【ルートにより閲注】CoCシナリオ『祝福は愛する貴方のために』をやるよ part2

  • 1二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 17:18:49

    「というわけでKPのシャディク・ゼネリだ。休憩はおしまいだよ。みんな、大丈夫かな」

    「「「SKPのエラン・ケレスです、一緒にがんばろう」」」


    「あらためて酷い絵面ですね」

    「ああもう、さっさと屋敷の謎を解かないとなのに」

    「部屋の隅でガタガタ震えて命乞いをする心の準備はしてきたか?」

    「行くよ、もうやることは決まっているんだ」

    前スレの様子

    【ルートにより閲注】CoCシナリオ『祝福は愛する貴方のために』をやるよ|あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/img/1503193/1「というわけでKPはグラスレー寮寮長、シャディク・ゼネリが務める」https://bbs.animanch.com/img/…bbs.animanch.com
  • 2二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 17:22:11

    〈データ〉
    スレッタ(翻訳家)
    SAN:52 HP:14/14 アイデア70
    CON:14 SIZ:13 POW:12 INT:14
    ラテン語 歴史 図書館 説得 こぶし 組み付き クトゥルフ神話技能11
    備考:宗教団体の教祖 目的:シュブ=ニグラスを召喚する 四号:クトゥルフ神話技能がとても高い

    ミオリネ(狂儲)
    SAN:24 HP:8 アイデア65
    CON:6 SIZ:10 POW:6 INT:13
    聞き耳 図書館 変装 言いくるめ 回避
    備考:信じるものは己のみ 目的:??????? シャディク:鍵開け自動成功&護衛

    グエル(医者)
    SAN:24 HP:13/13 アイデア85
    CON:11 SIZ:15 POW:10 INT:17
    目星 医学 応急手当 説得 マーシャルアーツ 槍 クトゥルフ神話技能:7
    備考:二児の母(便宜上の呼称) 目的:シュブ=ニグラスを召喚する? 五号:目星・聞き耳が高い&別のPCを襲撃できる

    ラウダ(超心理学者)
    SAN:48 HP:10 アイデア70
    CON:7 SIZ:12 POW:11 INT:14
    目星 オカルト 生物学 説得 斧 組み付き クトゥルフ神話技能14
    備考:グエルの子の父親(濡れ衣) 目的:???????? チャラン:知識技能が高い

    きもちいいくすり:SANチェックを受けなくなるが、他のPCの命令に従わなければならなくなる。ついでに記号が♡になる。
    性転換薬:ステータスそのまま性転換。現在スレッタのみ服用している。

    〈かんたん!前卓の振り返り〉
    記憶喪失で自分を被害者だと思い込んでいたが実は儀式を遂行した犯人であるスレッタ・マーキュリーvs何故か女神の乳を持ち逃げしたがるミオリネvs神を召喚しようとした結果何故か二匹ほど産むはめになったグエルvs絶対にこじらせたくないラウダ

  • 3~回想~23/03/10(金) 17:24:18

    「本当にこっちであってる?」
    「ああ」
     オリジナルが大真面目にうなずくので、ラウダは躊躇しながらも、森をかき分けかき分け進む。
     ……思い出せない。
     確かにいたはずだ。大切なひと。あれは、誰だ? わからない。わからないけれど、大切だったはず。そうしてあのひとさえ呼び戻せば、ラウダは再び、日常を取り戻すことができるはずなのだ。
    「ここだ」
    「すごく大きなお屋敷だね」
     ラウダは無感動に言いながら、屋敷の敷地へと足を踏み入れる。
     この男__オリジナルは、何故かラウダに協力してくれる。何故と問うても、「もう対価は頂いた」「義理は果たすものだ」と繰り返すだけで、全く要領を得ない。力になってくれるならそれに越したことはないが、不気味と言えば不気味である。食堂に案内されると、そこには既に、銀髪をした美しい少女と、白衣を着た男がいた。
    「あら、また誰か来た。ミオリネよ、よろしく」
    「あと一人は来るだろう。おそらくだが」
     二人はそう言って、顔を見合わせた。ラウダはぱちぱちと瞬きをする。その様子を見たらしい、名乗っていない方__背の高い青年が、人好きのする笑みを浮かべてこちらに手を差し出してきた。
    「初めまして。俺はグエル・ジェターク」
    「……グエルか。初めまして、よろしく。ラウダ・ニールだよ」

     __あの死体を見たとき、すぐに、思い出した。

    HO4「ラウダ・ニール」変更前HO一部開示
    あなたにはとても大切なひとがいた。だけどもある日、あのひとは死んでしまい、日常は刹那にして奪われる。不幸な事故だと世間は言うだろう。だがそれは、あまりに不条理だ。それはあなたに大きな傷跡を残し、それゆえにあなたはあの日周辺のことが思い出せない。それどころか、大切だったひとのことさえもおぼろげになってしまった。ただひとつ理解できるのは、失った日々を取り戻したいということ。
    抜け殻のように過ごしていた時、あなたはとある少年と出会った。彼はエランと名乗り、あなたに一通の招待状を手渡す。彼は取引に応じてくれれば、あなたに協力してくれると約束した。
    あなたの目的は、『死者蘇生の秘術を解明し、持ち帰る』ことだ。
    備考:あなたはPOW対抗にPOW+2の補正を受けることができる。
    ×あなたには大切な人がいたはずだが、いたことだけしか思い出せない。シナリオ開始時点で不定の狂気『健忘症』を発症している。

  • 4二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 17:30:30

    シャディク「じゃあ真っ当に探索してるミオリネからね」

    ミオリネ「まるで他の皆が真っ当に探索していないみたいな言いぐさね」

    シャディク「あはは。それでまあ、ゾンビに襲われたから、シャディクが蹴り飛ばしてくれるわけだけど」

    ミオリネ「ほんと便利ねアンタ。目星は失敗するけど」

    シャディク「そのことは蒸し返さないでほしいなあ!?」

    ミオリネ「それで、どこに行くか、か。う~ん……どこにいきましょうか。他の誰かの様子を見に行くのも、役に立ちそうな薬のレシピを探しに行くのもいいけど、正直さっさと脱出しないとSAN値がまずそうなのよね」

    シャディク「ミオリネがいきたいところを教えて。そこに連れて行ってあげるから」

    ミオリネ「ほんと便利ねアンタ……それじゃあ、どうしようかな……」

    シャディク「ちなみに、薬のレシピを探すんだとしたら、シャディクからは『みんなを助けられるかもしれない薬』を提案するよ」

    ミオリネ「ふうん。……よし、決めた」

    シャディク「どうする?」

    dice1d3=2 (2)

    1:ミオリネ「屋敷の謎を解きたい。少しでもそれに近づける場所に連れてって」

    2:ミオリネ「私、そろそろ外に出たいわ」

    3:ミオリネ「薬のレシピがほしい。『みんなを助けられるかもしれない薬』を探すわよ」

  • 5二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 17:49:54

     ミオリネがそういえば、シャディクは微笑んだまま、ミオリネの手を取る。それから半ば強引に、階段を駆け上がった。腕が、痛い。ミオリネは小さく悲鳴を上げる。彼は三階までくると、その中でもかなり広い部屋__ラウンジに、ミオリネを放り込む。

    「きゃ、……ちょっとシャディク、何するの!?」

    「君が外に出る必要はないよ、ミオリネ」

     シャディクはソファに腰かけて、窓から外を見やった。ミオリネもつられて、そちらを見る。切り取られた『外の世界』は、まるで小さな箱庭のようで、このラウンジでそれを眺めていると、すべてが手中におさまってしまった、かのような……そんな、危い錯覚を覚える。

     窓の傍には、八つのタイルが嵌められた飾り棚が設置されていた。

     それぞれ「グリフォン」「ユニコーン」「マーメイド」「フェニックス」「ゴブリン」「ケルベロス」「サキュバス」「バイコーン」の絵が、いかにも手書きらしい様子で描かれている。手書き、そう手書きで、明らかに手作りであるはずなのに、どこか荘厳な雰囲気が出ている気がするのは、何故だろう。どちらにしても、その気になればはがせそうだ。

    「ミオリネ。どうかな、これ」

    「どう、って?」

    「君のために用意してみた」

    「まあ、そこそこきれいなんじゃない? よくできてると思う」

    「……えへへ」

     シャディクは、少しだけはにかむ。それからタイルを指さして、「これも謎解きのひとつだよ」と笑いかける。

    「きみなら答えがわかるでしょう」

    「私、そんなことより外に……」

    「出るなんて、許さないよ」

    「何故」

    「理由が必要?」

     シャディクの笑みに、ミオリネは閉口する。

     それならやることはひとつだ。一番に、この屋敷の謎とやらを解く。そうすればシャディクだって、ミオリネの望みをかなえてくれるだろう。

     ミオリネはゆっくりと、冷たいタイルに触れた。

    dice1d3=2 (2)

    1:ミオリネ「謎解きするわよ」ミオリネアイデア:dice1d100=47 (47) (情報が揃っていないので65/2=33)

    2:ミオリネ「とりあえずタイルを観察してみる」ミオリネアイデア:dice1d100=79 (79) (65)

    3:ミオリネ「総当たりよ。全部引き剥がせばいいんでしょ?」

  • 6二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 17:53:18

    スレ立て乙です
    キャラ紹介の二つ名に関係しているのはわかるが…

  • 7二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 17:58:54

    シャディク「ねえ俺のかっこいい感じのRP返してほしいなあ……?」

    ミオリネ「無理 わかんない ねえシャディク答え教えて」

    シャディク「ミステリにあるまじき言葉だね」

    ミオリネ「目星失敗しまくるシャディクと謎解きができない私。お似合いだと思わない?」

    シャディク「それはそうかもしれないけどそれを言ってしまったら色々おしまいだよ!!」

    ミオリネ「……さて。シャディクがわざわざ連れてきたってことは、ここに外につながるヒントはあるはずなんだけど。とはいっても、ただ『外』に出たいだけなら、壊れた玄関扉から出ればわけだけだし」

    シャディク「っふふ、ミオリネ、どうする?」

    ミオリネ「その楽しそうな顔やめてよ」

    シャディク「別にいいんだよ?ミオリネの好きなようにすれば」

    ミオリネ「その楽しそうな顔やめてよ怖いから!うう、そうね……あまりここに粘着していても……でも気になると言えば気になるのよね……?」

    シャディク「もしかしたら何もないかもしれないよ?」

    ミオリネ「んなわけないでしょ。よし、昼の行動は……」

    【ミオリネ 五日目 朝 終了】

    dice1d3=3 (3)

    1:ミオリネ「私は謎解きを諦めないわ!」ミオリネアイデア:dice1d100=14 (14) (65/2=33)

    2:ミオリネ「確率としては1/8。案外分のいい賭けじゃない、dice1d8=8 (8) のタイルを引き剥がすわ」

    3:ミオリネ「あまりここに居続けるのも得策じゃない。dice1d4=2 (2) のdice1d8=1 (1) に向かうことにする」

  • 8二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 18:06:48

     スレッタは屋敷の外に出て、日の光を浴びる。朝の日はやさしく、やわらかく、眩しい。……輝かしい、世界だ。神はいないというのに、あまりに眩い世界だ。

    「スレッタ」

     不意に、四号が話しかけてくる。彼はしょんぼりとしたような顔で、スレッタの服の裾を引っ張った。

    「僕、太陽の光が、あまり好きじゃないから……できれば、外の探索はしたくないな……」

    「……?いえ、探索はしませんよ。グエルさんと『お話』するんです。きっと協力してくれるだろうから」

     微笑みは甘く、蠱惑的だ。四号はしかし、睫毛を伏せたまま、スレッタに「お願い」と乞う。手を、握られる。微かな体温に、一瞬、どきり、と心臓が跳ねた気がする。

    「スレッタ、だめ、かな……?」

     弱ったような顔をした四号は、今となってはスレッタより目線が低いのも相まって、守ってあげたくなるような庇護欲を掻き立てる。スレッタは一瞬、んく、と息をのんで、それから四号の手を握り返した。

    dice1d2=2 (2)

    1:スレッタ「わかりました!グエルさんを呼び出す場所は、室内の、私の部屋に変更です!」

    2:スレッタ「かわいいはいじめたいですね。外で話し合いをしますよ」


    グエル「よしラウダを襲撃するぞ」

    五号「グエルにきもちいいくすりを飲ませなければならなかった理由」

    グエル「いけっ五号、殺せ!」

    五号「怖ぁ……そうだね、じゃあ、そうやって僕に指示を出したグエルは、どこからか、ぶうん、と。低い、耳鳴りを聞いた気がする」

    グエル「……は?」

    四号支配:dice1d100=19 (19) (四号のPOW15とグエルのPOW10で対抗。75以下の出目が出れば四号はグエルを操ってスレッタの元に誘導することができる)

  • 9二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 18:11:48

    チョロさに定評のあるグエル先輩

  • 10二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 18:24:48

    屋内と屋外でなんか条件が変わるのかな
    日の光がある場所だと従者は弱体化するのか?

  • 11二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 21:14:50

    ドエスレッタだと…!?

    グエルはやっと好きな子と協力できそうですね(棒

  • 12二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 21:24:26

    「……あ、こ、こは……」

     グエルは気付いたら、東屋に立っていた。

     目の前にはスレッタと、くたりとしている四号がいる。はっとしてあたりを見渡すと、五号は周囲の花畑でちょうちょと戯れていた。スレッタは机の上のお菓子をひとつ食べながら、こてりと首を傾げ、グエルを見つめる。

    「グエルさん。協力してくれますね?」

     身構える。

     武器は、ない。素手で戦うなら、スレッタの方が有利だ。「協力とは?」グエルはぱっと間合いを取ろうとする。した、ところで、いつの間にか後ろにいた五号に、受け止められる。強制的に、座らせる。スレッタはすくりと立ち上がり、グエルを見下ろした。

    「逃げちゃだめだよ、グエル。スレッタは君の主だ」

    「……どういうことだ」

    「神様にあいたいんでしょう? 私があわせてあげます。協力してくれますね? グエル・ジェターク」

     スレッタはグエルの頤を持ち上げ、無理矢理視線を合わせさせる。

    「何故、そんなことを言う。お前の目的は」

    「あなたには、私に逆らうだけの理由があるんですか?」

    「グエル、理解した方がいいよ? スレッタは君が『神様』に会えるように、協力してくれると言っているんだ」

    「だから何故と聞いている!」

    「……何故?」

     あなたは『神に会いたい』以上の理由があるのですか?

     スレッタの微笑みは、魔女めいておぞましく、美しい。ずっと目を閉じていた四号が、おもむろに身を持ち上げる。

    「それは高尚なことだ。だけど目的が同じならば、手を組むだけの理由にはなる」

     緑色の瞳は、ぎらり、と輝いている。


    グエル「何?この……なんだ?」

    スレッタ「簡単な話ですよお! もし召喚呪文を見つけたら、私にも教えてください。一緒にシュブ=ニグラス、召喚しましょう」

    グエル「突然どうした!?豹変っぷりが怖すぎるんだが!?」

    スレッタ「いいですよね?グエルさんも神様にあいたいんですよ、ね……?」

    グエル「……わかった。だが、条件がある」

    スレッタ「じょうけん、です……か?」

    グエルアイデア:dice1d100=59 (59) (85)

  • 13二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 21:27:23

    イケメンの特権顎クイ

  • 14二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 21:30:54

    スレッタのラスボスムーブ、ノリノリだな

  • 15二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 21:45:32

    グエル「性転換薬をひとつ、俺にくれ。四号に頼めば作ってくれるだろう」

    スレッタ「……?グエルさん飲むんです?ついに女の子になる覚悟が……」

    グエル「違う」

    スレッタ「よ、よくわからない、ですけど……わかりました!それで協力してくれる、なら。四号さん、おねがいします!」

    四号「わかった。つくってくる」四号クトゥルフ神話技能:dice1d100=17 (17) (99)

    五号「それで、どうする~?一応まだ時間的には余裕があるから、四号が薬を作ってる間に探索することはできるよ。場所としては『机』と『花畑』」

    スレッタ「私は目星持ってないので……えっと、グエルさん、お願いできますか?何の成果もないと、もしかしたら怪しまれてしまう、かもしれません」

    グエル「わかった。おい、五号、やるぞ。俺はdice1d2=1 (1) を調べる」グエル目星:dice1d100=61 (61) (70)

    五号「はぁい。dice1d2=2 (2) に行くよ」五号目星:dice1d100=41 (41) (90)

    スレッタ「……グエルさんの目的って、神様を召喚するんじゃないん、ですか?」

    グエル「ああ。それはかわらない。ただ少しだけ付記が増えただけだ」

  • 16二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 21:45:32

    4号は弱ってるけど5号変わってなくないか
    言動からしてエランは全員人外だと思ってたけど同種ではないのかな

  • 17二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 21:47:17

    これ生贄に性別の条件ありそう

  • 18二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 21:51:10

    ミオリネも「男ばっかりだと困る」的なこと言ってたから、性転換がネタでない可能性高くなってきた

  • 19二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 21:51:27

    ここ2人がこんだけがっつり協力体制なら残り2人が敵対勢力で協力できる関係になってるのかな

  • 20二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 21:54:46

    「……スレッタ。そのお菓子、俺にくれ」

    「なぜです? グエルさん、甘いものすきなんですか?」

    「いや。俺は食わない。アレに食わせるんだ」

     グエルはスレッタの食べていたお菓子のうち、まだくちをつけていなかったいくつかを手に取る。五号にあげるのだ。多く見積もってdice1d3=3 (3) 日分というところだが、ないよりはましだ。スレッタは不思議そうな顔で、性転換薬を受け取ったグエルを見つめる。

    「生贄に性別の条件があるんです?」

    「さあな。それは俺より、お前の方が詳しいんじゃないか」

    「わたし……」

     スレッタは目を閉じて、思い出してみる。……だが、思い出せない。女神の姿があまりに、そう、あまりに……狂気を形にしたような。そうであったことの衝撃が大きすぎて、呪文ごと思い出せなくなってしまったのだ。もう一度あの姿を見て、無事でいられる保証はない。だがそれは、スレッタが止まる理由にはならない。

    「あ!」

     ふと、五号が歓声をあげた。頭に花弁をくっつけながら、どうやら何か、鍵のかかったノートを持っているらしい。

    「みて、これ、見つけた。そこに埋まってたの!」

    「おお。お手柄だぞ、五号。これで少なくとも探索したという建前はできるから、疑われずに済む」

    「既にだいぶ怪しいですけどね、特にグエルさん」

    「言うな」

     グエルは目を閉じ、ふるふると首を振った。

    【スレッタ グエル 五日目 朝 終了】

    dice1d3=3 (3)

    1:スレッタ「このまま庭園を探索しましょう!dice1d8=1 (1) ですよ~」

    2:スレッタ「四号さんがかわいそうなので屋内に戻りますよ。dice1d3=2 (2) 階のdice1d8=7 (7) に向かいます」

    3:スレッタ「薬の量産でもしておきましょうかね」

    dice1d2=2 (2)

    1:グエル「まずはラウダへの襲撃を完遂しないとな」

    2:グエル「襲撃は夜でもできる。探索を優先しよう」

  • 21二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 21:56:16

    他に使い道があるとしたらシャディクかチャランが人間かどうか確かめる為とか?
    生贄の条件の場合スレッタが知らないのにグエルが知ってるのかなって打ち込んでる内に更新された

  • 22二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 22:03:19

    チャラン「じゃあお前は応接室Aを探索する、ということでいいな」

    ラウダ「……?兄さんの襲撃は来ないの?」

    チャラン「ああ。ラッキーだったな」

    ラウダ「よくわかんないけど……まあいいや。探索できるならそれに越したことはないし。ちなみに兄さんはどうしている?」

    チャラン「スレッタと一緒に探索している」

    ラウダ「ふうん。まあこっちも探索しようかな。探索可能場所は?」

    チャラン「『1:机』と『2:棚』だ。どちらも目星で振れるぞ」

    ラウダ「わかった。じゃあ……dice1d2=2 (2) にしようかな」ラウダ目星:dice1d100=22 (22) (70)

    チャラン「おう、がんばれ~」

    ラウダ「……」

    チャラン「どうした?」

    ラウダ「スレッタ、兄さんと二人で、大丈夫かな?兄さん今正気だから、もしかしたら殺されてしまうかも……探索の手数が減るうえにSANチェックをばらまきかねない事件がおきるのは、困るよ……それに兄さんが殺人SANチェックで永久的狂気に陥る可能性もあるし……」

