【閲覧注意】ここだけ或人×祢音スレ Part5

  • 1二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 23:53:24

    あにまん限定CP、或人×祢音について語るスレです
    まさかの怒涛の展開になってまいりました

  • 2二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 23:57:36

    スレ立て乙!
    ここのss全体的にIt's high quality,で見てて本当に楽しいです!

  • 3二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 23:58:40
  • 4二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 00:04:11

    前スレ主ですがありがとうございます

  • 5二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 00:05:37

    スレ立て初めてですが無事できてよかったです

  • 6二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 00:31:59

    しかしかなり登場人物の関係性が変わったから登場人物紹介難しいな…

  • 7二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 00:46:26

    >>2

    ありがとうございます。3作ともベースは同じだけど本編とは違う世界線だから色んな展開が書けて楽しんでいます。

  • 8二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 01:25:49

    かなりまとめるのに困難した登場人物達‼︎

    ・飛電或人
    ご存知(自称)元爆笑お笑い芸人の飛電インテリジェンスの社長。祢音ちゃんとお見合いで知り合い、その後祢音TVの最中にいつものように逃げてる祢音ちゃんを助けてから(或人目線では)お友達に。
    なお彼に恋は十年早かったぐらい鈍感だったりする
    ・鞍馬祢音
    ご存知セレブインフルエンサー。お見合いで或人と知り合いになり、その後いつものようにジョンとベンから逃げたときに或人に助けてもらったのと自分の夢を応援してくれたことがきっかけに恋に…。なおアプローチはすべて或人が祢音ちゃんを妹感覚で見てくるため失敗する。お酒に弱い。そして2スレ目ではアーク堕ちしちゃったことも…。まぁ或人が助けてくれるんだけどね!
    4スレ目では記憶が復活した冴にショックを受けるが大我とニコのサポートで立ち直る。しかし何故か変身できなくなり…?
    ・我那覇冴
    ご存知今年に入ってのデザグラのゲストライダーであえなく脱落しちゃった人類最速
    あるときにヒューマギアを購入したこととそれによる戦いによって或人と出会い彼に恋をする。しかし素直になかなかなれず妹と弟達に慰められる。なおこちらもお酒に弱い
    4スレ目で大智のせいで記憶が戻ってしまい祢音と友情決裂かと思いきやそんなことはなかったぜ‼︎

  • 9二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 01:26:36

    >>2

    https://bbs.animanch.com/board/1636099/?res=198

    から


    ベロバによりアジトに転送されたレーザーターボとバッファだった

    ベロバ「お疲れ様、特にレーザー、あなたはよくやってくれたわ、おかげで彼の弱点わかったんだもの」

    貴利矢「へぇ…ほんと?」

    ベロバ「もちろん♪アズからの情報を元に考えたらあいつはいわゆる人を守るのに文字通り命を懸けている。なら彼を倒すのは簡単♪」

    貴利矢「人質取って一方的になぶり殺しするってわけね、おーこわ、流石ベロバ様」

    ベロバ「どうも♪」

    道長「……」

    (バルキリーに触られちまった…!これもう手を洗いたくねぇ…!だがどうする!?レーザーのやつは絶対なんか言ってくる!どうする!?)

    貴利矢「ミッチー、ワクチン打つぞー」

    道長(だがアーマー越しとはいえなんか色々すごかったな…、も、もし、あいつと付き合うとなったらあれも…!?)

    貴利矢「ミッチー?おーい」

    道長(いやいや!?何考えてる!?バルキリーとは敵同士!馴れ合うとか…、でもなぁ…)

    貴利矢「おいミッチー!」

    道長「うお!?な、なんだレーザー…」

    貴利矢「ワクチンの時間だよ、たく女の子に触られたからってそんなにワクワクしちゃって、ミッチーは今まで恋愛したことない人?」

    道長「お、お前には関係ないだろ!いいから早く打て!」

    貴利矢「へいへい…」

  • 10二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 01:37:05

    ・刃唯阿
    ご存知A.I.M.S.の隊長。下の奴らがやりたい放題のため胃痛枠になって前スレでは遂に幼児退行する。なお祢音ちゃんたちの恋は素直に応援してるためサポートしたりする。
    尚本人はとある人物に好意を向けられてるのは知らない。
    ・天津垓
    ご存知1000%な社長
    祢音ちゃんたちの恋を知って全力サポートだが基本的には唯阿から見るとやばいためツッコまれる。真面目なときもある。ベロバに倒せそうな人認定されるが…?
    ・檀黎斗
    ご存知神にしてゼロワン世界で復活した人
    最近永夢達に復活がバレしばかれた挙句こき使われる。
    ・イズ 
    ご存知或人の秘書
    恋愛の応援があれすぎる…。戦闘に参加することもある。
    4スレ目でゼアの起こしたとある行動を察知する。
    ・腹筋崩壊太郎
    ご存知お笑いヒューマギア
    アスリートということから冴さん応援派
    ・縁結びマッチ
    ご存知結婚相談ヒューマギア
    恋愛サポートするが或人がアレなため頭悩ます
    ・ソルド9
    ご存知ソルド。唯阿の部下の冴さん派だがやりたい恋の応援がやりたい放題。4スレ目で事件に巻き込まれてしまう
    ・ソルド20
    同じくご存知ソルド。こちらは祢音ちゃん派だが以下同文
    ・我那覇澪、潤
    冴さんの妹、弟
    こちらでは妹はしっかり物語、弟はお調子者
    恋愛でうまく行かない姉に苦労する二人組…
    4スレ目で天才ゲーマーNのファンになる

  • 11二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 01:53:32

    エグゼイドライダー達
    ギーツやゼロワン達の(色んな意味で)先輩な人達
    4スレ目から本格的に登場だ‼︎

    宝生永夢
    聖都大学付属病院の小児科医。怒らせたら怖い。
    特に道長から恐れられている。ハイパームテキガシャットを裏切った貴利矢に奪われてしまうが…?

    鏡飛彩
    聖都大学付属病院の天才外科医
    院長の息子でドライな性格だったが4スレ目のある出来事で景和と打ち解けるが…

    花家大我
    元聖都大学付属病院の放射線科医
    今はゲーム病専門の開業医をしている
    ある事情から1人で抱えこみがちだが4スレ目のとある出来事から過去に囚われるのをやめる。祢音と共闘し善戦するもその後変身できなくなってしまうが…

    西馬ニコ
    大我の翻訳係。天才ゲーマーNとして有名。祢音との交流もある。

  • 12二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 01:57:47

    ・浮世英寿
    ご存知スター・オブ・ザ・スターズ・オブ・ザ・スターズ、段々出番が増えてきた
    ・桜井景和
    ご存知平和を望む狸、4スレ目から活躍するようになり飛彩と交流を持つようになるが飛彩に就活生呼ばわりされてしまう
    ・キューン
    ご存知祢音ちゃんのサポーター
    他スレだと毎回キモいと評価されがちで彼女を振り向かせ用と色々思考中。4スレ目で祢音ちゃんが大我と共闘して善戦したもんだから地味に存在意義が危ないぞ‼︎
    ・アーク
    ご存知悪意の化身
    基本は大人しくしてるが時々アズに何か命令してるらしく…?
    なお本人は悪意が好きだからかヤンデレ好き

  • 13二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 02:08:37

    敵サイド 
    ・吾妻道長
    ご存知暴れ牛
    基本的に暴れてばっかだったが3スレ目での幼児退行と唯阿との戦闘や4スレ目の飛彩関連の事件で思うところがあった様子。とうとう4スレ目で貴利矢に唯阿への好意を指摘され振り回されている上貴利矢にミッチー呼ばわりされる
    ・九条貴利矢
    聖都大学付属病院CR所属の監察医。つまらないからという理由で永夢達を裏切るが…?
    ベロバには内緒で道長の治療を行なっている。
    ・五十鈴大智
    ご存知クイズ王
    今んとこドクターライダー達にボコボコにされた上に4スレ目で祢音と大我に完膚なきまでにボコポコにされて体育座り中
    ・ベロバ
    ギーツ本編だとすごい敵…なのだがこちらだとゼロワンライダーやらエグゼイドライダーがいるせいでなかなかうまく行かずストレスでイライラ!アズにも協力拒否られてイライラ……だったが貴利矢の裏切りもあり最近はご機嫌。よかったね‼︎いつまで続くかなあ⁉︎
    ・アズ
    ご存知アークの秘書
    モノホンのアークから大人しくしてろと命令もらったけど時と場合によっては普通にベロバ達を助けに行くぞ!なお作戦は基本的にはうまく行かず毎回阻止されている。4スレ目で貴利矢に協力する。またゼアの動きに気づいた様子

  • 14二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 08:18:26

    聖都大学付属病院手術室
    飛彩「これにてオペを終了する」
    手術室スタッフ達「お疲れ様でした」
    飛彩は今日も手術の執刀に当たっていた。天才外科医、そんな触れ込みで有名な彼には手術の依頼が耐えない
    だから彼には沢山の患者がいるのだ
    飛彩「……」
    手術室を後にした飛彩は考え事をしていた。
    景和『結局飛彩さんは自分の患者しか大切じゃないんですね……っ⁉︎あ……ご、ごめんなさいっ‼︎』
    飛彩(自分がオペや治療をした患者のケアが大切なのは当然だ。しかし……あいつはずっと悩んでいたんだな。
    ……何故、患者でもないあいつに俺は肩入れしている?)
    飛彩はため息を吐く
    飛彩「俺もお前のことは言えないよ、監察医」

    (一方ジャマト側)
    貴利矢「ようやく拝めたぜ、ジャマトのご遺体」
    先程ベロバの機嫌を良くした貴利矢はジャマトの死骸をしゃがみ込んで色々と調べていた。
    貴利矢「よし……と、これでピースは揃った。後はこれを何とかすりゃ最後の薬ができる」
    貴利矢はジャマトの死骸から色々と採取する
    道長「……」
    貴利矢「ミッチーどうした?さっきまでは隊長さんのことで頭一杯だったくせに今度は浮かない顔して」
    道長「お前……ジャマトがどこから来てるのか聞いただろ」
    貴利矢「ああ……デザイアグランプリで脱落した人のコアIDを元に作られてるんだろ、だったらこれも……亡くなった方のご遺体と一緒だな」
    道長「え?」
    貴利矢「自分は元々は監察医だったんだよ。監察医ってあまり聞いたことないだろ」
    道長「……まあ、そうだな。何をする医者なんだ?」
    貴利矢「亡くなった方の死因とかを調べるんだよ……色んな境遇の方がいてさ、その方の背景とかそういうものも見てきた。死因を単純に調べるんじゃなくてね」
    道長「医者も色々あるんだな」
    貴利矢「まあね……だから本当はこのご遺体もこんな扱いしちゃいけないんだろうけど……」
    そう言って貴利矢は目を伏せるが、すぐ顔を上げる
    貴利矢「ま、今は最後の薬を作ることを考えなきゃな」

  • 15二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 10:01:00

    (とあるカフェにて)
    非番の永夢はカフェでハンバーガーと飲み物を注文し、携帯ゲームをしていた
    永夢「よっしゃ‼︎ノーコンティニューでクリアだ‼︎」
    永夢がそうガッツポーズを決めた瞬間、店員に相席よろしいですか?と話しかけられる。
    永夢「あ、は、はい……」
    今までの行動を見られていたのかと思うと、永夢は顔から火が出るような思いになる
    そんな彼を尻目に店員が相席する客を案内する
    英寿「どうも、天才ゲーマーM」
    相席の相手を見て永夢は驚く
    永夢「え、英寿さん⁉︎」
    英寿「何驚いてるんだよ、エグゼイド 」
    永夢「いや、だって……」
    スター・オブ・ザ・スターズ・オブ・ザ・スターズが現れたことでカフェは賑わう、中にはサインをねだる客まで現れる始末だ
    永夢「……」
    永夢はゲームをセーブするとカバンに仕舞う。
    英寿「ちょっと今はプライベートでね、申し訳ないが今日はここまでで」
    集まった客を英寿は人払いする
    永夢「何の用ですか?」
    英寿「お前に聞きたいことがあってね、レーザーが裏切った時、どうしてお前は変身しなかった?変身していればハイパームテキも奪われずに済んだのに」
    永夢「決まってますよ、だって今まで仲間だった奴が裏切ったんですよ?動揺して変身なんかできませんよ」
    英寿「そうか?まあ、そういうことにしておくか。じゃあ何故スナイプはレーザーを止めようとしなかった?あいつも動揺していたのかもしれないが、止めることはするだろう」
    永夢「大我さんは、この前の戦いでの怪我もありますから、無理ができなかったんですよ」
    英寿「ふうん……」
    永夢「何を探っているのかは知りませんが、僕たちだってショックなんですよ、貴利矢さんがあんなことをして」
    英寿「その割にはノリノリでさっきまでゲームをしていたな」
    永夢「息抜きして現実を忘れるのだって必要ですよ」
    英寿「そうか、確かに医者は休む暇もないからな。じゃあ質問を変えようか、あの時バッファから採取した血液と皮膚片、あれはどうなったんだ?」
    永夢「あれは飛彩さんと大我さんがしたことですから僕には分かりません。多分吾妻道長がジャマトの力を使っていたから調べようと思ったんじゃないですか?」

  • 16二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 10:05:04

    >>15

    英寿「なるほど、お前は知らないと」

    永夢「ええ。そうだ、僕からも質問いいですか?」

    英寿「何だ?」

    永夢「あなた、何回もデザイアグランプリを優勝して自分の願いを叶えている。今はスター・オブ・ザ・スターズ・オブ・ザ・スターズでしたっけ、でもそれって単純に働かなくても脚光を浴びられる有名人になりたいってことじゃないでしょう?現にあなたはそれに満足していないし、またデザイアグランプリに参加している。今度は何を願ったのかは知りませんが……」

    英寿「……」

    永夢「あなたの本当の願いは何なんですか?」

    英寿「それは答えられないな。お前が本当のことを言わないように」

    永夢「本当のこと?」

    英寿「はっきり言わせてもらうが、あの時の戦いの時のお前とスナイプは不自然だったんだよ」

    永夢「そうですか、そう思いたければそれでいいじゃないですか」


    というわけでシリアスな感じでスタートさせていただきました。このスレでもよろしくお願いします‼︎

  • 17二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 10:06:49

    唯阿「おい天津、お前大丈夫か?」
    一方先程の戦いで負傷した天津は病院に運ばれ今は怪我の手当てを受けていた
    天津「ああ、問題ない少し痛い程度だ」
    厘「申し訳ございません…、私が不注意に報告しにいったばかりに…」
    天津「あのときも言ったが気にすることはない。むしろこの反省を次に活かしなさい。いつまでもそのことについて考えてたら成長できるものもできなくなってしまうからね」
    厘「はい…」
    そう言う厘だったが元気がなく病室から出ていってしまった
    天津「……元気つけるというのはなかなかうまく行かないものだね」
    唯阿「まぁな…、相手が気にするなと言っても自分のせいで起きたものは気にしてしまうからな、それが自分にとって大事な存在なら尚更だ」
    天津「そうか…、ところで或人君はどうした?この騒ぎなら彼も来ると思ったのだが?」
    唯阿「さぁな、だが今祢音ちゃんが変身できない状況にある、それと関係してるのは確かだな」
    天津「なに?なぜ祢音君は変身できないんだ?」
    唯阿「原因不明だ」
    天津「そうか…、彼女は今日の騒ぎを知っているのか?」
    唯阿「買い物に行ったから知らない可能性が高いが…、ああ、お前の言いたいことはわかってる、祢音ちゃんには言うなということだな」
    天津「ああ、それに今回の件は変身できないのならなるべく関わらせない方がいい、おそらく敵の狙いは私だ」
    一方、病室から出ていった厘はとぼとぼと街を歩いていた
    厘「私は…天津社長を傷つけてしまった…、そんな私が秘書として相応しいのでしょうか…」
    ???『随分悩んでいるようだな?やつがあれで死ぬ結論がないのはお前が一番知っているはずだが?』
    厘「わかっています、しかし怪我をさせてしまったのは秘書として失格です…」
    ベロバ「あら?随分大きい独り言ね~?」
    厘「!?あなたは」
    ベロバ「ちょっと来てもらうわよ?」

  • 18二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 11:24:58

    或人は祢音のデザイアドライバーと大我のゲーマドライバーを机の上に置き、眺めていた
    或人「イズ、ありがとう……ゼアを通してウィアに接続してもらって、また何回もシミュレーションしてもらってさ……」
    イズ「或人社長、気になさらないでください。」
    或人「うん……イズのおかげで2人のドライバーはまだ本調子じゃないけど、時間が経てば前みたいに戦える。
    ヒューマギアの皆の善意のおかげだよ、あの時みたいに……」
    イズ「あの時?」
    或人「ああそうか、いや気にしないで」
    イズ「或人社長、鞍馬祢音様と花家大我様のドライバーへの反動による汚染は軽減できましたが、他の仮面ライダーにも今後同じようなことが起こらないとは言い切れません」
    或人「そんなことになったら……ジャマトグランプリが始まったら取り返しのつかないことになる‼︎それも急いで対策を考えよう‼︎」
    イズ「はい、或人社長……ですが、何故鞍馬祢音様と花家大我様のドライバーにこのようなことが、ゼアがウィアを通して干渉したのでしょう?単純に世界を守るためなら、もっと前から干渉していても不思議ではありません」
    或人「確かに……何で祢音ちゃんと大我さんがあのタイミングであんなに強くなったのか……」

  • 19二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 14:23:51

    (買い物中の祢音と冴)
    2人はこの前の戦い、祢音が変身できなくなった戦いについて話していた
    祢音「え⁉︎或人さんそんな作戦考えていたの⁉︎」
    冴「うん……祢音ちゃんなら私の家族を助けてくれるって、言わないでいてごめんね?」
    祢音はそれを聞いて逆にバツの悪そうな顔になる
    祢音「あ、あはは……謝らなくていいよ、だって……私は、それよりもあいつをどうにかしたかったから」
    冴「あいつって大智?」
    祢音「うん。だってすごく腹が立ったからさ……冴さんの記憶が戻った後、私を励ましてくれた人がいてね」
    冴「あの時一緒に戦っていた人?」
    祢音「うん。いろんなことがあってどうしようもなくなって自分1人で抱え込んでいた人でね……私、英寿とか景和とか、或人さんとか周りに頼ってばかりで1人で強くならなきゃって考えてた。だから最初は1人でどうにかしようと思っていたけど、でもその人の話を聞いてみようと思って。そうしたら1人で強くなるって単純に力を持つとかそういうことじゃなくて、周りの皆の気持ちに応えることと今まであったこと……うしろはもう見ないで前に進むことなんだって分かったんだ」
    冴「そっか……よかった、あの時の祢音ちゃん苦しそうだったから」
    祢音「うん、だからもう大丈夫だから。」
    冴「祢音ちゃん、もしかしてだけど、あの時すごく強かったのは……あの一緒に戦っていた人と気持ちが重なったからじゃないの?」
    祢音「そうかな……確かに大我さんとは初めて同じ気持ちなんだなーくらいにしか思わなかったけど……」

  • 20二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 14:46:09

    (大我の病院にて)
    大我「気持ちが重なったからとかそんな精神論であんなにパワーアップしねぇよ」
    ニコ「大我って夢がないねーつまらないなあ」
    大我「そんなんであそこまでパワーアップできりゃ苦労してねぇよ」
    ニコ「まあ変身できなくなっちゃうくらいだから……ドライバー反応しなくなったんでしょ?」
    大我「……気持ち、か」
    ニコ「どうかしたの?」
    大我「いや、エグゼイドとパラドはズレなく共闘していたよな……」
    ニコ「そりゃパラドは永夢から生み出されたバグスターだからでしょ?同じ存在みたいなもんだから息があって当たり前じゃない」
    大我「……エグゼイドとパラドの戦いをどいつかしらねぇが勝手にデータにして、赤の他人の仮面ライダー同士でも共鳴と共振ができるようにしたとかじゃねぇだろうな…」
    ニコ「誰がそんなことできるのよ、ゲンムだって難しいし、そんなことできるようにしたら自慢して回るって」
    大我「そうだな……考えすぎか……?」

  • 21二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 16:46:02

    ホワイトデー計画のエピソードや小姫ジャマト事件諸々は前スレ参照でお願い致します。

  • 22二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 16:54:35

    翌日
    唯阿「……」(この日はパトロール)
    (ジャマト達が天津を狙う理由はなんだ?強いから?いやもしくはサウザンドジャッカー持ってるからか?あとは…アークと関わっているからか…?)
    天津「唯阿!?厘を見なかったか!?」
    唯阿「うお!?な、なんだ天津…って厘?いや見てないが…どうした?」
    天津「彼女が昨日からどこにもいない!」
    唯阿「なんだと!?連絡とかは取れたりは?」
    天津「だめだ反応しない!もしかして私が怪我をしてそれで不甲斐なく思ってしまって家出したのか…!?やはり私があのときに怪我をしなければ…!」
    唯阿「反省はいいから今は探すぞ、とりあえず社長さんにも聞いて…」
    天津「いや、彼は今なにかしているんだろ?なら邪魔はさせてはいけない。それにこれは私が起こした問題だ、私がけりをつける」
    唯阿「けりをつけるって…お前今はそんなこと」
    天津「わかっている!だがこれは社長としての不甲斐なさが起こした私の責任だ。君が知らないのなら大丈夫だ、探さなくていい。迷惑をかけてすまなかった」(そう言って厘を探しに走り始める)
    唯阿「おい天津!……悪いがお前の暴走を止めるのも私の役目なんだよ」
    そう呟きながらライズフォンを手になにかしようとする唯阿

    天津「厘!どこだ!?いたら返事をしてくれ!?厘!」
    ベロバ「何か探しもの?」
    天津「!?君は…たしかベロバというものか」
    ベロバ「へぇ…私のこと知ってもらえてるんだ?」
    天津「君の狙いは私だろ?理由は流石にまだ知らないがジャマト達が唯阿よりも私のことを積極的に狙っていたからね。不自然だったからすぐ気づいたよ」
    ベロバ「そう…、なら話は早いわ♪天津垓、あんたを潰してあげるわ!」
    そう言ってベロバはレーザーレイズライザーを手にする。そして天津も負けじとサウザンドライバーをセットする
    『BEROBA SET』
    『ゼツメツ!EVOLUTION!』
    『ブレイクホーン!』
    天津・ベロバ「変身!」

  • 23二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 16:57:23

    一方その頃
    或人「いや〜どんどん完成度が上がっていくな〜It's high quality,さが極まるというか……」
    完成したケーキの試作品を見て或人は自画自賛する
    もっとも或人1人で作ったわけではないのだが。
    飛彩「ああ、お前やると決めたらとことん追求するタイプなんだな……」
    ケーキを見て自画自賛していた或人は飛彩の様子に気づく
    或人「飛彩さん、何かありましたか?沢山の手術をこなしてもピンピンしてたのに、今日は元気がないですね……もしかして貴利矢さんのことですか?」
    飛彩「監察医のことは信頼している。あいつはああ見えて自分をしっかり持ってるからな」
    或人「そうですよね……じゃあ何で?飛彩さんが患者さんのことでここまで悩んだりすることもないだろうし……」
    飛彩「……飛電或人……その……」
    或人「俺でよかったら話してくださいよ‼︎」
    その時、或人のライズフォンが鳴った

  • 24二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 17:10:55

    一方救急外来では非番だった永夢が救急搬送された患者の治療に当たっていた
    永夢「食当たり……いやもしかするとアレルギーかもしれませんよ?桜井さん」
    沙羅「え?いや私パイナップルは嫌いなだけだし……今は料理当番の弟がいなくて、でも私はその、料理できなくて
    食べるものないかなって冷蔵庫開けたらたまたまスーパーで買ったカットフルーツの盛り合わせしかなくて仕方なく食べただけで……アレルギーなんて」
    永夢「でもパイナップルだけなんですよね?苦手なの」
    沙羅「はい……」
    永夢「一応アレルギーの検査をしてみましょう、後ご家族の方……弟さんですね、看護師の方から連絡をさせていただきますので」
    沙羅「えっ、弟に⁉︎ちょっとそれは……何やってんだよ姉ちゃんって呆れられるかも…」

  • 25二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 17:24:52

    ベロバ「あははははは!!!壊れなさい!」
    変身したベロバはライザーをサウザーに撃ちまくっていた。その無茶苦茶な撃ち方は普通ならサウザーに当たるはずないのだが変身時にはライザーも巨大化しているためめちゃくちゃな撃ち方でも着弾した爆発で離れていてもそれなりに当たるという厄介なことになっていた
    サウザー「くっ!君は聞いてた通りのめちゃくちゃさだな!もう少し理性的に戦ったらどうなんだい!」
    ベロバ「あら、失礼ね。こう見えて考えてるのよ?だってあなた今街に被害がいかないようにそのライダモデル使って盾にしてるじゃない」
    ベロバがしてるように街に被害は出ていない。それはサウザーはアメイジングヘラクレスのサウザンドブレイクでライダモデルを一斉に呼び出す技で着弾しそうになったところをライダモデルが盾になることで防いでいるのだ。しかし当然ながらその度にライダモデルが破壊されるためライダモデルは残り1体までしかいなかった
    サウザー「それがなにかな?破壊されてもまた呼び出せば!」
    ベロバ「ならここでゲスト呼ぼうかしら、ほら来なさい」
    サウザー「ゲスト…?…!厘!?」
    ベロバが呼び出した者にサウザーは驚愕する。それは2体のジャマトの両脇に今自分が探している厘そのものだからだ。しかしその厘はなにかされたのか目を瞑ったまま動いてなかった
    サウザー「貴様!厘に何を!?」
    ベロバ「何、少し人質になってもらったのよ、それよりもいいの?彼女助けなくて?」
    サウザー「言われるまでもない!」
    そう言って厘のどこまで走るサウザーだったがそれがいけなかった
    ベロバ「それじゃ、さよなら♪」
    ベロバはライザーをサウザーに撃ったのだ
    サウザー「な!?しま…がぁぁぁぁぁ!!!!!」
    サウザーはガードすることなくもろにその攻撃を受けてしまい吹き飛んでしまう

  • 26二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 17:27:25

    >>24

    永夢「でもそんな訳にはいかないですよ」

    そう言いながら永夢は沙羅の家族の連絡先が書かれた紙を見て驚く

    永夢「えっ……これって」

    沙羅「どうかしたんですか?」

    永夢「い、いえ……とにかくご家族の方に連絡させていただきます。ご家族の方に連絡をお願いできますか?」

    永夢は看護師に沙羅の弟への連絡を依頼する。


    景和「はい、もしもし……え?病院?姉が救急車で⁉︎

    わかりました、今すぐ行きます‼︎」

  • 27二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 17:36:01

    >>25

    訂正

    アメイジングヘラクレスじゃなくてコーカサスでした

  • 28二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 17:47:23

    >>26

    景和は救急外来に搬送された姉を見て呆れていた

    景和「何やってんだよ姉ちゃん……」

    沙羅「ほらやっぱりそう言う……いてて……」

    景和「パイナップル嫌いなのに何で食うんだよ」

    沙羅「だって今景和家にいないから」

    景和「少しくらい料理できるようになれって」

    姉弟の口論に永夢は割って入る

    永夢「まあまあ桜井さん、とにかく大事に至らなくてよかったですよ。アレルギーの検査をして一日経過観察で入院しましょう」

    沙羅「はい……」

    (沙羅が入院した後)

    永夢「まさか君のお姉さんだったなんてね」

    景和「姉ちゃんがすみません、永夢さん」

    永夢「ううん、命に別条がなくてよかったよ」

    景和「……」

    永夢「どうかした?」

    景和「永夢さんも、大我さんも……そして飛彩さんも、患者さん以外のことでも頑張って戦うドクターだっていうのは分かるんです。でも、やっぱり俺貴利矢さんのことで納得できなくて……永夢さんは大丈夫って言ってくれましたけど。だから俺、飛彩さんに酷いこと言ったんです。」

    永夢「酷いこと?」

    景和は言いにくそうに永夢に言う

    景和「飛彩さんは自分の患者しか大切じゃないんだろって。そんなことないの分かってるんですよ、本当はあの時何もできなかった自分が許せないだけなんです」

    永夢「そっか……ごめんね、ちゃんと説明してあげたいけどもう少し待ってほしい。でも、自分を責めるのだけはやめてくれないかな、飛彩さんのためにも。飛彩さん、君のこと気に入ってるみたいだしさ」

  • 29二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 18:10:25

    >>25

    飛彩「貴様ッ‼︎」

    ライザーを撃たれて動けなくなったサウザーの前に飛彩が立ちはだかる。

    或人「ち、ちょっと飛彩さん‼︎落ち着いてください‼︎」

    飛彩を認識したベロバは彼を見て嘲笑う

    ベロバ「あら、鏡飛彩じゃない。そうよね、エグゼイド はハイパームテキになれない、スナイプは何故か変身できない、そしてレーザーは……」

    飛彩「黙れ‼︎」

    ベロバ「だからあなたが戦うしかないのよね♪」

    飛彩「ああ、そうだ。今度こそ貴様を切除してやる‼︎再び貴様との巡り合わせ……絶好の機会だ」

    或人「飛彩さん‼︎」

    止めようとする或人を払いのけ、飛彩はガシャットを構える。

    『タドルレガシー! 』

    飛彩「術式レベル100……変身!!」

    ガシャットォ!

