- 1二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 21:24:17
- 2二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 21:28:49
前スレ
https://bbs.animanch.com/board/1661935/?res=195
五角関係はこちら
【閲覧注意】ここだけ或人(→)唯阿←大二・祢音→景和の世界線 Part2|あにまん掲示板スレタイ通りに或人(→)唯阿←大二・祢音→景和といった五角関係について語るスレです(ちょっと不備があったので立て直しました)前スレhttps://bbs.animanch.com/board/1381…bbs.animanch.com派生スレ
お見合いかぁ……相手はどんな人なのかな|あにまん掲示板「なぁイズ、今度のお見合い相手ってどんな人なんだ?」「鞍馬財閥のご令嬢、鞍馬祢音様でございます。スーパーセレブ祢音TVというチャンネルで家出配信を行っています」「へぇ〜!コラボしてみたいなぁ」http…bbs.animanch.com - 3二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 21:29:32
前スレは最後の方ダレました申し訳ないです…
- 4二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 21:30:34
スレ立て乙!
- 5二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 21:33:27
- 6二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 21:35:53
- 7二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 21:42:22
正直はっちゃけたいです
- 8二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 22:48:03
トンチキイベントSSに夢を抱きながら前スレの続き
透ジャマト「お前……何しにきた⁉︎また俺の親友を治療とか言って傷つけるんだろ⁉︎この偽善者が‼︎」
透ジャマトはナイトジャマトとなって永夢を蔦で攻撃しようとするが、ギーツの銃撃で防がれる。
ギーツ「まだハイライトには早いぜ。主治医様が到着していないからな……」
永夢「ええ。……今井透さん、そして吾妻道長さん、ドクターとしてあるまじき行為をしたことを謝罪致します。」
バッファ「お前……」
永夢「僕は常に正しいことをしてなんかいなかった。だけど失敗しても、壊れてもやり直して、誰かを守りたい。だから……今井透さん、あなたの本当の声を聞かせてください。」
大我「……レーザーの奴、まだ来ねぇのか⁉︎……ん?」
大我がスマホの緊急ニュース通知を見ると、とある4人の囚人とその他多数の囚人が脱獄したというニュースが表示されていた。
(一方その頃)
唯阿「何だと⁉︎シンクネットの連中が脱獄しただと⁉︎」
唯阿はその知らせに驚きを隠せなかった。 - 9二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 23:06:34
広場にいる永夢達はイナゴのようなライダー達の存在に気づくことはなかった。
透ジャマト「なんなんだよ……‼︎」
そこに飛彩と景和、祢音そして貴利矢が駆けつける。
ギーツ「ようやく主治医様のご到着だな」
永夢「貴利矢さん‼︎無事だったんですね‼︎」
貴利矢「いや……自分達は無事なんだけどさ、隊長さん達大丈夫かな……」
飛彩「監察医とヒューマギアのソルド20が戦っている時、イナゴのようなライダーが大量に押し寄せたのだが、そこに刃唯阿と部下が現れてここは任せろと言われた」
祢音「或人さん、知ってるみたいだけど大丈夫かな……」
景和「うん……」
ギーツ「なんかまずい状況みたいだが……どうする主治医様?」
貴利矢「やばい状況なのは分かっちゃいるが……自分は自分のやり方で治療をする」
貴利矢はそう言うと、バッファに近寄る
貴利矢「……ごめんな、道長。辛い思いさせてさ……で、覚悟はできた?」
バッファは少しの間黙ると、口を開く。
バッファ「ああ、頼む。」
- 10二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 23:24:49
貴利矢は少し黙る。それは黙祷しているようだった。
貴利矢「じゃあ……お前の親友の本音、聞かせてもらうぜ。」
永夢「……」
永夢はガシャコンキースラッシャーを召喚する。
永夢「こんな形になって、ごめんなさい。」
永夢はガシャコンキースラッシャーにマキシマムマイティXガシャットをセットしガンモードに変形させ、透ジャマトを撃とうとした。
その瞬間だった。
バッファ「待てっ‼︎」
透ジャマトを庇うバッファだったが……
永夢「な、何してるんですか⁉︎」
永夢が既にリプログラミング効果のある銃撃をくり出した直後であった。
貴利矢「……」
しかし貴利矢はそれを黙って見ている。
2人を銃撃が襲う
祢音「これ大丈夫なの⁉︎」
しかし貴利矢の様子を見ていたギーツは祢音を制止する。
ギーツ「大丈夫だ、主治医の判断だからな。」
そこには変身解除した道長とジャマト透の姿があった。
道長「……透……」
景和「よ、よかった、生きてる……」
貴利矢は2人に近づく。
貴利矢「自分は監察医で、お亡くなりになった方を診るドクターだ。今まで沢山のお亡くなりになった方を診てきたが……さよならが言えない別れって辛いんだよ。
だからさ、こいつに本音言ってやってくれよ……」
辛そうに貴利矢はジャマト透に話しかける。
- 11二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 23:39:17
さよならが言えない別れ、それは貴利矢にもあった。
かつてゲーム病がまだ隠されていた頃、その機密情報を調べたら貴利矢はゲーム病を発症した友人の藍原淳吾に告知してしまいそのせいでショックを受けた彼は外に飛び出し、交通事故に遭ってしまったのだ。淳吾との再会は最悪の形となってしまった。
ジャマト透「……勝つために色々したけど結局デザグラではダメでさ……こんなはずじゃなかったのに。まさかお前までデザグラに参加するなんてな……俺のことは忘れて普通に生きてくれたらよかったのに。でも、お前にまた会えて、こうやってさよならが言えるんだ……ありがとう、道長」
道長「……透っ‼︎」
透の身体を抱きしめようとしても、光の粒子となって空へと昇っていってしまう。
項垂れる道長の肩に貴利矢は黙って手を置く。
(これでよかったんだよな、淳吾……) - 12二次元好きの匿名さん23/03/09(木) 23:52:28
道長「……」
黙っている道長に貴利矢は話しかける
貴利矢「道長、お前のコアID見てみな」
道長「ヒビが、ない……?」
貴利矢「リプログラミングの効果だな。リプログラミングってのは簡単に言うと普通の人間にまあ、あれこれして戻すってこと。ジャマト化の他にお前の体はゾンビバックルの影響も受けていてゾンビ化してたけど、それも白紙にしたわけ。まあこれは賭けだったんだけど。」
道長「賭け?」
貴利矢「親友を撃つ時お前が庇うかどうかってこと、つまりお前は自分にノせられちゃったわけさ」
道長「何だよ、それ……」
貴利矢はゆっくりと立ち上がり、口を開く。
「さて、道長……これからどうする?自分を殺したきゃ殺せばいい。それでお前の理想の世界が叶うなら」
景和「ち、ちょっと何言ってるんですか貴利矢さん⁉︎」
永夢「そうですよ‼︎」
道長はゆっくり立ち上がり、首を鳴らす。
そして思い切り左腕で貴利矢を殴った。明らかに人間の腕で。 - 13二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 00:16:15
祢音「ちょっと道長何してんの⁉︎」
景和「貴利矢さんに助けてもらったのに‼︎」
道長に殴られた貴利矢は頬を押さえながら痛そうに言う。
貴利矢「てめっ、人が治してやった……左腕で何してくれんだよっ‼︎」
道長「ああ、おかげ様でこうやって嘘つきぶん殴れるようになったよ」
その言葉に怒った貴利矢はお返しとばかりに道長を蹴る。
貴利矢「ああそうかい‼︎恩を仇で返しやがって‼︎」
道長「このっ……‼︎」
そして2人はつかみ合いになる。裏切るフリのために着た黒い革ジャンも、ベロバが選んだ服もボロボロになるくらい。
道長「何が、殺したきゃ、殺せだよ‼︎そんなもんで入るスコアなんかな……スーパーで勝手に渡されるシール並みにいらねぇんだよ‼︎そうやって何でも嘘ばかりついて‼︎
嘘つかなかったから親友が死んだから嘘つきになるなんて極端すぎるんだよ‼︎」
貴利矢「はっ、親友が仮面ライダーのせいで死んだから仮面ライダー全部ぶっ潰すやつの方が極端なんだよ‼︎」
変身解除した英寿は呆れて言う。
英寿「もはや子供の喧嘩だな」
永夢「……でもああやって本音を話す貴利矢さん、久しぶりに見ました。」
永夢は笑って返す。
貴利矢「こんの暴れ牛がっ‼︎」
道長「こんの嘘つきがっ‼︎」
そして2人はクロスカウンターでお互いの顔面を殴りその場に倒れる。
大我「おい……何してんだてめぇら……」
飛彩「主治医と患者が殴り合いの喧嘩になるなんて見たことないぞ」
大我と飛彩に介抱されながら2人は毒を吐き続ける。
貴利矢「あーあ、せっかく買った革ジャンどうしてくれんだよ」
道長「知るかよ、ていうかそれはこっちのセリフだ」
貴利矢「ふん、内心その服気に入ってなかったくせに‼︎隊長さんの好みじゃないからな‼︎」
道長「お、お前人前で言うなっ‼︎」 - 14二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 00:25:38
祢音「え、隊長さんってまさか唯阿さん…?」
景和「道長さんああいう人タイプだったんだ……」
英寿「そうか……とりあえず普通に恋愛できる体に戻れてよかったな、バッファ……」
事情を知らない3人は引き気味になる
道長「うるせぇ……いてっ」
大我「てめぇ今それやってる場合じゃねぇだろ」
貴利矢「本当のこと言ってやったからな、自分……っ‼︎」
飛彩「監察医、お前もだ」
永夢「とりあえず、よかった……」 - 15二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 00:33:14
唯阿さんの件についてはpart4の91〜にありますのでご覧いただけたらと思います。
- 16二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 00:58:00
一方のゼロワン達
バルキリー「はーっクション!」
ゼロワン「うわ!?ちょっと刃さん!?何今くしゃみしてんの!?呑気なの!?」
バルキリー「私だって好きでくしゃみしてるんじゃない!というかここ最近鼻がムズムズするんだよ!」
サーバル「隊長、それはきっと花粉症です。耳鼻科に行くことをおすすめします」
ダイヤウルフ「待てもしかしたらそういう体質なのかもしれん、ここは一旦研究機関に見てもらおう」
バルキリー「私は実験動物か!」
そんな呑気に漫才しているが彼らの足元には倒したであろうアバドン達が横たわっており、多くの敵を倒したことは明白だった。しかしアバドンはまだまだいる
ゼロワン「こいつら本当にうざいな!」
バルキリー「こいつら殺虫剤でも撒いたら意外とすぐ倒れるんじゃないか?」
ゼロワン「それ俺も死なない?」
バルキリー「……そういえばそうだな」
そんな彼らの前にイズが変身したゼロツーが来る
ゼロツー「或人社長お待たせしました」
ゼロワン「イズ!助けに来てくれてたの!?」
ゼロツー「はい、しかし今回はその他にも鞍馬祢音様達にこれを私に来ました」
そう言うゼロツーが手に持っているのはギーツ達が使う小型のレイズバックルだが、武器があるのではなくエグゼイド達ドクターライダーが使うゲーマードライバーが描かれたバックルだった
ゼロワン「それって確か祢音ちゃん達が使う…」
バルキリー「もしかしてそれがあの共鳴に起きるデメリットを解消するアイテムってやつか」
ゼロツー「はい、しかしアバドン達が暴れたこともあり事態解決のため現状一個しかない上まだ未完成のため一回きりとなります」
ゼロワン「まじかよ…」
バルキリー「なら私がそれを渡しに行こう、一応誰が使っても問題ないだろ?」
ゼロツー「はい、しかし共鳴相手はある程度決まった方達でないと」
バルキリー「いや、もう目星はついてる。あとはその二人が使ったら問題ないだろ」
ゼロワン「刃さん…、わかった、こっちは俺達で抑えとくから早めのご帰還頼んだ!」
バルキリー「任せろ!」
そう言ってバルキリーはゲーマードライバーバックルを受け取り道長達がいるところまで走っていく
ダイヤウルフ「おい、なんで隊長を行かせる必要がある?速さならゼロツーのほうが」
ゼロツー「あれを私抜きで相手にするのは少々大変かと」 - 17二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 00:59:43
そう言ってゼロツーが指を指した先にはなんと仮面ライダールシファーが4人もいたのだ
ルシファー(ベル)「久しぶりだな飛電或人」
ルシファー(ムーア)「あのときのあれ百億倍にして返してあげる♪」
ルシファー(ルーゴ)「あいつらはいないけどまぁいいよ…、お前らで満足してやるからさ!」
ルシファー(ブガ)「お前ら覚悟しろよ!」
ゼロワン「……やべぇルシファーが4人もいるとか聞いてねぇ…、しかも誰が誰だか分からねぇ…」
ゼロツー「左から順にベル、ムーア、ルーゴ、ブガの4人でございます」
ゼロワン「いや名前聞いてもわからない…」
サーバル「なんでもいい、隊長達が戻るまで足止めしとけばいいんだな!」
そうして4人のゼロワン、ゼロツー、サーバルタイガーソルドマギア、ダイヤウルフソルドマギアと4人のルシファー達がぶつかる - 18二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 01:11:04
- 19二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 08:16:29
貴利矢「てなわけで、これ返すわ永夢」
貴利矢は裏切るフリをした時にベロバの信頼を得るために奪ったハイパームテキガシャットを返す。
永夢「まあわざと取らせたんですけどね、お疲れ様でした。」
大我「いきなり計画始めたから下手に口出しできなかったな」
祢音「え……わざとって……」
景和「だから裏切ったふりだったんだよ祢音ちゃん。俺からバックル奪ったのは……」
英寿「治療しているのに何らかの拍子にジャマトバックルを使わせないため、そうだろう」
貴利矢「ノせられちゃったんだよね、あんたら……いてて……でもジャマトバックルも拒絶反応出るように追加で薬投与したし、まあ、狸君には悪いことしたよ」
痛みに顔を時折歪めつつ貴利矢は笑って言う
景和「いえ、そんな理由があったなら仕方ないですよ」
道長「タイクーン、これは返す」
そう言って道長は景和にコマンドツインバックルを返す。
景和「良かったよ、無事に帰ってきてくれてさ。……だってさっき貴利矢さんと喧嘩してる時ジャマトグランプリなんかどうでもいいみたいなこと言ってたし。」
道長「そうだな……あいつのお遊びに付き合うのもバカらしいし」
貴利矢「そうそう‼︎普通の人間に戻って隊長さんにお近づきになる方が有意義だもんな‼︎あっ、いてっ‼︎」
道長「だからやめろって……」
わざと大声で言って傷が痛んだ貴利矢は悶絶する
飛彩「だから今そういうことをするな監察医、自分に返ってくるだけだ。」
道長「ざまあねぇな……っ‼︎」
大我「てめぇもだバッファ」 - 20二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 09:54:09
貴利矢と道長の共闘の相手はベロバと大智かな
ネタバラシと決別の意も込めて
大智は貴利矢の地雷踏んでるし - 21二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 10:44:26
祢音「って……景和や英寿は貴利矢さんの計画聞かされてたの⁉︎」
英寿「ああ、お前がゼロワンとデート中にスカイタワーの中のレストランでな」
景和「永夢さんと飛彩さんからね……あそこのたぬき蕎麦いまいちだったな、レビューサイトに書くかな……世界平和のためにならないから」
祢音「そんな……私聞いてない‼︎」
英寿「デート中だったからな。あとちなみにツッコミ用のスリッパはないぞ」
祢音「じゃあ、あの時私や或人さんにプレッシャーかけたのは」
貴利矢「あーあれ嘘。ノせられちゃったね、カップルさん♪だって自分はあくまでも裏切った設定だからそうしないとダメじゃん、まさかヒューマギアの子にバレそうになるとは思わなかったけどさ」
祢音「じゃあ或人さんが食当たり起こして怪我した挙句入院して退院した時、道長に猫の着ぐるみ着せてたのは……」
我慢の限界が来た道長は大声を出す
道長「ほら見ろ‼︎こいつこうやって平気で嘘つくんだよ‼︎
……いてっ‼︎」
大我「だから何回言えば分かるんだてめぇは‼︎」
貴利矢「あらら、怒られちゃった……」
飛彩「お前もいい加減にしろ監察医」
英寿「なんだその猫の着ぐるみって、怪我治ったら聞かせてくれ」
貴利矢「いいぜ、沢山あるから」
道長「レーザーもギーツもやめろって……」
永夢は戦闘が行われているであろうスカイタワーを見上げる。
永夢「皆大丈夫かな……」
英寿「いざとなったら俺たちが行くしかないな、この中で万全に戦えるのは俺たちだけだかな。」
永夢「そうですね……他に戦える人達は勝手に喧嘩始めて怪我してるし、ハイパームテキも使えますから」
英寿「そりゃ心強いな」
- 22二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 10:46:52
或人はゼロツーにならずにメタルクラスタホッパーの時点でも、大抵のジャマトに勝てそう
- 23二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 10:49:23
- 24二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 10:51:54
このレスは削除されています
- 25二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 10:52:24
主題と外れるけど、メタクラの場合はバッタを飛ばして一般人や味方をジャマトから守るのに向いてる
暴走なしならゼロワンの形態で一番支援向き - 26二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 10:55:09
メタクラ強いよな…
- 27二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 11:04:15
チェイテピラミッド姫路城ジャマト出すのか⁉︎
- 28二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 13:49:58
このスレだと道長元に戻しちゃったからまたゲイザーでてきそうだな
そういやハイパームテキが永夢の手元に戻りましたねぇ(白目) - 29二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 16:08:47
- 30二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 17:25:24
ここで次回予告風SS
貴利矢「まさかこれって、バレンタインじゃね⁉︎まさかの急展開だろ‼︎」
祢音「あー‼︎道長のせいで黄色トリオがぶっ潰されるッ‼︎貴利矢さんも唯阿さんもっ‼︎」
英寿「何かお前が突っかからないと何か調子狂うな」
景和「レビューサイトから出禁にされた……」
道長「だがな……まだ燃やして力に変えれるものはある」
貴利矢「あらあらあら、自分の患者に何してくれてんの?」
道長「さて、どうしてくれる?」
永夢「何がリアリティだっ‼︎」 - 31二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 17:28:27
ゼロツー、リアライジング、ブレイキングマンモスとかはゼロワン単独の力のみを底上げする感じ
仮面ライダーだと味方への支援が可能な極アームズやクロスセイバーみたいなフォームのほうがむしろ少数派 - 32二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 18:07:50
アズ「(アバドン達の様子を見せながら)どう?素敵でしょ?この世界もまだまだ終わってないわよ、悪意に満ち溢れてるわけだから♪」
ベロバ「確かにそうだけど……何かこの群れ、気持ち悪いわね」
アズ「仕方ないわよ、イナゴがモチーフの仮面ライダーだから、そこはね?こいつらを使えばもっと簡単にヒトの破滅が見れるわよ?」
大智「仲間を盾にしても厭わない……ジャマトより邪悪だ、これが人間だとは思えないね」
ベロバ「ところでミッチーとナイトとレーザはどうしたのかしら……回収しようとしても何故か回収できないし……」
大智「明日あたり様子を見に行こうか」
アズ「あーあ、折角アーク様が気に入ってたから私が悪意に染まり切るように頑張ったのに自分から悪意を手放しちゃうなんてがっかり。まああのアロハシャツのせいもあるけどね……別の世界だったらまた違うのかもしれないけど、今の世界でまた新しい器を探さないと……あのヒューマギアじゃ不安定だし……」
- 33二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 18:09:36
主人公たちが組んでたら、ラスボスたちもそりゃ組むか…
- 34二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 18:15:25
- 35二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 18:21:43
ジャマグラもデザグラも無関係に人を守る仮面ライダーとか、運営からしたら鬱陶しいだろうな
- 36二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 20:12:19
スカイタワーから爆発音が聞こえてくる。
景和「或人さん達が危ない‼︎」
祢音「或人さん……」
大我「……おい、もしかしてだがこの騒動、このニュースに関係してるんじゃないのか?」
大我はそう言い、脱獄犯のニュースを見せる
飛彩「だが開業医、明らかに奴らは仮面ライダーだった。何の関係が……」
大我「……その脱獄犯ども新興宗教に関連しているみたいだぜ。そんなやばい奴らを手引きする奴は」
貴利矢「おいおい、主治医やってやっとひと段落したと思ったらまたかよ……少しくらい休ませてくれねぇかな」
永夢「とにかく、もう放っておくことはできませんね、ここも危なくなる」
英寿「ああ、一般人の避難は完了しているとは言え、このまま指咥えて見ているわけにはいかないな」
唯一戦える永夢と英寿がタワー内に突入しようと決意した時、目の前に例のイナゴのような仮面ライダーが一体現れた…
- 37二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 21:36:05
- 38二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 22:06:48
祢音は意を決したようにエグゼイドとギーツに声を掛ける
祢音「こいつ一体なら弱いし……何とかできると思う。だから2人とも或人さんのところに行って‼︎」
しかしそれを大我が制する
大我「おいナーゴ、てめぇまだ本調子じゃねぇだろ」
祢音「……でも……」
大我「俺だってレベル3が限度だ、てめぇだってこんな弱くても何度でも立ち上がる奴相手ならすぐ限界を迎えるのは確かだ」
祢音「それは、分かっているけど……他に戦えるの私達しかいないじゃない……」
2人の会話を聞いていた貴利矢が口を挟む
貴利矢「おい、何で変身に制限がかかってるわけ?しかもその口ぶりだと鏡先生も狸君も変身できないってことだろ?いつの間にそんな変なことが起こったんだよ?」
心当たりのある道長も口を挟む
道長「ナーゴとスナイプ……確かロポとゼロワンをナッジスパロウが戦わせた時、強化したナッジスパロウと戦って凄まじい威力で攻撃して倒したよな?もしかしてそれが関係してるのか?」
祢音は少し口ごもったが言葉を発する
祢音「そう。或人さんが言ってたけど何でかすごい強くなることがあって、その後ドライバーが反応しなくなるの。
私と大我さんはまだ本調子じゃないけど……或人さんに直してもらって変身できるようになった。」
景和「俺と飛彩さんも、病院で城ジャマトを相手にした時同じことになって今は変身できないんだ」
ベロバ側にいたため知らなかった事実を突きつけられた2人は驚愕する
貴利矢「マジかよ……」
道長「……それじゃかなりやばいじゃねぇかよ」
祢音「だから……私が戦うから、2人は先に行って‼︎」
大我「そうだな、ごちゃごちゃ言ってる場合じゃねぇ」
飛彩「開業医……すまない」
大我「こんな奴、どうにかするさ」
そして2人は変身しようとする。
- 39二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 22:51:46
このレスは削除されています
- 40二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 23:11:04
エグゼイド「ダメだ、そんな状態で任せられない。こうなったら……」
エグゼイドはハイパームテキガシャットを取り出す。
エグゼイド「ここで決着をつけて中に行かないと……」
エグゼイドがそう言った瞬間、その仮面ライダーは何かを聞いているような素振りを見せ、舌打ちをするとその場から姿を消した。
ギーツ「逃げたのか……?」
エグゼイド 「分からないけど、とりあえず中に……」
或人「皆‼︎」
唯阿「無事か⁉︎」
或人や唯阿、ソルド達が駆けつける。
その時、或人達が駆けつけた
- 41二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 00:26:46
祢音「或人さん‼︎ソルドちゃん達も無事だったの‼︎」
祢音は喜んで或人の元へ駆け寄る
或人「ああ……何故か知らないけど突然逃げていったって言うか……」
或人は不思議そうに話す。
或人「だけどあいつら何で……あいつらは捕まったはずなのに」
イズ「或人社長、シンクネットの残党が脱獄したようです」
或人「やっぱり……でも誰がそんなことを」
唯阿「恐らくアズが絡んでいるのは確かだ。とりあえず調査はするが」
或人「やっぱりそうか……」
考え込んでいる或人と唯阿の目に、敵対していたはずの2人が目に入る。
或人「貴利矢さんに……道長さん……って何でボロボロなの⁉︎」
2人の様子を見て或人は驚く。
或人「あの……まさか袋叩きに……?」
恐る恐る変身解除した永夢や英寿に聞く。
永夢「してませんよ」
英寿「するわけないだろ」
祢音「違うよ、或人さん……貴利矢さんが道長と道長の友達助けた後何故か2人で殴り合いになったの。」
或人「ええっ⁉︎何で⁉︎」
唯阿「何があったんだ……九条先生」
貴利矢「いやあ、なんか突然殴られたんでつい……」
唯阿「嘘とそのノリのせいだろ」
笑って誤魔化す貴利矢をよそに、唯阿は同じようにボロボロになっている道長に視線を移す
唯阿「君は……」
道長「‼︎」
道長慌てて貴利矢の背後に隠れようとする。
貴利矢「待望のご対面じゃねぇかよ」
そう言い、唯阿の前に押し出す。
唯阿「聞いたよ、九条先生が何で宝生先生達を裏切ってベロバについたのか、それは君のためだったんだな。君を治療するために」 - 42二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 00:50:17
