- 1二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 08:40:44
ウタ「ハム………んんん美味っしー!みかんのソースがクリームとすっごく合ってる!」
ナミ「そりゃあ私が育てたもんだから美味しいに決まってるでしょ?ま、お口に合ったようでなによりだわ」
サンジ「まだまだあるから遠慮せずにどんどん食べてくれよ、ウタちゃん」
ウタ「はーい!ハム…アム……ガブガブ…モグ…バク…」
ナミ「…気持ちの良い食べっぷりね……見慣れたもんだけど」
サンジ「はは、お気に召してもらって良かったよ」
ーーー
ルフィ「……ブヘーッ!あー…口の中が甘ェや…満足したか、ウタ?」
ウタ「うん、お陰様でね。こんなに美味しいパンケーキ食べたの初め………え?」
ナミ「どうかした?」
ウタ「……まだ入りそうな感じがする……すっご……」
ナミ「あれだけ食べたのに!?……いや、無理もないか」
サンジ「…だね、甘い物じゃ腹には溜まり辛いだろうし」
ウタ「これ以上食べたら太るかな?…いや、大丈夫……かな?」 - 2二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 08:41:42
注意
本スレには
滅茶苦茶な時間軸
ご都合展開
テンポの都合による大幅な割愛
保険用のCP要素
まともな戦闘描写が書けないスレ主
亀更新になる可能性
が含まれます
ご注意ください - 3二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 08:42:24
妊娠ネタならわざわざ「?」つける必要ねえよな
- 4二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 08:42:31
ええんやで、楽しみにさせてもらいます
- 5二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 08:44:18
見守る
- 6二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 09:01:35
10まで埋め
- 7二次元好き匿名さん23/03/11(土) 09:10:02
楽しみ
- 8二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 09:10:36
完結するまで待ってるからね!
- 9二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 09:14:54
ほし
- 10二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 09:15:15
落ち回避
- 11二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 09:37:17
ウタ「ていっ!……とうっ!……凄いね!……簡単に持てちゃう!……重そうだったのに!」ブン ブン ブン
ゾロ「流石に筋が良いな。……そうだ、ウタ。一つ聞きたい事があるんだが」
ウタ「ピタッん、いいよ。稽古のお礼代わりに、何でもどうぞ?」
ゾロ「大それた事ではねェんだが…お前の親父の赤髪が剣を使ってる時の事、教えちゃもらえねェか?」
ウタ「え、シャンクスの?……んー………ごめん、ちょっと見た事ないかなあ。闘いになりそうになったら船の中に入れられてたから、シャンクスが闘う姿はちゃんと見た事は……ごめんね、役に立たなくって」
ゾロ「別に気にすんな。鷹の目と張り合ったって聞いたから少し興味が合ったもんでな。…お陰で、いつかこの手で確かめる楽しみが出来たぜ」
ウタ「はは…その時はお手柔らかにね……シャンクスの闘う姿かあ………んー………昔ルフィが山賊に襲われた時は確か……ベック達がほとんどやっつけてたと思うし………んー………」 - 12二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 09:52:46
ウタ「……でね、その時のヤソップがね……」
ウソップ「………ゲェ、マジかよ!?何やってんだ親父の奴……」
ウタ「アハハ、ベックったらもうカンカンに怒っちゃってね!シャンクスと一緒に、それはもう首が取れちゃうんじゃないかってぐらい謝ってて……」
ウソップ「……な、情けねェ……揃いも揃って、いい年したおっさんが何やってんだ……あれ……?………チョッパー?……そういやさっきから黙ってるけど、どうし」
チョッパー「」チーン
ウソップ「チョッパアアアァァァーー!!??」
ウタ「キャアアアア!!?だ、抱きしめすぎちゃってたからかな!!?どど、どうしよ!?」
ウソップ「医者あああああァァァァ!!!!……あ、気絶してるんだった。誰かあああああァァァァ!!!!」
ウタ「ほんっとにごめんね!?モフモフを味わいながら話したいなんて、私が言わなかったら……!!」
チョッパー「」 - 13二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 10:08:32
パワフルウタか?
それもいい - 14二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 10:15:30
ウタ「あ"ー……ほんと、申し訳ない……」
ロビン「まだ勝手が分からない?」ナデナデ
ウタ「うん……やっぱり自分のとは違うしね……なんて、贅沢言える立場じゃないんだけど……」
ロビン「大丈夫、ゆっくり慣らしていけばいいんだから。それに皆迷惑だなんて思ってはいないはずよ。私だってそう。だから頑張って、ね?」ナデナデ
ウタ「……ありがと……ロビンさん……フアァ……眠くなってきちゃった……そろそろどかなきゃ……なのに……」
ロビン「ふふ、このまま眠って構わないのよ?起きるまでこうしててあげるから」
ウタ「……いいの……?膝………疲れない………?………髪も………チクチクしてるし………いびき………かいちゃうかもしれないし………」
ロビン「全然気にしないわ。それで貴方の疲れが取れるなら、安いものよ」
ウタ「……そっか………ありがと………ロビンさん………ん…………スゥ…………」
ロビン「……良い夢を、ウタ」 - 15二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 10:21:54
もしかして
入 れ 替 わ っ て る ? ! - 16二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 10:29:45
いや……>>1から察するにルフィの体にウタの人格が入ってる???
- 17二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 10:39:43
ウタ「ヌググググググ……!!」ググググ
フランキー「ウググググググ……!!」ググググ
ウタ「ダアーーッ!!」バァン!!
フランキー「グオオオオオ!!?」
ウタ「ハァ……ハァ……フゥ……か……勝ったァ!!」
フランキー「く……くそう……まだまだ改造がいるな……こりゃあ……」
ジンベエ「ワハハハ、大したもんじゃ!どれ、次はわしと手合わせしてもらおうかの!」コトン
ウタ「いよーし負けないからね!じゃ、フランキーさん。合図お願い!」
フランキー「スゥーパー任せとけ!それじゃお前ら、まずは見合ってェー……よーい……」
ウタ「……」グッ
ジンベエ「……」グッ
フランキー「初めェ!」
ウタ「フグググググ……!!」ググググ
ジンベエ「ヌウウウウウ……!!」ググググ - 18二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 11:41:06
つよい…
- 19二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 11:44:44
パワフルすぎる
- 20二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 12:11:14
ウタ「♪〜〜信じられる? 信じられる? あの星あか…ゴホッ!ゲホッゲホッ!や、やばい……水、水」
ブルック「も、申し訳ありませんウタさん!歌わせすぎちゃいましたか?」
ウタ「グビグビ…プハァ……いや、ブルックさんは悪くないから。私が調子に乗って歌いすぎちゃっただけで…もっと喉も鍛えないとだね、ルフィ?」
ルフィ「鍛えるったってどうすんだ?海に向かって叫び続けりゃいいのか?」
ウタ「そんな雑にやったら痛めるでしょ!?全部教えてあげるから、私がいない時にもちゃんとやる事、いい!?」
ルフィ「えー!?………ま、いいか。それでウタがもっと歌えるんならやってみる、おれ」
ウタ「ん、よろしい。それじゃブルックさんも、手伝ってくれる?」
ブルック「ヨホホ、ええ勿論。それではまた演奏させていただきますね」
ウタ「ほら、今度はルフィが歌うんだから、ちゃんと歌いなさいよ」
ルフィ「任せとけ!いよォーし…」スウウゥーッ - 21二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 12:39:04
このレスは削除されています
- 22二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 13:00:42
・・・その日の夜
ガチャ バタン!
ルフィ「ふいーサッパリしたー!……んと」スルッ ギュッ
ルフィ「ウター風呂入ってきたぞー。出てこいよー」
ウタ「あ、ルフィ。んースンスン……うん、本当みたいだね。偉い偉い」
ルフィ「これで文句ねェだろ?」
ウタ「今の所はね。初めの頃は凄く臭くってビックリしたんだから、これからも忘れずに毎日入るのよ?」
ルフィ「しし、出て行かれても困るからな。何とかやってみる」
ウタ「…出て行きたくっても無理でしょ、今のままじゃ」
ルフィ「だな!ま、ぜってェにどこにも行かせる気はねェんだけどな!」
ルフィ「……もう二度と、手放したりしねェからな。ここにいてくれよ、ウタ」
ウタ「…………うん」 - 23二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 13:14:12
やっぱり入れ替わってるのかな?
- 24二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 13:22:23
・・・新世界の、何処かの島
ウタ「♪〜〜どこまでも貴方へ 届くように 歌うわ」
ウタ「大海原を駆ける 新しい風になれ〜〜♪」
ウタ「……ふう」
ウタ「…………」
ザザー… ザバァーー… ザザー… ザザー…
ウタ「…あの夕陽を見てると、懐かしい感じがするよね」
ルフィ「だなァ。マキノとか、村長とか…ダダン達も元気かなァ」
ウタ「……帰りたくなった?」
ルフィ「……ちょっとだけな。でもそれも立派な海賊になってからだ。その時は、ウタの事もきっちり話してやろうな!」
ウタ「ちゃんと話せるの?今の私の事」
ルフィ「なんとかなるだろ!……まだなんて言えばいいのか分かんねェけど……ま、もうちょっと後で思いつくだろうし、だいじょぶだ!」
ウタ「ほんとに……?先が思いやられるんだから……あ、ルフィ。そろそろ行かないと集合時間に遅れるわよ」
ルフィ「あ、もうそんな時間なのか?よーしそんじゃ」
「ほら早く早く!」「ひっぱらないでーおにいちゃん!」 - 25二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 13:37:33
ルフィ「……ん?」
「ふぅ……ふぅ……確かこの辺りで……あれ?」
「……いないね?」
「ここで聞こえたと思ったんだけど……あのーすみませーん!」
ルフィ「何だー!」
「この辺りでウタちゃんの声が聞こえたんですけどーお兄さんも聞きましたかー?」
ルフィ「え!?……いいいいいやぜーんぜん聞いてねェぞウタの歌なんて!!いやほんとに、うん!!悪ィおれ急いでるからもう行くぞそんじゃあなー!!」ダアアアァァッ!!
「あ…行っちゃった……お腹、痛かったのかな?ほんとにウタちゃんの声だと思ったんだけど…僕達も行こっか」
「おにいちゃんおにいちゃん」クイクイ
「どうしたの?」
「いまのおにいちゃんがてにつけてたの…うたちゃんがつけてたのとにてたね」
「え?……そういえばそうだった……かな?」
「うん、おんなじだったよ。たぶん」
「なんで付けてたんだろ?…あのお兄ちゃんもファンなのかな?」コテン
「かなー」コテン - 26二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 13:45:30
ルフィしか見えてない?
- 27二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 13:50:28
すごい雰囲気好きなんだけどミステリー?な要素感じる
- 28二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 14:01:30
ルフィ「……ハァッ……ハァッ……あ…あぶなかったァ…もう少しでバレそうだったな……ウタ……」
ウタ「ハァッ……ふう…あんな小さい子達にバレてもどうもしない気もするけど…ま、いいか。ありがとねルフィ」
ルフィ「しし…………あー落ち着いたら腹減ってきたな!さっさとサニーに帰るか、ウタ!」
ウタ「うん………ねえルフィ?」
ルフィ「ん?どした?」
ウタ「……やっぱり私、出て行った方がいいんじゃないかな」
ルフィ「……急に何だよ」
ウタ「いや、誤解しないでよ。私がいなくなったら、ルフィが傷つくっていうのは分かってる。……だから……出て行くっていうのは……その……
………ルフィの身体から、出て行くって……そういう意味の……」
ルフィ「………」
ルフィ「…………出来んのかな、そんな事」 - 29二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 14:04:11
「いつの間にか、ルフィの方が背が高くなってたんだね」
「……私にとっても、大事な帽子」
「…………いつかきっと、これがもっと似合う男になるんだぞ」 - 30二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 18:30:53
・・・在りし日のエレジア
ルフィ「……………ん……………」
ルフィ「…………んん………は!?」ガバッ!
