- 1二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 14:16:01
- 2二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 14:17:42
ウチの在庫には無いようです…
注文されますか? - 3二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 14:21:51
1作注文お願いします。発注業者が見つからなかったので助かります
- 4二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 14:27:08
《月が綺麗だね》
「月?でも今は新……ああ、そういう事ですか」
「トレーナーさん、実は出典が無いのですよ」
《えっ、そうなの?》
「はい、夏目漱石がそう訳したという話はどこにも文献が無くて、後世の創作の可能性が高いそうなんです」
《そうなんだ……》
「……私、トレーナーさんが好きです」
「夫婦に、……なりませんか?」
(稚拙なりに出力しましたが、報酬はこちらで宜しいでしょうか?) - 5二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 14:59:23
お前船降りて乗れ
- 6二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 15:58:56
とくとく、とくとく、と時計の秒針のように。
いいや。それよりもなお疾く、脈打つ僕の心臓。
たった一言伝えるだけなのに、僕の緊張は天をつかんばかりの摩天楼。
一般的に見れば僕は間違っている、それでもこの気持ちにだけは嘘はつきたくないのだ。
──けれど、
「月が綺麗ですね」
口から転び出るのは消極的で遠回しな言の葉。
冗談だった、という逃げ道を用意する臆病者の選択
文字通りの月並みな言葉は、紙に書いたような薄っぺらさ。嗚呼、なんてバ鹿な男なんだと、後悔と自己嫌悪で心が満ちていく。……その時。
「私も大好きですよ、トレーナーさん」
「……えっ?」
刹那。投げかけられた言葉が理解できず惚けた声が漏れる。予想だにしない返しが来て言葉に詰まる就活生のように僕の口は意味のない音しか出せなくなる。
「なっ、えっ?でも、だって……」
「ふふっ、“死んでもいいわ”なんて私は言いませんよ。この先も、私は貴方と一緒に生きていたいのです。だからもう一度言いますね、大好きですよ」
一刀両断。僕の不安も後悔も全て、勧善懲悪の敵役が如くこの小さな英雄に切り伏せられてしまった。
──なら、答えなんてたった一つだ。
「ああ、僕も……大好きだよ、ロブロイ」
「ええ、私も大好きです。」
(駄文ですまんやで、ロブロイ持ってないんや)