貴利矢「いや、それほどでも?」
なかなか言葉が出ない道長の代わりに貴利矢が口を挟む。
道長「……別に、頼んでねぇよ」
唯阿から顔を逸らしながら呟く。
或人「とりあえず皆無事で良かったよ‼︎」
祢音「うん‼︎」
唯阿「その様子を見ると……君は結論をだせたんだな。九条先生も大変だっただろう、本職は監察医なのに彼を助けて。」
貴利矢「そりゃあもう……自分、誰かの主治医になんかなったことなんかないから」
貴利矢はおちゃらけた雰囲気から一変、空を仰ぐ。
貴利矢「自分なりにしかできなかったけどね」
永夢「でも貴利矢さんじゃなきゃ、道長君を助けられなかったですよ。飛彩さんや大我さんもサポートしたけど貴利矢さんが主治医じゃなかったら……きっと」
貴利矢「そうかな、自分結局あれしかできなかったよ」
道長「……」
貴利矢「監察医の自分が主治医でごめんな、道長。自分は診察とか専門外だからさ……本当にしてやれることはなかった。もっと他の奴だったらお前の友達だって……」
道長「……いや、あれで良かったんだよレーザー……あねままだったら確かに透と一緒にいれたかもしれないが、その分誰かを平気で傷つけていたかもしれないんだ……」
貴利矢「……そうかい、自分もどうしていいか分からないことばかりでさ……」
道長「だから、透と一緒にいるためにお前を殺さなきゃいけないってアズの奴に言われて……」
英寿「だが迷ったお前が中々実行に移さなかったからアズはお前の親友にレーザーを殺すように吹き込んで逃げ場をなくしたんだな」
景和「そんな……酷すぎますよ……」
唯阿「アズはそうやって君が悪意に呑まれるようにしたんだろうな……」
祢音「でもそれを振り切ったのはすごいよ……私だって負けちゃったことあるから」
或人「2人にそんなことさせようとしていたのかよ……」 - 43二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 01:11:26
貴利矢「ああ、知ってたよ。あいつのことだ、自分の情報をベロバ達に流すなら最低限にするよう頼んでその通りにはしてくれたが、素直に言うこと聞く訳ねぇだろうなって疑ってはいた。だから最後に自分聞いただろ?殺さないのか?ってさ」
道長「何だよ、それ」
貴利矢「まあ殴られたのは素直に腹が立ったけどね……ところで社長さん、ドライバーとパワーアップの件聞いたぜ、あれどうにかしねぇとまずいんじゃねぇの?」
或人「それなら解決アイテムをイズが……」
景和「本当ですか⁉︎」
祢音「本当⁉︎」
イズ「……と言いたいのですが、脱獄囚……仮面ライダーアバドンとの戦闘で一個しかまだ、それもテスト品なので一回切りしか使えません。」
唯阿「それがこれだ」
唯阿はゲーマードライバーバックルを取り出す。
イズ「それをデザイアドライバーに装着すれば戦闘後の反動汚染……変身不可になることはありません。」
唯阿「君と九条先生なら……上手く使えるはずだ。」
唯阿はゲーマードライバーバックルを道長の手に握らせる。
道長「……っ‼︎」
貴利矢「まさかこれって、バレンタインじゃね⁉︎まさかの急展開だろ‼︎」
騒ぎ立てる貴利矢を永夢が抑える
永夢「今そういうのいいですから‼︎」
唯阿「それにな……嫌な上司と縁を切る方法を教えてやる。」
道長「……」
唯阿「思いっきりぶちのめしてこい、私もそれで嫌な上司と縁を切った」
貴利矢「……そうだな、ケジメつけねぇとな。自分もやってやりたいことあるし……ノってやるよ」 - 44二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 01:22:42
貴利矢「つー訳で、これ道長に使わせていい?」
貴利矢は祢音や景和、大我や飛彩に聞く。
祢音「イズさんは必ず皆の分作ってくれるはずだし」
景和「やらなきゃいけないことなんでしょ?だったらやらなきゃ」
大我「その分俺たちの分までぶっ潰してこいよ」
飛彩「失敗はできないからな」
貴利矢はそれを聞き笑う。
貴利矢「だってよ、道長、それじゃ自分にノってくんない?」
道長「……邪魔すんじゃねぇぞ」
貴利矢「はいはい、分かりましたよ」
唯阿はそれを満足げに見ていた。
或人「よし、じゃああのバックルの動作を確認して……」
祢音「或人さん‼︎お泊まりもデートも中途半端‼︎今日お泊まりするから‼︎やっとひと段落したし‼︎」
或人「え、ええっ⁉︎」 - 45二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 02:09:42
- 46二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 02:11:43
このレスは削除されています
- 47二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 02:25:36
自由に書いていいのでは
- 48二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 07:12:49
自分の書きたいようにSS思いついたら書けばいいと思います。特に妄想スレですから
- 49二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 08:09:01
その後……自業自得で怪我をした貴利矢と道長は病院で手当を受けていた。
2人とも服装はいつも通りのものに戻っている
貴利矢「今頃祢音ちゃんは社長さんの家行ってるのかね……」
道長「知るか」
貴利矢「あれ〜自分だって隊長さんとそうなれたらいいなって思ってる癖に‼︎」
道長「う、うるせぇんだよ、お前……でも、バルキリーと最初に戦った時に言われたことが引っかかっているんだ。(3スレ目幼児退行事件終盤参照)」
貴利矢「へぇ……どんな?」
道長「信念とか戦う理由はないのかって」
貴利矢「あーあれね。自分お前とこういう関係になるとは思ってなかったからすっかり忘れてた。(その時貴利矢さんいましたね)
……ジャマトグランプリ棄権した時点で仮面ライダーなら全員ぶっ潰すとかいう極端な理由はなくなったんだろ」
道長「だからこうやって元に戻って何もない状態になったから……」
貴利矢「自信ないわけ?まあ、急展開すぎたわな。」
道長「もし違う世界だったら俺は後戻りできないところまで行ってたかもしれないし、全部ぶっ潰すって決意しても、俺が俺なのか分からなくなって迷いもなく他人を力のままに踏みにじっていたのかもな……」
貴利矢「でも今の世界のお前はそうじゃないんだろ」
道長「確かに今の俺には願いもないから背負うものもないけど、痛みの他にたくさんの思い出が刻み込まれてる」
貴利矢「それだよ。隊長さんはああは言うけど、今のお前には難しい話だから。それを言うなら自分だって最初はろくにゲーム病の患者と向き合わないで真実ばっか追いかけてたからな。信念とかそういう重さがあれば戦えるって訳じゃない。結局気持ちだよな、大切なのは。信念とかそういうのはこれから見つけな、本当の親友のためにも」
道長「……1つしかない命だ、選択に後悔しないように生きるさ」
貴利矢「何だ、答えでてんじゃん。……とにかく、明日にはあいつらは現れる。隊長さんも言ってたが……それなりのケジメはつけないといけないからな。思い切りぶちのめしてやりな」 - 50二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 08:35:38
道長「明日か……」
貴利矢「何、緊張してんの?」
道長「いや、そうじゃなくて……」
貴利矢「……」
そこに永夢が現れる
永夢「貴利矢さんに道長君、怪我は大丈夫ですか?」
貴利矢「まあそんな大したことはないってさ、それより永夢、明日さ……」
永夢「あの話ですか?」
貴利矢「それもだけど、ちょっとこいつの話聞いてやってくんない?」
(一方その頃)
ニラム「一度リタイアしたが生き延びて、ジャマト化しつつジャマト側についたのに、今度はコアIDおよびジャマト化の解消をして人間に戻るなんてリアリティがない」
サマス「はい」
ニラム「デザイアグランプリは続行不能になっているからもう一度鉄槌を下さないといけないかな、リアリティのために」
- 51二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 08:39:45
素直に言いますと誰かとリレー方式的にでもSSを書き合いたいです…
- 52二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 08:47:31
>>16さん
バックルに話を落とし込んでくれてありがとうございます。
- 53二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 11:31:20
申し訳ございません。今まで通りに自由にSS書いていただきたいです。他の方のSSも読みたいので悩まないで書いてください‼︎
- 54二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 12:33:37
綺麗な或人×祢音SS読みたいです‼︎
- 55二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 15:56:15
そして翌日
ベロバ「それにしても、妙すぎない?3人とも居場所も回収もできないって……」
大智「まさかやられたとかそういうことは……」
貴利矢「ヘイ‼︎ベロバ様に天才クイズ王‼︎来てくれるなんてな‼︎」
貴利矢の声に2人は驚いて振り返る。
ベロバ「レーザー⁉︎」
大智「なんか格好が違うが……革ジャンの色が赤になっただけか」
ベロバ「あんた何してたの⁉︎」
道長「……」
そして、貴利矢の隣に道長も現れた。もちろんデザイアグランプリリタイア前の普段着で
大智「……え?」
大智は何故か道長の様子を見て違和感を覚える。
何だか胸がざわつくのだ。それが不正解であって欲しいと大智は無意識に願う。
ベロバ「ミッチーあんた何してたの⁉︎全然様子もわからなくなるし……‼︎それに服どうしたのよ‼︎」
余裕の表情でニヤニヤしている貴利矢の横で道長は静かに口を開く。
道長「……てんだよ」
ベロバ「え?」
道長「だからサポーターとしての関係は終わりだっつってんだよ‼︎」
そう言い放った彼のデザイアドライバーに装着されたコアIDが目に入る。
ヒビが入っていたはずなのに無傷なのだ。
大智「な……何が起きたんだ⁉︎コアIDの回復なんて⁉︎」
ベロバ「でもレーザーレイズライザーは……っ‼︎」
レーザーレイズライザー、それはサポーターに与えられるアイテム。
サポーターとの関係性が失われた場合、当然それも使えなくなるはずだ。だがベロバのは他のものとは違っていた。
貴利矢「そりゃアークの力で使えてるだけだろ?」
ベロバ「レーザー……まさかあんたが⁉︎」
貴利矢「さて、そろそろいいよな、道長」
道長は黙って頷く。
貴利矢はそれを見て不敵な笑みを浮かべる
貴利矢「あれ?ノせられちゃった?」 - 56二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 16:14:04
ベロバ「え……?まさかレーザーあんた……」
貴利矢「あんたの側について味方になったやつだろ?あれ嘘だから。」
ベロバ「……は?」
大智「くっ……そうだ、じゃあナイトジャマトは?ナイトジャマトはどこに……」
貴利矢「あの人はな……ちゃんとさよならが言えたのは感謝するぜ」
道長「……」
大智「まさか殺したのか?それにあの人って……あれはジャマトだろ……」
その瞬間大智に貴利矢の蹴りが命中する
大智「何するんだ⁉︎」
貴利矢「あんたさぁ……お亡くなりになった方からは何も得られないとかさ、お亡くなりになった方に擬態したジャマトを本当の友人になるかもねとか言ってたよね
自分、監察医なんだわ、お亡くなりになった方から沢山のことを知ったし……お亡くなりになった方の事だって見てきた。だから、お亡くなりになった方を愚弄するような言動は悪いけど許せないんだよな。知ったようなこと言ってくれてさあ、自称天才クイズ王さん?」
軽いノリでは話しているが、その中には怒りが込められている。それを察した大智は思わず黙る。
ベロバ「レーザー、あんた‼︎ミッチー、あんたは……」
道長「その呼び方やめろ、反吐が出るんだよ‼︎あのお前が用意した服並みになッ‼︎」
ベロバ「レーザーだってそう呼んでいたでしょ⁉︎」
貴利矢「ああ、あの呼び方?最初は気に入ってたけど、あんたにパクられて癪に触ったからやめたよ、勘違い女王様」
ベロバ「ふざけんなあんたたちッ‼︎じゃあ何でサポーターが解消されてんのよ⁉︎今は運営だって……‼︎」
貴利矢「ああ多分それリプログラミングでコアID直ったからじゃね?情報いじったからサポーターの関係白紙になっちまったんだな。」
ベロバ「何よそれ……そしたらあんたたちは」
貴利矢「あんたらの敵だね、自分ら」
道長「さて、どうしてくれる?」
貴利矢「そりゃあお世話になったんだから、お礼するのが礼儀だろ。慣らし運転だけどさ」
- 57二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 17:21:56
一方離れた場所からは、大我や飛彩、景和そして唯阿がその様子を見ていた。
大我「ようやく始まるみたいだぜ、お礼参り」
景和「何なんですか、その物騒な言い方……」
飛彩「あれで本当に共鳴してもドライバーに不備が出ないか……」
唯阿「ああ、しっかり見届けないとな。彼らの結論も。」
大智の嫌な予感は正解になってしまった。最初からあの日の祢音と大我と似た空気を感じたのだ。それならばこれから起こることは一つ。しかもあの日は大我に殴られ、今日は貴利矢に蹴り飛ばされたのだ。
どうにかして逃げようとする大智を捉えながら貴利矢は口を開く。
貴利矢「まあまあそんな怖がんなって、天才なんだろ?特別にハンデやるよ、狸君や鏡先生、祢音ちゃんや花家先生は2対1だったからさ……あんたら2人でかかってきな、それでいいよな?」
道長「別に。勝てれば何でもいい」
大智「……っ‼︎君が僕たちから離反するということは仮面ライダーを全滅させる願いを捨てるようなものだぞ⁉︎それはつまり戦うための目的を失ったようなものだ‼︎」
大智はもはや命乞いとしか言えないレベルの言葉を口にする
道長「そうだな、だがな……まだ燃やして力に変えれるものはあるっ‼︎自分らしい覚悟さえあれば‼︎」
貴利矢「おーい、勘違い女王様?話聞いてた?」
ベロバ「聞いてたわよ‼︎もういい……あんたたち2人とも壊してやる‼︎」
自分の陣営が破綻することをようやく飲み込めたベロバは怒りのままに巨大な牛のロボットのような姿に変身する
ベロバ「ナッジスパロウ‼︎あんたも戦うのよ‼︎」
大智「……っ、彼らの戦い方は見てきている、勝てる確率だって……」
大智はモンスターバックルを装着し、変身する。
貴利矢「じゃあ、自分らも行きますか……道長、バレンタインプレゼントの出番だぜ‼︎」
道長「だからそういうのやめろって……」
貴利矢はガシャットを取り出しながらからかう
『爆走バイク!』
貴利矢「ゼロ速」
『SET』『ZOMBIE』
『SET』『GAMERDRIVER』
貴利矢・道長「変身!」
レーザーターボ「さあ、ノリノリで行くぜ‼︎」 - 58二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 18:42:04
貴利矢「ゼロ速」
『SET』『ZOMBIE』
『SET』『GAMERDRIVER』
貴利矢・道長「変身!」
『DUAL ON』
『READY FIGHT』
レーザーターボ「さあ、ノリノリで行くぜ‼︎」
バッファ「この勝負…俺がもらう‼︎」
ベロバ「この……っ‼︎お前さえいなければっ‼︎」
ベロバはレーザーターボ目掛けてレーザーレイズライザーを撃つ。
レーザーターボ「爆速!」
レーザーターボはプロトジェットコンバットガシャットをゲーマドライバーに装着し、プロトコンバットバイクゲーマーレベル0に変身し、ジェットクリティカルストライクを発動し、ベロバの銃撃を押し返すどころか、さらに強烈な爆撃を喰らわせる。
ベロバ「……ッ‼︎」
レーザーターボ「信念とかさぁそういう大層なもんはないけどね‼︎」
ナッジスパロウ「やっぱり一直線で来たね……予想済みだよ」
一方で自身に向かってくるバッファにナッジスパロウは肩のスターアーマーにより腕部柔軟性を引き上げて伸縮自在な腕でバッファの背後から攻撃を仕掛けようとする。
レーザーターボ「そりゃ一直線だけじゃ届かないかもだけど……これならどうよ?」
レーザーターボはナッジスパロウの腕をガシャコンスパローの弓モードで撃ち落とす。
怯んだナッジスパロウにバッファがゾンビブレイカーで襲いかかる
バッファ「オラァッ‼︎」
ナッジスパロウは矢による射撃とゾンビブレイカーによる斬撃をくらい、数メートル吹っ飛ばされて木にぶつかり倒れる
ナッジスパロウ「……っ‼︎やっぱりこのパターンが正解なのか⁉︎あの時のようにッ‼︎」
ナッジスパロウも負けじとアーク製のバックルを更に装着する。
そんなナッジスパロウを他所に2人はベロバに攻撃をしかける。 - 59二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 19:56:40
ベロバ「……っ‼︎」
ベロバは慌ててアークの力で稼働しているレーザーレイズライザーでバリアを張り2人の攻撃を防ぐ
バッファ「……中々届かねぇな……っ‼︎」
レーザーターボ「流石アーク様と言ったとこだけど……なあ勘違い女王様?あんたこいつのサポーターで何でも知ってるわよ〜なんて素振りで操り人形にしていたけど……」
その瞬間、バッファがバーサークローでバリアをひと殴りし、呆気なくバリアは崩れ落ちる。
ベロバ「何よこれ……ジャマトバックル使ってる時より……っ‼︎」
レーザーターボ「あんたは結局こいつの途中しか見てなかったんだよ‼︎」
レーザーターボはそう叫ぶとガシャコンスパローをチャージした射撃をベロバの頭部にお見舞いする。
ベロバ「くそっ……‼︎」
レーザーターボ「こいつの本当を見ないでよくサポーターなんかやってたな⁉︎爆速‼︎」
それでも銃撃を繰り出そうとするベロバにプロトスポーツバイクゲーマーレベル0に変身したレーザーターボは沢山の車輪をぶつけ、ダメージを与えると共にレーザーレイズライザーを撃ち落とすことに成功する。
バッファ「なめるなぁッ‼︎」
バッファはその隙にゾンビブレイカーで切り掛かり、ベロバの角の片方が斬り落とされる。そして巨大な姿に変身していたはずのベロバはバランスを崩す。
ベロバ「……ッ‼︎なんなのよこれ……」
レーザーターボ「だからなめんなっつってんだよ‼︎」
レーザーターボはプロトシャカリキスポーツをガシャコンスパローに充填し、フライングターボリッパーを発動し黒いエネルギー波でベロバに追い討ちをかける
バッファ「……‼︎」
その時バッファは何かの異変に気づく。 - 60二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 20:36:19
ナッジスパロウ「いくらエネルギーを増幅させたからと言って、2人が僕に意識を向けてない今なら逆転も可能なはず……‼︎」
ナッジスパロウは青く光る複眼で2人を見る。
今が反撃のチャンスだと……そして右腕のモンスターグローブに星型のエネルギーを集め巨大な腕の幻影を作って伸ばし、巨大化させモンスターエナジーを放つ。
だがバッファの複眼の赤外線察知能力でその奇襲は見破られており、バッファはモンスターストライクの前に立ちはだかる。
バッファ「そんなもん……知るかっ‼︎」
バッファはバーサークローでモンスターストライクを撃ち返し、ナッジスパロウに更にダメージを与える
レーザーターボ「へぇ、やるじゃん‼︎流石バレンタインプレゼントの力だぜ‼︎」
バッファ「うるせぇっ‼︎」
そのままナッジスパロウを掴み上げるとバッファはバランスを崩したベロバの近くに放り投げる
レーザーターボ「そろそろ決めちゃう?」
ベロバ「させるかっ‼︎」
ベロバはビーム砲を放つがレーザーターボは難なく避け、バッファはリボルブオンで避ける
バッファ「そうだな……」
バッファはそう言うとゾンビストライクを発動させ、右足のバーサークローから後ろ回し蹴りでエネルギー弾を発射する。
レーザーターボ「あっ!自分の専売特許‼︎」
バッファ「知るかよ」
そう掛け合いながらレーザーターボはバイクゲーマを召喚し、バイクでベロバに突っ込む。
レーザーターボ「まあ、自分らしい覚悟がありゃいいんだよ‼︎」
バッファ「何度だって希望を持とうとすりゃな‼︎」
2人の必殺技にてベロバと大智は強制変身解除し、倒れる。
ベロバ「くそ……絶対にあんたらは許さないから‼︎」
ベロバはそう叫ぶと大智を連れ逃げていった。 - 61二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 20:49:58
貴利矢と道長は変身解除する。
他の共鳴したライダーとは違い強制的なものではなかった。
貴利矢「うん、ドライバーも反応するな‼︎流石バレンタインプレゼント‼︎」
道長「……」
道長は反応しなくなったゲーマドライバーバックルを持ち、見ていた。
貴利矢「何寂しそうにしてんだよ、バレンタインのプレゼントのチョコレートだって食べたらなくなるだろ〜それと同じだよ‼︎」
道長「だから何度もうるせぇんだよ‼︎」
貴利矢「……これでケジメはつけられたと思うけどお前はどう思うわけ?」
道長「……まあ勝てたわけだからそれでいい」
その言葉に貴利矢は笑うが一瞬でその表情は硬いものになり、不敵な笑みを浮かべる。
ニラム「素晴らしい戦いだったよ、これがオーディエンスに観てもらえたら良かったんだけどね……」
デザイアグランプリのゲームプロデューサーであるニラムの登場にて2人は身構える
貴利矢「へぇ…ゲームプロデューサー様がわざわざお越しなるとはありがたいねぇ……で何のよう?」
ニラム「バッファ、君は一度死んで、ジャマトになるはずがゾンビバックルの力でゾンビ化したからリアリティがあると思って見逃したのに……ジャマト化はおろか、ゾンビ化もコアIDも元通りとはリアリティにかけるんだよ」
ニラムはそう言い、道長に近づくが貴利矢はガシャコンスパローを召喚し、射撃でニラムを遠ざける。
ニラム「デザイアグランプリに関係ない君は手を出さないでもらえないか?」
貴利矢「それはこっちのセリフだよ。あんた、自分の患者に何してくれてんの?主治医の自分がリプログラミングって言う技術でちゃんとした治療を行っただけですけど?
えんやこらさ日夜頑張って治療したことに対して他人のあんたに口出しされたくありませんね。医者が患者に治療を行うのはまさにリアリティじゃありません?何の文句がおありなんですか?クレームは受け付けませんよ?」
貴利矢は道長を庇いニラムにそう言い放つ。 - 62二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 21:46:10
ニラム「どうやら君も処分しないといけないようだな」
『VISION DRIVER』
『GAZER, LOG IN』
ニラム「変身」
『INSTALL』
『INNOVATION & CONTROL, GAZER』
ニラムは仮面ライダーゲイザーに変身する。
貴利矢「なるほど……こいつがお前の言ってた金ピカ野郎か」
道長「……」
ゲイザー「君たちは存在してはいけないフィクションだ、よって、粛清する」
そんなゲイザーに貴利矢は物怖じせず不敵に言い放つ。
貴利矢「まあ乱暴な人だこと……話が通じそうで通じない相手は厄介なんだよな……まあ、自分らが相手してやってもいいけど……金ピカのあんたにはお似合いの相手がいるぜ?」
貴利矢がそう言った瞬間、青空に流れ星が流れる。
そして……
ハイパームテキ「はあああああっ‼︎」
突如現れたハイパームテキにゲイザーは驚く
ゲイザー「まさかこれが、ハイパームテキ……⁉︎」
エグゼイド 「……何がリアリティだ、ふざけやがって」
ゲイザーは驚きながらもドミニオンレイでエグゼイド の攻撃を防ごうとするが無効化され、バリアを張っても突破されてしまう始末であった。
貴利矢「道長から聞いたんだよ、自分らの戦いが終わったら絶対消しに来るってな‼︎だから永夢を待たせていたわけ‼︎」
ハイパームテキとの実力差を痛感したゲイザーは最終手段に出ようとする
ゲイザー「こうなったらこの世界を……」
この世界を終わらせて撤退しようとした瞬間、エグゼイド に掴まれてしまう。
そして、エグゼイド はハイパームテキガシャットのスイッチを二度押す
エグゼイド 「この世界のエンディングの前にお前にリアリティのあるエンディングを見せてやるよ」 - 63二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 21:54:18
『キメワザ!』
エグゼイドはハイパークリティカルスパーキングを発動し、ゲイザーに連続キックを叩きこみ、爆発が起こった。
強制変身解除されたニラムはエグゼイドを睨むも今下手なことをしたら今度こそリアリティのあるエンディングを迎えさせられることは分かりきっていた。
貴利矢「あんた、そのドライバーあの勘違い女王様に一個盗られてんだって?だから運営もままならないんだろ?」
ニラム「くっ……」
貴利矢の指摘は最もで、ニラムは撤退せざるを得なかった。
変身した永夢は2人に駆け寄る
永夢「2人とも大丈夫でしたか⁉︎」
貴利矢「ああ、助かったぜ永夢」
道長「しかし、運営にあんなに派手に喧嘩売って大丈夫なのかよ」
貴利矢「あの勘違い女王様もそうだろ、まあ今は運営が機能してないから下手なことはできないだろ」
永夢「……この前もだけど、今まできつく当たってごめん、道長君、君の気持ちも理解しないで」
あの時のように謝る永夢に道長は顔を逸らす
道長「もういいよ、なんだかんだお前には借りができたしな……」
永夢「そっか……」
貴利矢「ところでホワイトデーまであと3日じゃね?道長急いで隊長さんに渡すプレゼント考えねぇと‼︎」
道長「は、はあ⁉︎」 - 64二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 22:13:12
遠くから観戦していた大我や飛彩、景和そして唯阿は無事に戦いが終わったことに安堵した。
大我「とりあえずどうにかなったな……この先どう向こう側が出てくるかわからねぇが……」
景和「よかった……ってよくないんだ‼︎この前のスカイツリーのレストランで食べたたぬき蕎麦のレビュー書き込みしたらレビューサイト出禁にされたんだった……」
飛彩「就活生お前何やらかしたんだ……」
唯阿「バックルのテストは無事終了したな……彼も吹っ切れたようで……はーっクション!……何なんだ最近⁉︎」
一方その頃……
祢音「あー‼︎道長のせいで黄色トリオがぶっ潰されるッ‼︎貴利矢さんも唯阿さんもっ‼︎道長が割り込んで‼︎」
或人「ね、祢音ちゃん落ち着いて……」
- 65二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 22:26:28
エピローグ
とあるカフェにて
貴利矢「どーすんだよホワイトデー」
コーヒーに砂糖とミルクを入れながら貴利矢は道長に聞く
道長「……考えてるけど思いつかねぇよ……」
道長はずっと貴利矢がコーヒーに砂糖とミルクを入れる動作を見ていた。
英寿「さて……これからどうなるか……おっ、バッファ」
道長「ギーツ……お前コーヒーに砂糖とかミルクって何個入れる?」
英寿「何かお前が突っかからないと何か調子狂うな……俺は入れなくても飲めるけど、一個か二個じゃないのか?」
道長は何かをずっと考え、口に出す。
道長「じゃあ勝負だ、ギーツ。あそこにレーザーがいるがあいつ何個砂糖とミルク入れたか当ててみろ」
英寿は貴利矢の様子をみる。コーヒーカップの周りにはスティックシュガーとポーションミルクの殻が散らばっている。
英寿「……10以上は入れてるな……」
道長は首を横に振る
道長「砂糖とミルクそれぞれ10個ずつ入れてる」
英寿「マジか……それコーヒーじゃないだろ最早」
道長「本人曰く苦手なんだとさ」
英寿「欺瞞だ、自分を化かしてる……ってまた入れたぞあいつ」
道長「うわっ……」
END…?
