- 1二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 16:55:17
- 2二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 17:02:36
礼装名 キミは木漏れ日
足が速いっていい事さ!
かけっこだってまけないんだ!
でもちょっと疲れた時は、
キミと一緒に日と眠り。
いいさいいさかけっこは、
よく寝る子は育つっていうじゃないか。
亀に負けたその時は?
今度は勝つまでかけっこだ! - 3二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 17:22:26
礼装名 われはロボット
ウィーンガシャン
ウィーンガシャン
ウィーンガシャン
『点検中点検中』
プシュー
ウィーンガシャン
無機質な鋼が動く。
しかし、そこには意思があって、
アナタを守るそのためにロボットは働き続ける。
いつか傍を離れる時が来るかもしれない。
その時のために働く、働く。
あなたが家に帰るその日まで。
ワタシはアナタのためのロボットなのだから。 - 4二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 17:32:47
礼装名『偉大なる君へ』
"偉大なる種族"なんて言われている我々であるが、実際のところその成果で何かを救えたことは無い。
活かされているのは我ら種族と知識への探求に過ぎない。
だからこそ君たち、時間を旅することで世界を救うキミ達に比べたら、我々の精神転移など比べるにもおこがましいものだ。
だからこそ、我々はこうしてキミの力になれたことが誇らしいのだ。
例えキミの功績がどこにも残らなかったとしても、全てを無駄にされたとしても。キミ自身も忘れたとしても、我々が語り継ごう。
"偉大なる種族"の名と誇りにかけて。 - 5二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 17:35:33
- 6二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 17:38:42
絆礼装名『少し恥ずかしいのだけど』
月に帰ってから会うことも叶わず そのまま沈んだ貴方に 気持ちを伝えたかった。
貴方だけは、数多く居た男性の中で私の近くにいた。いくら文章で否定をしても いくら会うのを拒否しても
貴方は決して私を離さなかった。
迎えが来た時 貴方は見ていましたか?
見ていたのならば
私の後ろ姿を見た時、どう思ったのだろう。
人の形をしたうさぎが横で跳ねているのを見て どう思ったのだろう。
───
「否定の言葉は全て本心でした。
ですが、嫌いだと思ったことは1度もありません
。恥ずかしいですが 認めたくはありませんが」
私は貴方に恋をしていたのかもしれません。 - 7二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 17:40:47
全部めっちゃいいけど全部分かんない……
- 8二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 17:41:14
- 9二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 17:41:44
礼装名 鳳を射止めた一矢
流れる血が止まらない。
恐れぬはずもない。
けれど止められるはずもない。
恐れの対価か、狂気の産物か。
それは自ずと分かるだろう。
だが、それでも立ち止まらぬというのなら。
この一矢を思い出せ。
落ちぬ鳥さえ落とすこの一矢が、
常に在ると心得よ。 - 10二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 17:43:25
- 11二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 17:46:56
イスの偉大なる種族か!
言われれば確かに! - 12二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 17:49:42
- 13二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 17:54:26
”愛しき兄の旅路”
これは、我が愛しくも憎い兄への贈り物。
私を打ったあの日の■を、あなたへ。
自らを憎み、自らを呪い、楽園を追われてなお自らを罰するあなたへ。
どうかその自罰が、いつの日か雪がれんことを。
そしていつの日か、また昔のように、手を取り合って笑えることを、この■に願っている。 - 14二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 17:59:14
礼装名 なみなみの盃を、
この盃を受けてくれ、
どうぞなみなみつがせておくれ
花に嵐の例えもあるさ
さよならだけが人生だ
いい詩を書くやつもいるもんだ。
……え、自画自賛?
ハハッ!その通りさ!
でも、いいことを書くっていうのも嘘じゃない。
人生に別離はつきものだ。
なら楽しまない方が損ってやつだ!
どうだい一献。
まだ飲めない?
なら年をとったらとっておきを出そうじゃないか。
それまでに飲むんだろうって?
ハハッ!いいじゃないか。
言うだろう。
サヨナラだけが人生さ! - 15二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 18:00:52
オリ鯖ってやっぱりクロスはなし?
『新大陸』
あっち側の私があなたに何をどうしたかは私は知らない…だけど私には誇りがある、船乗りとしての誇りが約束しようマスター、あの日天啓を受け向かった大陸のようにあなたをまだ見たことない世界へと連れて行くことを - 16123/03/04(土) 18:02:46
- 17二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 18:06:37
- 18二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 18:09:35
- 19二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 18:10:04
- 20二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 18:16:27
- 21二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 18:21:11
BASARAの慶次とか?
- 22二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 18:31:12
"選定の剣"
私にとっては呪いの武器だが、聖盾の騎士にとってはそうでなかったらしい。
罪業を重ねた末の破滅か、聖杯探索という偉業の成功か。
どちらにしてもこの剣を抜いた者の運命は決定された。
もしあなたが引き抜いたとすれば、どのような運命を示すのだろうか。 - 23二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 18:40:47
いつか夢見た青空で
エコー、エコー。
僕らの声が聞こえていますか?
通信は良好。
空は晴れ渡るほど快晴で、
飛び立つときの強風が僕らの羽根を押さえつけても、
人々の無関心が僕らの胸を裂いたとて。
この澄み渡るほどの青空が、
いつだってともにある。
あぁ、溺れるほどの夢を見る。 - 24二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 18:42:18
- 25二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 18:43:29
絵面:棺に女の手がかかっている
礼装名『王の贈り物』
効果:この礼装を装備した◯◯◯◯◯消滅時、攻撃した敵単体に宝具封印(5T)、1回
彼は裏切り者だ、騎士の誓いを違えて王に刃を向けた
“――君だけじゃない”
彼は愚者だ、色香に迷い魔女の甘言に乗った
“――僕も君を独り占めする王が憎かった”
彼は冒涜者だ、資格に能わぬ剣と鞘を弄んだ
“――誰にも、君にも強制されたのでなく”
彼は最低だ、国を救う、そんな願いを踏みにじらんとした
“――自分自信の意志でそう決めた”
命と名誉をも引き換えに得たモノ
“――だから泣かないで”
求めた魔女の愛、それは蜃気楼のごとくおぼろげ
“――僕は貴女を愛してる”
どれだけ伝えてくても棺の骸が言葉を紡ぐことはもはやない――響くは魔女の嗚咽だけ。 - 26二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 18:44:56
「団欒」
今日も一日かりをおえ、
エモノをみんなでたしかめる。
たいてい布と肉しかないけれど、
たまに見なれないものがあったときは、きょうだちみんなで取り合いさ。
ひどいケンカになったらおこられることもあるけれど、どんな時でも夜はみんなでよせ合ってねむった。
そして朝にはまたみんなでかりに行く。
ずっとそうやって生きてきた。
そうして生きていくと思っていた。
だれがなんと言おうとも、
ボクたちはきっと、せかいでいちばんなかのいい家族だっただろう。
――アナタにけっしてりかいはされないだろうけど、
そうだったのだとしってほしい。 - 27二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 18:45:44
- 28二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 18:46:19
絆礼装名『小さな放浪者』
キミ程じゃないだろうけれど、ボクの人生も努力と苦難に満ちていた。
小さい頃なんか貧乏が過ぎて救貧院に何度も収容される生活だったよ。
夢の為に学業を断念してひたすらアルバイトに精を出したりもした。色々やったよ?雑貨店の小間使い、診療所の受付、豪邸のボーイ、ガラス工や印刷所の所員とかさ。
ママの病気が酷くなって、流石のボクもしばらく引きずったりしたけれど、それからは役者や芸人として頑張り続けて、しまいには映画監督にだってなれた。
まあチョットだけスキャンダルをやっちゃって国に帰れなくなっちゃったりもしたんだけどネ!
それでも死後に「今世紀が生んだ芸術である映画の製作における計り知れない功績」として名誉賞を授けられたりもしたらしいんだよ?