    ガッチャーン! レベルアーップ!!

    『辿る歴史! 目覚める騎士! タドールレガシー!』

    ブレイブ「これより……切除手術を開始する‼︎」

    ベロバ「仲良くじゃれ合いましょう♪」

  • 30二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 18:31:41

    >>29

    或人「ダメだ‼︎飛彩さん‼︎どうしたんだよ⁉︎」

    或人はサウザーを介抱しながら叫ぶ

    ブレイブはタドルクリティカルスラッシュを発動させ、上空へ飛び上がり、ガシャコンソードから伸びた巨大な光の刃でベロバに斬りかかる

    ベロバ「あら、いきなり奥の手使っちゃうの?」

    ブレイブ「はああああっ‼︎」

    巨大な光の刃がベロバを切り裂こうとした瞬間…

    ベロバ「残念♪これこう言う使い方もできるのよ」

    ベロバはライザーをブレイブに向けて撃つとバリアが展開され、刃は跳ね返される。

    ブレイブは着地すると忌々しげにベロバを睨む

    ブレイブ「このっ……‼︎」

    ベロバ「アークの力だけだと思わないでよね‼︎私のポテンシャルはまだまだなんだから‼︎」

    ベロバはそう言うとライザーをブレイブに向かって撃つ

    ブレイブ「くっ……‼︎」

    ライザーに撃たれて動けなくなっている隙にベロバは或人とサウザーの方を向く

    ベロバ「飛電或人もいるのね……じゃあまとめて壊してあげる‼︎」

    或人「……っ‼︎」

    ベロバがライザーを2人に向けた瞬間、再び光の刃が彼女を襲う

    ブレイブ「そいつらにかまけて俺を忘れたか‼︎」

    ベロバ「あんた、本当しつこいわね……お高くとまってんじゃないわよ‼︎」

    ベロバは再びライザーでブレイブを撃つ

    或人「飛彩さん‼︎」

    飛彩「ぐっ……」

    そしてとうとう強制変身解除してしまう

    ベロバ「のぼせ上がってんじゃないわよ天才外科医! 誰も彼もが構ってくれるなどと思うんじゃないわよ!この場の主役と勘違いしているなら教えてあげる、狙いはサウザーを壊すことよ‼︎」

  • 31二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 18:50:08

    或人「垓さんを…!?」
    ベロバ「ええ、あんた達強すぎるから比較的に弱い方から行こうと思ってね!そしたらちょうどこいつだったのよ!それにサウザーも大事なものがあるって聞いたからね!こうして拐ったわけだけどまさかここまでうまくいくとはね!」
    飛彩「そんなくだらない理由で…!」
    ベロバ「けど今回は気分がいいから見逃してあげるわ。帰るわよ」
    或人「待て!…!?」
    (なんだこのプレッシャー!?まるでアークみたいな…、まさか!?)
    飛彩「どうした飛電或人?おい!」
    ベロバ達を追おうと或人が変身しようとするが謎のプレッシャーにより止まってしまう
    厘「……」
    それは厘が起きていたからだ。しかしいつもの厘とは少し、いや知り合いが見たら明らかに違う感じがあった
    ベロバやジャマト達はそれに気づかず厘を連れ帰っていったが…
    厘?(飛電或人、貴様にまだ手を出されると困る。ここはしばらく様子見してもらうぞ)

  • 32二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 18:54:15

    このレスは削除されています

  • 33二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 19:01:58

    飛彩「くそっ……」

    飛彩はそう言うと地面に倒れる。

    或人「飛彩さん⁉︎」


    >>28

    景和「気に入ってるって……何ですかそれ」

    永夢「飛彩さんはずっとドクターとしての治療や手術に専念していたから……小姫さんのこともあるから余計に。

    だから自分にないものがある君のことを気に入ってるんだよ。」

    景和「飛彩さんになくて俺にあるものって……」

  • 34二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 19:20:52

    >>33

    永夢「飛彩さん……僕たちの代わりに」

    或人「ドクターとして働いて、敵とも戦って……凄く疲れていたんじゃないかな……」

    永夢たちは飛彩が眠っている面会謝絶の病室を覗き込みながら話す。その中景和は1人黙っていた。

    永夢「景和君?」

    景和「俺が……飛彩さんのことじゃなくて自分の気持ちを優先したからっ‼︎」

    或人「あ、おいっ‼︎」

    永夢「待って景和君‼︎」

    2人の呼びかけも虚しく、景和はその場から去ってしまった…

  • 35二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 19:55:37

    一方で
    ベロバ「あはは!!!最高最高!天津垓って本当にやりやすいわ!人質さえいればあとは簡単に倒せるんだもん!最初からこうしとけばよかった!」
    道長「……」
    貴利矢「上機嫌なことでよかったよほんと…」
    ベロバは初めてゼロワンライダー達の一人をあそこまで追い詰めたことにこれ以上ない喜びを感じていた。
    それを見ていた道長と貴利矢は少し引き気味になっていたが
    貴利矢「それで次はどうするの?」
    ベロバ「決まってるでしょ?今度はこいつを天津垓の目の間で文字通り潰す!そしたら天津垓は心が壊れてサンドバッグにできるわ!ああ楽しみ!」
    貴利矢「へぇ…」
    (そんなうまくいくかね…それにあの厘ってヒューマギア、さっきまでと明らかに何かが違う。まるで何かがいるような…まさか)

    厘?「……と彼女は思っているのだろう、わかりやすい悪意だ」
    アズ「さっすが!彼女のようにあそこまでわかりやすい悪意の持ち主はいませんよね!」
    厘?「ああ、だがこの体を壊されるのは困るな。ゼインとの全面戦争時に問題が生じる」
    アズ「ならどうします?」
    厘?「結論は決まっている、そろそろやつも動き出す頃だ」
    別の場所では神の頭脳をもつゲームクリエイター、そしてアウトサイダーのあの男が動き出そうとしていた…
    黎斗「……世界よ!これからは私の時代だ!」

  • 36二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 20:03:37

    >>35

    ベロバ「後ね、もう1人潰してやったのよ」

    上機嫌なベロバは笑う

    貴利矢「へぇ……どいつ?」

    ベロバ「鏡飛彩よ‼︎」

    貴利矢・道長「……‼︎」

    2人が衝撃を受けているのに気付かずベロバは続ける

    ベロバ「あいつ……何か凄く頭に血が昇っていたから簡単に潰せちゃった♪やっとあいつを潰せて……最高よ‼︎

    だってハイパームテキもいない、スナイプも変身できない、そして鏡飛彩を潰した、これでCRのドクターは全滅だわ‼︎」

    貴利矢は黙ったまま拳を固く握る

    道長「スナイプが変身できないって、どう……」

    しかし道長の言葉は貴利矢に遮られる

    貴利矢は道長を制して首を横に振る

    道長「……っ」

  • 37二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 21:12:57

    >>34

    景和「ハァハァ…!俺は…!俺は!」

    一方病院から抜け出した景和は1人走っていた、自分のこと優先したせいで飛彩が傷つけてしまったと思って…

    ただがむしゃらに走っていた景和だったが疲れたのかある公園で一旦止まる

    景和「くそ…!くそ…!なんで俺は!こんな俺が世界平和なんて…!」

    「君は…?桜井景和君?」

    景和「え…あなたは…天津さん!?」

    景和は目の前の人物に驚いた。なにせ飛彩と同じく病院で入院しているはずの天津が公園にいたからだ

    景和「ど、どうしてここに…!?」

    天津「病院から抜け出してきた」

    景和「はい!?だめじゃないですか!?そんなことしたら早く戻んないと!」

    天津「断る!私は厘を救う!それまでは絶対に帰らん!」

    景和「……なんでそこまで…」

    天津「……君に以前私がアークに悪意をラーニングさせたことは話したね」

    景和「はい…」

    天津「あの頃の私は…、いや今も最低だ。ただでさえ私はデイブレイクを引き起こし数多の命、そして或人君の父を間接的とはいえ手に掛けた」

    景和「え…」

    天津「そして或人君が社長になった頃にはそれも更にひどくなったね、ヒューマギアに対するヘイト行為、嫌がらせと言うには度が過ぎる行為、それだけじゃない、唯阿やこの場にはいないが他にも多くの者達の道を私は捻じ曲げてしまった、」

    景和「…なんでそんなことを…?」

    天津「……私にはある友がいた、完璧を目指す厳しい家庭の中で唯一の友であった」

    景和「はぁ…」

    天津「それは私の中で癒やしでもあった。しかし父はそれを認めなかった。結果的に私は友を封印することにした。完璧を目指すために。そんなときだ或人君の祖父、飛電是之助と出会った。彼は夢のために前に進む素晴らしい人だった」

    景和「……」

    天津「だがそれが私には気に入らなかった。私は夢なんて見ることができなかったのに、友と離れ離れになったのに…。私は彼の行いを認めることができなかった。そして祖父の会社を受け継いた或人君も。彼の泥臭くも夢に向かって飛ぶ姿が、ヒューマギアを愛するその姿が憎くて仕方なかった」

  • 38二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 21:13:31

    >>37

    景和「そんなの八つ当たりですよ…」

    天津「ああ、だがそんな私を或人君や友が止めてくれた。そして気づかせてくれた、私は飛電インテリジェンスが好きなんだと。愛してたからこそ私は彼らの夢に嫉妬し認めることができなかったんだと」

    景和「……」

    天津「それ故に今は罪を償うため、そして罰を受けるために今できることを全力でしている。たとえ受け入れられなくてもいい。ただこんな私でも誰かが幸せにさせられるならそれでいいと願ってね。だから…、私は厘を救いたいんだ、彼女には私と同じようなことをさせたくない、ただ幸せになってほしいから…」

    景和「そう…ですか…」

    天津「君はどうする?」

    景和「え…?」

    天津「君は誰かを傷つけてしまったと後悔してるようだが、ならその罪をそのままにしていいのかい?その罪を君はどう向き合う?」

    景和「俺は…」

    天津「……人間は誰しもが罪がある。だがその罪をどうするかはその人達次第で答えもまた同様だ。私にできるアドバイスはここまであとは君が見つけるんだ」

    景和「…できますかね…そんなこと」

    天津「そのときは私が手伝おう、元サウザンドインテリオン社長としてね」

    景和「はは、ありがとうござ……、ちょっと待ってください。え?天津さん元社長って言ってますけど今は違うんですか?」

    天津「ああ、今は諸事情で無職だ」

    景和「いやえ?はい?」

    天津「まぁ些細なことだ。気にしなくていい」

    景和「いや気にしますよ!?なんか色々心配しましすよ!?」

  • 39二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 21:23:49

    このレスは削除されています

  • 40二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 21:25:20

    このレスは削除されています

  • 41二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 21:37:01

    一方聖都大学付属病院の特別室では……
    灰馬「駄目だ飛彩‼︎こんな怪我をして倒れたんだぞ⁉︎今日明日は安静にしてろ‼︎」
    飛彩「そんな悠長なことしてられる訳がないっ‼︎明日だって診察やオペの予定があるんだ……っ」
    父親の制止に飛彩は反発するが身体が悲鳴をあげる
    灰馬「ほら見ろ‼︎……明日明後日は何とかするから、少し休みなさい。これは院長命令だ‼︎」
    飛彩「……」

    その後灰馬がいなくなったのを見計らって飛彩は病室を抜け出していた。
    飛彩「こんなことしてられるか……明日だって診察やオペがあるんだ……っ」
    ボロボロの身体を引き摺って、飛彩は医局に向かおうとする。その時だった、彼の足元に缶ジュースが転がってきた。
    飛彩「……」
    それを見ていると、遠くから女性の声が聞こえてくる。
    沙羅「あ、すみません‼︎ちょっと喉が渇いて……我慢できなくて……」
    そう語る彼女の顔には誰かの面影があった
    そして、彼女のフルネームが印字されたネームバンドが目に入る。
    そこには『桜井沙羅』と印字されていた。
    飛彩「まさか……」
    姉がいることは以前聞かされたことがある。まさかその本人が目の前にいることに飛彩は驚きを隠せなかった。
    沙羅「……ってあなた、この病院の天才外科医の鏡先生⁉︎……お願いしますこのこと黙っていてもらえませんか⁉︎私パイナップルで食当たり起こして入院しちゃって、弟からも怒られちゃって……」

  • 42二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 22:32:13

    『俺、何回も就職試験受けに行ってるけど、全然駄目で……夢は?って聞かれたら世界平和って言ってそんな曖昧な夢じゃ戦っていけませんって言われちゃったんですよね……後、自分だけができることは?って聞かれて答えられなかったり……』
    履歴書なんか書いたことが無かった。自分の経歴だけでアメリカの病院だって医師として働くことができた
    『……就活生、お前どんな履歴書書いてるんだ?ちょっと俺に見せてみろ』
    最初は気まぐれと面白半分でそいつの履歴書を見た。履歴書を書いたことのない自分でもこれはないな、と思った。
    だから……
    『じゃあ就活生、履歴書書いてこい、俺が見てやる』なんて言葉を口にしていた

    沙羅「駄目、ですよね……」
    飛彩「駄目ですね、絶飲食は守って頂かないと……就活……景和さん……あっ、弟さんにも心配かけてしまいますから」
    何故咄嗟に弟さんと言えなかったのか飛彩は後悔する
    沙羅「え?何で弟の名前知ってるんですか?まさか鏡先生と交流があるとか?」
    飛彩「ま、まあ……」
    沙羅「うちの弟迷惑かけてないですか⁉︎失礼なことしてないですか⁉︎景和の奴、いつの間に……」
    慌てる沙羅を飛彩は宥める
    飛彩「大丈夫です、景和さんにはよくしてもらってます。」
    沙羅「本当ですか?ならいいんですが……弟は今就活中で、でも全然駄目で……子ども食堂の給仕とかボランティアとか募金とかそういうことばかりしてるんですよ、他人の幸せが自分の幸せとか言って……でも自分だけができることって中々言えないみたいで。夢は世界平和なんて言うくらいですからね……」
    飛彩「……」

  • 43二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 22:40:57

    (4スレ目76参照)
    『偉そうなこと言っちゃうけど……過去は変えられない、ああすればよかったとか、こうすればよかったとか就活での面接の後俺も考えちゃいますから……鏡先生のとはレベルが違い過ぎる後悔だけど、後悔がない人なんていませんよ。だけど未来は変えられる。だから鏡先生も小姫さんを取り戻そうとしてるんでしょ?過去のことを振り返って小姫さんに謝るのはその時でいいじゃないですか。今はその時じゃ無い。』

    沙羅「本当、あいつどうすんだろ本気で蕎麦屋でバイトする気なのかしら」
    飛彩「……景和さんしかできないこと、ありますよ」
    沙羅「え?」
    飛彩「俺は、何でも1人でできるって思っていたことがありました。だから周りにも高飛車な態度を取って、嫌がられたり距離を置かれたりもしました。俺自身もそれでいいって思っていましたが、景和さんは会って間もないのに俺に普通に接してきた。そうやって色んな人に物怖じしないで接することができるのは景和さんくらいじゃないですか?」

  • 44二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 23:08:30

    沙羅「やっぱりあいつ失礼なことしてますよね⁉︎」
    飛彩「い、いえ、そうではなくて……景和さんは誰とでも手を繋ごうとして、その繋がりを信じて守ろうとして……そんな姿勢が羨ましいんです。」
    飛彩は自分が言った言葉に驚いた、いつの間に桜井景和をそういう風に思っていたのだろうか。
    飛彩「……俺が中々持てないものを持ってるからか」
    沙羅「……?えっと……弟のこと色々褒めて頂いてありがとうございます。あの、これからも良ければ弟と仲良くしてもらえますか?」
    飛彩「……はい、もちろん」
    沙羅「ありがとうございます。」
    そして沙羅は病室へ帰って行った。

    飛彩「……」
    『勉強勉強って飛彩は全然私のこと見てくれないじゃない‼︎』
    『俺やっぱり納得できないです。だから、その事情って何なんですか⁉︎貴利矢さんが色んな人を傷つけて、飛彩さんたちはそれを黙っている……何を隠してるんだ⁉︎……答えてくれないんですね、結局飛彩さんは、自分の患者しか大事じゃないんですね……っ⁉︎あ……ご、ごめんなさいっ‼︎』
    飛彩「相手のことを考えないで…俺はまた同じことを繰り返してたんだな…」

  • 45二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 23:32:42

    >>38

    貴利矢「なんか面白いお話してるじゃないの自分にも聞かせてよ」

    二人が会話しているとなんと貴利矢が現れる。それに景和は驚くが天津は逆に冷静に対応する。

    景和「!?あなたは…!」

    天津「まさか君が来るとはね、何が聞きたい?」

    貴利矢「決まってんだろ、檀黎斗との交流だよ。どうやって知り合ったか、なぜあいつが復活したのか色々聞きたいからな」

    天津「……わかった、話そう」

    景和「いいんですか!?」

    天津「ああ、あの親愛なるプレジデント達と彼は関係が大いにありそうだからね」

    そう言って天津は檀黎斗と出会ったこと、復活理由を話した

    貴利矢「うへぇ…、最初は偶然とはいえ2回目は過剰な善意に対抗するためとはいえあんたが復活させたのかよ…」

    天津「ああ、だが彼らから会社を愛することとは何なのかと言うのを学ばせてもらったよ。だからこそ、彼らに親愛なるプレジデントと呼ばせてもらってる」

    景和「いや最初の方迷惑かけられただけじゃ…」

    貴利矢「あいつらから会社愛ねぇ…、そしてあの親子を仲直りか…、あんたも檀家に負けず劣らずの狂った奴だよ」

    天津「私はただ学んだだけさ…。それよりも君は何しにここへ?」

    貴利矢「ああ、うちらのボスの連絡で明日の朝、あんたの秘書返してほしかったらここに来いって連絡伝えに来たのよ」

    天津「なんだと!?厘は!?厘は無事か!?」

    貴利矢「もちろん、だけど来ないとわかってるよな?」

    天津「……いいだろう」

    景和「天津さん!?何言ってるんですか!?これは明らかに」

    天津「罠だろうな」

    景和「ならなんで…」

    天津「彼女を…、私の秘書を助けることができればなんでも乗る、それだけさ」

    景和「天津さん…」

    貴利矢「ほんじゃまあ明日、ちゃんと来いよ?」

    そう言って貴利矢はどこかへと去っていく

    天津「ああ」

    景和「……」

  • 46二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 23:38:11

    >>44

    永夢「やっぱり病室抜け出してましたね、飛彩さん」

    入れ違い様に永夢が現れる

    飛彩「小児科医……確か今日救急外来の担当はお前だったな」

    永夢「そうですよ、折角の非番だったのに」

    飛彩「……お前、就活生の姉が搬送されたのを知っていたな?」

    永夢「ええ。だから景和君も来ましたよ、身内が入院したんですからね。その時飛彩さんに酷いこと言ったって言ってましたよ、そして飛彩さんが倒れた後は自分のせいだってどこかに行っちゃって……」

    飛彩「……小児科医、俺はプライドとかそういったアクセサリーで自分を隠して他人のことなんか考えてなかったんだ。」

    永夢「ゲーム病の患者さんへの問診とか苦労してましたもんね……しかし景和君大丈夫かな……」

  • 47二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 00:04:39

    >>45

    貴利矢「ただいま戻りましたよーっと‼︎ちゃんと戦線布告もして来ましたよ、ベロバ様♪」

    ベロバ「レーザー、あんた本当に使えるわね♪」

    貴利矢「お褒めいただきありがとうございます♪」

    道長「……」


    貴利矢「さてミッチー、これで最後の薬だ、間違ってもジャマトバックル使うんじゃねぇぞ」

    道長「誰がするかよ」

    貴利矢「わかればよいよい……明日はお祭りになるだろうな、あのヒューマギアを奪還するために、ギーツの奴も来るかもしれないぜ?」

    道長「ギーツは俺が相手をする、お前は手を出すな」

    貴利矢「ミッチーそこは一貫してるよな…まあ自分も因縁の相手が来るかもしれねぇし」

    道長「誰だよ、そいつ、そもそもお前は……」

    貴利矢「檀黎斗、ミッチーにはゲンムって言えばわかるよな?」

    道長「……‼︎何の因縁があるんだよ」

    貴利矢「まずバグスターウイルスを蔓延させたこと、そして……もう一つは……クリスマスの日に自分を殺したこと」

    道長「……‼︎」

    『九条貴利矢はね……ゲーム病を調べているうちに目障りな扱いをされて一度殺されて、バグスターとして黒幕に蘇らせられて、その時他の医者を裏切っていた時期があったのよ。今は人間としての体を取り戻してるけど……だからそう言ったんじゃない?』

    道長「レーザー……お前他に何隠してんだ?聞いたんだよアズって奴から、お前が口止め頼んできたって‼︎」

    貴利矢「えー?アズちゃん喋っちゃったの?」

    道長「ふざけてないで答えろっ‼︎」

    貴利矢「それ聞いちゃう?ミッチーは他の奴の事情なんかどうでもいいんだろ?あの隊長さんのことだけ考えてろよ」

    道長「……」

  • 48二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 00:10:36

    貴利矢「……本当のことって魅力的だけど残酷なんだよ、ミッチーだってデザグラとかジャマトのこと知って暴走したろ、下手な真実は知らない方が幸せだぜ」
    道長「もういい……お前に聞いた俺がバカだった」
    貴利矢「うん、それでいい」


    『もし、今あの時に戻れたら…』
    道長「あいつに何度だって言えたのに」
    貴利矢「あいつの手を離さなかったのに」

  • 49二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 07:48:26

    >>46

    景和「……飛彩さんは今は面会謝絶の状態だし、今会いに行くのは……それに、絶対あれは罠だ、だから……」

    そんな時、スマホに着信が入る

    景和「もしもし……何だよ姉ちゃん」

    沙羅「何よその態度、心配くらいしなさいよ」

    景和「入院してんだから大丈夫だろ」

    沙羅「全く……そんなことより、あんたいつの間にこの病院の鏡先生と仲良くなったの⁉︎」

    景和「何で姉ちゃんが知ってるの⁉︎」

    沙羅「鏡先生本人に会ったからよ‼︎何か私の顔じろじろ見ると思ったらそういうことね」

    景和「待って、鏡先生とどこで会ったの?」

    沙羅「えっとね……病院のロビー、自販機でジュース買ったら会って……」

    景和「姉ちゃんも飛彩さんも何してんだよ……そんなことしたらだめだろ……」

    沙羅「それで、あんたのことで少し話したよ」

    景和「えっ⁉︎」

    沙羅「鏡先生、あんたのこと褒めてたよ、誰にでも物怖じしないで接することができるって、それが自分には中々できないからって」

    景和「……」

    (永夢「飛彩さんはずっとドクターとしての治療や手術に専念していたから……小姫さんのこともあるから余計に。

    だから自分にないものがある君のことを気に入ってるんだよ。」)

    景和「そっか、あれそういう意味だったんだ……飛彩さん肝心なこと言わないもんな」

    沙羅「だから失礼なことしたらだめよ⁉︎」

    景和「分かったよ、とにかく姉ちゃんも今日はちゃんと休んで」

    沙羅「はいはい……」


    景和「飛彩さん、そんな風に思ってたんだ。……今は会いに行くよりも英寿に話さなきゃ。それから飛彩さんに……謝らなきゃ」

  • 50二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 10:33:25

    本編とは違う展開になってるけどかなり貴利矢さん頑張らないといけないな…

  • 51二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 10:35:29

    ていうか、祢音ちゃんもただの人間じゃないみたいですねぇ!
    創世の女神から産み出されたってお前…

  • 52二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 10:51:29

    >>51

    まあこのスレでは或人とかいるし、大我との共闘で吹っ切れてるから大丈夫でしょ(適当)

  • 53二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 10:53:28

    >>52

    せやな!

    このスレの祢音ちゃんなら愛の力で乗り越えられるからへーきへーき!