    チャラン「お前他の探索者のことを何だと思ってるんだ?せめて心配してやれよ……まあ、スレッタなら大丈夫だと思うぞ」

  • 23二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 22:14:49

    「……?」

     ラウダは棚の中に、古びた日誌があることに気づいた。何気なく、ぱらりと捲ってみて__内容を見て、目を見開く。

    『死者蘇生の呪文について』

    死体は可能であれば経年劣化がないものがよい。行使の上では死体と書籍のみがあればよい。内容の理解は不要。この術は、死体を一度分解し、組み立てなおす過程を含むため、復活したものは問題を起こすことが多い。例えば死後すぐの死体をサンプルにしたところ、二百十七日目に自殺未遂を起こし、精神病棟に入院した。また、死後■■日経過した死体で試したところ、三十二日目に■■事件を起こし逮捕されたため、三十五日目に処理した。それからも何度か実験をしたところ、死後すぐでもない限り、復活した死体は『異様な嗜虐願望』『淫魔化』『吸血鬼化』のいずれかの特徴を持つことがわかった。また、結局のところは完全に復活するのではなく、うつわと生前の記憶を持つだけの偽りの生命である。このデメリットから、当該呪文は利用できないと判断。ただし研究する価値はあるため、解読班に回すこと。

    「……よくわからないけど、この呪文、使う前でよかった」

     ラウダはほっと胸をなでおろす。

     当然だ。死者がよみがえるなど、夢幻なのである。そんなうまい話はない。この呪文は封印しよう。それと、夕方の会議で、一応、グエルにもこの情報は共有しておかないと。……いや、それまでラウダが生きていれば、の話ではあるが。

    「とにかく、早く手がかりを見つけないと」

     ラウダは日誌を手に立ち上がる。

     オリジナルがその様子を見て、「そうだな」と無表情にうなずいた。

    【ラウダ 五日目 朝 終了】

    dice1d3=1 (1)

    1:ラウダ「一階dice1d8=2 (2) に向かうよ」

    2:ラウダ「dice1d4=1 (1) dice1d8=1 (1) に行こうかな」

    3:ラウダ「……ところで兄さんは何してるの?探しに行こう」

  • 24二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 22:16:41

    え、エランズ…

  • 25二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 22:22:34

    ペロペロとニコニコとチャランになったと…

  • 26二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 22:22:42

    キッチンに情報はないためラウダ行先再ダイスdice1d3=1 (1)

    1:応接室B 2:事務室 3:物置


    スレッタ「るんるん、くすり、くすり~♪」

    四号「何をつくる?なんでもいいよ」

    スレッタ「きもちいいくすり!他の人に言うこと聞かせたいです。……と、言いたいところですが、グエルさんが性転換薬を要求したの、気にかかってるんですよね……?そちらを用意した方がいいかもしれません」

    四号「一応スレッタも振れるんだから、好きに決めればいいと思うよ」

    スレッタ「というか、性転換薬ってネタグッズじゃないんです……?だとしたら私、飲んでるけど、大丈夫なんですか……?」

    四号「さあね」

    スレッタ「うーん……よし、決めました!」

    1:性転換薬 2:きもちいいくすり

    四号クトゥルフ神話技能:dice1d100=59 (59) (99) dice1d2=2 (2)

    スレッタクトゥルフ神話技能:dice1d100=85 (85) (11) dice1d2=1 (1)

    【スレッタ 五日目 昼 終了】


    シャディク「図書館に来たよ」

    ミオリネ「さっきの謎解きに使えそうな本がないか探す」

    シャディク「君図書館も目星も持ってないけどどうするの?」

    ミオリネ「聞き耳でよさそうな本を嗅ぎ分ける……は、無理があるか。そうね、リアルアイデア。あのタイルってハンドアウトに書いてあったやつでしょ?だったらキリスト教、ローマカトリックに関係ある本を探れば何かありそう」

    シャディク「……そこまでいってくれたなら、アイデアで振ってもいいよ」

    ミオリネ「ありがとう。持つべきものは寛大なKPね」

    ミオリネアイデア:dice1d100=57 (57) (65)

  • 27二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 22:35:56

     ミオリネはざっと本の表題を眺める。何か、ないだろうか。あちらこちらとみていると、ふと。「七つの大罪について」という本が目に入った。

     七つの大罪とは、教皇ヨハネ・パウロ 2 世によって公布された、ローマ・カトリック教会とローマに連なるカトリック教会の教理の、公式な説明文書である「カトリック教会のカテキズム」において、七つの罪源として、「傲慢」「憤怒」「嫉妬」「怠惰」「強欲」「暴食」「色欲」が挙げられている。これらはそれぞれが悪魔や伝説の生き物と対比されており、対応関係は以下の通りである。

    傲慢:グリフォン

    憤怒:ユニコーン

    嫉妬:マーメイド

    怠惰:フェニックス

    強欲:ゴブリン

    暴食:ケルベロス

    色欲:サキュバス

     ……サキュバス、のところにだけ、赤いペンで色が付けられている。

     ミオリネはそれを見て、半目になってシャディクを睨む。

    「何が謎解きよ。もう答えがかいてあるじゃない」

    「あはは。あまり難しくしすぎて、君に嫌われたくなかったから」

    「簡単すぎるのもどうかと思うわ」

     とはいっても、実際のところ。本を読むのに少し時間がかかってしまったせいで、もう集合の時間だ。ラウンジに入力しに行くのは、明日以降になってしまうだろう。

     ミオリネは立ち上がる。外を見れば、血のように赤い夕暮れが、窓越しにミオリネを照らしていた。手を伸ばそうとして、やめた。

    【ミオリネ 五日目 昼 終了】


    「うわ……」

     もう一つの応接室にあったのは、死体であった。

     女の死体であるらしい。さすがになれたとはいえ、見ていて気分のいいものではない。ミオリネなら復活させて話を聞くこともできるだろうが、ラウダにできるのはせいぜいが検死である。「オリジナル」と言えば、彼はこくりと頷いて、死体を調べにかかった。その間に、ラウダはなにとはなしに、部屋をぐるりと見渡してみる。何か手掛かりはないか、見つけるために。

    チャラン医学:dice1d100=96 (96) (90)

    ラウダ目星:dice1d100=99 (99) (70)

    ラウダアイデア:dice1d100=33 (33) (70)

  • 28二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 22:39:17

    ダイスが荒ぶってる

  • 29二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 22:39:59

    出目が酷い

  • 30二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 22:41:09

    今回ファンブルの頻度高い気がする

  • 31二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 22:45:40

    やっぱり虚飾が仲間外れだな

  • 32二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 22:45:59

    チャラン「フ ァ ン ブ ル で 埋 め 尽 く し て」

    ラウダ「レ ス ト イ ン ピ ー ス ま で 行 こ う ぜ」

    チャラン「盛り上がって来たな」

    ラウダ「あったまってきたね」

    チャラン「よしとりあえず俺は死体をうっかり蹴飛ばしてしまう。ぐちゃっとなって、これ以上死体について調べるのは完全に不可能になる」

    ラウダ「じゃあそのぐちゃってなったところにうっかりつっこんでしまおうかな。SANチェック貰うね」

    チャラン「ついでと言ってはなんだが、ラウダが持っていた日誌も血まみれになる。これを見せながら説明するのは無理だな、諦めろ」

    ラウダ「終わりだ。地獄もいいところだ。助けてほしい」

    チャラン「幸せになりてぇ~ 楽して勝ちてぇ~~」

    ラウダ「はあ。……とりあえず、これで今日の行動は終了?」

    チャラン「そうなるぞ」

    ラウダ「結局兄さんの殺害予告はなんだったの?最悪夜が来る前に無理矢理きもちいいくすり飲めば、殺されずに済むかな……」

    チャラン「襲撃される前提で話してるが」

    ラウダ「あそこまで言ってたしね。やっぱり狙いは退散の呪文なのかな。消される前に全体に共有した方がいいかも」

    チャラン「どうだろうな」

    ラウダ「そういえば、兄さんはどうしているの?襲撃よりも、優先すべきことが、あったの?」

    チャラン「……どうだろうな?」

    ラウダSANc:dice1d100=89 (89) (48) 0/1

  • 33二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 22:49:09

    せっかくアイデアロール成功してたのにな
    チャラン様まで一緒にファンブるとは…

  • 34二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 22:55:18

    ラウダチャランコンビ楽しそうで何よりだけど邪神召喚派じゃないラウダが仲間外れの虚飾なのはなんか不安だなぁ

  • 35二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 23:02:41

    「……どうかお忘れ。貴方の偽りの姿を」

     グエルは死体に性転換薬を飲ませた後、静かにそう唱える。さら、さらり。死体が指先から、薄青い粉に変わっていく。五号はそれを見下ろして、頭の後ろで手を組みながら、ひゅうと口笛を吹いた。

    「後悔しない?」

    「何が」

     短く答えたあと、呪文を、続ける。低く、歌うように。

    「そして、思い出して御覧なさい、貴方の本当の姿を」

     灰と塩の化合物が、組みあがっていく。

     ゆっくりと。完全な形に、戻っていく。正しい姿に。こんなに複雑であるくせに、正気から遠ざかること以外でデメリットがないのなら。それだって、妥当な取引だ。

    「__『祝福は愛する貴方のために』」

     最後の一言を、詠唱し終える。

     死体が、動き出す。目を開ける。グエルはかっと目を見開いて、頬を真っ赤に紅潮させ、両の目からぼろぼろと涙を流した。

     半ば無意識に、あるいは反射的に。ぎゅうっと、抱きしめる。あたたかい。微かに、心臓の鼓動を感じる。あたたかい。……あたたかい! 今、今。これは、息を吹き返した。彼は、帰ってきたのだ! 色々言いたいことはあるのに、感極まって言葉が出てこない。ああ、何から言おう。どうしよう? 何を語ろうか。ああ。ああ、ああ! 彼はゆっくりと、グエルを抱きしめ返してくれる。グエルは彼の肩口に顔を埋めて、思うままに「うれしい」と笑った。

    「あいたかった。会いたかったんだ。どんな奇跡に縋ってでも」

    「……」

    「お前のいる世界が、俺の帰りたかった世界だ。そうじゃない全部は偽りでしかない」

    「ぐ、ぇる……」

     死体の喉が、微かに動く。

     それを合図にするように、蒸気がしゅうと吹き出した。

    「おかえり、『ラウダ』」


    グエル:呪文使用『復活』

    呪文使用SAN値消費:dice1d10=2 (2)

    復活ペナルティ:dice1d3=1 (1)

  • 36二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 23:05:08

    2夜連続で盛り上がってまいりました!!

  • 37二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 23:12:58

    グエルSAN値:24→22


    「……あ、あ。に、にい、さん……?」

    「動くな、安静にしていた方がいい! 今までずっと、……そう、長い間、眠っていたんだ。いきなり動いて、どこか壊れてしまったらどうする」

     グエルはようやく落ち着いて、ゆっくりと呼吸を整える。蘇ったラウダ__グエルにとってのラウダ・ニールは、ぱちぱちと瞬きをして、不思議そうな顔をしている。

    「思い出せない。どうしてここにいる? 何があったの? おうちにかえりたい……」

    「そうだな。早くこの屋敷の謎を解いて、二人で家に帰ろう。そうして、日常を取り戻すんだ」

     なぜ、グエルは神に会いたかったか?

     それは手段であって、目的ではない。

     あのロケットの中の写真を見て、ようやく思い出したのだ。神の奇跡の力を借りて、家族に再会したかった。彼が……ラウダがいる世界が、グエルが神を呼び起こしてまで帰りたかった日常だ。

     ラウダは死んだ。誘拐されて、殺されて。世間には凄惨な事件の被害者の一人として報じられた。

     __では、あれは。

     HO4『ラウダ・ニール』は、何者だ?

    「大丈夫だ。全部兄さんがなんとかしてやるから」

     きょとんとしたままのラウダを抱きしめ、グエルは笑う。

     グエルの真の目的は、『死者蘇生の秘術を解明し、可能であればグエルにとってのラウダを復活させる』こと。あるいは、『HO4「ラウダ・ニール」の正体を暴く』ことだ。

    【グエル 五日目 昼 終了】

    dice1d2=1 (1)

    1:グエル「ラウダを会議の場に連れていくぞ」

    2:グエル「危険かもしれない場所にラウダは連れていけない。部屋で待機していてもらう」

  • 38二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 23:18:32

    例のラウダに似てた死体かな?
    ペナルティ3択はラウダが読んだ日誌にあったあれかな
    SAN値消費2で済んだのは幸運ではあるが…

  • 39二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 23:21:59

    このシリーズのラウダPLのノリ好き
    PCは毎回大変なことになってるけど…

  • 40二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 23:23:42

    屋敷の死体が本来のPCってこと?
    ぐちゃぐちゃになっちゃった死体はだれの死体だったのか…

  • 41二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 23:24:52

    このレスは削除されています

  • 42二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 23:26:13

    PC全員1回死んでるってこと?
    逆にシナリオ中なら復活出来る理由も分かるけど

  • 43二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 23:26:38

    そういえばグエルっぽい死体もあったな…

  • 44二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 23:28:11

    ラウダ(死体)の死因が例の儀式だとしたらスレッタとグエルの共犯関係は白紙に出来るかもしれない

    全員死んでるのはありそう
    主題にくる呪文がこのタイミングで使い終わるだけってのはなさそうだし

  • 45二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 23:34:25

    ラウダはラウダで自分に似た死体を見て何か思い出したみたいだし
    従者のことはやっぱりわからない…

  • 46二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 23:42:20

    定期的にスレッタ以外の視点も混ぜてもらえるの、話の流れが分かりやすくてありがたい しかし謎も深まったな…

  • 47二次元好きの匿名さん23/03/10(金) 23:47:32

    「はいっ、今日は、おくすり、つくってましたよ!それと、東屋でこんなノートを発見しました。鍵、かかってますけど」

    「なるほど。これは……鍵穴の大きさからして、シャディクのマスターキーでも開けられなさそうね」

    「壊すにも、相当うまくやらないとノートも一緒に破けてしまいそうだ」

     そんなふうに、一足先に集合した三人がわいわいと話していると。

     扉が、開く。立っていたのはグエルだ。

    「グエル、さん……?」

     スレッタが不思議そうに、あるいは心配そうに、その様子を伺う。彼はすっと槍をラウダに向け、突進する。オリジナルが咄嗟に動いて、庇う。グエルは構わない。少しも。ただ煩わしそうに、オリジナルの身体を槍ごと放り投げた。

    「お前は何者だ」

     グエルはラウダの胸倉をつかむと、睨みつける。ラウダは目を見開いて、見返す。

    「……何の、話?」

    「惚けるのも大概にしろ。わかっているんだ、お前が偽物だということは」

     そう低く唸った瞬間。開きっぱなしの扉から、五号に手を引かれて。ラウダと瓜二つの青年が、ぱちぱちと瞬きをしながら入ってきた。


    スレッタ「ラウダさんが増えた!?!?」

    ミオリネ「どういう状況よこれ!説明してよ!!ラウダとラウダでややこしいから以降NPCラウダは『弟』と呼称するわよ!?」

    グエル「なんなんだろうなこれ……俺もよくわからん……HOに書いてあったからとりあえず従っただけだ……」

    ラウダ「いやだ!死にたくないから抵抗するよ こんなRPのノリで殺されるわけにはいかないんだ」

    シャディク「……あはは、どうしようね、これ……?」

    五号「ね~……」

    四号「……?どうしたの」

    チャラン「『グエルが呪文見つけたうえ速攻で蘇生に向かうだなんて予想外だったからここの処理きちんと考えてないどうしよう』みたいな顔をしているが」

    シャディク「エラン。KPの八割はアドリブ力だ。予想外のことが起きても冷静に、きちんと処理することが重要なんだよ」

    五号「うん。大丈夫だよ、一応大枠はあったんだから、きちんと詰めればいいだけ」

    四号「突貫キーパリング」

    チャラン「本日の女神の悪戯」

    dice1d2=2 (2)

    1:スレッタ「とりあえずグエルさんにきもちよくなるくすり飲ませて落ち着かせます?」

    2:ミオリネ「弟に話を聞いてみましょう。何かわかるかも」

  • 48二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 00:00:25

    「……?よく、思い出せない……」

     弟はこてりと首を傾げ、おどおどしながらグエルの影に隠れる。

    「わからない。色々、あったから。怖かった。突然、誘拐、されて……変な薬飲まされて、女の身体になっていて。それで……気づいたら、あのボイラー室で目を覚ました。何が、あったの?」

     グエルは弟を庇いながら、ラウダに対峙する。ラウダは悲しそうな顔をしながら、両手を挙げた。武器はもっていない。

    「ラウダ。……ええと、探索者の方のラウダ。あんたは、何者なの」

     ミオリネが問えば、ラウダは目を伏せ、暫く考えるような素振りを見せる。腹に刺さっていた槍を引き抜き、簡単な手当を済ませたらしいチャランが、伺うようにラウダを見つめた。

    「……あなたたちの好きなように呼べばいい。ただ、ひとつ。これだけは言わせてほしい」

     ラウダはじっと、グエルを、そして__『弟』を、見つめる。

    「ラウダ・ニールはあなたの味方であり続けるよ。兄さん」


    スレッタ「もう頭がパンクしてきたんですけど」

    ミオリネ「えっと、とりあえず今日は解散かしら」

    グエル「その前に薬作りタイムじゃないか?」

    ラウダ「に、兄さん、あのね……復活の呪文って……」

    スレッタ「わかりました!じゃあ今日も私と四号さん、グエルさんとラウダさんで作る、ということで!」

    ミオリネ「ええ。その後誰が飲むかも決めなくちゃね」

    グエル「とりあえず今は性転換薬ときもちいいくすりが一つずつあるのか」

    シャディク「あ、弟はクトゥルフ神話技能もオカルトも持ってないよ~」

    ラウダ「は、話を、きいて、ほしいな……!?」

    1:性転換薬 2:きもちいいくすり

    スレッタクトゥルフ神話技能:dice1d100=67 (67) (11) dice1d2=2 (2)

    グエルクトゥルフ神話技能:dice1d100=26 (26) (7) dice1d2=1 (1)

    ラウダオカルト:dice1d100=32 (32) (70/2=35) dice1d2=2 (2)

    四号クトゥルフ神話技能:dice1d100=62 (62) (99) dice1d2=1 (1)

  • 49二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 00:10:54

    スレッタ「今あるのは、性転換薬が二個、きもちいいくすりが二個、ですね~!」

    ミオリネ「前者ひとつはスレッタ、後者ひとつはグエルに飲ませるとして、残りをどうするか……」

    グエル「あそれは決定事項なのか?」

    ミオリネ「野放しにしたら襲撃してくるかもしれない人間を放置できるわけないでしょ。まあ相手は大方ラウダで固定だろうけど、それでも念には念を入れるに越したことはない」

    ラウダ「それに、『目星』と『知識』の両立ができているから、探索技能的にも失うのは惜しいと思うよ。少なくともそっちの弟より有能だと自身を持って言える」

    スレッタ「嫉妬ですか?それはシャディクさんの枠ですよ」

    ミオリネ「……効率的にも、きもちいいくすりは朝飲ませた方がいいから保持。余ったのは性転換薬ひとつね」

    グエル「あ、弟はこれを飲まされて女にされていたから、性別を戻してから復活させた。人間以外に効果はないって言ってたから、死体に投与して効果があるかは賭けだったんだが……上手くいったようでよかった」

    スレッタ「ああ、そういう……」

    シャディク「さて。誰が飲む?」

    ミオリネ「……弟に飲ませて性別が戻るかどうかの対照実験。他のNPCに飲ませて人外かどうか確かめる。グエルかラウダに飲ませて遊ぶ。選択肢はこの辺?」

    グエル「何故そこで俺達が入ってくるんだ?」

    ラウダ「妹枠はそっちの『弟』だけで十分だよ」

    スレッタ「本当にややこしいですね」

    きもちいいくすり

    グエルが飲む

    性転換薬

    dice1d4=2 (2)