「……そんな男の帽子をキミに託すんだ。必ず皆が笑顔になれる世界を取り戻そう。大丈夫、なんたって人生の悲劇すら喜劇に変えたボクがそばについているんだからさ!」
喜劇王と呼ばれた男は笑いかける。自身にも不可能であろう偉業を成そうとしている少年(少女)を前にして、まるで暗闇に挑まんとするお互いを鼓舞するように。 - 29二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 18:50:57
- 30二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 18:55:02
- 31二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 18:59:29
- 32二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 19:02:06
- 33二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 19:03:31
- 34二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 19:04:09
- 35二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 19:06:05
- 36二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 19:07:32
正解です
- 37二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 19:08:00
- 38二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 19:09:07
クロスネタ
絆礼装名『阿頼耶識の空を飛べ』
効果:通常攻撃時に高確率で恐怖・呪い・呪厄付与
そこは荒野
どこまでも続く緋色
おまえは知った
ならば見るだろう、その空を
おまえは見た
ならば解るだろう、その衝動を
おまえは理解した
ならば知るだろう、おれを
その咆哮を
おまえは飛ぶだろう
そして至るのだ、この空へ
連れて行ってやろうか、と問う
おれがいつか飛ぶであろうその場所に
まぁ、その時にはおまえはきっとおれの腹の中なんだろうが
怖いか?ならば叫べ、ならば唱え、ならば書き記せ
おれの言葉を
おれの名を
おれの祝詞を!
さぁ!さぁ!さぁ!
なれば、いずれおれは満たされる!
████████████████████████ - 39二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 19:15:45
正解!
- 40二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 19:23:42
「金のブローチ」
最愛の弟弟子との決闘を運命づけた、金に輝くブローチ。
女王は笑った。
ーーかの男の死を持ってして勝利を我が手に捧げたならば、あらゆる宝はお前のもの。我が娘も、次の冠さえ。
彼は、戦うことを選んだ。
義兄弟の契りを破り、築き上げた友情を踏み躙って、栄誉をとった。
後のことは語るまでもない。
彼の頑強な皮膚を貫き、呪いの朱槍は心臓を穿ち、彼は浅瀬に身を横たえた。
ーー分かっていた。俺はあのちび犬には勝てないと。だけどそれは戦わない理由にはならないだろ?俺は女王に誓った。このブローチはその証だ。
あぁ、けれど。
戦士はそれ以上は何も語らなかった。
このブローチは、戦士の誇りであり、後悔の証であり、彼の裏切りの証でもある。 - 41二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 19:26:14
- 42二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 19:27:11
- 43二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 19:36:30
- 44二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 19:49:56
礼装名『良いセンスだ』
これは何かって?
マカロフPM、まぁ分かりやすく言うなら自動拳銃(オートマティック)というやつだ。
君との付き合いも長くなった、ここは友好の印として私のお下がりではあるが、愛用の品を渡そうと思ってね。
昔から西部劇は嗜んでいてね、この相棒がいればどんな局面であれ乗り越えられる、どんな敵だろうと始末できる……そう思っていた。まぁ若気の至りというやつだ。
どうにも私にコイツは合わなくてね、今ではお馴染みのコイツ(リボルバー)を使わせてもらっている。
なぁに、性能については私の折り紙つきだ。使わなくなった後も手入れを忘れたことは無い。
これで君も、山猫の一員だ - 45二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 19:53:07
- 46二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 20:11:29
墜落現場 AM11:32
ヒャッホウ!!
サーヴァントはいいな!!
いくら落ちても死なないんだからな!!
人間にゃあ不可能なんてないのさ!!
いつか空を飛べたように、
いつか宙だって飛べるのさ!!
彼は腕に蝋の羽根をつけ、飛ぶ。
いつか人の手が太陽へ届くと信じて。
ぶひゃあ!!
最高だねぇ!!
もう一回!!
……落ちるのは、もしかしたら趣味なのかもしれない - 47二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 20:14:28
- 48二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 20:17:29
- 49二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 20:18:31
「俺のリロードはレボリューションだ!」
- 50二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 20:22:27
墜落が趣味な面白い人という発想がなかったので、キャラ付けとしてとても斬新でいいと思いました。
- 51二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 20:27:58
クロスネタ
礼装名『ある男の日記』
81
与えながらも奪い、しかしそれを抱えていく――『与える者』であり『奪う者』であり『受け継ぐ者』である者。
いつかの喩えを出すのならば、『パンの枚数を必死で数える』者。
それは角度を変えた視点で見れば、ひとりの人間が複数の『魂』を抱えて生きているとも言えないだろうか?
行き詰まり掃いて捨てられる歴史とは、『世界』から見た『極罪』なのではないか?
異なる世界の生命を奪いながらも、『極罪を犯した魂』を受け継ぎながら、彼/彼女はこれからどこへ行くのか?
その先とは彼にとって、あるいはこの■◾︎■にとってどのような景色なのだろうか?
もしかすると、行き方は明確であったのに辿り着けなかった『天国』が、彼を通じてわたしにも見えるかもしれない。
――もっとも。かつての『与える者』や『受け継いだ者たち』のように、愛想良く善を振りまく彼/彼女はわたしにとって『信頼できる友』ではないのだろうが。
少しばかり希望的観測が過ぎたかもしれない。
善性などに当てられて、ここへ来てから出会った犯罪王のようになってはまずい。
続きは明日、書くとしよう。 - 52二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 20:31:30
「タペストリー」
神々に認められる人間は、優れた武勇を持つ者だけとは限らない。職人技で認められる事だって有り得るのだ。
とはいえ。
「ゼウスさまの浮気を題材にしたのは、我ながらやり過ぎだったような気がします。」
もしもう一度勝負できるのならば、今度こそ素晴らしい題材で素晴らしいタペストリーを織り込んで勝つ、と彼女は続けた。
姿形を捻じ曲げられ、煉獄に刻まれたとて、職人の魂は燃え盛り続ける。 - 53二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 20:40:02
- 54二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 20:43:06
『待ち焦がれた日』
神という存在は永久であり、人の願いで生きるモノ。誰かの祈りで変わるもの。
それはわたしだって勿論よ。アイデンティティが一つしかなかったのに、誰かさんのせいで二つ目の役割が出来たの。そりゃあもう嬉しかったし、誉れ高い行為が出来て本望よ。今思えば、ね?
好きこそものの上手なれ、うん!本当に好い言葉。やらされた事は唯の尻拭いでも、趣味の才芸が実ったのよ?自己が実った感覚は何時までも忘れることなんてない。マスターもそういう事ってあるでしょ?わからない?ま、それぞれよそれぞれ!
ほんと、忘れてやらんさ。カルデアの記録で言うならば、あの赤髪め。あんたに簪を挿す権利なんてない。
ホント、満足に消えやがって。権能の外に求められるのが嬉しかったのか?
――――――干上がり、汗ばみ、震え、忽ち凍る。覚束ないが一発勝負。薪の焔が己を照らす。良し、顔の悪さは判らんはず。己の全てヲ
―――――我らの大神に捧ぐ―――――― - 55二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 20:43:35
礼装名『ただ、その一歩のために』
この石、なんだと思う?まあなんの変哲もない塩基性岩さ。
マスターの時代じゃ割と簡単に手に入るんだな。インターネットツーハンってやつでさ。
だが俺からしたらとんでもない、コレに人類の期待と夢が全てこもっていたと言っても過言じゃないんだ。
マスターも自分の功績には自信を持ちなよ?
アンタからしたら特異点を歩き回るなんて記録にも残らないちっぽけな事だと思うかもしれないが、人類史にとっては間違いなく偉大なる歩みとなるんだからな! - 56二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 20:45:13
- 57二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 20:45:51
溶ける愛
誰もが私を殺人鬼と罵る。
あぁそうだ、確かに××したのは私だ。
けれど、それがいけないことなのか?
酸に溺れた君を見て笑う。
許せないのは私とて同じだ。
ジクジクと音を立てて溶ける腕が君の頬に当たる。
あの海に帰りたかったんだ。
ジュウジュウと溶ける君に口付けをする。
君もそうだったんだろう? - 58二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 20:55:57
正解です!
