。タキオンさんには聞かせられない話でしょうから…」
タキトレ「ありがとう、でも…」
カフェ「話してください。辛いことであるなら、話せば楽になります…」
タキトレ「………実は、恋人に別れを告げられてしまってね」
カフェ「………」
タキトレ「彼女とは、トレーナーになる前からの付き合いだったんだ。結婚も考えるぐらいお互いに好きだったよ。けれど、タキオンのトレーナーになってから、どうも上手くいかなくなってしまってね…」
『私より担当の子を優先するのね』
『私にはお弁当作ってくれなかったのに、あの子には作るってどういうこと!?』
『七色に光る彼氏なんて無理』
タキトレ「なんてことを言われるようになって、とうとう別れ話を切り出されてしまったという訳さ…僕が悪かったんだ。タキオンの育成に夢中になりすぎたんだ」
カフェ「いいえ、貴方は悪くありません…貴方はタキオンさんに真摯に向き合っていました…捨て鉢になっていたタキオンさんを、もう一度、走らせるために必死に頑張っていました…それが悪いことだと、私には思えません…」
タキトレ「カフェ君…」
カフェ「貴方は素晴らしいトレーナーです…誰がなんと言おうと…さあ、私の胸で思いきり泣いてください…たくさん泣いて、楽になってください…」
タキトレ「すまない…ありがとう…ありがとう…」 - 60二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 22:35:36
- 61二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 00:37:17
大泉洋かと思ったら岸辺露伴じゃねえか!騙された!!
- 62二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 06:44:34
- 63二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 10:38:42
出ろ♡出~ろ♡出せ♡ との事ですのでせっかくだし…
「おいっすー、トレーナーさん。元気にしてるー?…あら、元気ない。どうしたの?ネイチャさん、相談に乗っちゃいますよー、ってあちゃー…完全にまいっちゃってますね~。どうしたのさ」
「うん…うん…なるほどね?アタシが一着を獲れない事を気にしてると。毎回、どんなに指導しても三着止まりなのが申し訳ないと。ありゃ、これもしかしてネイチャさん、おなじみ三着~とか言い過ぎたのが良くなかったのかなー…」
「でもね、聞いてよ、トレーナーさん。確かに、アタシも一着が獲れなくて悔しいって思うよ?思うし、思ってるよ。でも、それはトレーナーさんのせいじゃないんですわ、むしろアタシのせいというかなんというか…そもそもアタシにはもったいないくらいですよ、こんなトレーナーさんに指導してもらえて、更にはちょっと恥ずかしくなるような言葉をかけてもらえて…」
「こほん…何が言いたいって、トレーナーさんはこんなネイチャさんを、不束者ですけどよろしくお願いしたいって事ですよ、これからも、ずっと!絶対、トレーナーさんの一着になって、トレーナーさんの分までキラキラして見せますから…ネ…」
「だ…だから!!いつの間にかリカバリーしてたのか知らないですケド、そのにやにや顔をやめてくれるとうれしいなって…」
って顔を真っ赤にしてツインテールに顔を埋めて悶えまくるネイチャっていう概念もここで見られると聞きまして
- 64二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 13:47:22
- 65二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 16:24:30
わかる、こういう時にチア勝負服にいそいそと着替えてから「ふ…ふれー!ふれー!トレーナーさん!ファイっ!ウィンッ!…なにか言ってくださいよ!」してくれるととても元気になる
- 66二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 19:10:09
- 67二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 21:03:46
- 68二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 21:07:17
あのさ……
トレーナーが限界になるような状況って、高確率で担当ウマ娘も限界になってるんじゃないの? - 69二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 21:09:30