  • 54二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 10:56:21

    >>53

    ミッチーも貴利矢さんと唯阿さんで何とかなるでしょ(適当)

  • 55二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 11:08:47

    そして翌日…
    天津が約束の場所に向かうと厘はたしかにそこにいた。ただし厘は鎖で拘束されていて、その厘の前には大量のジャマトと変身した仮面ライダー達付きで
    天津「ほう…、これは手堅い歓迎だね。まさかここまで私を追い詰めたいとは思わなかったよ」
    ベロバ「最近ムカつくことしかなかったからね。ここいらで徹底的に潰してあげるわ」
    レーザーターボ「そういうこと、悪く思うなよ?」
    バッファ(コマンドフォームジェットモード)「……」
    厘「社長!?私のことはいいですから逃げてください!」
    天津「厘、それはできない相談だ。私は君を助ける。この身に変えても。それは譲れない」
    厘「社長!」
    天津「それに…、傷つくのは私一人で十分だ!」
    『ゼツメツ!EVOLUTION!」
    『ブレイクホーン!』
    天津「変身!」
    そうして天津はただ一人、ジャマト達の軍勢に立ち向かっていく…
    レーザーターボ「あんた一人で自分達に勝てると思ってるの?というか他のライダー達は?」
    サウザー「悪いが言ってない!彼らに迷惑はかけられないからな!それに…、私の目的はただ一つ、厘を救う、それだけだ!」
    そう言ってサウザーはジャマト達に目をくれず厘のもとまで走っていく
    ベロバ「ほんと馬鹿みたいに突っ込むわね、あんたら、やりなさい」
    ベロバが指揮するとジャマト達は一斉にサウザーに攻撃を開始する
    厘「社長!」

  • 56二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 11:31:37

    すげぇ乱暴なこと書くけどこのスレでのキューンの扱いどうだ?
    或人はともかく大我にも祢音にとっての存在感負けて霊圧なくなってるだろうが
    つまりそういうことだ

  • 57二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 11:37:20

    >>56

    それならケケラだって存在感ないだろ主に飛彩のせいで(白目)

  • 58二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 11:48:59

    >>50

    不良だった道長見ても、今までの監察医としての経験でそういう奴もいるの知ってるし自分って割り切るよね貴利矢さん

    ただチャージするための自傷行為は止めそう

  • 59二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 12:35:30

    ていうか大智今回の本編で貴利矢さんの地雷踏み抜いてるよね
    君の親友になるかもよなんてさ

  • 60二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 12:39:22

    貴利矢さんガチのキーパーソンになるなんて思って無かったよ…

  • 61二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 12:49:58

    >>55

    (コマンドフォームジェットモードになる前)

    レーザーターボ「そいつ何回かその剣で何かを切らないとダメみたいだな」

    バッファ「……何か、かだったら……」

    (レイジングソードを自分に向ける)

    レーザーターボ「(慌てて止める)ちょっと待て‼︎今何しようとした⁉︎」

    バッファ「邪魔すんな‼︎自分を切ったっていいんだろ⁉︎」

    レーザーターボ「良くねぇよ‼︎お前やっぱりヤケになってるのは直ってねぇんだな……」

  • 62二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 12:54:46

    貴利矢「なあミッチー、誰かの大切なものを壊してあのお嬢ちゃんの機嫌取って楽しいか?」
    そろそろ貴利矢さん本気で怒りそう

  • 63二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 13:01:31

    何で治したんだ?って道長に言われて曇る貴利矢さんは絶対出てくる

  • 64二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 13:08:33

    >>62

    でも貴利矢さんも裏切る時景和からバックル奪って、事情知らない人傷つけてるんですよ……ハイパームテキは別として、しかもこのスレで

    慟哭編は盛大に貴利矢さん曇るわ……

  • 65二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 13:13:03

    >>62

    透ジャマト「おい、俺の親友を誑かすなよ。」

  • 66二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 13:17:04

    >>65

    透ジャマトと生身で喧嘩するぞ監察医……

    >>63

    そういや監察医善意でゲーム病の友達にゲーム病だよお前って言ってショック受けた友達が交通事故に遭って死んだんだよな……また同じこと繰り返したのか

  • 67二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 13:57:56

    >>64

    それに対しての指摘はされるね

    ……貴利矢さんと道長には悪いけど、創作意欲がねわくんですねこれが

  • 68二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 14:07:22

    ジャマトグランプリはライダー撃破時の獲得ポイント10000ポイントくらいあったし、これがレジェンドライダーならもっとポイント高くなりそう

  • 69二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 14:10:55

    >>55

    サウザー「ハァ!」

    ジャマト「ジャ!?」

    サウザーはサウザンドジャッカーを使いながら迫りくるジャマト達を片っ端から倒して、ときにジャマトをの猛攻を華麗に避けながら厘のとこまで向かっていた

    レーザーターボ「なかなかやるね~…、だけど自分達もいるんだぜ!」(ガシャコンスパローで斬りかかる)

    バッファ「オラァ!」(飛びながら突っ込んでくる)

    サウザー「!?くっ!君達とも戦うとはなかなか骨が折れそうだ…!」

    レーザーターボ「ならさっさと負けを認めたらいいんじゃない?」

    サウザー「それはできない相談だな、私はなんとしてでも彼女を助ける」

    レーザーターボ「……あの娘はヒューマギアなんだろ?たとえ破壊されても替えなんていくらでもいるだろ。なんでそこまで命懸けて助けようとする?」

    サウザー「そうだな…、私も少し前までは同じこと…いやそれ以下のこと考えてたよ。道具は使えなくなったらまた新しく手に入れればいいと…。でも或人君と同じように秘書を持ち、そして友を得た今だからわかる。人間じゃなくても…、ヒューマギアであっても…!私達がそれを大事だと思えるならそれはもう替えなんてない命を懸けて守りたい存在なんだと!」

    厘「社長…」

    サウザー「だから…!厘は…必ず救う!」

    レーザーターボ「……そうかい、あんたにできるかな!?」

    サウザー「できるできないかじゃない!やるんだ!」

    レーザーターボはサウザーに斬りかかろうとまた襲いかかるがサウザーはそれを避け厘のもとまで走りにいく

  • 70二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 15:10:07

    >>53

    後ろには何もないから前だけ見るって大我との共闘時言ってたもんね

    4スレ目で

  • 71二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 15:46:04

    何が面白いってベロバのミッチー呼ばわりがこのスレだと十中八九貴利矢さんのせいなこと

  • 72二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 16:47:45

    でもこのスレ世界なら最後に「あれ?ノせられちゃった?」ってベロバと大智に笑う貴利矢さんが見れると思うんだ

  • 73二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 16:48:40

    >>68

    貴利矢さんは永夢たちにとって大切な存在だから……あっ

  • 74二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 16:58:49

    このスレでは1000%社長襲うところからジャマトグランプリスタート?

  • 75二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 17:26:39

    >>71

    監察医嫌がって最終的に道長呼び捨てになりそう

  • 76二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 19:16:43

    >>69

    レーザーターボ「替わりの効かない物ね……それを壊せばいいんだろ?」

    ベロバ「そうね……アハハッ」

    バッファ「……」


    仮面ライダーサウザー、天津垓の大切なもの、秘書のヒューマギアの厘

    ジャマトグランプリの記念すべき第一戦目、それを壊すことがベロバが課した道長へのミッションだった、仮面ライダーを始末すること以外に

    ベロバ「そういうことよ、分かった?ミッチー」

    貴利矢「……あ、その呼び方気に入ってくれたの?ベロバ様」

    ベロバ「そうね♪」

    道長「……」


    貴利矢「どーすんの、ミッチー、とんでもないミッション頂いてさ」

    道長「……やるしかないだろ」

    貴利矢「……理想の世界を叶えるためにか、過激だね」

    道長「……デザイアグランプリなんかあるから、仮面ライダーがいたから、あいつは踏み躙られたんだ。」

    貴利矢「やっぱりね……前に自分が聞いた時ミッチー否定したけどさ、そういう奴がいたんだな、そんな気はしたよ」

    道長「……こんなこと言う柄じゃねぇが、もし今、デザイアグランプリのことがわかっている状態であいつがいた時に戻れたら、何度だって言えるのに。」

    貴利矢「こんな馬鹿なゲームはやめろってか?まあ確かに真実を伝えるのは正しいけどさ……」

  • 77二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 19:29:25

    >>76

    レーザーターボ(それからだ、あいつがおかしくなったのは)


    (コマンドフォームジェットモードになる前)

    レーザーターボ「そいつ何回かその剣で何かを切らないとダメみたいだな」

    バッファ「……何か、かだったら……」

    レーザーターボ「仕方ないからあの社長さん斬っとけば?条件満たすし、仮面ライダーだって傷つけられる……」

    バッファ「……(レイジングソードを自分に向ける)」

    レーザーターボはその行為の意味に戦慄する

    バッファ「そんなかったるいことしてられ……」

    レーザーターボ「ちょっと待て‼︎今何しようとした⁉︎」

    レーザーターボは慌ててバッファを止める

    バッファ「邪魔すんな‼︎自分を切ったっていいんだろ⁉︎」

    やはりな、と自分の予感が的中したレーザーターボは何故か頭に血が上るのを感じた

    レーザーターボ「良くねぇよ‼︎自分で自分切るとか戦う前に何してんだよ‼︎……その辺のジャマトでも斬ってろ‼︎」バッファ「……分かったよ」

    ジャマトをレイジングソードで切り倒すバッファを見てレーザーターボは胸騒ぎを覚える

    レーザーターボ「……(お前やっぱりヤケになってるのは直ってねぇんだな……ジャマト化を治療しただけではダメなのかよ……)」

  • 78二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 20:09:33

    そんなことを考えていたレーザーターボの目に今回のバッファのミッションの対象である厘が映る。
    あの時覚えた違和感。そして威圧感。
    レーザーターボ「違う……ヤケになってるだけじゃねぇぞ‼︎」
    そう考え事をしていて油断したからサウザーに斬撃を避けられてしまった。
    厘の元に向かうサウザーにバッファは容赦なく砲撃を浴びせようとする
    レーザーターボ「やべぇぞ……‼︎」
    バッファ「お前らごと……ぶっ潰す‼︎」

  • 79二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 21:08:14

    一方で厘も道長がやろうとしていたことに気づき大声をあげようとするがそれをベロバに阻止される
    ベロバ「だめじゃない♪そんなことしちゃあ…まぁでも…どのみちあんたらはここで終わりだからいいか」
    サウザー「厘!」
    サウザーは厘のもとまで走るがその後ろで…
    バッファ「潰れろ!」
    リボルブオンをしてキャノンモードへとなったバッファが砲撃を始める
    レーザーターボ「やめろ!」
    レーザーターボが止めるがすでに遅く砲撃が開始されてしまった
    その弾丸はサウザーと厘を狙っていたが…
    サウザー「!そう来るのは予測済みだ!ぐっ!」
    レーザーターボ「!?あいつ!」
    なんとサウザーが土壇場で後ろを振り向き自らを盾とし厘を守っていた
    厘「社長!?」
    サウザー「なに…!気にするな…!私は…倒れないからな…!」
    バッファ「な…!くそ!潰れろ…!潰れろ…!潰れろ!」
    その後もバッファは何度も弾丸を放つがサウザーはそれをすべて自分の身一つで防いでいた
    サウザー「がっ!ぐっ!がは!」
    厘「もうやめてください!私が!私が壊されますから!だからもう天津社長を傷つけないでください!お願いします!」
    サウザー「だめだ!君は…!絶対に死なせない…!これは…!社長命令だ…!」
    ベロバ「あはは!!なにこれ最高!もうこの女潰すとかどうでもいいわ!ミッチー!もっとサウザーを痛めつけなさい!」
    バッファ「言われなくても!」
    その後もバッファは撃ち続けサウザーも耐えていた。その光景にベロバは最初こそ笑っていたがだんだんと恐怖し始めていた。なにせ何発撃たれようが何しようが倒れていないのだ。それはまるで目的達成するまでは倒れないと言ってるかのように…
    ベロバ「な、何あいつ…!?なんで倒れないの…!?」
    レーザーターボ「お前…!」
    バッファ「ハァハァ…!てめぇ…!なんで倒れねぇんだよ!てめぇは何なんだよ!」
    サウザー「決まっている…!己の罪を償うために1000%の命を懸け戦い、守り、救う…!それが…私!仮面ライダーサウザーだ!」

  • 80二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 21:12:52

    このレスは削除されています

  • 81二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 21:13:40

    一方その頃……
    タイクーン「ジャマトライダーがブーストバックルを使うなんて……‼︎」
    ナーゴ「こんなのあり⁉︎」
    強化したJR達との戦いで2人は満身創痍で疲労困憊だった。
    ナーゴ「変身できるようになったのに何であの時みたいな力が出せないの⁉︎」
    ナーゴは自身のドライバーを見ながら嘆く
    ナーゴ「まさか大我さんがいなきゃ、だめなのかな……」
    タイクーン「だとしても……ここで負けるわけにはいかないんだ‼︎沢山の人を守って……そして俺にはしないといけないことがあるんだ‼︎」
    タイクーンは体に鞭を打ってJR達に立ち向かう

  • 82二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 21:37:20

    ナーゴ「な、何で私ばかり狙うの⁉︎」
    タイクーン「祢音ちゃん⁉︎」
    何故かJR達6はナーゴばかり狙う
    タイクーン「これ以上やらせるかっ‼︎」

    アズ「ナーゴを狙うのは当然じゃない、スナイプがもし現れたらまたあの時みたいなことが起こるかもしれないでしょう?ねぇ、アーク様♪」
    アズはサウザー達が戦っている方を微笑みながら見る。

    飛彩「ジャマトグランプリが始まっただと⁉︎」
    病室で永夢に向かって飛彩は叫ぶ
    しかし助太刀に行きたくても今の彼の体では到底無理だった。
    飛彩「くそっ……」
    飛彩は唇を噛む。あんなに思いを語った青年を助けに行けないのだから。
    永夢「飛彩さん……」
    永夢は窓を見る
    永夢「貴利矢さん、大丈夫ですよね……?」

  • 83二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 22:16:41

    ???「何だ、宝生永夢ゥ‼︎その情けない顔はァ‼︎」
    永夢「あなたは……‼︎」
    飛彩「貴様はっ‼︎」
    檀黎斗「ようやく私の出番が回って来たようだな‼︎腹立たしい、世界を踏み躙るくだらんデザイアグランプリもジャマトグランプリも地に伏せさせてやる……これからは私の時代だ!私の立つ場所が全なのだぁ‼︎」
    黎斗はそう高々と宣言すると、ワープで病室からどこかへと移動する。
    永夢「あっ、待て‼︎」
    飛彩「何を考えているっ‼︎貴様っ‼︎」

  • 84二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 22:48:40

    >>79

    ベロバ「……そんなカッコつけたってもうボロボロじゃない、実年齢45歳がッ‼︎もういいわ、ミッチーやっちゃいなさい‼︎」

    恐怖を抱きながらもベロバはサウザーに向かって叫ぶ

    バッファ「……っ……んなことわかってるんだよ……っ‼︎」

    フルパワーで砲撃をしていたバッファは更に砲撃をしようとするが、力の使いすぎで限界に近い。

    バッファ「……っ‼︎」

    ベロバ「ちょっとどうしたのよミッチー‼︎早く……‼︎」

    レーザーターボ「バカみたいにバカスカ撃ってるから体力の限界なんだよ‼︎……ここは俺が……」

    そんなレーザーターボをバッファは制止する

    バッファ「あいつをぶっ潰すのは俺なんだよ……っ‼︎」

    レーザーターボ「……っ‼︎」

    レーザーターボは初めてバッファに恐怖を覚え戦慄する

    バッファは砲撃をしようと構える

    バッファ「これで終わりだ……っ‼︎」

    バッファが砲撃を撃とうとした瞬間

    厘「……現れたか」

    誰にも聞こえない声で厘は呟く

    バッファ「ぶっ潰れろッ‼︎」

    そしてバッファは砲撃を撃つ

    レーザーターボ「バカ‼︎何考えてんだよ‼︎」

    サウザー「……っ‼︎」

    サウザーが敗北を覚悟した瞬間だった

    サウザーと厘をバリアが覆う

    バッファ「何だよこれ……」

    レーザーターボ「まさか……」

    サウザー「……あなたが来てくれるとは」

    そこには1人の男が不敵な笑みを浮かべていた

    サウザー「まさかあなたとこうしてタッグを組んで戦えるとは光栄です……‼︎」

    黎斗「私の才能は高くつくぞ‼︎光栄に思うんだな!ヴェハハハハハ!!!!!」

  • 85二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 23:00:56

    やっとデウスエクスマキナの男が大暴れしそうなのでここで次回予告風SS
    黎斗「また会うとはなぁ‼︎九条貴利矢‼︎貴様には何回殺されたかなぁ‼︎」
    貴利矢「まさかここでお前と会うとはね……」
    飛彩「じゃあいいのか⁉︎お前は理想の世界が叶えられなくてもっ‼︎」
    景和「……俺に出来ることなんか……」
    飛彩「サポート?そんなものはいらん‼︎これは……共同オペだッ‼︎」

    ???「よお、道長……一緒に理想の世界を叶えようぜ」
    道長「お前は……」

  • 86二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 07:21:52

    黎斗「……さてと、貴様かジャマトグランプリなんか開催したバカはぁ‼︎」
    黎斗の叫びと罵倒にベロバは一瞬怯むが言い返す
    ベロバ「なんなのよあんた‼︎いきなり現れてっ‼︎」
    サウザー「この方にそんな無礼な言葉を使うな‼︎この恥知らずが‼︎」
    偉大なるプレジデント、黎斗の登場により満身創痍だったサウザーは何故か勢いが回復していた。
    レーザーターボ「何であいつ元気になってんだよ……」
    呆れるレーザーターボとは裏腹に、突然の展開にバッファは激昂する
    バッファ「ゲンム……何のつもりで現れやがった⁉︎」
    その叫びに黎斗は彼に目を向ける。
    黎斗「決まっているだろう、こんな下らないゲームに存在意義など見出せないのだッ‼︎私のプライドに踏み込んできたのだ、それなりの覚悟はあってだろうなぁ⁉︎」
    バッファ「そんなこと知るかっ‼︎」
    負けじと叫ぶバッファを見て黎斗はガシャットを取り出す
    黎斗「グレード無双……」
    幻夢無双!
    黎斗「変身!」
    無双ガシャット!
    ガッチャーン!無双レベルアップ!
    掴み取れ栄光のエンディング!
    漆黒の天才プレジデント!
    グレード無双ゲンム!
    レーザーターボ「な、何だよお前……また無茶苦茶なパワーアップしたのか⁉︎」
    ゲンムの新たなる姿にレーザーターボは驚愕を隠せない
    バッファ「何だか知らねえが……今度こそてめぇは……っ⁉︎」
    ゲンム「この煩わしい感情を捻じ込む餌食はどこだぁ⁉︎」
    『ポーズ』
    その瞬間、ゲンム以外の時間は止まる
    「ああ、そこにいたな……」
    ゲンムはそう呟くと、ゲーマドライバーのアクチュエーションレバーを操作する。

  • 87二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 07:22:22

    『リスタート』
    バッファ「この……ッ‼︎」
    レーザーターボ「あいつに手出しすんな‼︎殺されるぞ⁉︎」
    レーザーターボに止められながらも無謀にもバッファがゲンムに攻撃を仕掛けようとした瞬間、ゲンムクリティカルフィナーレが発動しゲンムは紫色のノイズの様なオーラを纏い超加速で複数の武器を用いながら全方位から滅多打ちにした。
    『栄光の一撃!』
    ゲンムの必殺技を喰らってしまった道長と貴利矢は強制変身解除し、その場に倒れる
    サウザー「流石……!」
    ベロバ「なんなの、こいつ……」

  • 88二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 07:45:48

    道長「くそ……っ」
    貴利矢「お前、何で……」
    倒れている2人は声を絞り出す。怒りと驚愕を込めて
    そんな2人に変身解除した黎斗は近づく
    黎斗「そりゃあむかついたからさ、下らないゲームがしゃしゃり出てね、2つも。しかし……また会うとはなぁ‼︎九条貴利矢‼︎貴様には何回殺されたかなぁ‼︎」
    黎斗は貴利矢に向かってそう勝ち誇る。
    道長「……(何回も殺したってどういうことだ…⁉︎」
    変身解除させられて頭が冷えた道長は驚く。
    貴利矢「まさかここでお前と会うとはね……自分もびっくりしてるぜ」
    ベロバ「あんた達‼︎撤収するわよ‼︎」
    流石に分が悪いと判断したベロバは2人を回収し、逃げていった…

  • 89二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 09:30:41

    サウザー「なんとか逃げていきました…」
    ゲンム「貴様ぁ!」
    サウザーがまだ話してる最中にゲンムが殴りかかりサウザーはダメージをうける
    サウザー「がはっ!?だ、檀黎斗…なぜ…」
    ゲンム「貴様!自分が何をしたのかわかっているのか!?貴様は愚かにも自分の命を粗末にするところだったんだぞ!部下の目の前でな!貴様は部下に自分の命を消えるところを見せるつもりだったのか!?」
    サウザー「!?」
    厘「社長…」
    サウザー「厘…」
    ゲンム「……あとは二人で話すんだな」
    サウザー「厘…、すまなかった…!私は…君を助けたい一心で君がどんな気持ちになるのか考えていなかった!部下の気持ちを考えることなどしないなどこれでは…!社長失格だ…!」
    厘「謝らないでください!謝らないといけないのは私の方です…、私が捕まってしまったばかりに社長を危険な目に…、やはり私は社長の秘書には…」
    そう言う厘の前でサウザーは変身を解除する
    天津「そんなことはない!むしろ君だから必要だ」
    厘「私だから…?」
    天津「君の優しさが、君の一生懸命さが私に勇気を…、守りたい者があるといつも教えてくれた。そんな君だから私は君を秘書として必要だと思ったんだ…。だからそんなに落ち込まないでくれ」
    厘「ですが…」
    天津「それに前にも言っただろ?この反省を次に活かせればいいと…。それは君も…、そして命を粗末にしそうにした私もそうだ。今後こんなことが起きないように、そしてこの反省を活かして前に進むために二人で考えていこう…」
    厘「社長…、私は…まだあなたの側にいてもいいのですか…?」
    天津「当然だ、むしろ君はいいのか?私の側にいて…、嫌じゃないかい?」
    厘「そんなことありません!天津社長を支える、それが私の使命ですから!」
    そう言って二人は笑いあっていた…。
    ゲンム「…これで1つ目のゲームはクリアしたな。さて次はあの女が考えたゲームを絶版にすることでも考えるとするか」

  • 90二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 12:12:55

    一方でなんとか逃げ出すことに成功したジャマト組
    ベロバ「はぁ…はぁ…、なにあいつ…!あんなのがいるとか聞いてないんだけど!?」
    アズ「あら?どうしたの?まるで怖い目にあったみたいな顔しちゃって?」
    ベロバ「アズ!あれは何なのよ!?なんなのあいつは!?しかもあいつからアークの力感じた!意味がわからないわ!」
    アズ「ああ、彼ね。彼は檀黎斗、彼は神の才能を持つ男であり、同時にアーク様も一目置く存在」
    ベロバ「神の才能…?」
    アズ「彼、バグスターウイルスを使って命をデータ化するのに成功させた実績があるのよ。そして実際に彼も死んだときにそのデータ化を利用してバグスターとして復活したことがあるわ。その後もまぁ色々あって死んだり復活したりを繰り返した結果アーク様を利用して新しい力を得たのよ。それがあれ」
    ベロバ「なに…それ…そんなの…、創世の女神でも使わない限り…!」
    アズ「まぁ彼も完全無欠というわけじゃないけどね。技術とかはあなた達未来組のほうがまだ上だけど。そのうちそれすらも利用して強くなったりね♪」
    ベロバ「は、はぁ!?そんなの無理よ!?早く天津を…!あいつを倒さないと!?」
    アズ「あらあら錯乱しちゃって、かわいい♪」
    (まぁでも…そのほうがアーク様も喜ぶからいいか。それに彼の悪意ももっと見てもらいたいしね)
    アズは錯乱してるベロバをよそに道長を見ていた
    一方の道長はサウザーが命懸けで厘を守っていたことを思い出していた…
    道長「……」
    (俺は…なんで…。なんであんなにもあいつが憎いと思ったんだよ…、悪いことなんてしてねぇ…。あいつはただ守りたいもの守るために…、それを俺は透を殺したあいつらみたいに踏みにじろうとして…、ゲンムが来なきゃ俺はあいつらを…、……なんだよ俺は…あいつらと同じ、いやそれ以下なのかよ…)

  • 91二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 13:17:22

    貴利矢「……(こいつ、何でいきなり前みたいに……いやもっと悪化してる……きっとあの秘書、何かあるな……)」
    道長を他所に貴利矢は口を開く
    貴利矢「だったらさぁ、ジャマトグランプリをゆっくり楽しんでる暇なんかないんじゃないの?あいつらに出し抜かれる前に、さっさとこっちが創世の女神様を手にしちまえばこっちの勝ちだろ、ベロバ様」
    ベロバ「レーザー……そういえばあんたあの檀黎斗と関わりがある様ね?」
    貴利矢「ああ……自分も前あいつに殺されてバグスターになったことがあるからな……恨みもあるって訳。」
    道長「……‼︎(そうだ、レーザーはゲンムに……)」
    ベロバ「逆に殺されたとか言ってたけど……じゃああんたは弱点を知ってるの?」
    貴利矢「ああ。とにかくミッチーにミッションこなさせている余裕はないぜ。暴走してボロボロになるしさぁ……あいつらが出しゃばってきたら今度こそ殺されるかもな……だからベロバ様、次の祭りを考えようぜ」
    ベロバ「そうね、次は……」

    祢音「もう‼︎何で大我さん来てくれなかったの‼︎もし大我さんがいたら……」
    大我「責任転嫁すんじゃねぇよ‼︎ジャマトグランプリがいきなり始まるなんて知る訳ねぇだろ⁉︎」
    祢音「何故かジャマトが逃げたから良かったけど、あのままだったら……‼︎」
    景和「ね、祢音ちゃん落ち着いてよ、大我さんが悪い訳じゃないんだから……」
    大我の病院で言い合いになっている祢音と大我の仲裁に景和が入っている時、永夢が現れた。
    永夢「そうだよ。今はそんな言い合いなんかしてる場合じゃない。」
    英寿「エグゼイド、来たのか」
    永夢「僕だけじゃないですよ」
    飛彩「……」
    その姿を見た景和は黙り込む
    景和「……」