    1:グエルが飲む 2:ラウダが飲む 3:NPCdice1d4=2 (2) が飲む 4:弟が飲む

  • 50二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 00:16:14

    なかなか拗れたルートになってきましたね

  • 51二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 00:22:00

     スレッタはごくごく薬を飲み、元の性別に戻る。やっぱりこっちの方が落ち着く、気がする。そうして。

     ラウダが性転換薬を飲み干すと、その姿は__そう。すぐに、気づくだろう。

     あのボイラー室にあった死体と、全く同じ姿になる。

     ただ違うのは、それが生きて動いて、微かに開いた瞼で『弟』を睨みつけていることだけ。

    「ラウダ・ニール」

    「……?」

     弟はこてりと首を傾げる。グエルが弟とラウダの間に、割って入るようにして庇う。

    「あなたが『どうなった』かはわからないけれど、兄さんに酷いことをしたら、許さないから」

    「よく、わからない、けど……酷いこと、しないよ。大好きな兄さんだもん」

     無垢に笑う弟も、どこかおぞましさを感じる視線で、じっとラウダを見つめている。

     そうやって、二人のラウダがバチバチと見えない火花を散らし、今にもどちらかがそのあたりから斧をとってきて殴り合いの喧嘩になるのではないか、と言う時__

    「グエル」

    「んぎゅッ!?♡」

     ミオリネがさっとグエルの口に、『きもちいいくすり』の瓶のくちをつっこんだ。

     効果は一瞬だ。立っていられなくなり、頽れる。「これでとりあえず今日も人死には出ないわね」と、言って、ミオリネは踵を返した。弟は「兄さん?」と不思議そうな顔をしながら、どうやら肩を貸しているようである。

    「とにかく、今日はもう寝ましょう。シャディク、引き上げるわよ」

    「はいはい。あ、グエルはそのお人形さん、責任もって面倒見てあげてね?」


    スレッタ「……え、えっと。なんか、すごいことになってる気がする……んですけど。おやすみなさい」dice1d2=2 (2) (1:四号に神話的なことを教えてもらう 2:疲労感がすごいので寝る)

    ミオリネ「ええ。おやすみ」dice1d2=1 (1)

    グエル「そのノリできもちいいくすり飲ませるなぁッ!!♡」dice1d2=2 (2)

    ラウダ「あはは。どうしよう、弟妹の妹枠になっちゃったよ」dice1d2=2 (2)

  • 52二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 00:24:20

    ラウダ頑張れ超頑張れ

  • 53二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 00:45:38

    もう処理のテンションがヤケだもの

  • 54二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 00:54:21

    グエル「……あれ、俺はきもちいいくすりで強制就寝じゃないのか?」

    五号「人ひとり蘇らせてなんのペナルティもないと思う?」

    グエル「何の……話を している?」

    五号「ふふふ。なんだろうね」


    「ああ、どうしよう。ラウダの寝床がない」

     グエルは部屋の中をぐるぐる回って、首を傾げる。弟は部屋の中央で突っ立ったまま、その様子をじっと見ていた。

     最終的に、名案を思い付いた、とばかりに、「ああ」とグエルは手を叩く。それから部屋にある安楽椅子をちらりと見て、「お前はベッドを使うといい」と微笑みかけた。

    「俺はこっちの椅子で寝る」

    「まって五号くんはどこで寝ればいいのかなあ?」

    「お前今まで寝る素振りをみせたこともないだろ。どうしても寝たかったら床で寝ろ」

    「ひっどぉ!」

     二人がそうやってわいわい話していると、ふっと、立ち上がる気配がある。グエルは視線を向ける。弟が、無表情にこちらを見下ろしていた。ぱちぱちと瞬きをして、いる、合間に__弟は、グエルを腹這いに押し倒した。

    「は、な、にを……、」

     弟はグエルが着ていた白衣の袖を縛り、腕を拘束する。呆然とするグエルの足をべッドの支柱に縛り付け、ついでとばかりにどこからか取り出した目隠しまで施した。

     これでよし。

     何がいいのかわからないが、少なくとも弟にとってはこれでいいらしい。ならいいと思う。久々に会った弟に対する兄さんモードにきもちいいくすりが入り、グエルの判断能力は割とボロボロになっていた。しかし、

    「が、ぁ゛……ッ!?♡」

     突然腹部に鈍い痛みを感じ、グエルは悲鳴を上げる。痛みを、くすりによって何もかもを『幸福』と認識する脳が、勝手に『幸福』にすり替える。その、恐ろしい、悍ましい感覚に、しかしグエルは幸福なのだ。その後、何度か同様の衝撃を、感じた後。痙攣するグエルに、どこからか弟の声が降ってきた。

    「兄さん、ずっと傍にいてあげる。あなたがそれを望んだんでしょう?」

    「あ、は、はい……♡」

     うわ何もかもがいけない方向に噛み合ってすごいことになってる。

     五号は遠い目をしてそれを見ていた。とりあえず見なかったことにすることにした。

    (きもちいいくすりSANc省略)

    dice1d3=1 (1)

    dice1d100=61 (61)

    成功の場合dice1d5=1 (1)

  • 55二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 01:04:30

    あー嗜虐嗜好出ちゃいましたねラウダの話聞いておかないから…
    きもちいいくすりのおかげですごいアレな感じになってますね

  • 56二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 01:19:17

    死体復活はトラップか?
    従者をなんとかして真のHOにもってくかんじか
    情報共感マジ頑張れ

  • 57二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 07:32:41

    グエル「なんか俺毎晩酷い目にあってないか?」

    五号「酷い目に会わせる側だったはずなのにね~」

    グエル「もうやだ平和に寝かせてくれ!!」

    スレッタSAN値:52→51


    スレッタ「おはようございます!今日も一日たんさく、たんさく~……♪」

    ミオリネ「一応きもちいいくすりはひとつあるけど。さて、どうするか」

    グエル「俺は飲まない。ラウダに飲ませて情報を吐かせよう」

    ラウダ「飲みたくないよ。兄さんに飲ませてわざマシンにしよう」

    スレッタ「また対立してるんです?」

    ミオリネ「兄弟仲良くしなさいよ。あっ今は兄妹か」

    グエル「いや兄弟だぞ。グエルに妹はいないからな」

    ラウダ「心底屈辱的」

    スレッタ「えっとそれで、朝の間に薬を飲ませて情報を聞き出す程度の時間はあるんですよね?」

    ミオリネ「グエルを野放しにて召喚呪文を見つけられても詰み。さて、どうするべきか」

    グエル「俺はお前らに任せるが、お前らならどうするべきかがわかるはずだ」

    ラウダ「うん。もう答えはわかってるよね?」

    スレッタ「ええ……どうしましょう四号さん……」

    四号「君の好きにすればいいと思う」

    スレッタ「うーん……」

    きもちいいくすり

    dice1d3=2 (2)

    1:グエルに飲ませる

    2:ラウダに飲ませる

    3:スレッタがとっておく

  • 58二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 07:53:42

    ラウダ「待って」

    グエル「飲め。そして吐け、洗いざらい、お前の目的を、な」

    スレッタ「正体がわかってるグエルさんと得体の知れないラウダさんだったらラウダさんの方が怖いですもん」

    ミオリネ「妥当ね。そういえば昨日の七つの大罪がどうとかのくだりでもラウダだけ仲間はずれだったし、なんかあるのは間違いない」

    ラウダ「待って♡話を聞いてほしいんだ♡あなたたちの害になることはなにもしないっ、だから兄さんに飲ませてよ♡絶対そっちの方がいいでしょ♡♡」

    スレッタ「内容が頭に入ってこない再びですね」

    ミオリネ「場合によっては以降あんたの名前の呼称がラウダじゃなくなるかもしれないわけだけど」

    グエル「俺のラウダは弟だけだぞ」

    ラウダ「合いの手でダメージいれるのやめて!!♡」

    シャディク「さて。グエルと同じ処理なら、POW*7判定だよ」

    チャラン「さてラウダ。補正を受けるか?」

    ラウダ「当たり前でしょ!♡死にたくないもん!!♡♡」

    スレッタ「ほせ……って……えと、話したら死ぬようなハンドアウト貰ってるんですか……?」

    ミオリネ「あんたも邪神を召喚どうこうってハンドアウトなの?それとも別に厄ネタ抱えてるのかしら」

    グエル「ちなみにラウダ、わかってると思うが今日一日お前は誰かのラジコンだぞ。俺の気持ちがわかればいい」

    ラウダ「もうやだあああっ♡♡」

    ラウダPOW対抗:dice1d100=12 (12) (91)

  • 59二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 08:40:47

    「……?♡」

     くすりを飲まされたラウダは、スレッタに「『ラウダ』さん」と尋ねられ、こてりと首を傾げる。スレッタはラウダの髪をかきあげ、囁くように言った。

    「あなたは、何者ですか?」

     ラウダの耳は、ほんのりと上気している。

     ミオリネは無感情に、グエルは警戒するように、それをじっと伺う。ちなみに弟は何も分かっていなさそうな顔をしている。オリジナルが、スレッタからラウダを引き剥がした。体勢が、崩れる。膝をつく。ラウダは一瞬、ぽやりとしたような顔で笑ったあと、夢見るように指を組み合わせる。

    「大丈夫だよ」

    「何がですか」

    「そこの弟は化け物だ。復活の呪文は死体を狂わせるだけ。あなたがしているのはただのおままごとだよ」

    「……化け物じゃない」

    「そうだ、ラウダが、ラウダは生きてる!生きてるんだ、そうに決まってる。否定するのか、偽物」

    「はは、……あっはははは!♡」

     ラウダは弾けるように歓声をあげて、オリジナルに肩を貸してもらい、立ち上がる。そうしてぱっと、グエルに視線を向けた。

    「絶対に守るから、安心してね」


    スレッタ「何一つ情報は落ちてないのにとてつもなく重い何かがあることだけはわかる、ですか……」

    ミオリネ「実質本編ね」

    グエル「……あれ?そういえば俺の狂気の扱いってどうなってるんだ?」

    五号「あ、今の今まで完全に忘れてた。精神分析もそれに類するものも受けてないからそのままだよ。ようするにグエルはあの山羊の結晶を自分とラウダの子だと勘違いしたままだ」

    ラウダ「ねえそれ必要なことかなあ??」

    グエル「必要だぞ。さすがに父親役を殺すわけにはいかない。……ラウダと弟は別枠だからな、あの時の択で選んだのは『HO4ラウダ』だったが、dice1d2=2 (2) (1:そのまま 2:NPCの弟にスライド)だ」

    スレッタ「じゃあ私は、dice1d2=1 (1) (1:dice1d4=4 (4) dice1d8=1 (1) の探索をします! 2:薬の生産をしますよ)」

    ミオリネ「ラウンジの謎解きをしてくる」

    グエル「俺は……どうするかな、dice1d2=2 (2) (1:dice1d4=4 (4) dice1d8=8 (8) に向かうぞ 2:『情報収集』を優先する)」

    ラウダ「dice1d4=3 (3) (1:スレッタについてく 2:ミオリネについてく 3:兄さんについてく 4:dice1d4=1 (1) dice1d8=6 (6) の探索に向かう)」

  • 60二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 08:44:55

    チャラン様kickbackやってるとき
    楽して生きたいじゃなくて勝ちたいって言ってるの
    気にはなるけどなんもわかんない

  • 61二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 09:04:46

    チャランはラウダかばって槍に刺されたり薬飲まされた後支えたりして真面目にラウダ助けてるよね
    ゲーム開始前に貰った対価が理由だとしてラウダが二人いることと関係はあるのかな

  • 62二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 11:36:25

    スライドされたってことはグエルは子供の父親に暴力振るわれたってこと…???

  • 63二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 11:54:12

    弟だけど父親で暴力振るわれたけど薬で多幸感いっぱいでって文字にしたらヤバイヤバイ

  • 64二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 12:45:41

    四号「……あの、僕、あんまりお外に出たくないんだけど……」

    スレッタ「いやがってる四号さんかわいいですね」

    四号「??????」

    スレッタ「ふふ、い~こ、い~こ……♪さて、外はどんな感じです?」

    四号「そうだね、穏やかな朝の日差しの中、スレッタはぼんやりと柵にやってくる」


     古めかしい屋敷によく似合う、装飾的な柵だ。そうはいっても背が高いうえ、何やら棘のようなものが先端についているため、乗り越えて脱出する、ということは不可能だろう。そうでなくても柵の外は歪な森で、脱出はできそうにない。……脱出する理由もないが。

     何故ならスレッタは見つけなければならない。

     かの神を召喚する方法を。

     外周に沿ってゆっくりと歩いていると、ふと。棘の内のひとつに、何かが刺さっているらしいことに気づく。

    「四号さん、なんです?あれ」

    「う……、まぶしいの、むり……上向きたく、ない……」

    「もうっ、四号さんってば。どうしたんです?さっきから、様子がおかしいですよ」

    「んぁう、すれ、……」

     四号に頼んで取ってもらう、ということも無理そうだ。とりあえずぴょんぴょんとその場で跳ねてみる。さすがに無謀である。どうするべきか、と首を傾げて、名案を思い付いた! とばかりに、ぽんと手を叩く。

    dice1d3=2 (2)

    1:スレッタ「グエルさんを連れてきましょう!」

    2:スレッタ「梯子を探しましょう」スレッタアイデア:dice1d100=84 (84) (70)

    3:スレッタ「こぶしで柵を揺らして落とせないでしょうか?」スレッタこぶし:dice1d100=83 (83) (70)

  • 65二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 12:55:30

    なるほど日光に弱い=吸血鬼かこれ
    5号はわかりやすいけどチャランだけそれっぽい方向性出てきてないな

  • 66二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 13:04:40

    スレッタ「あ、あう あうあ……」

    四号「出目どうしたの?」

    スレッタ「びええええん、よんごおさあああん……」

    四号「泣かないで。とりあえずこれで朝の行動は終わりだよ」

    スレッタ「収穫はありました、けど……とるのはむり、ですか。高いところにある紙。うーん、グエルさんや、四号さん以外の従者さんに頼めば、うまくいきますか、ね……?」

    四号「さあね」

    スレッタ「う、うーん、うーん……きっと何か情報がある、はず、なんです。気になります、けど……」

    【スレッタ 六日目 朝 終了】

    dice1d3=1 (1)

    1:スレッタ「どうにかしてメモをとりたいです。まだ粘りますよ~!」

    2:スレッタ「あまり粘着するのもだめですね。dice1d4=4 (4) dice1d8=8 (8) に移動します」

    3:スレッタ「現実逃避に薬の生産しますよ」


    五号「さて」

    グエル「『情報収集』が必要だな……?わざわざついていてくれるとは、いい子だラウダ」

    ラウダ「とりあえず誰にも見られてないとこで死にたくはないと思ってきたけどこれもしかして悪手だった?」

    チャラン「正直死にに行ってるのかな~とは思ったぞ」

    五号「やれっグエル、殺せ!」

    グエル「いいや?殺しはしない。コイツは色々知ってそうだからな、俺の弟兼俺の子の父親を何の憂いもなく生還させるため、色々吐かせておかないとなあ……」

    ラウダ「文字起こしするとほんとに最悪だね」

    チャラン「相関図が迷子すぎるだろ」

    dice1d3=3 (3)

    1:グエル「とりあえずラウダ、お前の目的を吐け」ラウダPOW対抗:dice1d100=43 (43) (78)

    2:グエル「持ち物を渡してもらうぞ」ラウダ→グエルアイテム譲渡:dice1d4=1 (1)

    3:グエル「オリジナルは何者だ?何故そんなに献身的にお前に付き従っている?」ラウダPOW対抗:dice1d100=57 (57) (65)

  • 67二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 13:21:13

    「……」

    「吐かないか。腕からがいい、それとも足から?」

     グエルが槍を突き付ければ、オリジナルが二人の間に割って入り、グエルを睨む。しかしそれより先に、五号がオリジナルの手を取った。そうしてニコリと笑いながら、ギリギリと腕を握りしめる。

    「過剰な干渉や保護はするべきでない。命じられていたはずだよね」

    「シャディクはミオリネに近づくゾンビを全部壊していた」

    「どうしてそれがわかる?その場面を見ていたの?……君は本当に、『従者』なのかな」

     ラウダはそれを見て、少しだけ心配するような表情をした。グエルは小さく舌打ちをして、それからちらりと背後にいる弟に目をやる。昨晩グエルを何発も殴ったとは思えないほど、無垢な、子供じみた表情だ。

     ……弟を守るのは、兄の役目だろう。

     槍を握り直す。それに、まだ幼い山羊の結晶に父親がいないというのも、よくない。

    「お前の正体は暴く。そして、ラウダを守ってみせる」

    「……、♡」

     きいているのかいないのか、ラウダは夢見るような表情で、ぼんやり穂先を見つめていた。


    五号「『まだ幼い山羊の結晶に父親がいない』」

    チャラン「聞いたことないモノローグ来たな」

    ラウダ「弟と花婿を兼任してるってこと???」

    グエル「発狂中 SAN値20代前半 知らねえよ 俺がルール」

    【グエル ラウダ 六日目 朝 終了】

    dice1d2=2 (2)

    1:グエル「尋問続行だ」

    2:グエル「……探索に向かうか。dice1d4=3 (3) dice1d8=2 (2)

    3:グエル「dice1d2=1 (1) (1:スレッタ 2:ミオリネ)に合流してみるか?」


    シャディク「さてミオリネ、謎解きだね?」

    ミオリネ「サキュバスのタイルを剥がす。これで何かわかるでしょ」

    シャディク「そうだね。それじゃあミオリネがサキュバスのタイルを剥がすと、そこにあったのは」


    「……これ、楽譜?」

     何らかの旋律が刻まれた、真新しい五線譜、であった。

  • 68二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 13:28:38

    エラン族が吸血鬼だとしたら初日の朝から体調悪かったラウダの謎も解けるけどその場合5号だけ外で元気すぎない?
    後吸血鬼だとするとこの話の場合最初から人外でなく死者蘇生された人間の可能性が出てくるな…一回従者組も性転換薬当たってくれないかな

  • 69二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 13:33:53

    >>68

    前の方で言及してる人は復活のリスクとして提示された3種が3人にそれぞれ当てはまってるのではと考えてるのかなと思う

    仮説のひとつにすぎないけど

  • 70二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 13:36:13

    グエルラウダ周りだけ本編と(おそらく)完全に別軸の面白さを叩きだしてるのあまりにもダイス神の癖すぎる…(めちゃくちゃ楽しいですありがとうございます)

  • 71二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 13:42:39

    復活とそのリスクはなんらかのキーではありそうなんだよな

  • 72二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 13:54:45

    『異様な嗜虐願望』『淫魔化』『吸血鬼化』が復活のリスクか

  • 73二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 14:00:45

    「楽譜、ねえ」

     ミオリネは指先でそれをなぞる。ドレミ程度なら読めるが、弾いたことはない。翻訳家であるスレッタや、医者であるグエルには期待できないとして。腸心理学者なんていう聞いたことない職業してるラウダもそういったことには疎いだろう。従者の誰かに頼めばなんとかなるだろうか? 考えていると、シャディクが横からひらりと楽譜を奪い取った。

    「ああ、ごめんね。記号をひとつ、書き忘れていた」

    「……これ、あんたが作った曲なの?」

    「勿論。この楽譜も謎解きも、従者も『友達』も何もかも、俺がお前のために用意してあげた。どう? 嬉しい?」

    「いらない」

     すっぱりと切り捨てれば、シャディクは一瞬しょんぼりとしたような顔をした。

     ミオリネはその手から、どうやら完成したらしい楽譜を受け取る。どこになんの記号が付け足されたのかもわからないが、とにかくこれも、手がかりのひとつだ。これが何を思ってこんなものを用意したのかは知らないが、とにかく謎解きだ。謎解きをしないと。誰より最初に謎を解けば、なんでも願いが叶うのだから。

     ミオリネは楽譜を握りしめる。それからゆっくりと深呼吸をして、窓を見やった。

     外から、光が差し込んでくる。

    【ミオリネ 六日目 朝 終了】

    dice1d3=3 (3)

    1:ミオリネ「音楽室に行くわ。楽譜が使えるかも」

    2:ミオリネ「そういえばバイコーンのタイルが気になるのよね。もう少しラウンジを探索するわ」

    3:ミオリネ「……チャランが芸術持ってたはず。明日以降にしましょう、dice1d4=2 (2) dice1d8=2 (2) に向かう」


    スレッタ「さあ、あのメモ、取ります、よ~!とはいっても、どうしましょうか……?」

    四号「なんでもいいよ。誰かを操って連れてきてもいいし、それ以外の方法でもいい」

    スレッタ「うーん、うーん……よし、決めました!」

    四号「どうする?」

    dice1d3=1 (1)

    1:スレッタ「絶対あるはずです。私は梯子を探し続けます」スレッタアイデア:dice1d100=81 (81) (70)

    2:スレッタ「ちからこそぱわーですよ」スレッタこぶし:dice1d100=62 (62) (70)

    3:スレッタ「四号さん、グエルさんを連れてきてください」四号支配:dice1d100=69 (69) (75)

  • 74二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 14:04:53

    スレッタ「??????????」

    四号「わあ」

    スレッタ「ちがうんです四号さん。私はお外に出たいわけでも、屋敷の謎を解きたいわけでもないんです。呪文を見つけたいだけなんです。だからあんな紙見つからなくてもぜんぜんだいじょうぶなんです」

    四号「すっぱい葡萄のお話?」

    スレッタ「ちがいますもん!ちがいますもん!!」


    結局ミオリネの指定が音楽室ですがdice1d2=1 (1)

    1:音楽室に向かってみる

    2:dice1d4=1 (1) dice1d8=7 (7) に行先変更

  • 75二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 14:23:22

    おかしいなあ邪神召喚目論んでるくせにこの教祖様かわいいぞ?