- 70二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 21:10:38
ああ、体力的なものならそらトレーナーの方が先に来てもしょうがないよね……
- 71二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 21:11:03
- 72二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 21:12:22
俺詳しくないしシナリオも読んでないけどザパールさんには何故か謎の信頼がある
- 73二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 21:32:58
「マスター……?」
すまない、すまないとだけ言いながら腕で目を覆い隠す。その分だけくしゃくしゃにゆがんだ布地が立ちつくした視界に映るだけで、到底流れる涙を隠せるものではなかった。
諦めたらしく、大丈夫だから、すまないと言いながら腕を離し、顔を上げる。
濡れきったシャツの腕ほど表情は歪んでいなかった。ただ、意思とは関係なくとめどなくあふれる大粒の涙が、いかな状態かを物語っていた。
「状況を……マスター……」
うわごとのように言葉を出す少女はやがて歩を進めると、そっと頭ごと抱えこんだ。
「…………聞こえますか、マスター。私の心臓の音です」
「他者の心臓の音は、リラックス効果があるそうです」
「きっとマスターは今、その……“わからない”だと判断します」
「どうしようもない状態なのだと……推測します」
「ごめんなさい、マスター。私に有力なメソッドがなければ、ベターな方法も……わかりません」
「ですのでマスター。何分でも、何時間でも。必要とあらば何日でも、こうして傍に。この後のことはどうか何も考えないで、今は……ただゆっくりしてほしい。それが私のリクエストです」
「それにより生じるノイズは一過性のものに過ぎず、またマスターと共にない私の“充足”はありえない。つまり――“私のためでもあります”」
「聞こえますか、マスター。私の心臓の音です。どうか、今はこうして」 - 74二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 21:45:43
ツインターボのエミュは難しく、私には彼女を書くことは不可能と結論が出ました ですので
トレーナー、充電切れ?
元気ないなら、ターボと一緒にゲーム……!?
ど、どうしたんだよ!?
……泣いてるの…?
トレーナーがニコニコしてないと、ターボもかなしんだよ…?
ど、どうしよう…!
そ、そうだ!ネイチャ!ネイチャ呼ぼっか!?
ターボ、ちょっと行って…トレーナー?
袖引っ張られたら、走れないぞ…。
ぐすっ…うえええん…。
トレーナー泣いてるの、何とかしないとダメなのに…ターボも泣いてどうすんだよお…。
ごめんね…トレーナー。
トレーナーをニコニコにするいい方法、思いつかなくて。
トレーナーがターボのこと、ニコニコで見ててくれたから、ターボ頑張ってこられたのに。
でも…ニコニコになるかは…わかんないけど。
何もしないの、もっと嫌だから。
ターボエンジン、ぜんかいだぞ!…えへ…へ…。
あったかい?ターボの身体。
泣いてるヒトにはこうすると良いって…前ネット記事で見たんだ。
しんりがく?的にもショーメーされてるんだって!
ターボ…トレーナーが大丈夫になるまで、トレーナーギュッってすることなら出来るから。
トレーナーが笑える様になるまで、ターボ諦めないから。
トレーナーが笑ってるとこ…また見たいから。
うん…うん。いっぱい泣こ?
誰かに見られるの怖いなら…ターボとトレーナーの…秘密にしよ? - 75二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 22:07:58
- 76二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 22:33:01
- 77二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 22:58:17
- 78二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 23:01:33
「理事長……休暇…下さい…!」
- 79二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 23:21:26
無表情で声も出さず涙だけ流し続けるトレーナーにもたれかかられてどうしたらいいかわからないけど頭をなでてくれるトキ……たづなさん概念!?!?!?