ゾロ「……やっと起きたか、ルフィ」
ルフィ「ゾロ!………ウタは?シャンクスは?」
ゾロ「……その前に、お前に会いに来た客がいるぞ」
ルフィ「…え…?………あ」
「………久しぶりだな………ルフィ」
ルフィ「………ベック………」
ベック「………デカくなったな………随分と、見違えたもんだ」 - 31二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 18:48:05
ルフィ「………ベック……………ウタは………?どうなったんだ………?」
ベック「………」カチッ シュボ
ベック「………」
ベック「………ハァッ………………俺達の船で、眠ってる」
ベック「………………もう、起きないだろうがな」
ルフィ「……………っ」
ゾロ「………」ギリィ
ナミ「……そんな……」
ジンベエ「………ルフィ………」
ベック「……出来ることなら、こんな形でお前とまた会いたくはなかったんだがな。…………お前さえよければ、ウタの顔だけでも見に来てやってくれねェか。お頭も、今は船の中に籠ってる。約束を破る訳にいかないって言ってたからな」
ルフィ「………」
ベック「……どうするんだ、ルフィ?」
ルフィ「………………」ギュッ
ルフィ「…気持ちは嬉しいけど…………悪ィ、おれは行かねェ」 - 32二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 19:05:35
ウソップ「ルフィ!!?おま、何でだよ!!?」
サンジ「……黙って見ててやれ、ウソップ」
ウソップ「けどよ、サンジ!!」
サンジ「あいつにだって考えがあるんだろ。それをまずは聞いてやれ。……怒るのは、その後からでも遅くはねェんだ」
ウソップ「う………わ……分かった…」
ベック「………どうしてだ、ルフィ?」
ルフィ「……ウタにも、託されたんだ。こいつを」ガシッ
ルフィ「…なのに…いつまでもウジウジしてたら、おれは弱いまんまだ。…だから、ウタの思いも全部持っておれは進む。……もう、立ち止まる訳にはいかねェんだ」
ルフィ「…だから……ごめんベック。まだウタにも、シャンクスにも会う訳にはいかねェから…おれは行けねェ……自分勝手で悪ィけど、そう他の皆にも伝えといてくれ」
ベック「………そう………か」
ベック「……分かった……そう、伝えておく」
ベック「……本当に、デカくなったな。ルフィ」 - 33二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 19:23:46
ルフィ「……ベックも、結構変わったと思うけどな」
ベック「俺だけじゃねェ、他の連中だってそうさ……立派になったお前の姿を見れなくてさぞ残念がるだろうが……皆、お前を忘れちゃいない」
ルフィ「……そっか」
ベック「……世間話もここらにしておくか。あまり話しすぎて、あいつらからやっかみを受けるのもごめんだからな。俺はもう行く…が……その前にだ」ゴソ スッ
ルフィ「?………あ……ベック…それ…」
ベック「……こいつだけでも受け取ってもらえちゃくれねェか、ルフィ」
ルフィ「…ウタが……付けてた……」
ベック「……昔、ウタに見せられたってお頭が言っててな。大切にする、とも言ってたそうだ」
ルフィ「……ウタが」
ベック「ルフィとウタの大切な物なら、ルフィが持つべきだ……お頭から、そうことづけられてる……受け取ってくれ、ルフィ」 - 34二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 20:34:19
ルフィ「………」
ルフィ「………」サッ
ベック「………」ポスッ
ベック「………それじゃあ……今度こそ、俺は行くぞ。…ルフィ?」
ルフィ「……」
ベック「……もっと強くなろうぜ。俺も、俺達も、お前も……次に会う時は、今よりももっとな」
ルフィ「……ああ」
ベック「……じゃあな。……お前達。これからもルフィの事を支えてやってくれ」
ウソップ「頼まれなくたって分かってらァ!!親父にも首を洗って待っとけって伝えといてくれよ!!」
サンジ「……ウソップ」
ベック「……へ、いい仲間がいるじゃねェか。ルフィ」
ルフィ「……そーだろ?…しし」
ベック「…ふ……またな」 - 35二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 22:53:27
ナミ「…………行ったみたいね…………ルフィ」
ゾロ「今は黙っといてやれ」
ナミ「……ゾロ」
ゾロ「…………今だけは、そっとしといてやれ。頭では分かってても、心の方は追いついちゃいねェんだろ。……今はまだ、何も言ってやるな」
ナミ「………今はまだ、ね……」
ルフィ「………」ジッ
「それ………おれが描いたやつか?」
ルフィ「………」
ルフィ「………」ジワッ
ルフィ「…………」グッ
ルフィ「……………ふう………よし………」 - 36二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 22:55:55
ルフィ「……野郎共ォ!!」
ナミ「!」
ルフィ「……おれ達も、出航の準備だ!!行くぞォ!!」
ゾロ「……おう!」
ナミ「…りょーかい!」
ウソップ「よォーしそんじゃ…サニーに帰るか!」
サンジ「おし!……たっぷり飯を用意してやるから、気合い入れて食えよルフィ!」
ルフィ「お、ほんとか!!しし、楽しみだなー!」
ーーーーー
・・・それから、しばらく経った頃 - 37二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 08:38:33
どうなる
- 38二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 10:03:35
魂だけ体に入ったのか
- 39二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 10:12:57
・・・・・
ルフィ「……で」
ルフィ「おれに用って何なんだ?肉くれんのか?」
ナミ「いいえ、肉なんかよりもーっと良い物よルフィ」
ルフィ「なんかって何だ!!ナミお前な、肉を舐めてると肉に泣かされるんだぞ!!」
サンジ「訳の分からねェ事言うんじゃねェ!!話が進まねェだろうが!!」ゲシィ!
ルフィ「グヘェ!?……と……とにかく…何くれんだよ」
チョッパー「フッフッフ……」
ウソップ「クッフッフッフッフ……」
ルフィ「……何だその気持ち悪ィ笑い方。……変なもんじゃねェよな……」
フランキー「アーウ!安心しろルフィ、スーパーおかしいもんなんかじゃねェ!俺達がおめェにやりたいっていう物。それはな……」
ナミ「……これよ!」バッ
ルフィ「…………え………?」
ルフィ「………お前ら……これ………」
ルフィ「………ウタが付けてたやつだ………」 - 40二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 10:30:10
ロビン「フフ…よく見てちょうだいルフィ、手の甲の所」
ルフィ「え?………あ……!?……これ……おれの名前じゃねェか!」
ナミ「そ、あんた用に新しく作ったの。あの子とあんたの手じゃサイズが全然違ったしね」
ルフィ「……お前ら……何で……」
ナミ「……大切な物だって聞いたからよ」
ルフィ「……」
ブルック「余計なお節介だったかもしれませんが……こうすればきっと、ウタさんも喜ばれるかと思いルフィさんには黙って進めさせて頂きました」
ジンベエ「いなくなった者を悼むのも良いが……お主が前に進み続けるのを望んでおると、そう思っての」
ゾロ「だからそいつは、お前が持つべきだ。……あいつの事を、ずっと忘れない為にもな」
ルフィ「………皆」 - 41二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 13:58:22
ルフィ「……」チラ
ルフィ「…付けてみていいか、これ?」
ナミ「勿論よ。その為に作った訳なんだしね」
ルフィ「………」スルッ ギュッ
ルフィ「…しし、ぴったりだ」
ナミ「そ、良かったわ。………さあ、ルフィ!」バシン!
ルフィ「ってェ!?」
ナミ「いつまでも俯いてないで気合い入れなさい!私達も、全力で支えてやるんだからね!」
ルフィ「………おう!!」
ゾロ「……へ、やっといつものあいつらしくなったな」
サンジ「心配かけすぎだってんだ。何処ぞのマリモでもあるまいし…」
ゾロ「…おい、俺がいつ心配させたってんだ」
サンジ「島に立ち寄る度させてるじゃねェか。目を離した隙に迷子になりやがって…後、てめェとは一言も俺は言っちゃいねェぞ」
ゾロ「言ってんじゃねェかこの野郎!!今すぐ叩っ斬ってやろうかエロガッパ!!」
ウソップ「お前らもいつもの調子になんじゃねェよ!?」 - 42二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 14:09:37
ブッハッハッハッハ!!バッカーデー!! マ、イツモノルフィニモドッテクレタヨウデスーパーアンシンシタゼ! ジャナ! フフ、ニギヤカ オチツイテクレゾローサンジー!! トメテモムダヨチョッパー アノバカフタリガキクワケナイデショ ダレガバカダ!! テメェナミサンニナンテクチキイテヤガンダ!!
ーーー
ザザー…
ルフィ「………」
ルフィ「………」ジィッ
ーーー
ウタ「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
ーーー
ルフィ「……」
ルフィ「……海賊王に!!!」バッ!!
ルフィ「おれはなる!!!!」
ルフィ「……」スタッ
ルフィ「…しし!!」 - 43二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 14:11:49
ルフィ「……」
ルフィ「……」ズキィ!
ルフィ「……?」
ルフィ「……」
ルフィ「……」フラッ
スル バシャァァァァン!! - 44二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 14:28:29
「……海賊王に!!!おれはなる!!!!」
ウソップ「…どうやら、完全復活って感じだなありゃ!」
チョッパー「だな!……ほんっとうに良かったよ……食事を取る量がずっと少なかったから心配だったけど…あれでもう大丈夫だな!」
サンジ「ああ……さてと、俺は夕食の仕込みでもしてくるか。とびきり美味い飯用意して、死ぬ程腹一杯にさせてやらなきゃならねェしな」
ウソップ「おお!期待して待ってるからなサンジ!」
サンジ「任せとけ。ルフィにも腹空かせて待ってろって伝えといてくれよ…」スタスタ
ゾロ「……おい待て、てめェら……あれを見ろ」
サンジ「ピタッあ?なんだクソマリ……!?」
ウソップ「ゾロ?どうしたんだよいった」
バシャァァァァン!!
チョッパー「………え!!?」 - 45二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 14:55:10
ウソップ「な!?……ル、ルフィ!!!」
チョッパー「な、何で海に落ちたんだ!!?よそ見でもしてたのか!?」
ゾロ「訳ならあいつに聞きゃあいいだろ!!ジンベエ!!すぐにルフィを引き上げてやってくれ!!」
ジンベエ「あ、ああ!!任せておけ!!」
バッシャァァァァン!!
ロビン「…ルフィ……まだ立ち直ってはいなかったのかしら……」
フランキー「…いや、あの時の様子からするにそりゃあり得ねェとは思うんだが……どうしたんだ、ルフィの奴」バシャア!
ブルック「……あ!ジンベエさんが上がってきましたが…ルフィさんは……」
ジンベエ「チョッパー、聞こえとるか!!!…ルフィなら無事じゃ!!!じゃが今は気を失っておる!!!今すぐ医務室を空けといてくれェ!!!」
チョッパー「わ、分かった!!早く準備してくる!!」ダァッ!
ナミ「……ルフィ……」
ゾロ「…何やってんだ、あいつは……たく」
ーーー - 46二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 15:18:35
「………」
「………?」
「………」キョロ キョロ
「………ここ………どこ………」
「……真っ暗で………何も見えない………」
「………あの世なのかな………でも……誰もいない……」
「…………あれ?」
「……あそこだけ光ってる………何あれ……」
「………」スタスタ
「……っ…………眩しい………けど………」
「…嫌じゃない。………もっと………側に……」
カアッ!!
「……………!?」 - 47二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 15:31:18
「ーーーーーーーーー」「ーーーーーーー」「ーーーーーー」「ーーーーーー」
「…何……これ…!!」
「ーーーーーーーーーー」「ーーーーーーーー」「ーーーーー」「ーーーーーーーー」「ーーーーー」「ーーーー」「ーーーーーー」「ーーーーーーー」
「この……音………」
「ーーあー!!……りそうだ…」
「……違う…………この……声……」
「だって……つ、シャ……スの……」
「……これって……」
「…前は間違ってる……タ!!」
「……やっぱり…………これ……」
「娘がこんな事し………に、シャンクスが…………るわけねェだろ!!!」 - 48二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 15:59:30
あってるか分からんけどだいたい察した
- 49二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 19:03:56
「………のは新時代じゃねェ!!!」
「……が一番、分かってん……ねェのか!!!」
「……あ」
「ルフィくん!!あの……ウ……救ってくれ!!!!」
「この………は、あ………あま……も不憫だァ!!!!」
「……当たり前だろ……!!!」
「……ルフィ……」
「いつの間にか、…………………が高くなっ……んだね」
「………」
「…………いつかきっと、……………と似合う…………んだぞ」
「…………」 - 50二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 19:14:18
「………ルフィ」
「………ベック…………………は………?どうなったんだ………?」
「………ルフィ………」
「……………も、託されたんだ。こいつを」
「……………」
「ルフィはさ、どうして海賊王になりたいの」
「……………」
「……海賊王に!!!おれはなる!!!!」
「……………」
「…………ルフィ…………!!」
カアアァァッ!!
ーーーーー - 51二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 19:29:43
ルフィ「!!!」ガバァッ!!