  • 76二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 14:24:06

    五号「ラウンジに入って一番に目につくのは、タイルが嵌められた『1:飾り棚』だ。それぞれ「グリフォン」「ユニコーン」「マーメイド」「フェニックス」「ゴブリン」「ケルベロス」「バイコーン」の絵が、いかにも手書きらしい様子で描かれている」

    ラウダ「ハンドアウトのあれか。……あれ?そうだとしたら、ミオリネのぶんがないね」

    チャラン「一応他にも探索できる場所として、『2:ソファ』『3:観葉植物』があるぞ」

    グエル「なるほど。いけっラウダ、目星」

    ラウダ「なまじっかちょっと前に同じことしたから文句が言えない!……まあ、おとなしく従うか」

    五号「僕も参加するよぉ~!ささっ、どこを探索しようかなあ……?」

    グエル「……というかラウダ、さっきから♡外れてるよな。俺は律儀に全部つけてたんだからお前もやれ」

    ラウダ「なんで!?♡そういう余計なことは忘れててよ!!♡」

    チャラン「叩いたら音が出るタイプの玩具かな?」

    五号「あっ、ちなみに弟は探索に参加しないよ。五号に手を引かれてついてきて、ぽや~ってしてるね」

    グエル「大丈夫なのか?心配だ」

    ラウダ「弟は心配するんだね!HO4ラウダにだって優しくしてほしいな!?」

    グエル「だったらまず正体を吐け」

    ラウダ「いやそれは……無理かなあ……」

    グエル目星:dice1d100=51 (51) (70) dice1d3=2 (2)

    ラウダ目星:dice1d100=67 (67) (70) dice1d3=1 (1)

    五号目星:dice1d100=37 (37) (70) dice1d3=2 (2)

  • 77二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 14:26:29

    7割ってやつは一番信用ならないんだよな 分かるよスレッタ
    しかし兄弟(PL)が普通に仲良くしてていいっすね……

  • 78二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 14:28:52

    今回は全員成功~
    ところでグエルさんあなたも途中から♡省略してませんでした??

  • 79二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 14:30:43

    ハンドアウトといえば他が獣とか人外なのにミオリネだけ少女なのも引っかかるな

  • 80二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 14:52:03

    ※達成値ミスです!五号の達成値は90ですね どちらにしても『成功』です。また、行先が被ってるので五号の探索場所は「観葉植物」に移動します

    「……?♡」
     ラウダはそうっと、飾り棚に触れる。何かが、剥がされたようなあとがある。
     もともと八つ嵌められていたが、誰かがひとつ取っていった。ということだろうか。あたりを見渡してみれば、机の上に、「サキュバス」のタイルが置いてあるのがわかった。考えようにも、頭がぼんやりして、ふわふわして、まともに思考できない。考えなければいけないのに。何かが、ひっかかる。
    「あっ!」
     ふと、五号が歓声をあげた。観葉植物に頭を突っ込んで、何かを引っ張り出す。それはよく見たら、古びた本であるようだった。何故こんなところに隠されているのかまではわからないが、とにかく手掛かりであることには違いないだろう。
    「生贄の歴史」
    生贄とは、神の供物として生きた動物を備えることを指す。備えたあとに殺すもの、殺してすぐに備えるもののほか、そもそも殺さずに神域内で飼う場合もある。人間を生贄として供える場合、純潔の娘が選ばれることが多い。有名なものとしては、アステカ人は太陽の不滅を祈って人間の新鮮な心臓を祭壇に捧げたという。生贄は石の台に乗せられ、生きたまま黒曜石のナイフで心臓をえぐり取られたとされる。
     純潔の娘、の部分に、手書きのメモがある。「人間なんてどれも同じだから、選り好みなんてしないのにね。彼等はそういった意味を持たせるのが好きらしい」。流麗な文字だ。
    「あ」
     グエルはソファの隙間に、何かメモが挟まっているのを見つけた。
     それを聞いたらしい、他の三人も寄ってくる。そこには、メモと同じ筆跡で、こんなことが書かれていた。
    「太陽と水星は仲良しだ。きっと闇の中にも、希望の光を齎すだろう」

    ラウダ「あれこれもしかして展示室の謎解きのヒント?」
    グエル「ラウダが一日目に解いてきたってあれか?」
    五号「あはは」
    ラウダ「ご、ごめんなさい……♡」
    チャラン「思い出したように♡いれて媚びを売るな」
    五号「謎解きは終わったんだしいいんじゃない?」
    グエル「謎解きと言えば、ミオリネがラウンジの謎解きがどうとか言ってたな。今どこにいるんだ」
    ラウダ「……?オリジナル」
    チャラン「音楽室だぞ」
    五号「ほんと便利だよねそれ」
    【グエル ラウダ 六日目 昼 終了】

  • 81二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 15:17:39

     音楽室は、音楽に関する本が入った本棚や、観客用の椅子がある。それから、小さなステージの上には、きれいなグランドピアノが置いてあった。シャディクはステージに上がると、備え付けられた背もたれのない椅子を引く。ミオリネは少し困りながら、そこに腰かけた。
    「シャディク。私ピアノなんて弾いたことないんだけど」
    「ううん。君なら弾けるはずだ」
    「ええ……?」
     そうはいっても、最低限の音階の見方くらいしかわからない。とりあえず鍵盤の上に指をのせてみると、シャディクはステージから降りて、観客席に座り、腕を組む。
     楽譜を台に置く。最初の音は、これか。たどたどしく鍵を押すと、ぽーん、と間延びした音を立てる。シャディクは目を閉じ、聞き入っているようだ。ふっと息を吸う。ミオリネはゆっくりと、次の音を押す。次の音を。また、次の音を。
     音が増えるたびに、奇妙なことに気づく。知らないはずだ。知らないはずの音だ。知らないはずの弾き方だ。なのにミオリネは、この曲を、知っている。導かれるように、弾く。弾く。弾き続ける。ただの白と黒でしかなかったピアノが、音と共に無色透明になって、ミオリネの中に入っていくような、そんな錯覚に陥る。わかる。わかる。次どうすればいいのか。どうやって指を動かせばいいのか。わかる。わかる。違う。
     __思い出す。
     悍ましい曲だ。心地いい曲だ。ミオリネはいつの間にか、泣いていた。それなのに手は止めない。止められない。音と音が絡み合い、もつれあい、曲になる。鍵盤の上を隅から隅まで、十本の指が駆け巡る。少しのつっかえも、狂いもない。精緻な音色には、どこか荘厳な響きすらあった。
     たった一人のためのコンサートは、真上にあった太陽が傾き、真っ白なカーテンが夕陽で赤く染まるまで続いた。
     最後の一音を弾き終えると、シャディクがぱちぱちと拍手をする。
     ミオリネは立ち上がり、一礼する。はずみで、一粒。涙が落ちた。シャディクは微笑みながら、ミオリネに向けて、一歩、歩み寄った。ミオリネはシャディクに駆け寄って、その手を取る。
    「どう?気に入ってくれた?」
    「……ええ。とても」
     ミオリネは微笑みかける。
    「うれしいわ、シャディク」
    【ミオリネ 六日目 昼 終了】

  • 82二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 15:59:17

    みんな何かを忘れていたんだな

  • 83二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 16:51:06

    謎解き報酬は先着1名なのか?
    全員なかよく生存ルートあるといいけど…

  • 84二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 17:08:11

    一回死んでるお人形を集めて舞台作ったとかそういう感じなのだろうか…
    そもそもスレッタはなんで教祖なんぞやっていたのだ…

  • 85二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 18:35:51

    >>83

    シャディク「うまく説明できているかわからないけど、『ギミックとしての謎解き』のクリア報酬は共有できる(今出ているものだと、展示室の絵画や金庫の鍵だね)。それらを総合した『屋敷の謎』を解いたら、先着一名はシャディクがなんでもひとつ願いを叶えてくれるよ」


    >>84

    スレッタ「そういえばどうしてなんです?」

    グエル「ああ。俺は一応、ラウダに再会したいという理由があったが」

    四号「……さあね?」

    五号「ふふふっ、わっかんないなあ……?」


    スレッタ「合流ですね!ええっと、柵に紙が刺さってました。私じゃ手が届かなかったので、明日誰か取りに行ってください」

    ミオリネ「ラウンジと音楽室の謎解きをしてきたわよ。特に何もなかったけど」

    グエル「ラウンジの探索をしてきた。生贄は純潔の少女であるとされるが、そうでなくてもいいらしい。あと太陽と水星は仲良しらしいぞ」

    ラウダ「兄さんに拷問されかけた。無事だった」

    スレッタ「ちょっとグエルさん何やってるんです?

    ミオリネ「ちゃんと聞きだしてよ役目でしょ」

    グエル「くっ、すまない……俺は弟の兄なのに……」

    ラウダ「怒ったほうがいいかな??」

    スレッタ「とりあえず今日のぶんの薬の生産、します?」

    ミオリネ「……、まあ、そうね。スレッタ、グエル、ラウダ。それに、四号、おねがい」dice1d3=2 (2)

    グエル「なんだそのダイス」

    ラウダ「またなんかはじまってる……」

    1:きもちいいくすり 2:性転換薬

    スレッタクトゥルフ神話技能:dice1d100=68 (68) (11) dice1d2=2 (2)

    グエルクトゥルフ神話技能:dice1d100=26 (26) (7) dice1d2=2 (2)

    ラウダオカルト:dice1d100=74 (74) (35) dice1d2=2 (2)

    四号クトゥルフ神話技能:dice1d100=43 (43) (99) dice1d2=1 (1)

  • 86二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 18:50:48

    薬といえばグエルを助けられるかもしれない薬はなんとなく想像つかなくもないが
    みんなを助けられるかもしれない薬ってこの場合なんだろうな…

  • 87二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 18:54:55

     ミオリネは、ふっと、グエルの方を見る。

     グエルは首を傾げる。「どうした?」ミオリネは答えない。ただ柔らかく微笑んで、「なんでもない」と首を振るだけだ。

    「そういえば、グエルは『神様』を召喚する呪文は見つけたのかしら?」

    「……弟を復活させた今となっては、神に拝謁する理由もないが。見つかっては、いない」

    「ふうん。見つからないだろうけど」

    「何故?俺は見つけてみせる」

    「私が精いっぱい邪魔するからよ。せいぜい頑張って」

     ミオリネは口許に笑みを浮かべたままだ。

     グエルは、言い知れぬ嫌な予感を感じた。


    シャディク「一瞬『うわ』って声に出そうになった」

    ミオリネ「ここは愛されてる人を選ぶべきかなって」

    スレッタ「何の話です?」

    グエル「俺か。俺なのか?」

    ラウダ「それで、きもちいいくすりがひとつ、ね……」

    ミオリネ「グエルに飲ませるつもりだったけど。取っておいてもいいかもしれないわね」

    グエル「あ、あ、あー……えっと……どうしよう……おい五号、その、夜ターンの『あれ』はどういう扱いになってるんだ?」

    五号「さあね~、夜になってみればわかるんじゃない?」

    グエル「……」dice1d2=2 (2) (1:きもちいいくすりを飲む 2:きもちいいくすりを飲まない)

    スレッタ「そっちでも何かあったんです?」

    ラウダ「みんな隠し事が多すぎよね、教えてほしいなあ……?♡」

    ミオリネ「思い出したように♡つけて媚び売るじゃない」

    グエル「遅ぇよ」

    ラウダ「にしても、呪文。邪魔する、隠し事、ね……」

    スレッタ「おっラウダさん何か知ってるんです?拷問いっときます?」

    グエル「大丈夫だラウダ。痛みも幸福にすり替わる」

    ミオリネ「やめてあげましょう。ラウダが可哀想よ」

    ラウダ「え、止めて、……くれるの?」

    スレッタ「……これもしかして、完全に私・グエルさんvsミオリネさん・ラウダさんに入りました?」

    ミオリネ「さあ、どうでしょう」

  • 88二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 19:25:37

    スレッタが元に戻ってラウダが美少女になったから今度は逆にPLは女だらけだな
    グエルは逆ハーで弟妹サンドの欲張りセットだぞ喜べ(喜べない)

  • 89二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 21:16:53

    グエル「……いや、昨日きもちいいくすりを飲まされた結果絵面がアウトになった。今回はきちんと抵抗する力を残しておきたい」

    五号「よしんば薬飲んでなかったとしてずっと会えなかった、死んでしまったと思っていた、そしてようやく会えた弟(兼子供の父親)に抵抗できるの?」

    グエル「指摘するな こういうのはパッションだ」

    五号「つよいね」

    スレッタ「よ、よくわからない、ですけど……昨日何かがあったんです……?」

    四号「世の中には知らない方が良い世界もあるんだよ、スレッタ・マーキュリー」

    スレッタ「……?そうなんですか……?」

    ラウダ「えっと、復活の呪文で復活させた死体は、何らかのペナルティを背負っているんだ。あの弟ずっとぽやぽやしてるから嗜虐願望以外の何かだと思うけど」

    チャラン「夜ターン何が起きてるか確認するか?」

    ラウダ「……どうしよう。そういえばミオリネ、というかシャディクは死体を蘇らせて話を聞けるらしいけど、それは『復活』とは違うの?」

    ミオリネ「違うと思う。シャディクが復活させたのはペナルティを受けてる様子がなかったし、一定時間経ったらまた動かなくなったから」

    シャディク「PCがうっかり死んじゃった場合、翌日に俺がする『蘇生』はこっちになるよ。もちろん君たちで勝手に『復活』を使うぶんには止めないけど」

    スレッタ「それやったらほぼロスト確定、になるんですか……?まあいいです、おやすみなさい」dice1d2=2 (2) (1:四号に神話的なことを教えてもらう 2:さっさと寝る)

    ミオリネ「おやすみ。皆、いい夢を見てね」dice1d2=2 (2)

    グエル「寝るの怖……襲撃しよ……」dice1d2=2 (2)

    ラウダ「……タイミング、ずっと逃してるなあ……?」dice1d2=2 (2)

    dice1d100=84 (84) (??)

    成功の場合dice1d5=2 (2)

  • 90二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 21:34:47

    もう隠されてる感じじゃないけどチャランの特殊能力は千里眼かな

  • 91二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 21:54:19

    「……今日はもう、眠る」

    「襲撃がどうこう言ってなかった?」

    「少し、疲れてきた。のかもしれない」

    「そっか」

    「昨日も言った気がするが、ベッドはラウダが使え。俺はこっちでいい」

     グエルがそういうと、弟が立ち上がる。一体何を、とそれを目で追っていると、彼は一切の躊躇なく、グエルの頬を張った。一瞬遅れて、弾けるような音と鈍い痛みとがやってくる。呆然として見上げれば、弟は乱暴にグエルの胸倉をつかみ、ベッドめがけて放り投げた。スプリングが軋み、鈍い音がする。弟が馬乗りになる。重みで、ぐ、と低く呻く。

    「ラウダ、なに、し……」

    「疲れているんだよね。眠らせてあげる」

     弟は歪な笑みを浮かべながら、グエルの首に手をかける。気道が、圧迫される。息ができない。恐怖と酸欠で視界がぼやける。違う、目の前が、くらく、なっていく。くちをはくはくと動かして空気を取り込もうとする。できない。できない。薄れていく。なにもかも。

     意識が途切れる間際。

     何か、音が聞こえた、気がした。


    「……っうあ!?」

     グエルははっと目を覚ます。夢を、見ていたのだろうか。ここはあの屋敷の中だ。目の前には扉がある。どうやら廊下で、倒れこんでいたらしい。しかしなぜ? 考えたところで、通路の奥から、ミオリネが歩いてくる。

     彼女はグエルの前にしゃがみこむと、微笑みながらその頬を撫でた。

    「痛かったでしょう」

    「……?何の話だ」

    「おままごとに興じるからいけないの。大人しくしていれば、幸せな思い出だけ抱えておうちにかえれたかもしれないのに」

     グエルは咄嗟に、ミオリネを突き飛ばそうとする。できない。確かに思いっきり突き飛ばしたはずなのに、華奢な体躯は少しも動かない。

     ミオリネはそうっと、グエルの頬にくちづけた。その感触はやさしいのに、何故だか、ぞっとする。微かに甘い香りのする息が、耳にかかった。彼女は白衣からネクタイから、グエルの服を脱がせていく。グエルは抵抗しない。抵抗できない。

    「献身的な信奉者さん。たくさん子どもを産んでくれて、ありがとう」

     __最早慣れてしまった感覚と共に、粘膜が穿たれた。

    グエルSANc(弟の暴力+悪夢分):dice1d100=34 (34) (22) dice1d4=1 (1) /dice10=

  • 92二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 21:54:42

    SANチェックダイスミス:dice1d10=7 (7)

  • 93二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 21:57:27

    グエルSAN値:22→15

    グエルアイデア:dice1d100=25 (25) (85)

    失敗の場合グエル一時的狂気:dice1d10=4 (4)

    グエル不定の狂気:dice1d10=3 (3)


    グエル「たすけてくれ」

    五号「SAN0ロストが見えてきたね」

    グエル「死にたくねぇ~~~~」

    五号「大丈夫!SAN値がゼロになっても死ぬわけじゃないから」

    グエル「そういう問題じゃない!!」

    五号「本当に面白い」

  • 94二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 21:57:27

    さ…SAN値が…大変な事に…

  • 95二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 21:58:19

    グエル真面目に廃人になりそう
    SAN値0の恐怖再び

  • 96二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 22:13:29

    流石に気持ちいい薬は強制的に飲ませた方がいい……のか……?(過去の様々な出来事を思い浮かべながら)

  • 97二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 22:32:58

    「っは、は、はは、は、は、ひゅ……」

    「おはよう兄さん、どうしたの?」

     弟が話しかけてくる。グエルは頭を抱え、腹を押さえる。熱い。脈打っている。グエルはそれですべてを察する。察してしまう。

     わけのわからない涙が出てくる。グエルは咄嗟に、弟の身体を抱きしめた。あたたかい。生きている。

    「大丈夫だ。俺は大丈夫だ。だって兄さんだから。俺は兄さんだから、大丈夫じゃなきゃいけないんだ。そうだろう?ラウダはだめな兄さんより強くてかっこいい兄さんの方がいいだろう。もう夢からは覚めたんだ」

     顔を上げる。世界は美しい。光が差し込んでいる。視界の中では愛らしい妖精がおどり、どこか不気味だったはずの屋敷も、こどものころよんだお菓子の家のような様相を呈している。ああ、と。吐き出した息が震える。

     自分は今、気が狂っている。

     医者であるグエルは、それを正確に認識していた。それでも、いい。いいのだ、もう。だって、世界はきれいだ。弟は生きている。なにより、可愛い山羊の結晶が『三つ』もいるのだから。


    五号「さて補正はー10ね」

    グエル「着々と慣れてくるの嫌すぎる」

    五号「ところで一人にこんな集中するなんて予定外でさあ」

    グエル「……?」

    五号「父親役を選ばせてあげるよ。『1:弟』『2:HO4ラウダ』『3:ミオリネ』で再ダイスね」

    グエル「ああ!うああああああ!!」dice1d3=1 (1)