- 80◆h35dd7zG9c23/03/06(月) 00:25:18
「はい、コーヒーよ。……どう、少しは落ち着いたかしら?」
そう言って彼にマグカップを手渡す。スティックシュガー1本とポーションミルク2つ。これが彼の好みだったはずだけれど、はたして合っていたかどうか。
はじめにトレーナー室で泣いている彼を見つけた時は驚いた。家族の不幸か仕事上の失敗か、とにかくよほど辛い目に遭っだろう。そう思いはしたものの正解は分からず、どうしたのかと問いかけても要領を得ない答えしか返って来ないのでは、こちらとしても手出しのしようがなかった。だがあまりにも悲痛な様子で、何もせず見ていることが出来なかった私は、気づけば彼を胸に抱きしめていた。カタルシスといったか、あるいはそれを期待したのかもしれない。
それから5分くらいが経過すると、彼は『……あれ?アヤベ?』と間の抜けた声を出してきた。恐らくある時点から自分が何をしているのか理解出来ていなかったのだろうが、それだけ追い詰められていたということだろう。
「気分は落ち着いたかしら?」
私は泣き止んでもなお顔を真っ赤にしていた彼にそう問いかけ、首を縦に振ったのを確認しコーヒーを淹れに給湯室に向かい、そして今に至る。
『悪いな、こんな情けないところを見せて』
幾分か余裕を取り戻したらしい彼は、誤魔化すように笑う。今なら問題無いだろう。そう思った私は彼に何があったのか尋ねた。これまで負の感情を見せたことが殆ど無かった彼だからこそ、一人で涙を流していたのが気がかりだったのだ。
かつての私のように何かを一人で抱え込み、そのことで自分を不必要に追い込んでしまっているのではないか。そう思ったのだが、そこまで大事ではないようだった。『ただ、トゥインクルシリーズの最初の3年間を無事に走り切れた今になって、重責からの開放感からか急に色んな感情が襲ってきて、気づけば泣いていた』らしい。
「そうだったの……ごめんなさい」
彼の言葉を聞いた私は申し訳なくなった。ただでさえトレーナーとしての経験が浅かった彼だ。専属トレーナーとして担当を持つこと自体大きな心理的負荷がかかることは想像に難くない。加えて以前の私はあの子の事で頭が一杯になっていて、周りが見えていなかった。
そんなウマ娘の担当を、素人ではないというだけの人間が務めるのは酷だっただろう。彼はむしろ、並のトレーナーより良くやっているはずだ。 - 81◆h35dd7zG9c23/03/06(月) 00:25:49
『アヤベ、君が謝ることはない』
気づけばそんな彼の言葉を遮り、私は言葉を発していた。思ったことをそのまま、と言ってもいいかもしれない。それぐらい考えるよりも早く口が動いていた。
「いいえ。今だからこそ言えるけども、私にも責任はあるわ。あなたは私に歩み寄ろうとしてくれた。でもあの子のことで頭が一杯だった私はそれを跳ね除け、あまつさえ遠ざけようとしたのだから……。」
『アヤベ、それは──』
「いいから、今は私の話を聞いてちょうだい。それで、あの時の貴方はどう思っていたの?正直に答えて?」
その言葉は尋問めいていたかもしれない。彼の胸中に土足で踏み込むような真似かもしれない。でも、今後の事に触れるときには、たとえ禁忌に触れる事になったとしてもこれだけは聞いておきたかった。
このタイミングで聞くのは失敗だったか。そう思ったけれど、それなりの覚悟の上で聞いていることは彼にも伝わったらしく、しばらく考え込みはしたものの素直に口を開いてくれた。
本人曰く、ただでさえ専属トレーナーという荷が重いことをしているのに、こんな調子でやっていけるのか。どうすれば私の心を開かせることが出来るのか。特にデビューしたばかりの頃なんかは、毎日のように頭を悩ませていたらしい。それだけならまだしも、私があの子の事でふさぎ込み始めてからは、どうすれば私を立ち直らさせる事ができるのか。とはいうがそもそもどこまで踏み込むべきか。一切触れないでおくべきか。仮に触れないのなら、どのようにしてレースと向き合っていけばいいのか。………そんな堂々巡りを繰り返していたらしい。
『経験のあるトレーナーならもう少し上手くやったんだろうけど、俺にはそんなもの無かったからな。どうしようどうしようって悩んで、それでもどうにかして進む道を見つけてってやってるうちにここまでこれたから結果として良かったんだろうけれど、もし道を違えていたら今頃どうなっていたか……。なんて、色々考えていたら今になって急に怖くなってきたんだ』