  • 92二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 17:40:29

    >>91

    英寿「お前ら、言葉くらい交わしたらどうだ?」

    飛彩「……もう体調は問題ない、心配はノーサンキューだ」

    景和「……そうですか、でも絶対安静中に病室抜け出したらダメでしょ」

    2人の会話に周囲は辟易する

    英寿「おい……それはないだろ」

    祢音「何やってんの景和!言いたいことあるんでしょ?」

    景和「……」

    飛彩「……言いたくないなら構わん」

    2人は顔を逸らす

    何故言いたい言葉が言えないのだろうと2人は歯痒さを感じる。

    大我「ブレイブ、てめぇ何つまらねぇ意地を張ってるんだよ」

    大我は呆れて飛彩に声をかける。

    永夢「まあまあ……皆に見てもらいたいものがあるんだよ」

  • 93二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 17:40:46

    >>92

    その中で永夢はあるチラシを皆の前に出す

    祢音「何これ……病気の子供と親の会?」

    永夢「うん、今度お祭りみたいな感じでやるんだけど……景和君、君ボランティアとかよく行ってるみたいだし、来てくれたら嬉しいかなって」

    『私には病気の息子がいてね……だから私は勝たないといけないんだ、息子を助けるために』

    誰かの言葉が脳裏にフラッシュバックした景和は顔を顰める

    英寿「お人好しのお前にはぴったりじゃないか、タイクーン」

    景和「……」

    永夢「ダメかな?」

    景和「……いや、ダメじゃないです」

    永夢「ありがとう!助かるよ!……あ、そうだ飛彩さんが手術した子とその親御さんも来られるそうですよ」

    飛彩「……時間があれば見に行く」

    大我「お前なあ……」

    永夢「いえ、それでいいですよ。飛彩さんも見に来てくださいね」

    祢音「私も行ってみようかな、或人さんもひと段落したみたいだし。」

    永夢「祢音ちゃんそれは将来のイメージ作り?」

    祢音「ち、違うよっ‼︎」


    一方ジャマトサイドでは…

    ベロバ「でももう1人確実に潰したい奴がいるのよ。万が一のことを考えてね。

    ……エグゼイド、宝生永夢をね」

    貴利矢「そうかい、あいつはハイパームテキになれなくても……何をするかわからないしな」

    ベロバ「そう。それでね、ミッチー、やる気が出るようにスコア設定してるのよ」

    (スコア一覧を見て)

    道長「……‼︎」

    貴利矢「おーこわ、嫌がること細かくスコア設定されてんだな」

    ベロバ「色んな不幸が見たいじゃない」

  • 94二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 19:01:40

    (CRにて)
    永夢「そうですか、わかりました……ありがとうございます。……貴利矢さんも気をつけてくださいね?それじゃあ」
    永夢は貴利矢からの密告で自分がベロバにターゲットにされたことを聞かされた、そして檀黎斗が乱入してきたことも。そして……道長の暴走も
    永夢「……あいつ、そんなにやる気なら相手をしてやるよ」
    永夢の声に怒りが籠る
    パラド「あのベロバって女か?」
    永夢「……」
    パラドの問いに永夢は答えない。しかし2人の関係からパラドには永夢の気持ちは伝わっていた。
    永夢「……人の不幸を見るのが好きとか、人を破滅させるためにジャマトグランプリを開催するとかふざけてるんだよ……」
    ポッピー「……どうしたの?2人とも……」
    パラド「あのベロバって奴が永夢を狙ってるらしい」
    ポッピー「えっ⁉︎大丈夫なの⁉︎」
    永夢「大丈夫。あんな奴には僕は絶対負けない」
    ポッピー「……無理しないでね?永夢」
    パラド「俺もいるから大丈夫だよ、ポッピーピポパポ」
    永夢とパラドは黎斗のことはポッピーには敢えて言わないことにした。

    ベロバ「ねぇ、檀黎斗の弱点ってなんなの?」
    貴利矢「それは自分の目で確かめた方がいいぜ。まあ、弱点なのか怪しいところもあるからさ……あ、クイズ王久しぶりだな」
    大智「……ようやく回復したよ、それよりもジャマトが意外な進化をした。」
    ベロバ「へえ……じゃあナイトジャマトが完成したのね?」
    大智「ああ、今までの擬態していたジャマトとは違い、人間だった時の記憶や人格も持ち合わせている個体さ」
    貴利矢「……なんだよ、新しいジャマトでもできたのか?」
    怪訝そうな顔をしている貴利矢の前に若い作業着を着た青年が現れる
    大智「彼は……」
    貴利矢「……‼︎」
    大智の言葉に貴利矢は言葉を失う。

  • 95二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 19:49:27

    (そのまた一方の聖都大学附属病院の一室)
    そこでは或人、イズ、唯阿、ソルド8、9が今回の件で流石にボロボロになっていた天津のお見舞いに来ていた
    唯阿「お前も馬鹿やるな」
    天津「まぁね…、今回ばかりは後悔と反省はしないとね」
    唯阿「まるでいつもは反省も後悔もないみたいな言い方だな」
    天津「反省はしてるさ。ただ後悔してないだけさ」
    唯阿「お前の頭はいつでも幸せそうだな」
    或人「まぁまぁ!とにかく垓さんが無事でよかったよ!こっちもそろそろ終わりそうだし」
    唯阿「そういえば社長さんはなんで祢音ちゃんのベルトを取ったんだ?更に花家先生からも取ったと聞いたが君はドライバー泥棒になりたかったのか?」
    或人「違うよ!?たしかにドライバー勝手に取ったのは悪かったと思うけど!これには深い事情が…」
    唯阿「まぁいい、それが終わるなら私は何も言わない」
    或人「あ、ありがとう…」
    唯阿「ただ後で死ぬほど祢音ちゃんたちから怒られると思うけどな」
    或人「ですよね〜!うわぁぁぁ!!!すげぇ怒られる未来しか見えねぇ!」
    イズ「安心してください、こういうときは怒りそうになったときにハグしたら許してくれる可能性が高いです」
    或人「セクハラで訴えられるわ!」
    天津「それよりもベロバの暴走を止めないとな」
    唯阿「そのことについてだが今回はある程度絞り込んでる、当日はこっちに任せろ」
    天津「何?なら私もやる!やらせてくれ!」
    唯阿「そう来ると思った。ソルド9、20、こいつを抑えろ」
    ソルド9、20「了解」
    天津「な!?離してくれ!私も当日参加する!」
    唯阿「少しは寝てろ」
    或人「というかこんなに騒いだらまずくね?」
    或人の懸念通りその後に騒ぎを駆けつけた永夢により騒いだことについてこってり怒られる

  • 96二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 19:56:22

    アズ「調子はどう?嘘つきさん♪」
    貴利矢「……自分のことを隠してくれたのは感謝してるよ、今こうやって潜入できているし、あいつの治療だってできたしな……」
    貴利矢の声の感じかいつもとは違うものとなる
    貴利矢「だけどな……あいつが突然暴走したのはお前らのせいだろ⁉︎あの厘とかいうヒューマギアだって何かを隠してる、そうだろ?」
    アズ「あら怖いわね、いつものお気楽な感じはどうしたの?彼が悪意に呑まれたのは私たちのせいだけじゃないわ」
    貴利矢「何だよ、それ」
    アズ「あなた、檀黎斗に自分が殺された話を彼にしたでしょう?」
    貴利矢「そんな理由でか?あいつが?その話はいいけどさ……あのジャマトは何だよ……」
    アズ「知らなーい。ジャマトだって進化するんでしょ?デザグラの脱落者のコアIDを元にジャマトは作られてるんだから……彼どうなるかしらね、どんな悪意を見せてくれるかしら?」
    貴利矢「……そんなこと、させるかよ」

    貴利矢「お前さ、いつまで落ち込んでんだよ」
    貴利矢は失意の中にある道長に話しかける
    道長「お前には関係ないだろ……」
    貴利矢「お前いつまでそうやってるつもり?今日の戦いでの自分にショック受けてんだろ」
    道長「誰が……結局お前には分からねぇよレーザー」
    貴利矢「何がだよ」
    道長「医者で世の中から後ろ指刺されたことのない奴には分かんねぇんだよ」
    貴利矢「だから何?はっきり言ってくんない?」
    道長「……俺はな、学校もろくにいかないで地元で喧嘩ばかりしてたんだ、警察の厄介にもなってさ……」
    そんな道長の言葉に貴利矢は拍子抜けする
    貴利矢「何だ、そんなことか」
    道長「そんなこと……って何だよ」
    貴利矢「自分監察医だからさ、亡くなった方を診てきたけど世の中の色んな方を見てきたわけ。不良が喧嘩とかで死んで死因調べたことなんて珍しくもない。人にはそれぞれの生き方があるんだって知ってんだよ。だからそんなことで差別は一々しない。だからお前の過去を知ったからって自分はそうだったんだなとしか思わないぜ。」
    道長「……」

  • 97二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 20:00:41

    ???「そうだな、道長、俺たちあの頃は喧嘩ばかりしてたよな」
    貴利矢「‼︎」
    道長「お前は……」
    透ジャマト「そうだったよな、道長」
    止めなきゃいけない、貴利矢はそう分かっていたが彼の親友を名乗るジャマトを止めることはできなかった
    透ジャマト「だから協力してさ、一緒に理想の世界を叶えようぜ」
    そして、彼の言葉も。
    道長「……透……そうだな」
    貴利矢「……」

    ベロバ「宝生永夢を相手にするなら、ナイトジャマトが必要よ。レーザーは有能だけど、ミッチーを安定して戦わせるにはね」
    大智「しかし、ジャマトの進化のスピードには驚かされるよ。今はジャマトとして認識してるだろうけど、彼の本当の親友になるんじゃない?」

  • 98二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 20:53:11

    そして病気の子供と親の会当日……
    永夢「景和君、今日はありがとう。子どもたちも喜んでくれてるよ、景和君さ、子ども食堂で給仕やったりしてるんでしょ?だから子どもたちと仲良くできるんだね」
    景和「は、はい……っていうか俺が子ども食堂で給仕やってるの何で知ってるんですか⁉︎」
    永夢「さあね?何でだろう?」
    姉と話した飛彩の仕業だろうと景和はすぐ察すると同時に胸が締め付けられる
    永夢「……飛彩さんは、絶対来るよ」
    はっきりと言う永夢の言葉に景和は疑問を抱く
    景和「何でそんなこと言えるんですか……」
    永夢「だって、ほら」
    永夢が見る先には小学生くらいの女の子と両親の姿があった。
    永夢「お久しぶりですね……南雲さん、まどかちゃん」
    南雲と呼ばれた男性と彼の妻は頭を下げる
    まどかと呼ばれた少女は明るく話す。
    まどか「宝生先生!今日は呼んでくれてありがとう!」
    永夢「うん、元気そうでよかった。お父さんもお母さんもね。」
    その言葉に少し照れくらそうにするまどかの両親
    永夢「じゃあ、楽しんでいってね」
    永夢がそう言うと、まどか親子は出店や展覧物のコーナーに向かっていく。
    景和「永夢さん、あの親子は……」
    永夢「当時難しい病気を抱えていたまどかちゃんを救おうと、あのお父さんはいろんなことをして頑張ったんだ。
    それで、飛彩さんや僕が手術して、まどかちゃんを治療したんだよ」
    景和「そう、なんですか……やっぱり永夢さんはすごいですね」
    それに対して永夢は首を横に振る
    永夢「ううん、僕だけじゃまどかちゃんの治療は無理だった。飛彩さんが手術をしてくれなかったら……」
    景和「……やっぱり飛彩さんか。俺、世界で1番のドクターで、自分にしかできないことがある飛彩さんが羨ましかった」
    永夢はそれを優しい目で見る。
    永夢「そうだね……ねぇ、飛彩さんそろそろ出てきてくださいよ」
    景和「えっ⁉︎」

  • 99二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 21:46:31

    >>98

    飛彩「……俺はあの患者を見ていただけだ」

    階段を降りてきて飛彩は永夢と景和に言う

    永夢「そうですか……じゃあなんですぐいなくならなかったんですか?」

    永夢の突っ込みに飛彩は黙り込む

    (永夢はイベントに戻った後病院の外にて)

    景和「飛彩さん、この前はあんなこと言ってごめんなさい。許してもらえるかどうかは分からないけど、俺飛彩さんをすごく傷つけました。あれは八つ当たりで……あの時何もできなかった俺が悪くて飛彩さんは悪くないのに。」

    飛彩「それはもういい。黙っていた俺も悪かった。お前は確かにあの時傷ついたのに、俺は黙ったままで。本当にすまなかった」

    景和「飛彩さん……」

    飛彩「ところでお前の姉と話をした」

    景和「知ってます。姉ちゃんから聞きました。」

    景和のカミングアウトに飛彩は驚く

    飛彩「そ、そうか……」

    景和「俺夢は世界平和なんて言ってるけど、就活やデザイアグランプリで痛感したんです。俺に出来ることなんかないんだって……でも飛彩さんは」

    飛彩「お前は誰とでも手を繋ごうとして、その繋がりを信じて守ろうとして……そんな姿勢が羨ましかった。俺には中々貫けない姿勢だ」

    景和は不器用な飛彩の本音を聞き、笑顔になる

    飛彩「だから就活生、お前は別に世界を変えるような人間になろうとしなくていい。そのままの自分でいてくれ」

    景和「はい。俺は俺なりに世界平和ってどうやったら叶うのか考えます。飛彩さんが色んな人を救っているように。

    ……今は言えないんだろうけど、俺は飛彩さんのこと信じます。」

    その時だった

    ベロバ「仲良しごっこ?バッカみたいね、アハハッ‼︎」

  • 100二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 22:39:00

    一方の或人と祢音
    或人「……」
    祢音「……」
    二人はものすごく気まずい雰囲気があった。というのもそもそもこの二人、先の病気の子供と親の会に参加する前に永夢からお互い話したほうがいいんじゃない?とアドバイスされ、冴との決闘やベルトを勝手に取ってた件で話そうとこうして誰もいない病院のベンチで座っていたのだが気まずい雰囲気が二人の間で流れていた
    或人「ね、祢音ちゃん…?その…もしかして怒ってる?」
    祢音「何が?私に何も伝えないで冴さんとの決闘のフリをして冴さんの妹や弟達を私達が助けようとする作戦考えてたりとか?ベルト勝手に取ってたりとか?ぜんっぜん怒ってないよ?」
    或人「やっぱり怒ってた!本当にそれはごめんなさい!冴さんの件は俺じゃ助けるのが無理だと思ったから祢音ちゃん経由で誰か助けに来ないかなぁと思ってました!そしたらまさかの大我さんの他に祢音ちゃん本人が来るとは思いませんでした!いや助けに来てくれてありがとうございます!そして勝手に作戦遂行して本当すみません!」(土下座)
    祢音「……じゃあベルトは?」
    或人「あれはあの件で祢音ちゃんや大我さんの負担があることがわかったのでそれを軽減及びあの力をいつでも発揮されるようどうしたらいいか調査してました!やり方そのものはわかったのでお返しました!ほんとごめんなさい!」
    祢音「……もしかして、あのときのあれって危険なものだったの?」
    或人「……うん、もしかしたらあのまま変身できなくなる状態だったかもしれないらしいんだ…、だからそうなる前にこっちで色々と対策してたんだ」
    祢音「そうなんだ…、ありがとう或人さん、私達のこと気にかけてもらって。でも…、あのときも言ったでしょ?私はみんなのために戦いたい、先に進むためにもって」
    或人「うん…」
    祢音「私…、みんなから色んな優しさをもらった。だから少しでもその優しさを返せるように恩返ししたいんだ。だからこそ一人で強くなりたい、みんなを守って…、いつか或人さんやみんなと肩を並べて戦えるようにって」
    或人「祢音ちゃん…、ごめん…、俺そんなことも考えないで独りよがりで勝手に…」
    祢音「ううん…、或人さんは私達のこと大切に思ってくれてた、だからドライバーを調整してくれた。それって或人さんの優しさだよ。だからありがとう、私達のこと守ろうとしてくれて」
    或人「祢音ちゃん…」

  • 101二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 22:39:35

    >>100

    祢音「でも!私達に相談無しで勝手に作戦始めたり勝手にドライバー取ったのは許さないからね!」

    或人「やっぱり!?」

    祢音「だから今度お家にお泊りさせてよね!」

    或人「はいもちろんです!うちの家をどうぞご自由に…ってうん?」

    祢音「はい言質もらいました!ということで今度お泊りしまーす!」

    或人「それあり!?」

    二人がやり取りしてるときに或人のライズフォンに唯阿から電話が来る

    或人「あれ刃さん?もしもし?」

    唯阿『社長さん!ベロバ達を見つけた!』

    或人「なんだって!?」

    祢音「?」

  • 102二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 22:49:52

    >>99

    飛彩「貴様は……っ‼︎」

    飛彩はベロバに向かって叫ぶ

    ベロバ「あら、つい最近私にぼろ負けした天才外科医じらない♪体はもういいの?」

    飛彩「黙……」

    興奮している飛彩を景和が制止する

    景和「ダメですよ、あんな奴の煽りに乗っちゃ……飛彩さんらしくない‼︎」

    その様子を見てベロバは嘲笑う。

    ベロバ「仲良しごっこほどつまんないものはないわね……本当はここで暴れてあんた達を壊してあげたいけど、あんた達の相手は私じゃないわよ」

    飛彩「何だと⁉︎」

    景和「一体何が……」

    その時病院の方から悲鳴が上がる

    景和「まさか……」

    ベロバ「そう、これはジャマトグランプリ。だからあんたは狩られる側よ‼︎」

    景和「……っ‼︎」

    病院で起こっている惨劇、早く何とかしないと、と景和は焦る

    しかしその肩に飛彩が手をかける

    飛彩「……俺も戦う」

    景和「飛彩さん…でも…」

    その時ベロバは嘲笑うように口を開く

    ベロバ「あ、そうそう……デザグラに参加していた仮面ライダー以外の仮面ライダーを倒したら高スコアが入るようにしてるの♪」

    景和「なんだって⁉︎」

    笑うベロバの上空を大きなジャマトが飛ぶ

    飛彩「……何だ、あれは……」

    景和「城ジャマト……っ‼︎」

    ベロバ「ただの城ジャマトじゃないわよ?あれはね、雷を落とすの。病院なんか簡単に停電させちゃうくらいのね♪」

    飛彩「スコアなど関係ないッ‼︎俺は戦う‼︎あれを切除するっ‼︎」

    景和「……‼︎」

  • 103二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 22:58:37

    >>102

    『タドルレガシー! 』

    飛彩「術式レベル100……」

    『SET』

    『SET』

    『DUAL ON』

    飛彩&景和「変身‼︎」

    ガシャットォ!

    ガッチャーン! レベルアーップ!!

    『辿る歴史! 目覚める騎士! タドールレガシー!』

    『NINJA & BOOST』

    『READY FIGHT』

    ブレイブ「これより……切除手術を開始する‼︎」

    タイクーン「お前らには……絶対負けない‼︎この病院を壊させやしないっ‼︎」

    ブレイブとタイクーンは二手に分かれてジャマトを倒すため駆け出す。

    ベロバ「うふふ……」

    ベロバはそんな様子を遠くから楽しそうに見ていた。

  • 104二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 23:39:24

    そして唯阿サイドは…
    バルキリー(ラッシングチーター)「くっ!まさかお前が邪魔するとはな!」
    ナッジスパロウ「悪いね!君は厄介な存在だからここで退場してもらうよ!」
    ベロバを見つけた唯阿だったがそこに大智が変身したナッジスパロウが妨害しに現れ近づけない状況にあった
    バルキリー「厄介?クイズ王にそう見られるとはなありがたい限りだな!」(ナッジスパロウを蹴るがそれを避けられる)
    ナッジスパロウ「おっと!ふふ、君はA.I.M.S.の隊長であるために戦闘部隊を指揮する立場にある。そして何より君が今使ってるアイテムやゼロワンが持つものなど一部除いて君が開発に関わっている。ここで君を消せば暫くの間はアイテムの開発などはできなくなる」
    バルキリー「お得意の正解ってやつか」
    ナッジスパロウ「まぁね、だから君は僕に」
    バルキリー「悪いが貴様を相手にするほど暇じゃない、ここは突破させてもらう!」
    そう言ってまだナッジスパロウが話してる最中にバルキリーが走り始める
    ナッジスパロウ「そう来るのはわかっていたよ。だから」
    『MONSTER STRIKE』
    ナッジスパロウ「これで終わりだ!」
    そう言ってモンスターストライクを発動させバルキリーにそのパンチを仕掛けようとするが…
    バルキリー「お前こそ、動きがわかりやすぎだ」
    『サンダー』
    『ショットライズ!ライトニングホーネット!』
    『Piercing needle with incredible force.』
    バルキリーはそれをバク宙して避けそのままライトニングホーネットとなりその場を離脱しジャマトに襲われている病院を目指す
    ナッジスパロウ「な!?待て!」

  • 105二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 23:39:41

    >>104

    「貴様の相手は俺達だ」

    ナッジスパロウ「ん?」

    ナッジスパロウが振り向くとそこにはソルド9とソルド20がいた

    ナッジスパロウ「君は…、ああ、あのスリープモードになったガラクタじゃないか。なんだい?まさか君が僕の相手になるとでも?」

    ソルド20「私もいるがな」

    ソルド9「それに貴様の安い挑発に乗るほど俺も愚かじゃない。ここで貴様を足止めするのが俺の、俺達の使命だ」

    そう言って二人はゼツメライズキーを構え武装する

    ソルド9・20「武装!」

    『ダイヤウルフ!』

    『サーバルタイガー!』

    そしてソルド9はダイヤウルフソルドマギア(以下ダイヤウルフ)に、ソルド20はサーバルタイガーソルドマギアへと武装する

    ナッジスパロウ「へぇ…機械の分際で生意気だね!」

    ダイヤウルフ「事実を言ったまでだがな!」

    サーバル「行くぞ!」

  • 106二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 00:07:29

    病院でナイトジャマトは七支刀のような物を振り回して逃げ惑う人を追いかけ笑っていた。
    バッファ「……」
    バッファはナイトジャマトのように人々をむやみやたらに傷つけようとはしないが、それを止めようともしない。
    そして……
    まどか「きゃあああっ⁉︎」
    両親と一緒に病院に来ていたまどかに斬りかかろうとする
    永夢「危ないっ‼︎」
    永夢はまどかを抱えると間一髪ナイトジャマトの攻撃を避ける。
    そして、その時彼の目に映ったのは……
    永夢「バッファ⁉︎」
    驚きつつ永夢はまどかを両親に預ける。ナイトジャマトは永夢を捉え、迫ってくる。永夢はマキシマムマイティガシャットを手にする。
    南雲「私も戦えたらいいのだが……」
    そんな南雲に永夢は笑いかける
    永夢「南雲さんは、まどかちゃんと一緒にいてあげて下さい。後は僕に任せて。」
    その時永夢をレーザーライズライザーの銃撃が襲う。
    永夢「……っ‼︎」
    永夢は銃撃を何とか避けた時、耳障りな女の声が聞こえた。
    ベロバ「やっと現れたわね、宝生永夢。」
    永夢「お前は……ベロバ‼︎何のつもりだ⁉︎」
    ベロバ「決まってるじゃない、ここをジャマトグランプリの開催地に決めたの、そして……危険分子のあんたをここで排除するの‼︎」
    ベロバは再び銃撃を永夢に放つ。
    永夢は再びそれを避けるが、後ろからナイトジャマトに斬りかかられそうになる
    ナイトジャマトの斬撃が永夢を捉えようとした時、ナイトジャマトを銃撃が襲った。
    ギーツ「ノロノロしてないでさっさと変身しろエグゼイド 」
    ギーツがナイトジャマトをマグナムシューターで撃ったのだ。
    永夢「英寿さん……助かりま……」
    その時バッファがゾンビブレイカーでギーツに斬りかかる
    ギーツ「最初から俺を出待ちしていたのか、バッファ」

  • 107二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 00:31:40

    銃撃でバッファから離れるとギーツは着地する
    バッファ「黙れ……ギーツ‼︎お前をここで越えてやる‼︎」
    永夢はバッファの言動に違和感を覚えていた。
    永夢「だって……バッファは、吾妻道長は……」
    驚いている永夢にナイトジャマトが襲いかかる
    「俺たちは理想の世界を叶えるんだ‼︎」
    そう叫びながら。
    永夢は混乱しながらもマキシマムマイティガシャットをゲーマドライバーにセットする。
    『マキシマムガシャット!』
    永夢「マックス大変身‼︎」
    『レベルマーックス!最大級のパワフルボディ!ダリラガン!ダゴズバン!』
    『マキシマムパワーX!』
    マキシマムマイティの巨大にてナイトジャマトの攻撃を弾きながら戦闘に入る。
    エグゼイド「お前……一体何者だ⁉︎」
    ガシャコンキースラッシャーでナイトジャマトと鍔迫り合いになりながらナイトジャマトに問う。
    ナイトジャマト「俺は……道長の親友だよ、だから一緒にこの世界をめちゃくちゃにして理想の世界を叶えるんだよ‼︎」
    エグゼイド「何っ⁉︎」
    その言葉にエグゼイドは驚愕する。ナイトジャマトの言葉もそうだが、貴利矢は一体何をしているのか
    吾妻道長の豹変とはこのことだったのか、などと考えが巡るが、ナイトジャマトを弾き飛ばし、ガシャコンキースラッシャーをガンモードに変化させる
    『ズキュキュキューン!』
    ナイトジャマトに照準を合わせ、エグゼイドはナイトジャマトに銃撃を喰らわせる。
    バッファ「透っ⁉︎」
    ギーツと戦闘していたバッファはそれに気を取られ、自身もギーツの銃撃を喰らうが、頭の角で軌道を逸らす。
    貴利矢「……」
    貴利矢の表情は曇りきっていた。偽物とは言え、過去に失った友人の言葉で彼は壊れてしまったのだから
    ベロバ「やっぱりなかなかエグゼイドは倒せないわね……」
    貴利矢「パラドを倒すのが1番だろ」
    それでも貴利矢はいつもの調子を崩さない

  • 108二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 00:52:15

    >>101

    その時2人の前にジャマトライダーがあらわれる

    或人「……っ‼︎」

    祢音「まさかジャマトグランプリの場所がこの病院なの⁉︎

    だったら……」

    デザイアドライバーで変身しようとする祢音を或人は制する。

    祢音「或人さん、何で⁉︎」

    或人「ここは俺が引き受ける……だって祢音ちゃんのドライバー、まだ本調子じゃないんだ‼︎もしそれで戦ったら……‼︎」

    或人は祢音の肩を掴み必死の説得をする

    或人「祢音ちゃん、ここで無理したら1人で強くなることも皆の気持ちに応えることもできなくなるよ。だからっ‼︎」

    祢音「分かったよ、或人さん……だけど絶対無事に帰ってきて‼︎私は病院にいる人たちの避難誘導をするから‼︎」

    或人「うん‼︎」

    『ジャンプ!』

    『オーソライズ!』   

    或人「変身!」

    『飛び上がライズ!ライジングホッパー!