長々とありがとうございました。本編ではミッチーは…なのでご迷惑をおかけしましたがこういうSSが書けてよかったです。 - 66二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 00:08:15
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- 67二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 00:24:43
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- 68二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 00:26:07
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- 69二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 00:38:43
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- 70二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 01:04:46
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- 71二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 08:02:46
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- 72二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 08:07:08
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- 73二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 08:34:01
- 74二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 09:29:51
- 75二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 09:34:39
- 76二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 09:43:15
- 77二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 10:51:11
とりあえず序章は書いた
「ホワイトデー……発祥ははっきりしてないが、戦後に菓子業界がバレンタインデーの一月あとの3月14日をお返しする日と決めたことが由来らしいな……歴史も様々だ。」
英寿はホワイトデーで賑わう街中を1人歩いていた。
英寿「……俺も、お返ししたい相手がすぐそこにいたら……」
英寿は物憂げに語る。
その時、彼に誰かがぶつかる
まどか「あ……ごめんなさい‼︎」
朱美「まどか‼︎ダメじゃない前見て走らないと……」
まどか「ごめんなさい……急いでパパにホワイトデーのプレゼント渡したくて……」
そのまどかの手にはラッピングされた箱があった。
朱美「本当に娘が申し訳ありません‼︎」
英寿(この親娘……確かエグゼイドの病院で見たな……しかし、親、か……)
一方その頃
或人「よっしゃ‼︎完成だ‼︎後はこれをラッピングして俺のギャグと共に祢音ちゃんにプレゼントだ‼︎」
飛彩「ケーキだけにしておいた方がいいぞ」
ケーキが完成した或人と飛彩はケーキをラッピングしながらホワイトデーの準備をしていた
或人「そんでもって、冴さんにはトレーニングに付き合うプレゼントをするんだよなぁ、プレゼントは俺!って感じ?」
飛彩「……お前体力はすごいよな……」
更にその頃……
祢音「あ〜或人さんからのプレゼント楽しみすぎて自分の出自とかどうでもよくなっちゃう‼︎」
或人からのホワイトデーのお返しに祢音は心を躍らせていた。
一方で道長は頭を抱えていた。
道長「プレゼントは用意できたが……どうやって渡せばいいんだよ、くそっ……」
貴利矢のアドバイスもあり無難ではあるがボールペンを用意したはいいが渡すシチュエーションは自分で考えろ、と突き放されたのだ。
- 78二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 11:13:06
祢音「唯阿さんに頑張って渡すんだよ?私は或人さんと約束あるから‼︎結局この間のお泊まりもケーキ作りでおじゃんになっちゃったからさ……だから頑張って♪」
道長「受け取る側は気楽でいいよな……」
そんな2人を景和は忌々しげに見る。
景和「……リア充どもが……」
道長「……おいあいつなんかやばいぞ」
祢音「……近寄らないでおこう、渡す相手お姉さんしかいないから」
景和「ああそうだよ‼︎俺は姉ちゃんくらいしか渡す相手いないよ‼︎」
景和はそう言い、ラッピングされたプレゼントを取り出す。
2人は慌てて景和から距離を置く
場面は戻って街中
英寿「だが……ホワイトデーは男性から女性にお返しをするものだろう?」
まどか「……私、パパにバレンタインデーのプレゼント渡せてないんだ……」
朱美「娘はちょうどその頃調子を崩して入院中でして……」
まどかの事情を知った英寿は表情が曇る。
まどか「パパは私が元気ならそれが一番のプレゼントだって言ってくれたけど……でも……」
英寿「そうか……」
???「センバキョトバイー……テバピジゼラエイン……」
それがそう呟いた瞬間、異変が起こった - 79二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 11:30:28
飛彩「なっ……ケーキが、消えた⁉︎……って飛電或人……まさかあいつまで⁉︎」
ケーキと或人が消えたという突然の異変に飛彩は混乱する。
異変は違うところでも起こっていた。
景和「何だよ2人して……あれ?プレゼントが……消えた⁉︎」
道長「嘘だろ……あれだけ迷ったのに……わァ…………ぁ……」
悩みに悩んで選んだプレゼントが消えてしまった道長は慟哭する
祢音「泣いちゃった‼︎じゃなくてちょっと道長‼︎何なんか小さくて可愛いやつみたいな泣き方してんの?絵面やばいからやめて⁉︎」
そして街中でも異変は起こっていた。
ホワイトデーのプレゼントが消えて人々は騒然とし出す。泣き出す者、喧嘩になる者……
そして……
まどか「……何で……?パパへのプレゼント、消えちゃった⁉︎」
朱美「何があったの⁉︎」
英寿「まさか……ジャマトの仕業か⁉︎」
英寿が後ろを振り返った時だった。
或人「……助けて……」
或人をリボンでグルグル巻きにして背負い、人々から奪ったホワイトデーのプレゼントをサンタクロースのプレゼント袋のような袋に入れて担いでいるジャマトがいた。
英寿「――――――――は?」
英寿はその異様な光景に思考が停止した。 - 80二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 11:31:26
序章書けたけどこれからどう調理するか…
- 81二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 13:01:03
景和「ざまあみろ‼︎つい最近まで悪役だったお前に天罰が下ったんだよ‼︎ プルルルルルル‼︎」
景和は道長にあらん限りの暴言をぶつけていた。
道長「わ……ァア……ァ」
祢音「泣いちゃった……じゃなくて景和やめなって、特にその笑い声‼︎景和ウサギじゃなくて狸でしょ⁉︎道長もその泣き方やめて‼︎」
2人の間に入る祢音だったがあることに気づく。
祢音「2人のホワイトデーの贈り物が消えた……ということは、或人さんからの贈り物も消えた……ってコト⁉︎」
祢音のその予測は当たっていた、それも斜め上の方向に。
英寿「何だ、このジャマト……しかしジャマトグランプリはこの前バッファとレーザーがベロバたちを打ちのめしたから再開未定の休止中になっているはずだが……」
英寿は元凶であるジャマトを見て呟く。
そのジャマトは狐のお面になぜか花嫁が纏うベールを身につけている。
或人「あのー英寿さん、助けてくれませんか?」
リボンでラッピングされた或人は嘆く。
英寿「……ゼロワン、何があったんだ?」
或人「祢音ちゃんへのプレゼント準備してたら突然こいつに捕まっていたんです……俺も何が何だか……頭が真っ白……ホワイトデーだからかな……」
英寿「それ絶対関係ないぞ」
イズ「今のはホワイトデーのホワイトに頭が真っ白をかけた面白いギャグです」
或人「イズ……今解説はいいから……」
英寿「あいつ一体何なんだ?人間に危害を加えるわけでもないし……プレゼントを奪うせこい方法で危害は加えているが。」
或人「俺は危害加えられてるよ⁉︎」
イズ「予測では、祭りだゼットというを盛り上げる事を目的とし、様々な踊りや楽器の演奏をラーニングした、イベント用のヒューマギア3号を素体に恐らく何者か……今はベロバではないでしょうが、ジャマトを植え付けたのだと思われます。
そして……」
英寿「まだあるのかよ」
イズ「恐らくは……敢えて好意を持つ相手に悪印象を与えるような関わり方をしてだんだん心惹かれてくような昔のベタな少女漫画の方法で接しても効果が全くなく、逆恨みした者の悪意が込められて、このような事態になったのだと思われます。」
英寿「めちゃくちゃだな……」
英寿は父親へのプレゼントが奪われてしまい泣くまどかとそれを慰める朱美を見る
英寿「……だが、人々の思いを踏み躙るのはやめてもらうぞ」
英寿はデザイアドライバーを構える。 - 82二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 15:44:58
イズ「まあそんな馬に蹴られて死んだ方がいい輩は存在自体が厄介ですからね……(怪文書ばかり書いたり気持ち悪い言動をして……あの怪文書は全て私が鞍馬祢音様の目に入る前に処分致しましたが。こんな狡い手で或人社長と鞍馬祢音様の仲を裂こうなど……)見つけ次第廃棄しましょう」
英寿「なんかお前今日怖いな」
或人「イズ今日何か物騒だよ……」
英寿は泣いているまどかに目線を合わせて慰める
英寿「大丈夫だ、必ず大切なプレゼントは取り返すからな……」
まどか「……うん」
そして英寿は何だかよくわからないホワイトデージャマトに向き合う。
或人「英寿さん、絶対俺は撃たないでね⁉︎絶対だよ⁉︎」
ジャマトに捕らえられた或人は懇願する
ギーツ「そんなのは朝飯前だ」
ギーツはマグナムシューターでプレゼントの袋と或人に当たらないようにジャマトを銃撃する。
何だかよくわからないホワイトデージャマト「ジャッ♪」
しかしジャマトは踊るような動作でギーツの銃撃を全て避けてしまう。
ギーツ「さすがは踊りをラーニングしたヒューマギアなだけはあるな……このまま戦い続けてもプレゼントは奪い返せないか……だったら」
ギーツはプレゼントを狙う作戦に出る。
或人「ちょ、ちょっと⁉︎撃たないで⁉︎」
すると今度はジャマトは大量のハートを射出する。
ギーツ「くっ……‼︎」
ギーツも銃撃で応戦しようとする
だが……
ジャマト「お前はこのラブラブジェラシーエネルギーには勝てん‼︎」
そう叫ぶとジャマトは巨大なハートを打ち出し、ギーツに命中させる
ギーツ「……っ⁉︎」
ラブラブジェラシーエネルギーに負けてしまったギーツは強制変身解除してしまう。
ジャマト「さて……一旦撤退とするか」
英寿「ま……待て‼︎」
しかしジャマトは逃げてしまう。或人を連れて。
その時或人はジャマトにどこか懐かしい感触を思い出していた。
或人(……この、大切な人を思うがために、何でもする姿……) - 83二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 15:53:41
何とか序章書けたけどかなり疲れるぞ…
- 84二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 16:42:17
一方CRでも大変なことになっていた。
ゲーム病の患者が大量発生したのだ。
永夢「何でいきなりパンデミックが……⁉︎」
大我「とにかく今は患者への対応だ‼︎くそっ、何だよこのバグスターウィルスは⁉︎アークのせいで進化したやつか⁉︎」
永夢「は、はい‼︎(急にストレスがかかるようなことが集団に起きたのかな……)あれ?飛彩さん?」
どことなく落ち込んでいる飛彩に永夢は気づく。
こういう緊急事態なら冷静に迅速な対応をする飛彩だがどことなく手際が悪いのだ。
大我「おいブレイブ‼︎」
永夢「飛彩さん、どうしたんですか⁉︎」
飛彩「……ああ、悪い」
飛彩は返事をするが相変わらず様子が変だ。
貴利矢「永夢‼︎原因がわかったぜ‼︎」
そこに貴利矢が現れる。
そのセリフに永夢たちは希望を見出すが、彼が連れている人物達を見て思わず硬直した。
大我「これ……どうするんだよ」
(何だかよくわからないホワイトデージャマトが暴れ出してすぐ)
聖都大学附属病院再生医療センターゲノム医療研究室のユニットリーダーである八乙女冴衣子は貴利矢に会っていた。
冴衣子「……これ、もしかしてホワイトデーの……」
貴利矢「ちょっとしたものだけど、気に入ってくれたらいいかなーって(さて道長は隊長さんに渡せたかね……)」
冴衣子がホワイトデーのプレゼントを受け取ろうとした瞬間
冴衣子「……え?」
貴利矢「消えた……⁉︎」
何とホワイトデーのプレゼントが消えてしまったのだ。
何が起こったか分からない2人が呆然としている時だった。
道長「おい、レーザー‼︎」
景和「貴利矢さん、大変なんです‼︎」
道長と景和が駆けつける。
貴利矢「何だよ、隊長さんにプレゼント渡せたのか….」
道長「消えちまったんだよ‼︎……ってお前彼女いたのかよ‼︎」 - 85二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 16:53:10
訳のわからない八つ当たりで貴利矢は道長に胸ぐらを掴まれる。
冴衣子「い、いや彼女って訳じゃ……」
貴利矢「早くここから逃げろ‼︎暴れ牛が来た‼︎」
貴利矢は必死に冴衣子を逃す。
貴利矢「落ち着けって‼︎自分もホワイトデーのプレゼントが消えて……」
その言葉がスイッチを入れてしまう。
道長「わァ…………ぁ……」
貴利矢「いきなり泣くとか……何だよその泣き方⁉︎」
貴利矢が混乱していると、今度は奇声が聞こえる
景和「プレゼントが消えて泣いてやんの……ヤァアッハ‼︎ウラララララララ‼︎」
貴利矢「……何これ?あんたらジャマトバックルみたいな変なバックル使ったの?今流行りのアレの真似してんの?」
貴利矢「ってわけ……お前らうるせぇよ‼︎」(発狂した2人を抑えながら)
永夢「なるほど、ホワイトデーのプレゼントが消えて多くの人にストレスがかかってゲーム病のパンデミックが起こったと……だから男性の患者が多いんですね」
大我「そのホワイトデーのプレゼントを奪ったやつをぶっ潰さねぇと……」
しかしここにホワイトデーのプレゼントが消えてショックを受けている者が1人いた。
飛彩「……小姫……」
貴利矢「道長にしても鏡先生にしても、ゲーム病に感染してなくてもこの様だ。狸君は……何か違う理由があるんだろうな……」
永夢「でもこの間貴利矢さんと道長君でベロバ達を倒したからジャマトグランプリは関係なさそうですね。」
貴利矢「それはそうだけど……本当は変身できる自分らがそいつを何とかしたらいいんだけどな……」
永夢「分かりました、僕が行きます。きっと英寿さんも大丈夫でしょうから」 - 86二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 18:26:13
祢音「やっぱり‼︎冴さんのところに或人さん来てないんだ‼︎」
冴との通話で祢音は確信した。
或人はホワイトデーのプレゼントとして冴のトレーニングに付き合うと言っていた。
つまりそれは或人自身がホワイトデーのプレゼント認定されてどこかに拐われてしまったのだ。
祢音「或人さん……何が起きてるかわからないけど、助けに行くから‼︎」
一方その頃
まどか「……プレゼント、返ってこなかった……」
英寿「ごめんな、約束守れなくて……」
(あんなふざけた敵にやられるなんて……これじゃ本当の願いなんか……)
まどか「ううん……プレゼント取り返そうとしてくれてありがとう……」
まどかはそういうがその表情は曇っている。
英寿「……」
永夢「英寿さん‼︎まどかちゃんも……どうしたんですか?」
いつもとは違いかなり落ち込んでいる英寿の様子に永夢は疑問を感じる。
英寿「ホワイトデーのプレゼントを奪ったのは、祭りに特化したヒューマギアに植え付けられたジャマトで、そのジャマトは敢えて好意を持つ相手に悪印象を与えるような関わり方をしてだんだん心惹かれてくような昔のベタな少女漫画の方法で接しても効果が全くなく、逆恨みした者の悪意が込められているらしい……」
永夢「(何言ってるのか何か分からない……)……英寿さんはそのジャマトと戦ったんですか?」
英寿は黙って頷く。
英寿「だがあいつは……奪ったプレゼントを持っている上にリボンでラッピングされた飛電或人まで人質にとってる……それで戦ったはいいが、攻撃は躱されるし、ラブラブジェラシーエネルギーに負けてしまったんだ…」
永夢「そうなんですね。(ダメだラッピングされて或人君が人質に何故か囚われているのと英寿さんが負けたのは頭に入るけど、その過程が全然分からない‼︎ラブラブジェラシーエネルギーってなんだよ⁉︎)」
英寿「あのラブラブジェラシーエネルギーを食らってから、何か気持ちが落ち込んでいるんだ……何なんだ、あのラブラブジェラシーエネルギーって……」
永夢「分かりました、CRにも今ホワイトデーのプレゼントを奪われてゲーム病を発症した患者が押し寄せていて……それにゲーム病を発症してはいませんが、飛彩さんや道長君がひどく落ち込んでいるんです。多分そのジャマトのせいでしょうね(だからラブラブジェラシーエネルギーって何で2回言ったんだよ⁉︎誰か話聞くの替わって⁉︎)」 - 87二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 19:21:29
永夢「とにかく、そのジャマトを見つけないと……」
何とか永夢は突っ込みたい心を抑え込み、自分がやらないといけないことを口にする。
祢音「英寿‼︎それに永夢さんも‼︎」
永夢「祢音ちゃん……‼︎(よかった話を聞く人が増えた‼︎)大変なんだ或人さんがジャマトにリボンでラッピングされて誘拐されたんだ‼︎」
祢音「それ多分或人さんが冴さんにホワイトデーのプレゼントとしてトレーニングに付き合うって約束したからですよ……まさか人も対象になるなんて……ラッピングされてるってことはそういうことですよね……」
永夢と祢音はジャマトを見つけるべく考える。
永夢「普通のお店で売ってるプレゼントは対象じゃないんだね」
祢音「私もフォロワーの人に聞こうと思ったら、何か皆大変なことになってるみたいで……これじゃ皆ホワイトデーを過ごせないよ……」
英寿「俺……ここまでなのか……?ラブラブジェラシーエネルギーのせいで気力が……」
祢音「……(ラブラブジェラシーエネルギーって何⁉︎聞きたいけど聞いちゃいけない気がする‼︎心が2つある…‼︎)英寿がこんなことになるなんて、どんなジャマトなんだろ……」
永夢「きっと、誰かに強い想いを持っている男の人にダメージが行くんだよ、だから飛彩さんや、道長君が……じゃあ英寿さんは一体……」
祢音「英寿は、前お母さんに会いたいって言ってたからそのせいかも」
永夢「なるほど、マザコンね」
英寿「マザコンって……」
イズ「先程のジャマトの居場所を検出致しました。元は飛電インテリジェンスのヒューマギアを素体としているので何とか検出ができました。」
祢音「本当⁉︎今どこにいるの?」
唯阿「結婚式場だ。」
祢音「唯阿さん‼︎」
唯阿「隊員が体調不良を次々と起こして調査していたが、まさかホワイトデーのプレゼントが消えたことが原因とはな……しかし何故浮世はあんなにダメージを受けてるんだ?」
永夢「マザコンだからです」
祢音「マザコンだから……」
唯阿「はあ?」
イズ「詳しい場所を表示いたします。」 - 88二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 20:19:29
(ジャマトがいる結婚式場に向かう道中)
祢音「ちなみに永夢さんは?」
永夢「僕は病棟と外来に人数分のチョコレート買って渡すだけだから。」
祢音「あっ……ごめんなさい……ちなみに唯阿さんは?」
唯阿「私も宝生先生と似たようなもんだ。」
2人のドライさに祢音はがっかりする
祢音(道長、プレゼント渡してあげて‼︎何か気の毒過ぎる‼︎)
祢音「でも何でジャマトは結婚式場にいるんだろう?」
英寿「俺は……マザコン……」
一方CRでは
飛彩「……小姫……」
道長「わ……ァア……ァ」
景和「ルルルルルル……ヤハァーーーッ」
大我「おい、あいつら外に出せ‼︎気が散るし患者に悪影響だ‼︎」
貴利矢「それができればしたいけどさぁ……そんなことしたら鏡先生は病院の名誉に傷つけるし、道長は折角拾ってもらった職場追い出されるかもだし、狸君は一生就活生よ?社会的に全員抹殺されるって……」
(ジャマトのいる結婚式場)
或人はリボンでラッピングされたまま床に投げ出される。
或人「いてっ……何なんだよ今日は……‼︎今日はホワイトデーだから約束だってあるのに‼︎」
ラブラブジェラシージャマト「まさか人間まで回収してしまうとはな……しかし、この体の中に宿る悪意が貴様に特に憎悪を向けている……」
或人は集められたホワイトデーのプレゼントを目にする
或人「お前……‼︎そうやって人の気持ちがこもったプレゼントを集めたのか⁉︎」
或人はそう叫ぶがリボンでラッピングされているので体が動かない。
或人(くそ……これじゃ変身もできねぇ‼︎)
ラブラブジェラシージャマト「集めたプレゼントから愛情などの善の感情を吸い上げ、悪の感情に変換してこの世界など壊してやるのだ‼︎」
或人「お前……っ‼︎」
その時或人はあることに気づく。この結婚式場、教会に見覚えがあると。
或人「……まさか?」 - 89二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 21:05:25
某所にて
キューン「あんなに手紙を送っても彼女の手に渡る前に全部シュレッダーにかけられたり灯油撒かれて跡形もなく焼却されて……私があれだけ想いを込めたのに……しかも絶対女の子がときめくはずの言動を取ってるのに彼女の視界にすら入らない……私がこんなに苦しい想いをしているのにホワイトデーだと?そんなもの許されないッ‼︎」
ホワイトデーの日に世界の中心で呪詛を吐く彼を見つめる影があることを彼は知る由もなかった。
ラブラブジェラシージャマトが潜入している結婚式場に着くダメージを受けなかった3人とマザコン
祢音「ここだ‼︎或人さん今助けに行くからっ‼︎」
永夢「或人君‼︎無事でいて‼︎」
唯阿「よし、私たちも……」
英寿「俺はマザコンなんだ、5回の人生ずっとマザコン人生なんだ……」
唯阿はそんな英寿を呆れた目で見る。
唯阿「いいから降りろマザコン‼︎」
唯阿は英寿を引きずって2人の後を追う。
結婚式場内の教会
祢音「或人さん‼︎」
唯阿「無事か⁉︎社長さん‼︎」
ラブラブジェラシージャマト「ククク……現れたな……ホワイトデーに取り残された者達よ」
或人「祢音ちゃん……」
教会の祭壇にラブラブジェラシージャマトが待ち構えていた。或人は趣味悪く十字架のところに吊るされている。
祢音「或人さん……待ってて今助けるからね‼︎」
唯阿「本当に悪趣味な奴だな……」
ラブラブジェラシージャマト「ふっ、ホワイトデーに取り残された貴様に言われてもな……」
唯阿「何だと⁉︎」
永夢「とにかく……お前が奪ったプレゼント全部返してもらうぞ‼︎或人君込みで‼︎」
或人「俺オマケかよ……」
英寿「俺はマザコン……マザコンを5回繰り返して……」 - 90二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 21:30:11
変身してマザコン以外の3人はラブラブジェラシージャマトに挑む。
しかし銃撃は踊るような動作で避けられるし、人質……もとい或人が囚われているのとプレゼントがあるためなかなか手が出せない。
ナーゴ「あいつの技を避けるだけで何もできない……っ‼︎」
バルキリー「何とか社長さんだけでも助け出せたら……‼︎」
エグゼイド「このっ‼︎」
エグゼイドはガシャコンブレイカーで殴りかかるがラブラブジェラシージャマトは難なく避ける。
エグゼイド「何なんだよ、お前……っ‼︎」
ラブラブジェラシージャマト「貴様らでは倒せまい……指を咥えて世界の終わりを見るがいい‼︎」
ラブラブジェラシージャマトがプレゼントに込められた感情を変換してラブラブジェラシーエネルギーを3人に放つ。
或人「うわああああっ⁉︎」
当然プレゼント認定された或人もその中の1つだ。
ナーゴ「或人さん⁉︎……ニャ〜ッ‼︎」
バルキリーは素早く避け、難を逃れる。
バルキリー「貴様……人の想いを‼︎」
ラブラブジェラシージャマト「だから何だ?愛情だって悪意に変えてやる‼︎」
英寿「……愛情、か……」
その時高笑いをしていたラブラブジェラシージャマトの隙をついてエグゼイドがガシャコンブレイカーのソードモードでプレゼントの袋と或人をラッピングしていたリボンを切り裂く。
或人「いてっ……でも助かった……」
ナーゴ「或人さん‼︎良かった……‼︎」
或人「心配かけてごめん、祢音ちゃん。まさか自分にリボンかけられちゃうなんてね……」 - 91二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 21:54:50
そしてその時英寿の足元に一個のプレゼントが転がった。
英寿「これは……あの時の」
それは街で出会った少女まどかが父親に渡したいプレゼントだった。
英寿「……そうだ、俺は……」
一方その頃……
キューン「飛電或人……あいつさえいなければ‼︎」
キューンがそう忌々しく吐き捨てた時だった。
????「貴様……ただ周りを呪うだけなら、その肉体、貸してもらうぞ」
キューン「⁉︎」
辺り一面にキューンの叫び声が響き渡る。
そして……
一色理人「茜と愛を誓った教会……絶対に壊させるものか‼︎そして私は……‼︎」
肉体を怪文書勘違い逆恨みストーカーから奪った理人は結婚式場へと向かう。
ラブラブジェラシージャマト「おのれ……とでも言うと思ったか?こっちにはまだ沢山の愛情があるんだよ‼︎」
ラブラブジェラシージャマトがそう言った時だった。
英寿「そうだな、愛情の一つだ……マザコンも」
ナーゴ「英寿⁉︎」
まどかのプレゼントを手に英寿は立ち上がる。
バルキリー「何か知らんが……立ち直ったようだなマザコン」
エグゼイド「いや、マザコンの開き直りでしょ」
英寿「俺は……何回生まれ変わってもマザコンを諦めない‼︎そして、他の愛情を持つ人々がいる世界を守るんだ‼︎」
英寿はそう言うとブーストレイズバックルを高々と掲げ挙げる。
ニラム「いや、こんなんでいいの?創世の女神さぁ……リアリティ通り越して妙に生々しいけど……」
英寿が繰り返した4回の人生、そこに込められた願いが集結し、ブーストレイズバックルはマザコンレイズバックル……ブーストマークⅡレイズバックルが握られていた。 - 92二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 23:05:49
ジーン「これ感動したって言わなきゃダメ……?いや、サポーターとして感動だって言わなきゃ……そうだ、ベロバの奴推してた仮面ライダーにぶっ飛ばされてサポーター解任になったらしいね、空気が美味くて感動だ‼︎」
英寿「これが俺の求めていた力…!」
『SET』
英寿「変身‼︎」
『BOOST MARK Ⅱ』
ギーツ「「「「「仮面ライダーギーツ。その言葉を、お前は信じるか?」」」」」
『READY FIGHT』
ブーストフォームマークIIに変身したギーツはラブラブジェラシージャマトに向かっていく。
或人「完璧に赤い狐じゃん‼︎」
ナーゴ・バルキリー・エグゼイド(赤いマザコンだよ……)
ラブラブジェラシージャマトはハート形のエネルギー波を飛ばすも、ギーツには通用しない。
ラブラブジェラシージャマト「ならば……っ⁉︎」
ラブラブジェラシージャマトはラブラブジェラシーエネルギーをギーツに喰らわせようとするも、何故か技が発動しない。
或人「皆のプレゼントは返してもらったからな‼︎この変態野郎‼︎」
ナーゴ・バルキリー・エグゼイド(マザコンVS変態だよ……)
或人が隙をついてプレゼントを奪い返したため、エネルギーを補充できないのと、悪意を与えた対象に異常が起きているからであった。
ギーツはブーストマークⅡバックルのブーストスロットルマークⅡを捻ってブーストストライクを発動する。 拳状のエネルギー弾を4つ展開した後、バーミリオンパンチャーのマフラー部から超高密度エネルギーを炎の如く噴き出しながら炎を纏い、ラブラブジェラシージャマトにパンチを叩き込み、ラブラブエネルギージャマトは呆気なく爆散した。
ギーツ「マザコンを……なめるなよ」
何故か祭りだゼット3号は無事で或人は安堵する。
或人「良かった……」 - 93二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 00:39:58
マザコンの戦いを見守っていた3人は変身解除する。
祢音「或人さん‼︎」
或人「わっ……ごめんなさい、心配おかけしまして‼︎」
祢音に抱きつかれ或人は慌てる。
そこに、渡したかったホワイトデーのプレゼントが帰ってきた。
或人「……プレゼント、戻ってきたね……はい、祢音ちゃん‼︎これホワイトデーのプレゼント‼︎」
祢音「或人さん……」
永夢「奪われたプレゼントが帰っていきますね。」
唯阿「ああ、良かった。」
唯阿はそう言う。その中に自分に当てたプレゼントがあることも知らずに。
一方CRでは…
大我「もう我慢できねぇ‼︎俺はこいつらを追い出すからな‼︎」
大我は飛彩、景和、道長の3人をCRから叩き出そうとする。
貴利矢「ま、待てって……あれ?」
貴利矢の元に紗衣子に渡そうとしたプレゼントが戻ってくる。当然大我が叩き出そうとした3人にも。
飛彩「プレゼントが……戻ってきた?」
景和「本当だ……」
道長「何があったんだ……?」
彼らは知らない。マザコンの戦いでプレゼントが戻ってきたことを。
一方教会では…
或人「とりあえずプレゼントも戻ったし、良かったよ‼︎」
英寿「迷惑かけたな」
祢音・唯阿・永夢(本当にな……)
そこに1人の男性が現れる。
或人「あなたは……」
唯阿「えっ……何で?」
或人と唯阿はその男性、一色理人に見覚えがあった。
最も彼は故人なのだが。 - 94二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 00:49:48
理人「久しぶりだな……」
或人「ええ」
理人「どうしても茜と愛を誓ったこの場所を守りたくてな、とある不埒な輩の体を借りて現れたんだ。……この場所を守ってくれてありがとう。」
或人「いえ……少し壊しちゃいましたけど」
理人「いや、それでもいい。それと……現世にいられる間に茜にホワイトデーのプレゼントを用意したいんだが……」
理人がそう言うと、或人はプレゼントの箱を開け、ケーキを一つ取り出す。
或人「これしか渡せませんけど……茜さんと半分こして食べてください。俺も半分こしますから」
祢音「……‼︎」
理人「……いいのか?……ありがとう……これから大変な戦いになるが、君も愛する人を守るんだぞ」
或人「……はい」
或人がそう言うと、理人は笑顔を浮かべてケーキを持って去っていった。
唯阿「まさか一色理人が現れるとはな……」
或人「こういう奇跡があってもいいよな」
永夢「ええ、マザコンが謎の覚醒するくらいですから」
英寿「悪いがもうその言葉には傷つかないからな」
祢音「もう勝手にしたら?」 - 95二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 01:27:55
一方その頃
理人が離れたキューンは性懲りも無く呪詛を吐いていた。
キューン「今からでも遅くない、彼女に……」
その瞬間イズが現れる。
イズ「あなたはこちらです。怪文書無差別逆恨みゲロマズストーカーさん。(ゼロツードライバー持ちながら)」
キューン「‼︎⁉︎」
その後の彼の行方は誰も知らない……
そして……マザコンの活躍で人々に平和なホワイトデーが戻ってきた……
まどか「パパ‼︎これプレゼント‼︎」
南雲「……‼︎ありがとう、まどか……どこにもお嫁に行かないでくれ……」 - 96二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 01:37:10
とある場所にて……
唯阿「この前の君たちの戦い、見せてもらったよ。九条先生との共鳴、上手く行ったようだな」
道長「……⁉︎(あれバルキリーも見てたのか⁉︎)」
貴利矢「で、あのバックルはどうよ、隊長さん」
唯阿「そうだな…ドライバーに不具合も生じてないからあれさえあればいつだって共鳴相手がいれば……だから今全力で作っている。」
貴利矢「だってよ〜道長、自分にノってくれよ?」
道長「誰が‼︎」
貴利矢に絡まれ、勢いで道長はプレゼントを唯阿に渡してしまう
唯阿「これは……?」
道長「……(しまった、レーザーに乗せられた‼︎)お前には……借りがあるからな、バックルの件もだが……」
貴利矢(あーあ、完全に赤くなってやんの)
唯阿「……そうか」
唯阿は笑うと片手を差し出す。
唯阿「私からもこれからも頼む。」
貴利矢(おっと、上手くノせたんじゃね?)