「そうね……。もっと私の方から歩み寄っていれば、あなたに余計な負荷をかけずに済んだでしょうね」
『アヤベ……』
「だからこそ、お願いがあるの」 - 82◆h35dd7zG9c23/03/06(月) 00:26:29
ようやく本題に入れた。今更過去は変えられないし、そもそも過去の自分を真っ向から否定するつもりは無い。私が伝えたいのはあくまで先の話だ。
「これから先、仮にあなたが思い悩むことがあったら相談してほしいの。トレーナーとしての事に限らず、個人的な事であろうとね」
『でも、それは──』
「確かにあなたは指導者で、私はその教え子。なのにあなたが私を頼るというのもおかしな話かもしれないわ。でも、“パートナー”なら、話は違うんじゃないのかしら?」
『……!?』
「あなたは一方的に支えると言ってくれた。でも、パートナーなら互いに支え合って然るべき、違うかしら?」
『確かにそれはそうかもしれないが……』
「でしょう?あなたが私が苦しんでることで思い悩んだように、立場が逆転すれば今度は苦しむあなたを見た私が思い悩むでしょう。そんなの互いに辛いだけじゃないかしら?」
彼が天を仰ぐかの様に天井を見上げる。だが今度の沈黙は決意を固めるのに要した時間だったらしく、先程より短い時間で再び頭を動かすと、私の顔をまっすぐと見つめてきた。
『……分かった。アヤベがそこまで言うのなら、いざという時は頼らせてもらうよ』 - 83◆h35dd7zG9c23/03/06(月) 00:27:30
アヤベさんで考えてたら思いついたから書いてみた
見切り発車したせいでなんかよくわからん話になった - 84二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 00:32:23
- 85二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 00:47:00
書くウマ娘は勿論としてトレーナーの泣く理由にも各々の解釈があって良いな
ついでに文章の書き方も種類あって参考になる - 86二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 02:24:42
担当ウマ娘が成長していけば行くほどトレーナーの仕事はどんどん増えていく。
メディアへの露出が増え、関係各所への手続きは倍増していく。
スケジュール調整と、その合間を縫って行うトレーニングメニューの作成等で疲労が限界なのに眠れなくなる。
ベッドに入っても長時間眠れる気配が無く、一度眠りについても頻繁に目が覚めてしまい、疲労は取れない。
担当ウマ娘に心配をかけないよう、普段より濃いめに化粧をしてクマを隠す。
栄養ドリンク、ハッカ油垂らしたアルコール、ミントタブレット、カフェインガム等を多用して少しでも頭を働かせる。
そうした応急処置を施して働こうとするも、全身の倦怠感や疲れは取れず、トレーニングの予約をミスする等細かいミスが増えていく。
ファンレターやプレゼントの検閲等でも誹謗中傷の言葉と悪意に晒され、ストレスがどんどん増えていく。
そしてついに疲労は限界に、最終的にレース場で高熱を出し、倒れてしまう。
病院に運ばれて入院する羽目になり『過労』や『鬱状態』等の診断を受け青ざめるトレーナー。
担当ウマ娘は「心配しないでゆっくり休んでくれ、それまでは一人で何とか頑張ってみる」と言ってくれたものの
自分の状態を週刊誌にすっぱ抜かれたことでますます心無い言葉を受けるようになり、精神は限界に。
内に秘めていた、弱音や不安を見舞いに来てくれた担当ウマ娘にぶちまけて泣き出してしまう。
母親に縋りつくように、担当ウマ娘の胸に頭を埋め、そこを温かい涙で濡らしていく……。 - 87二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 02:29:05
トレーナーさんが限界を迎えるまでの流れとか状況があると、より捗る気がするのですよ!
自分が担当ウマ娘ちゃんを守るんだ!っていう意気ごみで大事な時まで体を保つことができたけど、
大一番を超えた瞬間に『ぷつん』って糸が切れるように倒れ……。
そして今の自分が担当ウマ娘ちゃんを守れないということを残酷なまでに宣告され、
積み重なってきたありとあらゆるものに押しつぶされ、ひた隠しにしてきた本来の自分がさらけ出されてしまうのですよっ!