チョッパー「うおおお!!?…よ、良かった!!気が付いたんだなルフィ!!大丈夫か!?」
ルフィ「……」チラ
ナミ「あんた何があったか覚えてる?急に海に落ちて、それから気を失って……本当にビックリしたんだからね」
ルフィ「……」キョロ キョロ
ロビン「でも何事も無かったようで良かったわ。怪我も無かったみたいだし、ひとまずは安心したわ」
ルフィ「……」キョロ キョロ
ウソップ「ほんっと驚かせやがって…ま、今に始まった事じゃねェんだけどよ……………ルフィ?」
ルフィ「…………」ジィ
サンジ「……おいルフィ、さっきからどうしたんだお前。妙に落ち着きが無い……のはまあいつもの事だが……まずは心配していたナミさん達に謝罪の一言ぐらい……」
ルフィ「……………………」ジィー
サンジ「……ルフィ…?……ほんとにどうしたんだお前…やっぱり、何処か悪くしたのか?」
チョッパー「いや、あれぐらいの衝撃じゃ脳に影響は及ばない筈なんだけど……念の為調べておこうかルフィ……」
ルフィ「……………………」ジィーー
チョッパー「……ルフィ?」 - 52二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 19:42:23
ルフィ「……………………」
ゾロ「…さっきから上の空だが…どうしたんだお前」
ルフィ「……………………ェ?」
ゾロ「………?」
ルフィ「………あ……あの……」
ゾロ「!!??」ザアァッ!!
ウソップ「……え………は………?………は!!?」
チョッパー「……な………そ……そ……そ……その…声…」
ブルック「……ル……ルフィさん……です…よね……?」
ルフィ「……え……?……い……いやあの……私……」
フランキー「……お…おい……こいつは……」
ジンベエ「……お……お主は……まさか………いや……そんな事……」
ナミ「…………ウ………ウ………ウ……」
ロビン「………ウタの……声……よね……」
ルフィ「………へ………?」 - 53二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 19:43:34
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- 54二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 19:51:11
ルフィ「……えっと……うん……ウタ……だけど………ごめん。どういう事なのか、ちょっとよく分からないんだけど……」
ロビン「……これを」スッ
ルフィ「え、手鏡?……えと………」パシッ
ウタ「…………あ…………ルフィだ………」
ウタ「………」
ウタ「………………」
ウタ「…………………………え」
ウタ「…エエエエエエエエェェェェェェェ!!??」
ナミ「……」
サンジ「……」
ウソップ「……」
チョッパー「……」
フランキー「……」
ブルック「……」
「「「「「「………エエエエエエエエェェェェェェェェ!!??」」」」 - 55二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 19:52:28
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- 56二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 19:54:26
- 57二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 21:02:10
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- 58二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 21:08:35
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- 59二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 21:10:09
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- 60二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 21:12:33
変なAAと構ってるレスの管理お願い
ある意味復活なのかな - 61二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 21:19:50
- 62主23/03/12(日) 21:25:05
(削除の加減が)分からぬ……!!ポロッ
主は豆腐メンタルなので場合によるとスレそのものを削除かもしれませんのでそこのところご理解お願いします - 63二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 21:34:18
ルフィ「ウワアアアアアァァァァァウタアアアアァァァァァ!!??」
ウタ「キャアアアアアアアアァァァァァァァルフィィィィィィ!!??」
「「「「「「エエエエエエエエエエェェェェェェェェ!!??」」」」」」
ゾロ「……何が……どうなってんだ……こりゃ………」
サンジ「……し……知るかんな事……」
ロビン「……ただの声真似……では、無い…わよね…」
ジンベエ「………何がなんやら………どうなっておるんじゃ……」
ーーー - 64二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 22:00:27
ナミ「…あーー……ほんと、ビックリしたわ……」
ウソップ「心臓が飛び出るかと思ったぜ…………ハアアァァ……」
ゾロ「やっと落ち着いたかお前ら……というか、よく落ち着けたな……」
ナミ「……まあ……何が起きるか不思議に思ってちゃ、今頃胸が爆発してるわよ……ふう………」
ウソップ「言えてら………あ、サンジが鼻血吹いて気絶してる。チョッパー、診てやってくれー」
チョッパー「あ………う……うん……だいじょぶかー、サンジー」テトテト
ナミ「どうしたのかしら、サンジくん?」
ウソップ「…おめェの発言を振り返ってみろ」 - 65二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 22:44:27
ブルック「……それにしても…ウタさんは何故、またこの世に舞い戻って来たのでしょうか……不思議ですね…」
ウソップ「それをお前だけは言っちゃいけねェだろ」
ナミ「ゴム人間に、すぐ迷子になる男に、トナカイの医者に、変態のサイボーグに、ガイコツに……不可思議の塊みたいなもんでしょ、ウチの一味は……まあ今回ばかりは、流石に度肝を抜かれたんだけども……」
フランキー「よせよ照れるぜ」
ジンベエ「ワハハ、魚人まで居るしのォ」
ゾロ「へ、自分で言う事かよ……」
ゾロ「……………」
ゾロ「?」
ロビン「どうしたのゾロ?」
ゾロ「……いや……イマイチ腑に落ちない感じがしたんだが……気のせいか……?」 - 66二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 23:58:08
ブルック「……あの、皆さん……私の話聞いてました?」
ロビン「…どうも皆忘れちゃってるみたいね。大丈夫よブルック、私でよければ聞いてあげるから」
ブルック「あ、ありがとうございますロビンさん……その優しさ、骨身に沁みます…ま、私の身、無いんですけどね!!ヨホホホ!!」
ロビン「それでブルック、さっきの話だけれども……」
ブルック「あ、はい。ウタさんがルフィさんの身体に居る訳……ロビンさんは、どうお考えなのでしょうか?」
ロビン「まあ、普通に考えるのなら……ウタの能力の影響……だと、最初は思ったんだけど………」
ブルック「他に何かお考えが?」
ロビン「……もしかしたら……別の事が原因、かもしれないわね」
ブルック「……別の事……と言うと…」
ロビン「ルフィに渡した、あれがウタを呼び寄せた。…その可能性も有るかもしれないと思ったの」 - 67二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 00:14:55
ロビン「……ウタの能力は、この世界とは別の世界に自分と人々の意識を招き入れるものだった。……そして、あれに込められた強い思いが、ウタの意識をルフィの元まで辿り寄せていった…………なんていうのは、あまりにも現実味が無さすぎるかしら」
ブルック「ヨホホ……有るかもしれませんよ、そんな事だって。何が起きても不思議じゃ有りませんもの、この海ではね」
ロビン「ふふ、説得力が大きいわね。………あの二人、ちゃんと話せているのかしら」
ブルック「積もる話なら有ると思いますが……部外者である私達が割り込むのは、野暮でしょうね」
ロビン「どうなったのかは…ここで大人しく待って、直接聞かせてもらいましょうか」
ブルック「ヨホホホ、それが良さそうですね!じゃあお茶でも飲みながら待ちましょうか。キッチンまで行きますけど、茶菓子も要りますか?」
ロビン「私も行こうかしら、確か前にサンジが取っておいたのが有ったと思うし……」
ーーー - 68二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 00:16:41
また書き溜めが出来次第投稿しますので、しばしお待ちください
その間は自分でも出来る限り保守はしますが、お暇が有る方も手伝ってくださるなら幸いです
よろしくお願いします - 69二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 00:51:35
乙
一つの体に二人いるの好き侍 - 70二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 06:50:55
乙
ゾロ地味に自分がファンタジスタの自覚あったのか - 71二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 12:47:22
二重人格ってことなのか
- 72二次元好きの匿名さん23/03/13(月) 22:28:20
待ち
- 73二次元好きの匿名さん23/03/14(火) 01:04:36
同じ体で恋に発展したらちょっと背徳的だな
- 74二次元好きの匿名さん23/03/14(火) 06:48:24
保守
- 75二次元好きの匿名さん23/03/14(火) 11:56:39
今回のは二重人格とは違う
- 76二次元好きの匿名さん23/03/14(火) 20:55:13
こんなに近くにいるのに抱き合うことさえできないなんて、って嘆き始めるぞ
- 77二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 00:10:10
ルフィ「いやーしっかし、不思議な事もあるもんだよなーウタ!」
ウタ「不思議で片付けちゃ駄目でしょ……ていうかルフィ、何であんたはそんな冷静でいられるのよ……」
ルフィ「ん?そりゃお前、生きてる内なら何だってあるだろ。それにな、酷い目に会うのに比べりゃ今の状況なんて全然悪くねェし、むしろ嬉しい事だからな!」
ウタ「……私が、ルフィの顔で喋ってるこの状況が?」
ルフィ「おう」
ウタ「………能天気というか、楽観的というか……凄いわね、あんた……」
ルフィ「しし、そーだろ!」
ウタ「………ハハハ………そう…………もう、深く考えるのはよしとこ……」
ルフィ「そーしとけそーしとけ!ナハハハ!」
ウタ「ハハハ……………ほんと、もう………」 - 78二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 00:11:49
ウタ「………ハハ………はあ………………ルフィ?」
ルフィ「ん?どした?腹減ったのか?飯の時間ならもっと後だぞ」
ウタ「違うから…………改めて、謝りたいって思って」
ルフィ「謝る……て………………ウタの夢の中の時の事か?いや、おれは気にしてねェし別に謝らなくったって」
ウタ「……それも、だけど…………もっと沢山、謝らないといけない事も………あって……」
ルフィ「??」
ウタ「……私が、こうやって出てくる前……………私、見たの」
ルフィ「……見たって?」
ウタ「……ルフィの、記憶……ルフィがしてきた、これまでの冒険全部と…………それに…………」
ウタ「………ルフィが………失ってきた……物………も」
ルフィ「………」 - 79二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 00:13:50
ウタ「…ルフィの記憶が、頭の中に流れ込んできた時……ルフィの辛かった気持ちとかも………少しだけど、感じて………凄く、心が痛くなった」
ルフィ「……」
ウタ「ルフィが、大切な人達を失うのをどれだけ嫌だったのか……………私、分かってなかった。ルフィが、どんな覚悟で強くなろうって思ったのかも…………なのに私……ルフィを傷つけて……」
ルフィ「……」ジッ
ウタ「………自分の気持ちだけ押し付けて、ルフィを置いていって………………それなのに、またこうやってルフィと話せるのが嬉しいって思ってる自分もいて…………厚かましいでしょ、私………」
ルフィ「……」ジィー
ウタ「……ルフィだけじゃなくって、シャンクスも……ゴードンも……私に助けを求めてたファンの皆も…私が……傷つけて」
ルフィ「ウタ」
ウタ「………どうしたの?」
ルフィ「………………」
ルフィ「………………プフッ」
ルフィ「…アッハッハッハッハ!!ず〜〜っと鏡で顔見てたけど、すっげー面白ェなこれ!アアアアッハッハッハッハ!!!」
ウタ「…………ハ」
ウタ「……………ハァ!??」 - 80二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 00:15:58
ウタ「……あ…あんた………私の話、ちゃんと聞いてたの!!?」
ルフィ「アッハハハハハハ!!だって、おれの口からウタの声が出てんだもん!!笑わずにはいられねェって!!」
ウタ「能天気通り過ぎてただのバカでしょあんた!???後聞いてたのか聞いてなかったのかどっちなのよ!!?」
ルフィ「アッハハハ………ヒィ…ヒィ……だいじょぶだいじょぶ、ちゃんと全部聞いてたからさ……ふう…」
ウタ「…疑わしいんだけど」
ルフィ「ちゃんと聞いてたって……あのなウタ、別にそんな事気にしなくたっていいんだぞ?お前が悪い訳じゃないんだし。…あれは、おれに足りないもんが一杯あったからああなったんだ」
ウタ「………でも………私がルフィを傷つけたのは本当の事でしょ………それに、他の皆だって」
ルフィ「それも気にしてねェって言ったろ!こうやってまたウタがおれのとこまで来てくれたんだしな!それによ、シャンクスだってゴードンのおっさんだって、ウタに迷惑掛けられたなんて思ってる筈もねェしな!ウタの歌が好きな奴らだって、ウタが生き返ったって知ったら喜ぶと思うし、おれ!」
ウタ「……そう……なのかな……」
ルフィ「ああ!ぜってェそうだ!」 - 81二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 06:50:35
保守
- 82二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 15:11:33
広義の意味で二重人格ではないが二人いるのは間違いない
声まで変わるのはわからん - 83二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 00:12:27
念の為セルフ保守 投稿少なくって申し訳ない
平日だとあんまり書けなくってきちぃわ… - 84二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 00:13:57
- 85二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 06:45:11
保保
- 86二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 15:46:11
ローのシャンブルズで入れ替わったときにもアニメだと声ごと入れ替わってたし人の心と声は一体なのかも
- 87二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 21:25:25
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- 88二次元好きの匿名さん23/03/17(金) 06:58:25
ほしゅ
- 89二次元好きの匿名さん23/03/17(金) 13:55:34
保
- 90二次元好きの匿名さん23/03/17(金) 20:12:33
このレスは削除されています
- 91二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 06:48:18
ほしゅ
- 92二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 11:32:58
このレスは削除されています
- 93二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 11:35:57
ルフィ「だからいい加減悲しい顔すんなウタ!…ていうか、これ以上おれの顔で悲しまれても気味悪ィだけだしやめろよな!」
ウタ「………」
ルフィ「おいこら!だから悲しい顔すんなって言ったろ!とにかくな、おれはお前とまた会えて本当に嬉しいし、話したい事だって山ほどあったし、後な、後……………えーと………」
ウタ「ルフィ?」
ルフィ「ん?」
ウタ「……無理に話さなくてもいいよ」
ルフィ「………そっか…悪ィ」
ウタ「………」
ウタ「……………プフッ」
ルフィ「……?何笑ってんだ?」
ウタ「…フフッ……だって…………急に怒ったり笑ったりするルフィの顔見てたら……ちょっと……抑えられそうになくって……フ…クク……」
ルフィ「今笑ったのはウタだろ!?…でもやっぱそうだよな!?こんなもん耐えられる訳ねェよな!」
ウタ「アハハ……ま…待って…ほんとにもう話さないで……クク……耐えられ……ないから……」
ルフィ「嫌だ!もっと話す!それでウタが笑えるんならこの口止めてやんねェからな!」
ウタ「アッハハハハハ!!アハハハハ、ヒィッ、ま、待って、ほんとに、もう、やめて…笑い死んじゃう……アハハハハハハハ!!!」 - 94二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 12:05:04
ウタ「ハハ…ヒィ…ヒィ……フウ…」
ルフィ「しし、やっと止まったな」
ウタ「はあ……うん……やっと落ち着けた……ねえルフィ、とりあえずさ…これからどうするの?」
ルフィ「これからって?」
ウタ「私がルフィの身体に居たら…この先不便になる事が必ずあると思うんだけど…」
ルフィ「んーー…別にだいじょぶだろ。その内慣れるだろうし」
ウタ「いや、能天気にも程があるでしょ……何で私がルフィの身体に入っちゃったのか原因も分からないんだし…もっと真剣に考えなさいよ…」
ルフィ「へーきへーき!とにかくウタが戻ってきたんだし万事OKだろ!別にウタとずっと一緒になってもおれ、全然良いし!」
ウタ「……はあ……ああそう………もう、あんたがそう言うなら私も深く考えるのはやめとこ……」
ルフィ「それがいいな!ししし!」 - 95二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 12:31:06
ぐうううううううううう!!