唯阿に握手を求められ、道長はそれに応じるしかなかった。
唯阿「じゃあ私は任務があるから、また」
貴利矢「へーい、また会おうぜ‼︎」
唯阿が去っていった後……
貴利矢「上手くやったじゃんか、道長。それも直に触っちゃってさ〜」
道長「うるせぇよ‼︎」
貴利矢「あ、違うか、こないだバックル直に手に握らせられたんだっけ?あらら、こりゃもう……」
道長「だからやめろって言ってるだろうがっ‼︎」 - 97二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 01:44:31
トンチキイベント初挑戦疲れた……
でもまたやりたい、次は花見かな…… - 98二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 07:33:37
マザコンパワーで合体とか最悪だよ…
- 99二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 07:36:11
トンチキイベントのたびに祢音ちゃんに手出ししようとしてゲストキャラやイズに始末されるキューンありだと思います
- 100二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 08:17:58
- 101二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 09:15:04
キューンの体乗っ取って或人や祢音ちゃんに恋のアドバイスしてくれるんだ……
- 102二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 09:34:51
(そのまま定例会議にも参加する伊藤英明)
- 103二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 10:09:21
唯阿「(道長からのプレゼントを開ける)ボールペンか……ふっ、最初戦った時から彼も変わったものだな……しかし、宝生先生と浮世英寿が共鳴しなかった理由……浮世英寿にありそうだ。何人分の人格があの中に秘められているのか……宝生先生もゲーム病の影響で人格が不安定だが……それならば裏表がないヒトが媒介となったら可能となるのか」
唯阿がそう考えている時、或人は祢音とケーキを半分こして食べていた。
祢音「或人さん!はい、あーん♪」
或人「えっ……俺子供じゃない……ムグッ……」
祢音「すごい美味しいよね、このケーキ‼︎飛彩さんと何回も作ったんでしょ?本当に嬉しいな……」
或人「……まあね‼︎こうやって誰かと何かを美味しく食べたり楽しい時間を過ごせるのって笑顔になるよね、本当は俺のギャグで笑顔にしたいけど……あと、ケーキ急に分けちゃってごめん……来年はもっと腕に振るいをかけるから‼︎」
祢音「ううん、或人さんの言う通り、誰かと一緒に楽しく過ごせたらそれでいいよね……そう言えば或人さん、ケーキをあげた人って誰なの?」
或人「あの人は……大切な人のために自分が悪に染まっても何でもするくらいまっすぐな人だったんだ、今はもういないから……ああやって現れるとは思わなかった。でもまた会えたらいいな……」
祢音「そうなんだ……そんな人もいたんだね……また或人さんのこと知れて嬉しいな」
或人「え⁉︎じ、じゃあ俺の新作ギャグ……」
祢音「それはノーサンキュー」
或人「ですよねー……明日は冴さんのトレーニングに付き合うんだ、今日は色々あったしね。」
一方その頃……
理人「……茜、美味しいかい?」
茜「うん、でもケーキなんかどうしたの?」
理人「……大切なことを教えてくれて救ってくれた人がくれたんだ、その人がいなかったら茜とこうやって一緒にいれなかったかもしれない……」
茜「理人?」
理人「飛電或人……あの隣にいた女の子は……そうか‼︎茜、決めたよ、現世に時々行ってあの不埒な輩の体を乗っ取って飛電或人と彼女の恋を結婚式あげるまでサポートすることにする‼︎それが私にできる彼への償いだ‼︎」
茜「……やり過ぎないでよ?もう……」
- 104二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 10:10:20
- 105二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 10:13:38
- 106二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 10:45:20
(何とかイズゼロツーから逃れたキューン)
キューン「何なんだ、あの殺意に満ち溢れたヒューマギアは……まず彼女をなんとかしないと祢音どころか飛電或人にすら接触できない……(理人の気配を察知する)まさか……またあれに襲われるのか……?」
イズ「或人社長、処分……いえ帰還いたしました。」
或人「イズ‼︎……ねぇ処分って?」
イズ「申し訳ございません、ちょっと清掃をしていたのを物騒な言葉で表現してしまいました。」
或人「……そう?……何かイズの服血飛沫ついてない⁉︎何したの⁉︎」
イズ「これは赤ペンキです、或人社長(あの勘違い怪文書逆恨みゲロマズストーカー野郎……処分しようと思いましたがあの体……或人社長と鞍馬祢音様の仲の進展に利用価値がありますね、わざと生かして様子を見ましょう)」
END…?
- 107二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 11:37:03
- 108二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 11:54:25
そりゃ人質取りやすい方でしょ
- 109二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 12:15:29
「あああああああっ‼︎」
ベロバは貴利矢の裏切りが嘘で、道長からはサポーターとしての関係を切られた挙句、共鳴した2人にズタボロにされた日を思い出しては物やジャマトに当たる、そんな荒んだ日々を過ごしていた。
道長だけなら扱いは簡単だと思っていた。
仮面ライダーをぶっ潰す、その願いだけが彼の原動力だった。
そして目の上のたんこぶだったCRのドクターライダーの中でも屈指の掴みどころのない曲者、九条貴利矢。そんな彼が自身に賛同し仲間を裏切って自分側についたのは彼女にとって追い風になるはずだった。
『あれ?ノせられちゃった?』
しかしそれは嘘だったのだ。彼の手により道長のジャマト化は治療されてしまうし、離反まで許してしまい、サポーター解任にまで追い込まれてしまった。そして極め付けは絶対に自分は対峙したくなかったあの共鳴現象。
だからベロバは病院で飛彩と景和の前に現れたが、相手は自分じゃないと言い、逃げたのだ。
なのによりによって自分の陣営にいたはずの仮面ライダーたちにそれをお見舞いされ、地べたに這いつくばり土の味を知ると言う屈辱を経験したのだ。
「許さない……絶対許さないわよ……」
そう言いながらベロバは壁を殴る。
その様子を1人になってしまった大智は黙って見ていた。
- 110二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 12:29:05
大智にだって自分を翻弄した仮面ライダー……特に九条貴利矢には恨みがあった。
自分の知識から正しいことを言っただけなのに貴利矢の怒りを買い、罵詈雑言と蹴りをお見舞いされる始末。そしてベロバ諸共に撃破されたことは彼のプライドをズタズタにした。
しかし……その前に彼には苦い経験があった。記憶が戻った冴を脅して飛電或人と戦わせたはいいが、人質にしていた冴の妹や弟はいつの間にか安全圏にいるし、しかも花家大我に顔面を思い切り殴られ、そこに鞍馬祢音が加勢し、戦いとなったが共鳴現象により簡単にねじ伏せられてしまったのだ。
大智「九条貴利矢……花家大我……2人とも許さないよ」
そんな彼の手にはジャマトバックルが握られていた。
透ジャマトがまだいた頃、自分ももらっていたが必要なら使うと言って使っていなかった。
ベロバはそれに気づく。
ベロバ「……もうこうなったら全員皆殺しよ、あんたもそれ使わないわけにいかないわよ」
ベロバの殺気だった視線に大智は怯まず答える。
大智「分かってるよ……僕にはまず復讐したい相手がいる。九条貴利矢に花家大我。だけどどっちも共鳴現象が使える……ならばこれを使わないといけないね。」 - 111二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 12:33:57
大智(だがジャマトバックルだけでは正攻法では勝てない。ならば何かしら相手が手出しできない状況を作るのが正解だろう)
そう考えていた大智の脳裏にとある少女が浮かぶ。冴の妹や弟が安全圏にいることを見せつけたあの憎たらしい笑みを浮かべた、西馬ニコを。
大智「突破方なら……あるじゃないか」 - 112二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 13:22:05
とりあえずトンチキイベントに取り残された2人を書いた。
お前らはトンチキイベントには絶対出さないぞ - 113二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 14:18:01
5月1日は或人の誕生日だからトンチキイベント不可避なんだよなぁ…
- 114二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 16:53:00
アズ「あーらら、2人だけになっちゃったら急に殺伐としちゃって……本当利害関係の一致でしか結びつけなかったのね……未来人だから何でもデザインされて……人生も……それは可哀想だけど、関係ない世界で暴れ回るのは現実逃避よね。まあアーク様のお情けでサポーターじゃなくてもレーザーレイズライザーは使えるようにしてあげたんだし、悪意をばら撒き続ければいいわ♪
しかし……アーク様、早く飛電或人を倒してしまえばいいのに♪」
アズは2人の様子を見て笑っていた。
一方飛電インテリジェンスでは
或人「よっしゃ‼︎ゲーマドライバーバックル正式に完成&配布完了しました‼︎無事完了して感無量ってね‼︎」
或人はゲーマドライバーバックルが完成し、祢音たちに配布完了したことを喜んでいた。
イズ「おめでとうございます、或人社長」
或人「これもゼアと連絡を取ってくれたイズのおかげだよ‼︎」
イズ「恐らくゼアは、鞍馬祢音様と花家大我様、桜井景和様と鏡飛彩様の戦闘データを元にテスト用のバックルを作成したものかと……」
或人「そして最後にテスト用のバックルを使っての戦い……道長さんと貴利矢さんの戦いのデータがあって、ようやくゼアが反応してくれたんだ。」
イズ「あのデータがなければ、アークの力を最大限に使う者への対応が不十分でしたから、ベロバを戦場に引きずり出し共鳴を用いた戦いを挑むのが一番だという九条貴利矢様の判断のおかげです。そして、何度かアークの悪意に呑まれそうになった吾妻道長様が共鳴相手であったからこそ……」
或人「本当に貴利矢さんは頑張ってくれたよ、裏切った振りをして嫌われたり悲しませたりしたけど、それでもやりきるんだから。」
唯阿「社長さん、今いいか?アポイントメントを取っていないのは申し訳ないが。」
唯阿が社長室に入ってくる。
- 115二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 17:29:12
景和「良かった〜これで俺のドライバーも飛彩さんのドライバーも元に戻った‼︎」
完成したゲーマドライバーバックルを手に景和はようやく変身できないと言う最大の問題が解決し喜ぶ。
運営側もベロバ側も何も言ってこないのが不気味ではあるが、だからこそ心強い。
特に飛彩が変身できないとなると、ゲーム病の治療もできなくなってしまうのだから景和の安堵は大きい。
道長「お前ら、これができるまでどうやってあれを発動させてたんだ?」
景和「うーん……俺の場合は城ジャマトをどうにかしなきゃって思いで必死だったからなぁ……ブーストじゃ起きなかったんだよな。そうだ俺も祢音ちゃんもフィーバースロットバックルで当たりを引いたら発動してたんだった。よくわからないけど、多分それが条件だったんじゃない?同じバックルを当てて、相性のいいバックルを2つ装着してる状態にしてさ……ただすごい負担かかっちゃうから変身できなくなっちゃうんだけどね、でももうこれがあれば大丈夫!」
道長「相性のいいバックルで能力を最大限に引き出して、相手側は自分が持つガシャットだったか、その中で1番強いやつを使った状況で起きてたのか。確かスナイプはレベル50が1番強いんだよな」
共鳴現象についてよく分かっていない2人だが推測をしていた。
景和「でも何で英寿は永夢さんと戦っても起こらなかったんだろ。英寿はマグナム使ってないのと、永夢さんはハイパームテキを使っていなかったから?」
道長「ギーツにしてもエグゼイドにしても、そういう柄じゃねぇだろ、仮にマグナムとハイパームテキでも起こらなかったんじゃねぇのか?」
景和「だとしたら……俺たちとの違いは何なんだろう」
道長「さあな」
飛電インテリジェンス社長室
或人「えっ⁉︎俺⁉︎」
或人は自分を指差しながら驚く。共鳴現象の更なる解明に自分のデータが必要だと言うのだから。
唯阿「滅亡迅雷が相手の時、浮世英寿と宝生先生では共鳴現象は起きなかった。だがこの間のホワイトデーの時の浮世英寿の様子を見ていると多分……あいつは人格が何個かある不安定な状態だ。それぞれの人格が同じ願いを持っているから安定しているように見えて実は違う。」
或人「あの時は俺捕まってたからな……全然分からなかった。」
唯阿「そして宝生先生もだ。ゲーム病に感染しても安定している様に見えて変身前と変身後のギャップがあり不安定なんだ」 - 116二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 17:44:09
唯阿「そこが他の6人との違いだ。だから……ゼアとよく接していた社長さんが間に入らないと多分起こせないのだろう。」
形は何であれアイデンティティ……人格がまず確立していないと共鳴現象を起こすこと自体無理なのだ、と唯阿は指摘する
唯阿「だが……そこに安定した人が干渉すれば、不安定であってもカバーできるはずだ。だから社長さん自身の協力がないと……今は音沙汰ないがシンクネットの幹部と残党が脱獄し、そしてアークが動き出した今……最大限の戦力がないと誰かもこの世界も守れないし、あいつらの遺志も叶えてやれない……社長さんは今まで全力でぶつかって悪意だって乗り越えた。だから社長さんの力が必要なんだ」
或人「滅に迅、兄貴、亡……」
唯阿「そして不破」
或人「分かった、俺は皆の夢と笑顔を守るためならなんだってする‼︎アークにも、アズにも負けないためにも‼︎」
唯阿は笑顔で頷く。
唯阿「よろしく頼む、社長さん」
- 117二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 19:50:47
- 118二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 21:00:49
唯阿「ところで社長さん明日のホワイトデーは大丈夫なのか?」
或人「大丈夫って?」
唯阿「いやそのときは冴さんと練習するんだろ?ちゃんと遅刻せずに行けるか心配でな…」
或人「大丈夫だよ!!俺こう見えて最近遅刻とかしてないし!!何より明日はライズホッパー使って行こうと思ってるからね!」
唯阿「それいいのか…?」
イズ「ですが或人社長、社長は先週の社内会議のときに寝坊で一時間の遅刻した記録があります。そして昨日にも寝坊していました」
唯阿「……偶に思うが社会人として心配になるぞ社長さん…」
或人「……すみません」
一方の冴は無言でダッシュ練習をしていた
冴「……」
チームメイトA「うわぁ…すっごい走り込んでるよ我那覇さん…」
チームメイトB「すごい集中力だよね…、もうすぐ大会が近いからかな?」
チームメイトC「でもさっきすれ違った時に『明日だ…遂に明日…』って言ってたから明日何かあったり?」
チームメイトA・B「何かって?」
チームメイトC「……何かだよ」
冴(明日は社長さんと一緒に練習、明日は社長さん一緒に練習、明日は社長さんと一緒に練習、明日は社長さんと一緒に練習、明日は社長さんと一緒に練習、明日は社長さんと一緒に練習……、も、もしこ、この練習が終わったら…!!い、今までの関係より一歩近づいたり!?そ、それで幸せな家庭築くの約束しちゃったり!?うわー!!!)
冴は翌日のホワイトデーに或人と初めて会った時以来の練習ができるのに喜んでおり、その嬉しさが我慢できず走り込んでるだけだった
チームメイトA・B・C「ちょっと我那覇さん!?走り過ぎ!?」
……チームメイト達に止められるまでトラックを永遠と走り続けていた
- 119二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 21:35:02
続きかいてくださりありがとうございます!昨日のマザコン事件で頭やられたのでありがてぇ……
- 120二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 21:54:39
道長はそんな冴の様子を遠くから見ていた。
道長「俺はあいつに……」
そんな自分を見捨てなかった貴利矢に救われた身だが許されないこともしてきた、そういう思いが絡み合う。
ニコ「あれ?あんたレーザーの患者じゃん‼︎こんなところで何してんの?」
ニコが突然話しかけて来る。
道長「患者って……ていうかお前には関係ねぇよ」
ニコ「まあまあ♪信頼できる主治医がいる者同士仲良くしようよ♪」
道長「はあ?何だよそれ」
ニコ「私の主治医はね、大我なの。」
道長「でもあいつ、ゲーム病しか診れないんじゃ……」
ニコ「私だけは特別なの♪あんただってさ、レーザーが主治医なんでしょ?レーザーだってドクターだけどブレイブとかMみたいに誰かを診察したりするドクターじゃない。
あんたのジャマト化を治療する時主治医どうするって話になってレーザーが頑張って主治医になるって言ったんだってさ。大我が言ってた」
道長「……」
ニコ「ていうかあんただってレーザーに普通の患者以上のことしてもらってるでしょ?」
道長「な、何が」
ニコ「……恋の相談?」
道長「……‼︎何言ってんだよ‼︎」
ニコ「図星だったんだ(祢音ちゃんから聞いたんだよな〜)でもあんたの治療をしたのはレーザーだけじゃないよ」
道長「誰が他に……」
ニコ「大我があんたの血液とか調べて寝る間も惜しんで薬を完成させたんだから、感謝してよね私の主治医に♪」
道長「……」
その時、遠くから声が聞こえてくる。
大我「おい、ニコ‼︎お前また荷物持たせて先に行きやがって‼︎」
ニコ「あ、大我‼︎」
道長「……スナイプ……」
- 121二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 22:59:05
大我「……ったく……ってバッファ、てめぇここで何してんだ?」
ニコ「変わった主治医をもつ患者同士で話してたの」
大我「はあ?」
ニコ「だって事実じゃん‼︎レーザーだってそうでしょ?」
大我「確かに俺はゲーム病専門だがな……そうだ、バッファ、薬の投与とリプログラミングの後はどうだ?」
敵対してたのに自身の心配をする大我に道長はそっけなく答える。
道長「……何か、急に普通の人間に戻されて変な感じだよ」
大我「そうかよ、まあ生きてりゃいいさ」
道長「……スナイプ、ジャマト化の治療の薬を作ったのはお前なんだってな」
大我はニコを見ると、ニコはニヤニヤと笑っている。
大我「(余計なこと言いやがって……)ああ、俺は時間に余裕があるからな、後はレーザーが投与スケジュールを管理してた。ただ、最後の、ジャマトから作った薬はレーザーが自分でつくったものだがな」
道長「……スナイプ、何でお前は他人……それも敵対していた奴にそんなことができるんだ?」
大我「そりゃ、ジャマト化してるやつなんか気味悪……いてっ(ニコに叩かれる)」
ニコ「だから何でそういう言い方しか出来ないの‼︎大我言ってたじゃん、できるとこまでやってやるって‼︎人間として生きて欲しいからってちゃんと言いなよ‼︎」
大我「うるせぇな‼︎」
大我とニコのやりとりを見ながら、道長は呟く。
道長「……それで薬まで作ったのか」
大我「……バッファ、てめぇあいつの言いなりになっていた時のこと悔やんでるようだが、後ろばかりみても何もねぇぞ。そうやってグジグジしてる姿を主治医のレーザーに見せられるのか?折角人間に戻れたんだから、これから先のこと考えろ」
道長はトラックを爆走している冴を見る。まるで今までのことを忘れたかのように彼女は先に走る。
道長「……それなら何度だって、やり直してやるよ」
ニコ「どっちも素直じゃないんだよなあ……(さっきのやり取り祢音ちゃんに聞かせてやろうっと♪)
- 122二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 23:11:16
ニコ「じゃあまた変わった主治医を持つ患者同士話そうねー‼︎」
大我「……下手なことすんじゃねぇぞ、俺の作った薬が台無しだ」
道長「……誰が‼︎」
ニコ「後さ、ホワイトデーのプレゼント渡せたんでしょ⁉︎良かったねー‼︎」
道長「……(絶対レーザーの奴が言ったな)‼︎」
そんな3人のやり取りを大智は見ていた。
大智「……花家大我に、西馬ニコ……君らの行く末の正解は絶望だよ。そして、何であいつは何も無かったかのように過ごしてるんだ?絶対に後悔させてやる……九条貴利矢諸共に‼︎」
- 123二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 23:15:01
そして夜中、或人と冴は明日の練習の確認のために電話していた
或人「……ということだから明日はよろしくね!」
冴「うん…!わ、私…、というかしまくろうも楽しみにしてるから!」
或人「そっか!俺も冴さん達と走れて楽しみだよ!」
冴「そ、そう…?」
或人「うん!だからまたね!」
冴「う、うん…!」
そう言って電話を切る
或人「さて…と!明日の準備しないとな!えーとまずはジャージを…」
冴「社長さん…、私と走るの好きなんだ…!嬉しいな…!えへ…、えへへ!」
ルームメイト(なんか我那覇さん電話してからずっと笑ってる…!?怖い!)