そんな担当トレーナーさんを優しく抱きしめ、守られるのでなく守ってみせると決意するウマ娘ちゃんの話が読みたいのですよっ! - 88二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 02:51:45
すみません、ここに来れば
「トレーナー?!いきなりどうし……何で、泣いてんだよ……?」
「……何が有ったか分かんねぇけど、俺の胸で良ければいくらでも貸してやるぜ」
そう言って優しく抱き締め、頭や背中をそっと擦ってくれた。だがしばらくすると――
(もしかして疲れてんのかな?そういやここ最近ずっと難しい顔して色んな資料を読み漁ってたり、何回もメニューを組み直してたりしてくれてたもんな……)
(結局ダービーの後ずっと勝ててねぇから……有馬記念もズタボロで、この前のヴィクトリアマイルもあと一歩届かなくて……)
(巷じゃ「早枯れ」とか「燃え尽き」とか色々言われるようにもなって、けどトレーナーだけは「まだやれる」って信じてくれてて……!?)
「俺のせい、じゃねえか……」
そんな呟きと共に涙を零す安田記念(1回目)前夜のウオッカもあるって聞いたんですけど - 89二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 03:09:55
気付けばエアグルーヴのトレーナーは壁にもたれ掛かっていた。
部屋の窓から見える月の光…普段は優しい光が今は眼を突き刺す様に痛く、無意識の内に涙が流れていた。
普段からトレーニング等や生活等多くの場面で彼女から注意や叱責を受ける中、自分は女帝の杖として全う出来ているのだろうか、それとも都合の良い飾りでしか無いのか、その様な不安と自分への情け無さが一気に襲いかかっていたのだ。
「うっ…ううっ…情けないよなぁ俺…自分の担当に…いつも駄目出し受けてさ…睡眠時間や食事とか削れるだけ削って研鑽に費やしてもまだ認められてないんだな…くっ…うあっ…」
「やっぱこんな新人なんて繋ぎでしかないのか…それとも都合の良い置物なのかな俺って…」
彼は普段からこう思っている訳ではない。しかし、心身共に限界まで削り切っている状態であると同時にやはり彼女から信用されていないと感じており最早感情に歯止めが効かなくなっていたのだ。
声を押し殺して泣いていたトレーナー。その為ドアを開けてその横に何者かが座っている事に気づかなかった。
『貴様、それはどう言う意味だ?』
横からの不意打ちに涙を拭かずに振り向くトレーナー。そこには彼の担当であるエアグルーヴがその横で壁にもたれかかっていた。
「エア!?どうして此処に!?」
『最近貴様の様子がおかしいと思ってな。それよりもだ、さっきから削るだの繋ぎだのどう言う意味なのかと聞いているんだぞ』
普段なら取り繕う事が出来るが今のトレーナーにその余裕は無かった。
「情けない話だろ?自分は新人だから色んなもの削ってやっている…でも周りに及ばない…だから君にも失望されてるんじゃないかと…」
『たわけ!』
女帝の一括が響き渡る。
『貴様の指導でオークスを始めとした多くのレースで勝利を取れているのだぞ!その貴様が弱気になってどうするのだ!それを繋ぎだと?巫山戯ているのか!?それに何だ!削るだけ削るとは!それだから心身共に弱って……』
多少語気は強いが平日なら叱咤激励として受け止められる言葉、しかし今の彼には感情の起爆剤でしか無かった。 - 90二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 03:10:29
「じゃあなんなんだ!いつもいつもいつもいつも!こっちの言うこと成す事全部否定して!そんな心にも無い事言うくらいなら本心を言ってくれよ!俺は無能なのか!そうでないのか!ただの飾りなのか!どっちなんだよ!」
(最低だ…彼女は本心で言ってくれているのに…自分が無能だから、弱いから突き放してしまった…契約解除も当然か…)
少し冷静になったトレーナーが後悔しながら恐る恐る彼女の方を見るとそこには肩を振るわせ———
『ごめんなさい…ごめんなさい…』
涙を流している女帝の姿があった…
まさかの事態に動揺するトレーナー。しかしお構いなしに彼女は続ける。