- 59二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 21:00:47
拙い文ですが…
神官も知ってる通り紡いだ神話は天の炎によって灰になった。そりゃあ痛手だったとも裏側まで響いたし。地中に埋まってた神像とかなかったら格落ちしてたし。
ん?人間を恨んでないのかって?いや特に。嫌いもなあ
なんでって…神は信仰なければ神では非ず。人間が信仰すれば俺らは形保てる。そんでもって人間に恩恵を与え信仰はもっと強くなる。win-winな関係だろ?いつか人間が一人で羽ばたく日も来るんだろうなーって思ってたし。まあ大勢の預言者とかを殺るのは流石に勘弁!土台はぐちゃぐちゃ、俺の記憶が曖昧なのはそのせい。
…そんでも俺は人間が好きなんだ。否定されても罵倒されても嘲笑されても思いがなくても例え俺が俺でなくなっても。記憶がなくとも記録が俺を俺たちを証明してくれる。それだけでも嬉しいんだ。
でもやっぱ神官が雷とか見たら俺のこと思っててほしい! - 60二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 21:03:29
礼装名『ある一尾の独白』
実のところオレたちもやりすぎたんじゃ無いかって思ったんだぜ?あん時は頭に血が昇って誰も止めようなんて思わなかったんだけどサ。でもこの仕打ちはねえんじゃねえか?見てみろよこの体!自慢の歯も肌も無くなって!代わりに得たもんがこのチンケなギザ歯と毛無猿みてぇな身体だぞ!おまけにこうなった原因が『オレたちの姿すらよく分かってないから』だぞ!こんな羽目になるのが分かってれば、あんときあの耳長の話なんぞ聞かなかったんだがなァ... - 61二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 21:04:03
正解!
- 62二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 21:11:39
- 63二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 21:15:04
礼装名『春の風が吹かずとも』
いつまでもお側にいたい。
ただそれだけでしたーー
夏が過ぎ、秋を超えて、冬の先のまた春の日も。
季節が巡る歓びを何度でも分かち合いたくて、
そうして、私は彼を追いかけました。
「だから、今宵もーー」
包み紙には華一輪。
きっと、きっとその香り(わたし)を忘れないでいてくれるように。
まるであの日のような一夜の夢の中で、
新しく芽吹いたものがどうか、どうか途切れないようにと。
「貴方が覚えているのなら、
きっと私は、何度だって空を飛ぶのでしょうーー」
柔らかな春の訪れを告げる風。
それはいつまでもいつまでも、大切な貴方のそばにーー - 64二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 21:15:10
- 65二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 21:19:22
- 66二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 21:20:23
- 67二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 21:20:51
- 68二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 21:21:25
絆礼装
『渭水のほとりにて』
初めて見たときはただの変わり者だと思って、随分と失礼なことを言っちまった。いやぁ、釣り糸に裁縫針をくっつけた男が、まさか大きな使命を持って山から降りてきた道士様とは思うまい!
……まぁ、ともかく。俺はその後師父に助けられ、武術を学ぶこととなったのだ。今まで、戦ったことなんてなかったけど、師父は教えるのも上手いのか、物覚えの良くない俺をあっという間に武人に仕立て上げちまった!そして、あれよあれよと戦場へ駆り出されることに。
でもさ、俺は後悔してないよ。山で木樵やってた間も楽しかったけど、皆との旅は厳しくも楽しかった。沢山の仲間を喪ったけど、それでも築き上げたものがあった。生命が循環する山のように、全てが無に還るものだとしても、あの日々は忘れられないものだった。
だからさ、俺の天命はあの時に決まってたと思うんだ。あの渭水のほとりにて、ぼんやりした変わり者の男に声をかけたときに。
「よぉ、そこのあんた。いつもここで釣りをしてるな。これも何かの縁だ。よければ名前を聞かせてくれないかいーー」 - 69二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 21:22:32
- 70二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 21:28:01
- 71二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 21:36:40
- 72二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 21:36:41
タロウか...ねぷた名乗りいいよな...!
- 73二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 21:37:36
- 74二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 21:43:27
「あしたのかぜ」
なやみがなさそうだって?
もちろんさ なにをなやむことがあるんだい
ここは ごはんもおいしいし
しみゅれーた?で いつでもぽかぽかようきで おひるねできるからね!
きみは なやみがあるのかい?
だれかと けんかしちゃったなら
いっしょにおいしいものをたべて いっしょにおひるねしよう
そうしたら おともだちになれるはずさ!
そんなになかないで
わるいゆめなら ぼくがたべてあげるから
そんなに なやまないで
あしたはあしたのかぜがふくのだから! - 75二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 21:48:14
- 76二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 21:50:06
- 77二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 21:51:08
なんで皆そんなに引き出しがあるんだ……
- 78二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 21:53:46
クロスネタ
「宝物」
―遠い昔の記憶は、いつも波の音がする。
あの小屋で話してくれた夢を覚えている。
波の音と共に話してくれたたくさんの言葉は今でも輝いている。
だけど、
おれが嬉しかったのは、おれの始まりを作ってくれたことじゃなかった。
諦めないことが、冒険を続けていることが、何よりうれしかった。
……おれがこんな話をするの、珍しい?…変な顔、してるよ……
別に…変わったことをしてるつもりはないけど……
おれはいつも通りだよ…マスター……
いつも通り、宝の自慢をしてる……それだけ - 79二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 22:02:40
- 80二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 22:03:19
- 81二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 22:12:31
ジム・ホーキンズかと思ったがクロスネタじゃ違うか
- 82二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 22:14:16
- 83二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 22:34:26
- 84二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 22:35:00
- 85二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 22:36:58
- 86二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 22:41:52
- 87二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 22:49:09
絆礼装
『縁結びの仙薬』
申公豹に唆され、まんまと下界に降りた僕は、まずは武勲を立てることを考えなくちゃならなかった。こっちはポンコツ仙人なので、あまり強くない。出来て闇討ちなどの地味で暗いことしかできない。なので、そういうことが苦手そうな派手な武家に仕えようと思って、地中からコソコソと戦いの様子を観察していた。その時に彼女を見つけた。
ーー目を見張った。こんなにも美しい人がいるものかと。
そこから一目惚れで阿呆になった僕は、行動だけ冷静なまま、彼女の家に取り入り、地道に仕事をして、武勲を立て、彼女と彼女の父親を仙薬で治した。その後、彼女の父親が酒の席でポロッと「これからも活躍してくれるならうちの娘を嫁にやる!」と言ってしまったので、僕は盛大に調子に乗り、武王暗殺を企てるのであった。まぁ、失敗して、太公望たちに捕まるんだけどね。
子どもの頃からチビでブサイクで、おおよそ欲しい物が手に入ったことがなかった僕でも多少の帳尻合わせがあったようで。
「貴方よね!私を助けてくれた人!会いたかったわ!
え?周に帰順しろ?いいわよ!その代わり、私の願いを叶えて!
私、貴方に一目惚れしたみたいなの!だから、私と結婚して、夫婦になって頂戴!」
……なんて、一生分の幸福が舞い込んでくるから驚きだ。あの時、躊躇わず仙薬を使って、彼女を助けてよかった。だから、これはただの仙薬じゃなくて、僕たち二人を結び付けてくれた仙薬なんだ。 - 88二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 22:55:50
赤色は君の色
知っているかい?
人の中には赤色が潜んでるんだ。
オレははじめて知ったのさ、
とけたそれが美しいのを。
あの花畑で、花がチクリとしたときに。
だから大切に、大切に仕舞ったのさ。
オレの胃袋に。
でも、できればそれを分かちあいたかったんだ。
赤が似合う君と一緒に。 - 89二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 22:58:13
クロスネタ(何故か削除されたクロススレに投稿したもの。思い出しながら書いたので合ってるかは自信が無い)
『誰かが遺した式神の紙』
「フフ…あんた、やたら大きい世界作ったから…閉じるのに時間かかりそう…」
──そう言って、あの人を模した式神は俺の前から姿を消した。
アイツも、あの人も、人が大人しくしてりゃ皆好き勝手言いやがって。
本当はアイツを封印するのだって嫌だった。ずっと傍で守るから外で暮らそうって……そっちの方がずっと本物だって全力で説得したのに。
なのにアイツは全然うんって言ってくれなかった。
この上あの人まで失うなんて納得出来なかった。力を持つ者には選ぶべき道がとかそんなの知らねえ。俺はぜってー嫌だったのに!
