トレーナー君、銭湯に行くのかい？

1二次元好きの匿名さん21/11/17(水) 23:46:59

部屋の風呂が壊れた、か。それで今日はトレーニングを早めに切り上げるわけだね。最近トレーニングを伸ばし気味だったしちょうどいいか。
で、いつ行くんだい？時間を教えてもらわないと困るじゃないか、私にだって着替えを用意したり色んな準備があるんだし。
一緒に行くのかだって？当たり前だろう？実は私は銭湯に行ったことがなくてねー、一度行ってみたかったんだ。温泉との差がどのようなものなのか、効能なんかも何が違うのか…うん！わかった、校門前で待っているよ。

ふぅン…外見だけだとよくわからないな。あまり人は居ないみたいだが、多すぎてもゆっくりできないだろうし丁度いい。ではトレーナー君、風呂から早く上がったらその辺に置いてある椅子にでも座っていたまえよ。

おぉ…随分と浴槽のバリエーションが豊富なんだね。炭酸水素ナトリウムに硫酸ナトリウムの湯か。傷や冷え性、血行改善に繋がると聞くが…まあいい、一つずつ回っていくとしよう。
リラックス風呂ねぇ。ふぅン、下半身のつぼを刺激するように高速水流を発生させているのか。どれ…
〜〜ッ！ﾊｰ…脆い足にはなかなか…良く効くな。
…うーん、こうなると眼精疲労に効く肩を刺激するものがほしい……！あるじゃないか、気が利いているね！よし、ゆっくりと……ﾝ……？なんだ、喉が勝手に震えｱｱｱｱｱｱ……変な感じだな。
でも、ククッ…！悪くない！
最後に水温が他よりも高い浴槽に入って上がるとするか……ｱｯﾂ⁉︎あっ……ッッ！！！…ﾌｰﾌｰﾌｰ……あぁぁぁぁ……ﾌｲｰｯ〜〜〜……。

トレーナー君、待たせたかい？やぁやぁすまないね、満喫してしまったよ。…ああ、体から湯気が出てるだろう？どうやら足の疲労回復にも少しは働いたらしい。…お、フルーツ牛乳を飲んでいるんだね。私の分はないのかい？

ｺｸｺｸｺｸｯ…ﾌﾟﾊｰｯ‼︎…ﾊｰ…連れてきてくれてありがとう。どうせ風呂が修復されるまで来るんだろう？明日も来ような、トレーナー君！

2二次元好きの匿名さん21/11/17(水) 23:47:52

サウナにも入れ

>>3

3二次元好きの匿名さん21/11/17(水) 23:49:48

>>2

じ、字数が…カットしてしまいました…申し訳ない…

>>4

4二次元好きの匿名さん21/11/17(水) 23:55:39

>>3

だったら今書け！！

タキオンとの実験でしなやかな細マッチョになったモルモット君の腹筋に一粒の汗が流れていく様をねっとり描写しながら書けと言ってるんだよ！！！！

それはそれとしてタキオンの声が震えるシーンは良かった！！！！！ありがとう！！！！！！

>>6

5二次元好きの匿名さん21/11/17(水) 23:56:35

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6二次元好きの匿名さん21/11/17(水) 23:56:50

>>4

は、はえー…

少々、お待ちを…

>>8

7二次元好きの匿名さん21/11/17(水) 23:56:53

めちゃくちゃ満喫してて笑う

8二次元好きの匿名さん21/11/17(水) 23:58:14

>>6

えっマジで書いてくれるの…

嬉しい…

9二次元好きの匿名さん21/11/18(木) 00:08:15

こういう緩いSSすき

10二次元好きの匿名さん21/11/18(木) 01:21:41

おまけ…です…

サウナか。高温下に身を置くだけで、代謝を促進させて老廃物を体外に排出することができるというが…ふむ、どうやらここでは水着着用で一緒に楽しめるようだねトレーナー君。実は私はサウナに入ったことがなくてね、君には経験があるかい？…おぉ、週に一度は必ず来ているのか。これは都合がいい！入る前と入った後の心拍、血行にどれほど影響が出るか測定して出したデータは、私の実験の進行の手がかりになってくれるかもしれない。早速入るとしよう。

シャワーを頭から浴び、くまなく洗い流してから一度タオルでゴシゴシと拭いて身を清める。タオルを3枚持って、一足早かったタキオンの背中と揺れる尻尾を追いかけた。

随分と丁寧に洗ってきたようだね。
…サウナでは一挙一動が後の満足度を決める？そ、そうか…なんだか実験と同じだね。準備が整っていないと正確なデータは取れない点では。
よし、入るぞトレーナー君！

11二次元好きの匿名さん21/11/18(木) 01:23:12

扉を開けると心地の良い熱気が己の体を掴んでくる。83℃の、無人で、木製の小部屋だ。タオルに隣り合うように座り、肩をコキコキと回す。タキオンの方は尻尾を自分の手で持って火傷しないように位置を固定していた。