    五号「PLグエルも壊れちゃった」

  • 98二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 22:51:19

    スレッタ「おはようございます~!」

    ミオリネ「おはようグエル。……あら、どうしたの?そのSAN値」

    グエル「あはは。ついでに言うと『行動技能マイナス補正』だ。助けてくれ」

    ラウダ「あっあーあ……えっと……きもちいいくすりのませる?」

    スレッタ「あれ産むのに結構SANc入りますもんねえ」

    ミオリネ「絵面がまずくなるし、慣れが入ることも考えると、飲ませないのも選択肢の一つだと思う。ほぼ確定で作れるのが、四号の一日一個だけ……であることを考えると、割と貴重品だし」

    ラウダ「とはいってもさすがにそろそろ本気で兄さんのSAN値が死んじゃうよ。ねえなんかこう……気合いで……精神分析できたりしない?」

    チャラン「お前偽物認定されてるんだし話しかけたところで逆効果だろ」

    グエル「うーん……よし、決めた。dice1d2=2 (2) (1:飲む 2:飲まないでおく)ぞ」

    スレッタ「それじゃあえっと、今日の行動の決定、ですね?私はえっと……dice1d2=2 (2) (1:dice1d4=4 (4) dice1d8=2 (2) に向かいます 2:薬の追加を作りますよ)」

    ミオリネ「dice1d2=1 (1) (1:スレッタ 2:ラウダ)についていくわ」

    グエル「俺は……ミオリネがついていかなかった方についていくことにするかな」

    ラウダ「スレッタが言ってた庭園の柵を見に行く。うう、早く解決しないと……」

  • 99二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 23:13:35

    スレッタ「ラウダさんを元の性別に戻すのと、ついでにグエルさんに何の憂いもなく薬を飲んでもらうために、薬の生産、しますよ~!」

    四号「安定して作れるのは僕だけだもんね。まあ妥当じゃないかな」

    ミオリネ「シャディクが提示していたから、他にも最低一つは薬のレシピがあると思うけど」

    シャディク「ふふ。どうだろうね?」

    スレッタ「……あれ?ミオリネさんは薬を作れる技能を持っていないのに、こっちでいいんですか?」

    ミオリネ「目星も持ってないからいいのよ」

    スレッタ「よくわからないけど、わかりました!それじゃあ四号さん、何を作りましょうか……?」

    四号「きもちいいくすりは誰かに言うことをきかせたり、SANチェックを回避させたりするのに使える。性転換薬はラウダの性別を戻したり、NPCに飲ませて人外かどうかの判断に使ったり、遊んだりするのに使える。どちらにしても使い道はあるから、あまり深く考えない方がいいと思うよ」

    ミオリネ「個人的には性転換薬を作ってほしい。ラウダを戻す、他のPCの性別を変えて遊びたいってのもあるけど、それ以上にNPCが人間かどうかが気になる。弟にのませるっていうのも手段のひとつだし」

    シャディク「ふふ。どうだろうね?意外とみんなただの人間かもしれないよ」

    スレッタ「もしここで性転換薬をシャディクさんに飲ませて褐色童顔長身美女になったらそれはそれで面白いですけどね」

    四号「それで、何を作るの?スレッタ」

    スレッタ「うーん……そうですね、それじゃあ……」

    1:性転換薬 2:きもちいいくすり

    スレッタクトゥルフ神話技能:dice1d100=22 (22) (11) dice1d2=1 (1)

    四号クトゥルフ神話技能:dice1d100=27 (27) (99) dice1d2=1 (1)

  • 100二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 23:23:25

    父親役の選択肢にミオリネ…いや夢の内容的にわかるけどいろいろと壊れるなあ

  • 101二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 23:38:35

    スレッタ「うーん、やっぱり成功値11は厳しいです、ね」

    ミオリネ「しょうがないわよ。まあ四号が成功したからいいとしましょう」

    四号「ぴーす」

    シャディク「ミオリネはなんで俺を見ながら言うのかなあ……!?」

    スレッタ「それで、性転換薬です!これ、どうしましょう?」

    ミオリネ「ラウダ用にとっておいてもいいし、今ちょうどいるんだから四号かシャディクにのませてみてもいいんじゃない?」

    スレッタ「うーん、うーん……どっちにしても、のませるならみんなが揃ってる夕方にします!……あれ?そういえばきもちいいくすりって今誰が持ってるんです?」

    ミオリネ「共用スペースじゃない?」

    シャディク「じゃあ、そうだね。二人がそんな風に話していると__」


     突然、スレッタの頭に、鈍い痛みが走る。

     吐き気が、する。はっとしてくちびるを押さえる。半ば無意識に視線を下げて、上げると__

    「……ひっ!?」

     目の前に、ぱっくりと大きく口を開けた、巨大な黒山羊がいた。

     無意識にぎゅっと目を閉じる。しかし、いつまでたっても衝撃は襲ってこない。代わりにぽん、と背中を撫でられる。

    「どうしたの、スレッタ。突然うずくまって……」

    「ミオリネさん?」

    「よくわからないけど、はい、ぎゅー……色々あって、疲れてしまったの

    ? 大丈夫、怖くないわよ」

    「……ミオリネさん……」

     スレッタはおずおずと、ミオリネを抱きしめ返す。

     窓から差し込む光が、宙に舞う埃を照らして、きらきらと輝いていた。

    スレッタSANc:dice1d100=56 (56) (52) 1/dice1d2=1 (1)

    【スレッタ ミオリネ 七日目 朝 終了】

    1:スレッタ「このまま薬の生産を続けましょうかね」

    2:スレッタ「探索にいきましょう!dice1d4=3 (3) dice1d8=8 (8) ですね」

  • 102二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 23:46:25

    スレッタ行動ダイス忘れdice1d2=2 (2)

    2の場合これ以上礼拝堂に情報はないので行先再ダイスdice1d3=2 (2)

    1:ミニキッチン 2:洋室B 3:浴室


    ラウダ「すごいよ兄さん!グエルのSAN値三倍にしてもギリギリスレッタどころかラウダより低いよ!!」

    グエル「SAN値10代 知らねえよ 俺がルール」

    五号「そろそろ現実と夢の区別がつけられなくなってそう」

    チャラン「お菓子の家がどうとか妖精がどうとか言ってたしな。ギリ人間としての最低限の理性を保ってるってだけだろ」

    グエル「大丈夫だ。やれる。俺は負けん」

    ラウダ「それで兄さんが勝った場合邪神が召喚されるかHO4ラウダが殺されるかしない?やめてよ かわいい弟を可愛がってよ」

    グエル「ああそうだな。弟なら精一杯可愛がってるぞ?」

    ラウダ「軽いノリで精神的ダメージいれないでよ、PLのSAN値が削れるから! ……あっ、そうだ。じゃあ、オリジナル。少しいいかな」

    チャラン「うん? ……わかった、さすがに判定がいるぞ」

    五号「ふうん。それなら説得に成功してくれれば、僕も協力しよっかな……♪」

    グエル「どうした。何かはわからないがとりあえず五号に関しては俺の味方であれよ」

    ラウダ説得:dice1d100=89 (89) (70)

    ラウダ??:dice1d100=81 (81) (70)

  • 103二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 00:18:02

    「何を、しようとしていたのかな。『ラウダ』」

    「……」

     ラウダの手の平には、『きもちいいくすり』の入った瓶が握られている。

     弟はギリ、とラウダの腕を握った。ラウダは痛みに、少しだけ顔を顰めた。弟は微笑んだまま、ラウダの腕を捻り上げ、その耳に口許を寄せる。

    「大方、兄さんにそれを飲ませようとしていた、というところかな? ふふ。それも、面白そうだけど。従順よりは、泣き喚いて抵抗してるのを、壊す方が、楽しいからね……?」

    「……化け物が」

    「化け物?いいよ、それでも。だけど兄さんにとっては、どうかな」

     グエルはどうやら、柵を見上げているらしい。確かに、何か刺さっている。体が重くて、手が届かない。「おい五号」と指示をすると、五号は「はあい」と言って、ぴょんとその場でジャンプした。ぱっと手に取ると、そのままくるりと一回転して、グエルにそれを手渡す。

    「どう?偉い?お菓子を追加でくれてもいいんだよ」

    「ああ、偉い偉い。それで、これには何が書かれているんだ……?」

     グエルは紙を広げる。刺すことを前提につくられていないのか、一部上手く解読できない部分もある。眉間に皺を寄せていると、ラウダと弟もすぐにやってきた。

    『処理方法』

    復活の呪文によって生まれた、あるいは復活の呪文によって蘇らせた存在は、外的な要因で死ぬことはない。かの存在を殺すことができる唯一の方法は、『ナイハーゴの葬送歌』である。『ナイハーゴの葬送歌』の呪文は、『復活』の呪文を逆に唱えるだけでいい。必要なSAN値やMPは『復活』の呪文と同様である。

    「ふうん。つまり今ここで『復活』の呪文を逆に唱えれば、お前を殺すことができるんだな」

    「怖いよ『ラウダ』。……助けて、兄さん……」

    「ラウダに近づくな!」

     グエルは槍を構える。

     ラウダは見た。グエルの影に隠れた弟が、ほんの僅かに口角をあげたのを確かに見た。ぴきりと青筋を立てながら、「兄さん」と低く言う。

    「……絶対、守るよ。そいつから」

    【グエル ラウダ 七日目 朝 終了】

    dice1d3=1 (1)

    1:グエル「庭園を探索しよう。このまま温室に行くぞ」

    2:ラウダ「兄さんにきもちいいくすりを飲ませて連行する」

    3:ラウダ「やるよ、戦闘」

  • 104二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 00:21:22

    なんかもうグエルの周辺全部ひどいことになっててすげえ
    5号も弟も甘々しながら破滅に導くタイプだ

  • 105二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 00:22:20

    うーん修羅場

  • 106二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 00:35:52

    呪文でないと殺せない時点で厄ネタ感すごいんですよね
    そういえばラウダはネクロノミコン写本内緒で持ってましたよね
    いよいよバレないようにした方がよさそうでもスレッタが邪神召喚側なのは知らないんだっけ

  • 107二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 00:56:34

    >>106

    スレッタが敵対側なのは勘付いてたはず

  • 108二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 08:18:34

     しばらく抱き合ったまま呆然としていると、どうやら見かねたらしい四号が「ねえ」と無表情に言った。

    「そろそろ先に進もう」

    「そうだね。次はどこに行く?」

    「あ、そう、ですね~……じゃあ、金庫があった部屋のおとなりにいきましょう!」

    「そうね。私はスレッタについていこうかな」

     ミオリネは立ち上がる。スレッタもそれに続いて立ち上がった。未だ、柔らかなぬくもりが残っているような気がする。なんだか不思議に幸せな気分だ。スレッタはふみゃふみゃと微笑みながら、次の部屋へと歩みを進める。

     神を召喚する呪文を探し出すために。


    スレッタ「洋室B、に、きました~!……ところでさっきの、なんだったんでしょうか?」

    四号「中は埃がたくさん舞っている。それと、本棚とベッドがあるよ」

    ミオリネ「図書館と目星ってとこ?今回かなり目星を使うところが多いわね」

    シャディク「そうだね。ただ今回目星は振れないから、代用する技能があったらそれでどうぞ」

    スレッタ「あれ?ミオリネさんの代理で、シャディクさんが振る……んじゃ、ない、ですか?」

    ミオリネ「シャディクが代理で振るのはハンドアウトの「×」に書かれてた能力だから、今の私は目星が使えないのよね。初期値で行こうかしら」

    スレッタ「あっ、それなら、ベッドとしてみて何かおかしいところがないかアイデア、みたいな感じで、ミオリネさん、振ってくれますか?」

    ミオリネ「……、わかった。いい?シャディク」

    シャディク「許可しよう。それじゃあスレッタは本棚を、ミオリネはベッドを探索する、でいいかな?」

    スレッタ「はい~!」

    スレッタ図書館:dice1d100=10 (10) (70)

    ミオリネアイデア:dice1d100=5 (5) (65)

  • 109二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 08:36:04

     スレッタが本棚を調べてみると、ふと、気になる本を見つけた。表題には『パンの神』と書かれている。何とはなしに、ぱらりとページを捲ってみた。
    『パンの神』
    パンの神は羊飼いの神で、山羊のような角と、四足獣のような臀部を持つ。実際には「牧夫」という意味を持つ言葉から名づけられたが、他の言語と誤って同一視された結果、性格と名前が誘惑的なものとされるようになった。この神は両性を持つが、基本的には男性性の象徴であり、人間に関わることもあるという。■■年、■■■という脳手術を受けた女性は、このパンの神と交わった結果女児を授かったと主張した。この女児は■■■といい、のちに稀代のファム・ファタルとして扱われるようになったが、■■年に死亡する。現代でも、パンの神によって孕まされたと主張する者は少なからず存在する。だが、■■■のような例はほかに見られていない。そのような逸話もあり、この神は、やがて混乱や恐怖をさす「パニック」という言葉の語源となった。
    「……?」
    「スレッタ。『パンの神』は、君の召喚するべき神__シュブ=ニグラスの化身のひとつだよ」
    「へえ、そう、なんですね……?つまり、神様……!」
     スレッタはぱちぱちと目を瞬かせながら、指を組み合わせる。しばらくるんるんと鼻歌を歌ってから、ふと、ミオリネがいることを思いだした。
     彼女はベッドの前にぼんやりと立ち尽くしている。「どうしたんです?」とスレッタが尋ねると、彼女ははっとしたように振り返った。
    「いいえ、なんでもないわ。そろそろ集合の時間じゃない?」
    「そう、ですね~!帰りましょうか」
     二人は手を繋いで、埃の舞う部屋を後にした。

    スレッタ「パンの大神って、あの、噂だけは聞いたことあるんですけど……」
    ミオリネ「クトゥルフ神話におけるSANチェックで有名なのは1d10/1d100だけど、パンの大神のSANチェックは『1d100/即死』。まあまず死ぬわね」
    スレッタ「うわ うわ うわあ」
    ミオリネ「まだパンの大神が召喚されると決まったわけじゃないわよ。止めるために、頑張りましょう」
    スレッタ「……そうですね。あれ、そういえばミオリネさんクリティカルですよね?何かあったんです?」
    ミオリネ「何もなかったわよ。何もね」
    【スレッタ ミオリネ 七日目 昼 終了】

  • 110二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 08:51:07

    ミオリネさん目的とかまだわからないのもあって凄く不穏…

  • 111二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 08:52:09

    いやなよかん

  • 112二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 10:42:18

    ラウダ「行くぜ温室」

    グエル「俺らが最強」

    ラウダ「ディランザで来た」

    グエル「お前らも入れ。ちょうど四人だ」

    チャラン「壊れつつあるな。負荷を与えすぎたか?」

    五号「僕ザウォートがいいなあ」

    チャラン「お前はツッコミ役であれよ。ノリノリで弟のRPしやがって」

    五号「えへへ。温室の中はあたたかい。簡単なお茶ができるようなセット……『1:ティーセット』や、トマトが植えられた『2:植物棚』、休憩ができそうな『3:机』がある。どれも目星が振れるよ」

    グエル「わかった。ラウダお前もやれ」

    ラウダ「もちろんだよ兄さん。何故なら最強だから あンの悪辣非道なNPC弟より有能なところを見せてやる」

    チャラン「声のドスのききかたがすごすぎる」

    五号「これが所謂『兄弟愛重すぎ』ってやつ?関わりたくないね」

    グエル「……おい五号、次から弟のRPは少し手加減してやれ。これ以上やると俺に被害が出かねん」

    五号「やだ」

    ラウダ「大丈夫だよ。兄さんには怖いことも痛いこともしないから」

    チャラン「こっちにもきもちいいくすり飲ませるべきだろもう」

    ラウダ「なんで?多分今屋敷にいる中で一番真っ当に兄さんの味方してるよ」

    チャラン「他が五号と弟とついでにスレッタだったらそら相対的に一番まともだろうよ。すげぇ一方的だけど」

    五号「ねえそれどういうこと?僕はグエルの味方だよぉ~」

    グエル「そうだぞ。弟は俺の味方だ」

    ラウダ「それは一番ない」

    チャラン「ないな」

    五号「こればっかりはラウダたちに賛成」

    グエル「何故だ」

    グエル目星:dice1d100=57 (57) (70-10=60) dice1d3=2 (2)

    ラウダ目星:dice1d100=15 (15) (70) dice1d3=2 (2)

    五号目星:dice1d100=81 (81) (90) dice1d3=2 (2)

    ※成功していたうえで探索場所が被っていたら、ひとつ数字が大きい場所に移動します

  • 113二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 10:57:42

    グエルの技能が成功してるの久々に見た気がする

  • 114二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 11:19:30

    「……?」
     ラウダは植物棚に近づく。トマトに混じって、何かが埋められたようなあとがある。少し躊躇しながらも掘り返してみると、どうやらメモが埋められているようだった。
    『お姫様が、君の愛するそれで、『死』を願ったとき』
     生贄の本や、水星がどうと書いてあったメモと同じ筆跡だ。土を払いながらしばらくそれを睨むように見ていると、ふっと向こうから、歓声が上がったことに気づく。
    「グエルグエルっ、みて、『花言葉辞典』だって~!そういえば僕たちの部屋にお花あったよね、どれどれ~!?」
    「知らん。植物には詳しくない」
    「あっもしかしてこれじゃない?付箋があるよ。『桃色のアスター/甘い夢』だって。他に付箋が貼ってあるのは~、『赤いカーネーション/母への愛』『白色のカタバミ/決してあなたを捨てません』かあ」
    「そうか」
    「……?グエル何読んでるの?」
     どうやらグエルは、机の上にあった本を真面目に読み込んでいるらしい。弟もそれを覗き込んでいる。ラウダは少し考えてから、そちらに近づいてみた。
    『しあわせ家族計画』
     理想の家族構成とはなんでしょうか?
     多くの人は『夫婦と子供』と答えるでしょうが、最近は『夫婦だけ』という人も増えてきています。子どもの構成の一番人気としては女の子と男の子二人の組み合わせです。ペットを飼うというのもいいですね。特に犬は、子どもに色々なことを教えてくれるでしょう。家のことを任せられるひとがいるならば、是非家族の時間を増やしましょうね!
    「山羊の結晶はひとつめが女の子でふたつめが男の子だ。三つ目はどっちになるんだろうな、ラウダ?」
    「……?そうなの?というか兄さん産むの?」
    「ああ。お前の子だ」
    「そうなの???」
    「騙されないでよ。弟も納得しないでよ。ぜったいおかしいよ。そもそもあれは兄さんの子じゃないよ」
    「犬は……五号でいいか」
    「そうなの!?……えっと、わん?」
    「五号はそれでいいの?弟はちょっとは疑問を持ってよ。そして兄さんは話を聞いて!!」
    「ラウダ、元気出せよ……」

    グエル「山羊の結晶に性別ってあるのか??」
    ラウダ「言った本人が疑問を持ったらおしまいだよ」
    五号「さらっとワンちゃん扱いされる五号くんを助けてほしいな」
    チャラン「SAN値低い空間だな~~」
    【グエル ラウダ 七日目 昼 終了】

  • 115二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 11:25:21

    精神ダメージ受けながら一人でツッコミ役するラウダ、お疲れ様

  • 116二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 12:22:56

    それにしてもこれだけゴリゴリSAN値が減るシナリオで精神分析持ち居ないの痛いなー、いや約一名はKPの想定より早く削られてそうなのはあるけど

  • 117二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 13:09:04

    1人で三人ものお子さん産むのは流石に想定外だろうしな…
    普通のプレイだと一人目で警戒するだろうし

  • 118二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 13:17:25

    お姫様としあわせ家族計画か
    今回のPCとピッタリだ

  • 119二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 13:17:39

    そもそも精神分析持ちの職業の選択肢がないんだよね
    心理学とかである程度代用はできるかもだが
    だから意図的なんだろうと思うが…

  • 120二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 13:19:06

    >>118

    つまり犬が…?