あの人は化け物じゃない。料理ヘタだって、考え方変だって…何だっていい。ただ家にいてくれるだけで良かったんだ。
あの覇久魔の地には、今もあの人がいるのだろう。
───母さん。 - 90二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 23:12:06
絆礼装
『ただの一目惚れ』
他のみんなは宝貝の話をするんでしょうけど、やっぱり私にとってはこれが一番大切な思い出なの。
ーーあの時、私は大怪我を負って魘されていたわ。怪我は痛いわ、熱は出るわでもう散々。でもね、ある時に少しだけ楽になってきたの。誰かが私の手を握って、看病してくれてたのよ。
私がうっすら目を開けるとね、その人は不器用そうな笑みを浮かべて、「もう大丈夫ですよ。仙薬を飲ませましたから。あとはゆっくり休んでください」って言って、去っていったの。
次の日、目が覚めたら傷はすっかり良くなって、その人もどこにいるか分からなかった。お父様やお兄様に聞いても、知らないふりするんだもの。でも、確かに私の心に残っていたわ。
ーーあの不器用な微笑みと優しい手を覚えている。きっと、この人はとびきり優しい人に違いない。
だから、あの人が周に帰順するように説得しに来たとき、このチャンスをものにするしかないと思ったわ。
「周に帰順する代わり、私の願いを叶えて!
私、貴方に一目惚れしたみたいなの!だから、私と結婚して夫婦になって頂戴!」
……うん。今思うと、若さゆえの勢いがすごいけど、結果的に夫婦になれたんだから良しとしましょう!
あの人は自分のことをチビでブサイクなんて卑下するけど……私にとっては命の恩人で一目惚れした人だわ! - 91二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 23:14:16
- 92二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 23:15:06
- 93二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 23:17:41
- 94二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 23:22:13
サンクス!
原作も藤崎版も好きなのだ!
自己解釈としては、土行孫は自分に自信のない男で自分のことを好きにならないような高嶺の花に惚れてしまい、外堀を埋めるたが、高嶺の花から些細なことで惚れられていた……という流れだったらいいな!と考えている。
- 95二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 23:39:37
- 96二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 23:46:06
※ある人物の一側面です。
『かつての理想郷』
キャンバスの上に絵の具でゆっくりと色を付けていく。ゆっくりと形を描いていく。
浮かび上がるのは、未来の僕が空襲の火で焼き尽くした街、笑顔を奪ってしまい、隣人すらも差し出す様にした民達だ。
そして、かつて思い描き、創り上げようとした悠久の理想郷。創り上げようと、演壇に立ったはいいものの、そこで本来は筆を握るべき手で、多くの民を戦争に導いた。多くの民達を殺し、それに加担させてしまった。
かつての画家としての夢は敗れ、僕に残ったのは『大罪人』と『独裁者』だけ。
今となっては後の祭りだけど、僕はどこで間違えてしまったのだろう。
だから、僕は今度こそ間違えない。いや、間違えたく無いと言った方が正しいか。
わがままだけどね。赦してくれ、なんて言わない。そんな言葉を僕が使う権利は無い。でも、あなたともう少しだけ、世界を護りたいという思いを赦してくれれば嬉しいな。 - 97二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 23:46:09
クロスネタ
「それだけが」
何もかもがつかめない。やっとの思いでつかみ上げたものすら手から零れ落ちて行く。
マスター、マスター。私は本当にどうしようもなく無能だった。
産まれたときから余分だった。唯一人に誇れるはずだったものは時代遅れになり、似合わん高官の座にみっともなくしがみついて…たくさんの部下を、無辜の人々を、殺した。
私の、私のせいなんだ。私が多くを望まなければ…誇れるものがほしいと望まなければ…たくさんの人が普通に生きていけるはずだった。
―だが、
みっともなく、醜く、不相応でも、私はその望みだけは…捨てられてなかったんだ。
たった一人、いつまでも私を…褒めてくれた。認めてくれた。嬉しかった。嬉しかったんだ。
あいつに誇れる私になりたかった。あいつを認めたかった。対等で有りたかった。
それだけが…私の、全てだった。
愚かな老兵の夢を、笑わないで聞いてくれてありがとう。マスター - 98二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 23:47:19
- 99二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 23:49:34
正解です!
- 100二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 00:02:59
おいしい牛乳
イチ、ニー、サン、シー。
いつものように体操を行う。
それは、習慣。
知っていて欲しいのはこれはジンクスだとかルーティンだとか、
成功を呼び込む秘訣ではない。
ただ私が好きなんだ。
重要じゃない?
いいや、これが一番重要なんだ。
戦場で最後の一線を保つには。
好きなことを見つけ、続けたまえ。
まぁ、それがコレであれば尚いいがね! - 101二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 00:04:07
- 102二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 00:04:20
絆礼装『たった一つの特別』
覚悟を持っての行動だった、祖国の為、誇りの為、何より自らが信じる正義の為。
家族も仲間も捨てていくことも覚悟した。私は自らが信じる正義に殉ずると決めた……そのはずだったのに。
まったく、今考えてもどうかしてるとしか言えない。仮にも自分たちの国がテロに晒され、私が犯人達と交渉をした無線、それも国内外全てに流れてる無線であんな……愛の告白をするなど。
まぁ、なんだ、だからこそと言っていいだろう。
私は力の限り、可能な限り全ての人を救う。だが奴だけは、伍長だけは違う。私の背中は奴に任せる。
あの時から決めたのだ、これからどのようなことがあっても、私は伍長を救う対象とは見なさない。
誰かを救う必要がある時、私は真っ先に伍長を見捨てる。
私の唯一の特別を、伍長に捧げたのだ。 - 103二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 00:07:44
正解です!
- 104二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 00:15:42
- 105二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 00:18:37
クロスネタ
「誓いの木」
木に名前を彫って、その前で手を合わせて誓いをすると叶う。俺たちが誓ったことは、永遠の友情。
たとえこの先何があっても、友達でいよう。
数年の時を経て彼と戦うことになってしまったが、
どうにか彼も、そしてあの子も失わずに済んで良かったよ。
この戦いで多くのものを失ったけど、同時に多くのものを得ることが出来た。
誓いの友人も1人増えたし。
これからどんな苦難に見舞われたとしても、この誓いも絶対に守ってみせる!
――いつか遺されるあの子たちに。
俺がいつの日かいなくなっても、
この木がいつか無くなったとしても、永遠に。 - 106二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 00:35:49
- 107二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 00:57:43
礼装名 What's this ?
「なんだマスター、これが気になるのか?まあなるだろうな。
だが残念だったな、原作ではこれがなんなのか、詳しく語られていないのだ。
だからまぁ安心しろ、変な概念を与え無い限り、これが貴様らの害になる事は無い。」
漏斗のような口を歪ませ、触手で指したプランターには、血のように真っ赤な植物が、すくすくと育っていた。 - 108二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 01:18:06
我が罪禍
私は罪を犯しました。
主を疑い、主に隠し、主に背いたのです。
主は私に罰を与えました、
けれどわかってしまうのです。その優しさを。
どうしようもなく憎い。
どうしようもなく許し難い。
主は罰を与えた給うた。
故に許せと。
愛していたのです弟を。主よりも。
故に罪なのです。
罪は雪がれねばなりません。
願わくば、我が罪が許されぬことを。 - 109二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 11:06:26
絆礼装
『ある朝の軍議』
私は玉帝の妹たる母と人間の父との間に生まれました。
私は父母の顔も、一般的な家族の愛も知りません。それが尊いものということはわかります。けれど、私は仙人で尚且つヒトとは異なる者だから。どうにもそういったことからは遠いのです。
ーーけれど。
『おはようさん!なぁ、師父見なかったか?』
『道兄 お早う。太公望 見てない?』
『朝からいないのよねえ。また釣りにでもでかけたのかしら?』
『……まさか。流石にそれはないだろ。僕が探してこようか?地行術なら簡単に探せるし』
『流石に遠くまで行ってないと思うのだがな。何、丞相殿のことだ。何か策が思いついたのかもしれん』
『それより、夜遅くまで書に耽って朝寝坊のほうが有り得そうだよな!』
『こら!天禄!口を慎め!』
『天化兄の言うとおりです!』
『天祥は四不相のお腹で寝てしまって離れられないのだと思います!』
『おいおい、なんだその可愛い想像は。まぁ、何となく四不相の腹で寝こけてる呂尚は想像し易いが』
『ええ…そんなァ…武王だって、四不相くんのお腹で寝てみたいでしょう?』
『そりゃ、確かに…って何言わせようとしてんだよ!』
ーー嗚呼、これから軍議というのにこの緩さときたら!けれど、何故か怒る気になれないのは、私自身がこれを『当たり前』だと思っているからだ。
既に多くの修行を重ね、私の心はそう簡単に動かない。非人間の私であったとしても、確かにあの時、あの場所は私の帰る『居場所』でした。
例え、この場にいる全員の天命が決まりきったものだったとしてもーー私は別れの時まで彼らを守ると決めたのです。彼らは私のーー
『それでは師叔、武王。軍議を始めしょうか。
ーーまずは師叔と武王が朝から姿を見せず、皆に心配を掛けた件について話し合いましょうか』
『『何でかなァ!?』』 - 110二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 12:03:34
礼装名『幼き日のあこがれ』
物語が読みたい、都に出たい、あの美しい女君たちのようになりたい─────
でも、現実は物語のように甘くはなかった。
いつもいつも後悔ばかりだった。何度も何度も夢を見ていたのに、愚かな私はそれを無視してばかりで─────結果、独りになってしまった。
なのにね、まだ心の奥が叫ぶのです。
「私は物語が好き!色んな物語を読みたい!」って。
どうしようもない女だと笑うでしょうか?まだわからないのかと呆れるのでしょうか?
