サーヴァント、セイヴァー　イエス・キリスト

1二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 18:10:08

「ボクを識り、ボクに救いを求め、ボクを喚んだ純善なる者よ。今こそ、その望みに応えようではないか」
「ああ、ここに顕れたる者の名はイエス、輝けるイエス。君と世界を救いしセイヴァーだよ」
「これよりボクは君の光となってその道を照らす救世の御旗となろう。悪を糾し、善なる者の為の正しき終末を共に迎えよう！」

2二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 18:12:08

「――――ふぅん」

「ボクがイエスではない？うーん、どういうことかな？ボクは特に騙っているつもりは無いんだけどね？」
「君が言うのは人の子であるナザレのイエス。対してボクは輝けるイエスでちょーっと違うんだよね」
「とはいえ、以前はナザレのイエスであったのは確かだ。更に前はブッダやザラスシュトラという名でもあったね」

「だけど、今のボクは物質としての肉ではなく、精神としてのエーテル体で存在しているのだからそっちで名乗るのが実際正しいでしょ？」
「ま、折角だしこっちの名も伝えよう。ボクはマーニー・ハイイェー……いや、マニカイオス・クラデシャーリヤズドだ」

真名昇天

サーヴァント、プリテンダー　マニカイオス・クラデシャーリヤズド

3二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 18:13:40

身長／体重：160cm/40kg
出典：史実、マニ教
地域：西アジア
属性：混沌・善・天
性別：無性
ステータス
筋力 D-
耐久 C
俊敏 E-
魔力 B+
幸運 E
宝具 EX

【クラス別スキル】

・カリスマ：A+
国や軍団を指揮する天性の才能。『カリスマ』は稀有な才能で、一国の王でさえBランクで十分と言われている。
A+ランクは既に魔力・呪いの類である。古代世界において世界宗教の地位に位置した宗教開祖であることに由来する。

・対英雄：D
英雄を相手にした際に、そのパラメータを全てダウンさせる。正当な英雄である程、効果は強まっていく。

・道具作成（書・絵画）：EX
魔力を帯びた器具を作成可能。正しく教えを伝導し人心に強く働きかける書物や絵画の作成ができる。
西アジアにおいて「画聖マニに次ぐ」というのは画家にとっては最上の称賛であった。
反面、書物においては他の教えからパク…リスペクトも多く既視感を覚えることがある。

4二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 18:14:18

【固有スキル】

・天に輝くイエス：EX
天より降りてその身に宿りし神聖なる精神。対粛清防御と呼ばれる『世界を守る証』。
主より闇を祓う為に創造され、遍く救世主達の精神となった光輝の力。彼あるいは彼女の本体。

・預言者の印璽：-
神の言葉を預かり人々に伝え聞かせる者。その最後の預言者の証。
現在は正当な最期の預言者は別の者に認定されている為、その在り方は認められていない。
Aランク相当の啓示のスキルとしての機能も有している。

・芸術審美：A+++
芸術品・美術品への執着心。芸能面の逸話を持つ宝具を目にした場合、低い確率で真名を看破できる。
預言者としては珍しく自ら絵を描き書を記し、後世において画聖と呼び讃えられたマニカイオスは高い審美眼を持つ。
曰く、芸術とは主の創造にも匹敵する神聖な行いにして偉業であるという。

・洗礼詠唱（摩尼教）：A+
人類最大の信仰に基づく魔術基盤を利用し、マニ教流に形式を変化させた魔術。光を汚す闇を祓う術。

5二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 18:15:01

【宝具】
『七聖典（マールマニ・サームズ）』
ランク：-
種別：-
最大補足：-
レンジ：-
マニカイオスが書き記した主要な7冊の聖典。世界の歴史と人類の福音の集積。
第一の書-大福音書（エウアゲリオン）
第二の書-命の宝書（シソーラス）
第三の書-伝説の書（プラグマティア）
第四の書-奥義の書（ムスタリオン）
第五の書-巨人の書（カラシャー）
第六の書-正書簡集（エピストラウエ）
第七の書-讃歌祈祷（アフリーン）

『ただ一つの世界詩篇（アールダハング・フラショギルド/ニルヴァーナ）』
ランク：EX
種別：対界
最大補足：レンジ内全て
マニカイオスが描き記した宇宙図。七聖典と組み合わせて真名解放することでマニ教における宇宙論が展開される。
マニ教では天は十に世界が割れ北方の頂点に光の王国が君臨し、大地は八つに割れ南方の底には闇の王国が位置する世界観を有する。
真名解放によって世界の創生から終末が描かれ、その世界の終末にて輝くイエス（クラデシャーリヤズド）は最後の審判を行う。
審判にて善と定められた者は昇天し、悪と定められた者は世界と共にミフルヤズドの太陽戦車から放たれる清き炎熱の滅びを受ける。

6二次元好きの匿名さん23/03/11(土) 18:16:06

【解説】
マニ教開祖マーニー・ハイイェー。本名はキルバク・カル。
マニカイオスはマーニー・ハイイェーのコプト語読み。クラデシャーリヤズドは叡智世界の神の意味でゾロアスター教界隈向けの輝くイエス。
メソポタミア地方マルディーヌー村出身。父はパルティア貴族のパティーク、母はパルティア王族カムサラガーン家のマルヤム。
ユダヤキリスト系のグノーシス主義集団エルサカイ教団に父が入信し、4歳の頃に父に連れられ青春時代を同教団で過ごす。
マニは12歳と24歳の時に天界の双生児の導きの元に神の啓示を受け自身の使命に目覚める。
これを契機に親友アブザクヤーとシメオン、父のパティークと共に教団を脱退し新しい教えを伝導する旅に出る。
伝導において時のペルシア皇帝シャープール1世から布教の許しを受け、ペルシア国内は勿論、インドや中央アジア、ローマと広い地域に布教行っていく。
その最期はシャープール1世の没後に権力を握ったゾロアスター教大神官キルデールと皇帝ヴァフラーム1世による処刑であった。
磔刑に処されたというこの死を西方では殉教として伝えられ、東方では涅槃に入ったと伝えられた。
最終的にマニ教は東は中国、西はスペイン・フランスと幅広く信仰を集め古代世界の世界宗教の地位に位置した。
またウイグル帝国では国教として認められ、その滅亡まで信仰されたという。

好きなもの：キュウリ、メロン、ブドウ
嫌いなもの：肉、農作業
趣味：芸術
性格：良く言えばロマンチスト、悪く言えば中二病