  • 121二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 13:26:00

    父親役を再スライドした結果また弟を引くの、ダイス神による出目操作を感じて面白すぎる…

  • 122二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 13:29:45

    そういえば今の状態でPCラウダが父親役になったら美少女だったな
    父親役の選択肢2/3が美少女…倒錯しすぎでしょ

  • 123二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 14:21:34

    スレッタ「合流、ですね!とりあえず性転換薬をひとつ作りましたよ。それと、パンの神に関する本を見つけました。グエルさんがあいたいっていう『神様』はシュブ=ニグラスとみて間違いなさそうです」

    ミオリネ「そうね。あとスレッタが妙な幻覚を見てSANチェックを受けていたわよ」

    グエル「温室の探索をしてきた。見つけたのは『花言葉辞典』と『しあわせ家族計画』、それからお姫様がどうとかいうメモがあったぞ。PCの中でお姫様といったら、スレッタかミオリネだが……」

    ラウダ「それと、弟……というか復活を使って蘇らせた存在を殺すには、呪文を使うしかないみたい。本格的に人外じみてきたね、さっさと殺そうよあの弟」

    シャディク「ラウダ、私怨出てるね」

    五号「兄弟愛重すぎ~」

    ミオリネ「ま、とりあえず置いておいたら?今殺したらグエルのSAN値も一緒に死ぬでしょ」

    グエル「そもそもさせないが?……とりあえず、今日のぶんの薬を作ろう」

    ラウダ「今あるのは『きもちいいくすり』がひとつ、『性転換薬』がひとつだね。……後者はもらっていい?男に戻りたい」

    スレッタ「別に女の子のままでもいいんじゃないです?弟と妹でわかりやすいし」

    ミオリネ「いいわねそれ。以降HO4ラウダは妹ラウダと呼びましょう」

    チャラン「名案だな。そうしようぜ、ラウダ」

    ラウダ「怒るよ?」

    グエル「俺に妹はいない」

    ラウダ「泣くよ?」

    スレッタ「でも実際、ラウダさんに飲ませてる余裕はないかも、です……?NPCが人外かどうか、調べたい、ですし……」

    ミオリネ「いいこと思いついた。いっそグエルにも飲ませて女の子四人組にしましょう」

    グエル「飛び火させるな!!」

    スレッタ「……決めました!四号さん、つくりますよ!」

    四号「わかった」

    1:きもちいいくすり 2:性転換薬

    スレッタクトゥルフ神話技能:dice1d100=47 (47) (11) dice1d2=2 (2)

    グエルクトゥルフ神話技能:dice1d100=38 (38) (7) dice1d2=2 (2)

    ラウダオカルト:dice1d100=53 (53) (70/2=35) dice1d2=1 (1)

    四号クトゥルフ神話技能:dice1d100=40 (40) (99) dice1d2=1 (1)

  • 124二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 15:04:07

    スレッタ「きもちいいくすりがひとつ余分にできましたね」

    ミオリネ「そうね。明日用に一つ残すにしても、一つは今使えそう」

    ラウダ「よし兄さんに飲ませよう」

    グエル「もう少し逡巡しろ」

    スレッタ「でも、今朝SAN値が7減ってました。今までのことを鑑みると、減少値はたぶん1d8か1d10ってとこですよね。で、落とし子を産むときのSANチェックが、前回1d6だったことを考えると……」

    ミオリネ「……最悪、今日でグエルはS\AN0になるってこと?」

    グエル「あっ、あう、あー……じゃ、じゃあ、飲む……うう、また絵面がアウトになってしまうし、襲撃はかけられない……!」

    スレッタ「なんか前も言ってたけど、絵面がアウトって、何が起こってる、ん、です……?グエルさんのSAN値が減ってたことと関係あるんですか……?」

    チャラン「どうだろうな。……さて、それで性転換薬はどうする?」

    ラウダ「生贄に性別は関係ないんだよね?じゃあちょうだい」

    グエル「いや、NPCに飲ませて変化するか確かめた方が建設的だ」

    五号「グエル、♡忘れてるよ」

    グエル「ンなこと今は関係ないだろぉおおッ!♡」

    ミオリネ「そうね。シャディク、飲みたい?」

    シャディク「なんで俺に聞くのかなあ、ミオリネ……?」

    四号「それでどうするの。僕達は君たちの決定に従うよ」

    ミオリネ「じゃあ、スレッタが決めて。作ったのは四号、ようするにスレッタなんだし」

    スレッタ「え……わ、わかりました。じゃあ……」

    dice1d4=3 (3)

    1:スレッタ「ラウダさんの性別を戻すのに使いましょう」

    2:スレッタ「PLdice1d4=2 (2) に使いましょう」

    3:スレッタ「NPCdice1d4=1 (1) に使いましょう」

    4:スレッタ「弟さんに使いましょう」


    ラウダ「……」

    ミオリネ「どうしたの?」

    ラウダ「いや、その……えっと、……今……いや……」

    ミオリネ「……?」

    ラウダ「……よし、ダイスで決めようかな。1ならする、2ならやめておく」dice1d2=1 (1)

    ミオリネ「ほんとに何?」

  • 125二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 15:07:28

    関係ないだろと言いつつハート付けるの草
    ラウダは何をするんだ…?

  • 126二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 15:40:16

    「あ、えっと……あのね。温室で鍵を拾ったんだ」
    「温室?グエルもいた時?」
    「え、えっとえっと、う、うん。そうだよ」
    「……怪しいけど。とりあえず信じてあげる。それで、鍵って?」
     ミオリネが近寄ると、ラウダは頷きながら、懐からちいさな鍵を取り出した。ちょうど、五日目にスレッタが東屋で拾ってきたというノートの錠前にあいそうだ。
     ラウダは、かちゃりとノートの鍵を開ける。今日は時間が時間だから、読むのは明日になるだろう。だが、これで一歩前進したことには変わりない。シャディクは笑みを深め、オリジナルは「お手柄だな」と腕を組んだ。ミオリネも、疑う素振りは見せながらも、何も言わないらしい。とりあえずほっと胸を撫でおろせば、向こうから「ほわあ」と声が上がった。
     二人がそちらを見ると、そこにいたのは、どうやら慣れた様子で山羊の結晶を吐いた後、ふにゃふにゃ笑いながら弟にすり寄っているグエル。くちびるを押さえて驚いたような顔をしているスレッタ。腹を抱えて笑っている五号。そして。
     柔らかな金色の髪に、整った鼻筋。切れ長の緑色の瞳。まるみを帯びた頬は、目許だけが赤く上気している。薄いくちびるはきゅっと引き結ばれていて、手足は人形のように華奢だ。夜の中に凛と咲く花のような、楚々とした少女__
    「ねえ、これは必要なことなの?」
     四号の姿であった。

    スレッタ「四号さん人間だったんですか!?」
    ミオリネ「クトゥルフ神話技能99なのに??」
    グエル「一番人外だと思ってた」
    ラウダ「……いや、でも、これは大きな収穫だ。他のNPCも人間、なのかもしれない」
    スレッタ「え、え、えー……?じゃあ太陽の光がどうとかのくだり、なんだってんでしょう……」
    ミオリネ「意外と弟に飲ませても効果があったりして」
    グエル「そこは試してみないとわからない」
    ラウダ「うん。残念ながら、もう少し女の子のままでいなきゃいけない感じ、かな……」
    シャディク「……全員、視線は四号の方に集中しているね?」
    五号「つまり、そっち側にいるグエルも目に入るわけだ」
    グエル「本日の産み落としタイムか」
    スレッタ「慣れてますね」
    ラウダ「……まあ、きもちいいくすりのんだわけだし、いいか」
    ミオリネ「いいの????それで」

  • 127二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 15:47:51

    本日の産み落としタイムとかニワトリみたいになってんな…
    4号ちゃん絶対儚げ美少女ですよね

  • 128二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 16:02:07

    グエルのSAN値と抵抗気にしなくて良くなったし弟を消すとか?

  • 129二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 16:10:11

    ラウダの持ってた鍵はたぶん温室で見つけたわけじゃない、のかな…?

  • 130二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 16:10:17

     グエルの腹が、奇妙に膨らむ。だがそれも最早見慣れた姿だ。決してそうであってはならないのだけど慣れた姿だ。四号にはわわとくちびるを押さえるばかりだったスレッタも、咄嗟に駆けだして桶を用意する。ミオリネもシャディクをちらりと見た。シャディクは微笑みながら手を叩く。どこからか水や病人食がでてくる。ラウダが介抱しようとした、ところで。五号に、止められる。

    「何?」

    「『部外者』が、立ち入らない方が良いと思うなあ……?」

     五号が微笑む。オリジナルがラウダから五号を引き剥がす。睨みつける。五号は笑みを浮かべたままだ。そこで、ふと。悲鳴じみた声が聞こえてくる。ラウダははっとして、そちらを見た。そこにいたのは。

    「う、あ、ぅ゛あ、ぉ゛……♡」

    「まだ出るの?すごいね」

     グエルの口に左手の親指を突っ込みこじ開けて、あいた右手でグエルの腹を殴る弟の姿であった。

     薬が入っているからか、痛みを感じている様子はない。しかしどう見ても何もかもがアウトだ。ミオリネはドン引きしてるし、スレッタは現実逃避に四号にぎゅっと抱き着いている。ラウダの全身が、怒りか、それともそうではない何かで、震える。駆け寄ろうとするのに、あしが、動かない。

    「に、いさ、……」

    「ん、ぐ、ぅ……がは、こ、れで、ぜんぶ、だ」

    「ふうん」

    「きれいだなあ、ラウダ。俺たちの子だぞ?喜んでくれ……♡」

    「そうなんだ」

     視線の先に、ある。『兄』と『弟』の姿。

     ラウダは膝から崩れ落ちる。オリジナルがその背を撫でてくれた。

    「……あ、あ、あ……」

    「ラウダ、あれは化け物だ。そしてお前は、あれからグエルを助ける。決めたんだろう?」

    「……おり、じなる……そう、だよね。そうだ。そうなんだ、そのはず、……間違っていない、はず……そうだよね、じゃなかったら、なんのために……」

     見開かれた瞳から、涙がこぼれた。

    スレッタSANc:dice1d100=28 (28) (51) 0/1

    (グエルSANc省略)

    ラウダSANc:dice1d100=84 (84) (47) dice1d4=3 (3) /dice1d8=7 (7)

  • 131二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 16:11:49

    ラウダSAN値:47→40

    ラウダアイデア:dice1d100=9 (9) (70)

    成功の場合ラウダ一時的狂気:dice1d10=6 (6)

  • 132二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 16:12:49

    うわー代わりにラウダのSAN値がガッツリ削られとる!!

  • 133二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 16:17:02

    あっあっ一時的狂気の内容…

  • 134二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 16:19:45

    相変わらず兄弟のメンタルに厳しいダイス神

  • 135二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 16:28:00

    「ああ、そうだ。……だからやることは決まっている」

     ラウダは立ち上がる。そうして、近くの甲冑が握っていた斧を、ゆっくりと抜き取った。「ラウダ?」オリジナルが気づかわしげな声をあげる。ラウダは微かに身を低くして、弟に対峙した。

    「……どうしてこちらを見ているのかな」

    「死者は墓場で眠るべきだ。何故お前は動いている?」

    「兄さんがそれを望んだから」

    「わかった。なら」

     ラウダが弟に斧を突き付ける。そして、

    「終わらせてやるよ。兄さんはこのラウダ・ニールのものだ、化け物」

     ニイ、と。嘲るように、笑ってみせた。


    グエル「お前ここで六番引くってマジかよおおおお!?」

    ラウダ「愛されて……いるからね……?」

    スレッタ「グエルさんとは別の意味でですね。どうします?この状況」

    ミオリネ「まあどう考えても戦闘に入るでしょうね。殺すべき相手が目の前にいるうえで殺人癖なんて発症しちゃったら」

    シャディク「せっかく四号の女体化っていうビックイベントがあったのに、完全にインパクト薄れちゃって笑いが止まらないね」

    四号「……戦闘は、許可する。呪文使用のSAN減少がSANチェックかどうかは諸説あるけど、きもちいいくすりは効果があるとしているよ。それと、『ナイハーゴの葬送歌』を唱えるには2ラウンド必要だ。参加者はラウダと弟だけかな?」

    スレッタ「私は……そうですね、dice1d2=2 (2) (1:面白そうなので参加しますよ 2:関わりたくないので四号さんをなでなでしてますね)」

    ミオリネ「戦闘能力がないから参加しないけど、適当に応援だけしておくわ」

    グエル「俺は弟側で……と言いたいが、くすり効果でどうせなんか命令入るんだろ……?」

    ラウダ「察しが良いね。dice1d2=2 (2) (1:こっち側で参加してもらうよ 2:ちょっとおやすみしててね)」

    チャラン「……俺は、基本的には傍観者に徹するが。ラウダがヤバくなったら参加する」

    五号「やっとまともな殺し合いが来たね。やれ!やれ~!」


    シャディク「戦闘開始だ。頑張ってね?」

  • 136二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 16:30:17

    1対1の弟対決か ラウダ頑張れ……!!

  • 137二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 16:34:16

    喜べる状況じゃないけど熱い展開

  • 138二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 16:40:05

    生身で斧をぶん回す美少女…滾りますねえ

  • 139二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 19:40:09

    ラウダ「『サシ』でやるよ」

    ミオリネ「顔怖」

    スレッタ「楽しそうですね~、四号さんふわふわでやわらかですね」

    グエル「くッ、常ならば俺が代わりに戦うのに……!?」

    五号「さて。弟には『物理ダメージは通る』けど、『物理ダメージによって殺すことは不可能』だ。攻撃すれば多少は動きが止められるかもしれないけど、完全に殺すには呪文を唱えるしかない」

    シャディク「詠唱にかかるのは2ラウンド。ついでに、詠唱中に攻撃されたら詠唱失敗だ」

    ラウダ「わかった。スレッタ、性転換薬を作っておいてくれるかな?」

    スレッタ「……?わかりました!」四号クトゥルフ神話技能:dice1d100=51 (51) (99)


    『ラウダ』

    攻撃対象:弟 攻撃方法:斧dice1d100=84 (84) (70)

    『弟』

    攻撃対象:ラウダ 攻撃方法:ナイフdice1d100=56 (56) (50)


    『ラウダ』

    攻撃対象:弟 攻撃方法:斧dice1d100=22 (22) (70)

    『弟』

    攻撃対象:ラウダ 攻撃方法:ナイフdice1d100=60 (60) (50)


    『ラウダ』

    攻撃対象:弟 攻撃方法:斧dice1d100=67 (67) (70)

    『弟』

    攻撃対象:ラウダ 攻撃方法:ナイフdice1d100=69 (69) (50)

  • 140二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 20:05:02

    ラウダ相手が弟になるとちゃんと技能成功させてくるな……一回失敗したけど

  • 141二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 20:08:18

    性転換薬がお遊びじゃなくて謎解きの手段になってきてるが果たして今度はどう使うのか…

  • 142二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 20:18:18

    女体化4号を堪能しているスレッタ

  • 143二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 20:37:18

     ラウダは力任せに斧を振り回す。が、腕力も脚力もほぼ互角なのだ。叩き込むだけでは、弟にうまく受け流されてしまう。ナイフ一本で、いなされてしまう。

     だがラウダが攻撃の手を止めることはない。切り込む、突っ込む、叩き潰す!

    「……自分と同じ顔を痛めつける趣味はないから、できればやめてほしいな……?」

    「黙れ化け物!」

    「化け物って。こっちから見れば、あなたの方が余程化け物だ、よッ!」

     弟の繰り出したナイフが、ラウダの胸元をばさりと切り裂いた。

     衝撃や痛みはあったが、今のラウダはそれを感じない。ただ、じわりと熱いものが走る感覚だけを覚えながら、そのまま出来た隙に斧を叩き込む。

     弟は、少しだけ顔を顰めて身を捩った。回避行動をとったつもりなのだろう、しかし、遅い。その横腹に、追撃のもう一発目を食らわせる。弟の傷口から、血ではない、青白い灰と塩の化合物のようなものが、さらさらと溢れ出す。

    「それが、お前の正体?」

    「何を言っているのだか。兄さんの言葉を借りれば、あなたはラウダの偽物なのでしょう?あなたの正体は知らないし、興味もないけれど。あなたに言われたくはないな」

    「……ッ!」

     ラウダの顔が、一瞬歪む。

     しかしすぐに体勢を立て直す。武器で挑むのは、悪手だ。拘束して無理矢理呪文を唱えた方がまだ勝ち目は高い。咄嗟にそう判断して、斧を握り直した。

    ラウダ回避:dice1d100=23 (23) (14)

    回避失敗の場合ダメージ:dice1d4=3 (3)

    弟回避:dice2d100=40 29 (69) (14)

    一回目ダメージ:dice2d6

    二回目ダメージ:dice2d6


    「ほらグエル、見届けてあげてよ。君のせいで殺し合う、君の大切な弟を」

    「ふわあ、あう、あ……?♡」

    「四号さん、なんかいいにおい、します~!」

    「……そうなの……?」

    「シャディク、暇だから紅茶でも飲む?」

    「この状況で?すごい精神力だね」

  • 144二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 20:38:18

    ダメージミス:dice4d6=3 4 3 1 (11)

    (ダメージによって組み付きの後振り払われるかどうかの判定に補正がかかるよ)

  • 145二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 20:41:57

    弟ナイフ成功したっけ?

  • 146二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 20:53:55

    >>145

    (空目してました!見なかったことに……して ください……)


    ラウダ「やっぱ物理攻撃無効はきついよ。強行突破こそが正義な気がしてきた」

    チャラン「ラウダに組み付き推奨したの、こういう理由じゃないんだがな……?」

    ラウダ「よし。次からは組み付きで動きを封じていく。組み付きが成功したらそのまま『ナイハーゴの葬送歌』を詠唱するよ」

    チャラン「わかった。ダメージ11点だから、本来の『ラウダ』のHPなら既に死んでるし、いくら弟とはいえ腕くらいは使い物にならなくなっててもおかしくない。振り払う際の判定は『SIZ判定』、ようするに本来なら達成値は50だが、30で振ることにするぞ」


    『ラウダ』

    攻撃対象:弟 攻撃方法:組み付きdice1d100=90 (90) (70)

    『弟』

    攻撃対象:ラウダ 攻撃方法:ナイフdice1d100=85 (85) (50)

    (組み付き成功の場合振り払いdice1d100=35 (35) (30))


    『ラウダ』

    攻撃対象:弟 攻撃方法:組み付きdice1d100=61 (61) (70)

    (組み付き成功の場合詠唱)

    『弟』

    攻撃対象:ラウダ 攻撃方法:ナイフdice1d100=82 (82) (50)

    (組み付き成功の場合振り払いdice1d100=10 (10) (30))


    『ラウダ』

    攻撃対象:弟 攻撃方法:組み付きdice1d100=11 (11) (70)

    (組み付き成功の場合詠唱)

    『弟』

    攻撃対象:ラウダ 攻撃方法:ナイフdice1d100=69 (69) (50)

    (組み付き成功の場合振り払いdice1d100=56 (56) (30))

  • 147二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 21:10:24

    「逃げるなっ、化け物!」

    「わっ、ちょ、やめて!」

    「あうっ」

    「み゛」

     ラウダと弟は、さっきの攻防が嘘のようにぽこぽこ殴りあう。ラウダは弟を取り押さえようとして机に突っ込むし、弟も振り上げたナイフを見事に壁にぶっ刺した。

    「……?あ、れが、俺のせいで、あらそってる……?♡」

    「あ、あ、あーえっと……そうだね……?なんかこう、ちょっとグダグダになってるけど……」

    「シャディク。ワインでもいいわよ」

    「もう眠る前なんだから、お菓子はだめだよ?」

    「男の四号さんは王子様みたいでしたけど、女の四号さんは、それこそ、お姫様みたい、で。可愛いですね~!」

    「……僕はお姫様じゃないよ」

     唯一オリジナルだけは、ラウダを気遣うような視線を向けている。ラウダはそれに気づいて、ちらりとオリジナルに視線を向けた。それから、こくりと頷く。

     大丈夫だ。覚悟は決まっている。その前提があるからこそ、オリジナルはラウダに協力してくれているのだ。そんなことをする必要はないはずなのに、傍にいてくれるのだ。報いてくれているのだ。ならばラウダは、それにこたえなければならない。目的を、達成しなければならない。

     弟がナイフを振り上げる、一瞬の隙をつく。ラウダは半ばとびかかるようにして、弟に組み付いた。そのまま壁に押し付けて、ギリギリと締め上げる。弟の傷口から青白い灰が溢れる。ラウダは一瞬目を閉じてから、低く、歌うように、呪文を紡ぎ出した。

    「__さあさ思い出して御覧なさい、あなたの本当の姿を」


    『ラウダ』

    呪文詠唱「ナイハーゴの葬送歌」

    『弟』

    攻撃対象:ラウダ 攻撃方法:振り払いdice1d100=14 (14) (30)


    『ラウダ』

    呪文詠唱「ナイハーゴの葬送歌」

    (上で振り払われている場合組み付きdice1d100=79 (79) (70))

    『弟』

    攻撃対象:ラウダ 攻撃方法:ナイフdice1d100=14 (14) (50)or振り払いdice1d100=47 (47) (30)

    (上で振り払い失敗している場合戦闘終了)

  • 148二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 21:14:09

    組み付かれた後が強いな『弟』…

  • 149二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 21:25:22

    「……離せッ!」

     弟は低く叫んで、ラウダの腹を蹴飛ばす。ラウダの身体がよろめき、詠唱が止まった。ラウダは屈みこみ、数度、咳き込む。その背めがけて、弟はナイフを振り上げ、振り下ろした。ラウダは一瞬顔を顰めてから、弟を睨み上げる。

    「おとなしく死んでくれよ、化け物。ラウダ・ニール、お前は死んだんだろ」

    「それならあなたは何なのかな、『ラウダ』?」

    「……さあね、教えてやる義理はないよ」

     ラウダは再び体勢を立て直す。その様子を見ていたオリジナルが、さっと周囲に視線を巡らせる。先程ラウダが落とした斧。螺子に歯車に機械がいくつか。……それで、十分だ。

    ラウダ回避:dice1d100=35 (35) (14)

    回避失敗の場合ダメージ:dice1d4=2 (2)


    『チャラン』

    機械修理:dice1d100=37 (37) (90)

    『ラウダ』

    攻撃対象:弟 攻撃方法:組み付きdice1d100=56 (56) (70)

    『弟』

    攻撃対象:ラウダ 攻撃方法:ナイフdice1d100=56 (56) (50)

    (組み付き成功の場合振り払いdice1d100=95 (95) (30))


    『チャラン』

    対象:dice1d2=1 (1) (1:ラウダ 2:弟) 方法:投擲(不意打ちのため自動成功)

    『ラウダ』

    攻撃対象:弟 攻撃方法:組み付きdice1d100=71 (71) (70)

    (組み付き成功の場合詠唱)

    『弟』

    攻撃対象:ラウダ 攻撃方法:ナイフdice1d100=45 (45) (50)

    (組み付き成功の場合振り払いdice1d100=58 (58) (30))

  • 150二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 21:28:02

    オリジナルの狙い…何だ?