いいえ、あなたはそんなことしませんよね。
いつだって見守ってくれて、都で物語と出会わせてくれて、あの人とも出会わせてくれたあなたなら。
きっと「きみは変わらないな」と優しく微笑んでくれることでしょう。 - 111二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 12:19:08
- 112二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 12:30:06
- 113二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 12:44:19
- 114二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 13:37:28
絆礼装
『白面猿猴』
ん?これか?これは、代々俺の家に伝わる宝貝の一つで、尚且つ俺の兄上の死因だ。
……んな、青い顔すんなよ。死因なのは事実だかな。こいつは道術を使えない俺を助けてくれる頼もしい存在であり、尚且つサーヴァントとしての力でもある。
いや、何。俺は本来サーヴァントになれるような器じゃない。それを俺の家族が力を貸してくれることによって、その存在を保っている。謂わば、一族の代表だな!俺は、俺の父上、俺の兄上、俺の弟たちの後押しによって、限界してるわけだ!
で、コイツの話に戻るんだけど……コイツ、たまに喋るんだよ。言葉を発しても歌を歌うくらいしかできなかったはずなんだが……呂尚に話しても、笑って誤魔化されるし……ここはマスターに一度相談してみようと思ってな。
おっと、武吉が呼んでる。ちょっと、席を外すぞ。
「ーーマスター、兄上はあのようにお人好し。よく似た気質たる貴方様なら、上手くやっていけるでしょう。
無論、この旦も知恵を貸します。あの人が心配で私も着いてきたのです。ですが……私がこの宝貝に潜んでいることは他言無用にお願いします。身内がいると気が休まらないでしょうから。
……兄上が帰ってきますね。それではまた」
すまん、待たせたな。うん?どうした?微笑ましそうな表情をして……「良いご家族ですね」?いや、それはそうだけど……俺のいない間に一体何が……!? - 115二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 13:41:10
クロスものです、知識不足だと思うんでご容赦を
礼装名『おいでませ、幻想の郷』
あんたも大変ね、私の場合はまぁ……家業というか成り行きでこの役目をしてるけど。
こっちは借りパク常連の魔法使いに思いつきで異変を引き起こす迷惑な住人たち、そっちはハロウィンで違法建築を始めとする特異点、お互い大変ね。
幸いあんたは終わりがあるようだけど……なんか最近カルデアに来て気付いたんだけど終わった後も色々と大変そうじゃない?冥界の神様筆頭に、色々と……大変ね、同情するわ。
まぁ何を言いたいかって言うと……あー、慣れないことはするもんじゃないわね。
とりあえず、あまり本気で肩入れするべきじゃないわよ。何事も自分が1番、あんた自身を大切にしなきゃ元も子もないんだから。
私を見習って、仲裁も程々にしておく事ね。
……何よその顔、そこ首を傾げるところ?確かに面倒になったら武力行使で両者ともにボコすけど、これも立派な仲裁よ、少なくともウチではそうなってるの!
やり合うのも"ごっこ"で勝った後だし、合法よ!
話が逸れたわね。
つまるところ……もし全てが終わったあと、また何か厄介なのに巻き込まれたら。限界を感じたら、何もかも投げ出したくなったら。
私を呼びなさい、高千穂の龍とその旦那の真似をするわけじゃないけど、何とかしてあげるわ。
なんならいざとなれば知り合いに連絡してあんたを神隠しするから、ウチへいらっしゃい。 - 116二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 13:41:25
迷惑じゃないか?
心配するとこそこ!?相変わらずね、あんたは。
安心しなさい、ウチは元々そういうところよ。
忘れ去られた幻想達が行き着く郷、外界から隔絶された、現世に残る最後の理想郷。
訳ありな妖怪、妖精、神様なんてのもいるし、あんたみたいなただの人間も、里に降りれば沢山いるわ。なんなら揃いも揃ってココのやつらといい勝負な厄介者どもよ。
住む場所も里か、いざとなったらウチの神社で住まわせるから、私の客なんだし、それぐらいはするわよ。
ただし!手伝いはしてもらうわよ。……仕方ないじゃない!居候は酒しか飲まないし、手伝いもしないし!宴会をすれば片付けするやつも極わずか、異変によっては潰れるのよ!
とにかく、退屈はしないはずよ、それでいて争いも"ごっこ"だから最悪なことにはならないわ。その為に、私がいるんだもの。安心しなさい。
我らが郷は、全てを受け入れるわ。 - 117二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 13:41:50
- 118二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 13:49:17
残った弾丸
あの時のことを覚えているかって?
忘れた……とは言えないな。
けれど、間違ったことはしていないつもりだ。
人助けってのはいいもんだろ?
あぁ、そうさ。
知らなかったんだ。
中に人がいたなんて。
人助けなんてとんでもない。
俺は狼を狩った、それだけなんだ。
じゃあ、なんで血まみれの少女が横たわっているんだ? - 119二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 13:51:55
- 120二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 14:37:35
クロスネタ
『私の親友』
それは古寂れた装丁の本。
皮は裂け、長い年月を感じさせる。
ページはところどころ黒塗りされるようにして、
けれど、その本は確かにそこにある。
君はいつか知るだろう、名前を失っても後に残るものがある。
だからこそ伝えたいのだ。
「ここからは、
オマエの物語だ──」と。 - 121二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 14:51:59
『撃ち落とされし火鳥』
ご存知の通り私は退屈な男だ。
だがその生涯に後悔はない。
天帝に命じられた時も。交渉の余地はないと判断し、太陽を9つほど落とした。
その報いとして天界より追放されたことにも後悔はない。ただ妻にはいくら謝罪しても申し訳が立たないだろう。私としては、未練はないが、彼女は違かったのだから。
だからこそ、彼女が秘薬を全てのみ、天界へと帰ったのは唯一の償いと言えるだろう。
その後については知っているだろう?
人の為に戦いながらも、結局は弟子に裏切られ、それさえも許して殺された。
退屈で哀れな男の末路だ。 - 122二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 15:00:08
- 123二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 15:01:17
- 124二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 15:27:03
クロスネタ(解釈違い地雷注意!)