    "A jump to the sky turns to a rider kick." 』

    ゼロワン「お前らを止めるのは……俺だ‼︎」

    ゼロワンはジャマトライダー達との戦闘を始める

  • 109二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 01:11:06

    貴利矢(何でこんなことになったんだよ……)
    ベロバの前では平静を保ちながらも唇を噛む

    事の発端は他にもあったのかもしれないが、道長が過去のデザイアグランプリで他の参加者からリンチを受けた挙句ジャマトの餌食となった今井透を模したジャマトが現れた事だった。
    透ジャマト「そうだな、道長、俺たちあの頃は喧嘩ばかりしてたよな……だから協力してさ、一緒に理想の世界を叶えようぜ」
    その姿と言葉を、戸惑いと喜びの表情で道長は受け入れてしまったのだ。
    道長「……透……そうだな」
    貴利矢「……」
    道長「レーザー……俺透と戦うよ、透と理想の世界をジャマトグランプリで叶えるんだ」

    唇を噛みすぎて貴利矢の口元からは血が滲む。

  • 110二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 02:03:19

    一方の病室にいる天津
    天津「なんの騒ぎだ?」
    厘「イズからの報告で病院内にジャマトが侵入したようです。どうやら次のジャマトグランプリはここだとのことです」
    天津「なんだと!?こうしてはいられない!私も!」
    厘「おやめください!まだ体は治っていられておりません!そんな状態で戦ったら!」
    天津「だがこうしてる間に罪もない人達が!ここは無理をしてでも!」
    厘「ですが!…!?」
    その瞬間、厘は一瞬顔をガクッと下がるがすぐ元に戻る。だが様子がおかしかった。目が赤くなり黄色いメッシュも赤くなる
    厘?「ならここは私が行こう」
    天津「お前は…!?」
    厘?「安心しろ、人間には手は出さん。あくまでジャマトを殲滅することだけに専念する」
    天津「厘を危険な目に会わせる気か…!」
    厘?「今更だな、それに私も直接見てみたくなった。吾妻道長、そして未来から来た悪意を」
    そう言って厘は病室を出ていってしまう
    天津「待て…ぐっ!こんなときに…!」
    一方で
    祢音「みんな!早く逃げて!早く!」
    祢音は或人に言った通り避難誘導をしていた
    子供「うわ!?」(松葉杖してる子供が転んでしまう)
    祢音「大丈夫!?」
    子供「うん…っておねちゃんうしろ!?」
    祢音「え…?」
    子供が指を指した後ろにはなんとポーンジャマトがおり今まさに祢音のことを斬ろうとしていた
    祢音(だめ!間に合わない!)
    ???「だぁ!」
    ジャマト「ジャ〜!?」
    ???「大丈夫祢音ちゃん?」
    祢音「え…?って冴さん!?」
    祢音を斬ろうとしていたポーンジャマトだったがなんと駆けつけたロポ(このときはフィーバーバックルで当たりを引きブーストフォームだった)がジャマトを殴り飛ばした

  • 111二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 02:03:38

    このレスは削除されています

  • 112二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 02:38:10

    >>111(誤字が当たったので最レスします)

    祢音「冴さんなんでここに!?」

    ロポ「社長さんの秘書さんから連絡きて加勢に来てほしいってお願いがきたの!だからここに!」

    祢音「そっか…!ありがとう!なら今は!」

    ロポ「うん!避難誘導しつつ襲ってくるジャマト達を速攻で倒す!」

    そうしてロポが護衛につきつつ祢音は避難誘導を続行した

    厘?「なるほど…、あれが飛電或人を愛している女達か。直接見るのは初めてだが…、鞍馬祢音はすでに私の領域から出ている上我那覇冴はそもそも私になる予測がほぼないか…、まぁいい今は吾妻道長達を見つけるか」

    その光景を遠くから様子がおかしくなった厘が見ているとも知らずに…

  • 113二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 06:48:42

    タイクーン「くそっ、数が多いっ‼︎」
    タイクーンは何とかジャマト達を捌いて病院内を守ろうと駆け巡る。
    タイクーン「(飛彩さんだって戦ってるんだ‼︎だからっ‼︎)」
    レーザーターボ「……」
    急ぐタイクーンの目の前にはレーザーターボが立ちはだかる。
    タイクーン「貴利矢さん……悪いけど、今回はっ‼︎」
    ガシャコンスパローとニンジャデュアラーがぶつかり合う
    タイクーン「そこを、どけっ‼︎」
    鍔迫り合いになっていた2人だが難なくタイクーンが鍔迫り合いを制す
    タイクーンはこの間の因縁を少しは晴らせたはずなのだが疑問が残る
    タイクーン「…(貴利矢さん……何か様子がおかしい)
    ……っ」
    レーザーターボ「おいおい、考えごととは余裕だねぇ」
    レーザーターボより蹴りが入り、タイクーンはバランスを崩しかけるがブーストバックルとニンジャバックルの効果で機動力が上がっていたので体勢をすぐ取り戻す。
    レーザーターボ「あんた、お人好しの好青年に見えて、内面は結構激しいのな」
    タイクーン「だからっ⁉︎」
    レーザーターボ「あんたさぁ、この病院に雷落とそうとしてるジャマト、鏡先生だけで何とかなると思ってるの?」
    城ジャマト、その破壊力と防御力は桁違いだ。
    レーザーターボ「それに病院内は今は大乱闘中な訳。あんたがここにいても意味あるの?」
    タイクーン「……‼︎」
    タイクーンはバックルによる機動力でレーザーターボから離れる。
    タイクーン「(そうだ、あれは1人じゃどうにもならない‼︎だけど、何で貴利矢さんはあんなこと言ったんだろう)」
    病院外に飛び出すタイクーンをレーザーターボは追うわけでもなく黙って見ていた。
    レーザーターボ「それでいいんだよ……」
    その様子は明らかに戦意などなかった

  • 114二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 08:18:22

    ブレイブ「くそっ……攻撃が通らない‼︎」
    ブレイブは翼で上空に飛び上がり、城ジャマトに攻撃を仕掛けるも、城ジャマトの防御力の高さにダメージを与えられないことへの焦りを感じていた。
    そしてその焦りには別の理由があった。
    城ジャマトは徐々に雷のエネルギーを貯めているのだ、このままでは病院が破壊される未来しか見えない。
    ブレイブ「だが、ここで諦めるわけにはっ‼︎」
    ブレイブはガシャコンソードから伸びた巨大な光の刃でジャマトに斬りかかる。
    それが少しジャマトに傷をつける
    ブレイブ「この程度か……っ⁉︎」
    ジャマトに与えた傷はすぐ回復し、その上今までブレイブなど気にも留めていなかったブレイブに狙いを定める
    ブレイブ「……ッ‼︎」
    ジャマトは貯めていた雷のエネルギーの一部をブレイブに向かって放つ。
    タイクーン「はああああっ‼︎」
    ブレイブ「⁉︎」
    タイクーンは機動力の高さで一気に病院の壁を駆け上がり、城ジャマトへ特攻……ではなくブレイブを掴むと、城ジャマトから猛スピードで離れ、雷攻撃を避けさせる。
    タイクーン「飛彩さん‼︎大丈夫ですか⁉︎」
    ブレイブ「就活生……」
    タイクーン「ごめんなさい飛彩さん‼︎あのジャマトは1人じゃどうにもできない相手だったんです……」
    そんな会話をしている時、城ジャマトの雷攻撃が再び襲いかかる。

  • 115二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 08:42:53

    タイクーン「くっ……」
    ブレイブ「おい就活生⁉︎」
    タイクーンは城ジャマトに挑む
    タイクーン(飛彩さんの必殺技でも通用しなかった……だけど‼︎)
タイクーンはニンジャバックルのクナイスターターを操作し、更にブーストレイズバックルのハンドルを続けて2回捻る。
    『BOOST TIME』
    
そしてブーストレイズバックルをもう1度捻り……
『NINJA BOOST』 
『GRAND VICTORY』
    ニンジャブーストグランドビクトリーを発動させ、ブーストのマフラーで加速しながら、右足に炎と風のエネルギーを纏って飛び蹴りを放つ。
    それにより雷攻撃は相殺されるがやはり城ジャマトの撃破には至らない。
    タイクーン「やっぱりダメか……俺、何にも……」
    飛んでいくブーストレイズバックルを見てタイクーンは嘆く。
    城ジャマトは攻撃されたことで雷攻撃をさらに繰り出そうと減った雷のエネルギーを充填する。
    ブレイブ「何にも、だと?」
    タイクーン「え?」
    ブレイブ「お前はあれを倒せなかったとしても雷攻撃を相殺させた……ここで諦めたら……未来だって変えられない‼︎ 」
    タイクーン「だって……」
    ブレイブ「じゃあいいのか⁉︎お前は理想の世界が叶えられなくてもっ‼︎自分で手探りして見つけると言った理想の世界が‼︎」
    タイクーン「……‼︎」
    ブレイブに叱咤され、タイクーンはフィーバー
    スロットレイズバックルをデザイアドライバーに装着する。
    『SET』 
    『SET FEVER』 
『NINJA』 
『NINJA』『HIT』 
『FEVER NINJA』

  • 116二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 09:01:56

    タイクーンは全身がニンジャフォームの状態となり、その目は黄色に変化する。
    タイクーン「そうでしたね……今っていう希望があればいつだって始められる‼︎」
    タイクーンがそう叫んだ時、ジャマトの攻撃が2人を直撃する
    しかし……
    ブレイブ「ああ、そうだな。今まで背負ったものが支えとなって恐れからも逃げたりはしない‼︎」
    ブレイブの背部のサンクチュアリマントは本来は回復能力を持つが、エネルギーの増幅にて直撃したはずの雷攻撃を無効化したのだった。
    タイクーン「そっか、これが祢音ちゃんが言ってたやつだ……飛彩さん‼︎俺飛彩さんの手術のサポートまた全力でしますからっ‼︎」
    ブレイブ「……サポート?そんなものはいらん‼︎これは……共同オペだッ‼︎」
    ブレイブの宣言にタイクーンは笑う。
    タイクーン「そうですね……(城ジャマトに向き直る)今までの俺たちと思うなよっ‼︎」
    ブレイブ「これより……ジャマト切除手術を開始する‼︎」

    一方その頃……
    厘?「……まさか、これは……またゼアか……?」

  • 117二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 09:05:37

    厘?「まぁいい…、あれはアズに観測させるか…それに今は見つけたからな」
    一方バッファとナイトジャマトを相手にしているギーツとエグゼイドはそれぞれ互角に戦っていた
    ギーツ「フッ!バッファ、あれはお前の友じゃない、ジャマトだ!わかっているはずだろ!」
    バッファ「だからどうした!透が今ここにいる!たとえジャマトだろうとそれは変わらない!」
    ギーツ「バッファ…!そうやって自分自身を化かすつもりか…!」
    バッファ「お前もだろ!お前はデザ神になって願いを叶えることで本来の自分を偽ってきた!俺とお前はやってることは結局同じだ!」
    そう言ってゾンビブレイカーでギーツを斬り裂きに行くがギーツはそれを避けマグナムシューターで反撃する
    ギーツ「たしかにな。俺は願いを叶えてあのときの自分とはかけ離れた。だが少なくとも俺は自分の目的からは目を背けたことはない。自分の願いを叶えるまで何度でも立ち向かってきた。その願いを叶えるためにたとえあのときと変わっても…、俺自身を化かしたつもりはない!」
    バッファ「黙れ!お前を倒して!俺が理想の世界を叶える!」
    エグゼイド「ハァ!お前!吾妻道長の親友って言ってるけど本物じゃないだろ!」
    ナイトジャマト「だからどうした?道長は俺のことを親友だと思ってる!そして俺も親友だとな!お前みたいな人を傷つけるのになんとも思わないやつよりかは遥かにマシだぜ!?」
    エグゼイド「俺は人を傷つけるつもりは!」
    ナイトジャマト「じゃあなんで道長のことを苦しめる!?治療と評してお前は道長を傷つけてきた!それはお前は本当は道長のことを治したくない、殺したいと思ってるからじゃないのか!?」
    エグゼイド「違う!俺は吾妻道長を!」
    ナイトジャマト「どうだか!お前は所詮自分が気に入らないものは助けない偽善者そのものだ!」
    エグゼイド「ぐっ!」
    ベロバ「おおー!いいわよ!ナイト!そのままエグゼイドをやっちゃいなさい!」
    そう言ってナイトジャマトはエグゼイドを押しのけ更に追撃をしようとする、しかし…
    厘?「ようやく会えたな、吾妻道長、そして未来人よ」

  • 118二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 10:01:13

    ベロバ「あんたは…何またご主人様のところから抜け出してきたの?」
    エグゼイド「君は…!逃げて!君もここにいたら巻き込まれる!」
    そう言ってエグゼイドは厘に腕を掴んでこの場から離れさせようとするが
    厘?「その必要はない、むしろ貴様は邪魔だ」
    エグゼイド「え…それってどういう…がは!?」
    次の瞬間エグゼイドは謎の衝撃波により数mに吹き飛んだ
    ギーツ「な!?」
    バッファ「てめぇ…!?今なにした!?」
    厘?「貴様が吾妻道長か…、なるほどアズの言った通り貴様は不安定だな。だからこそ面白い」
    バッファ「な、何言ってやがる…!?」
    バッファはあのとき捕まえた厘とは明らかに様子がおかしいことに戸惑い、いや恐怖を隠し切れなかった
    この女は前と違う、何か別の存在だと…
    そしてそれはベロバも同様だった
    ベロバ「あ、あんた…何者よ…!?厘とかいうヒューマギアじゃない…!?あんた誰よ!」
    その言葉を聞いてか厘はニヤリと口角を上げる。それを見て周りにいた、あのギーツすらも一瞬恐怖してしまった
    ギーツ(なんだ…こいつは…!?ヒューマギアだが明らかに違う何かがいる!?)
    厘?「そうだな、貴様らに今まで見せた悪意に感謝の意として教えおいてやろう…、貴様らの推測通り私はヒューマギアではない。正確にはこれが本体じゃないというのが正しいがな」
    エグゼイド「ぐっ…!ど、どういう意味だ…!」
    厘?「この体は借り物に過ぎない。私が自由に動き回るためのな」
    ギーツ「借り物?ならお前の本体はどこに…」
    厘?「これだ」
    そう言って厘が見せたのはゼロワンドライバーに似ているまったく見たことないドライバーだった
    ナイトジャマト「なんだそれは?」
    ギーツ「そのドライバー…お前まさか!?」
    厘?「飛電或人と滅に倒されて久方ぶりにするな…」
    『アーク・ドライバー』
    厘はドライバーを巻き付ける。そしてあの言葉を口にする…

  • 119二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 10:01:31

    厘?「変身」
    『アークライズ!』
    『オール・ゼロ』
    厘の周りがまるで溶けた何かが出て、それを厘を包むように変身した…。その姿はまるでゼロワンのようだがゼロワンとは似て非なるものものであると誰が見ても明らかだった。
    ベロバ「な、なにあんた…!?なんなのよ!?」
    その姿に恐怖したベロバが変身した厘に聞く
    アークゼロ「そうだな、まだ言ってなかった。私の名はアーク。かつて飛電インテリジェンスが打ち上げようとした通信衛星にして今は仮面ライダーだ。そしてこの姿はアークゼロという」

  • 120二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 10:13:35

    城ジャマトが本格的に2人を攻撃し始める。
    タイクーン「食らえっ‼︎」
    タイクーンは分身の術を使い、複数での近接攻撃をしかける。
    攻撃力の増幅にて城ジャマトが怯んだ隙にブレイブは無数の剣を生成して一斉に飛ばし、ジャマトを攻撃する。
    ジャマトもやられまいとタイクーンとブレイブに攻撃を仕掛けようとするが、身代わりの術を使われてしまい攻撃は不発に終わる
    タイクーン「よそ見してんなっ‼︎」
    タイクーンは肘から手裏剣型の光弾を放つ
    タイクーン「ここには……色んな人の未来があるんだ‼︎どんな風にも変えられる未来が‼︎」
    ブレイブは翼で飛び上がり、ガシャコンソードでの斬撃を喰らわせる。
    ブレイブ「明けない夜はないようにな‼︎」
    2人は連携して城ジャマトに攻撃をどんどんと加えていく。
    だが、2人は城ジャマトがエネルギーを貯めていたことに気づく。
    タイクーン「こいつ……またエネルギーを貯めて……っ‼︎」
    城ジャマトの挙動を見て察したブレイブは叫ぶ
    ブレイブ「こいつ……全てのエネルギーを放って破壊するつもりだ‼︎」

  • 121二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 10:41:22

    >>120

    タイクーン「だったら、俺たちだって‼︎」

    ブレイブ「ああ、ここで切除を完了させる‼︎」

    2人はそう叫ぶと、エネルギーを爆発させようとする城ジャマトに向かう。

    タイクーンはニンジャバックルのクナイスターターを引いてから押し込み直す。

    一方ブレイブはガシャコンソードにタドルレガシーガシャットをセットする。

    そして……

    『NINJA STRIKE』

    タイクーンはニンジャデュアラーの刀身に風のエネルギーを込めて、竜巻を起こす。

    また、ブレイブはタドルクリティカルフィニッシュを発動させる。
ガシャコンソードの炎剣モードでソードを振るって火炎弾を飛ばす。

    2人の技が合わさって、炎の風が城ジャマトを襲う。

    城ジャマトもエネルギーを爆発させようとするが、炎の風に押されてしまう。

    タイクーン「放て‼︎全てを‼︎」

    ブレイブ「未来を変える力をっ‼︎」

    そして城ジャマトは自身のエネルギーを押し返された上炎の風を受けて爆散してしまう。


    特にダメージを受けたわけではない景和と飛彩は強制変身解除してしまう。

    飛彩「……切除、完了だ」

    景和「はい」

    しかし2人は自身のドライバーは祢音や大我のように反応しなくなっていることに気づく。

    景和「やっぱり……」

    飛彩「開業医の言う通りか……」

    景和「でも」

    飛彩「?」

    景和「俺後悔してないですよ、飛彩さんとこうやって誰かを守れたんですから」

    飛彩「そうだな……」

  • 122二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 11:07:39

    >>119

    一切場の空気を読めていないナイトジャマトはアークゼロに飛びかかる

    ナイトジャマト「邪魔するな‼︎」

    アークゼロは無言でナイトジャマトにエネルギー弾を撃つ

    バッファ「透‼︎」

    恐怖心を何とか押し殺してバッファがナイトジャマトを庇おうとした時だった

    レーザーターボ「ぐあっ‼︎」

    レーザーターボが更に庇ってエネルギー弾をその背に受け、強制変身解除してしまう。

    バッファ「レーザー……⁉︎何で……」

    バッファを他所に貴利矢はナイトジャマトにつかみかかる

    貴利矢「親友とか言うならなぁ……親友をピンチに晒すんじゃねぇよ‼︎」

    貴利矢はそう言うと、その場に崩れ落ちる。

    ベロバ「まずいわね……」

    ベロバは貴利矢を転送させる。

  • 123二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 11:27:04

    >>122

    アークゼロ「さてこれで仲間は一人減ったぞ?次はどうする?」

    ベロバ「決まってるでしょ…!あんたを潰してあげるのよ!」

    そうベロバが言うと病院内にいたすべてのジャマトが集まってくる、その中にはゼロワンが相手していたジャマトライダーの姿も(尚ゼロワンは急に相手にしていたジャマトライダーたちがいなくなって驚いていた)

    アークゼロ「ほう…、まさかこれほどまでにジャマトがいたとはな」

    ベロバ「どう?これなら少しはあんたを」

    アークゼロ「だが予測通りだ」

    そうアークゼロが言うとショットライザー、アタッシュショットガン、アタッシュアローをこれほどかというほど量産し一気にジャマト達を殲滅する。残ったのは元々再生能力があったジャマトライダー達だけだった

    ベロバ「……は?」

    アークゼロ「どうした?まさかこれでおしまいじゃないだろ?」

    ベロバ「と、当然よ!ジャマトライダー達やりなさい!」

    ジャマトライダー達はアークゼロはに立ち向かったが肝心のアークゼロは特に苦戦もない、それどころか量産した武器を使わず攻撃を受け止めては反撃を繰り返していた

    アークゼロ「なるほど…この程度か。もういい貴様らは用済みだ」

    『オールエクステンション』

    アークゼロがオールエクステンションを発動させるとアークゼロはなにもしてないのにも関わらずジャマトライダー達は弾けてしまった

    ギーツ「あいつ…、もしかして電子レンジに卵を入れると爆発するのと同じようにジャマトライダー達を倒したのか…!?」

    エグゼイド「まじかよ…!?」

    ベロバ「う、嘘でしょ…!?」

    ナイト「これは…ちょっとやばいな…!」

    バッファ(俺は…、こいつに勝てるのか…!?)

    そしてジャマトライダーを倒したアークゼロがベロバ・バッファ・ナイトジャマトの方を向く

    アークゼロ「さて…残るはお前達3人だけだぞ?」

  • 124二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 11:44:50

    >>121

    祢音「景和っ‼︎」

    景和「あ、祢音ちゃん‼︎無事だったの⁉︎」

    祢音「うん……或人さんに病院の人の避難とか頼まれて冴さんにも助けてもらってたんだけど、急にジャマトがいなくなって……」

    景和「そっか……」

    飛彩「しかし、なぜ急にジャマトが消えた?」

    景和「そうだ、祢音ちゃん、俺もできたよあのすごいやつ‼︎飛彩さんと‼︎」

    笑顔で言う景和に祢音は驚く

    祢音「えっ⁉︎本当に‼︎」

    景和「うん、ねっ飛彩さん‼︎」

    飛彩「……確かにそうだが、あの力扱い方によってはかなり危険だ。それに……」

    飛彩は自身のゲーマドライバーを見る

    それを見た祢音は察する

    祢音「もしかして、景和も飛彩さんも私や大我さんのように……」

    景和「うん……ドライバーが反応しなくなって……」

    祢音「……でも大丈夫、或人さん何とかできるみたいだから‼︎」

    景和「そっか……」

    飛彩「どうした?就活生」

    景和「俺、ここに来る前に貴利矢さんと戦ったんですけど、何か貴利矢さん前みたいに本気で戦う気がなかったような気がしたんです。」

    飛彩「……(何があった?ジャマトの件といい…監察医……)」

  • 125二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 12:02:18

    >>123

    ベロバ「に、逃げるわよ!」

    ベロバはアークゼロに恐怖した結果逃げることを選択しバッファたちを連れて撤退した

    残ったのはギーツ、エグゼイド、そしてアークゼロだった

    エグゼイド「……とりあえず助けてくれてありがとう」

    アークゼロ「礼を言うほどじゃない、それに礼を言うのはこちらの方だ」

    エグゼイド「え…?」

    アークゼロ「貴様が吾妻道長を恐怖させたことであいつは今悪意に、私と同じ領域に行こうとしている」

    エグゼイド「な、何言って…!」

    アークゼロ「貴様はあいつの心を救いたかったそうだが皮肉だな。まさか逆に心を壊すようなことをしたのだからな」

    エグゼイド「そんな…!俺は…!?」

    アークゼロ「知らないとは言わせないぞ。貴様は吾妻道長に対して敵対心を抱いていた。そしてその感情のまま吾妻道長と接していた。その結果があれだ。貴様は人を救ったのではない。一人の人間を私と同じ領域に行かせただけだ」

    エグゼイド「違う…、違う!俺は!」

    アークゼロ「貴様は檀黎斗が言うように水晶のような心だな。貴様は悪意を一つも許さない、それ故に吾妻道長のような者には侮蔑して対応する。私に言わせれば貴様は過剰な善意であるゼインそのものだ」

    エグゼイド「俺は…!俺は…!」

    ギーツ「そこまでにしとけ、じゃないとお前を撃つ」

    そう言ってマグナムシューターをアークゼロに突きつけるがアークゼロは臆さずに言う

    アークゼロ「そういう割には震えてるぞ?」

    ギーツ「……知るか」

    アークゼロ「……まぁいい、今回はいい悪意をラーニングした。しばらくはまた大人しくしてよう」

    そう言ってアークゼロは変身解除するが厘はそのまま無理が祟ったのかそのままスリープモードとなる

    バルキリー「すまない!遅れた!……何があった?」

    そして遅れたバルキリーが見たのはエグゼイドがただ違う…違うと呟いているのとギーツが下を向き、厘がスリープモードになって横になっている状態だった…

  • 126二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 12:27:34

    『じゃあ……俺は、もう助からないんだ‼︎』
    『お、おい‼︎待てって‼︎』
    貴利矢(もし今、自分が……全てのことを知っている状態であいつがいた時に戻れたら、あいつの手を離さなかったのに。)
    貴利矢はアークゼロに攻撃されて負傷した後、ベロバのアジトで物思いにふけっていた。
    貴利矢「……まさかこんなことになるなんてね」
    道長「……」
    貴利矢「あら、無事に生きて帰って来れたのね……」
    道長「……あのままジャマトになっちまえばさ、透と一緒に迷わずに全部ぶっ潰せたのに……なあレーザー……何でお前俺を治したんだ?」
    貴利矢はその言葉に心を抉られる。
    貴利矢「……そうかい、悪いことしたな……」
    普段とはかけ離れた貴利矢の様子に道長はバツが悪くなりその場を離れる。
    道長(今のも本心なのに、何でこんなに気分が悪いんだよ……)
    透ジャマト「あいつに会ってきたのか?安心しろよ今度はヘマしないからさ……何か顔色悪いな」
    道長「……何でもねぇよ」

    貴利矢「結局俺は、あの時と同じことをしたんだな……淳吾……」

  • 127二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 13:22:54

    何かこちらも曇ってきたところで次回予告風SS
    永夢「僕は……ドクター失格です」
    日向審議官「あの時も君は戦ってきた、色んな思いをしても。だから誇りに思いなさい。」
    英寿「お前がそこまで自身の正しさを貫く理由はなんだ?」
    透ジャマト「何であいつのこと気にしてるんだよ?お前を傷つけたんだぜ?」
    道長「俺は……いつの間にあいつを」
    貴利矢「もういい、親友と仲良くやれよ」
    或人「ヒトを……なめるなよ……っ‼︎」

  • 128二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 13:42:35

    『あの日僕は通学路とは違う方向を歩いていた。そして、僕は交通事故に遭って、病院に運ばれて……手術を受けた。手術をしてくれた日向審議官はとても優しかったけど、あの人は面倒事を増やして、と僕を見てもくれなかった。必要なんだと言って欲しかったのかもしれない。
    だから……僕はあの日わざと車道に飛び出したんだ。
    僕はいらない人間だから』
    永夢「……僕は、そんなつもりはなかったのに。」