  • 151二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 21:35:57

    シャディクも担当探索者に献身的だけどオリジナルは何というか完全に目的共有してる同盟者みたいな立ち位置だな

  • 152二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 21:41:05

    ラウダHP:10→8

    「……これでっ、ラウダ、受け取れ!」

     オリジナルはいくつかの機械を組み合わせ、斧に外付けするパーツを作り出す。それを思い切り投擲すれば、ラウダは咄嗟にそれを受け取った。同時に、斧の刃が、赤く、白く、燃え上がるように熱を持つ。その熱にひるんだのか、弟に一瞬隙ができた。

     そこを逃すほど、ラウダは甘くない。取り押さえて、床に押しつける。そのまま弟の頭の少し上に、燃え上がる斧を突き刺した。

    「さあさ思い出して御覧なさい、貴方の本当の姿を。そしてお忘れ、貴方の偽りの姿を」

    「……っやめ、」

     何が起こるのか察したのか、弟は身を捩って抵抗する。しかし、関節をきれいに抑えられているからか、それともラウダの執念か。びくりとも、動かない。

     ラウダは無表情に弟を見下ろす。しかしほんの一瞬、顔を上げた。視線の先には、見えているのかいないのか、わかっているのかいないのか。ぼんやりとその様子を眺めるグエルがいる。

    「『祝福は愛する貴方のために』」

     弟の身体が、サラリと灰になって、溶けおちた。

    ラウダ呪文使用SAN値消費:dice1d10=8 (8)

    減少量が3以上の場合ラウダ不定の狂気:dice1d10=1 (1)


    シャディク「戦闘終了、お疲れ様」

    チャラン「というわけでラウダの斧はヒートアックスに進化したぞ。ダメージが2d6から4d6に増える」

    ラウダ「うん。ありがとう、できればもう少し早く欲しかったけど……」

    スレッタ「……待ってください、機械修理は知識技能じゃないですよ?」

    ミオリネ「つっよ どうしたの」

    グエル「あっあっ 俺の弟 俺の弟が」

    五号「SANチェックがないのはないで尊厳破壊なんだなって」

  • 153二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 21:51:21

    わーかっこいい
    勝ったけどまたSAN値がゴリゴリと…

  • 154二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 21:53:37

    タイトル回収だー!

  • 155二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 21:55:31

    これまた健忘症になっちゃう…?

  • 156二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 22:01:45

    ラウダSAN値減少:40→32

    ラウダ不定の狂気:健忘症(特殊)


     ラウダはゆっくりと、灰の一部を掴む。それから窓に近づくと、思い切り投げた。夜風にさらわれて、弟だったものが消えていく。それをしっかりと見送ったあと、机の上に置いてあった性転換薬を一息に飲み干す。柔らかだった肢体が、元の__そう、先程灰になって消えた弟と、同じ姿になる。

    「ごめんね、兄さん。お待たせ」

    「……らうだ……?♡」

    「勝ったよ。あなたの弟は、化け物を打ち倒して、勝ったんだ。もう敵はいない」

    「あの偽物は、もう、いないのか?」

    「……、うん。本物のラウダは、ここだよ。兄さん、ああ、ようやく……」

     細められた瞳に、柔らかな睫毛の影が落ちた。そこでふっと顔をあげ、スレッタの、ミオリネの、四号の、シャディクの顔を、順に見渡した。

    「……ところで、あの人たちは、だあれ。知ってる?オリジナル」


    ラウダ「というわけで親しい人のことを忘れる健忘症はもうやったから、逆に親しい人以外を忘れることにしてみたよ」

    チャラン「また兄さんって何状態になるのもひねりがないし、お前の場合それやったら詰むもんな。まあこれでもだいぶペナルティにはなるか」

    スレッタ「さらっと『弟』さんの立場乗っ取ってません?これ」

    ラウダ「薬入ってるうちにしっかり教え込んで植え付けておくべきかなあって」

    グエル「気づけ!気づけグエル!!」

    ミオリネ「顔も声も同じなんだから余程のことがない限り気づけないでしょうね。『偽物のラウダは妹だった』って認識もあるだろうし」

    シャディク「うーん、うーん……よし決めた。ラウダが完全に『弟』の代わりになる=グエルの部屋に移動するなら、グエルとラウダは二人ともHOに書いてある夜ターンにできる行動ができなくなるよ。そのままなら別に特に変化なしかな」

    ラウダ「わかった、それじゃあ……dice1d2=1 (1) (1:兄さんの襲撃を封じられるのは強い。部屋移動する 2:夜行動不可は痛いかな。そのままで)」

    スレッタ「なんか、もりだくさんでした、ね……?とにかく、おやすみなさい!」dice1d2=1 (1)(1:四号に神話的なことを教えてもらう 2:四号をぎゅってして寝る)

    ミオリネ「濃かったわね。おやすみ」dice1d2=1 (1)

    グエル「……おやすみ……」(きもちいいくすりで強制就寝)

    ラウダ「おやすみなさい。いい夢を」dice1d2=

  • 157二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 22:33:48

    「ふああ……四号さん、可愛い、です……!」

    「……あんまりほっぺた、むにむにしないでほしいな……?」

     口ではそういうが、四号はスレッタにされるがままだ。指先に触れる感触は、柔らかい。スレッタと同程度、あるいはやや小さい程度の体格だから、抱きしめるとすっぽり収まって、抵抗のやりようがないらしい。スレッタはにこにこ笑いながらすり寄れば、四号は少しだけ困ったような顔をした。

    「そういえばこれ、どういう原理、なんです?」

    「『女神の乳』の力だ。かの神は両性だからね、その曖昧さを引き出しているのが、例の薬だ」

    「……?」

    「知りたいなら、教えてあげようか」

    「はい!知りたい、です。神さまのことを知るのは、教祖として当然のこと、です~!」

    「わかった」

     四号はそうっと、スレッタに耳打ちする。

     その微笑みは、魔女めいて蠱惑的だ。

    スレッタクトゥルフ神話技能:11→12


    グエル「お前やりやがったな!?」

    ラウダ「これで安心、安全だよね」

    グエル「待て!同室ならラウダを襲撃することはできるんじゃないか!?」

    五号「グエルは弟だと思ってる人を殺すの?」

    チャラン「やるにしても今日は薬効果で無理だぞ」

    ラウダ「こっちも夜の行動はできないっていう条件はあるけど……あ、寝る前にこう、屋敷にいる他のPCやNPCのことを教えてよ。多少でいいから」

    グエル「わかりました♡……じゃねえ!クソッ、薬さえ飲んでいなければ……!」

    ラウダ「現状からしてSANチェックが入る方が兄さんにとっては痛いでしょ?助けてあげたんだから、ちょっとは厚遇してほしいな」

    五号「厚遇というか厚顔というか」

    チャラン「こいつに強武器与えたの失敗だったか??」

    dice1d2=2 (2)

    dice1d100=73 (73) (??)

    成功の場合dice1d5=2 (2)

  • 158二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 22:37:21

    ラウダ…そういうお前が好きだ

  • 159二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 23:30:46

    本編でもこれくらいの強かさがあれば絶対生き残れる気がする…

  • 160二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 23:34:44

    まあ最近わりとリアルSAN値をゴリゴリ削られていたからなセーフセーフ

  • 161二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 06:56:42

     目を覚ます。

     ……怖い夢を見た、気がする。昨日あんなことがあったんだから当然か。ラウダは目を開け、ぐるりと部屋を見回し__すやすやと眠ったままのグエルに視線を留めた。

     ラウダはそちらに向かう。腹の奥から、勝手に笑みが零れてくる。どうすればいいか、から、その答えに辿り着いた時、ラウダは決めたのだから。……だから『弟』の殺害は、一種の覚悟だった。ふっと視線を向ければ、オリジナルと五号が花の水を変えているようだった。

    「おはよう。早くこの屋敷から脱出して、日常に帰らないとね?」

    ラウダSAN値:32→31


    シャディク「おはよう。もう庭園に情報はないから、以降この選択肢は潰れるよ」

    スレッタ「おはようございます!今日も一日、がんばりましょう~!」

    ミオリネ「おはよう。昨日は怒涛の展開だったわね……?」

    グエル「冷静に考えたら俺だいぶ詰んでる気がしてきたんだが」

    ラウダ「NPC弟のふりをするなら、兄さんと一緒に行動した方がいいかな……?いや、でも……」

    スレッタ「行動指針としては、『探索する』『昨日ラウダさんが開けてくれたノートを読む』『薬を作る』の三択でしょうか……?」

    ミオリネ「本格的にラウダやチャランの得体が知れなくなってきたから、そこに探りを入れるというのも選択肢のひとつだと思うわよ」

    グエル「……いーや、俺は認めん!ラウダが何か行動する度POWで違和感に気づくか判定してやる!」

    ラウダ「諦めた方が身のためだと思うけどな……?」

    スレッタ「……決めました!dice1d3=1 (1) (1:dice1d3=1 (1) dice1d8=4 (4) の探索をしますよ 2:のーとのかいどく、します! 3:薬作りしますよ~!)」

    グエル「dice1d3=1 (1) (1:探索だ。dice1d3=3 (3) dice1d8=6 (6) に向かう 2:ノートを解読するぞ 3:ラウダに探りを入れる)」

    ミオリネ「私はスレッタについてるから、ラウダはグエルの様子を見ていてもらってもいい?」

    ラウダ「了解。そっちはよろしくね」

  • 162二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 07:16:50

    洋室Bにもう情報は無いので行き先再ダイスdice1d2=1 (1)

    1:浴室 2:ミニキッチン


    四号「応接室には薄らと埃が降り積もっている。しばらく誰も使ってなかったんだろうね。調べられそうな場所としては、『机』と『戸棚』、共に目星だけど……全員目星持ってないから、机はアイデアで、戸棚は図書館で代用できるとするよ」

    スレッタ「今更ですけど、ペアで行動するなら目星持ってるグエルさんとラウダさんは分けた方がよかったんじゃない、です……?」

    ミオリネ「あんたにはあれに関わる勇気があるの?私にはないわ」

    シャディク「そうだね。ハハハ……てことで、この場で技能を使えるのは水星ちゃんだけだよ。さて、どっちに向かう?」

    スレッタ「えっと、えっと、そう、ですね……?」

    四号「自分の思うままに決めればいいんだ。スレッタ・マーキュリー」

    ミオリネ「これから四号がこういうムーブするたびに『ああこの四号は女体化しているんだなあ……』と思わなきゃいけないわけ?」

    シャディク「しかも美少女だよ。面白いよね」

    1:スレッタ「机を調べます、よ!」スレッタアイデア:dice1d100=78 (78) (70)

    2:スレッタ「戸棚をみてみます~」スレッタ図書館:dice1d100=89 (89) (70)

  • 163二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 08:53:51

    選択肢ダイスどこ??
    まあどっちも失敗してるが…

  • 164二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 13:31:33

    スレッタ「あ、あうあ……」

    四号「行動ダイス忘れてるけどどっちにしても失敗だから省略しようか 」


    「やっぱりグエルさんかラウダさんを連れてきましょうよ!」

    「いいのよ、あれはあれでペアにしておいた方が」

    「いやでも、」

     こうりつてきじゃ、ない。

     と、振り返ったところで、スレッタは目を見開く。歪な__巨大な黒山羊。昨日見たのと同じソレが、スレッタの目の前に現れた。

     昨日と同じなら、これは幻覚だ。だけどそれで恐怖が和らぐわけではない。ぎゅっと、反射的に目を閉じる。……やはり衝撃はやってこない。ミオリネは「でも、何?」と尋ねてくる。スレッタはゆっくりと、目を開く。

    「……な、なんでも、ない、です……」

     そうだ、冷静に考えれば、スレッタの目的は屋敷を探索し、その謎を解明することではない。神を召喚する、ことだ。ならば効率など考える必要はない。きゅっと、くちびるを切り結んだ。

    スレッタSANc:dice1d100=5 (5) (51) 1/dice1d2=2 (2)

    【スレッタ ミオリネ 八日目 朝 終了】

    dice1d3=1 (1)

    1:スレッタ「このままこの部屋を探索します」

    2:スレッタ「ノートの解読に行きますよ」

    3:スレッタ「薬作ります!」


     広々とした浴室だ。

     個人の邸宅にしては十分すぎるほどである。大人四人くらいでもまとめて入浴できるのではないかという設備である。それぞれの私室に簡単なシャワールームが用意されていたため、基本的にはそちらを使っていたが、これからはこっちを利用してもいいかもしれない。

     と。ふと、五号が顔を上げた。

    「……?」

    「どうした」

    「どこからかね、血のにおいがするの。どこだろう」

    「血のにおい?……ラウダはどうだ、オリジナルは」

    「わからない」

     首を、振る。わからない、思い出せない。……目的以外のなにもかも。だがそれでもいい、やることは変わらないのだから。

    グエル目星:dice1d100=65 (65) (70)

    ラウダ目星:dice1d100=30 (30) (70)

    五号聞き耳:dice1d100=94 (94) (90)

  • 165二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 13:38:36

    邪神召喚が目的のスレッタとなんか色々とやばそうなジェターク兄弟で霞んで見えるけどミオリネも相当怪しいし怖いな…ミオリネの目的なんなんだろう…

  • 166二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 13:44:10

    スレッタにもまだどんでん返しがありそうだからなあ
    ミオリネは思い出してから傍観者っぽい挙動なのも気になる

  • 167二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 14:38:22

    明らかにアレな産み落としタイムを直で目撃しても一人だけSANチェックも入らんし
    スレッタが繰り返し見る黒山羊の幻覚といい明らかに怪しいですよと言わんばかり

  • 168二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 14:42:40

    スレッタSAN値:51→50


    「あうぅ~、きもちわるいよぅ」

    「五号大丈夫か?」

    「ちのにおい~、ちのにおいがするの」

    「落ち着け。いったん外に出るか?」

     二人がそうやって話している頃、ラウダは浴槽から、10立方センチメートル程度の小箱があるのを見つけた。材質はプラスティックにも、金属にも見える。シンプルなデザインであり、これといった特徴があるようには思えない。箱は軽く、中で何かが動く感覚はない。

     横に、スイッチがある。

    「兄さん、これ、なんだろう……?」

    「あ?……わからない。押してみればわかるんじゃないのか?」

    「だよね」

     ラウダは軽く、それを押し込んだ。

     __と、箱に、穴が開く。

     そこから、真っ赤な液体が流れ出てくる。とめどなく。それは重力に従って、二人の膝を濡らした。特にグエルならば、すぐに、気づくだろう。どろりとした特有の感覚。鉄錆じみたにおい。

     これは、人間の血だ。

     酸化も劣化もしていない、鮮血である。このような状態で、どうやって、どこから、こんな小さな箱の中に、これだけの量を保存した?

     ラウダは咄嗟に、スイッチを再び押し込んだ。血が止まる。だが、浴槽の中は、既に溢れた分の血がぼたぼたと溢れていた。


    五号「というわけでSANチェ……」

    グエル「待て!待てKP、俺は医者だ。血は見慣れてる、SANチェックなんて必要ないだろ!」

    ラウダ「こっちも覚悟は決まってるんだ。今更出どころ不明の血で驚いたりしない」

    チャラン「こいつらSAN値がまずいからってリアル言いくるめ仕掛けにきたぞ」

    五号「え~……?……仕方ないなあ。ほんとなら謎技術の箱と大量の血あわせて1d3/1d6のつもりだったけど、1/1d3で勘弁してあげる」

    グエル「0/1にしろ」

    ラウダ「むしろ0にしてよ」

    チャラン「厚かましいなこいつら 大人しくSANチェック受けろ」

    グエルSANc:dice1d100=54 (54) (15) 1/dice1d3=3 (3)

    ラウダSANc:dice1d100=4 (4) (32) 1/dice1d3=3 (3)

  • 169二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 14:49:24

    グエルSAN値:15→12

    グエル不定の狂気:dice1d10=5 (5)

    グエル狂人の洞察力:dice1d100=26 (26) (85↑)

    ラウダSAN値:32→31


    グエル「あっ あうあ あ」

    ラウダ「兄さん!兄さん!兄さん!!」

    五号「ここで最大値か~~」

    チャラン「不定の狂気、偏執症と幻覚に加えてさらにもう一つか。いよいよ大丈夫か?」

    グエル「くすり!きもちいいくすりくれ!!いや 本気で」

    ラウダ「兄さん!兄さん!兄さん!!」

    五号「いっとく?狂人の洞察力」

    チャラン「SAN0廃人化が笑えない領域に入ってきたな」

  • 170二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 14:54:10

    初期SAN値50から12…改めてひどい減り方だしかもこれでSANチェック何回かスルーしてるんだからもっとひどい
    ラウダが兄さんしか言えないbotみたいになっとるやんけ

  • 171二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 15:08:11

     グエルはじっと、血で濡れた自身の膝を見つめる。ラウダもしばらく呆然としたあと、「兄さん」とそちらを向いた。オリジナルがさっとそこから箱を奪い取って、あれこれ確認する。

    「内容量と大きさがあまりに違いすぎる。空間が拡張されている……のか?」

    「……つまり、どういうこと、かな?」

    「俺の技術では再現できない。化学や機械のそれじゃない、材質も見たことねえし……なんかやばいものだってことは確かだろうな」

    「そういうことじゃない」

    「どういうことだ」

     オリジナルは五号に向き直る。五号はすっと目を伏せて、オリジナルを睨んだ。どう考えてもできることが違いすぎる。僕と君は、同じようにつくられた従者のはずなのに。どうしてかな? ……君は、何を持っている。聞き方を変えようか。

    「君は、何者?」


    グエル「く、さすがにだめか……」

    ラウダ「期待値が期待値だもんね。それで、追加される狂気はフェティッシュか……特定のもの、特定の種類のもの、特定の人物に対して異常なまでに執着する。対象をこの箱にしたらひと段落ついた頃にまたSANc、みたいなことになりかねないから、それ以外にしてほしいな」