ウタ「…え、これ……ルフィのお腹の音?……大きすぎない?」
ルフィ「あー、安心したら腹減ってきたな!なんか食えるもんあるか見に行くか、ウタ!」
ウタ「…もう、このマイペース屋……ま、いっか!私もお腹空いたし行こう!難しい事はお腹一杯になってから考えよっか!うん、もうそれがいい!」
ルフィ「だな!…あ、そうだ!ついでにおれの仲間にも会いに行くか!まだちゃんと話してなかったろ!」
ウタ「そうそう、私もすっごく気になってたんだよね!トナカイの子と、それにロボットみたいな人にガイコツさんに後…………あれ」
ルフィ「どした?」
ウタ「……い、いや何でもないから!いいからもう行こうルフィ!私達、お腹ペコペコでしょ!?」
ルフィ「?うんそうだな。そんじゃ行くか!」
ウタ「う、うん!」 - 96二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 12:39:25
ウタ(………)
「別にウタとずっと一緒になってもおれ、全然良いし!」
ウタ(……ルフィ……意味分かってて言ったのかな…)
ウタ(……)
ウタ(いや、分かってないか。あいつの事だから、大して重く考えずに言ったんだろうし……)
ウタ(…まあ、そういう所が好きなんだけどね) - 97二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 13:29:24
ーーー
それから少し経った頃
ウタ「やーー!…うわ、こんなに伸びるんだ!バヒュウウウン!パシュン!
ルフィ「いや、そんなもんじゃねェぞ!思いっきりやりゃもっと伸ばせるからな!ほれ、やってみろウタ!」
ウタ「よォーしそれじゃ……やァーーー!!」バヒュウウウン‼︎
ルフィ「あ、バカ!そっちは!!」
ウタ「え?…あ」ポチャン
ルフィ「よふみほよウタァァァ………」
ウタ「ご………ごめェ〜〜〜ん……」
ルフィ「だれは〜〜〜…ひきあへへくへェェ〜〜〜…」
ゾロ「へ、何やってんだてめェらは。ジンベエ、手伝ってくれ」
ジンベエ「よし任せい。せーので行くぞ。せーの……」
ロビン「フフ、楽しそうね二人共」
ナミ「心なしかルフィに似てきてない?あの子。ていうか、ゾロもちょっとだけ楽しそう……というより、機嫌良く見えるんだけど…あれは何でなのかしら…」
ロビン「きっと二人が仲良くしてるのが嬉しいのよ。彼、意外と優しい所もあるもの」
ナミ「…そんなキャラだっけ、あいつ」 - 98二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 14:29:54
ルフィが前向きでよかった
- 99二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 18:34:51
ナミ「…ま、何にせよウタが元気そうで何よりだわ。最初は余所余所しかったけど、今じゃすっかりルフィの身体に馴染んじゃってるみたいだし…………でも…」
ロビン「どうかしたの?」
ナミ「……ウタが来てから、ちょっと疑問に思ってた事があったの」
ロビン「疑問?」
ナミ「…ウタは……こういうのもあれだけど、確かに死んだ筈、よね…」
ロビン「…ええ、赤髪海賊団が昔馴染みのルフィに悪趣味な冗談を言う訳も無いし…」
ナミ「ウタ自身も死んだって自覚してるからあり得ないわよね。でも今ああしてあの子はルフィの身体に居るんだけども……ロビン。……"能力者"のウタが死んだのなら……あれはどうなったのかって……それがずっと、頭の中から離れなくって…」
ロビン「………もしかして………ナミ。…貴方の疑問、私と同じ物かもしれないわ」
ナミ「……ロビン……言ってみてくれる?」
ロビン「………ウタウタの能力者である、ウタは確かに一度死んだ。でもルフィとの思いが込められたあの印によってまたこの世へと戻ってきた…それならば」
ロビン「…ウタウタの実は、今どうなったのか」 - 100二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 22:09:01
ナミ「…あの子、私達によく歌ってくれるけど…またあの世界に呼び込まれた事、エレジアでの時からこれっきり無いわよね」
ロビン「ウタも、まだ能力を使えるのなら素直に話してくれると思うのだけど…隠してるような素振りは無かったわね」
ナミ「……ロビン……もしかして…ウタの能力の実を、誰かが既に確保してたりするのかしら」
ロビン「…どうでしょうね。そもそも現物を見つけない限りは、今話してる事もただの想像による憶測でしかないから…ウタウタの実を見つけさえすればこの疑問もすぐ解けるのだけど…」
ナミ「…ま!それならそれでいいじゃない!この先どこかで見つける可能性だって無きにしも非ずでしょ?これ以上はもう話したって仕様のない事なんだしこの話はここで仕舞いにしときましょ。」
ロビン「…それもそうね、もうやめておきましょうか。ルフィみたいな考えだけど…きっと、どうとでもなるでしょうし」
ナミ「とりあえずこの事、ルフィには暫く黙っておきましょうか。余計な心配事増やして頭を使わせちゃ、何しでかすのか分からないもの」
ロビン「ふふ、脳みそが爆発しちゃうかもしれないものね」
ナミ「例えが物騒ね……」 - 101二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 23:05:40
サンジ「ンナミすああァァ〜〜ん♡♡ロビンちゅああァァ〜〜ん♡♡ウタちゅああァァ〜〜ん♡♡ お茶の用意が出来ましたのでどうぞォォォーー♡♡」
ナミ「はーい今いくわー!じゃ、行きましょっかロビン。ウター!ついでにルフィー!あんた達も早く来なさいよー!」
ルフィ「くへー……おう分かったー!いよっと…」スクッ
ウタ「今日のおやつはなーにーサンジくーん!」
サンジ「ナミさんお手製のみかんを使ったパンケーキだよー!出来立ての内にウタちゃんも早く来てねー!」
ウタ「え、パンケーキ!?やった、今行くー!」ターッ!
ルフィ「しし、嬉しそうだなウタ」
ウタ「だって私の好物だもん、テンション上がるに決まってるでしょ!」ターッ!
ルフィ「そうか!…ししし!」
ウタ「?ルフィも嬉しそうだけど…パンケーキ好きなの?」
ルフィ「いや別に?ただウタが楽しそうだなーって思ったら、安心しただけだからな!気にすんな!」
ウタ「…そっか」
ウタ「…ありがとね、ルフィ!」 - 102二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 23:37:56
サンジ「さ、お席にどうぞウタちゃん」
ウタ「うわーすっごい美味しそう!それじゃ早速…」
ウタ「頂きまーす!」
ーーーーーーーーーー
・・・そして、時は現在に戻って
ルフィ「……ずっと一緒でもいいって前に言ったろ?だからウタが気にしなくたっていいんだぞ」
ウタ「でも、もし私がルフィの身体に居るって一味以外の…悪い海賊とか…海軍や世界政府が知ったら…ルフィ達に迷惑だって掛かるだろうし…だから」
ルフィ「そんな奴ら、おれ達が皆ぶっ飛ばしてやる!それにおれ達が簡単にやられる訳ないって、ウタも分かってるだろ?」
ウタ「…でも…」 - 103二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 10:41:41
守
- 104二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 13:25:39
保守
- 105二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 19:26:15
ルフィ「でもだろうと何だろうとだ!とにかくいいだろ!この先ウタが出られるなんか良い方法がある…かもしんねェけど、無かったらそん時はそん時だ!おれはウタがずっとおれの身体に居てくれて良いって思ってるからな!だからもう気にすんな、ウタ!」
ウタ「…………ルフィがそこまで言ってくれるなら………分かった。…今はまだ、このままルフィの中に居させてもらうからね」
ルフィ「うし、分かった!そうと決まったんなら……さっさとサニーに帰るか!腹も減ったし、遅れてナミにガミガミ言われたくもねェもんな!」
ウタ「………うん……よし、じゃあ行こうルフィ!急いで帰らないと、夕飯抜きにされちゃうよ!ほらほら早く!」ダアーーッ!!
ルフィ「うおわァ!??きゅ、急に走んなよウタ!!」ダアーーッ!!
ウタ「あんたが遅いからこうやって走ってやってるんでしょー!!ほら口より足を動かしてー!!」ダアーーッ!!
ルフィ「わ、分かったから走らせろよ!!ウタと話しながらだと走りづれぇからさ!!」ダアーーッ!!
ウタ「ほらほらボサっとしない!もっと速く!」ダアーーッ!!
ルフィ「ちょっと静かにしろよウタ!!?」ダアーーッ!!
ウタ「アッハハハハハハ!!」ダアーーッ!!