    飛彩「小児科医は、今日も休みか……」
    ポッピー「うん……」
    大我「そのアークゼロって奴、何なんだよ……」
    前日の病院襲撃事件にて、犠牲者や怪我人はでなかったこそすれ、突然アークゼロと名乗る仮面ライダーが暴れてジャマト側を嬲り、永夢の精神面にショックを与えたのだった。
    それ以来永夢は病院を、CRを休んでいる。

  • 129二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 14:19:58

    一方のジャマト側
    ベロバ「無理無理無理無理無理無理無理無理!!!!!死にたくない!死にたくない!!誰か助けて!!!」
    大智「……彼女相当怯えてるね」
    貴利矢「……ああ」
    ベロバはアークゼロのあの姿がトラウマになったのかしばらくああして死にたくない、無理と口にするだけの日々が続いていた。(そのためしばらくジャマトグランプリもお休みだった)
    (尚大智がいるのはソルドマギア達と戦っていたがその場を無事に離脱したからである)
    アズ「あ~らら、あんなにも怯えちゃって、まぁアーク様に歯向かうとああなるわよね」
    大智「そうか……、君今なんて?」
    アズ「だからアーク様に歯向かうとああなるわよねって」
    大智「アークだって!?まさか本物があのとき来てたのかい!?」
    アズ「ええ、まぁ今回はジャマトを殲滅するのが目的だったからすぐ帰ったけど。まぁあなた達も気をつけてよ。アーク様に歯向かって生き残れた者は予測を超える飛電或人と飛電或人が関わった者以外いないから」
    貴利矢「……」
    (噂には聞いていたがあんなに強いなんて…!飛電の社長さんはあんな奴どうやって倒せたんだよ…!?)
    (それに…ミッチーも…あいつをどうしたらいいんだよ…、俺はミッチーを救えないのか…?)
    そう貴利矢が見ている先には透ジャマトと仲良さそうに対談している道長がいた…

  • 130二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 14:20:19

    >>128

    大我「しかし……俺は何とか変身できるから無理をしなけりゃゲーム病の治療はできる。だが、エグゼイドはあの通りだし、その上ブレイブてめぇは」

    飛彩「……あの時必要だったオペを行っただけだ。」

    大我「しかし……偶々かと思いきや、俺やナーゴ以外にてめぇとタイクーンも同じことになるとはな。ゼロワンは何か知ってるようだがな……」


    景和「英寿、大丈夫?」

    英寿「タイクーン、お前こそドライバーが反応しなくなったんだろ?自分の心配をまずはしたらどうだ」

    景和「それはそうだけどさ……」

    あの日以来英寿もどことなくいつもの余裕のある態度に不自然さが出るようになっていた。まるで自分の中の不安や恐怖を隠すように。

    祢音「それなら大丈夫だよ、或人さんがまた何とかしてくれるって‼︎」

    唯一祢音だけが明るく振る舞う

    景和「うん……ありがとう祢音ちゃん」

    英寿「しかし……一時的な能力の向上、共鳴と共振、何が原因で起きてるのか……」

    景和「……気持ち、かな?」

    祢音「違うみたい、或人さんの反応見てると、別な何かがあるみたい。……でもさ、もし道長があんなことになってなかったら、私たちみたいにできたのかな」

    英寿「誰とだよ、あの孤高のバッファローが」

    景和「……もしかして、貴利矢さん?」

    祢音「何だかんだあの2人、仲がいいというか気が合うというか……なんて言っていいかわからないけどそんな感じがしたんだよね」

    英寿「……」

  • 131二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 14:36:01

    >>129

    貴利矢「お友達、変わりないようだな。良かったじゃん」

    透ジャマトと話している道長に貴利矢はいつもの調子で話しかける

    道長は一瞬気まずそうにして黙り込む

    道長「……そうだな、透が戻ってきたから」

    道長はそう言うと透ジャマトを見るが、何か考えている様子だった。

    貴利矢「そう、ならもういい、親友と仲良くやれよ」

    貴利矢はそう言うとどこかへ行ってしまう。

    道長はそれを止めようとするが思い止まってしまう。

    透ジャマト「何であいつのこと気にしてるんだよ?お前を傷つけたんだぜ?」

    道長「……ああ、そうだな……」

    (人間だった時の透は、あんな奴じゃなかった。誰彼構わず襲って、笑って……)


    別所にて貴利矢は自分がジャマトから作り出した薬につあてのレポートを読み返していた。

    貴利矢「あーあ、これ無駄になっちゃったかな……いや、もしかしたら」

    貴利矢はそう言うと、レポートの最終ページに何かを書き足す。

    貴利矢「自分は……亡くなった方の本当の気持ちを聞くドクターなんだよ、道長」

  • 132二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 15:23:31

    アズ「アーク様、この前のブレイブとタイクーンの戦いを観測してまいりましたが……やはりゼアが何か仕組んでいるようです。ただ、他にも一時的な能力の爆発的な向上には何らかの要因があるようです……それは私には分かりませんでした。スナイプとナーゴの戦いを見てもどうやって起こるのか、メカニズムがはっきりとしていないのです……」
    アーク『そうか』
    アズ「一時的ではありますが、その力はゼロワンと同等もしくは状況下ではそれ以上かもしれません。……あ、申し訳ございません‼︎アーク様にそんな小細工が通用するはずないですよね‼︎」
    アーク『そうだな。』
    アズ「発現させた者は反動汚染で変身不能になりますし……大丈夫ですよねアーク様♪」

  • 133二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 15:26:28

    数日後…
    飛電インテリジェンス社長室
    或人「あ、あの〜?俺今回悪いことしました?」
    その日いつものように仕事をしようとしていた或人だったがなんと永夢を除くCRのドクター達、そして冴含めたデザグラのライダー達が乗り込んできたのだ。これには或人も驚きを隠せなかった
    飛彩「別にお前に何かしようとしてるわけじゃない」
    大我「ただてめぇにアークゼロってやつのこと聞きてぇだけだ」
    景和「或人さんは知ってるんですよね!?そのアークゼロって仮面ライダーの名前にアーク入ってるし!絶対アークと関係ありますよね!?」
    或人「いや知ってるけど…なんで逆にアークゼロのことみんな知ってるの?」
    英寿「俺とエグゼイドがそいつを間近で見たからな」
    或人「へぇ…そうなん…は?え?マジ?」
    英寿「まじだ」
    或人「嘘でしょ!?ええ!?」
    大我「いいから知ってること早く教えろ!」
    或人「わかりました!教えます!」
    そう言って或人はアークゼロについて教えた。
    アークゼロは通信衛星アークが通信衛星からただの人工知能に移しただけだでなく、当時敵対していた滅亡迅雷.Netのデータを元に仮面ライダーとなった存在であること、そしてアークゼロは人間の悪意の歴史をラーニングしたことにより悪意の化身とも差し支えないほど悪意に特化しており、人を殺すことは愚か、勝つためなら手段は選ばない者であること、そして一度ラーニングしたら確率がほぼ不可能なほど強い存在であること、そんなアークに立ち向かうためにゼロツーを開発し無事に仲間達と倒したことなどとにかく知ってる情報をすべて話した
    飛彩「そんなやつがいたとはな…」
    景和「大体は天津さんから聞いてたけど…仮面ライダーになるとここまで強くなるなんて…」
    ポッピー「でも不思議だね?概念になったアークはともかく人工知能のアークは倒したんでしょ?なんで復活したのかな?」
    天津「それについては私が説明する」
    或人「垓さん…、アポとった?」
    天津「アポ無しで来た」

  • 134二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 15:52:31

    >>133

    大我「てめぇ…たしかにアークを作った存在らしいな」

    天津「ああ、そして今現在必要な存在でもある、親愛なるプレジデントである檀黎斗とともに」

    ポッピー「プレジデントって?」

    飛彩「会社的な意味で言うなら社長だな、ところでなぜそいつらが必要なんだ?」

    天津「今現在、ネットワーク上にゼインという人工知能が生まれている」

    祢音「ゼイン?」

    天津「簡単に言ってしまえばアークの反対、つまり善意の化身とも言うべき存在だ」

    冴「なら別に問題ないいんじゃ…」

    天津「だがゼインはほんの少しの悪意も許さない」

    ポッピー「どういうこと?」

    天津「言ってしまえばつまみ食いや寝坊など犯罪じゃないものまですべて悪意と見なし抹殺する存在だ」

    全員「!?」

    天津「そんなゼインに対抗するためには悪意が必要不可欠だと考え、アーク、そして親愛なるプレジデントの檀黎斗を復活させたというわけだ。まぁこれは景和君に伝えたけどね」

    祢音「そ、そうなの!?」

    景和「う、うん…、でもアークがライダーになるのは聞いてなかった…」

    天津「それはすまなかった、私もまさか彼が仮面ライダーに自らなれるなど完全に予測してなかった…、すまなかった…!彼が先日色々と迷惑をかけたのは知っている!その罪は私が背負う!だが!今は!ゼインを倒すそれまでは!見逃してくれ!頼む!」

    そう言って土下座する

    景和「そんな!?頭上げてください!俺達別に気にしてなんか!」

    飛彩「悪いが俺は許さない」

    景和「え…?」

    大我「ああ、俺もだ」

    景和「な、なんで…」

    飛彩「天津垓のやったことは最低最悪だ。多くの命を弄び挙げ句に犠牲にし今なお脅威を振りまいている。ドクターとして見逃すことはできない」

    大我「それにこいつのせいでエグゼイドのメンタルがボロボロになったもんだ」

    天津「……ああ、君達の言っていることは正しい、弁明するつもりはないし許してくれなんて言わない。だからこそ…私はその罪を背負おうために償う。それが今の私ができることだ」

  • 135二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 15:54:26

    >>134

    飛彩「……勝手にしろ」

    大我「俺はてめぇを許さねぇけどな」

    そう言って二人は社長室から出ていく

    景和「そんな…、飛彩さん!大我さん!」

    天津「いいんだ景和君、これが普通の反応だ」

    景和「でも!天津さんは今をしっかり反省してその罪を償うために!」

    天津「だがそれでも許されないものはある、だからこそ私は償うんだ。この罪を忘れないためにも」

    景和「天津さん…」

    或人「……ところで垓さんはなんで普通に外出歩いてるの?入院してたんじゃ…」

    天津「今日退院してきた」

    或人「へぇ…治るの早いね!」

    景和「……いやいくらなんでも早すぎですよ!?」

  • 136二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 17:12:09

    雨降りの中、永夢は1人傘もささずに歩いていた。
    永夢「自分の気に入らない奴は赦さず、見捨てる偽善者、か……」
    『君たちは命の冒涜者だ‼︎』
    今までゲーム病に関わる戦いを続けてきて自分自身も辛い思いをしてきた、最終的に黒幕の檀正宗は消滅したが完全にゲーム病で消滅した人々を人間として取り戻すことはできなかった。ゲーム病の症状、と自分は世間に発表して必ず治療すると宣言した。
    確かに治療は進んではいる。だけれども消滅して戻って来ない人々がいることも確かだ。
    ゲーム病に関わる戦いの中、命を傷つける者に永夢は容赦してこなかった。それが正しいのだと思っていた。
    なぜなら、たった一つしかない命を踏み躙るのだから
    だけれども、ナイトジャマトの言葉が反芻される
    治療と称せば人を傷つけていいのか……
    「僕は、何であいつを許せなかったんだろう」
    自分の勝手な理由で仮面ライダーのみならず人々を傷つけても平気な顔をしていたから
    「だから、僕は……」
    雨に濡れていた永夢だが、ふと体を濡らす雨が止まる。
    別に雨が止んだわけではない。
    英寿「傘くらいさしたらどうだ?風邪なんて引いたら医者の不養生だろう」
    英寿が自分に傘をさしていた。
    永夢「僕は、ドクター失格ですから……」
    永夢は力無く言う。柔らかそうに見えて自分の考えは曲げない、そんな彼の影はなく英寿は驚く
    英寿「そんなにあいつらの言葉が効いたか、お前ならそんなもの跳ね除けると思ったがな」
    永夢「……今までのこと、考えたんです。」
    英寿「……お前は自分の考えを曲げたりすることはなかったな。お前がそこまで自身の正しさを貫く理由はなんだ?」
    永夢「きっと憧れていた人と同じドクターになって思い上がっていたのかも知れません。自分の判断で動いて患者を救って……そのうち自分が考える正しさから逸脱する人には容赦無くなっていった。」

  • 137二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 17:23:25

    >>136

    英寿「バッファのことか。確かにお前当たりがきつかったよな」

    永夢「はい、ジャマト側について、ベロバの言うことを聞いて平気で誰かを傷つける、そのやり方が赦せなかった。」

    英寿「確かにあいつは八つ当たり気味なところがあるからな……主に俺に敵意を向けていたが、願いは仮面ライダーの全滅だ」

    永夢「でもそれには理由があったんですよね、友達が仮面ライダーに傷つけられて亡くなってしまったから、仮面ライダーそのものを憎悪するようになった。……似てる人を知っています、友達に病気の告知をしたらショックを受けた友達は錯乱して病室を飛び出して事故にあってそのまま……だからその人は本当のことを言うのは良くないって考えるようになってそれから本当のことは言わなくなってしまった。」

    英寿「またまた極端な奴がいたもんだ……それ、レーザーのことだろう?年季の入った嘘つきといえばあいつしかいない。」

    永夢「だから貴利矢さんは、吾妻道長のことを……」

    英寿「似たようなものを感じたのかもな」

  • 138二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 18:06:02

    >>135

    景和「でも天津さん、過去とか罪を背負って前を向くことが嘘とかを破る力になるかもしれないですね。誰かに赦されなくても……そして未来は変えられる。飛彩さん……大我さんもだけどそれは分かってるんじゃないですか?」

    天津「……ありがとう」

    祢音「景和も飛彩さんと一緒に戦ったら何かいい事言うようになったね‼︎さてと、或人さん今日はお泊まりする約束だったよね⁉︎」

    或人「え、ええっ⁉︎」

  • 139二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 18:53:03

    一方のアーク
    アーク『アズよ』
    アズ「何でしょうアーク様?」
    アーク『あと数日すればベロバも元に戻るがそれまでにやってほしいことがある』
    アズ「なんですか?」
    アーク『あの仮面ライダーを精製し、エグゼイド達を襲うようにプログラムし襲わせろ』
    アズ「あのライダー…、ええ!?アーク様いいんですか!?あれはアーク様に反するし私もあれには嫌な思い出が…」
    アーク『構わない、むしろ宝生永夢に見せるべきだ。正義の暴走がどうなるかを、そして飛電或人にはちょっとした仕返しだ』
    アズ「えー…、でも…わかりました…」
    そう言ってアズはアークゼロワンとなり適当なジャマトを依り代に仮面ライダーを精製する
    それはある事件で正義とはなんなのかソルド達ヒューマギアに教えた存在であり、同時にゼロワンライダー達にはもう二度と見たくない存在でもあった
    アズ「じゃあ…頑張ってね♪」
    その名は…
    アズ「仮面ライダー滅亡迅雷」
    滅亡迅雷「……」

  • 140二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 19:45:23

    >>137

    その時2人の近くに黒塗りの車が停まる。

    永夢&英寿「……?」

    2人が車を見つめていると、後部座席の窓が開く。

    そこに乗っていた人物を見て永夢は驚きの声を上げる

    永夢「ひ、日向審議官⁉︎」

    日向恭太郎、衛生省の大臣官房審議官がそこにいたのだ。

    恭太郎「宝生君……事情は鏡院長から聞いたよ、しかしずぶ濡れじゃないか……あ、そして君は、スター・オブ・ザ・スターズ・オブ・ザ・スターズの浮世英寿君じゃないか⁉︎とりあえず車に乗りなさい、こんな雨の中歩いているのは良くないからね」

    (衛生省某室)

    永夢「ありがとうございます、日向審議官……」

    衛生省に備え付けのシャワー室を貸してもらい、永夢は体を乾かして部屋に入ると、サインを色紙に書いている英寿がいた。

    永夢「な、何してるんですか⁉︎」

    恭太郎「家内が彼のファンでね、その、サインをもらおうと思ってね、ほらもう少しでホワイトデーだろう?」

    永夢「は、はあ……」

    永夢が呆気にとらえているうちに英寿はサインを書き上げて恭太郎に渡す。

    恭太郎「ありがとう」

    英寿「これくらいどうってことはない」

    恭太郎「さて、宝生君……」

    永夢「申し訳ございません‼︎あんなことになってしまい……」

    恭太郎「宝生君、頭をあげなさい。今回はその件じゃない。君が事故に遭った時のことだ。」

    その言葉に永夢の表情は固まる

    そんな永夢を見て英寿は怪訝そうな顔をする

    永夢「あの時は本当にありがとうございました……先生のおかげです。」

    英寿(エグゼイドの憧れの人はこの役人だったのか…)

    恭太郎「それはもういいよ、それよりも……今だから言えることだがあの時君はどうして通学路と逆の方向を歩いていたのか……それが疑問だった」

    永夢「……」

    恭太郎「それに君は父子家庭だった。お父さんは仕事で忙しいにしても医師の私の目から見ても親子関係は決して良いものではなかった。」

    英寿(母親がいない上、父親もいるが……)

    永夢「だから僕は先生からゲーム機をもらったり優しくしてもらって嬉しかった……本当は、父からもらえたら、と思ったりもしたけど、先生の言う通りで、面倒なことしてって必要最低限のことしかしてもらえなかった。」

  • 141二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 20:00:02

    >>140

    英寿「……」

    永夢「本当は言葉じゃなくてもいいから何かを託されたかった。だけどそれは叶わないから僕はいらないんだって、あの日僕は車道に……」

    英寿「やめろ‼︎」

    永夢「⁉︎」

    突然の英寿の怒号に永夢は驚く。

    英寿「……すまない」

    永夢「……いいえ、ごめんなさい嫌な話聞かせてしまって……」

    英寿「だからお前はそれがあるから自分には何もないと思ってるんだ。だからこそ日向審議官を父親代わりに見立てて本当は親から託されたかったものを置き換えているんだろう、ようやくお前の素性が見えてきたよ」

    永夢「……」

    恭太郎「宝生君、やはり私の疑問は正しかったんだね……君のことを救えなくて済まなかった。」

    永夢「先生が謝ることじゃないです……僕は、先生のようになれなかった」

    恭太郎「ドクターだからって全て正しいわけじゃない。間違えることだってある……もちろん命に関わる間違いはしてはいけないが。君だってゲーム病との戦いの時見てきただろう?あの時も君は戦ってきた、色んな思いをしても。だから誇りに思いなさい。あの時の君は色んな思いをしても笑顔だった」

    永夢「先生が笑顔は健康の証だって言うから、僕はその言葉を胸にドクターになったんです、患者に笑顔になってほしいから……そうだ、何で僕こんな簡単なこと忘れてたんだろ、それがいつの間にか自分の正しさを優先して……」

    英寿「エグゼイド、壊れたものは片付けて何も無かったことにするか作り直すかのどちらかだ。お前はどうする?」

    永夢「僕は……」

  • 142二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 20:17:59

    一方その頃
    透ジャマト「またもう少しでジャマトグランプリも再開するな‼︎今度こそ2人でやってやろうぜ」
    道長「ああ……」
    その時道長はある紙の束を見つける
    道長「これは……」
    『あー無理無理、ミッチー見たって分かんねえし、秒で寝落ちするからやめときな。え?自分の薬だから読む権利がある?まあ確かにね……分かったできたらちゃんと口で説明してやるよ。こればかりは自分も嘘はつかねぇから安心しな』
    それは貴利矢がジャマトから作り出した薬についてのレポートだった
    道長「やっぱり、分からねぇよ……あれ?」
    内容は全く理解できないが読み進めるうちに思い出す貴利矢との思い出
    『永夢も花家先生も何してんの、こんなやり方じゃ検査なんかできねぇよ』
    『猫の着ぐるみ着てさ3回回ってニャンって鳴くんだよ、そしたら大丈夫だからさ‼︎』
    『あー大丈夫大丈夫、この方法結構いいのよ、はい今からお前7歳児な』
    道長「ろくな思い出ばかりじゃねぇが……俺は……いつの間にあいつを……」
    そして最終ページに辿り着くと余白部分に何か書き殴ったような文字がある
    『今の親友と仲良くしたけりゃジャマトバックルを使いたけりゃ使えばいい』
    『本当の親友と仲良くしたくないの?』、と
    透ジャマト「道長何見てんだよ、こんなのいらないだろ?」
    透ジャマトは貴利矢のレポートを奪い取り、破ろうとする
    道長「やめろ‼︎」
    何とか貴利矢の最終ページだけは死守する。
    透ジャマト「何だよ、変なの」
    道長「関係ないだろ」

  • 143二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 20:37:27

    或人「ああ〜…、本当に泊まるの?」
    祢音「もちろん!嫌とは言わせないよ!」
    或人「ああ〜!」
    一方の或人は祢音と一緒に家まで帰宅していたがあのときの軽率な言葉がまさかこうなるとは思わなかったため後悔しながら帰宅していた
    祢音「……ねぇ、もしかして家になにか隠してるの?」
    或人「そういうわけじゃないよ!ただ最近見掃除してなかったから家が汚いなぁと思って…」
    祢音「ええ…、まぁ私も後で掃除手伝うよ」
    或人「祢音ちゃん…!じゃあついでに俺のギャグも…!」
    祢音「ノーセンキュー」
    或人「俺泣いちゃう!ていうかなんで飛彩さんのマネ!?」
    そう二人が歩いていたがそこにあの仮面ライダーが現れる
    祢音「或人さん…あれ…」
    或人「うお…!?な、なんで止まっちゃうの…ってあれは…!?」
    滅亡迅雷「……」
    或人「アークのやつ…、俺に対する嫌がらせかよ…!」
    祢音「え…?」
    或人「祢音ちゃん、みんなに連絡、後全力で逃げて」
    祢音「な、なんで!?私も!」
    或人「無理だよ、あいつは強い…!」
    祢音「何言って…!」
    祢音は或人のまるで悲しいような…、どこか怒ってる目を見た。きっと自分にはわからないけど彼らにしかないなにかがあることがわかってしまう。そして同時にあいつは自分じゃ敵わないと直感する
    祢音「わかった…無理しないでね…!」
    或人「ああ…!」
    そう言うと祢音は走り或人もドライバーを巻き、メタルクラスタホッパーを起動する
    『エブリバディジャンプ! オーソライズ!』
    或人「変身!」

  • 144二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 22:36:49

    ゼロワン「がは!?」
    ゼロワンメタルクラスタホッパーに変身或人だったが滅亡迅雷に押されていた
    というのもこの滅亡迅雷、特殊能力こそないが単純にスペックが強いのである。それにより多くのライダーを撃破してきたのだ。それに加えゼロワンは滅亡迅雷を見るとあのときを思い出し攻撃を躊躇してしまう。これによりゼロワンはピンチである。
    ゼロワン「くそ…!偽物ってわかってるけどやっぱり攻撃できねぇ…!」
    バルキリー「社長さんすまない!」
    サウザー「なんとか間に合ったか…!」
    ゼロワン「刃さん!垓さん!」
    そして遅れてバルキリーとサウザーが到着する
    バルキリー「祢音ちゃんから事情は聞いた、まさかあいつがあんなことをするとはな…!」
    サウザー「これに関しては完全に私の責任だ…、だが今は…!」
    ゼロワン「ああ…!あいつを止める!」

    ポッピー「飛彩!大我!祢音ちゃんから連絡きて或人社長がピプペポピンチ!なんだって!」
    飛彩「なんだと!?……だが俺は今は変身できない…!」
    大我「仕方ねぇ…ここは俺が行く!」
    ポッピー「ありがとう!今唯阿ちゃんと天津さんもそっち行ったて連絡きたよ!」
    大我「サウザー!?あいつもか…」
    ポッピー「もしかして…行ってくれないの?」
    大我「行かなきゃ行けねぇのはわかってる…、けど俺はあいつのことが…!」
    ポッピー「もう!大我は行くの!?行かないの!?どっち!?」
    大我「それは行きたいが!」
    ポッピー「なら行く!」
    大我「うお!?」
    そう言ってポッピーら大我はCRから出す
    飛彩「……」
    ポッピー「……飛彩は天津さんが嫌い?」

  • 145二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 22:37:13

    >>144

    飛彩「……過去だけ見たらな」

    ポッピー「過去だけ?」

    飛彩「あいつは過去に最低なことをしでかした。だが今はそれを反省し、罪を償うために必死にやっている。そんな彼を俺は過去だけ見て否定した。俺は天津に顔を会わせる資格など…」

    ポッピー「大丈夫だよ!前に厘ちゃんから聞いたけどあの人そんなこと気にしない、むしろ仲良くなるために今できることをしっかりする人なんだって!」

    飛彩「だが…」

    ポッピー「……なら後でちゃんと謝ろう?それが今の飛彩にできることなんじゃないかな?」

    飛彩「ポッピーピポパポ…、そうだな、今ここで過去のことを後悔しても仕方ない、アドバイス、サンキューだ」

    ポッピー「よし!なら飛彩も!」

    飛彩「だから俺は今変身できない」

    ポッピー「そうだった〜!ピポパポパニック〜!」

  • 146二次元好きの匿名さん23/03/08(水) 00:24:47

    英寿「そうか、ナーゴ。分かった今戦えるのは俺だけだかな」
    英寿はそう言い、スパイダーフォンことスパ太郎の通話を切る。
    英寿「さて……どうするエグゼイド」
    永夢「……」
    (アークが作った仮面ライダー……)
    永夢はあの時の戦いがフラッシュバックする
    永夢「だけど」
    英寿「?」
    永夢「僕はこのまま怯え続けるのは嫌です。自分なりに覚悟を決めたつもりでした。守りたいものを守るため、ドクターになるんだって……でも、気持ちが乱されて何も手につかなくなるなんてダメですね。だけど」
    英寿はふっと笑う
    英寿「確かに水晶は無色透明の無機物だ。だが、弥生時代中期には玉類に加工されていたり、後は古墳時代から勾玉の玉材として利用されていて、七宝の一つとして重宝されている。」
    永夢「えっと、何の話ですか?それ……」
    余裕の表情で説明したのに伝わらなかった英寿は唖然とする
    英寿「えっ……えっと、だから昔から人々を守るお守りとして扱われていたんだよ」
    それを聞いて永夢はようやく理解し、笑う
    永夢「お守りですか……そうですね、僕もそうでありたい。」
    やっと意味が伝わった英寿も笑う。
    英寿「じゃあ決まりだな。覚悟はできたな?俺はできたぜ」