『私は…お母様を目指して…いつかは超えようと…そして生徒会の仕事も全うしたいと…でも…他のトレーナーは私のそんな理想を否定して向こうの理想を…押し付けてきた…ひっく…貴様だけなんだ…本当に私の事を見てくれたのは……ぐすっ』
『そんな貴様を手放したく無いから…ぐすっ…貴様に応えなければならないから…ッ!…妥協はしないと……でもっ…でもぉっ!結局…ッ!…私はあいつらと同じ様に自分の理想を押し付けて…貴方の事を否定して…貴方の事を見ていなかった……!』
『本当はいつも感謝してるのに……ううっ…自分の事を削ってまでこんな私を支えてくれてるのに………私は…わたしはっ!』
『素直になれなくてごめんなさい…いつも酷いこと言ってごめんなさい…!、貴方の力になれなくて…寄り添えなくてごめんなさい……!…だから…だからぁっ…』
絶え間なく吐き出された言葉。それは女帝エアグルーヴの紛れもない本心だった… - 91二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 03:11:01
トレーナーは彼女の言葉を遮る様に彼女を強く抱きしめながら
「ごめんよグルーヴ!俺が…俺がもっとちゃんとしてれば…君を追い込む事なんて…本当にごめんよぉ…」
『ううっ…とれーなぁ!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさぁい!うわああぁん!』
月明かりの下2人は抱き合い泣いて泣いて泣き続けた。しかしそれは後悔の涙だけでなく本当に分かり合えた嬉しさの涙でもあった。
『お互い落ち着いた様だな』
「ああ、すまなかった」
気が済むまで泣き続けた2人は隣り合って星空を眺めていた。
「こうしてお互いの本心をぶつけ合うことで分かり合えるんだな…」
『たわけ…たとえ本心をぶつけることが必要であっても、ここまで喧嘩じみてくるのは二度とごめんだ…』
『それに…貴様は私の私だけの理想の杖だ…誰が繋ぎなどにするものか…それに自分で無能と言うな…そんな事私が誰にも言わせない…無論貴様自身にも言わせない…』
『だから…ありがとうトレーナー。いつも支えてくれて』
「……ッ!こちらこそありがとうなエア…こんな俺の担当になってくれて…」
お互い目に涙を浮かべて感謝の気持ちを伝える。
何気ない言葉ではあるが、その意味は重い…そう2人は思い知らされたのだ。
『しかしだな…貴様のその生活は見ていて我慢ならん。女帝と杖が共に歩んでいく為に杖だけ犠牲になるとは何事か』
「うぐっ…それは…」
『だからこれからはいつも一緒にいるぞ。貴様が無理をしない様に…貴様も私が無理をしない様に互いに支え合っていくのだからな』
「本当に…君には敵わないな…でもありがとう」
『たわけ…貴様がいるからこそ今の私がいるのだぞ。もっと自分を誇れ…だが、これからだ。これからが私達"2人"の本当の始まりだからな!』
「これからもよろしくな、エアグルーヴ:
『こちらこそよろしく頼むぞ、私だけのトレーナー』
こうして女帝と杖は本当の絆を知ることができたのだ。そして二人の絆はその生涯の果てまで続いていくのだがそれはまた別の話である。 - 92二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 03:12:03
- 93二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 06:58:54
色んな形があるけど寄り添うって大事
- 94二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 12:12:09
ゴルシは単に背中をぽんぽん叩きながら「よーしよし、ゴルシちゃんが今度焼きそば作ってやるからなーよーしよし」っていつものトーンで落ち着かせようとしてくると思う
多分気の済むまでずっと抱きしめてくれるよね - 95二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 12:16:39
トレーナーって施工監理みたいなものだと思う。
チームでサブトレとかがいれば分担作業(指導)できるけど、そうでない場合一人施工監理みたいなものだからたぶんめちゃくちゃストレスになる。
ウマ娘が好きで、やりがいがある仕事で低減されても仕事の量がガン増えしてきたら皆虚ろな目をしだして、口調も荒れそう。