    五号「あ、ばれた?ふふふ……そうだね、何にする。対象としては、目の前にある箱は除くとして……」

    チャラン「『1:種類としての子供の父親』『2:人物としてのラウダ』『3:人物としての五号』『4:五号の望みをかなえること』あたりにしておこう。気合い入れて振れよグエル」

    グエル「予想してたがろくな選択肢がねえ!!」dice1d4=1 (1)

    ラウダ「……ところで、五号とオリジナルの会話は、何?」

    五号「ふふふ、さあね?」

    チャラン「シリアスなRPやるのって疲れるな。もっとギャグやりたい」

    【グエル ラウダ 八日目 朝 終了】

    dice1d3=1 (1)

    1:ラウダ「別の部屋の探索に向かうよdice1d3=3 (3) dice1d8=2 (2)

    2:ラウダ「ノートの解読に向かうよ」

    3:ラウダ「……五号とオリジナルに話を聞いてみよう」

  • 172二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 15:18:15

    元々のINTが高いが故に逆に洞察力を発揮しにくいの皮肉だな
    まあ理屈ではないからな…
    ラウンジ…バイコーンのタイル…

  • 173二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 15:26:02

    グエルが父親と母親幻覚から離れられない…
    なんだこのダイスは…

  • 174二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 19:13:49

    スレッタ「今度こそ……今度こそ成功します!」

    ミオリネ「そうなの。がんばって~」

    スレッタ「みおりねさんもさんかしてくださいよぅ!アイデアなら振れますよね……!?」

    ミオリネ「……、そうね、わかった。もう全く、スレッタはしょうがないんだから……?」

    四号「スレッタが戸棚に図書館、ミオリネが机にアイデア、でいいかな」

    シャディク「それなら別々でそれぞれ技能を振れるよ!がんばって、ね」

    スレッタ「はい!じゃあミオリネさんも一緒に振りましょう!」

    ミオリネ「ええ」

    スレッタ「……そういえば、ミオリネさん、さっきの山羊の幻覚と関係あります?昨日も、ミオリネさんと一緒にいるときになりましたし……グエルさんの例のシーンを見ても、SANチェック入りませんでしたよね。何か、あるんですか?」

    ミオリネ「何もないわよ。それを言うなら、スレッタだって怪しいじゃない。四号はクトゥルフ神話技能が99の、『人間』。これはいったい、何を意味しているんでしょうね」

    スレッタ「わ、私にも、わかんない、ですよぅ……」

    ミオリネ「そう。まあいいわ、とにかく探しましょうか」

    スレッタ図書館:dice1d100=34 (34) (70)

    ミオリネアイデア:dice1d100=79 (79) (65)

  • 175二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 19:26:26

    「……あ、」

     スレッタが戸棚を漁っていると、見覚えのある書類が出てきた。

     土地の売買契約書だ。正確には、それと一緒にこの屋敷も購入した。名義は『豊穣を讃える嵐』だが、これを放置していては、下手すればそのままスレッタの正体につながりかねない。

     誰かに見つかる前に処分しておかないと。スレッタはその書類を、さっと自分の懐に隠した。どうやらミオリネはなにも見つけられなかったらしいので、お相子である。

    「なにかあったの、スレッタ?」

    「いいえ、なんにもない、です!」

    「……ほんとに?」

    「はい。……ほんとにあったとしても、この前、ミオリネさんも、何か、隠していたから……おそろい、ですね」

     ミオリネはそれを聞くと、一瞬ひるんだような顔をする。しかしすぐに笑みを浮かべて「そうね」と言った。

    「おそろいね、スレッタ」

     ミオリネはスレッタの手を取る。

     四号はぱちりと瞬きをした。シャディクは腕を組み、微笑む。それからふっと、口火を切った。

    「もうすぐ集合の時間だね。早く食堂に向かおうか」

     二人はそろって頷いた。


    スレッタ「怪しいvs怪しいですね」

    ミオリネ「魔女コンビっての?グエルもいれて魔女トリオにするべきかしら」

    スレッタ「ラウダさんも怪しいですね。魔女カルテットです」

    ミオリネ「面白いわね。採用」

    シャディク「INT3で会話してる??」

    四号「面白いね。採用」

    シャディク「四号はこっち側であってよ」

    【スレッタ ミオリネ 昼 終了】


    グエル「さあラウンジに帰ってきたな」

    ラウダ「もうここに情報はないんじゃない?」

    チャラン「……いいや、あるぞ」

    五号「そうだね~。……ふふ、グエル。アイデア、振ってくれる、かな?」

    グエルアイデア:dice1d100=80 (80) (85)

  • 176二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 20:00:25

     ラウンジにある飾り棚には、相変わらずタイルが嵌められている。
     五号はそこまで三人を導くと、ひとつひとつ。その表面を撫でた。しっかりとした造りだから、軽く爪をひっかけてもびくともしない。少なくとも六つ目までは、そう、だった。
     だが、七つ目__バイコーンのタイルだけは、違う。
     五号が少し触れただけで、床に落ちる。割れる。まるでそう、それだけ『後付け』であるかのように。拍子に、メモのようなものがこぼれおちた。グエルは目を見開く。くちびるが、震えている。ラウダはきゅっとくちびるを閉じ、半ば無意識なのだろう、斧を握り直した。
    「これで、はっきりしたね」
     五号は振り返る。
    「ずっと不思議だった。この屋敷にいることはわかっていた。僕は他の皆より鼻が良かったから、すぐに。だけど誰かまではわからなかった。君が隠していたんだね。『尖った空間』に触れたやつは、殺さないといけないのに」
     そのまま、呆然とするオリジナルに、爪をつかって殴り掛かった。オリジナルは咄嗟に何かを取り出す。オリジナルがそれをかざすと、二人の間に、例えるのであれば門、のようなものが現れて、捻れる。歪む。五号は振り上げていた腕を止め、「やあっぱり」と笑いかけた。
    「どうしてラウダが二人いたのか。どうして花言葉辞典に記されていた花は三つきりだったのか。何故本来は屋敷の主であるはずのシャディクが、従者役をしているのか。遠くの場所を見るなんて魔術はない。少なくとも僕は知らない」

    『五号の獲物ってなんだよ』
    『尖った時間に触れたやつ』
    『つまり?』
    『うまく言えないけど、この世界じゃないところからやってきた人……かな?』
    『なるほどわからん』

    『えっと、詳しくは言えないが、俺の目的が神話的な物品を回収する、という感じだから、明らかに怪しいこれを回収した、というわけだ』
    『……あ、なんでわかったのかだけど、見ていたからだよ。オリジナルの持つ道具の力を使って』

     グエルの脳裏に、ばちり、と。よみがえる。オリジナルの手に握られていたのは、奇妙なアラベスク模様で覆われた、およそ5cmほどの__

     『銀の鍵』。

    「僕の獲物は君だね? ラウダ・ニール」
     殺せ、グエル。
     ぱらり、と。地に落ちたメモには、『招かれざる客』と書かれていた。

  • 177二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 20:07:59

    犬っぽいとは思ってたけど、ティンダロスかあ

  • 178二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 20:21:06

    前回ラウダが飾り棚に目星成功してたのに情報拾えなかったのはそういうことか
    花と花言葉は…

  • 179二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 20:48:32

    (家のWiFiがIP規制くらったので解除されるまで減速するよ)


    グエル「ラウダ!ラウダ!ラウダ!!」

    ラウダ「あ ぁぅぁ あ」

    五号「はいグエル、目的変更メモね」

    グエル「あっ あっあっあ あーーーー!」

    ラウダ「何?何ももらったの?」

    チャラン「これは見てもいいだろ。ほら」

    『グエルのもくてき:殺せ そいつが五号くん(可愛い!)の餌だよ』

    グエル「全く可愛くねえぇえええ!」

    ラウダ「待ってKP! 交渉しよう。ラウダは今弟の立場を乗っ取ってるし、兄さんはSAN値が三途の川に肩までつかっている状態だ。何より兄さんは『偏執症』と『フェティッシュ』で二つも子どもの父親に関する狂気を持ってる。五号の命令よりラウダの方が優先されるんじゃないかな!?」

    五号「リアル説得来たね! ……でもまあ、実は的を射ているんだよね? 一応、グエル・ラウダ対立フラグ解消※いずれかでOK っていうのを用意してあるんだけど、半ばネタというか まあ さすがに ないでしょ(笑)って入れてたので『グエルの落とし子ダイス選択で二回以上ラウダが指定される』っていうのがあって」

    グエル「聞いたことない最低の単語でてきたな」

    ラウダ「落とし子ダイス……」

    チャラン「言っておくが他の条件はきちんと詰めたんだぞ? それで、一回目のあれを『ラウダ』としてカウントするなら、実はもう対立フラグは解消されていることになる。なんというか……『これ』で解消するのは若干こう 墜ちた…… みたいな感じがあるが」

    ラウダ「墜ちろォ!兄さん!!」

    グエル「うわ~!なまじっかここで墜ちなかったら直でラウダと殺し合いになりかねないっていうか”なる”から拒否もできない!!」

    五号「というわけでダイスで決めようか!グエルのPOW*5、そこに狂気ひとつをー5としてー15。達成値35で成功したら墜ちない。グエルは強い。いけっグエル、殺せ!」

    チャラン「失敗したら墜ちるぞ。ただし体と精神を落としただけで別に五号は諦めてないし、グエルが正気に戻ったらまた対立フラグが立つからなんとかできるようにがんばれ~って感じ」

    ラウダ「ファンブル出してよ兄さん」

    グエル「俺は女神に愛されている。……いやそれならクリティカルが出る可能性もあるのか!?どっちにしてもやるしかないっ、切り抜けてみせる!!」

    グエルPOW判定:dice1d100=94 (94) (35)

  • 180二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 20:51:12

    ここぞとばかりに出目でっかくて草
    いや笑い事ではないんですが…

  • 181二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 20:51:30

    惜しい…

  • 182二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 20:52:53

    成功したら墜ちないんだからこれは墜ちたんだよね?ね???

  • 183二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 20:59:26

    ボーナス無しでも切り抜けて草

  • 184二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 21:02:47

    体と精神が落ちてたらそれ完落ちだと思うんですよ

  • 185二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 22:36:41

    「……あれ、グエル?」
     グエルは動かない。
     五号は虚をつかれたような顔をする。一瞬ひるんだあと、「何してるの、殺してよ!殺せ!」と頬を膨らませながら地団駄を踏んだ。グエルは槍を構える。そうしてそれを__五号に、向けた。
    「よくわからないが。大切な弟にして我が子の父親を、殺すわけにはいかない」
    「え!?待ってよどう考えてもそれは違うくない!?いいのそれでっ、いいのそれで!?」
    「お前は俺の従者だろう。……仮に、どうしても、というならば。甘いものでも、俺の腕でも。なんでも、くれてやる」
    「どうして!?ねえどうしてそうなるの!?」
    「兄さん……」
     ラウダはグエルの背を見やる。
     グエルは一瞬振り返り、安心させるように微笑んでみせた。それで、嬉しい、と。少しだけ思ってしまった自分に、どんな感情を抱けばよいものか。ラウダには、最早わからなかった。
    「……よくわからないが、とりあえず助かった……?」
    「うあああんっ、目の前にいるのにいいいっ、グエルのばかばかばかああ!!」
    「お、落ち着け五号。ほら、なでなで」
    「『銀の鍵』を持ってる手で触らないでよオリジナル!!」
     いつの間にか、日が暮れつつあった。

    ラウダ「勝ち」
    五号「うそでしょ?」
    チャラン「最初はINTでやろうとしたけどグエルINTほぼ最大値だからさすがにかわいそう……と思ってPOWにしたんだがな。INTで補正無しでも失敗だったな」
    グエル「よかったのか……?これよかったのか、本当に……?」
    ラウダ「よかったんだよ。あとはうっかり兄さんを正気に戻さないように立ち回ればいいんだね?頑張るよ」
    グエル「すごい言葉来たな」
    五号「『うっかり兄さんを正気に戻す』……」
    チャラン「俺本当にこいつに協力しなきゃいけないのか???」
    【グエル ラウダ 八日目 昼 終了】

  • 186二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 22:52:55

    クトゥルフ詳しくないからたまに検索しながら読んでるんだけど
    銀の鍵はシュブ=二グラス以外の有名な神の関係アイテムでラウダは別の世界から来たってこと?

  • 187二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 22:54:00

    スレッタ「合流、です!……今日は何も、しゅうかく、ありませんでした……」

    ミオリネ「そうね。ダイス目がかなりひどかったから」

    グエル「血が大量に入った謎の箱を見つけた。それとラウダの正体は『銀の鍵』を使ってやってきた人間……だということはわかったぞ。ティンダロスの猟犬である五号はその命を狙っているらしい」

    ラウダ「でも兄さんPOW判定でほぼファンブルみたいな出目で失敗してたから、とりあえず対立フラグは立っていないみたいだよ」

    スレッタ「なるほど……それじゃあ、五号さんに薬を使っても効果はない、ということですね。仮にNPCに使うとしたら、五号さんは外しておきましょうか。それで、ノート、解読しましょう!技能はいりませんか?それとも図書館ですか?」

    四号「図書館。成功すればしっかり読み込める。失敗しても斜め読みはできるよ。ただしノートを読むなら、薬の製作には参加できない」

    スレッタ「どうせ期待値は一割なので、私より達成率が高い、ラウダさんや四号さんにおまかせ、します!じゃあ私はノートを読みます、ね~!」

    ミオリネ「……それで、さっきさらっと流してたけど、ラウダは銀の鍵を使った、ということ?別の世界、あるいは過去、未来のどちらかから来た……ということなの?」

    シャディク「どうだろうね、ミオリネ?君にはまだそれはわからないだろう」

    ミオリネ「どっちにしても何対立フラグ解消してんのよ。殺し合いしなさいよそっちの方が面白いから」

    シャディク「酷い発言が飛び出たね」

    五号「うう、ううう……いいもんっ、今お菓子きれてるから、ラウダを殺さないならグエルが餌になるだけだもん……」

    グエル「そういえばそうだったか……いやまあ、SAN値が減らないならなんでもいい、か……」

    チャラン「達観してるなあ」

    ラウダ「その取捨選択はしてもいいものなの??」

    スレッタ「それと、あの、お姫様?がどうこうとかいう謎解きも気になるんですけど……その手がかりはない、ですね。うーん……なんなんでしょう……?」

    スレッタ図書館:dice1d100=92 (92) (70)

    1:きもちいいくすり 2:性転換薬

    グエルクトゥルフ神話技能:dice1d100=98 (98) (7) dice1d2=2 (2)

    ラウダオカルト:dice1d100=74 (74) (70/2=35) dice1d2=2 (2)

    四号クトゥルフ神話技能:dice1d100=69 (69) (99) dice1d2=1 (1)

  • 188二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 22:59:39

    >>186

    簡単に言うと時空を超えるアイテム

  • 189二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 23:01:28

    スレッタの出目ひでえなあ…

  • 190二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 23:08:36

    グエルはここでファンブル出さなくてええんやで

  • 191二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 23:12:56

    >>186

    五号「そうだよ!『ヨグ=ソトース』っていう、時間や空間を司る……二番目にヤバい神様かな?それに関係するアイテムで、使うと連なっている時空の門を開くことができる。>>188 さんが言ってるみたいに、ざっくり過去や未来、異世界に行く事ができるって思っておけば、とりあえずこのシナリオでは十分だよ」

    チャラン「ティンダロスの猟犬は時間を移動するやつに目をつけて獲物認定し、とにかくどこまでも追い続ける。ちなみにこれは豆知識だが、ティンダロスの猟犬はシュブ=ニグラスが産んだ種族の一つだぞ」


    スレッタ「あうあうあう」

    グエル「うあうあうあ」

    ミオリネ「あんたらほんとやる気あるの?」

    ラウダ「……えっと、四号がきもちいいくすり追加で作ってくれたから、兄さんはとりあえずひとつ服用しようね……?ひとつは余ってるんだから、明日使うぶんはあるし」

    ミオリネ「自分は関係ないみたいな顔してるけどあんたも大概ひっどい出目してるわよ」

    四号「……そうだね。じゃあスレッタの処理からしようか」


     スレッタはぱらぱらとノートをめくる。……だが、昼間見つけた売買契約書のことがあたまにあるからか、目が滑ってうまく読めない。ただ、先日見つけたという生贄の本やその他のメモと、同じ筆跡であることだけはわかった。

    「う、うーん……なんです、『寄生虫』……?」

    「従者『オリジナル』、真面目でいい子。従者『五号』、食いしんぼだけど優秀。従者『四号』、その辺の人間を使う……なんか四号の記述だけ雑ね」

    「四号さん、そのへんのにんげん、だったんです!?」

    「……僕は人間だよ。見ればわかるでしょう」

     四号はそういって、華奢な少女の肢体で、くるりとその場で一回転してみせた。その姿は、妖精か何かのように、儚げで可憐である。はわわ、とスレッタは頬を赤らめた。

     一方その頃__

    「あっ あ、血 ゆび きって、血 血が……箱……」

    「そうだよ。血だ。どうしてこうなったかわかる?全部ラウダのせいだよ。だからほら、ラウダを殺そうよ……?」

    「誰か!オリジナルくすり!きもちいいくすりもってきて兄さんに飲ませて!!」

    「了解した!」

     テーブルの反対側はだいぶ混沌とした様相を呈していた。

  • 192二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 23:20:02

    シャディク「さて。きりもいいし、いったんここで休憩を挟もうか。次スレだね」

    ラウダ「……なんか、長めだね……?」

    グエル「まだ誰も目的を達成できてる様子がないしな。ほんとに大丈夫なのか?」

    シャディク「いや今回に関しては尺取ってるのだいたい『弟』関係だからお前らは責任とってほしいなあ!?……こほん。とにかく、明日の昼から夕方ごろに、また集合しよう」

    スレッタ「わ、わかり、ました!四号さん、人間かと思ってたけど、なんだかやっぱりまだ何か残ってそう、です……?」

    ミオリネ「何かあるのは間違いないわね。もう一度図書館を使えたらいいんだけど……あ、グエルはくすり服用して寝てね」

    スレッタ「……ききたいですけど、きけないですもんね……と、とにかく、おやすみなさい、です!みなさん、またあした~……?」dice1d2=2 (2) (今日は起きていられないのでただのブラフです)

    ミオリネ「ええ。おやすみ」dice1d2=1 (1)

    グエル「おやすみ、……ごく、ぷは……♡ああ、こうふくになってきた……♡」(夜行動禁止)

    ラウダ「おやすみなさい。よい夢を」(夜行動禁止)

  • 193二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 23:51:41

    グエルもうヤク中患者だこれ…
    でもヤクなきゃないで廃人だし殺し合いだしあかんすぎる

  • 194二次元好きの匿名さん23/03/14(火) 08:43:48

    グエル、どうにか助かってほしい

  • 195二次元好きの匿名さん23/03/14(火) 08:56:54

    4号は人間らしいけど、日光に弱いとかクトゥルフ神話技能99で正気っぽいとか人外要素多い…
    上の特性とか支配の魔術使ったりとか吸血鬼みたいだと思ったけど、最初の説明みたいなのでは聖鳥らしいんだよな
    5号→番犬、様→妖精って言ってたから4号とシャディクも真の正体は聖鳥と悪魔からあまりかけ離れた姿では無いはず
    そしてクトゥルフで鳥と言われたら思いつくのは「シャンタク鳥」、奉仕種族でスレッタに奉仕する様子を見ればあってそうだけど……
    もう1つ思いつくのが「忌まわしき狩人」、日光が弱点らしい……
    両方の共通点としてニャルラトホテプに使えているのが上げられる
    うーん、わかんない!

  • 196二次元好きの匿名さん23/03/14(火) 11:38:48

    皆生き残ってほしいが、ミオリネが不穏過ぎるなあ
    お疲れさまでした、次スレも楽しみにしております!

  • 197二次元好きの匿名さん23/03/14(火) 13:27:54

    こっからどうしたら全員生還できるんだろうな…全然わからん

  • 198二次元好きの匿名さん23/03/14(火) 14:33:29
  • 199二次元好きの匿名さん23/03/14(火) 14:38:15

    たて乙です、うめ

  • 200二次元好きの匿名さん23/03/14(火) 15:03:54

    埋め
    結末が楽しみだね

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