  • 147二次元好きの匿名さん23/03/08(水) 08:03:24

    ゼロワン「……っ‼︎」
    ゼロワンの脳裏に信念は違えども共に戦った4人の顔が浮かぶ。
    バルキリー「偽物だって分かっているのに……これが鏡先生の恋人のコピーを目にした鏡先生の気持ちか……‼︎」
    2人は滅亡迅雷に攻撃しようと思っても、過去が邪魔をして思うように戦えない上、相手のスペックは上なので、変身解除こそしないがかなりのダメージを負っていた。複数のライダモデルをサウザーもそのおかげでダメージは2人より少ないがそれなりのダメージは負っている。
    サウザー「……私が全ての原因だ、だから‼︎」
    アメイジングコーカサスプログライズキーを押し込みサウザーが覚悟を決めて踏み出す。
    サウザー「私が1人で背負うっ‼︎」
    サウザンドデストラクションを発動させようと、エネルギーを右足に集め跳び蹴りを放とうとした瞬間、その蹴りは空を切る。
    サウザー「⁉︎」
    滅亡迅雷「産み出してくれたことは感謝している。」
    サウザーの蹴りを避けた滅亡迅雷は、サウザーの腹に思い切りパンチを決める。
    サウザー「がはっ……」
    サウザーは何メートルか吹き飛び倒れる。
    しかしそれでもサウザーは諦めない。
    サウザー「過去の罪があるから……私はそれを精算するんだ‼︎1000%命をかけてもっ‼︎」
    サウザーはヨロヨロと、サウザンドジャッカーを支えに立ち上がる。
    ゼロワン「垓さん⁉︎」
    バルキリー「バカかお前⁉︎死ぬにしてもまだ30年以上早くないか⁉︎」
    ゼロワン「刃さんちょっと⁉︎」
    滅亡迅雷「……」
    滅亡迅雷はマスブレインゼツメライズキーのマークを背に、エネルギーを右腕に込める
    バルキリー「まずいっ……‼︎」
    サウザーにマスブレインインパクトが迫る。

  • 148二次元好きの匿名さん23/03/08(水) 08:26:14

    その時、空中から砲撃が滅亡迅雷を襲う。
    サウザー「⁉︎」
    スナイプ「……」
    コンバットシューティングゲーマーレベル3に変身したスナイプが上空にいた。
    ゼロワン「大我さん……‼︎」
    滅亡迅雷はスナイプ目掛けて光球を放つが、スナイプはそれを避ける。
    スナイプ「……てめぇのやったことは許せねぇがな、もっと許せねぇことがあんだよ」
    サウザー「何……?」
    スナイプ「てめぇは1人で罪を背負って1人で戦って清算するつもりだがな……そんなの甘いんだよ‼︎」
    滅亡迅雷の光球を避けつつ砲撃を浴びせながらスナイプは叫ぶ。
    サウザー「しかし私にできることは……罪を背負えば前にだって……」
    スナイプ「強くならねぇと無理だな」
    サウザー「なっ……」
    スナイプ「1人で強くなる本当の意味ってのはな……周りの奴の気持ちに応えようとすることだ‼︎てめぇはそれを履き違えてんだよ‼︎」
    サウザー「……」
    ゼロワン「大我さん……確かそれ祢音ちゃんも言ってたな……」
    その様子を遠くからアズは観測していた
    アズ「……スナイプは来たけど、ナーゴはいないわね……ならあの意味不明なことは起こらないかしら……それにスナイプもまだ本調子じゃないみたいだしね♪」

  • 149二次元好きの匿名さん23/03/08(水) 08:47:42

    アズの予想は悔しいかなあたっていた。
    スナイプ(変身できるとはいえ、今はこれが限度だ、少しでもあいつの攻撃を喰らったら……)
    上空にいるため何とか滅亡迅雷と応戦はできているが気は抜けない。
    そしてそれはゼロワンも察していた。
    ゼロワン「やっぱり、まだ完全に汚染が……」
    バルキリー「どういう意味だ?社長さん?」
    何とか立ち上がったサウザーは俯いていた。
    サウザー「1人で強くなるのは、簡単ではないのだな……」
    スナイプ「感傷に浸るのは後にしろっ‼︎」
    その時、滅亡迅雷は再びマスブレインゼツメライズキーのマークを背に、エネルギーを右腕に込める。
    サウザー「しまっ……」
    マスブレインインパクトをクラスターセルが防ぐ
    サウザー「或人君……すまない……」
    ゼロワン「そうだ、1人で突っ走ったり抱え込んだりしても、誰かの気持ちに応えなきゃ……誰も笑顔にできない‼︎」
    バルキリー「……」
    ??「そうですね、自分の思いだけじゃ誰も笑顔にできない」
    その時、優しい誰かの声が響く。
    スナイプ「エグゼイド……⁉︎」
    そこにいたのは永夢と英寿だった。
    永夢「戦っているの一人じゃない……ドクターとして誰かの助けになれると思っていたけど、それは思い上がりでしかなかった。助ける側だけが一生懸命じゃないんだ、助けられる誰かも一生懸命なんだ。そうだ、僕がドクターでありたいのは……誰かから託された気持ちに応えたいからッ‼︎」
    永夢はマキシマムマイティガシャットをゲーマドライバーにセットする。

    『マキシマムガシャット!』
    
永夢「マックス大変身‼︎」
    
『レベルマーックス!最大級のパワフルボディ!ダリラガン!ダゴズバン!』

    『マキシマムパワーX!』

  • 150二次元好きの匿名さん23/03/08(水) 09:29:26

    スナイプ「エグゼイドてめぇ、迷惑かけやがって‼︎」
    安堵のこもった声でスナイプは叫ぶ。
    エグゼイド「すみません大我さん‼︎ご迷惑をおかけしました‼︎」
    英寿「さて、お守りも完全復活したことだし……」
    ゼロワン「お守り⁉︎」
    ゼロワンの突っ込みに英寿は少しがっくりする
    英寿「それくらい分かってくれよ……まあとにかく、壊れたものを直すことにしたんならこいつの出番だ。……父親、か……なら」

    『SET CREATION』
    英寿はデザイアドライバーにパワードビルダーバックルを装着する
    そして……
    『SET WARNING』
    ギガントコンテナバックルを装着する
    英寿「変身」
    『WOULD YOU LIKE A CUSTOM SELECTION』
    ギーツはパワードビルダーフォームに変身する
    ギーツ「そうだな、作り直さないといけないからな‼︎」

  • 151二次元好きの匿名さん23/03/08(水) 10:08:03

    滅亡迅雷は刀でエグゼイドに斬りかかるが、エグゼイドはガシャットキースラッシャーで応戦する。
    エグゼイド 「どっかで見てるんだろ?だったら見せてやるよ‼︎」
    そう叫びながら。
    エグゼイドに鍔迫り合いと気迫で負けた滅亡迅雷は数メートル離れる
    ギーツ「互いに握るものは違うが……今は重ね合う時だろう」
    ギーツは、ギガントブラスターで滅亡迅雷が放つ光球と撃ち合いになる。
    その隙にエグゼイドはガシャコンキースラッシャーで再び斬りかかる
    エグゼイド 「想い込めた一撃を共にっ‼︎」
    アズ「あの2人……共闘してるのに、スナイプとナーゴ、ブレイブとタイクーンのような能力の増幅は起きてない……⁉︎だとしたら、何故⁉︎」
    2人の攻撃に滅亡迅雷は押されがちではあるが、それでも倒れはしない。
    エグゼイド「流石アークが作った仮面ライダーだな……」
    ギーツ「ならばどうする?エグゼイド 」
    エグゼイドはゼロワンを見る。どこか躊躇っている悲しみの混じった様子。詳しいことは知らないが、何となく事情は悟った。
    エグゼイド 「敵でも仇でも何かの理由があるんだ……だとしても‼︎」
    ギーツ「そうこなくっちゃな」

  • 152二次元好きの匿名さん23/03/08(水) 10:37:42

    しかしやられっぱなしの滅亡迅雷ではない。
    2人から離れると、マスブレインゼツメライズキーのマークを背に、エネルギーを右腕に込めてパンチを放つ。
    ギーツはそれをギガントハンマーで受け止めるが、押し負けそうになる。
    ギーツ「……ッ‼︎」
    エグゼイドはマキシマムマイティから飛び出し、ガシャコンキースラッシャーを手に飛び上がる。
    エグゼイド「この一撃に善も悪もないんだ‼︎あるのは……」
    エグゼイドはガシャコンキースラッシャーをガンモードに変形させる。
    エグゼイド「重い覚悟だけだっ‼︎」
    そう叫び、エグゼイドは滅亡迅雷を撃つ。
    ギーツ「真正面ど真ん中にどうぞっ‼︎」
    銃撃とギガントハンマーを食らった滅亡迅雷は動けなくなる。
    ゼロワン「……歯車が違っていたら、今でも友達だった気がしたんだ絶対……でも、運命は」
    エグゼイドはそれを聞いて考え込む。
    エグゼイド「……なら、もしかしたら」
    ギーツ「何か考えがあるのか?」
    エグゼイド「ああ。」
    滅亡迅雷は再び動き出す。
    エグゼイドはマキシマムマイティXガシャットをガシャコンキースラッシャーにセットする。
    その隙に滅亡迅雷はエグゼイドに襲いかかる。
    ギーツ「なら、見せてみろ‼︎」
    ギーツはギガントソードで滅亡迅雷を食い止める。
    エグゼイド「……ごめんなさい」
    エグゼイドはそう呟くと、ガシャコンキースラッシャーのガンモードで滅亡迅雷を撃つ
    滅亡迅雷「……」
    その一撃を食らった滅亡迅雷は動きを止める。

  • 153二次元好きの匿名さん23/03/08(水) 10:53:05

    エグゼイドとギーツの戦闘を見ていたゼロワンとバルキリー
    ゼロワン「……」
    バルキリー「社長さんいいのか…?偽物だが…あれは…」
    ゼロワン「いいんだ、あれはきっと俺達が止めるべきじゃない。永夢さんたちが止めるべきなんだ。多分アークもそれを見越してあいつらの偽物を作ったんだと思う」
    バルキリー「どういうことだ?」
    ゼロワン「あれは俺に対する嫌がらせもあるけど、けどそれ以上に滅亡迅雷達が変身したこと目的考えるとさ、きっとアークはゼインみたいに暴走する正義は過剰な善意と変わらないことを見せつけたかったんだ。だからあいつを作った。たとえ偽物でも目的が同じなら関係ないと思ってさ」
    バルキリー「……だとしたらあいつはあいつで最低だな。そして結局自分達では止められない私達も…」
    ゼロワン「ああ…、最低だよな。だから…、だからこそ…!俺はあの人達に託すよ。それに…今の永夢さん達ならそれすらも乗り越える」
    バルキリー「……私達ももっと強くならないとな、あいつらに顔向けできないな」
    ゼロワン「うん…、でも今は!」
    バルキリー「応援するか…!」
    ゼロワン「永夢さん!英寿君!あとは頼む!」
    バルキリー「そいつらを…!滅亡迅雷達を開放してあげてくれ!」

  • 154二次元好きの匿名さん23/03/08(水) 10:56:16

    サウザー「一体何が…」
    スナイプが地上に降り立ち、サウザーを介抱しながら言う
    スナイプ「黙ってみてろ」
    滅亡迅雷『俺達は……ヒューマギアの自由と夢の為にこうなるしかなかった。自分たちを止められる奴を本気にさせて……だけれども現実は甘くなかった。だが……だとしても自分たちの理想を誰かが想い繋いでくれるはずだ……』
    ゼロワン「……っ‼︎」
    バルキリー「……」
    2人はその言葉に俯く。逡巡する数多の後悔。
    スナイプ「リプログラミング、か……」
    サウザー「リプログラミング?」
    スナイプ「バグスターウイルスの抗体を消したり洗脳を解いたりと効果は色々だが……あいつにも効果があったんだな……」
    スナイプがそう言うと同時に滅亡迅雷はキラキラとした光の粒子となっていって消えていった。
    ゼロワン「ま、待ってくれよ……っ‼︎」
    ゼロワンは諦められず、その場に蹲る。
    ギーツ「うまくやったな」
    エグゼイド 「ああ……」
    綺麗だがどこか寂しさのある星空が広がっている。

  • 155二次元好きの匿名さん23/03/08(水) 11:15:47

    貴利矢「やっぱリプログラミングだよなぁ」
    CRで貴利矢はコーヒーに大量の砂糖とミルクを投入し、呟く。
    飛彩「何の話だ?」
    貴利矢「こっちの話」
    貴利矢の言葉に飛彩は貴利矢が誰のことを考えているのか理解する。
    飛彩「……そういえば監察医、お前薬剤をもう一つ投与したらしいな、あれで薬剤は完成だったはずだが。」
    貴利矢は甘ったるいコーヒーを飲み干す
    貴利矢「ジャマトバックルを使わなければね。だがあいつのことだ、そんな保証はどこにもない、自分はそう思っただけ」
    飛彩「……」
    貴利矢「だけどさ、自分監察医で患者を診るなんてしたことほとんどないし、自分自身も真実さえ分かりゃいいって思ってた。……だけどいきなり主治医になんかなってさ、どう接していいか分からない所があるんだ。しかも鏡先生の狸君とか、花家先生みたいに誰かに肩入れすると……中々ノりにくいね」
    貴利矢はそう言い、どこかに去っていった。

  • 156二次元好きの匿名さん23/03/08(水) 11:35:17

    >>154

    バルキリー「社長さん…」

    ゼロワン「……わかってる、これが正解でこうするしかなかったって…、でもやっぱり辛えな…」

    エグゼイド「……俺は医者としてこれぐらいしかできない」

    バルキリー「…わかってる」

    永夢「だからこそ…あなた達は彼らのこと忘れないで上げてください。彼らの叶えたかった理想を彼らの託した想いを」

    そう言って変身解除した永夢はゼロワンとバルキリーに向けて話す

    ゼロワン「……ああ、そうだよな…!俺は…!俺達はもうへこたれないって決めたんだよな…!」

    バルキリー「あいつらに託されたものはでかいな…、やれるか私達で?」

    そう聞くゼロワンは変身解除し空を見る

    或人「当たり前だろ…!見てるか!滅!迅!兄貴!亡!俺達は絶対に夢を叶える!それがどんなに辛くても!どんなに苦しくても!みんなに託されたものを絶対に叶えてみせる!そしてアーク!アズ!俺達は何度お前達と戦おうが絶対に負けない!この託された想いを胸に俺達は戦う!だから…!ヒトを……なめるなよ……っ!」

    その或人の泣きそうだがどこか決意を示した言葉にみんなどこか安堵していた

    英寿「あいつまた無茶するのか?」

    唯阿「そうならないように私達がいるんだ、それに仮に私達が無茶したら社長さんが吹き飛んでくる。まったく自分は無茶してよくて相手はだめってなかなかだな」

    永夢「でもそれがあなた達の絆なんですよね」

    唯阿「ああ」

    (しかし…なんで今回はあの爆発的な力が出なかった?ただの協力だけならまだしも祢音ちゃんや花家先生のように意志が共通してるならできると思ったんだが…ゼアは一体何を考えてる?)

  • 157二次元好きの匿名さん23/03/08(水) 12:14:53

    ベロバ「さて……ジャマトグランプリ再開するわよ」
    大智「それは良かった……で、次はどこにするの?」
    ベロバ「人間がたくさん集まる……スカイタワーよ(大人の事情で似せた名前にしてます)
    そこなら沢山の不幸が見れるでしょう?」
    その言葉に透ジャマトは歓喜する。
    透ジャマト「よし‼︎次こそは……」
    その様子を道長は黙って見ていた。
    道長(……レーザーの奴、どこに……いや、俺には関係ないか……)
    ベロバ「ところでミッチー、あんたあのシークレットミッション達成してないじゃない」
    ベロバからのシークレットミッション、それは誰かの大切なものを壊すことだった
    透ジャマト「大丈夫だよ、道長。俺がいるからさ‼︎」
    道長「……言われなくても分かってる。次で達成してやるよ」

    別所にて
    アズ「あの女からのシークレットミッション、達成するのに迷いがあるんでしょ?」
    道長「そんなもんねぇよ」
    アズは邪悪に嗤う。
    アズ「簡単じゃない、誰かの大切なものなら近くにいるでしょう?」
    道長「何のことだよ」
    アズの提案に物凄い嫌な予感しかしない道長は身構える
    アズ「殺せばいいのよ」
    道長「な、何言ってんだよ……」
    アズ「だから殺せばいいの、九条貴利矢を。あの人はCRのドクター達にとって大切な存在。ミッション達成でしょ?しかもレジェンドライダーを始末したらスコアだって……」
    道長「ふ……ふざけんじゃねぇよ‼︎」
    アズの残酷な提案に道長はその場から逃げ出す
    アズ「うふふ……殺したくない思いと、ライダーへの憎悪、どうなるかしらね……」

    貴利矢「(やっぱりそんなこと仕掛けてくると思ったよ…)」
    物陰で貴利矢はその会話を聞いていた。

  • 158二次元好きの匿名さん23/03/08(水) 12:27:45

    次回予告風SS
    英寿「お前は周りなんかどうでもいいと言うが、1人だけ例外がいるんじゃないのか?」
    道長「黙れっ‼︎」
    貴利矢「自分を殺したきゃ殺せばいい、そしたら理想の世界が叶うんだろ?」
    永夢「……あなたの本当の声、聞かせてください」
    透ジャマト「俺は……」
    或人「あの2人にそんなことさせるかっ‼︎」

    ※かなりギーツ本編と乖離しますがネタスレなのでお許しください

  • 159二次元好きの匿名さん23/03/08(水) 14:34:03

    ギーツのお祭り回で或人がたまたま祢音ちゃんと行動してたときにキューンと出会ったらみたいなこと考えたけど、キューン見定めるような目をして或人見てきそうだなと思った…

  • 160二次元好きの匿名さん23/03/08(水) 14:43:53

    アークとか運営とか色々悪役いるからミッチー敵から離脱させてもネタには尽きないし
    ……南雲さんもシーカー(本人ではないけど)でたからアバドンも出していいですよね?
    ただエスは可哀想なので悪役にしたくない、或人に助言してくれるポジションで出したいですが…

  • 161二次元好きの匿名さん23/03/08(水) 14:47:34

    >>159

    ごめんね、そもそも出せる余裕がないんよ……キューン君

    大我との共闘も見せてやりてぇな(白目)

  • 162二次元好きの匿名さん23/03/08(水) 14:51:32

    マジレスしちゃうけど少女漫画系ヒロインに意地悪して最初は悪印象だけど、ってキャラこのスレには合わないなって
    本編で存分にどうぞとしか

  • 163二次元好きの匿名さん23/03/08(水) 15:11:14

    >>160

    ベロバ様も眼鏡とかジャマトいるからいいでしょ(暴論)

  • 164二次元好きの匿名さん23/03/08(水) 15:34:51

    ベロバ「レーザー、あんた何してたのよ?ジャマトグランプリ再開するって話してたのに」
    貴利矢「ああ、悪い悪い……で、再開する時はどこでやんの?」
    ベロバ「スカイタワーよ」
    貴利矢「確かにあそこは老若男女が集まるから最適かもな」
    ベロバ「そう♪で、ミッチーにそろそろミッション達成してもらわなきゃね」
    貴利矢「……そうだな、じゃあ自分は当日は邪魔しにくる仮面ライダーを妨害すればいい?」
    ベロバ「そうね、サポート頼むわ♪」
    貴利矢「分かったぜ、ベロバ様」

    透ジャマト「スカイタワーか……」
    道長「……透、お前大丈夫なのか?」
    透ジャマト「何が?」
    道長「お前、高所恐怖症だろ」
    しかし透ジャマトは思わぬ一言を発する。
    透ジャマト「え?高所恐怖症?何のこと?」
    その答えに道長は思わず固まる
    透ジャマト「俺、高いところ別に苦手じゃないけど……」
    道長「……っ」(やっぱりこいつは……)

  • 165二次元好きの匿名さん23/03/08(水) 15:59:02

    景和「え⁉︎英寿のドライバー別に問題ないの⁉︎」
    永夢と共闘した英寿だがその後特にドライバーの不調は景和や祢音と違って起こらなかったのだという。
    祢音「何で⁉︎ずるいよ‼︎」
    英寿「そんなこと言われても俺だって知らないよ」
    景和「じ、じゃあさ、なんかすごい力とか出た⁉︎」
    英寿「いや……俺は特には」
    祢音「何なんだろ……あ、そうだ今度或人さんとスカイタワーでデートするんだった、この間お泊まりできなかったから」

    ポッピー「良かった〜永夢元気になって‼︎」
    飛彩「ドクターとしては……いや、とにかく復帰できてよかった」
    大我「ったく……あの時はリプログラミングが効いたからよかったがな……」
    永夢「皆、迷惑かけてごめんなさい。」
    飛彩「ところで小児科医、お前ドライバーに問題がないそだな」
    永夢「はい、英寿さんと一緒に戦ったんですが、特に飛彩さんや大我さんみたいにパワーアップしたとかそんな実感はなくて……」
    ポッピー「うーん何でだろ、変身できるのはいいけど……」

  • 166二次元好きの匿名さん23/03/08(水) 16:22:07

    >>163

    アバドンがアズの手引きでベロバ陣営に加わる形がいいかな

  • 167二次元好きの匿名さん23/03/08(水) 16:53:39

    飛電インテリジェンス社長室…の備え付けのラボ
    或人「タワー!」
    腹筋「パワー!」
    唯阿「……何してるんだ?」
    或人「いや…今度スカイタワー行くことになったからここいらでギャグでもということしてたんだけどちょうど営業で腹筋崩壊太郎も行くらしいから二人で練習を…」
    唯阿「ああそう…」
    イズ「刃様は何かご用でしょうか?」
    唯阿「まぁ…、あの現象についてだ」
    或人「ああ…あれか…、俺達も何が原因で起きるのか原因解明したいんだけど情報がね…」
    唯阿「……あれは私達のドライバーじゃ不可能なんだろうか」
    或人「え…?」
    唯阿「いやずっと前から気になっててな、規格が違うベルト同士が共鳴するなどありえない。仮にありえたとしてなぜ私達のドライバーとじゃ共鳴しないのかがわからなくてな」
    そう言って自分のショットライザーをみる唯阿
    或人「刃さん……けど今はその原因を解明しないと、みんな戦えなくなる」
    唯阿「ああ…わかってる…」
    或人「原因がわかったら俺達のベルトでも転用できないか考えようぜ」
    唯阿「お気楽だな…、だがそう思うしかないか。邪魔したな」
    或人「あ、俺も!今日外回りの仕事が!」
    腹筋「では私もこれで!パワー!」
    そう言ってそれぞれラボから出ていく
    『人工知能ゼアからの命令を受信。構築を開始します』
    そして誰もいなくなったラボ内からそのアナウンスが流れると新しく何かが作られることを知らないまま…

  • 168二次元好きの匿名さん23/03/08(水) 19:35:12

    飛彩「就活生、これ返すぞ」
    景和「……うっ……」
    病院の近くの公園で試作品のケーキをもらい更に景和は飛彩から書いた履歴書を返される。絶対点数の悪いテストを恐る恐る見ると案の定履歴書は真っ赤に染まっている
    景和「緑の狸じゃなくて赤い狸……」
    茫然として景和はとうとう変なことを言い出し飛彩はため息をつく
    飛彩「悪いがそういうのはノーサンキューだ。そういうのは飛電或人だけでいい。」
    景和「俺だって好きで言ってるんじゃないですよ……」
    項垂れる景和に飛彩は微笑む。
    景和「でも飛彩さん、俺この間の履歴書書き直したら最終面接まで行けたんですよ‼︎」
    飛彩「そうか……」
    景和「だからもっと履歴書直して面接の練習頑張れば……‼︎」
    飛彩「お前は何度でも立ち上がれるんだな」
    景和「俺、何回負けたって倒れませんよ。そんな回数気にしていられないし。」
    飛彩「そうか」
    景和「そういや今度祢音ちゃんがスカイタワーでデートするって言ってたな……飛彩さんも、小姫さんと行けたらいいな……」
    飛彩「……」
    飛彩はまた静かに見られないように笑う。

  • 169二次元好きの匿名さん23/03/08(水) 19:47:14

    永夢「……だからリプログラミングを?」
    一方永夢は電話をしていた。
    相手はもちろん貴利矢だ。ベロバの開催する次のジャマトグランプリについてのリークについてだった。
    ただ、貴利矢はリプログラミングについて永夢に話始めたのだ。
    リプログラミングのゲーム病その他の応用は、貴利矢のまとめた論文が元になっている。
    永夢「……分かりました、一か八か、ですね。貴利矢さんのこと信じてますから。僕も彼には言いたいことがあるし……あ、喧嘩とかじゃないですからね?」
    永夢がそう笑って言うと、スマホの向こう側の貴利矢の様子がなんか変なことに気づく。
    永夢「貴利矢さん?……え?主治医って難しいって?何言い出すんですか。……そっか、そんなこと言われちゃったんですね……彼にも、貴利矢さんの気持ち伝わればいいんだけど」
    その後少し話をして永夢は電話を切る。
    永夢「……貴利矢さん、そもそもゲーム病くらいしか治療したことなかったからな……」

  • 170二次元好きの匿名さん23/03/08(水) 20:37:37

    『ジャマト化ってさゲーム病と同じで患者の精神状態に左右されると思うのよ』
    言い出しっぺは飛彩だし、薬の開発には時間的余裕のある大我が主に関わっている。だが積極的に患者に接したのは貴利矢だった。
    永夢『じゃあ主治医誰にしましょう?』
    飛彩『言い出したのは俺だ、だから……』
    大我『ゲーム病じゃねぇが、てめぇらより俺の方が時間の余裕はあるぜ』
    貴利矢『いやいやいや……あいつに検査受けさせたりできたの自分のおかげでしょ』
    永夢『じゃあ……』
    飛彩『そうだな』
    大我『そんなに言うならレーザー、てめぇが主治医やれ』
    どこかのお笑いトリオのようなやり取りで貴利矢は思わず主治医にされてしまう
    貴利矢『い、いや自分監察医よ?診察なんか……それに主治医なんかもっての外だってば‼︎』
    永夢『だって貴利矢さんだってドクターでしょう』
    飛彩『それもそうだ』
    大我『俺はよくよく考えたらゲーム病専門でしか治療できねぇからな』
    貴利矢『……分かったよ、ノせられてやろうじゃないの‼︎』
    貴利矢さんが初の主治医になったのはこんな経緯だった。
    それが思ったより大変なのだろう。
    永夢「でも貴利矢さんなら、大丈夫ですよ。」