そう言って笑顔のまんま寝ようとする冴だったが嬉しさのあまりかずっとその笑いが抑えきれず同じ寮のルームメイトからあまりのキャラの違いやずっと笑っているため不気味がられていた… - 124二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 23:15:43
一方で
澪「お姉ちゃんが心配だ…」
潤「別に良くね?バレンタインのお返しつっても一緒に走るだけでしょ?それが何の…」
澪「それだけじゃだめでしょ!お姉ちゃんと社長さんはただでさえいつも一緒にいられるわけじゃないんだから!このホワイトデーでアプローチしないとだめなんだよ!」
そう言って身を乗り出す
潤「うお!?そ、そうは言っても…俺達なんも知らないし…」
澪「私行く!」
潤「どこに?」
澪「お姉ちゃんの練習のとこ!そしてちゃんとアプローチできるかこの目で確かめる!」
潤「いやいや!流石にだめだろ!姉ちゃん困るし!というかどこで練習するのか知ってんの!?」
澪「そんなもん気合いで探すに決まってるでしょ!」
潤「ぐえー!?首掴むのやめてー!?」
そのまた一方の祢音
祢音「明日は或人さん冴さんのとこ行くんだよね…、も、もし冴さんと或人さんがこのままいい感じになったら…、どうしよう…!ただでさえ冴さんは或人さんと歳近い上にあっちのほうがしっかりしてるし!何よりキレイだし!どうしよう!?こ、こうなったら!道長と唯阿さんとその他色んな人達に声掛けて一緒に見に行ってもらおう!」
そう言って(元々冴派のソルド9と腹筋崩壊太郎、祢音と冴両方応援してる天津を除いて)みんなに電話し、結果…
翌日
唯阿「まぁこうなるよな…」(頭抱えてる)
道長「なんで俺が…」
貴利矢「自分も行かされるの聞いてないんだけど?」
景和「あの…なんで俺も…?」
祢音「グダグダ言わない!それよりもしっかり見張んないと!」
このメンバー達が二人の練習を見張ることに… - 125二次元好きの匿名さん23/03/14(火) 00:22:49
2人の練習を見張ってる時…
貴利矢「ただ走ってるだけじゃん、何か起こるとしたらその後の更衣室とか……」
ぼやいている貴利矢に道長は声をかける。
道長「なあ、レーザー」
貴利矢「ん?何だよ道長、見張ってないと祢音ちゃんに怒られるだろ」
道長「主治医ってどうやって決めたんだ?」
貴利矢はその言葉に苦笑いを浮かべる
貴利矢「いや……それは、ねぇ?」
道長「嘘つかないで本当のこと言えよ」
貴利矢はトラックを見ながらため息を吐く。
貴利矢「分かったよ、お前の主治医が自分になったのはな……(前スレ170の内容を話す)」
道長「そんな理由で……」
貴利矢「悪かったよ、臨床やってない自分がそんな理由で主治医になってさ……結局何にもできなかったな……」
道長「レーザーお前そればかり言ってるけどさ、結局……透のこともあったから監察医のお前で良かったんだよ」
貴利矢「そう言ってもらえるとありがたいね」
2人はトラックを見ながら話していたが、案の定祢音に怒られたのは言うまでもない
唯阿(九条先生みたいな人が彼の主治医に向いていたんだろうな……)
景和(貴利矢さんがいなかったら、道長さんは今ここにはいないよな……) - 126二次元好きの匿名さん23/03/14(火) 00:23:56
貴利矢が主治医になった経緯は前スレ170をご覧ください。
- 127二次元好きの匿名さん23/03/14(火) 00:34:12
道長「おいなんで俺が赤の他人の恋愛事情なんて見に行かないと行けないんだよ」
祢音「だってだって!私一人じゃ寂しいというか…心細いというか…」
道長「人を連れて行く行動力あるのに急に弱気になるなよ…」
景和「なんだ?また俺人の恋愛事情見ないといけないのかよ…くそ!こうなったら世界中たぬきそばにしてやるよ!うがー!」
道長「こいつ変なこと言い始めたし…」
唯阿「まぁいい、私も社長さんのこと心配してたからな。こうして観察するか」
祢音「ありがとう唯阿さん!」
貴利矢「まぁ自分もいいかな?……道長も案外悪くねぇだろ?」
道長「何が?」
貴利矢「考えてみろよ。もしかしたらあのお嬢ちゃんにあのときのこと謝れるかもしれないだろ?」
道長「それは…」
貴利矢「いい加減ここいらでそれスッキリさせそうぜ。今後もあのお嬢ちゃんと一緒に戦うことあるんだろうしさ」
道長「……」
貴利矢「それにこれはチャンスだぜ?」
道長「チャンス?」
貴利矢「ああ、なにせ隊長さんと一緒に行動できるんだぜ?今は俺達が一緒だがそのうち必ず二人きりにさせるからさ」(小声)
道長「なっ!?よ、余計なお世話だ!」
唯阿「二人は何を話してるんだ?」
景和「知るかよ!くそ!リア充とかマジ爆発しろよ!」
唯阿「君は性格変わりすぎだろ」
祢音「あはは…ん?」
みんなの光景を見て苦笑いしていた祢音だったが後ろから声がしたので振り返った。すると
潤「ふわぁ…、なぁもうどこまで探す気だよ…流石に疲れたし朝早くから探してるから眠いぞ…」
澪「そんなもんお姉ちゃん見つけるまでよ!」
潤「やってることストーカーだよな…」
祢音「あの子達…!ねぇ君たち!」
澪「はい?…って祢音ちゃん!?」
朝早くから探していた冴の練習場所を探していた澪と潤を祢音が見つけ声を掛ける。そしてなんでここにいるのかと話を聞いていた
祢音「そ、そうなんだ…」
- 128二次元好きの匿名さん23/03/14(火) 00:34:31
澪「はい…、だから潤と一緒に探してたんですけど…どこで練習してるのかわからなくて…」
祢音「……それじゃあ一緒に見に行く?私達も見ようと思ってたから」
澪「本当ですか!ありがとうございます!」
貴利矢「え?いいの?この子達確か…」
祢音「見るだけならただだしいいよ。それにこの子達も冴さんのこと心配してこうして見に来てくれたんだ。その想い無駄にしたくない」
澪「祢音ちゃん…」
潤「いや俺はただ強制的に連れてこられたんだけど…帰れるなら帰りたい」
祢音「よし!みんなで或人さんも冴さんのこと見張ろう!」
澪「おー!」
潤「あれ?俺の意見無視?」
貴利矢「大変だね弟君」
潤「ま、まぁ…ってあんた!俺に姉ちゃんに裸エプロンしたらきっといいこと起きるって教えてくれたらおっさんじゃん!元気だった!?」
貴利矢「うげ!?覚えてた!?いやあれは実は嘘というかなんというか…」
唯阿「おい、裸エプロンってなんだ。あんたこの子に何教えた?」
貴利矢「いやそれは…その…えへ♪」
唯阿「……」
貴利矢「うぎゃー!無言でプロレス技かけるのやめてー!」
祢音「ちょっとみんな!もうすぐこんなに騒いでたらバレちゃうよ!
そう言ってみんなを黙らせた。そしてその数分後或人が(イズに担がれながら)無事に来て練習を始めたのをみんなで見始めたのだった…
- 129二次元好きの匿名さん23/03/14(火) 00:47:08
- 130二次元好きの匿名さん23/03/14(火) 03:21:13
そのまた一方の冴はみんなが見てるとも知らずに或人を待っていた
冴(今日はホワイトデー…!社長さん来てくれるよね…!一緒に走ってくれる…!一緒に…!そ、そしてそのまま…!う、うへへ!)
そうして心の中で笑いながら待っていると横から何やらドドドとこちらに何か来る音が聞こえた
冴「なんの音だろ?…ってあれ社長の秘書さんに…社長さん!?」
なんとイズが或人を担ぎながらものすごいスピードでこちらに向かっていたのだ
そしてイズは無事に冴のところまで止まり或人を下ろす
イズ「我那覇冴様おはようございます。時間通り或人社長を連れてきました」
冴「それはいいけど何してんの!?社長さん大丈夫!?」
或人「うーん、気持ち悪いけど大丈夫…」
冴「大丈夫じゃないじゃん!」
イズ「社長が起床予定時間になっても起きる気配がなかったので私が起こし、朝食など無理やり食べさせ連れて来ました」
冴「だとしてもやり方!これ本当に平気!?」
イズ「それでは本日のホワイトデーの練習をお楽しみにください」
そう言ってイズはどこかへと去っていった
冴「いやちょっと!?……社長さん本当に大丈夫?」
或人「う、うん…、なんかだんだん良くなってきた気がする…」
冴「それならいいんだけど…」
或人「それに俺も今日の練習楽しみにしてたんだ。やめたくないよ」
冴「社長さん…、言っとくけど私の練習きついよ?」
或人「上等!俺も結構走るのに慣れてきたからねあんま舐めないほうがいいよ!」
冴「言うね、それじゃあ今日はよろしく!」
或人「うん!」
そう言って競技場内に入りお互い更衣室でジャージなどに着換えトラックへと出る。そこにはトレーナーヒューマギアの練習しまくろうが待っていた。
- 131二次元好きの匿名さん23/03/14(火) 03:21:37
しまくろう「おお!社長!ご無沙汰しております!」
或人「うん!しまくろうも元気そうだね!」
しまくろう「はい!最近様々な選手の成長を見れるのが楽しくて!冴様も楽しんでおられますが最近はこうして社長と走れるのが楽しみだったらしく!」
冴「それ以上言わなくていいから!」
そう言って手で口を塞ぐ
しまくろう「もがもが!?」
或人「さ、冴さん!?ちょっと離してあげて!?しまくろう壊れちゃう!」
冴「と、とにかく走る準備しよ!」
そう言って準備体操を始め、走る準備を整える(やっている最中或人は気づかなかったがときどき冴が顔を赤くしながら或人を見ていた)
そして走り込み練習が始まるが…(>>125の出来事)
或人「だらぁ!!」
冴「フッ!」
この二人意外と勝負事には結構本気でやっておりとにかくハードな走り込み練習をしていた…
- 132二次元好きの匿名さん23/03/14(火) 07:39:58
一方その頃
小姫の写真の前に飛彩は自分で作ったケーキを置いていた。
飛彩「小姫……今日はホワイトデーだから、今までこんなことをしたことはないが、これ俺が作ったんだ、受け取って欲しい」
写真の中の小姫に向かって飛彩は穏やかに言う。
灰馬「飛彩〜」
その様子を父である灰馬は泣きながら見ていた。
飛彩「親父」
しかしその様子はバレていて、灰馬はすぐ見つかってしまった。
灰馬「す、すまない、小姫ちゃんとのホワイトデーを邪魔して……‼︎」
飛彩「あの件、何か分かったか?シンクネットとか言う新興宗教のある幹部についてだが」
飛彩の発言に灰馬は真顔になる
灰馬「ああ……シンクネットの幹部の1人だったよ、ある日逮捕されたメンタルクリニックの精神科医だった。」
飛彩「まさか関連があるとはな……案外シンクネットという連中、厄介なのかもしれん」
一方トラックを見張っている一同
祢音「でも景和もお姉さん以外からもらえたんでしょ?」
景和「そりゃあね、飛彩さんに完成したケーキの余りもらったけどさ……お前も早く恋人できるといいなって言われた……」
祢音「ああ……」 - 133二次元好きの匿名さん23/03/14(火) 07:52:23
大智「……やはり腹立たしい、こいつらから始末するのが正解か」
大智はトラックを見ながら忌々しげに吐き捨てる
そこに……
アズ「随分行き急ぐのね?そんなに九条貴利矢が憎い?吾妻道長が憎い?でも今あいつらを襲っても返り討ちに合うのが関の山よ♪憎さのあまり理性がぶっ飛んだかしら?
例えジャマトバックルを使っても今のあなたには無駄よ」
大智「だったらどうしろと言うんだ⁉︎」
アズ「そんなに急がないで冷静に考えろって言ってるの。あなたもあの女もね♪」
大智「……っ‼︎」
大智は舌打ちをするとアズと共に去っていった。 - 134二次元好きの匿名さん23/03/14(火) 10:21:06
或人「ハァ…ハァ…すっげぇ疲れた…!」
冴「ハァ…ハァ…やるじゃん…社長さん…!」
或人「伊達にライダーやってないからね…!ハァ…ハァ…」
しまくろう「はい!しばらく休憩です!体しっかり休めましょう!」
二人は(恋もへったくれもない)ダッシュ練習ですっかり疲れてしまいしまくろうから休憩を言い渡された
或人「でも…!さすがアスリート…!勝てそうで勝てない…!」
冴「まぁね…!流石に走るの慣れたと言っても走るの専門の人には勝てないでしょ…!ハァ…ハァ…」
或人「言えてる…!あはは…!」
冴「こんな状況でも笑えるなんてある意味すごいよ社長さん…」
或人「そうかな…?」
冴「うん…」
或人「即答した…!?」
しばらくは談笑しあっていた二人だが或人から気になってた疑問を出す
或人「冴さんはさ、道長さん、あの牛のライダーのことどう思う?」
冴「牛?……あああの…」
或人「うん…、前に祢音ちゃんから酷いことされたって聞いたし、それにその人今はその…」
冴「仲間なんでしょ?祢音ちゃんから聞いたよ」
或人「そうなの!?」
冴「うん、でもあの人のこと恨んでるとかないかな」
或人「え…?」
その言葉を聞いて或人は驚く。まさか酷いことされたのにも関わらず恨んでないと言ったのだからだ。自分でも敵対してた頃の滅亡迅雷.netや天津にはそれほどいい感情がなかったのに。
冴「もちろん気にしてないわけじゃない。あのとき邪魔しなければ私の家族はもっと早くに助けられたかもしれないから」
或人「そっか…でもなんで…?」
冴「バックルを取られたのは結局は私が弱かったから。それだけ。だから彼に恨みとかそういうのは感じたことないかな」
或人「冴さん…、意外とストイックに考えてるね」
冴「そうかな?でも仮にあのときのことを恨むとしてもそれは弱かった私。あのとき強かったら祢音ちゃんは傷つかなったし家族も早く助けられたかもしれない。でもたらればで話しても起こった事実は変わらない。あのときはあのときって割り切ってる。だから彼に恨みとかそういうのはないよ」
或人「そっか、冴さんは強いね」
冴「そうかな?まぁいいやそれよりも走ろ?今度も負けないけど」
或人「言うね、今度は勝つぜ!」
そう言ってまたトラックに行きまた全力で走り合うのであった - 135二次元好きの匿名さん23/03/14(火) 13:49:25
一方で二人の練習風景を見ていた見張り組
祢音「なんだか楽しそうあっち」
澪「本当ですね」
唯阿「まぁ社長さんとなんだかんだ付き合い長いからなあっちも」
祢音「そっかー…、あれ?じゃあ私もしかしたら冴さんに負けちゃうかもしれないってこと!?」
澪「ということは…社長さんお姉ちゃんと結婚するかもしれないんだ!やったぁ!」
祢音「そ、そんなことないもん!私がちゃんと告白して或人さんの心射止めるもん!」
澪「お姉ちゃんだって負けないし!喰らいついたら離さないですからねお姉ちゃんは!」
唯阿「なんかもう勝手に争ってくれ…」
一方の男子組は
潤「zzz…おやすみ…」
貴利矢「道長は隊長さんと付き合うとしたらどんな結婚生活送りたいの?」
道長「そ、そんなもんどうでもいいだろ!ま、まぁ強いて言えばその…おみそ汁作ってくれたり子供は二人で幸せな家庭生活送れたらなと…」
貴利矢「あーうん…、ピュアだね…」
道長「お前が聞いてきのにその反応なんだよ!」
景和「ガウガウ!なんだよ!あの二人仲良くしやがって!もういいよ!こうなったら化けて出てやるよ!」
唯阿(こいつらうるせぇな…、一人寝てるし)
そしてそれをたまたま通りかかった大我とニコに見られる
大我「あいつら何してんだ?」
ニコ「なんか面白そうなことしてるし私も行こー♪」
大我「おいニコ!?お前昨日に続いて勝手に動くな!」 - 136二次元好きの匿名さん23/03/14(火) 18:18:41
アズ「あなた、前に九条貴利矢が嘘ついて仲間になった時に調子に乗って人質を取って姑息なこと考えて酷い目に遭ったでしょう?今度は腹立ててまた人質取って手出しできないように考えてないでしょうね?本当に天才なの?同じ手を2回使うなんて……」
大智「なっ……」
アズ「そんなことしたら眼鏡壊されるわよ……あ、ジャマトを擬態して仲良くできるかな〜なんて作戦もブレイブの時とこの前のレーザーのせいで失敗しているでしょう?
だから私が見せてあげたあの連中を使えばいいのよ……いいの?じゃないと狂い咲きしてる馬鹿女にジャマトバックル使わされるわよ?本当は使いたくなんかないくせに。
あなたの場合はジャマト化しても誰かが手を差し伸べる可能性が低いものね?」
- 137二次元好きの匿名さん23/03/14(火) 19:14:20
何故参謀役の自分とボスのベロバだけになった途端に絶望感が漂うのか。
ジャマトやジャマトライダー、擬態ジャマトだって、広範囲に被害を与えるジャマトだっている。
そしてアークの技術や力も。
それらを使えば全て思い通りにできるはずなのに。
ジャマトバックルの影響でジャマト化してなりふり構わず自分が唾棄するような奴に成り果てていた吾妻道長は九条貴利矢の干渉で自分達に反旗を翻した挙句、何にもなかったかのように過ごしている。敵対した相手達とああやって……
大智「何が楽しいんだか……」
大智は見下したようにそう言うが、酸っぱいブドウなのは明らかだ。
ただ周りを見下したことで、自分がただ指を咥える立場になってしまったことは大智にとって耐え難い苦痛だし、不幸と破滅が広がるように動いたベロバにだって耐え難い苦痛なのは言うまでもなかった
アズ「だからアーク様が自分本位に悪意をばら撒き続けたあなたたちを憐れんで助けてくれるわよ」
ベロバ「何だっていいわ、もう全部壊してやる……」
ベロバは吐き捨てるように言う。
- 138二次元好きの匿名さん23/03/14(火) 19:42:15
とりあえずベロバ側は今日は何にもするんじゃねぇぞ……
ホワイトデーだからよ…… - 139二次元好きの匿名さん23/03/14(火) 20:07:15
- 140二次元好きの匿名さん23/03/14(火) 20:25:21
その後特にこれといった問題もなく(強いて言えば大我とニコが見張りに参加したぐらい)練習はスムーズに終わった
しまくろう「はい!本日の練習はおしまいです!ありがとうございました!」
或人「あ…、ありがとうございましたぁ…、やっべー…超疲れた…もう動けねぇ…」
そう言って練習の疲れからか或人はトラック内で横になってしまう。これには冴も注意する
冴「社長さん!トラックで寝るな!寝るとしてもちゃんと中に入ってからしなさい!」
或人「うわぁ…お母さんみたいなこと言ってる…でも俺もう無理…」
冴「仕方ないな…ほら」
冴がそういうと或人の近くに背中を向けしゃがむ
或人「?」
冴「私がおんぶして運んであげるからだからここで寝ないの」
或人「うわぁ…ありがとう…それじゃあ失礼して…」
或人はのそのそと動き冴におんぶされる。或人はそのおんぶによるぬくもりかだんだんと眠くなっていた
冴「よいしょ…っと、それじゃあ行くよ?」
或人「うん…ありがとう冴さん…、冴さんは優しいね…」
冴「それはどうも…って寝ちゃったかな?」
その言葉を最後に眠った或人の言うことに少し恥ずかしくなりながらもおんぶして更衣室に運ぼうとするがここで問題が起きる。それは…
貴利矢「お、なんだかお母さんみたいなことしてんじゃん♪」
澪「よっしゃー!社長さんバブみを感じてますよ!祢音ちゃんこれはもう負けを認めたらどうでしょうか!?」
祢音「にゃー!そんなことないもん!私もママ味出せるし!その気になればその…あれできるし!或人さんオギャらすことできるけど!?」
景和「んだよ!社長だからって甘えやがって!もう許さねえ!ここでぶっ潰してやる!」
大我「お前そんなキャラじゃねぇだろ…」
ニコ「ねぇねぇあんたはあの人に告白しないの?」
道長「うるせえよ!お前らどんだけ俺の恋愛事情に興味あるんだよ!?」
唯阿「お前ら、こんなに騒いでいると冴さんに見つかる…あ」
冴「な、な、な、な、な…!」
この光景を見られていた冴は今の状況を理解する。この人たちは今日一一緒に練習してたのを見ていたのだ。そしてこのおんぶしてる状況も見られたのだ。そう理解した瞬間一気に顔が赤くなり…
冴「あ、あ、あ、見るなーーーー!!!!!」
この日の最高タイムを越え更衣室へと向かって行ったのだった
- 141二次元好きの匿名さん23/03/14(火) 20:40:40
道長「でもブレイブはタイクーンの……」
貴利矢「共鳴相手だからって全部が全部仲良いわけじゃないの、こういうことだってあるよ」
道長「まあ、俺はお前に散々嘘つかれたりおちょくられたりしたからな……」
貴利矢「それでも上手くやってきましょうってことなんだろ、見返りとか利害関係とかなくさ、さて隊長さんと何したいか話してみ、結婚したら色々あんだぞ」
道長「やだよ、またあんな反応するんだろ」
或人「……(何故どうして俺が英寿さんと永夢さんを繋ぐ役割なんだろ。刃さんはああ言ってくれたけど、俺は全然完成された人間じゃない。あの2人に何があるのかは分からないけど……俺なんかが繋げるものなのかな?
俺はいきなり社長になって、戦って……色んな思いをしてイズを失ってアークワンになって……ただただ夢を追いかけてただけで、夢に向かって飛べとは父さんは言ったけど……誰よりも夢に焦がれて走っている俺にそんなことできるのかな?誰かの夢を守れたとしても、夢で誰かを繋げるのかな……)」
或人は休憩中にふと物思いに耽る。
- 142二次元好きの匿名さん23/03/14(火) 21:50:27
その後、見張り組は途中参加の大我とニコ含め冴こってり怒られ、或人はそのままイズに担がれ回収されていき、もう練習も終わったということで今日は解散という流れとなった
そして寮へと帰宅した冴
冴「……」
ルームメイト「あ、我那覇さんおかえりー…、ってどうしたの?」
冴「……」
ルームメイト「いやあの…ちょっと真顔で怖いんだけど…」
冴「……」
ルームメイト「あの?もしもし?聞いてます?」
冴(うわぁぁぁ!!!!全然意識してなかったけどわた、わた、私社長さんのことおんぶしちゃったんだ!?どうしよう!?すごい嬉しかったよ!!しかもまだあの背中のぬくもりが感じる!祢音ちゃん達に見られたのは恥ずかしいけどおんぶできたからいいな!……欲を言えば社長さんの寝顔見てみたかったけど…ってなに考えてるんだ私!?)