ルフィ「何笑ってんだお前ェ!??」ダアーーッ!! - 106二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 19:46:35
ウタ(……ルフィがああ言ってくれたのは嬉しいけど……やっぱり、私自身の身体は欲しいかな……)
ウタ(…じゃないと…ルフィと一緒に美味しい物だって食べられないし…勝負だって出来ないし……)
ウタ(…でもルフィの言う通り、私がルフィの身体から出る方法なんて………やっぱり無い、よね)
ウタ(………仕方ないか)
ーーー
ナミ「……あ、ルフィ!!と、ウタも!!皆ーー!!ルフィ達が帰ってきたわよー!!」
ルフィ「ハァ…ハァ…フゥ……な、何だよナミー!!そんな遅くなった訳でもねェのに!!大袈裟すぎんだろーゾロじゃあるめェし!!」
ナミ「いいから今すぐ船に乗ってきてー!!あんたが居ないと話が進まないのよー!!」
ルフィ「?わ、分かったー!!」
ウタ「…どうしたんだろ、ナミちゃん?」
ルフィ「…んんー…珍しい肉でも見つけてどう山分けするか考えてるとか?」
ウタ「それは無いから早く行こう、ルフィ」
ルフィ「あ、うん」 - 107二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 20:08:57
ルフィ「…で、話ってなんだよナミ?珍しい肉でも見つけたのか?」
ウタ「忘れろって言ったでしょ……」
ナミ「…それなんだけど、ルフィ。さっき、トラ男君から電伝虫で連絡が来て…」
ルフィ「…トラ男から?」
ナミ「…ルフィに伝言を伝えてくれって」
ルフィ「……なんて言ってたんだ」
ナミ「…「俺達はもう先に着いて待っている。後は、麦わら屋達が来て合流後、それから作戦に移るぞ」…そう、言ってた」
ルフィ「……そっか。分かった、そんじゃあ…必要なもんは全部ここで揃えたのか?」
ナミ「……ええ。後はもう、船長のあんたの命令があればいつでも出港出来るわよ」
ルフィ「…よし!そんじゃあ行くか!トラ男とモモ達をずっと待たせるのも悪ィしな。…それじゃ皆!!明日の朝、この島を出るぞ!!それでいいか!!」
「「「「「「おう!!!」」」」」」 - 108二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 20:31:25
ウタ「……ねえルフィ……大丈夫だよね?死んじゃったりしない……よね?」
ルフィ「…大丈夫だ!誰が相手だろうとぜってェ死んだりしねェ!…もう、おれ一人の身体じゃねェんだ。ウタのためにも必ず勝つ!…でも……ウタ」
ウタ「言われなくても分かってる。…外しとくんでしょ?これ」クイッ
ルフィ「…本気で闘るってなるとこいつに構う暇はねェからな。そうなったら暫くウタも出てこれなくなるけど……悪ィ、出来るだけすぐ終わるように頑張ってみるから、少しだけ我慢しててくれ」
ウタ「……」
ルフィ「そんな顔すんなって!時々ウタが出てきても良さそうな時があったら付けてやるから、な!」
ウタ「……うん、分かった……でもルフィ…無茶しすぎちゃ駄目なんだからね。…ルフィのためにも……絶対に」
ルフィ「……ああ、ちゃんと分かってる。…ウタのためにもな」
ウタ「…そう……じゃあ………必ず勝ってよ、ルフィ!四皇だか何だか知らないけど、悪い海賊なんか皆ぶっ飛ばしちゃって!」
ルフィ「おう!!!」 - 109二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 20:53:36
ルフィ「……いよし、待ってろよカイドウ……!!おれがこの手で、必ずぶん殴ってやる……!!」
ルフィ「……ワノ国でな!!」
ーーーーーーーーーー
・・・・・そして・・・・・
忍者海賊ミンク侍同盟対、四皇・百獣のカイドウが率いる百獣海賊団による
・・・ワノ国と、この先の全ての海の未来を決める戦が起きた
・・・・・その、一週間後・・・・・
「ししし!」
「………」
「…………それで……」 - 110二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 23:15:30
ヤマト「……彼女が……ルフィの話してた?」
ルフィ「ああ、ウタだ!仲良くしてやってくれよ、ヤマ男!」
ウタ「…えと……一応初めまして、なのかな………ヤマト……さん…?……ウタです」
ヤマト「ヤマトで構わないよ!ルフィから君の事は聞いてたんだ、凄く歌が上手い幼馴染がいるって!」
ウタ「う、うん私もヤマトの事は聞いてる…というか、ぼんやり見てたっていうか…」
ヤマト「え?見てたってどこで?……そういえば討ち入りの時に姿を見かけなかったけど…今までどこに居たの?」
ウタ「で、出来ればそこは突っ込まないでくれると助かるかな…あ、そうだ。折角だし何か歌ってあげるよ!うん、そうしよ!」
ヤマト「いいの!?やった、それじゃあ……ワノ国に無いような、珍しい曲がいいな!」
ウタ「よし、じゃあ……海賊らしく、ビンクスの酒か…あーでも、新時代も聞いてほしいし…どっちにしよっかな………んー………どっちも歌っちゃっていい?」
ヤマト「勿論いいよ!どんどん歌っていって!」
ウタ「じゃあリクエストにお答えしてまずは……スゥ……」
ヤマト「…………わあ………!!………凄い………」 - 111二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 23:18:40
ルフィ「……どーだ。ウタってすげー奴だろ、ヤマ男」
ヤマト「……うん……凄いね……こんな歌声、聞いた事無い………まるで天女だ……」
ルフィ「しし……テンニョが誰かは分かんねェけど、多分そいつより凄ェぞ、ウタはな」
ヤマト「……だね……」
ルフィ「……やっぱし何回聞いてもいいな。……お前の歌って……」
ウタ「♪〜〜〜」 - 112二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 23:28:09
ゾロ「………」
ナミ「………」
ウソップ「………」
サンジ「………」
チョッパー「………」
フランキー「………」
ブルック「………」
ジンベエ「………」
ベポ「………」
ベポ「………………」
ベポ「………………………ェ」 - 113二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 23:47:00
「「「「「「「「「エエエエエエエエエエェェェェェェェェェェ!???」」」」」」」」」
ロー「…………ニコ屋…………俺は…………幻覚でも見てるのか」
ロビン「あら、医者の不養生は良くないわよトラ男くん?少し横になったらどうかしら」
ロー「…………いっその事、倒れてやろうか…………」
ロビン「ごめんなさい、気を悪くさせちゃったわね。けど……私達も分からないのよね……何故ウタが、ああして私達の前に現れる事が出来たのか」
ロー「……お前達が死を偽装してたって訳でも無さそうだな……なら……なおさらどういう事なんだ、ありゃ……」
ロビン「どういう事、と言われても……ねえ確か…トラ男君達が最初にウタを見つけたのよね?」
ロー「…ああ、ベポが麦わら屋の意識が戻りそうだと慌てて俺の元まで駆け込んできてな。それでトニー屋を連れて部屋まで向かうと」
ロー「…あの歌姫が、麦わら屋の部屋に居やがったんだ」
ーーーーー - 114二次元好きの匿名さん23/03/20(月) 00:09:34
また書き溜めが出来たら投稿しますのでしばしお待ちください
セルフ保守も出来るだけやっときますのでよろしくお願いします - 115二次元好きの匿名さん23/03/20(月) 07:15:36
ほsh
- 116二次元好きの匿名さん23/03/20(月) 14:55:40
期待
- 117二次元好きの匿名さん23/03/20(月) 22:11:34
はす
- 118二次元好きの匿名さん23/03/20(月) 23:11:43
・・・時は、ルフィが起きるほんの少し前
ルフィ「……………」
ベポ「……」フキフキ
ルフィ「……………」
ベポ「……」フキフキ フキフキ
ルフィ「……………」
ベポ「……」パサッ シュルシュルシュル ギュッ
ベポ「…ふう」
ガラァッ!
シャチ「おうベポ、お疲れさん」
ペンギン「麦わらの様子はどうだ?起きそうな感じか?」
ベポ「いや、全然かな……ちっとも動きそうにない感じ。キャプテンがその内必ず起きるって言ってたから、まあ心配要らないとは思うけどさ」
ペンギン「そうか。ま、起きるまで世話は焼いといてやろうぜ。もしかしたら急に肉〜!とか言って飛び起きてくるかもしんないしな」
シャチ「明日は俺が拭く当番だからな。もうちょっとだけ頑張ろうぜ、ベポ」
ベポ「……うん」 - 119二次元好きの匿名さん23/03/20(月) 23:14:01
ベポ「……」ジィッ
シャチ「…ん?何見てんだベポ……て、そいつは…」
ペンギン「確か、あの歌姫が付けてたやつ……の、麦わらバージョンだっけか?」
ベポ「うん、泥棒猫が麦わらの側に置いといてほしいって。きっと、お守りの代わりになるからって言ってた……だから………」
ルフィ「……………」
ベポ「………早く起きろよな麦わら。ウタちゃんも、悲しむじゃんかよ」
ルフィ「……………」
ベポ「……聞こえてないよね。……もう行こっと、お腹空いたし」
シャチ「ああ、そうしとけ。今な、黒足が飯用意してくれてるみたいだぜ。早くしないと俺達の分も他の奴らに取られちまうぞ」
ベポ「え、そうなの!?やった!黒足のご飯って美味しいもん。早く行こ二人共!!」スクッ
ペンギン「現金な奴……ま、実際美味いのは確かだからな…」
ルフィ「……………」
ルフィ「……………」ピクッ
ペンギン「………ん?」 - 120二次元好きの匿名さん23/03/20(月) 23:15:45
ペンギン「………おい、二人共………麦わらが………」
ベポ「え?麦わらがどうかしたのペンギン?」
ペンギン「いいから見てみろって!!」
シャチ「な、何だよ急に……麦わらならまだ動く気配が無いって今ベポが…」
ルフィ「…………」ピクッ
シャチ「…え」
ベポ「…へ」
ルフィ「………」ピクッ
ベポ「………む、む、む………麦わらが…………」
シャチ「い、今……ほんの僅かだけど………動いた……よな……」
ルフィ「……」ピクッ
ペンギン「ボサっとすんな二人共!!今すぐキャプテンに知らせに行くぞ!!」
シャチ「わ、分かった!!」ダァーッ!!
ベポ「ちょ、ま、待って二人共ーーー!!」ダァーッ!!
ルフィ「……」 - 121二次元好きの匿名さん23/03/21(火) 06:49:29
hosy
- 122二次元好きの匿名さん23/03/21(火) 15:48:24
このレスは削除されています
- 123二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 00:14:01
セルフ保守ついでの小話
ウタはルフィがアームカバーを付けることで、ルフィの身体で動けるようになります
外されている時はルフィの内側に籠り、真っ暗な所でぼんやりルフィの視界を共有している状態
ちなみに現在、昏睡状態のルフィにアームカバーを付けてもウタも共に眠って動けなくなるだけなので意味は無い状態 - 124二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 06:58:55
ほう…
- 125二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 15:51:41
保
- 126二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 20:05:26
「………おーい………」
「………ルーフィー………」
「………ルーフィィーー………」
「………」
「………」
「……聞こえてる訳ないか。返事が返ってきた試しなんて、今まで無かったし」
「……ほんと、凄かったね。あんな人間…だったのかな……それとも龍…どっちも……?……いや、どっちだっていっか。とにかく、あんなおっかない人までやっつけちゃってさ」
「かっこよかったよ、ルフィ」 - 127二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 20:07:08
「………」
「………はあ」
「…悪い海賊も、ルフィに、ルフィの仲間の皆に、ルフィ達を手助けしてくれた、皆のお陰でいなくなって……」
「後は、あんたが目を覚ませばそれでハッピーエンドでしょ?……だからさ」
「…早く起きてよ、ルフィ。…また、おっきい声で笑いながら冒険の話、聞かせてよ。あの時ここで驚いたとか、あれが凄かったとか、大変だったとか…」
「…いくらでも聞いてあげるから……起きてよ……ルフィ……」
「……ずっと待ってるから……」
「………お願い………」 - 128二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 20:10:59
「………」
「………ッ」
「………グス…」
「……ヒック…」
………………ト
「………………」
………………ト
「………?」
…………トット
「………何………今の……」 - 129二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 22:37:46
ニカ!?
- 130二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 00:05:58
…………トット
「…この……音……」
…………トット
「……これって……確か……」
………ドットット
「…ルフィが真っ白くなった時に聞こえてきた…」
………ドットット
「…何で急に……それに…ルフィはまだ眠ってるのに…」
………ドットット
「……でも……不思議と…元気が湧いてくるような…」
………ドットット
カアッ!! - 131二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 06:57:57
hos
- 132二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 17:30:41
ニカ!!
- 133二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 23:06:06
ニカはウタを元気づけてるのかな?
- 134二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 00:10:32
「!?キャア!??」
「…っ…眩しかった……今の光……」
「…あの時と同じ……また……何でなんだろ」
ドンドットット ドンドットット
「……この音……さっきよりも大きくなってる」
ドンドットット ドンドットット
「…ちょっとうるさい。…でも」
ドンドットット ドンドットット ドンドットット
「…ずっと聞いてると、楽しくなってくる」
ドンドットット ドンドットット ドンドットット ドンドットット
「…私も、ルフィみたいに真っ白になったりしないよね?」
ドンドットット ドンドットット ドンドットット ドンドットット
「…なる訳ないか。何言ってんのよわた」
カアアアァァァッ!!! - 135二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 00:12:43
「!?っまた!??」
「…っ……もう!!急に光らないでよ!!びっくりするじゃない!!…………誰に怒ってんのよ私は!!」
ドンドットット ドンドットット ドンドットット ドンドットット
ドンドットット ドンドットット ドンドットット ドンドットット
「あーもううるさい!!もう少し小さくならないのこの…音………て………」
ドンドットット ドンドットット ドンドットット ドンドットット
ドンドットット ドンドットット ドンドットット ドンドットット
「………あれって………」
ドンドットット ドンドットット ドンドットット ドンドットット
ドンドットット ドンドットット ドンドットット ドンドットット
ルフィ「……………」
「………ルフィ………?」 - 136二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 06:54:13
hoho
- 137二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 17:00:03
ho
- 138二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 23:27:06
!?