アプリで失敗したトレーナー(プレイヤー以外)は多かれ少なかれそういう感じに追い詰められた結果だと思うのよね……。 - 96二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 18:06:13
- 97二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 02:22:29
泣き顔が映えるトレーナーにしようとするほど涙を担当に見せなくなるから導入が難しい…
- 98二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 04:25:55
ふと何処かでガラスが割れる音がした。しかし確かめる暇もなく直後、地面が黒く染まりそこから赤黒い腕が身体を引き摺り込んでいく。逃げようにも金縛りにあったかの様に動けずその身体はなすがままに沈み堕ちて行く…まるで逃れられぬ運命の如く———
「はあっ…はあっ…またこの夢か…」
夢から叩き起こされたメジロアルダンのトレーナー。どうやら仕事中に寝てしまった様だ。
「いけないいけない…ジャパンカップが控えているんだ。アルダンの為にも全てを尽くさなければ…」
飲みかけのコーヒーと栄養剤を無理矢理流し込み入念にチェックをする。彼女のために寝る間も惜しみ、己の命も何もかもを全て総動員する。
しかし毎日見るのがあの夢だ。まるで彼女を犠牲にした報いを受けるかの様な夢…故に目覚めは最悪であり、ことある事に脳裏にフラッシュバックする。
「何故いつも同じ夢を見るんだ…自分ではアルダンを勝たすことができないのか?それとも彼女を悲劇的な結末に向かわせてるだけではないのか?いや、彼女は強い、自分が思っている以上に。それとも…自分は彼女の事を信じ切れていないのか…?」
そんな考えが頭を心を何度も駆け巡る。何度も何を試しても同じ夢。そもそも彼女は本当は走りたく無いのに無理をしているのでは無いか?ジャパンカップを勝つ事もトレーナーの自己満足に過ぎないのではないのか?駆け巡る疑念が次から次へと疑念を引き連れ、その疑念が更に疑念を呼ぶ…そんな悪循環に沈んでいた。
「こんな自分勝手で…担当の事も信じきれないなんて…トレーナー失格だ…彼女に自分は相応しく無いんだ…」
涙が止まらない。何もかも上手くいかない悔しさと自分という存在の惨めさ…そしてそんな自分が何よりも許せなかった…
渦巻く負の奔流が彼を消し流そうとするそんな中…
「トレーナーさん?」
その奔流を遮る様にメジロアルダンの声が聞こえた。 - 99二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 04:26:19
「あ…アルダンか…どうしたんだ?」
「大丈夫ですか?体調が優れないようですが……ッ!」
彼の姿を見た彼女は愕然とした。普段は朗らかに笑い、優しい彼の顔が今では酷くやつれており、まさしくガラスのようにひび割れ今にも砕け散らんとする…そんな状況であったのだ。
「ど…どうしたんですか!?何か辛い事でもあったのですか!?」
「い…いや、ちょっと武者震いってやつかな?そろそろレースも近いから…」
そう言って彼女に悟られないように誤魔化そうとするトレーナー。しかし心身共に限界に来ていた彼の姿を見てそんな事で納得する彼女ではなかった。
「嘘つかないで下さい。なら武者震いなのに何でトレーナーさんは泣いているのですか」
「それに最近のトレーナーさんはいつもふらついていて、お身体もお顔もやつれています…力になれるか分かりませんが…正直に話して頂けませんか?」
彼女の真剣な眼差しを受けこれ以上隠すのはそれこそ信用していない事と同じであると、トレーナーは洗いざらい話した。
いつも見る夢の事、いつも最善を尽くそうとしても拭えない不安、そしてもしかしたらアルダンの事も信用していないのではないかと言う事、そしてそんな自己満足で自分勝手な自身を許せない事…心の底を抉りながら本心を伝えた。
「だから思うんだ…自分は君のトレーナーとして相応しく無いんだって………ア、アルダン!?」
そこまで話していてトレーナーは素っ頓狂な声を上げた。何故ならアルダンが自分に抱きついて来たのだから。 - 100二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 04:26:40