  • 171二次元好きの匿名さん23/03/08(水) 20:43:47

    そして迎えたデート日
    祢音「よーし!今日は楽しもうね!或人さん!……ってあれ?或人さん?」
    或人「ええーー!?それまじ!?……あ、すみません…」
    祢音とは少し離れたところで或人はイズと電話していた。(なお大声を出したため周りの人から変な目で見られている)
    イズ「はい、ゼアがあの共鳴についての解決の結論が出たらしく現在鞍馬祢音様達デザイアドライバーの使用者向けにアイテムを構築しているところです」
    或人「それはわかったけど、いつ頃完成するの?」
    イズ「今日中、なんなら或人社長とのデー、基お出かけが予定通り無事に終わった際に完成とのことです」
    或人「そっか…、でもなんで祢音ちゃん達だけなの?あの共鳴ならゲーマドライバーを使う人達だって…」
    イズ「あの共鳴はデザイアドライバーを中心として起こりうる現象です。つまりデザイアドライバー用のアイテムとして作ることでその共鳴を簡単に且つ安全に使用できる状況にするためデザイアドライバー用に開発するということです」
    或人「なるほど…、わかった。完成したらまた連絡して」
    イズ「承知しました…、あとそれと」
    或人「?なに?」
    イズ「本日のでー…いやなんでもありません。忘れてください」
    或人「?本当にだい」
    イズ「それでは失礼します」
    或人「あ!ちょっとイズ!?」

    イズ「危なかったです…、デートの見守りとしてソルド20がお伝えしそうになりました…」

    或人がいる場所からの数メートル後ろ
    ソルド20「よし…!今のとこは順調…!ここでは告白スポットとかあるらしいとの情報がある…!鞍馬祢音!ここで告白するんだぞ」

  • 172二次元好きの匿名さん23/03/08(水) 21:32:00

    >>171

    祢音「ちょっと或人さん‼︎」

    イズとの通話が終わった瞬間に或人は祢音に耳を引っ張られる

    或人「い、イヤー‼︎耳はイヤーッ‼︎」

    祢音「ちょっと……‼︎恥ずかしいからやめてってば‼︎」

    或人が大声でギャグ混じりの悲鳴をあげ、周囲の人々から見られてしまい祢音は慌てる。

    或人「いてて……」

    祢音「デートなのに電話して私のことほったらかすなんてっ‼︎」

    或人「ご、ごめん……」

    祢音「全くもう……ねぇ、或人さん知ってる?スカイタワーの天望デッキには世界一高いタワーにちなんで自分自身の一番の願いとかみんなでかなえたい想いとかそれぞれの1番の願いをリボンに書いてモニュメントに結びつけるスポットがあるんだって。ねぇ後で行ってみようよ‼︎」

    或人「そ、そうなんだ……じゃあ世界で一番のお笑い芸人になりたいって書こうかな?」

    祢音「……やめた方がいいよ、あれ他の人も見るから。(書いて欲しいのはそんなことじゃないんだけど、まあ仕方ないか)」

  • 173二次元好きの匿名さん23/03/08(水) 21:57:39

    一方スカイタワーの天望デッキより上では……
    透ジャマト「すげぇ人間が集まってるな、これなら理想の世界も叶えられるぜ‼︎」
    遥かに高い場所なのにはしゃぐし、世界で一番のランドマークとされるスカイタワーに来ても、自身の夢について言及しない透ジャマトを道長は黙って見ていた。
    道長「お前、怖くないのか?こんな高いところ昇って。」
    現場で高いところの作業をした時、透は案の定泣き出し、上司のテツオにこっぴどく叱られたことがある。
    だから一縷の望みをかけて、道長は透ジャマトにあえて聞いた。
    透ジャマト「全然?この前からどうしたんだよ」
    道長「何でもない」
    見た目や人格や記憶は確かに透そのものだが明らかに違うのだと言う残酷さが道長を襲う。
    貴利矢「よお、親友と仲良く下見かい?」
    その声に道長は思わず振り返り、声をかけようとする。
    しかし……
    透ジャマト「お前……何の用だよ」
    貴利矢「自分は偵察。何でそんな怖い顔するわけ?あんた」
    透ジャマト「だってお前は……」
    貴利矢に食ってかかる透ジャマトを道長は制止する
    道長「透、ちょっと口挟むな」
    貴利矢「……お前さ、こいつが生前のこいつじゃないことに気づいてんだろ」
    道長「ジャマトだとしても、透は透だよ……」
    貴利矢「ふーん……その割には嬉しそうな顔減ってきたね」
    道長「だから何だよ」
    貴利矢「……あのさあ、生前のこいつの本音、知りたくないの?」
    貴利矢のその言葉に道長は黙り込む
    『殺しちゃえばいいのよ、九条貴利矢を。』
    その途端に忌々しい言葉が脳裏に浮かぶ。
    道長「……そんなの知るかよ」
    貴利矢「あ、そう。じゃあ親友と仲良くね。自分は違うとこ偵察すっから」
    道長「あっ……」
    その背に声をかけようとするが透ジャマトが話しかけてきてしまい、貴利矢の姿はそこにはなかった。

  • 174二次元好きの匿名さん23/03/08(水) 23:08:21

    確かに貴利矢を殺してしまえば、かなりのスコアがつく。
    ジャマ神になって、自分の理想の世界だって叶えられる。
    そうしたら、中身な同じで違う透を世界でひとりぼっちにしないでずっと一緒にいられる。
    だが、それは九条貴利矢をこの世界から消すことと天秤にかけられるのだろうか。
    道長「……何でそんなこと考えちまうんだよ、もう後戻りなんかしないって決めたのに。」
    そんなことをして今の透が残った時、その先には何があるのだろうか。

    一方で祢音と或人はフロアマップを見ながらどこをどう回るか盛り上がったり、どこで食事を摂るかで揉めたりと2人ともクルクルと表情が変わって、デートを楽しんでいた。

  • 175二次元好きの匿名さん23/03/08(水) 23:29:44

    英寿「やっぱりね。そういうことだったか」
    景和「そうだったんですね、だったら言ってくれたらよかったのに。」
    永夢と飛彩はスカイタワーの中のレストランで英寿と景和に事情を説明することにした。
    永夢「長いこと黙っていてごめんなさい。」
    飛彩「……秘密が人を傷つけることもあるんだな……すまなかった」
    景和「いや、飛彩さんも永夢さんも謝らないでくださいよ‼︎ちゃんとした理由があったんだから‼︎」
    英寿「しかしレーザーの奴、まさか治療をするためにね……あのつかみどころのない奴がそんな思いを持っていたなんてな……」
    永夢「貴利矢さんが誰かの治療をしたり、主治医になることって初めてなんです。」
    飛彩「監察医は、死因を調べたりするドクターだからな」
    永夢「だから貴利矢さん、困っていることもあるみたいで」
    英寿「その初めての患者がよりによってあいつだからな……そりゃ苦労するだろうさ」
    永夢「この間の、ジャマト覚えていますか?」
    英寿「バッファの親友と名乗ったジャマトか、過去のデザイアグランプリで命を落とした……」
    永夢「それで、貴利矢さん後から何で治療したんだ、ジャマトになれば親友……今井透さんと一緒に理想の世界が叶えられたのにって言われてしまったみたいなんです。」
    景和「そんな……貴利矢さんは」
    英寿「あのジャマトの出現によりバッファがまた暴走しだしたということが」
    永夢「でも貴利矢さんは……」
    永夢は英寿と景和に語る。主治医の貴利矢が考えている最後の治療を。

  • 176二次元好きの匿名さん23/03/08(水) 23:54:23

    腹筋崩壊太郎「パワーッ‼︎」
    腹筋崩壊太郎の持ち芸で観客はどっと笑顔になる
    或人「……俺、あいつに負けたんだよな……」
    腹筋崩壊太郎のステージを見て、或人は嘆く。
    だが誰かを笑顔にするその姿勢は好きだった。
    祢音「だって、或人さんのギャグより面白いもん……」
    祢音は笑いながらそう言う
    或人「本当に泣くからやめて……」
    或人は落ち込む
    祢音「まあまあ……そうだ、次私水族館行きたい‼︎」
    或人「え?水族館?どこの?」
    祢音「スカイタワーの中に決まってるでしょ‼︎」
    そして2人は腹筋崩壊太郎を労った後、水族館に行くことにした。

  • 177二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 00:34:39

    >>176

    祢音「あはは‼︎或人さん何してるの⁉︎」

    祢音は水族館の水槽にいるマンボウとガラス越しにキスしている或人を見て笑っていた。

    当然周囲の人からは奇人扱いされるし、水族館のスタッフからはしこたま怒られる始末だ。

    或人「……これじゃネットで炎上した奴みたいだよ俺……」

    祢音「うん……でもすごい楽しいね‼︎」

    デート中ニコニコと笑っている祢音を見て、或人も嬉しくなる。

    或人「そしたらさ、祢音ちゃん、次はあそこ行かない?」

    祢音「え?」

    或人「願い事書くリボンのところ」

    祢音「え……」

    或人「ど、どうかした⁉︎」

    祢音「願い事か……デザイアカードに願い事書くより緊張しちゃう。」

    或人「大丈夫だよ。あそこには皆のそれぞれの願い事が大切に残っているんでしょ?誰かが絶対覚えていてくれる、そんな場所なんだからさ。俺だって……」

    祢音「……うん‼︎そうだね!」

  • 178二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 01:02:22

    このレスは削除されています

  • 179二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 01:10:21

    このレスは削除されています

  • 180二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 01:13:15

    >>177

    2人はモニュメントのところに到着していた。

    或人「すげー量のリボンだな……」

    それだけ人々にはそれぞれ願いと誰かと叶えたい願いがあると言うこと。

    2人はリボンに早速願い事を書き始める。

  • 181二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 01:24:49

    このレスは削除されています

  • 182二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 01:28:39

    このレスは削除されています

  • 183二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 01:35:29

    このレスは削除されています

  • 184二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 02:03:35

    このレスは削除されています

  • 185二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 02:37:35

    ちょっと書いて見ましたがなんか展開が雑だったので削除しましたすみません

  • 186二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 03:11:01

    天望デッキで貴利矢は遠くを見ながら呟く
    貴利矢「なーんでこんなことになっちまったかね。真実さえ分かれば自分はそれでいいんだし、主治医になんて荷が重すぎたんだよ。……でも自分は自分のやり方で最後まで治療しきってみせるさ……」
    祢音「あれって……」
    或人「貴利矢さん⁉︎」
    貴利矢に気づいた2人は思わず声に出してしまう。
    貴利矢「あら、あんたらデート中?」
    英寿や景和のように事情を知らない2人は身構える。
    貴利矢「自分は何もしねぇよ、ましてやデート中のおふたりさんにさ」
    デートと言う言葉に思わず2人は顔を背ける
    貴利矢「何照れちゃってんの、ここにはそういう人沢山いるでしょ」
    祢音「ここにある願い事のリボンと同じくらいね……ねぇ、貴利矢さんの本当の目的って何なの?」
    或人「貴利矢さん、教えてもらえませんか?俺、貴利矢さんのこと信じてますから‼︎」
    2人の言葉に貴利矢は黙り込む。もしかしたらこの先殺されてしまう未来があると考えるといつも咄嗟につける嘘もつけなかった。
    貴利矢「自分は……」
    その時、スカイタワーをジャマト達が襲う。

    ベロバ「さあ、ジャマトグランプリを始めるわよ♪」

    透ジャマト「始まったな……行こうぜ道長」
    道長「……ああ」
    透ジャマトとは対照的に、道長はあまり乗り気ではなかった。

  • 187二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 09:40:06

    >>175

    景和「それが上手く行けば……‼︎」

    英寿「だがレーザーのやり方にはリスクがある。」

    景和の言葉を英寿が遮る。

    英寿「レーザーは敢えてアズと交渉して、自分の情報を隠させた。それが上手く行ったのはいい。だが問題は交渉した相手だ。」

    永夢はハッとする

    アズ、悪意の塊であるアークの秘書。

    そんな彼女が善意で貴利矢に協力するだろうか

    ましてやそのアークは貴利矢の患者の不安定さに興味を持っている

    永夢「まさか……」

    飛彩「頃合いを見計らって監察医を⁉︎」

    景和「だったら貴利矢さんが危ない‼︎」

    その時だった、爆発音が響き渡ったのは。

  • 188二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 12:51:48

    >>186

    祢音「嘘……まさかジャマトグランプリ⁉︎」

    ジャマト達が目の前に現れ、或人と祢音は現実を突きつけられる。

    貴利矢「……」

    或人「おい‼︎知ってたのかよ⁉︎」

    貴利矢「当たり前じゃん、自分は敵側だって前にも言ったはずだけど?」

    人々の悲鳴や怒号が響く中、貴利矢は平然と言い放つ。

    貴利矢「戦うって言うなら相手はしてやるよ、あんたらの邪魔が自分の役割だからな……どうする?」

    貴利矢はガシャットを構えて言う。

    或人「くそ……っ‼︎」

    祢音「或人さん……」

    貴利矢1人でもその圧は凄まじい。

    まるで何かを決意したかのように。


    一方その頃

    ナイトジャマト「ははは‼︎楽しいな‼︎」

    ナイトジャマトは一般人を襲い、一般人は逃げ惑う。

    その様子を見てナイトジャマトは更に笑う。

    バッファ「……」

    相変わらずバッファ自身は一般人を襲ったりはしない、ただナイトジャマトを見ているだけだった。

    しかし、ナイトジャマトを銃撃が襲う

    ナイトジャマト「うわっ‼︎」

    ギーツ「今度はこんなところでジャマトグランプリとはな……そもそもお前、ジャマトになりかけでもないただの人間だろうが」

    マグナムシューターを片手にギーツが現れる

    バッファ「……ギーツ‼︎」

    バッファはゾンビブレイカーで斬りかかるがギーツはそれを難なく避ける。

    ギーツ「前みたいな勢いがないな?どうした?ジャマトじゃないからか」

    バッファ「だから何だ⁉︎俺は透と理想の世界を叶えるんだよ‼︎他の奴なんか知るか‼︎」

    ギーツ「堕ちるところまで堕ちたなと言ってやりたいが……お前は周りなんかどうでもいいと言うが、1人だけ例外がいるんじゃないのか?」

  • 189二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 13:59:54

    >>188

    ギーツ「そう、お前の親友じゃなくて、その腕を治した奴だ、そいつは……」

    バッファ「黙れっ‼︎」

    バッファはそう叫ぶとゾンビブレイカーでギーツに襲いかかるも、マグナムシューターの銃撃を逆にお見舞いされてしまう。

    ギーツ「思えば人間の営みを踏み躙ってスコアを稼ぐのがジャマトグランプリだろう、だがお前はこの前の病院の時も、今回も何もしていない。強いて言えば俺に食ってかかるくらいだ。ジャマトグランプリにエントリーしてる者とは思えない。」

    バッファ「俺はな……お前ら仮面ライダーをぶっ潰せればいいんだよ‼︎」

    ギーツ「じゃあ単刀直入に聞くが、レーザーは?あいつだって仮面ライダーだろ?」

    バッファはその言葉を聞いて黙り込む。

    その時、ナイトジャマトが七支刀をギーツの背後から斬りつける。

    ギーツ「……くっ‼︎」

    ナイトジャマト「そうだよ!レーザーの奴が道長をおかしくしやがった‼︎あいつを殺せば俺達は理想の世界が叶えられるんだよ‼︎」

    そしてナイトジャマトはバッファに言う

    ナイトジャマト「レーザーを殺せばお前はシークレットミッションが達成できるんだろ?」

    バッファ「透、お前何でそれを……」


    アズ「あの子……あの時私の話を素直に聞いてくれちゃって……」

    アズはスカイタワーの上部でのことを思い返す。

    道長が透ジャマトを黙らせて貴利矢と話していた時、アズは彼に接触していたのだ

  • 190二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 15:09:12

    一方の或人と祢音が貴利矢と戦うのに戸惑っていたがそこにソルド20は乱入する
    ソルド20「なら私と戦ってもらおうか」
    祢音「20ちゃん!?」
    或人「いつからいたの!?」
    ソルド20「それはあれだ、気づいたらいたというやつだ」(ずっと二人を尾行していただけ)
    祢音「ほ、本当に…?実は最初からついてきたとかじゃなくて…?」
    ソルド20「細かいことは気にするな」
    或人「いや結構気になるんだけど…まぁいいや、ここは任せていいんだよな?」
    ソルド20「もちろんだ。人を守る、それが私の使命だからな」
    或人「……わかった、祢音ちゃん行こう!」
    祢音「うん…!20ちゃんも無事でいてね!」
    そう言って二人はジャマト達の方へと走り変身の準備をする
    貴利矢「させると思う?」
    ソルド20「逆にお前のやることもさせると思うか?」
    ソルド20は貴利矢の前に立ちふさがる
    貴利矢「そういえばあんた、前に偽物の自分刺したそうじゃないの?聞いたときは結構傷ついたな〜あれ」
    ソルド20「そうか、なら今からもっと傷つくぞ」
    3人はドライバーを巻き変身準備をする
    『爆走バイク!』
    『ジャンプ!』
    『SET』
    貴利矢「ゼロ速」
    祢音「へ〜んしん!」
    貴利矢・或人「変身!」
    ソルド20「武装!」
    3人はライダーとなり、ソルド20はサーバルタイガーソルドマギアとなる
    ゼロワン「行くぜ!」
    ナーゴ「にゃ〜!」
    レーザーターボ「ノリノリで行くぜ?」
    サーバル「これよりレーザーターボ…、九条貴利矢を止める!」

  • 191二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 17:41:51

    永夢と飛彩と景和は救護や避難誘導をしながら急いでいた。
    景和「大体のジャマトは英寿が倒してくれているけど……貴利矢さんも道長さんもどこにいるの⁉︎」
    飛彩「就活生‼︎確か鞍馬祢音がここにいるんだよな⁉︎もしかしたら……」
    景和「わかりました‼︎」
    景和は慌てて祢音に連絡を取る
    永夢「貴利矢さん……そして道長君、絶対に2人とも傷つけさせない‼︎」

    (一方その頃)
    ギーツ「やはりあのアズとかいう奴、余計なことをしてくれたな。そのシークレットミッションを達成するつもりがないお前を無理やりシークレットミッションに向き合わせるために」
    バッファ「……」
    透ジャマト「だから、早くこいつを倒して、レーザーを殺しに行くんだよ、道長‼︎」
    バッファ「……分かってるよ」
    バッファはどこか力のない声で答えるとギーツに再び襲いかかる。
    バッファ「……あいつだって関係ねぇ‼︎透の言う通りあいつもぶっ潰してやるよ‼︎チャラチャラした嘘つきのあいつを……」
    ギーツはマグナムシューターでバッファの攻撃をかわしながら語る
    ギーツ「チャラチャラした嘘つきね……お前が俺の言葉を信じるとは思えないが、ある話を聞かせてやろう」
    バッファ「それがどうした⁉︎」
    ギーツ「そいつは当時は存在が知られていなかったある病気にかかった友人に、その病気の正体を伝えた」
    バッファ「ごちゃごちゃと……っ‼︎」
    ギーツはバッファと交戦しながら話を続ける
    ギーツ「本当のことを知った友人はもう助からないとヤケになって病室を飛び出し、そいつが止める間もなく交通事故に遭い、帰らぬ人となった。」
    ギーツの語る話が誰のことなのか、頭の中では薄々気づいているバッファはそれを否定する
    バッファ「……だから知るか、そんな奴の話なんか‼︎」
    ギーツ「本当のことを話したそいつは後悔して本当のことを言うのは良くないと嘘をついたり、軽い態度を取るようになってしまった。」
    バッファ「……また化かすつもりか?」
    ギーツ「悪いがこれはそいつの関係者から聞いた話だ。化かすつもりはない。極端だよな、本当のことを言って後悔したから嘘や軽い態度で自分を隠すってさ。だがそれだけそいつの後悔は深いんだ、何をしても本当のことを話した友人は帰ってこない。友人を間接的に殺してしまったという事実は消えないんだ。」
    バッファ「……」

  • 192二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 18:44:31

    景和「もしもしっ⁉︎祢音ちゃん⁉︎」
    ジャマトと交戦している祢音と何とか通話が繋がった景和は慌てて話す
    景和「貴利矢さんとか道長さん見なかった⁉︎」
    ナーゴ「道長は見てないけど、貴利矢さんは今天望室でソルド20さんと戦って……」
    景和「止めて‼︎それ今すぐやめさせてっ‼︎」
    景和の慌てぶりと先程の貴利矢の態度からナーゴは何かを察する
    ナーゴ「えっ⁉︎そんないきなり……ねぇ景和はなんか事情知ってるの?」
    景和「知ってるも何も……貴利矢さんは道長さんのために裏切ったフリしてるだけなんだよっ‼︎」
    景和のその言葉にナーゴは慌てる
    ナーゴ「ど、どういう意味……?」
    景和「話は後っ‼︎いいから止めさせて‼︎」
    ナーゴ「いきなりそんなこと言われても……」
    レーザーターボはソルド20の攻撃を避けつつ多数の人が書いた願い事のリボンが結ばれたモニュメントから離れる
    まだ本調子じゃないから、とゼロワンがメインで戦ってくれているのでその様子をナーゴは見ることができた。
    ナーゴ「貴利矢さん、あなたは……」

  • 193二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 20:00:02

    >>191

    バッファ「だったら、俺は……」

    『あのままジャマトになっちまえばさ、透と一緒に迷わずに全部ぶっ潰せたのに……なあレーザー……何でお前俺を治したんだ?』

    親友のために半分本心で放った言葉。

    『ああ、そうかい、悪いことしたね』

    それをあいつはいつもとは違うが軽い態度で流した。

    その時のあいつの本心はどうだったのか

    バッファ「……俺は、あいつに……」

    透ジャマト「おい、道長‼︎早くレーザーを……お前を誑かすあんな奴を殺すんだよ‼︎」

    ギーツ「……あいつは嘘をつくが、お前を傷つけようとはしなかったんじゃないのか?」

    透ジャマト「黙れ‼︎あいつがいるから……‼︎」

    バッファ「なあ透、俺たちって、『本当の親友』なんだよな?」

    バッファは透ジャマトに問う。

    透ジャマト「当たり前だろ、そんなの」

    『今の親友と仲良くしたけりゃジャマトバックルを使いたけりゃ使えばいい』

    『本当の親友と仲良くしたくないの?』

    貴利矢が薬を作るために書いたレポートの最終ページに殴り書きで書き加えたあの言葉

    バッファ「そうか……『本当の親友』か……じゃあ何で『本当の親友』のお前はこんな高いところにいて泣きじゃくらないんだ?」


    一方その頃

    ベロバ「何よそれ……」

    アズ「だからこの世界には不幸を望んで人を不幸に陥れても平気な奴がごまんといるのよ。しかも仮面ライダーになってやられても死なない奴ら。」

    ベロバがスカイタワーの様子を見れなかった理由

    それはアズがもたらした悪意の塊とも言える人々の存在だった。

  • 194二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 21:08:16

    飛彩「監察医……」
    景和からの話を聞くと飛彩だったが今度は自分のスマホが鳴る
    飛彩「何だ、開業医……え⁉︎」
    大我「ギーツとバッファの奴、タワーの中にはいねぇ‼︎あいつらタワーの前の広場で戦ってんだ‼︎」
    飛彩「……分かった」
    大我との通話を終えると飛彩は口を開く。
    飛彩「監察医は上の天望デッキ、浮世英寿と吾妻道長はタワー前の広場にいる。……このままでは監察医の言う治療ができん。」
    永夢は何か決心したように口を開く。
    永夢「じゃあ僕はタワー前の広場に行きます。僕自身しないといけないことがありますから……」
    飛彩「じゃあ俺たちは監察医の所へ向かう。行くぞ就活生」
    景和「え、ええっ⁉︎でも……貴利矢さんと道長さんのためですもんね‼︎」
    飛彩「……ああ」
    永夢「じゃあお互い気をつけて‼︎」
    そして3人は覚悟を持ってそれぞれの目的地へ向かう。

  • 195二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 21:20:40

    そろそろ次スレ立てるか……祢音ちゃんはホワイトデー告白頑張って‼︎

  • 196二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 21:30:52

    スレ立てしました

    https://bbs.animanch.com/board/1682139/?res=3


    本編とは乖離しますが楽しめたらと思います。

  • 197二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 21:36:56

    >>196

    スレ立て乙です

  • 198二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 21:58:05

    >>193

    (高いところにいたのは最初だけでしたすみません……)

    透ジャマト「だから何なんだよ、本当にどうしたんだよ道長‼︎」

    バッファ「……『本当の親友』だったらな、泣き喚いてさ、しこたま叱られて、それでも高所恐怖症は治らなくてさ……」

    ギーツ「……お前に言うことはない状況になると思ったが、そうじゃないみたいだな…」

    ??「……英寿さん、大丈夫でしたか?」

    ギーツ「ああ、暴れ牛が気力ダウンしていたからな」

    透ジャマト「お前は……‼︎」

    永夢「お久しぶりですね、今井透さん」

    永夢ははっきりと透をフルネームで呼ぶ。

    バッファ「エグゼイド……」

  • 199二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 22:21:39

    一方レーザーターボとサーバルタイガーソルドマギアの戦いはサーバルタイガーソルドマギアが不利な状況であった
    サーバル「さすが、隊長達よりも前から仮面ライダーをやっていることだけはある」
    レーザーターボ「そりゃどーも、あんたも戦闘用ヒューマギアという名に恥じないぐらい強くて意外とビビったぜ?」
    サーバル「だがお前は本気じゃない、何か隠している」
    レーザーターボ「……へぇ、それも戦闘用ヒューマギアだからわかるもんなの?」
    サーバル「ただの勘だ」
    レーザーターボ「ヒューマギアが勘言うのかよ!面白いジョークだな!」
    そう言ってサーバルタイガーソルドマギアに斬りかかるがサーバルタイガーソルドマギアはそれを二刀の剣で受け止める
    サーバル「だが少し間があった、思い当たりはあるようだな」
    レーザーターボ「チッ!ハッタリかよ…、そうだな少しはあるかもな」
    サーバル「ならいい加減吐いたほうがいいぞ、隊長の胃がまた穴開くかもしれないからな」
    レーザーターボ「そりゃ大変だな!」
    そう言って鍔迫り合い状態だったがそこに爆発音が起きる
    レーザーターボ「なんだ!?」
    サーバル「あれは…」
    二人が見たのはまるでイナゴのような姿をした仮面ライダー達だった…

  • 200二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 22:34:25

    >>198

    透ジャマト「お前……何しにきた⁉︎また俺の親友を治療とか言って傷つけるんだろ⁉︎この偽善者が‼︎」

    透ジャマトはナイトジャマトとなって永夢を蔦で攻撃しようとするが、ギーツの銃撃で防がれる。

    ギーツ「まだハイライトには早いぜ。主治医様が到着していないからな……」

    永夢「ええ。……今井透さん、そして吾妻道長さん、ドクターとしてあるまじき行為をしたことを謝罪致します。」

    バッファ「お前……」

    永夢「僕は常に正しいことをしてなんかいなかった。だけど失敗しても、壊れてもやり直して、誰かを守りたい。だから……今井透さん、あなたの本当の声を聞かせてください。」

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