『血に錆びた名も無き大剣』
ただひたすら振るう、振るう。
その素振りには才能の欠片も無く、敵地で我武者羅に振り回される剣術には洗練されたものも冴えも一切無い。
だがその圧倒的な個の暴力の前に彼に牙を向かれた存在は一欠片も残さず消滅させられる。
全ては兄を■■ため。その為に男は仮面や甲冑で素顔を隠し、兄の代わりに絶対ならないと己の魂に強く誓った。
この無骨な大剣も、壮麗な神剣を武器に戦った兄とは違うと周りに知らしめる為の道具に過ぎなかった。
敵も敵の敵も殺して殺して殺しぬいて……ナダレとの最終決戦で用済みになった程度の代物。
カルデアのマスター。真我無き別宇宙から俺を喚びよせた星見の魔術師よ。
喚ばれたからには貴様の戦いには手を貸してやろう。サーヴァントとして俺の敵ではなく貴様の敵に剣を向けてやる。
そして全ての戦いが終わった時──もしくはもう何もかも耐えられないと感じた時、貴様の“不変”をこの身に取り込んでやろう。
最も、いずれ纏う外装人格の中に貴様がいるかどうかは貴様の戦いぶり次第だがな。
────俺の、唯一無二の同胞よ。 - 125二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 15:44:05
礼装名『ダークブルー』
空が何色かってのは、あんたには大事な事かい?
あたしにとっちゃ、間違いなくそうなんだ。
心に目指す空の色、あたしの色は…… - 126二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 15:44:50
礼装名『願えども、かなわず』
武に優れ、礼節を持ち、威厳もあると言われてきた。天下をとるに相応しいと。
それでも二度とも選ばれたのは俺じゃなかった。
悔しかったさ。太閤様の選択はわかる。人質同然の養子よりも実子を優先するのは当然だ。
でもあの男は
正妻のせいで認知が遅れたにしても、俺が忌み子たる双子であったにしても、優れた俺を選ばなかったあの男のことは
ぼんやりとして、穏やかで、関ヶ原の戦にも遅れてくるような荒事に向かない弟を選んだあの男のことだけは、ずっと理解できなかった。
しかし200年の安寧を、戦なき世の中を作り上げたのはその弟だ。
─────ああ、今となって思えば、あの男(ちちうえ)の選択は正しかったのだろうな。
それでも俺は諦めきれないのだ。
天下一の男となることを。 - 127二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 15:45:46
- 128二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 15:46:04
「悔しかったさ。だが~」っすね。脱字してた
- 129二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 15:49:55
- 130二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 15:51:51
- 131二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 15:55:16
『青い柿ピー』
ダメ元上等、たとえ荒唐無稽でも、バカバカしいと思われても、どんなに見苦しくても、挑み続けるんだ、人間にはその力がある。
特別でなくとも、1人じゃない。
道半ばで倒れても、後に続くものたちがきっといる。
君のような若者の為に、希望ある未来をこの国に残すため。私たちの仕事はあるんだよ。
「心臓が息の根を止めるまで、真実を求めてひた走れ」 - 132二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 16:00:05
- 133二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 16:00:38
- 134二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 16:08:03
- 135二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 16:09:05
- 136二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 16:18:00
『擦り切れたタイトル』
何故こんなことになったのだろう。私達はただ書物を読み耽っていただけなのに。
誉ある職を戴いた。だが、其れより前から重んじるべき人がいた。私とは反りが合わなくとも、大切にしたつもりだった。社会から貴族と認められた。そして、縁が切れた。口伝でしか報は聞かない。しかし、幸せなら良かった。だが、定子様が――
一目惚れだった。ロンドンでラグビーをしていた貴方。彼女を慮り会わない貴方。父は言った、秘匿しろ。母は微笑った、嵐の王(ワイルドハント)かしら?否定はしないわ、世間は心霊主義と言って私を憐れむけど、カラダは、タマシイは語ってくれるもの。愛しいアナタ、あの子を護ってちょうだい、輝かしい冒険が待っているの。
ハッ、アンタはバカだねぇ。そんな怯えなくても良いのにサ。世界を嫌ってても、一筋の光を信じた。ロマンチストなリアリスト、父さんや爺さんとそっくりさね。……アンタは死ぬ以外に幸せを見い出せなかったのかもしれない。けどね、私達との生活は、マスターの物語はどうなんだい?
自分達はお化けにもなれなかった。けど、みんなに愛された貴方たちがいたから、ここに立てた。
僕/ワタシ/私達の英雄だ。 - 137二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 16:20:00
- 138二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 16:21:56
狼狩り、中に人ってワードでなんとなくそうかなと。
- 139二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 16:33:05
『すごく優しい男』
宇宙最高にアガるレース、その最終局面。
ズタボロになった愛機を走らせる、想定外の加速、スチームライトのプラチナ加速で既に何もかも限界だ。
オマケに相手は歴代大会覇者で改造人間、スチームライトを乗りこなすチャンピオン。
経験、機体性能、ドライバー性能含め、全てが最強のトップレーサー。
だがそれがどうした?俺には仲間がいる、メカニックにジャンク屋、そして何よりもーーー
「絶対勝つ!俺には、女神が付いてるんだァ!!」 - 140二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 16:37:15
- 141二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 16:45:46
正解です
この世界線のマグサリオンに取り込まれたぐだの“不変”は外装人格の中には存在せずマグサリオン自身の中の最奥にいる……という脳内設定
イメージとしては旧カルデアのマイルームに最初期の礼装を着てて兜を抱えてベッドに座ってる感じ
- 142二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 17:21:20
『御簾越しの親愛』
何故その様な行動をしたのか、私自身でさえ分からなかった
自由連盟を牽制する為の囮に使い、彼を危険に晒した選択への贖罪か
私が姿を公表すると約束した期間まで、既に老体の彼では生きて見ることが出来ないという事実への憐れみか
あるいは私と唯一直に話し合う事ができる地球人類として、彼に親しみを覚えていたのか
対話室のビジ・スクリーンを片側からなら見える特殊ガラスにした時から、人類の心理学上で“それ"の発生は想定されていた
彼がトランクに"それ"の準備の為にX線照射装置を隠していた事は光学センサーで分かりきった事だった
最後の会話の時、彼がいつもより大きめのトランクを持ってきた事からその中にこちら側を照らす投光機が張っていたのは論理的にも明白であった
ーーーそれでもあの数十秒間、部屋の扉を閉めるのを遅らせたのは、今の人類には早すぎる私の姿を見せたのは、論理でも科学でもなく、君を信じたからなのだよ。
我が親愛なる友人よ - 143二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 18:50:57
コンセプトは『作家を愛した人達』
一人目はなぎこさんの元旦那さんの橘則光
二人目はコナン・ドイルの二人目の奥さんのジーン・レッキー
3人目はアンデルセンのお母さん
エアプだし、史実よりモリモリになっているからわかりにくくなってしまいました。恐らく百人以上は纏まって概念みたくなってる。百貌のハサンかよ
フィジカルが高い平安貴族代表と、探偵共についてきた魔術師、男の理解者である母。ヨナス・コリンでも良かったかもしれないのですが、即興かつ盛ったのでガバガバです。
- 144二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 19:51:12
「お古のマウザー小銃」
これは験担ぎだ
戦場で3桁以上の人数の兵士を撃ち抜いて、
自身も弾丸に貫かれてなお
除隊後どころが戦後何年も私は生きていた
君は私のような軍人ではない
ましてや騎士や勇者でもない
君はただの、未来ある少年少女だ
君も戦場で散る命じゃないんだ
平和を取り戻した世界で何年も何十年も生きてくれ
この銃はそのためのお守りだ - 145二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 19:56:08
このレスは削除されています
- 146二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 20:03:58
クロスネタ
project DiVA
画面の向こうからキミを見つめていたんだ。
キミが見つけてくれた日から。
それは多分偶然で、それはきっと運命で、
記憶の中に軌跡残して、
邂逅の中に奇跡残して。
既存曲をなぞるオモチャならばそれもいい。
でも……
伝えたい、この気持ちを。
“出会ってくれてホントにありがとう” - 147二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 20:13:50
『孤独だった少女』
その少女は万能であった。
だからこそ恋に燃え、狂い、やがてそれは肉親や恋の対象、果てには世界への呪いまでにも発展した。
「"王子様は呼ばないのか?"今回だけは呼ばなかったわ、今回はあなたとのお茶会ですもの」
やがて彼女は討ち取られる。
万能たる彼女は、自らが恋に堕ちると知った時のように、それを知った。
そして同時にもう1つ
「世界を救うなんてことしてるくせに、こんな私と縁を紡いで、あまつさえ呼び出すだなんて、相当変わり者よ」
自分には友ができること。
理解者では無い、協力者でもない。なにより自らの野暮を打ち砕く仇敵とさえ言える。
だがしかし、理解せずとも助け合える。力はなくとも傍には居られる。
「モノ好きなマスターさん、私のたった1人のお友達」
恋する少女はもう、孤独では無いのだから。 - 148二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 20:24:47
- 149二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 20:39:03
- 150二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 20:50:20
「満タンの酒樽」
──────どんな偉業をなしても、それを認める人がいなければ虚しいだけ。
故に酒が要る。酒樽を割り、吟遊詩人を呼び、大勢の人と勝利を分かち合うのだ。 - 151二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 20:52:14
- 152二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 20:52:55
- 153二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 20:56:04
- 154二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 20:59:31
いいね。恋でも家族でもなく、友達なのがすごくいい。
- 155二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 21:11:24
クロス注意!