- 139二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 09:02:01
上げ
- 140二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 10:43:36
ドンドットット ドンドットット
「……何で…ルフィの顔が見えるの…ルフィの目でしか、私からは何も見えないのに…」
ドンドットット ドンドットット
「…いや…今はそんな事より…」
「…ルフィ!!」
ドンドットット ドンドットット
ルフィ「……………」
ドンドットット ドンドットット
「ねえ!!起きてよ、お願い!!」
ルフィ「…………」
「私を置いていかないで!!私を、一人にしないで!!」
ルフィ「………」
「…私の側にいて……もう…一人にしないでよ…!!」
ルフィ「……」
「……ずっと……私も側にいるから……だから…待たせないでよ……」 - 141二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 10:48:58
ルフィ「……」
「…ルフィ……お願いだから…起きてよ……ねえ……」
ルフィ「……」
「……待つのは、もういやなの……また…ルフィが私と話してくれるようになれば………」
ルフィ「……」
「……それだけでいいから…!!…ルフィが、生きててくれるだけで……ただ、それだけでいいから…!!」
「…だから!!」
ルフィ「……」
「起きて、ルフィ!!」
ルフィ「……」
ルフィ「……」
ルフィ「……」
ルフィ「……!」 - 142二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 13:36:08
ーーー
(……………)
………………ト
(……………)
…………トット
(……………)
……ドットット
(……………?)
ドンドットット
(……これ……おれの、心臓の音か)
ドンドットット ドンドットット
(……何で鳴ってんだ…?…全然楽しくならねェし……それに)
ドンドットット ドンドットット ドンドットット ドンドットット
(…ここってどこだ…何にも見えねェ……身体も、動かせそうにねェし…)
ドンドットット ドンドットット ドンドットット ドンドットット
ドンドットット ドンドットット ドンドットット ドンドットット - 143二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 13:53:59
ドンドットット ドンドットット ドンドットット ドンドットット
ドンドットット ドンドットット ドンドットット ドンドットット
(…ていうか…うるさすぎんだろ。…もうちょっと静かに鳴れよな…何とか、してェけど………無理か……んー…)
「…フィ…」
(……ん?)
「ねえ……起きてよ………」
(……この声……)
「……私を置いていかないで…………」
(……ウタ?)
「……私の側にいて………一人にしないで………」
(…どこにいんだ?)
「…ずっと……側にいるから………待たせないでよ……」
(……声は聞こえる……けど……どこに行けば……!) - 144二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 18:50:01
「……ルフィ……お願いだから……起きてよ………」
(…段々はっきり聞こえてきてる。……でも……どうすりゃ…!!)
「……待つのは、もういやなの……また…ルフィが私と話してくれるようになれば………」
(…おれだってそうだ、ウタ!!お前に話してない事だって、まだいくらでも残ってんだ!!)
「……それだけでいいから…!!…ルフィが、生きててくれるだけで……ただ、それだけでいいから…!!」
(…おれは絶対に死なねェ…そう約束したんだ……)
「…だから!!」
(…だから!!)
「起きて、ルフィ!!」
(……必ずお前の元に、おれは帰るぞ!!)
ルフィ「ウタァ!!!」ガバァッ!!
「キャアアア!??」 - 145二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 19:04:15
ウタ「………」
ウタ「……へ?」
ルフィ「………」
ルフィ「……へ?」
ウタ「…………えっと……え?」
ルフィ「……えっと………え?」
ウタ「………」
ルフィ「………」
ウタ「………」ソー ムギュー
ルフィ「………」ソー ムギュー
ルフィ「…ウタがいる………よな?」
ウタ「……え……う…うん……今…ほっぺ触られてる…」
ルフィ「…おれも…ウタにほっぺた触られてる……よな」
ウタ「……まあ………うん…」
ウタ「……………え?」 - 146二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 20:35:15
ウタ「……ど……どうなってるの……!?」
ルフィ「……」ポカーン
ウタ「……えっと……ええっとお……ルフィをずっと呼び続けてたのは覚えてる……けど……」
ルフィ「……」
ウタ「……ど……どうして…ルフィの身体から出て…しかも…ルフィに触れられて………ええ…?」
ルフィ「……」プルプル プルプル
ウタ「…何がどうなって……こうなって……えっと……ルフィはどう思って………ルフィ……?……大丈夫…?」
ルフィ「………ウタ」
ウタ「……う…うん」
ルフィ「……」
ウタ「………ルフィ?どうし」
ルフィ「ウタアアアァァァーーー!!!」バッ!!
ウタ「キャアア!??」 - 147二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 23:14:51
ダッダッダッダッダッダ…………
ガラアッ!!
ロー「麦わら屋!!」
チョッパー「ルフィ!!やっと起きて…くれ……た……」
ペンギン「……な……」
シャチ「………おい………あれって………」
ベポ「………ウ……ウ……ウ………」
ウタ「…ちょ……ル……ルフィ……く……くるひい……」ギュウウウゥゥ
ルフィ「ウタ!!ウタ!!…アッハッハッハッハ!!ウタァ!!」ムギュウウウゥゥ
ウタ「……う……嬉しいのは……分かったから……一回…は……はなへて……」バンバン
ルフィ「アッハッハッハッハ!!ハッハッハッハッハ……グス……悪ィ……ヒック……もう少しだけ……このままがいい……」
ウタ「…ルフィ…?…泣いてるの?」
ルフィ「…お前と…またこう出来るって……思わなかったから」
ウタ「……そっか」 - 148二次元好きの匿名さん23/03/26(日) 10:24:18
抱きつくルフィは解釈一致ですね
- 149二次元好きの匿名さん23/03/26(日) 15:30:05
ウタ「…しょうがないなあもう。じゃ、まだこうしててあげる。…私も、ルフィとまたこうやってハグ出来て嬉しいし」ギュッ
ルフィ「ズビー…しし…あんがとな、ウタ!」ムギュウウウゥゥ
ウタ「うん、こっちこそ…でも、てはへんしへくへるともっとうへしいかなあ…」ギュウウウゥゥ
ルフィ「〜〜!!」ムギュウウウゥゥ
ウタ「…きいへないか……はは…」ギュウウウゥゥ
ベポ「……ウ……ウタちゃんが………いる………」
チョッパー「……な……何でウタが……で……出てきてるんだ……!?」
モモの助「………誰でござるか?あのおなごは」
チョッパー「おわああああ!??…モ、モモ!?いいいつから居たんだお前!!」
モモの助「いや、今しがた拙者も駆け込んで来たのだが…ルフィが、恐らく目を覚ますのではないかと思って…」
チョッパー「え?…何でルフィが起きるって分かったんだ?」
モモの助「あ、いや…それは…何と言えばよいの
か…」
チョッパー「?」 - 150二次元好きの匿名さん23/03/26(日) 15:32:39
モモの助(……あの時……)
ウタ「…るふぃ…そろそろ…はな…へて……」ギュウウウゥゥ
ルフィ「やだ!!」ムギュウウウゥゥ
ウタ「だよねェ……」ギュウウウゥゥ
モモの助(…ルフィの音が消えた後、突然鳴り響いた…)
シャチ「……ど…どうすりゃいいんだ…この状況」
ペンギン「……と、取り敢えず……まずはサインでも」
ロー「貰おうとするな!……はあ……何なんだ…全く…」
モモの助(……"解放"のドラム……あれが、確かにまた聞こえたのだが…)
ルフィ「アッハッハッハッハ!!ウタァ!!」ムギュウウウゥゥ
モモの助(…まあ、良いか。よく分からぬが、ルフィも幸せそうならそれが何よりであるし)
ウタ「……あ"あ"ー……幸せ……すぎて……倒れ……ちゃい……そ……お……」
ルフィ「アッハッハッハッハッハ!!アアッハッハッハッハッハ!!」
ーーー - 151二次元好きの匿名さん23/03/26(日) 18:47:26
・・・現在 討ち入り後の大宴会中にて
ワーハッハッハモットノメー!!サケナライクラデモアルゾー!! スキナダケサワゲー!!ウタエー!!
トメルヤツナンカダレモイネェンダ!!オレタチハジユウダー!! ワッハッハッハッハ!!
ウタ「……だからそういう訳で…よく分からないけど、ルフィの身体から出てこれたの」
ヤマト「へー……何というか…不思議な事もあるんだね」
ウタ「…そうとしか言えないよね」
ルフィ「しし!ま、いいだろ!こうしてウタがおれから出てきて"自由"になれたんだしな!」
ウタ「…もう、能天気な奴……ま、いいか。考えたって分かりっこないんだし」
ルフィ「だな!……多分、おれが自由になったのが原因だと思うけど」
ウタ「え?なんか言った?」
ルフィ「いや別に!気にしなくっていいぞ!」
ウタ「…?」 - 152二次元好きの匿名さん23/03/26(日) 20:37:56
ヤマト「何はともあれ、良かったじゃないか!こうしてウタがルフィと顔を合わせられるようになったんだし、めでたい事だよ!」
ルフィ「だよなヤマ男!……て、言いたかったんだけどなー…」
ヤマト「え?…何か、他に気がかりな事があるの?」
ルフィ「…うーん…それなんだけどなー……。ヤマ男、おれがこれ話すのはまずい気がするから……だから話すのもちょっとなあ…」
ウタ「気を使わなくっていいよルフィ。…私の口から説明するから」
ルフィ「…いいのかウタ?無理しなくていいんだぞ?」
ウタ「これぐらい平気だよ。むしろこうしてルフィと話せてるだけかなり恵まれてるんだし。…これ以上は流石に望みすぎ、でしょ?」
ルフィ「……そうでも無いと思うけどな」
ヤマト「…あの、ごめん。僕、かなりまずい事聞いちゃったんじゃ…」
ウタ「ううん、大丈夫だよ。ヤマトが気にする事じゃないし。…ただ、私に問題が残ってるってだけで…別に深刻な事態って訳でもないんだし」
ヤマト「…ウタに、問題?」 - 153二次元好きの匿名さん23/03/26(日) 22:12:18
ウタ「…うん…あのね、ルフィが目を覚ました後…お肉をバクバク食べてたのは、ヤマトも見たでしょ?」
ヤマト「う、うん。山ほどあったのがすぐに消えてって…そこに何か問題が?」
ウタ「いや、それは特になんとも無いんだけど…ルフィがね、食べる前にお肉を私におすそ分けしてくれて。で、貰ったのを食べてみたんだけど……」
ヤマト「…けど…?」
ウタ「……味を感じなかったの。試しに他のお肉も食べさせてもらったけど…全部何にも感じなかった」
ヤマト「ええ!?……ど、どういう事、それ!?」
ウタ「うーん…何でなんだろね。…いや…原因なら…心当たりはあるんだけど…」
ヤマト「心当たり…て………聞いてみてもいい…かな?」
ウタ「うん、いいよ。それじゃ……ルフィ」
ルフィ「ん、よし来た!どんと来い!」バッ!
ウタ「よし、そのままにしててよ…それじゃ…」ピト
ヤマト「?…どうしてルフィに手を当てて」
スルッ
ヤマト「……え!??」 - 154二次元好きの匿名さん23/03/27(月) 00:02:54
ヤマト「ウ、ウタ!?ど、どこに消えたの!?」キョロキョロ
ウタ「ここだよーヤマトー!」
ヤマト「え………えええええ!??……な……何でルフィから……ウタの声が……」
ウタ「アッハッハッハ!初めて見たらそりゃビックリするよね」
ルフィ「アッヒャッヒャッヒャ!ナミ達も最初見た時はすっげー驚いてたもんな!そりゃあもう顎が取れちまうんじゃないかってぐらいでよ、面白かったよなー!」
ヤマト「……ルフィの声もする……どうして………いや、それが普通の事か……いやいや…ど…どうなってるのそれ…!?」
ウタ「んーとね、単純に言うと…ルフィの中に入ってるの」
ヤマト「……そ……そうなんだ……そんな事も出来るんだ、ウタって……凄いね…」
ウタ「いや、前の私じゃ出来なかったんだよ?今の私だから出来るようになってるってだけで…今は能力者じゃないからそこは勘違いしないでよ?」
ヤマト「う、うん……あ、ウタ。さっき言ってた心当たりっていうのは……もしかして、今の君と関係ある事…なのかな?」
ウタ「…そうだよ、ヤマト。今の私なんだけど」
ウタ「…どうもね、幽霊みたいな……魂だけの存在になってるんじゃないかって……そう思うの」 - 155二次元好きの匿名さん23/03/27(月) 00:04:47
また溜め書きが出来次第投稿いたします
…ニカを都合よく扱いすぎたかも
サンジが本気で悩み苦しんだり、あいつが爆弾発言をしたり等、終盤の展開に向けてもうちょっとだけ頑張らねば…
もうしばしお待ちください - 156二次元好きの匿名さん23/03/27(月) 06:42:01
保
- 157二次元好きの匿名さん23/03/27(月) 17:50:02
もう一山ありそう
次の更新も楽しみ - 158二次元好きの匿名さん23/03/27(月) 23:48:05
守保
- 159二次元好きの匿名さん23/03/28(火) 00:11:24
いいのだ
ニカはそれでいいのだ - 160二次元好きの匿名さん23/03/28(火) 07:22:00
守守
- 161二次元好きの匿名さん23/03/28(火) 18:32:28
セルフ保守
早く書かねば… - 162二次元好きの匿名さん23/03/28(火) 18:33:51
はっきり見えるし触れる幽霊か
- 163二次元好きの匿名さん23/03/29(水) 00:07:46
ヤマト「……魂だけ……あれ…?…今言った事が本当なんだったら、じゃあウタの身体は……今は……」
ウタ「んー、さあね……最後にシャンクスが私を抱えてくれて、それから……それから……んんー…駄目だ、記憶に無い……きっと、船に帰る前に死んじゃったと思うから……」
ヤマト「あ……ごめん。聞かなきゃよかったよね…」
ウタ「いや、ヤマトのせいじゃないし気にしなくていいよ。……それでね、話を戻すけど……今の私は多分、身体が無いけど魂だけは残ってる。そんなだから、食べ物の味も感じられないんじゃないかって思ってて…まあ、全部私の想像なんだけどね」
ヤマト「…そっか。にしても、そのままじゃあまりにも不便なんじゃ…ご飯も味わえないなんて…」
ウタ「あ、そこは別に心配しなくていいんだよ?実はね、何とか出来たりするんだ!」
ヤマト「何とか?…て、どうやって?」
ウタ「ふふん。それはね…」
ぐうううううう!!