そう思って突然頭ブンブン振り回しルームメイトに恐れられていた
ルームメイト「うわぁぁぁ!!!!我那覇さんがおかしくなっちゃった!?だ、誰かーー!!!!」
一方のデザイア神殿に帰ってきた祢音は…
祢音「よし…!こうなったら私もお母さんみたいなことできるって証明してみせる!ということでまずは或人さんの胃袋掴もうとご飯作ってみたんだけどどうかな?」
そう言って祢音が見せたのは黒い炭だった…
景和「いや…あのこれ…何?」
祢音「何って…オムライスだけど?」
景和「……祢音ちゃん、今度俺が料理教えるね(じゃないと或人さん死んじゃう…!)」
祢音「?」
一方の我那覇家
澪「フッフッフ…!今回の件で大幅リードしたわよ!さぁあとはこれでいい感じにアプローチしたら…!」
潤「なぁ…その話何回も聞いたよ…、俺もうご飯食べたい…」
澪「だめよ!更にうまくいくように作戦考えないと!それにはまずは…」
潤「はやくご飯食べたい…」
- 143二次元好きの匿名さん23/03/14(火) 21:51:01
こうしてホワイトデーは無事に終わったがその一方で…
アーク『アズよ…』
アズ「はいアーク様…」
アーク『お前に次の命令を下す、これはかなり重要だ…』
アズ「わかりました。それでその内容とは…?」
アーク『頃合いを見てベロバからヴィジョンドライバーを奪い取り、私、そして私と同じなった者達による専用のゲームを開始させるのだ』
新たな野望が動き出そうとしていた…
END
- 144二次元好きの匿名さん23/03/14(火) 22:13:31
そう考えたら道長ってこのスレでは冴さん以上のイレギュラーだからデザイア神殿には行かずに監察医の家に住まわせてもらったりしてるんだろうか
- 145二次元好きの匿名さん23/03/14(火) 22:30:09
- 146二次元好きの匿名さん23/03/14(火) 23:08:50
CRにて……
飛彩「この間シンクネットとか言う新興宗教のある幹部と残党が脱獄した話は覚えているだろ」
永夢「あのイナゴみたいな何回倒しても倒せない仮面ライダー達ですね。」
飛彩「その幹部の中に、ある日逮捕されたメンタルクリニックの精神科医がいるようだ。」
永夢「え……⁉︎」
大我「厄介な新興宗教ってのは大体頭だけはいいやつが酔倒して幹部になるからな……」
貴利矢「あの数と再生ってどうなってんだろうね?結構厄介な相手じゃないの、共鳴現象で叩きのめしても再生されたらねぇ」
飛彩「しかし……小児科医、何故お前には共鳴現象が起こらなかった?デザイアドライバーが関連しているのだから浮世英寿と起こってもいいはずだが……」
永夢「本当だ……飛彩さんも大我さんも貴利矢さんもできているのにどうして僕だけ……?」
英寿「今まで生まれ変わってついに叶った願いか……今までの俺の集大成だ。世界を守るために……もうあの願いは叶えられてしまったというわけか」 - 147二次元好きの匿名さん23/03/14(火) 23:30:21
- 148二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 07:04:14
とある場所にて
ニラム「……」
鞍馬光聖「この世界を終わらせて撤退を決め込んでいた君だが、思わぬ横槍が入って迂闊な真似ができなくなったんだろう?」
ニラム「だからいい気味だって?君の願いを叶えたのは誰だと思ってるんだ、君にトロフィーを贈与したのは……」
鞍馬光聖「……確かに私は自分で願いを叶えたのに向き合う勇気はなかった。でも今の娘を見ていると、君たちに頼らなくてもこの世界さえあれば娘は願いを叶えられるんじゃないかと思うんだ。デザイアグランプリを隠すために政府に干渉したりしたが、本当の幸せはすぐそばにあったなんてね。……それだけ娘のことを見てなかったんだ。どの道君はしばらく下手なことはできないだろう?」
聖都大学附属病院にて
永夢は今日も小児科医としての仕事に追われていた。
永夢「次は病棟で回診をして……」
鞍馬光聖「君が宝生永夢君か」
永夢「あの……どちら様でしょうか?」
鞍馬光聖「この前は、世界を、娘を守ってくれてありがとう」
永夢「……え?」
鞍馬光聖はそう言うと去っていった。
永夢「誰だったんだろう、あの人……まあいいか病棟に行かないと。」 - 149二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 09:50:01
或人は外回りの仕事があり外出していたが同時に唯阿に言われたことについて悩んでいた。今までがむしゃらに前に進むことしかしなかった自分が間に入って繋ぐことなんてできるのか…と
或人「……」
イズ「或人社長次の予定ですが…、或人社長?」
或人「……」
イズ「或人社長?」
或人「……」
イズ「或人社長!」
或人「うお!?え…い、イズ何?」
イズ「次の予定のご確認ですが、何か悩み事がでしょうか?」
或人「ううん、大丈夫だよ、心配してくれてありがとう」
イズ「ですが…」
或人「平気平気!さぁ次の仕事場に行こうぜ!」
イズ「……わかりました」
或人の様子がおかしいことに気づきながらも今ここで下手に何かしても効果ないと考えイズは先に行く或人について行く
???「飛電或人…、ここでそろそろ消えてもらうか、我が社のためにも…」
その光景を赤い2つの天津が持っているようなキーを持ってサングラスをした男が後ろで見ていたことにも気づかずに… - 150二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 13:19:08
祢音「そう言えば道長ってデザイア神殿には来ないよね」
英寿「バッファはエントリーできていても、運営に対しての不信感が強いからな、仕方ないだろう」
景和「じゃあどうしてるんだろ」
祢音「1人でいるなら、危ないよね……」
英寿「……いや、案外安全かもしれないぞ」
景和「え?」
(>>63の後)
貴利矢「で、これからどうするの?お前。」
ニラムが撤退した後貴利矢は道長に聞く。
待ち構えていた永夢がハイパームテキでゲイザーを退けたからしばらくは下手なことはできないし、ヴィジョンドライバーを無能な部下のせいで奪われているため、動けないだろう。だが油断は禁物。しかもベロバ側だってどう出るか分からないのだ。
貴利矢「コアIDが戻ったなら、お前も祢音ちゃん達がいるところに行くの?」
道長「……運営は信用ならねぇんだ、だから行かない。」
1度目はコアIDが破損したのに命を取り留めたことをリアリティがないからジャマトになってくれないと困るということ、2度目はベロバ側について粛清の対象となったこと、そして3度目はリプログラミングにて全て元通りになったことに対してリアリティがないとニラムが来たのだ。
貴利矢「そりゃあ信用はできないよな、だけど3回も来てたらまた来るんじゃないの?」
道長「……コアIDが戻ったなら、1人でも問題ないだろ」
永夢「それが危ないんだ、1人でいたら……」
道長「……お前には関係ないだろ」
永夢「関係あるよ、だって貴利矢さんが何もかも賭けて守った命なんだ、傷つけさせるわけにはいかない」
貴利矢「……そうだ、じゃあ花家先生みたいにしたらいいんじゃね?全部片付くまでさ、自分のとこにいたらいい。」
永夢「確かにそれが安全ですね」
道長「……余計なこと勝手に決めやがって。じゃあ全部片付くまでだからな」
その言葉に貴利矢と永夢は笑顔になる。
貴利矢「まあ、花家先生じゃないけど、俺の側を離れるなってやつ?」
貴利矢がそう言った瞬間だった。
- 151二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 13:22:08
永夢「貴利矢さん、後ろ……」
道長「いやもうこれ手遅れだろ……」
貴利矢「え……?」
貴利矢が後ろを振り返った瞬間だった
大我「てめぇ、人のセリフふざけて使ってんじゃねぇぞ……」
怒った大我がそこに立っていた。
永夢「あれ大我さんがニコちゃんに言った台詞なんだよ」
道長「どうりで同性に対して気味悪いと思ったら……」
大我に詰め寄られた貴利矢は何かと言い訳をするのだった。
(そして現在)
道長「くそっ、レーザーのやつこき使いやがって‼︎」
現場の仕事が終わった後貴利矢に買い物をしてくるように言われた道長は買い物袋を手に文句を言う。
貴利矢『まあまあ、余ったら焼きそばパン好きなだけ買っていいからさ』
その甘言に乗せられた自分にも腹が立つ。
英寿「やっぱりレーザーのところにいたか、バッファ」
帰り道に突然現れた英寿を見て道長は足を止める
道長「何だよ、ギーツ」
英寿「運営に目をつけられたお前にはとっておきの隠れ場所だなってさ」
道長「俺は隠れてねぇからな、レーザーとエグゼイドが勝手に言ったことだ」
英寿「そうか、それにしては……(買い物袋に大量に入っている焼きそばパンを見る)」
道長「見るんじゃねぇよ‼︎」
買い物袋を隠した後、道長はあることに気づく。
道長「お前確かあのバックルもらってないんだろ?」
英寿「ゲーマドライバーバックルか、確かに貰ってないな、ゼロワンの秘書が渡してくれなかった」
道長「お前があれを使うとしたら……」
英寿「だが俺とエグゼイドにはあの現象は起きてない」
道長「はあ?何だよそれ」
英寿「俺が聞きたいよ。」
道長「俺とお前……いや、俺やタイクーン、ナーゴとお前は何が違うんだ?」
- 152二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 15:31:18
或人「ありがとうございました!」
店長「はい!今後もお願いします!」
ヒューマギア「またのお越しお待ちしております!」
或人とイズは今回の購入されたヒューマギアがどのように活躍してるかのチェックをしに回っておりこの店でその用事も終わることとなった
或人「よし…っと!このあとは帰るだけだよな?」
イズ「はい、……しかし或人社長本当に大丈夫ですか?先程から少し悩んでおられる様子がありますが…」
或人「大丈夫だって!なんでもないからさ!」
イズ「ですが…」
???「話の途中失礼する」
或人と或人を心配するイズの前にサングラスをかけたひげの生えたスーツを着た男が突如現れる
或人「?あなたは…?」
イズ「!ありえません、あなたはあのとき」
或人「イズ知ってるの?」
???「私のことを知らないか…、まぁ直接会ったわけじゃないからか。なら自己紹介といこう。私の名はリオン=アークランド、ザイアのCEOにしてアークの名付け親、いやお前達からしたら滅亡迅雷.netを間接的に殺した相手といえばわかるかな?」
或人「なに!?」
或人は驚く。なにせ自分の眼の前にいる相手が自分の仲間である滅亡迅雷.netが亡くなる要因を作った男であるからだ。しかしここで疑問が起こる
或人「でもお前はたしか滅亡迅雷にやられて死んだはずじゃ…!?」
そう、リオンはとある目的のために仮面ライダー滅亡迅雷と戦いその勝負に敗れ死んだのである。このことはイズから聞いているほか、当時はニュースにもなったほどだ。
そのリオンがなぜこの場にいるか不明だったがリオンはさも当然のように答える
リオン「簡単なことさ、アークに蘇らせられた」
- 153二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 15:32:23
このレスは削除されています
- 154二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 15:34:58
或人「アークに!?」
リオン「あれが何を考えてるか知らないし私には興味ないがそれよりも残念な気分でね…。まさか私の会社が潰れるとはな…、おかげでソルド計画ができなくなってしまった」
或人「お前…!なんであんなことを!ヒューマギアは誰かを笑顔にする存在だ!人を傷つけたり苦しめるための道具なんかじゃない!」
イズ「それにヒューマギアの特許権は或人社長がお持ちしております。許可なく勝手にヒューマギアを作ることは本来なら違反でありそもそもソルドは人工知能特別法にも違反しております」
リオン「そんなもの私の会社が儲かれば関係ないことだ。その過程で人を傷つけたり死のうがそれは買った者に問題がある。私には関係ない」
或人「お前…!」
イズ「しかしあなたの会社はもうなくなりました。もうソルドもこれ以上生み出せません」
リオン「そうだな…、だが新しく設立したとしたら?それもジャマトグランプリのスポンサーとして」 或人・イズ「!?」
その言葉を聞いて二人は驚く。まさか会社を設立はともかくジャマトグランプリのスポンサーにいる。それはすなわち彼はジャマト側の存在となったことを意味しているからだ
或人「お前自分がやってることがわかってるのか!?ジャマトは人を傷つける存在だぞ!?なんでそいつらの味方に!?」
リオン「決まっているだろ?ビジネスだ。ジャマト達が暴れ、それに対応しようと人間は新しい兵器を欲する。そこで私の会社がその兵器を売れば利益が当然出る。そしてジャマトの進化に合わせこちらも新しい武器をつくる。これの繰り返しで兵器事業を発展させそのトップに立つのさ」
或人「お前…!どこまで人を傷つけたら…!絶対に許さねぇ…!」
リオン「ならどうする?」
或人「決まってるだろ!お前を止める!」
リオン「面白い冗談だな、いいだろう。だがその秘書にはしばらく席を外してもらおう」
- 155二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 15:36:09
そうリオンが言うと街で爆発が起きる。それはジャマト達が暴れ始めたということの証である
或人「お前!」
リオン「さぁ早く行かないと街が大変なことになるぞ?」
或人「くそ!イズ!ここは俺に任せてイズはジャマト達を!」
イズ「しかし或人社長!ゼロツーなしではリオン=アークランドには!」
或人「いいから行け!」
イズ「!……わかりました、ご武運を」
或人のいつもと違う様子に戸惑いながらも現状街に行けるのは自分のほうが適任のため何も言えずイズはその場を離れる
リオン「これで正々堂々と戦えるな?」
或人「ふざけんな!関係ない人達を巻き込んで!お前は俺が絶対に倒す!」
『ゼロワンドライバー!』
『エブリバディジャンプ!オーソライズ!』
そう言って或人はゼロワンドライバーを腰に巻きメタルクラスタホッパーキーを起動する。
リオン「やれやれ、血の気の多いキッズだ…」
リオンもアズからコピーされたものかサウンドライバーを腰につけ赤いプログライズキー、否ゼツメライズキーを手に持つ
『ゼツメツ!EVOLUTION!』
『ミリタリーホーン!』
片方のキーを左側につけもう片方のキーを起動しると自動で展開する。対する或人もメタルクラスタホッパーキーをゼロワンドライバーにセットする
『プログライズ!Let's Rise! Le,Le,Let's Rise!』
或人・リオン「変身!」
『メタルライズ!』
『 Secret material! 飛電メタル! メタルクラスタホッパー!
『It's High Quality.』
『パーフェクトライズ!』
『 When the five weapons cross, the JET BLACK soldier ZAIA is born. 』
『"I am the president.』
ザイア「Presented by ZAIA……もう潰れてるがな」
或人はゼロワンメタルクラスタホッパーに、そしてリオンは赤い目をした黒いサウザー、仮面ライダーザイアへと変身する
ゼロワン「お前を止める!」
ザイア「HAHAHA!!Come on!」 - 156二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 17:38:05
その頃……
祢音「こうやってニコちゃんと2人きりで遊ぶのって久しぶりだよね」
ニコ「うん‼︎あの時(貴利矢が裏切ったフリをした時に大我と揉めた後)以来じゃない?しかしレーザーの奴が裏切ったフリして自分の患者治療しに行くの大我知ってたんだから‼︎私に隠してたの‼︎」
祢音「そっか、道長を助けるのに大我さんも色々してたんだね」
ニコ「そう、大我は主に薬を作る係」
祢音「貴利矢さんの次に重要な役割じゃない‼︎大我さんってすごいんだな……ジャマト化の薬作れるんだから」
ニコ「そりゃあ私の主治医だからね♪」
祢音「そう……」
ニコ「でも最初から教えてくれてたらよかったのにって思わない?あの女とあの眼鏡騙せたら良かったんだから」
祢音「でもあのアズって言う人がいるから、大っぴらにはできなかったんだよ、でも最後の最後私だけ何の事情も知らされないでいたのはな〜
英寿も景和も知ってたんだから」
ニコ「祢音ちゃん元気になってよかったね。この前(冴と或人の練習)もさ……祢音ちゃんもレーザーの患者も、恋していいよね」
祢音「まあね、貴利矢さんと道長のことが済んだから……そろそろ何か食べようかな(最近或人さん何か空元気なのが気になるけど……」
一方離れた所から…
大智「癪だがあの男がスポンサーになれば僕の作戦も実行できる。西馬ニコ……あいつさえ……」
- 157二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 18:49:30
英寿「まあ果報は寝て待てと言うだろ?何とかしてくれるだろ、ゼロワンが」
道長「結局ゼロワン任せかよ……」
突っかかりはしないが英寿の言動に呆れるのは変わらない道長だった。
英寿「だがあの現象には弱点がある」
道長「……分断された時に使えねぇんだろ、だが……相手はある程度決まってるだけってゼロワンの秘書は言ってたけどな」
英寿「……それを無理やりやって、そのバックルがあったとしても無事とは限らないんじゃないのか?」
- 158二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 19:07:23
- 159二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 19:42:43
ゼロワン「ハァ!」
ザイア「ぐふっ!HAHAHA!!ok!」
ゼロワンとザイアは戦闘になるがゼロワンがアタッシュカリバーとプログライズホッパーブレードの二刀流でザイアに攻撃し優勢となっていた
ゼロワン「ハァ!」
ザイア「がっ!Is this the end? boy」
ゼロワン「わけわかんねぇことばっか言いやがって!」
しかしザイアは自分が追い詰められているのにも関わらず余裕の態度を崩さなかった。しかし或人はそれに気づかないどころかむしろ癪に障るに触るぐらいしか考えてなかった。本来ならそういったことに気づく或人がである。その理由は怒りにあった…
ゼロワン「お前のせいで…!お前がくだらないことしたせいで!滅が、迅が、兄貴が、亡が死んで…!それで刃さんや垓さんが傷ついて!不破さんも…!全部…!お前のせいで!」
ザイア「さっきも言っただろ?そんなことは知らないと。それに滅亡迅雷達についてはある意味天罰が下ったようなものだろ?彼らは元々はテロリスト共だそれを粛清するのに何が悪い?」
ゼロワン「わかってる!たしかにあいつらは悪いことしたよ!多くの人やヒューマギアを傷つけた!その罪もいつか償わないといけないこともあったよ!けど!少なくとも命をビジネスとしか見てないお前なんかにそんなことされる筋合いも粛清される筋合いもねぇんだよ!」
そう言ってザイアに更に二刀で斬りかかろうとするゼロワンだったがザイアはそれを手で受け止める
ゼロワン「なっ!?」
ザイア「甘いな、ビジネスとは先にやったもの勝ちさ。たとえ正当性があろうがなかろうがそんなものは実践、成功させれば関係ない。それはお前がよく知ってるはずだ!」
ゼロワン「うわ!?」
ザイアは受け止めてた手で一気に力を入れゼロワンを押し出す
- 160二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 19:43:32
ザイア「まだ社長についてわからないことがありそうだから教えといてやろう。ビジネスにおいて必要なものは自分含めたすべてを利用することだ。部下も客も…そして自分自身すらもすべてな!目的の為なら利用しろ!必要がないものはすべて切り捨てろ!それが社長というものでありビジネスの成功させるコツさ!」
ゼロワン「ふざけん…がは!」
ゼロワンが反論しようとする中遂にザイアが動きだしゼロワンに重いパンチを食らわせる
ザイア「Let's go!」
そう言ってザイアは先程とは打って変わってゼロワンをステゴロで追い詰めに行く。ゼロワンはなんとか防ぎに行くがスペックがザイアのほうが上のためかだんだんと押されていた
ゼロワン「がっ!?くそ!こうなったら!」
『Progrise key confirmed. Ready to utilize.』
『タイガーズアビリティ!』
『フレイミング!カバンストラッシュ!』
ゼロワンは一旦後ろに飛びアタッシュカリバーにフレイミングタイガープログライズキーをセットしフレイミングカバンストラッシュを発動させザイアに炎の斬撃飛ばす。これで少しはダメージが、そうでなくても多少は戦略を考える暇があればと考えていたが…
ザイア「ふん!」
ゼロワン「なに!?」
- 161二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 19:43:49
なんとザイアが腕から冷気を出しフレイミングカバンストラッシュの攻撃を防いだのだ
実はこの仮面ライダーザイア、サウザーと姿こそは同じだが根本的な違いとしてサウザンドジャッカーででしかできないプログライズキー、及びゼツメライズキーを使う者から攻撃をコピーする技術をライダー本体に転用したのだ。これにより拡張性がないサウザーの上位種として存在できるのだ
しかしここで問題がある。なぜザイアがフリージングベアーの力を使えるかだ。というのも先程説明したようにザイアはサウザンドジャッカーのシステムを取り込んでいるがキーの力を使うには相手がそのキーを使わなければならない。しかしゼロワンはこのザイア戦でまだフリージングベアのキーを使ってないのだ。それなのになぜ使えたのか…、ゼロワンもその光景に驚いてる
ゼロワン「お前どうやってフリージングベアーのアビリティを取った!?」
ザイア「ああ、さっきアークに蘇らせてもらったと言っただろ?その際にアークが持ってたキーのデータをザイアにコピーさせてもらったのさ。おかげでこうしてまだ持ってなかったキーの力を使える。さすがアークだな、我が社の製品をいとも簡単に理解し転用できるのだから」
ゼロワン「マジかよ…!」
ゼロワンはザイアの言葉を聞き焦り始める…。ザイアは生前まだ他のキーの力をほとんど持ってない状態であり、ゼロワンもザイアの情報を聞いたときのことを思い出し短期でけりをつけるはずだった。しかしザイアの説明からそれが不可能になるかもしれないとわかったからだ
ザイア「さて…反撃といこうか?boy?」
- 162二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 19:49:22
久しぶりに次回予告風SS
大智「これで終わりだと思ったのかい?そんな正解はないよ」
リオン「やってくれるな、飛電或人‼︎」
或人「皆の笑顔を……汚すな‼︎」
ニコ「祢音ちゃん⁉︎深追いしないで‼︎」
大智「だから、こんなことしたって……恥ずかしくないんだよ‼︎」
リオン「流石だな、これが創世の女神がもたらしたトロフィーか」 - 163二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 20:32:01
突如起こった爆発と現れたジャマト
ニコ「……何よこれ……」
祢音「まさかジャマトグランプリが⁉︎」
2人は騒然となる街中を呆然と見るしかなかった。
ジャマトグランプリを開催していたベロバは貴利矢に裏をかかれて確かに倒され、開催ができないといっても過言ではない状態になったはずなのだから。
ニコ「大我……そうだ、大我を……っ⁉︎」
ニコが大我に連絡をしようと瞬間、ジャマトライダーの蔦攻撃にてニコのスマホは払い落とされた挙句、踏み躙られへし曲がる。
ニコと祢音はそこでやっと現実を理解する。
ジャマトグランプリが始まったのだと。
そして……
大智「悪いが花家大我を呼ぶのは困るんだよね、彼が来ると言う正解はないからさ‼︎」
2人の目の前に現れた大智
祢音「あなた……‼︎」
大智「何でいるのかって?正解は、ジャマトグランプリを再開できるスポンサーが現れたからさ‼︎」
大智はそう言い、あるバックルを取り出す。
祢音はそれに見覚えがあった。
祢音「ジャマトバックル……っ‼︎あなたそれを使ったらどうなるか分からないの⁉︎」
祢音に対して大智は嗤う
大智「ああ、ジャマト化するんだろ?だが僕はそんな失敗はしない、誰かにお情けで手を差し伸べてもらわないとどうにもならなくなったバカとは違ってね‼︎ジャマト化したらどうなるか見たかったのも事実だけどね……ジャマトが擬態したお友達と親友ごっこをする姿もね」
祢音はその言葉に憤る。
祢音「違う……あなたは何も分かってない‼︎」
大智「九条貴利矢や他のドクターライダーの気持ちが?それとも……まあそんな過程はどうでもいい、正解さえわかればね‼︎」
大智はそう言うと、デザイアドライバーにアークから作られたバックルとジャマトバックルを取り付ける。
祢音「……こうなったら、私がやるしかないよね」
しかしそれをニコが止める。
ニコ「待って祢音ちゃん‼︎なんかあいつ前と様子が違う‼︎ここは……」
逃げよう、とニコが言おうとした瞬間2人をジャマトが囲む。
大智「これで終わりだと思ったのかい?そんな正解はないよ」
そして大智は苦痛に満ちた叫び声を上げず、ジャマトバックルを使った変身を成し遂げた。
- 164二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 20:53:58
ジャマトバックルによりヒトが変身する時、それはヒトに想像し難い苦痛をもたらす。
なのに大智は、仮面ライダーナッジスパロウは苦痛を伴わずにジャマトフォームに変身したのだ。
それは祢音に衝撃を与えた。
祢音「だって、ジャマトバックルは……っ‼︎」
ニコ「祢音ちゃん、今深追いしちゃダメ‼︎」
驚いている祢音に対してニコは冷静に隙をついてどこか電話のある場所を探そうと掛け出すが、ジャマトライダーの蔦に全身を絡め取られて束縛される。
祢音「ニコちゃん⁉︎」
ニコ「ごめん……捕まっちゃった……」
蔦が締まり、ニコは苦痛に満ちた表情を浮かべるが、何とか笑顔を作る。
祢音はデザイアドライバーを手にする。
祢音「待ってて‼︎今助けるから……⁉︎」
しかし、ジャマトライダーの蔦はニコの首に巻きつき締め上げ、彼女を気絶させる。