絆礼装「一対の剣と盾」
黒い剣と盾の組み合わせ。
剣は先端が二股に分かれ、盾には角のあしらわれた異形の武器。彼からの呪いの剣にして祝福の武器。
以下、動物会話の出来るサーヴァントによる通訳をここに記すーー
「人よ、自然に蔓延る愚か者よ、竜の骸を弄び、龍に手を伸ばさんとする者共よ。
主よ、我をも受け入れる勇者よ、只人の身でありながら、自然を取り戻さんとする英傑よ。
故に、汝にこれを託そう。是、我が骸より創られし剣と盾なり。是、我が神器として、呪いの剣と恐れられた物なり。運命の戦争を、避けられぬ死を、汝が切り開かんことを。
…我が水晶の眼を渡すことも考えたが、我が主は怯えそうなのでな、我もそれは本意ではない。」 - 156二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 21:19:12
「へんてこな豆」
これか?これは豆だよ、見ての通りな
味?期待しない方がいいぞ、私の世界でもあまり美味くない方の豆だからな。……何せすすめてきたやつですら、食材ではないと溢したくらいにはな
だが、たまに摘まみたくなることがある。そいつのおかげでな。お前も食べてみるか?口に合わなくてもまあ仕方ない、そういうものだとも
もし気に入ったなら、いや、食べてもいいと思ったなら、また言ってくれ。分けるくらいはしてやろう。お前の大事な人と食べるがいい。その方がきっと、楽しい時間になるだろうとも - 157二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 21:24:40
- 158二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 22:11:48
NPC鯖のイメージ絆礼装とかおk?
- 159二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 22:13:19
塩の塊
薄汚れた塩の塊。
その汚れた塩はしかして彼が命よりも大切にしているものだった。
振り向いたのが貴方なら、私はどれだけよかったでしょう。
振り向いたのが貴方なら、私はどれだけ悲しんだでしょう。
振り向かなかった裏切りがどれだけ心を裂いたでしょう。
怨嗟の声が心を苛む。
そう言ってくれたならどれだけよかったのだろう。 - 160123/03/05(日) 22:15:40
- 161二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 22:22:24
もう殆ど答え言ってるようなものですが。
『あの夜の後には』
ある筈のない炎の熱気で肌が熱い、焼け残った家の残骸は黒く、もう慣れた筈の鮮血の匂いがやけに鼻をついた。進軍を阻む民も殆どが息絶えている。
___この国はもう滅亡した。
その結果を知るには十分な惨状だった。
数ヶ月前には、この世の栄華を極めた黄金帝国。その終焉がこれとは。呆気なくて笑えてしまうと同時に、私の改革と復讐、エルナンド、貴方のと征服と侵略、相反する目的の達成を告げる十分過ぎる合図だった。
彼らの目を盗んで歩き続ける。かつての家はただの木の残骸に成り果てていた。
母や兄妹の生死はどうでもいい。
私の身代わりとなって埋められた貴女の元に向かう。そこは掘り起こされ、白骨化した頭が土から飛び出た際には、『あの夜』の事を聞いた貴方と同じ顔をした。
それから、足ではなく手で、貴方から貰った服を土で汚そうとも、貴女の頭が見えなくなるまで土をかけた。 - 162二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 22:52:43
絆礼装
『それは本来は存在しない宝貝』
この宝貝についてか?ふふん!請われたのならば教えてやろう!これは、俺様の信奉者が考えた『本来存在しない宝貝』だ!
俺様が北海に封神された後、俺様のことを正しく評価した小説が流行ったらしく、この宝貝はその小説を参考にして改良を加えつつ、編み出したものだ!どうだ!すごいだろう!
打神鞭と違って、打てる回数は制限されておらず、威力はその倍!名の通り、雷属性なため、打たれた相手は一定時間動けなくなる!おまけ機能として、追尾もできるぞ!
さらに、だ!この鞭には、あの男ーー太公望特攻も付与した。まあ、『太公望特攻』という括りがあまりに限定的すぎて、俺の作った呪符を付けただけになってしまったんだが……。それは今後改良を加えていくことにする。
俺様は、必ず、何としてでも太公望に勝つ!勝ってーーみんなに認めてもらうんだ。俺がいかに努力してきたかって。
マスター、お前は必ずこの勝負の行く末を見届けてくれよ。そして、認めてくれ。あのぼんやりした男を只人に戻してやるのは、この俺様だということを! - 163二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 22:58:46
礼装名『終わりのその後』
理想の城は輝きを失った。
円卓に集った騎士は戻らず、かつて輝きに満ちた広間は閑散としている。
戦火に燃えた大地は鎮まれど、敵は未だ島に残っている。
偉大な我らの王も城には戻らなかった。
もう、滅びは決定した。
――それでも城下には民はいた。
明日も分からぬと恐怖に震えるを民がいた。
もしかしたらと希望に縋る目があった。
――ああ、なるほど
得心がいった俺は躊躇いもなく王冠を掲げ宣言する。
「私は王に後を託された!王から預かったこの王冠こそがその証!」
破滅の分かりきった未来、偉大な王に比べれば何もかも劣る若い騎士。
すべてを理解しつつ、それでも1人の騎士はそう叫んだ。
王から授かった最後の命を遂行するために。 - 164二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 23:10:23
アーサー王伝説の知識が乏しくて申し訳ないが、コンスタンティン3世のことかな?調べた中で一番それっぽい人がこの人だったんだが……
コンスタンティン3世 - Wikipediaja.wikipedia.org - 165二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 23:46:50
- 166二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 23:48:56
- 167二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 23:49:06
- 168二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 23:57:03
- 169二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 00:45:37
- 170二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 01:07:20
『かくして龍は高祖と成った』
そうだな、覚悟がなかったんだ、俺には。
皇帝になるなんて大見得切っておきながら、女にはだらしなく、毎日酒にどんちゃん騒ぎ、所詮は侠客、怠惰に惰性に死にたくない一心でしか生きていなかった。
その結果は知ってるだろ?
民は鏖殺され、大地は焼き払われ、国は文字通り切り刻まれた。そして何より、彼に、あの方に罪を背負わせてしまった。
歴史では俺が暴君を打ち破ったかのように書かれてるんだろうが、実際は違う。俺のだらしのなさが、至らなさが民を、大地を、そしてあの方を台無しにしたのさ。
龍の因子を持ってるだァ?笑わせる。
民も国も、恩人でさえ歴史に残る悪人に貶めた。
全てを理解し、覚悟を決めた時にはもう手遅れだった。
その後の俺に出来ることなんざ、あの方が残して下さった国を何とかまとめるぐらいだ。
だからこそ、此度の召喚では悔いは残さねぇ!
己の誇り、全身全霊を賭けて!
民も、大地も、全てを救ってやらァ! - 171二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 01:08:46
- 172二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 01:11:10
- 173二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 01:12:46
- 174二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 01:22:30
絆礼装名「忘却」
忘れたりはしない。忘れてなるものか。
僕が君の事をどれだけ好いていたか おそらく君は気づいていただろう。
天に昇る君は、とても綺麗に見えた。
月が君を照らし 煙が囲んでいた。
君を忘れはしない。君の近くに居た獣のこの姿で 君の傍にいられるなら 僕の正体に気づかなくていい。
忘れないように 今この記憶を残しておくんだ。 - 175二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 01:24:28
アームストロング船長かな?