ルフィ「……なーウター……おれ、肉食いてェんだけど……話すの一旦仕舞いにしてくんねェかー…」
ウタ「あ、ごめんごめん!ちょうど良いや、お肉貰ってくるから待っててヤマト!」ダーッ
ヤマト「あ、うん。いってらっしゃい……急にルフィになったりウタになったり……二人共よく慣れてるな……」
ダレカーニククレー! チョーダーイ! オ、ナンダオンナノコエマネカ? ウマイモンダナ!ホラヨ! アンガトー! アリガトー! - 164二次元好きの匿名さん23/03/29(水) 00:10:21
ルフィ「ほんへなやまほ、さっひうはがいっへはこほなんはへほ」ムシャムシャ
ヤマト「ごめん、何て?」
ウタ「ゴクン。もう、ちゃんと飲み込んでから話しなさいよ!ガブ、モグモグ……ゴクン。…あ、美味しいよこれ!ヤマトも一口食べてみて!」
ヤマト「あ、いいの?それじゃ遠慮な…待って…ウタ?」
ウタ「はあひ(なあに)?」モグモグ
ヤマト「…味、分かるの!?」
ウタ「うん」モグモグ
ヤマト「どうして!??」
ウタ「ゴクン!どうもね、"誰か"の身体に入って、で、食べてみたら分かるみたい。ルフィが起きた後、お肉食べてる時に入ってみたら分かったの」
ヤマト「へ、へー…いつ入ってたんだ……うん?誰か?」
ウタ「そう、今の私の一番面白い所はそこなんだよヤマト。よく見ててね」スルッ
ヤマト「あ、出てきた」
ウタ「ちょっとそのままにしててね、ヤマト…」
ヤマト「え?…ウタ?何で僕に近づいて」
スルッ - 165二次元好きの匿名さん23/03/29(水) 06:55:43
ほ
- 166二次元好きの匿名さん23/03/29(水) 16:04:42
ルフィ以外にも?
保守 - 167二次元好きの匿名さん23/03/29(水) 20:28:16
これ相手の同意なくても入れるのか?
もしそうならなかなか強力な能力になる気が - 168二次元好きの匿名さん23/03/30(木) 06:59:45
しゅしゅ
- 169二次元好きの匿名さん23/03/30(木) 18:35:30
セルフ保守
スレも足りなくなってきたので次スレも立てねば - 170二次元好きの匿名さん23/03/30(木) 22:03:24
ほし
- 171二次元好きの匿名さん23/03/31(金) 00:06:40
ヤマト「…あれ…?ウタ……?……え……まさか……」
ウタ『うわールフィが小さく見える!それに見た目よりもあったかいね!ヤマトって体温は高めなのかな?』
ヤマト「ワアアアアアアアア!??……ウ、ウタの声が……ぼ……僕の口から……というか……僕の中に入ったの、ウタ!??」
ルフィ「アヒャヒャヒャヒャ!!おれの時とおんなじ反応してらァ!」
ヤマト「こんなの誰だって驚くよ!!…勝手に口が動いた……こ……怖い……」
ウタ『ビックリさせてごめんね。でも凄いでしょ?今の私ね、ルフィだけじゃなくって他の人の身体にも入れちゃうんだ!』
ルフィ「おれが起きて肉食う前にウタがな、ふざけて他の奴らに入れるか試してたらほんとに入れたんだよ!あいつらそれに全然気づかないでやんの!」ゲラゲラ
ヤマト「……だ、誰に入ってたの……?」
ウタ『チョッパーくんとブルックさん。後、皆が温泉に入ってた時にロビンさんにも。いや〜良い湯だった〜♪』
ヤマト「…の、喉から出てるって感じじゃないな……ど、どこから出てるんだろ…この声…」
ルフィ「なー、不思議だよなー」
ウタ『ねー』
ヤマト「……ウタが分からないんじゃ、もう分かりようもないか……」 - 172二次元好きの匿名さん23/03/31(金) 00:09:08
ウタ『…んー…にしても……やっぱりなんか違和感あるなァ。ルフィの身体に入ってる時が、一番しっくりくるような…』
ヤマト「……そう思うんだったら、出ていってくれると僕も嬉しいな………あ…」
ウタ『どうしたの?』
ヤマト「…いや、今の取り消し!やっぱり気が済むまで僕の中にいていいよ!ウタだってちゃんとご飯が食べられるし、その方がいいよね!」
ウタ『え、いいのヤマト!怖いんじゃなかったの?』
ヤマト「これぐらいなんて事ないよ!なんならあのクソ親父の方がもっと怖かったしね!」
ウタ『それはまあ、そうだけど……』
ルフィ「いーじゃんか、もうちょっとだけ居させてもらっとけよウタ!今のウタならおれと勝負も出来るし、な!」
ウタ『ん……うーん………それじゃあ……もう少しだけ身体を借りてもいい、ヤマト?』
ヤマト「勿論!僕の身体でよければいくらでもどうぞ!」
ウタ『やった!よし、それじゃルフィ!早速やろうか!』
ルフィ「おう、勝負か!よーしそんじゃあ…まずは早食いからやるか!」
ウタ『よーし、今度は私が勝つからね!じゃあまずはお肉の用意からだよ、ルフィ!早く持ってきた方が勝ちね!』ダーッ!
ルフィ「あ、ずりィぞウタ!そんな勝負まだ決めてないじゃんかよ!」ダーッ! - 173二次元好きの匿名さん23/03/31(金) 00:11:33
ホラホラハヤクシナイトワタシガカッチャウヨー! デキタラホドホドニネ、ウタ… マケネーカラナ!
ロー「……不気味だ」
ロビン「そう?微笑ましいと私は思うけど」
ロー「…勝手に言ってろ。…それと、ベポ。お前はさっきも驚いてただろ。何でまた驚いてやがる」
ベポ「い、いやだってキャプテン……ウタちゃんが喋って、しかも歌うってありえない事でしょ!??」
ロー「ありえない事なんざ生きてりゃいくらでもある…と言いたいが…お前の気持ちも分からなくもねェ。……死んだ人間が生き返るなんて、あるはずがない事だからな」
ロビン「別にいいんじゃない?大切な人が生き返ってくれるのなら、それはそれで嬉しい事でしょう?……ほんのちょっぴりだけど、ルフィが羨ましいわ」
ロー「……………」
ロー「…だな」ボソッ - 174二次元好きの匿名さん23/03/31(金) 00:13:46
ナミ「…にしてもルフィの奴、ウタが出てきてた事を黙ってたなんて……ウタ共々、後できっちり話し合わないとねェ…」バチバチ
ウソップ「そんな物騒なもん出すなよ…」
チョッパー「…ブルック、おれ達いつウタに入られてたんだろうな?」
ブルック「さあ、一体いつだったのやら…黙っていられたら、まるで分かりませんでしたね」
フランキー「ロビンの身体に興味があるっていうのは、男としてはスーパー分からなくもねェが…なんだっておめェらなんかに入りたいって思ったんだ?」
ナミ「多分だけど、普通じゃない身体に興味があったからでしょ。ルフィに似てきてるし、あの子。…その内あんたにも入りたいって言い出したりしない事を願ってるわ」
ゾロ「お前も気をつけろよ、ジンベエ。知らぬ間にウタに入られたりするかもしれねェぞ」
ジンベエ「いや、わしは別に構わんが…」
サンジ「いや、俺が許さん!!」
ゾロ「黙ってろグルグル眉毛!!!」
サンジ「ああん!!?」 - 175二次元好きの匿名さん23/03/31(金) 06:51:34
しゅしゅ
- 176二次元好きの匿名さん23/03/31(金) 18:02:28
ルフィ以外にも入ってたのは意外
- 177二次元好きの匿名さん23/03/31(金) 21:58:53
inロビンのときにハナハナ使えたりするのだろうか?