ナッジスパロウ「これで花家大我も呼べないだろ?つまり正解は……この前のような奇跡は起こらないと言うことさ‼︎」
祢音は怒りに満ちた表情でナッジスパロウを見る。
祢音「あなた……デザイアグランプリに参加していた時はここまでじゃなかったよね?なのに冴さんを苦しめたり、ニコちゃんまで……‼︎恥ずかしくないの⁉︎」
ナッジスパロウ「ああ、もう手段は選んでられないからね。だから、こんなことしたって……恥ずかしくないんだよ‼︎」
祢音「分かった、あなたとは分かり合えないって‼︎」
SET
祢音「へ〜んしん!」
BEAT
READY FIGHT
- 165二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 21:29:20
ザイアは祢音達がいる方向を見て呟く
ザイア「あっちのboyも動き出したようだな……」
その時感情的になっているゼロワンは気づかなかったが、逃げ遅れた少年を見つける
ザイア「……」
逃げ遅れた少年にジャマトの手がせまり、少年の姿はそこにはなかった。ザイアの盾となるために。
ジャマトバックルを使ったナッジスパロウはナーゴと戦っていた。
ビートアックスで蔦を切り裂き何とかナッジスパロウへ迫ろうとする。
ナッジスパロウの後ろでジャマトライダーに捕らえられているニコの姿が目に入る。
冷静さを欠いたナーゴはタクティカルファイアを発動して火炎に変化した音にて斬撃を繰り出し、蔦やジャマトを切り裂き燃やす。
ナーゴ「痛がっても許さないから‼︎」
それはナッジスパロウのジャマトフォームの一部にもあたり、アーマーが燃えるが何もなかったかのようにアーマーは再生し、ニコの救出にはいたらない。
ナッジスパロウ「そんな攻撃でお友達も燃やすつもりだったのかい?」
ナーゴ「……っ‼︎」
ナッジスパロウ「こんな時花家大我がいたらあの力が使えたのに、君は今そう考えているんだろう?」
ナーゴ「私だって戦えるんだから‼︎」
一方その頃……
反撃開始と言うザイアだが、彼にはどこか余裕があった。
罠かもしれない、とゼロワンは考えるがアタッシュカリバーで斬りかかる。
その時だった、ゼロワンの目にアタッシュカリバーの刃先を向けられて怯えて泣いている少年の顔が見えのは。
ザイア「やってくれるな……boy、いや飛電或人」
ゼロワン「……お前‼︎いつの間に⁉︎」
ザイアは少年を掴み盾にし、ゼロワンの攻撃を防いだ、いや悪趣味な遊びをしたのだ。
ゼロワン「その子を離せ‼︎」
ザイア「言っただろう?使えるものは何でも使うとな‼︎」
無関係の子供を怯えさせてしまったゼロワンは一気に隙だらけとなる。
ザイアは少年を放って離すと、本格的な反撃開始に出る。
- 166二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 22:38:28
飛彩「すまなかった、就活生……」
景和「本当ですよ‼︎もう絶対やらないで下さいね⁉︎」
街中のカフェでホワイトデーの時の飛彩の失言について散々文句を言った景和だったが、その時街中の爆発やら騒ぎで異変を察知する。
景和「な、何これ⁉︎」
飛彩「ジャマトが現れたんだ、行くぞ‼︎」
そして2人がジャマトが暴れているであろう現場に行く途中……
景和「飛彩さん、あれ‼︎」
景和はザイアに盾にされた挙句地面に倒れている少年を発見する。
飛彩も駆けつけ少年を診るが幸い気絶しているだけだった。
景和は少年を背負うと少年を避難させようとした時、2人の目に未だかつてないほど怒りを纏ったゼロワンと見たことのない仮面ライダーが対峙していた。
飛彩「……飛電或人、なのか?」
ゼロワンは飛彩の声に反応する。
ゼロワン「飛彩さんも景和君もいたんだ……でも、ここは俺がやる、こいつは俺が倒す‼︎」
ゼロワンの怒りのこもった声に2人は圧倒される。
ゼロワン「だから、2人は他のジャマトを、頼みます。」
ゼロワンの気迫に押され、2人は他のジャマトを倒すべく、一般人を救護すべく。 - 167二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 22:52:13
二人が離れたあと改めてザイアと戦うが…
ザイア「Hey!Let's go!」
ゼロワン「がは!」
ザイアはライトニングホーネットの雷撃や、シューティングウルフの狼の頭を模したエネルギー弾を放つなどプログライズキーのアビリティを駆使してゼロワンを追い詰めていた
ザイア「さて…、ゼロツーが戻って来る前にお前には消えてもらう。今後のビジネスに支障をきたすからな」
ゼロワン「ふざ…、けるな…!誰が…!」
ザイア「その割には動けそうにないがな」
『C! E! O! ディストラクション……!』
ザイアはトリケラトプスゼツメライズキーを押し込みダメージによって膝をついてるゼロワンに近づき回し蹴りのC. E. O. ディストラクションを放つ。ゼロワンはそれに攻撃を受けてしまうと思いせめてもの防御の姿勢をとる。しかし
ギーツ「らしくないなゼロワン」
ザイア「なに?お前は…!?」
エグゼイド「ハァ!」
ザイア「なっ!?がっ!?」
そこにギーツブーストフォームマークⅡとエグゼイドムテキゲーマーが現れ、ギーツはゼロワンを救出し、エグゼイドはザイアに強烈な打撃を見舞う。その攻撃を受けてザイア数メートル吹き飛ぶ
ゼロワン「永夢さんに…英寿さん…なんで…」
エグゼイド「イズさんから連絡が来たんだ。或人さんがピンチだから助けてほしいって」
ギーツ「まさかお前がここまで追い詰められてるとは予想外だったけどな」
ゼロワン「そうか…、ならもう大丈夫!あいつは俺がやる!」
エグゼイド「何言ってるんだ!その体で無茶だ!」
ゼロワン「うるさい!あいつは…!あいつだけは…!絶対に…!」
ギーツ「ゼロワン…お前様子が変だぞ一体どうした?」
ゼロワンが無茶をしてまでザイアに攻撃しようとするするのギーツとエグゼイドが困惑してる中ザイアにも動きがあった - 168二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 22:54:14
ナッジスパロウの指摘は最もだった。この場に大我がいれば、とナーゴも考えなかったわけじゃない。
ナッジスパロウ「だけど……仮に花家大我がいても今の君があの時のように戦える正解はない」
ナッジスパロウは複眼の能力で正確にナーゴを蔦で薙ぎ払い、ナーゴは周囲の建物に激突する。その時気絶してとらわれているニコの姿が再度入る。
ナーゴ(体が痛い……だけど……)
ナーゴは何とか立ち上がる。
ナーゴ「痛くても……迷ったりなんかしない‼︎」
ナーゴはビートアックスで再び立ち向かうがダメージもあり、思うように動けない。
ナッジスパロウ「もうここで終わり?まあ……君を終わらせるのも正解だが……っ⁉︎」
ナッジスパロウは突然飛んできた炎の斬撃に怯む。
飛彩「そういうのはノーサンキューだ。」
ナッジスパロウ「鏡飛彩か……君が来るとはね」
ガシャコンソードを召喚した飛彩はナッジスパロウを睨む。
飛彩「何故急に暴れ始めた?あの女は、レーザーが……」
ナッジスパロウ「それは正解だけど、ジャマトグランプリを再開できるスポンサーがついてね……」
飛彩「何?」
その時飛彩の脳裏にさっき見た見たことのない仮面ライダーが浮かぶ。
飛彩「……まさか」
景和「祢音ちゃん大丈夫⁉︎」
ナーゴ「私はいいけど……ニコちゃんが……」
ナーゴが指差す先には気絶してジャマトライダーに囚われたニコの姿があった。
飛彩も思わずそれを見てしまう。
飛彩「西馬ニコ⁉︎」
景和「あの子大我さんと一緒にいる子ですよね⁉︎」
ここで2人はナッジスパロウが何をしたのか理解する。
飛彩「貴様……性懲りも無く命を弄んだな⁉︎」
景和「人を嵌めるだけじゃなくて、こんなことまで‼︎」
ナッジスパロウ「だから何?」
ジャマトバックルをつかこいつと話していても無駄だと判断した飛彩はガシャットを構える。
景和「祢音ちゃんはここで見ていて……」
景和もデザイアドライバーを構える。
- 169二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 22:57:52
ザイア「さすがにこれは危険か…、ん?あれは…なるほど悪いが今日は引き上げるとするよ、見たいものができたからね」
ギーツ「逃がすと思うか?」
ザイアはなにかを感じたのか街を見ると戦意をなくし引き上げようとするがギーツがそれを見逃すことはなく攻撃しようとする。しかし…
ナイトジャマト「ジャ〜!」
ギーツ「なに!?くっ!」
なんと巨大なナイトジャマトが現れギーツに斬りかかる。ギーツはそれをなんとか避けるがそのときにあることに気づく
ギーツ「これは…、なるほどお前アークの力使ってジャマトを量産したのか」
ザイア「ほう、さすがデザ神の常連、それに気づくか。そうアークにはあの能力ももらったんだよ。まったく兵器は一人だけ強くしても意味ないからあまりこういうのはしてほしくないんだがな…、まぁいい、しばらくあれと戦ってろ」
ギーツ「待て!」
ギーツはザイアは撤退するのを阻止しようとするがそこにナイトジャマトの妨害がはいる
ナイトジャマト「ジャ〜!」
ギーツ「くっ!こいつ…!」
ゼロワン「待て!」
エグゼイド「落ち着け!今はあのジャマトをどうにかするのが先だろ!本当にどうしたんだよ!いつものお前じゃないぞ!」
ゼロワン「うるさい!俺は…、あいつが…!」
ギーツ「無駄口叩く暇はなさそうだぞ?どうやら攻撃開始らしい」
ナイトジャマト「ジャ〜!」
エグゼイド「……あいつに逃げられて今はジャマトがいる。対処するのはあっちだ」
ゼロワン「……わかった」
そしてエグゼイドに止められゼロワンは冷静さを取り戻したのか3人で巨大なナイトジャマトと戦い、このジャマトに勝利する。 - 170二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 23:17:20
飛彩「貴様……ジャマトバックルの危険性を分かっていて使って命を弄んだな、貴様はここで切除する!」
景和「行けます?飛彩さん‼︎」
飛彩「当たり前だ」
『タドルレガシー! 』
『SET』
『SET』
飛彩「術式レベル100……」
飛彩&景和「変身‼︎」
ガシャットォ!
ガッチャーン! レベルアーップ!!
『辿る歴史! 目覚める騎士! タドールレガシー!』
『NINJA 』『GAMERDRIVER』
『READY FIGHT』
ブレイブ「これより……ナッジスパロウ及びジャマトの切除手術を開始する‼︎」
ナッジスパロウ「またこれか……だが今の僕っ⁉︎」
加速したタイクーンにニンジャデュアラーで思い切り切りつけられる。
タイクーン「お前は……っ‼︎」
ナッジスパロウ(これでもエネルギーの増幅に押される⁉︎)
ジャマトバックルを使っても、アーク製のバックルを使っても共鳴現象によるエネルギーの増幅には勝てない。
ブレイブ「よそ見などしている場合か⁉︎」
ブレイブは無数の剣を生成して一斉に飛ばしナッジスパロウはそれに押される。
ナッジスパロウ「くそっ……」
共鳴現象による2人の猛攻を変身解除してしまった祢音は見ているだけしかできなかった。
祢音「……」
『NINJA STRIKE』
タイクーンはニンジャデュアラーの刀身に風のエネルギーを込めて、竜巻を起こし、ブレイブはタドルクリティカルフィニッシュを発動させ 火炎弾を飛ばし、炎の風がナッジスパロウを襲う。
タイクーン「やった……‼︎」
強制変身解除させられた大智は自分の体がジャマトの蔓に侵されるのを感じ顔を顰める。
- 171二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 23:18:13
大智「……っ‼︎まだ勝てないのか⁉︎ここまでしたのに……」
ブレイブ「西馬ニコは返してもらうぞ」
ブレイブがそう言った瞬間だった
ベロバ「そんなことさせるわけないでしょ?」
突如現れたベロバに2人は驚く。
ブレイブ「貴様……‼︎」
タイクーン「お前は倒されたはずだろ⁉︎」
ベロバ「そうね……レーザーとバッファにはやられたわよ、だけど私だって諦める気はないわ」
ベロバはそう言うと、大智とニコを捕らえているジャマトライダー、そしてニコを連れ去ってしまった… - 172二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 23:43:59
祢音はニコが連れ攫われてしまったことにショックを受け、泣き出す。
祢音「ニコちゃん……助けるって言ったのに……」
変身解除した景和と飛彩は苦々しい表情になる。
景和「くそ……あいつには勝てたのにこんなことになるなんて……」
景和は悔しさを口にする。
飛彩「……」
飛彩は大我のことを考え、胸が苦しくなる。
ゲーマドライバーバックルによる共鳴は成功だった、しかしこんなことになるとは思っていなかったのだ
次第に小雨が降り始める
祢音の泣く声だけが周囲に響いた時だった。
???「まさか創世の女神がもたらしたトロフィーまで見れるとはな…」
サングラスをかけたひげの生えたスーツを着た男が現れ、そう言った。
飛彩「(トロフィー?何のことを……まさか⁉︎)貴様……ジャマトグランプリの新しい協力者だな⁉︎」
飛彩はガシャコンソードを再度召喚し、突きつける
- 173二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 00:38:11
この場にいるのは自分と景和と謎の男、そして祢音
飛彩はサングラスで目線が隠れてはいるが先程のトロフィー発言の時、この男は見ていたのだ。祢音を。
飛彩(創世の女神……デザイアグランプリで優勝した者の願いを叶える存在、だとしたら鞍馬祢音は……)
飛彩はガシャコンソードを突きつけながらとある結論に至る。
???「まあ落ち着け、君たちと戦うつもりはない。君たちの戦いは見事だったよ、あれが共鳴か、アークにはないデータだから面白いものを見せてもらったよ。」
そこにイズが現れる。
景和「誰なんですか⁉︎あなたは‼︎」
イズ「彼はリオン=アークランド、ザイアのCEOかつアークの名付け親です。」
飛彩「そんな奴が何の用だ?」
景和「ザイアは倒産したって天津さんが……」
イズ「彼は新しい会社を設立するつもりです、ジャマトグランプリのスポンサーも兼ねて」
飛彩「そうか、やはり俺の予想通りか」
飛彩はガシャコンソードを突きつけたまま冷静に話す。
景和「だからジャマトグランプリが再開したのかよ……」
景和は驚きを隠せない。
景和「でも、何でそんなことするんですか⁉︎ジャマトグランプリに協力なんてあり得ないでしょ⁉︎」
リオンと言う男はふっ、と笑う。
リオン「これはビジネスだ。」
飛彩「何だと?」
リオン「ジャマト達に対応しようとするなら新しい兵器が望まれる。その新しい兵器を私の会社が売れば利益が出るだろう?それを繰り返せば……兵器事業を発展させそのトップに立つことができる」
飛彩「なるほどな、貴様のような社長は見たことがあるが貴様はそいつと同等だ。命を弄ぶだけの、切除すべき世界の癌だ‼︎」
景和「そうですよ、何考えてるんですか⁉︎」
2人はリオンに憤るがリオンは全く気にしない。
リオン「好きなだけ言えばいい。私のビジネスなど君たちには理解できないだろうからな」
そう言い、リオンは去っていった……
- 174二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 00:44:37
飛彩はサングラスで目線が隠れてはいるが先程のトロフィー発言の時、この男は見ていたのだ。祢音を。
飛彩(創世の女神……デザイアグランプリで優勝した者の願いを叶える存在、だとしたら鞍馬祢音は……)になっていますが、
正しくは
飛彩はサングラスで目線が隠れてはいるが先程のトロフィー発言の時、この男の視線を見ていたのだ。その視線の先にいたのは……
飛彩(創世の女神……デザイアグランプリで優勝した者の願いを叶える存在、トロフィーは優勝した者の証、だとしたら鞍馬祢音は……)
になります。
- 175二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 01:50:46
ニコ「ん……?」
ニコが目を覚ますと椅子に蔦で縛り付けられていた。
ニコ「何だよこれ⁉︎」
ニコは何とか無理矢理蔦を引きちぎって抜け出そうとする。
ニコ「ダメだ、全然……」
しかし全く効果はなく無駄に体力を消費するだけだった。
大智「君のおかげで上手く行きそうだよ」
そこに大智が現れる
ニコは大智を睨む。
ニコ「あんた、あのクソ眼鏡‼︎私を攫ってどうするつもり……っ⁉︎」
ニコがそう吠えた瞬間、椅子が倒れる。
ベロバ「あんた、うるさいわよ。自分の立場わかってるの?」
ベロバが椅子を蹴り倒したのだ。
ニコ「……っ‼︎」
椅子が倒されて初めて自分の周りにジャマトが複数いることに気づきニコは絶句する。
大智「君を連れ去れば花家大我は戦えない、そして鞍馬祢音もね……」
しゃがみ込んで自分と同じ目線になった大智をニコは睨むことしかできなかった。
大智「それとも……ジャマトでもあの2人は君を守るかな?」
ニコ(大我……‼︎祢音ちゃん……‼︎)
ベロバ「あはは、しばらくぶりよ、こんなに気分がいいのはね」
ベロバはニコの表情を見て嘲笑う - 176二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 02:15:49
一方で永夢、英寿、或人の3人は戦いが終わったあとに雨が降る外で今回の或人の戦いについて話していた
永夢「或人さん、何があったんですか…?あの仮面ライダーと戦ってるあなたは明らかにいつもと違っていた。まるで誰かの仇のように戦って…、あの仮面ライダーとあなたはどんな…」
或人「ごめん…、しばらく一人にさせてくれ…」
そう言って或人は一人でトボトボと逃げるようにどこかへと歩き出していた
永夢「或人さん!」
英寿「エグゼイド、今はゼロワンの言う通りにしよう」
永夢「けど!彼は!……いやわかりました、でも…」
英寿「?」
一方で行く宛も考えずどこかへと歩いてた或人はザイアとの戦いで自分がやったことを思い出していた
或人(俺は…、あのとき子供のことに気づけなかった…、そのせいであの子は傷ついて…、それに怒って余計に暴走して…、刃さんからは永夢さんや英寿さんを繋ぐ存在って言われてたのに繋ぐどころか二人を心配させて…、俺はあのときのように何も守れてない…何もできない…)
或人「俺は…社長、いやゼロワン失格だ…ごめん父さん…じいちゃん…」
過去の出来事も振り返って歩いていた謝罪を呟く或人。雨に濡れているのも相まってどこか泣いてるようにも見える。
そんなとき
祢音「或人さん?」
或人「?あ…、祢音ちゃん…」
傘を指して同じように歩いていた祢音と偶然にも出会う - 177二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 07:55:10
ニコが連れ攫われててしまった後だった
祢音「……ごめんなさい」
祢音は呟く。
景和「……」
飛彩「……」
祢音の様子を見て2人とも何も言えなかった。
しかし景和はそれでも祢音に話しかける
景和「だ、大丈夫だよ……祢音ちゃん、あの子は絶対……」
そう言いかけた瞬間、飛彩は景和の言葉を遮る。
景和「何するんですか」
飛彩「今迂闊に下手な慰めをしても逆効果だ」
祢音はゆっくり立ち上がる。
祢音「そうだよね、気持ちだけじゃどうにもならないことだってあるよね……」
彼女はそう言い、歩き去ってしまう。
景和「祢音ちゃん……飛彩さん、これからどうしたら……」
飛彩「西馬ニコを救出するのは達成しなければいけない、だがこの件を開業医には……」
もしこのことを知ったら大我は無理矢理にでもニコの救出に行って自身を危険に晒すだろうし、実際クロノスに同じようなことをされている。
飛彩「鞍馬祢音にダメージを与えて共鳴を封じたか、姑息な手段を使うっ……‼︎」
飛彩は永夢が小姫のデータを消されないようにするため檀正宗に変身を封じられ、暴力を振るわれ続けたことを思い出すと自然に声に怒りが混じる。
景和「飛彩さん?」
飛彩「……何でもない、とにかく西馬ニコを救出する方法を考える」
飛彩は冷静にそう言うが一つ懸念があった。
リオンのトロフィー発言が祢音に聞かれていないかどうかだ。あの言葉の意味はなんとなくしかわからないが、意味を彼女に理解させてはいけないと飛彩は察したのだった。
- 178二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 11:52:52
雨が降る中二人は偶然にも出会うことになったがなんの偶然か悩みもまた同じようなものであった。
或人「どうしたの…?雨降ってるよ…」
祢音「そっちこそ…傘もささないで歩くなんて…風邪引いちゃうよ…?」
或人「別に…いいんだ…俺は何も守れないから…何もない…どんなに力を得ても身近にいる人を守る事ができない俺なんて…誰も…人を繋ぐなんて…」
祢音「或人さん…、或人さんも同じなんだ…」
或人「え…」
祢音「私も守れなかった…、力を得て調子に乗って…そのせいでニコちゃんが傷ついて拐われて…!なのに私はこうしてのプラプラ歩いて…!それで逃げて…!私は…最低だよ…!」
或人「祢音ちゃん…」
或人は泣いている祢音の姿を見て心が苦しかった。いつも笑顔で明るい彼女が今は何かのせいか泣いていた。泣かないで、笑顔でいてほしい…と思っているのに彼はどうすればいいかわからなかった。
何も守れなかった自分が彼女を笑顔にできるのか、それよりも彼女はそれを望んでいるのか、頭の中で色んな思いが回るがどういうわけか体が勝手に動いていた。そして気づいたら祢音を抱きしめていた
祢音「え…、あ、或人さん…?」
或人「……ごめん、俺には今君をどうしたら笑顔にできるかなんてわからない…、慰めるのも…、けど…、泣いてる姿は見たくないんだ…!わがままだけど…!でも…!俺は笑顔の君が好きなんだ…!いつも明るくて何かに楽しむ姿が!それを嬉しそうにする君が!だから…今は…!」
祢音「或人さん…!……私だって笑顔でいる或人さんが好きだよ…!いつも面白くないギャグ言ったりするけどそれでも誰かを笑顔にするそんな姿が…!自分も笑顔にいてくれるのが…!だから…!そんなに悲しそうな顔しないで…!」
祢音は嬉しかった。あまり詳しく説明してないが自分が悪くて起きたことなのに或人は側にいてくれる。こんな悪いことした自分なのに…。或人だって本当は苦しんでるはずなのに…。自分を優先してくれて…。本当は自分はこんなことされる筋合いはないと突き放したほうが良かったかもしれないのに…できなかった。だからか彼女も抱き締め返した。彼が傷ついてる姿は見たくないから…笑顔でいてほしいから…。
他の人から見たら傷の舐め合いと思われるかもしれない。けど少なくともこの二人にとっては精一杯の慰め方だった…。
- 179二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 12:21:07
景和「だから、どうやってそこに行くの⁉︎」
道長「しつこいんだよお前‼︎俺だって知らねぇよ‼︎」
景和はベロバ達がいるであろう場所を道長にしつこく聞いていた。街中のジャマト出現はイズゼロツーが片付けたことになっている。
景和「何か手掛かりだけでもあるでしょ⁉︎」
道長「だからしつこいって‼︎」
それでも縋り付く景和を道長は振り払う
飛彩「就活生、その辺にしておけ……まあお前は絶対こいつに詰め寄るだろうとは予想できたがな」
飛彩がそこに現れる。
景和「だって‼︎早くしないと……」
景和と飛彩、この2人の組み合わせを見て道長は何かを察する。そもそもジャマトをイズゼロツーが全部綺麗に平らげたのもできすぎた話だ。
道長「ブレイブ……お前ら2人で乗り込んでぶっ潰すつもりか?」
飛彩は一瞬黙る。
飛彩「……ああ、そうだ。」
道長「らしくねぇな、お前そんなこと急に考える奴か?」
思わぬ言葉を道長にぶつけられ、飛彩は同様する
飛彩「あいつらは……」
それでも飛彩は事実を隠そうとする。誰かに知られたら大我に伝わってしまうからだ。
貴利矢「早く切除しないといけないから?」
そこに貴利矢も現れる。
飛彩「監察医……」
貴利矢「だから狸君がまた暴走してるんでしょ?」
飛彩「ああ、とにかく、早くあいつらを切除しなければ次のジャマトグランプリが……」
貴利矢「鏡先生さ、しばらくジャマトグランプリは開催されないはずだって言ってなかった?あのさあ、その真面目さで自分らノせようっていい度胸じゃないの、あんたら何か隠してるでしょ?」
貴利矢の言葉に飛彩は早くこの場を離れることを決める。道長だけならしも貴利矢がいると厄介なのだ。
飛彩「監察医、お前に言うことはない、行くぞ就活生」
景和「え……」
立ち去ろうとする2人に貴利矢は追い討ちをかける。
貴利矢「じゃあ永夢は?花家先生は?自分に用はなくてもあの2人に声かけてないの? - 180二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 12:22:32
貴利矢「大体さっきのジャマトの出現だって社長さんの秘書が全部片付けたって無理があるんだよ。スター様とか、祢音ちゃんだって戦うでしょ?現に道長だって知らなかったんだからおかしいんだよ。」
飛彩「……」
貴利矢「ま、自分らは自分らで調べますか」
貴利矢は道長を連れて街中に行こうとする。
景和「え、そんなんじゃ……俺だって知らなかったんですから‼︎」
貴利矢「狸君、そのバックルうまく使えたんだね」
貴利矢にカマをかけられ景和は怯む
景和「え、ま、まあ…」
飛彩「監察医……っ‼︎」
貴利矢「あんたらが下手くそな嘘ついて情報得ようとしていたのは知ってたけどノる気はないぜ」
道長「いい加減本当のこと話してもらおうか、付き合うのも下らないしな」
ニコ「何よこいつ⁉︎」
ニコは自分に擬態したジャマトを見て驚愕する
大智「実験だよ、ジャマトを主治医は患者と見るか、正解は……どうなるんだろうね?」
- 181二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 17:36:48
或人「ご…ごめん…」
祢音「う、ううん…こっちこそ…」
抱き締め合ってた二人だがその後に自分達がしてたことに気づき顔を赤くして慌てて離してていた
或人(やっべー!慰め方がわからないからって抱き締めちゃったよ!?あーやばい!何がやばいのかもう分からねぇぐらいやべぇ!!!と、とりあえずこういうのって何したらいいんだ!?教えてくれ誰か!?)
祢音(わ、私!?あ、ある、或人さんに抱き締められた!?し、しかも抱き締め返しちゃった!?どうしよう!?へ、変に思われてないかな!?抱き締められて嬉しいけど!でもでも!?)