「トレーナーさん、私は今とても怒ってます。何故か分かりますか?」
「そ…それは、自分が君の事を…」
「違います。私はトレーナーさんが自分自身を認めずに自ら追い詰めていると言う事に怒っているのです」
「以前貴方は走れるか不安になっていた私に『自分は君が走れる様に精一杯支える…でも本当に走れるにはアルダンが自分自身を信じなければ意味が無いんだ』とそう言ってくれました」
硝子の脚と言われ走る事が難しいとさえ言われていたアルダン。そんな彼女をトレーナーは常に心身共に支えていた。その時に彼女に言った言葉をアルダンは彼に返す様に語り続ける。
「貴方が居たから、支えてくれたから…硝子の脚と周囲から憐れまれてきた私が今日までアスリートとして走る事が出来ているんです。それは誰にも出来る事ではないんです。」
「それなのに貴方はそんな自分を認めずに追い込んで…心も身体も全部自分自身で壊そうとしている…それが許せないんです!」
アルダンは深呼吸をし、トレーナーの顔を、その眼をしっかり見据えながら———
「貴方が滅茶苦茶になってまで得る勝利なんて…栄光なんて…そんな物は私は求めていません!」
「あの時貴方は言いました。『君の事が"永遠"に刻まれるように全てを尽くす』と。ですがこのまま貴方が私の為に無理をして…心も身体も全て砕け散って"永遠"に会えなくなるなら…そんな"永遠"なんて私はいらない!」
「わたしは…貴方と共に"永遠"を刻んで行きたい!貴方だけの"永遠"になりたい!」
「だからトレーナーさんお願いです…自分を認めてあげて…自分を追い詰めないで…私はずっとずうっと貴方の傍にいますから…私も貴方を支えて行きますから…お願い…」
涙を流しながら想いを訴えるアルダン。
「ありがとうアルダン…そしてごめんなアルダン…」
そんな彼女を抱きしめてトレーナーは泣き続けた。
「大丈夫です。貴方が私の事を信じてくれた様に私も貴方を信じています。だからジャパンカップ…見ていて下さい。私は一番に貴方の下に戻ってきますから…だから今日はこのまま休みましょう…お互い温もりに包まれながら…」
そういってそのまま横になり眠りの世界に落ちる二人。それからというもの悪夢はもう見なくなった。 - 101二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 04:27:06
ジャパンカップ前日———
「いよいよですねトレーナーさん。私の全力…見ていて下さいね」
「アルダンなら大丈夫さ。きっと一番で輝ける…」
「はい、見にきた人に"永遠"に刻み込めるように…私は輝きますから」
「それとアルダン…もし良ければ"これ"を受け取ってくれないか?」
「"これ"って———」
そしてジャパンカップ———
『1着はメジロアルダン!他を寄せ付けない圧倒的な走り!見事このジャパンカップを駆け抜けました!』
(やった…やりましたよ!トレーナーさん!)
そう言ってアルダンは涙を流しトレーナーの方を向く。見ればトレーナーも涙を流してアルダンの方を向きながら頷いていた。
そんな彼にアルダンは手を振って答えた。勝利を掴んだその手の薬指には彼との幸せの証が"永遠"に輝いていた… - 102二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 04:29:18
こんな感じのアルダンとトレーナーの話がこのスレで読めるらしいんですけど誰か知りませんか?
- 103二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 06:59:55
誰に見えない様にしてるけどちょっとした違和感からその見えなくしてきた壁がヒビが入ってそこからボロボロ崩れてくって展開とかアリそうかな?
- 104二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 11:24:51
もうあるやんけ!
- 105二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 22:16:27
こう言う展開はこのBGMピッタリだよね