一人で合唱とか輪唱とかできたりw - 178二次元好きの匿名さん23/04/01(土) 08:19:53
ほしほし
- 179二次元好きの匿名さん23/04/01(土) 11:31:47
ウタ『ハム、ガブ、ガツ、ムシャ……』
ルフィ「ハム、ガブ、ガツ、ムシャ……」
ウタ『ん、はいるふぃ!』スッ
ルフィ「うわ!ありがと!グビーブホアアァァ!!?さ、酒じゃねェかこれ!?ペッペッ!!」
ウタ『アハハハ!引っかかったねルフィ!ガブ、ゴクン。これで私の勝ちー!』
ルフィ「ずりィぞウタ!今のはウタの反則負けでおれの勝ちだろ!」
ウタ『出た、負け惜しみー♪』
ルフィ「ヌググ……!!」
ナミ「…人の身体で随分楽しんでるわねえ」
ウソップ「ウタが楽しいならいいんだけどよ。…ああして、身体を借りないといけないっていうのがちと面倒だよな」
ナミ「そればっかりはどうしようもない事でしょ。あの子の元の身体は……赤髪海賊団が、どこかに埋葬してくれてるんでしょうし……」
ウソップ「……だよなァ……」 - 180二次元好きの匿名さん23/04/01(土) 11:32:58
フランキー「アーウ!そう悲観的になるんじゃねェ二人共!なんだったら、この俺様がウタに新しい身体を造ってやるぜ!」
ウソップ「え、ほんとかフランキー!?お前そんな事も出来るのか!?」
フランキー「スーパー任せとけ!この俺自身をサイボーグに改造した技術を基に、以前より遥かにスーパーな肉体を」
ナミ「絶対にやめて」
ロビン「絶対にやめてちょうだい」
フランキー「何でェ!?」ガーン
ウソップ「何でだよお前ら!?フランキーが造ってくれるんだぞ!?ぜってェ凄ェのを造ってくれるに決まって」
ナミ「だからでしょうが!!あんた絶対余計な機能も付け足して、ロボットみたいな物造る気なんでしょ!!」
フランキー「うぐっ……!!バ、バレちまったか…」
ナミ「それに、味覚の問題はどうするのよ。ロボットの身体なんかじゃ感じられるわけもないし…やっぱりあんたの案は没よ」
フランキー「……ぐっ、確かに……今の俺じゃスーパー技術不足だ……情けねェ……」
ウソップ「…ちょっと見てみたかったけどな…フランキー製のロボット…」
チョッパー「だな……」
ナミ「あんたら……」 - 181二次元好きの匿名さん23/04/01(土) 11:40:51
コンドロボットダケデモツクッテクレヨフランキー、ナ? シツコイワヨウソップ
サンジ「…何バカやってんだあいつらは…たく」
ブルック「…フランキーさんに頼んで、私の皮と身だけでも造ってもらえたり出来ませんかね?」
ゾロ「無茶言ってやるなよ……」
ジンベエ「まあ、とにかく…当分の間は、時々ウタに身体を貸してやる、そういう方針で行くしかないの」
ゾロ「だな。ま、あのルフィでさえ四六時中ウタが身体の中に居ても耐えれたんだ。俺達が少しぐらい貸してやったって差し支えはねェだろ」
ジンベエ「じゃな。ウタのためにも、暫しの我慢じゃ」
ブルック「ヨホホ。我慢なら得意ですよ、私」
サンジ「は、テメェに言われずとも、ウタちゃんのためならこんな身体いくらでも貸してやるよ」
サンジ「それにな、そもそも人の身体なんざ造れるわけも無ェ………事………」
サンジ「………だから………」
サンジ「……………」
ゾロ「……おい……グル眉?…急に黙りやがったが、どうした」
サンジ「……………」
サンジ「……………ッ!!」 - 182二次元好きの匿名さん23/04/01(土) 21:09:58
ブルック「……サンジさん?…あの…お顔を険しくされてますけど……どうかされたのですか?」
サンジ「……いや……奴に頼るのだけは駄目だ、絶対……けど……これ以外の方法なんて………」ブツブツ
ゾロ「おいエロコック!!さっきからどうしたんだテメェは!!」
サンジ「……!?……い、いや…何でもねェよ…少し一人にさせろ。……出来るだけすぐに戻る」スタスタ
ジンベエ「おいサンジ!……行ってしもうた……あの様子…何を考えておったんじゃ……」
ゾロ「…さあな。でもあいつもすぐに戻るっつってたんだ、ならわざわざ心配してやる必要も無ェ。さっさといつものアホ面引っ提げて、帰ってくるのを待つしかねェだろ」
ブルック「ううん……私の身体の件をフランキーさんに頼もうかとか、そういう悩みならいいんですけど」
ゾロ「それは無ェだろ」
ジンベエ「それだけは無いじゃろ」
ブルック「て、手厳しい………」 - 183二次元好きの匿名さん23/04/01(土) 21:28:18
あの人の技術借りるって案か…
- 184二次元好きの匿名さん23/04/02(日) 07:36:42
期待
- 185二次元好きの匿名さん23/04/02(日) 10:53:34
サンジ「……………」スタスタ ピタッ
サンジ「………………」カチッ シュボ
サンジ「…………………」ドサッ
サンジ「……………………ハァ……」
サンジ「………クソ………」
サンジ(……奴の……)
サンジ(…ジェルマのクローン技術があれば、人間の身体一つ造るぐらいわけはないはずだ)
サンジ(…だがあいつが………ジャッジが、俺達の頼みを易々と聞き入れてくれるはずも無ェ…)
サンジ(…話だけ聞いてくれたとしても、何らかの見返りを求められたら?……それに、仮にウタちゃんの身体を造れたとしても、その身体があいつらみたいな化け物じゃない保証も無ェ。…そもそも、奴自身を信用するのすらも難しい事だ)
サンジ(…けど…今、ウタちゃんの問題をどうにか出来る可能性が一番高いのは、ジェルマだけだ…)
サンジ「………どうすりゃいいんだ……クソ…」 - 186二次元好きの匿名さん23/04/02(日) 10:55:07
サンジ「………」
サンジ「……ジェルマの、クローン……」
サンジ「……あれは、血統因子の研究で完成した技術によるもので……」
サンジ「………」
サンジ「…待てよ」
サンジ「…最初に血統因子を発見したのはジャッジじゃなくって……昔、同じ研究チームだったっていう…」
サンジ「……なら……もしかして……」
サンジ「………」
サンジ「…それこそありえねェ事だろ……いや、でも……ジャッジ以外に頼れる相手ってなると、もう思いつく限り他にはいねェ…」
サンジ「…どこにいるのか検討もつかねェが、ウタちゃんの身体を造れるかもしれないのは……こいつか…?」
サンジ「……どこに行きゃ、お前に会えるんだ……」
サンジ「……Dr.ベガパンク」 - 187二次元好きの匿名さん23/04/02(日) 14:42:14
ーーー
「……おい……トラファルガー」
ベポ「…ねえキャプテン……ウタちゃんにサイン、貰ってきてもいいかな?」
「…おい、トラファルガー…」
ロー「それを何で俺に聞きやがる…貰いたきゃ貰ってくればいいだろうが」
「おい、聞いてやがるのかトラファルガー!!」
ベポ「い、いや…ウタちゃんがプライベートを楽しんでるのに、邪魔しちゃなんか悪いし…」
ロビン「それぐらい許してくれるわよ。遠慮せずに行ってきたらどう?」
ベポ「そ、そっか…よし!じゃ行ってくるねキャプテン!」ダーッ
ロビン「ふふ、無邪気ね」
ロー「…あいつ、自分があの時どんな目にあったのかもう忘れたのか?」
ロビン「あら、そういう貴方も気に入ってるんでしょう?よく機嫌が良さそうに歌を聞いてるってベポから聞いたのだけど」
ロー「あいつ…!」
「無視してんじゃねえ!!全部聞こえてるんだろうが、おい!!!こっちを見ろトラファルガー!!!」 - 188二次元好きの匿名さん23/04/02(日) 14:44:52
ロビン「…ところで…彼が貴方をご指名してるようだけど、そろそろ構ってあげたらどう?」
ロー「……ハァッ……ああ、分かってる……騒がしいのが来やがったな…」
ロー「……それで…?…さっきからずっと喚いてるようだが、俺に何の用だ……」
ロー「……ユースタス屋」
キッド「…用も何も、決まってるだろ。…ありゃあ、どういう事だ」
ロー「…見りゃ分かるだろユースタス屋。あれは」
ウタ『ウググググッ……!!』ググググ
ルフィ「ヌグウウゥゥ……!!」ググググ
ウタ『ウグググ…!!あ、お肉が空飛んでる!』
ルフィ「え、ほんとか!?どこだ!?」プイ
ウタ『ダーーーッ!!』バァン!!
ルフィ「ウギャアアアア!!?」
ロー「バカと歌姫だ」
キッド「それぐらい分かってんだこっちも!!だから、どういう事なんだありゃ!!なんであの歌姫が生きていやがるんだ!!死んだはずじゃなかったのか!??あ!??」 - 189二次元好きの匿名さん23/04/02(日) 21:49:04
ロー「…何でも、麦わら屋が魂だけをこの世に引き戻した…らしい。詳しい事は俺も知らねェ。恐らく麦わら屋自身もな」
キッド「……何だそりゃあ……ありえねえだろ、んな事…」
ロー「…魂だけが麦わら屋の身体に留まり続けていたみたいだが…カイドウと闘っていた時に麦わら屋が見せたあの変化。あれが影響して身体から出てきたんじゃないか……と、麦わら屋が言っていた」
キッド「…あいつの覚醒の能力は、そんな事まで出来るのか……何でも有りかよ」
ロー「今更驚く事でもないだろ。俺もお前も、奴に振り回され続けてきたんだ。だから何が起ころうがいいかげん慣れた……つもりだった。…流石に今回ばかりは受け入れづらかったがな…」
キッド「…ああ、そうかよ。…お前も苦労させられたみたいだな、あのバカに」
ロー「…だが俺達にとっちゃ欠かせないバカだった、それだけは確かだ。だろ?ユースタス屋」
キッド「……ケッ」 - 190二次元好きの匿名さん23/04/02(日) 21:50:33
ウタ『次は身長対決……私の勝ちだね、うん!』
ルフィ「勝てるわけねェだろそんなもん!?」
キッド「…そういや、どういう関係なんだあいつらは。あの女は赤髪の娘なんだろ。麦わらの奴、妙に馴れ馴れしすぎやしねェか」
ロビン「あの二人、幼馴染なんですって。昔、赤髪海賊団がルフィの故郷に立ち寄った時に交流があったらしいわ」
キッド「………幼馴染………」
ロビン「…どうかしたの?ユースタス・キッド」
キッド「……そうか、道理でな。……麦わらに伝えとけ、せいぜい誰にも傷つけさせないよう守ってやれってな」サッ
ロビン「?ええ、伝えておくわ…それじゃあまた………大人しく行ってしまったけど…本当にどうしたのかしら」
ロー「…何か、奴の琴線にでも触れたか。…そんな繊細な奴でも無さそうだが」
ロビン「…誰か、思い出したのかしらね」 - 191二次元好きの匿名さん23/04/03(月) 00:31:50
キッド「………」
キラー「戻ってきたな、キッド。……どうした?…やけに辛気臭いが」
キッド「いいや、何でもねェ。…用なら済ませてきた、俺達も行くぞ」
キラー「ならいいが……そうだ、キッド。赤髪の娘…あいつが何故生き返ってきたのか、トラファルガー達からちゃんと聞き出せたか?」
キッド「ああ…何でも、麦わらの奴がこの世に引き戻したんだとよ。奴ら、幼馴染同士で昔からの付き合いだったそうだ」
キラー「ファファファ、成程…麦わらめ、無茶苦茶な奴だな。死人を蘇らせるとは」
キッド「奴の無茶苦茶さは今に始まった事じゃねェ。生きている以上何があっても、不思議じゃない。それぐらいの気概を俺達も持つべきだろ」
キラー「ファファファファ!だな」 - 192二次元好きの匿名さん23/04/03(月) 00:33:22
キラー「…しかしそうか…あいつらが幼馴染だったとは…お前が静かだったのはそれが理由だな?キッド」
キッド「…るせェ。無駄口を叩くなキラー。さっさと行くぞ」
キラー「ファファ、了解キャプテン。……うん…?そういえば………」
キッド「何だ、まだ他に気掛かりでもあるのか?」
キラー「いや、俺達には直接関係無いことだが…キッド。あの女は確か……能力者のはずだったよな?」
キッド「ああ、噂でそんな事を聞いたな……それがどうした?」
キラー「…ああして生き返った訳だが…それならば、あの女の能力だった悪魔の実…今はどうなってるんだろうな?またあいつに戻ったのか、もしくは、この世界のどこかに存在してるのか……」
キッド「ああん?知るかんな事。そんなもん俺達が考えたってしょうがねェ事だ………」
キッド「………ろ………?」
キッド「………」
キラー「?……おいキッド、どうした。急に黙」
キッド「少し黙ってろ、キラー」
キラー「……?」 - 193二次元好きの匿名さん23/04/03(月) 00:34:23
キッド「……歌姫の……悪魔の実……」
キッド「……百獣海賊団……ジャック……」
キッド「………津波………」
キッド「…………クソ………もう少しで………」
キッド「………くう……」ワシワシ
キッド「……………」ワシワシ
キッド「……………」ワシワシ
キッド「……………」ワシワシ
キッド「……………」ワシワシワシワシ
キラー「ファファ……おいキッド、あまり掻きむしると髪が抜けてしま」
キッド「アアア!!?」
キラー「!??」ビクゥッ! - 194二次元好きの匿名さん23/04/03(月) 06:51:22
ほ
- 195二次元好きの匿名さん23/04/03(月) 17:26:08
なんかありそうだな
- 196二次元好きの匿名さん23/04/03(月) 23:52:30
ドキドキ
- 197二次元好きの匿名さん23/04/04(火) 00:09:04
キラー「ファファファファ!!お、驚かせるなキッド!!いきなりデカい声を出しやがって…おい、聞いてるのかキッド!!」
キッド「……そうだあの時だ……!!…思い出したぞ……確か、あいつらが話してたのを聞いて…」
キラー「キッド、さっきからどうしたんだお前は!!一体何を思い出し…………キッド?」
キッド「……」
ウタ『そーーら、高い高ーーい!』
ルフィ「うわわわ!やめろウタ!おれもうそんなんで喜ぶ年じゃねェんだぞ!」
キッド「……」
キラー「……キッド……?…麦わら達を見てるようだが…奴らに関係のある事なのか?」
キッド「……ああ、そうだ……ぐっ………アアアアアアクソ!!…チィッ…キラー」
キラー「…何だ」
キッド「…今から少しばかり、俺らしくない事をしてくる。…笑いたきゃ勝手に笑ってろ。それでもやるぞ、俺は」
キラー「……ファファファ!……何を言うかと思えば…いつだってお前はお前だろう。やりたいようにやってやれ、それを笑う奴は俺がこの手で切り刻んでやる。…だから迷うな、キッド。行ってこい」
キッド「……ハッ、そうかよ。……分かった。…ありがとよ、キラー」
キラー「ファファファ!気にするな!」 - 198二次元好きの匿名さん23/04/04(火) 00:10:26
キッド「…それじゃあ行ってやるとするか。あのバカ猿に、吠え面をかかせてやる」
キラー「…その前にキッド?お前が思い出した事…それを俺はまだ聞いちゃいないんだが。何なんだ、それは?」
キッド「ああ悪ィ、まだ言ってなかったな。それなんだがキラー…………………………」
キラー「……な……!??本当なのかキッド!??もしそれが事実なんだとしたら……」
キッド「ああ…事と次第によっちゃあ……」
キッド「……この先の時代は、誰も抑えられない混乱の時代になるかもな」
キラー「…もしそれを知れば、恐らく……いや、確実に麦わらは……それに……」
キラー「……赤髪も黙っちゃいないだろう」 - 199二次元好きの匿名さん23/04/04(火) 10:19:10
ほ
- 200二次元好きの匿名さん23/04/04(火) 10:30:13
おしまい