しばらく二人が内心アワアワとしていたが落ち着いたのか祢音から声を掛ける
祢音「あ、あのさ…、或人さんは…最近何に悩んでるの?」
或人「え…悩んでるとか…そんなこと…」
祢音「ううん…悩んでるように見えるよ、だって最近変にから回ってる感じあったから…、私でよかったらさ相談乗るから…だから教えて…?」
或人「祢音ちゃん…、わかったよ…実はさ…」
或人は悩んでることを英寿と永夢の件について話した
祢音「そうなんだ…、英寿はまだ共鳴現象が…」
或人「それで悩んでたらザイア…、昔の敵にやられてさ…俺はみんなを繋ぐことできるかわからなくてさ…情けないよね…俺は社長でまとめないといけないのに…それができないなんて…」
自嘲気味に笑うが祢音はそれを否定する
祢音「そんなことないよ、なんなら或人さんはもうできてるじゃん」
或人「え…?」
祢音「だってまっすぐに夢のためにがむしゃらに走って…、ときどき失敗したかもしれない、もしかしたら誰かとぶつかったのかもしれない。でも、それでも夢のために頑張って、誰かの夢を支えようと一生懸命じゃん。それを見てイズさんや唯阿さん、天津さんや他にも冴さんや私とか他にも多くの人と繋がれたんだよ」
或人「祢音ちゃん…」
祢音「だから…、無理に繋がるために何が必要とか考えなくてもいいんじゃないかな?或人さんはいつものように…、誰かのために一生懸命に頑張ればいいんだと思う。それが自然とまとまるように繋がるんじゃないかな。だって私がアークに堕ちて助けてくれたときもそうだったでしょ?」
- 182二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 17:38:52
祢音の言うことに或人は思い出した。自分は其雄の遺言から夢に向かって飛ぶために今までがむしゃらにしかやってこなかった。人とヒューマギアに寄り添い、その夢を、笑顔を守ろうとすることで精一杯だった。でもその姿がイズや、唯阿、敵対していた天津、そして今は亡き滅亡迅雷.netのみんな、そして不破など多くの人がついてきてくれて、ときに一緒に戦ってくれて仲間となってくれた。だからこそ自分はここまで頑張ってこれた。
そしてアークワンになったときも仲間たちが自分を止めようと頑張ってくれた。滅と戦うことになったときも止めようと考えてくれていた。
そしてアークに墜ちた祢音を救おうとしたときもただ助けたい、ただその一心で彼女のもとまで来てそのサポートをみんながしてくれた。
それはみんながこんな自分を…がむしゃらに走る自分を助けてくれようとしていたからだ
或人「そっか…、そうだよな…!俺何難しいこと考えてたんだろ…!あはは!」
祢音「あ、或人さん…?」
或人「よし!スッキリした!ありがとう祢音ちゃん!悩み吹っ切れた気がする!」
そう思うと或人は祢音が困惑する中自分の悩み吹っ切れる。そして同時にリオンの言うことに吹っ切れた。社長とはなんなのか自分になりに考え答えが出たからだ
祢音「そっか…、じゃあさ…次は…私の悩み聞いてくれる…?」
或人「うん!」
そう言って今度は祢音の話を聞くことになる
祢音「…私強くなったと思い上がってニコちゃんの言う事聞かないでやったからさ…攫われて…挙げ句に大智を倒すのは景和や飛彩さんにやってもらって…最低だよね…」
或人「…祢音ちゃんはどうしたい?」
祢音「どうしたいって…」
或人「ニコちゃんのことをどうしたい?」
祢音「そんなの…助けたい!助けたいに決まってるよ!そしてあのときのこと謝りたい!それでまた一緒に遊びに行きたい!でもどうしたらいいか…」
或人「なら答えは決まってるよ、助けに行こうぜ」
祢音「え…?で、でも…私は大智には…」
或人「だから頼ろうぜ」
祢音「え…?」 - 183二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 17:39:03
或人「俺達は一人じゃない、戦うときは一人だったとしても、たとえ向いてる方向は違っても、道に迷うことがあってもそれでも支えてくれる、助けてくれる人達がいる。だからときどきは頼ってもいい。そしてその恩返しにその人が困ってたら助ける。そうして助け合うのが仲間なんだと俺は思う。今の俺たちのように。だから助けに行こうぜ」
祢音「或人さん…、……私はニコちゃんを救いたい…、でも今の私は弱い、でもそれでも助けに行きたい、だから私に力を貸してくれる?」
祢音の質問に或人は当然かのように答える
或人「当たり前だろ、ニコちゃん助けてニコニコと遊ぼうぜ!」
祢音「うん!……ところでさっきのニコちゃんとニコニコを合わせたギャグ?」
或人「うん!どうかな?面白った!?」
祢音「うーん…あんまり面白くなかった!」
或人「笑顔で評価がひでえ!?」 - 184二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 19:38:59
或人(理不尽なことばかりの世界だけど……どうやって変わるか探し出してやる。父さんやじいちゃんから受け継いだ愛情で俺が生きる意味を見つけるんだ、たとえ完璧じゃなくてもヒトであること……この名前と自分らしさを胸に
……もし生まれ変わっても俺は同じ人に愛されたいな、父さん)
貴利矢「あららそりゃ花家先生には黙っときたいね…」
飛彩と景和から事情を聞き出した貴利矢は呆れたように言う。
貴利矢「あいつらなんだかんだで人質作戦大好きじゃん、後ろ盾がついても何の変わりもない。後な、あの勘違い女王様だが自分のアジトにおびき寄せる下手な真似はしないぜ、ヴィジョンドライバーって言う切り札を失う訳にいかないくらい追い込まれてっから」
道長「西馬ニコか……スナイプが主治医だとか言ってた奴……」
飛彩「だからこそ開業医には黙っておきたい、西馬ニコはあいつにとって替わりの効かない存在……医師免許を剥奪された後自分を主治医だと言った存在だからな」
大我にとってのニコの存在の大きさ、だから飛彩は黙っていたかった。
景和「そんなにあの子が大切なんだ……自分を医者だと思い出させてくれたから」
道長「……」
ニコと大我の関係、患者と主治医、その言葉に道長は何かを考える。
貴利矢「そのスカした新スポンサーはおいといて、あの自称天才には大人しくしてもらおうじゃないの、あいつ趣味悪いから参謀ぶっても作成穴だらけなんだよな、だから絶対姿を見せてくれるはずだぜ。」
飛彩「だが……あいつはジャマトバックルを使っていた、それも倒すまで負荷なくだ。その新しいスポンサーが関係しているのか……そこまでは分からんが」
道長「‼︎」
大智がジャマトバックルを使っていたことに道長は驚く。
あれだけ治療に苦労したデメリットのあるバックルを敢えて使うことに。
飛彩「監察医、あのスポンサーだがな、檀正宗並みの世界のガンだ、私利私欲で命を弄ぶ奴だ」
貴利矢はその名前を聞いて身構える
貴利矢「へぇ、やばい奴がお出でなさったじゃないの……」
- 185二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 20:04:16
一方その頃大智はジャマトライダーにニコを捕縛させ、大我の様子を見ていた。
ジャマトが擬態したニコが大我に近寄り何かを話している
大智「違和感を覚えることはなさそうだね、人間がジャマトを患者として見る……それが正解だ。」
大智は不敵に笑う。
ニコ「……‼︎」
大我「ニコ、お前水だけでいいのか?」
擬態ニコ「ダイエット中だから……」
大我「……ほれ、じゃあこれやるよ」
擬態ニコ「ありがとう‼︎」
大我は黙って擬態ニコが水を飲む姿を見ている。
大智「じゃあ次はジャマトと人間が親友になれるか見ようか」
大智は勝ったつもりで捕らわれているニコを見る
そして……
擬態ニコ「祢音ちゃん‼︎」
>>183の直後或人と祢音の前に擬態ニコが現れる。
祢音「ニコちゃん……?」
擬態ニコ「ごめんね、心配かけて‼︎」
祢音「ニコちゃん無事でよかっ……」
或人「え?」
その途端に擬態が解けてジャマトの姿となりジャマトの脳天に銃撃が命中する。
ジャマト「ジャ…」
大智「な、何⁉︎」
ジャマトの後ろにはガシャコンマグナムを召喚して撃った大我がいた。
大我「ふざけた真似しやがって……バッファに使った薬を水に混ぜて正解だったな」
怒りを露わに大我は言い放つ。
- 186二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 20:19:02
隠れて様子を見ていた大智は思わず叫ぶ。
大智「何故だ、何故分かったんだ⁉︎」
大我は大智を捉えると叫び返す。
大我「俺はこいつの主治医なんだよ‼︎そんなハリボテで騙されると思ったか⁉︎」
大智「なっ……だがこっちには人質がいるんだぞ、君の大切な……」
大智が捕らわれたニコの姿を見せる。
ニコ「大我……‼︎なんだ、分かってたんじゃん‼︎さすが主治医‼︎」
安堵したニコが涙ながらにそう言うと大智はジャマトライダーに指示を出す。
大智「何が主治医だ……もういい、君には消えてもらうよ」
そしてジャマトライダーがニコの首を締め上げようとした瞬間だった。
ジャマトライダーの蔦は思い切り切り裂かれニコは解放され、大我が地面にぶつからないように抱き止める
大智「な、何⁉︎さっきから何なんだ⁉︎」
バッファ「……こいつにとっての主治医は何だか知らねぇが、てめぇにはその価値は分からねぇだろうな」
ジャマトライダーの蔦はゾンビブレイカーで切り裂かれていたのだ。
ニコ「あんたも分かってんじゃん、主治医の大切さ」
- 187二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 20:28:46
- 188二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 20:56:40
少し離れたところで貴利矢と飛彩と景和はその様子を見ていた。
貴利矢「あの自称天才クイズ王ノせるつもりがノせられてやんの……本当学習しねぇな、な?鏡先生考えすぎだったんだよ、鏡先生みたいに冷静にあれこれ考えるのも必要だけど、真実は変わらないってこと」
景和「……大我さんは最初から気づいてたんですね」
飛彩はニコが呆気なく……無事解放された様子を見て安堵する。
飛彩「開業医を信じていたらよかったのか」
貴利矢「ま、そういうこと……さてそろそろ自分たちも出番かな……」
大智はヤケになり叫ぶ。
大智「ふざけるな‼︎君はどうせ誰かに手を差し伸べてもらわないとどうにもならなくなっただろう⁉︎あのままジャマト化したらどうなるか見たかったし、擬態したジャマトと親友ごっこをする姿も見たかったんだよ僕は‼︎」
それに対してバッファは静かに言う
バッファ「だから何だよ、負け惜しみか?」
大智「何⁉︎」
ニコ「あんたさあ、ジャマトバックル使ってんでしょ?
あんたがジャマトになりかけた時、誰が助けてくれるの?」
2人の言葉に大智は黙る。
- 189二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 21:31:33
大我「バッファお前……」
大我は大智を他所に話しかける
バッファ「勘違いすんなよ、薬の分の借りは返したからな。
ニコ「本当素直じゃないねあんた、主治医困っちゃうよ?」
バッファ「うるせぇんだよ‼︎」
自分の患者の異変に気づいてすぐ助けるべく動く花家大我
主治医になんかなったことはないが自分の患者と決めたら自分のやり方で手を引っ張って救い上げる九条貴利矢
大智が散々逆恨みをしていた相手だが、大智にはそんな相手はいない。利害の一致でしか誰かと手を組めなかったのだから
大智「こんな正解認められるか‼︎」
大智はそう言うとジャマトバックルとアーク製のバックルを使い変身し、ジャマトを大量に召喚する
ナッジスパロウ「天才の僕には、そんなものいらないんだよ……‼︎」
- 190二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 22:39:53
或人「あいつ…!」
リオン「まったく、困った客だ。うまく行かないからと騒ぐなどクレーマーだな」
或人「!?リオン=アークランド!?」
大智が変身した束の間にリオンもその場へと現れる
大我「てめぇは…たしかリオン=アークランドってやつか」
リオン「ああ、君ふうに呼べば仮面ライダーザイアっていうがね。それよりも彼が動くのはこうも簡単な動きしかできないとは予想外だったよ。まったく悪意という古いものに囚われる人間は思考が読めないね」
或人「お前…!もしかしてあいつを利用したのか!?」
リオン「そうさ、こう見えてビジネスだからね、対ジャマト用に苦痛がないように改良した試作品よジャマトバックルを提供し私が彼の復讐の協力をするというね。だが結果があれだ。彼には期待ハズレもいいところだ」
或人「お前…!そうやってまた命を弄ぶのか…!」
リオン「何度も言わせるな飛電或人、使えるものは全て使うと。これが社長でありビジネスの成功のコツだと」
或人「違う!お前は社長失格だ!」
その言葉にリオンは先程まで落ち着いた様子から一転し少し怒っているかのような雰囲気となる
リオン「……なに?」
或人「社長っていうのは経営を考えるのもそうだけど何より人を大事にするんだよ!社員だって顧客の人だって…道具だって!いろんなもん大事にして人が困ってたらその悩みに向き合ってそれでいいものにしようと前に進むから他の人もついて行くんだ!だけどお前は自分の都合ばかり向いて社員を…顧客すらもを道具としか見ない!そんなもんは社長でもなんでもない!ただの暴君だろ!」
リオン「それの何が悪い?社長とは誰かを支配することだ」
或人「違う!社長っていうのは偉くても人を支配する存在なんかじゃなくて人と一緒に前に向かって進んでいくそんな存在だ!だけどお前は…道具としか見ないだろ!支配することしか考えないお前が社長を名乗るな!」
リオン「……なるほど、想像以上に青臭くてイライラさせる存在だよ飛電或人。お前にはここで死んでもらう」
『サウザンドライバー』
リオンはサウザンドライバーを腰に巻き、変身の準備をする。
或人「それは無理な相談だな。だって俺は社長で仮面ライダーだからな!」
『ゼロワンドライバー!』
或人もゼロワンドライバーを腰に巻く
- 191二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 22:51:50
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- 192二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 22:59:06
或人とリオンが対峙し、バッファはジャマトを倒していく中大我は叫ぶ
大我「おい、ナーゴ‼︎てめぇ何指咥えて見てんだ⁉︎てめぇが1人で強くなるのは周りの気持ちに応えることって言ってただろうが‼︎」
大我の声に祢音は反応する
祢音「……‼︎」
決意したその声と、その表情。その手にはゲーマドライバーバックルが握られている。
『BANG BANG SIMULATIONS!』
『I ready for Battleship!』
『SET』
『SET』
大我「第伍十戦術……変身!」
祢音「へ〜んしん!」
『デュアルガシャットォ!』
『ガッチャーン! デュアルアーップ!』
『スクランブルだァ! 出撃発進! バンバンシミュレイショーンズ!』
『BEAT』
『GAMERDRIVER』
『READY FIGHT』
- 193二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 23:39:34
ジャマトを倒しながらバッファは呟く。
バッファ「ナーゴにスナイプ……ここでやるか」
スナイプ「ミッション……開始‼︎」
ナーゴ「温もりと繋がりをくれた世界を守るために‼︎」
ナーゴはタクティカルブリザードを発動しジャマトの集団を氷漬けにする。
それをスナイプの砲撃にて打ち砕く。
それがリオンの頬に傷をつけ血を流させる。
リオン「⁉︎」
或人と対峙していたリオンは突然の負傷に驚く。
ニコ「やっぱこの威力‼︎大我も祢音ちゃんもやっちゃえ‼︎」
ナッジスパロウ「邪魔をするなっ‼︎」
ナッジスパロウは蔦で攻撃を仕掛けるも、スナイプは敢えて蔦を砲台に巻きつかせて、逆にナッジスパロウを引っ張り出す。
ナッジスパロウ「……っ⁉︎」
ナッジスパロウは一旦気絶するも、すぐ立ち上がる
ナッジスパロウ「君たちにあって、何で僕には何もないんだ⁉︎」
ナーゴ「それは……あなたが前を向こうとしないから‼︎」
ナーゴはタクティカルファイアを発動し、炎の音の斬撃を喰らわせる。
ナッジスパロウは確かにリオンに利用されたのかもしれない。だが自分自身の意思で色んな人を傷つけたのも消えない事実。
- 194二次元好きの匿名さん23/03/17(金) 00:28:29
或人「あっちも戦い始めたそうだぜ?ならこっちもやろうぜ!」
『ジャンプ!オーソライズ』
リオン「いいだろう、お前という悪を倒し…私の正義を執行する!」
『ゼツメツ!EVOLUTION!』
『ミリタリーホーン!』
或人・リオン「変身!」
『プログライズ!飛び上がライズ!ライジングホッパー! 』
『A jump to the sky turns to a rider kick』
『パーフェクトライズ!the JET BLACK soldier ZAIA is born.』
『I am the president. 』
ザイア「Presented by ZAIA…!」
ゼロワン「…行くぜ!」
ゼロワンはアタッシュカリバーを手にザイアへと立ち向かう。
ゼロワン「ハァ!」
ザイア「ほう!少しはやるようになったな!?」
前回の戦闘のようにゼロワンかアタッシュカリバーで斬りつけていた
ゼロワン「ああ!今の俺は止まらない!父さんとじいちゃん、みんなが俺を支えてくれた思いに答えるために!そして俺が俺らしくいるその答えのために!俺は戦う!」
ザイア「くっ!」
しかし前の戦闘とは違いゼロワンは冷静に、それでいて熱くザイアに斬りかかっていた。この猛攻にはザイアも余裕の表情が保てなくなってきていた
ザイア「さすがだよ飛電或人、スペックはライジングホッパーのほうが低いがそうとは思わせないほど強く攻める。やはりお前は危険だな」
そう言うとザイアのサウザンドライバーからポーンからナイト、ビショップ、ルークなど様々なジャマト達を作り出す
ゼロワン「お前は道具として結局なんでも利用するんだな…」
ザイア「当たり前のことを言うな!勝った者が常に正しい!これが世界の真理だ!どんな者でも最後に生き残り勝てばな!だから私はなんとしてでも勝つ!私のビジネスの成功のためにな!」
ギーツ「なるほど、それがあんたの言う正義ってやつか」
エグゼイド「命を弄ぶ…そんなものは正義なんかじゃない!ただの悪だ!」
ザイアの正義、否欲望に対して真っ向から否定するかのようにエグゼイドアクションゲーマーとギーツマグナムフォームがゼロワンの隣のへと現れる。それにゼロワンとザイアは驚く
ゼロワン「永夢さんに英寿さん!?一体どうして!?」
ザイア「お前達いつから…」
- 195二次元好きの匿名さん23/03/17(金) 00:29:08
ギーツ「なーに、最初からいたさ。ただこの社長さんが心配で後ろから見てたんだけどな」
エグゼイド「本当は俺達も戦ったほうが良かったのかもしれないけど、でも或人が前に進む、そのための答えを出すのにを邪魔しちゃうかなと思って手出ししなかった。でももう答えは出たんだろ?」
ゼロワン「ああ!俺は俺らしく社長として!そして仮面ライダーとして!やれることを全力でやる!そして支えていく!前に進むためにできることは全力で取り組む!それがみんなが支えてくれた俺なりの夢を叶えるための答えだ!」
ギーツ「ふっ…どうやらまた新しく成長したか…、どんなに生きようとも己が変わり続ける限りその成長は止まらない。それはどんな人間でもな。ザイア、あんたにはそれがあるか?」
ザイア「くだらないな…そんなものはない。大体成長させるものは金とテクノロジーと欲望だ。夢や感謝なんていうものはビジネスにはならない、すべて無駄な存在だ」
ゼロワン「無駄かどうかは俺達が決める!それに無駄としてもそれは俺達の成長するために証だ!だから俺達は前へと進む!今よりももっと…さらにその先へと進化するために!」
ザイア「お前…!」
ゼロワンのその前を向くその視線にザイアはたじろぐ…、こいつは夢なんていうの金ならないもののため肯定し前に進むのかと…、その先に何があるかわからないのにそれでも前に進むのかと…
そんなザイアを知らずにゼロワンはあの言葉を言う。それは止める責任と信念を持ったあの言葉を…二人と一緒に…
ゼロワン「リオン=アークランド!お前を止められるのは…!」
ゼロワン・エグゼイド・ギーツ「俺達だ!」
- 196二次元好きの匿名さん23/03/17(金) 00:50:08
ナッジスパロウはナーゴの一撃で倒れる。
このまま倒すこともできるが……
ナーゴとスナイプは迷う。確かにお灸は据えないといけないのだ。
そこにバッファが現れ、倒れたナッジスパロウのデザイアドライバーを外し、変身解除させる。
これならばジャマトバックルによるジャマト化を遅らせることができる。
バッファの行動に驚いた大智は狼狽える。
大智「な、何故……」
バッファ「助けたわけじゃねぇ。ただ今よりここより先に進もうと考えるなら帰る場所は要るんだ。俺は考えないで行動するからまた迷うかもしれないが帰る場所があるから立ち直って先に進んでいける」
ナーゴ「……道長……」
スナイプ「カッコつけやがって」
しかし大智はデザイアドライバーを手にどこかへ去っていってしまう。
レーザーターボ「あいつ……」
その間にブレイブとレーザーターボ、タイクーンはザイアが召喚したジャマトは次々と倒していく。
- 197二次元好きの匿名さん23/03/17(金) 00:58:12
- 198二次元好きの匿名さん23/03/17(金) 02:03:29
ゼロワン「行くぜ!」
ギーツ「ここからがハイライトだ!」
エグゼイド「ノーコンティニューでクリアしてやるぜ!」
3人はジャマトやザイアに立ち向かう。
ギーツ「ゼロワン!ここは俺達に任せろ!」
エグゼイド「お前はザイアを!」
ゼロワン「ああ!」
ここでギーツとエグゼイドがジャマトを足止め役となりゼロワンはザイアと相まみえる
ザイア「チッ!お前は本当に馬鹿だな!社長とは経営のことだけを考えればいい!自分含めて社員などに道具に過ぎないというのに!なぜそこまで立ち向かう!?」
ゼロワン「決まってるだろ!俺達は一人で生きてるんじゃない!みんなで支え合って生きてる!会社だってそうだ!誰かがこの人達を支えたい、そんな気持ちがあるから会社っていうのは動くんだ!そしてそれをまとめて、そして守るのが社長だ!お前は誰かを守る気持ちも!支えたいという想いも!すべてがお前はにはない…!だから…そんなお前は…俺がぶった斬る!」
ザイア「ぐっ!」
ゼロワンの猛攻にザイアは押される。ザイアとゼロワンライジングホッパーのスペックは天と地程の差があるがそれを気にすることなく攻め続けていた
そしてそれはギーツ達にも影響していた
ギーツ「ハァ!…?なんだかいつもよりマグナムの威力が高い…?」
エグゼイド「ハァ!たしかに…体もちょっと軽い気がする!これって!」
ギーツ「共鳴か…、だがこれは厄介だな。バックルがないと変身できなくなるぞ」
エグゼイド「そうだ!?どうしよう!?」
ギーツの言う通りこの共鳴にはバックルがないと安全に変身できなくるデメリットがある。最初こそエグゼイドは喜んでいたがすぐにそのことを思い出し慌てることになる。
そんなときにイズが高速で現れあるものを投げる
イズ「浮世英寿様これを!」
ギーツ「ん?…これって…」
ギーツが受け取ったのは1つ目はゲーマドライバーバックル。そしてもう一つ目は…
ギーツ「これは…ゼロワンのドライバーの…」
イズ「浮世英寿様と宝生永夢様は諸事情により普通の共鳴はできないことがあります。しかしそのゼロワンドライバーバックルをセットすれば或人社長とも共鳴し強化することが可能です」
ギーツ「へぇ…、それはいいこと聞いた。行くぞエグゼイド」
エグゼイド「わかった!」
そう言ってギーツは右側にゲーマードライバーバックルを、左側にゼロワンドライバーバックルを装着する
- 199二次元好きの匿名さん23/03/17(金) 02:03:57
『GAMER DRIVER』
『ZERO-ONE DRIVER』
『DUAL ON』
その時ギーツの体に上半身にマグナムフォームからエグゼイドアクションゲーマーレベル2を模したアーマーが下半身にゼロワンライジングホッパーを模したアーマーが付く
ギーツ「へぇ…これは面白いな、フッ!」
そう言った直後ギーツはゼロワンのような高速移動でジャマト達を次々と倒していく
エグゼイド「あ!ちょっと!俺を忘れるなよ!」
そしてエグゼイドも負けじとジャマト達を倒していく
その光景にザイアも驚いていた
ザイア「な、何だこれは…!?そんなこと…!?」
ゼロワン「ありえないってか?でもありえた!俺達がこうして今出会えて何かを救うために、何かの願いを叶えるために前に進んでるから!」
そしてジャマト達を片付けたギーツとエグゼイド達がゼロワンの元へと来る
ギーツ「さて…残るはお前だけだ悪徳社長」
エグゼイド「これでゲームクリアだ!」
ゼロワン「ああ!」
3人は一気に必殺技を放つ!
『ライジング!インパクト!』
『キメワザ!マイティ!クリティカルストライク!』
『EX-AID ZERO-ONEVICTORY』
3人「ハァァァァ!!!!」
ザイア「ふざけるな…!こんなこと…!」
『C! E! O! ディストラクション……!』
ザイアも必殺技を放つが共鳴した、それも3人に勝てるはずもなく…
3人「ハァァァァ!!!!」
ザイア「な!?ぐぁぁぁぁぁ!!!!」
3人のライダーキックを受け、ザイアは爆発する - 200二次元好きの匿名さん23/03/17(金) 03:05:12
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