ﾌｲｰ…ｱﾂｲﾈ-……なに、低い方だって？いつもはもっと高めの温度設定…100℃だって！？そ、そうか…なるほど、これは温度を変化させて体に起こる影響の差異も調べないといけないな…。

そう単純な話でもないと思いつつ、ぽた、ぽた……と珠のような汗が、タキオンの額から零れ落ちるのをぼんやりと眺めた…。自分の方も、視界がぽつぽつと通り抜ける水滴で僅かに滲む。

上裸の肌…首からお腹にかけて何本もの線が走ってゆく……。実験、と称されて、通常のトレーナーではあり得ないほどの運動をタキオンにさせられたり、食事による身体への効果と称して様々なものを試した結果現れたシックスパックに汗が集中する。
テカテカと、ニスを塗ったかのような、浅黒い肌を…どうやらさっきから、タキオンにマジマジと見られていることに、今気がついた……。

ハッ！い、いや…その……私とのトレーニングは、なかなか君の体に多大なる変化を、あ、与えたようだねぇ…？……ｳﾝ､ｵﾄｺﾗｼｸﾃ…ｿﾉ……ｯ……

そっぽを向き、固定していたはずの尻尾はブンブンと宙を切り裂いている…。危ない、デリケートな尻尾が火傷したら困る。
指摘すると同時に尻尾を軽く摘み、怪我を防止した。

ﾆｬｷﾞｬｯ⁉︎ｱ…ｴ……?………ｯｯｯｯｯ〜〜〜！！！と、トレーナー君、私の尻尾を掴むのはや、やめてくれﾆｬｲｯ!……は、離せ！！！

すぐに尻尾から手を離し、タキオンの手に再び尻尾が収まるのを見て…汗ばみ火照りきった愛バの、わかりやすい感情の浮かんだ顔つきを見て少し飛び退いた。

………君も、私のように上を着ればよかったんだ…。そ、そうすれば…私だって君を…変に意識して、頭がぼんやりすることなんてなかったのだから……。

立ち上がって、自分で柄杓を用いてロウリュ、気まずさと恥ずかしさを紛らわすかのように激しくタオルを振ってアウフグースを行った。アロマの匂いが充満し、かえって鼓動が高鳴ってしまって、タキオンからの視線がジリジリと、熱気と粘度を帯び始めたような気がしてならない…。

12二次元好きの匿名さん21/11/18(木) 01:23:51

……ﾌｰ…ｽｰ……ｸｸｯ…!……ﾊｧ…ﾊｰｯ………
ﾄﾚｰﾅｰｸﾝ………フフ、呼んだみただけだよ……
ﾌ~~~ッ……。
……そ、その……少し、触ってみてもいいかな？せ、成人男性の…筋肉の感触は実験に役に立つ…？だろうし……。

判断力の鈍った頭で、訳のわからないことを言いながら、ぺたぺたと腹を触られる……瞳が爛々と輝き、飢えた捕食者のような形相で何度も何度も迫ってくるようだ…。

ﾊｧ……ｶﾀｲ､ﾅ……ｾﾞﾝｾﾞﾝﾁｶﾞｳ……ﾌｰｯ…ﾏﾀﾞ､ﾓｳｽｺｼ……

時計を見ると、そろそろ15分になるところだ。歪みきった笑顔を浮かべているが、間違いなく暑さで限界になったタキオンの体を支えつつ外に出て、水を桶で掬って自分とタキオンに思い切りかけてから二人で水風呂に静かに入った。

あ！？い！！！あう！！！！！ｱｯｱｯｱ……あ…？…ｯｩ………ﾝｰｯｯｯｯ！！！！
ハァ〜〜〜〜！！！！！

個人差はあるだろうが、18℃を一分程度…体の熱を汗と共に洗い流す。粘土をこねたような、言葉にならない声を上げてタキオンは体を水の中で伸ばしきっている……。

は…うーん……ちょ、私をどこに…連れていく気だ……？

刺激の連続でほぼ思考をしていないタキオンの体を両腕で持ち上げて外に通じるドアを開け、快適に外気浴のできるよう据え付けられた寝っ転がれる長椅子に愛バを寝かせた。

あー…あ、あ〜〜〜〜〜………。

隣の椅子に同様に寝転んで、二人で嗚咽を漏らした……。
頭の中にあった霧が嘘のように晴れていき、何もかもが見えるかのような全能感……所謂ところの整う感じを味わうことができた……

〜

はぁ……つ、疲れたような、疲れが吹き飛んだような…。
よくわからなかった。……だめだトレーナー君、私の顔を覗き込むんじゃない！！！……ﾊｽﾞｶｼｻﾃﾞｼﾆｿｳﾀﾞﾖ……で、でも、トレーナー君だって悪いからな！あんな…ッ……で、でも…また、一緒に来よう……な？
…ッ！！！あ！ああ！！！約束だよ！！！私の記憶力は悪くないんだから、嘘とは言わせないからな！！！