- 176二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 01:43:46
『執念のその先に』
袋小路に追い込まれ、武具を全て失い、最後は徒手で足掻いて、足掻いて、足掻いてなお、掴み取ることは叶わなかった勝利。
胸中にあるのは、敗北の記憶と、それに伴う苦い感情。
――誤解のないように最初に申し上げますが、生前の俺を殺した戦士達に恨みはありませんよ。
“あの人”の宿敵には恨みはありません、生前はあんまり関わりなかったので。実は血が繋がってたって事実には少々驚きましたが。
あの赤毛の男にも恨みはありません……ただし、妻の仇であるという一点以外は。
ただ、俺にも未練はあるんですよ。欲を言えば、そうだな。
人として、愛する人達と、もっと一緒に生きたかった。大好きな人達を喜ばせたかった。皆には嘆き悲しんで欲しくありませんでした。
戦士として、もっと勝ちたかった。もっと大きな戦果を挙げたかった。
何が言いたいのかというと、サーヴァントとして仮初めでも人生を楽しませて頂きたいんでよろしくです!!
……それはそれとして、人生最大の黒星がまさかあんな形で残っていたのは少々、いや、だいぶ恥ずかしいのは秘密です。 - 177二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 02:14:03
史実出典です
『狩場の記憶』
首都の程ない近くに位置した肥沃な狩場の小さな小屋。
母に、弟に、妻にも愛されることなく、ただ王という名の国家の装置として生きた孤独な王を動かしたのは、この森とそこに佇む小さな狩小屋の記憶であった。
一つは遥か幼い頃、偉大なる父王の腕に抱かれ、森を掻き分けて鷹を追い、王の偉大たるを知った記憶。
もう一つは王として立ち、母の手を退け、目的を共にするたった一人の道連れとして宰相を選んだ決断の日。
二つの記憶は決意となって彼を玉座に縛り付け、玉座が生んだ責務は彼から愛すべき物を遠ざけ続け、王は孤独のうちに世を去った。
それでも、彼が死した後にそこに立った壮麗な宮殿こそが、王の生の意味を保証し続ける。
たとえ孤独で空虚な物であったのだとしても、彼の人生は実り多く偉大なものであったのだと。 - 178二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 02:19:03
- 179二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 04:30:13
正解ニョ
- 180二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 08:16:22
- 181二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 10:03:02
『Let’s play』
死地へ向かった理由か?
ダチに呼ばれた、ただそれだけさ。
おかげでツレはお空に花火を打ち上げ、俺は弾切れで胸に1発ドカンってな、やられちまった。
まぁ好きなように暴れられたし、ダチもガキも女も助かった。
俺らは所詮ならず者、いつ死ぬかも分からねぇ
ならダチの為に、好きなように暴れる。俺たちの生き方ってのはそういうもんさ
いざとなったら俺らを呼べ
ギターを持って駆けつける。 - 182二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 10:53:24
このレスは削除されています
- 183二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 10:59:25
『浮世の夢は』
今日で終わりだ、そう思って床に就く。
幼い頃、この世は地獄だと心の底から思っていた。
裏切り殺された父、人質として流されるままの自分、そして何よりも誰かの庇護の下でなくては生きてはいけない国と困窮する民そのものが、”僕”にとっては正に穢土の具現だと言えた。
だからこそ──”俺”は浄土を求めて人生を駆け抜けた。
天下に轟く覇道も、天下を照らす日輪も自分には無かったけれど、多くの者に支えられて皆が平穏に生きることのできる明日を目指し続けた。来世ではなく現世に希望を持つことができるような世界を志した。
だが、それももう終わりだ。微睡む意識の中でそう思う。
果たして”私”は理想を実現できたのだろうか。戦の無い世の中を作ることはできた。次の世にも続く仕組みを作り上げることにも成功した。しかしながら、本当の意味で浄土と言えるような世界にはできなかった。
故に、浮世はきっと暁と同じような物なのだろう。
理想という名の朝を目指して走り続ける。たとえ途中で倒れたとしても同じ志を継いだ誰かが目指し続け、しかしながら本当に目標にしたところに辿り着くことはないのが現世という物の本質なのかもしれない。
──これは天下を支える王道、その終わり。
しかし描いた夢は今もなお、誰かの道に続いている──── - 184二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 11:04:17
- 185二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 11:11:12
正解!
元ネタは
「嬉やと 再び醒めて 一眠り 浮世の夢は 暁の空」
「先に行く あとに残るも 同じこと 連れてゆけぬを わかれぞと思う」
という辞世の句と「厭離穢土欣求浄土」という旗印から
どうしようもない現世をもっとより良くしようとし続けた家康は、信長や秀吉とはまた別の形で天下という物を考えてたのかもしれないと調べてて思いました
- 186二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 14:21:14
割と分かりやすいかも
礼装名『あの人の冠』
彼女と別れたのは、互いに合意の上だったんだ。
僕は王位を継ぐものとして世継ぎを必要とし、しかし彼女は弟の一件で子を産むことに忌避を覚えていた。
だから僕は彼女と別れ、彼女の妹を妃とし、その傍らでアマゾネスの王女との間に子を授かった。
それでも彼女は僕にとっての大切な人だ。
だから、彼の酩酊の神のもとに娶られた彼女のことを今でも思わずにはいられない。
今日も僕はこうして、彼女を娶った神の愛の証に、
あの冠の星座に祈りをささげる。 - 187二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 14:29:18
- 188二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 14:36:07
- 189二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 14:51:23
礼装名「大河の一滴」
宇宙(ほし)を駆け、天空(そら)へ落ち、大地(はだ)を伝い、川(とも)に流れ、海(はら)へ溶け行き、雲(てん)に昇り、雨(あめ)と成りて、人(ひと)へ染み入り、私は生まれた。
――遥か昔、まだ星に海がない時代、彼方より流れ着いた水の一片―― - 190二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 15:01:22
礼装名:台所に立った時を思い出して…
何と皮肉な話じゃねぇの。
サーヴァントとやらになって、よーやく自分を振り返れたから振り返ったらさ。
俗物だよ俗物!
女子社員や、社員の嫁にまで手を出す経営者とか、今だったら暗殺されても文句言えないっつーの。
インキュバスだよこれ!
それでも、みんながワシを慕ってくれた、自分達の運命を任せてくれた。
大雪の夜、ポイントが凍結しないよう徹夜で監視してくれた社員もいてさ、そいつらを屋敷に呼んで、よく手製のカレーをご馳走したっけ。
あの時、あのカレーが社員たちへの最大の労いだったと、ワシは今でも確信しとるんじゃ。
そう、これからもずっとな……。 - 191二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 15:09:38
- 192二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 15:09:57
>>155だけど、スレも残り僅かなので答え合わせを置いておくよ。
正解はモンスターハンターよりミラボレアス!
ミラボレアス素材で作られた片手剣、黒龍剣をぐだに渡しているイメージ。
「動物会話の出来るサーヴァントによる通訳を記す」、「運命の戦争」、「避けられぬ死」、「水晶の眼」辺りがヒント。
最新作のサンブレイクには登場していないけど、前作(ライズを前作とすると前々作)のアイスボーンには登場しているので、気になった人はプレイしてみてね!(型月民をモンハン沼に沈めようとする者の図)
- 193二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 15:12:24
正解どすえ!
- 194二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 15:19:20
>>144です
残り少ないから答え合わせするとシモ・ヘイヘ
この人2002年まで生き残ってるかなり近代の人だからぐだみたいな子が戦場立つの嫌がりそうだなと思って作ってみたんですけどちょっと分かりづらかったですね
- 195二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 15:19:37
- 196二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 15:22:39
- 197二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 15:22:44
>>189だけど元ネタ出しとく
南スーダンの川沿いに発展したディンカ族の祖とされるアイウェル・ロンガーが元ネタ
人と精霊の混血であり天から神が降りてきて人に宿ることで生まれたとされる
型月的にはものすごくガイアの精霊の側面を備えてそうな逸話で妄想が捗る
- 198二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 15:50:44
このレスは削除されています
- 199123/03/06(月) 16:04:29
- 200二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 16:14:25
正解!